フットボール・クレイジー
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2016年12月28日 23:54
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【2016年】FC東京シーズン・レビュー(6) DMF編
ボランチは難しい人繰りを強いられた1年だった。
今季は韓国代表歴のあるハ・デソンを獲得、昨季レギュラーだった高橋、米本に加え、10番の梶山、橋本らも控えるACL向けの厚い選手層で臨んだはずだったが、まずハ・デソンがリーグ開幕前に負傷離脱、開幕戦では梶山と米本がコンビを組んだ。
梶山はしかしその後出場機会を失い、8月まではほぼベンチ外か、ベンチ入りしても起用されない試合が続いた。9月に入って篠田監督の下で再びポジションを奪取、そこから最終戦まではほぼレギュラーで使われ続け、結局リーグ戦14試合出場(先発11試合)という結果になった。
梶山はある程度自由に動ける状況ではさすがというべきボールさばきやパスセンス、時間さえ操るような緩急の変化、キープなど、東京の10番に相応しい力を見せたし、守備においてもここ一番ではしっかり身体を投げ出す貢献を見せ、健在を印象づけた。
もっとも、ガチでコンパクトなぶつかり合いになってしまうとよさが生きず、またリスクの高いパスを狙いに行ってカットされるのはまだしも、自陣で気の抜けたような緩い横パスや戻しのパスをさらわれたり、プレスをかけられて軽くボールを失うなど、こっちの力が抜けるようなプレーも散見されて、梶山はやっぱり善し悪しだと再認識。
思うに梶山はパーツとして機能する男ではなく、起用するならすべてを梶山起点で組み立てるべきタレント。G大阪の遠藤や川崎の中村のように、梶山が出るなら東京は梶山のチームでなければならず、オペレーション梶山というか梶山と心中する覚悟が必要だ。サブで途中出場させる選手ではなく、主役として使うか使わないか。
選手として最良の時期をギリシャで過ごしてしまった感は否めず、古傷もあって正直ここからの完全復活は望みにくい。寂しいが「梶山のいいパフォーマンスを見られた試合もあった」ということで満足するしかないと思う。来季も要所で力を出して欲しいが、シーズン通じて依存することは難しいだろう。
米本は不動のレギュラーとして働き続けたが7月の川崎戦で負傷、以降のシーズンを棒に振った。ここ数年はケガもなく好調だっただけに、このタイミングでの長期離脱は本人もショックだろうしサポとしてもせつない。リーグ戦21試合に出場した(すべて先発)。
もともと城福監督に見出された選手であり、今季も信頼を得て重要なポジションを任されたが、守備戦術のはっきりしない今季の戦いの中で、ボールホルダーに激しく食いつきに行くスタイルが空回りすることも少なくなく、ケガは別にしても彼自身の成長という意味では正念場の一年だったと思う。
攻撃時には必ず遠くを見てプレー選択をする手堅さがあり、上がりも悪くないが、もともと「巧い」選手ではないだけに、彼自身が自分の強み、持ち味をどこに見出すのか、何で勝負するかを厳しく問われていた。代表合宿にも呼ばれ、高い評価は受けているものの、そろそろ脱皮の時期に来ていると思う。
米本はボールを奪いに行くところに強みのある選手なので、時にポジションを捨てて食いつきに行き、取れればいいが奪いきれずにはがされて後ろを使われるリスクを常に抱えている。組む相手次第では大きな穴を空ける怖さもあるということ。守備的な選手だが、彼がチャレンジした時のカバーは必要で、その意味では高橋との相性がよかった。
まずはケガからの復帰が前提だが、来季も主力としてポジションを守ってもらわないといけない人で、そのためには強みを生かすところと柔軟に対応するところの見極めを一段上げて欲しいと思う。
高橋の今季の使われ方は不可解だった。リーグ戦出場は19試合(先発11試合)にとどまり、ベンチ外になることも多かった。戦術理解、中央での未然のリスク管理、競り合いでの強さ、ポジショニングなど、中盤の底を守る選手として高い水準にあるのみならず、前述の通り米本とのコンビネーション、シュート力やCK時にニアに入る技術など、中心選手として成長を遂げてきたにも関わらず使われなかったのは理解できない。
4月に負けが込み立て直しが必要になった5月には、高橋をアンカーに置いて米本、羽生、田邉らをインサイド・ハーフに配するシステムを一時的に採用、これで成績が安定したのでようやく一安心かと思ったが、6月中旬からなぜかこのシステムは放棄され、高橋は再びポジションを失った。意味の分からない戦術転換だった。ここから再び負けが先行しついに監督更迭に至ったのは衆知の通り。
高橋は今日、神戸への完全移籍が発表された。既に報じられていた時点で覚悟はしていたが、東京でキャリアをまっとうして欲しい大事な生え抜きの選手だと思っていただけにやはりショックは大きい。今季の理不尽な使われ方からは出場機会を求めるのも仕方ないと思うが、東京より神戸でタイトルを獲りたいと思わせてしまったことが本当に情けなく、悔しい。こんな使い方ではみすみすいびり出したのも同然だ。
高橋には本当にここまでのチームへの貢献に感謝しなければならないし、彼の決断は尊重するが、残念としか言いようのない移籍。我々は高橋という一人の選手以上の大事なものを失ったと思う。
今季、ボランチで大きく成長したのは田邉だ。今季のクラブMVPを授与したいくらいだ。シーズン前半はインサイド・ハーフなどで出たり出なかったりと準レギュラー格の扱いだったが、篠田監督就任後は不動のボランチとして梶山や高橋とコンビを組んだ。リーグ戦24試合出場、そのうち18試合が先発というのは開幕前には正直予想もしなかった。
もともと「巧い」選手ではあったが、都会育ちの現代っ子であり、かつては足許や美しいプレーにこだわり過ぎてうかつなミスが出たり、ハード・ワークが足りなかったり、メンタルが幼くムラのある選手だった。
しかし、彼はスペインに行って明らかに変わった。内弁慶な都会っ子であり、海外に一人放り出されてつぶれるのではないかと正直心配したが、どういう訳かサバデルで存在感を発揮、報道によればクラブに請われて移籍期限を延長するまでの戦力になった。
シーズン途中に帰国した昨季は使ってもらえなかったが、今季は開幕からメンバー入り、前述の通り最後にはボランチに落ち着きどころを見つけた。守備面でやや軽いところはまだ見受けられるものの、堂々たるボールさばきと非凡なパスセンス、何よりピッチの中央でボールを、ゲームを預かっているという責任感がプレーに見られるようになった。
持ち前のセンスと技術に加え、自分で道を切り拓いた経験から来る自信と確信が彼を確かに成長させている。梶山を継いで次代の東京を背負う選手の一人になったと思う。この評価をしっかり受け止めて定着できるか、来季は真価を問われる大事なシーズンになる。
橋本も今季大きく成長した。リーグ戦28試合出場、そのうち20試合に先発し4得点というのは立派な成績。とはいえその使われ方は微妙だった。SBの人繰りが苦しかったとはいえ、本職とは言い難い右SBでの起用が多く、特に室屋が戦列を離れていたシーズン前半はボランチでは使ってもらえず。右SBでは面白いオーバーラップも見せたものの、守備の拙さから穴をあけてしまうこともあり苦労した。
