フットボール・クレイジー
football crazy
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2013年04月29日 13:05
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【ブンデスリーガ第31節】ヴォルフスブルク×グラードバッハ
■2013年4月27日(土) 15:30キックオフ
■Volkswagen-Arena
せっかく土曜日のいい時間の試合なのにスカパーでは中継なし。敵は日本代表の日本人選手が先発だというのに。ブンデスリーガの日本人選手インフレもよしあしか。この際CSフジテレビも各節の放送枠を5試合くらいに増やしたらどうだ。いや、いっそ全試合をスカチャン駆使して放送してはどうか。
グラードバッハはヨーロッパ・リーグ出場権を懸けた戦いの真っ最中。アウェイだが最低でも勝ち点1を持ち帰らなければならない試合。勝てばこの後の戦いがぐっと有利になる重要な一戦だ。結局ネット動画観戦になり、昼間のFC東京×川崎のレポートを書きながら小さい画面で見ていた。
グラードバッハは鼻骨骨折で前節を欠場したノードファイトが例のマスクをつけて先発に復帰。シャカがスタメンに残りマルクスがベンチ・スタート。前線は前節に続きハンケとムラパがコンビを組む形となったが、ここが固定しないのがどうも今季のネックになっているような気がする。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ ブラウアース ドミンゲス デムス
ヘアマン ノードファイト シャカ アランゴ
ハンケ ムラパ
試合はアウェイのグラードバッハが積極的に攻撃を仕掛ける立ち上がりに。ノードファイト、ヘアマン、ハンケ、ムラパらが立て続けにチャンスを作るが決められず。10分くらいから見始めたのでこの辺は残念ながら見逃した。やはりこの試合が重要だという認識なのか、リスクを取って勝ちに行く指示が出ていたのかもしれない。
この局面を過ぎるとヴォルフスブルクも徐々に反撃に出始め、グラードバッハは押し込まれる時間帯となる。34分、右サイドからの敵の強いシュートがブラウアースに当たってゴールへ。テア・シュテゲンもセーブしきれず0-1と先制を許す。明らかに自殺点に見えたが、記録上は敵のゴールになった。
グラードバッハは攻撃の形が作れず、大きなチャンスも作れないまま0-1とビハインドを背負って前半を終えた。
後半はヴォルフスブルクが引き気味にスタート。グラードバッハはこの隙を狙いカウンターからロング・ボールを収めたムラパがそのまま敵GKの股を抜いてゴール。後半の早い時間帯に1-1と同点に追いつく。
しかし、61分、敵FWにシュートを許し失点。1-2と再び勝ち越されてしまう。グラードバッハは70分、ムラパに代えフルゴタを投入し巻き返しを図るが、75分にも追加点を奪われ1-3となって苦しい展開に。76分にはヘアマン、ハンケを下げてヨウネス、デ・ヨングを投入するが、既に大勢は決しており、効果的な攻撃を組み立てることもできず、結局1-3で痛い敗戦を喫した。
やはり前線のメンバーが固定できず、ずっと試行錯誤をしているような状態で、昨季のようなオートマティズムは望みがたい状態。アランゴ、ヘアマンらのタレントはいるものの、攻撃が単発で得点の形が定まらない。これでは勝負どころのゲームになかなか勝てないのは仕方ない。連勝のない今季の戦績がそれを示している。
その中で何とかここまで持ってきているのはむしろ評価されるべきとも思うが、やはりデ・ヨングがFWの柱として不動の地位を固めきれていないのが残念なところ。ロイスの役割をそのまま期待した訳ではなく、プレー・スタイルは違ってもいいのだが、中心選手としての存在感を発揮しきれていないように思う。
残り3試合、シャルケ(H)、マインツ(A)、バイエルン(H)というカードになるが、ここまで来たらもう残り全部勝つ気でやるしかない。
4位 シャルケ (49)
5位 フランクフルト (46)
6位 フライブルク (45)
7位 グラードバッハ (44)
8位 HSV (44)
9位 ハノーファー (41)
順位表を見れば5位と6位の二つの椅子をフランクフルト、フライブルク、グラードバッハ、HSVの4クラブで争うことになりそうだが、次節ホームでシャルケに勝てば4位も射程に入ることになり、是が非でも勝たねばならぬ。最終戦までもつれそうな感じもするし、そうなればバイエルンにガチンコ勝負を挑むしかないが、それも望むところ。2季連続のヨーロッパ・リーグ出場を目指したい。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「われわれはチャンスを生かして2-0でリードできたはずだったのに、実際にはいいチャンスを生かすことができなかった。しかしそれはこんな形で失点を重ねたことの言い訳にはならない。十分に頭を使って戦うことができなかったために、簡単に失点してしまった。シンプルにプレーする代わりに無用のボールロストを重ね、その結果カウンターを受けることになった。この試合に2つか3つ足りないところがあったということははっきり言っておかねばならない。しかし、それでも未来に向けていい面を見ることにしたい」
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2013年04月28日 00:33
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【Jリーグ第8節】FC東京×川崎
■2013年4月27日(土) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム
日中は汗ばむ陽気だったが日が傾くとともに気温が下がり、風もあってスタジアムはむしろ寒い状態に。長袖のTシャツの上にパーカを羽織り、さらにスプリング・コート的なジャケットを着て行ったが、それでも寒くてマフラーを巻いてしっかり前ボタンを掛けていた。
多摩川クラシコだがそれ以上に前節の勝利で得た流れをしっかり定着させることができるかどうかの試金石となる大事な試合。とにかく勝たねばならぬ。その試合がクラシコというのはモチベーションを上げる意味でよかったのかもしれない。だが、川崎も開幕から調子が出ず、前節ようやく初勝利を挙げたばかりでモラル高く挑んでくるはずで、テンションの高い試合になる予感がする。
東京はナビスコカップでのターン・オーバーからメンバーを戻し、前節の名古屋戦と同じ布陣。これが今の東京のベスト・メンバーということか。
権田
徳永 加賀 森重 太田
米本 高橋
ルーカス 東 長谷川
渡邉
試合は互いにコンパクトな中盤で主導権を争う拮抗した立ち上がり。どちらもパス・サッカーを志向するクラブどうし、ラインを高く保ち時として両チームが20メートルほどの幅の中に収まるくらい狭いエリアの中でボールを奪い合う熾烈な争いになる。東京がやや優勢にボールを支配するが、窮屈なところでパスを引っかけられ、ロングボールも併用するが収まりきらない。
互いにボールへの意識が高い引き締まった攻防が続くが、22分、東からのくさびをDFラインに入って受けた長谷川がこのボールをルーカスに落とすと、ルーカスがこれをそのまま蹴りこんでゴール。東京が1-0と先制する。押してるような気もしていたが、これが最初のシュートだったようだ。
殺るか殺られるかのハイテンションのゲームだっただけにこの先制点は大きかった。得点を境に徐々に流れが東京に傾き、東京がボールを支配する時間が長くなって行く。しかし、東京はパスをつなぎながらも手数をかけ過ぎて攻めきれないシーンが多く、フィニッシュまで行けずにボールを奪われては素早い切り替えからカウンターを浴びることもしばしば。何度か危ないシーンも生まれるが川崎のシュートミスもあって何とか失点は免れる。
結局、東京は前半シュート3本にとどまったが、チャンスを決めきって1-0とリードを奪ったまま前半を終えた。
後半に入ると川崎は足が止まり始め、攻撃もちぐはぐに。東京は変わらずボールをしっかり保持しながら攻撃を仕掛ける。奪われたボールも中盤での守備から敵のミスを誘っては取り返し、ショート・カウンターと遅攻を組み合わせてチャンスを作れるようになってくる。
65分、中盤で奪ったボールをつなぎ、長谷川が左に展開した東にパス。東はこれを受けて裏に抜け出し敵GKと一対一に。GKに当てがちなシーンだったが東は冷静にGKの股を抜いてシュートを枠に収めゴール。2-0と東京がリードを広げる。
このあたりから川崎は目に見えて動きが鈍くなり、東京は中盤でボールを狩っては素早い切り替えから何度かチャンスを迎えるが決めきれず。40分、東に代えて李を投入。そのままトップ下に入ったか。
86分、ルーカスのFKはGK正面。このシーン、僕はよそ見していたが観客席はどよめいていた。あとでビデオ見とくか…。87分には渡邉のシュートがゴール前を横ぎる。89分、渡邉に代えてチャンを投入。チャン、加賀、森重でスリーバックにしたかと思ったが、どうもチャンをDFラインの一列前に置いてアンカーにしたようだ。
さらに45分、ルーカスに代えて石川を投入。終了間際にはシュートを打たれる場面もあったがしのぎきり、結局2-0で東京がクラシコに完勝、リーグ戦2連勝となった。ホームでのクラシコの勝利は2008年以来5年ぶりらしい。
