フットボール・クレイジー
football crazy
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2015年08月31日 23:14
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【ブンデスリーガ第3節】ブレーメン×グラードバッハ
■2015年8月30日(日) 17:00キックオフ
■Weser-Stadion (Bremen)
スカパー中継のない試合。月曜日未明0時半キックオフということで見るつもりはなかったが、うだうだしている間にキックオフになってしまったので、動画サイトへ。動画がカクカクしてきたら寝ようと思っていたが、こういうときに限ってサクサクと動画が動くのは皮肉。それでも1時頃には途切れることが多くなったので寝た。
開幕2連敗のグラードバッハはこれ以上負けられない。アウェイとはいえ何とかここで今季初勝利を挙げなければならない。ブラウアースが今季初先発、ヤンチュケが右SBに回りコープがベンチに。またノードファイトがボランチでやはり今季初先発、シュティンドルがトップに回ってアザールがSHに、トラオレがベンチ・スタートとなった。ハーンがベンチ入り。
ゾマー
ヤンチュケ ブラウアース M.シュルツ ヴェント
アザール ノードファイト シャカ ヘアマン
シュティンドル ラファエル
試合は拮抗した立ち上がりに。ロング・ボールで中盤を飛び越えようとするブレーメンとコンビネーションで崩そうとするグラードバッハの戦いになるが、互いにしっかりとした守備で対峙しており決定的なチャンスは作れない。
11分にはシャカがファースト・シュートとなるミドルを放つがGKがセーブ。18分にはラファエルのシュートがポストに嫌われる。だが、その後はブレーメンに押しこまれ、思うように前を向けない。少ないタッチのパス交換から決定的なトリガーを狙うが、昨季に比べると何かがひとつ足りず、ボール・ロストとパス・ミスから攻撃権を放棄するシーンが多い。
すると39分、カウンターで奪われたボールを逆に展開され、敵FWがエリアに入ったところでシュルツがこれを倒してしまう。シュルツが出した足に敵が足を揃えてかかりに来ており厳しい判定だがPKとなる。これを冷静に決められて0-1。今季これで3試合続けて先制を許したことになる。
だが、前半終了間際の45分、敵陣でのパス交換で、ラファエルからパスを受けたアザールがシュティンドルに落とし、シュティンドルが右サイドから持ちこんでシュート。これがGKのニアを抜いて決まり1-1の同点に。前半のうちに追いつけたことで再び流れを引き寄せたかに見えた。
しかし、後半開始間もない53分、CKから頭で合わされゴールを許し、1-2と再びリードを与えてしまう。またしても集中しなければならない時間帯の痛い失点。
その後もなかなか主導権を奪えない展開となる。61分、シャカからのパスを受けてヘアマンが裏に抜け出すがシュートはわずかに枠を外れる。
68分にはノードファイトに代えてダフーを、さらに72分にはヘアマンに代えてハーンを投入し巻き返しを図るが、74分にはハーンのシュートが敵GKにセーブされる。
81分、ラファエルに代えてドルミッチを投入、勝負に出る。88分、シャカがエリア内で足を高く上げ敵FWの顔面を蹴ったとしてこの日2度めの警告を受け退場。2回目のPKを与える。これは敵が外してくれて九死に一生を得るが、結局その後も得点はできず、1-2で開幕3連敗という最悪のスタートとなってしまった。
通して試合を見た訳ではないが、やはりクルーゼの不在を思わない訳に行かない。ラファエルとのコンビで、ボールを収め決定的なラスト・パスを出す力と、逆に絶好機を決めきる力の双方を持った存在は、思っていた以上に大きかった。今季はラファエルにボールが入っても次がなく、孤立して奪われるシーンが多いように思う。
この試合でも、ポゼッション62-38に対してシュート数9-22ということは持たされていたということ。コンビネーションなら前で受けるポイントがなければならない。
コンビネーションとかバリエーションという意味ではアザールとの2トップがいいように思うが、昨季と同じことをやっているはずなのに、どこか突っかかりがちな今季の攻撃を見ていると、新しいオートマティズムの獲得にはまだ少し時間がかかるかもしれない。
前線に2つのポイントができてこそ、ヘアマン、トラオレ、ハーンといったサイド・アタッカーも生きてくるし、ドルミッチを生かす余裕も生まれてくる。シュティンドルの前線起用、ジョンソンの攻撃参加もしっかりした起点が必要で、そのためにはラファエルのパートナーを固定する必要がある。
これ以上負けが込むと雑音が大きくなってフットボールの内容の話ができなくなってしまう。幸い、インターナショナルでリーグ戦は2週間休みになるので、ここでしっかり立て直しを図りたい。もう後がない。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「我々の戦いはOKだった。62パーセントのポゼッションがあった。しかし、我々はもっとやらねばならなかった。ここで勝ち点を得るためのあと数パーセントが足りなかった。我々は引き分けにもできたはずだったが、チャンスを生かせなかった。最後には我々はリスクを取っており、そのためにブレーメンにもう1本のPKを与えてしまった。3ヵ月前には我々はここで3-0で勝ったが、あのときはブレーメンの方にたくさんチャンスがあった。我々は引き続き練習をして、ハード・ワークしなければならない」
ところで、グラードバッハのCLの組分けが決まった。D組で、ユヴェントス、マンチェスター・シティ、セビージャと同じ。なかなか厳しい組だと評判だが、まあ、失うものはないので、できる限りやるしかない。CL用のユニ出るのかな。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2015年08月29日 23:14
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【Jリーグ第26節】清水×FC東京
■2015年8月29日(土) 18:00キックオフ
■IAIスタジアム日本平
首都圏外のアウェイなのでおとなしく自宅スカパー観戦。3連勝のあと前節は名古屋に引き分けており、このまま上位に食らいついて行くか、じりじりと離されるか、分水嶺になる重要な試合。対戦相手は下位であり勝ち点を計算したい試合だが、シーズンも残り10試合となり残留争いの渦中にある相手はむしろ難しい。神経質な試合になることが予想される。
前節警告累積で出場停止だった森重が最終ラインに復帰、また代表で足を傷め離脱していた太田が左SBで先発した。ベンチには昨年の負傷以来なかなかフィットしなかった平山が1年ぶりにベンチ入り、サンダサが遠征メンバーから外れた。
榎本
徳永 森重 丸山 太田
羽生 高橋 米本
河野
前田 バーンズ
