フットボール・クレイジー
football crazy
silverboy club
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2014年10月31日 21:47
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【DFBポカール2回戦】フランクフルト×グラードバッハ
■2014年10月29日(水) 20:30キックオフ
■Commerzbank-Arena
DFBポカール2回戦であるが、日本時間では木曜日の朝4時半キックオフ、スカパーの中継も当然のごとくないので素直に寝た。
グラードバッハは今季公式戦15試合無敗だが、そのスタートが8月のDFBポカール1回戦ホンブルク戦(2-1)。2回戦はフランクフルトと一部同士の対決となったが当然負ける訳には行かない。
連戦のグラードバッハは例によってターン・オーバーを実施。ケガのシャカに代わってノードファイトを先発起用した他、ヴェントに代えてバイエルン戦ではCBに入ったドミンゲスを左SBで起用、CBにはインフルエンザから復帰したヤンチュケを先発させた。また、前線ではハーン、ヘアマン、ラファエルに代えてトラオレ、アザール、エルゴタが先発。
ゾマー
コープ シュトランツル ヤンチュケ ドミンゲス
トラオレ クラマー ノードファイト アザール
エルゴタ クルーゼ
試合はフランクフルトの方が先にチャンスをつかむ。5分、敵FWがフィードを受けて反転、GKと一対一でシュートを放つが枠に収まらず胸をなでおろす。これで目が覚めたグラードバッハは14分、トラオレのスルー・パスにクルーゼが抜け出すがシュートは敵GKがセーブ。
これで得たCKにはシュトランツルが頭で合わせるがバーの上。しかし17分、右のトラオレから中央でパスを受けたクルーゼが左サイドに流したボールに、走りこんだアザールが右足ダイレクトでシュートを放ち鋭いボールがネットに突き刺さる。グラードバッハが機動的で分厚い攻撃から早い時間に1-0と先制点を挙げる。
グラードバッハはその後も立て続けにチャンスを作るが、敵GKの踏ん張りもあって追加点が奪えない。27分にはドミンゲスのクロスにエルゴタがダイレクトで合わせるが敵GKがセーブ。33分の右サイドのトラオレからのクロスに合わせたアザールのシュートは敵GK。34分のCKからシュトランツルのヘディングは枠外。終盤にはフランクフルトの反撃もあったが結局1-0と最少得点差で前半を終了する。
後半に入ると54分、敵FWのシュートをゾマーが足一本で防ぐシーンもあったものの、その後はグラードバッハがテンポよくボールを動かし再び主導権を握る。63分にはコープとのワンツーからエリア内に入り込んだクラマーのシュートが敵GKにセーブされる。67分、ドミンゲスが左サイドからクロス。一度はアザールに通らず敵DFにクリアされるものの、こぼれたボールをドミンゲスが拾い再びクロスを上げると、ファーのトラオレが左足ダイレクトでこれに合わせゴール。グラードバッハが2-0とリードを広げる。
72分、エルゴタとトラオレに代えてハーンとヘアマンを投入。すると79分、ドリブルでエリア内に侵入したヘアマンがGKをかわしたように見えたがボールを掻き出されシュートできず。86分にはアザールに代えてジョンソンを投入。
89分、敵FWがスルー・パスに抜け出してゴール。2-1と1点差に詰め寄られるが、グラードバッハがそのまま逃げきり、2-1で3回戦に駒を進めた。
動画を見たのはチャンスのシーンだけだが、グラードバッハが自信を持って小気味よい高速フットボールを仕掛けていることが窺える。連戦をむしろ利用し、ターン・オーバーして競争を生み、全体を底上げするのがファヴレ監督の狙いであればそれは正しいと言うべきだろう。
数字的にはシュート数17-13、ポゼッション52-48と、必ずしも圧倒的に攻めていたという訳ではないようにも思うが、きちんとチャンスを作り、そこから得点を重ねて勝ったことが嬉しい。もう2、3点入ってもよかった気はするが、シュート17本で2得点はまあアベレージか。というか最後の失点が余計だった。
見ていると、笑うくらい高速でポンポンとボールをつなぎながら一気に攻め上がるパターンが出来上がっている。もちろんそれでミスも出るのだが、臆することなくクリティカルなゾーンに縦パスを打ちこんだりワンツーを試みたりしていることで、敵のDFを受け身にすることができている。コンビネーションに裏打ちされた速攻が高いレベルにあり、前線での決定力も連動性も高い。この流れで行けるところまで行きたい。
グラードバッハはこれで今季公式戦16試合でまだ負けがない。次の週末にはホフェンハイムとのリーグ戦。ホフェンハイムもリーグ戦ここまで不敗であり手ごわい相手。しっかり準備したい。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「終盤はもう一度とても窮屈になったが、試合全体を見てみれば明らかに我々にとって妥当な勝利だった。我々は非常にいい試合をしたが、早い時間帯に試合を決めてしまうことができなかった。我々は前半のうちに2-0にするべきだったし、その後も3-0にするチャンスもあった。しかしそれをきちんとやれないと、敵のひとつのゴールでプレッシャーを受けるハメになるのはよくあること。最後のフランクフルトのFKがそれほど危険なものではなかったのはラッキーだったが、そうでなければ同点になっていたかもしれない。フットボールでは往々にしてそういうことが起こる。しかし、言ったように、最終的には次のラウンドに進めたことは妥当な結果だった」
そういえばフランクフルトの監督がトマス・シャーフなんだな。ブレーメン以外で見るのは違和感ある。僕がドイツにいた頃からブレーメンの監督してたからな。
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DFBポカール
2014年10月28日 00:36
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【ブンデスリーガ第9節】グラードバッハ×バイエルン
■2014年10月26日(日) 17:30キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
バイエルンとのホーム・ゲームは日本時間月曜日未明1時半キックオフ。スカパーで生中継もあったが、さすがにこの時間に起きているのは厳しいので、録画して5時起き、出勤前に時差視聴することに決めた。それだけの価値のある試合になることを期待。
グラードバッハはヨーロッパ・リーグのリマソル戦から中二日と苦しい日程。ヤンチュケ、ノードファイト、アザール、エルゴタ、トラオレに代えてヘアマン、ラファエル、ドミンゲス、クラマー、ハーンを先発で起用。インフルエンザのクラマーを除けば、この日のメンバーがファヴレ監督の考えるベスメンか。
ゾマー
コープ シュトランツル ドミンゲス ヴェント
ハーン クラマー シャカ ヘアマン
ラファエル クルーゼ
序盤はバイエルンが一方的に攻め立てる展開。素早いワンタッチのパス交換から一気にバイタルに入り込み、何度もグラードバッハのゴールに迫る。バイエルンが終始ボールを保持しながらグラードバッハ陣内で試合を進めるが、グラードバッハは自陣では果敢な守備でバイエルンに得点を許さない。
超速でボールが回るためになかなかボールを取りきれないが、最後のところではしっかり足が出て何とかゴールを守る。10分には敵MFの鋭いミドル・シュートを浴びるが、ゾマーが指先で触ってポストに逃れる。
だが、さすがのバイエルンも高速フットボールを90分続けるのはしんどいようだ。15分を過ぎた頃から徐々にグラードバッハがボールを持てるようになる。34分、カウンターで右サイドを上がったハーンから中央のクルーゼにパス、クルーゼは敵DFに寄せられながらもループ・シュートを狙ったが敵GKにセーブされる。
後半に入ると得点が決まらず焦りが出るバイエルンと対照的に、グラードバッハが次第にボールを動かす時間が増える。
52分、カウンターから中央を走るクルーゼが、右サイドを並走したハーンにラスト・パス。ハーンのシュートは敵GKにセーブされる。ファーに走りこんだラファエルが詰めようとするが敵DFに先にボールに触られシュートできず。
58分、右サイドのハーンからのクロスに、ファーに飛び込んだヘアマンが角度のないところで合わせるが敵GKがセーブ。GKも当たっているがいい形は作れており、ワン・チャンスで得点できる予感は漂う。
ポゼッションは相変わらずバイエルンだが、グラードバッハの集中した守備に攻めあぐねるバイエルンに対し、奪ったボールを素早く前線に展開しカウンターを仕掛けるグラードバッハの方が、ホームの声援の後押しもあって次第に試合をコントロールできるようになってくる。
78分、ラファエルのFKは敵GKにセーブされる。81分、ヘアマン、ハーンの両翼を下げトラオレ、ジョンソンを投入。攻撃を急ごうとするバイエルンに対し固い守備からの素早い切り替えに活路を見出すグラードバッハという展開が続くが、一瞬のスキに失点する怖さは変わらず、しびれるような時間が続く。