この試合、決してパス・コンビネーションから崩しきっての勝利という訳ではなかったが、中盤での積極的な守備からボールを奪ってリズムを作り、何としても勝つという意志を明らかにしたことが結果につながったと言っていいだろう。特に米本のボール・ハントはもはや感動的と言っていいだろう。ここというシーンに必ず顔を出し、放置すればクリティカルなピンチになり得るボールを何度も刈り取った。
ケガで不遇なシーズンを2年も過ごしたが、その分を埋め合わせて余りある活躍を見せてくれている。今すぐ代表に呼ばれてもまったくおかしくないレベル。奪った後のパス出しの技量も目に見えて向上している。前線の華麗なコンビネーションを支えているのは米本のハードワークだと言っても過言ではない。
今日の試合では川崎の主力が何人かケガで欠けていたという事情もあったが、東京が今まで通りパスサッカーを貫き、似通った戦術のクラブを上回ったのは重要な結果だ。前半の早い時間帯に先制、後半には追加点と、しっかり決めきったことで試合を楽に進めることができた。
シュートは9-6。ボールは支配したものの、前半は敵の守備がコンパクトでシュートまで行けるシーンが少なかったこともあり、シュート数は思ったより少なかった。ロングボールで裏を狙うシーンもあり、精度もそれなりにあったが、もう少しミドルを見せてもよかったか。ポゼッションは55-45で、試合展開を裏づけている。交替は遅かったと思う。李はもっと早く投入した方が脅威になったのではないか。
いずれにしても、連敗を止めた後の大事な試合できちんと結果を出したことは大きい。この連勝で東京は4勝4敗と戦績を五分に戻し、勝ち点12で6位に浮上した。ようやく借金を返した状態で、今季はここからもう一度積み上げ直すしかない。最初に掲げた優勝という目標からはいったん後退したが、この流れをしっかり定着させ、もう一度上位を狙わなければならないし、そのためにはひとつずつ勝利を積み重ねるしかない。
もともと戦い方ははっきりしており、方向性をブラす必要はまったくない。4連敗の間もそれを言い続けてきたことがようやくひとつ形になったと思う。今季の東京は夢を見るに値する力量を備えていると僕は思っている。金曜日に鳥栖(A)、月曜日に磐田(H)と試合が続くが、ここでしっかり勝ち点を積み上げたい。
評点(
評点の見方
):
権田(3.5) 今日も試されるシーンは少なかった。完封は大きな結果だ。
徳永(3.5) サイドで強さを発揮。対面の相手を自由にさせなかった。
加賀(3) 尻上がりにペースをつかんだ。ビルドアップに格段の進歩を見せる。
森重(3) 高いサッカー偏差値を感じさせる働き。もっと上がってもよかった。
太田(4) ケガを押しての出場だが攻守に無難な動き。悪くなかった。
米本(2) 米本が東京にいてくれて心からよかったと思う。間違いなくMOT。
高橋(3) 軽いプレーもあったがボールへの意識は高くチームを救った。
ルーカス(2.5) 起点として代えの効かない活躍。先制点を決めきった。
東(3.5) 組み立てには改善の余地もあるが追加点は大きなポイント。
長谷川(3) アイデアのあるプレーで2アシスト。生き生きとプレーしている。
渡邉(4) 2シュートはあったが落ちてくることが多く決定機が少なかった。
===
李(-) 時間短し。
チャン(-) 時間短し。
石川(-) 時間短し。
今日は前半、拮抗した厳しい展開の中でしっかり先制できたことが流れを呼び込んだ。パスを引っかけられるシーンも多かったが最後のところはしっかり守りきった。次しっかり勝てばちょっと景色が変わるはず。
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FC東京
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J1リーグ戦
2013年04月24日 22:27
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【ナビスコカップ第5節】大分×FC東京
■2013年4月20日(水) 19:00キックオフ
■大分銀行ドーム
平日のアウェイ開催なので現地観戦は初めから諦めて自宅スカパー観戦。このためにチューナを標準画質からプレミアムに換えたようなものなのだ。何とか仕事を終え、本屋で「Jリーグ・サッカーキング」を買って家に帰り着いたのがちょうど7時。まさにキックオフだった。
東京はここまでグループリーグ4試合を戦って1勝1敗2分で勝ち点5。7チームのうち上位2位を争う現在のグループリーグの方式は過去に3大会あるが、勝ち抜けには勝ち点11が最低限であり、東京としては残り2試合連勝しなければ勝ち抜けの可能性はほぼなくなってしまう。
東京は前線を中心にターンオーバーを実施。GKは事前の予想では塩田だったが権田が出ることになったようだ。
権田
加賀 チャン 森重 徳永
高橋 米本
河野 李 石川
平山
試合は予想通り序盤から東京が圧倒的にボールを支配、ほぼ敵陣でパスをつなぎながら縦のボールの出し入れでスイッチを入れ、マークをはがしながら敵ゴールに迫る。4分、徳永のフィードを追って裏に出た河野がトラップしてシュートを放つが枠外に。
13分、石川のCKに李が頭で合わせるがこれも枠外。ロング・ボールやセット・プレーからはシュート・チャンスはあるものの組立からはディフェンシブな大分の戦い方もあって崩せるシーンは少ない。
19分、石川の落としから河野がシュートを放ったがこれも枠外。この辺まではある程度流動的に動きながらボールを動かせていて可能性を感じさせる。その後もチャンスは作るもののゴール前では大分の守備も分厚く、東京のフィニッシュも精度を欠いてゴールまでたどり着けない。
39分、石川のクロスに李が頭で合わせるがバウンドしたボールはポストに嫌われる。43分、平山がヘディングでつないだボールを受けた石川がワントラップから左足で狙うがこれも枠に飛ばせず。
結局東京はチャンスを作りながらも得点できずスコアレスのまま前半終了。
51分、加賀のクロスに中央で李が飛び込むが合わず。前半同様東京が主導権を握っているように見えるが引き気味の大分に対して最後の決め手がない。次第に足も重くなり始め、連携も目に見えて落ち、足許でボールをもらうシーンが増えてくる。
64分、石川に代えてヴチチェヴィッチを投入。石川はもう少し見たかったが、じゃ、だれと代えるんだと言われても難しい。68分には平山を下げて渡邉を投入。しかし交代で入った選手と先発している選手との間に微妙なギャップがあって連係が今ひとつのようにも思える。
72分、ヴチチェヴィッチが右サイドから入れたクロスに李が飛び込むが打ちきれず枠外。東京は徐々に足が止まり、前線に投入したフレッシュな選手を生かしきれない。そのために大分の反撃を受ける時間が続くが、ゴール前では守備も集中しており、敵のシュートミスもあって何とか失点は免れる。
78分、仕掛けで気を吐いていた河野に代えて東を投入。その後もヴチチェヴィッチがエリア深くからクロスを流し込むが李が合わしきれないシーンが続く。
アディショナル・タイムにはヴチチェヴィッチが右膝を痛めたようで自らピッチをアウト。結局試合に復帰できず担架で運び出される。心配だ。交替枠を使いきっている東京は10人で戦うことを余儀なくされる。
結局4分のアディショナル・タイムにも決勝点を挙げることはできず、ゲームはスコアレス・ドローとなった。
前半こそそれなりに勢いもあり、チャンスは作ったが決めきれず。前のナビスコの時もそうだったが、この顔ぶれだと前線が「使われる」タイプの選手ばかりで、東、長谷川、ルーカスといった起点になって攻撃をコントロールする選手がおらず、攻撃の組み立てが流れ任せになった感は否めない。
それでも何度かはシュート・チャンスもあったのだから、このメンバーで流れが作れていた前半の間に得点しておかなければならなかったということか。そのために今日出てる訳だし。後半東入れてアーリア入れて千真入れて勝負かな、ネマもいるしな、とか思ったオレが甘かった。
後半に入ると次第に足も止まって流動性が失われ、交代によってフレッシュな選手を送り込んでも足が止まった選手と動ける選手のギャップが開くばかりで機能しきれなかった。
権田を起用するなら権田、徳永、森重、加賀、高橋、米本でベスト・メンバー規定は満たしているのだから、トップ下には李ではなく大竹や田邉など周囲を使える選手を起用してもよかったのではないか。李を使いたいのなら、その上でワントップに起用する手もあった。
週末の名古屋戦で何とか取り戻した流れをしっかり手にできなかったことは残念。完封は好材料だが、今日の押し込み加減を考えれば、うかつな失点がなくてラッキーというくらいにしか評価はできない。今日は攻撃がそれなりに機能していたように見えながらも、微妙にバランスを欠いて結局試行錯誤の繰り返しになってしまった印象を受けた。
これで東京はグループリーグ1勝1敗3分となり勝ち点6。次節の最終戦に勝っても勝ち点は9にしかならず、試合のない最終節を見守るしかないが、現実的に考えてグループリーグ突破は極めて難しくなってしまった。
今の状況ではリーグ戦に集中すること自体はやむなしとも思うが、ターンオーバーが中途半端で詰めに甘さの残ってしまった試合だった。
週末の川崎戦に勝たないと、名古屋に勝ったことの意味がなくなってしまう。正念場は続く。
評点(
評点の見かた
):
権田(4) 試されるシーンは少なかった。つかほぼボールさわってなくね?