序盤は互いに主導権を争い拮抗した流動的な入り方になった。奪ったボールを少ない手数で前線につないで前がかりに攻撃を仕掛ける清水にやや押しこまれ、5分、敵のクロスに中央でヘディング・シュートを放たれるがボールはわずかに枠外。テレビでは一瞬ゴールに入ったように見えて肝を冷やした。
東京のファースト・シュートは9分、太田の左CKにバーンズが合わせるが枠外に。東京が徐々に主導権を奪い、ボールを支配してチャンスを作れるようになる。14分、高橋がカットしたボールを米本経由で受けた前田がドリブルでエリアに侵入、敵DFに倒されるがノー・ファウル。
15分、今度は敵陣でカットしたボールを持ったバーンズが抜け出しGKと一対一に。しかしドリブルが長くなり、飛び出したGKにセーブされる。GKはボールを確保できず、バーンズを引っかけたようにも見えたがこれもファウルにはならず。
さらに16分、前田が左寄りから30メートル以上あると思われるロング・シュートを放つ。ボールは低い軌道で枠に飛ぶが敵GKがセーブ。立て続けにチャンスを迎えたがいずれも決めきれず。
その後は東京が優勢に試合を進めるが、清水の守備もコンパクトで集中しており、後ろでのボール回しからなかなかスイッチが入らない。一方、清水は引き続き前線に長いボールで合わせてきており、ひとつ対応を間違えると一発でやられる怖さはあるが、組織的な押し上げはなく、プレー選択や精度も甘く、救われるシーンが多い。
33分、太田のCKがブロックされ、戻ったボールを太田が拾って再びクロス、バーンズが頭で合わせるが枠外に。互いにリスク・マネジメントを重視した慎重な戦いぶりで決定機を作れないままスコアレスで前半を終えた。東京としては15分前後の得点機にしっかり決めきりたかったが…。
後半開始早々の50分、奪われたボールからカウンターを浴びる。ゴール前でしのぎきれず右寄りからシュートを打たれる。榎本がセーブしたがボールがゴール前にこぼれ、これを押しこまれて失点。0-1と先制を許す。
ビハインドを背負った東京は55分、太田のCKに森重が頭で合わせるがボールはポストをヒット。絶好機だったが得点できず。
フィッカデンティ監督は、57分、河野に代えて中島を、さらに60分には羽生に代えて橋本を投入、高橋と米本をダブル・ボランチに、右SHに橋本、左SHに中島を配した4-4-2に布陣を変更する。
しかし、その後も後半からギアを上げてきた清水の攻撃を受けてなかなか好機を作れない。67分、バーンズに代えて1年ぶりの復帰戦となる平山を投入。
68分、中島が中盤でボールを持ち、右寄りで突破を仕掛けたところでファウルを受けてFKを得る。70分、これを太田が蹴るとボールは美しい弧を描いてゴール右上隅に決まり、東京が1-1と同点に追いつく。男前なゴールだった。
その後は互いに決勝点を争うオープンな展開になったが、一方で勝ち点1を守るリスク管理も意識して煮えきらず。東京は90分に橋本が平山からパスを受けてシュートするが強さが足りず敵GKがセーブ。さらにアディショナル・タイムにはパスを交換しながら攻め上がり、最後は前田の落としから高橋がシュートを放ったが敵DFにブロックされるなど決めきれず。
結局双方決め手を欠いたまま1-1の引き分けとなった。
負けたくない意識が強く難しい試合になった。東京は前田、バーンズが前線でボールを受けたものの、それをサポートする河野が今ひとつ機能せず、また、前田、バーンズもしっかりマークされてなかなか好機を作れなかった。何度かいいコンビネーションからボールをつなげるシーンもあったものの全体に押し上げが乏しく、チャンスは散発だったというべきだろう。
シュート数7-11、ポゼッション54-46、CK6-8と、ボールは持ちながらもチャンスが作れなかったことが読み取れる。研究され、対策された面はあったと思う。
とはいえ、しっかりした守備からリズムを作り、最少得点差でも勝ちきるという戦略からは、攻撃は太田のFKで1点取れたのだから悪くない。むしろ後半の立ち上がりという注意すべき時間帯に、押しこんできた清水の勢いに押されてゴール前でバタバタした対応を余儀なくされた守備の方をしっかり反省したい。
全体にはセカンド・ボールにもしっかり行けていたし、中盤からボール・ホルダーにプレスをかける意識はあった。戦い方としてはここ数試合と異ならず、今季の戦略・戦術を忠実に実行していたと言える。結果が出なかった以上はやり方に批判がでるのもある程度は仕方ないが、今日の試合に取り立ててことさらネガティヴになる要素は見当たらなかったと思う。
冒頭にも書いたように、この時期、残留を争っているクラブを相手にするのは難しい。そのようなクラブとアウェイで対戦したことを考えれば、先制されながら追いついて勝ち点1を確保したこと自体は評価しなければならない。試合内容からしても勝ち点1を分け合ったのは妥当な結果だったと思う。
しかし、シーズンのこの時期に、アウェイ2連戦とはいえ2戦2分で勝ち点2しか積み上げられなかったのは星勘定としては痛い。順位は暫定3位と変わらず、首位との差は5に縮まったものの、2位とも5差、逆に4位とは3まで縮まる可能性があり、勝っておきたい試合だった。
代表選があるため次週はナビスコカップの準々決勝がホーム&アウェイであり、水曜日に味スタ、日曜日にアウェイで鹿島と戦う。リーグ戦で辛酸をなめた相手であり、カップ戦で何としても雪辱しなければならない。森重とバーンズが代表招集で不在となるが、DFラインは吉本と丸山のコンビを前節予行済みだし奈良も見たい。
トップはサンダサを先発で試したいし、平山も戻ってきた。梶山、東ら離脱選手の復帰を考えても、ここで1週間ブレイクが入り、その間、真剣勝負のカップ戦があるというスケジュールは悪くない。ポジティブに捉えて、リーグ戦再開後のラスト・スパートに備えたい。
評点(評点は
ドイツ式
):
榎本(3.5) 試合を落ち着かせるコーチングが素晴らしい。失点は仕方なし。
徳永(3.5) 本職の右サイドで渋い働き。難しい試合を守りきった。
森重(3.5) シュートは惜しかった。押しこまれての失点が悔やまれる。
丸山(3.5) 森重と組むとのびのびプレーできている。進境著しい。
太田(3) 守備に不安が残るが同点弾となったFKは価値の高い仕事だった。
羽生(3.5) ポジショニングの妙で存在感。たまにボールが足につかず。
高橋(3) リスク・コントロールの司令塔的働き。クレバーさが生きている。
米本(3) 危機の目を事前につぶす素晴らしい対応。攻撃も勉強中。
河野(4) 守備には奮闘したが彼にボールが入らず組み立てに苦労した。
前田(3.5) 流血しながら必死でボールを収めた。ロング・シュートはナイス。
バーンズ(4) 前を向く意識はいいが球離れ悪く逸機のシーンも。
===
中島(4) 仕掛ける意識で同点となるFKを得たが、それ以外は姿見えず。
橋本(3.5) 懸命に走ってシュートも放ったが。チャンスを生かしたい。
平山(4) 試合勘はこれから。もっとゴリゴリ行ってよかったが…。
まずは目の前の鹿島戦にきっちり勝って、積年の借りの一部でも返さなければ。
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FC東京
