フットボール・クレイジー
football crazy
silverboy club
presents
2013年02月27日 22:01
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【緊急特集】2013シーズン・プレビュー
いよいよ2013年シーズンが目前に近づいた。我々のFC東京はポポヴィッチ体制の2年目を迎える。
戦力面を見れば、梶山、羽生、椋原といった主力選手が移籍してチームを去った一方、東、李といった代表クラスの補強に成功した。特に梶山の放出は痛いが、少なくとも顔ぶれの面からはそれを補って十分な強化ができたと思う。
今季は昨年作ったベースの上に結果を積み上げてタイトルを狙いに行くシーズンであり、主力のほとんどが残留し、人の入れ替えが最小限となったこのオフの補強は、継続性という観点から理にかなったもの。やみくもな選手の獲得よりも戦略の成熟が最大の強化だという考え方でよい。
新たに獲得した東、李はいずれも結果が計算できる選手。ゲームメーカーとしての東とフィニッシャーとしての李は補強するポイントとして的確で、昨季のレビューで指摘した点とも合致する。
戦力を整理するとこんな感じか。
【GK】権田 [サブ]塩田、廣永
【SB】徳永、太田 [サブ]中村、阿部
【CB】森重、加賀 [サブ]チャン、丸山、平松、吉本
【DMF】高橋、長谷川 [サブ]米本、野澤、橋本
【OMF】石川、東 [サブ]ネマ、河野、田邉、大竹、三田
【FW】ルーカス、李 [サブ]渡邉、平山、林
少なくとも穴は感じさせない。というかこうやって並べると米本やネマをベンチに置かざるを得ないくらい層は厚い。
気になるのは6月ショック。梶山と李のレンタル期限がともに6月末。他の選手も欧州のオフに合わせてオファーが届く可能性がある。万一そこで編成を大きく修正せざるを得なくなると我々は大きなリスクを背負う。できることならこのメンバーでシーズン終わりまで戦いたい。
戦略面では、パスのためのパスではなく、リスクを取りながら縦に当て、フィニッシュをイメージしたパス交換ができるようにならなければならない。そのために必要なのは戦術理解の共有をベースにしたオートマティズムの獲得以外にない。それこそがここで「戦略の成熟」ということの意味だ。
一方、守備では、宿命とも言えるカウンター・ディフェンスを強化することと、気の抜けたような失点を減らすことだ。特に、人数は揃っているのに隙を突かれてイージーな得点を許す悪癖を直さないことには、タイトルどころか上位すら覚束ない。ディフェンス・リーダーとしての森重に期待したい。監督が彼を主将に指名したのもその文脈で理解したい。
しかし、今季タイトルを目指す上で何よりも重要なのはメンタリティだ。ひとつひとつの勝負にぎりぎりまでこだわり、逆境にも下を向かない、最後まで諦めない強さが絶対に必要だ。もともと東京は乗せると怖いが打たれると簡単にシュンとなってしまうと言われており、厳しさ、たくましさの足りない淡白なクラブだと揶揄されてきたし、僕たち自身もそれを感じてきた。
J2に落ち、何としても1年で再昇格しなければならないという十字架を背負った2011年シーズンは、1試合たりともムダにできないという単純な事実がクラブに厳しさを突きつけた。あの年、我々はひとつの負けを真剣に突き詰め、些細なほころびも生真面目に繕った。再昇格を果たし、天皇杯を獲得できたのはそのおかげだった。下を向くことが自らを追い込むことだと我々は学んだはずだった。
しかし、昨季の中盤以降、ケガ人が相次いで思うように成績が上がらない時期に、我々はあのタフさを思い出すことができなかったのではないか。ひとつの負けが意味するものの重さを十分に消化しないまま、不甲斐ない試合を重ねたのではないか。
大熊監督の貴重な実績である「フットボールの本質」を取り戻せるかは今季の行方を占う上で大きなファクターになると思う。
泣いても笑っても土曜日にはシーズンは始まる。タイトルを口にするのは重いことだし、それが上滑りになったときに何が起こるか我々は身を持って学んだ。だが、その上で、今年はタイトルを狙うとクラブは敢えて口にしている。それを僕は支持したいし、それは可能だと思っている。
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FC東京
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J1リーグ戦
2013年02月26日 23:04
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【ブンデスリーガ第23節】グラードバッハ×BVB
■2013年2月24日(日) 15:30キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
日曜日の午後開催、日本時間の夜11時半キックオフということで、例によってネット動画サイトで観戦した。
グラードバッハはアランゴが足首に問題、ヘアマンが警告累積で出場停止。ヨーロッパ・リーグの試合がちかかったこともあってかデ・ヨングとツィガーツィもベンチ・スタートとなり、ヨウネスが先発した。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ シュトランツル ドミンゲス デムス
