フットボール・クレイジー
football crazy
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2017年01月31日 22:11
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【FC東京】2017年新チーム・プレビュー(2) SB編
SBは太田が復帰して飛躍的に層が厚くなった。
室屋を右に置いて徳永に左を任せるか、小川を使うかという感じが大方の見方だったと思うが、太田を獲得したことで左SBが固まり、右を室屋で行くか徳永で行くかという選択になった。
メディアでの予想布陣では室屋を右SBのレギュラーとしているものが多いようだ。悩みどころだが、僕も右SBの第一選択は徳永ではなく室屋だと思う。
徳永は長い間不動の右SBだったが、昨季は一対一で競り負けるケースが増えた。昨季後半のケガもあったし、運動量の求められるハードなポジションだけに、トップ・フォームを維持するのは難しいかも。経験の重みは無視できないが、新人らしからぬ安定したパフォーマンスで昨季定位置をつかんだ室屋を右SBのレギュラーで使うのが穏当だろう。
徳永は室屋、太田が万一のケガや出場停止で出られない時、さらには太田の代表招集などの時に、左右どちらでもこなせるバックアップとして、またどちらかが調子を落とした時の選択肢として、水準の高い競争を続けて欲しい。むしろ徳永をサブとして持てることの意味は大きいと考えるべき。
小川、柳、山田は、まずはU23で出場機会を得ながらポジションを窺うことになるだろう。
小川は昨季、駒野や徳永の予想外のケガもあってJ1での出場機会を得たが、太田が復帰したことでJ1でのポジション奪取は実際上難しくなった。昨季のパフォーマンスを見れば、続けて実戦に起用し、試合の中での成長を期待したい選手なのは間違いないが、目先はU23で腐らず結果を出し続けることが重要だ。
柳も昨季のU23では実戦で安定したパフォーマンスを見せており、世代的には大事に育てたい選手。競争の中でひとつずつ序列を上げて行く他ない。
山田はもともとCBだと思うが、法政大学では右SBだったらしい。昨季、特別指定でU23に7試合出場しているが、その時は主にCBをやっていたのではなかったか。青森山田高校では室屋の同期。どこに割りこんでくるか楽しみだ。
結局、右・室屋、左・太田をレギュラーに、徳永が左右のバックアップ、小川、柳、山田がU23からスタートというのが妥当な見方。しかし、小川らも含め競争は熾烈だ。太田の補強が的確だったということに尽きる。もう橋本をSB起用するような苦肉の策は必要ない。水準の高いポジション争いが期待できそうだ。
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FC東京
2017年01月29日 17:51
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【ブンデスリーガ第18節】レバークーゼン×グラードバッハ
■2017年1月28日(土) 18:30キックオフ
■BayArena (Leverkusen)
日本時間では日曜日未明2時半キックオフということでリアルタイム観戦は諦め、日曜日早めに起きてDAZNの見逃し配信を見た。もちろん結果情報は遮断。ライブ中継ではないからかChromeで動画が見られて、これをクロームキャストでテレビにミラーリング、カクカクすることもなく快適に見られた。ライブでもこれくらい見られるのか気になる。
ブンデスリーガは前節でシーズン前半を折り返し、今節から後半に入る。勝ち点17の14位でシーズン前半を終えたグラードバッハは何とか巻き返しを図りたいところ。前節はアウェイでのスコアレス・ドローで勝ち点1を拾っており、これを価値あるものにするためにも今節も勝ち点を取りたいところ。アウェイ連戦となるが手堅く戦いたい。
先発は前節と同じメンバーで4-4-2のオーソドックスな布陣。ジョンソンがベンチ入りした。
ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ホフマン クラマー ダフード アザール
シュティンドル ラファエル
試合は拮抗した立ち上がり。激しい中盤での競り合いから互いに素早くゴール前までボールを運ぼうとする。
7分、ヴェントが長いFKを前線に落とすとシュティンドルが折り返し。ラファエルがボレーでシュートするがボールは敵GKが難なくセーブ。
10分にはショート・コーナーからラファエルが下がり目のヴェントにパス。ヴェントは中央20メートルほどからフリーでミドルを放ったがバーの上に。
さらに13分、左サイドでキープしたラファエルアからパスを受けたダフードがエリア内に切れこんでシュートを放つが敵GKがセーブ。
この時間帯に決めきれなかったことで試合は膠着、コンパクトで緊迫した戦いでどちらもフィニッシュまで持ちこめないにらみ合いの時間が続く。
試合が動いたのは31分。左サイドからのCKに中央で合わされ失点、0-1と先制を許す。フェスタガードがついていたがフィジカルで負けて空中で競り合えなかった。デカいのだからそこはしっかり競って欲しかったが…。
さらに34分、今度は右サイドからのCKをニアで伸ばされ、後ろから飛びこんだ敵FWに頭で合わされて再び失点、0-2とリードを広げられる。動きだしのところで完全にマークを振り切られフリーにしてしまった。あっという間に2点差となり、「せっかく早起きしたのにこれは…」的な感じになってしまう。
その後は流れを引き寄せて攻撃を仕掛けてくるレバークーゼンに押しこまれる時間に。何度かヤバいシーンもあったものの何とか守りきり、0-2で前半を終える。深夜に見ていたらここで寝ていたかもしれない。入りは悪くなかったがセット・プレーから2失点は本当にもったいない。
後半に入るとグラードバッハが積極的に前に出る。48分、右サイドのラファエルから中央でパスを受けたダフードが左にパスを流すと、これを受けたアザールがシュートを放つが敵GKにセーブされる。
52分、ラファエルのシュートが敵DFにハネて高く上がったところを、シュティンドルが敵DFにガッチリ身体を寄せられながらもこれをはがしシュート。角度は難しかったがこれがファーに決まり1-2と1点差に追いつく。
さらに58分、ラファエルがキープしたボールをスイッチしたヴェントが左サイドから裏に抜け中央にクロスを送ると、再びシュティンドルが中央で頭で押しこみゴール。6分の間に2-2と同点に追いつく。