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J1リーグ戦
2015年08月24日 23:21
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【ブンデスリーガ第2節】グラードバッハ×マインツ
■2015年8月23日(日) 17:30キックオフ
■Stadion im Brussia-Park
ホーム開幕戦。相手に日本人選手がいるためスカパーで生中継あり。月曜日未明0時半からの試合で翌日の仕事はきになるが、意を決し2時間ほど仮眠してから起き出した。開幕戦でBVBに情けない完敗を喫している。今季初勝利を見逃す訳には行かない。
グラードバッハは前節の敗戦を受けてメンバーを入れ替え。最終ラインはクリステンセンに代えてコープを起用、ヤンチュケがCBにスライドした。左SHにはジョンソンに代わってヘアマンが先発、トップではドルミッチに代えてアザールが先発と、昨季のメンバー中心の布陣となった。
ゾマー
コープ シュルツ ヤンチュケ ヴェント
トラオレ シュティンドル シャカ ヘアマン
ラファエル アザール
立ち上がりこそマインツのハイ・プレスにバタついたものの、次第にグラードバッハが優位に試合を進めるようになる。ボールを支配し最終ラインからのビルド・アップを試みるが、マインツはしっかりと4-4-2の3ラインを構築、なかなかバイタルで仕事ができない。10分、トラオレがラファエルからのパスを受けてシュートを放つがGKにセーブされる。
22分、ヴェントからのクロスにトラオレが中央で合わせるがヒットしきれず、ファーに流れたボールをアザールが押しこむがオフサイドの判定。トラオレがしっかり決めていれば、というシーン。
グラードバッハは試合を優勢に進めながらも、早い切り替えからワン・チャンスに懸けるマインツに何度か決定的な形を作られる。35分には敵のミドルがバーをヒットしフィールドに落ちる。13分にもポスト直撃のシュートを打たれており、後ろのケアが不安。
すると42分、左サイドから入れられたクロスにファーで合わされ失点。0-1と先制を許す。厳しい時間帯に痛いビハインドを背負うことになった。45分にはシャカからのスルーパスを受けたアザールがシュートを放つが枠外に。0-1で前半を終える。
後半になってもグラードバッハがボールを支配する流れは変わらず、より流動的にボールを動かすグラードバッハがマインツ陣内で試合を進める。
54分、シュティンドルからのパスを受けたヘアマンがワン・トラップしてエリアに入ったところからシュート。これがネットに突き刺さってグラードバッハが1-1と同点に追いつく。今季リーグ戦初得点だ。
その後はグラードバッハが流れを駆って攻勢を強める。64分、中盤で奪ったボールを前線に展開、ラファエルが敵GKと一対一になるがシュートは枠に収まらず。65分にもアザールが裏に抜けてGKと一対一になるがこれもシュートはわずかに枠を外れる。立て続けに逆転機を得たが生かしきれなかった。痛恨だ。
グラードバッハはその後も74分にアザールからパスを受けたヘアマンがシュートを放つがバーの上。75分、アザールがヘアマンからのボールに受けて合わせるがこれも枠の外に。圧倒的にチャンスを作りながら決めきれないシーンが続く。
すると79分、敵のカウンターを受け、右サイドからシュートを放たれる。これがDFに当たって軌道が変わり、ボールはファー・サイドの敵FWの足許に。これをダイレクトで決められ2-1。再び勝ち越しを許す。たび重なる逸機が招いた、ある意味必然的な失点だった。
グラードバッハは81分、シュティンドルとヘアマンに代えてドルミッチとエルゴタを投入、ラファエルがボランチに、アザールが左SHに下がって、ドルミッチとエルゴタの2トップになったように見えたが、焦りもあって攻撃はなかなか形にならず。
88分にはアザールに代えてダフーを投入したが形勢は好転せず、結局グラードバッハは1-2と痛い開幕2連敗となった。
前節と異なり、シュート数15-13、ポゼッション69-31と圧倒的に試合を支配しながらワン・チャンスから先制を許し、一度は追いついたものの、絶好の逆転機をことごとく外し続けた結果、再びワン・チャンスから突き放された。
やっていること自体は昨季と変わらず、この路線を進むことに疑問はないが、早く1勝しないと全体のバランスがおかしくなってしまう。地力はあるはずなのに歯車が狂って予想外の苦戦を強いられるクラブを我々はこれまで何度も見てきており、そうなる前に修正しなければならない。
シュルツが悪い訳ではないのだが、守備に問題があるのは明らかで、ここは経験のあるブラウアースを一度先発に戻してみることでリズムを取り戻したいが…。
尚、ふだんであれば敵の選手についてはコメントしないが、この日はFC東京からマインツに移籍した武藤が先発した。積極的に裏を狙いボールを引き出したが、ゴールには至らず。87分、90分には前がかりになったグラードバッハの裏をついていずれもゴール前でフリーになったがシュートは枠に収まらず。
kickerの評価はチームで最も悪い4.5。結果を出さないと評価されないポジションであり、せっかく先発で使ってもらった試合の最後に悪印象を残したのは残念。グラードバッハ戦以外で頑張って欲しい。
グラードバッハは開幕2連敗で最下位に。とにかくまず1勝する他ない。笑い話で済むのはここまでだ。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「前半はあまりにも急ぎすぎたために無用の失点を喫してしまった。後半に入ってからは全然よくなり、内容に見合った形で同点にすることができた。その後も何度か大きなチャンスがあったが、残念ながらそれを生かすことができなかった。詰めの部分での軽率さに対して冷徹な応報があったというべきだろう。少なくとも勝ち点1は妥当であったが、敗戦はとりわけ苦い結果だ。個の部分であまりにたくさんのミスがあり、まだまだやらなければならないことがたくさんある。全体に、我々によくない方に物事が転がったというべきだろう」
2時半に寝て今日の仕事はキツかった…。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2015年08月22日 23:14
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【Jリーグ第25節】名古屋×FC東京
■2015年8月22日(土) 19:00キックオフ
■豊田スタジアム
今回は瑞穂ではなく豊田スタジアムでのアウェイ・ゲーム。ここは数年前に一度行ったことがあるが、今回はおとなしく自宅スカパー観戦に。
3連勝で首位に勝ち点4差に迫った東京としてはしっかり勝ち点を積み上げて上位の足場を固めたい試合。ホームではオウンゴールで0-1と残念な敗戦を喫しており、何とか勝ち点をもぎ取らなければならない。