加賀(4) 面白いクロス、河野へのパス出しもよかった。SB適性やっぱりあるぞ。
チャン(4.5) 敵FWに入れ替わられるシーンあり。危うく失点するところだった。
森重(4) 攻撃参加でも引き続き存在感を見せた。完封は最低限の結果か。
徳永(4) 左でも変わらぬ強さを見せたがさすがにクロスは上げにくそうだった。
高橋(4) 気合は入っていたが敵の分厚い守備になかなか出しどころ見つけられず。
米本(4) 彼が必死でボールを追わねばならないほどには中盤を使われなかった。
河野(3.5) 特徴を出そうとよくボールに絡んだ。今日は決めたい日だったが…。
李(3.5) 再三ゴール前に飛び込んだが合わず。ポスト弾も惜しかった。
石川(4) もっと見たかった。ボールを受ける技術はさすがだったが…。
平山(4) 身体は張ったが判断を問われる場面で決定的な働きができなかった。
===
ヴチチェヴィッチ(-) 昨季の切れまではまだかと思っていたらケガ。心配だ。
渡邉(-) 仕事できず。
東(-) 短い時間で存在感は見せたが…。
せっかく早く帰ってきて見てたのに残念。1点取れば勝てたのに、もったいない試合だった。
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FC東京
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ナビスコカップ/ルヴァンカップ
2013年04月22日 22:52
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【ブンデスリーガ第30節】グラードバッハ×アウクスブルク
■2013年4月19日(金) 20:30キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
金曜日の夜ということは日本時間土曜日未明3時半キックオフ。夜中に起きて動画サイト探そうかとも思ったけど一度寝てしまうとそんなことはできる訳もなく。
ヨーロッパ・リーグ圏内を目指すためには負けられない、いや、勝たねばならないホーム・ゲーム。こういう試合をきちんと勝てるかがシーズンの最後に勝負を分ける。
前節鼻骨を骨折したノードファイトに代わってシャカが先発、また左SBにはヴェントに代わってデムスが、前線はツィガーツィとデ・ヨングに代わってムラパとハンケが先発した。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ ブラウアース ドミンゲス デムス
ヘアマン マルクス シャカ アランゴ
ハンケ ムラパ
ボールを支配するグラードバッハに対してアウクスブルクがチャレンジするという形で試合がスタート。互いにシュートは放つものの攻撃は散発的でどちらもリズムは作れず。
26分、敵ペナルティ・エリアに侵入したムラパに敵DFがアタック。これが非常ブレーキとなり敵DFは退場、グラードバッハがPKを得る。デムスがこれを落ち着いて決めグラードバッハが1-0と先制。
30分にはムラパがハンケからのパスを受けてシュートを放ったがこれはポスト。一人少なくなって慎重に戦わざるを得ないアウクスブルクに対しグラードバッハは43分、CKにブラウアースが頭で合わせるがバーを越える。1-0とリードを保って後半へ。
リードを奪った上、人数でも上回るグラードバッハはパスを回す一方、敵のパスコースは的確に消して危なげなく試合を進める。しかし攻撃では正確さを欠き、フィニッシュまで持ち込めない。ハンケ、マルクスが遠目から狙うが得点の匂いはせず。
74分、ムラパに代えてフルゴタを、76分にはヘアマンに代えてヨウネスを投入、追加点を狙いに行く。残り15分でグラードバッハは再び積極的に攻撃を仕掛けるがなかなか得点できない。
終盤には敵FWがテア・シュテゲンと一対一になるピンチもあったがしのぎ、90分にはハンケに代えてデ・ヨングを投入。貴重な勝ち点3を得た。
何か、「kicker」のサイト見ながら書いてるんだけど大したこと書いてない。試合の評価自体は3で悪くないんだが、きっと大きな見せ場が少なかったのだろう。ハンケ、ムラパ、シャカと使ってもらったメンバーが高い評価を受けているのが嬉しい。
グラードバッハは勝ち点を44に伸ばした。順位は7位のままだが、4位シャルケ(46)、5位フライブルク(45)、6位フランクフルト(45)、8位HSV(44)と5クラブで3つの枠を争う形になってきた。
僕としてはボーダーは50かと思っていたが、50はミニマムで、もう少し上積みする必要があるかもしれない。残り4試合はヴォルフスブルク(A)、シャルケ(H)、マインツ(A)、バイエルン(H)という対戦であり、少なくとも2勝1分でないと苦しいだろう。
その意味ではヴォルフスブルク、シャルケとの2連戦が決定的に重要で、ここでどちらかに負けるようだとそのあとが決定的に厳しくなる。2連勝、悪くても1勝1分で行かなければ次が見えてこない。
ここからは他クラブの動向も見ながら神経質な戦いになるが、ここまで来た以上はヨーロッパ・リーグを念頭に、一つ一つの試合をしっかり戦うしかない。なぜかヴォルフスブルク、シャルケとの対戦なのにどちらもCSフジテレビの生中継がないとかいったい何を考えているのかよく分からないが、ここでしっかり踏ん張りたい。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「いい試合をしたししっかりプレッシャーをかけることができた。しかし前半のうちに2-0にできたはずだった。総合すれば我々は90分間でたくさんのチャンスをつくったし、明らかにもっと効率的に戦うことができたはずだ。我々は非常にコンパクトなチームと戦った。アウクスブルクと戦うのはいつでも信じ難いほど難しい。10人の相手と戦うのは一般的に言っても簡単なことではない。というのも、敵はとにかく9人で守ればいいのであり、失うものがないからだ」
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2013年04月20日 22:23
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【Jリーグ第7節】FC東京×名古屋
■2013年4月20日(土) 14:00キックオフ
■味の素スタジアム
週日の暖かさから一転、急に冷え込んで予報より早く雨まで降り出した土曜日の午後キックオフ。着て行くものに悩み、もう着ないだろうと思っていたジャンパーを羽織って行ったがそれでも結構寒かった。せっかくのホームゲームでこの天気は意味が分からない。
スタンドの入りも今ひとつ。4連敗の上にこの天気では仕方がないのか。やはり勝って話題になってなんぼということかもしれない。土曜日の午後開催で動員16,800人は寂しい数字。エネゴリ君のワリフバッグも余ってしまっただろう。
東京は前節と同じ布陣。いろいろ意見はあるだろうが、僕もこの布陣はひとつの型として出来上がっており、ベストと言っていいと思う。連敗脱出を狙う大事な一戦だが、このメンバーにはやり方にブレはないということの表明のようにも思えて頼もしい。このメンバーで勝ちたい。ケガで離脱していたチャンがベンチに入った。
権田
徳永 加賀 森重 太田
高橋 米本
ルーカス 東 長谷川
渡邉
李、石川、ヴチチェヴィッチ、河野、平山らが控えているので、流れによっていろんな対応が考えられる。李本人は不本意だろうが、李を勝負どころで投入できるオプションは大きく、渡邉より切り札適性が高いと思う。
例によって東京がボールを支配して名古屋陣内を中心に試合を進める立ち上がり。これだけ見ているとどっちの方が順位が上なのか分からないくらい。東京は3分に渡邉のシュートがバーをヒット、5分には東がシュートを放つなどチャンスを作るが決めきれず。
一方で名古屋は奪ったボールを直接前線に当てて来ようとするが精度を欠き、東京としては大きな脅威は感じない。しかし軽めの接触でもアンフェアと判断されるとファウル、警告が出され、東京は8分に森重、22分に高橋が早くも警告を受ける。プレーが止まることが多くリズムをつかみにくい。
19分には東のミドルが枠外に。25分、ルーカスが米本からフィードを受けて敵DFの裏に抜け出し、見事なトラップで足許にボールを収めるがGKに寄せられて打ちきれず。美しいシーンだったが…。
28分、東京ゴール前で敵FWが落としたボールを拾って裏に抜け出され権田と一対一のピンチになるが権田がこれをセーブ。肝を冷やした。しかし30分、敵CKのこぼれ球を拾われて東京の右サイドからクロスを入れられると、ファーに張った敵FWに頭で合わされ失点。名古屋にこの日2本目のシュートで先制を許してしまう。
まだ早い時間での失点なので挽回は十分可能だが、連敗中というのはこういうのが応える。選手もサポも折れそうになる気持ちを鼓舞して逆転を信じるしかない。
34分、敵DFとハイボールを競った東が出血していったんピッチ外へ。このプレーは敵のファウル(飛びかかり)にも見えたが名古屋ボールに。このジャッジ以降、この敵DFには東京サポから激しいブーイングが浴びせられるようになる。
39分、問題のシーン。敵ゴール前で波状攻撃をかけ、森重のクロスを敵がクリアしたボールが正面に転がり、渡邉がシュート。これを先ほどの敵DFが左手でバレーボールのレシーブのごとく弾いたがノーホイッスル。
プレーオンにもかかわらず東京の選手が審判を囲んで走りながら抗議する異例の状況に。後からビデオを確認すると明らかに体側から離れた手でボールを弾いておりハンドが妥当の判断だろう。エリア内で決定的なシュート(枠に飛んでいた)を手で防いだのだから当然PK、敵DFは退場もあり得るようなプレーだったが、ビデオではちょうどシュートを放った渡邉と審判が重なったようにも見え、問題のシーンを目視できなかったかとも思うし、副審は横からなので見づらかったかもしれないが、東京としては当然納得できない判断だった。
とはいえ、プレーオンなのに4、5人で審判を取り囲んだのはいただけない。気持ちは分かるがボールそっちのけで審判に抗議している場合ではない。あの時間帯に失点していたらどうするのか。むしろそっちにはらはらしたがいずれにしても問題にされて然るべきシーンだった。
判定がくつがえる訳もなく、そのまま試合は進行。結局主導権を握りながらも決めきれず、ワンチャンスで失点する悪いパターンで前半を終えるかと半ばあきらめかけたアディショナル・タイム、徳永が右サイドからエリア内に侵入しようとしたところを敵DFに倒されPKを得る。