シーズン後半はボランチ起用も増え、パフォーマンスも向上したと思う。もともと攻撃参加に独特のセンスがあり、ここ一番の時になぜだか分からないがそこにいるという存在感は貴重だ。もちろん守備時のポジショニング、連係などまだまだ向上の余地はあるが、レンタルでつけた力を東京に戻ってからもうまく表現できていると思う。
本来は生真面目で手堅い選手だと思うが、プレーのバランスをしっかり取れればさらなる成長も望める。今季はオリンピック代表に惜しくも招集されなかったが、代表もそれほど遠いところにある訳ではない。試合に出して成長させたい若手の一人だ。
羽生はリーグ戦14試合に出場したが、そのうち先発は4試合と、おもに終盤のクロージング要員として使われた。昨季はフィッカデンティ監督の下で「復活」と言ってもいい活躍だったが、さすがに今季は出場機会も減った。
ポジショニングと運動量に優れ、試合全体を俯瞰して見ることができるし、相手にとって何がいちばんイヤなプレーかもよく分かっている選手。ムードメーカーとしてもチームにとって重要で、数字に表れる以上の貢献があったと言っていい。
しかし、来季は古巣である千葉に完全移籍することが決定的と報じられている。長く東京のために働いてくれた功労者であり、甲府への期限付移籍のあと東京に復帰して活躍してくれた時は本当に涙の出る思いだった。羽生のキャリアを考えれば、最後に千葉に貢献したいと考えるのは理解でき、移籍自体は仕方ないと思うが、羽生と一緒にタイトルを獲りたかった。その意味でも今季を棒に振ったのは本当に腹立たしい。
鳴り物入りで獲得したハ・デソンは、プレ・シーズンやACLのプレー・オフなどで、攻撃の起点として大きな可能性を感じさせたが、前述の通り開幕前にケガで離脱、その後4月に戦列復帰したがチームにフィットせずベンチにも入れない状況となり、7月に名古屋に期限付移籍した。リーグ戦の出場は3試合(すべて先発)にとどまったが、移籍先ではそれなりに活躍しており、高い買い物を使いこなせなかった感が強い。来季の去就ははっきりしない。
野澤はおもにJ3で試合に出場したが、J1でも高橋が出場停止となった8月に2試合(うち1試合は先発)の出場機会を得た。そろそろステージをひとつ上がるべき時期だが、来季は岐阜に期限付移籍することになった。武者修行としてはいいタイミングだと思う。成長して帰ってきて欲しい。
来季は米本、田邉を中心に、梶山、橋本を併用する態勢か。野澤を出してしまったので手薄な感はあり、ハ・デソンが残留するならまだしも、移籍するようなら補強もあって然るべきではないか。
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FC東京
2016年12月25日 23:21
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【ブンデスリーガ第16節】グラードバッハ×ヴォルフスブルク
■2016年12月20日(火) 20:00キックオフ
■Borussia-Park
今年最後の試合、ウィークデイだというのは一応知ってたがすっかり頭から抜けており、試合が行われたことに気づかず。まあ、そりゃ感心も薄くなるわ。
ウィンター・ブレイク前に少しでも勝ち点を積み上げたい試合。残留争いの直接の相手でもあるヴォルフスブルクとの試合であり、敵に勝ち点をやらないことも重要だ。
グラードバッハは前節負傷したクラマーが欠場、代わって前節はインフルで出場できなかったシュティンドルが先発に復帰。またハーンに代わってコープが先発。
ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード
コープ シュトロブル ダフード ヴェント
シュティンドル
アザール ラファエル
試合はいきなり動く。3分、右サイドから入れられたクロスに中央で合わされて失点。0-1とビハインドを背負って試合を進めることになる。ヴェントが後ろから付いており決して簡単なシュートではなかったと思うが、ニアでうまく引っかけられた。
グラードバッハはその後も精彩を欠き、ヴォルフスブルクに主導権を握られる。20分にはゾマーがパスミス、ゴール前で敵にボールをさらわれるがシュートは自らセーブして難を逃れる。31分にもエルヴェディが自陣で空振り、敵にボールを奪われるがパスミスが出て事なきを得る。
37分にはようやく得たCKのチャンスからクリステンセンがボレーを狙うがヒットせず。結局0-1のまま前半を終えた。
後半になるとグラードバッハが積極的に前に出始める。52分、左サイドから切れこんだアザールのパスを受けたシュティンドルがミドルで狙う。敵GKがセーブしたボールがゴール前にこぼれると、アザールがこれを拾ってGKをかわしシュート。これが決まってグラードバッハが1-1と同点に追いつく。
しかし直後の57分、右サイドから中央に入れられたボールを収められ、フェスタガードが寄せることもままならないまま流しこまれて、1-2と再びリードを許してしまう。
リードを得て守備的になったヴォルフスブルクに対し、グラードバッハはやや自由に試合を運べるようになる。いくつかチャンスを作るがゴールは遠い。68分にはアザールからパスを受けたヴェントが聴き足でない右足でシュートを放つが枠に飛ばず。
73分、シュティンドルに代えてハーンを投入。試合はオープンになり、82分にはエルヴェディに代えてドルミッチを投入してゴールを狙いに行くが奏功せず、結局1-2で連敗となった。
もう全編の動画を見る気力もなくダイジェストしか見ていないが、あかんときというのはこういうものか。個々の力は間違いなくあるが、戦略も戦術もなく、手なりで場当たり的な攻撃を繰り返しているだけにしか見えない。いったいいつからこんな感じになってしまったのか。
この試合の後、クラブはアンドレ・シュバート監督の更迭を発表、後任にはディーター・ヘキングが就任することに。
シュバートは昨季開幕5連敗を受け、ルツィアン・ファヴレの後任として暫定監督に就任、そこから6連勝、10試合負けなしの快進撃を遂げてチームを立て直した。今思えばあれはファヴレの遺産を食いつぶしていただけで、綻びはアウェイでまったく勝てなくなった昨季後半から出始めていたのかもしれない。
シャカは放出したものの、代わりにクラマーを獲得、昨季の戦力にむしろ上積みして迎えた今季は開幕からスタート・ダッシュに失敗し、ここまで16試合で勝ち点16(1試合あたり1.00)と降格レベル。就任直後の華々しい戦績や、昨季4位でCL出場権を得た功績に目が曇り対応が遅れた感はあるが、ここに来ての監督更迭はやむを得ない。
ヘキングがウィンター・ブレイクの間にこのチームをいったいどう立て直すのか分からないが、決まった以上は信頼して任すしかない。チームとして攻守の約束ごとを徹底し、ベースとなる戦術を確認することから始めて欲しい。
アンドレ・シュバート監督談話:
「我々は今日はうまく試合に入ることができなかった。0-1になった後、非常に不安定になってしまったのが分かった。敵のチャンスによって、我々の試合の組み立てにミスが出た。我々は試合をしっかりグリップし、コントロールしようとしたがうまく行かなかった。我々はスペースを見つけることができず、一対一の競り合いでも安定感がなかった。それにも関わらず、時間が経つとともに次第に調子を上げた。後半はしっかり圧力をかけてゴールのチャンスを作ることができた。しかし、残念なことに我々は一対一で勝ちきることができず、再び失点してしまった。選手たちはすかさずすべてを投じて攻撃を試みた。しかし、あと1点を決めることができなかった。この敗戦には我々は非常にがっかりしている」
最後のコメントとなった。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2016年12月24日 22:07
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【天皇杯準々決勝】FC東京×川崎
■2016年12月24日(土) 16:00キックオフ
■味の素スタジアム
11月9日の天皇杯4回戦以来、実に1カ月半ぶりの公式戦。何かチャンピオン何とかやクラブ何とかがあるのはそうだとしてもこの日程はないわ。来季から見直し入るらしいけど、天皇杯の運営は日程も会場もナゾが多い。少しずつよくなってる感はあるし、今日も味スタ開催は嬉しいけど、権威ある大会ならもっと見に来る人が納得できる日程にして欲しいわ。
すでにリーグ戦はとっくに終わっており、この天皇杯だけが残った日程。これに勝てば29日に準決勝、元日に決勝となり、優勝すればACLの出場権がもらえる。既に移籍の情報も出始めており、集中するには難しい環境でもあるが、負けたらシーズン終了でありこのチームでのラスト・ゲームになってしまう。相手は強敵だが勝ち上がりたい。
シーズン終盤ケガで欠場していた徳永が先発に復帰、一方で梶山はベンチに下がり、河野、橋本はメンバー外。右SHには水沼を起用した。1トップには前田を起用。また阿部からケガから復帰してベンチ入り。
秋元
室屋 森重 丸山 徳永
田邉 高橋
水沼 東 中島
前田
序盤は川崎のペースに。東京は最終ラインを高く保ってコンパクトな布陣を敷き、ハイ・プレスを敢行するが川崎のこなれたパスワークにかわされプレスがかからない。するすると前に運ばれたり、精度の高い縦を通されたりしてピンチに陥る。
特に6分、完全に無人の荒野になった左サイドにボールを振られて、上がったFWと秋元との一対一に。敵がシュート・ミスしてくれたおかげで難は逃れたが完全に裏を取られた。失点していてもまったくおかしくなかった。
15分ごろから徐々に試合が落ち着き、東京も少しはボールが持てるようになってくるが、川崎の切り替えの速さもあって攻撃はスロー・ダウンすることが多く、なかなか敵の守備を崩すことができない。攻撃は単発感が強い。
すると20分、左サイドの深いところを空けてしまい、ここからフリーでクロスを上げられる。このボールにファーでジャンピング・ボレーを決められ失点。0-1と痛い先制点を献上してしまう。
さらに28分、今度は中央でパスを受けた敵MFがそのまま一歩持ち出してエリア外からミドル・シュート。だれも寄せられずフリーで打たれたシュートはそのままゴールに。10足らずの間に0-2と大きなビハインドを背負う。
その後も川崎がボールを支配、東京は果敢なプレスからのボール奪取もあるものの攻撃が散発でアイデアに欠けフィニッシュまで持ちこむこともできず。得点の気配も感じられないまま0-2で前半を終えた。
後半から徳永に代えて小川を投入。徳永は敵のサイド攻撃に手を焼き、攻撃の部分でも押し上げきれておらず、左足でクロスを入れられる小川で活性化を図る狙いか。決して小川がよかった訳ではないが、2点のリードを得てリスクをとる必要のなくなった川崎に対して東京がボールを持って仕掛ける機会が多くなり、ややオープンな展開に。
57分、水沼のCKに森重が頭で合わせる。これを東がゴール前でもう一度落とし、前田が押しこもうとするが空振り。当たっていればゴールだったかもしれない。もったいないプレーだった。
63分、前田に代えて平山を起用。川崎もチャンスを作るが秋元の粘りもあり追加点は許さない。早い時間帯にまず1点返したいがゴールは遠い。攻撃は試みるものの散発、単発の感が強く、互いの意図が十分噛み合っているとは言い難い。
75分、水沼に代えて阿部を投入。東京がリスクを取ってパワー・プレー気味にゴールを狙いに行き、川崎は奪ったボールを素早く展開してカウンターを狙う流れに。しかし長いボールは平山に収まらず、チャンスも生かせない。
ようやくアディショナル・タイム、左サイドからの小川のFKに、ファーに走りこんだ平山が頭で合わせゴール、1-2と1点差に。その後も果敢に攻めたが及ばず、そのまま試合終了となった。
試合を通じてみればシュート9-12、CK7-2、ポゼッション52-48と数字的には遜色なく、そこまで個々の力に差があったとは思わないが、意図のあるプレーを少ないタッチ数で連続してつないで行けるチームと、まあこんなもんかなくらいの思いつきがつながればラッキーのチームの差がはっきり出た試合。
川崎みたいにこなれたフットボールをするチームに今の我々が対抗するにはもっと目の色変えて泥臭く守り、最後のところでももっと思いきりとか割りきりが必要だったと思うが、特に守備では、失点シーンでも人数が揃いながら寄せきれない、球際に行ききれないという淡白さが目につき、安い失点を重ねてしまった。戦略・戦術とその浸透度、完成度、徹底度に明らかな差があった。
個別に見れば田邉がよかった。守備では効かない部分もあったが、落ち着いてボールを持ち、捌く力、キープ力、クリティカルなパス・コースを見つける能力とそこに通す技術、どれを取っても梶山の後継者に相応しい力をつけつつある。東京のクリエイティヴ部門担当としての成長を実感した試合。
シーズン途中から指揮を執った篠田監督はよくチームをまとめたと思うが、幹となる戦略・戦術をシーズン途中でしっかりチームに徹底するのは難しかった。就任以来無得点試合はなく、一定の結果は出したが、勝つことのできなかった浦和戦と今日の川崎戦は来季に向けての大きなヒントにしなければならない。
これで東京の今年の公式戦はすべて終わった。我々に足りないのは気合いとかやる気とか気持ちとかそういうものではなく、ただ厳しさが足りないのではないかと思った1年。これについてはシーズン・レビューの最終回で書きたいけど、とにかく、昨年2歩進んだのに3歩下がった感の拭えない1年。得たものがなかった訳ではないが、悔しく、情けなく、腹立たしく、棒に振った感の大きい1年だった。
評点(評点は
ドイツ式
):
秋元(4.5) 失点はやむなしか。ミドルの対応に課題を残したシーズンだった。
室屋(4.5) いい攻め上がりもあったが、サイドを使われた時の対応が曖昧に。
森重(5) 彼一人のせいではないが続けざまの失点はチームのもろさの表れ。
丸山(5) 2点とも真ん中を使われての失点。CBとして対応に反省点はないか。
徳永(5) 対人、スピードとも本調子とはほど遠い出来。パフォーマンスに不安。