今節は森重が警告累積で出場停止。前節脱水症状で途中交代した徳永が出られなければ奈良の初出場もあるかと思われたが徳永が先発、丸山と吉本がCBでコンビを組むこととなった。それ以外は前節と同じ布陣。奈良はちょっと見てみたかったが…。
榎本
松田 吉本 丸山 徳永
羽生 高橋 米本
河野
バーンズ 前田
名古屋がボールを支配、東京が自陣で名古屋の攻撃を受ける立ち上がりとなる。東京は粘り強く守り、奪ったボールを素早く縦に展開、前田、バーンズが受けてカウンターを狙う。
8分、中央の前田が右サイドの羽生に展開、羽生のクロスはきれいにゴール前に入ったが飛びこんだバーンズにはわずかに合わず。
どちらも守備が集中しており最後のところで身体を張って守れているのでフィニッシュまで行けるシーンは少ない。奪っては仕掛ける応酬となり落ち着きのない試合に。
東京は22分、丸山からのフィードを受けた前田が裏に走るがボールを収めきれず。25分にも河野からのクロスを受けた前田がシュートを放つが枠を外れる。26分、敵GKがDFに出したボールがルーズになったところを河野が拾いフリーでシュートを放つがGK正面。敵失からのもらいもののチャンスだっただけに決めておきたかったが…。
逆に31分、自陣で横パスを受けた吉本が足許でボールをこぼし敵FWに奪われる。そのままフリーでシュートを打たれるが榎本が足一本でセーブ、事無きを得る。集中を欠いたうかつなプレーで致命的な結果を招くリスクもあった。榎本に救われた。
名古屋にボールを持たれながらも集中した守備で得点を許さず、危ういシーンもあったもののスコアレスで前半を終える。
後半に入ると東京がやや攻勢に。ボールを持てるようになり敵陣でのプレーが多くなる。
54分、敵陣でボールを奪った高橋がそのままシュートを放つが枠外。56分、米本、前田、河野とつないだパスを受けたバーンズが左サイドを抜け出すがシュートはGKに。63分、松田の左CKがファーに流れ、吉本が足を伸ばしたが枠には飛ばせず。チャンスは作るものの決めきれないシーンが続く。この時間帯に得点できればよかったが。
68分、名古屋が一気に2人の外国人を投入。名古屋に流れが傾く。CKに榎本が飛び出そうとしたが密集の中で出られず、敵に頭を越すシュートを放たれるがDFが何とかライン上でクリア、こぼれ球に詰められたシュートは枠を外れる。思わずヘンな声の出たシーンだったがカツカツでしのぐ。
東京は72分、バーンズに代えてサンダサを投入、さらに76分、河野に代えて中島を投入し勝負に出る。
しかし前線にボールが収まらず、逆に名古屋の攻撃に押しこまれてしのぐ展開になるが、名古屋の攻撃も自らシュートを外すなど迫力を欠き、東京が手堅くしのぐ。
アディショナル・タイム、中島が中央をドリブルで上がったところにファウルを受けてゴール正面、ペナルティ・エリアのすぐ外でFKを得る。サヨナラ勝ちの絶好のチャンスだったが、これを丸山が壁に当てて試合終了。互いに決定打の出ない試合で0-0の引き分けに終わった。
権田、太田、梶山らに加え、出場停止で森重を欠く苦しいメンバーになったが、何とかアウェイで敵を無失点に抑えて最低限の勝ち点1を持ち帰れたことは評価すべき。甲府戦、大阪戦のような「当たり」はなかったが、方法論、レベル感はそれらの試合と大差なく、この試合だけを取り立てて悲観するような内容ではなかったと思う。
他の上位クラブが軒並み勝っており、星勘定的には厳しい引き分けとなったが、無失点なら少なくとも負けることはないという戦術を地で行った試合。攻撃は水もので入る時も入らない時もあると思えば、失点をなくして勝ち点1をまずは確保するという考え方は間違っていないし、今季のベースはまさにそこにある。その意味で僕はこの引き分けはまったく悪くないと思うし、むしろ今季を象徴するような価値のある勝ち点1だったとさえ思う。
こうした苦しい試合で軽い失点を喫し、もったいない敗戦に至ることもこれまで少なくなかったことを考えれば、最後まで集中しかっちりと抑えきって勝ち点1を固められたことは大きな成長。この勝ち点1を生かすことができるかどうかは次の試合にかかっている。
東京は勝ち点1を積み上げ49(1試合あたり1.96)で3位をキープ。次節、清水戦が重要な試合になる。
評点(評点は
ドイツ式
):
榎本(3) 今日もいい仕事。勝ち点1を守った。吉本は榎本に礼を言うべき。
松田(4) 何本かに一本いいクロスが。この精度を上げて行きたい。
吉本(4) 致命的なボール・ロスト。バタバタしながら何とか守りきった。
丸山(3.5) 森重に代わってラインをコントロール。最後のFKがもったいなかった。
徳永(3.5) 前節交替のダメージなく、固い守備と攻撃参加で存在感を見せた。
羽生(3) 広い範囲を動いてボールをつないだ。フル出場ご苦労さま。
高橋(3.5) 中央でリズムを作った。コンスタントにいい仕事をしている。
米本(3) 代表から帰ってギアが上がった。強みを生かした挑戦ができている。
河野(3.5) 気が効き過ぎたプレーもあるがいい守備からのチャンスメイク。
バーンズ(3.5) やや持ち過ぎたシーンもあるがチャレンジが敵の脅威に。
前田(3.5) シュートは枠に行かなかったが献身的にボールを受けた。
===
サンダサ(4) 強みを見せられず。先発で長い時間見てみたいが。
中島(4.5) 前に向かう姿勢は見えたが敵DFに力負け。最後にFK獲得。
この局面を乗り越えれば層は相当厚くなる。ここが踏ん張りどころだ。
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FC東京
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J1リーグ戦
2015年08月17日 22:16
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【ブンデスリーガ第1節】BVB×グラードバッハ
■2015年8月15日(土) 18:30キックオフ
■Signal-Iduna-Park (Dortmund)
DFBポカールに続いていよいよブンデスリーガも開幕。アウェイでBVBと対戦という注目のカードとなった。ポカールでパウリに快勝した流れでリーグ戦も開幕ダッシュしたいところ。
日本時間日曜日未明2時半という深夜のキックオフだが、せっかくの開幕戦だし、スカパーの生中継もあるし、先に仮眠してから起き出して、新しく買った今季のユニを着こんでテレビの前に陣取った。
布陣はポカールと同じ。クリステンセン、シュティンドル、ドルミッチらが先発し、アザール、ヘアマン、コープはベンチ・スタート。シュトランツル、ドミンゲス、ハーンらは引き続き欠場となった。
ゾマー
ヤンチュケ シュルツ クリステンセン ヴェント
トラオレ シュティンドル シャカ ジョンソン
ラファエル ドルミッチ
試合は序盤からBVBのペース。グラードバッハは5分、トラオレのCKにヤンチュケが合わせるがボールはバーの上に。これがファースト・シュートとなるが、その後はテンポよくボールをつなぎ全体を押し上げてくるBVBに対し自陣に押しこまれる。