ルップ ノードファイト マルクス ヴェント
ヨウネス ハンケ
この試合もグラードバッハはなかなか主導権をつかめず。BVBがボールを支配するが、一方でグラードバッハの守備は堅く、自陣ではBVBにスペースを与えない。BVBの攻撃をグラードバッハがしのぐ展開が続くが、BVBも局面を打開できず、どちらにも大きなチャンスはない。
だが30分、敵FWがスルーパスに呼応してペナルティ・エリアに侵入すると、飛び出したテア・シュテゲンが遅れてこれをタックルしてしまいPKを与える。文句のつけようのないファウルだった。仕方ない。これをしっかり決められて0-1と先制を許してしまう。
BVBはその後も攻勢に出るがグラードバッハがしのぎ0-1のまま前半を終える。
この時点で既に12時を回っており、次の日の仕事もあるので僕はここで寝た。まあ、正直言ってBVBに先制点を許したらもうキツいよなあ、という気持ちはあった。申し訳なかった。
後半に入っても展開は変わらず。グラードバッハは前に出ようとするがチャンスを作れず。BVBは逆に余計なことをせずリスクを取ろうとしない。62分、シュトランツルがCKに頭で合わせるがシュートに力なし。
63分、ハンケに代えてデ・ヨングを投入。67分、ヨウネスがエリア内に持ち込んでシュートを決め1-1の同点に。70分、デ・ヨングがヘディング・シュートを放ちあわや逆転かと思われたがボールはバーの上に。
80分にはヨウネスに代えてムラパを投入、逆転を狙いに行く。90分にはそのムラパにチャンスがあったものの決めきれず。アディショナル・タイムにはルップを下げてブラウアースを入れているが、これはパワー・プレー要員か。
しかし結局試合は1-1のまま終了。グラードバッハは何とかホームでの敗戦を免れた。
最後まで見てればよかったが、それにしても攻撃に見どころの少ない試合。アランゴ、ヘアマンを欠いて攻め手がないのは分かるが、あんまり点が入る気がしない。守備は手堅く、BVBの強力な攻撃陣を相手に失点をPKの1点だけに抑えたのは評価できるが、停滞から抜け出せていないようだ。
アランゴの状態が心配だが、ここからシーズン終盤に向けてスパートをかけるところで、もうちょっとしっかり攻撃のオートマティズムを取り戻したい。
グラードバッハはリーグ戦4試合勝ち星がない。この間に勝ち点はわずかに2。完全に足踏み状態で、上位との差も開く一方だ。何とかヨーロッパ・リーグ圏内にはついて行きたいが…。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「前半は受け身になりすぎ、自陣に深く引きすぎた。そのために試合を難しくしてしまった。ドルトムントのゴールは戦術的な失敗から献上したものだが、私の目から見ればこの時間帯に失点したことは驚きではなかった。しかし我々はいつでも楽観的であり、自分自身を信じていた。後半になると改善し、より攻撃的になって素晴らしい45分間だった。2-1にするチャンスは我々にもBVBにもあったが、最終的にはこの引き分けには満足できる」
次節はスカパー中継あるが土曜日早朝。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2013年02月23日 00:29
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【UEL決勝T1回戦(2)】ラツィオ・ローマ×グラードバッハ
■2013年2月21日(木) 19:00キックオフ
■Olimpico
ヨーロッパ・リーグ決勝トーナメント1回戦のセカンド・レグ。ファースト・レグをホームで引き分けており、アウェイ・ゴールも3点献上しているので、要は勝つしかない試合。日本時間だと夜中の3時キックオフということで完全に寝てる。中継もないので時差観戦もできず。
グラードバッハはターンオーバーでノードファイト、ツィガーツィ、ヴェント、デ・ヨングらがシャカ、ルップ、デムス、ハンケに代わって先発した。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ シュトランツル ドミンゲス ヴェント
ツィガーツィ マルクス ノードファイト
ヘアマン デ・ヨング アランゴ
試合の入りは悪くなかったが、11分、ドミンゲスが自陣でボールをさらわれ、テア・シュテゲンとの一対一も決められていきなり先制を許す。これで決定的にペースがおかしくなったようだ。ラツィオは引いて守り、グラードバッハにボールを持たせながら待ち構える戦術に。グラードバッハはほとんどチャンスらしいチャンスを作れず。
ラツィオは中盤でグラードバッハの攻撃を止めるとボールを支配、次第に攻撃の圧力を強めてくる。33分には至近距離から流し込まれて追加点を許し0-2に。その後も一方的にチャンスを作られるが何とか0-2で前半を終える。
後半に入ってもグラードバッハは精彩を欠く。52分、アランゴに代えてヨウネスを投入。アランゴを下げた時点でかなり苦しい状況が想像できる。67分にはシュトランツルがミドルを放つがGKにセーブされる。
