フットボール・クレイジー
football crazy
silverboy club
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2015年03月29日 01:20
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【ナビスコカップ第2節】松本×FC東京
■2015年3月28日(土) 17:00キックオフ
■松本平広域公園総合球技場
ナビスコ第2節は松本でのアウェイ。最初は浅間温泉辺りで一泊するつもりでチケットを確保したが、試合が終わってから晩ごはんが食べられる宿がなく、やむなく日帰り遠征に。とはいえ気持ちのいい快晴の土曜日となり、中央道をドライブしてアルウィンに向かった。4時前スタジアムに到着。
メインスタンドに陣取ったが、スタジアムもきれいだし、何より家族連れや年配の客も含めて純粋にフットボールのある週末を楽しもうというポジティブなバイブレーションがスタジアムを包んでおり、そこにいるだけでハッピーになれそうな雰囲気が素晴らしい。フットボールのひとつの形が間違いなくここにあると感じた。
第1節は新潟にホームで逆転勝ちしており、今節も勝ち点3を重ねてしっかりスタートダッシュしたいところ。代表招集で権田、森重、太田、武藤を欠き、さらにU22代表の中島、奈良もいない中でのアウェイ戦だが、東京の戦術ベースを確立するためにはむしろ重要な試合。骨惜しみしない松本相手に厳しい戦いが予想されるが、敵を侮ることなく勝ち点を狙いに行きたい。
GKは榎本が移籍後公式戦初出場。CBはカニーニと吉本の組み合わせ、左SBには丸山を起用。またアンカーには高橋を、インサイド・ハーフには米本と三田を先発させた。東が引き続きトップ起用、前田との2トップとなった。
榎本
徳永 吉本 カニーニ 丸山
三田 高橋 米本
河野
東 前田
試合は序盤から松本の勢いに押しこまれる展開。東京は落ち着いてボールを跳ね返すが、松本は出足が鋭く、ラインを高く保ち窮屈にした中盤でプレスをかけられて、東京はボールを落ち着かせられない。
カニーニ、吉本が人に厳しく行くことで決定的なチャンスは作らせないが、東京も連係が今ひとつで、せっかく前田が身体を張って収めたボールもなかなかつながって行かない。
25分、右サイドに開いた河野からパスを受けた米本が遠目から狙うが枠外に。次第に東京が前線にボールを運ぶシーンも増えるものの、松本の組織的な守備の前にフィニッシュまで持ちこめない。
33分、敵のロング・スローがゴール前で競った東の頭に当たり、これがさらに前田に当たってゴールへ。榎本の反応も及ばず、不幸なオウン・ゴールで0-1と先制を許す。深い位置でのロング・スローにやられた。
東京は39分にも米本がミドル狙うが枠外に。松本のボール・アプローチの速さ、シンプルな戦術を徹底するモラルの高さに競り負けて、主導権を掌握できないまま、リードを許して前半を終えた。
後半に入ると東京が攻勢に。49分、米本のロビングを受けて裏に抜け出した東が左からカット・イン、角度のないところから狙ったがこれはGKにセーブされる。51分には三田からのフィードを受けて河野が抜け出しカウンターとなるが、最後のところで敵DFにクリアされる。
だが56分、東からのボールを三田が落としたところを再び東が拾ってシュート。これが決まり1-1と同点に追いつく。東のトラップはややハンド臭かったがゴールは認められた。東京が後半の早い時間帯に追いついて試合の流れをグッと引き寄せる。
62分、東が中央に送ったボールに高橋が反応、押さえたいいシュートを放つが敵DFにブロックされる。73分、右サイド30メートル強化と思われるFKを東が蹴るが、ファーに飛んだボールには飛びこんだカニーニが詰めきれず。
75分、三田に代えて羽生を投入。さらに80分には前田に代えて石川を投入して逆転を狙いに行く。
さすがに松本も疲労が出たか、中盤で激しくボールを競り合うオープンな展開となり、東京は石川を核にチャンスを作るが押しこみきれず。一方で松本の攻撃には全員が身体を張った守りを見せ、自由にはやらせない。
結局、逆転はならず1-1のドローに。先行されて追いついたものであり、ひとりひとりは十分ハード・ワークできていて、決して悲観するような内容ではないが、追いついてからは流れをつかんでおり、そのまま逆転できるチャンスもあった。アウェイであり勝ち点1を持ち帰れたことは大きいが、勝って然るべき試合だった。
この試合では、三田、東、河野がしっかり動いてボールに絡めており、前田も前線でしっかりボールを収めてくれるのだが、その後の組み立てに苦労した。メンバーが変わったことを考えに入れても、互いの距離感や動き方についてまだ共通理解が足りないように見えるシーンが散見された。
今季公式戦負けなしとはいうものの、公式戦5試合で2勝3分。不幸なというか不用意な失点で相変わらず自ら試合を難しくしている感がある。この試合から学ぶべきことは多いように思う。
ナビスコ・カップは2節を終わったが、どういう訳か東京が首位。来週末はホームでのリーグ戦で湘南と戦うが、8日(水)のナビスコ・カップ第3節は休み。まずは湘南にしっかり勝ちきりたい。
評点(評点は
ドイツ式
):
榎本(3) 的確な反応でゴールを守った。失点シーンはやむなしか。
徳永(3.5) 機を見ての攻め上がりがよかった。試合を引き締めた。
カニーニ(3.5) 対人の強さを発揮。危ういプレーも今日は最小限にとどめた。
吉本(3.5) カニーニとのコンビに正直不安もあったが成長の跡を見せた。
丸山(3) 正確なアーリー・クロスは太田と戦える貴重な武器。よかった。
三田(3.5) しっかり攻撃にも絡んだがパス出しにやや雑な部分も。
高橋(3.5) 落ち着いてボールを捌いた。要所でのボール奪取も効いた。
米本(3.5) 守備はもちろん、積極的なシュートで攻撃にアクセントをつけた。
河野(3) 精力的に動き回りリンクマンとなった。前田との距離感頼む。
東(3) 得点も素晴らしいが、ボールの受け方、収め方が本当に上手い。
前田(3.5) 無茶振りっぽいフィードも黙々と収め続けたのはさすが。
===
羽生(-) 時間短し。
石川(-) 時間短し。石川にボールこぼれるだけで「おっ」と思ってしまう。
サービスエリアに寄り道しながら帰ったら11時。我ながらよく頑張った。
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FC東京
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ナビスコカップ/ルヴァンカップ
2015年03月24日 00:32
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【ブンデスリーガ第26節】バイエルン×グラードバッハ
■2015年3月22日(日) 17:30キックオフ
■Allianz-Arena (Munchen)
バイエルンとの一騎打ち。首位と3位とはいえ勝ち点差は20あり、上位対決というにはややこそばい感もあるが、上位、特にチャンピオンズ・リーグを目指すのならここで何とか勝ち点を持ち帰りたいところ。
日曜日の夕方、日本時間では月曜日の未明1時半のキックオフということで、生中継はあったものの、翌日の仕事が早いこともあってリアル・タイム視聴は諦めて録画した。ヨーロッパ・リーグが終わったのだから土曜日の試合を増やしてくれてもよさそうなものだが、こういう時間帯は本当に困る。
グラードバッハは前節から2人のターン・オーバー。左SHにはアザールに代わってジョンソンが先発、クルーゼに代わってハーンがトップで先発。
ゾマー
ヤンチュケ シュトランツル ドミンゲス ヴェント
ヘアマン クラマー シャカ ジョンソン
ラファエル ハーン
試合は序盤からバイエルンがボールを支配、グラードバッハ陣内でのハーフ・コート・ゲームとなる。既に最初の5分で2本の枠内シュートを打たれるなど、かなり押しこまれた内容になるが、守備がしっかり集中できており、その後は徐々に落ち着きを取り戻してバイエルンの攻撃をしっかり受け止める流れに。
グラードバッハは割りきって自陣深くにブロックを形成、最後のところをしっかり跳ね返す形で得点は許さず。クリティカルなシュートを浴びるシーンは減ってくる。一方で、ボールを奪ってもスタートの位置が低いためなかなか前につなげず、ハーフウェイ・ラインの辺りで止められてボールを奪い返されるシーンが多い。
だが、それまでシュートも打てていなかったグラードバッハが30分、逆襲に転じる。ヤンチュケから右サイドの裏に出されたロビングのボールをヘアマンが収め、中央へマイナスのラスト・パス、これにラファエルがダイレクトで合わせると、シュートは低い軌道で敵GKを急襲。GKがこれを後逸してボールがゴールに転がりこみ、グラードバッハが1-0とリードを奪う。
このシーン、敵GKはおそらくこれがこの日初めてのボール・タッチだったと思うが、いったん確保したはずのボールを後ろに逸らしたことは間違いない。ボールがなかなかこないので調子が狂ったのかもしれない。一方でラファエルのシュートがスピード、軌道ともに質の高いものであったこともまた事実。ラファエルのシュートを評価したい。
結局1-0のまま前半を終了。グラードバッハの守備のゲームと言っていい内容だが、見ていて退屈はしないしむしろリズムを作りつつあるのはグラードバッハの方であるようにも思える。
