フットボール・クレイジー
football crazy
silverboy club
presents
2014年09月28日 23:04
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【ブンデスリーガ第6節】パダボーン×グラードバッハ
■2014年9月27日(土) 15:30キックオフ
■Benteler-Arena
今季初めての土曜日3時半キックオフ。ヨーロッパ・リーグの試合が木曜日にあるのでブンデスリーガの試合が日曜日の夜になるのは仕方ないのだが、こういうときに限ってスカパーでも中継がない。インターネットで動画サイトを探して何とかリアル・タイム観戦した。
グラードバッハは次の木曜日にもヨーロッパ・リーグの試合があることを考えてか大幅にターン・オーバーを実施。別にパダボーンを軽く見ている訳ではないと思うが、ハーン、アザール、コープ、クルーゼに代えてヘアマン、エルゴタ、トラオレ、ヴェントを先発起用。最終ラインはヤンチュケが右SBに、ドミンゲスがCBにスライドした。
ゾマー
ヤンチュケ シュトランツル ドミンゲス ヴェント
ヘアマン クラマー シャカ トラオレ
ラファエル エルゴタ
パダボーンは昇格クラブではあるがここまで2勝1敗2分と好調なスタート。この試合でも序盤からしっかりとボールに食いつき、長いボールを前線に供給してペースを作ろうとする。
しかし、8分、トラオレからのパスを受けたエルゴタが左サイドを駆け上がると、DFラインとGKの間に絶妙なラストパス。ファーを並走したヘアマンが難なくこれを流しこみグラードバッハが早くも1-0と先制する。
さらに14分、今度は右サイドを上がったヘアマンが中央にクロスを送るとラファエルが頭で合わせる。このシュートは敵GKがセーブしたもののこぼれ球をラファエルが押し込んでゴール。グラードバッハが立て続けのゴールで2-0とリードを広げる。
序盤にリードを得たグラードバッハはリスク・コントロールが容易に。無理に前に出る必要がなくなり、ボールを動かしながら攻撃の機会を窺う時間帯になる。パダボーンはサイド攻撃から何度かチャンスを作るが、グラードバッハは自陣をしっかり固めており失点は許さず。
一方でグラードバッハも、28分のヘアマンのカウンター、30分のトラオレのFKとチャンスを迎えるが決めきれず、結局2-0のまま前半を終える。
後半に入ってもグラードバッハが試合をコントロール。60分、ラファエルに代えてクルーゼを投入。パダボーンは突破力を欠きセット・プレーでかろうじてチャンスを作るもののグラードバッハの守備は堅くゴールを許さない。
64分、エルゴタのシュートはポストを直撃。69分、ヘアマンに代えてハーンを投入。だが、70分、左サイドから切れこまれ、クロスに中央で合わせられ失点。1-2と1点差に詰め寄られる。
勢いの出たパダボーンは一気に同点を狙いに前がかりになり、グラードバッハは自陣に押し込まれる展開に。グラードバッハは85分、エルゴタに代えてノードファイトを投入、守備を固めに行く。終盤はパダボーンが立て続けにチャンスを作るがグラードバッハはこれをしのぎ何とかタイム・アップ。結局2-1で逃げ切り、今季アウェイで初勝利となった。
この試合ではこのところサブ的な使われ方に甘んじていたヘアマンや出場機会すら怪しかったトラオレがしっかりアピールしたのが嬉しかった。エルゴタも先発起用に応えた。2点を早い時間に取ってしまってから受けに回り攻撃に精彩を欠いた感はあるが、しっかり時計を進め、失点してからもガタガタ崩れることなく守りきったことは評価できる。
終盤に失点したことも含めまだまだ詰めの甘い部分はあるが、きちんと結果を出した。シュート数は11-24と劣勢だが、ポゼッションは58-42とボールはしっかり支配しており、終盤を除いてはそこまで危険を感じるシーンはなかったように思う。
守備、攻撃ともにターン・オーバーしてもクオリティが落ちなかったことは大きな収穫。ボランチもまたノードファイトを起用するなど試してみて欲しい。ブラウアースがベンチ入りしていたのも嬉しかった。
グラードバッハはこれで6試合を消化し3勝3分で勝ち点12。1試合あたりの勝ち点を2.00に伸ばし2位に順位を上げた。
次は木曜日にアウェイでFCチューリヒと戦う。前節ビジャレアルとはホームで勝ち点1しか取れておらず、ここで勝ち点3を積み上げておきたい。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「我々は前半素晴らしい戦いをした。パスは確実でプレスも効いていた。同時に非常にコンパクトに守り、2点を決めることができた。我々は3-0にすることもできたはずだがやりきることができなかった。パダボーンが2-1にしてからは、この観客の後押しを受ければ彼らには何でも可能だったはずだ。我々は後半は全体に動きが少なすぎ、ボールもしっかり動かせなかった。パダボーンは終盤、ロング・ボール主体に圧力をかけてきたので、守りは難しかった。最後はギリギリだった」
「Paderborn」は「パ」のところにアクセントがあり、「パ!ダボーン」という感じで一気に読み下した方が原語に近い。スカパーのアナウンサーは「パーダーボルン」という感じで「パーダー」のあたりをフラットに長く読み、「ボルン」で下がっていたが超違和感あった。
│
Comments(0)
│
TrackBack(0)
│
Borussia M'Gladbach
|
ブンデスリーガ
2014年09月28日 12:57
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【ブンデスリーガ第5節】グラードバッハ×HSV
■2014年9月24日(水) 20:00キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
英国週間のナイト・ゲーム。日本時間木曜日未明3時キックオフということで当然リアル・タイム観戦は諦めた。スカパーの中継もなし。さすがに平日の夜中に起き出してパソコンでカクカクの動画サイトをチェックする余力はない。
ヨーロッパ・リーグもあるため23日間に7試合を消化しなければならないグラードバッハは前節のケルン戦から一部のメンバーをターン・オーバー。左SBにはヴェントに代えてドミンゲスを、また左SHはジョンソンに代えてアザールを起用。アザールは公式戦初先発になった。
ゾマー
コープ シュトランツル ヤンチュケ ドミンゲス
ハーン クラマー シャカ アザール
ラファエル クルーゼ
試合はHSVが序盤からしっかりと守備を構築、コンパクトにスペースを消してくるHSVに対してグラードバッハは組み立てができない。HSVは素早い切り替えから攻撃を試み、セット・プレーでもグラードバッハのゴールを狙う。
しかし25分、ハーンのクロスに中央に飛び込んだクルーゼが爪先で合わせる。シュートは右ポストに嫌われるがこぼれたボールをクルーゼが座りこんだまま再び爪先で押し込んでゴール。グラードバッハが1-0と先制する。
リードを得てテンポをつかんだグラードバッハは追加点を狙って攻撃を仕掛け、何度かチャンスを作るものの決めきれず。互いにゴールが遠いまま前半を終えた。
後半に入るとHSVは改めて攻勢に出るが攻撃のアイデアを欠き決定的なチャンスを作りきれず。50分には逆にカウンターからクルーゼが抜け出すが角度がないところからのシュートになりクリアされる。
ボールが激しく往復する忙しい試合になるが決めきれず。64分には敵のFKに頭で合わされるがシュートはわずかに枠を外れ胸をなでおろす。71分、アザールに代えてジョンソンを、74分にはラファエルに代えてエルゴタを投入、押し込んでくるHSVに対してカウンターから追加点を狙う。78分、クルーゼのシュートは敵DFに当たって枠を外れる。
80分にはさらにハーンに代えてヘアマンを投入、ヘアマンは86分にエリア内右寄りからシュートを放つが枠外。アディショナル・タイムにはジョンソンがエリア外から狙ったがGKにセーブされ、結局追加点は奪えず。
試合は1-0とグラードバッハが序盤のリードを守りきる形で終了、グラードバッハは今季2勝目を挙げた。
シュートは21-15、ポゼッションは50-50と、互いに打ち合ったことが窺われる。ダイジェスト動画でもそれなりにチャンスは作れていたようで、前線を入れ替えても同じコンセプトでしっかり攻撃をやりきれていると言ってもいいだろう。
追加点は取れなかったものの、前半の1ゴールをしっかりと守りきりホームで勝ち点3を積み上げたのは評価に値する。HSVの攻撃の雑さに助けられた部分はあるとはいえ、無失点で最少得点差の勝利を得たことは今後につながって行くはずだ。
朝起きてグラードバッハが勝っていたというのも愉しい。グラードバッハは勝ち点を9(1試合あたり1.80)に伸ばし、順位を6位とした。何よりここまで今季公式戦9試合無敗。土曜日にすぐリーグ戦があるが、ここでしっかりシーズンの基礎固めをしておきたい。連戦は続く。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「この勝利は非常にしんどかった。ハンブルクは最初の10分間素晴らしく、非常に攻撃的で一対一の競り合いでも存在感があった。その後もよく戦い、カウンターも危険だった。それだけに先制することが何としても重要だった。ゴールは素晴らしいプレーから生まれたが、その後、2-0にして試合を早々に決めてしまうことは残念ながらできなかった。そんな訳で最後まで緊迫した試合になったが、これほど多くのチャンスを作り出せたこと、そして最後に妥当な勝利を得ることができたことは非常に嬉しい。我々は9試合無敗だが、それ以上が必要だ。既に土曜日にはパダボーンで次の難しい宿題が我々を待っている」