62分にはシュティンドルのスルー・パスを受けて右サイドから裏に抜けたホフマンがシュートを放つが敵GKのファイン・セーブに遭う。そう何もかもうまくは行かないってことか。
70分、アザールに代えてハーンを投入。直後の71分、中盤での激しいボールの奪い合いに勝ったクラマーが前線にボールを送るとラファエルがこれを受け、敵のDFを巧みにかわして飛び出したGKの脇を通すシュート。これが決まって3-2とついに逆転に成功する。
その後は必死の反撃を試みるレバークーゼンに対して必死にしのぐ終盤となるが、決してルーズにすることなくコンパクトな守備を堅持。85分にはラファエルに代えてジョンソンを投入、89分にはホフマンに代えてドルミッチを投入するなど時間を使い、何とか1点差を死守。3分のアディショナル・タイムも守りきって今季初めてのアウェイでの勝利を手にした。
前半、いい形を作れていた時間帯に先制できず、逆にセット・プレーから2点を失うイヤな展開となり、流れを持って行かれたが、後半修正に成功、流れから3点を挙げて逆転することができた。
数字的にはシュート数12-13、ポゼッション40-60、CK5-9と必ずしも優勢だった訳ではないが、後半、流れをしっかりと引き寄せたグラードバッハがアウェイで貴重な勝ち点3を得た。
シンプルながら互いの意思を通じ合って少ないタッチでボールをつないで行くスタイルが機能し始めている感じがする。ラファエルとシュティンドルの関係も整理され、そこにホフマンとアザールが絡む攻撃の形ができつつある。4-4-2の分かりやすいフォーメーションに戻したことが大きいのではないかと思う。
もともと長くやってるメンバーが多く、歯車がひとつはまればいい方に転がるだけの蓄積はある。ラファエルは序盤やや持ち過ぎの感もあったが、最終的にシュティンドル、ラファエルら、取るべき人たちがしっかり得点できたことがよかった。
ウィンター・ブレイク後のアウェイ2連戦を1勝1分で切り抜け、次節はホームにフライブルクを迎える。ここまで17試合で勝ち点20(1試合あたり1.11)はまだまだこれからの数字だし、順位も13位とひとつ上がっただけだが、8位あたりまでは勝ち点が詰まっており、挽回の余地は十分ある。
この調子で機能するかは見極めが必要だが、今は結果先行でリズムを作ることが先決。しっかり前を向いて戦いたい。ウィンター・ブレイク明けから負けなしだ。
「チームとして素晴らしい試合ができた。最初の失点までの間も我々はいい戦いができていたが、2つのセット・プレーで2点を失うことはあってはならないことであり、もちろん厳しかった。しかし重要なのは我々がそれに得点で応えたことだ。後半に入ってすぐのトーガン・アザールのチャンスは重要なシグナルだった。チームはこれで何かが起こるかもしれないと感じただろう。彼らはそれに続いて素晴らしい反応を示してくれたし、どう組み立てればいいかというやり方を見せてくれた。この勝利は最終的には妥当なものだと思うし、チームの自信を与えるだろう。しかし重要なのはこの勝利で落ち着いてしまわないことだ。我々はこの先もアクセルを踏まねばならない。そのようにしないとこの先何週間かの重要な課題に対する準備ができない」
勝てばよくしゃべるんだ…。早起きして最後まで見てよかった。久しぶりに書いてて楽しいマッチ・レビューだわ。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2017年01月26日 21:56
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【FC東京】2017年新チーム・プレビュー(1) GK編
今季のプレビューを、まずはポジションごとに進めて行きたい。まずはGKから。
GKは「総替え」となった。僕も長く東京のサポをやっているがこんなことは初めてだ。昨季レギュラーとしてゴールを守った秋元は在籍1年で湘南へ去り、セカンドとしてベンチ入りし続けた圍もセレッソ大阪に完全移籍。チーム最年長で精神的支柱であった榎本は現役を引退しクラブ・スタッフとなった。また、オーストリアのホルンに期限付移籍していた権田は契約を解除、海外でプレーする可能性を探ることになった。
誰もいなくなった。
新たに獲得したのは鳥栖の林、長崎の大久保、青森山田高校で選手権を制した廣末、そしてU18からの昇格となる波多野の4人。まさに総替え状態。順当に考えれば代表経験もある林がレギュラー、大久保がセカンドということになるだろう。
林は195cmの長身GKでありJ1では144試合出場、海外でのプレー経験のある実績豊かなGK。鳥栖時代にはゴール裏から野次る東京サポとやりあったこともあるなど、性格的にもチームを引っ張ることのできる選手であり、今の東京に必要なものを備えている。獲得は的確な補強だと思う。
大久保も昨季はJ2の長崎で全試合フル出場を果たした実力派のGKだ。林に次ぐセカンドとして想定されていると思うが、レギュラーとしてポジションを奪い取る勢いで力を見せて欲しい。レベルの高い競争ができることで林も大久保もさらに成長できるはず。盤石の選手層で1年を戦い抜きたい。
高卒の2人はもともとU15の同期。深川から青森山田高校に進んだ廣末は先日の選手権で優勝メンバーとなった。正確な足元は浦和の西川を引き合いに出して語られる現代的なGKである。まずはU23で試合経験を積むところからというのが穏当なところだが、林、大久保の間に割って入る実力もあると思う。
波多野はむさしからU18に進み、昨季はA契約でU23でも2試合に出場した。196cmの長身でクラブユース選手権に優勝。廣末とU23の出場を争うところからのスタートだろう。生え抜きの大型GKであり大事に育てたいし、U23要員に終わらない成長を見せて欲しい。
GKコーチには湘南からジョアン・ミレッを招聘。実績のあるコーチであり、この新しいGKチームを預けるに足る人物だろう。
総替えとはなったものの獲得した選手の顔触れは納得感があり、林がレギュラー、大久保がセカンド、廣末、波多野がU23という一応の仕分けだと思うが、序列の入れ替えも含めた激しい競争が予想される。一人しか試合に出られないので難しいポジションだが、U23も含めてそれぞれの活躍が見たい。
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FC東京
2017年01月25日 23:48