高橋(4.5) 序盤はプレスかからず。我慢強くポジションを取り直し続けた。
田邉(4) 後半顕著にボールを捌けるようになった。今季本当に成長した。
水沼(5) 気合いが空回り。連係がちぐはぐでプレースキックの精度も欠いた。
東(4.5) 献身的に動き続けたが決定機を作れず。もっと自分で行ってもいい。
中島(4) 6本のシュートで気を吐いたがそろそろプレースタイル研究されてる。
前田(4.5) 今日も身体を張ってポストし続けてくれたがフィット今イチか。
===
小川(4.5) アシストしたが判断が致命的に遅い。あと1段階のレベルアップを。
平山(4.5) ゴールはあったがポストの質低かった。持ち味と限界の両方を見た。
阿部(-) 時間短し。ドリブルに復活が見えた。
これで29日は半休取らなくてよくなった。
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FC東京
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天皇杯
2016年12月22日 22:14
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【2016年】FC東京シーズン・レビュー(5) CB編
CBは森重と丸山が不動のレギュラーだった。
森重は代表のレギュラーにも定着、主将としてチームを引っ張った。読みのよさでピンチの芽を摘むアーリー・ディフェンス、一対一でのクレバーな強さ、ギリギリの状況での判断、さらには正確なフィード、セット・プレーでの決定力など、東京の中心であるだけでなくリーグでも屈指の現代的CBだ。ベスト11に選ばれたのも当然だろう。
警告累積で出場停止となった2試合を除くリーグ戦32試合に先発した。今季はフィードの狙いが狂ったり、うかつなパスミスでピンチの起点になるシーンもないではなかったが、4得点も含めチームへの貢献はそれを補って余りあるもの。勝つことの重要性、結果を出すことの必要性を誰よりも真摯に考えていたのも彼だろう。
別稿にも書いたが、4月の名古屋戦、ACL江蘇蘇寧戦で2試合続けて2得点を挙げる一方、必死のプレーで出場停止と引き換えに勝利を引き寄せた。この時の危機感が結局チームに響かずじりじりと後退戦を戦うことになったのは残念だったが、森重は信頼できる主将だと確信した試合だった。
鳥栖からのオファーも報じられたが来季も東京で戦ってくれると考えていいだろう。もはや東京に欠かすことのできない核。だが、森重も来季で30歳であり、トップ・フォームもあと何年か。トップ・フォームの森重とともにリーグ・タイトルを獲りたい。彼にとっても、クラブにとっても重要な挑戦のシーズンになる。
森重のパートナーとなったのは丸山だった。リーグ戦34試合に出場(うち先発は32試合)、調子の波はあったものの安定したカバーリングとクレバーなポジショニングでCBの左をレギュラー・ポジションにした。左足から安定したフィードが繰り出せるのも武器だし、対人も強い。
左利きのCBという特徴を買われて代表にも招集され、途中出場ではあるものの2試合に出場を果たすなど飛躍の1年になった。たまにプレーが消極的になり精彩を欠く試合があるのが気になるが、年齢的にもこれから最もバランスのいい時期にさしかかるはずで、東京のセンターラインを支える重要な選手に成長した。来季も活躍を期待したい。
森重、丸山が同時に代表招集されるカップ戦などできちんとその穴を埋めたのは吉本だった。リーグ戦は7試合(先発4試合)の出場にとどまったが、ACL、ルヴァンカップなどでしっかりと森重、丸山の留守を預かった。またJ3にも出場、単なるバック・アップ以上の貢献があった。吉本が常に控えていてくれることの価値は高かった。
「全消し」と言われる絶妙のタイミングでの飛びこみももちろんだが、粘り強く身体を張る守備は森重や丸山とは違った価値があり、ゲーム・プランによってはもっと吉本を「有効活用」してもいいのではないかと思った。ユース出身だが期限付移籍でJ2を渡り歩いた経験もある苦労人。吉本はもっと大事にせなあかん。
CBの専門家がこの3人くらいしかいない中で、森重・丸山不在のカップ戦のカバーをしたのは高橋だ。ボランチでの起用も含めリーグ戦19試合(先発11試合)出場にとどまった。メンバーから外れることすら少なくなく、なぜ高橋がこんなに冷遇されなければならないのか理解できない。高橋に関してはDMFのところで字数を割きたい。
あと、橋本もルヴァンカップで1試合だけCBを務めた。橋本についてもDMFのところで論じることにしよう。
森重、丸山が盤石なだけに、逆に編成が難しいが、万一のケガなども考えると、バック・アップが吉本ひとりでは心許ない。U18の岡崎を昇格させたが、U23もあり、もう一人経験のあるCBが欲しいところ。他にも補強ポイントはあり獲得は難しいかもだが、リスクには備えたい。
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FC東京
2016年12月19日 23:46
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【2016年】FC東京シーズン・レビュー(4) SB編
SBは激動の1年だった。
もともと、右サイドは徳永が不動のレギュラーで、左サイドの太田とサブの松田が抜けた後の補強として磐田から駒野を獲得、ベテランに任せつつ、小川、柳ら若手の成長を待つというのが基本的な考え方だったはずだ。若手の経験不足は丸山のSB起用などでしのぐ算段だった。
不安の残る層の薄さだったが、2月に入って即戦力と期待される室屋の獲得が発表され、SB問題は何とか片がついたように思われた。ところが、問題はそこからだった。
まず、室屋が合流早々にケガで長期離脱。加えて駒野もACL全北戦で負傷。いきなりSB不足になってしまう。駒野は4月に2試合出場したが、その後ベンチにも入らなくなり7月には福岡にレンタルとなった。
窮地を救ったのは小川だった。昨季はベンチ入りすらなかった高卒2年目のルーキーだが、ACLビン・ズオン戦を皮切りに左SBで先発に定着、7月には室屋の復帰でポジションを失ったが、苦しい時期に左サイドを埋めた。いきなりのリーグ戦出場18試合(いずれも先発)は立派だ。
正直、守備や判断のスピードにまだまだ不安は残るものの、競り合いに強く正確なクロスを上げることのできるレフティは貴重。プレース・キックにも強みがあり、実戦で鍛えながら成長を待ちたいところだ。層の薄さのおかげの部分もあるとはいえ、今季ブレイクした選手の一人。来季、選手が揃っている中でもポジションを確保できるか、真価が問われる。
東京の不動の右SBであった鉄人・徳永も今季は衰えを感じさせた。抜群の強さを誇った対人でも遅れを取るシーンが増え、室屋にポジションを明け渡す形で左SBに回ることも多くなった。10月の広島戦で負傷、その後は復帰できず。練習には復帰しており天皇杯では出場も見込まれるが、徳永がケガで戦列を離脱したのは珍しい。リーグ戦出場は30試合(先発29試合)。