70分にはツィガーツィに代えてハンケを、79分にはマルクスに代えてシャカを投入。終盤にはラツィオの疲れもあってかスペースを使えるようになるものの最後まで主導権を握ることはできず、結局0-2でグラードバッハのヨーロッパでの冒険は終わった。
kickerのレポートもすごく短く、見どころのない試合だったというのがよく分かる。ヨーロッパ・リーグでの敗退は残念。でもまあ、ユニも買ったしTシャツも買ったし、楽しかった。結局試合時間がアレでスカパー中継もなく試合が全然見られなかったのは仕方ないか。
このところちょっと調子を落としており、ここからリーグ戦に集中することが重要。現実的にはヨーロッパ・リーグ圏内が目標になるんだろう。何とかここでひとつ区切りをつけてしっかりリーグ戦残り12試合をドライブして行かなければ。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「今日はとても難しい試合だった。ラツィオ・ローマはセリエAで4位の非常にいいチーム。ファースト・レグが3-3だったので、早い時間帯に失点すると大変痛いということはよく分かっていた。そしてその通りになった。その結果選手たちががっくり来て意気消沈してしまったのが分かったはずだ。しかしそれは結局我々自身の首を絞めることになった。ラツィオは速く、我々はボールを収めて運ぶのに時間をかけすぎた。遅すぎたということだ。我々はもっとうまく戦うこともできたはずだが、ラツィオの方が我々を上回っていたということは受け入れなければならない。今季、我々はひとつひとつの勝ち点、ひとつひとつの得点のために戦わなければならないし、そのことに変わりはない」
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Borussia M'Gladbach
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UEL
2013年02月19日 21:11
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【オフ企画】アウェイスタ雑記(9)長居陸上競技場
正式名称は大阪市長居陸上競技場というらしい。収容5万人の巨大系スタ。2002年のワールドカップでは3試合が開催され、日本×チュニジアもここで行われた。セレッソ大阪の本拠地だが、ここには一回しか行ったことがない。2005年12月3日のことだった。まずは
そのときの記録
をひもといてみよう。
「今季最終戦ということで里帰りも兼ねて長居まで遠征することにした。僕は小学3年生まで東住吉区北田辺に住んでいたこともあり、長居はいわば地元である。セレッソ大阪には特に恨みもないし鹿島や浦和が優勝するくらいならセレッソが優勝した方がずっと気分もいい訳だが、FC東京としても最終戦を負けてシーズンを終える訳にも行かない。すまんができる限りの邪魔はさせてもらうという気持ちで懐かしい長居公園に到着したのであった」
「長居スタジアムは初めてだったが、長居公園にあんな立派なスタジアムができていたとは知らなかった。公園に入ってから結構歩くとはいえ駅からも近く、公園の中にはたこ焼きやお好み焼きの屋台なんかも出て悪くない雰囲気である」
このときも書いているが、僕は長居公園のある大阪市東住吉区で生まれ育った。すぐ近くの針中野の商店街とか桃ヶ池公園とかは子供の頃よく行ったところ。
この試合の時は地下鉄御堂筋線の長居駅から歩いた。長居公園までは5分程度、あと公園の中をしばらく歩く。案内によればJR阪和線の鶴ヶ丘駅からが最も近いようだが、阪和線は天王寺で乗換えが必要なので、梅田や難波から来るなら地下鉄の方が便利はいいと思う。
もう7年以上前のことなので記憶もおぼろげだが、スタンドの傾斜は結構きつく、陸上競技場ではあるがかなり臨場感があったように思う。観客席は一層のみだがメインスタンドとバックスタンドには大屋根がかかっており、一体感が雰囲気もあって悪くない。オープンは1964年と古いが、ワールドカップを前に大改修を行っており設備もきれい。アクセスも含め、巨大系の中では見やすくポイントの高いスタジアムだと言っていいのではないか。
セレッソの優勝がかかったシーズン最終戦だったが、1-2と負けていた東京が89分に今野のゴールで追いつき、セレッソが優勝を逃したという印象深い試合。セレッソは翌2006年シーズンには17位に沈み二部降格の憂き目を見た。
現在ではセレッソ大阪は同じ長居公園の中にあるキンチョウスタジアムとこの長居スタジアムをホームとして併用している。キンチョウスタジアムは収容2万人の球技場で一回行ってみたいのだがチャンスがない。今季のセレッソ戦はリーグ戦、ナビスコカップとも長居スタでの開催。
ここの印象は「地元」。3月にたぶん行く。
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FC東京
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スタジアム
2013年02月18日 19:00
