フットボール・クレイジー
football crazy
silverboy club
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2012年09月30日 23:30
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【ブンデスリーガ第6節】BVB×グラードバッハ
■2012年9月29日(土) 18:30キックオフ
■Signal-Iduna-Park
イングリッシュ・ウィークの水曜日に試合があったばかりで、何となく日曜日の試合のような気がしていたが、土曜日の夜開催で、日本時間的には日曜日の朝起きてみると実は試合が終わっていた。
今季まだリーグ戦で1勝しかできていないグラードバッハはアウェイでBVBと対戦。前節退場となり出場停止のシュトランツルに代わってブラウアースが、またケガのデ・ヨングに代わってデ・カマルゴが先発した。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ ブラウアース ドミンゲス デムス
ヘアマン ノードファイト シャカ アランゴ
ハンケ デ・カマルゴ
試合は序盤から双方が積極的に前に出る展開となった。グラードバッハは攻守の切り替えを素早くしてBVBの巧みな攻撃に対抗。21分にはハンケがミドルを狙うが敵GKにパンチングでセーブされる。
BVBはグラードバッハの守備を攻略しあぐねていたが、35分、敵MFにドリブルでの独走を許し、最後はテア・シュテゲンの股を抜かれて先制点を許す。さらに40分、敵DFにヘディングで決められ0-2とリードを広げられる。昨季のマイスターを相手に2点のビハインドを背負って前半を終えた。
後半もBVBのペース。テンポの速いコンビネーション・フットボールに押し込まれる時間が続く。62分にはハンケに代えてフルゴタを投入するが流れは変わらず。逆に70分、敵MFにドリブルで持ち込まれて失点し0-3に。75分にはヘアマンに代えてリングを投入して反撃を試みたが、77分、テア・シュテゲンが背中を傷めてハイメロートと交代を余儀なくされる。
すると79分、右サイドからクロスを入れられ、これを流し込まれて0-4。さらに85分にも失点し結局0-5で完敗を喫した。
グラードバッハは6試合で1勝2敗3分、勝ち点6で暫定13位。1試合あたりの勝ち点が1というのは残留争いのレベル。この辺で勝たないとどんどん足場が悪くなるし、そうなるとサッカー以外の雑音が大きくなって集中できなくなってしまう。
木曜日にヨーロッパ・リーグのフェネルバチェ・イスタンブールとの試合があるが、シーズン序盤戦の踏ん張りどころとしてこの1週間は重要。ケガ人も出てターン・オーバーも難しくなっているが、ここをどう切り抜けるか、ファヴレ監督の手腕が問われていると言っていいだろう。
センターラインが入れ替わったとはいえ相応の補強はしており、言い訳にはならないはずだ。残留争いの中で毎週星勘定をしながら過ごすのは勘弁して欲しい。ていうかテア・シュテゲンが心配すぎる…。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「0-5はいささかけたたましい結果だ。入りは悪くなかったのだが。しかし0-1にされて我々は守備を忘れてしまった部分があったし、守備と攻撃の連係がうまく行かなくなってしまった。我々は愚かなミスをして、あまりに易々と失点してしまった。我々はボールを失いカウンターで走らされたが、ドルトムントでこのようなサッカーをしていてはいけない。0-1と同じように0-3の局面でもその前に我々の大きなミスがあった。リトリートがしっかりできず、そこに差が出てしまった。ここで負けたことは受け入れることができるが、ボールを失った後の簡単なミスは受け入れることが難しい」
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2012年09月29日 23:14
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【Jリーグ第27節】FC東京×磐田
■2012年9月29日(土) 14:00キックオフ
■味の素スタジアム
2週続けてのホームゲーム。9月に入りようやくデーゲームのシーズンになったが、今日は昨日までとは違ってかなり日射しが強くスタジアムへ向かう道では結構汗だく。Tシャツ1枚で十分の好天となってしまった。
東京は前節移籍後初ゴールを決めたエジミウソンを先発起用した他、左SBには丸山に代えて椋原が先発。またケガから復帰したチャンがベンチ入りした。
権田
徳永 高橋 森重 椋原
米本 長谷川
石川 梶山 ルーカス
エジミウソン
東京は前節同様キックオフから積極的にパスをつないで前に出ようとするが、磐田がしっかり前からプレスをはめてきたために余裕を持ってボールを回せない。バタバタした危なっかしいシーンが続く。ツータッチ以内の速いテンポでパスを回し、食いついてくる敵をいなしながら消耗させるという目論見がなかなか機能しないのは判断の遅れのせいか。
すると9分、左サイドに開いた敵MFにボールを付けられ、ここから逆サイドに大きなクロスを許す。DFがみんな敵FWを警戒して絞った後ろ、ファーサイドに走り込んだ敵MFを完全にフリーにしてしまいヘディング・シュートを放たれる。これが決まり0-1。東京は早い時間帯に先制を許してしまう。
その後も東京は磐田の積極的なプレスに遭って中盤でボールを持てず、サイドに展開してもそこからの攻め手が見つからず、なかなかシュートも放てない状態が続く。26分、ようやく石川のCKに高橋が頭で合わせるがボールはポストをヒット。余裕のない状態でのプレーが続き、ボールを持っても敵陣まで効果的に攻め込むことができない。
前半終了間際にもルーカスがCKに頭で合わせるが敵GKがセーブ。結局、これといって見せ場を作れないまま1点のビハインドを背負って前半を終えた。
ポポヴィッチ監督は後半から米本に代えてヴチチェヴィッチを投入。ヴチチェヴィッチが右SHに入り、石川が左にスライド、梶山がボランチに落ちて、ルーカスとエジミウソンのツー・トップになったように見えた。
すると前線のヴチチェヴィッチ、エジミウソン、ルーカスがボールを収められるようになり、そこを起点に敵ゴールに向かって動けるようになって見違えるように攻撃が流動化する。54分、スルーパスを受けて左前線に抜け出した石川がクロス、ヴチチェヴィッチがシュートを放つ。これは敵GKがセーブするが、こぼれ球にエジミウソンが詰めて押し込み、2試合連続のゴールで1-1と同点に追いつく。後半の早い時間に追いついたのは大きかった。
直後の57分、左サイドから速いクロスを入れられ、中央で敵FWがヘディング。ボールは東京のゴールに突き刺さり思わず天を仰いだがオフサイドの判定で九死に一生を得る。現場では何がどうオフサイドだったのかさっぱり分からなかったが、家に帰ってダイジェストで見ると確かに敵FWが先に裏に抜けようとしている。このオフサイドを取ってくれて本当に助かった。
60分、石川が左サイドを突破、ドリブルで切れ込み、角度の厳しいところからシュートを放つがバーをヒット。
62分、梶山に代えてチャンを投入。チャンはCBに入り、高橋がボランチに上がる。ルーカス、エジミウソンのポストとヴチチェヴィッチの仕掛けをアクセントに攻撃を展開し、流れは東京に傾く。磐田のラインも下がり気味になり、中盤が空いてオープンな攻撃の応酬になってくる。ボールが自陣と敵陣を忙しく行ったり来たりする。
80分、エジミウソンを下げて渡邉を投入。すると85分、長谷川からのパスを右サイドで受けた渡邉が巧みなトラップで敵DFラインの裏に抜け出す。ここから中央に折り返したクロスに後ろから走り込んだヴチチェヴィッチが合わせ、ボールはそのままゴールに。東京が逆転に成功する。
アディショナル・タイムは5分あり、FKを与えるなどピンチもあったがしのぎきり、東京が貴重な勝ち点3を得た。
この試合、前半はしっかりと東京対策のポイントを押さえて来た磐田に対して主導権を握れず、散漫な攻撃に終始したが、後半からはある程度割り切って前線のルーカス、エジミウソンに当てるスタイルが奏功した。ヴチチェヴィッチの積極的な仕掛けは、失敗も少なくないものの、攻撃に勢いとテンポを生み攻撃の大きなアクセントになっていた。
後半は磐田のラインが次第に下がり始めてオープンな展開になったこともあって、東京もロング・ボールを多用した。そのボールがルーカス、エジミウソンに高い確率でおさまっていたことを考えれば、一か八かの単純な縦ポンではなく、東京流のパワー・プレーだということもできるだろう。
今日のような試合を打開する選択肢としてはこういう割り切りもあっていいと思うが、正直、これをやりたくてシーズン当初から苦労してきた訳ではないだろう。勝ち点3が必要な試合で、いったん手放した流れを選手交代で引き寄せ逆転したという点では、その修正力や監督の采配は高く評価すべきだろうが、決して本来のパス・サッカーが機能して勝ったという訳ではないことは指摘しておかなければならない。
とはいえ、得点はいずれも流れの中でしっかりパスをつないで敵を崩した結果。スリー・バックといい、今日の東京流パワー・プレーといい、派生的なバリエーションが目指すものの幅を広げているのならそれはそれで構わないのだが。
