フットボール・クレイジー
football crazy
silverboy club
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2013年08月29日 01:03
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【Jリーグ第23節】FC東京×鳥栖
■2013年8月28日(水) 19:00キックオフ
■国立競技場
水曜日の夜開催。5時ごろに水道橋で所用を終え、新宿で弁当を買って総武線で折り返し国立競技場へ。しばらく続いていた猛暑も週末あたりからかなりやわらぎ、湿度は残るものの気温はさほど高くない。会社帰りにフットボールを見るには悪くない晩夏の宵だ。
東京はここ3試合勝ちがなく停滞気味。何とか勝ち点を積み上げて上位争いへの足がかりを再びつかみたい。下位相手のホームゲームであり勝ち点3は本来マストだ。米本が警告累積で有給休暇となったため、高橋がボランチで先発に復帰、長谷川とコンビを組んだ。SHは右に石川、左に三田を配し、ルーカスを温存した。
権田
徳永 加賀 森重 太田
高橋 長谷川
石川 東 三田
渡邉
立ち上がりは鳥栖が前がかりに東京のボールの出どころを押さえに来る。このところ対戦相手は概ね序盤にこうやって高い位置からプレスをかけ、東京の持ち味であるCBとボランチからのビルド・アップを封じてくるようになった。ボランチのところでボールを持てないので、長めのボールで両サイドの裏に通そうとする攻撃が中心になる。
7分、東京のファースト・シュートは石川がボレーでミドルを狙ったが敵GKがキャッチ。その後も12分に三田、16分に東がシュートを放つがゴールには至らず。崩しきるというよりは遠目からのシュートが多く、これではなかなか決まらない。焦れてシュートするよりはもっとボールを持ってしっかり崩したい。打てばいいというものではない。
鳥栖は相変わらず球際で踏ん張り、東京はボールを奪われて押し込まれる時間帯もあるものの、次第にボールを支配できる時間が長くなる。20分、石川のクロスに渡邉が頭で合わすが枠外。22分、パスをつないで最後は高橋がミドルを狙うがGK正面。アイデアは悪くないが、エリア外からだとよほどシュートにスピードがあるかコースがGKの逆を突くとかでない限り確率的には低い。
35分には石川が東からのパスを受けて反転、シュートを放ったが体勢が崩れボールは大きく枠を外れる。すると40分、敵のクロスにFWがゴール前ピンポイントで合わせゴール。ワンチャンスを決められ0-1と先制を許す。敵のクロスが一度長谷川に当たったところでやや集中が切れ、やり直しのクロスを入れられたところで加賀がマークを外してしまったようだ。
さらに41分、中央で三田がボールを奪われカウンターを浴びる。加賀が飛び込もうとしたがスリップしたようにも見え、交わされて放たれたシュートがファーのサイドネットに突き刺さり0-2。集中を欠いた失点で流れを作りかけていた時間帯に冷や水を浴びせられた。43分、加賀に代えてチャンを投入。加賀が敵の攻撃に対応できていないと見たか。
結局前半終了間際の時間帯に2点を失い0-2でハーフタイムに。ペースをつかんだように見えながら実際には精度を欠く攻撃に終始し、敵の数少ないチャンスに集中を欠いた対応から失点。流れ的にはよくない感じで終了時にはブーイングが。
後半に入っても東京はその流れから修正できず、鳥栖に押し込まれる。東京はクリアするもののボールをつなげず、セカンドをことごとく拾われては波状攻撃を受ける。60分までに4本のシュートを浴びたがしのぎきる。
62分、三田、石川を下げてルーカス、平山を投入。東が右に開きルーカスは右に、渡邉と平山のツートップになったと見ていいだろう。東京はこれで交替枠を使いきった。ある意味、平山と心中か。
東京が平山をターゲットとするパワープレーにシフトしたこともあって、試合は次第にオープンになる。東京はハーフウェイあたりまで持ち上がったボールをDFラインの裏めがけて放りこむか、サイドをえぐってクロスを上げる攻撃に。東京が押し込む時間が増えてくる。
71分、敵FWに裏に抜け出され、権田と一対一になるがシュートは権田が触った後ポストをヒットして外へ。何とかしのぐと、80分、太田の左サイドからのクロスに平山がファーから頭で合わせる。これがポストに当たって中に跳ねゴール。東京が1点を返し1-2とする。
さらに直後の84分、東からのパスをゴール正面で受けた渡邉が反転してシュートするとこれがゴール隅に決まり2-2の同点に。これは盛り上がった。
85分、再び渡邉が今度は右サイドからフリーでボールを受ける。しかしシュートはGKにセーブされゴールならず。今思えばこのシュートがポイントだったかもしれない。
すると同じ85分、反撃を許し敵FWがクロスに合わせてシュートを放つ。これは権田がセーブするがすぐ前にいたFWに再び当たりボールはゴールへ。同点の喜びもつかの間、東京は再び2-3と勝ち越しを許す。何というか何が起こったかよく分からず、へらへらと苦笑しか出ない唖然、呆然状態。何じゃこりゃ〜、って感じ。
アディショナル・タイムは6分もらい最後まで果敢に攻めたが、パワープレーでも活路は開けず、結局2-3で、一度はつかみかけた勝ち点を逃した。
横浜戦と同じく、最後のやられかたがショッキングだったのでサポとしてもメンタル面でのダメージが大きい試合。内容的には敵が前からの守備をはめてきて前半の時間をつぶされてしまったのと、何より集中を欠く前半の失点が痛かった。後半、割り切ってパワープレーに切り替えて2点を返し、いったん追いついたところまではよかったが、前がかりになったところをやられた。
精度を求めるとスピードが落ち突破力がなくなる。スピードを上げようとするとミスが出てボールを失う。シーズンが進むにつれ、ボールの出どころであるCB、ボランチをケアされ、前の収まりどころであるトップをマークされてプレーに余裕がなくなり、精度とスピードが両立できなくなったというのがシーズン中盤に入って苦戦している要因だと思う。
プレースピード、判断のスピード、切り替えのスピードを上げ、プレッシャーを受けた中でも少ない手数でスピーディかつ的確なプレーができることが必要なんだけど、ケアされる中で要求される水準が上がっているのに対応できていないということだろう。今日の試合もシュート数15-11、ポゼッション58-42とボールを支配しながら負けてしまったのは、要は持ったボールを生かせてないということ。
パワープレーでは2点取れたが、そもそも2点先行されたためのオプションだし、所詮バクチであり、ベースになる戦術ではない。我々はポゼッションをベースにした高いレベルでのオートマティズムを追求しなければならないし、求めるものはその先にこそあるのだと思う。
評点(評点は
ドイツ式
):
権田(4) ファインセーブもあったが結果として3失点はいただけない。
徳永(4.5) 攻め上がったときの思いきりが足りない。もっと縦行っていい。
加賀(5) 2失点に関与。対人と集中で綻びを見せてしまった。交代やむなし。
森重(4.5) DFリーダーとして3失点の結果責任は負わなければならない。
太田(4) 後半パワープレーではいいクロスを連発。平山とも合う。
高橋(5) プレスを受ける中でのプレー選択、精度は課題か。
長谷川(5) リスクを取って要の役割を果たそうとしたが周囲と繋がれず。
石川(4.5) 個としては怖さも見せたが連係が今ひとつで途中交代。