特にスピードのあるサイド・アタッカーへの対応で出足に負けたり、抜かれたりすることがこれまでより多くなったように思う。むしろ左サイドに回った時の方が攻撃参加もあってよかったようにも見えた。徳永のトップ・フィットの時期は過ぎたのか。技術と読み、経験で勝負する年齢に差しかかったのかもしれない。
ケガで出遅れた室屋だが、7月にはようやく戦列に復帰、オリンピック代表招集による離脱はあったものの、リーグ戦12試合に先発した。対人の粘り、積極的な攻撃参加など、新人とは思えない堂々としたプレー・スタイルで先発に定着、橋本を右SBで起用する時には左にも回った。
右利きなので左サイドではやはりクロスに難があり、本来は右サイドで使いたい。東京の次世代のサイドを担う選手であり、将来海外移籍の可能性はあるものの、来季も間違いなく主力として活躍が期待される。ケガだけが怖いが室屋の獲得は本当にいい補強だった。
SBが足りない中で、橋本も穴を埋めてくれた。本来はボランチの選手だと思うが、右SBでも起用された。SBで起用された試合は数えていないが、リーグ戦28試合出場(うち先発20試合)と主力の一角に食いこんだ。
とはいえSBとしては経験不足もありポジショニングや対応に不安が残ったのも事実。シーズン終盤には安定感も増したが、特にシーズン前半は橋本のSB起用には大きな違和感があった。試合途中でSBに回ることも何度かあったが器用に対応。どこでもそれなりできることは示したが、逆に器用貧乏にならないよう、ボランチで勝負させたい。
結局、ケガ人もあって、太田の抜けた穴を埋めるために四苦八苦したシーズンというのが総括だろう。あと、松田が抜けたのも何気に痛かった。彼がいればシーズン序盤の苦境も徳永を左に回すことで対応できたはずだが、放出してしまったのはもったいなかった。
あと、駒野のパフォーマンスはそこまで悪かったのか。出た試合を見た限りでは疑問が残った。年齢的なこともあるが、もう少し「活用」できなかったのか。駒野のところで計算が狂ったのは戦略に影響したと思う。
来季は徳永、室屋を軸にするのだろうが、左SBが一人欲しいところだ。これまでの補強情報ではSBの名前が挙がっていないが、補強ポイントであることは間違いない。
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FC東京
2016年12月18日 23:15
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【ブンデスリーガ第15節】アウグスブルク×グラードバッハ
■2016年12月17日(土) 15:30キックオフ
■WWK-Arena (Augsburg)
DAZNが何回つなぎ直してもカクカク。最初はChromeでも見られていたが途中でブラックアウト、白い丸がぐるぐる回るだけになったので仕方なくIEに。IEだとそこそこ見られたがクロムキャスト使えないからテレビに映せずPCの画面見るしかない。こんなんで来季のJリーグどうする気なんだ。ほんまストレスがパねぇわ。
え〜、グラードバッハは前節何とかマインツに勝ったけど内容的にはアレな感じ。今節も勝ち点を積み上げて結果から流れを引き寄せたいところ。とにかくウィンター・ブレイクまで我慢して持ちこたえたい。
クラマーが胃腸炎から復帰したと思ったらシュティンドルがインフルで欠場、ヤンチュケも病欠らしい。
ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ハーン シュトロブル クラマー アザール
ダフード ラファエル
どちらかといえばグラードバッハのポゼッション・ゲームだが例によってアタッキング・サードではフィニッシュのアイデアを欠き、パスはそこそこつながるものの最後のところで残念なプレーが多い。
右サイド中心の攻撃になるがハーンは精度を欠き、左に回ったアザールはほぼ姿を見かけず、中央上がり目でボールを捌くダフードも出しどころが見つからない。ラファエルも下がってボールを受けてくれるもののそこからではゴールは遠い。
アウグスブルクも似たり寄ったり、どちらにも大した見せ場もないままスコアレスで前半を終える。もう退屈でいいから勝ち点1は持って帰ってくれくらいの感じで夜更かししてるが正直寝たい。
後半も流れは変わらず。57分、敵MFがクラマーにアフターでタックルしクラマーは傷んでそのまま退場。59分、やむなくコープを投入し、コープは右SBに。エルヴェディがCBにスライドし、クリステンセンをボランチに上げる。
敵のスライディングはボールをヒットせずクラマーの立ち足に行く危険で悪質なもので、退場が相当と思われたが警告もなし。クラマーが心配だ。
65分、この試合最大のチャンス。ラファエルのドリブルからラスト・パスを受けたダフードがシュートを放つがボールはわずかに枠を外れる。
すると75分、敵CKに頭で合わされて失点。ミスかセット・プレーくらいしか得点の入りそうにない試合で案の定やられた。0-1と流れ的には重い先制点を与えてしまう。
グラードバッハはこのタイミングでラファエルに代えてドルミッチを投入。ラファエルは怒っているように見えたが、その前にクラマーを削ったのと同じ敵MFに当たられており、パフォーマンスからも妥当な交代だろう。
その後も得点の気配ないまま時間は進む。85分、ダフードに代えてホフマンを投入したが特に何も起こらず0-1で試合終了。セット・プレーでの失点に泣く形になった。
パタパタと走りまわり、パスも回してボールを動かしているが、一向に敵にギャップが生まれず、ムダに難しいことをしようとしている感が強い。順番に人が欠けるのも痛いが、それ以上に戦い方の意図が分からないのが不安だ。
選手は昨季からそれほど変わっておらず、戦い方のベースは共有できていると思っていたが、それを統合して行く戦略、戦術が少しずつプアになっているように思えてきた。監督の手腕の問題か。ウィンター・ブレイクに何らかの対応が必要だと思う。
何にしてもシーズン15試合を終えて4勝しかできず勝ち点16はひどい。ウィンター・ブレイクまではあと1試合だが、相手は勝ち点13と苦しんでいるヴォルフスブルクであり、残留争いの直接の相手。何としても勝ち点3が必要だ。チームがバラバラになる前に手を打ちたい。
アンドレ・シュバート監督談話:
「我々にとってはコンパクトで安定した守備をすることが重要だった。試合にはうまく入れた。運動量も競り合いも今日は非常によくできていた。アウェイだったが自由にやらせず、しっかり持ちこたえることができた。しかし、そこで残念ながらアンラッキーなセット・プレーがあった。パフォーマンスはしばしば非常にいいにも関わらず、勝ち点からいえば我々は今のところ求められる水準に達していない。我々はしかし以前と同じようによく練習しており、試合に向けての準備もきちんとやっている。それは今日も分かったと思う。クリストフ・クラマーに関しては、間違いなく靱帯系の大きなケガだと思う。しかしそれについては検査を待つしかない」
パフォーマンスにはポジティブな評価をしているようだが…。
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ブンデスリーガ