これで4位との勝ち点差は2に縮小。順位も8位に上がった。しかし、今季の目標はあくまでACL圏の3位であり、そことの勝ち点差は8。残り試合が7つということを考えればかなり厳しい目標ではあるが、とにかく目の前の試合をひとつひとつ勝って勝ち点を積み上げる以外にできることはない。
採点(
採点の見方
):
権田(3.5) 失点はやむなしか。その後は確実なセーブで逆転に貢献した。
徳永(3.5) 特に後半は効果的な攻め上がりあり。椋原とのバランスも考えた。
高橋(3.5) ボランチに上がってからの方が本領を発揮できたか。
森重(3.5) 前半はパスミスが多かったように思えたが…。
椋原(4.5) サイドでボールを受けてもワンタッチで決定的なところに出せず。
米本(4) 中盤でボールを持てずパスの選択も今ひとつだった。
長谷川(3.5) 後半になって中盤でボールを持てるようになった。
石川(3) ゴールは決まらなかったがスピードに乗って敵の守備を切り裂いた。
梶山(4) ボランチに落ちてからようやくボールを散らせたが精度を欠いた。
ルーカス(2.5) どんなボールでも収めて捌く。運動量に脱帽。
エジミウソン(3) ゴールも素晴らしいが、真面目にボールを収めてくれた。
===
ヴチチェヴィッチ(3) プレーにクセはあるが前に向かう姿勢がいい。
チャン(3.5) 久しぶりの出場だったが無難にタスクを完了。
渡邉(-) 時間は短かったが決定的なアシスト。守備の意識もよかった。
ここからはアウェイ戦が続く。どれか見に行こうかな…。
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FC東京
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J1リーグ戦
2012年09月28日 00:04
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【ブンデスリーガ第5節】グラードバッハ×HSV
■2012年9月26日(水) 20:00キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
今週はイングリッシュ・ウィーク。グラードバッハはHSVをホームに迎えたが、当然のようにスカパー中継はなく、そもそも起きて見ていられる時間帯でもなく、結果だけをチェックすることになった。
ファヴレ監督はブラウアースに代えてドミンゲスを、ツィガーツィに代えてハンケを先発させたがその他は日曜日のレバークーゼン戦と同じ布陣。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ シュトランツル ドミンゲス デムス
ヘアマン ノードファイト シャカ アランゴ
ハンケ デ・ヨング
ともに神経質な立ち上がりとなるが、11分のシュートをきっかけに、HSVが主導権を握る。グラードバッハの無用なボール・ロストもあってボールを支配するHSVは23分、GKからのフィードをつないで最後はFWがシュート。これを決められ0-1と先制を許す。
グラードバッハは反撃に出ようとするが敵に中盤でつぶされ攻撃がつながらない。しかし39分、ノードファイトのCKにシュトランツルが頭で合わせゴール。試合は1-1と振り出しに戻る。
だが、前半終了間際の45分、左から上げられたクロス(日本のテレビ・アナウンサーなら「柔らかいボール」とでも言うところか)にファーで合わされ再び失点。1-2と突き放されて前半を終えた。
後半に入って55分、自陣ペナルティ・エリア内で敵と競ったシュトランツルが敵を倒してしまい退場となる。当然PKとなったが、敵FWはこれをポストに当ててゴールならず。まだつきはあるらしい。日曜日にも似たようなシーンがあったようにも思う。
記録によればグラードバッハは今ひとつだったデ・ヨングを諦め58分にツィガーツィを、61分にはケガをしたヘアマンに代えてフルゴタを起用したようだが、いったい退場したシュトランツルのあとはどうやって埋めたのか。なぞだ。
HSVは数的優位を生かして試合を決めに来るが、攻めきれず。77分、ファヴレ監督はヤンチュケを下げてデ・カマルゴを投入。このときグラードバッハの最終ラインはどうなっていたのか。もはや想像もつかない。
その後もHSVが試合を決められないでいると、アディショナル・タイム、アランゴのFKにドミンゲスが頭で合わせゴール。2-2の同点となり試合終了。グラードバッハは途中から一人少なくなり、押し込まれながらも、セット・プレーからDFの2得点でHSVに追いつき、内容以上の結果で勝ち点1を得た。
なかなか調子が出ないが、この時期を何とか中位で乗り切ることが必要。コマは揃っており、今は生みの苦しみの最中だと考えるべきだろう。焦れることなく見守りたいところだが…。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「勝ち点1を得られたのは我々にとってラッキーなことだった。しかしチームは一人少なくなっても自分たちを信じていた。彼らはよく走り、よく戦った。しかし、プレーの質がよくなかったことは分かるだろう。最初はいい戦いをしていたが、0-1とされて難しい試合になってしまった。HSVはボールを支配し、我々はまたしてもボールを失いすぎ、また技術的なミスも多かった。試合をコントロールできないと難しくなってしまう。その後はボールの後ろを追いかけるだけになり、守るばかりで無用のミスも出た。それを考えれば2-2は悪くないと思う」
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2012年09月25日 23:59
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【ブンデスリーガ第4節】レバークーゼン×グラードバッハ
■2012年9月23日(日) 15:30キックオフ
■BayArena
大津が移籍してしまったのでスカパー中継なし。やむなく動画サイトをいくつか渉猟したが満足に動くところはなく、仕方なくウェブ・ラジオで経過を追った。ハーフ・タイムごろにツイッターで生きているサイトを教えてもらい後半しばらくはそれを見ていたが、最後にはこのサイトも固まってしまい、またラジオに。不自由だ。
木曜日にヨーロッパ・リーグの試合があったグラードバッハは日曜日開催。今後しばらくはこのパターンが増えるのだろう。ファヴレ監督はターン・オーバーということか、週央の試合からはかなりメンバーを動かしてきた。シュトランツル、デムス、シャカ、アランゴ、デ・ヨングが先発に復帰、ドミンゲス、ヴェント、リングとハンケがベンチ、フルゴタは休みとなった。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ シュトランツル ブラウアース デムス
ツィガーツィ ノードファイト
ヘアマン シャカ アランゴ
デ・ヨング
試合はいきなり動いた。3分、アランゴからのロング・フィードを受けたヘアマンが絶妙なタイミングのループで敵GKの頭を越えゴール。グラードバッハが敵地でいきなりリードを奪う。しかし、12分、中央を抜け出されて失点。試合は1-1と振り出しに戻ってしまう。
ここから流れはレバークーゼンに。素早いコンビネーションから押し込まれ、グラードバッハはボールを奪っても敵陣に運ぶ前に失う繰り返し。敵の分厚い攻撃の前に守勢に回り、テア・シュテゲンがいなければ早々に逆転を許していてもおかしくなかった。結局チャンスらしいチャンスを作ることもなく1-1のまま前半を終える。
後半に入っても流れは変わらず、レバークーゼンの攻撃に耐える時間が続く。66分、ファヴレ監督はデ・ヨングとツィガーツィを下げてデ・カマルゴとハンケを投入、勝ち越しを狙いに行くが状況は改善せず。それどころか70分、エリア内に攻め込まれ、敵と競りに行ったブラウアースのひじにボールが当たったのをハンドと判定されPKを与えてしまう。
しかし、レバークーゼンはこれをポストに当てて得点できず。テア・シュテゲンは逆に飛んでいたので冷静に流し込まれれば1点だったがラッキーだった。なんかこれを見てレバークーゼンに点を取られる気がしなくなった。
82分、ヘアマンに代えてルップを投入。しかし結局得点することはできず、1-1の引き分けとなった。
内容的にはレバークーゼンに押し込まれ、自陣で耐える時間の長い試合だったが我慢強く守り切って敵地で勝ち点1を得た。kickerによるこの試合のマン・オブ・ザ・マッチがテア・シュテゲンであったことがこの試合をよく物語っているだろう。
グラードバッハはここまで1勝1敗2分の勝ち点5で9位。まだまだシーズンは始まったばかりだが、決して順調な滑り出しとは言えない。新戦力をチームに統合しきれていない印象を受けるが、あまりにエンジンのかかりが遅いと雑音が増えてきてしまう。この辺でひとつ気持ちよく勝っておきたいところだ。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「この勝ち点は納得のできるものだ。レバークーゼンはいい試合の入り方をした。ボールを奪うと素早く切り替え、常に危険な攻撃を仕掛けてきた。我々もスタートは悪くなかったが1-1にされたのが早すぎた。こうした状況の中でたくさんのミスをしすぎた。その後は前を向いてプレーしようと試みたが、穴を見つけることができなかった。それでも我々はしっかり戦ったしよく走った。もちろん、PKの失敗には少なからず運もあったがそれもサッカーの一部。この後の何週間かにはやるべきことがさらにたくさんある。内容を向上させなければならないし、攻めているときに今のように簡単にボールを奪われることのないようにしなければならない」