東(4.5) 今の東には怖さが足りない。仕掛けるオプションとシュート精度を。
三田(4.5) 攻撃に特徴は見せたが致命的なボール・ロスト。学びの途上。
渡邉(4.5) 得点は見事だったがポスト役としては不完全燃焼。
===
チャン(4) まず無難にこなした。ケガは大丈夫なのか。
平山(4) 前線でロングボールを収めた。待望の得点は嬉しい。
ルーカス(4) ひとり気迫の違う働き。本当に頭が下がる…。
それにしても後ろに座ってたおっさん、ほんまうるさかったな。
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FC東京
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J1リーグ戦
2013年08月26日 20:00
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【ブンデスリーガ第3節】レバークーゼン×グラードバッハ
■2013年8月24日(土) 15:30キックオフ
■BayArena
日本時間土曜日午後10時半キックオフだが残念ながらスカパーでは中継がないのでネット動画観戦。途中からかなり紙芝居状態になってストレスもあったが最後まで何とか見ることができた。
グラードバッハは前節の快勝から同じメンバーで連勝を狙う。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ シュトランツル ドミンゲス デムス
ヘアマン クラマー シャカ アランゴ
ラファエル クルーゼ
試合は互いに積極的に前に出る展開になり、ボールは双方を忙しく行き来する。グラードバッハは奪ったボールを早い切り替えからサイドに展開し、ヘアマン、アランゴの両翼を起点に攻撃を組み立てようとするが、リスクを取ったチャレンジがなかなか奏功せずチャンスを作れない。レバークーゼンも同じ状況だがよりスピードがあり、前線に決定力のある選手も揃っていて怖さがある。
23分、エリア内でアランゴが大胆なハンドを犯してPKを与える。しかしボールはアランゴの後ろから出ており、確かにアランゴが上げた手には当たっているが、見えていないのだから意図的とは言い難い。このPKを敵FWにきっちり決められて0-1と先制される。敵FWのシュートスピードが半端なく、テア・シュテゲンも触れたように見えたが止めようがなかった。
さらに5分後、スルーパス一発で敵FWにグラードバッハの左サイド裏へ抜け出される。テア・シュテゲンが飛び出したが中央に折り返され流し込まれて0-2に。スルーパスはオフサイドに見えたが旗は上がらず。PKの前後からグラードバッハの守備がバタつき、レバークーゼンに流れを持って行かれた。
その後もレバークーゼンの攻撃を受ける苦しい時間が続く。37分にはヘディングでポストを直撃されるなどピンチを迎えるが何とかしのぎきり2点のビハインド背負って前半を終える。グラードバッハも悪くない攻撃をしているが、失点を機に押せ押せになるレバークーゼンに対し受けに回ってしまった。
後半になるとグラードバッハが積極的に仕掛ける。53分、アランゴのシュートは敵GKに阻まれるが、これで得たCKからヘアマンが右サイドを深くえぐり、マイナスで折り返し。これにシュトランツルが合わせグラードバッハが1-2と1点差に。シュトランツルが足でシュート決めたの初めて見た。
さらに直後左サイドからのクロスを敵GKが中央でキャッチしようとしたがファンブル、すぐ目の前にいたアランゴがこれを押し込んで2-2の同点に。もう自宅で大盛り上がりですよ。これ逆転も行けるんじゃないかくらいの勢いで。
ところが、直後の61分、敵MFにエリア外から見事なシュートを決められ2-3と再び勝ち越しを許す。試合はオープンになり、グラードバッハはその後も反撃を試みる。71分、ドミンゲスがシュートを放つが敵GKがキャッチ。すると直後、再びエリア外から見事なミドルを決められ2-4に。これでほぼ試合が決まってしまった。
グラードバッハは75分、アランゴとシャカを下げユネスとフルゴタを投入、86分にはヘアマンに代えてデ・ヨングを投入したが流れを取り戻すことはできず、結局2-4で敗戦を喫した。
せっかくいったんは追いついたのに、ミドル2本で突き放されての今季2敗目。グラードバッハは素早い攻守の切り替えから中盤でしっかりボールをつないで前線に供給するというコンセプトがきちんと共有できており、規律はしっかりしていると思うが、最後にリスクを取るところの精度が今ひとつでシュートのひとつ手前くらいがつながらない印象だった。
昨季までのベースの上に新しい戦力を上手く融合しようという意図は窺えるし、シャカが馴染んできたのは嬉しい。デ・ヨングがブレイクしてくれるのを期待している。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「審判にとってハンドがあったかどうかの判断はとても難しいものだ。だが、そうであればすべてのハンドに対して笛を吹かなければならない。今の規則がどんなであるかについてはひどい状況だと思う。だが、我々は審判のせいで負けたのではないし、言い訳を探すことはしたくない。いい面もたくさん見ることができたが、全員でしっかり守るということは学習せねばならない」
審判にかなり立腹しているようだ。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2013年08月25日 01:11
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【Jリーグ第22節】磐田×FC東京
■2013年8月24日(土) 19:00キックオフ
■ヤマハスタジアム
遠征区域外のアウェイ戦なのでおとなしく自宅スカパー観戦。東京は加賀と高橋がベンチ・スタート。CBにはチャンを起用、石川が右SHに入って長谷川がボランチに回った。
多摩川クラシコでの引き分け、前節ホーム横浜戦での負けと、ここ2試合勝てていないだけに何としても勝ち点3をもぎ取りたい試合だが、磐田も必死の残留争いの渦中にあり、簡単にやらせてもらえるとは思えない。蒸し暑い気候の中での試合だ。
権田
徳永 チャン 森重 太田
米本 長谷川
石川 東 ルーカス
渡邉
試合は序盤から磐田のペース。前線から積極的なディフェンスをはめられ、また前線の渡邉が徹底的にマークされることで、東京は落ち着いてボールを持てず、奪ったボールは蹴らされて前線で収められず失うことの繰り返し。
一方の磐田は積極的に長いボールでサイドの裏に起点を作りそこから中央に仕掛けてくる。東京は守勢に立たされ、シュートも打てないまま磐田の攻撃を受ける時間が続く。最後のところで守りきってはいるが再三シュートを浴びる。
25分、石川が東からのパスを受けてシュートを放つが大きく枠をそれる。ファースト・シュートだったが公式にはシュートにカウントされなかったようだ…。34分、石川のCKにチャンが頭で合わせるが万全の体勢ではヒットできず枠を外れる。
その後も主導権は磐田に握られたまま。権田の好セーブもあって失点こそ許さなかったものの、セカンドが拾えず波状攻撃を受ける。40分、ルーカスがミドルを狙うがこれも大きく枠を外し、結局シュート数2-11と押し込まれたままスコアレスで前半を終える。出どころ、収めどころをきっちりつぶされてまったくタメが作れなかった。