何かトラオレ使わないのもったいないな…。
│
Comments(0)
│
TrackBack(0)
│
Borussia M'Gladbach
|
ブンデスリーガ
2014年09月27日 22:42
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【Jリーグ第26節】FC東京×柏
■2014年9月27日(土) 16:00キックオフ
■味の素スタジアム
薄曇りの土曜日。午前中に関西から新幹線で東京に戻り、着替えて荷物を入れ替えてそのまま味スタへ。リーグ戦13試合負けなし、上位相手に4試合続けて引き分けた後、前節徳島に勝ち、ここから再び上位に再挑戦する大事な局面。今季、ホーム・ゲームはこの試合を含んで4試合であり、簡単な相手ではないが勝ち点3を積み上げる必要がある。
東京は先発、ベンチとも前節と同じ顔ぶれ。火曜日の試合から中3日と英国週間だが、人繰りが苦しく選択肢はそれほど多くない。
権田
徳永 吉本 森重 太田
米本 高橋 羽生
河野
エドゥ 武藤
試合は開始早々いきなり動く。4分、徳永が右サイドをドリブルで上がり、斜めに一歩切れこんだところから中央にクロス。ゴール正面に飛び込んだ武藤が、敵GK、DFに身体を寄せられながらも左足でボールを流しこんでゴール。早い時間帯に1-0と先制。
これで余裕のできた東京はムリに前に出ず、柏にある程度ボールを持たせても中盤ではしっかりボールを奪いに行き、そこから前線につなぐリスク管理重視の戦術に。守備でしっかり自陣ゴールにはカギをかけるが、奪ったボールのつなぎは今ひとつ上手く行かず、パスミスからすぐにボールを取り返されるシーンも散見された。
全体にコンパクトにはできていたと思うが、中盤の選手同士の距離が遠いために受け渡しがスムーズに行っていない印象で、失ったボールからピンチに陥ることも。柏も攻撃の型が定まらず、フィニッシュはFW個人のアイデア次第で散発なので救われるが、守備から攻撃に切り替える場面で致命的なピンチになりかねないパスミスはいただけない。
先制点の後は追加点が取れそうな気配がしないまま時間が進む。8分、エドゥが前線で敵と競ったこぼれ球に高橋がミドルで合わせるが枠外に。
25分、柏が東京の左サイドから入れたクロスがゴール・ラインを割ったように見え笛が鳴るが、柏のCKに。東京はだれもボールに触れていなかったが副審は躊躇なくCKを示しており不可解な判定。ゴールの向こうだったので見えなかったのか。東京ゴール裏からは激しいブーイングが。
柏の反撃は抑えつつも、東京にもチャンスがなく、最少得点差でハーフ・タイムかと思われたアディショナル・タイム、河野が中盤でボール・ホルダーにプレッシャーをかけ奪ったボールを前線の武藤に。武藤はこのボールをスルー気味に受けて裏に抜け出し、飛び出したGKをよく見て軽く浮かしたシュート。これがそのままゴールに転がりこんで2-0と追加点。前半を終える。
結果的には開始早々とアディショナル・タイムといういい時間帯に先制、追加ができて悪くない流れにも見えるが、つなぎきれないパスミスが散発したり、ロングボールにも精度を欠いて柏に押し込まれる時間が長かった。内容的には決してよくない。
後半も立ち上がりから動きが出る。48分、徳永のクロスを中央のエドゥが落とし、武藤がエリア外からミドルを狙うがボールは左ポストをヒットして外へ。入っていればハットトリックだったが惜しかった。
だが、直後の50分、敵DFに武藤がプレスをかけてボールを奪い河野にパス、河野がこれをエドゥに出すと敵DFを引き連れながらもこれを受けたエドゥが躊躇なくワンタッチでシュート。これが決まり東京は3-0とリードを広げる。エドゥはこのところ慎重を期してこねてしまうことが多かったが、GKをよく見てゴールの逆隅に決める技術の高いシュートだった。ゴール後、河野、武藤らがエドゥに抱きついて喜び合っていたのが印象的だった。
ここからは前がかりになって攻めてくる柏の攻撃を東京がしのぐ時間が続く。押し込まれセカンドも拾われるがゴール前ではしっかりと身体を張った守備でゴールを守り、権田のファイン・セーブもあって失点は許さない。
66分、太田のクロスにエリア手前の米本がたたきつけるダイレクト・ボレーを放つが枠外に。アイデアはよかった。
73分、河野に代えて梶山を投入、そのままトップ下に入る。その直後、太田が左サイドから入れたクロスに中央のエドゥがダイレクト・ボレーで合わせゴール。これも判断と技術の光るシュートだった。流れからの2得点でエドゥ自身も余計な力が抜けるのではないかと期待。
80分、エドゥに代えて渡邉を投入。さらに88分には徳永に代えて松田を投入。最後はオープンな展開になり柏の捨て身の攻撃を浴びる。敵FWのシュートを権田がセーブ、さらにこぼれ球に詰められるがバーをヒット。何とかクリーン・シートを保って試合終了となり、終ってみれば4-0と東京の完勝となった。
内容的には攻撃の組み立ての中でミスや精度を欠くプレーも多く、決して手放しで喜べるものではなかったが、幸いいい時間帯に先制、加点でき、終始余裕を持って試合を進めることができたのでそれが致命的な失点に結びつかず、想定外の大勝に。敵のGKがセカンドだったのも微妙に影響したように思う。
シュート数9-7と決してチャンスが多かった訳ではなく、ポゼッションも48-52と柏に譲った。CKは3-6。得点こそ効率よく決めたが、課題は残った。
結果が出ていることで流れはよくなっているので、それを損なわずに課題はしっかり修正して行きたい。この先アウェイ2連戦が2回あり、残留争いのクラブとの対戦も多く残している。ミスを見逃してもらえないシーズン終盤の厳しい局面にさしかかりつつあり、パス精度を上げる一方、特に中盤のスライド、チャレンジとカバーの確認、距離感の確認など微妙な部分の調整を不断に続けて行かなければならない。
攻撃は水ものの部分もあるが、無失点に抑えたことは高く評価したい。これで3試合クリーン・シートが続いている。最後に集中を切らしがちな大勝の試合でもきちんと抑えきったことは大きな成長。4得点より無失点の方をほめたい。
この試合では言うまでもないことだが武藤が素晴らしかった。特にファースト・タッチがよいことでその後のシュートが容易になっている。シーズン序盤は一対一をGKに当てるシーンも多かったが、最近はGKの動きを見る余裕もできてきたのか決定力が上がっている。どこかで壁には当たると思うが、まずは行けるところまで行ってみよう。
ややブーム的に取り上げられ、浮ついた人気が過熱している感もあるが、話題を提供して武藤目当てであれ何であれ動員がついてくるならそれはそれでいい。そうやって集まってきた「初心者」を魅了し、また足を運びたくなるような試合、フットボールそのものの面白さを分かってもらえるような試合ができるかこそが問題なのだと思う。
武藤自身はクレバーな選手なので、アイドル扱いで自分を見失うとは思わない。この時ならぬ武藤ブームをどう経営に生かすか、クラブの力量が問われるし、また、我々既存サポも、そうした「初心者」「にわかファン」をどう迎え入れるのか、彼らのために楽しい観戦環境を提供できるのか、振る舞いを問われることは間違いない。
また、特筆しなければならないのは河野の頑張りだ。前節もそうだが、献身的に走り回り、守備にもしっかり取り組むことで結果的に攻撃にもいい影響が出ている。武藤やエドゥにラスト・パスを供給し、自らも特徴的なドリブルからゴールを狙うというスタイルがようやく結実してきた。
移籍後、なかなか出場機会が得られず苦しんだ時期もあったが、その分しっかり成長したと思う。ライバルの多いポジションだが今の河野なら簡単にレギュラーを奪われることはあるまい。
東京はこれで勝ち点を42(1試合あたり1.62)に伸ばした。順位は6位と変わらないが、5位の鳥栖とは勝ち点差2、4位のG大阪とは勝ち点差4と、上位争いの資格を激しく争っている。リーグ戦不敗は14試合になり、2連勝したことで上位相手の4引き分けの価値も上がった。ここからは目の前の試合にひとつひとつ競り勝ち、最後にどうなっているか見てみるしかない。
仙台、大宮とアウェイ連戦になるが、間に1週休みもあり、ケガ人やアジア大会招集組の戻りも待ちつつ、残り8試合、ラスト・スパートの体勢を整えたい。
評点(評点は
ドイツ式
):
権田(2.5) 3試合連続の無失点。最後の最後に権田が控えているのは大きい。
徳永(3) 先制点のアシストは見事。敵のサイド攻撃にもしっかり対応した。
吉本(3.5) しっかり身体を張った守備で完封に貢献。キック精度をあと少し。
森重(3) ゴール前でのリスク管理に力を見せた。フィードはやや不正確。
太田(3) アシストは精度高かった。サイドに流れた敵のFWにもよく対応した。
羽生(3) 「ここにだれか」という場所に必ずいてくれる。奮闘に涙が出る。
高橋(3) アンカーとして素晴らしいボール捌き。安定感が出てきた。
米本(3.5) 攻撃面でも面白い動きができるように。シュートは惜しかった。
河野(2) 自信を持ってプレーできている。前節に続いて絶好調。
エドゥ(2.5) 流れからの得点でリズムに乗りたい。技術の高さ見せた。
武藤(2.5) 結果が出ることで好循環に。行けるところまで行ってみよう。
===
梶山(-) 時間短し。
渡邉(-) 時間短し。
松田(-) 時間短し。
大宮戦のチケットも何とか確保した。
│
Comments(0)
│
TrackBack(0)
│
FC東京
|
J1リーグ戦
2014年09月23日 23:52