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【FC東京】2017年編成について(5)
いやいやいやいや、高萩ほんまに来たこれ。
今日、公式サイトでリリースがあり、高萩の加入が発表された。他に合宿に参加しているシエルコレスをどうするかはあるものの、戦略的な補強はほぼこれで終わりだろう。高萩をダブル・ボランチの一角で起用するなら、パートナーを誰にするかは難しいところだが、流動的にスペースをケアできる田邉がいいかもしれない。
米本は守備に特徴があるものの、ポジションを捨ててボールホルダーに食いつきに行くので、その後を高萩が愚直にカバーできるのなら米本でもいいが、それでは高萩のよさが生きないような気もする。高萩はユーティリティ・プレーヤーなのでボランチでの起用にこだわる必要はないかもしれない。
例年になく大きな入れ替わりがあったが、戦力は揃い、レベルの高い競争が期待できるが、もちろんこれだけで好成績が約束される訳ではなく、ここからをしっかり見て行かねばならない。補強したメンバーの年齢を見れば、「今季結果を出すための補強」であり「2、3年かけてチームを作るための補強」でないことは明らか。高い目標を掲げ、その実現のために現実的で厳しい取り組みをする覚悟が、クラブにもサポにも求められているということだと思う。
実際、この補強を見れば、もはや「期待してる」というようなレベルではなく、「今年やらねばもうできない」くらいの「覚悟」がサポにも必要だと思えてくる。もちろん僕は一介のサポであり、もともと好きで東京を応援してるだけだということも認識しているし、悲壮な顔はしたくないが、その覚悟を楽しみたい。
シーズンの日程も発表された。ルヴァンカップを中心とした平日夜の試合のキックオフが19時なのは何とかして欲しい。今からでも変更できないのか。あと、首都圏でのアウェイ戦がシーズン後半に集中、またシーズン最終盤の32節、33節がアウェイでの連戦になるのは今ひとつだな。
大阪、神戸でのアウェイ3試合がどれも19時からで、試合後東京に戻るのが難しいのも悩みどころだ。特に3節の吹田でのG大阪戦をどうするかは早く決めなければならない。
編成のフォローは今回で終わりにし、開幕までの間は今季の戦力についてプレビューして行くことにしたい。
【新人】
GK 30 廣末 陸 [青森山田高校]
GK 50 波多野 豪 [FC東京U-18]
DF 29 岡崎 慎 [FC東京U-18]
DF 36 山田 将之 [法政大学]
MF 28 内田 宅哉 [FC東京U-18]
MF 35 鈴木 喜丈 [FC東京U-18]
【移籍加入】
GK 1 大久保 択生 [長崎]
GK 33 林 彰洋 [鳥栖]
DF 6 太田 宏介 [フィテッセ(オランダ)]
MF 8 高萩 洋次郎 [FCソウル]
FW 13 大久保 嘉人 [川崎]
FW 15 永井 謙祐 [名古屋]
【契約更新】
DF 2 室屋 成 [6から背番号変更]
DF 3 森重 真人
DF 4 吉本 一謙 [29から背番号変更]
DF 5 丸山 祐市
DF 22 徳永 悠平 [2から背番号変更]
DF 25 小川 諒也
DF 26 柳 貴博
MF 7 米本 拓司
MF 10 梶山 陽平
MF 17 河野 広貴
MF 18 石川 直宏
MF 19 平岡 翼
MF 21 ユ・インス [32から背番号変更]
MF 23 中島 翔哉 [39から背番号変更]
MF 24 佐々木 渉
MF 27 田邉 草民
MF 37 橋本 拳人
MF 38 東 慶悟
FW 16 バーンズ
FW 20 前田 遼一
FW 44 阿部 拓馬
【移籍退団】
GK 権田 修一 [契約解除]
GK 榎本 達也 [現役引退]
GK 圍 謙太朗 [C大阪]
GK 秋元 陽太 [湘南]
DF 駒野 友一 [福岡]
MF 高橋 秀人 [神戸]
MF 三田 啓貴 [仙台(期限付→完全移籍)]
MF 羽生 直剛 [千葉]
MF 幸野 志有人 [長崎]
MF 野澤 英之 [岐阜(期限付移籍)]
MF 水沼 宏太 [C大阪(期限付移籍)]
MF ハ・デソン [FCソウル]
FW 平山 相太 [仙台]
FW ムリキ [ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)]
FW 林 容平 [大分]
【獲得報道】
MF シエルコレス [サバデル]
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FC東京
2017年01月22日 22:47
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【ブンデスリーガ第17節】ダルムシュタット×グラードバッハ
■2017年1月21日(土) 15:30キックオフ
■Jonathan-Heimes-Stadion am Bollenfalltor (Darmstadt)
ウィンター・ブレイクが明け、ブンデスリーガもシーズン後半に入った。とはいえ今年は16節終了までで年越し、シーズン前半最終節(17節)は年明け後という変則日程。この試合でいったんの中間決算ということになる。土曜日の夜11時半キックオフ、スカパーの中継はなくDAZNをPC画面で見ることにした。
グラードバッハはアンドレ・シュバート監督を更迭、後任にディーター・ヘキング監督を迎えて最初のリーグ戦ということになる。引き続きヘアマン、トラオレ、シュトロブルらケガ人も多い中、14位に低迷するチームをどう立て直すか、まずはその手腕を窺う大事な試合になる。
相手は最下位のダルムシュタットだが、こちらもエラそうなことを言っていられる順位でもなく、アウェイではあるがしっかり勝ち点を持ち帰るべく自分たちのフットボールをやりきらなければならない。
ヘキング監督はホフマンを先発で起用。オーソドックスな4-4-2のシステムに戻したようだ。ウィンター・ブレイクに獲得したコロジチャクの他、若手のシマカラ、ベネ、ソウらがベンチ入り。
ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ホフマン クラマー ダフード アザール
ラファエル シュティンドル
試合はグラードバッハがボールを支配、コンビネーションからダルムシュタット陣内に攻めこむ流れに。
7分、ラファエルのパスを受けて裏に抜けたホフマンが右サイドから切れこみ角度のないところからシュートを放つが敵GKがセーブ。10分にはホフマンがサイドから流しこんだボールにラファエルがダイレクトで合わせるが、これも敵GKにセーブされる。