後半に入ると東京が修正、粘り強くボールをつなぐ一方、流動的な動きも増え少しずつ流れを引き寄せて行く。49分、太田のFKにチャンが頭で合わせるが枠外に。59分、チャンに代えて加賀を投入。チャンは負傷だったようだ。
直後の60分、東がFKを直接狙うがバーをヒット。惜しかった。
65分、左寄りで得たFKを東が直接狙うと見せて中央の石川にマイナスのパス。石川がこれを収めてシュートすると、これが渡邉をかすめてゴールに入るが、渡邉がオフサイド・ポジション。これも惜しかった。この辺の時間帯で得点が欲しかった。
東京がボールを支配し何度か決定的なチャンスを作るが最後のところを詰めきれない。71分、東に代えてヴチチェヴィッチを起用。77分、石川に代えて高橋を投入。高橋がボランチに入って長谷川が右SHに上がる。
83分、持ち上がった長谷川がミドルを放つがGKにセーブされる。いいシュートだった。85分、CKに森重が頭で合わせるが枠外。アディショナル・タイムにはヴチチェヴィッチが右サイドから狙うが敵DFがブロック。終盤はスペースができ始める中、東京が積極的に攻撃を仕掛けたがあと一歩及ばず。
最後には敵の強烈なミドルが枠をかすめて肝を冷やしたが結局スコアレスに終わり、勝ち点1を分け合った。
暑い中、モラルの高い相手によく戦ったが、前半のパッシヴなフットボールは我々が目指しているものとは明らかに異なるもの。ボールを奪った後の展開を急かされ、確度の低いボールを安易に蹴ってしまって拾われ、敵の攻撃の時間を長くした。
もっとボールを落ち着かせる、時間を作るということをしっかりやるべきで、そこはハイ・プレスの中でもいなす、細かくポジションを取り直す、やり直すということを愚直にやり続けなければならない。ポゼッションを大事にするという我々のフットボールの基本がいい加減になって、結構一発狙いのロング・ボールをあっさり取られることが多いように思った。
これがきちんとできていて初めて裏や逆サイドへの一発も効いてくる訳で、判断を早く可能性のある前線に素早くつなぐこと自体は否定しないが、「シュート打て」コールが多発すると、こういう形で弊害が出てくるのではないかと危惧した。で、結局シュートまで行けてないし…。
後半はしっかりボールを出し入れしながら流動的に崩すという本来の取組がある程度できていたが、最後のところで決めきれず。ここでも足許へのパスが多く、敵が混乱を来たすような意外な動き、イヤな動きができていない。スペースで人とボールが出会うような、止まらないフットボールが見えにくくなっている。まあ、暑いということもあるだろうが…。
ポゼッション・フットボールのベースと、その上でそれを生かすためのミドルやドリブルでの突っかけなどの破調の動きがどちらも曖昧になって、やるべきことがきちんとやりきれてない印象を受ける。今日のように起点をケアされたときにそれをどう回避するのか、手持ちのカードが少なく、少ないカードの中ですら混乱を来たしている。
水曜日の次の試合があるので細かく修正している時間はないが、このチームの核になる戦い方は何なのか、もう一度、クラブもサポもしっかり見つめ直した方がいい。昨季から取り組んでいるものがまだまだ課題を抱えていること、そしてそこを乗り越えて行くためには一段階レベルの違う厳しさが必要であることを再確認させられた試合だった。
唯一の収穫は、権田のファイン・セーブに救われたとはいえ完封できたこと。点を取られなければ少なくとも負けることはない。ここからきちんと積み上げていきたい。
東京は勝ち点を32に伸ばし、順位はひとつ上がって8位。この辺は混戦で、ひとつの勝ち負けで大きく順位が変動する可能性がある。もうひとつも落とせない。
評点(評点は
評点はドイツ式
):
権田(3) 顔面でのセーブは気迫の勝利。その他のボール処理も手堅かった。
徳永(3.5) 敵に押し込まれ攻撃参加は限られたが要所で持ち上がりを見せる。
チャン(4) 決定的なボール・ロストあり。セット・プレーを磨いて欲しい。
森重(3.5) 前半押し込まれバタついたが無失点は自分の功績と誇っていい。
太田(3.5) 後半ちょっと調子が出てきたか。好調は維持している。
米本(3.5) 飛び込んでかわされる危険なシーンを多見。次節は有給休暇。
長谷川(4) ボールを動かす要になかなかなれなかった。気持ちは見えたが…。
石川(4) 特徴は見せたが決定的な動きはできず。サブの方が怖さが出る。
東(4) FKはどちらも惜しかった。ここでボールが収まればと思う。
ルーカス(3.5) 最後まで守備にも手を抜かない姿勢はもはや感動的。
渡邉(4) ほぼ機能せず。「はたいて上がる」をやり続けるしかない。
===
加賀(3.5) 難しい交替だったがよく試合に入った。
ヴチチェヴィッチ(3.5) 動きに可能性が見える。そろそろ今季初ゴールを。
高橋(-) 時間短し。
水曜日は国立だ。
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FC東京
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J1リーグ戦
2013年08月19日 22:40
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【ブンデスリーガ第2節】グラードバッハ×ハノーファー
■2013年8月17日(土) 18:30キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
今季のホーム開幕戦。日本時間では日曜日未明1時半のキックオフでテレビ中継もないということで早々に動画観戦を諦めた。グラードバッハは開幕戦からメンバーの変更なし。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ シュトランツル ドミンゲス デムス
ヘアマン クラマー シャカ アランゴ
ラファエル クルーゼ
試合は序盤からグラードバッハがボールを支配して主導権を握る。何度かチャンスを作ったものの得点には至らなかったが、20分、ラファエルが敵エリア内でボールを後ろに流すとクルーゼがこれを蹴り込んで先制。グラードバッハが1-0とアドバンテージを得る。
グラードバッハはその後もボールを支配するが、ラスト・パスが上手く通せず追加点を奪えない。シュートは放つものの結局1-0のままハーフタイムを迎えた。
後半に入っても試合はグラードバッハのペース。53分、クルーゼのシュートが敵GK、DFとはねて最後はポストに嫌われたところをクラマーが押し込んで2-0に。
リードを広げたグラードバッハは引き気味になりリアクションに回る。だが、66分、敵SBがエリア内でハンドを犯し、PKを得るとデムスがこれを冷静に決めて3-0に。これで試合はほぼ決まった。
グラードバッハは77分にアランゴを下げてユネスを投入、84分にはシャカに代えてノードファイトを、さらに89分にはヘアマンを下げてフルゴタを投入するなど確実に試合をクローズ、結局3-0で危なげなく勝ちきった。
とかってkickerの記事だけ見ると楽勝に見えるんだけどシュート17-16て何? まあ、ポゼッションが61-39と明らかに我々が試合を支配していたのは分かるが、何で16本もシュート打たれちゃってんの…。
開幕戦も点差ほど悪くなかったように思うし、今季結構スタートからはまってる感じする。補強がうまく行ってる感あるし、シャカも2季目でやっと馴染んできた。まあ、昨季の終盤からフィット感あったし。