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【Jリーグ第25節】FC東京×徳島
■2014年9月23日(火) 15:00キックオフ
■味の素スタジアム
秋晴れの秋分の日。日差しは暑いが湿度は高くなく風が心地よい。午後のいい時間にフットボールを見ることのできる季節がまたやってきた。やはりナイト・ゲームよりもこの時間の方がいい。味スタに出かけた。
東京はリーグ戦12試合負けなしとはいえここ4試合は上位相手に引き分け続き。勝ち点の伸びも鈍っておりいい加減勝たないと上位争いへの参加資格を失いかねない状況。上位との対戦を終えてここから出直しの一戦であり、侮る訳ではないが最下位の徳島を相手に勝ち点3が求められる試合なのは間違いない。
東京は前節の川崎戦で三田が負傷、石川、平山、東も引き続きベンチ外の上、中島、野澤がアジア大会招集中で苦しい人繰りを迫られる。先発は前節と変わらないが、サブの顔ぶれが結構ギリギリ。
権田
徳永 吉本 森重 太田
羽生 高橋 米本
河野
エドゥ 武藤
試合は東京がボールを支配、敵陣内で攻撃を仕掛ける展開となるが、徳島もしっかりした守備で簡単にはチャンスを作らせてくれない。東京は中盤からボールをつなごうとするが徳島の守備が固い。中盤を省略してエドゥに当てるボールも、トラップ後のこぼれを狙われなかなか確実にマイ・ボールにすることができない。圧倒的にボールを支配しながらも組み立てに苦労する時間が続く。
徳島の攻撃は偶発的で大きなリスクは感じない。27分、敵のパスミスを前線でエドゥが拾いそのままゴールへ。しかしシュート・コースを探して切り返したところ、武藤にかぶったようにも見えたが敵DFにブロックされシュートは枠に行かず。
だが、33分、羽生からのパスを受けたエドゥが右サイドを縦に抜き、ゴールライン際からエリア内にえぐるように入り、最後はゴール前にいた河野に短いラスト・パス。これを河野が右足で丁寧に流しこんで東京が1-0と先制。ここまで押しながらも得点に結びつかず苦労したがようやくアドバンテージを得てグッと楽になる。
その後も東京が試合を支配。何度かチャンスを迎えたが決めきれず。一方、徳島にもチャンスを作られるが落ち着いて守り、敵の拙攻もあって決定機は与えず。結局1-0と最少得点差で前半を終える。
後半に入ると東京は高橋が最終ラインに落ち、3バックのような陣形に。両翼を押し出せば3-4-3だが、守備時には両翼が戻って5-2-3に近い形になる。
51分、河野がゴール・ライン際から折り返したボールに中央のエドゥが合わせようとするが敵DFとGKが寄せに来る。交錯して「また打ちきれなかったか」と思っていたが副審がいつの間にかPKの位置にスタンバイしていてPK獲得を知る。家に帰って録画を見たが何がファウルだったのか今ひとつよく分からなかった。
とはいえもらえるものはもらっておくのが当然。52分、このPKをエドゥが強烈なキックでゴール左隅に決め、東京が2-0とリードを広げる。
徳島は反撃に出ようとするが、東京は規律ある守備で徳島に大きなチャンスを作らせない。東京はボールを動かしながら徳島の攻撃をかわし、追加点の機会を窺う。
73分、エドゥに代えて渡邉を投入。渡邉はそのままトップに入った様子。
77分、河野のスルー・パスを受けて中央を前線に走った武藤が、敵GK、DFに絡まれながらボールを外にコントロール。確度はやや厳しくなったもののGK、DFの隙を見てシュートを放ち、これがゴール。東京が3-0とさらにリードを広げる。これが決まるのは勢いと言うべきか。この得点で試合はほぼ決まった感あった。
直後の78分には河野に代え梶山を投入。梶山はそのままトップ下に入ったようだ。梶山は82分、武藤からのクロスにヒールで合わせるがシュートはスピードなくGKがキャッチ。87分、武藤に代えて佐々木を投入。佐々木はU-18所属の高校生で2種登録。前節に続いて2試合目のベンチ入りでいきなり試合出場のチャンスに恵まれたのはすごい。
アディショナル・タイム。敵GKのキックを米本が拾い、パスを受けた梶山がワンタッチで前線へ。ここに渡邉が走りこみ、ボールは角度的に難しいところまで流れたもののしっかりシュートを放ちゴール、4-0とダメ押しする。
結局、試合は4-0で終了。東京が最下位徳島を相手に取るべき勝ち点3を得た。
この試合、最下位相手ではあったが、しっかり敵をリスペクトし正面から戦った結果勝ち点1を得たもの。こういう「勝って当然」の試合を往々にして取りこぼしてきた東京の悪癖からすれば、ここで敵の反撃を無失点に抑え、順調に加点しての勝利は大きなものだったと言っていいだろう。
正直、徳島の守備の淡白さや攻撃面での雑さに救われた部分は小さくなく、鹿島や浦和ならたぶん見逃してくれないだろうなというピンチも散見されたが、こういう試合で取るべき人がしっかり取り最後まで緊張感を保って勝ちきったのは評価してよい。ポゼッション58-42、シュート数13-2、CK10-3と徳島を圧倒した。
特に終盤、梶山が入ってからの中盤と前線の連動には目を見張るものがあった。守備から攻撃への切り替えの中で、中盤と前線をどう連携するかが大きな課題だとすれば、梶山の復調は大きな意味を持つ。梶山の、流れを読み、後ろからのボールを前につなぐ力は抜きん出ていると言っていい。梶山をどう生かして行くかは今季の残りを展望するための大きなファクターになる。
エドゥはゴール前でなかなかシンプルに打てず自滅している感もあるが、あれだけしっかりしたチャージを受ければまともに打てないのも理解できる。ポスト、前線からの守備と、我々が彼に求めていることは愚直に実行してくれ貢献は大きい。PKを間違いなく決めてくれるのだって実際には大変なこと。流れから1点取れればまた調子が出るのは間違いない。信じるに足る選手だと思っている。
東京は勝ち点を39に伸ばし順位も6位に上げた。3位との勝ち点差は7。ここからは出来る限り勝ち点を積み上げて最後に何がどうなっているか見るしかないという世界だが、今日の試合に勝ったおかげでここ4試合の引き分けもポジティヴなものになった。上位争いへの参加資格はまだ手にしていると言っていい。
次の試合は土曜日の柏戦。引き続き人繰りは苦しいが踏ん張りどころの試合。
評点(評点は
ドイツ式
):
権田(3.5) 読みのいい守備で危なげない。シュート2本では実質試されず。
徳永(3.5) 危なげのない守備。後半は3バックになり前への顔出しも増えたか。
吉本(3.5) 役割は果たした。前線へのフィードにもう少し精度が欲しい。
森重(3) 守備面もさることながら攻撃の起点として機能。やはり能力高い。
太田(3.5) しっかり上下動を繰り返した。本調子まではあと少しか。
羽生(3) クリティカルなエリアに必ず顔を出す神出鬼没。泣ける働き。
高橋(3) 中盤の底で試合をコントロール。アンカーが板についてきた。
米本(3.5) どんどん上手くなっている。自分の一番の強みを見直したい。
河野(2.5) 骨惜しみしない働きがチームを救った。アイデアも悪くない。
エドゥ(3) 流れからの得点がないくらいでガタガタ言うな。オレは好きだ。
武藤(3) 得点は見事。あれを決めきる力は最近の東京にはなかったもの。
===
渡邉(-) 時間短し。ゴールはよく流しこんだ。ペースをつかんで欲しい。
梶山(-) 時間は短かったが、変わらぬ変態ぶりを見るには十分だった。
佐々木(-) 時間短し。惜しいシーンもあり。
アウェイ側がガラガラだった割に22,000人も入ったのはやはり武藤効果か。
│
Comments(1)
│
TrackBack(0)
│
FC東京
|
J1リーグ戦
2014年09月23日 10:31
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【ブンデスリーガ第4節】ケルン×グラードバッハ
■2014年9月21日(日) 17:30キックオフ
■Rhein-Energie-Stadion
久しぶりのケルンとのダービー・マッチ。日本時間月曜日未明0時半からの試合だが、ケルンに日本人選手がいるおかげでスカパーの生中継があるので、11時ごろから1時間ほど仮眠してから起き出してリアルタイム観戦した。
グラードバッハは今季ここまで公式戦無敗ではあるものの、リーグ戦では1勝2分と勝ち点は今ひとつ積み上がっていない。アウェイとはいえ昇格クラブであるケルンからはきっちり勝ち点3を取りたいところだが、ケルンも開幕3戦無敗と侮れない。
ヨーロッパ・リーグのビジャレアル戦からはエルゴタ、ヘアマンをラファエル、ハーンにターン・オーバーした他、インフルエンザだったコープが右SBに復帰、ヤンチュケがCBに戻りドミンゲスがベンチとなった。
ゾマー
コープ シュトランツル ヤンチュケ ヴェント
ハーン クラマー シャカ ジョンソン
ラファエル クルーゼ
試合は序盤からグラードバッハがボールを支配、ケルン陣内でのプレーが続く。一方、ケルンはやや深めにラインを設定するが、全体はコンパクトかつ前線でのパスコースへのカバーや中盤での起点へのつぶしが徹底しており、グラードバッハはなかなかバイタルに侵入できない。
12分、右サイドのハーンがファーに上げたクロスにクルーゼがダイレクト・ボレーで合わせるがボールはサイドネットに。
敵陣に押し込んではいるがスペースがなく、奪われたボールをカウンターで展開されるなど油断できない。17分、敵のFWにスルーパスから裏に飛び出されゾマーとの一対一を作られるがシュートはゾマーがセーブ。