8分にはスルーパスから裏に抜け出されシュートを決められるがオフサイドで救われる。際どい判定だった。その後もBVBの圧力を受け続け、15分にはエリア外からのパスを敵MFが落とすと、これを拾ってシュートを放たれゴール。0-1と先制を許す。人はいたが対応が間に合わなかったという感じ。
さらに21分、サイドからのクロスをヘディングで決められ追加点。0-2とリードを広げられる。33分には奪われたボールをスルーで前線に展開され、クロスに合わされて再び失点。20分足らずの間に3点を奪われて0-3とすっかり流れを持って行かれる。
グラードバッハはほぼ攻撃の手が出ず。そういえば昨季もシーズン前半のBVB戦では手も足も出ず、開幕から続いていた不敗記録を止められたんだっけ…。結局チャンスらしいチャンスも作れず、最後まで押しこまれて前半を終えた。
後半に入っても流れは変わらず。50分、前がかりになったところに左サイドからスルー・パスを出されカウンターを浴びる。ボール・ホルダーにこぞって寄せに行くと並走した敵MFにラスト・パスを出され難なくゴール。0-4と早くも試合は決まってしまう。
その後は65分にトラオレに代えてヘアマンを、66分にはドルミッチに代えてアザールを、立て続けに投入し攻撃をてこ入れしようとするがBVBの勢いは止められず、何度か危ないピンチがあったが敵のシュート・ミスなどで何とかしのぐ。
79分、既に警告を受けていたシャカに代えてダフーを投入。あのままでは2度めの警告を受けかねなかったので正しい判断だろう。しかしグラードバッハは最後まで攻撃の形が作れず、アディショナル・タイムもなく0-4でBVBに完敗した。
20歳のシュルツと19歳のクリステンセンという若いCBの不安定さにつけこまれた感は否めず、結果論ではあるが、経験と落ち着きの要求されるポジションとしては一方をブラウアースにすべきだったのかもしれない。
攻撃も攻め急いでは不正確なパスからボールを失う繰り返しでほぼフィニッシュまで行けず。シュート数が5-17、ポゼッションが40-60ではやはり勝てない。BVBの流動的でスピードのある攻撃について行けず、最初から最後まで敵に主導権を握られっぱなしでは攻撃の持ち味も出せないのは道理。
ドルミッチがどうとかシュティンドルがこうとか言う以前の問題で、完全に力負けという他ない試合だった。3点目は意識が前に行く中で裏を取られ、4点目は後半の入りに集中を欠いたもので、実質的に試合の流れを決めたのは2点目だったと思う。グラードバッハは最後まで間延びせず3ラインを保ったが、いかんせん攻撃の糸口がまったくつかめなかった。
もちろん、ここで下を向く訳に行かないし、昨季の好調さに対して今季の初戦でしっかり痛いしっぺ返しをうけたことは悪くない。何を修正し、何を発展させるのか、この敗戦から学ぶべきことは多く、その意味で価値のある敗戦だ。というか価値ある敗戦にしなければならない。
高すぎる授業料を払った。この勝ち点3のロスはホームで絶対に取り返さなければならないぞ。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「ドルトムントの勝利はまったく妥当なものだ。実際のところ試合の入りは悪くなかったし、2度のいいカウンターのチャンスを生かすこともできたはずだった。しかしその後はあまりに簡単に失点を重ねてしまい、試合をコントロールすることができなかった。あんなに短い時間で0-3のビハインドを背負ってしまえばどうしても難しくなる。ドルトムントは明らかに我々よりよく、いいテンポでプレーしよく動いていた。我々は安定を取り戻すためにまだまだたくさんしなければならないことがあるということがよく分かった」
次節はホーム開幕戦にマインツを迎える。FC東京から移籍したFWがいるので僕としても感慨深い試合。この1週間の過ごし方が問われる。
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ブンデスリーガ
2015年08月17日 00:13
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【Jリーグ第24節】FC東京×G大阪
■2015年8月16日(日) 18:00キックオフ
■味の素スタジアム
5時過ぎに飛田給の駅を出ると大粒の雨が落ち始めているところ。傘はなかったが待っていても席がふさがるばかりなので、そのままスタジアムまで雨に濡れながら歩いた。雨はその後ゲリラ豪雨的に激しくなり、キックオフ後まで降り続いたので、本格的に降りだす前にスタジアムまで突破したのは正しかった。
武藤はいなくなったのに、夏休みということもあってかチケットの前売りが好調、コンコースは人であふれていた。やはり成績がいいと客は増えるのか。常連としては不自由なところもあるがたくさんの人が味スタに足を運んでくれるのは歓迎だ。
今季、下位のクラブにはきっちり勝てているものの、実力の高い上位のクラブにはほとんど勝てていない東京としては、ここからタイトルを狙うのならば、何としても勝たねばならない試合。クラブとしてもサポとしても真価と覚悟が問われる試合。気負うことはないが準備したことをしっかり表現しなければならない。
権田、石川、梶山らに加え、東が足の負傷で欠場ということで、河野が久しぶりに先発。高橋をアンカーにし、河野をトップ下に置いた4-3-3(または中盤をダイヤモンド型にした4-4-2)になった。
榎本
松田 森重 丸山 徳永
羽生 高橋 米本
河野
バーンズ 前田
試合は序盤から激しく主導権を争う展開に。大阪は流動的にボールを動かしながら前線に決定的なパスを通して来るが、東京は集中した守備で決定的な形を作らせない。一方、東京は奪ったボールを早めに前線に当て、バーンズと前田が収めることで起点を作ろうとするがなかなかフィニッシュまで持ちこめない。拮抗した争いとなる。
13分、左寄りで得たFKを松田が小さく出し森重が狙ったが敵GKがセーブ。これがファースト・シュートとなる。15分、羽生が右サイドのスペースに出したパスをバーンズが受け、エリア内に仕掛ける。敵DFをかわしてゴールラインに近いところから流しこんだクロスに、飛びこんだ米本が右足で合わせゴール。東京が1-0と貴重な先制点を得る。
リードを奪った東京はリスクをコントロール。しっかりとブロックを構築しコンパクトな守備で大阪に出しどころを与えない。大阪はサイドにボールをつけて細かいパスの出し入れから局面を打開しようとするが東京の守備も堅い。19分には敵FWにゴール正面からシュートを打たれるが榎本が腕一本でセーブ。前節に続いて榎本の落ち着きに救われる。
31分、カウンターを仕掛ける。前田からのスルーパスを受けた河野がループ気味にGKを越すシュートを放ったがボールはバーに嫌われる。これが決まっていれば楽な展開になっていたが運がない。ポゼッションは大阪に委ねているものの、要所でしっかり守りきり、前線、中盤と連動したプレッシングも効いて、1-0とリードを保ったまま前半を終えた。
東京は後半から徳永に代えて吉本を投入、丸山が左SBにスライドする。事後の情報では、徳永が頭痛を訴え、熱中症の疑いということで大事をとったらしい。