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【ブンデスリーガ第22節】HSV×グラードバッハ
■2013年2月16日(土) 15:30キックオフ
■Imtech-Arena
ヨーロッパ・リーグのラツィオ戦から中一日でのリーグ戦。48時間ルールとかどうなってるんだ。日曜日開催にすればいいのに。よく分からないが、土曜日午後開催は見る方としては嬉しい。日本人選手が無関係の試合なので当然のごとくスカパー中継はなく、ネットで動画中継。いくつかあたった中で比較的スムーズなのを見てたら最後まで調子よく見られた。
グラードバッハは厳しい日程を考慮してのターンオーバーということだと思うが、大幅にメンバーを入れ替えてきた。デムスが久しぶりに復帰した他、ベンチ・スタートの続いていたシャカがボランチで先発、他にもラツィオ戦で先発を外れたマルクス、ルップ、ハンケが先発に復帰した。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ シュトランツル ドミンゲス デムス
ルップ マルクス シャカ アランゴ
ヘアマン ハンケ
試合は盛り上がりを欠く展開に。どちらもボールを奪っては素早く前線に展開しようとするが、途中でパスミスが出て奪い返される繰り返し。特にグラードバッハはHSVの早いプレスに遭ってボールが思うようにつなげず、窮屈な受け渡しを強いられてボールを失う。攻撃の形がまったく作れない。
24分、パスミスから奪われたボールをつながれ、28メートルのミドルを豪快に突き刺され先制を許す。0-1。敵ながら素晴らしい、糸を引くように美しいシュートだった。ペースを作れずにいる時間帯の失点で展開は苦しくなる。
グラードバッハはヘアマン、ルップを中心に反撃を試みるがHSVのブロックも堅く打開できず。一方、グラードバッハの守備も集中しており、失点以外にはシュート・チャンスを作らせない。見せ場を欠いたまま0-1で前半を折り返す。
後半に入ってもグラードバッハはなかなか攻撃の糸口をつかめない。特にHSVのプレスが早く、中盤で起点を作れないため結局長いボールを蹴ってはボールを失うばかり。66分、ルップを下げ、ヨウネスを投入して打開を図る。
ヨウネスがドリブルで突っかけるとようやく前線に流動性が生まれる一方、中盤ではHSVの守備もさすがに間延びし始め、ボールをテンポよくつなげるようになってくる。追いつくならこの時間帯だった。
さらに82分にはシャカに代えてデ・ヨングを投入。86分にはデムスがクロスに飛びこむが合わせられず。87分にはヘアマンに代えてノードファイトを投入するが、結局最後までHSVの堅い守備を崩せず、大きな盛り上がりもないまま結局0-1で痛い敗戦を喫した。
結局2月に入って勝てておらず、チーム状態は今ひとつ。上位も少しずつ遠ざかりつつある。リーグ戦ここ3試合で勝ち点1は明らかな足踏み。ここで持ちこたえなければ。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「チームを責めることはできない。彼らはできることをやりきってくれた。しかし、今日、何かが欠けていたのは明らかだ。我々は無用の失点を喫した。何としても避けなければならない失点だったがこういうことは起こり得る。その前に先制の機会はあった。しかし私は、このチームが今季いくつかの進歩をしていると考えている。だから木曜日には楽観的にローマでのセカンド・レグに臨むつもりだ」
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2013年02月17日 15:10
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【UEL決勝T1回戦(1)】グラードバッハ×ラツィオ・ローマ
■2013年2月14日(木) 21:05キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
ヨーロッパ・リーグが再開。ここからはトーナメントになる。まずはベスト32クラブがホーム&アウェイで争う1回戦の第1戦、グラードバッハはイタリアのラツィオ・ローマというクラブだ。名前からしてローマのクラブなんだろう。
日本時間だと金曜日の朝5時過ぎからということで、その気になれば早起きして身支度しながら見るとかやってやれないことないけど、さすがに諦めて後半だけツイッターで経過を確認していた。
グラードバッハはヤンチュケがリーグ戦での出場停止から先発に復帰し、アンカーのポジションに。全体としてはこんな感じか。
テア・シュテゲン
シュトランツル ブラウアース ドミンゲス ヴェント
ノードファイト ヤンチュケ ツィガーツィ
ヘルマン アランゴ
デ・ヨング
互いに失点を警戒してか序盤は慎重な立ち上がり。見るべきチャンスもほとんどなかったが、17分、アランゴのスルーパスを受けたヘアマンが敵ペナルティ・エリアに侵入したところを倒されPKを得る。これをシュトランツルが冷静に決めてグラードバッハが1-0と先制する。
リードを奪われたラツィオは圧力を強め、鋭いシュートを放つがテア・シュテゲンのセーブで得点を許さず。一方、グラードバッハも34分にデ・ヨングが頭で合わせるがわずかに枠に飛ばず。41分にはアランゴのFKがバーを直撃。その後もラツィオの好機があったが得点に至らず、結局1-0で前半を終えた。