後半に入ると中盤にスペースができ、グラードバッハが敵陣に攻め上がる回数が増える。時間の経過とともにバイエルンは「こんなはずじゃない」「何かおかしい」と思っているはずで、そこをしっかり突いて行きたいところ。
ボールそのものは引き続きバイエルンが支配しているものの、グラードバッハの集中した守備の前に攻め手がなく、動きも止まって足許から足許にボールが回るだけなので怖さはあまり感じない。引っかけたボールを前に運べる機会は明らかに増えている。
グラードバッハはバイタル・エリアの手前で徹底してボールを跳ね返し、シュートを打たれてもゾマーがしっかりセーブするので、中継のアナウンサーが言っていた通り「グラードバッハの守備のリズム」であった。この傾向は時間とともにはっきりしてくる。
70分、右サイドをカウンターで上がったハーンが自ら狙うが敵GKがセーブ、こぼれ球にも詰められず。72分、ハーンに代えてクルーゼを投入。
77分、今度はクラマーが再びカウンターで疾走、敵DFとGKを引きつけてから並走したラファエルにラスト・パス。これをラファエルが再びダイレクトでシュートするとボールは敵GKの手を弾いてゴールへ。グラードバッハが1点を追加し2-0とリードを広げる。
81分、ラファエルに代えてアザールを投入。相変わらずボールはバイエルンが支配するものの、明らかに攻め手を見出せず動きの止まったところで、グラードバッハがボールを奪ってカウンターを仕掛けるという流れになる。試合は完全にグラードバッハのペースに。
89分にはヘアマンに代えてノードファイトを投入。結局グラードバッハが2-0とバイエルンに完勝した。
ポゼッションは32-68、シュートは4-16と圧倒的にボールを持たれながらも、戦略的で集中した守備でゴールを割らせず、少ないチャンスを確実に決めて勝利したことは高く評価すべきだろう。
戦術をより明確にし、それを選手の間で完全に共有し、そしてそれを最後まで集中を欠くことなくやりきったという意味で、この試合はグラードバッハのゲームであったし、勝利は妥当なものであった。言ってしまえば「ドン引きでカウンター」なのだが、非常に質の高いドン引きを意図して貫徹したことが重要。
やるべきごとが時間の経過とともにはっきりしてくるグラードバッハとは逆に、バイエルンは終盤になればなるほどどうやって局面を打開するのかが分からなくなっていたように見えた。少なくとも単なるラッキーな勝利ではない。
このアウェイでの勝ち点3は大きい。グラードバッハは勝ち点を47(1試合あたり1.81)に伸ばして3位をキープ。4位のレバークーゼンとは勝ち点差2の厳しい争いだが、5位のシャルケとは勝ち点差8、逆に2位のヴォルフスブルクとは勝ち点差7と悪くないところまで成績を上げてきた。
アウェイでホフェンハイムと戦い、DFBポカールでビーレフェルド(A)と戦った後は、BVB(H)、フランクフルト(A)、ヴォルフスブルク(H)と、シーズン前半3連敗を喫した相手とのシリーズとなる。この3連戦で勝ち点5以上を確保できればチャンピオンズ・リーグは十分見えてくるし、7以上取れれば2位も狙える。
インターナショナルで2週間のインターバルとなるが、今の勢いを落とさないようにシーズン終盤に入って行きたい。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「我々は非常によく戦った。こんなにしっかり守れたということが重要。バイエルンは最初の20分、素晴らしいプレーをしていた。この局面は我々にとってほとんどボールを持てず非常に困難だった。そこで、我々は少しばかりラッキーなゴールを決めることができた。後半は非常によくなった。我々はフットボールができたし、うまいやり方を見つけることができた。この勝利は本当に嬉しい。しかしこれもただの1試合、勝ち点3であり、既に終わったことだ」
朝起きてiPhoneでkickerのサイトを見た時の喜び。正直スコアレス・ドロー上等と思っていただけに、思わず目を疑った。この勝利はプライド、モラルを考えた時にも極めて重要なもの。こんなことなら仕事なんか気にしないで夜中に起きて見ていればよかった。
一方で、ドイツ代表は3月25日にオーストラリア代表と親善試合を、29日にはジョージア代表とヨーロッパ・カップの予選を戦う。グラードバッハからはクラマーとクルーゼが呼ばれているが、ヘアマン、ハーンあたりも呼んで欲しい。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2015年03月23日 00:39
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【Jリーグ第3節】神戸×FC東京
■2015年3月22日(日) 17:00キックオフ
■ノエビアスタジアム神戸
関西は一応遠征を検討する対象なのだが、日曜日の夕方からの試合ということで遠征は諦め、自宅スカパー観戦にしていたところ、所用で生放送が見られなくなり、結局帰宅後の9時過ぎから時差視聴することになった。
東京は水曜日にナビスコカップで今季公式戦初勝利を挙げたばかりだが、リーグ戦では未勝利であり、2ステージの短期決戦を考えればアウェイとはいえ勝ち点3をしっかりもぎ取りたい試合。
ナビスコカップの新潟戦からはターン・オーバーを実施、最終ラインではカニーニと太田が先発に復帰、アンカーには梶山、インサイド・ハーフには米本と羽生が先発した。またトップ下には河野が先発、東が武藤とともに2トップを組んだようだ。前田はベンチ。東のトップというのもアレだが、今季はいい動きを見せており、気の利いた働きを期待。
権田
徳永 カニーニ 森重 太田
羽生 梶山 米本
河野
東 武藤
立ち上がりの1分、米本がミドルを狙うが枠外。今日はファースト・シュートが早い。この時間にまず一発打っておくことで、シュートをしっかり狙って行くという意思表示になったと思う。
その後は互いに主導権を争う激しい戦いに。中盤でボールを奪い合っては攻撃を仕掛けるが、東京は前線からしっかりとプレスをかけられており、高い位置でボールを奪えている。一方の神戸はボールを少ないタッチでしっかりつないで来るが、ゴール前では集中した守備でこれに対応、得点を許さない。
11分、自陣からのフィードを武藤が落とし、走りこんだ河野がシュートを放つがボールはGK正面に。逆に17分、敵FWがドリブルからシュートを放つがボールは左ポストをヒット。シュート・コースが空いており危なかったがポストに救われた。
20分、右サイドでボールを拾った東がドリブルで持ち上がり、そのまま中に切れこんでシュートを放ったが、ミートしきれなかったかボールは枠外に。27分には太田のCKがファーにこぼれたところに梶山が詰めたが押しこめず。必ずしもポゼッションは取れていないが効果的にチャンスを作る。
すると33分、太田のCKに森重が頭で合わせてゴール。東京が1-0と先制する。森重はフリーで、ボールを戻す方向にコントロールしたヘディング・シュートを放った。
41分、エリア内でボールを受けた敵FWに対し権田が飛び出したところ、権田がボールをかき出そうと伸ばした手が敵FWを引っかけたとしてファウルの判定。リプレイを見たが権田の手はまったく敵FWに触れておらず誤審だと思うが、抗議にも判定は覆らずPKとなる。一説には敵FWも手がかかったことを否定していたらしいが…。
43分、この敵PKを権田がセーブ。これは大きなプレーだった。これで流れができたと思う。結局1-0で前半を終了。
後半になっても、神戸がボールを持つが東京が固い守りで決定的なチャンスを作らせない展開は変わらず。52分には敵FWに右サイドから裏に抜けられシュートを浴びるがこれも権田がセーブ。権田が当たっている。
58分、権田がカットしたボールを左サイドで受けた武藤が切れこんでシュートを狙うがやや強引で枠に行かず。
68分、右サイドで梶山からのパスを受けた武藤がターンで相手DFを振り切り、さらに寄せてきたDFも切り返しでかわしてゴールに突進、GKを見てシュートをファーに決めた。東京が2-0とリードを広げる。武藤は今季3点目。
東京はこのタイミングで羽生に代えて高橋を投入、高橋と梶山がダブル・ボランチとなり、右に米本、左に東という4-4-2にシステムを変更。さらに73分、河野を下げて石川を投入、石川と武藤の2トップになる。東京は守りを固め、クリティカルなエリアでは割りきった守備も見せながら、手堅くゴールを守る。
この時間帯は神戸が反撃を仕掛けるが、東京は前線からも積極的にプレスをかけて攻撃を遅らせる対応がしっかりできており、危なげのない戦いぶり。アディショナル・タイムには梶山を下げて三田を投入、米本をボランチにスライドして三田が右SHになったと思うが、ほどなく試合は終了。東京が2-0とリーグ戦今季初勝利を挙げた。
この試合もセットプレーと武藤の個人技での2得点であり、組織的な攻撃ができたかどうかは相変わらず微妙なところではあったが、チャンスにしっかり決めきり、固い守備で敵に得点を与えず勝ち点3を手にしたことは大きく、高く評価したい。
特に引き分けが2つ続いた後のシーズン初勝利であり、戦績としても価値のある勝ち点3である。ナビスコの新潟戦に続いて結果を出すことでいろんなことがプラスに動き始めるきっかけにできる。形はどうであれしっかり得点を決めて勝利したことから、リズムを作って行きたいところだ。
シュート数は8-15、CK5-9、ポゼッション36-64と数字的には明らかに神戸優位で、実際終盤はかなり押しこまれたが、見ている限りでは破綻なく最後まで集中した守備ができており、むしろ試合の主導権は最後まで手放さなかったと言うべきだろう。チャンスは明らかに増え、シュートの意識も高まっていたと思う。