90分にはラファエルに代えアザールを投入、終盤にはシャカが競り合いから足首を傷めるアクシデントもあったが結局、グラードバッハが最後までゴールを守りきり、首位攻防戦をスコアレス・ドローで終えた。
先制されたら終わるという危機感から、敵にポゼッションを許しながらもしっかりした守備でゴールを死守、カウンターから何度もチャンスを作ったのはおそらくゲーム・プラン通りであり、最後までテンションが下がらない、ハイテンポの試合であり、今のブンデスリーガのひとつのスタンダードを示したと言っても過言ではない。
前半、やや引き過ぎたきらいはあるものの、固い守備で最初の15分のバイエルンの猛攻をしのいだことがすべてだったかもしれない。その後は意図を持った守備から攻撃のコンビネーションが機能しており、勝つチャンスは十分あったが、逆に敵に決勝点を挙げられるリスクもあり、ここでの勝ち点1は高く評価するべきだろう。
グラードバッハはこれで開幕から公式戦15試合無敗、リーグでは4勝5分で勝ち点17と2位をキープした。
我々の力が、今、どの程度のレベルにあるのかを推し量る上で貴重な試合だったが、バイエルン相手に必死で守ってスコアレスというところに、良くも悪くも現状が表れていると言っていいだろう。この結果は誇るべきだが、決勝点が奪えなかったことは残念。
次は水曜日にDFBポカールのフランクフルト戦がある。この引き分けをポジティヴなものにするためにはしっかり勝ちきって、週末のホフェンハイム戦に臨みたい。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「私はチームのパフォーマンスには極めて満足している。バイエルンは非常に強いプレッシャーをかけてきて、ボール扱いはシュア、非常に危険だった。しかし、我々は守備に回った時に非常に落ち着いていたし、ファウルは少なく、極めてインテリジェントに守った。前半はボールを支配しようとしたがすぐに取り返されてしまった。そのためにバイエルンはゲームをとてもうまくコントロールした。それで私はハーフタイムに選手たちに、自分たちをもっと信じなければダメだとアドバイスした。それが後半に入って非常によくできたし、いくつかのチャンスを作り出すこともできた。我々はカウンターにおいて非常に危険であり、守備と攻撃のバランスもよかった。総合的に見れば、私の目からは引き分けは問題ない」
朝早くに起きた甲斐のある、レベルの高い試合だったと思う。
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ブンデスリーガ
2014年10月26日 23:41
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【Jリーグ第30節】G大阪×FC東京
■2014年10月26日(日) 19:00キックオフ
■万博記念競技場
英国週間だったせいかACLの決勝が土曜日にあったせいか日曜日開催となった第30節。日曜日開催は仕方ないとしても、真夏でもないのに今節9試合のうち6試合が午後7時キックオフと到底遠征できない時間。本気で観客を呼ぶ気のある日程なのか疑問。当然自宅スカパー観戦で、フロも晩ごはんも済ませてテレビ前にスタンバイ。
東京は2連敗のあと前節広島に辛勝。ACL圏内となる3位とは勝ち点差6と何とか射程距離にとらえており、残り試合全部勝つ気でやるしかない。特に上位との対戦となる今節はアウェイとはいえ勝ち点3を積み上げて大阪を引きずり下ろすべき試合。前節の勝利の勢いを駆って先制点が欲しい。
今節は羽生に代えて三田を、エドゥに代えて河野を先発起用。前線は河野をトップ下に置いて渡邉、武藤を2トップに据える形に戻った。
権田
徳永 カニーニ 森重 太田
三田 高橋 米本
河野
渡邉 武藤
試合は序盤から激しく主導権を争う好ゲームに。大阪がボールを支配するものの、東京は中盤の果敢なチャレンジからボールを奪い、前線に展開しようとする。互いにボールを奪っては攻撃を仕掛ける拮抗した戦いになる。
大阪はしっかりしたポゼッションから、FWの個人技で裏に抜けてくるシーンが多く、なかなか中盤で捕まえきれない怖さがある。東京は最終ラインで何とか身体を張って守り、敵のシュート・ミスもあって難は逃れるものの、奪ったボールをつなげられずチャンス・メイクができない。
15分、米本のミドルが東京のファースト・シュートになるが敵GKがセーブ。19分、前線でパスを受けた武藤が敵DFに囲まれながらも反転してシュートを放つがこれも敵GKにセーブされる。32分、太田が30メートル程度のFKをゴール正面から蹴り、ボールは直接枠に向かうがこれも敵GKにセーブされる。
東京は自陣での粘り強い守備からチャンスを窺うが大阪の切り替えも早く、前から引っかけられたり、攻め遅れるとブロックを整えられたりと、スピードをもって攻撃をやりきることができていないためにフィニッシュまで持ち込めるシーンは数えるほど。
43分、右サイド裏に抜け出した三田が中央に折り返すと、武藤がゴール正面でジャンピング・ボレー。強烈なシュートが枠に飛ぶが敵GK正面。前半ほぼ唯一可能性を感じさせるプレーだったが残念。
前半終了間際、大阪のCKをキャッチに行った権田が敵FWと競り合いそのままピッチに倒れこんだところで前半終了。権田はそのまま担架で運ばれる。つか運ばれるのが中継のガンバ大阪応援コーナーの後ろに写りこむ…。
しっかり戦えているし大阪にボールを持たれること自体は想定の範囲だと思うが、攻撃にアイデアがなくチャンスは単発、散発。河野、三田あたりがボールに触れずタメが作れないので単調な攻撃に終始している。
権田はプレーが続行できず後半から塩田がGKに。権田の具体が心配だし交替枠をひとつ使わされたのも痛い。後半立ち上がりこそ東京が前線からプレスをかけて敵陣に攻め込んだものの次第に大阪にボールを支配され押し戻される。
53分、自陣深くで敵から奪ったボールを高橋が持ち出そうとしたところを奪い返され左サイドに展開される。ここに走りこんだ敵MFにフリーでミドルを打たれ、これがファーサイドに決まって0-1と先制点を献上する。塩田も懸命に横っ跳びしたが及ばず。
東京はここで一気に2枚替え。河野、三田を下げて松田、エドゥを投入。徳永、カニーニ、森重の3バック、中盤は松田、太田を両翼に置き、高橋、米本がダブル・ボランチ。前線はエドゥを1トップに、渡邉が右、武藤が左のシャドウという3-4-3の布陣となる。
だが、直後の59分、東京の右サイドのゴールラインに近い位置でFKを与える。確度のほとんどないところだったが、敵の蹴ったボールはニアポスト近くに飛び、対応に出た塩田が敵FWに押されるようにボールを巻き込んでゴールに。0-2と追加点を許す。
FKは敵のキックをほめるべきか。いずれにしても塩田が試合に入りきる前に立て続けに失点したのが痛い。東京は2点のビハインドを背負い、前に出ざるを得なくなる。
布陣の変更が効いたか、あるいは大阪が2点のリードでややリスクを考えた守備をするようになったか、東京が中盤でボールを扱えるようになり、動きが出始める。
すると66分、太田が左サイドから右足で上げたアーリー・クロスにファーから飛び込んだ松田が頭で合わせゴール。1-2と1点差に追いつく。
ここからはオープンな展開となり互いに激しくボールを争う。引き気味の大阪に対し後のない東京が攻撃を仕掛けるが、大阪の守備も分厚くフィニッシュまで行きつけない。76分、渡邉がミドルを放つが敵GKがセーブ。
その後も東京がリスクを取って攻撃。89分には右サイドの松田からのクロスにニアのエドゥがスルーしたがファーの武藤に合わず。いい形だったが痛恨の逸機。終盤は大阪に上手く時間を使われ、渡邉の苦し紛れのミドルも大きく宇宙開発となって万事休す。1点差に詰め寄ったものの大阪に逃げきられ、痛い敗戦を喫した。
敵にボールを持たせながらも前線からのしっかりしたプレスでボールを奪い、機動性を生かしたショート・カウンターから早めに先制するというプランだったと思うし、その意図からすれば前半の流れ自体はそれほど予定外ではなかったと思う。
しかし、いかんせん敵のパスワークが巧みでプレスが掛かりきらず、中盤をスルスルと通過されて前線で勝負されたことからじりじりと後ずさりするように防衛線が下がってしまい、奪ったボールも運ぶべき距離が長くなって攻撃が機能しなかった。
攻撃の組み立てが一本調子で工夫に乏しく、チャンスは散発。単調な放りこみに終始したのでは武藤の個人技にも限界はある。権田がアクシデントで退場、後半、塩田の出鼻をくじかれる2失点でホームの大阪に流れを持って行かれたのが痛かったし、松田の初ゴールは見事だったが、いかんせん単発でその後が続かなかった。
ポゼッション41-59はある程度想定の範囲だが、シュート数7-16、CK4-13と押し負けた試合。攻撃の緩急やアクセントをコントロールできる司令塔が不在で、偶発的な得点に頼っているために戦いぶりが安定しないように思う。モラルは高く戦略そのものは間違っていないと思うが、ここを何とかしないとこれ以上を望むのは難しい。