この辺で僕は起き出し、歯を磨いたり血圧を測ったりしながらiPhoneでツイートを確認、「おっ、勝ってるぞ」と喜んでいたがそれも束の間。
後半はラツィオが前がかりにスタート。57分、敵FWがテア・シュテゲンと一対一になり失点。後半の早い時間帯に1-1の同点になってしまったことで試合はオープンな展開になる。64分、さらに失点を喫し1-2と逆転を許す。
68分、シュトランツルが敵ペナルティ・エリア内で引き倒され敵DFは2回目の警告で退場。グラードバッハはPKを得る。しかしシュトランツルが蹴ったこのPKはGKがセーブ。
グラードバッハは73分にはノードファイトに代えてマルクスを、75分にはツィガーツィに代えてハンケを、さらにヤンチュケに代えてシャカを立て続けに投入、勝負をかけに行く。84分、グラードバッハがまたしてもPKを得る。この辺になるとkickerの解説もどういう状況でPKもらったのかすら書いてない。これをマルクスが決め2-2の同点に。
88分、アランゴが25メートルのFKを直接決めてグラードバッハが再び逆転、3-2とする。これで試合が終わればよかったのだが、アディショナル・タイム、敵FWのヘディング・シュートを許し3-3に。結局試合はそのまま痛み分けに終わった…。
ツイッターで経過を見ていると、見るたびに得点が入っているので何じゃこりゃって感じ。いわゆる馬鹿試合だが、見ている方は楽しかっただろう。こういう試合をちゃんとテレビで中継して欲しい。
第2戦は1週間後、ローマで行われる。アウェイ・ゴールを3つも許しており、グラードバッハとしては勝つしかない。結局PK二つとFKからしか得点できておらず、実力的に厳しいものはあるかもしれないが、とにかく勝てばいいという状況でセカンド・レグを迎えられるのはそんなに悪くない。勝ち抜けのチャンスはある。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「前半はまともだった。我々は早い時間帯に、リードを奪うべくして奪った。そのあとはラツィオにいくつかチャンスがあったが、本当の脅威はなかった。後半はちょっと無茶苦茶な試合になり、我々にとって残念な結果となった。1-1にされたのは痛い反撃だった。これを消化するのは難しかった。1-2にされた後、チームは再びしっかりと対応し、数的優位もあっていい試合ができるようになった。しかし我々はみんな最後に3-3にされたのを悔んでいる。これはまったく無用の失点だった。我々は2本をポストに当て、PKを一本失敗した。それはつまり、我々にもゴールのチャンスはあったということ。しかし、一方で3失点している。次へ行きたければローマで勝つしかない」
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UEL
2013年02月11日 12:09
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【オフ企画】アウェイスタ雑記(8)熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場は埼玉県熊谷市にあるスタジアムだ。Jリーグでここを本拠地にしているクラブはないのでふだんは訪れる機会のないところだが、2010年、2011年は続けてここで天皇杯の試合の割り当てがあった。このうち、2010年12月25日、クリスマスに行われた天皇杯準々決勝福岡戦を見に行った。その時の記録を見てみよう。
「あ〜、何で東京と福岡が試合するのに熊谷」的な天皇杯の運営に関するあれこれはシーズン終わってからまとめてやるとして、セーターを着込みベンチコートを羽織って出陣。新宿の花丸うどんで軽く腹ごしらえしてから湘南新宿ラインに乗車」
「750円を奮発しグリーン車に席を確保したのはよかったが、熊谷ってどこの次だっけと車内アナウンスに耳を傾けていたのに、停車駅に熊谷の名前がない。焦ってiPhoneに入っている首都圏鉄道路線図と照合すると、どうも乗っているのは宇都宮線で、宇都宮線は熊谷は通らないらしい。既に赤羽を過ぎており、そのまま大宮を過ぎてしまうと惨事になるところだった。よく大宮の手前で気がついたものだと思う。我ながらエラい。てか北関東は魔境すぎる」
「大宮から乗り換えた高崎線も何とかグリーンに座れて1時半頃熊谷着。バスに乗ってスタジアムに向かおうとしたところバス乗場には長蛇の列。あわてて並んだがその後も列は長くなる一方で、最後の方の人はちゃんとキックオフに間に合ったのだろうか。ひどい状況だった。ムラバ社長もバス待ちの列に並んでいた」
「2時過ぎスタジアム着。前回正田醤油で席がないのに懲りたので、今回はバックスタンドのSA指定席。前から2列目で、高い場所から全体を見渡したい僕としてはあまりいい席ではない。スタジアム自体は新しく立派で、陸上競技場としてはいいのかもしれないが、トラックもあってピッチが遠くスタンドの傾斜は緩く何となく柏の葉とかを思い出す。2列目でも臨場感がある訳でもなく」
帰り道についてはこんな記述もある。