しかし47分、大阪のスピードある攻撃に押しこまれ、左サイドに空いたスペースを使われてフリーでクロスを放りこまれる、中央に走りこんだ敵FWを捕まえることができず、これにダイレクトで合わされて失点。後半開始早々に1-1と追いつかれてしまう。交替の隙を突かれた形で、最も気をつけなければならない局面の失点は悔やまれる。
フィッカデンティ監督はこれに反応、51分、河野を下げて三田を投入。4-3-3を放棄し、高橋と米本のダブル・ボランチ、右に羽生、左に三田をSHとして配した4-4-2にシステムを変更する。ピッチ幅をしっかりカバーすることでリスクをコントロール。この対応はこの日のポイントの一つになったと思う。
すると58分、自陣でカットしたパスを米本がドリブルで持ち上がりカウンターを仕掛ける。敵陣に入り米本は右を並走した羽生にパス、これを受けて羽生が右サイドからクロスを入れると、ボールはゴール前を横切りファーに。ここにバーンズがフリーで飛びこんでダイビング・ヘッド。ボールはネットに突き刺さりゴール。東京が2-1と再び勝ち越す。
このシーン、米本を追っていた敵FWがいい距離まで迫りながら諦めてくれたことが米本がそのまま持ち上がれた。また、前田が中央で敵DFを引きつけてくれたので、ファーから飛びこんだバーンズがフリーになれた。素晴らしいコンビネーションでカウンターを決めきりリードを奪った意味は大きい。
その後は反撃を試みる大阪に対して、守りを固める東京という形で試合が進む。東京はしっかりと3ラインを形成、ボール・ホルダーに果敢にアプローチできており、チャンスは作られるものの最後のところではしっかりとカギをかけられている。
75分、右サイドで敵FWにボールを持たれ決定的なシュートを浴びるがボールはファーのポストをヒットしゴール前を横ぎる。最もヤバいと思ったシーンだったが運はある。
84分、バーンズに代えてサンダサを投入。敵陣で時間を使いながら試合をクローズしようとする。アディショナル・タイムには右寄り25メートルほどのところでFKを与えたが、敵のキックは枠を外れて試合終了。東京が一度は追いつかれながらも突き放し、4位の大阪相手に価値の高い勝利を挙げた。
バーンズと前田の前線での踏ん張りが素晴らしかっただけでなく、羽生、米本らの労を厭わぬ献身的な動きが試合を作った。丸山、森重が敵の強力なFWを封じこめ、榎本のスーパー・セーブもあった。武藤が抜け、ケガ人も多い中での試合だったが、層の厚さを感じさせる高いパフォーマンスは評価するべき。
また、これまで、こうした上位との対決でことごとく苦杯をなめてきたメンタルの弱さをひとつ克服できたのも大きい。追いつかれたところでガタガタ崩れてもおかしくなかったし、実際その後しばらくは押しこまれたが、カウンターのワン・チャンスを確実に決め、その後はしっかりリスクをコントロールして勝ちきったのは大きな成長。次に挑戦する資格を得たと言っていいだろう。
一方で、後半の入り方には課題を残した。交替でポジションをスライドした直後であり、慎重にも慎重を期すべき時間帯だったが、勢いをつけて押しこんできた大阪の攻撃に対応しきれず、フリーでクロスを入れさせてしまった。それ以外のピンチは何とかしのぎきっていただけに悔やまれる失点。次節までに総括、修正しなければならない。
シュート数は10-17、ポゼッションは39-61と、ボールは大阪に持たれたが、主導権は最後まで渡さず、力のあるクラブにしっかりと戦略的に渡り合った。今季、まだ浦和、広島との対戦を残しているし、ナビスコ・カップでは鹿島との試合もあるが、この試合で得たものをしっかりと自分たちのものにしたい。
東京はこれで勝ち点を48に伸ばし、1試合あたりの勝ち点を2.00とした。順位は3位と変わらないが、首位・浦和との勝ち点差は4、2位広島との勝ち点差は1。一方4位の大阪との勝ち点差は7に開いた。しっかり勝ち点を積み上げて行けばタイトルは現実的に手の届くところ。だからこそひとつひとつの試合を丁寧に、ラスト・チャンスのつもりで戦わねばならない。本当の戦いはここからなのだ。
評点(評点は
ドイツ式
):
榎本(3) 今日もまた榎本のセーブに救われた。本当にいてくれてよかった。
松田(3.5) 守備に追われる時間も長かったがしっかりと我慢できた。
森重(3.5) 失点シーンでは敵FWに競り負け。疲れはあるがプレーは堅実。
丸山(3.5) 敵のFWに手を焼いたが何とか抑えこんだ。フィードの精度を欠いた。
徳永(3.5) 守備に奮闘したが前半で交替。大したことがなければいいが。
羽生(3) 縦横に動いてボールを受け、チャンスを演出。クロスが美しかった。
高橋(3) 落ち着いてボールを捌いた。このところ好調を維持できている。
米本(2.5) 得点、カウンターも素晴らしかったが、本来の仕事が秀逸。
河野(3.5) 前半のチャンスは決めたかった。アクセントになる動きがいい。
バーンズ(2) キープ、切れこみ、シュートと攻撃をリード。決勝点もナイス。
前田(2.5) 得点はなかったが献身的にボールを受け続けた。貢献大きい。
===
吉本(3.5) 全消しゴム発売記念。次節森重出場停止の穴をしっかり埋めたい。
三田(4) あと一歩のところで以前の思いきりが影を潜めている。奮起を。
サンダサ(-) 時間短し。ゴール欲しい。
次節はアウェイでの名古屋戦。シーズン前半はオウン・ゴールで悔しい敗戦を喫しており、雪辱しなければならないぞ。
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J1リーグ戦
2015年08月13日 11:29
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■
【Jリーグ第23節】甲府×FC東京
■2015年8月12日(水) 19:00キックオフ
■山梨中銀スタジアム
東アジアカップによる中断明け初戦。平日夜のアウェイ開催だが、ちょうど夏休みなので前日から石和温泉に一泊、当日は土産の桃と巨峰も調達し、満を持して小瀬スポーツ公園に到着、駐車場にも難なく入れた。
東京は権田がオーバートレーニング症候群で離脱、石川も前十字靱帯断裂の重傷で今季絶望。また代表招集を受け東アジアカップで1試合にフル出場した太田は足に違和感を訴えて帯同せず、森重は東アジアカップで3試合にフル出場するなどコンディションに不安を抱える。こういう状況だからこそしっかり勝ち点を確保したい。
権田に代わって榎本が先発、圍も故障のため、U18で二種登録の波多野がベンチ入り。また、東がケガから公式戦に復帰、バーンズが公式戦初先発となった。
榎本
松田 森重 丸山 徳永
羽生 高橋 米本 東
バーンズ 前田
試合は開始早々に左サイドからクリティカルなシュートを許すが、その後は東京がボールを支配、パスをつなぎながら攻撃を試みる。しかし、自陣で強固なブロックを構築する甲府の守備をなかなか崩せず、フィニッシュまで持ちこめない。甲府は奪ったボールをシンプルに前線に入れてくるが、森重、丸山がしっかり対応して敵FWに仕事をさせない。