その後は主導権を握りながらも最後のところを崩しきれない流れに。球際で勝ちきれずフィニッシュまで持ちこめなくなる。
34分、ヴェントが浮き球のパスを追って裏に抜け、頭でトラップしたボールの落ち際をボレーでシュートするがバーの上へ。一方、ダルムシュタットのチャンスは散発。結局スコアレスで前半を終えた。
後半開始早々の48分にはダフードからのパスを受けたヴェントがエリア外左寄りからシュートを放つがボールはファー・ポストをかすめて外へ。その後もグラードバッハがボールを支配するものの、ダルムシュタットの守備も固くなかなかチャンスを作ることができない。
65分、クラマーのエリア外からのシュートを敵DFが手で弾いたように見えたがハンドは認められず。手が完全に体側から離れており、審判がしっかり見えていればPKでおかしくなかったが取ってもらえなかった。66分にはアザールが左サイドからドリブルで自ら持ち上がりシュートを放つがポストに嫌われる。
70分、ホフマンに代えてハーンを投入。80分にはラファエルに代えてブンデスリーガ・デビューとなるシマカラを投入するが、終盤、オープンになった流れでも好機はなく、スコアレス・ドローとなった。
オーソドックスな布陣に戻したことで戦い方は整理されたと思うが、攻撃の時に選手が重なるシーンが散見され、連係が今ひとつ取れていないように感じられた。また、ダフードが頻繁に下りてきてアンカー的な位置でいったんボールを受けるのだが、クラマーとの役割分担に疑問が残った。
いくつか好機はあったものの決めきれず、ヘキング監督のデビュー戦としてはアウェイとはいえ最下位相手にスコアレス・ドローとしょっぱい内容の試合になってしまった。シュート数は14-8、ポゼッション66-34、CK6-4と数字の上では明らかに優位だったにも関わらず、チャンスに決めきれず、勝ち点2を置いてきたというべき。
ホフマンはよかったと思う。自力での突破もできるし捌いて裏に走ることもできる。これまで序列が低くなかなか出場機会を得られなかったが、もともと力はあるので先発で使い続ければ光る選手。ヘアマン、トラオレが離脱しており、攻撃的MFとして計算できるのは大きい。
ジョンソン、ドルミッチらは試合前のkickerの予想ではベンチ入りの予定だったがメンバー外。コンディションの問題なのかヘキング監督の用兵なのか。ちょっと今後の戦い方を注視しなければ。
シーズン前半を終えて4勝8敗5分で勝ち点17の14位、1試合あたりの勝ち点はちょうど1.00とまさに降格圏。降格圏から抜け出すのは連勝ができれば比較的たやすいが、ヘキング体制で勝ちグセをつけるにはもう少し連係の再構築が必要か。
移籍市場での補強も最低限で、今いる選手でやれるはずという考え方はあながち間違っていないとは思うが、いかんせんケガ人が多いし、ムダに難しいことをやろうとして自壊したシーズン前半の後遺症はまだ克服されていない感がある。
試行錯誤が許される期間は短い。今季の目線は残留と割りきる必要があるが、ELもあり難しい舵取りが続くだろう。今日の試合だけでは何とも言えないが、コマは揃っているはずで、早く安心できるところまで成績を戻したいが。
次節はシーズン後半初戦、アウェイでのレバークーゼン戦。2月はDFBポカールやELがあって7試合を戦わなければならない。今のうちに地歩を固めたい。
ディーター・ヘキング監督談話:
「もちろん、私にとって最初の試合にはいくつかゴールが決まることを願っていたが、この新しいチームでの第一歩としては了解はしている。あちこちで改善していることはもちろん見て取れたと思う。試合の中ではもっとしっかりやりきらなければならないシーンもあった。非常にいいチャンスも3つか4つあったが、もっと貪欲に行かなければならなかった。チームが軽くやり過ぎているような部分もあった。もっと目標に対してひたむきでなければならないし、そうなればいくつかの状況ではおそらくもっと多くのことが可能になっていただろう。今日はこの0-0で何とか生き延びられる」
コメントが長すぎないところがいいね。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2017年01月21日 12:14
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【FC東京】2017年編成について(4)
チームは沖縄でキャンプ・イン。補強にも動きがあったのでアップデートしておく。
まず、去就が未発表だったハ・デソンがFCソウルに完全移籍することがリリースされた。ハ・デソンは昨季、中盤の核となることを期待されたが開幕直後に負傷、その後はチームにフィットすることなくシーズン半ばで名古屋にレンタル、今季の始動メンバーにも名前がなく、移籍先を調整しているものと見られていた。
韓国代表経験もあり、プレ・シーズンには可能性を感じさせる動きも見せていただけに、チーム戦略の混乱もあってハマりどころがなかったのは残念だ。今季、東京での再チャレンジもあり得るかと思っていたが、ソウルからのオファーもあっての移籍だろう。縁がなかったという他ないが移籍先での活躍を祈りたい。
一方で、そのハ・デソンと実質的にトレードする形でFCソウルの高萩洋次郎の獲得を目指しているとの報道あり。既に契約の細部を詰めているとの報もあり、複数メディアが一斉に報じているので確度は高いと見ていいだろう。前線もできるマルチ・プレーヤーだがボランチでの起用を見込んでのオファーだろう。
高萩は広島で10番を背負い、その後オーストラリアに渡って、現在はソウルの中心になっている。代表経験もあり天才肌のファンタジスタであると同時にハード・ワークもできる。今季の補強の最後のピースとして獲得できれば強力な布陣になる。的確な補強であり、吉報を待ちたいところだ。
併せて、サバデルで田邉の同僚だったシエルコレスという中盤の選手が沖縄キャンプに参加するという報道もある。報道によればシエルコレスは「激しい守備が持ち味だが、足元の技術にも優れており、的確にボールを散らすこともできる(日刊スポーツ)」ということで、ボランチ要員としてのテストだろう。
高萩が獲得できれば人員が過剰になる可能性もあり、また実力も未知数である上、直近はケガで出場機会を得られていなかったという情報もあるようなので獲得は微妙か。意外に「当たり」だったりすることもあり得るが、まずは練習参加の結果を見てからということではないかと思う。