ノードファイトがベンチというのがもったいないけど、CBをシュトランツル、ドミンゲス、ブラウアース、ボランチをシャカ、クラマー、ノードファイトと、それぞれだれが出ても行ける3人で回せるのは大きい。これにヘアマン、アランゴの両翼が健在で、ラファエル、クルーゼがこの調子でチームに馴染んでくれると結構行けるんじゃないか。
次節、レバークーゼン戦が楽しみだ。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「妥当な3-0の勝利だ。第1節で敗戦を喫すると、いきなりプレッシャーを受けることになる。ヨーロッパのトップ・リーグではどこでもそうだ。ミュンヘンでの試合の後、我々は自分たちがどんな立ち位置にいつのかよく分かっていなかった。だが今日は上手く行った。だが我々にはまだまだやらねばならない。やるべきことはいつでもある。だからこそ、チームがプレッシャーをどうはねのけたかが重要なのだ。もちろんこの勝利は大変うれしいが、試合は既に終わった。我々は今から次の試合に集中しなければならないし、前を向かなければならない」
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2013年08月18日 00:42
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【Jリーグ第21節】FC東京×横浜
■2013年8月17日(土) 18:30キックオフ
■味の素スタジアム
今週も暑い土曜日。夏休み最後のホームゲームとあって家族連れが多い。アウェイも結構な動員で久しぶりに3万人を超える大観衆となった。
東京は前節川崎戦に引き分けており勝ち点をしっかり上積みする必要がある。ここまで6戦負けなしと踏ん張っているが、上位との対戦でその真価が問われる。ここで負けるようなことがあると上位争いへの足がかりを失うことになる一方、勝てば次の展望が開けてくる重要な一戦。上位に対してどんな戦いができるか試金石となるゲームだ。
前節出場停止だった東が先発に復帰。またCBにはチャンに代わって加賀が先発した。また、前節ベンチ入りした大竹は湘南への期限付移籍でクラブを去り、林がベンチ入りを果たした。
権田
徳永 加賀 森重 太田
高橋 米本
ルーカス 東 長谷川
渡邉
試合は開始早々から中盤での激しい主導権争いになる。東京は上位相手でも臆することなくポゼッションからの攻撃を試みるが、球際での戦いが熾烈で余裕を持って攻撃を組み立てることができない。一方横浜はトップ下に預けたりシンプルに前線に出して個人の能力の高さで勝負しようとしてくる。最後のところは東京のDFが身体を張り落ち着いて対処している。
東京は17分に高橋がミドルを放つが精度を欠いて大きく枠を外す。それ以外はなかなかシュートまで行けない。中央での拮抗した攻防が続く中、互いに攻撃を仕掛けてもフィニッシュまで行けない高いテンションのまま時間が過ぎて行く。敵は要になる選手の能力が高く、シュートは打たせていないがセットプレーを含め気を抜くと殺られるしびれるゲームで、さすがに上位との戦いは厳しいと実感させられる。
26分、徳永がルーカスからのパスを受けて右サイドを抜け出し敵ペナルティ・エリアへと切り込む、やや角度もあったのでシュートを打ってもよかったように見えたがここで躊躇、結局マイナスのパスを流し込んだがシュートには至らず。0-0の局面だし、そのまま勢いに乗って仕掛けてもよかった。
31分、ゴール前でパスをつながれる。ワンツーから裏に抜け出され、シュートを流し込まれて失点。拮抗した展開で痛い先制点を献上した。この抜けだされ方は先週の川崎戦の1点目を思い出させるワンツーでの崩され方で反省が必要。いずれにしても0-1と、実力のある上位クラブ相手としては重たい失点。
その後も拮抗した試合が続くが、失点のショックは大きく、しばらくは流れを横浜に持って行かれる。38分には高橋が再びミドルが放つがこれも大きく外れる。この局面ではもうちょっと精密に崩しに行ってもよかった。打つなら精度を高めて欲しい。結局流れを取り戻せないまま0-1で前半を終了。
決して内容で見劣りしている訳ではなく、前半のシュート数も3本ずつと激しく主導権を争い続けたことを示している。東京も縦に当てる意識はあり敵のゴールに向かってはいるが、精度を欠いて敵にボールを差し出したり引っかけられたりするシーンが多く、ペースをつかめずにいる間に失点したような印象。戦ってはいるが攻撃が単調で読まれている。変化が欲しい。
という声がポポヴィッチ監督に聞こえたか、前半中盤で敵トップ下をつぶしきれなかった高橋に代えて後半から三田を投入。三田は右SHに入り、ルーカスが左SHにスライド、長谷川がボランチに落ちた。
これで少しペースが変わる。先制点を奪った横浜がやや慎重になったようにも見え、東京がボールを持って敵陣に入る時間が増えてくる。ボールを持つとまず突っかける三田の動きがアクセントになり、暑い中にも関わらず全体を流動的にしている。57分、三田が敵DFを抜いて右サイドを駆け上がったが、クロスは右足で上げる形になってしまい中で合わせることはできず。
61分、今度は左サイドから太田が大きめのクロスを上げるとファーで三田がヘディングを試みるが打ちきれず枠の外に。まあ、三田にヘディングを求めるのはちょっと酷なシーンか。さらに66分、ルーカスの強いパスを渡邉が落とし、東がシュートを放つがGKがセーブ。おそらくルーカスはシュートのつもりで打ったのだろうし渡邉は思わず足が出てしまった感じだったが…。
この時間帯は東京が流れを手にしていただけにここで追いついておきたいところだった。76分、東を下げて石川を投入。決定力に期待したいところ。82分、右サイドでボールを持った渡邉がクロスを流し込むが駆け込んだ石川の後ろにボールが入り合わせられず。84分、三田の落としを石川がシュートするがわずかに枠外。85分、徳永からのクロスは中央の渡邉に届かず。東京が攻勢に出るが
86分、米本を下げて林を投入。前線に比重をかけて勝負に出る。しかしこれが裏目に出る。前線への縦のボールをカットされ、カウンターから敵MFにゴール正面でボールを持たれる。DFは揃っていたがシュート・フェイントに2度、3度と振らされ、結局シュートを阻止できず追加点を許してしまう。0-2。試合は実質的にここで終わったと言っていい。
アディショナル・タイムは4分。東京は最後まで戦ったがゴールは遠く、横浜に完敗を喫する結果となった。
前半は拮抗した展開で激しく主導権を争ったが、敵のキーマンであるトップ下の選手を捕まえきれずに組み立てを許したことで苦戦、中盤を使われたことで攻撃も散発的なものに抑えられてしまった。それほど多くのチャンスを許した訳ではなかったが、ワンチャンスをしっかりと生かされて失点、ボールをしっかり収められず、せっかく引っかけたボールもすぐに失うなど球際で勝負しきれていない印象だった。
後半に入ると投入した三田がピッチをかき回して試合を動かし、何度かチャンスを作ったが、それを生かしきれず、前がかりになったところで追加点を許して勝負に負けてしまった。リスクを取った結果とはいえ苦い失点だった。
最後の最後でウザいシュートを決められたのでショックはデカいが、内容的にはそこまで一方的にやられた試合でもなかったし、点差ほどの違いはなかったという監督談話も肯ける。ポゼッションは45-55と譲ったが、シュートは9-7で敵に大きなチャンスを許していないことを示している。選手は暑い中でよく戦っていたし最後までゴールを目指していたと思う。