東京はこれで3節を終えて1勝2分、勝ち点5で4位に浮上。まだ順位を云々する時期ではないが勝ち点はしっかり積み上げて行かなければならない。公式戦2連勝の好調さを維持しながら問題点を修正して行きたい。
評点(評点は
ドイツ式
):
権田(2) 今日もファイン・セーブを連発。PKストップで流れを呼びこんだ。
徳永(4) ベーシックな動きは固かったが、敵FWに振りきられる場面も。
カニーニ(3.5) 対人に強いが時折軽いプレーあり怖い。
森重(3) 読みのいい守備で神戸を完封。得点はヘディング精度の高さを見せた。
太田(3.5) 正確なCKで先制点をアシスト。足の具合は大丈夫なのか。
米本(3) 奪う守備、寄せる守備の両方ができていた。
梶山(3.5) 変態パスは少なかったが、守備要員として奮闘する姿がよかった。
羽生(3.5) 今日もまたスペースを埋め、最も嫌がられるプレーをやり続けた。
河野(3.5) 神戸のプレスが甘いのか、しっかりとボールに触れた。
東(3.5) 好調さを維持。ポイントとなるシーンには必ずいるのがすごい。
武藤(2.5) 何度もボールを受けては仕掛けた。得点はもう何も言えない。
===
高橋(3.5) ボランチとして手堅く敵をつぶし続けた。
石川(-) 時間短かったが求められた役割は十分果たした。
三田(-) 時間短し。
次の週末はナビスコカップ松本戦。その次がリーグで甲府との一戦。
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FC東京
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J1リーグ戦
2015年03月18日 23:59
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【ナビスコカップ第1節】FC東京×新潟
■2015年3月18日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム
今季のナビスコカップ初戦はホームで新潟と。リーグ戦2試合を消化して未勝利の東京としては何としてもここで今季初勝利を挙げリズムに乗りたいところ。仕事を何とか切り上げて電車に飛び乗り味スタに向かった。部下たちよ、すまん。
スタジアムに着いたのはちょうど7時ごろ。いつものバックスタンド上層に登ったところでキックオフ。ギリで間に合った。気温は10度以上あり、ビジネス・スーツにインナーを外したコートでも寒くはない。夜から雨の予報もあったが結局家に帰り着くまで降らなかった。
東京はターン・オーバーを実施。CBにはカニーニに代わって吉本が入り森重とコンビを組んだ。また左SBには太田に代わって丸山が先発、太田はベンチにも入らなかった。
さらにアンカーには梶山に代わって高橋が先発、インサイド・ハーフも右に三田、左に東と中盤は総替えで羽生はベンチ、梶山、米本はベンチ外。前線も林を1トップに、右に石川、左に武藤という布陣で、河野、前田はベンチ・スタートに。
グラードバッハでファヴレ監督の試合ごとのターン・オーバーを見慣れている目には違和感ないが、カップ戦というだけでなく、中3日というコンディションも考えての入れ替えだろう。競争を促しモラルを維持する意味でも合理的だと思う。
権田
徳永 吉本 森重 丸山
三田 高橋 東
石川 林 武藤
試合はいきなり動く。2分、東京の左サイドからフリーでクロスを流しこまれる。ニアでは合わなかったが、ファーで待っていた敵MFにきれいに合わされゴール。東京はいきなり0-1とビハインドを背負ってしまう。
それぞれの役割が整理される前に隙を突かれて失点した形だが、立ち上がり集中が足りなかったということ。丸山が他の選手の対応に回り、東がカバーしきれず、左サイドにスペースを作ってしまった。また、シュートを放った敵MFもファーでフリーだった。
リードを奪った新潟が余裕を持って試合を進めるのに対し、東京は前に急ごうとするがなかなか中盤でボールが収まらない。新潟のプレッシングが効果的で、起点を作る前につぶされる。特に三田が機能しない。
11分、東のスルーパスから石川が左サイド裏に抜け出しシュートを放ったがボールはファーに流れ枠外に。さらに12分、林からのパスを受けた石川がカウンターで右サイドを駆け上がりシュートを放ったがこれは敵GKがセーブ。立て続けに石川のシュートが出て盛り上がるが得点に至らず。
その後は、しっかりパスをつないで押し上げる新潟に対し、自陣に押しこまれる時間が続く。奪いに行ってはいなされ、一対一でも勝てていない。奪ったボールも中盤でことごとくつぶされてなかなか前に運べない。
前半途中から布陣を変更。石川をトップ下に置き、右に林、左に武藤の2トップになるが、相変わらずつなぎをつぶされチャンスの芽が出ない。林はボールを受けてもキープできず、武藤も厳しいマークを受けて前を向けない。苦しい時間帯が続く。結局、ここをしのいだことはひとつのポイントなった。
32分、東のパスを受けた林がシュートを放つが枠外。相手ゴール前で競り合いになるシーンもあったが追いつけないまま0-1で前半を終える。
後半に入っても新潟に中盤を制圧され、ボールを支配される苦しい展開が続く。63分、三田に代えて羽生を投入。羽生、高橋がダブル・ボランチとなり、左に東、右に石川という4-4-2に布陣を変更。羽生がクリティカルなエリアを的確に消し、ボール・ホルダーにしっかりアプローチできるようになると少しずつ流れがよくなってくる。
直後の65分、徳永からのパスを受けた石川が、右サイドからドリブルで中央に切れこむと、タイミングを計って左足でシュート。GKの動きの逆を突いてゴールとなり、東京が1-1と同点に追いつく。
73分にも林の落としを受けた石川が強烈なシュートを放つがこれはGKがセーブ。だが、76分、パスを受けようとした林がエリア内で後ろからのプッシングで倒れるとファウルの判定。敵DFは執拗に抗議していたが、明らかに後ろから人に当たっているように見えた。
78分、このPKを林が自ら蹴りゴール。東京が2-1と逆転に成功する。こうなると流れは東京に。86分、林に代えて前田を投入。林は抱えられるようにして退場しておりケガの様子。心配だ。
その後、新潟にシュートを放たれる場面もあったものの手堅く守りきり、結局東京が2-1と逆転で今季初勝利を飾った。
新潟の動きのあるパスワークに対して、東京は足許へのパス付けが多く、攻撃に移るための効果的なポゼッションになっていない。前線に起点が作れず、可能性の低いロングボールを蹴るだけのシーンが散見された。たまにいい位置でパスカットできるとチャンスになるが、それも偶発的、散発的で、どうやって点を取って勝つかという意図がまったく見えない。
石川をトップ下に置くのもよく分からなかった。後半、石川をサイドに置き直して得点に結びついたことが石川の使い方を示しているように思う。厳しく言えば攻撃無策、成り行き任せ、個人技頼みで、得点から逆算した戦略的な連係が窺えない。
ドン引きでロング・ボールのカウンター一発ならそれはそれで、どこで奪うのかをきちんと共有し、前線でボールを収める錬度をもっと上げなければならないがそれもはっきりしない。「シュート打て」コールもあったが、結局ラッキー・パンチ的なミドルに期待するしかないということか。
今日はメンバーが入れ替わっていたからということもあるのかもしれないが、意図を共有して、いちいち意識しなくても人とボールが連動して攻撃が組み立てられて行くオートマティズムが今季はまだ全然機能していないように感じる。タッチ数が多くボールを持ってから考えているように思えるし、その間に囲まれてボールを奪われることも多かった。
2015年型の東京はまだまだ試行錯誤の段階だと感じたが、試行錯誤に使える時間はもうそれほど残っていない。
しかし、それだけにこの勝利の持つ意味は大きかった。まずは内容はともかくとして結果を積み重ね、いい流れ、リズムを作った上で、余裕のある中で課題の洗い出し、つぶしこみをやる必要がある。今日の試合は、石川の個人技、PKと、必ずしも戦術が奏功しての勝利ではないが、勝ったことそのものに意味があるということだろう。
今日の出場選手の中ではやはり石川が素晴らしかった。切れこんでから踏ん張っての逆サイドへのシュートには、2008年の絶好調時の切れを感じてひそかに涙した。出場機会をつかんでしっかりアピールしたところに石川の意地を見た。得点以外にも裏への飛び出しや仕掛けも積極的で、味スタまで足を運んだ値打ちがあった。
ナビスコのグループ・リーグは6試合。初戦できちんと勝てたのは大きいし、ターン・オーバーした中で、出場機会を得た選手が結果を出したことも、リーグ戦を展望する中でいい材料。内容的には満足できないが、結果を出したことをまずは高く評価したい。ここからだ。
評点(評点は
ドイツ式
):
権田(3) 今日も敵のクリティカルなシュートをセーブ。失点が悔やまれる。
徳永(4) バタバタするシーンもあったが失点以降は何とか守りきった。
吉本(4) 全消しスライディングは見られなかったがまずは無難な出来。
森重(4) 失点後は締めたが前線へのフィードがやや大雑把に。
丸山(4) 自信を持ってやりきったが、もう一段の積極性があってよい。
高橋(4) ボールには触ったが中央を封じられ決定的な働きはできず。
三田(5) 消されて動けず。思いきり以上の付加価値がそろそろ必要。
東(3.5) 攻守に奮闘。常に決定機に絡むコミットメントの高さはチーム随一。