ボランチは高橋を放出、梶山はコンディション的に全試合フル出場に耐えるとは考えにくく、米本、橋本もケガ上がりでトップ・フォームに仕上がる時期は見極め難い。田邉が昨季大きな成長を見せ、彼を柱に考えるとしても、もう一人計算のできるボランチがいればチーム力は大きく向上するはずだ。
いずれにしても近いうちにリリースがあるだろう。楽しみだなあ。
【新人】
GK 30 廣末 陸 [青森山田高校]
GK 50 波多野 豪 [FC東京U-18]
DF 36 山田 将之 [法政大学]
DF 29 岡崎 慎 [FC東京U-18]
MF 35 鈴木 喜丈 [FC東京U-18]
MF 28 内田 宅哉 [FC東京U-18]
【移籍加入】
GK 33 林 彰洋 [鳥栖]
GK 1 大久保 択生 [長崎]
DF 6 太田 宏介 [フィテッセ(オランダ)]
FW 13 大久保 嘉人 [川崎]
FW 15 永井 謙祐 [名古屋]
【契約更新】
DF 2 室屋 成 [6から背番号変更]
DF 3 森重 真人
DF 4 吉本 一謙 [29から背番号変更]
DF 5 丸山 祐市
DF 22 徳永 悠平 [2から背番号変更]
DF 25 小川 諒也
DF 26 柳 貴博
MF 7 米本 拓司
MF 10 梶山 陽平
MF 17 河野 広貴
MF 18 石川 直宏
MF 19 平岡 翼
MF 21 ユ・インス [32から背番号変更]
MF 23 中島 翔哉 [39から背番号変更]
MF 24 佐々木 渉
MF 27 田邉 草民
MF 37 橋本 拳人
MF 38 東 慶悟
FW 16 バーンズ
FW 20 前田 遼一
FW 44 阿部 拓馬
【移籍退団】
GK 権田 修一 [契約解除]
GK 榎本 達也 [現役引退]
GK 圍 謙太朗 [C大阪]
GK 秋元 陽太 [湘南]
DF 駒野 友一 [福岡]
MF 高橋 秀人 [神戸]
MF 三田 啓貴 [仙台(期限付→完全移籍)]
MF 羽生 直剛 [千葉]
MF 幸野 志有人 [長崎]
MF 野澤 英之 [岐阜(期限付移籍)]
MF 水沼 宏太 [C大阪(期限付移籍)]
MF ハ・デソン [FCソウル]
FW 平山 相太 [仙台]
FW ムリキ [ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)]
FW 林 容平 [大分]
【獲得報道】
MF 高萩 洋次郎 [FCソウル]
MF シエルコレス [サバデル]
いやもう高萩マジ来てくれ。
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FC東京
2017年01月15日 17:38
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【FC東京】2017年編成について(3)
今日は新体制発表があったが、それに先立って、昨日、東の契約更新と、権田の契約解除が発表された。
権田は「ヨーロッパでのプレーの可能性を探るため」とコメント。一昨年戦線を離脱した事情からも、また今季に向けた補強からもおそらく東京への復帰は難しいのではないかと思っていたがやはりそうだったようだ。思いもよらない顛末になり残念だが、本人の納得できるようにやってみて欲しいと思う。いつかまた東京の力になってくれる日がくればいいと思う。
また、今日発表された新体制にはハ・デソンの名前がなかった。移籍先を探しているところということか。もともと昨季大きな期待を込めて獲得した実績ある選手だけに、残留してくれればチーム戦略も広がったと思うが、東京としては構想外ということなのか、あるいは本人が移籍希望なのか。近いうちに何らかの発表があるのかもしれないがよく分からない。
それ以外に去就が未発表だったユ・インス、バーンズは新チームに名前あり。
背番号は徳永が驚きの22番に変更、室屋が2番になり、空いた6番を復帰した太田がつけることになったようだ。高橋の移籍で空いた4番は吉本、また移籍加入した大久保嘉人は予想通り13番、永井は15番となり、エースナンバーの9番、11番はともに空き番となった。
GKでは大久保択生が1番、林が33番。選手権で注目を浴びた廣末が30番、ユースからの昇格となった波多野は50番に。
チームスローガンは「TOKYO GRIT 〜すべての力を〜」だそうだ。正直スローガンとかもうどうでもいい感あるが、少なくとも昨年の「頂戦」よりは百倍マシ。重要なのは具体的な目標であり、それをどう実現するかという戦略。ACL圏内という目標は現実的だが、それはカツカツで3位に滑りこみたいという意味ではなく、当然タイトル争いが目標で万一タイトルが獲れなくても最悪3位は確保するという意味に理解しておきたい。
【新人】
GK 30 廣末 陸 [青森山田高校]
GK 50 波多野 豪 [FC東京U-18]
DF 36 山田 将之 [法政大学]
DF 29 岡崎 慎 [FC東京U-18]
MF 35 鈴木 喜丈 [FC東京U-18]
MF 36 内田 宅哉 [FC東京U-18]
【移籍加入】
GK 33 林 彰洋 [鳥栖]
GK 1 大久保 択生 [長崎]
DF 6 太田 宏介 [フィテッセ(オランダ)]
FW 13 大久保 嘉人 [川崎]
FW 15 永井 謙祐 [名古屋]
【契約更新】
DF 2 室屋 成 [6から背番号変更]
DF 3 森重 真人
DF 4 吉本 一謙 [29から背番号変更]
DF 5 丸山 祐市
DF 22 徳永 悠平 [2から背番号変更]
DF 25 小川 諒也
DF 26 柳 貴博
MF 7 米本 拓司
MF 10 梶山 陽平
MF 17 河野 広貴
MF 18 石川 直宏
MF 19 平岡 翼
MF 21 ユ・インス [32から背番号変更]
MF 23 中島 翔哉 [39から背番号変更]
MF 24 佐々木 渉
MF 27 田邉 草民
MF 37 橋本 拳人
MF 38 東 慶悟
FW 16 バーンズ
FW 20 前田 遼一
FW 44 阿部 拓馬
【移籍退団】
GK 権田 修一 [契約解除]
GK 榎本 達也 [現役引退]
GK 圍 謙太朗 [C大阪]
GK 秋元 陽太 [湘南]
DF 駒野 友一 [福岡]
MF 高橋 秀人 [神戸]
MF 三田 啓貴 [仙台(期限付→完全移籍)]
MF 羽生 直剛 [千葉]
MF 幸野 志有人 [長崎]
MF 野澤 英之 [岐阜(期限付移籍)]
MF 水沼 宏太 [C大阪(期限付移籍)]
FW 平山 相太 [仙台]