だが、ここから先の優勝争いを考えれば是が非でも勝たなければならない試合にしては淡白なたたかいぶりであっさり負けた感があるのは否めない。それは単に一所懸命やるというのとは違う、いかに勝つことに向けてメンタルも含めたすべてを組織するかという問題意識の部分で横浜と我々に大きな差があったということだし、それが結局ここ何年もずっと埋められていない壁だ。
言い訳の利かない試合で負けた以上は内容がいかによくてももうすべてが空しい言い訳になってしまった。この敗戦で優勝もACLも事実上スコープから消えたと僕は思っている。もちろんだからと言って投げ出す訳には行かないし、残り13試合は全部勝つつもりで行くしかないのだが、こういうポイントになる試合に「何か」とか「上積み」とかいう付加価値を出すことができないのではこれ以上先を望むのは難しい。
上位に勝てないのでは上位に行くことはできない。当たり前のことだ。
東京は順位を9位に落とし首位との勝ち点差は13。もはや剣ヶ峰である。ACL圏とも勝ち点さは9で、残り試合数を考えればもうカツカツ。今日の1敗は高くつく。連敗しないことが最低限の条件で、次節はアウェイだが勝ちきるしかない。
評点(評点は
ドイツ式
):
権田(4) 失点はノーチャンスか。他にはほとんど見せ場なし。
徳永(4) 前半のチャンスでは自ら狙って欲しかった。対人の強さは発揮。
加賀(5) まあ、あのフェイントには飛び込めないよな。安定感あっただけに残念。
森重(4.5) 敵のワントップは完全に抑えていたが2失点は検証する必要あり。
太田(4) いいクロスあったが得点にはつながらず。好調は維持できている。
高橋(5) 敵トップ下をマークできず中盤の主導権を明け渡した。
米本(4) 中盤で孤軍奮闘。シュートも惜しかった。
ルーカス(3.5) 信じられない運動量。危機感を表現できていたのはヨネと彼だけ。
東(4.5) 攻撃を組み立てようとしたがいい形でボールを持てず。
長谷川(4.5) よくボールに絡んだが球際でのボールロスト多くブレーキに。
渡邉(4.5) 厳しいマークに遭いほぼ仕事できず。ここが成長のしどころ。
===
三田(3.5) 勢い優先の部分はあるにせよ変化をもたらしチームを活性化した。
石川(4) シュートは惜しかった。存在感は見せた。
林(-) 時間短し。
繰り返すが方向性に疑問は持っていない。突き詰める力、やりきる力、最後の目標を達成するために目先の戦術をいったん捨てる力など、個としてもチームとしても基本的なことをやった上での幅とか奥行きの部分がまだまだ足りないということだと思っている。僕はポポヴィッチ監督と選手たちの挑戦を支持している。
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FC東京
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J1リーグ戦
2013年08月12日 21:38
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【ブンデスリーガ第1節】バイエルン×グラードバッハ
■2013年8月2日(金) 20:30キックオフ
■Allianz-Arena
ブンデスリーガ2013/2014シーズンが開幕した。我がグラードバッハはアウェイでバイエルンと対戦。CSフジテレビの生中継があったが、日本時間の土曜日午前3時半という丑三つ時のキックオフだったので、録画して6時起きで追っかけ観戦した。
グラードバッハはオフにハンケを放出したが前線にラファエル、クルーゼ、中盤にクラマーと気の利いた補強をして開幕戦に臨む。基本的な布陣は昨季からそれほど変わっていない。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ シュトランツル ドミンゲス デムス
クラマー シャカ
ヘアマン ラファエル アランゴ
クルーゼ
シャカの先発は嬉しいがノードファイトはベンチ。今季はフィットすると思っていたデ・ヨングもベンチ・スタートになった。
試合は大方の予想通りバイエルンが主導権を握る。強力な両翼の個人技、スピードに揺さぶられ、ほぼハーフコートでの守備戦になる。12分、中盤から裏に絶妙のボールを放りこまれ、飛び出したSHにダイレクトで合わされて失点。0-1と先制点を与えてしまう。バイエルン相手にこの時間帯の失点は重い。
16分、今度は左寄りのFKをゴール前に放りこまれ目の前で合わされる。これはテア・シュテゲンがいったんセーブしたものの、こぼれたボールを敵FWに押し込まれて0-2。立て続けの失点で試合を持って行かれる。
グラードバッハもボールをしっかりつなぎ両サイドを起点に攻撃を組み立てようと試みると、前半も半分を過ぎたあたりからようやく徐々にグラードバッハの攻撃が形になり始める。サイド経由でゴール前にボールが入り、ラファエル、クルーゼがシュートを放つが敵GKに阻止される。
40分、左サイドのアランゴが中央にグラウンダーのクロスを入れると、戻りながらも守備となった敵DFがこのボールを自陣のゴールに蹴り込んでしまう。敵のオウン・ゴールで1-2となる。ゴール自体はラッキーだったが、敵の混乱を誘えたのはこの時間帯にはグラードバッハが前を向いて戦えていたということだろう。
前半はこのまま1-2で終了。バイエルンは前がかりに攻める分、ボールを奪えれば裏に起点を作る余地はでき、素早い切り替えから反撃の芽が見えてきたように思われた。
後半に入ってもバイエルン優位は動かないものの、グラードバッハもカウンターから立て続けにシュートを放ち緊迫した展開になる。
だが、67分、ドミンゲスがエリア内でハンドを取られPKを与える。68分のPKはテア・シュテゲンが腕一本でセーブしたがこぼれ球を拾われ、これを競りに行ったドミンゲスがまたしてもハンド。さすがに2本続けて止めることはできず、69分、このPKを決められて1-3に。これで試合の趨勢は決まってしまった。
これを受けてグラードバッハは70分、アランゴとヘアマンという両翼を下げてユネスとフルゴタを投入、反撃を試みるが、店じまいにはいったバイエルンのゴールを割ることはできない。86分にはクラマーに代えてデ・ヨングを投入するが、結局自前の得点を奪うことはできず1-3で開幕戦を落とした。
結果を見れば完敗だし、まあ、内容的にも押されっぱなしだったが、奪ったボールを要領よくつなぎながら短い時間で前線に展開する攻撃はそれなりに機能しておりチャンスも作った。昨季よりは得点が近いようにも思えたし、最初にバイエルンと当たってむしろこの後の戦いのスタンダードが作れたかもしれない。
チームの骨格は変わっておらず、ファヴレ監督の下で継続的なチーム作りができているので、今季はちょっといい成績を目指したい。スタートダッシュが肝心だ。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「双方に多くのチャンスのあるいい試合だった。残念ながら我々はたくさんのチャンスを生かせず、逆に無用の失点を重ねた。修正すべき点はたくさんあり、細かい点をきちんと詰めなければならない。だが、シーズンの最初の試合としてはたくさんのポジティブな点も見られたと思う。PKを与えたふたつのシーンは非常に異例だった。こうしたケースの判断基準は必ずしもはっきりしていないが、審判の判断は尊重したい。審判は難しい仕事を、我々監督よりもずっと難しい仕事をしているのだから」