東京のファースト・シュートは23分、エリア外のこぼれ球に高橋が詰めてミドルを放つがシュートは敵DFに当たる。24分、徳永が自陣での競り合いで敵MFが頭を打ちいったんピッチ・アウト。心配されたが額に大きなたんこぶをつくりながら復帰。36分、東のCKにファーで森重がヘディングするがボールの下に入り過ぎてコントロールできず枠外に。
前線で前田、バーンズが積極的にボールを受け、東、羽生らが流動的に動いてチャンスを作るが、中央では甲府の守りも堅く、前半の終盤にかけて何度かチャンスを作るが決めきれない。シュートのひとつ前までは行けているが、そこからが合わしきれないイメージ。東京が優勢ながらスコアレスで前半を終える。
後半に入っても東京の攻撃を甲府がしのぐ流れは変わらず。54分、バーンズが右サイドからドリブルでエリア内に入りこみ、中央にクロスを入れると、東が頭で合わせるがバーをヒット。絶好機だったが決めきれず。
62分、右サイド松田からのクロスが中央でブロックされたところに羽生が詰めシュート。これはGKにブロックされたが、さらにこのこぼれ球に後ろから走りこんだ高橋がダイレクト・ボレー。これが鋭い軌道でゴールネットに突き刺さり東京が先制。1-0とリードを得る。状況判断もシュートもよかった。ゴールの直前、橋本か河野が交替の用意をしているように見えたが、得点したためいったん戻す。
71分、バーンズがフィードを受けて裏に抜け出し、右サイドからシュートを放つが敵GKがセーブ。72分、バーンズは河野に交替。河野はそのままトップに入ったようだ。78分には東に代えて橋本を投入。橋本が右SHに入り、羽生が左SHに回る。
終盤は甲府がパワー・プレーに出て前線に長いボールを放りこんでくるようになるが、東京は森重、丸山が集中した守備でこれに対応する。最大のピンチは83分、右サイドからエリアに侵入され、至近距離から強烈なシュートを放たれるが、榎本が腕一本でセーブ、九死に一生を得る。これで勝利を確信。
その後も甲府が捨て身の反撃を仕掛けてくるが、東京は85分、羽生に代えて三田を投入し試合をクローズ。1-0と久々の完封勝利となった。
甲府の堅い守備に苦しんだが、しっかりとボールを動かして攻撃を仕掛けることができていた。得点はなかったものの、前田、バーンズが前線でしっかりとボールを受けて起点になり、羽生、東、さらには松田らが攻撃に絡むことで攻撃にバリエーションが生まれ、最後は後ろから攻撃に参加した高橋の見事なミドルで決勝点を奪った。武藤も太田もいない中で、きちんとパスをつなぎ汗をかいての勝利は大きい。
守備では丸山の落ち着いた守備が光った。敵FWに仕事をさせず、敵のクリティカルなフィードにもベストの対応。ビルド・アップも正確で出しどころもよく、代表帰りの森重よりも堂々と守備を牽引、完封の原動力となった。
また、権田の離脱で先発となった榎本も経験を感じさせる対応で、特に83分のビッグ・セーブはチームを救った。控えでいた間、いかにこの日のあり得べきことを想定してしっかり準備していたかがよく分かる活躍。榎本がいてくれてよかった。
シュート数は12-3とほぼ甲府にチャンスを与えず、ポゼッションも60-40と印象通り。何より完封できたことが大きな自信になるだろう。次節、ホームでの大阪戦に向けて重要な勝ち点3を得た。
東京はこれで2連勝、勝ち点を45(1試合あたり1.96)に伸ばし3位をキープ。首位広島、2位浦和とはともに勝ち点差4であり、勝ち続ければ食らいついて行くことはできる。いつの間にか残り11試合とシーズンも終盤に入りつつあるが、ここからは負けないこと、仮に負けても連敗しないことが極めて重要になる。
権田の離脱や太田の状態が不透明なことなど、手負いの状態であることは否めないが、故障者を抱えているのはどのクラブも多かれ少なかれ同じこと。GKはともかく選手層はしっかりしており、タイトルに向け、総力を挙げて残り試合を戦うしかない。その意味でこの勝利は極めて大きなものだった。
評点(評点は
ドイツ式
):
榎本(2.5) ビッグ・セーブで窮地を救う。安心感あったのは準備の賜物。
松田(3.5) クロスが効いていた。巡ってきたチャンスにアピールできた。
森重(3.5) 代表の疲れもあったと思うがまずは問題のない守備で完封に貢献。
丸山(3) 競り合い、カバー、ビルド・アップのすべてにおいて代表級の活躍。
徳永(3.5) 負傷しながらも最後まで戦いきった。攻撃参加も効いていた。
羽生(3.5) いて欲しい時にそこにいるポジショニングは健在。いい仕事した。
高橋(3) 打つべき時に打ったシュートがゴールに。高い技術が生きた。
米本(3.5) 真ん中で地道にボールを狩った。このポジションで生きる男。
東(3) 試合を作ることのできる男。羽生との共演は見ていて楽しい。
バーンズ(3.5) 守備をサボらず、仕掛けが敵の脅威に。フィットしつつある。
前田(3.5) 前線でしっかりボールを捌いた。欠くことのできないピースに。
===
河野(3.5) 前線からボールを追い、終盤の敵の攻撃をしっかり遅らせた。
橋本(-) 時間短し。
三田(-) 時間短し。
次節の大阪戦、上位相手にきちんと勝てるかどうか真価の問われる試合。上位との対戦をひとつずつ越えて行かないとタイトルは覚束ない。チームもサポも覚悟が必要だ。
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J1リーグ戦
2015年08月11日 13:02
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【DFBポカール1回戦】ザンクト・パウリ×グラードバッハ
■2015年8月10日(月) 20:30キックオフ
■Millerntor-Stadion (Hamburg)
今季最初の公式戦はDFBポカールの1回戦、2部のザンクト・パウリとのアウェイ・ゲームである。1回戦の大方の試合は土曜日と日曜日に行われたが、この試合は月曜日の夜、日本時間では火曜日未明3時半のキックオフということで何を考えているのか。夜が明けてからグラードバッハの有料動画サイトで時差視聴したが結果は先に見てしまった…。
グラードバッハはクラマー、クルーゼという昨季の中心選手を放出、相応の補強は行ったが、チャンピオンズ・リーグを戦うことも考えれば、この時点でどの程度チームが出来上がっているかを確認するために重要な試合である。
DFラインはシュトランツルとドミンゲスがともに欠場となりチェルシーからレンタルで獲得したクリステンセンと、トップでの公式戦デビューとなるシュルツがCBに。またボランチではハノーファーから獲得したシュティンドルがシャカとコンビを組んだ。前線ではレバークーゼンから獲得したドルミッチがラファエルと2トップ。
ゾマー
ヤンチュケ シュルツ クリステンセン ヴェント
トラオレ シュティンドル シャカ ジョンソン
ラファエル ドルミッチ
前半はアグレッシヴに仕掛けてくるパウリに対しグラードバッハが受けに回る展開。グラードバッハは奪ったボールをつないで攻め上がろうとするが、切り替え早くコンパクトにブロックを形成するパウリに対してなかなかフィニッシュまで持ちこめない。互いに狭い中盤を打開できない緊迫した試合となる。