FW ムリキ [ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)]
FW 林 容平 [大分]
【動静未発表】
MF 14 ハ・デソン
ユニの予約購入も発表されたので18番を申し込んでおこう。
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FC東京
2017年01月13日 22:01
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【FC東京】2017年編成について(2)
石川の契約更新が発表された。石川自身もツイッターで「青赤のユニフォームを着てピッチで結果に繋げる責任、覚悟が出来たので契約に合意させていただきました」と報告。もしかしたら現役引退もあり得るかとハラハラしていたので石川の更新は嬉しい。今季は18番のユニを買う。
一方で、オファーを出したとの報道があった横浜Fマリノスの中町は、横浜との契約を更新したと発表あり。年末に一度報道があったきりで続報もなかったのでムリかと思っていたがやはりそうだったようだ。スペースを埋め、バランスを取るタイプのボランチが欲しかったが、田邉、米本、梶山、橋本とコマは揃っているし、ハ・デソンが残ってくれれば不足はない。
あと、東の去就が未発表だが、今日公開されたユニフォーム着用写真のモデルになっているので残留と見ていいだろう。複数年契約かもしれない。新チームは15日(日)に始動、同日夜にはプレス向けの「新体制発表記者会見」があるので、今のところ公式発表のない権田、ハ・デソン、ユ・インス、東、バーンズの去就も含め、メンバーはほぼ固まるだろう。
その後、1月17日(火)から29日(日)まで沖縄で1次キャンプ、2月4日(土)から12日(日)までが宮崎での2次キャンプ。開幕戦は2月25日(土)にアウェイで鹿島と戦い、翌週3月4日(土)には大宮とホーム開幕戦。開幕まではあと1カ月半もなく、試合日程なども追って発表されて行く。
今季の2ndユニも発表された。シルバー基調らしいが悪くないと思う。今季は石川とタイトルを獲る。
【新人】
GK 廣末 陸 [青森山田高校]
GK 波多野 豪 [FC東京U-18]
DF 山田 将之 [法政大学]
DF 岡崎 慎 [FC東京U-18]
MF 鈴木 喜丈 [FC東京U-18]
MF 内田 宅哉 [FC東京U-18]
【移籍加入】
GK 林 彰洋 [鳥栖]
GK 大久保 択生 [長崎]
DF 太田 宏介 [フィテッセ(オランダ)]
FW 大久保 嘉人 [川崎]
FW 永井 謙祐 [川崎]
【契約更新】
DF 2 徳永 悠平
DF 3 森重 真人
DF 5 丸山 祐市
DF 6 室屋 成
DF 25 小川 諒也
DF 26 柳 貴博
DF 29 吉本 一謙
MF 7 米本 拓司
MF 10 梶山 陽平
MF 17 河野 広貴
MF 18 石川 直宏
MF 19 平岡 翼
MF 24 佐々木 渉
MF 27 田邉 草民
MF 37 橋本 拳人
MF 39 中島 翔哉
FW 20 前田 遼一
FW 44 阿部 拓馬
【移籍退団】
GK 榎本 達也 [現役引退]
GK 圍 謙太朗 [C大阪]
GK 秋元 陽太 [湘南]
DF 駒野 友一 [福岡]
MF 高橋 秀人 [神戸]
MF 三田 啓貴 [仙台(期限付→完全移籍)]
MF 羽生 直剛 [千葉]
MF 幸野 志有人 [長崎]
MF 野澤 英之 [岐阜(期限付移籍)]
MF 水沼 宏太 [C大阪(期限付移籍)]
FW 平山 相太 [仙台]
FW ムリキ [ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)]
FW 林 容平 [大分]
【動静未発表】
GK 1 権田 修一 [オリャネンセ移籍の報道]
MF 14 ハ・デソン
MF 32 ユ・インス
MF 38 東 慶悟
FW 16 バーンズ
権田はどうするんだろう。
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FC東京
2017年01月08日 20:49
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【FC東京】2017年編成について(1)
昨季のレビューも終わったところで、ここまでの選手の出入りを総括しておこう。
まず、去る人の方だが、大きなところでは高橋、羽生、平山に加え、昨季獲得した秋元、駒野が去り、水沼も期限付でセレッソ大阪への移籍が今日リリースされた。また、アル・サッドからのレンタルだったムリキは、一時は残留報道もあったものの結局完全移籍獲得に至らず、ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマに移籍することになった。
一方、来る人では大久保嘉人、永井、林らの他、太田のオランダからの復帰が公式にリリースされ、長崎のGK大久保択生らの加入も発表された。この他、選手権でも活躍している青森山田のGK廣末、特別指定としてU23の試合にも出場した法政大の山田を獲得、U18からは波多野、岡崎、鈴木、内田の4人を昇格させた。
現在のところ去就の公式発表がないのは権田、ハ・デソン、バーンズ、石川、ユ・インス、東。複数年契約の可能性もあり、流出を具体的に心配している訳ではないが、石川、東は気になるところ。
ハ・デソンは名古屋への期限付移籍満了のリリースのみあり、来季の去就について言及がないのが微妙だ。バーンズはUAEからのオファーを断って2017年半ばまで契約を延長したとの報道あり。またユ・インスはもともと育成含みでの獲得と見られ、このタイミングでの放出は考えにくい。
権田はオーストリアのホルンへの期限付移籍が満了。その後ポルトガル2部からのオファーの報道があった。その他、横浜のMF中町にオファーしているとの報道が年末にあったが続報がない状態。興味深い補強だがどうなるか。
いずれにしてもそろそろ移籍市場も終盤に入ってきたようだ。
【新人】
GK 廣末 陸 [青森山田高校]
GK 波多野 豪 [FC東京U-18]
DF 山田 将之 [法政大学]
DF 岡崎 慎 [FC東京U-18]
MF 鈴木 喜丈 [FC東京U-18]
MF 内田 宅哉 [FC東京U-18]
【移籍加入】
GK 林 彰洋 [鳥栖]
GK 大久保 択生 [長崎]
DF 太田 宏介 [フィテッセ(オランダ)]
FW 大久保 嘉人 [川崎]