石川(3) 得点に涙したサポ多数。今日はいいものを見せてもらった。
武藤(4) 厳しいマークに遭い前を向けず。ここを突破しなければ次がない。
林(4) 得点はよかったが、一対一でほぼ勝てず、キープして奪われた。
===
羽生(3.5) 気の利いた動きで積極的にボールを受けてリズムを作った。
前田(-) 時間短し。
次の試合は日曜日の夜、アウェイで神戸とのリーグ戦である。今日の勝利を呼び水で、リーグ戦今季初勝利を飾りたい。
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FC東京
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ナビスコカップ/ルヴァンカップ
2015年03月16日 22:22
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【ブンデスリーガ第25節】グラードバッハ×ハノーファー
■2015年3月15日(日) 17:30キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
ハノーファーに日本人選手が2人も所属しているおかげでスカパーで生中継。11時頃から一回寝て、夜中の1時半に起き、試合を見て3時半にもう一回寝た。今日は仕事キツかった…。
グラードバッハはシーズン後半ここまで7試合で4勝1敗2分と悪くない成績だが、アウェイでは1勝のみで前節も2点差を追いつかれての引き分け。アウェイで勝てないとホームで何としても勝たなければならなくなり厳しい。
この後、バイエルンやBVBとの対戦が控えていることを考えても、勝ち点3をしっかり積み上げなければならない試合だが、そういう試合は得てして思い通りに運ばないもの。侮る訳に行かない相手で神経質な戦いになることが予想される。既に土曜日にはレバークーゼンが勝って暫定では4位に落ちており、その意味でも勝利が必要。
グラードバッハは例によって3人をターン・オーバー。感染症のコープに代えてヤンチュケが右SBにスライド、中央にはドミンゲスが背中の痛みから復帰した。また、両翼にはトラオレとジョンソンに代わって右にアザール、左にヘアマンが先発。
ゾマー
ヤンチュケ シュトランツル ドミンゲス ヴェント
アザール クラマー シャカ ヘアマン
ラファエル クルーゼ
試合は序盤からスピード感のある立ち上がり。グラードバッハは少ないタッチで素早くパスをつなぎ前線にボールを運ぼうとするが、ハノーファーも果敢に前線からプレスをかけ、自由に組み立てさせてくれない。
しかしそれも最初だけで、徐々にグラードバッハがしっかりとボールを保持してハノーファー陣内で試合を進める時間が長くなる。6分、シャカからのスルーパスにアザールが抜け出すがオフサイドの判定。スローを見るとアザールはオンサイドのように見えたが。どっちにしてもゴールは入ってない。10分、ラファエルからのパスを受けたシャカが例によって強烈なミドルを放つがわずかに枠外。
その後はグラードバッハがほぼ一方的にボールを支配、自陣を固めるハノーファーを相手にボールを縦横に出し入れしてギャップを作ろうとする。ワンタッチ、ツータッチのパスが中心になるのでズレて奪われることもあるが、中盤ではしっかりボールを刈って攻撃の糸口を与えない。
グラードバッハはシュートまで行けるものの、わずかに枠を外れたりGKの正面を突いたりで得点に至らない。30分には左サイドのシャカからパスを受けたクルーゼがシュートを放つがGKがセーブ、32分左から切れこんだラファエルのシュートは枠外とゴールは決まらず。
こういうときは逆にワン・チャンスでやられたりもするものだが、この日のグラードバッハは危なげなく、43分、左サイドのクルーゼからのボールを右サイドで受けたアザールがゴール前に鋭いクロスを送ると、ファーに飛びこんだヘアマンがこれを押しこみゴール。グラードバッハが前半終了近くのいい時間帯に1-0と先制する。後ろから飛び出したヘアマンには、ハノーファーは誰もつけていなかった。
後半に入るとやや前に出てくるハノーファーにチャンスも作られるが、これを耐えてグラードバッハが再び攻勢に。67分には右サイドのアザールからのクロスにゴール正面に飛びこんだヘアマンが合わせるがGK正面に。
75分、ラファエル、アザールとつないだボールが左サイドに張ったクルーゼへ。クルーゼが中央へ流しこんだボールに、中央でヘアマンが難なく合わせゴール。ヘアマンのドッペルパックでグラードバッハが2-0とリードを広げる。この時もハノーファーはヘアマンを捕まえられず。
グラードバッハは80分、アザールに代えてジョンソン、84分、クルーゼに代えてハーン、さらには88分、ヘアマンに代えてトラオレを投入、危なげなく試合をクローズし、2-0でハノーファーに完勝した。
この試合、少ないタッチで素早くパスを回しながら押し上げるといういいときの攻撃ができており、久しぶりに痛快なグラードバッハのフットボールを見た思い。ハノーファーがあまりにルーズで好きにさせてくれた感もあったものの、ボールを持たされてもしっかりと敵を崩して流れから2点を奪ったのは評価できる。
シュート数は23-7、ポゼッションは62-38、一対一の競り合いは57-43と、すべてにおいてグラードバッハがハノーファーを圧倒した試合で、中一週間の好コンディションもあってか動きの軽快さが目についた。
シーズン後半は結果は出ているものの内容は今ひとつ、ヨーロッパ・リーグも敗退して、正直あまりいいイメージは持てていなかったが、夜中に起き出して眠い目をこすりながら見る価値のある試合だった。特にヘアマンの2得点は嬉しい。
グラードバッハはこれでリーグ戦5試合負けなし、勝ち点を44(1試合あたり1.76)に伸ばし3位をキープ。シーズン後半は8試合を終えて5勝1敗2分の勝ち点17(1試合あたり2.13)と数字だけ見れば絶好調。3位にいるのにふさわしい戦績。
しかし、この先はバイエルン、ホフェンハイムとアウェイでの2連戦となり、英国週間のDFBポカールでのビーレフェルド戦(A)を挟んでBVB(H)、フランクフルト(A)と、5試合中4試合がアウェイという厳しい日程が待っている。ここをどう乗り越えるか、とりわけこの週末のバイエルン戦で勝ち点をしっかり持ち帰れるかが大きな勝負になる。
そろそろチャンピオンズ・リーグが現実的な目標として見えてきている。リーグ戦残り9試合、厳しい相手が残っているが勝ちきるしかないぞ。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「ハノーファーが自陣深くに構えていたので我々は試合をコントロールできた。我々は規律があり、インテリジェントで、高いスピードで試合を進めることができたので、高いボポゼッションがあり、同時にカウンターで走ることはなかった。効率だけが足りなかったが、パトリック・ヘアマンの1-0のシーンは非常にいいタイミングだったし、彼は正しい瞬間にペナルティ・エリアに走りこんだ。この時間帯にリードを奪えたのは非常に妥当なことだった。全体としていい試合ができたが、攻撃ではもっとしっかり結果を出さなければならなかった。我々にはしっかり生かさなければならない7つか8つのチャンスがあった」
勝ったので饒舌である。
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ブンデスリーガ
2015年03月14日 23:01
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【Jリーグ第2節】FC東京×横浜
■2015年3月14日(土) 14:00キックオフ
■味の素スタジアム
今年も味スタに通う季節がやってきた。3月とはいえまだまだ寒く、ダウンを着こんで味スタへ。「武藤効果」もあってかスタジアムはにぎわっている。いつものようにバック上層に席を確保、ファンブック、昨シーズンのレビューDVDを確保した。
ホーム開幕戦ということで、試合前には大原櫻子が出てきて2曲歌ったがうまかった。毎試合誰か来て歌うくらいのことがあってもいい。あと、昨日就任会見をしたばかりのハリルホジッチ代表監督が視察に訪れた。
東京は前節、アウェイでの開幕戦で大阪と引き分け。この勝ち点1を生かすためには今日の試合で何としても勝たなければならない。ホームでしっかり白星発進したいところ。太田は足の状態が懸念されたが先発、前節と同じ布陣となった。
権田
徳永 カニーニ 森重 太田
羽生 梶山 米本
河野
前田 武藤
試合は慎重な立ち上がり。前節ホームで負けている横浜もまずはしっかりした守備から入る戦術か、序盤は東京がボールを持ち、敵陣を中心に攻撃を組み立てるが、中央を固めてくる横浜の守備にフィニッシュまで持ちこめない。
20分を過ぎた頃から横浜も前に出始め、中盤で主導権を争う持久戦、神経戦になる。30分、前田からボールを受けた米本がドリブルで左寄りから敵陣エリアに持ちこむがシュートできず、スイッチした武藤が置き直してシュートしたボールはゴールを横切ってファーに逃げてしまう。これが東京のファースト・シュート。
その後も互いにボールを動かしながらチャンスを窺うが、東京は攻撃に手数を要し、アタッキング・サードを固める横浜の守備の前に崩すアイデアがなく、ボールを支配しながらもシュートが打てない。一方の横浜はボールを持ってからの展開にミスが多い上、シュートも枠に収めきれず、大きな脅威は感じられない。
互いにリスク・テイクをためらい、決め手を欠くままスコアレスで前半を終了。東京はわずかにシュート1本に終わる。