今週はイングリッシュ・ウィークで水曜日にHSVとのリーグ戦がある。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2012年09月22日 23:40
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【Jリーグ第26節】FC東京×川崎
■2012年9月22日(土) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム
ホームでの多摩川クラシコ。正直、相手が川崎だからどうというのは僕としてはあまりなく、東京ダービーや金町ダービー、あるいは浦和とやる時の方がボルテージは上がるのだが、まあ、せっかくクラブが力を入れて集客を図り、Jリーグを盛り上げようと頑張っているのだから乗ってみるのも悪くはないだろう。クラシコを意識することで試合のクオリティが上がったり動員が増えるならそれに越したことはない訳だし。
急に涼しくなった土曜日、もはやTシャツ一丁は厳しいくらいの気温。新宿で弁当を買って6時ごろ味スタに着いたが、いつものバックスタンド上層は既にかなり埋まっており、最上段に近いところにようやく席を確保した。最終的には35,000人弱の動員で、目標の4万人には届かなかったもののいい雰囲気だったと思う。いつもこれくらい入るようになりたいものである。
東京は羽生が先発に復帰。またエジミウソンがベンチ入り。メンバーが戻りつつありシーズン終盤に向けて競争が激化するのは歓迎すべきだろう。
権田
徳永 高橋 森重 丸山
米本 長谷川
石川 梶山 羽生
ルーカス
試合は立ち上がりから東京ペース。東京はボールを支配し自陣でのパス回しから果敢にくさびを当て、小気味良いボールの出し入れからスピードアップして一気に敵ゴールに迫る攻撃を繰り返す。奪われたボールには前めからしっかりとプレッシャーをかけ、中盤で絡め取っては次に攻撃につなげる連動ができており、ここ数試合で指摘されていた立ち上がりの悪さを意識してかいいペースで試合に入れた。
14分には敵MFに裏を取られ決定的なシュートを放たれるが(枠外)、前半の川崎のシュートはこれ一本であり、他に危険を感じるシーンは皆無。中盤を制圧してチャンスすら作らせなかったと言っていい。
東京は押し込みながらも序盤はシュートがなかったが、21分、梶山のミドルを放った(GKがセーブ)のを狼煙に、ルーカス、梶山、石川らがシュートを放つが、わずかに枠を外れたり敵GKの好セーブに遭って得点できない。前半のうちに得点できなかったことが後々大きく響くことになる。結局シュート数9-1と川崎を圧倒したものスコアレスで前半を終える。僕としては今期のベスト・マッチだったホーム浦和戦を思わせるほぼ完璧な前半だったと思う。得点できなかったことを除けば。
だが、こういう試合は後半からガラッと流れが変わったりする。特に敵の監督がこの流れのまま漫然と後半に入るとは思えないし、一方東京は押し込んだ前半の気分のまま押せ押せで集中を欠く可能性がある。そこ、気をつけないとな〜、と思っていた後半開始早々、中盤でのうかつなボールロストから左サイドを破られ、森重、丸山のチャレンジをかわされてシュートを放たれる。
権田がボールに触って軌道を変えたがゴールを防ぐことはできず失点。前半の流れからするともったいない、またそれだけに重い先制点を許すことになった。0-1。
ここからしばらくは川崎の時間帯に。8分、奪われたボールにチャレンジした森重がファウルを取られFKを与える。このFKに頭で合わされ、ループ気味に浮いたボールはそのまま東京ゴールへ。権田の反応も一瞬遅れたように見えた。これで0-2と2点のビハインドを背負い苦しい展開となる。
前に出るしかなくなった東京は、63分、足がつった米本を下げてヴチチェヴィッチを投入。ヴチチェヴィッチはトップ下に入り梶山がボランチに落ちる。さらに67分には丸山に代えて田邉を起用、スリー・バックにしたかとも思ったが、田邉はそのまま左SBに入ったようだ。
2点のリードを奪った川崎は引き気味になり自陣で待ち構えてカウンターを狙う。川崎が守りに入ったこともあり東京が再びボールを支配し、立て続けにシュートを放つが70分のルーカスのシュートはバーをヒット。73分にもルーカスが長谷川のクロスに頭で合わせるが枠外に。
74分、羽生を下げてエジミウソンを投入。もはや布陣はよく分からない。おそらくルーカスとエジミウソンがツートップになり、ヴチチェヴィッチが左に張る格好になったと思う。
終盤はオープンな展開になり、攻め急ぐ東京と時間を使おうとする川崎が、おもに川崎陣内で激しいつばぜり合いを演じる。すると88分、敵の自陣でのパスをヴチチェヴィッチがカット、パスを受けたエジミウソンが東京での初ゴールを決めて1点を返す。
アディショナル・タイムは5分。東京は同点を狙いに行くが、焦りも出たか攻撃は次第に大味になりらしくない放り込みも増えて決定的なチャンスは作れず。結局最後までゴールは遠く、1-2で悔しい敗戦を喫した。
前半は素晴らしい試合を見せたが敵GKの好守もあって得点できず、後半立ち上がりに集中を欠いて先制点、追加点を許し、その後はリスクを取って前がかりに攻めたが反撃は1点止まりとなって敵を崩しきれなかった。
内容的には最後まで意図の感じられるサッカーでシュート数は17-6、ポゼッションは59:41と東京のゲーム。それだけに後半の入りがあまりに軽かったのが悔やまれる。言ってしまえばやられたのはその10分だけであり、そのちょっとした隙に高い代価を支払わされた試合だったと言うことができるだろう。
失点はいずれもミスが絡んでおりしっかり検証、反省して欲しいが、下を向くような内容の試合ではない。結果が出なかったので悔しく、残念ではあるが、チャンスは作れてシュートも放っている。エジミウソンの東京での初ゴールも大きい。僕としては評価すべき試合だったと思っている。ポポヴィッチ監督のコメントも、あながち根拠のない強がりとも思えない。
とはいえ、シーズンのこの時期にホームでのこの1敗が痛いことには変わりはない。前節の引き分けの価値も今日の負けで大きく損なわれてしまった。3位との勝ち点差は8と変わらないが、残り試合が一つ減ったことを考えるとACLは大きく遠のいたと言うほかない。順位も再び10位に下がり、1試合あたりの勝ち点は1.42に。
次節はホーム磐田戦だが、そのあとはアウェイが2戦続くことになっており、次の試合がACLに向けてのラスト・チャンスかもしれない。このサッカーを続けて勝ちたい。
採点(
採点の見方
):
権田(4) 仕事が少なかった。彼のせいではないが2失点は残念。
徳永(3.5) 石川とのコンビも絶妙。サッカー偏差値の高さを見せた。
森重(3.5) 失点シーンだけが残念。それ以外は敵に仕事させず。
高橋(3.5) CBでもしっかりしたボール捌き。レベルアップ著しい。
丸山(4) サイドでの起点としての気の利き方は椋原以上。
米本(4) 果敢に戦ったが失点に関与。だが下を向く必要はない。
長谷川(4) 中盤でのコントロールは悪くなかったが…。
石川(3) スピードに乗って右サイドを制圧。得点が欲しかった。
梶山(3.5) 質の高い動きを見せたが決定的な働きが足りず。
羽生(3.5) いて欲しいところにいてくれる羽生の復活に感涙。
ルーカス(3) 6本のシュートを放つが得点できず。
===
ヴチチェヴィッチ(4) 大雑把なプレーも散見され質が安定せず。
田邉(4) 持ち味の片鱗は見せたが起爆剤にはなれなかった。
エジミウソン(3) この得点で楽になれば次からが楽しみ。
星勘定的には痛すぎるほど痛い負けだが、過剰にネガる必要はない。次戦の勝利をしっかり目指そう。
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FC東京
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J1リーグ戦
2012年09月22日 13:11
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【UEL第1節】AELリマソル×グラードバッハ
■2012年9月20日(木) 19:00キックオフ
■GSP-Stadion
グラードバッハのヨーロッパ・リーグ初戦だが、日本時間では金曜日の早朝、大津がいない今、テレビ中継もなく結果のみの確認となった。
対戦相手はキプロス・リーグの優勝チームAELリマソルというクラブらしい。世界は広い。グラードバッハはいくつかのポジションでターン・オーバーを実施した。デムス、アランゴ、デ・ヨングはキプロス遠征に帯同せず、シュトランツルとシャカも先発から外れた。布陣は以下の通り。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ ブラウアース ドミンゲス ヴェント
ノードファイト ツィガーツィ
ヘアマン リング フルゴタ
ハンケ