東京はこれで30試合を終えて勝ち点は45のまま変わらず。1試合あたりの勝ち点は1.50、ここ4試合で1勝3敗と大きくペース・ダウンしており、順位も7位に下がってしまった。ACL圏内となる3位との勝ち点差は6と不変だが、残り試合は4試合。逆に10位横浜との勝ち点差は1と下も心細く、とにかく残り試合全部勝って最後にどうなっているか見てみるしかないという状況。
評点(評点は
ドイツ式
):
権田(3.5) 前半はしっかりゴールを守ったが。ケガの具合が心配…。
徳永(4.5) 敵FWに何度も振りきられる。布陣の変更には無難に対応。
カニーニ(4) 対人の強さ、高さを発揮し及第点。足許は望めないか…。
森重(4) 1失点目は後ろを空けてしまった。個の強さは見せたが。
太田(4) 右足でのアシストはよかったが守備では心許なかった。
三田(5) ほぼ何もできず。だが腐ることなく続けて行きたい。
高橋(4.5) 中盤の底でボールは捌いたが痛恨の失点関与。時には簡単に。
米本(4) ボール・ホルダーへのチャレンジはよかったが空回り感も。
河野(5) ボールを受けられずいいところなし。交替もやむなし。
渡邉(4.5) 気迫は感じられたがまだプレーに迷いがあるのでは。
武藤(4) 随所に可能性を感じさせるプレー。ラスト・パスを磨け。
===
塩田(4) 試合の入りで立て続けに失点したのが痛かった。終盤は安定。
エドゥ(5) 起点になれず、周囲との連係も今ひとつ。
松田(3.5) 得点は見事。積極的なプレーで存在感を見せた。
次節もアウェイでの名古屋戦。東京は27節から31節までの5試合のうち4試合がアウェイという過酷な日程。この時期に来てこの日程には納得感がない。アウェイまたはホームが続くのはシーズン前後半に1回にして欲しい。シーズン後半は前半のホームとアウェイをひっくり返したミラーの日程にならないものか。
あと、権田の具合が心配。選手は敵も味方も必死に戦っている中での接触であり、ケガをさせようと思ってやっている訳ではないので、接触や交錯からケガをすること自体はある程度やむを得ない部分もあるが、平山、三田、東、権田と試合の中で大きなケガをする選手が続出するのはせつない。軽傷であることを祈りたいし、塩田もいるのだからムリすることなくしっかり治療に専念して欲しいと思う。
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FC東京
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J1リーグ戦
2014年10月24日 13:29
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【UEL第3節】グラードバッハ×リマソル
■2014年10月23日(木) 21:05キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
ヨーロッパ・リーグのグループ・リーグ第3節、キプロスのアポロン・リマソルをホームに迎える。グラードバッハは今季ここまで公式戦13戦無敗とはいえ、ヨーロッパ・リーグでは2戦2分と出遅れており、グループ・リーグ突破のためには落とせないホーム・ゲーム。敵を侮ることなくしっかり勝ち点3を確保したい試合。
現地時間夜9時、日本時間では金曜日未明4時キックオフ、さすがにテレビ中継もないので諦めて寝た。最近はグラードバッハの公式動画サイトでダイジェストが見られるので有難い。
グラードバッハはクラマーが再び感染症でダウン、忙しい日程とあって他にもドミンゲス、ハーン、ヘアマンをベンチに下げ、ヴェント、トラオレ、アザール、エルゴタが先発した。
ゾマー
コープ シュトランツル ヤンチュケ ヴェント
トラオレ ノードファイト シャカ アザール
エルゴタ クルーゼ
グラードバッハは立ち上がりから攻勢に出る。早くも2分、トラオレが右から切れこんでシュートを放ったのを手始めに、8分には左サイドに流れたエルゴタからのクロスにクルーゼが合わせて枠に飛ばすなど、ともにGKにセーブされたもののリマソルのゴールに迫る。
12分、敵DFのパスを敵陣深くでカットしたヴェントがこれをエルゴタにパス。エルゴタの落としに走りこんだトラオレがこれを豪快に蹴りこんでゴール。早い時間にグラードバッハが1-0と先制する。
グラードバッハはこれによって主導権を掌握、優勢に試合を進める。30分、左サイドのトラオレからのクロスにクルーゼが頭で合わせるが敵GKにセーブされる。前半のアディショナル・タイムにはエルゴタのシュートを敵GKがセーブ、これがアザールの足許にこぼれるが、アザールのシュートもGKにセーブされゴールならず。押し気味に試合を進めたが1-0と最少得点差で前半を終えた。
後半からクルーゼに代えてラファエルを投入。バイエルン戦をにらんだローテーションだろう。56分、トラオレが右サイドから切れこんでミドルを放つ。敵GKがこれをセーブするが、ファーのゴール前にこぼれたボールにエルゴタが足を伸ばし引っかけると、ボールはコロコロとゴールに。エルゴタにすればラッキーなゴールで2-0とリードを広げる。
さらに67分、シャカからのパスを受けた左サイドのアザールが中央のエルゴタにつなぐと、落としに走りこんだトラオレがこれを蹴りこんでゴール。3-0とリードを広げほぼ試合を決定づける。
これを受けて70分にはシャカに代えてダフードを、75分にはエルゴタに代えてヘアマンを投入、試合をクローズする局面に。
83分、アザールが右サイドから入れた速いクロスに中央でヘアマンが合わせゴール、4-0となる追加点を挙げる。さらにアディショナル・タイムにはトラオレのスルー・パスから裏に抜け出したアザールが右サイドからクロスを入れると、これが敵DFに当たってゴールに。敵のオウン・ゴールとなり5-0。グラードバッハが完勝した。
リーグ戦では出場機会の少ないトラオレやエルゴタが存在感を発揮、特にトラオレは2ゴール1アシストの活躍でアピールした。力の差があったのかなとも思うが、これでグループ・リーグでは3試合で勝ち点5の2位となり、勝ち抜けへの足がかりは構築できたと言っていいだろう。
グループ・リーグはこのあと11月6日リマソル(A)、11月27日ビジャレアル(A)、12月11日チューリヒ(H)と続く日程になっており、次節、リマソルとの連戦に勝って足場を固めたいところ。ダイジェストを見ても自信を持ってプレーできていることが窺え、選手のローテーションもいい競争を作り出しているようでポジティブな状態。
一方、リーグ戦では日曜日にバイエルン戦が控えている。ここでバイエルンと当たるのは、現在の力が実際どれほどのものかを知る試金石になる。ホームでもありここは貪欲に勝ち点3を取りに行きたいところ。
14戦無敗は素晴らしいが、終わった試合を数えても仕方のないことで、常に目の前の次の試合の準備をするしかないのは道理。11月9日まで23日間で7試合を消化するという厳しい日程の序盤2試合を戦ったに過ぎず、タフな戦いはこれから。気を引き締めて首位との決戦に臨みたい。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「我々が5-0で勝ったのは、私の目から見れば極めて妥当な結果だと思う。おそらく傍目に見えるほど簡単なことではないにしても。前半は、2点目を奪うことができず、敵を生かしてしまった。だから後半しっかり落ち着きを保ち、多くのゴールのチャンスを作れたことは非常に重要だった。2-0にできたことが決定的で、その後もいくつかのきれいなゴールを決めることができた。バイエルン戦の準備をする時間はあまりないので、ここでしっかり力を入れ直す必要がある」
監督もバイエルン戦に気合が入っている様子。
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Borussia M'Gladbach
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UEL
2014年10月23日 01:11
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【Jリーグ第29節】FC東京×広島
■2014年10月22日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム
朝から秋雨が降り続く肌寒い水曜日。休暇を取って新宿で用を済ませ、小田急百貨店の地下で弁当を買って味スタに向かった。
東京は14試合連続無敗が途絶えた後2連敗。順位は6位を維持しているもののACL圏の3位とは残り6試合で勝ち点差8と、逆転の目安である残り試合数以内の勝ち点差というセオリーから言えば既に赤信号。広島とは勝ち点で並んでいることもあり、土俵際で踏みとどまるためには何としても勝たなければならない試合。