それにしてもドミンゲスの連続ハンドはないわ〜。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2013年08月11日 01:34
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【Jリーグ第20節】川崎×FC東京
■2013年8月10日(土) 19:00キックオフ
■等々力陸上競技場
気温が40度を超える地点が続出した異様な暑さの土曜日。東京、川崎あたりも夕方5時ごろでまだ35度とか信じられない暑さ。出がけに買ったペットボトルのお茶を新丸子から等々力まで歩く途中で飲み干し自販機で次を買うくらいの暑さ。歩いてるだけで熱中症の恐怖。およそフットボールをやる気候じゃない。
この試合は多摩川クラシコということで前宣も効いてチケットは完売。僕はバクスタ上層の指定席を狙ったが売り切れてしまい、やむなくホーム自由でステルス観戦を目論んだのだが、6時前にスタジアムに着いたら既に座席はいっぱい。
係りは「2階席は満席です」と声を嗄らしており、仕方なく座席後方の手すりを確保して立見。ここの収容はいったいどうなってんのか。コーナーフラグポストの後ろ辺りで角度的にすんごい見にくい。暑い上に立見で周囲はほぼ水色。完全アウェイ状態での観戦に。
東京は東が警告累積で出場停止。ルーカスを左SHに、長谷川をトップ下にスライドし、右SHには石川が今季初めて先発した。また大竹が同じく今季初めてベンチ入り。
試合は過酷な気候にもかかわらず序盤から力のこもった攻防になる。6分、渡邉がミドルを狙うが枠を外れた。こっちからはよく分からない。順番にボールを奪っては攻撃を試み、ボールを失ったりフィニッシュに失敗して攻守が入れ替わるという拮抗した展開に。川崎がボールを持つ時間の方がやや長いか。
16分、米本からのクロスに渡邉が頭で合わせるがGKがセーブ。18分には渡邉がドリブルからシュートを放つがこれもGKがキャッチ。前節より縦への意識、シュートの意識は出ているものの、中盤の主導権を握りきれずボールを落ち着かせられない分、攻撃は精度を欠いてシュートも単発になっている。
川崎の攻撃に対しては集中した守備でしっかり跳ね返しているが、個人で仕掛けられる3トップからの攻撃には手を焼く。
すると33分、敵FWにワンツーで裏に抜け出される。権田がシュートコースに入るが防ぎきれず、流し込まれて0-1と先制を許す。テンションが高くテンポの速い拮抗した戦いだっただけにこの先制点は重いと思われた。
しかし39分、右サイドを上がった米本からのパスを渡邉がトラップしてシュート。これが決まり東京が1-1と同点に追いつく。
前半終了にかけては再び川崎に押し込まれるが、シュートを打たれながらも権田のファイン・セーブもあって何とかしのぎ、1-1のままハーフタイムとなる。暑い中での戦いだが、互いにモラル高く自分のフットボールを表現しようとする好ゲームになっている。クラシコの名にふさわしい緊張感のある展開。
ところが後半開始から1分もたたないうちに、失点してしまう。左サイドをえぐられ、マイナスのクロスを入れられたところにヘディングでシュートを放たれる。これは権田が何とかセーブしたが、バーを下からたたいたボールがゴール前にこぼれたのを押し込まれ1-2に。開始早々の失点にがっくり。川崎サポが水色のタオマフをグルグル回すのがウザい。
東京はすぐに反応、49分、石川に代えて三田を投入する。51分、三田のCKに森重が頭で合わせるがGK正面。きれいに枠に行きすぎた。56分、右寄り約20メートルほどのところでFKを得る。長谷川と太田が蹴りに行き、ファーで徳永がスペースに走り込むフェイント。長谷川がこれに合わせるフェイクをかけると川崎の壁が崩れ、タイミングを外す形で太田が蹴るとボールはネットにきれいに収まった。東京が2-2と再び追いつく。
ここから再び激しい攻防に。どちらかといえば川崎の方が意図のあるボールのつなぎをやっているように見え、東京は奪ったボールを展開するものの最後のところの工夫が足りず偶発的なチャンスに頼る印象が強い。68分、ルーカスに代えてヴチチェヴィッチを投入。
ヴチチェヴィッチに当てる格好で積極的に前線に展開しようとするが、ファースト・トラップやワンタッチの落としが結構大雑把で組み立てきれない。81分、渡邉が敵DFとヘディングを競り、おそらく互いに頭をぶつけて痛む。渡邉は起き上ったが敵DFはそのまま担架で退場となる。審判は敵のファウルを取ったように見えたが、リスタートは川崎にボールを返す。謎だった。敵DFのケガが軽いことを祈りたい。
その後も東京は果敢に戦い、敵ゴール前で密集する場面もあったが押し込みきれず。逆に敵の攻撃もしのぎ、結局2-2の引き分けとなった。
何とも厳しい気象条件の中での激しい消耗戦となったが、東京も川崎も最後まで集中を途切れさせず、緊張感を持続した。2失点はいただけないが、その都度追いついて、こうした厳しいアウェイでの試合で勝ち点1をもぎとったことは素直に評価したい。少なくとも最低限の結果は確保したと言っていい。
しかし、内容的にはアタッキング・サードでのクリエイティビティに欠け、パス交換から加速してフィニッシュに向かうタイミングが共有できなかった。というかそこのスイッチを入れる役目が不在だった。東の存在の大きさを認識させられた試合。長谷川にその役割を期待していたし、結構面白いのではないかと思っていたが、川崎の中盤もフレッシュでなかなか我々の持ち味を出させてもらえなかった。
どちらに転んでもおかしくない拮抗した、オープンな展開の試合だったと。その意味では「負けなかった」ことはもちろん重要なのだが、優勝を口にするならきちんと勝たなければならなかった試合だし、また実際に勝つチャンスは何度もあったと思う。結局、引き分けの時はいつも言うように、今日の引き分けの価値は来週ホームでの横浜戦の結果によって決まるということだろう。
東京は順位を一つ下げ7位。首位との勝ち点差は11に拡大したが、3位との差は6になった。是が非でも上位グループにしがみついて行かなければならず、正念場が続く。
評点(評点は
ドイツ式
):
権田(3.5) ファイン・セーブで窮地を救った。失点はやむなしか。
徳永(3) 強靭なフィジカルで対人の強さを見せつけた。攻撃参加は自重か。
チャン(3.5) 危なっかしいパスなどもあったが守備は手堅かった。
森重(3) 1点目の失点に関与。リスク・マネジメントはまだまだこれから。
太田(2.5) FKは見事。それ以外にもチャンスを作り続けた。
高橋(3.5) 中盤でボールを支配。ドリブルで突っかけてボール失うシーンも。
米本(3) ボール狩りには安定の強さ。ケガが大事なければいいが。
石川(4) 今季初先発だったが特徴出せず。シュートも0本に終わる。
長谷川(4) 献身的に動き続けたがスイッチ役としてはまだこれから。
ルーカス(3) ここでボールを収めてくれると本当に有難い。頭が下がる思い。
渡邉(3.5) ゴールはあったが組み立てには絡みきれず。
===
三田(4) くるくると動き回ったがなかなか使ってもらえなかった。
ヴチチェヴィッチ(4) アイデア、思いきりはいいが精度を欠いた。
平山(-) 時間短し。
このスタジアム、補修するより建て直した方がいいと思う。