33分、シャカの自陣での横パスをさらわれ、ゴール前に展開される。右サイドから中央に戻されたボールに後ろから走りこんだ敵MFがダイレクトで合わせると、ボールは鋭い軌道でゴールへ。ゾマーも反応したが届かず、0-1と先制を許す。エリア外からの見事なミドル・シュートだった。
ビハインドを背負ったグラードバッハは、後半開始から積極的に前に出る。54分、トラオレが右サイドを駆け上がり、中央に折り返し。これを受けたシュティンドルがダイレクトで合わせると、シュートは敵DFに当たって軌道が変わりそのままゴールへ。後半開始早々のいい時間帯に1-1と同点に追いつく。
さらに56分、再びトラオレが右サイドから仕掛ける。中央のシュティンドルに預け、シュティンドルが落としたボールをトラオレが左足でシュート。巻いたボールはファーに決まり2-1と逆転。トラオレの思いきりと技術が生きたファイン・シュート。
リードを奪った後は落ち着いた戦いぶりとなったが、67分、左サイドのヴェントからジョンソンを経由してボールを受けたラファエルがエリア内からシュート。これは敵GKにセーブされたが、正面にこぼれたボールをシュティンドルが蹴りこんでゴール。グラードバッハが3-1とリードを広げる。
77分、ドルミッチに代えてアザールを、84分にはトラオレに代えてヘアマンを投入。86分、ラファエルが中盤で受けたボールを、アザールが裏に抜け出すタイミングを計って前線にパス。これを受けたアザールがワン・トラップからシュートしゴール。敵DFに並走され角度的にも難しいところだったが、ニアを抜く技術の高いシュートだった。これで4-1とほぼ試合が決まる。
87分にはシャカに代えてダフーを投入して試合をクローズ、4-1でグラードバッハがパウリに完勝し、2回戦にコマを進めた。
前半は敵のコンパクトな守備とカップ戦独特の前がかりな攻撃に手を焼き先制を許したが、後半は格の違いを示して逆転勝ち。まずはリーグ戦開幕に向けて順調な滑り出しと評していいだろう。特にシュティンドルがしっかり攻撃に絡んで機能していたし、ドルミッチもゴールこそなかったものの前線で味方を生かす動きができていたと思う。
またトラオレ、ラファエル、アザールら、既存戦力も安定した力を発揮、チームの仕上がりは悪くない。少ないタッチでボールを動かしながら一本のクリティカルなパスから一気に前線を目指す攻撃やコンパクトな守備など、昨季躍進した基本的な戦略・戦術は不変であり、今季はそれにどこまで上積みできるかが勝負になる。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「前半はあまりよくなかった。スピードが欠けていたが、敵を最低限疲れさせることはできた。後半に入って我々はスピードを挙げ、サイドをしっかり使ってずっと多くのチャンスを作ることができた。カップ戦においては多くのクラブが初戦で困難に直面する。我々がアウェイで2部のクラブに4-1で勝つことができたのは悪くない結果。明日から、土曜日のドルトムントとの試合に備えて準備を始める前に、今は取り敢えず勝利を喜びたい」
リーグ開幕戦はアウェイでBVBと。スカパー中継もあるし力が入る。何としても勝ちたい。
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DFBポカール
2015年08月03日 00:50
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【親善試合】フランクフルト×FC東京
■2015年8月2日(日) 15:15キックオフ
■Commerzbank-Arena (Frankfurt/M)
親善試合だがフランクフルトにとっては新シーズン開幕のセレモニーであるとともに、最後のテスト・マッチということで仕上がりを見る大事な試合だろう。東京にとっても海外のクラブとアウェイで戦う貴重な機会だ。
東京は代表に招集された森重、太田、米本を欠き、他にも負傷者などを除いて17人が遠征に参加。布陣は以下のようになった。こうやって見てみるとそれなりに層は厚い。
榎本
松田 吉本 丸山 徳永
三田 高橋 橋本
河野
前田 バーンズ
試合経過を簡単に拾うと、まず20分に東京が前田のゴールで1-0と先制。CKからのこぼれ球をダイレクトでたたきこんだ痛快なシュートだった。さらに22分、河野が左サイド深いところで敵のボールを奪取、そのまま入れたクロスにニアでバーンズが技ありのシュートを決めて2-0と追加点を挙げる。
しかしその後は目が覚めたフランクフルトに主導権を奪われ、41分、左サイドからのクロスに中央で合わされて失点、2-1と詰め寄られる。45分には中央でボールキープを許し、そこからの落としに後ろから駆けこんで合わされ失点、2-2の同点となって前半を終える。
東京は後半からバーンズと河野に代わって石川と中島を投入。中島が左に、石川がトップに入った4-4-2に変わったか。さらに55分には松田に代えて奈良を投入。奈良がCBに入り丸山が左SBにスライド。
だが、59分にはクロスに頭で合わされ失点、2-3と逆転を許す。
61分、前田に代えて東を投入。東はそのままトップに。さらに66分、後半から出場の石川に代えてサンダサを起用。プレーを切って交替させており石川はケガの様子。東京は同点を狙って戦ったものの、最後はやや疲れも出て動きが鈍り、結局2-3でホームのフランクフルトに華を持たせる形になった。
いつもブンデスリーガを見ている僕からすれば、フランクフルトは特に規律だった戦いができる訳でもなく、顕著な戦術がある訳でもなく、ワールドクラスの選手がいる訳でもない中位のクラブに過ぎないが、それでもプレーのスピードなどに明快な彼我の差を感じた。
前半に喫した2失点は、いずれも守備の選手は揃っているのに全員が最終ラインに吸収されてバイタル・エリアをぽっかりと空けてしまい、そこに入りこんだ選手にフリーでシュートを打たせてしまうという、ここしばらく繰り返されている失点のパターンそのものだった。
失点以外にも枠に危険なシュートが飛んできたシーンは多く、榎本に救われなければもっとひどい結果にもなり得た。守備の意思統一は喫緊の課題。これが修正できなければタイトルを狙うことなど到底できない。
攻撃では臆せずにしっかりパスをつないで行けたし、チャレンジはできたが、終盤、中島が裏に抜け出して敵GKと一対一になりながらシュートをGKに当ててしまったシーンなど、まだまだ詰めの甘さが目立つ。序盤の2点で攻撃の責任は果たしたと思うが、最後は何とか追いつきたかった。
この試合で何を感じ、何を学んだか、それはシーズンの残り3分の1で問われる。貴重な時間と体力とカネを使った遠征の結果を、リーグでの戦いで表現して欲しい。
アーミン・フェー監督の談話でも訳そうかと思ったけどテキストが見当たらないので見送り。
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