名古屋とのPKといえば4月3日のナビスコカップで試合終了間際に東が蹴って外したのが脳裏をよぎる。ゴール裏からは東のチャントを聞こえたが、ボールをセットしたのはルーカス。ゴール左下隅に蹴ったボールは、敵GKの手をかすめてネットを揺らし東京は前半終了間際1-1に追いつく。この1点は大きかった。
後半に入っても東京がボールを支配、高い位置でボールを奪った渡邉がシュートを放つがゴール前を横切る。50分、今度は左サイドから森重がエリア内に侵入、ここを倒されて再びPKを得る。これもルーカスが蹴り、今度はGKの逆を突いてゴール。東京が後半開始早々に2-1と逆転に成功する。
さらに59分、長谷川からのクロスにルーカスが頭で合わせるがこれはGK正面。だがGKがリリースしたボールを徳永がさらい中央の渡邉へ。渡邉が向き直ってシュートするとボールはゴール右隅に収まり追加点。東京が3-1とリードを広げた。
東京は62分、太田に代えてチャンを投入。チャンはCBに入り、加賀が右SBにスライド、徳永は左SBに回る。どうも太田が足をひねったことへの対応のようだが、こないだの試合で試した加賀の右SBが生きることになった。太田のケガは別としても、このオプションは面白い。
68分、ルーカスが東とのワンツーからシュートを放つがポスト。73分、渡邉に代えて李を投入する。この辺りからは東京がほぼ一方的にボールを支配、名古屋は足が止まって効果的にボールにチャレンジできないようになり、東京が危なげなく時間を使って行く。
82分、ルーカスに代えて平山を投入。李、平山のツートップになり、東が右SHに回る。
85分、敵MFがこの日2回めの警告を受けて退場。東京は数的優位を得て自在にパスを回しながら時計を進める。5分のアディショナル・タイムも難なく使いきり、東京は第2節以来の勝利を逆転で飾った。
前半、名古屋がプレスをかけてきた時間帯では長いボールに頼ったプレーもあったものの、支配率53-47とほぼ試合を通じて主導権を握り、シュート数は13-6と名古屋にチャンスをほとんど作らせなかった。
ワンチャンスから先制を許し微妙な雰囲気にはなったが、PK2本で逆転、それだけにとどまらず流れから追加点を挙げたことは評価されて然るべきだろう。バタついたプレーや中盤でのうかつなボール・ロストは皆無ではなかったが、パスをつなぎ崩して得点するという意図は最後まで貫き、バーやポストをヒットしたものを含めチャンスも作った。
何より強い意志を持って勝ちきり、連敗を脱出したという結果において高く評価されるべき試合であり、結果が今後の内容を牽引して行くことを期待したい。
先に書いた通りハンドの見逃しは明らかな誤審。おそらくは見えなかったのだと思うが、きちんと検証されるべきだ。結果に影響を与えかねない大きなミスだったと思う。それ以外にも両チーム合わせて12枚のイエローカードが乱発されており、ゲーム・コントロールにいささか問題があった感は否めない。
ひとつひとつの警告の判断はそれほどおかしくはないと思うが、接触に関してかなりナーバスであった上に、ハンドの見逃しでゲームをグリップするのが難しくなり、選手と十分なコミュニケーションが取れなくなっていたのではないかと思う。
僕としては選手や監督のミスを棚に上げて審判にだけ無謬を求めるのはフェアではないと思うので、ある程度の誤審やブレも含めて判定だと考えているが、今日はストレスを残す試合指揮だったと言われても仕方ないだろう。
東京はこれで3勝4敗、勝ち点9となり、順位を9位に上げた。水曜日に大分でナビスコカップを戦った後、週末には味スタで多摩川クラシコ。今日の勝利をしっかり次につなげて行くためには、まず水曜日のナビスコにしっかり勝ちきることが必要。正念場はまだまだ続く。ある程度のターンオーバーが必要だろう。
評点(
評点の見方
):
権田(3) スーパーセーブで序盤のピンチをしのぐ。失点は残念。
徳永(3) PK獲得、アシストとポイントになる活躍。さすがトクゴリの日か。
加賀(3) 手堅い守備。SBにスライドしてからの攻撃参加も効果的だった。
森重(3) 積極的な攻め上がりで攻撃のスイッチを入れる意識が高かった。
太田(3.5) 長谷川とのコンビネーションがいい。途中交代は心配だが…。
米本(2.5) 中盤で異次元の活躍。代表に呼ばれる日も近いと確信。
高橋(3.5) 微妙なボール・ロストはあるものの今日は悪くない出来。
ルーカス(3) PKとはいえリーグ戦初ゴールはいいアクセルになる。
東(3.5) 決めきれないシュートはあったがよくボールに絡んだ。
長谷川(3) 気の利いたパス出しはさすが。シュートが欲しかった。
渡邉(3.5) 組み立てでは苦労したが価値の高い追加点で報われた。
===
チャン(3.5) しっかり試合を落ち着かせ勝利に貢献。
李(-) 時間短し。シュート打ちたかった。
平山(-) 時間短し。
帰りは結構な雨になり、傘を持っていなかったので飛田給駅まで濡れて歩いたが、勝ったので全然気にならなかった。
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FC東京
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J1リーグ戦
2013年04月15日 21:55
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【ブンデスリーガ第29節】VfB×グラードバッハ
■2013年4月14日(日) 15:30キックオフ
■Mercedes-Benz-Arena
日曜日の日本時間夜10時半からのゲーム。敵に日本人選手が二人もいるので久しぶりにスカパーで生中継だ。チューナを替えて絵もきれいになり、PCで紙芝居みたいなカクカク動画をいらいらしながら見るのとはやはり全然違う。どっかのチャンネルでボルッシアTVみたいなのやってくれないかな…。
グラードバッハはヨウネスに代わってツィガーツィが先発した他は前節のフュルト戦と同じ布陣。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ ブラウアース ドミンゲス ヴェント
ツィガーツィ ノードファイト マルクス アランゴ
ヘアマン デ・ヨング
試合は互いにリスクを取らず敵の攻撃を待ってボールを奪う慎重な立ち上がり。グラードバッハがやや優勢にボールを持って攻めるが、VfBの守備も堅く大きなチャンスは作れない。11分、至近距離からの敵のヘディング・シュートをテア・シュテゲンが素晴らしいリフレクションでセーブ。
12分、アクシデントが起こる。自陣ゴール前で敵とハイボールを競ったノードファイトが顔面に敵DFの頭突きを受けて昏倒。激しく鼻血が出ておりやむなくそのままシャカと交替。鼻骨骨折だったようだ。見るからに痛そうで気の毒だったが、ノードファイトを欠くのはチームとしても痛い。
この辺りから形勢は五分になり、互いにボールを拾っては攻撃を仕掛けるが精度を欠いては攻守の入れ替わる展開になる。17分、ツィガーツィが右サイドからダイレクト・ボレーでシュートを放つがわずかに枠外に。
28分、自陣右サイドの深いところでFKを与える。角度は厳しいところだったが、敵が蹴ったボールにゴール前に詰めたデ・ヨングが触り、テア・シュテゲンがセーブし損なった上、最後はドミンゲスが当たってゴールへ。3人でよってたかってゴールに流し込んだオウン・ゴールで0-1と先制を許してしまう。
さらに34分、敵の山なりのボールがエリア右に落ちるところ、敵FWとともにこれを追ったヤンチュケと、セーブのために飛びだしたテア・シュテゲンがお見合い。一瞬の隙にループ・シュートを許し、これがテア・シュテゲンの頭を越えてゴールに。再び不運な失点で0-2とリードを広げられる。
その後もグラードバッハはパスミスが頻発。なかなかボールを前に運べないまま2点のビハインドを背負って前半を終了した。
後半に入っても、グラードバッハはボールを支配しながら攻撃に手数をかけすぎ、またパスミスも出てフィニッシュまで持ち込めない。VfBも2点のリードから無理して前には出ず、しっかり守備を固めていて崩せない。カウンターやセット・プレーからピンチもあり、反撃の糸口がつかめない時間帯が続く。
グラードバッハは70分、この日ボールの収まりが今ひとつのデ・ヨングを諦めてハンケを、74分にはマルクスに代えてムラパを投入し、得点を狙いに行くがVfBの守備網を突破できない。敵の追加点も防いでチャンスを窺ったものの、最後まで決定的なチャンスが作れず、結局0-2で痛いゲームを落とした。
失点はいずれも集中を欠いたことから招いたもの。VfBの流れからの攻撃は防ぎきっており、悔やまれる敗戦となった。早い時間にノードファイトと交替で入ったシャカが悪くなかったのは収穫だが、攻撃面でつながりが悪く、特にゴール前を固める敵DFを崩すにはスピードも迫力も工夫も足りなかったという試合だった。
残り試合の星勘定を考えればせめて勝ち点1は持ち帰はりたかったところで、実際にはそれも可能だったはずだが、うかつな2失点で自ら流れを投げ出してしまったと言っていい。
グラードバッハはヨーロッパリーグ圏内の6位とは勝ち点差1の7位なのでまだまだ狙える範囲だが、5位のフライブルクとの勝ち点差は4に開いてしまった。次はホームであり何としても勝ち点3が必要だが、対戦するアウクスブルクは残留争いのさなかにあり、簡単に勝たせてもらえるとは思えない。難しい試合になるがここが勝負どころだ。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「今日はまったく苦々しい敗戦で、もちろん痛い。チャンスもあったがひとことで言って少なすぎた。早い時間に2点を失い、そのどちらもが非常に不運なものだった。サッカーではこういうことが起こる。我々にだけでなく。しかし我々は今日何かを持ちかえることもできたはずで、それが腹立たしい。我々はいつもヨーロッパのことばかり議論して試合が終わるたびにその可能性を検討するのではなく、もう一度、一つ一つの試合について考えるようにしなければならない。チームにはそれが大切だ」
そうだ。それしかない。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2013年04月13日 21:51
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【Jリーグ第6節】仙台×FC東京