グラードバッハは立ち上がりから攻勢をかける。5分にはハンケのシュートがポストをヒットするなどチャンスを作るが得点には至らず。その後はリマソルが少しずつ盛り返し24分には敵FWがテア・シュテゲンと一対一になるがセーブ。リマソルが主導権を握るがグラードバッハの集中した守備もあり、スコアレスのままで前半を終了。
グラードバッハは後半からフルゴタに代わりシャカを投入。しかしその後もリマソルに攻められ、ゲームをコントロールできない。60分、ヘアマンのクロスにシャカが頭で合わせるが敵GKがセーブ。
試合はオープンになり両方がチャンスを作るが得点できず。79分、リングに代えてルップを、82分にはハンケに代えてデ・カマルゴを投入するが、最後の決め手を欠きスコアレスのまま試合は終盤に。
アディショナル・タイムに、敵のハンドによりグラードバッハはPKを得る。しかしヴェントのシュートはバーに当たって真下に跳ねてしまいノー・ゴール。直後に試合終了となり、グラードバッハは惜しい試合をスコアレスドローで終えた。
アウェイでの勝ち点1は悪くはないが、最後のPKが惜しまれる。この勝ち点1が生きるかどうかはこの後の戦い次第。せめてアランゴを連れて行ってサブで座らせているだけでもかなり違ったのではないか。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「ここで戦うのは決して簡単なことではない。リマソルはとてもコンパクトでとてもアクティヴだった。最終的にこの結果は、PKがあっただけに我々にとっては残念だ。序盤にはいいチャンスもあったが、最後のパスに正確さを欠いた。その他にもボールをトラップするのに時間をかけすぎた。我々がヨーロッパ・リーグで次に進みたいのであれば、ここではしっかり勝たなければならなかった。勝利は私から総合的に見ても妥当だったので腹立たしい。チャンスのシーンだけを見るならば、我々は勝ち点2を失ったと言わねばならない」
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Borussia M'Gladbach
2012年09月17日 10:00
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【ブンデスリーガ第3節】グラードバッハ×ニュルンベルク
■2012年9月15日(土) 15:30キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
大津が移籍したため、これからはスカパーでの中継が減ることが予想され、貴重な生中継の試合。代表選をはさんで2週間ぶりのリーグ戦だがメンバーは前節と同じ。そういえば東京の高橋に興味を持っているという報道もあったようだが。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ シュトランツル ドミンゲス デムス
ノードファイト シャカ
ヘアマン ツィガーツィ アランゴ
デ・ヨング
グラードバッハはボールを支配し主導権を握ろうとするが、割り切ってブロックを形成するニュルンベルクを相手に出しどころを見つけられず、最終ラインとボランチでボールを回す間にカットされてショート・カウンターを食らう展開となる。
17分、自陣右寄りで敵にFKを与えると、これがそのままゴールに向かって伸びてくる。敵の選手がこれに触れたことになっているが、ボールはほぼそのままネット・イン。先制を許す。さらに25分、今度は左CKに中央でヘディングで合わされ再び失点。0-2とリードを広げられる。
ボールは支配しながらも思うように攻撃できず、セット・プレーから2失点したグラードバッハだったが、2点をリードしたニュルンベルクが慎重になり少しずつボールを動かせるようになる。
グラードバッハはヘアマンの右サイドの突破からチャンスを作る。デ・ヨングが中央で合わす形を何度か試みる。前半終了間際の45分、ヘアマンが右サイドから切れ込んで中央へラストパス。これをデ・ヨングが流し込んで1-2と前半のうちに1点を返す。
後半に入り53分、ヘアマンが今度は左サイドからエリア内に侵入、戻したパスを受けたシャカがしっかりと抑えたシュートを放ちゴール。試合は2-2の同点に。これで試合の流れは完全にグラードバッハに傾いたかに見えた。
しかし直後の55分、敵MFにゴール前で突破を許し失点。2-3と再びリードを許す。グラードバッハは68分にノードファイトに代えてハンケ、76分にはヘアマンに代えてリング、さらには79分ツィガーツィに代えてフルゴタを投入し、引いて守るニュルンベルク相手にほぼ敵陣内で分厚い攻撃を仕掛けるが得点できず。
いつ得点が入ってもおかしくない状況に見え、終盤にはデ・ヨングのサイド・ボレーなどもあったがポストに嫌われて結局最後までビハインドを返せず。結局2-3のまま今季リーグ戦初めての敗戦を喫した。
ニュルンベルクの集中した守備とセットプレー、個人技にやられた試合だったが、この試合ではデ・ヨングが初得点の他、何度も惜しいシュートを放ち、シャカも得点するなど新戦力がフィットしつつあることが窺えた。シーズンのこの段階では悲観すべき内容ではなく、新しいコンビネーションが形成される過渡期のゲームだったと言っていい。
逆にアランゴが控えめなプレーに終始したのはちょっと気になったが、まあ、アランゴしかいなかった今季序盤を考えれば、他の選手の存在感が見え始めたという意味でこんなものなのかもしれない。ヘアマンはよかったし、デ・ヨングが気の利いたシュートを連発し、高いポテンシャルを感じさせてくれたのが収穫だった。
グラードバッハは木曜日にヨーロッパ・リーグのグループ・リーグ初戦をキプロスのリマソルと戦う。そして日曜日にはリーグ戦でレヴァークーゼンと。厳しい日程が続くが、これがヨーロッパに出て行くということの意味に他ならないのだから、しっかり戦って結果を残してほしい。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「我々は無用のファウルをしてセットプレーから2点を与えてしまった。我々はしばしば局面で数的優位を作れず、アレクサンダー・エスヴァインとロベルト・マクに一対一で対応してしまった。どちらも守るのが難しい選手。しかし、それから我々はしっかりと反応し試合を作った。2-3にされてしまったのも無用な失点だった。中盤でポジショニングのミスがあった。この試合は私にとっては驚くべきことではない。我々にはまだまだやるべきことがある。敗戦は残念だがこういうことは起こり得るものだ」
ところで、この第3節の試合はすべて選手が胸に「GEH DEINEN WEG(君の道を行け)」とスポンサーのロゴの代わりに貼り付けていたが、これはどうも移民への機会均等を謳う
基金への協力
として行われたものらしい。
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ブンデスリーガ
2012年09月15日 22:28
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【Jリーグ第25節】清水×FC東京
■2012年9月15日(土) 19:00キックオフ
■アウトソーシングスタジアム日本平
三連休の初日。首都圏外なので自宅スカパー観戦にした。早めに晩ごはんと風呂を済ませ、満を持してテレビの前に。天皇杯でショックな負け方をした後だし、シーズンの残りを考えても真価の問われる重要な試合。後から振り返ったときに、上位にくっついて行けるか、中位に甘んじるかの分水嶺になった試合だったということになる可能性のある大事な一戦である。メンタル面を含めて天皇杯からのリカバリー、タフさが試される。
東京は長谷川が警告累積で出場停止。ナビスコカップでの清水戦でキックオフから採用したスリー・バックが機能せず、試合途中でフォー・バックに切り替えて奏功したこともあってか今日は初めからフォー・バックとなった。
権田と高橋が代表から戻って先発。左SBには丸山が引き続き出場。まあ、椋原より明らかに上という訳ではなく、使った試合でのパフォーマンスも悪くないのでもう少し使ってみたいというくらいのニュアンスだと感じた。
権田
徳永 加賀 森重 丸山
高橋 米本
石川 梶山 田邉
ルーカス
試合は序盤から清水に押し込まれる展開に。東京は愚直に自陣からパスをつないで攻撃を組み立てようとするが、清水はこれに対してハイプレスを敢行。中盤でボールを失っては敵のショート・カウンターからピンチを招くことが多い。敵のプレスをいなすことができず、前線にボールをつなぐことができないので攻撃が形になって行かない。
中盤で激しくボールを奪い合う落ち着かない時間が続き、東京はパス回しからくさびを当ててトリガーを引くという本来の攻撃が繰り出せない。裏を狙うなどしてある程度敵を下げる動きがあってもいいのではないかとも思ったが、東京はあくまで自陣からしっかりつなぐことにこだわり、シュートどころか敵陣にボールを運ぶこともままならない。
前半唯一可能性を感じたのは21分、徳永からのくさびをルーカスが右サイドに落とし、石川がこれを拾って一気に敵DFラインの裏へ。敵DFと激しいマッチ・アップを繰り返し、抑えられていた石川だったが、このプレーではサイドから中央へ切れ込み、思い切りのいいシュート。ボールは惜しくもバーをヒットしたがしっかりやりきった。