グラードバッハは最終ラインでボールを回しながら縦にボールを当てようとするが出しどことが見つからない。サイドに展開しても行く先をふさがれ前に進めず。29分にはシャカがエリア外から巧みなシュート・フェイントで敵DFを一人かわしてから空いたコースにミドルを放つがバーの上に。
ハーン、ラファエルらが個人技でボールを運ぼうとするが決定的なチャンスにはできず、結局スコアレスでハーフタイムを迎えた。
後半開始早々の48分、ハーンのクロスにクルーゼがファーでヘディングするがボールはゴール前を横切りわずかにポストの向こうに。
ケルンは54分に最初の交替でFWを入れ替えてからやや流動的に前に出始める。グラードバッハは逆にカウンターのスペースを得たと思ったがケルンの攻撃に手を焼き、中盤での激しい競り合いで時間が経過する。接触プレーで双方がエキサイトする場面も何度かあり、ダービーらしい拮抗した戦いが続く。
78分、既に警告を受け熱くなっていたクラマーを下げてノードファイトを投入。残り10分でケルンもリスクを取って勝負をかけてくる。終盤はオープンな展開に。
85分、クルーゼ、ハーンに代えてヘアマン、エルゴタを投入。グラードバッハは敵地ながら最後まで勝ち点3を狙いに行くが決定機は作れず、結局スコアレス・ドローとなった。
我慢強い守備から無失点の時間を出来るだけ長くし、終盤に一気に勝負をかけるというケルンの戦術にかっちりはめられた試合。グラードバッハはカウンターを発動するスペースをもらえず、3ラインを形成するケルンの秩序だった守備に崩しもうまく行かなかった。
ハーン、ジョンソンの両翼を経由した攻撃も封じられ、ラファエル、クルーゼの個人技だけでは打開できず。ポゼッションが優勢であったことは62-38と数字にも表れているが、シュートは10-10のイーヴン。出来る限りのことはやったものの、ケルンの明快で徹底した規律の前にやりたいフットボールをやらせてもらえなかったというべき試合。
敵を無失点に抑えアウェイで勝ち点1を得たという点では最低限の結果は出したが、開幕4試合で勝ち点6(1試合あたり1.50)は上位を狙う上でギリギリの成績。この先も日程が詰まっているが、選手層をうまく生かしながら勝ち点を積み上げて行くしかない。7位という順位はこの段階では気にする必要はないが、1試合当たりの勝ち点を1.8くらいに持って行かないと先が続かない。
新戦力の融合は問題なくできているが、むしろエルゴタやヘアマン、トラオレらがうまく使えていない気がしてもったいない。この試合もほぼ消えていたジョンソンに代えて早めにトラオレを見たかったが最後までベンチ。これからのターン・オーバーの中でいろいろな組み合わせが見られると期待している。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「我々は今日、どうしても勝ちたかったので、試合を作るためにあらゆることを試みてボールをしっかり支配した。しかしケルンの守備を崩すことはうまくできなかった。必要なスピードで決定的な動きをするところが欠けていたと思う。0-0は妥当な結果だと思うし、受け入れることはできる」
この「Ich kann mit dem Punkt (weiter)leben.」という言い方はよく出てくるのだが訳が難しい。直訳すれば「私はその勝ち点で生きる(生き長らえる)ことができる」ということで、引き分けのときの表現なのだが、要は「勝ち点1は十分ではないし満足でもないが、最悪でもないしまずはよしとするしかない」といった感じ。
それにしてもケルンの監督が面白い顔をしていた。
│
Comments(0)
│
TrackBack(0)
│
Borussia M'Gladbach
|
ブンデスリーガ
2014年09月21日 00:40
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【Jリーグ第24節】川崎×FC東京
■2014年9月20日(土) 19:00キックオフ
■等々力陸上競技場
発売日にチケットを確保しようとしたが結局ホーム自由席しか取れず、工事中でキャパシティが減っていることも考えて早めにでかけた。新丸子駅から歩いてスタジアムに到着したのがちょうど一般開場の5時ごろ。待機列に並んで入場したがバックスタンドは既にほぼ満席。アウェイ寄りの2階席に上がったがここもいっぱいで、結局2階席最上段の通路で立ち見になった。
この時間に出かけて立ち見とかいくら工事中でもちょっとあり得ないわ。その後もどんどん人は増え続け、席どころか立ち見する場所すら見つけられない家族連れなど難民が多数。結局5時20分ごろから試合終了の9時頃まで3時間半以上ずっと立ちっ放しで足が棒のようになった。これだけ詰め込んで動員は18,000人。別にそんな特等席で見たい訳じゃなくてせめて座りたいだけなんだけど、いったい何時から並べばいいんだよ。
国立がないので難しいとは思うが他会場での開催を考えるとか、チケットの販売枚数を抑えるとか、指定席を増やすとか、もうちょっとまともに試合を見られるやり方を考えて欲しい。来季は等々力の試合はもう見るのやめようと思った。
東京は浦和、鹿島、神戸とリーグ戦では引き分けが続いている。負けなしのシリーズは継続しているが、勝ち点は最低限しか取れておらず、上位との差はじりじり開く一方。厳しい相手との試合だが多摩川クラシコでもあり何としても勝ちたいところ。
しかしながら東京は平山、石川、東らケガで離脱の選手が多い上、野澤、中島がアジア競技会に招集されており不在。先発は前節と同じメンバーだが、ベンチにはU18の佐々木を置くなど苦しいやり繰りとなった。
権田
徳永 吉本 森重 太田
羽生 高橋 米本
河野
エドゥ 武藤
試合は序盤から拮抗した立ち上がり。きちんとパスをつなぎながらも要所で縦へのボールを取り交ぜ、一気に押し上げる川崎の洗練された戦術に対し、東京はコレクティブな守備からボールを絡め取ってはカウンターで応戦する展開となる。
11分、敵陣内でのFKを高橋がクイック・リスタート。これを受けた受けた武藤が敵の隙を突いてミドルを狙うがゴール横に外れる。これが東京のファースト・シュートになる。
互いに切り替えの速い攻守の応酬となるが、次第に川崎がボールを収めるようになり、何度か厳しい局面を迎える。裏を取られるシーンもあるが権田のファイン・セーブもあり何とかゴールは守る。20分、米本の落としから高橋がミドルで狙うが敵DFに当たる。東京は川崎の守備を崩しきれず遠目からのシュートのみで得点の予感がしない。
東京はエドゥに当て、これを河野、武藤が拾って展開する形で攻撃を組み立てようとするが、川崎の寄せも速くしっかりパスをつなぐことができない。攻撃は単発になり個人技頼みで打開しようとするがなかなかフィニッシュまで持ち込めず。
32分、右寄り25メートルでのFKを得て太田が蹴るが枠に行かず。今季は太田のプレース・キックも切れ味を欠いており、右かかとの痛みが影響しているのかとも思う。攻撃のオプションが少ない中でセット・プレーは貴重な得点源だがこれが生きないのは苦しい。
その後も互いにシュートを放つが決めきれず、結局スコアレスで前半を終了。神経質な展開ながら互いにしっかりボールを動かしゴールを狙う緊張感ある前半だったが、チャンスの質は川崎の方が高かった。東京は組み立ての部分で細かいミスが多く無用のボール・ロストが出てリズムを作れていない。
東京は後半も前線から果敢にプレスをかけるが、落ち着いてワンタッチ、ツータッチでパスをつないで来る川崎の攻撃に、なかなかボールの奪いどころを絞りきれずゴール前まで迫られるシーンが散発する。権田のセーブもあって何とかしのいでいるが苦しい戦いが続く。
60分、河野の落としからエドゥにボールが渡るが、慎重に扱おうとトラップする間に敵DFに寄せられシュート打てず。ワン・チャンスを決めきれず閉塞感が。
74分、羽生に代えて梶山を投入。梶山、高橋のダブル・ボランチ、米本、武藤を両翼に配し、エドゥ、河野が2トップとなる4-4-2に布陣を変える。
78分、川崎の攻撃。スルー・パスからFWに裏に抜け出され、そのままシュートを決められるがオフサイドの判定で九死に一生を得る。これはマジでヤバかった。生きた心地せず。
直後の80分には徳永のクロスから武藤が落としたボールをゴール正面のエドゥがダイレクト・ボレーでシュート。絶好機だったがボールはバーを越え大きなため息が。この試合最大のチャンスだった。
88分、河野に代えて三田を投入。おそらく三田が左SHに入り武藤がトップに上がったと思うがもうポジションとかよく分からない。アディショナル・タイムにはエリアすぐ手前でFKを得て再び太田が蹴るが壁に当ててしまう。最後に得たCKにも合わせきれず、第24回多摩川クラシコは結局スコアレス・ドローに終わった。
精度の高いパスとダイナミックな動き出しでアクティブに仕掛ける川崎に対し、東京は身体を張った守備で対抗し、権田の再三のファイン・セーブもあって失点はなかったが、攻撃にアイデアを欠いた。頼みのエドゥのポストもその後がつながらず、また武藤も代表で派手に目立ちすぎたせいかかなり研究されていて思いきりのよさが出せなかった。
ケガ人が多くて流れを変えることのできるスーパーサブがおらず、選手交代による打開も選択肢が限られたのは痛かった。求められたことはしっかりやったとは思うが、試合を通してみればポゼッション44-56、シュート8-11、CK3-12と優勢な川崎に対し何とかゴールだけは守ったという試合。
引き分けという結果は妥当かむしろそれ以上だとは思うが、だからこそワン・チャンスをしっかり生かして勝ちたかった。こういう試合に負けなくなったのは成長だが、カッコ悪い得点でも勝ちきる力はまだまだこれからということだろうか。