前節大宮戦から中三日の英国週間ということもあってか一部をローテーション。インサイド・ハーフには前節の三田に代わって先日Jリーグ300試合出場を記録した羽生が先発に復帰。また、前節出場停止だったエドゥが復帰、河野がベンチ・スタートとなり、前線はエドゥを1トップに、渡邉が右、武藤が左に張る2シャドウで4-3-3の布陣となった。
権田
徳永 カニーニ 森重 太田
羽生 高橋 米本
渡邉 エドゥ 武藤
試合は拮抗した立ち上がりに。広島は完成度の高いコンビネーションからスルスルとバイタル・エリアに侵入してくる。東京は組織だった守備でこれに対応するが、中盤では後追いになり最終ラインで何とか止めるシーンが多い。
東京は奪ったボールをエドゥ、武藤に預けて展開する。5分、武藤が中央にラスト・パスを送るが中央のエドゥには合わず。こぼれ球に渡邉が詰め、枠内に鋭いシュートを放ったが、線上で守る敵DFに当たりゴールにはならず。
広島の攻撃はワンタッチでテンポよくパスが回るので東京はプレスの掛けどころを絞れない。細かいパス交換から最後に決定的なパスで裏を狙う広島の攻撃に手を焼きながらも、権田のファイン・セーブもあって何とかしのぐ苦しい時間が続く。
だが25分、太田からのパスを受けて左サイドに展開した米本が中央にクロス。中央のエドゥには合わなかったがファーの渡邉が低い姿勢でヘディング、これがゴールに突き刺さり東京が1-0と先制する。ゴールの欲しい渡邉の執念が実ったいいゴールだった。
ところが直後の29分、エリア内で敵DFに対応した森重が後ろから敵を倒した形となりファウル、PKを献上する。家に帰ってリプレイを見たが、むしろ敵が、森重のチャレンジをいいことに森重のユニを引っ張りながら引きずり倒したようにも見え、取るまでもないファウルだったのではないか。
30分、敵FWがこのPKを蹴るが、右に飛んだ権田が指先でボールに触れて枠外に弾き出す。この試合のポイントになったシーンだったと思うが、これで東京は流れをグッと引き寄せる。しかし、東京の選手が権田の回りに集まって喜んでいる間に広島がCKをクイック・リスタートしたのには一瞬ドキッとした。さすがだ。
39分、右サイド50mほどの位置でFKを得て太田がこれを蹴る。ファー・ポストいっぱいに飛んだボールにエドゥがスライディングで飛び込むがシュートは敵GKがセーブ。精度の高いキックでエドゥの飛び込みもタイミングよく、惜しいシーンだった。
その後もチャンスがあったが決めきれず、1-0と最少得点差で前半を終える。広島の洗練された攻撃に苦しめられたが、先制しPKを止めたことで流れをつかみつつある。攻撃では武藤が長いボールをしっかり収めて起点になっているが、中央は広島の守備も固く、得点に結びついていない。
後半に入ると広島が攻勢を強める。55分、立て続けにCKを与える。3本目のCKに中央でクリアしようとしたエドゥと権田がかぶり、ボールがエリア内にこぼれる。これを敵FWに押し込まれて失点。1-1と追いつかれてしまう。エドゥのフィジカルの強さが裏目に出て権田と競る形になってしまった。アクシデンタルな失点でリードをふいにしてしまいイヤな感じが漂う。
しかし東京は下を向くことなく、勝ち越しを狙って再び前に出る。58分、武藤が前線で長いボールを受け、敵DFをかわして裏に飛び出して切れこみ、最後は中央にパスを送る。ニアに走りこんだ渡邉はスルーしたが、ファーのエドゥに届く前にカットされる。
一方で65分には敵の決定的なシュートを権田がセーブするシーンもあり、互いに激しく勝ち越しを狙ってぶつかり合う展開に。67分、エドゥに代えて三田を投入、三田は左SHに入り、羽生が右SH、高橋と米本のダブル・ボランチとなる4-4-2にシフト。
74分、武藤が倒されて右寄りでFKを得る。このタイミングで羽生に代わり河野を投入。FKを太田が蹴ると、ニアで武藤がヘディング、このボールが敵DFに当たってコースが変わりネットに吸い込まれる。東京が2-1と勝ち越し。時間帯からしても貴重な勝ち越し点。
東京は河野をトップ下に置くダイヤモンド型の中盤に再び変更、このところのスタンダードとなっている4-3-1-2的な形になり、三田が右インサイド・ハーフに回る。
試合終盤は、何とか追いつこうとリスクを取って波状攻撃を仕掛けてくる広島を自陣で受ける展開に。76分、武藤が再び左前線で起点となり、中央にボールを送るが渡邉には合わせきれず。80分、渡邉のミドルはGKがセーブ。
86分にも武藤が前線でボールを受け、中央にラスト・パスを出すが渡邉には合わず。その後は広島に押し込まれる時間帯に。東京は自陣を固めて冷静に対応するが、広島の攻撃もレベルが高く気を抜くと即失点の緊迫した守備が続く。後半45分のレギュラー・タイムは終わって電光掲示板の時計が消えるが、アディショナル・タイムの表示がなく、残り時間が分からないまま試合が続く。
アディショナル・タイムには武藤に代えて東を投入。東はケガからの復帰。結局、最後まで広島の攻撃をしのぎきった東京が、2-1と逃げきり、広島に辛勝した。アディショナル・タイムは結局4分だったようだ。
この試合、シュート数は10-15、ポゼッションは42-58、CKは2-11と、試合内容的には広島優位であったが、東京が先制、PKストップ、アクシデントからの失点にも腐らず勝ち越しと、試合のポイントを押さえ、流れからの失点は許さずしっかり勝ちきった。
攻撃面では武藤がしっかり前線でボールを収めてくれるのが頼もしかったが、そこから先はかなり対策されていて、裏に抜け出すところまではよくても、エリアに侵入すると複数でつぶしに来られる。ドリブル、切り返しでシュート・コースを作ろうとしても、守備は分厚く、一方クロスを入れても中央でなかなか合わず、果敢なトライは是とするが、特にクロスの流しこみ方と中の味方との連係はまだまだ向上の余地ありと感じた。
それでもこうした試合に競り勝てたということは、東京にとって単なる1勝以上の価値があった。決して内容が素晴らしかった訳ではないが、だからこそこういう試合に何とかして勝つことに大きな意味がある。広島のように主導権を握って自分たちのスタイルでボールを動かしてくる相手の方がやりやすい面はあったと思うが、いずれにせよここで広島を叩けたことは星勘定的にも大きかった。
これで東京は勝ち点を45に伸ばした。1試合あたりの勝ち点は1.55とまだ中位レベルだが、3位との勝ち点差は残り5試合で6となり、何とかACLは射程には入っている。ここまで来たらひとつひとつ目の前の試合に勝つこと以外にするべきことはない。この試合がその足がかりになって欲しいし、今日はしっかり結果を出した。こういう勝ち方のできるクラブになりつつあるということだろうか。
次節はアウェイでガンバ大阪戦。ここからまたアウェイが2戦続き、27節から31節までの5試合でアウェイが4試合という過酷な日程。シーズンの終盤に来てこういうバランスを欠いた日程はいかがなものか。ともかく、残り全部勝つしかない。
評点(評点は
ドイツ式
):
権田(2) PKストップのみならず再三のファイン・セーブで勝利に貢献。
徳永(3.5) 対人の強さで敵のサイド攻撃を封殺。攻撃参加も効いていた。
カニーニ(4) 及第点ながら軽くボールに行って裏を取られるシーンも。
森重(4) PK献上のファウルは厳しい判定だがこのところプレーがやや粗い。
太田(3) 正確なFKで決勝点を演出。他にもいいキックがあった。
高橋(3.5) 中央でしっかりボールを引き出し配球。安定したパフォーマンス。
羽生(3.5) 軽いパスでのボール・ロストもあったがポジショニングはさすが。
米本(3) 広い守備範囲を運動量でカバー。アシストは質の高いクロス。
渡邉(3) 得点への執念が実った。果敢にシュートを放ったのが報われた。
エドゥ(3.5) 得点はなかったものの敵の脅威に。連係にやや乱れあり。
武藤(3.5) ゴールはラッキーだったがよくボールを収めてくれた。
===
三田(-) 時間短し。
河野(-) 時間短し。
東(-) 時間短し。
雨は最後までやまなかったが、ピッチは荒れることもなかったようだ。厳しい条件で戦い、勝ち点3をもぎ取ったことは高く評価したい。あと、平日の寒い夜、雨の中を13,000人もの観客が入ったのはすごい。前節のアウェイでの大宮戦と変わらないね。
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FC東京
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J1リーグ戦
2014年10月19日 14:55
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【ブンデスリーガ第8節】ハノーファー×グラードバッハ
■2014年10月18日(土) 15:30キックオフ
■HDI Arena
インターナショナルによる中断をはさんで2週間ぶりのリーグ戦はアウェイでのハノーファー戦。日本時間土曜日夜10時半のキックオフ、しかもスカパーで中継ありということでテレビ観戦。敵に日本人選手いるのは有難い。