しかし、これ以外は攻撃も散発で組織的に清水を崩すにはほど遠い状態。前線から果敢にチャレンジしてくる清水に対し東京は自陣で余裕のないパスをつなごうとする場面が目立ち、前半の終わり頃にはかなり押し込まれてくる。
41分、自陣ゴール前で加賀がボールを奪い米本に預けるが、米本が敵FWにボールを奪われ、そのままミドルを放たれてこれがゴールに。前半終了間際の悪い時間帯に0-1と先制を許す。前半はそのまま終了。シュート数は前半2-6であり、そりゃリードされるのもムリないわと思わされる内容。
後半から羽生の投入を期待していたが交代なし。しかしハーフタイムに監督のカツが入ったか、少しずつ流動性がアップし、前線にボールを供給する意識が高くなったように思える。51分、田邉に代えてヴチチェヴィッチを投入。ここで入れるんなら後半開始から行けばいいのに。
するとヴチチェヴィッチが前線でしっかりボールに絡み、起点になって攻撃が流動的に機能し始める。清水も前半のハイプレスのせいか徐々に足が止まり始め、主導権は次第に東京に移って行く。59分、ヴチチェヴィッチが左CKをショート・コーナーにして高橋に預ける。高橋からリターンを受けたヴチチェヴィッチは中に持ち込みシュート。これが決まり東京が1-1と追いつく。
これで流れを取り戻した東京は、梶山、ヴチチェヴィッチ、ルーカスを中心に前線でボールを支配、押し込む時間が長くなる。清水の攻撃は単発になり東京は加賀、森重、権田を中心に集中した守備で決定的なチャンスを作らせない。
76分、石川に代わって羽生を起用。東京はその後もヴチチェヴィッチを中心に積極的にシュートを放つが、最後のところで精度を欠くことも多くなかなか逆転できない。はっきりした優劣のない試合で流れ的には東京に来ているが、ヤるかヤられるか、次の1点が決勝点になりそうな高いテンションのゲームになってくる。
84分には梶山に代えて渡邉を投入。東京はリスクを取っても勝ち点3を狙いに行く姿勢を鮮明にする。終盤は清水にほとんどチャンスらしいチャンスも作らせないまま押し込み、アディショナル・タイムにはヴチチェヴィッチのクロスに渡邉が頭で合わせ枠に飛ばすがGKがキャッチ。さらにはヴチチェヴィッチの右CKを戻し気味に受けた羽生がダイレクトで狙ったが宇宙開発で得点ならず。結局1-1の引き分けとなった。
前半は清水のハイプレスに押され、ボールを落ち着いて支配することができずかなりバタバタして、監督の言うとおり自分たちで試合を難しくしてしまった。失点の時間帯も極めて悪かった。
しかし、後半に入って清水のプレスが緩むとともに流れを取り戻し、ヴチチェヴィッチの投入でリズムを作った。前半があまりに清水の狙いどおりだったことから、逆に清水にスキができたように感じたし、そこで同点にできたことで清水は明らかに浮足立ち、東京は「行ける」感が生まれた。
その後、ずっと押し込み続けたのだからあと1点を奪って逆転したかったし、チームもそういう意図で戦い続け、また実際勝つことは十分可能だったと思うが、結果的に勝ち点3を奪うことはできなかった。とはいえ、試合の流れから言えば、東京はアウェイで勝ち点1をもぎ取った試合、清水はいったん手にした勝ち点3をみすみす取りこぼした試合だったという印象になるだろう。
こういう試合をしっかり逆転して勝ちきることが上位に食い込む条件であり、その意味ではもどかしさも残ったが、結果としての勝ち点1は最低限の結果としては受け入れることのできるもの。特に、前半、押し込まれても前線にポンポン蹴ることをしなかったのは評価していい。
東京は勝ち点を37に伸ばし順位は9位で変わらず。4位との勝ち点差は4で手の届く範囲だが、3位との勝ち点差は8と、ACLを狙う上ではこれ以上離される訳に行かない。今日の引き分けの価値は次の多摩川クラシコに勝てるかどうかで決まる。次に負けるようだとACLは限りなく難しくなってしまう。
採点(
採点の見方
):
権田(3) 安定したセーブで最少失点に抑える。ナイス・セーブもあった。
徳永(3.5) ここ一番での上がりが効果的。守備でもしっかり対応した。
加賀(3.5) スピードを生かして敵の攻撃を抑えた。カードは厳しかった。
森重(3) 要所を抑えて守備のリズムを作った。FK見たかった。
丸山(3.5) 序盤は不安定だったが徐々に改善。気の利いたプレーができる。
高橋(3) 敵のプレスに遭ったがよく自信を持ってボールに触った。
米本(4) 戦う姿勢は見せたが致命的なボール・ロスト。パスもずれること多し。
石川(3.5) 対面の敵DFに手を焼いたがゴールに向かう動きは悪くなかった。
梶山(3) 前半はボール来ず。後半は攻撃の要となってボールをキープ。
田邉(4) ボールを収めきれず自滅するプレー多し。だがクサる必要はない。
ルーカス(3) 後半に入って存在感を発揮。この人がいなければ成り立たない。
===
ヴチチェヴィッチ(2.5) シュート5本。やるべきことがきちんと消化できている。
羽生(4) さすがのポジショニングで必要な場所に出没。シュートは残念だった。
渡邉(4) ボールを受けに下がってきてもその先がない。役割を整理すべし。
さあ、来週はクラシコだ。
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FC東京
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J1リーグ戦
2012年09月09日 20:31
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■
【天皇杯2回戦】FC東京×横河武蔵野FC
■2012年9月9日(日) 13:00キックオフ
■味の素スタジアム
前回大会の覇者として迎える天皇杯。相手は東京都代表の横河武蔵野FCである。9月とはいえ日差しが強く暑い日曜日。汗をダラダラかきながら味スタに向かった。
東京は水曜日にナビスコカップを戦ったばかりでもあり、ターンオーバーということで選手を入れ替えてきた。ヴチチェヴィッチが初先発。権田と高橋は代表召集中である。
塩田
椋原 加賀 森重 丸山
米本 長谷川
石川 ヴチチェヴィッチ 田邉
渡邉
試合は大方の予想通り東京がボールを支配、ポゼッションを高めて主導権を握るが、横河は3バックに加え両SHがDFラインに吸収されることも多く実質5バックに近い布陣でコンパクトな守備。このため東京は前線にスペースを見つけられず、有効なくさびが入れられない。
起点となる動きを欠き、DFラインでボールを回しても出しどころがないため結局可能性の低いロング・ボールを裏めがけて蹴ってはボールを失う繰り返し。シュートもなかなか放てない状態で序盤から手詰まり感が漂う。
21分、石川のFKに森重が中央でヘディング・シュートを放つがライン上で敵DFにクリアされる。33分にはやはり石川のFKに田邉がこれも頭で合わせるがGKがセーブ。東京は流れからチャンスを作ることができず、セット・プレーからの得点機も敵に阻止されるシーンが続く。41分のFKは丸山が蹴るがこれは大きく枠外へ。
結局、東京は主導権を握りながらも横河の集中した守備を崩しきれずスコアレスのまま前半を終える。まあ、横河の攻撃には対処できており失点の怖さはさほどないものの、前半のうちに先制できなかったこと、攻撃がなかなか形にならないことでムダに焦ったりはしたくないが…。
後半開始からは、前半起点として今ひとつ機能しなかったヴチチェヴィッチに代えて梶山を投入、勝ちを取りに来る。梶山が入ったことで縦へのボールの出し入れが増え攻撃に流動性が出てくるがやはり最後のところは人数をかけた横河の守りに手を焼く展開に。
56分、石川に代えてルーカスを投入。石川のスピードはアクセントになっておりルーカスを入れるなら下げるのは渡邉だと思っていたが、監督としてはFWを増やしてとにかく得点を狙いたいという意図か。この交代はひそかに今日のポイントだったかもしれない。
東京は敵陣に押し込み、敵のクリアボールを拾っては波状攻撃を仕掛けるが敵DF、GKの身体を張った守備もあり決めきれない。78分、田邉に代えて羽生を投入。羽生の起用はいいが、ここでも渡邉をピッチに残した意図がよく分からない。
85分には羽生のクロスに渡邉が合わせるがこれも敵がブロック。さらには90分、梶山からのパスを受けた渡邉が再びシュートを放つがバーをヒット。チャンスは作っているが「ゴールが遠い」状態が続く。
延長の雰囲気も漂い、「暑いのに延長は勘弁…」とか思い始めたアディショナル・タイム、東京右サイドで敵にFKを与える。40メートル以上はあったと思われるが、山なりに大きく蹴られたハイボールはそのまま風に乗って東京ゴールにイン。塩田は前に出てしまい頭を越されてボールに触ることもできなかった。
ギリギリの時間に横河が先制点。ベンチから全員が飛び出して喜び合う横河。もはや何となくへらへらと苦笑しかないスタンド。残り時間は2分ほどしかなく、暑いので90分で終わりたいという願いは横河によって叶えられ、東京はディフェンディング・チャンピオンとしては屈辱の2回戦敗退を喫した。
先発で長い時間見たいと思っていたヴチチェヴィッチや田邉、渡邉を先発起用したこと自体に異論はないし、選手が手を抜いていたとかいい加減にやっていたとはまったく思わないが、試合間隔が短く、見ているだけでも汗が出てくる暑い気候の中で、守備を固めてくる相手を機動的に崩すのは難しかったということだろう。