エドゥが再三のチャンスにゴールを決めきれなかったのは残念。確実に打とうとタメを作ると寄せられて打てず、ワンタッチで狙いに行けば枠を外す。チャンスのすべてが得点になる訳ではないことは十分分かっているが、特に80分のボレーはせめて枠に行きたかった。結果を出せないことで批判されるのはストライカーの宿命。たぶんエドゥ自身はいい意味で気にしていないとは思うが。
東京はこれで4試合連続の引き分け。攻撃の引き出しの少なさ、連動の少なさを守備で補っているという状況だ。終盤、梶山が入ったことでボールがしっかり動かせるようになり、ややリズムが作れたようにも見えた。梶山、羽生らを中心に攻撃の組み立てを再構築したいところだ。梶山はもっと長い時間見たい。
リーグ戦12試合負けなしとは言うものの勝てていないため勝ち点は36で1試合当たりでは1.50までじり貧に。順位も8位に落ち、首位との差は14に広がった。2位、3位との勝ち点差が8とまだ何とか狙える範囲だが、これ以上地合いを切り下げる訳には行かず、次節徳島戦は何としても勝たなければならない試合。中二日と、層が薄くなっているこの時期には厳しい日程だが、戦える選手で戦うしかない。
評点(評点は
ドイツ式
):
権田(2) 危険なシーンを再三のスーパー・セーブで救う。勝っていればMOT。
徳永(3) 敵FWとのマッチ・アップに燃えた。久しぶりに強さを見せつけた。
吉本(3.5) 裏を取られるシーンもあったが最後まで泥臭く身体を張った。
森重(3) 敵の危険な攻撃に粘り強く対応。今日はパス出しもよかった。
太田(4) キック精度が落ちている。思いきって休ませてはどうか。状態が心配。
羽生(3.5) 自ら動きボールも動かした。羽生の動きをもっと生かしたい。
高橋(3) アンカーとして抜群の読みでボールを収め散らした。力を見せた。
米本(3.5) ボールの後追いに終始して力出せず。プレーを見つめ直したい。
河野(3.5) 精力的にボールに絡んだが軽いプレーでのボール・ロストも。
エドゥ(4) ポスト、守備と貢献は大変大きいがいかんせん逸機が痛すぎた。
武藤(4) 仕掛けのパターンが研究され始めている。ここからの成長が真価。
===
梶山(-) 時間短し。時間と空間をコントロールする独特の間合いは健在。
三田(-) 時間短し。足を踏まれて負傷。心配だ。
ホーム側に入ったのでバナナをもらえたが、3時間半立ち見を強いられた恨みはこんなもんでは消えないぞ。
│
Comments(0)
│
TrackBack(0)
│
FC東京
|
J1リーグ戦
2014年09月20日 00:16
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【UEL第1節】グラードバッハ×ビジャレアル
■2014年9月18日(木) 19:00キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
ヨーロッパ・リーグのグループ・フェイズ初戦。木曜日の夜、日本時間だと金曜日未明のゲームなのでちょっとリアルタイムで見るのは難しい。
グラードバッハはシャルケ戦からハーンとラファエルに代えてヘアマンとエルゴタを先発起用。ヘアマンは今季公式戦初先発となった。
ゾマー
ヤンチュケ シュトランツル ドミンゲス ヴェント
ヘアマン シャカ ヘアマン ジョンソン
エルゴタ クルーゼ
試合は慎重な立ち上がり。共にリスクを避けて守備から入る展開に。グラードバッハはビジャレアルの前線からのプレスに遭い、サイドからの攻撃が中心になる。
グラードバッハはポゼッションを得て次第に流れを引き寄せる。ヴェントのシュートは枠を外す。21分、フィードを受けようとしたエルゴタはボールを収めきれなかったものの、敵DFのクリアが正面にこぼれ、ヘアマンがこれを流し込んで1-0と先制した。
その後はビジャレアルが反撃を仕掛けるが決定的なチャンスは作らせず。グラードバッハはカウンターから攻撃の形を作るが追加点を決めきれず、1-0のまま前半を終了する。
後半に入るとビジャレアルが圧力を高めてくる。早いプレスにボールを奪われグラードバッハは自陣に押し込められる。62分、ジョンソンに代えてハーンを投入、攻撃面でのテコ入れを図る。
しかし68分、交替で入った敵FWがスルーパスを受けて抜け出し、ゾマーとの一対一を流しこまれて失点、1-1の同点にされてしまう。
グラードバッハは74分、ヘアマンに代えてトラオレを、77分にはエルゴタに代えてラファエルを投入して勝ち越しを狙いに行くが得点に至らず。終了間際には敵DFがエリア内でハンドを犯したかに見え、副審は旗を上げたが、審判団が協議した結果ファウルは認められず、結局1-1の引き分けとなった。
ダイジェストの動画を確認しただけだが、最後のハンドはPKを与えられてしかるべきだったと思う。言っても詮無いことだが割りきれない判定だった。
強豪との試合とはいえホームで追いつかれての引き分けは残念。ヘアマンのゴールは嬉しいがラファエルを生かしたかった。今季ここまで公式戦7試合を消化して4勝3分と好調ではあるが、ここから連戦でありしっかり勝ち点を積み上げて行きたい。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「非常のスピードのある、集中した試合だった。前半はうまく試合をコントロールし、たくさんのゴールのチャンスを作った。しかし我々は残念ながらたくさんの場面で判断ミスを犯して2-0にするチャンスをつぶしてしまった。ビジャレアルは常に危険だった。後半に入ると我々は少しばかり試合の支配を失い、落ち着きのないままプレーしてしまった。それにもかかわらず今日のチームのパフォーマンスには満足している。ビジャレアルは非常に強い相手。我々はチャンスを作り出すことは非常にうまく理解できていたが、それを冷静に生かすことができなかった」
ヨーロッパ・リーグに第2節は10月2日、チューリヒとの試合になる。
│
Comments(0)
│
TrackBack(0)
│
Borussia M'Gladbach
|
UEL
2014年09月14日 22:11
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【ブンデスリーガ第3節】グラードバッハ×シャルケ
■2014年9月13日(土) 18:30キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
リーグ戦開幕から2戦連続引き分け。ここでしっかり勝ち点を積み上げないと出遅れてしまう大事な試合だ。土曜日開催だが日本時間では日曜日未明1時半のキックオフ。スカパーの生中継を録画、日曜日に早起きして見ることにした。これなら録画を見る前に不用意に試合結果を知ってしまうリスクもミニマム。
グラードバッハは右SBを務めていたコープがインフルエンザということで欠場。このためヤンチュケを右SBにスライドし、ドミンゲスがCBに、ヴェントが左SBという布陣となった。また、左SHにはジョンソンが先発、さらにクルーゼが尿管結石の手術による欠場から復帰、今季公式戦初先発を果たした。
ゾマー
ヤンチュケ シュトランツル ドミンゲス ヴェント
ハーン クラマー シャカ ジョンソン
ラファエル クルーゼ
序盤はシャルケが攻勢に出る。しっかりとしたボール・ポゼッションからのコンビネーションで隙を見せず、試合はグラードバッハ陣内で進むが、この局面ではグラードバッハも規律ある守備で応戦、決定的なチャンスを作れない。
10分を過ぎた頃からシャルケの圧力が弱まり、グラードバッハがボールを持てる時間が増えてくる。ポゼッションはシャルケに譲っているものの、効果的にカウンターを起動、シャルケのリトリートに遅れを取っても落ち着いてボールを前に運ぶことができるようになる。
13分、シャカのミドルはゴール右に外れる。17分、ラファエルがドリブルで独走しシュートを放つがGKがセーブ。同じく17分、クルーゼからのパスを受けて右サイド裏に飛び出したハーンが切れ込んで敵GKと一対一になり、GKの肩上を抜いてシュート。これが見事に決まってグラードバッハが1-0と先制する。
ビハインドを背負ったシャルケがリスクを取って前に出るようになり、グラードバッハはこれを受ける展開に。26分、敵FWがゾマーと一対一になるがゾマーが押さえる。グラードバッハは31分、CKのこぼれ球をクラマーが拾いエリア外からシュートしたが、枠に飛ばず。さらに37分にFKからシャカが直接狙うがこれもバーの上。結局、グラードバッハが1点をリードしたまま前半を終えた。
先制点以降、グラードバッハが主導権を掌握、得点は1点にとどまったがシャルケの隙を突いてしかけるカウンターは脅威になったはず。シャルケの攻撃も中途半端で、グラードバッハが危なげなくゲームを支配している。
グラードバッハは捻挫したヤンチュケに代えて後半からヘアマンを投入。ジョンソンが右SBに回り、ハーンを右から左にスライド、ヘアマンは右のSHに入ったようだ。46分には早速ジョンソンからパスを受けたラファエルがターンしてシュートを放ったがGKがセーブ。
50分、右寄りからのクルーゼのFKに飛び込んだハーンが頭で合わせてゴール。グラードバッハが2-0とリードを広げる。
だが、直後の52分、シュトランツルがエリア内でハンドを取られPKを与える。ゾマーはコースを読んで右に飛び、ボールに触れたかに見えたがボールはポストに当たってゴール。2-1と1点差に詰め寄られる。この試合の一番のポイントだったかもしれない。