2016年12月15日 22:57
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【ブンデスリーガ第14節】グラードバッハ×マインツ
■2016年12月11日(日) 15:30キックオフ
■Borussia-Park
日曜日夜の試合。DAZNで見たが、Chromeでは全画面表示がなぜかできず、しかも前半途中でエラーになって見られなくなった。仕方なくIEで見たがクロムキャストが使えないのでPCの画面。こんな調子で来季からのJリーグ中継はどうなるのか、本当に思いやられる。スカパーへのサブ・ライセンスもしないようだし。
グラードバッハはリーグ戦8試合勝利なし。この辺でしっかり勝ち点3を積み上げないとマジで降格が現実味を帯びる。マインツも勝てていないようで、ホームでもありここで何とか久しぶりの勝利が欲しい。
CLのバルセロナ戦は出場停止だったシュティンドルが先発に復帰、ラファエル、ヴェントもスタートからの出場となった。一方でジョンソンが負傷欠場、クラマーは胃腸炎、アザールはベンチ・スタートとなった。ドルミッチが久しぶりにベンチ入り。
ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード エルヴェディ
ハーン シュトロブル ダフード ヴェント
シュティンドル ラファエル
始まってみるとシュトロブルがアンカー的なポジションに入り、攻撃時は両SBが上がってシュトロブルが最終ラインに落ちる3バック的な布陣。一方のダフードは前を向いてパスを出す役割と整理されていたようだ。
グラードバッハがボールを保持するが攻撃は確実さを欠き攻めきれず。マインツは高い位置からのプレスで奪ったボールを素早く展開しようとするがこちらもアイデアがなく攻撃は停滞。どちらもゴール前での迫力に欠ける神経質なゲームに。
28分、敵のシュートをエリア内でシュトロブルがブロックするがリプレイを見ると完全にハンド。審判が見逃してくれて助かったが危ないシーンだった。結局これといって見せ場もないまま前半をスコアレスで終了した。
後半からハーンに代えてアザールを投入。ハーンは生真面目にやっていると思うが肝心のところで精度を欠きチャンスをフイにすることが多かった印象。
しかしアザールが入っても流れはなかなかつかめない。翌日仕事があるにも関わらず遅くまで起きてクラマーのユニまで着こんでPCの画面を凝視している極東のサラリーマンの身にもなって欲しい。退屈というか単調というか平板な試合が続き時間だけが流れる。
ようやく76分、試合が動く。アザールのCKに中央でシュティンドルが合わせると、これは敵DFにブロックされたものの、ゴール前にこぼれたボールに詰めていたクリステンセンが足を伸ばして押しこみゴール。形はどうであれグラードバッハが貴重な先制点を挙げる。
87分、ヴェントに代えてニコ・シュルツを投入、試合をクローズしに行く。89分、この試合最大の問題のシーンが。敵のシュートをゴール前でゾマーがセーブするがボールをキャッチできず、こぼれたボールに敵FWが詰めてボールはゴールに。
またこれかよと思ったが主審はゴールを認めず。オフサイドを取ったのかとも思われたが、リスタートが直接FKだったのでオフサイドではなく、おそらくはゾマーが確保したボールを敵FWがゾマーの手もろとも蹴りこんだと判断したようだ。
リプレイによればこれは完全な誤審だったが(ゾマーはまったくボールを確保できていない)何とか命拾い。アディショナル・タイムにはラファエルに代わってドルミッチがピッチへ。最後は敵DFが2回目の警告を受けて退場するおまけもついて何とか1-0で辛勝、勝ち点を16に伸ばした。
不安定な判定のおかげで一度ならず二度までも救われ、9月24日第5節インゴルシュタット戦以来のリーグ戦勝利を何とか手にしたが、内容的にはこれまで勝てなかった試合にも増してプア。ともかく結果をひとつ出すことでいろんなことが好転いて行くはずと信じるしかないカツカツの勝利だった。マインツもマインツで精彩を欠き、全体に低調な試合。
確かにケガや出場停止などで入れ替わり立ち替わり選手が欠けるのはあるが、それにしても悪くないメンバーで戦略・戦術も共有できているはずなのに、この自信のない戦いぶり、ムダに先を急いでパスミス連発とか本当にドツボにハマってる感ハンパない。
とにかく勝ち点3を積み上げて一息ついたものの、問題の先送りに過ぎない勝利で、次のアウェイでのアウグスブルク戦が勝負。騙し騙しでもいいから勝ち点を上積みしながらウィンター・ブレイクに突入して修正するしかない。
グラードバッハは勝ち点を16に伸ばし順位はひとつ上がって12位。とにかく地道に勝ち点を積み上げる以外にやるべきことはない。
今季は16節終了でウィンター・ブレイクの変則日程なのであと2試合。何とかしよう。
アンドレ・シュバート監督談話:
「これまでの勝てなかったホーム・ゲームも、チャンスは作れていたし勝っておかしくない試合だった。しかし、フットボールというのは往々にしてこういうものだ。今日は何としても勝ちたかった。特別に素晴らしいフットボールをするとか、内容的に美しいことをしようというのとは違っていた。持ち得るすべてを出しきって守り、勝利のない状況を終わりにし、とにかく勝ちたかった。試合を通じて見てもチャンスは少なく、必要な運が何とかこちらにあって、勝利をムリやり引き寄せた。この試合を自分たちの勝利で終えられてハッピーだ。我々にとって重要な勝利だった」
まあ、こういう言い方になるよな。
月曜日にはELの組合せ抽選があり、グラードバッハはフィオレンティーナとやることになったようだ。試合は2月。
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ブンデスリーガ
2016年12月11日 22:28
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【UCL第6節】バルセロナ×グラードバッハ
■2016年12月6日(火) 20:45キックオフ
■Camp Nou (Barcelona)
既にグループ3位が決まっており消化試合となったアウェイでのバルセロナ戦。前日には「明日早く起きようかな」くらいの気持ちはあったがいったん寝るとすっかり忘れてしまい、朝起きてツイッター見て思い出した。
グラードバッハはシュティンドルが前節退場で出場停止、ラファエル、クラマー、ヴェントをベンチに置き、ニコ・シュルツを左SHで先発起用。最終ラインは4バックのようだがクリステンセンを右SBで起用するなどいろいろ試したようだ。
ゾマー
クリステンセン フェスタガード ヤンチュケ エルヴェディ
コープ シュトロブル ダフード ニコ・シュルツ
アザール ハーン
試合開始早々いきなりグラードバッハにチャンス。3分、アザールのスルー・パスにハーンが抜け出すがオフサイドの判定。リプレイで見る限りオンサイドに見え、これが決まっていれば流れは違っていたかもしれないとも思うが残念なシーン。
その後はほぼ一方的にバルセロナのペース。グラードバッハは自陣に押し込まれ、カウンターを狙うがそのチャンスもない。16分、きれいにスルー・パスを通され、右サイドから戻しのラスト・パスを入れられると、中央で敵FWに簡単に合わされ失点。0-1と先制を許す。