敢えてジャイアント・キリングという言葉を持ち出すまでもなく、オープン・カップで格下相手に戦うのは簡単なことではない。しかし、J2だった昨年、格上にあたるJ1のクラブを破って決勝にコマを進めたことを思えば、今日の試合の戦いぶりはあまりにナイーブだったと言われても仕方のないもの。
技術的な問題や戦術的な問題よりも、昨年身につけたはずの「勝つこと」へのこだわり、あと一歩のセカンド・エフォート、ラスト・エフォートがたった1年で失われたのだとすれば、そのことが最も大きな問題。こうした試合は起こり得ることだが、忘れてしまうのではなく、ここから何を学ぶかが重要だ。
これで東京の天皇杯は早くも終わってしまった。あとはリーグ戦とナビスコカップのみ。天皇杯経由でACLに出場する可能性がなくなったので、とにかくリーグ戦で3位以上に入るしかないということだ。
採点(
採点の見方
):
塩田(5) 無難に守っていたが失点は痛恨のポジショニング・ミス。
椋原(5) 攻撃時に散漫なプレーを連発。前との連係もよくなかった。
加賀(4) 対人の強さを発揮し流れからはチャンスを作らせず。
森重(4) このレベルでは無敵の守備だがボールの出しどころには困った。
丸山(4.5) 気の利いたプレーでアピール。田邉とのコンビも不悪。
米本(4) 彼らしく身体を張ったがくさびはなかなか入れられず。
長谷川(4.5) 攻撃でもう少し変化をつけることができていれば…。
石川(4) スペースがないところでも何とか動きをつくろうとしていたが…。
ヴチチェヴィッチ(5) 窮屈なところでボールを収めきれず起点にならなかった。
田邉(4.5) 一対一の肉弾戦で弱さを露呈。何度もボールを奪われた。
渡邉(5.5) 前半はボールが来ず。もらいに行くと打てずの悪循環。
===
梶山(4) 彼が入って縦にボールが出し入れできるようになりチャンスが増えた。
ルーカス(4) 前線でボールを収めて起点になったがいかんせん窮屈。
羽生(-) フリーランが生かせるほどのスペースをもらえず。
来週はリーグ戦が再開。東京はアウェイで清水と戦う。ナビスコカップのアウェイも10月にあり、短い期間に清水と3試合することになるが、今日の敗戦をしっかり総括して臨んで欲しい。
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FC東京
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天皇杯
2012年09月06日 00:12
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【ナビスコカップ準決勝1】FC東京×清水
■2012年9月5日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム
平日の夜の味スタということで普通ならまず仕事で見られないところなので、有給休暇を取ることにした。朝から信号トラブルで乱れていた京王線のダイヤも夕方にはほぼ元に戻り、新宿で焼肉弁当を買って準特急で味スタに向かった。
東京は依然としてケガ人が多い上、権田と高橋が代表に招集され苦しい人繰り。U19のキャンプに招集された橋本が参加を辞退してベンチ入りしようやく18人揃うという状態。高橋の代わりに丸山がスリー・バックの一角として公式戦初先発を果たすことになった。また、週末の横浜戦を偏頭痛で欠場した石川が先発に復帰した。
塩田
加賀 森重 丸山
徳永 長谷川 米本 椋原
石川 梶山
ルーカス
序盤は清水に主導権を握られる。東京はここ2試合結果の出ているスリー・バックで試合に入ったが、敵の布陣と対面がうまくマッチせず、中盤でフリーでボールを持たれるシーンが頻繁に発生、押し込まれてピンチを招く。ルーズ・ボールへのアプローチも遅れがちで、攻撃は散発的に。
23分、敵FKから左サイドに展開され、クロスを入れられる。戻りながらこれに対応した徳永が頭でクリアしようとするがこれが東京ゴールに吸い込まれる。オウン・ゴールで無用のアウェイ・ゴールを与えてしまいどよ〜んとする味スタ。やむを得ない対応とはいえ痛い時間帯に痛い形で0-1と先制点を献上してしまった。
しかし、ここからがポポヴィッチ監督の手腕だったと言っていいだろう。敵の布陣とマッチしないスリー・バックを諦め、32分、椋原に代えて田邉を投入。徳永を右SB、丸山を左SBに配したフォー・バックに布陣を変更する。丸山を残して椋原を下げたのは、せっかく先発させた丸山をもう少し見たかったということか。
塩田
徳永 加賀 森重 丸山
長谷川 米本
石川 梶山 田邉
ルーカス
こんな感じか。スタンドからは椋原の位置に単純に田邉が入ったようにも見え、今イチよく分からなかったが、丸山が高いポジションを取るとともに梶山が落ちてくることも多くなり流動性が生まれるとともに、中盤を埋めて敵の攻撃にも対応できるようになる。
すると35分、徳永からのパスを受けた石川が敵の裏に抜け出し、中央にマイナスのクロス。ルーカスが敵DFを引き連れて空けたスペースに後ろから走り込んだ梶山がこれをきれいに枠に飛ばしてゴール。東京が1-1に追いつく。もっとも石川の抜け出しはバック・スタンドからはオフサイドにも見えた。まあ、副審が目の前で見ているのだからギリギリで大丈夫だったのだろう。
リズムを取り戻した東京はその後もチャンスを作るが逆転には至らず1-1で前半を終える。東京が自ら両方のゴールに一本ずつ決めて試合を盛り上げた前半であった。
後半に入っても東京が流れをつかむ。敵陣に押し込んでパスワークから立て続けにチャンスを迎えるが、敵GKのセーブもあってなかなか逆転できず。この時間帯にしっかり決められていればもっと楽に試合を進められたと思うが清水の守備も堅い。
68分、石川に代えてヴチチェヴィッチを投入。左SHに入り田邉が右に回る。ヴチチェヴィッチが前線で起点となり、ルーカスとのコンビネーションから敵エリアに仕掛けて行く。80分、ヴチチェヴィッチから敵エリア内の梶山に預けたパスを梶山が左サイドを駆け上がった丸山にリターン、丸山がそのままエリア内に侵入すると敵DFと交錯してPKを得る。
これをルーカスが冷静に決めて東京がついに逆転。この敵のファウルのシーンについては実際には敵DFが丸山に触れていないようにも見えるが、丸山の後足が敵DFに引っかけられたようにも見え、微妙な判定。これも吉田主審は比較的近いところで見ており、たぶん足がかかっていたんだろう、たぶん。まあ、仮に丸山の足が勝手にもつれただけにしても、きれいなパス交換から敵エリアに侵入した時点で決定的チャンスであったことは間違いない。
84分には梶山に代えて羽生を投入。その後も東京が主導権を握って時間をマネージしながら攻撃を仕掛けるが追加点はならず、2-1で東京が準決勝のファースト・レグに勝利した。
この試合も横浜戦と同じく完勝とは呼びにくい勝利だったが、いったん相手に主導権を渡し、オウン・ゴールで自らを追い込みながらも、フォーメーションの変更で流れを取り戻し、早いタイミングで追いついたのは大きかった。決勝点は判定にも助けられた面があるし、敵もいくつかの決定的なシュートを外してくれた幸運はあったが、少なくとも後半の内容からは東京の勝利は妥当なものであったと言うことはできるだろう。
また、スリー・バックがはまらないと見るや失点直後にシステム変更を指示したポポヴィッチ監督の決断も大きかった。これに対応した選手も含め、このチームとしてのフレキシビリティは大きな武器になるだろう。こうやって万全とは言えないまでも、耐えるべき時間を耐え、チャンスには持ち味を生かして得点するという試合を重ねて行けば、本来追求するべき東京のサッカーも自ずから完成度が高まって行くはずだ。
初先発の丸山は、序盤こそポジショニングに迷いが見え、だれに当たりに行くのか、どのエリアを守るのかがはっきりしない感を受けたが、次第にプレーに確信が窺えるようになったと思う。戦力としては十分計算できる印象を受けたし、週末の天皇杯でも見てみたい。
アウェイ・ゴールは与えたもののホームで2-1と勝利を収めたことで、準決勝セカンド・レグへの足場としては悪くない。セカンド・レグでは何としても先制点を奪うことが重要で、0-1で負けるような事態だけは避けたいところ。先に点を取ってしまえば清水は2点が必要になりグッと優位に立てる。しっかり勝ちきって決勝に駒を進めたいところだ。
この週末には天皇杯2回戦が味スタで行われる。対戦相手はJFLの横河武蔵野FC。侮ることなく戦いたい。
採点(
採点の味方
):
塩田(3.5) 敵がシュートを外してくれたおかげで守備機会は少なかった。
加賀(4) 安易なロング・ボールもあったが敵の攻撃によく対応。
森重(3.5) スリー・バックの中央でDFを統率。実質完封に貢献。
丸山(4) PKを獲得したプレーは、あの位置に攻め上がっていたことを評価したい。
徳永(3.5) システム変更によく対応。オウン・ゴールは不運だった。
椋原(-) 丸山に左SBを譲って、特徴を出す前に前半に交替。
長谷川(3) 決定的なパス出しと自らの攻撃参加で存在感。
米本(3) 好調を維持。思いきった攻撃的なパスが出せるようになってきた。
石川(3) アシストは見事。石川がいることで敵に大きな負担をかけることができる。
梶山(3) 自在にボールを出し入れし試合を演出。東京の中枢。