だが、グラードバッハは56分、ラファエルからのパスを受けたクルーゼが裏に飛び出しGKと一対一に。これを確実に決めてグラードバッハが3-1と再びリードを2点に。PKでの失点から時間をおかずに得点を奪い、シャルケに傾きかけた流れを引き戻す。
グラードバッハはその後も積極的に攻撃を仕掛ける。63分、ラファエルのシュートはゴール右に外れる。69分、ハーン、クルーゼとパスがつながり最後にボールを受けたヘアマンがループ・シュートでゴールを狙うが枠に行かず。
78分、クルーゼに代えてエルゴタを投入。直後の79分、右サイドを上がったヘアマンが中央にクロスを入れると、いったん敵DFにクリアされるが、このこぼれ球をラファエルが流しこんでゴール。グラードバッハが4-1とリードを広げ試合を決定づける。
83分にはラファエルに代えてアザールを投入、最後はややバタバタしてシャルケの反撃を許したもののゾマーの好セーブもあって失点には至らず。結局4-1でリーグ戦今季初勝利となった。
立ち上がりこそ苦労したが、先制してからは危なげない戦いぶりで、前線のアイデア、個人技とコンビネーションとのバランス、戦術の共有など高いレベルでチームが熟成していること、そしてそこに新しく加入した選手をうまく融合できていることがはっきり示された試合だった。
ハーンの活躍が目立ったが、ラファエルが再三中盤でボールを捌いて起点になった他、復帰戦となったクルーゼも決定力を見せつけた。ジョンソンは前半あまりパッとしなかったが、後半SBに下がってからの方がむしろいいオーバーラップを見せ、交替で入ったヘアマンもベンチ・スタートの鬱憤を晴らすアシストで存在感があった。
ポゼッションは45-55とシャルケに譲ったものの、シュート数23-11と、シャルケにボールを持たせてカウンターで効率よく得点、終始優位に試合を進めたことを数字も示している。開幕から2引き分けとやや不安を抱いてのスタートとなったが、この試合でようやく今季の戦い方のイメージがはっきりできたのではないか。
守備はややバタついた感もあったものの、ゾマーのスタイルを生かした守備の構築はこれから出来てくるだろう。ヤンチュケの状態が心配だがブラウアースもいるはずで埋め合わせはできると思う。
グラードバッハは3試合を消化して勝ち点5、暫定ながら4位につけている。まだまだこれからだがしっかり勝ち点を積み上げて行きたいところだ。
18日(木)にはヨーロッパ・リーグのグループ第1節、ビジャレアルとのホーム・ゲームがある。その後も週末(21日(日))にケルン(A)、英国週間の24日(水)にHSV(H)、27日(土)にパダボーン(A)、10月2日(木)にEL第2節のチューリヒ(A)と、厳しい日程での連戦となる。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「この試合に関してはチームを祝福したい。もちろんどんな時も改善すべき点というのはあるものだが、今日は非常にいいパフォーマンスを見せることができた。チャンスをたくさん作り出し、妥当な勝利を得た。攻撃時の動きは今でも非常にいいが、この点は今後もトレーニングで取り組んで行く。だが、我々にはよろこんでいる時間はあまりない。ここからは試合に継ぐ試合になる。監督として私は木曜日の試合の準備を今から始めなければならない」
サポ的にはたくさん試合があるのは純粋に嬉しいが、層の厚さも問われるシーズン序盤のヤマ場には間違いない。ここでどんな成績を残せるかが今季を占うベンチマークになるだろう。それにしても普通に生中継やネット動画でリアルタイム観戦できそうにない日程ばかりなのが残念だ。
│
Comments(0)
│
TrackBack(0)
│
Borussia M'Gladbach
|
ブンデスリーガ
2014年09月13日 23:35
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【Jリーグ第23節】FC東京×神戸
■2014年9月13日(土) 18:30キックオフ
■味の素スタジアム
気温は高くないがやや蒸し暑い感じ。代表で初得点を決めた武藤効果でギャルが押し寄せるかと思って早めに味スタに行ったがそれほどでもなかった。アウェイの入りが悪かったこともあってか入場者数は19,000人。3連休の初日というのもよくなかったのかもしれないが、もうちょっとうまくこの流れに乗って呼びこめなかったのかと思う。
天皇杯を挟んで2週間ぶりのリーグ戦。浦和、鹿島との激闘を何とか無敗で終えたとはいうものの、この間に積み上げた勝ち点はわずかに2。上位への挑戦権はまだ何とか留保しているが、天皇杯でも苦杯を喫しており出直しの覚悟が問われる試合。ずるずると調子を下げることは避けたいし、そのためにはまず勝利という明白な結果が欲しい。
東京はケガ人が多く、また中島、野澤がアジア競技大会に招集されているため、ベンチにカニーニ、椋原、松田とDFを3人置く他ない苦しいやり繰り。代表から戻った森重、武藤が先発。また天皇杯を体調不良(高熱を出していたらしい)太田も先発に復帰した。ベンチには天皇杯に続いて梶山の姿が。
権田
徳永 吉本 森重 太田
羽生 高橋 米本
河野
エドゥ 武藤
序盤こそ互いにボールを奪い合う拮抗した立ち上がりだったが、次第に神戸がボールを支配し東京陣内で試合が進む時間が長くなる。神戸が左右にボールを動かすと東京は中盤の3人がスライドしてこれを追いかけるのでプレスがはまらない。後追いの守備が多くなり距離も離れるので奪ったボールがつなげない。
東京は高橋が最終ラインに落ちた5バックに近い形になりながら神戸の攻撃を最後のところでしのぐが、セカンド・ボールへの出足で神戸に競り負け、なかなか自分たちの攻撃の時間を作れない。一進一退の攻防になり、東京はおもにサイドの裏に出したボールをエドゥ、武藤がポストしたり、こぼれたボールを拾ってカウンターを仕掛けるくらいしか手がないが、これもやりきれずシュートまで持って行けない。
26分、敵FWと競った森重が顔に傷を受け止血のためにピッチ外へ。このときバック・スタンド側に出たためプレーが切れるまで止血の確認ができずなかなかピッチに戻れない。メイン・スタンド側に出るべきだったか。森重は31分に復帰。
その後も東京はパスが緩く敵に再三ボールを奪われるなどピリッとしないプレーが続出し苦戦。敵のシュートがなかなか枠に飛ばないこともあって失点は免れるもののまったく主導権を握れず、守備から解放されないまま試合が進んで行く。結局東京はシュートを1本も打てないままスコアレスで前半を終了。
しっかり対策を打たれ中盤のサイドを使われてプレスをかいくぐられている印象。対応が後手に回って守備に追われた。神戸の攻撃も最後のところで迫力を欠いて何とかしのげているもののスコアレスはむしろラッキーとも言えるさえない内容。攻撃は散発かつ工夫がなく、とにかくシュートが打てていないのだからどうしようもない。
後半は立ち上がりから前線のプレスを強化したが、48分、敵MFにフリーでヘディング・シュートを許すがボールはポストをヒット。肝を冷やす。51分、太田のFKにエドゥが頭で合わせるが枠外に。これがこの試合のファースト・シュートになる。54分、太田のクロスに武藤が飛び込むが合わず。次第に東京も攻撃の手数がでるようになってくる。
その後も東京は羽生が効果的に攻撃に絡み前にボールを運ぶがフィニッシュまではなかなか持ち込めず。神戸は巧みなパスワークから東京ゴールに迫る。61分の敵FWのシュートは権田がセーブ。
64分、米本のミドルは敵GKがセーブ。このこぼれ球が再び米本の足許に戻るがサイドのシュートは枠外に。
68分、武藤がゴールライン近くまで運んだボールを中央のエドゥに戻す。エドゥはこれをいったん止め、コースを狙ってシュートしたところこれを敵DFが手で止めたとの判定でPKを獲得。70分、このPKをエドゥが自ら右寄りに決め東京が1-0と先制。コースが甘かった上、GKに読まれ触られたが、シュートが強かったのでその手を弾いてゴール。
ところが直後の71分、敵のCKに中央でヘディング・シュートを許し失点。あっという間に1-1の同点に追いつかれてしまう。
ここからはオープンな展開となり、カウンターの応酬。東京は選手交代で流れを引き寄せたいところだが代えどころがなく時間が過ぎる。90分、エドゥがゴール正面で武藤からのパスを受けるが置き直している間に敵DFに寄せられシュートできず。
アディショナル・タイムにはずっとタッチ・ライン際で交替の準備をしていた梶山がようやく羽生に代えてイン。さらに河野に代えて渡邉を投入。神戸陣内で押し込む時間が続くがゴール出来ず。
アディショナル・タイム、ゴールほぼ正面でFKを得て太田がこれを蹴るがボールはバーの上に。これがラスト・プレーとなり結局1-1の引き分けとなった。
どちらも攻撃を完遂できないパッとしない試合。パッとしない試合だからこそPKでもいいからしっかり勝ちきりたかったが、それができないのはまだまだ実力が足りないということだろう。せっかくリードしたのに直後にCKからの失点で追いつかれるあたりに今日の試合の甘さを感じる。リーグ戦では11試合不敗となったが、ここ3試合は引き分けであり、地合いはどんどん悪くなっている。
内容的にはやはり中盤をワイドに使われてスライドを強いられるなど東京の強みを消しにこられた感が強い。ここでプレスがしっかりかからないとボールを奪えないし引っかけたボールも味方につなげない。前線に3枚残してもショート・カウンターに出られず、攻撃の起点も随分深いところになってしまう。
そのために攻撃はエドゥ、武藤らの個人技頼みになって単発、散発。組織的に得点する形がまたしても見えなくなってきた感がある。中盤でのコレクティブな守備から素早い切り替えで敵ゴールに迫るイメージをしっかり取り戻す必要がある。