■2013年4月13日(土) 14:00キックオフ
■ユアテックスタジアム仙台
このところ意図のあるサッカーはできているものの結果に結びつかない試合が続いているFC東京。連戦の疲れもあって運動量を看板にしたスタイルには厳しいが、水曜日のナビスコカップから中二日で、チームは東京に戻らず大阪から仙台へとアウェイ転戦となる。自宅スカパー観戦。
リーグ戦3連敗中の東京は、大阪遠征に帯同しなかったルーカス、徳永が合流、開幕当初のメンバーに戻してきた。これ以上負けられない試合。何とか勝ち点を持って帰らなければならない。
権田
徳永 加賀 森重 太田
米本 高橋
ルーカス 東 長谷川
渡邉
試合は立ち上がりから東京のペース。ボールを支配して敵陣を中心に攻撃を組み立てる。長谷川、東、ルーカスが流動的にポジションを入れ替えながらボールを預け合い、決定的なシーンを作り出そうとするが、最終ラインで止められ、またゴール前で最後の連係がつながらずなかなかシュート・チャンスをつかめない。
早い時間帯は積極的に打って行っていいと思うが大事にして可能性の高いシュートを狙うあまりタイミングを逃すシーンが多く、東京のファースト・シュートは25分に米本のミドルまでなかったがこれは枠に収まらず。前半は球際でよく戦い、セカンド・ボールもしっかりマイ・ボールにして波状的に攻撃を仕掛けられていたが決め手を欠いた。
34分、長谷川から東にパスが通り東が敵GKと一対一になるがオフサイドに。つかシュートもGKに当ててたし。35分には米本が再びミドルを放つが大きく枠をそれる。意識は悪くないがちょっと力が入りすぎか。
42分にはFKから森重が直接ゴールを狙うが壁に当たる。結局前半のシュートは3本のみ。スコアレスで前半を折り返す。前半は人がよく動きボールの出し入れが効果的にできて敵陣を中心に試合を進めた。ルーカス、長谷川がサイドで起点になり、東が臨機応変に左右に流れてボールを受けると、渡邉もしっかりとポストから流れを作った。
しかし、仙台もある程度東京にボールを回されるのは想定内ということか、最後のところではしっかりカギをかけ、崩しに行った東京に複数で対応、余地を与えてくれない。ミドルを放つなどメリハリもつけたが互いに集中しておりなかなか攻撃が形にならなかった。内容が悪くないだけにしっかり先制しておかなければならなかったが、思惑通りには行かず後半勝負となる。
後半開始早々、仙台にボールをつながれ敵ボランチが東京のエリア外でパスを受けると、鋭い切り返して高橋を振り切りミドル。これが決まり0-1と仙台に先制を許す。切り返し、シュートとも敵をほめるべきゴールだが、こういう失点の仕方があるだけに前半を無得点で折り返したことが今さらながら悔やまれる。
この得点で仙台は流れを引き寄せる。逆に東京はショックと連戦の疲れからか、徐々に足が止まり始め次第に戦線が間延び、最終ラインと前線の距離が遠くなって攻撃が雑になる。55分、高橋がミドルを狙うが枠外に。なかなか可能性のあるシュートが放てない。
56分、早めに李を投入。渡邉に代わってそのままワントップに入る。57分、米本のボール奪取からいい縦パスが入りルーカスが右足アウトで合わせるがゴール右に切れた。
60分、東京の右サイドを敵FWがカウンター気味にドリブルで上がる。加賀がこれについていたが、敵の緩急のあるドリブルにしっかりコースを切りきれず、深いところから許したシュートがそのままファーのサイドネットに引っかかってゴール。痛い追加点を許し、0-2と2点のビハインドを背負う。加賀のつき方がルーズに見えたが仕方なかったのか。
68分、ルーカスを下げて平山を投入。何となくスリー・バックになったように見えたが、公式サイトによれば平山がワントップ。李、東が2列目、米本と長谷川のダブルボランチになり、高橋が最終ラインに落ちるスリー・バックになったとのこと。こんな感じか。
権田
加賀 森重 高橋
徳永 米本 長谷川 太田
東 李
平山
平山が入ったことで前線にボールが収まるようになり、再び東京が攻勢に出る。何本かシュートが放てるようになるが、決定的なシーンには至らず。77分、右CKに合わせ高橋がニアに飛びこむがヘディングは枠外。しかし79分、再び右CKを得ると、長谷川のニアへのキックをニアで平山がつなぎ、ファーで李がこれを押し込んでゴール。1-2と東京が1点差に追いつく。
84分、平山が東からのパスを受けた平山が強引にターンしてシュートを放つがGKがセーブ。86分には徳永のクロスを平山が落とし、長谷川がフォローするが枠を外す。終盤押し込んで得たいくつかのチャンスも得点には至らず、結局1-2でリーグ戦4連敗を喫した。
ポゼッションは53-47、シュートは13-12と内容的には悪くなかったが、ボールを支配していた時間帯に勝負できず、後半立ち上がりという悪いタイミングでビューティフル・ゴールを決められて流れを手放した。石川、ヴチチェヴィッチという選手がベンチに控えていながら、交替枠をひとつ残したまま試合を終えたのも疑問だった。
内容はいいのに、という試合が続いているが、ここが正念場であり踏ん張りどころ。今日の試合に負けたことの意味は重く、上位争いからは大きく脱落したことになる。一度大きく息を吸って立て直さなければならない。
柏戦を思い起こせば、得点できるかどうかは紙一重。攻撃の組み立て自体はできているが、最後の崩しの息が合うか、一歩が遠すぎも近すぎもせずボールと合うかというのは精密機械のようなぎりぎりのコンビネーション。そのためにはいちいち確認しなくてもだれがどこにいるか、どんな動きをするかが互いに分かり合えているくらいの戦術の共有が必要で、それがオートマティズム、自動性ということの意味。
東京は今、それをやろうとしている最中で、それがうまくはまれば柏戦のように気持ちのいい勝ち方ができるが、精密であるだけに些細なことで狂いを生じ、いったんそうなるとメンタル面の焦りや疲れも加わってギャップが大きくなってしまう。このところの悪い負け方は先制を許したことや連戦の疲れなどがあり、またナビスコでターンオーバーを敷いたことも重なって、開幕当初つかみかけた自動性が狂ってしまったと総括したい。
ただ、何にしても4連敗は優勝を口にするクラブとしてはあってはならないことで、何がどう狂っているのかの検証と修正は必要。連戦の中で十分対応できなかったが、ここは1週間のインターバルがあり、休養とともに立て直しを図らなければならない。しかし我々が向かっている方向は間違っておらず、解決は今の方法論を発展させる方向で見出されるはずだ。
ここで迷いが出てやり方がぶれるのが最も怖い。我々はまだ何もやりきっていないし、こんなもんで諦めたり疑問を持ったりできるほどいい加減なフットボールをやっている訳ではない。6試合で勝ち点6、1試合あたり勝ち点1は降格圏。しかし残り試合を全部勝てば勝ち点は90に届く。この1週間の使い方で我々の方向が決まると言っても過言ではない。
評点(
評点の見方
):
権田(4) 彼のせいではないにしろ2失点は残念。
徳永(4.5) 局面での強さは見せたが攻撃面ではバランス取って自重したか。
加賀(4) 2点目の失点に関与したが攻守に存在感は大きかった。
森重(4.5) なんか最近元気なくないか。
太田(3.5) 好調を維持。太田のクロスは大きな武器になっている。
米本(3.5) 中盤で気を吐く。米本のおかげで形になっている。
高橋(4.5) 軽いプレーからのボールロスト散見。原点に立ち帰れ。
ルーカス(4) 惜しいシュートあり。運動量も豊富だったが結果出せず。
東(4.5) 積極的にボールに絡んだが、最もしんどい時間に消えていた。
長谷川(4) 前半ははっとするようなパス出しでチャンスを演出。
渡邉(4.5) 前線で身体を張ったがシュートは打てず交替。
===
李(3.5) ゴールへの執念を見せた。サブ起用で価値高い。
平山(3.5) 運動量の落ちた時間に強さでチームを引っ張った。
平山が意外によかった。ちょっと危機感が窺えた。
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FC東京
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J1リーグ戦
2013年04月10日 22:47
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■
【ナビスコカップ第4節】大阪×FC東京
■2013年4月10日(水) 19:00キックオフ
■大阪長居スタジアム
早めに仕事を切り上げて何とか7時前に家に帰り着いた。トラブルもあったもののスカパーHDへの移行も無事済ませ、自宅スカパー観戦の環境は整った。
東京はリーグ戦でのパフォーマンスが今ひとつだった徳永を休ませるためか加賀を右SBにスライド、高橋がCBに入った。ボランチは長谷川と米本。SHは右に河野、左に三田と、連戦を考慮してかフレッシュな顔ぶれを起用、ルーカスと徳永はベンチ外となった。李と渡邉をツートップに配した4-4-2に近い布陣のようだ。石川がベンチ入り。
塩田
加賀 高橋 森重 太田
河野 米本 長谷川 三田
李 渡邉
東京は例によってパス・コンビネーションから敵陣に入り込みゴール前を崩そうとするが、今ひとつ息が合わず前線でいい形が作れない。大阪の守備もコンパクトでスピードをつけるためのスペースがなく窮屈な戦いを強いられる。裏に出そうとしてもその次の攻め手がなかなか共有できていない感じで、ゴールに向かうための展開を作れない。逆に自陣でボールを奪われて危うい形になるシーンもあったが最終ラインの集中と敵の拙攻で失点には至らない。
急造で右SBに入った加賀はぎこちなさを残しながらもいいところで上がり悪くないクロスを入れる。また河野や三田がドリブルで突破を試みるシーンもあり、サイドからの攻撃に希望を感じさせるが、中央の渡邉、李とのコンビネーションが今ひとつで、十分なサポートが受けられないままボールを奪われてしまうことも多かった。
可能性を感じさせたのは37分、左サイドで李の落としを受けた三田が中に切れ込む。シュートコースもあったように見えたがラスト・パスには渡邉がヒットしきれず。43分には右サイドで河野が米本からのフィードを受けるが態勢を崩してボールを手放してしまう。東京優勢でボールを支配したものの、決定的なシーンを作りきれないままスコアレスで前半を終えた。