ルーカス(2.5) 前線で献身的にボールを収めた。落ち着いたPKもよかった。
===
田邉(4) 随所に特徴も出したが軽いプレーでボールを失うことも。
ヴチチェヴィッチ(3.5) 厳しい局面でボールを捌けるのは大きいがミスも。
羽生(-) 常に先を読みながら自らのいるべき場所を探す。そろそろ先発は。
3ゴールで逆転劇を自作自演した試合。敵にはゴールを入れられてない。
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ナビスコカップ/ルヴァンカップ
2012年09月03日 20:00
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【ブンデスリーガ第2節】デュッセルドルフ×グラードバッハ
■2012年9月1日(土) 18:30キックオフ
■Esprit-Arena
今季から一部に昇格したフォートゥナ・デュッセルドルフとのダービー・マッチ。デュッセルドルフは僕が7年間を過ごした街であり、この試合が行われたエスプリ・アレーナの辺りも何度も行ったところ。僕がブンデスリーガを見始めた頃にフォートゥナがせめて二部にいれば僕はグラードバッハではなくてフォートゥナのサポになっていたかもしれない。
試合は日本時間で日曜日未明1時半からでテレビ中継もないため、経過のフォローは諦めた。大津を放出したのでこれからはテレビ中継も減るんだろう。日本人のいるクラブとの対戦を楽しみに待つしかない。昨季の入替戦で問題を起こしたことへの制裁としてDFBからチケットを3万枚しか発売させてもらえず、エスプリ・アレーナは半分程度の入り。
CL予選のため日程がタイトなグラードバッハは選手の一部を入れ替え。最終ラインにはドミンゲスが胃腸炎から復帰、ブラウアースがベンチに。また、前線ではツィゲルツィがトップ下のポジションを得て、代わりにハンケがベンチ・スタートとなった。
試合はホームのデュッセルドルフが自陣に引いて守り、アウェイのグラードバッハが攻める展開となった。グラードバッハは序盤こそチャンスを作るが、その後は主導権を握りながらもゴール近くで手数をかけすぎて得点を入れることができない。29分にはヘアマンのパスからデ・ヨングがダイレクトでシュートを放つが敵GKがセーブ。結局、スコアレスのまま前半を終えた。
後半に入ってもグラードバッハが優勢。48分にはツィゲルツィがミドルを放つがわずかに枠外。52分のアランゴのロング・シュートもGKにセーブされる。デュッセルドルフにもチャンスを作られ、68分、ヘアマンに代えてリングを、74分にはツィゲルツィに代えてフルゴタを投入して勝ち点3を奪いに行く。
しかしグラードバッハはその後も攻撃にポイントを欠き、終盤はデュッセルドルフの攻撃を受ける。81分にはデ・ヨングに代えてハンケを投入するがゴールは遠く、結局、スコアレス・ドローとなった。
見ていないので何とも言えないが、DFBポカールから始まって2週間で5試合をこなし、さすがに疲れも出たか。代表試合のため次の公式戦は15日のニュルンベルク戦になる。この試合はテレビ中継があるようなので楽しみにしておこう。ELはテレビやってくれるのかな。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「スペースを厳しく消してくる昇格クラブに対して引き分けることができたのは悪くはなかった。他の二つの昇格クラブはこの週末にともに勝っている訳で、彼らはみんないい結果を出しているということだろう。デュッセルドルフは非常によく組織立っていて、帰陣も速かった。そのため、我々にとって穴を見つけることはとても難しかった。前半には二つの大きなゴールのチャンスがあった。ルーク(・デ・ヨング)はチャンスの時に単に運がなかった。あれより上手くボールを飛ばすことはできなかっただろう。トルガ・ツィゲルツィは彼のポジションで素晴らしい試合をしてくれたし非常に存在感があった」
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2012年09月01日 23:44
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【Jリーグ第24節】FC東京×横浜
■2012年9月1日(土) 18:30キックオフ
■味の素スタジアム
日中は断続的に激しい雨が降る不安定な天気だったが夕方には落ち着いたようだ。新宿の小田急百貨店で弁当を買い、準特急で飛田給へ。調布駅はきれいな地下駅に変身していた。気温もやや下がり風もあってしのぎやすい夕べに。
東京は前節アウェイで広島に勝ったスリー・バックを今節も継続。石川が欠場となり代わりに田邉が先発したが他は前節と同じ。羽生がケガから復帰して久しぶりにベンチ入り。また中村とエジミウソンがケガでベンチから外れ、林、橋本がメンバーに加わった。エジミウソンのケガはシュートミスの照れ隠しじゃなかったようだ。邪推してすまんかった…。
権田
加賀 高橋 森重
徳永 長谷川 米本 椋原
田邉 梶山
ルーカス
さて、試合は序盤から激しい主導権争い。横浜に押し込まれて攻撃を受けるが、落ち着いて守ると、11分にはルーカスが正面からミドルを狙うなど攻撃も仕掛ける。前半は横浜にボールを持たれ、自陣に押し込まれる時間も長いが、我慢強い守備で最後のところは鍵をかけている。
横浜優位ながらも東京がしっかりと守っていた35分、敵にミスが出る。GKからのパスを中央で受けたDFがこれを横に回そうとしたところをルーカスがカット、そのままシュートを放つ。これはGKにセーブされたもののこぼれ球に田邉が詰め、流し込んでゴール。東京が敵のミスに乗じていい時間帯に先制点を奪い2-0とした。
これで東京は楽になり、攻撃に特徴を出せるようになる。逆に横浜には精神的にもショックの大きい失点だったようだ。42分、梶山から右サイドにパスが出る。これを受けた徳永が中央にクロスを入れると、駆け込んだルーカスがこれに合わせて2-0。東京が前半のうちに追加点を挙げる。理想的な展開だ。
45分、前線へのロング・ボールを追って梶山が敵DFと並走、抜け出せばGKと一対一という場面だったが、競り合いで二人とも転倒してプレーが止まる。敵DFが梶山に非常ブレーキをかけたとも見えたが判定は梶山のファウルとなりスタンドからは激しいブーイング。
まあ、確かに梶山が先に手を使ったようにも見えたので僕としてはそれほど違和感のない判定だったが、相当な数の東京サポは真剣に怒っていたようだ。敵DFが転んだときに梶山の顔面に蹴りを入れたのは不問となった。2-0で前半を終了。
後半になっても試合は拮抗した展開。東京は攻め込まれると両翼が下がってファイブ・バック的な布陣で守備、敵の攻撃陣に決定的な仕事をさせずに中央を守る。しかし66分、右サイドを破られ中央に入ったクロスに合わされて失点。2-1となる。
ここで流れを持って行かれるか、しっかり踏ん張って再び流れを引き寄せるか、この試合の中で最も重要な局面だったと思う。だが、ここでポポヴィッチ監督は梶山と田邉を下げ、羽生と渡邉を投入する。しっかりとバランスを取りながら追加点を狙いに行けという指示と僕は考えた。
すると71分、渡邉が倒されて得たペナルティ・エリアの手前、正面からのFKをルーカスが直接決めて3-1に。この時点で試合の趨勢は決まったと言っていいだろう。横浜は守備的な選手を削ってFWを増やすなど捨て身で攻撃に来るが、東京は80分、ルーカスを下げてヴチチェヴィッチを投入。経験のあるヴチチェヴィッチに前線でしっかりボールを収めて欲しいということだろう。
横浜は前がかりに攻めてくるが攻撃は次第に大雑把になり、東京はこぼれ球を拾っては前線に展開してカウンターを仕掛ける。ヴチチェヴィッチがよくボールに触りうまく時間を使って気の利いたプレーをしてくれるので横浜の攻撃は寸断され、むしろシュートを放つのは東京の方になる。
アディショナル・タイム、東京陣内で敵FWが倒れる。そのままプレー・オンとなり、プレーが切れたところで副審が状況を主審に説明、長谷川が警告を受ける。見てなかったのでよく分からないのだが、競り合いの中でラフ・プレーがあったということか。長谷川はこれで累積により次節出場停止となる。
最後は危なげなく試合をコントロールして2点差を守りきり、3-1で横浜に完勝。東京は前節広島戦に続き連勝となった。
この試合、決して東京らしい試合を90分貫けた訳ではなく、敵に主導権を握られる時間も決して短くなかったが、最後まで規律を守り集中して耐えるべきところを耐えることができた。失点は余計だったが、守備的にも攻撃的にもできるスリー・バックを臨機応変に生かして最小失点に抑え、敵失、崩し、セットプレーと得点を重ねて勝利できたことは評価していいだろう。
ボール支配率が43-57、シュートが12-11という数字も、こうした試合内容を表しているが、敵のミスによる自滅や焦りによる終盤の攻め急ぎにも助けられ、終わってみればそれほど悪くなかったように思える。終盤のカウンターはひとつ決めておきたかったが、それはこれからの課題ということにしておこう。
スリー・バックについて見れば、高橋を中心にした加賀、森重の最終ラインは安定感があり、敵のボールを最後のところでしっかり絡め取るとともに、そこからの展開もビルド・アップ、ロング・フィードと多彩で、思った以上にしっかり機能している。広島戦限定化と思われたスリー・バックだが、ポポヴィッチ監督は東京の基本戦術として追求してみる気でいるようだ。このシステムがどう定着し、成長して行くか興味深い。