リプレイを見たが、フットボールってこんな簡単にゴール入るんだっけ、ていうか、ああ、得点ってこうやって取るのか、みたいな感想しか出ないシンプルで美しい失点シーン。もちろんこれをやろうとしても普通はそんな簡単にできないのだがさすがだ。
先制したバルセロナはややペースを落とすがそれでもグラードバッハは主導権を握れない。バルセロナの攻撃もやや精度を欠き、追加点は与えずにしのいだものの、グラードバッハはほぼノー・チャンスで、0-1のまま前半を終える。
後半に入るとグラードバッハが前に出ようとするが、50分、左サイドからのクロスがスライディングしたフェスタガードに当たりファーに上がったところを頭で押しこまれ失点、0-2とリードを広げられる。
さらに直後の53分、スルー・パスを通され左サイドの裏を取られる。戻しのラスト・パスを再びダイレクトで決められさらに失点。1点目とサイドは逆だがパターンはまったく同じ。人数はいたがワン・タッチでボールを動かされて崩され、フリーでシュートを打たれた。0-3となりほぼ試合は決まり。
シュバート監督は59分、ダフードとシュルツを下げてクラマーとジョンソンを投入。65分にはアザールが出したパスを追って裏に抜けたハーンが敵DFにエリア内で倒されるがノー・ファウルの判定。
逆に67分、またしても見事なスルー・パスで左サイドの裏を取られ、中央に流しこまれたボールにファーで合わされて0-4に。このシーンでもファーから走りこんでくる敵FWはノーマーク。
72分、アザールに代えてラファエルを投入するが、流れは変わらず。81分、ラファエルからのパスを受けたジョンソンが裏に抜けるがGKをかわそうと外にドリブルしたためにシュート・チャンスを逃す。
結局その後も大きなチャンスは作れず、0-4でバルセロナに完敗し、CL最後の試合を飾ることはできなかった。
まあ、メンバー的にもチャレンジングで初めから「善戦」狙いの試合だったが、シュート数1-13、ポゼッション27-73、CK2-5と圧倒されいいところを出せず。リーグ戦に向けてポジティブな材料もあまり拾えなかった試合ではないか。
何だかんだでグループ3位を確保し、ELにコマを進めたのは評価すべきだが、バルセロナやシティ相手にももう少しやれた感はあったし、セルティックにホームで引き分けてしまったのは痛かった。今季のCLへのチャレンジは終わった。
ELの方は12日に組合せの抽選がある。行けるところまでは行きたいが、年内リーグ戦があと3つ残っており(マインツ(H)、アウグスブルク(A)、ヴォルフスブルク(H))、まずはここでできる限りの勝ち点を稼いでウィンター・ブレイクに突入するのが目下の最大の課題。
与えられた時間は短いが、CLのグループ・フェイズが終わったところでしっかり整理し、何とか流れを少しでも修正してブレイクの間に修正を図らなければならない。
アンドレ・シュバート監督談話:
「典型的なバルセロナの試合になってしまった。敵をリスペクトし過ぎて、十分な勇気をもって戦うことができなかった。守備においてはしっかりと組織だっているべきだが、受け身になり過ぎてはならず、一対一で戦わねばならないし、攻撃的でなければならないし、敵に脅威を与えなくてはならない。しかし我々は深く引き過ぎ、正しく圧力をかけることができなかった。敵は素晴らしい質とスピードを備えていた。その店舗と技術的な質にまでは今日の我々はまだ成長していなかった。失点シーンはもう少しうまく守るべきだった。ここでバルサがやったことは、我々が次のホーム・ゲームでやらなければならない。しっかりとボールを支配すること、勇気を持って前を向いて戦うこと、そしてそれをゴールにつなげる意識を持つことだ」
まあ、完敗ってことだな。
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UCL
2016年12月09日 00:03
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【2016年】FC東京シーズン・レビュー(3) GK編
今回からはポジションごとに今季を振り返る。まずはGKである。
昨季半ばでオーバートレーニング症候群によって戦列を離れた権田がレンタルでオーストリアのホルンに移籍、一方で新たに湘南から秋元を獲得し、榎本、圍を合わせての3人体制になった。
秋元はリーグ戦全試合にフル出場。カップ戦でも4月のACL全北戦でベンチに回った他は全試合フル出場を果たした。押しも押されもしないレギュラーGKである。
しかし、そのパフォーマンスには批判が少なくなかった。印象に残っているのは東京での公式戦デビューとなった2月のACLプレーオフ、チョンブリ戦。秋元がボールを手で保持しパントを蹴ったところ、ボールを持ったままエリアから出たということでハンドの判定を受けた。
6月の新潟戦ではボールを保持したまま6秒を経過したとしてファウルを取られ、抗議をしている間に敵にクイック・リスタートされて失点した。どちらもGKとしてあまりにうかつというかお粗末な対応であり、批判されても仕方のないプレーであった。
だが、秋元のGKとしてのパフォーマンスそのものは十分及第点であり、少なくとも批判を受けるようなひどいものではなかったと思う。
確かにミドル・シュートやFKなど、特にブラインドからボールが飛び出してくるようなシーンでは一歩も動けずボールを見送るシーンが散見されたのは事実。しかし、一方で至近距離からのシュート・ストップには安定感があり、サイドからのクロスの処理も無難。キック精度も悪くなく、現代的なGKとしての資質は見られたと思う。
どんなGKにも強みと弱みがあるのは当然。シーズン失点39は、J1が18クラブ制になった2005年以降、フィッカデンティ体制だった2014年、2015年(ともに33失点)に次ぎ、2009年と並ぶ好成績だ(J2の2011年を除く)。秋元のパフォーマンスを批判する意見にはまったく与することができない。
秋元は湘南への復帰が報じられているが、今季、権田のいない東京のゴールを守り続けてくれたことには感謝しかない。
秋元に次ぐセカンドGKとしてベンチ入りしていたのは圍だった。J1での出場はACL全北戦だけだったが、リーグ戦では31試合にベンチ入り。常にトップ・フォームを保ちながら万一に備え続けた。
今季はJ3のU23で出場機会を得て、両方のカテゴリーをいわばかけもちしながら過ごしたシーズン。出場した全北戦ではミスもあり3失点を喫するなど苦い経験になったが、J3で試合経験を積み上げながらJ1の戦いを肌で感じる貴重な一年であったことは容易に想像できる。
J3で何試合か見たが、まだまだ軽いプレーもあるものの、低い軌道でまっすぐ飛んで行くパントなどセールス・ポイントはある。来季もセカンドGKとして出場機会を窺うシーズンになるかもしれないが、後述の通り榎本が退団することで圍の背負うものは格段に大きくなる。いつでもトップで先発できるよう、成長に期待する。