後半に入っても東京がポゼッションからゴールを狙おうとするが、連戦の疲れもあってか目に見えて足が動かなくなってくる。55分、敵から奪ったボールを自陣でつなごうとしていたところを奪い返され、東京の右サイドからクロスを入れられる。このボールは敵FWと競り合ってしのいだが、十分クリアできずこぼれたところを別の敵FWに押し込まれ失点、0-1と痛い先制点を献上してしまった。
東京は直後の58分、河野を諦めて東を投入。東の起用自体はいいが、河野のドリブルは言いアクセントになっていただけにここでの交替はもったいなかった。長谷川を下げて三田をボランチに回す手はあったと思うが、早い時間帯での河野の交替は残念だった。
すると61分、右サイドで加賀が上げたクロスに李が頭でぴったりと合わせ、これがゴールに突き刺さって1-1の同点に。63分、今度は太田のクロスに渡邉が飛び込んだがこれはヒットせず。
ところが69分、テンポよく運ばれたボールをゴール前で身体を張って防いだが、こぼれたボールを正面から敵FWにミドルで決められ1-2と再びリードを与えてしまう。
東京は直後に、三田に代えて石川を投入、かき回して逆転を狙いに行くというサインだろう。だが、東京は足も動かず効果的な形を作ることができない。75分、敵FWに裏を取られ、飛び出した塩田がかわされて無人のゴールにシュートを流し込まれるが、高橋が間一髪でクリアし何とかカバーする。
追加点は何とかしのいでいるものの東京は攻撃が単調になり敵の守備を崩すことができない。81分、渡邉に代えてヴチチェヴィッチを投入、李がワントップ、東がトップ下に入ったか。
アディショナル・タイムには入ったばかりの敵FWがオフサイドでプレーが止まった後にボールを大きく蹴ったとして遅延で二度目の警告を受け(その直前に森重にエルボーを入れて既に一回警告を受けていた)て退場。東京は数的優位に立つが、もはや時間もなく、一度は追いついたものの突き放されて敗戦を喫した。
週末の大宮戦よりは動きはよかったように見えたが、今日のメンバーだと使われる人が中心で使う人がおらず、攻撃の統制がとれなかったように見えた。ルーカス、東、長谷川という起点を前線からまるっきり取っ払ってしまったので収まりどころなく、李のトップ下ももったいない感じで、東か長谷川を前に置いて攻撃を「演出」する役割をはっきりさせた方がいいのではないかと思った。ボランチは現状ではやはり米本、高橋がベスト・チョイス。今日の流れならCBは丸山に任せてみてもよかった。
三田はもう少し余裕が出てくれば人を使う側にまわれる素地を見たし、積極的なプレーでよくアピールしていたが、まだまだこれから。河野はパス主体の攻撃の中で敵をズラすドリブルがよくできていた。先にも書いたように加賀のSBは悪くなかった。面白いクロスも入っておりいきなりのアシストは評価されていいだろう。
週末にはまた中二日で試合がある。東をトップ下で先発させ、左右をルーカスと長谷川で固めて、李か渡邉のどちらかはスーパー・サブとしてベンチに置く方が手堅く試合に入って終盤に選択肢を残すという意味でも正しいのではないかと思う。
連戦のために修正が難しいが、土曜日の仙台戦は是が非でも勝たなければならない試合。ここで踏ん張れなければシーズンの展望は暗くなってしまう。進むべき方向は間違ってしないが、やりたいことがまだまだできていない。というか自動性がまだまだ共有されきってない感じ。14-7とシュート数では上回りながら「惜しい!」というシーンが少なかったのも攻撃が散漫で単発に終わったことを物語っている。
また、動きが鈍く、動けないときにどうやってしのぐかの意思統一も不十分。戦略の問題であるよりは戦略の徹底の問題であり、やりたいことができないときの危機管理の問題。ここでブレが出てくると優勝どころではなくなる。土曜日にどこまでなりふり構わず戦えるか、今季の最初のヤマだと言ってもいいだろう。
評点(
評点の見方
):
塩田(4) 失点はいずれもやむなしか。それ以外は安定していた。
加賀(4) 初のSB起用に十分こたえた。アシストは見事。新しい可能性を見た。
高橋(4.5) 自陣での危ういプレー、パスミスでリスクを増やした。
森重(4.5) 疲れで集中力も低下しがちか。2失点は反省が必要。
太田(4) 中が詰まっていてクロスも上げづらかったか。
河野(4.5) アクセントにはなっていたがあと一段の連係があれば。
米本(4) ひとり中盤で気を吐いた。米本のボール・チェイスが効いていた。
長谷川(4.5) ボランチ起用は疑問。前で流動的に使いたい。
三田(4) 積極的な仕掛けで好印象。どんどん特徴を出していい。
李(4) 一瞬のポイントを逃さない得点はさすが。
渡邉(4.5) 献身的に動いたが彼に起点を求めるのは酷。
===
東(4.5) 途中出場でよく動いたが自動性は作り出せず。
石川(4.5) 持ち上がってもサポートなく結局つぶされた。
ヴチチェヴィッチ(-) 時間短し。決定的な働きはできず。
スカパーのプレミアムサービスはさすがに絵がきれいだった。
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FC東京
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ナビスコカップ/ルヴァンカップ
2013年04月08日 20:00
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【ブンデスリーガ第28節】グラードバッハ×グロイター・フュルト
■2013年4月6日(土) 15:30キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
最下位グロイター・フュルトを迎えてのホーム・ゲーム。ヨーロッパ・リーグを展望する上では落とすことのできない試合だ。ドイツは先週末からサマー・タイムに移行しており日本時間では夜10時半キックオフ。CSフジテレビでは中継してくれないのでネットで動画サイトを探してリアルタイム観戦した。
グラードバッハはシュトランツルが警告累積で出場停止となりブラウアースがCBで先発。また前節、代表試合明けで休みをもらったアランゴが先発に復帰した。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ ブラウアース ドミンゲス ヴェント
ヘアマン ノードファイト マルクス アランゴ
ヨウネス デ・ヨング
試合はフュルトが積極的に攻撃を仕掛け、グラードバッハ陣内に押し込んで始まった。グラードバッハは堅い守りから攻撃につなごうとするが、自陣でセカンド・ボールを拾われて終始バタバタした展開に。何本かシュートも放たれるが、テア・シュテゲンの好セーブもあって失点には至らず。
グラードバッハはアランゴが精彩を欠き、画面を見ていても「ああ、今日アランゴいたんだ」と分かったのはかなり後になってから。ヘアマンとポジションをチェンジしてアランゴが右、ヘアマンが左にいることが多かったが判断か、ベンチの指示なのか。ともかくチャンスは単発にとどまり敵ペナルティ・エリアの中では勝負できず。
結局前半は遠目からの可能性の低いミドルに終始し、スコアレスのままハーフタイムを迎える。見ていても盛り上がることの少ない今ひとつのゲームで、ボールを奪って攻撃しようとしてもエリアの手前で止められることが多かった。
後半に入ると流動性が生まれ、連れてチャンスを作れるようになってくる。ヘアマン、ヨウネス、デ・ヨングが立て続けにシュートを放つが得点できず。一方でフュルトも何度かいい形を作るが、テア・シュテゲンの好守もあり0-0のままで試合は推移する。
66分、敵MFがこの日2回目の警告を受けて退場。グラードバッハは数的優位に立つ。69分、カウンターから危ないシュートを打たれ、テア・シュテゲンがこれを防ぎきれなかったが、ドミンゲスが間一髪でクリアする。
73分、マルクスに代えてシャカを投入。74分、左サイドでヴェントがフィードを受けると、敵GKがこれにチャレンジ。シャカがパスを浮かすと、ボールは飛びだしたGKの頭を越えゴール前に。これをデ・ヨングが冷静に流し込んでグラードバッハが先制点を上げた。
グラードバッハは78分、ヨウネスに代えてハンケを投入、追加点を狙いつつも試合を落ち着かせる意図か。87分にはヘアマンに代えてデムスを投入して結局フュルトを完封。なかなかペースがつかめず苦しんだゲームだったが、ワンチャンスを決めて勝利を引き寄せた。
グラードバッハはこれで勝ち点を41に伸ばし、暫定ながら順位を7位に上げた。こうやって順位表を眺めると、先週フライブルクに負けたのは痛かったが、もう言っても仕方のないこと。ここからはVfB(A)、アウクスブルク(H)、ヴォルフスブルク(A)、シャルケ(H)、マインツ(A)、バイエルン(H)と、ホームとアウェイが3試合ずつ残っている。
ヨーロッパ・リーグ圏内との勝ち点差はわずかに1。残り6試合で勝ち点9以上は積み上げたい。その上で何が起こるか見てみたい。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「非常に骨の折れる仕事だった。我々は非常によく組織だってコンパクトなチームと戦った。フュルトには失うものがなく、それに対して我々は何が何でも勝つ必要があった。これは非常に大きな差だ。最終的に1-0で勝ったことには満足している。序盤はうまく戦うことができず大きな労力を使った。重要なのは、チームが比較的落ち着いていて、自滅することがなかったということだ。我々はいつでも1点を取ることはできると思っているし、それが数的優位を得てうまく行った」
饒舌さが戻ったようで嬉しい限りだ。「自滅」というところでは「Harakiri spielen」と表現している。
===
ところで、バイエルンが6試合を残して優勝を決めたらしい。いや、まあ、別にどうでもいいんだが…。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2013年04月06日 22:57
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【Jリーグ第5節】FC東京×大宮
■2013年4月6日(土) 14:00キックオフ
■味の素スタジアム
爆弾低気圧のせいで夕方から激しい雨風になると天気予報に脅されて客足も遠のいてしまったようだ。スタジアムに向かう道ではまだ雨も降らず、薄日さえ差していたが、さすがに風は強く、気温の割りに肌寒い天気となった。