後半開始早々の52分、太田のCKに武藤が中央でヘディングしたがボールはバーを直撃、頭を抱える。今日一番の得点機だったが決めきれなかった。
その後54分、55分と立て続けにゴール前至近距離から鋭いシュートを放たれるが権田が右に、左にとセーブ。2点は取られていてもおかしくないシーンで、権田のリフレクションに救われた。一対一の対応能力では権田は間違いなく日本でトップ・レベルだと思う。ここもこの試合のポイントだった。
57分、河野に代えて東を投入、東はそのままトップ下に入ったように見えた。これで攻撃に流動性が生まれ、ボールがしっかり動かせるようになって羽生、米本が生かした攻撃ができるようになるが、パスを引っかけられてのカウンターも増える。18分には東京ゴール前で密集となるが何とかしのぎきる。
66分、羽生に代えて今季初出場となる高橋を投入。高橋は梶山とともにダブル・ボランチとなり、右に米本、左に東を配した4-4-2にシステムを変更する。東京は先制を狙いに行くが、疲れも出始めたか帰陣の遅れも目立ち、試合は徐々にオープンに。無得点の時間が長くなり胃にも心臓にも優しくない試合に。
東京は、東をアクセントに、梶山、高橋が積極的に攻撃に絡む形で押し上げを狙うが、中央をしっかり固める横浜に対してサイドからのボールに頼りがちになり、手前でクロスをカットされるシーンが多くなる。
89分、太田に代えて丸山を投入、最後は立て続けにCKを得てスタンドも盛り上がったが決めることはできず、結局ホーム開幕戦はスコアレス・ドローに終わった。
ポゼッションは56-44、CK11-5とボールを支配して押しこんだが、横浜の守備に阻まれシュートは武藤の2本のみ。これでは得点を期待する方がムリというものだ。中央を固められて河野を消され、武藤はサイドでボールを持っても厳しいマークに遭う上、太田は的確に左足を切られてクロスを入れきれず、前田が一人で踏ん張ってもその先が続かない状態だった。
こうした状況を打開するだけのポケットというか引き出しがまったくなく、単調な攻撃を繰り返しては壁に当たる繰り返し。どうやって得点するのか、どうやって試合に勝つのかという「基本型」がまったく見えない上に、臨機応変のアイデアもないので、前節のような個人技がなければ得点の糸口がつかめない。
昨季の一時期は、早い時間帯からハイ・プレスをかけ、奪ったボールを早い切り替えから一気に前線に運んでショート・カウンターで先制、その後はリスクをマネージしながら試合を終わらせるという「型」ができつつあり、そこからのバリエーションで無敗を続けたが、そうしたテンポのいい攻撃は影をひそめてしまった。
ボールを持った時の切り替えが致命的に遅く、タッチ数も多いために必然的に遅攻になるが、引いた相手を崩すだけの駆け引きや工夫がなく、縦にくさびが入らないのでむなしいクロスやボール・ロストが増えるばかり。たまに梶山、羽生あたりからハッとするような縦パスが入る局面もあるが共有できておらずその先が続かない。敵にすればおそらくまったく怖くないポゼッションだろう。持つだけのポゼッションでは得点は望めない。
選手起用も米本をSHで起用するなどちぐはぐ。4-4-2に移行するなら梶山と米本の組み合わせがベストなのは誰の目にも明らかで、フィッカデンティ監督は米本の使い方、生かし方が分かっていないと感じる。米本を中央に残して梶山が上がった時間帯にはチャンスも作れており、スタートから梶山、米本のダブル・ボランチによる4-4-2でやる訳には行かないのかと思う。東は好調で、左右に東と羽生、三田を配した布陣が機能するように思う。
一方で太田は足に問題を抱えており、ムリをさせる必要はない。丸山は開幕戦でも特徴のあるアーリー・クロスを連発しており、左SBで先発させるだけの力は十分ある。最後の最後でSBの交替に貴重な枠を使うくらいなら、初めから丸山を出せばよい。
いずれにしても、リスクを取って少ないタッチ数でのスピード感ある攻撃が組み立てられないと安定した成績は期待できない。梶山という舞台監督が復帰してボールは動かせるようになっているし、前田が前線でボールを受けてくれるのだから、もう少しやり方はあるはずだと思う。しつこいようだがどうも米本の使い方が間違っているように思えてならない。
開幕間もない時期であり課題が出ること自体は仕方のない面もあるが、2ステージ制の短期決戦を考えれば2試合の足踏みは痛い。前節に続いてこの試合も負け試合を何とか引き分けたという内容で、最低限の勝ち点は拾ったものの、次の神戸戦でしっかり勝たなければ3試合勝ちなしということになってしまう。引き分けの価値はその次の試合で決まるというセオリーからは、次節アウェイながら何としても勝たなければならない。
評点(評点は
ドイツ式
):
権田(2) 再三のスーパーセーブで勝ち点1を確保。代表監督にもアピール。
徳永(4) サイドでどん詰まってボール・ロストも。敵FWの対応に苦労した。
カニーニ(4) 対人の強さを見せたが時折唖然とするような軽いボール処理あり。
森重(4) 敵FWに対応、最後まで破綻を見せず完封に貢献した。
太田(4.5) CK以外は見せ場なし。上がっても左足を切られてクロス上げられず。
米本(4) 彼らしいボール奪取も多かったが、チャンスは自分で打ちたかった。
梶山(3.5) 梶山のボールさばきが見られて感無量。前目で使えないものか。
羽生(4) 神出鬼没は健在。攻撃の型を作る上ではポイントになるはずの選手。
河野(4.5) 精力的に動き回ったものの機能せず。起点として警戒されている。
前田(3.5) 献身的にボールを収めても受け手がおらず。自らのゴールも欲しい。
武藤(4) 髪形を変えてツキも逃げたか。ヘディングは惜しかった…。
===
東(3) リズムを変える精力的な動き。この東の動きが必要。先発で使いたい。
高橋(4) 悪くはなかったがなぜそこで高橋投入か意図が分からなかった。
丸山(-) 時間短し。
次は水曜日にナビスコカップの初戦がある。ターン・オーバーも予想され、ここで今季の戦いの幅を広げるいい機会かもしれない。試行錯誤に費やせる時間は限られており、内容は悪くても結果を出しながら調子を上げて行くしかない。
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FC東京
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J1リーグ戦
2015年03月08日 20:08
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■
【ブンデスリーガ第24節】マインツ×グラードバッハ
■2015年3月7日(土) 17:30キックオフ
■Coface-Arena (Mainz)
ポカールから中二日でのリーグ戦。スカパーで生中継はあるものの週末とはいえ日曜日の未明1時半からのリアル・タイム視聴は厳しいので、録画して朝早くから見ようと思ったが、録画予約に別の番組を重ねてしまい、朝起きたら後半しか録れてなかった。痛恨だ…。
前節ホームでパダボーンに快勝、今節は勝っても負けても3位に変わりはないという状況だが、シーズン後半に入ってここまでアウェイでは1勝しかできておらず(1勝1敗1分)、上位での足場をしっかり固めるためには、侮る訳ではないがアウェイでも勝ち点3を取りに行きたい試合。
厳しい日程でポカールのオフェンバッハ戦からは4つのポジションをターン・オーバー。最終ラインではブラウアースに代えてヤンチュケがCBにスライド、右SBにコープが先発。両翼はハーン、ヘアマンに代えてトラオレとジョンソンが先発、トップはアザールに代えてラファエルが先発した。
ゾマー
コープ シュトランツル ヤンチュケ ヴェント
トラオレ クラマー シャカ ジョンソン
ラファエル クルーゼ
試合は動きの乏しい静かな立ち上がりに。グラードバッハは最初のシュートまで27分を要した。トラオレが右サイドから鋭いクロスと入れると、中央で待ち構えたラファエルが頭で合わせゴール。グラードバッハはファースト・シュートで1-0と先制する。
ビハインドを背負ったマインツは積極的に前に出て何度かチャンスを作る。30分にはバー直撃のシュートを放たれるなど肝を冷やしたが何とかこれをしのぎ1-0とリードを保ったまま前半を終える。
後半に入ってもマインツが仕掛ける流れは変わらず、グラードバッハは自陣を固めカウンターのチャンスを窺う展開に。ここから録画を見た訳だが、マインツの出足が早く、かなり高い位置からのプレスを敢行、グラードバッハはそれを縫って裏のスペースを狙う。
互いに少ないタッチで素早くボールを動かすため、忙しい試合になるが、つなぎの巧みさではグラードバッハが上回る。しばしばマインツからボールを奪っては前線にボールを運ぶが、最後のところはマインツも集中しておりフィニッシュまではなかなか行き着けない。
62分にはトラオレのバック・パスをさらわれそうになるがゾマーが敵FWと交錯しながらも何とかクリア。これは危なかった。
63分、そのトラオレに代えてヘアマンを投入。67分、左サイドのジョンソンが中央に送ったボールをニアでクルーゼがスルー、中央でラファエルがこれに合わせてゴール。グラードバッハが2-0とリードを広げる。これで試合は決まったかと思われた。
しかし、その後もマインツは前がかりに攻撃を仕掛ける。グラードバッハは71分、シュトランツルに代えてブラウアースを投入。見た目では分からなかったがどこか傷んでいたのか。