「僕は試合終了のホイッスルとともに席を立ち、待機していたバスで熊谷駅に戻ったが、その後、バス待ちの列がまたしても異常に長くなり、完封吹きすさぶ中、試合終了後2時間近く並ばされた人もあったようだ」
「運営については最初に書いた通り別稿を用意したいが、公共交通機関で来いと告知しておきながら、これはちょっとないんじゃないかと思う。正田醤油スタの時も似たようなことがあったようだし、天皇杯の運営には言いたいことがいろいろとある。JFAもちょっと真面目に考えて欲しい」
何を隠そうJ2降格の年であり、この試合を見に行ったときには既に降格は決まっていた。すさんだ気持ちで行った熊谷だが、この記事の通り、道のりは遠くアクセスは不便で観戦環境もよくなかった。陸上トラック付きの競技場はどこもこんなもんか。試合には結構劇的に勝ったが、あんまりいい印象のないところだ。
翌年の天皇杯は確か所用とぶつかってしまい行けなかった。用事がなかったら行ってたかなあ。たぶん行ってただろうな。遠いけど。埼玉県とはいえ実質北関東。夏には日本で有数のホットスポットになる魔境である。
余談だが、カラオケで連れがゆずの「栄光の架橋」を歌ったときにそのPVの舞台がどこかの陸上競技場で、このスタジアムはどこだろうと歌そっちのけで画面に目をこらしたことがあるのだが、それがこの熊谷であった。東京からロケに行けて、それなりの使用料で借りられるという条件でここになったとかそんなことだろう。何も熊谷まで行かなくても柏の葉あたりでよかったような気もするが、まあ、他人の話だ。
正直あんまり書くことがないので終わる。ここの印象は「アクセス悪い、バス来ない」「ゆずのPV」。
次回は長居。
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2013年02月10日 14:43
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【ブンデスリーガ第21節】グラードバッハ×レバークーゼン
■2013年2月9日(土) 15:30キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
土曜日午後開催。敵には日本人選手もいるのだがCSフジテレビでは中継なし。最近ではブンデスリーガも日本人選手が増えたので、単に日本人選手所属のクラブだというだけでは中継もしてもらえない。日本人同士の対戦とか、レギュラーで手堅く出場が見込めるとか。なかなか大変だ。もう全試合中継しちゃえばいいのに。
仕方なくネット動画観戦。最初に見ていた動画は画質がきれいで途切れることもなかったのだが、前半途中でセンサーされて切れてしまった。で、他を探して見つけたサイトは画質が今イチで時折カクカクしたものの、まあ何とか最後まで見ることができた。いいサイトを見つけるのは毎回難しい。
グラードバッハはノードファイトが膝の故障から復帰。一方でマルクスが負傷離脱、ヤンチュケが警告累積で出場停止となったため、右SBにはシュトランツル、ボランチはリングがノードファイトとコンビを組んだ。
テア・シュテゲン
シュトランツル ブラウアース ドミンゲス ヴェント
ツィガーツィ ノードファイト リング アランゴ
ヘアマン デ・ヨング
レバークーゼンはサード・ユニなのか、紺色にオレンジのラインが入った初めて見るトリコ。
前半はレバークーゼンに押し込まれた。序盤から立て続けにチャンスを作られ、敵のシュートミスなどで何とかしのぐ苦しい立ち上がりに。15分にはペナルティ・エリアに侵入しようとした敵MFとシュトランツルが衝突。微妙だったがノー・ファウルで助かった。まあ、ボールに行った結果のアクシデンタルな衝突とみてくれたんだと思うけど、ここでPK取られてたら厳しい流れになってた。
しかしその後もレバークーゼンの攻撃を自陣でしのぐ展開は変わらず。ボールを奪っても前線に展開する前にパスミスから奪い返されるシーンが頻発、攻撃の形を作れない。ワンタッチでテンポよくつなぎたいという意図は十分分かるが、敵に寄せられて精度が甘くなりボールを失う繰り返し。35分には敵MFに裏を取られてゴールを決められるがこれはオフサイドの判定。これも取ってくれて助かった。
押し込まれっぱなしで終わるかと思った前半終了間際、敵DFがGKに頭で返そうとしたボールがコントロールを誤ってゴールラインを割り、この試合1本目のCKを得る。ノードファイトが蹴ったボールにシュトランツルが頭で合わせゴール。無から生まれたに等しいもらいもののゴールでグラードバッハが1-0と先制。まあ、サッカーって往々にしてこういうもんだよな。そのままハーフタイムに。
後半に入ると、当然ながら先制したグラードバッハは慎重に守備を固め、レバークーゼンがさらに圧力を増す。52分、ゴール正面からミドルを突き刺され1-1の同点に。結構人もいたように見えたが防げなかった。後半の早い時間に同点になってしまい守りきるプランは破綻、試合はオープンな展開になる。
58分、アランゴが左サイドから絵に描いたようなクロスを中央へ。これに飛び込んだデ・ヨングが頭で合わせてゴール。グラードバッハが2-1と再び勝ち越す。この辺からちょっとバカ試合の香りが漂い始める。