FW 永井 謙祐 [川崎]
【契約更新】
DF 2 徳永 悠平
DF 3 森重 真人
DF 5 丸山 祐市
DF 6 室屋 成
DF 25 小川 諒也
DF 26 柳 貴博
DF 29 吉本 一謙
MF 7 米本 拓司
MF 10 梶山 陽平
MF 17 河野 広貴
MF 19 平岡 翼
MF 24 佐々木 渉
MF 27 田邉 草民
MF 37 橋本 拳人
MF 39 中島 翔哉
FW 20 前田 遼一
FW 44 阿部 拓馬
【移籍退団】
GK 榎本 達也 [現役引退]
GK 圍 謙太朗 [C大阪]
GK 秋元 陽太 [湘南]
DF 駒野 友一 [福岡]
MF 高橋 秀人 [神戸]
MF 三田 啓貴 [仙台(期限付→完全移籍)]
MF 羽生 直剛 [千葉]
MF 幸野 志有人 [長崎]
MF 野澤 英之 [岐阜(期限付移籍)]
MF 水沼 宏太 [C大阪(期限付移籍)]
FW 平山 相太 [仙台]
FW ムリキ [ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)]
FW 林 容平 [大分]
【動静未発表】
GK 1 権田 修一 [オリャネンセ移籍の報道]
MF 14 ハ・デソン
MF 18 石川 直宏
MF 32 ユ・インス
MF 38 東 慶悟
FW 16 バーンズ
【獲得報道】
MF 中町 公祐 [横浜FM]
出入りの激しいオフになってしまったが、今のところ悪くない補強はできている。CBのサブ、ボランチあたりが残ったところで、中町がどうなるかが気になる。
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FC東京
2017年01月06日 22:50
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【2016年】FC東京シーズン・レビュー(9) 新シーズン展望
東京は2017年、篠田監督の下で2年目を戦う。
2016年はタイトルを目標にしたものの目論見通りにチームが仕上がらず、前年に固めたはずの守備も、その上に構築すべき攻撃もちぐはぐなまま戦績は低迷、監督更迭の醜態をさらすに至った。前年の実績からも、選手構成のバランスからも、タイトルを狙うには絶好のシーズンだっただけに、それを棒に振ったことのショックは大きかった。
このオフには何人かの思い入れの深い選手が東京を去った。高橋、羽生、仙台にレンタル中だった三田は完全移籍したし、秋元は湘南に戻ることになった。林は大分に、圍はセレッソ大阪に移籍し、水沼もセレッソ大阪への移籍が確定的と報じられている。ムリキは完全移籍での獲得がかなわず、ブラジルに帰国することが発表された。
一方で、前線の大久保、永井、GKの林と代表級を補強、さらには太田もオランダから復帰することになった。高校ではトップクラスと呼び声の高いGK廣末を青山山田高校から獲得、U23で活躍した波多野、岡崎、鈴木、内田をユースから昇格させるなど充実した補強になったと思う。横浜の中町にオファーを出したとも報じられている。
昨季後半、篠田監督の下で球際での強度を重視し、奪ったボールはテンポよく前線に運ぶシンプルなフットボールで何とか挽回を図って、最終的には勝ち点53の9位に落ち着いたが、今季はどのような戦い方を見せるのか。昨季と異なり、キャンプからじっくりチームを作る今季、篠田監督の真価が問われる。失敗はもはや許されない。
毎年、「勝者のメンタリティ」とは何かを考える。鹿島にいた岩政はこう言っている。
「勝負強さとは、『勝負所を見極めること』ではなく『勝負所を決めないこと』」
「『いつもより大事な試合』があるということは、『いつもより大事ではない試合』があるということ」
「勝者のメンタリティを備えた選手とは、そうやって自分で勝手に試合に優劣をつけたりはせず、どんな試合も勝つためにプレーできる選手だと思います」
その通りだと思う。どんな試合でも、アマチュアを相手にした天皇杯でも、レアル・マドリッドと戦うクラブワールドカップの決勝でも、フットボールであり試合である以上は、同じように、当然のように勝つことを最優先のタスクにし、どうやれば勝てるか、局面ごとに何をすべきかを論理的に考え、実行する。気合いも気持ちも関係ない。
開幕戦はその鹿島が相手だと報じられているが、相手がどこであれ、我々は1つの試合として勝つために必要なことをやるだけ。仮に鹿島だとしてタフな相手なのは間違いないが、だからどうという話でもない。シーズンは34試合あって、どのクラブともホームとアウェイで1回ずつ試合する。それだけのことだ。
そこにおいて必要なのは明確な戦略であり戦術だ。川崎との天皇杯準々決勝で痛感したのは、意図を持ったプレーを少ないタッチで連続してつないで行けるチームと、まあこんな感じかな程度の思いつきがつながればラッキーというチームの差。気合いや気持ちが足りないのではなく、厳しさが足りなかった。そこを詰めることができるか。
目標に向けて「やりたいこと」より「やるべきこと」をやるというプロとして当然の姿勢、美しく負けるのとみっともなく勝つのを比べれば、当然のようにみっともなく勝つことを選ぶことのできる職業人としての矜持、それがベースにならなければタイトルは取れないし、サポもそれを不断に要求して行くべきだと僕は思う。
カネをもらってフットボールやってるプロなのだから、問題意識のあり方は本来「勝ちたい」ではなく、勝たなければならないのは当然の前提として「どうやれば勝つか」。勝ちたい気持ちを見たい訳ではない。どうやって勝つかという現実的な対応、現実的な戦いが見たいのだ。極論すれば気持ちなんかなくても勝てばそれでいい。
繰り返しになるが、僕はトップ・フォームの森重を中心に、石川が在籍している今、絶対にタイトルを獲りたい。既に高橋、羽生は去った。一緒にタイトルを喜び合いたい選手がひとりまたひとりと去って行く。僕が好きだったチームのいちばんいい時期はもう終わってしまったかもしれないが、今季、僕たちはもう一度高みに挑みたいのだ。
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FC東京
2017年01月05日 23:06
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【2016年】FC東京シーズン・レビュー(8) FW編
FWは前田を中心に、新加入のムリキ、阿部、そして平山やバーンズらを試した1年だった。得点力は高いと言い難かった。