榎本はリーグ戦でのベンチ入り3試合にとどまり、出場機会はなかった。既に今季限りでの退団が発表されている。しかし、最年長としてチームを引っ張ったメンターとしての役割は大きかったはずだと思う。
J3の試合でも出場すれば大きな声でコーチングしチームを引っ張る、その姿勢には頭が下がった。東京では2年の在籍だったが、存在感の大きな選手でありその貢献は試合での成績だけでは測れないものがあったと思う。この2年間、後輩らにプロとしてのあり方を示し続けてくれたことだけでも感謝に値する。
GKについては、先に書いた通り秋元に湘南復帰の報道がある一方、鳥栖の林の獲得が報じられている。また、青森山田高校の廣末、U18の波多野の来季加入が正式に発表されている。来季は林を筆頭にした4人体制ということか。
気になるのは権田の動向だ。権田はホルンで出場機会を得ているようであり、東京復帰の報もあった。しかし、オーバートレーニング症候群は完治したのか、あるいは遠い国での新しい環境だからこそ軽快しているものの本調子とは言えないのか、具体的なことは分からない。
僕としては権田は当てにせず気長に待つべきだと思っているので、今目の前にある環境でまずは自分なりのペースを作り、そこで生きることを第一に考えて欲しい。その上でいつか、権田が再び東京のゴールを守る日が来ればその時に喜ぶことにしたい。
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FC東京
2016年12月04日 23:43
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【ブンデスリーガ第13節】BVB×グラードバッハ
■2016年12月3日(土) 15:30キックオフ
■Signal-Iduna-Park (Dortmund)
Jスポーツで中継していたようだが、今ベランダの工事でアンテナ外しててスカパー見られないので仕方なくDAZN観戦。何か急にDAZNがChromeで問題なく見られるようになったので、クロムキャストでテレビに映して見た。
グラードバッハはリーグ戦7試合勝利なしと、かなり危機的な状況である。アウェイでのBVB戦はもちろん簡単な試合ではないが、何とか勝ち点を持ち帰り、反転攻勢の足がかりにしたい。
前節先発したフェスタガードがベンチ・スタートとなり代わりにコープが出場。エルヴェディが最終ラインに入る3バックに。
ゾマー
エルヴェディ クリステンセン シュトロブル
コープ クラマー ダフード ヴェント
シュティンドル
アザール ラファエル
試合は序盤からテンポの速い展開に。BVBがボールを支配して攻撃を仕掛け、グラードバッハは自陣に押しこまれる。両サイドのコープ、ヴェントが最終ラインに落ちて5バックで深めに守るが、その分、ボールを奪っても起点が低く、また前にかけられる人数も少なく、なかなか攻撃の形が作れない。
しかし、先制はグラードバッハ。6分、ヴェントからのクロスは敵DFにクリアされるが、これが正面のラファエルの足許へ。ラファエルはタイミングを計ってゴール左隅にシュート、これが決まって1-0とリードする。
しかしその1分後、ロング・フィードを受けた敵FWにシュートを決められあっという間に1-1の同点に。喜びは本当に束の間だった。敵FWにはシュトロブルがしっかり身体を寄せていたが、かなりムリめな姿勢からシュートを打たれており、敵をほめるしかないシーンだったと思う。
さらに15分、左サイドで与えたCKに中央で合わされたボールが高く浮いたところを頭で押し込まれ失点。10分足らずの間に逆転される。もうガックリですよ。その後はやや落ち着いたゲームになるが、グラードバッハはボールを奪ってもフィニッシュのアイデアがないまま攻めあぐね、結局シュートはゴールの1本のみで前半を終えた。
グラードバッハは後半も果敢にパスをつないで攻撃を仕掛け、崩しを試みる。54分、CKにクリステンセンが頭で合わせるがボールはバーの上に。
64分、エルヴェディのうかつなパスを敵に奪われショート・カウンターを浴びる。これを冷静に決められて1-3。この日の流れだと致命的な追加点を献上し、見ている方としてもグッと気持ちが下がる。もう寝たい。
さらに68分、敵の前線でのパス交換から決められ1-4に。その後は正直よく覚えてないが、73分、ダフードに代えてフェスタガードを投入、たぶんクリステンセンかシュトロブルを1列上げたんだと思う。
78分にはアザールに代えてジョンソンを、82分にはラファエルに代えてハーンを投入したが、もはやリスクを取る必要のないBVBに軽くいなされて試合終了。肩を落とすしかない完敗でげっそりしながら寝た。
シュート数3-15、ポゼッション35-65、CK3-9と数字的にも圧倒された。シュートが3本なのに4失点してたらどうやっても勝てる訳がない。ボールを持った時のボールの当て方、コンビネーションはそこまで悪くないのに、最後のところで形になって行かないのがもどかしい。この「そこまで悪くないのになぜかうまく行かない」感がマジ怖い。
うまく行ってた時との違いは何かと考えてみると、同じようにパスをつないでいるようにも見えるが、ゴールに向かって行く明快さとかシンプルさが失われ、ムダにポゼッションしている遠まわり感が気になる。もともと敵の陣形が整う前に攻めきるカウンター・フットボールが原型だと思うが、対策される中で徐々にポゼッションに傾倒し袋小路に入ってしまってるんじゃないか。
あと、守備の約束ごとが曖昧になって、人はいるのに、ボールに行くのかゾーンを守るのか、誰が行ってだれがカバーするのかはっきりしないまま失点するケースも多いように思う。
これでグラードバッハは13試合を消化して勝ち点13。計算してみれば分かると思うが1試合あたりの勝ち点は1.00だ。順位は13位を維持しているものの降格の危機にあることは間違いない。まだリカバーの時間は残されているが、どこをどう修正するのかをしっかり特定するのが先決。監督交代の議論も当然出てくるだろうが、僕としてはシュバート監督の下で、この我慢の時期をしっかり乗り越える方向での対応を希望する。
火曜日にはCLグループ・ステージの最終節バルセロナ戦がある。正直、ここは捨てていいのでチームのベースを見直す作業をしっかりやって欲しい。
アンドレ・シュバート監督談話:
「限界まで戦えば、ドルトムントからも何かを持ち帰ることはできるはずだが、今日は残念ながらそういう状態ではなかった。実際のところ我々のスタートは悪くなかったしリードも奪ったが、残念なことにあまりに早く失点してしまった。その後すぐに2-1になってしまったことで明らかにガックリ来てしまい、気を持ち直すまでにしばらくかかってしまった。前半の最後と後半の入りではうまく戦えて流れにも乗れ、いくつもいい形は作れたと思う。しかし3-1になってすべてがぶち壊しになり、そこからリカバーすることはできなかった。もう火曜日にはバルセロナで次の重たい課題が控えているので、この影響は早く払拭しなければならない」
負け試合のレビュー書くのなかなか手がつかない。まあ、ここ2、3年が例外的によかっただけなんだけど。
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