73分、左寄りの位置で与えたFKを直接決められて2-1に。時間帯からもイヤな感じの失点だ。
直後の74分、クルーゼがカウンターからGKと一対一になりシュートを放つがボールはニア・ポストをヒット。GKのポジショニングがよかったものの、枠に収めたかった。
すると77分、左サイドからのクロスにファーで合わされ失点。2-2と追いつかれてしまう。その後も勢いに乗って攻めるマインツに対し、グラードバッハは守勢にまわり、89分、ラファエルに代えてノードファイトを投入するなど何とか勝ち点1を確保するのが精いっぱい。2点のリードを守りきれず勝ち点2を失った試合だった。
グラードバッハは早い切り替えから何度もカウンターを試みたが、シュート数は6-23とフィニッシュまで行けなかった内容を象徴。ポゼッションは57-43とマインツを大きく上回ったが、攻めあぐねて終盤に続けざまの失点を喫する苦い試合に。
本来は果敢なハイ・プレスからショート・カウンターというスタイルで力を発揮するチームだが、警戒されるにつれてボールを持たされる試合が増え、意図せぬポゼッション・ゲームで苦労するようになってきたと感じる。
ポゼッションでもそれなりにボールを動かして積極的に局面を打開することはできており、今季ここまで公式戦37試合のうち無得点だったのはわずか7試合と帳尻は合わせているが、シーズン前半のBVB戦や2月のシャルケ戦のように、手も足も出ない試合も見られるようになってきた。戦い方をモディファイする時期に来ているのではないか。
グラードバッハはこれでシーズン後半戦7試合を消化、4勝1敗2分で1試合あたりの勝ち点2と好調だが、アウェイに限れば1勝1敗2分と勝ちきれず。このあたりであたりでアウェイでもしっかり勝ちたかったがまたも引き分けに終わった。
シーズンを通じての勝ち点は41(1試合あたり1.71)とし、順位は3位をキープしたが、4位シャルケとの勝ち点差は3、レバークーゼンが勝てば2まで縮まる。次節はホーム(ハノーファー戦)だが、その後はバイエルン(A)、ホフェンハイム(A)、BVB(H)と、強敵との対戦が続く。チャンピオンズ・リーグ圏内を狙うためにはここからの踏ん張りが必要だ。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「これが難しい試合にかるかもしれないことは事前に分かっていた。にもかかわらず、我々は試合を非常にうまくコントロールした。最初の得点の後は、当然、リードが自信を与えてくれたので、我々はさらにうまく試合を進めることができた。我々はできる限り早く2-0にしたいと思っていたし、非常に賢くそれをやることもできた。しかし、そこから2失点してしまった。これは我々にとってブンデスリーガではあまりないが、起こり得ることだ。マインツは攻撃ではデ・ブラシスとホフマンが何度も、我々の対処の難しい危険なシーンを作った。我々はもっとしっかりボールを支配しなければならなかった。最後には我々も相手も3-2にできていておかしくなかった。この勝ち点は悪くない」
ファヴレ監督がポゼッションに言及していてちょっと興味深い。
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ブンデスリーガ
2015年03月07日 23:04
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【Jリーグ第1節】G大阪×FC東京
■2015年3月7日(土) 14:00キックオフ
■万博記念競技場
いよいよ2015年シーズンが開幕、フットボールのある日常が戻ってきた。東京の初戦はアウェイでガンバ大阪と。行こうかとも思ったがいろいろと所用のある週末に当たったのでおとなしく自宅スカパー観戦にした。2時前にはテレビの前にスタンバイ。
昨年の優勝クラブとの対戦だが、変則2ステージ制のおかげでスタートダッシュがこれまで以上に重要になることもあり、アウェイとはいえしっかり勝ち点を取っていいイメージでシーズンに入りたい。万博にはあんまりいい思い出はないが、タイトルを狙う以上いつまでも過去の戦績やジンクスにこだわっている場合ではない。
東京は概ね昨年の布陣をベースにしているが、最終ラインには吉本に代わってカニーニが先発。また、アンカーには梶山が入り高橋はベンチ・スタートに。前線では移籍したエドゥに代わって磐田から獲得した前田が入った。FWの層の薄さに不安は残るものの、代表級の選手を揃え、新旧問わないいい競争ができている。
事前情報で左足に不安を抱えていると言われていた太田、体調不良で別メニューだと言われていた河野はともに先発した。また、森重とカニーニ、米本と羽生の位置が昨季終盤からは左右入れ替わっている。相手の布陣に合わせたものか。
権田
徳永 森重 カニーニ 太田
梶山
米本 河野 羽生
前田 武藤
激しい雨の中の試合は拮抗した立ち上がりに。東京が早い出足で大阪の攻撃をつぶし、前がかりに仕掛けるが、大阪も切り替えが速く的確にスペースを埋めてくるので、河野、前田らを生かしたスピードのある連係を組み立てられない。前田や武藤へのマークも厳しい。
序盤は東京が球際での強さを発揮しやや優勢に試合を進めたようにも見えたが、フィニッシュまでは持ちこめず、逆に大阪に何度かチャンスを作られる。森重、カニーニの集中した守備、権田のセーブもあって先制は許さないが、敵は2トップだけで一気に得点機を作り出す力があり気は抜けない。
双方が中盤で主導権を争う神経質な展開になるが、東京は相変わらず決定的な形を作れず、ファースト・シュートはようやく39分、中央でボールを持った梶山がミドルを狙うが敵DFに当たってゴール・ラインを割る。直後には敵FWにドリブルでエリアに侵入されるが太田が競り合って権田がボールを確保、大半の時間帯を押さえてもワンプレーでやられる怖さがある。
スコアレスで前半を終えるかと思われた、アディショナル・タイム、東京側のゴール・ライン際で外に逃げるようにドリブルした敵FWのボールがラインを割ったように見え、対応した米本らが手を上げて主審にアピール、動きを止めてしまったがプレー・オンに。ここから戻されたボールをゴール前に放りこまれ、飛びこんだ敵FWに頭で押しこまれて失点、痛い時間帯に0-1と先制を許してしまう。
このシーン、敵FWのドリブルはリプレイで見ても完全にゴール・ラインを割っているように見え、実際主審も一度コーナー・フラグ・ポストを指さすCKのジェスチャーをしかけたが、ここで副審とアイ・コンタクトがあり、主審は笛は吹かずにプレー・オンとしたもの。結果的には誤審だと思うし、ジェスチャーも紛らわしかった。審判の技量の問題として検証が必要だと思う。
しかしながら、ジェスチャーの問題がありやや不運ではあったものの、笛が鳴るまで走り続けるのは鉄則で、セルフ・ジャッジで足を止めた結果、対応が一歩遅れたと言われても仕方ない。過去に何度も繰り返された軽い対応での失点でありお粗末。少なくとも失点を審判のせいにする訳には行かない。
東京は後半から太田を下げ左SBに丸山を投入。49分、右サイド徳永のクロスに中央で武藤がヘディングで合わせるがGK正面に。53分、敵FWがバックスタンド側からエリア内にドリブルで侵入、これを止めに行った梶山のスライディングが完全にアフターとなり警告、PKを与えてしまう。これを決められて0-2に。
前半の終了間際と後半の立ち上がりという最もやってはいけない時間帯に失点し流れを持って行かれる。正直これはきついなと思った。梶山の対応は拙かったが責められまい…。梶山のアンカーは、ボールの経由点というかハブとしては適役だと思うが、こういうときにリスクが出る。
東京は58分、河野に代えて林を投入、前田の1トップに、右が林、左が武藤の4-3-3に布陣を変更したか。さらに65分には羽生に代えて東を起用、梶山と米本のダブル・ボランチ、右に東、左に武藤を置き、前田と林が2トップを組む4-4-2に移行。
林、東が動きを作り出し、次第に足が止まって引き気味になる大阪に対して東京がボールを持つ時間が長くなるが、単純な放りこみでは実質的に5バックに近い大阪の壁を越えられず、丸山の左サイドからのアーリー・クロスなど工夫もあったものの、崩しのアイデアは見られず、攻めあぐねる時間が続く。
だがこの厳しいムードを打開したのは武藤だった。76分、東が浮き球で裏にパスを通すと、ゴール・ライン際これを受けた前田が武藤にパス。武藤は敵DFを背負う形になったが強引に反転しDFの股を抜いてシュート。これがゴール右隅に決まり東京が1-2と1点を返す。技術なのかフィジカルなのか気合なのか、意地のゴールでやや流れが変わったような気がした。
東京はその後もボールを支配して敵陣中心に攻撃を続ける。88分、徳永のクロスに合わせ林がニアに飛びこむがヒットせず。90分、再び徳永のクロスに今度はファーで東が詰め、胸で押しこもうとしたがボールに合わせきれず。
アディショナル・タイム、梶山からのスルー・パスはいったん敵DFにクリアされるが、これがゴール正面にいた武藤の足許に。武藤はこれをワン・トラップし、浮いたボールをそのままエリア外からボレー・シュート。アウトにかかったボールはGKから逃げるようにゴール右隅に決まり東京が土壇場で2-2の同点に追いつく。
結局、このまま試合は終了。東京は微妙なセルフ・ジャッジとPKの2失点から、武藤の2得点で何とか最後に追いつき、勝ち点1をかろうじて拾った一戦だった。
内容的には組織的な守備の部分はそれなりにできていたものの、セルフ・ジャッジから足を止める悪癖は厳しく反省するべき。また、攻撃において前線での連係がほとんど機能せず、前田が使えていないし、終盤になるまでは得点の気配もなかった。