内容的には引き分けが妥当な試合。負けなかったことを評価するくらいしか見どころはなかった。最低限の結果ではあり、上位が軒並み負けたため何とか上位争い予備軍くらいには踏みとどまっているが、ここ3試合の引き分けをポジティブなものにするには次節多摩川クラシコに何が何でも勝つしかない。踏ん張りどころだ。
評点(評点は
ドイツ式
):
権田(3.5) クリティカルな試合だったが好セーブで勝ち点1を守った。
徳永(4.5) 攻撃に存在感も見せたがこのところ強さに陰りが見える。
吉本(4.5) バタついたところもあったが何とかしのぎきった。パス精度を。
森重(4.5) らしくないイージーなパスミス多し。このところ今ひとつ。
太田(4.5) クロス、プレース・キックとも一時の切れ味を欠く。守備も苦労。
羽生(4.5) 果敢に動いてスペースを埋めたがうかつなパスミス散見。
高橋(4.5) 敵の素早いパスワークに奪いどころを絞りきれず。配球も苦心。
米本(4.5) 後追いに終始し強みを出せず。サイドに釣り出され苦労した。
河野(4) 前半はアイデアも窺えたが次第に消えた。決定的働きできず。
エドゥ(4) PKはヤバかった。ボールはよく収めたが連係に課題を残した。
武藤(4.5) 前半でボールを受けてくれたがゴール手前でつぶされた。
===
梶山(-) 時間短し。もう少し早い投入でよかった。
渡邉(-) 時間短し。
試合前の審判紹介のときにブーイングが聞こえたのは残念だった。オレたちはフェアプレーにもリスペクトにも興味はないと表明しているようなものだと思った。
何度も書いていると思うが、選手も監督も普通にミスをする中で、審判にだけ無謬を求めることはできない。審判の判定は自然現象と同じで我々のコントロールできないもの。審判の技量向上は求めて行くにせよ、個々の判定にあれこれ言ってみても仕方のないことだ。
ましてや試合前から審判に対する不信を表明し、難癖をつける気満々で些細な判定にブーイングするのは誰の得にもならないこと。チームの不甲斐なさに起因するイライラを審判にぶつけるのはみっともないのでやめたい。
│
Comments(2)
│
TrackBack(0)
│
FC東京
|
J1リーグ戦
2014年09月08日 00:41
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【天皇杯4回戦】FC東京×清水
■2014年9月7日(日) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム
朝から雨模様の肌寒い日曜日。午後には雨も上がったものの涼しい気候での試合となった。天皇杯ということで飛田給の駅を降りる人もふだんよりはかなり少ない。味スタに着くと開門が17:30ということでまだ待機列の入場の途中。
最後尾を探して列をさかのぼっているうちに、最後尾を見つけて折り返し、元来た道を戻ってから、正面ゲートで入場してまたバクスタを目指すのはすごいムダだと気づいた。で、そのままバックゲートまで歩いたらフリー入場ですんなり入れた。何なんだ、あれは。
2階席を開放しないのでバクスタ中央寄りの上段部分は既にかなりの混雑。一人なので隙間を見つけて座ったが、最終的にはホーム自由席は結構埋まった状態だった。
東京は森重と武藤を代表招集で欠き、また中島は富山で天皇杯に出場したので東京では出場資格が得られない。CBには森重に代えてカニーニが公式戦初出場となった。また、このところ右かかと痛を抱えている太田を休養させ椋原が左SBで先発。よほど選手が足りなかったのか、ベンチには塩田と圍のGK二人が入った。
権田
徳永 吉本 カニーニ 椋原
三田 高橋 米本
河野
エドゥ 渡邉
試合は拮抗した立ち上がり。東京は例によって前線からのプレスではめに行くが、全体が間延びして距離感が悪く、誰が行くのか微妙な境目に的確にポジション取りされてプレスが効かないシーンが多い。そのために後追いでボールホルダーを追いかける守備になり後手に回る。
米本、高橋の奮闘でボールを奪取してもサイドの椋原が起点になりきれずボールを前に運べない。カニーニはボールにはシュアに行くものの、さすがに連係が構築途上という感じで受け渡しに不安が残る。吉本は森重不在を意識してかいつになくつなぐ意識を見せるが、吉本、カニーニの役割分担に不安を抱えて危なっかしいシーンも少なくない。
エドゥのムリムリのポストで何とか落としても、渡邉との連係が微妙で、中盤でもセカンドが拾えない。攻撃は散発にとどまり圧力をかけて前を目指す推進力が出ない。苦しい戦いになる。
12分、エドゥが河野からのパスを受けて反転、シュートを枠に飛ばすがGKにセーブされる。14分、敵のカウンターからFWに抜け出され権田と一対一になるがシュートは権田がセーブ。中盤での激しい競り合いから互いに攻撃を仕掛けるが、清水はロング・ボールでFWの突破力に任せる割りきった攻撃が多く手を焼かされる。東京の攻撃は最後のところで清水の厚いブロックに阻まれる形に。
30分ごろ、米本が敵と交錯して倒れる。足首を押さえかなり痛そうにして立ち上がれず担架でピッチ外へ。痛がりようからはアキレス腱や靭帯の損傷も懸念され悲愴なムードがスタジアムを包んだが手当てのあと復帰。「ムリすんな」のツイート多数。
37分、カウンターで渡邉からのパスを受けた河野がそのままドリブルで突っかけたところを倒される。微妙な場所だったがファウルはエリア外の判定でFKとなる。ひとしきり抗議はしてみたものの、バクスタの僕からもファウルは外で河野がエリア内に倒れこんだように見えたので問題ないだろう。FKはエドゥが直接狙ったがバーを越える。このメンバーだとプレース・キッカーがいない…。
結局スコアレスで前半を終了。東京の方がポゼッションを取り、シュート数6-4、CK4-2とやや優勢とは言うものの、局面を打開できず清水のカウンターから危ないシーンもあった。主導権を掌握しきれないまま後半に。
後半は立ち上がりから東京が再びハイプレスを試みるが、中盤との距離が遠く追いこみきれないままボールを回され追っかけに。互いに中盤でボールを奪っては攻撃を仕掛ける拮抗した戦いになるがどちらも決め手を欠く。後半から三田を右、河野を左に置いた4-4-2になったように見えるが三田と河野は頻繁にポジション・チェンジをしているようにも見える。
66分、三田に代えて羽生を投入。三田は不完全燃焼感を漂わせてピッチを去る。
69分、前線で奪われたボールをフィードでFWにつながれる。敵FWには吉本が対峙していたが寄せきれないままシュートを打たれこれがゴールに。0-1と先制を許してしまう。
74分、吉本を下げて梶山を投入。梶山は今季公式戦初出場。東京での試合出場は2011年シーズン以来。10番の帰還にスタンドからは大きな歓声が。高橋がCBにスライド、梶山がアンカーの位置に入る。
75分、エリア外でエドゥからパスを受けた河野がドリブルで横に流れながらタイミングを見て右足のアウトでボールをプッシュするとこれがGKの逆を突いてゴールに。失点か短い時間で1-1と同点に追いつく。
ところが、76分、右サイドから入れられたクロスに対応したがかき出しきれず、こぼれ球を押し込まれて失点。追いついた直後に突き離されちょっと徒労感が出てしまう。80分には羽生のスルーパスから河野がシュートを放つがGKがセーブ。
85分、椋原を下げて松田を投入。徳永を左に回すかと思いきや徳永、高橋、カニーニの3バックにシフト。右に松田、左に羽生、ボランチに梶山、米本、トップ下に河野という3-4-3のような布陣か。この時間帯になると流動的に動くのでよく分からない。
東京は最後にはカニーニを前線に上げてパワープレーを試み、アディショナル・タイムには梶山が意表を突く縦パスを渡邉に送るシーンや、エドゥの角度のないところからのシュートもあったもののGKがセーブ。清水の守りを崩すことができず1-2での惜敗となった。
これで天皇杯はベスト16で敗退。浦和、鹿島にリーグ戦で厳しい戦いを強いられながら2引き分けと何とか最低限の結果を出し、出直しとして臨んだ試合だったが、ターン・オーバーの影響もあってか全体に距離感が悪く、コレクティブに戦いきれなかった。
今季の持ち味である戦略的な守備をかいくぐられ、ボールを持っても起点が足りない感じで攻めあぐねて、15-10とシュート数では上回ったものの決定機はそれほど多くなかった。チャンスを得た選手の働きが今ひとつで、チームの底上げが果たせなかった。梶山の復活は嬉しいニュースで、今後の大きなプラス材料になるものの、空回り感の多い敗戦で、改めてリーグ戦で出直すしかない。
評点(評点は
ドイツ式
):
権田(3) 前半に決定的な一対一をセーブ。キャッチングも安定していたが…。
徳永(4.5) このところ守備でも競り負けるシーンが目につくようになった。
吉本(4.5) 森重の不在に奮闘したがやや空回り、失点にも関与してしまった。
カニーニ(4.5) プレーは悪くないが連係はまだこれから。森重と組ませたい。
椋原(5) ボールを持ってからの判断が遅いのは変わらず。起点になれず。
三田(5) 味方との距離感が悪く敵を追い込めず。チャンスを生かせなかった。
高橋(4) 味方が遠く配球に苦労した。もったいないミドルあった。
米本(4) ボールを追ってもサポートなく孤立。ケガが心配だ。
河野(3) 一時は追いつく貴重な得点。勝っていれば間違いなくMOTだったが。
エドゥ(4) ポストに身体を張りゴールも狙ったが不発。こけ方が大げさ。
渡邉(4.5) 愚直に役割を果たしたが得点には至らず。我慢の時か。
===
羽生(4.5) らしくないうかつなパスミスも。梶山投入で生きた。