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FC東京
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J1リーグ戦
2013年08月04日 00:59
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【Jリーグ第19節】FC東京×大分
■2013年8月3日(土) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム
何だか久しぶりの味スタ。そういえば甲府戦は平日だったんで行けなかったんだっけ。湿気が少なく気持ちのいい暑さの一日、前売りがいつになく捌けているという情報を得て、席を確保するためやや早めに味スタへ出かけた。
この日はFC東京夏まつりということでいろいろとイベントもあったようだ。キックオフ前にはケラケラというバンドの演奏もあった。
さて、東京はシーズン後半のスタートとなった前節、アウェイで清水とスコアレス・ドロー。ここ4試合負けなしで勝ち点8を稼いでいるというものの、引き分けの価値はその次の試合で決まるというセオリーに従えば負けられない試合。優勝争いを意識するなら是が非でも上位について行かねばならず、勝ち点3はマストだ。メンバーは前節とサブも含め同じ顔ぶれとなった。
権田
徳永 チャン 森重 太田
米本 高橋
ルーカス 東 長谷川
渡邉
戦前の予想に反して試合は大分ペースで始まる。東京はいつものようにポゼッションをベースに試合を進めようとするが、大分の積極的なボールへのアプローチに手を焼いてペースを作れず。逆にボールを奪われるとシンプルにトップに放りこんでくる大分の割りきったフットボールにつき合わされ、大分に15分までに3本のシュートを許す一方、東京はシュートすら打てない時間が続く。
途中、東が負傷してピッチ外で治療を受けていたために攻撃を自重して押し込まれた時間もあり、東京は慎重な攻撃に終始。時として5バック気味に守る大分を崩すことができず、時間が経過する。東京の守備は堅く失点の恐怖はさほどないものの、一発で裏をやられるリスクをマネージしながら我慢強く攻撃の機会を窺う展開になる。
流れが変わったのは32分、米本からのパスを中央で受けたルーカスが、「シュート打て」のコールに背中を押されるようにワントラップからバイシクル。これはポストをヒットしたがこれが攻撃の狼煙となる。これをきっかけにスタジアムの空気がはっきりと変わったのが感じられた。
これと前後して東京はフォーメーションを変更、高橋が最終ラインに落ちて3バックとなり両翼の徳永と太田を押し上げる。長谷川と米本がダブル・ボランチとなり、ルーカス、東の2シャドーに渡邉のワントップという布陣に。これが当たり、3バックの大分に対して対応関係がはっきりする分いいかたちでボールが奪えるようになる。
34分、太田が緩急をつけながら左サイドを上がり、入れたクロスに渡邉が頭で合わせたがGKがセーブ。35分、米本からパスを受けたルーカスが切り返してシュートを放つがこれもGkがセーブ。37分、太田が左サイドから仕掛け、中央の渡邉にラスト・パス。渡邉がこれをワントラップしてシュートすると、これが決まり東京が1-0と念願の先制点を手に入れる。
大分は先制点を奪われたショックもあってか序盤のプレスがなくなり東京が主導権を握る。前半はそのまま1-0で終了した。
後半開始間もない46分、東からのフィードを受けて敵ペナルティ・エリアに入ろうとした渡邉が後ろから押し倒される格好になりPKを獲得。これを渡邉自身が決めて2-0とリードを広げた。後半開始早々のPKによる失点に大分の戦意が大きく削がれたことは想像に難くない。大げさに言えばこの1点で試合は決まったと言ってもよかった。
その後は主導権を握った東京がポゼッションからボールを展開しつつ試合を進めて行く。51分、長谷川のラスト・パスを受けた渡邉が狙うが枠外。56分、長谷川のパスを受けた徳永が切れ込んでシュートを放つがこれも枠外。
59分、前線でボールを受けた渡邉がドリブルで進んでシュートを放つがGKがキャッチ。64分、東のCKに渡邉が頭で合わせるが枠に飛ばず。67分、東に代えて石川を投入。68分、右サイド深いところでパスを受けた渡邉がシュートを放つがポストをヒット。
75分、徳永が敵DFと交錯して倒れ、ピッチ外で治療を受ける。ふだんあまり痛がらない人なので心配したが、そのまま試合に復帰。78分、ルーカスに代えてヴチチェヴィッチを起用。81分、米本からのスルー・パスを受けた渡邉がスライディングしながらシュートしようとしたがボールは枠に収まらず。
東京は最後のカードとして85分頃から平山を用意するが、試合が途切れず交替ができない。ようやく90分、渡邉と交替でピッチに入る。
結局、試合はこのまま2-0で終了。序盤は大分のしっかりしたプレスに苦しめられたが、フォーメーションの変更で守備がはまりボールが持てるようになった。先制してしまえば、大分には失礼ながら実力的には東京の方が上で、精神的なダメージや疲れも出た大分にほとんどチャンスを作らせなかった。効果的に加点もでき、後半は危なげなく勝利を引き寄せた。
よくない時間帯をしっかり我慢できたこと、2試合続けての完封で勝ちきれたことは高く評価するべきだと思うが、後半、我々の流れになったときにシュート精度を欠いて追加点が奪えず、ダメを押すことができなかったのは反省すべき。渡邉は既に2ゴールを決めており、チームもそのおかげで2点をリードしていたから、積極的にシュートを狙って行くこと自体は悪くないと思うが、シュートが大味になったのは残念だ。ハットトリックを十分狙えるだけのチャンスはもらっていた。
正直、相手が大分だったから勝たせてもらえたが、上位相手なら微妙だった試合。特にせっかくアタッキング・サードまでボールを運びながら、最後のところで敵のイヤがる仕掛けが十分できておらず、あとひと手間、ふた手間かければ美味しく食べられるのに、生煮えのままのシュートでチャンスをフイにすることも少なくなかった。
打ってなんぼ、打たなければ入らないとは言うものの、積極性と苦し紛れの区別はしっかりしなければならない。確率の高いシュートをどれだけ打てるかが勝負で、そのための作り直しを躊躇してはいけないと思う。
東京はこれで無敗を5試合に伸ばし、この間に勝ち点11を積み上げた。19試合で勝ち点30となって6位に浮上したが、1試合あたりの勝ち点は1.58と、本来ならまだまだ中位の戦績。首位との勝ち点差は9と射程に入ってきたものの、逆に11位との勝ち点差は3と下も詰まっており、負けが込むとたちまち順位表の下半分に落ちてしまう。
新潟、甲府、大分と、下位のクラブからきちんと勝ち点を稼げたのは大きいが、次節のアウェイ川崎戦、その次のホーム横浜戦と上位のクラブとの対戦でしっかり勝てるかどうかが今季の帰趨を占う上で決定的に重要になる。ここで連勝できれば優勝争いに名乗りを上げることができる一方、ポロポロと自滅するようでは今季も中位以下を覚悟しなければならない。
メンタルの強さとか覚悟の確かさが問われる次の2試合。ここが突破できなければいつまでたっても優勝争いなんかできない。
評点(評点は
ドイツ式
):
権田(3.5) 敵のシュートは5本で試される機会もほぼなし。安定していた。
徳永(3.5) 強さは盤石、ルーカス、石川との絡みも素晴らしい。円熟の境地。
チャン(3) 試合ごとに安定感を増している。いい選手になってきたと思う。