林が精力的に動いて前線を活性化してくれたおかげでボールが動くようになり、チャンスにつながったと思うが、結局のところは武藤に救われた試合であり、どうやって点を取るのかという意味ではまだまだこれから。シュート数8本は少なすぎ。
開幕初戦なので内容に問題が残るのは当たり前で、試合を続けながら修正するしかないが、最後まで諦めずに同点を狙いに行ったからこそ勝ち取ることのできた勝ち点1であり、こうして結果を少しずつ積み上げることでそれが内容にも還元されてくるはず。その意味で、今日の試合は内容云々よりも土壇場で2点差を追いついたことそのものを高く評価したい。
武藤は昨季の華々しいデビューから、良くも悪くも注目を浴びており、マークもきつくなる。真価を問われるシーズンであり、不調が続けばたちまち「2年目のジンクス」などと揶揄される。その厳しい状況に、まずは開幕戦2ゴールでファイティング・ポーズを見せた。武藤が踏ん張ってくれている間に、攻撃の形を整理しなければならない。
次節はホーム開幕戦、対戦相手は横浜だ。新しいユニも届いた。
■評点(評点は
ドイツ式
):
権田(3.5) 雨の難しいコンディションだが手堅く守った。失点はやむなしか。
徳永(3.5) 右サイドからクリティカルなクロスを再三供給。守備も堅実。
森重(4) 局面では強さ、クレバーさを発揮したが試合の中心にはいなかった。
カニーニ(4) 敵FWを止めたが失点シーンでは前に入られた。軽いクリア怖い。
太田(4) 出場を強行したが前半で交替。コンディションに不安が残る。
米本(4) まだ役割に対する戸惑いが感じられる。やはりボランチが適職か。
梶山(4) ハブとしてのパス出しの的確さはさすが。PK献上のファウルが痛い。
羽生(4) 精力的に動いたが、窮屈そうで敵の壁の向こうに行けず。
河野(4) 序盤こそボールに絡んだが次第に消えた。コンディションに不安。
前田(4) 連係はまだこれからか。献身的な動きは潜在力高く生かしたい。
武藤(1.5) 武藤の試合。シュートは2本とも見事。またファンが増えてまう。
===
丸山(3) 左足からのクロスは太田にも負けない精度。アピールできた。
林(3) 積極的にチャレンジしたことで動きを作り出した。
東(3.5) 押しこみきれなかったのは惜しかったが試合を活性化した。
今年のユニは22番。来週が楽しみだ。
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FC東京
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J1リーグ戦
2015年03月06日 21:16
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【DFBポカール3回戦】オフェンバッハ×グラードバッハ
■2015年3月4日(水) 20:30キックオフ
■Sparda-Bank-Hessen-Stadion (Offenbach)
DFBポカール3回戦の相手はレギオナルリーガ(四部)のキッカーズ・オフェンバッハ。オフェンバッハといえば、1999年5月、我がヴァルドホフ・マンハイムと市街戦さながらの激しいフーリガン同士の衝突を起こし、機動隊の出動に至った僕個人的には因縁を感じるクラブ。YouTubeで「Mannheim Offenbach 1999」と検索すれば動画が出てくる。ドイツ・フットボール史上の汚点として名高い事件だ。
まあ、いずれにしても日本時間木曜日の未明4時半キックオフで、当然スカパーなどの中継もある訳はなく、リアルタイム観戦は早々に諦めて寝た。
グラードバッハはリーグ戦でパダボーンに快勝した余勢を駆って、格下相手に確実に勝ち上がりたいところ。カップ戦で格下と戦い順当に勝つのはいつでも簡単なことではないが、ここはしっかり力の差を見せなければならない。
英国週間が続くため、グラードバッハは再び6つのポジションをターン・オーバー。CBにはブラウアースが先発しヤンチュケが右SBにスライド、コープはベンチ・スタートに。また、ボランチにはノードファイトに代わってクラマーが先発、両翼はトラオレ、ジョンソンに代わって右にハーン、左にヘアマンが先発した。前線はエルゴタとラファエルに代えてアザールとクルーゼを起用。
ゾマー
ヤンチュケ シュトランツル ブラウアース ヴェント
ハーン シャカ クラマー ヘアマン
アザール クルーゼ
オフェンバッハは序盤から積極的に前に出てくる。グラードバッハは競り合いで勝てず、気合負けする立ち上がりに。
しかし、9分、ヴェントが左から入れたクロスをゴール前で敵DFがクリアしようとしたがヒットせずボールはポストを直撃、あわやオウン・ゴールで先制かというシーン。30分、ヴェントのクロスにアザールがダイレクトで合わせるがシュートはわずかにバーの上に。31分には敵のバック・パスをハーンがさらいかけたがゴールには至らず。
その後も次第にグラードバッハが主導権を握るが、オフェンバッハの守備も固く、スコアレスで前半を終える。
オフェンバッハは後半開始後も勇敢に前に出るが、身体の温まったグラードバッハとはやはり力の差が。50分、アザールのシュートは敵DFに当たって枠外へ。しかし、これで得たCKに対し敵DFがエリア内でハンド。52分、クルーゼがPKを冷静に右上に決めてグラードバッハが1-0と先制する。敵GKには読まれていたが、コースがよくボールも速かったのでしっかり決まった。
こうなると地力に勝るグラードバッハが圧倒的に有利に。グラードバッハはボールをコントロールし、オフェンバッハが攻撃に出るとカウンターを仕掛ける。74分、左サイドでヴェント、クルーゼ、アザールとつないだボールがファーのヘアマンに。ヘアマンがサイド・ボレーを試みるがバーの上。
74分、ハーンに代えてジョンソンを投入。時間の経過とともに焦りの出るオフェンバッハに対し、グラードバッハはカウンターのチャンスを狙う。82分、アザールがジョンソンの競ったこぼれ球を拾いループ・シュートを放つがGKがセーブ。だが、その直後の83分、クラマーの縦パスを受けて抜け出したヘアマンが角度のないところからこれを決めて2-0と試合を決める。
87分にはシャカに代えてノードファイトを投入。88分、ノードファイトのフィードを受けて右サイドを抜け出したヘアマンが中央にクロス、並走したアザールがダイレクトで合わせるがシュートはわずかに右に外れる。
アディショナル・タイムにはアザールに代えてエルゴタを投入して試合をクローズ、グラードバッハが2-0とオフェンバッハに完勝した。
この試合、ポゼッションは61-39と、試合の主導権はグラードバッハが握っていたことを窺わせる。シュートは14-12と拮抗していたようにも見えるが、kickerの記事でもオフェンバッハのチャンスやシュートに関する記載はほとんど見られず、前半はスコアレス、先制点はPKだったが、内容的にはグラードバッハがしっかりとやるべきことをやって手堅く勝ちきった試合だと言っていいだろう。
勝つことでリズムができ、チーム状態も上向いているようだ。ポカールは欲しいが、この好調さをまずはリーグ戦にうまく還元して欲しい。
ポカールの準々決勝の日程、対戦相手は来週の発表らしい。勝ち抜けたのは他にレバークーゼン、ホフェンハイム、フライブルク、BVB、ヴォルフスブルク、ビーレフェルド、バイエルンと、ビーレフェルドを除けば順当。どこと当たってもタフな戦いになるのは間違いない。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「オフェンバッハは予想通り、我々のチームに大きな課題をつきつけた。キッカーズは非常にうまく試合に入り、プレスで我々を早くから押し込んだ。理想的とは言い難い押し込まれた状況の中で、我々のフットボールをするのは難しかった。しかし我々はこれを広い範囲で賢く解決し、最後にはまったく妥当な勝利を得た。我々は何としても次のラウンドに進みたかったし、この目標を完璧に達成したことはとても嬉しい」
次の試合は土曜日にマインツと。スカパーで中継があるが、日本時間では日曜日未明2時半のキックオフなので、録画して日曜日早起きしよう。アウェイだがここでしっかり勝ち点3を積み上げられればチャンピオンズ・リーグへの大きな足がかりになる。
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DFBポカール
2015年03月03日 00:03
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【ブンデスリーガ第23節】グラードバッハ×パダボーン
■2015年3月1日(日) 15:30キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
ヨーロッパ・リーグで敗退した直後のリーグ戦。しっかり切り替えて勝ち点を積み上げなければならない。セビージャ戦も内容的には悪くなく、むしろ勝利への執念が見えるリスクを恐れない戦いができていたので、これをリーグ戦にいい形でフィードバックして行きたいところ。
先週に続いて日曜日の夜11時半キックオフ。スカパーの中継はないがネットの動画中継サイトを探してリアルタイム観戦することにしたが、動画がどれもこれもブツブツと止まってしまうので何度もサイトを変えてはリロードした。ややストレスフルだったが何とか最後まで見ることができた。