相手は昨季から無敗記録を続けている大宮だが、東京はリーグ戦2連敗のあとのゲームであり、相手がどこであれこれ以上連敗することはできない。内容もさることながらホームで勝ち点3がどうしても必要な試合。水曜日のナビスコカップ名古屋戦からメンバーを再び元に戻して試合に臨む。
権田
徳永 加賀 森重 太田
高橋 長谷川
東 李 ルーカス
渡邉
実際には東とルーカスがワイドに開き、中央で李と渡邉が流動的にポジションを交換するツートップに近いイメージか。ヴチチェヴィッチがベンチ入りした。
ゲームは神経質な立ち上がりになった。東京はいつも通りパスをつなぎながら押し上げて行こうとするが、大宮の守備が堅く、また前線からのプレスも効果的で余裕を持ってボールを展開することができない。また、連戦の疲れもあってか東京は動きが鈍く、プレーの判断が少しずつ後手に回ってパスがズレてしまい、ボールがつながって行かない。
ボールを受けるための動きも少なく、そのために最終ラインやボランチでボールを持っても出しどころが限られてしまい、受け手を探しあぐねてキープしている間にプレスを掛けられてボールを失うシーンが何度も繰り返された。セカンドボールへの反応も大宮に一歩後れを取り、なかなか主導権を握ることができない。
一方、大宮は攻めあぐねる東京から奪ったボールを素早い切り替えから前線に展開するが、東京も最終ラインでは集中して大宮の攻撃を止めており、チャンスらしいチャンスは作らせない。互いにシュートシーンが少なく、中盤の制圧権をめぐって一進一退の攻防を繰り返す重たいゲームになるが、大宮がこの展開に自信を持って時間を進めるのに対して、違和感を抱えていたのは東京の方だろう。
また、オフサイドが多かったのも特徴的だった。いつもとテンポが違い出し手と受け手の意図が合っていない感じがあった。また、前線の選手もラインを見てポジションを修正する動きがルーズだったことはあるかもしれない。
東京は43分、ルーカスのクロスに中央で渡邉がヘディング・シュートを放つがわずかにポストをかすめて外へ。前半の決定的チャンスはわずかにこれのみで、スコアレスのまま前半を終えた。
後半に入ると雨が降り出すが、雨も風もプレーに支障を来たすほどではなかった。見ている方は寒かったが。東京は53分、李を下げて米本を投入。長谷川が右SHに上がり、東が中央に回る。
すると中盤でボールが奪えるようになり、より高い位置から攻撃が始められるようになって少しずつ流れがよくなってくるが、大宮の守備は難く、中央をしっかり固められくずすことはできない。互いに足も止まり始め、中盤にスペースができたこともあってオープンな展開になり、大宮にもチャンスを作られる。
88分、右サイド深いところでFKを与える。ゴールから逃げて行く軌道のボールに権田がパンチングしようと飛び出したが触れず、高橋が権田を避けようと敵FWのマークを外しヘディング・シュートを許す。これが決まり0-1と大宮が先制。それまでずっとしのいできただけに、セット・プレーへのまずい対応で失点したのはショックも大きかった。
東京は準備していた三田の交替をいったん遅らせるが、結局82分、東を下げて三田を投入。さらに85分には加賀に代えてヴチチェヴィッチを投入し、何とか得点を狙いに行く。高橋がDFラインに落ち、長谷川がボランチに下がったようだ。
88分、太田からのクロスをファーで渡邉がヘディング。しかしこれは敵GKが触れポストに弾かれる。あと一歩のところでボールがゴールに入ってくれない。アディショナル・タイムには三田が鋭いミドルを放つシーンもあったが見方に当たり得点できず。結局最後まで「東京らしさ」を十分披露することができないまま大宮にうまく守られた形で痛い敗戦を喫した。
大宮の攻撃にそこまでの迫力は感じなかったが、堅守に攻撃を阻まれ、セットプレーからの失点で勝ち点を献上したということは結局大宮のゲームプランにはまったということかもしれない。大宮は狙いどころがはっきりしており、特に前半は東京の緩慢なプレーを狙って中盤を使われた。
東京は連戦の疲れか、あるいは内容的にはいいサッカーをしているという慢心があったか、今季ワーストと言えるくらい動きが悪く、長谷川や森重、ルーカスまでもがボール・ロストやパスミスを繰り返した。また徳永も対面した敵MFのスピードに手を焼き、加賀にサポートしてもらってようやく難を逃れるシーンが何度もあった。決勝点となったFKも徳永が敵MFに振り切られた対応から与えたものだった。
東京はこれで開幕2連勝のあと3連敗。いやしくも優勝を口にするクラブとしてはあってはならない敗戦で言い訳は許されない。スペースを与えてくれない大宮にうまく守られたという印象もあるが、僕にはそれよりも事態を打開できないまま自滅したように見えた。じれて一発で裏を狙いに行くロング・ボールもいつになく多いように感じた。
李を早い時間で下げるのであれば初めからベンチに置いて米本を先発させ、中盤の守備からしっかりゲームを作って、後半の早い時間に長谷川との交替で李を投入した方が敵としてはイヤだったのではないだろうか。三田、ヴチチェヴィッチの投入も遅いように感じた。結果論だがヴチチェヴィッチは中盤がルーズになってゲームがオープンになった時間帯に、あと10分か15分早く投入すれば効果があったようにも思う。
ポゼッションを基本にしながらも、機を見て縦に鋭いくさびを当てたり、高い位置で奪ったボールをショート・カウンター気味に展開するスピード感のあるサッカーで気持ちのいい戦いを続けてきた。ここ数試合は結果が伴わないこともあったが内容的には悲観するべきものはなく、形がいいだけにいい結果を出したいと思っていたが、今日のゲームではその内容の方が腰くだけになってしまった感がある。
繰り返しになるが、今日は動き直しや切り替えが遅くプレーがズレたことが敗因と言わざるを得ない。連戦で疲労もたまっているのかもしれないが、水曜日、来週末と試合はまだ続く。基本的な考え方、目指すものは間違いのないもので、ここで何かをドラスティックに修正する必要はないが、うまく行かないときに試合の中でどう対応して行くのかはこのタイミングでしっかり意思統一しておく必要があるだろう。
いいサッカーをしているだけに、問題が出たときの対応が微妙になるのは難しい問題だが、精度やコンビネーションを地道にブラッシュ・アップし、自信を持ってやり続けるしか対策はない。この敗戦から何を学ぶかで優勝が狙えるかどうか決まってくると言っても過言ではないと僕は思う。
5節を終わって2勝3敗で9位。1試合あたりの勝ち点は1.2で本来は降格圏の数字。まだまだシーズンは序盤で、ここから何かを判断できる訳ではないかもしれないが、ここから上に行くか、中位に甘んじるか、あるいは失速するか、次の試合が決定的に重要になる。試行錯誤している余裕は我々にはない。
評点(
評点の見方
):
権田(4.5) 痛すぎるFKからの失点。出たら触らなければ…。
徳永(5) 対面の敵MFに何度も振り切られる。失点の原因になった。
加賀(3.5) スピードを生かしたカバーリングで何度も窮地を救った。
森重(5) 前半のケガが影響したか、イージーなパスミスが散見された。
太田(4) 太田のクロスが武器になることを今日も見せつけた。
高橋(4.5) 出しどころが見つからず起点になれなかった。
長谷川(5) キープからのボール・ロスト多し。やはり攻撃の人。
東(4.5) 前半はスペースなくボールを受けられなかった。
李(4.5) 窮屈な前線でことごとくつぶされた。シュートもなかった。
ルーカス(5) いつになく気の抜けたパスミス多し。厳しい試合だった。
渡邉(4) 数少ないチャンスでシュートは放ったが決めきれず。
===
米本(4) 攻撃的な守備でテンポを変えた。ヒールパスには笑えた。
三田(-) 時間短し。積極性は見えたが…。
ヴチチェヴィッチ(-) 時間短し。気負いが出て精度を欠く。
帰り道は雨だったが折り畳み傘で十分対応できる範囲。雨のせいで動員が落ちたのは残念だった。
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FC東京
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J1リーグ戦
2013年04月04日 00:39
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■
【ナビスコカップ第3節】FC東京×名古屋
■2013年4月3日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム
今回は期初にもかかわらず休暇を取って参戦したが、平日夜の試合は国立で、それも7時半キックオフにして欲しい。30分違うだけで駆けつけの余裕が全然違うし、その分動員も違ってくるはずだ。今日は9,900人の動員だったが、19:30国立なら少なくとも12,000人は見込めたのではないかと思う。
今日は朝から冷たく強い雨が降りしきり、風もあってちょっとした嵐の様相。傘があってもびしょ濡れになるくらいの雨で、ツイッターではピッチは大丈夫かとの懸念も散見されたが、昼過ぎになると雨は上がり薄日も差す天気に。気温は上がらなかったが、週末の横浜よりは暖かく、行ってみればピッチも問題ないようだった。
さて、先週末から15日間で5試合の英国週間第2戦。東京はターンオーバーということで前線を総替えしてきた。ワントップには平山が先発、2列目は右に河野、左に今季公式戦初出場のヴチチェヴィッチ、トップ下には田邉を起用した。また、GKには塩田が先発。この結果、東、長谷川、李、渡邉はベンチ・スタートとなり、権田、ルーカスはベンチにも入らなかった。
塩田
徳永 加賀 森重 太田
高橋 米本
河野 田邉 ヴチチェヴィッチ
平山
試合は序盤から東京ペース。中盤でカットしたボールをヴチチェヴィッチ、田邉、河野が小気味よく展開し前線に運ぶが最後のところは名古屋の守備に阻まれるシーンが多い。7分には米本、12分には平山がエリア外からシュートを放つが、敵GKの手堅いセーブで防がれる。ミドルはよほどいいコースにいいスピードで飛ばないと可能性が感じられない。あと一段の崩しがないとエリア外からのシュートではなかなかゴールを割ることはできなさそうだ。
敵の攻撃は中盤でのアグレッシヴな守備でつぶし、シュートもほぼ打たせない状態。名古屋はベスト・メンバーのはずだが敵陣中心に試合を進める。しかし、東京もチャンスを生かしきれずに試合が進むうちにシュート・シーンも減ってくる。しっかりパスをつなぎポゼッションで圧倒していた前半のうちに先制点を決めておきたかったが、名古屋の守備も最後のところでは堅く、これを破る最後の工夫やエリア内での精密さが不足して得点に至らない。