森重(2.5) 敵の若いFWに格の違いを見せる魂の守備。自信をつけたのが窺える。
太田(3) クロスで本領を発揮。今日も勝利のキーになった。進境著しい。
高橋(3) 3バックの中央に入っても抜群の安定感。うかつなパスミスはデフォか。
米本(3) 魂のボール奪取は健在。遠くを見る姿勢も素晴らしい。
ルーカス(3.5) 彼のバイシクルでスイッチが入った。献身的な守備にも涙。
東(3.5) 地道にボールを捌き続けチャンスを演出。もはや東京のコア。
長谷川(3.5) ここ一番のプレー選択にセンスが光る。守備にもハードワークした。
渡邉(3) 2得点は素晴らしいが後半はチャンスを外し続けた。
===
石川(4) 走り続けたが決定機にはなかなか関与できず。
ヴチチェヴィッチ(-) まずゴールを目指す姿勢が素晴らしい。ゴール欲しい。
平山(-) 時間短し。試合切れずなかなか入れなくて気の毒だったな。
日が暮れると気温も下がり、快適な観戦だった。
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FC東京
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J1リーグ戦
2013年08月01日 00:29
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【Jリーグ第18節】清水×FC東京
■2013年7月31日(水) 19:00キックオフ
■IAIスタジアム日本平
アウスタからいつの間にか変わっていたアイスタ。せっかくのリーグ後半の開幕戦かつ東アジアカップの中断明けという気合の入る試合を、平日のアウェイ開催では気が抜ける。当然のごとく仕事でリアルタイムでは見られず、スカパーの録画を時差視聴することになった。
東京は東アジアカップから帰ったばかりの権田、徳永、森重、高橋、チャンをそのまま起用。ほぼフルメンバーでのスタートになった。選手登録を終えた梶山はベンチ入りせず。
権田
徳永 チャン 森重 太田
米本 高橋
ルーカス 東 長谷川
渡邉
試合はどちらも慎重な立ち上がりに。どちらかといえば東京がボールを支配し縦に動けているようにも思え、9分にはルーカスの右からのクロスに中央の渡邉が合わすがシュートは弱くGK正面。17分、左サイドの太田が抜け出してクロス。今度は東が合わせるがこれもGK正面。
やや清水側に寄った場所で互いにコンパクトな陣形を保とうとするため、全体に動きが少なくなり、東京も裏を突く動きは次第に少なくなってくる。にらみ合いのような形で、それぞれボールを拾っては攻撃を仕掛けるが出しどころが見当たらず、そのうちにパスミスが出て攻守が交替する繰り返し。決定機を作れない。
38分、東からのスルーパスを受けた渡邉が裏に抜け出しGKと一対一になるが、持ち替えている間に後ろからボールにチャレンジされ打ちきれず。結局東京は前半シュート2本、清水は1本と、我慢比べのような神経戦でスコアレスのままハーフタイムとなる。
後半はまず清水が攻勢に。押し込まれシュートを許すが権田が安定したセーブを見せ失点は許さず。55分には逆に中央を突破しようとした東がエリア手前で敵DFと絡み合って倒れたがノーファウル。次第にまた拮抗した展開となり、1点が試合を決める雰囲気になってくる。
67分、ルーカスに代えて石川を投入。交替は長谷川でもよかった気がするが、土曜日に次の試合が控えていることを考えてルーカスを早めに休ませたか。69分、石川、東、長谷川らの絡んだ敵ゴール前での細かいパス交換からこぼれたボールを最後は渡邉がシュートするがGKがセーブ。
互いに相手の隙を突いて攻撃を仕掛けるが、守備も集中しており自由に展開できるスペースが見当たらない。守備戦の様相を呈してくる。攻撃に最後のひと工夫や精度がなく、決定的なシーンを作ることができない。
75分、渡邉に代えて平山を投入。前線に起点を作りたいということだと思うが、相手にしたら河野や三田、ヴチチェヴィッチの方がイヤだったのではないか。80分、高橋が左からファーに上げたクロスを長谷川が折り返し、これに平山が合わせループ・シュートを放つがわずかにバーの上に。アイデアを感じさせた。
85分、敵DFが権田と接触、この日2回目の警告で退場となる。東京は1人少ない清水を相手に最後の攻撃を図る。88分、東に代えてヴチチェヴィッチを投入。すると90分、徳永からパスにヴチチェヴィッチが合わせるが、これはポストをヒット。惜しいシーンだった。
結局、アディショナル・タイムにも得点は生まれず、スコアレスドローとなった。
我慢比べになった消耗戦で、最後まで集中を切らさず、アウェイで無失点の勝ち点1という最低限の結果を確保したことは評価していい。この勝ち点1がモノを言うときが来るかもしれないのだ。
だが、攻撃面ではアイデアがなく、数少ないチャンスも敵の分厚い守備の前にアイデアが見られず崩すことが全然できなかった。シュート5本ではさすがに無得点も当然かという試合で、シュート数5-5.ポゼッション49-51とほぼ互角の消耗戦であったことが分かる。
こういう試合こそ相手のイヤな動きをして試合の流動性を上げる羽生のような存在が必要だが、暑さのせいもあるのか攻撃は単調で、得意な攻撃を生かすための破調は見られなかった。言っても仕方ないが李の穴も大きい。「仕掛ける」という意識が希薄で、敵の最もやって欲しくないことをやらなかった感がある。
東京は勝ち点1を上積みして27。首位とは勝ち点差12、ACL圏内の3位とは8差。8月は6試合が予定されており、この暑い季節のシリーズで何とか上位進出の足掛かりをつかまなければならない。今日の引き分けの意味は週末の大分戦に勝つか負けるかで大きく違ってくる。久しぶりの味スタになるが、ここで何としても勝たないと、追いつくのがどんどん重たくなってくる。
こんな時期に連戦を組むのもどうかと思うが、苦しいのは他のクラブも同じで、8月をどんな結果で終えるかが優勝争いに絡めるかどうかの最後のチャンスだと思う。
評点(評点は
ドイツ式
):
権田(3) 手堅いキャッチング、セービングで押し込まれた時間をしのいだ。
徳永(3.5) 数は少ないが最も必要とされる場面ではきちんと攻撃参加した。
チャン(3.5) 強さを見せて最終ラインを守った。上手くなってきてると思う。
森重(3) 代表で存在感を見せた男の凱旋。終盤うかつなパスミスあったのは残念。
太田(4) 後半特に左サイドを使われてピンチを招いた。
高橋(3.5) さすがのパス出しセンスはいいが、イージーなパスミスの悪癖も。
米本(3) ボール狩り職人として存在感を発揮。中盤を最後まで明け渡さず。
ルーカス(3.5) 右サイドで起点になろうと試みたがスペースがなかった。
東(4) センスは感じさせるが最後の精度が足りず。一段の成長を望む。
長谷川(4) もっと自由に動いていい。羽生の動きを参考にして欲しい。
渡邉(3.5) 前半の決定機はもう少し何とかできなかったのか。残念だ。
===
石川(3.5) しっかり走ってかき回そうとしたがなかなか効かなかった。
平山(4) シュートは見事だったがなかなか流れに乗りきれない。
ヴチチェヴィッチ(-) ポストをヒットしたシュートがハイライトだった。
この木・金の使い方は重要。次の試合は優勝争いに絡めるかどうかの試金石になる。
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