グラードバッハはここまでリーグ戦7試合を消化し3勝4分。ポカール、ヨーロッパ・リーグも合わせて今季公式戦12試合無敗を継続しているが、引き分けも多く、アウェイではあるが勝ち点3を持ち帰りたい試合。
前節マインツ戦からはジョンソンとヴェントに代えてハーンとドミンゲスを起用。ハーンが右SHに入り、ヘアマンが左に。またクラマーがインフルエンザで欠場、ノードファイトがボランチで先発した。
ザマー
コープ シュトランツル ヤンチュケ ドミンゲス
ハーン ノードファイト シャカ ヘアマン
ラファエル クルーゼ
試合はホームのハノーファーが積極的に攻撃を仕掛ける立ち上がりに。グラードバッハは自陣でハノーファーの攻撃を受けるが、ザマーを中心に集中した守備で決定的なピンチになる前に対処ができている。忙しくボールが動く。
12分ハーンが放ったミドルは枠外となったが、14分、敵陣でシャカが奪ったボールを素早くラファエルにつないでショート・カウンターに。ラファエルアからパスを受けた左サイドのドミンゲスがクロスを入れると、ファーのクルーゼが頭でこれに合わせる。これが敵GKの逆をついてゴールに突き刺さりグラードバッハが1-0と先制。
グラードバッハはこれで主導権を奪い、ボールを支配しながら緩急をつけた攻撃ができるようになる。ハノーファーは長いボールで裏を狙ってくるがコンパクトな守備で決定的なシーンは作らせない。無用のリスクを取ることなく試合を進めて行く。
ラファエルがエリア内でシュート・モーションに入ったところを引き倒されるシーンもあったが笛は鳴らず、1-0とリードを保ったまま前半を終了。
前半に負傷したノードファイトに代わり、後半からブラウアースを投入。ブラウアースはCBに入りヤンチュケがボランチに。
後半開始早々、カウンターからドリブルで持ち上がったヘアマンからパスを受けたクルーゼが中央で倒され、ゴール正面35メートルあたりでFKを得る。49分、シャカが蹴ったボールは壁に空いた隙間をすり抜けてゴール左隅に決まりグラードバッハが2-0とリードを広げる。時間帯としても効果的な追加点となり流れをグッと引き寄せる。
これでグラードバッハは試合をグリップ。56分には右サイドの角度のないところからクルーゼがFKを蹴る。これをファーのブラウアースが折り返し、ニアのドミンゲスが至近距離からヘディングで押し込もうとするが惜しくもバーに当たる。
70分にはカウンターでラファエルからスルー・パスを受けたハーンが裏に飛び出し、GKをかわしてループで流しこもうとするがボールはゴールを横切りファーに抜ける。ハノーファーにもチャンスはあったものの、自陣はしっかり固めており失点を許さない。
75分、ヘアマンに代えてジョンソンを投入。さらに82分にはラファエルに代えてアザールを投入、試合をクローズしに行く。
89分、敵FWに裏に飛び出されるがシュートはゾマーが阻止、こぼれ球を詰められたがこれもゾマーが身体を張ってセーブしゴール死守する。すると90分、ハーンのスルー・パスを受けて裏に抜けたアザールが、飛び出した敵GKからボールを守りながらクルーゼに戻す。クルーゼはループでGKのいないゴールにボールを流しこみ3-0に。試合はそのまま終了し、グラードバッハが今季4勝目を挙げた。
シュート数10-11、ポゼッション48-52と、必ずしもプレー面で圧倒していた訳ではなかったが、主導権は終始グラードバッハにあり、グラードバッハのチームとしての成熟、意思疎通、戦術理解の浸透を実感させた試合。
ワンタッチでのパス交換は時としてミスも出るが、互いに位置どりや次のプレー選択をしっかり理解し合い、探したり考えたりすることなくボールを動かすことができている。このオートマティズムは少しずつ選手が入れ替わる中でも継続して形成されてきたもので、単なる個人技や偶然ではない。
ヨーロッパ・リーグをにらんでローテーションしながらの起用となっているが、こうしたチーム戦術の高度な共有があるから、選手が少々入れ替わっても継続性のあるプレーができる。ノードファイトの負傷は心配だが、試合内容としては効果的な先制、加点でしっかり流れを引き寄せ、最後にダメ押しを加えてクローズした、今のグラードバッハの強みがしっかり出た試合だった。
また、DFのモビリティの欠如や、テア・シュテゲンの移籍によるGKの展開力の落ち込みを心配したが、ここまで8試合で失点4とリーグ2位の少なさ。この試合でもゾマーのセーブや足許の技術は高いものがあり、このチームで戦える実感はある。
グラードバッハはこれで8試合を消化し4勝4分で勝ち点16。暫定ながら勝ち点20のバイエルンに次いで2位。1試合あたりの勝ち点2.00は立派な数字だ。今週はヨーロッパ・リーグの試合もあるが、試合をこなしながらさらにチームの連動性、オートマティズムを高めて行きたい。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「おそらく我々はもっと早く3-0にしなければならなかったのだが、このゴールまではなかなか簡単ではなかった。一時的に我々は限界だった。もしハノーファーが1点返していたら何が起こっていたか分からない。我々はしっかり守ったし、最初の2得点はどちらも完璧な時間帯に決まって我々に自信を与えてくれた。前半は私の感覚からはポゼッションが少なすぎたが、後半はよくなった」
木曜日の21:05(日本時間金曜日未明4:05)からホームでアポロン・リマソルと戦う。
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ブンデスリーガ
2014年10月19日 01:29
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【Jリーグ第28節】大宮×FC東京
■2014年10月18日(土) 17:00キックオフ
■NACK5スタジアム大宮
インターナショナルをはさんで2週間ぶりのリーグ戦。チケットは争奪戦となったが、何とか確保したバックS指定のチケットを携えて大宮へ。バクスタ中央の一番後ろだが、とはいっても10列目で、高さが足りない感はあるがその分近さは申し分ない。大宮サポに囲まれての観戦だがやむを得まい。昼間はいい天気だったが、日が暮れると涼しいというよりは肌寒い。
東京は前節仙台に負け、14試合負けなしの記録が途切れたばかり。ACLを狙うなら連敗だけは許されない状況で、現況を再点検して新しく巻き直さなければならない。三田、東らが戦列に復帰しており、ここからはもう遮二無二勝ちに行くしかない時期だ。
エドゥが前節警告2回で退場となり今節は出場停止。前線には渡邉を起用した他、インサイド・ハーフには羽生に代えてケガから戻った三田が先発。また、CBにはカニーニがリーグ戦初先発となった。
権田
徳永 カニーニ 森重 太田
三田 高橋 米本
河野
渡邉 武藤
試合は序盤から東京がアグレッシヴにボールを追い、敵陣で試合を進める。5分、三田が中央でミドル・シュートを狙うがGK正面。これがファースト・シュートとなる。
東京はその後も中盤での果敢なプレスから敵ボールを奪い、スピードのある攻撃でアタッキング・サードに侵入するが、敵の守備も集中しており固い。押し込んではいるものの、イージーなミスからボールを失うシーンも少なくなく、なかなかフィニッシュまでは持ち込めない。
一方で、大宮は前線に戦闘能力の高い外国人FWを揃えており、奪われたボールを素早く彼らに預けられると一気にピンチになる。しかし、東京は森重、カニーニを中心にしっかり対応する。強力な敵FWに対し長身のカニーニがしっかり効いていたと思う。
27分、東京のエリア内で森重が敵FWと交錯し倒れこむ。しばらく足を引きずっていたので気になったが大事には至らなかった様子。34分、太田のCKに森重が頭で合わせるがボールが高くコントロールしきれずに枠外。
大宮に攻め込まれる時間帯もあったもののしっかりしのぎ、縦に行く意識もあるが、いかんせん攻撃が単調でアクセントがないために大宮に守られている。大宮の守りが深く、これを崩すだけのアイデアがないので攻め込んでも、ボールを持っても得点の予感がしない時間が続く。
44分、中央で森重が敵FWにファウル、大宮がこれをクイック・リスタート。ボールが静止していないということか、東京の選手が主審に抗議している間にプレーが進み、数が足りない状態で右サイドからクロスを上げられる。これにファーで飛び込まれ、ヘディング・シュートを決められる。
オフサイドにも見えたのか、選手らが激しく主審に抗議するものの認められず、0-1と先制を許す。前半終了間際、ムダな抗議の間にクイック・リスタートを許し、そのために後ろで人数が足りなくなった上、オフサイドのセルフ・ジャッジ(副審が旗を上げたために権田がプレーを止めたという意見もあるようだが未確認。最終判断者である主審の笛が鳴っていないのに旗を見てプレーを止めたのなら明らかな権田のミス)と、隙を突いて決められた自滅というべき失点。結局1点のビハインドを背負ったまま前半を終了した。