しかし60分、ゴール至近から敵FWに流し込まれ2-2の同点に。グラードバッハはリングに代えてシャカを投入するが、64分、敵MFに裏を取られてシュートを決められ2-3と逆転される。夜中なのに「アプザイツやろ!!」と大声を出して近所に迷惑をかけたが、スローで見ると絶妙の抜け出しでゴールはやむなし。
77分、ノードファイトに代えてフルゴタを、84分にはツィガーツィに代えてハンケを投入、得点を狙いに行く。すると86分、アランゴのFKにブラウアースが合わせるとボールはファーに飛び、これを最後にヘアマンが頭で押し込み3-3の同点に。ブラウアースのシュートがそのまま入っていたようにも見えたが、記録上はヘアマンのゴールになった。
しかし、途中出場のフルゴタが足を傷めて退場。既に交替枠を使いきっておりグラードバッハは残り時間を10人で戦うことになる。アディショナル・タイムには敵FWのシュートを浴びるがテア・シュテゲンがセーブ、何とか引き分けて勝ち点1を得た。
でたらめなバカ試合になったが、最後に追いついて何とか面目を保った。アランゴのここ一番のキック精度に救われたと言っていい。内容的には負けていてもおかしくなかった試合で、ホームではあるがこの勝ち点1には満足せざるを得ないだろう。
グラードバッハは勝ち点を30に伸ばし暫定7位。しかし先週から2試合で勝ち点1しか取れていないために、2位グループとはやや差がついてしまった。ここでズルズル後退して中位に収まるか、もう一度上位、ヨーロッパ・リーグ圏内を取りに行けるか、ここが踏ん張りどころだろう。次節のHSV戦はアウェイだが引き分けの後だけに勝たなければならない試合になった。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「この3-3には満足できる。前半はよくなかった。あまりに多く簡単にボールを失いすぎた。ボールをしっかり持てなければサッカーをするのは難しい。後半はよくなったが追いつかれたのは余計だった。そこでしっかり対応し、リスクを取った結果、ファイン・ゴールで再びリードを奪うことができた。だが直後に2-2にされてしまった。守備がはまらなかった。全力で戦わずしっかり守備ができなければ問題が発生するのは当然だ。最後に3-3にできたのはラッキーだった」
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ブンデスリーガ
2013年02月05日 23:56
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【ブンデスリーガ第20節】ニュルンベルク×グラードバッハ
■2012年2月3日(日) 15:30キックオフ
■Stadion Nürnberg
スカパー中継あり。日曜日の夜だがこれは起きて見るしかないだろう。おかげで月曜日は眠かったが…。
グラードバッハはノードファイトが前節膝を傷めて欠場、ルップがボランチに入り穴を埋めた。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ ブラウアース ドミンゲス ヴェント
ツィガーツィ ルップ マルクス アランゴ
ヘアマン デ・ヨング
ニュルンベルクは序盤から前がかりにつぶしに来る。グラードバッハがボールを落ちつけられずにいる間に攻め込まれる。4分、敵FWがエリア内でボールを持ったところにマルクスがタックル。ビデオで見るとマルクスの足がかかる前に敵の両足が揃いファウルをもらいに行っているのが明らかだがこれがファウルとなりPK。これを決められて0-1と先制を許す。これで完全に出鼻をくじかれた。
先制したニュルンベルクは自陣に引いてカウンターを狙いに来る。8分、アランゴからのパスを受けたヘアマンが角度のないところから流し込もうとするが、ゴールラインギリギリで敵MFにクリアされる。
グラードバッハはボールを支配するが自陣でコンパクトに守るニュルンベルクを相手に攻めどころを見出せない。ニュルンベルクの中盤でのプレスも果敢で、グラードバッハはボランチにボールが収まらず、ボールを奪われてはショート・カウンターを浴びる。フィニッシュまで持ち込めずパッとしない時間が続く。
30分、中盤の緩いパスをカットされこのボールを前線に出される。これを決められて0-2に。グラードバッハはますます守備を固めてくるニュルンベルクを崩せず、36分にヘアマン、43分にはデ・ヨングがシュートを放つが敵GKにセーブされる。結局2点のビハインドを背負ったまま前半を終えた。
後半に入るとグラードバッハはボランチ経由で展開するのを諦めたか、手早く前線にボールを運ぼうとするがやはり決定機を作れない。56分、アランゴのFKはきれいに枠に飛ぶがGKがセーブ。だが、58分、自陣で得たFKをクイック・リスタート。敵の虚を突いて裏に抜け出したヘアマンが流し込んで1-2。1点差に迫る。
どうしても勝利が欲しいのに1点差にされたニュルンベルクは焦りが出て、疲れもありここからはグラードバッハの時間になる。この局面で少なくとも同点にしておくべきだった。60分、ルップを下げてムラパを投入。ツィガーツィをボランチに下げたか、前線の厚みを増して一気に同点を狙いに行く。