中盤では米本のボール奪取と展開が素晴らしかった。途中出場した敵ベテランMFを完全に封じていた。以前はとにかく猟犬のようにボールホルダーを追い回し、自在に足を伸ばしてボールを奪うところに特徴があったが、それに冷静な判断とパス出しのセンス、正確さが備わり、負傷前よりさらに成長した。
これで東京は9位に浮上。4位との勝ち点差はわずかに2となった。というか4位から10位までの勝ち点差が3しかないのだ。この混戦から落ちこぼれないようにしっかりついて行き、さらには3位との差を詰めたいところだ。下を見る必要はない。
採点(
採点の見方
):
権田(3) 安定したキャッチングで最小失点にとどめる。
加賀(3.5) 対人の強さ、スピードで守備に貢献。最近攻め上がり見てないな。
高橋(3) 守備ラインを統率。敵外国人FWともしっかりやり合った。
森重(3) この布陣の方がチャレンジに向いているかも。高いパフォーマンス。
徳永(3.5) 得点につながったクロスはよかった。バランスもよく見てくれた。
米本(2.5) 中盤で八面六臂の活躍。この調子なら代表招集あるんじゃないか。
長谷川(3.5) 気の利いたプレーでアクセントに。ファウルで出場停止は残念。
椋原(3.5) 運動量を生かしてチャンスを演出。成長している。
梶山(3) 抜群の読みと技術で時空を自在に操る。勝利にも大きく貢献。
田邉(3.5) 軽いプレーもあったがセンスは見せた。得点はよく詰めていた。
ルーカス(2) 得点はどちらも見事。あんなFK蹴れるなんて知らなかった。
===
羽生(-) 復帰するなりスペースを埋める抜群のバランス感覚を発揮。
渡邉(-) 得点はなかったがしっかりボールに触り期待された役割は果たした。
ヴチチェヴィッチ(-) 前線でタメを作り逃げ切りに大きく貢献。もっと見たい。
次節は9月15日(土)。それまでに、ナビスコ杯準決勝のセカンド・レグ(9月5日(水)、対戦相手:清水)、天皇杯の2回戦(9月9日(日)、対戦相手:グルージャ盛岡×横河武蔵野FCの勝者)などがある。権田、高橋が代表招集で不在になるが、カップ戦もしっかり取りに行きたい。
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FC東京
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J1リーグ戦
2012年09月01日 10:19
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【UCLプレーオフ2】キエフ×グラードバッハ
■2012年8月29日(水) 20:45キックオフ
■Olympia
ファースト・レグをホームで1-3と完敗、大きなビハインドを背負って臨むCL予選セカンド・レグ。グラードバッハは少なくとも3点取らなければ、二戦合計での勝利どころか延長戦すらやらせてもらえない。
スカパーで生中継があったのだが深夜というか明け方の放送だったので録画して木曜日の夜に見た。結果は図らずもツイッターで知ってしまっていたのが残念。
さて、グラードバッハはリングに代わってヘアマンが先発した他は週末のホフェンハイム戦と同じ布陣である。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ シュトランツル ブラウアース デムス
ヘアマン ノードファイト アランゴ
ハンケ デ・ヨング
とにかく大量点の必要なグラードバッハは積極的に前に出る。グラードバッハは中盤で果敢にボールを奪っては引き気味に自陣を固めるキエフに挑むが最後のアイデアを欠きなかなか形にならない。前の試合でも感じたがキエフは守備も攻撃も大雑把で、グラードバッハは中盤でボールを奪うことができる。ボール支配率では明らかにグラードバッハが優勢でどっちのホームだか分からない状態。
グラードバッハはアランゴ、ヘアマンの両翼を起点に攻撃を組み立て、特にアランゴがボールを持つとチャンスになるが、昨季までのロイスのように規格外の動きをする選手がなく攻撃が単調。敵は守りやすかったかもしれない。勝ち抜けのためには何としても前半のうちに得点が欲しかったが、失点しなければ勝ち抜けというキエフの守備を崩しきれない。結局スコアレスで前半を終えた。
後半に入っても同様の展開。59分、ハンケを下げてフルゴタを、63分にはヘアマンを下げてリングを投入。ヘアマンはいい動きをして右サイドから切れ込んでいただけにこの交替はちょっと残念だった。時間の経過とともに勝ち抜けの可能性がどんどん減って行くという状況の中で、ゲームはパッとしないまま進んだが、このまま山場なく終わるかと思われた終盤に試合が動く。
70分、右サイドからのアランゴの鋭いクロスにニアでリングだったか誰かが合わせると、このボールにさらに敵DFが触れ、これが見事に敵ゴールへ。敵のオウンゴールとなりグラードバッハが1-0と先制する。72分、デ・ヨングに代えてデ・カマルゴを投入。
78分、右サイドからCKにアランゴではなくリングが向かう。リングのCKに中央でアランゴがヘディング、これを決めて2-0となる。アランゴの頭は無警戒だったようでマークもなく、エリア内をフラフラ漂ってボールに当たりに行くアランゴは完全にフリーだった。
こうなるとあと1点でグラードバッハが勝ち越し。さっきまで退屈な試合だったがここへ来て俄然面白くなってくる。前がかりに押し込むグラードバッハだが次の1点が遠い。逆に88分、カウンターから失点を喫し2-1に。しかしそれでも1点取れば延長になるということでとにかく次の1点を目指すしかない。
ここで1点入っていれば伝説的な試合になったかもしれないが、チャンスに決めきれず残念ながら2-1のままで試合終了。グラードバッハはホームでの3失点が効いて2試合合計3-4で予選を突破できなかった。
この試合、大量失点さえしなければいいというキエフの割り切った守備に苦しみ、終盤にようやく希望が見えたものの遅すぎた。キエフはそれほど歯の立たない相手という訳ではなく、実力的には同等かまたはグラードバッハの方がコレクティブでいいサッカーをしていたようにすら思う。ホームでの失点があまりに余計で、CL出場の機会を自ら逃したと言っても過言ではないだろう。
キエフが引いてくれたからかもしれないが、この試合ではこれまでよりも攻撃の連動性が改善し、個々の動きも特徴が出始めていると思う。特にヘアマンはよかったと思うが帰られてしまったということはファヴレ監督の評価は異なるということか。新加入のデ・ヨングは結果が出ていないが、もう少し時間をかけて見てみたい。まだまだチームの中での自分の役割が十分腹に落ちてない感じがする。
ボランチのシャカも実力はあるもののまだ存在感が出せていない。ノードファイトとの役割分担も曖昧で前に行く機会が少なすぎる。流れの中でのリスクの取り方をしっかり周囲と理解し合う必要がある。
センターラインを丸ごと入れ替えたのでチームが再び熟成するのに時間がかかるのはある程度やむを得ない。それまでの間、思い通りの内容ではないにせよどれだけいやらしく、粘り強く勝ち点を積み上げて行けるかというのが当面の課題であり、その局面においてはアランゴに頑張ってもらうしかないのかもしれない。ここまで公式戦3勝1敗とそれなりに結果は出ているが、内容的にはまさにアランゴ様々だからな…。
グラードバッハはこれでCL出場の夢が破れ、ヨーロッパ・リーグに回ることになった。既に組合せ抽選が行われており、グループリーグではC組に入った。対戦相手はトルコのフェネルバチェ、フランスのマルセイユ、そしてキプロスのリマソル。楽しみだ。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「予選を突破できるという希望は持っていた。我々はいい試合をしたし勝利は妥当なものだったが、CLのグループ・リーグに参加するには足りなかったということだ。もちろん大変がっかりしているが、我々はホームで負けたのでありそれは明らかなこと。敵のDFがアレクサンダー・リングのためにボールをつないでくれたあと、3-1にするにはあと数センチ足りなかった。1点目はオウンゴールとなったが既にゴールの形はできていた。2点目はその後すぐに入り、キエフがパニックに陥っているのが分かった。どんなことも起こり得る状況だったが、我々は最後の15分をあまりにバタバタと戦いすぎたようだ」
グラードバッハは週末にリーグ戦でフォートゥナ・デュッセルドルフと対戦。デュッセルドルフは何年かぶりの一部昇格であり、僕がデュッセルドルフに住んでた頃にせめて二部にいてくれたら、たぶんグラードバッハではなくデュッセルドルフのファンになっていただろう。グラードバッハの応援を始めたのは、当時デュッセルドルフが三部だか四部所属で、家から一番近いプロのクラブがグラードバッハだったからなのだ。そういう意味では感慨深いダービー・マッチになる。
尚、大津がフェンローに移籍した。期待していたのだがファヴレ監督の構想になかなか割って入ることができなかったのだろう。残念だが新天地で頑張って欲しい。CSフジのテレビ放送が減りそうで悲しい。
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