後半に入っても、東京が優勢に試合を進めながらも決め手を欠く展開に。東京は中盤で果敢に拾ったボールを前線に当て、三田、河野らが起点になって攻撃を組み立てようとするが、渡邉、武藤には敵のチェックも早く、アイデアを欠き攻め手に変化をつけられないためなかなか分厚い敵の守備網を突破できない。
一方で大宮は前線でタメが作れるのでワン・プレーからチャンスが生まれる。東京の守備も集中しているが、気を抜くと一瞬でやられる怖さがあり、ハイ・テンションな攻防がずっと続いて行く。
59分、河野が自陣エリア近くで敵MFにボールを奪われ、追いかけて守備をしようとしたところで倒してしまう。エリア内だったが敵MFのダイヴの判定となる。PKになってもおかしくないプレーで、胸をなでおろした。
70分、敵ゴール前で武藤がシュートを放つが敵GKがセーブ、さらにこぼれ球から再び武藤が詰めようとするがボールはゴールを横切る。
72分、三田に代えて中島を投入。すると前線にアクセントができ、ボールをダイナミックに動かせるようになる。77分、左サイドでボールを受けた太田がミドルを狙う。強烈なボールが枠に行ったが敵GKがセーブ。
85分には中島のスルー・パスを受けて右サイドの裏に飛び出した武藤がフリーでシュートを放つが、GKを意識したかボールはファーに抜けてしまう。絶好機だったが…。
東京はその後も敵陣でセカンド・ボールを拾っては波状攻撃を仕掛けるが決定打が出ない。アディショナル・タイム、渡邉と競った敵の手にボールが当たったかに見えたがハンドは取ってもらえず。さらに武藤のクロスに渡邉が合わせるシーンもあったがボールは枠外に。
東京は最後まで攻め続けたものの無得点に終わり、0-1で痛い2連敗を喫した。
敵の強力な2トップやその後ろの技術の高い選手に対して、マンマークに近いしっかりした守備を敢行し、彼ら自身には仕事らしい仕事をさせなかったが、前半終了間際に集中力を欠くプレーで失点、これを最後まで取り戻せず苦杯を舐めることとなった。
前半、ゴール・キックを蹴った権田に対し、ボールが静止していないとして主審がやり直しを指示するシーンがあり、権田が「ちゃんと置きましたよ」というアピールのためか、両手でボールをドンと置き、さらにそのボールを「確かに止まってますからね」的バンバンバンと手のひらでに叩いたが、ムダに審判の心証を害する行為であり大人げなかった。
主審の判定にストレスがあったことは想像できるが、森重も敵FWとの交錯について、キャプテンマークをピッチに叩きつけて怒りを表現、主審とやり合うシーンがあり、こうした主審とのコミュニケーションの悪さが、ボールがリリースされているのに判定にこだわってプレーへの対応が遅れた失点シーンの遠因になっていたと思う。
さらには失点の後にも執拗に抗議をしており、これもみっともない行為。判定が覆る訳もなく、今日の選手らは本来の敵ではないものを敵と間違って戦っていたようで残念だった。審判に技量の向上を求めたり、判定についてオープンに議論することは必要で、その部分についてはおそらくリーグの方でも改善の余地はあると思うが、試合の中で個々の判定に執拗に食い下がったり、これ見よがしに異議を唱えることに何か実益があるとは考え難い。
真剣勝負の試合の中でテンションが上がり感情的になること自体は理解はできるが、戦う相手は大宮であり審判ではない。自ら試合を壊したようで残念な失点、残念な結果だった。判定は自然現象と同じで我々にはどうしようもないこと。戦う相手を見誤ったような試合だった。
内容的に見れば、ポゼッションは54-46とそこまで差がついていないが、シュート数15-3、CK6-1と圧倒的に押していながら1点が遠かった。気になったのは、繰り返しになるが攻撃の単調さ。パターンが限られており、敵とすれば抑えどころがはっきりしているので対応しやすかっただろう。
できることなら梶山とか中島とか東のような、アイデアを持ち込んで緩急のリズムを操れる選手を早くから投入したかったが、代えどころがなかった。代えるなら米本だと思ったが、守備面での貢献を考えると動かしにくい。トップが渡邉しかいない状況で、どこにポイントを置いて攻撃を組み立てるかよく考えなければならない。
実際、中島が入ってからの15分は、まあ、終盤でこちらも捨て身の攻撃に出ていたということももちろんあるのだが、ボールの動きに変化が出て可能性を感じさせた。思いきって米本を先発から落としてはどうかと思う。
ボランチが2枚あって、配球役と守備役の分担ができる時なら「猟犬・米本」の価値は高いが、インサイド・ハーフとして攻撃に緩急をつける必要もある今のポジションに果たして米本がベスト・チョイスなのか。好きな選手だし、彼自身もそこが課題だと分かっているので、前に向かおうとする姿勢自体は間違いなく見られるが、今のフォーメーションで米本よりもインサイド・ハーフにハマる選手は他にいるのではないか。
勝ち点は42のまま、順位も6位で変わらないが、5位との勝ち点差は6。ACLもかなり怪しくなった。残り6試合、とにかく全力でやりだけのことをやり、勝ち点を集めて、シーズンの最後に何が起こっているか見てみるしかない。次は水曜日に味スタで広島戦。勝ち点で並んでいる相手であり、是が非でも勝ち点3が必要だ。
評点(評点は
ドイツ式
):
権田(5) 審判へのムダなアピールは見苦しかった。失点の遠因になった。
徳永(4.5) 右サイドを封殺。チャンスらしいチャンスを作らせず。
カニーニ(4) 敵外国人FWとのマッチアップは迫力あり。いい働きをした。
森重(5) 主将が頭に血を昇らせてはダメ。勝手に仮想敵を作ってしまった。
太田(5) 失点は太田のDFラインの上げ損ねも原因。アピールしてる場合じゃない。
高橋(4) アンカーとしてボールを受け、運び、散らした。好調を維持。
三田(4) ポジショニング、守備の意識に成長の跡が。顔つきも精悍に。
米本(4.5) 入れ替わられての後追い多かった。強みを消してしまわぬように。
河野(4) 献身的な運動量で攻撃のスイッチを入れようとしたが…。
渡邉(4.5) 本人のイメージと監督の期待はすりあっているのか。迷いが見える。
武藤(4.5) 自分が何とかするという意識が強すぎか。見守りたい。
===
中島(4) 入った瞬間に流れが変わった。長い時間見てみたい。
交替は中島だけ。代えにくい試合だったかも。
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FC東京
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J1リーグ戦
2014年10月06日 23:33
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【ブンデスリーガ第7節】グラードバッハ×マインツ
■2014年10月5日(日) 17:30キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
月曜日未明というか日曜日深夜0時半のキックオフ。マインツに日本人選手がいるのでスカパーで生中継があり、迷ったがリアル・タイム視聴することにして、10時半頃から2時間ほど仮眠。
グラードバッハは開幕から6戦無敗、3勝3分で勝ち点12を獲得し2位。DFBポカール、ヨーロッパ・リーグでも無敗と好調。マインツもリーグ戦では無敗と簡単な相手ではないが、ホーム・ゲームであり勝ち点3をきちんと確保したい試合。
布陣は木曜日のチューリヒ戦から5人をターン・オーバー。チューリヒに帯同せずケガが心配されたラファエル、クラマーが無事に先発復帰。他にヴェント、ヘアマン、ジョンソンが先発し、ドミンゲス、ノードファイト、ハーン、アザール、エルゴタがベンチとなった。層の厚さを感じさせる。
ゾマー
コープ シュトランツル ヤンチュケ ヴェント
ヘアマン クラマー シャカ ジョンソン
ラファエル クルーゼ
試合はグラードバッハが序盤からボールを支配、引いてブロックを固めるマインツに敢然と戦いを挑む。4分、右サイドから切れこんだヘアマンの戻しのラスト・パスにラファエルが合わせるが敵GKにセーブされる。自陣で守備を組織しスペースを与えないマインツに対し、グラードバッハはワンタッチでボールを出し入れし動きを作り出そうとする。
15分、敵エリア前でラファエル、ヘアマン、ジョンソンとつないだボールがエリア中央のクルーゼに。敵DFも分厚いところだったが、クルーゼは右足でワン・トラップして浮いたボールをそのまま左足でシュート。これが決まってグラードバッハが1-0と先制。まさにゴールにパスするイメージの落ち着いたシュートでリードを得る。
その後もグラードバッハが主導権を握り、縦にボールを当てることで攻撃を起動、裏を狙うが、マインツの守備も我慢強く、29分、クルーゼからの戻しに走りこんだシャカがミドルを放つがGK追加点には結びつかず。
しかし30分、右サイドからの敵のクロスがブロックに入ったコープの腕に当たったとしてPKを献上。これを敵に冷静に決められて1-1の同点に追いつかれる。マインツにチャンスらしいチャンスを作らせず、試合を完全に支配していただけに、悔やまれるPK。リプレイを見てもボールがコープは腕を体側につけようとしており、意図的というには酷なハンドで疑問の残る判定。