グラードバッハはセビージャ戦から5人をローテーション。コープが右SBに入りヤンチュケがCBにスライド。ドミンゲスは捻挫でメンバーから外れた。ボランチにはノードファイトが先発しシャカとダブル・ボランチを形成、クラマーがベンチに。両翼はヘアマン、アザールに代わってトラオレとジョンソン、トップはクルーゼに代わってエルゴタが先発。
ゾマー
コープ シュトランツル ヤンチュケ ヴェント
トラオレ ノードファイト シャカ ジョンソン
ラファエル エルゴタ
グラードバッハはヨーロッパ・リーグの疲れもあるのかエンジンのかかりが遅い。序盤はパダボーンに押し込まれチャンスを作られる。攻撃はなかなか形になって行かない。それでも10分過ぎごろから次第にSHへのパスが通り始め、サイドを起点にした攻撃が機能し始める。
12分、シャカからのボールを右サイドで受けたトラオレがボレーで強烈なシュートを枠に飛ばすがGKにセーブされる。15分、左サイドでボールを受けたジョンソンが切れこんでシュートを放つがこれもGKがセーブ。
だが18分、トラオレが左サイドのタッチライン際を突破して深いところから中央にクロス。いったんはクリアされたがこれを拾ったコープが中央のジョンソンにパス。ジョンソンが敵DFをかわしてエリア外からシュートを放つと、敵DFに当たってコースが変わりゴール。グラードバッハが1-0と先制する。
25分、トラオレが右から切れこみゴールライン際を抜けて中央にボールを送るがDFにクリアされる。
その後は守備を優先して攻撃のギアは落としたが、ボールを持てば素早い攻守の切り替えから一気に前に出る攻撃が機能、32分にはノードファイトのスルーパスを受けて裏に抜け出したシャカがシュートを放つが枠外。39分にはエルゴタが持ちこんでシュートを放つがGKがセーブ。1-0と最少得点差のままハーフタイムへ。
後半開始早々、47分にラファエルがジョンソンの左からのクロスに頭で合わせるがボールはGK正面に。一方でパダボーンも前がかりに攻めてくる。ゾマーの好セーブもあってしのぐが結構スルスルとゴール前のシーンを作られている感もある。
63分、シャカがループで裏に落としたボールを追ってエルゴタが飛び出すがミートしきれず。68分、エルゴタに代えてクルーゼを、さらに73分にはトラオレに代えてヘアマンを投入。
81分、クルーゼからのパスを受けたヘアマンがボレーで放ったシュートがまたしてもDFに当たり、コースが変わってゴール。グラードバッハがリードを2-0と広げ、事実上試合を決めてしまう。
84分、ラファエルに代えてクラマーを投入、試合をクローズしに行く。90分にもヘアマンのシュートがソロポストを直撃するが得点には至らず。結局グラードバッハが2-0と手堅く勝ちきった。
終わってみればシュートは19-17、ポゼッション54-46と、それほど一方的という訳でもなかったが、印象としてはグラードバッハが地力の差を見せて勝ちきったゲームのように見えた。ボール・ロストも少なくなかったが、スピードに乗ったカウンターやポゼッションからの崩しなど、久しぶりに自信を持って戦えているように見えた。
この試合ではトラオレが素晴らしく、特にタッチラインやゴールライン際を外からボールを転がして抜けてくる技術とスピードは特筆すべきもの。kickerでも得点者をさしおいてマン・オブ・ザ・マッチに選ばれているがその価値のある働きだった。
これでグラードバッハは勝ち点を40(1試合あたり1.74)に伸ばし3位をキープ、4位レバークーゼンとの勝ち点差を4に広げた。ホームで下位のクラブを相手にしっかり勝ち点3を取れたことは大きい。ウィンター・ブレイク明けから6試合を消化して4勝1敗1分と結果は悪くない。ヨーロッパ・リーグは残念ながら敗退したが、来季のチャンピオンズ・リーグを目指してさらに勝ち点を伸ばして行かなければならない。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「この勝利はなかなか大変な仕事だったが、私の目から見れば非常に妥当なものだ。我々は相手よりも大変多くボールを持てていたし試合を支配していた。攻撃ではいくつかいいコンビネーションがあったし、たくさんのゴールのチャンスを作ることができていたが、そこから決めることができたゴールは少な過ぎた。ラスト・パスが往々にして通らなかった点は引き続き改善が必要だ。そのために試合は最後までギリギリだったが、我々は勝利することができたし、それが最も重要なことだ」
グラードバッハは水曜日にキッカーズ・オフェンバッハとDFBポカールの3回戦を、日曜日にはマインツとリーグ戦を戦う。ヨーロッパ・リーグが終わった割には日程がタイトだが仕方ない。ポカールも実は狙い目かもしれない。侮ることなく勝ちきって欲しい。
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ブンデスリーガ
2015年03月01日 17:00
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【開幕直前コラム】今年こそ味スタを満員に
開幕まで1週間、ファン・イベントも終わってガンバ大阪戦を待つばかりとなった。
補強の方は獲得を噂されていた元コロンビア代表カルメロ・バレンシアも来なさそうな勢いだし、結局現状のメンバーでシーズン入りする可能性が濃厚な感じだ。まあ、このメンバーでやってやれないこともないが、計算できる外国人FWが取れるなら取っておきたい、くらいの中途半端なオレらの意識がそもそも獲得できない原因なのかもしれない…。
さて、先週六本木でやったファン・イベントは試みとしてはよかったと思う。僕も選手が全員出てくる「魂」のパートだけ見に行ったけど(ついでにアイドリング!!!のステージも見たが…)、東京の真ん中、六本木ヒルズというひとつの「東京」を象徴する場所でこうしたイベントを行ったこと自体は、クラブの姿勢として高く評価するべきだと思う。
FC東京がしっかりした経営基盤の上に首都のクラブとしての存在感を高め、常勝チームになるためには、サポーターのベースを広げ、コアからライト層まで多様なファンを獲得するとともに、それ以外の都民にも広く存在を認知してもらう必要がある。
昨年、府中の東京競馬場で行ったファン・イベントは楽しかったし、既存のサポーターにとってはおそらく昨年の方がスペースや席などの点で参加する環境は恵まれていたと思うが、あの場所でのイベントでは一見客の動員は望むべくもなかった。
既存のサポーターに最大限配慮しながらも、これまでFC東京を知らなかった人、興味のなかった人を振り返らせるという意味で、今年の六本木ヒルズというロケーションはいい判断だったと思う。司会の土屋礼央の煽りで『You'll Never Walk Alone』の大合唱がヒルズに流れた時、「あれなに?」と足を止めた人、振り返った人は確実にいたと思う。
FC東京がリーグに届け出ているホームタウンは「東京都」。我々の「地元」は東京都内全域であり、決して調布市や府中市、小平市だけではない。首都「東京」を名乗るクラブとして、都心の真ん中で、一見客や通りすがりにも開かれたイベントを目指した意義は大きい。これこそが「地元密着」のスタートだと思う。
もちろん運営には改善の余地もあるだろうが、それはどこでどのようにやっても出てくるもの。どうやってファン・ベースを広げるかという問題意識の窺えるイベントであったことが重要だ。それに六本木は東京ドロンパの生まれ故郷、麻布狸穴町のすぐ近く。
同じ意味合いで、武藤を初めとして代表の森重、太田らが積極的にメディア露出していることも評価したい。
本業に差し支えないことは当然の前提としても、開幕前のこの時期にしっかり露出して、クラブの認知を高めスタジアムへの動員を図ることは極めて重要だ。武藤に至っては東京ガールズ・コレクションにも出演してランウェイを歩いたらしいが、フットボールとは異質の場に顔を出して新しいサポーター層を切り開く営みは極めて重要だ。
これで獲得できるファンは所詮ミーハーでありブームが去ればすぐにいなくなってしまう人たちだとの揶揄も当然あると思うが、コアサポを一人増やすためにはミーハーを100人呼びこむ必要があるのは昨年力説した通り。是非去年のテキストを読み返して欲しい。
味スタを満員に(呼び込み編)
味スタを満員に(囲い込み編)
僕は、コアサポから新聞屋の招待券でたまたま見に来た人まで、Jリーグ発足から見ている体育会系から武藤目当ての女子中学生まで、さまざまな人がスタジアムに集い、それがFC東京というメディアを介して爆発的な化学反応を起こす瞬間を体験したい。味スタを満員にするということは多様性を求めるということなのだ。
そしてそれはまた、クラブの経営基盤を安定させ、チームの戦いを後押しするだろう。ミーハーでいい。ミーハーにたくさん来てもらおう。子供もたくさん来てもらおう。そのために武藤や森重や太田がテレビに出ることが役立つのなら出てもらえばいい。人が増えればコアサポの「居住環境」自体は悪くなるが、それでも僕は満員の味スタで東京の試合を見たい。
何度か書いたが、選手の実力、年齢構成、チーム戦術の熟成という意味で、今年は優勝するベストのタイミング。ここで優勝できなければまたいくつかの「作り直し」が必要になってしまう。優勝というビッグ・ワードを敢えて口にすることで、僕たちはそれを明確に意識し、そのために足りないものを、クラブにも、選手にも、僕たち自身にも、厳しく求めて行かなければならない。
あと1週間だ。
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