結局、東京としては流れはつかんでいるものの最後のところを攻めあぐねる格好で、スコアレスのまま前半を終えた。
後半になると名古屋もややアグレッシヴに出てくるようになり、また東京はやや疲れが見え始めたか、前半ほどボールを保持できなくなり、自陣で名古屋の攻撃を受ける時間帯になる。
60分までは名古屋に何本かシュートを放たれるが、敵のシュートミスに助けられ、塩田のセーブもあって失点を免れる。結構決定的なシーンもあって危なかった。流れをつかみながらもワンチャンスで失点し、結局勝ち点を手放すことになるのもよくある話。ここをしっかり守りきったのは評価すべきだろう。
守勢に回った東京は60分、ヴチチェヴィッチと河野を下げて東と長谷川を起用。田邉が左にスライドし、東がトップ下に、長谷川が右SHに入ったと書いてあるが結構流動的にポジションを交換しておりよく分からなかった。東が右に張っていることも多かったように思う。
63分、東のCKに森重が頭で合わせるが大きく枠外。名古屋のボールを自陣でカットしてカウンター気味に展開する形での攻撃が多くなるが、平山の判断、プレー・スピードが遅く、敵のゴール前に達するのに時間がかかって決定的なチャンスを作りきれない。
ワンタッチならシュートもパスも選べるのに、ボールを受けたら取り敢えず足許に収めてプレーを考えているうちに、せいぜい後ろに戻すことしかできなくなる。平山がレギュラーで使われない理由がはっきり分かるようなシーンが何度も繰り返される。
81分、平山を下げて李を投入。むしろ遅きに失した。李、東、長谷川のコンビネーションでリズムが出てくるが、いかんせん残り時間は短い。82分、徳永が右から上げたクロスがファーに抜けたが、左サイドの太田が詰めてシュート。これが惜しくもバーをヒットし得点ならず。
同じく82分、CKに再び森重が頭で合わせるが枠外。86分、米本が奪ったボールを自らドリブルして上がり、李にラストパスを送る。李のシュートはゴールに刺さったものの、オフサイドの判定で得点にならず。線審は早い段階で旗を上げており、仕方のない判断だと思う。87分、田邉がドリブルでエリア内に切れ込み、切り返しからシュートしたが枠外。
アディショナル・タイム。この日最大の見せ場が訪れる。エリア内でクロスをクリアしようとした敵DFがハンド。ほぼラスト・プレーとなるであろうPKが東京に与えられる。総立ちになるスタンド。
PKを任された東は敵GKの動きをよく見てボールを浮かしたが、これがあろうことかバーをヒット。こぼれ球に詰めることもできず、結局スコアレスドローとなった。
印象としてはとにかく最後のPK失敗が悔やまれる試合となったが、前半しっかりボールを支配して何度か敵ゴールに迫っていた時間帯に先制点を奪うことができなかったことの方を問題にするべきだろう。シュート数も15-5と圧倒しており、まあ、こういう試合を不用意な失点で失うことがなかったのは成長かもしれないが、主導権を握りながら流れから得点することができず、最後にボーナス・ステージ的に与えられたチャンスも決めきれなかったのは真摯に反省すべき。
前線を入れ替えてもコンビネーションが相応に機能していたことは好材料で、特にヴチチェヴィッチの復調は今日の大きな収穫。シュートを急いだりリスクを取ったパスを通しきれなかったりするシーンは幾度かあったが、どこでリスクを取るべきかを心得たプレーは敵にとってもイヤなもののはず。
これに対し平山は、頑張ってはいたが敵からすればあまり怖くなかったと思う。先にも書いた通り、判断が遅くワンタッチ、ツータッチで回している流れが平山のところで停滞する。あるいはカウンターでボールを預けても、最初に受けてくれるところまではいいものの、そこからの展開に時間がかかりカウンターにならない。カウンターに迫力のなかった数年前を思い出させる判断とプレー・スピードの遅さだ。
今の東京のスタイルでは、前線で足許に収め出しどころを探す時間はどこにもない。互いのプレーを理解しながら自動的にボールがつながって行くレベルを目指しているときに、平山のこの判断の遅さは致命的。動きながら次、次の次を読んで流動的にボールとポジションを交換して行くことができなければ敵の守備は崩れない。
ポストやキープでそれなりの特徴は出していたが、特に東、長谷川投入後はチームのプレー・スピードについて行けてなかった感がある。もちろん、互いに息を読むためには一緒にプレーする時間が必要で、サブ組からこのラインアップに加わった平山にとっては慣れない部分もあったかもしれないが、今日の動きでは渡邉、李、さらにはルーカスをさしおいてワントップを張るのは難しい。
東のPK失敗だけを責める気はない。そこに至る時間でしっかり内容に見合った結果を出しておかなかったツケを最後にPKの失敗という形で払わされただけのことだ。
週末の横浜戦、今日の名古屋戦と、見応えはあるものの結果が伴わない試合を続けてやってしまった訳だが、今季は内容がいいからと許せるシーズンではなく、内容がいいからこそ何としても結果を伴わせなければならない年。今日もまた、今の東京の限界、できていることとまだできていないことの境目をはっきり意識させられる試合だった。何が足りないかここでしっかり検証しないと、タイトルは夢になってしまう。
次はリーグ戦で週末に大宮を味スタに迎える。今季好調の大宮を相手に、きちんと結果を出すことができるか、星勘定としても2勝2敗から勝ち星を先行させられるか、ここは最初の正念場だと思う。
評点(
評点の見方
):
塩田(3.5) 名古屋の拙攻に助けられセットプレーも何とかしのいだ。
徳永(3.5) 攻撃参加のタイミング、仕掛けが効いていた。対面のFWも封殺。
加賀(4) 敵FWには仕事らしい仕事をさせず。最後まで守りきった。
森重(3.5) 名古屋の攻撃が迫力を欠いたとはいえ完封はほめられるべき。
太田(3.5) 敵FWにもしっかり対応。クロスでチャンスも演出した。
米本(2.5) もはや代表級との声があちこちから。完全復調以上。
高橋(4) うかつなパスをカットされるシーン多し。ちょっと考えすぎか。
河野(3.5) ドリブルでの仕掛けが聴いていた。シュートも欲しかった。
田邉(3.5) サボりも少なく最後まで動き続けた。ちょっと羽生を思った。
ヴチチェヴィッチ(3) リーグ戦でも復帰を見込める出来。らしい動きを堪能。
平山(4) 懸命に働いたが判断の遅さは如何ともし難い。
===
長谷川(3.5) 終盤の連係の要になった。シュートが欲しかった。
東(3.5) 彼が入るとプレースピードが上がる。PK失敗は責められない。
李(-) 積極的に動きつなぎに献身。オフサイドは残念。
京王百貨店で買って行ったうなぎ弁当美味しかった。
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FC東京
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ナビスコカップ/ルヴァンカップ
2013年04月01日 23:11
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■
【ブンデスリーガ第27節】フライブルク×グラードバッハ
■2013年3月30日(土) 15:30キックオフ
■Mage-Solar-Stadion
土曜日の日本時間夜11時半からの試合。いつもならネットのウェブ中継サイトを渡り歩いて何とか生観戦を試みるところだが、この日は横浜×FC東京のレポート執筆に力が入っており、さらに書き終えたところで、録画しておいた「Jリーグタイム」を見始めてしまったので結局この試合は全然見ることができず。
代表戦のため1週間空けてのブンデスリーガ。グラードバッハからはアランゴがベネズエラ代表に招集された他、ヘアマンがついに代表召集を受けた。この試合ではアランゴに休みが与えられ、デムスが左SBで先発、ヴェントが左SHに入った。ヨーロッパ・リーグ圏内を狙うクラブ同士の戦いである。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ シュトランツル ドミンゲス デムス
ヘアマン ノードファイト マルクス ヴェント
ヨウネス デ・ヨング
開始早々いきなりノードファイトのFKにデ・ヨングが頭で合わせるがGKがキャッチ。その後はフライブルクがボールをコントロールするが、どちらも中盤を非常にコンパクトにしておりスペースのないところで窮屈な競り合いが続く。
フライブルクのクロスにはテア・シュテゲンが破綻なく対応、しかしグラードバッハも攻撃の糸口をつかむことができない。シュートシーンもほとんどないままスコアレスで前半を終えた。
後半は低調な立ち上がりだったが、53分、ヘアマンが目の覚めるようなカウンターから切り返しシュート。これが惜しくもバーを直撃して試合が動き始める。59分にはヘアマンのクロスにデ・ヨングが合わせるがGKがセーブ。
67分、ヨウネスに代えてムラパを投入。69分、敵陣でのパスをカットされカウンターを浴びる。これを決められて0-1と先制を許してしまった。
グラードバッハは71分、デ・ヨングに代えてハンケを、73分にはヴェントに代えてツィガーツィを投入し得点を狙いに行く。しかしフライブルクから主導権を奪えないまま時間は過ぎ、アディショナル・タイムには追加点を許し0-2で痛い敗戦を喫した。
グラードバッハは勝ち点38のままで順位は8位に後退。ヨーロッパ・リーグ圏の6位とは勝ち点差1だが、4位、5位とは勝ち点差が4に開いてしまい、一歩取り残された感は否めない。この熾烈なつばぜり合いの中ではヨーロッパ・リーグ圏内を争っているクラブとの直接対決での敗戦は痛かった。
目標の勝ち点50まではあと12。残り7試合で4勝または3勝3分ということになるが、ホームが4試合残っており、不可能ではない。まあ、そのうちひとつはバイエルンだけど。まずは次節のフュルト戦をしっかり勝つこと。細かい計算はそれからだ。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「SCフライブルクの勝利は妥当なものだ。彼らの方がいいチームだった。試合運び、テクニック、トラップ、ボールの運び方などにおいて。残念ながら我々にとっていい試合ではなかった」
短かっ。ちょっとガックリきたか。
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