だが、ここで決めきれなかったことで試合は再び拮抗したオープンな展開に。78分、マルクスに代えてリングを投入したが、その直後、意欲的に動いていたムラパが足を傷めてハンケとの交替を余儀なくされる。残り時間の減少とともにグラードバッハの攻撃は単調になり、結局1-2で久しぶりの敗戦となった。
いきなりのPKで主導権を持って行かれたことを抜きにしても、やはりニュルンベルクの早いつぶしでボランチにボールが収まらず、スペースを消された中でアイデアのある展開ができなかったのが敗因。ノードファイトの存在の大きさを実感させられた。
ヘアマンがいい動きを見せ、デ・ヨングも「あとは得点だけ」くらいの状態。ただ、勝てないゲームではアランゴが消えていることが多く、良くも悪くもアランゴが今のグラードバッハのキーマンであることがはっきり分かる。
この混戦から脱落しないためには連敗しないことが大事。次節、ホームでのレバークーゼン戦は落とせないな。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「思っていた通り難しい試合になった。ニュルンベルクはとても攻撃的に戦ってきた。最初の失点は大変不幸だった。あれはPKじゃない、ダイヴだ。だがそれを言い訳にする訳には行かない。2点目はまったく無用のゴールだった。ちょっと神経質になりすぎた。こうなると当然試合は難しくなる。それでも我々にはパトリック・ヘアマンのゴール・チャンスが2回あった。少々ラッキーもあって早めに1点を返すことができたが、1-2にしてからは少し急ぎすぎたし、ボールを失うことも多すぎた。もう少し落ち着いていればゴールのチャンスを決めることもできていたのだが」
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ブンデスリーガ
2013年02月03日 13:47
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【オフ企画】アウェイスタ雑記(7)さいたま市浦和駒場スタジアム
さいたま市浦和駒場スタジアムは浦和レッズの本拠地のひとつで、浦和サポの間では聖地ということになっているらしいが、最近では浦和のほとんどのホームゲームは埼玉スタジアムで行われるので浦和とのアウェイ戦でここに行ったことはない。
僕がここに行ったのは2005年10月1日のアウェイ大宮戦。まずは
その時の記録
を見てみよう。
「何を隠そう今日は僕の誕生日だった訳だが、それとはあまり関係なく大宮×FC東京を見に行った。スタジアムは浦和駒場。なぜ大宮の主催試合が浦和で行われるのか理解に苦しむが、まあ、文句を言っても仕方がない。新宿から埼京線で赤羽へ。ここで高崎線に乗り換えると浦和はもう次の駅。シャトルバス待ちの列が地下に長く伸びていてたじろいだが、並んでみると大したことなかった。むしろバスが発車してからの渋滞の方がうんざり」
「駒場は初めて。噂に聞いていた出島も初めて見た。僕はカテゴリー3のチケットで二階席に上がったが、その下の席はカテゴリー2でその方が高い。ヘンな価格設定だと思う。二階席に入るには階段でかなり高いところまで上らなければならない。高いところの嫌いな僕にはイヤな感じである。二階席は傾斜がきつく、見やすくはある。でも席は背もたれもなく、当然ドリンクホルダーもなく、居心地がいいとは決して言えない作り」
「帰りもシャトルバスに乗ったが、乗り場の整理が今ひとつだった。まあ、大勢の客が我先に帰ろうと血眼になっているのを捌くのは確かに簡単なことではないだろうけど、事前にシミュレーションは可能なんだからきちんと列の作り方とかバスへの流しこみ方とか研究して欲しい」
この頃、大宮は今のNACK5が未改修で、ここを本拠地として使っていたようだ。そういえば浦和の駅からバスに乗ったのを思い出した。
さて、駒場といえば出島。アウェイ側のゴール裏が他の席からは孤立したつくりになっており、形状が江戸時代の出島に似ていることからこう呼ばれる。浦和と戦うときはスタ全体が真っ赤に染まる中、窮屈なスペースに押し込まれてアウェイ感満載らしい。現に過去には東京サポが試合後もここに閉じ込められ帰れなかったということがあったらしい。
大宮戦だと雰囲気はまだ牧歌的だし、僕はバックスタンドから出島全体を俯瞰したがコンパクトにまとまった出島は一体感があって悪くないように見えた。ピッチの見え方がどうかとかあんまり覚えてないけど、陸上トラックがあるのでまあそれなりだったと思う。
アクセスは浦和駅から徒歩20分程度らしい。僕は行き帰りともバスに乗ったが、浦和駅周辺は旧市街で交通状況がひどく渋滞は必至。時間に余裕を見た方がいいし、場合によっては歩いた方が早いかもしれない。とはいえ歩く道もまた歩行者に優しいとは言い難い交通量の多い道だし沿道風景も心が和むというようなものではないので覚悟は必要。まあ、全般に都市インフラが貧弱ということだ。
帰りのバスも当然のように渋滞につかまり、なかなか浦和駅に着かなかった。ここの印象は「とにかくバスが使えない」。今の浦和の運用からすればここで試合を見る機会はあまりなさそうだが、また行くなら歩いてみよう。
次回は熊谷陸上競技場。埼玉が続くなあ…。
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