梶山(3.5) 柔らかいタッチでボールを自在にコントロール。10番の帰還。
松田(-) 時間短し。まだまだこれからの感。
清水も中心選手を何人か代表招集やケガで欠いており、森重、武藤がいたら、というのはナンセンスな話だが、そもそも権威あるナショナル・オープン・カップを代表招集中にぶつける日程はどういうことか。ベストメンバー規定こそ撤廃されたものの、天皇杯にもしっかり本気で臨めという割りに、JFA自ら各クラブの主力選手を持って行ってしまうというのは理解できないし、自ら天皇杯を貶める行為ではないか。来季以降の検討を希望する。
│
Comments(1)
│
TrackBack(0)
│
FC東京
|
天皇杯
2014年09月02日 22:06
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【ブンデスリーガ第2節】フライブルク×グラードバッハ
■2014年8月31日(日) 17:30キックオフ
■Stadion an der Schwarzwaldstrasse
日本時間月曜日未明0時半からの試合。今季はヨーロッパ・リーグを戦っており、その試合が木曜日固定なので、リーグ戦は48時間以上の間隔を確保するため必然的に日曜日の開催になってしまう。覚悟すべしということか。ていうか出るならチャンピオンズ・リーグに出ろということか。
さすがに週明け月曜日の仕事を控え最後までつきあうのは厳しく、頑張って前半だけネット動画観戦し、前半が終ったところで寝た。ネット動画のコンディションがよくてサクサク動いてくれたのが救い。
さて、グラードバッハは木曜日のサラエボ戦から2つのポジションをターン・オーバー。アルヴァロ・ドミンゲスに代えて左SBにヴェントを、左SHにはヨンソンに代えてトラオレを先発起用。先週ホームでの開幕戦を1-1の引き分けで終えており、アウェイながら初勝利の欲しい試合。代表のレヴ監督も来ていたようだ。
ゾマー
コープ シュトランツル ヤンチュケ ヴェント
ハーン クラマー シャカ トラオレ
ラファエル エルゴタ
試合は互いに慎重な立ち上がり。4分にハーンの右サイドからクロスにエルゴタが頭で合わせるがGK正面。14分に左に流れたシャカがゴールを狙うがバーを越える。
中盤でのにらみ合いが続くがなかなか攻撃の糸口がつなげない。グラードバッハはボールを持ってもフライブルクのしっかりしたブロックの前に出しどころを見つけられず、最終ラインで横パスを回すだけのシーンも多かった。
kickerが「まるで不可侵条約を結んでいるよう」と形容するくらい互いにチャンスの作れない展開。中盤がコンパクトで窮屈なため、グラードバッハはサイドの裏からラファエルを経由してエルゴタにボールを送ろうとする。
35分、ハーンとポジション・チェンジをしていたトラオレが右サイド裏に抜け出しエリア外からミドルを放つがGKに。結局ともにほとんど見せ場らしい見せ場もないまま前半をスコアレスで終了。ここで寝た。
ハーン右から後半も盛り上がりを欠く展開に。フライブルクが何度かチャンスを作るものの得点には至らず。フライブルクが優勢に試合を進めていた60分過ぎ、ヤンチュケがエリア内でファウルを犯しPKを与える。ところが63分、これを敵FWがバーの上に外し無得点。おそらくこれがこの日のハイライトだったのではないか。
グラードバッハは67分、エルゴタに代えてアザールを投入。さらに75分にはトラオレに代えてヨンソンを、78分にはクラマーに代えてノードファイトを投入するが得点にはつながらず。結局最後までこれというシーンもないままスコアレスで試合を終えた。
グラードバッハはこれで開幕から2戦続けて引き分け。アウェイで敵を無失点に抑え勝ち点1を持ち帰れたことは積極的に評価したいが、DFBポカール、ヨーロッパ・リーグ予選といい感じで勝てているのに肝心のリーグ戦で結果が伴わないのは正直あまりよくない兆候のようにも思う。
ヨーロッパ・リーグとの両にらみでリーグ戦に力を入れられず、一方でヨーロッパ・リーグもグループ・リーグ敗退とかトーナメントの初戦敗退とかで、気がつくと何も残っていなかったというようなどっちつかずが最も怖い。
サラエボ戦ではきちんと機能しているように見えた攻撃が、チャンスはあったものの形にならず、このところ絶好調のエルゴタも沈黙。シュート数は9-18、ポゼッションは44-56と、アウェイであることを差し引いても寂しい数字で、今ひとつ自分たちの型に敵をはめきれなかった感が残る。
次節はインターナショナル・ウィークのため1週置いてシャルケ戦になる。日本でもスカパーで生中継あるし、とにかくここで今季初勝利を挙げなければならない。あと、ヘアマンどうするのか心配だな。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「我々の戦いぶりは気に入らなかった。スピードがなさすぎた。攻撃における動きが理想的なものとは程遠く、立ち上がりにはもっとしっかり仕事すべきだった。フライブルクの方が我々より優っていた。彼らは賢くやっていた。よく組織立っていたし非常にコンパクトに布陣していた。彼らは常に人に対してスペースを切ってきて、我々はフィジカルの強みをほとんど見せることができなかった。この勝ち点は私が監督になってフライブルクで得た初めてのもの。だから我々はこの重要な勝ち点に満足しなければならない。だが、我々はもっと学ぶべきことがあり、またもしかしたらもっとローテーションしなければならないかもしれないということが分かった。我々は少しばかり突かれている。しっかり調子を上げて行かないとこの先の何週間かは厳しくなる。やるべきことはまだまだ残されている」
中断期間中にドイツ代表は2試合を戦う。3日にデュッセルドルフでアルゼンチンと親善試合、9日にはドルトムントでスコットランドとヨーロッパ選手権予選の開幕戦という日程。グラードバッハからはクラマーが招集されている。
なお、3日のアルゼンチン戦にはおさんぽキャプテンは来ないようだ。
ところで日本代表は9日に横浜でベネズエラ戦があるんだけど、果たしてアランゴはメンバーに入るのか。いずれにしてもチケットは完売か…。
│
Comments(0)
│
TrackBack(0)
│
Borussia M'Gladbach
|
ブンデスリーガ
他のコンテンツ
2006年以前のコンテンツ
フットボール独和辞典
採点の見方
Mikael Forssellインタビュー
使用上の注意
!!注意!! このブログは…
このブログはウェブ・サイト「
Silverboy Club
」内のコンテンツになっています。外部リンクから直接このブログに飛んできた場合、サイトのメニュー・バーが現れず、サイト内の他のコンテンツにリンクできません。その場合、
このリンク
でメニュー・バーを表示し、是非サイトの他のコンテンツもお楽しみください。
最新記事
【Jリーグ第38節】FC東京 3-0 C大阪
【ブンデスリーガ第13節】グラードバッハ 1-1 BVB
【ブンデスリーガ第12節】フライブルク 3-1 グラードバッハ
【Jリーグ第37節】磐田 2-1 FC東京
【ブンデスリーガ第11節】グラードバッハ 2-0 ザンクト・パウリ
【ブンデスリーガ第10節】ライプツィヒ 0-0 グラードバッハ
【Jリーグ第36節】町田 3-0 FC東京
【ブンデスリーガ第9節】グラードバッハ 4-1 ブレーメン
【Jリーグ第35節】FC東京 0-2 湘南
【DFBポカール】フランクフルト 2-1 グラードバッハ
月別アーカイブ
2024年12月
2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月
2023年08月
2023年07月
2023年06月
2023年05月
2023年04月
2023年03月
2023年02月
2023年01月
2022年12月
2022年11月
2022年10月
2022年09月
2022年08月
2022年07月
2022年06月
2022年05月
2022年04月
2022年03月
2022年02月
2022年01月
2021年12月
2021年11月
2021年10月
2021年09月
2021年08月
2021年07月
2021年06月
2021年05月
2021年04月
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
2007年07月
2007年06月
2007年05月
2007年04月
2007年03月
2007年02月
2007年01月
2006年12月
カテゴリ別アーカイブ
ブンデスリーガ (430)
Jリーグ (32)
J1リーグ戦 (455)
Borussia M'Gladbach (693)
ナビスコカップ/ルヴァンカップ (85)
FC東京 (1110)
天皇杯 (37)
ドイツ代表 (37)
ACL (24)
日本代表 (23)
J3/FC東京U-23 (5)
DFBポカール (34)
UCL (24)
UEL (23)
SV Waldhof Mannheim (3)
2010ワールドカップ (15)
EURO2012 (5)
コンフェデ2013 (3)
2014ワールドカップ (15)
EURO2016 (6)
スタジアム (8)
2018ワールドカップ (5)
2022ワールドカップ (4)
最近のコメント
Syndicate this site (XML)
Copyright Reserved
2005-2006 Silverboy & Co.
e-Mail address :
silverboy@silverboy.com