41分、右サイドでジョンソンからボールを受けたラファエルが切り返しで敵DFをかわして左足でシュートを放つが枠外に。1-1で前半を終えた。
後半に入ってもグラードバッハがボールを支配。58分にはヘアマンの落としからラファエルがミドル・シュートを放つが敵GK正面にセーブされる。この日は敵GKのポジショニングが絶妙で、シュートがことごとくGKの正面を突いた。
70分、ヘアマンとジョンソンに代えてハーンとアザールを投入、両ウイングを入れ替えて勝ち越しを狙いに行く。76分にはクルーゼの戻しに走りこんだヴェントがミドルを狙うがGKがセーブ、85分にはシャカからのパスを受けたアザールが裏に抜け出しシュートを放つがこれも飛び出した敵GKにセーブされる。
89分にはゴール・ライン際に飛び出したアザールから戻しのパスを受けたラファエルが、GKが飛び出して無人のゴールに流しこもうとするがDFにブロックされる。このこぼれにハーンがさらに詰めるがこれもDFに当たる。絶好機だったが押し込みきれず。
結局グラードバッハは圧倒的にボールを支配しチャンスも作りながら勝ち越し点を決められず、1-1の引き分けに終わった。
自陣にひきこもるマインツを相手に、序盤のうちにしっかり殻をこじ開けてゴールを奪ったが、無用のハンドでPKを献上、追いつかれたもったいない試合。ポゼッション64-36、シュート数18-8と攻めながら、マインツの割りきった守備とGKの好セーブに勝ち点2を失ったと言っていい。
しかし、内容的にはボールを奪ってからフィニッシュまでの手順がすべての選手にしっかり共有されており、ワンタッチで次々とクリティカルなパスがつながって行く攻撃は、ひいき目はあるにせよレベルの高いもの。高度な戦術理解と連動性はファヴレ監督の下で毎季的確な補強を行ってきた成果だ。
今季もヨーロッパ・リーグもあって厚めの補強が行われているが、ハーン、ジョンソン、トラオレ、アザールと獲得した選手いずれもがきちんとチームにピースとしてはまっており、昨季の主力だったヘアマンもローテーションの対象になってレギュラー・ポジションが約束されない状況。いい競争がチームに活力をもたらしていると言っていいだろう。
どちらかといえばカウンターのチームだと思うが、この試合のように引いて守る相手にはポゼッションからボールを縦横に出し入れしてギャップを作り、ワンツーやスルー・パスからゴール前に仕掛ける崩しもできるし、最後にはラファエル、クルーゼらの個人技でも打開できる。
まともな画質で見られたが改めて今季のチームの完成度の高さを認識した。というか、それだけにしっかり勝って欲しい試合だったが…。
これでグラードバッハは7試合を消化して3勝4分の勝ち点13。順位はひとつ落として3位になったが1試合あたりの勝ち点は1.86と依然としてハイ・レートで、公式戦は開幕から12試合負けなし(6勝6分)。インターナショナル・マッチデイを挟んで10月18日の次節ハノーファー戦はアウェイだが、引き分けのあとでありしっかり勝ち点3を得るべき試合。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「我々のパフォーマンスを90分見れば、我々が試合を決めて然るべきであったはずだ。我々は試合を支配し60パーセントを超すポゼッションを得たし序盤から圧倒していた。マインツはPKのあとそれに対してよく耐え、非常にうまく守備をした。我々は後半、2点目を取るためにできることをすべて試みたが、残念ながら結果を出せなかった。終盤には我々の明らかなゴールのチャンスを生かさなければならなかった。この引き分けを受け入れるのは難しいが、今日は非常にいいパフォーマンスを見せることができたし、次の何週間か、ここから積み重ねて行けばよいと思う」
コープは「5メートルの位置から鋭いクロスが手に当たったがまったく意図的ではない」とコメント。まあ、そうだろうな。
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ブンデスリーガ
2014年10月05日 21:01
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【Jリーグ第27節】仙台×FC東京
■2014年10月5日(日) 15:30キックオフ
■ユアテックスタジアム仙台
今季も残り8試合、いよいよ終盤戦だ。仙台は行って行けないこともないが、どういう訳か日曜日開催なので今回は遠征を見送った。台風の接近で東京は激しい雨。仙台もキックオフ前後から降ってきたらしく、自宅スカパー観戦は正解だったかもしれない。
東京は14試合負けなし、ここ2試合はともに4-0と大差で完封しての連勝。アウェイではあるがしっかり勝ち点を積み上げ、優勝はともかくACL圏内を狙いたいところ。ユアスタでは分が悪いし、残留争い渦中のクラブとの対戦はいつでも難しいものだが、今の東京はどんな試合でも冷徹に勝ち点を取れる強さが備わりつつあるはず。
先発は前節と同じだが、ベンチにはアジア大会が終って中島と野澤が復帰。東、加賀らも練習には合流していると伝えられ、シーズン終盤に向けて選手層が充実するのは有難い。
権田
徳永 吉本 森重 太田
羽生 高橋 米本
河野
エドゥ 武藤
序盤は仙台に主導権を握られる。立ち上がり1分に大きな展開からシュートを許し権田がセーブ。サイドのスペースを使われて起点を作られ、前線にボールを供給されて対応が後手に。奪ったボールは収まらず、仙台の早い寄せに落ち着いて前にボールを運べない。東京陣内で仙台の攻撃をしのぐ時間が続くしんどい展開に。
10分を過ぎた頃からようやくパスが回り始め、ある程度時間を使って敵陣に攻め込めるようになる。14分、武藤が左から切れこみ、敵DFを引きつけたところで中央のエドゥにパスするが打ちきれず。18分、左サイドの太田がアーリー・クロスを入れるとファーの武藤がフリーでこれを受けるが、シュートは敵GKにブロックされる。これがファースト・シュートに。
どちらもまずは失点を回避する戦いだが中盤では激しいボールの奪い合いが進行している。東京は粘り強い守備で仙台の攻撃をしのぐが、中盤で自由にボールが持てず、不正確なフィードを蹴らされてボールを失うシーンが頻繁に。前線へのボールはエドゥが収めようとするが厳しくチェックされ、ファウルも取ってもらえずエドゥがイライラしているのが分かる。
前半途中から高橋が最終ラインに落ち、3バックに。守備時には両サイドが落ちて5バックに近い形になる。ボランチのサイドのスペースを使われないようにふたをしたものか。
互いにしっかり隙を見せないように守る我慢比べの神経戦に。32分、河野の落としを拾った米本が左足でミドルを放つが敵GKがキャッチ。仙台の固いブロックを崩すことができずシュートは遠目からのものが中心。結局互いに大きな見せ場を作ることができないままスコアレスで前半を終了する。どこかで流れを変えたい。
後半になると再び高橋をアンカーの位置に戻し4-3-1-2に。しかし東京は中盤を自由に使わせてもらえず、攻撃の組み立てに工夫が見られない。53分、武藤が自陣からドリブルで持ち上がり、敵DFを交わして中央を狙うが、エリア外から放ったシュートは枠外に。さらに59分、CKのこぼれ球を拾った河野がミドルを放つがこれも枠を大きく外す。
74分、左CKに吉本が合わしきれずこぼれたボールを武藤がシュート。GKにセーブされたところを森重が再び狙うが枠外に。
直後の75分、右サイドから中央にパスを送られ、前線のFWがこれを受けてシュート。権田がセーブしたが正面にこぼれたボールを敵FWに押し込まれ失点。0-1と、厳しい時間に先制を許してしまう。
78分、河野と羽生に代えて梶山と渡邉を投入。ところが80分、エドゥが敵MFとの競り合いで警告を受ける。エドゥは77分に敵DFと交錯して倒れたのをシミュレーションと解されたか既に一度警告を受けており、この日二度目の警告となり退場に。
エドゥは前半からポスト時に厳しいチェックを受けているのにファウルを取ってもらえずフラストレーションがたまっていたようだ。このファウルもそれほどひどいものではなかったようにも見えたが、いちいち倒れ方も大げさで、審判に必要以上にアピールするのが悪い印象を与えたか。東京は残り10分、一人足りない状態での戦いを余儀なくされる。
87分、吉本に代えて中島を投入。最後まで同点を狙って戦ったが、攻撃は空回り。仙台の守備を崩すことができず、0-1で試合終了。
仙台は東京のボールの出どころ、受けどころをしっかりケアしており、攻撃の組み立てをやらせてもらえなかった。チャンスは少なく、工夫も精度も今ひとつで内容的にはせいぜい引き分けがちょうどくらい。シュート数は7-11、ポゼッションは48-52と、激しい主導権争いから仙台にしっかり上回られたというべきか。
前線でのコースの限定、中盤でのボール・ホルダーへのアプローチ、最終ラインでの身体を張った守備と、いいときは連動している守備が、素早くワンタッチで左右に振られることや、前線に簡単にボールを出されることで機能不全に陥り、特に中盤でボールを支配しきれなかった。
失点シーンは敵の素早いパス回しで完全に後追いになり、エリア内でフリーで打たれた時点で崩されていた。権田が一度はセーブしたがその後はノー・チャンス。
攻撃も中盤での早い寄せから展開を限定され、エドゥは厳しいチェックにあってポストに苦労した。フラストレーションを募らせたエドゥの退場は余計で、ビハインドを背負った後半残り10分で数の足りない状況を挽回するのはさすがに難しかった。
早い時間に先制できなかったときや、キーマンが抑えられているときの、オルタナティブや打開する工夫の乏しさを実感。攻撃が散発でカウンター頼みであり、前線の3人で得点できる相手ならいいが、しっかりと守備を固めた相手を崩すにはアイデアが絶望的に足りなかった。
これで東京の連続無敗は14でストップ。6位で足踏みとなって5位鳥栖との勝ち点差は5に広がり、上位に食らいついて行くという意味でも大きく遅れを取る痛い敗戦だった。せめて勝ち点1は持って帰りたかった。
とはいえ、まったく負けないというのは無理な相談で、ここでの1敗は1敗として真摯に反省する必要はあるが、必要以上に嘆く必要はない。むしろ連続無敗記録更新中のプレッシャーから解放されるにはちょうど頃合いだったかもしれない。
重要なのはこの敗戦でガクッと気持ちが落ちてしまわないこと。優勝はともかく、ACL圏内はまだ十分可能性があり、そこを狙うためには連敗しないことが何よりもまず優先。ここで落ち込んでいるヒマはない。しっかり踏ん張って次の無敗記録をスタートできるか、今季身につけたはずのタフさが本物かどうかを問われる大事な局面になる。
次節は1週間おいて大宮とのアウェイ連戦。おごることなく、また気落ちすることなく、目の前の試合のひとつひとつにどうやって勝てるか真剣に考えるしかない。残留争い渦中のクラブなど、難しい相手が並ぶが、楽に勝てるクラブなんてもともとないんだし、しっかり対策し、意思を統一して試合に臨みたい。
評点(評点は
ドイツ式
):
権田(4) 失点はやむなしか。難しい天候の中で安定したプレーを見せていたが。
徳永(4.5) 敵への対応はしっかりしていたものの、ポジショニングに苦労した。
吉本(4.5) 身体を張った守備は素晴らしいが、フィードにもう少し精度を。
森重(4) 縦横のボールの出し入れの起点になった。気が効いたプレーはさすが。
太田(4) いいタイミングでの攻め上がりから好クロスを供給したが…。
羽生(4) リンクマンとして中盤の隙間を埋め、ピンチの芽をしっかり摘んだ。
高橋(4.5) 受けたボールは捌いたものの、中盤では余裕を持ってプレーできず。
米本(4.5) 攻撃面で何ができるかもう一度整理し直したい。強みは何だ。
河野(4.5) メリハリをつけようと苦労したが仙台の厚い守備に手を焼いた。
エドゥ(5) 献身的にプレーしていたが…。いったい何試合休みになるんだろう。
武藤(4.5) チャンスはあったが決めきれず。成長を止めるな。
===
梶山(-) 時間短し。見せ場なし。
渡邉(-) 時間短し。ボール収まらず。
中島(-) 時間短し。
エドゥはムダにアクションが大きくアピールが大げさなので、本当に削られている時も信用してもらえず目をつけられているように思う。しっかり踏ん張って見せるなど、日本人の浪花節的心情に配慮したアピールの仕方をだれか教えてやった方がいい。
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J1リーグ戦
2014年10月04日 21:22
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【UEL第2節】チューリヒ×グラードバッハ
■2014年10月2日(木) 21:05キックオフ
■Leitzigrund
ヨーロッパ・リーグのグループ・リーグ第2節。ファヴレ監督にとってはチューリヒは4年間監督を務めた思い出のクラブらしい。アウェイだが、初戦をホームで引き分けているグラードバッハとしては星勘定的にも勝ち点3の欲しい試合。日本時間では金曜日未明4時のキックオフで、スカパーでも中継はなく、さすがに早起きしてネット動画を探すのもアレなので素直に諦めた。
グラードバッハはデムス、ジョンソン、クラマー、ラファエルらがケガなどで帯同せず、週末のパダボーン戦からクラマー、ラファエルの他ヴェント、ヘアマン、トラオレらに代えてコープ、ハーン、アザール、ノードファイト、クルーゼを先発させた。こうやって見ると層厚いな…。
ゾマー
コープ シュトランツル ヤンチュケ ドミンゲス
ハーン ノードファイト シャカ アザール
エルゴタ クルーゼ
試合はグラードバッハが序盤からペースをつかむ。8分、アザールがゴール正面で縦パスを受け、右サイドのクルーゼにラスト・パス。クルーゼがフリーでシュートを放つがわずかにポストの右に。16分にはエルゴタがエリア内から狙うがこれも枠外に。
17分、敵に左サイドから侵入されるがシュートはゾマーがセーブ、こぼれ球に詰められるがこれもゾマーが防ぐ。だが、23分、右サイドで敵FWにフリーでボールが渡ると、対応したコープとハーンが抜かれてエリア内に侵入される。ここから中に送られたボールを中央で簡単に押し込まれ失点。0-1と先制を許す。
しかしグラードバッハもすぐに反撃に出る。25分、左サイドでボールを持ったクルーゼが中央にマイナスのパスを出すと、ここに走りこんだノードファイトがエリア外から、おそらくは25メートルほどあると思われるミドルを直接ゴールに突き刺す。1-1とすぐに追いついたのは大きかった。右足のアウトにかかってドライブする素晴らしいシュート。頑張れ、ノードファイト。
グラードバッハはこの勢いを駆って一気に逆転を狙おうとするが、チューリヒがしっかりと守りを固めてきたためなかなか前線にボールを運べず横パスでチャンスを窺う時間が続く。38分、エルゴタがスルーパスから裏に抜けるがオフサイド。どっちみちシュートは入ってなかったが。何度かチャンスを作ったものの決めきれず、1-1で前半を終えた。
後半に入ってもグラードバッハが主導権を握り攻撃を続ける。47分、クルーゼがエリア内で放ったシュートに対応した敵DFの手にボールが当たるがハンドは取らず。50分、ハーンが右サイドからエリアに侵入、シュートを放つがGKにセーブされる。61分、アザールのFKからのこぼれが右スペースに出てシャカがフリーになるがシュートはGKにセーブされる。
67分、アザールに代えてトラオレを、73分にはハーンに代えてヘアマンを投入し局面を打開しに行く。81分にはエルゴタ、82分にクルーゼがチャンスを迎えるがともにDFにブロックされ得点には結びつかず。割りきって守備を固めるチューリヒに対して最後のところで決めきれないまま試合は終盤へ。
84分、ドミンゲスに代えてヴェントを投入、さらに攻撃的に逆転を狙いに行く。87分にはトラオレのFKが敵DFに当たって裏に飛び、シュトランツルがフリーでヘディング・シュートを放つがGKにセーブされる。結局グラードバッハは最後まで決勝点を挙げることができず、1-1で勝ち点を分け合った。
敵地とはいえグラードバッハの方が主導権を握りシュートも放っていただけに決めきれなかったことは悔やまれる。ビジャレアルとのアウェイ・ゲームを残しており、勝ち点を積み上げておきたい試合だっただけに勝ち点2を逃した感の大きい引き分け。
クラマー、ラファエルらを欠き大胆にターン・オーバーしたが、ノードファイトが目の覚めるような(僕は寝てたけど)ミドルを決めるなど、チャンスを得た選手がしっかり活躍したことは、チーム内の競争がポジティブに作用していること、監督の起用意図が選手にもきちんと共有されていることを示しているものでありいい材料だ。
ヨーロッパ・リーグでは2試合を終えて勝ち点2の3位。次節は10月23日、ホームでアポロン・リマソルと叩く。リマソルはキプロスのクラブで、前回のヨーロッパ・リーグでも対戦した
ラファエルは大腿、クラマーはふくらはぎに違和感あるということで心配だが、日曜日のマインツ戦を乗りきれば翌週はインターナショナル・マッチ・デイでリーグ戦は休み。まずはホームでのマインツ戦でしっかり勝ち点3を得たい。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「非常に重たい試合だったが、我々のパフォーマンス自体は悪くなかった。チューリヒがとてもしっかり守備をしていて、非常にコンパクトだったのでわずかなスペースしか使えなかった。我々は多くのチャンスを作ったが、決定的な可能性は多くなかった。前線では敵の守備を不安定にするためのスピードと正確な動きが欠けており、加えて無用のボールロストもいくつかあった。そんな訳で我々はこの1-1を受け入れなければならない」
マインツ戦はスカパーで生中継があるけど、月曜日未明0時半から。どうしようかな…。
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