前田はリーグ戦29試合に出場、うち23試合に先発し、6得点を挙げた。チーム得点王であり、コンスタントに活躍した1年だった。
しかし、前田の活躍はゴール・ゲッターというよりは前線のパーツとして敵を背負ってのポストや献身的な守備、つぶれ役に特徴があり、チームへの貢献は極めて高かったが、FWとしての得点力という意味ではもっとやれたのではないかという感を否めない。
敵に後ろからガシガシ削られながら身体を張ってボールを収める技術の確かさ、身体の強さは攻撃の起点となった一方、はたいたボールをもう一度受け直してフィニッシュに持ちこむ動きまでは見られなかった。もともと泥臭いゴールを得意とする人だと思うが、そこまで押しこみ、あるいはサイドからクロスが入るプレーが多くなかったことも関係しているのだと思う。
チームプレーに徹すること自体は前田のいいところでもあるが、FWとしてもっとゴールへのがっつきやエゴを見せてもええんやで、と思った。来季への契約更新も発表されており、得点を伸ばすことを期待したい。
ムリキは4月に中東から期限付で加入、最初はなかなかフィットしなかったが、6月からポジションを確保、リーグ戦19試合に出場し(14試合に先発)4得点。シーズン途中からの稼働としてはまずまずの成績を収めた。
ボールを持てばゴールに向かう姿勢、巧みなボール・コントロール、シュート・タイミングなど、技術やセンスはさすがに高いものがある。城福監督、篠田監督からも評価を得て起用されたが、8月末の福岡戦で負傷、シーズン終盤を棒に振った。
左のウィング・ストライカーとしての出場が多かったが、ボールを受けに降りてくる一方、高めで受ければ中央に入って行く傾向が強く、本来トップ下の東がやむなく左にスライドしてポジションを埋めることも少なくなかった。
とはいえ守備をしないかといえばそんなことはなく、自陣深くまで戻ってのタックルなど「サンキュー」というプレーも少なくなかった。球離れの悪さは感じることもあったが、全体としてフットボールのことをよく知っている感の強いたよりになる選手だった。
報道では所属しているアルサッドから完全移籍するというものと、東京とは仮契約まで交わしたもののブラジルのクラブに移籍する意向が強いというものなど錯綜している。周囲の動きとは無関係に、個で局面を打開できる選手であり、東京のムリキとして残って欲しいが…。
バーンズは使われたり使われなかったり、ベンチにも入れない試合も少なくなかった。6月から7月にかけてムリキとの2トップでポジションをつかんだこともあったが、監督交代後は再びポジションを失い、リーグ戦16試合出場(うち10試合先発)、1得点にとどまった。
突っかけて行くタイプなので敵には嫌がられたと思うし、前線からボールホルダーを追いまわしてくれるので試合では目立ち、何とかあの推進力を90分間使えないものかと思ったが、決定力はそこまで高くはなかった。
基本的に突っかけて仕掛けて打って、そのうち何本かが決まるというタイプであり、組織の中で要求されることは窮屈に感じられたかもしれない。おそらく我々が思う以上に相手にとってはイヤな選手だと思う。守備の弱さもあり、スタミナ的にも先発で使うには難しい面はあるが、オーストラリア代表であり使い方次第ではもっと力を出せるはず。
平山はケガから復帰、シーズンを通じて働いたが、ベンチを温めることが多く、リーグ戦15試合に出場したものの先発は4試合にとどまった。それでも5得点は立派。ゲーム終盤のオープンな流れの中でボールを押しこむ役割は果たした。
とはいえ彼ももう30歳。ケガもあったとはいうものの、東京のFWとして十分な働きをしてきたかといえば疑問だ。もともとメンタル的に幼いところがあり、プロとしての厳しさが感じられなかった。仙台への移籍が発表されており、新天地での活躍を祈る。
甲府から獲得した阿部はシーズン序盤こそ出場機会を得たものの、その後はケガからポジションを明け渡した。リーグ戦11試合に出場(うち先発10試合)、1得点。巧みな足許の技術がありエリア内で勝負ができる選手。
攻撃にアクセントをつけることのできる男だったのだがシーズン途中で離脱したのは残念。既に戦列には復帰、契約更新も発表されており、来季激化すると見られる前線のポジション争いに是非参加して欲しい。
サンダサはリーグ戦の交代出場1試合のみで得点なし。ムリキに外国人枠を空けるため3月限りで退団した。重戦車のようなゴリゴリしたドリブルには迫力があり、もっと使えばもっと結果につながったのにと思う。使いこなせなかった感が強い。
林はリーグ戦は出場機会がなく、天皇杯での交代出場のみ。J3で経験を積み、動きの質は決して悪くなかったと思うが、大分への移籍が発表された。彼もFWとしての「オレが決める」的なギラつきが足りないように思う。大分は以前にレンタルで所属したこともあるクラブ。このまま終わることはできず、活躍を祈りたい。
FWに関しては既に大久保、永井の獲得がリリースされている。平山、林の移籍、ムリキの帰国懸念を割り引いても、前向きに考えることのできる強化だと言っていい。来季に期待したい。
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FC東京
2017年01月04日 20:00
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【2016年】FC東京シーズン・レビュー(7) OMF編
攻撃的MFも厳しい運用を強いられた。FWとの仕分けは難しい部分もあるが、ここではMF登録の選手について見ておく。
今季、中心選手としてようやく存在感を示したと言えるのが東だろう。特に篠田監督になってからはトップ下として定着、リーグ戦28試合(うち先発27試合)に出場、骨惜しみしない運動量とチャンスには必ず顔を出すポジショニングのよさと、ワンタッチで決定的なところにボールを出せるセンス、技術で前線の核となった。
もともと技量には定評のある選手であり年代別代表では10番を背負った逸材だが、諦めの早さというかプレーを判断で見切ってしまう平熱の低さみたいなものがあり、傍で見ていて煮え切らなさを感じることも少なくなかった。それが、結婚してからか、ひとつひとつのプレーの強度、中心選手としての責任感のようなものが増したと思う。
結果への執着も見られるようになり、今季はひとつ成長したシーズンだったように思う。ただ、このポジションで彼の技術とセンスからすると2ゴールは寂しい。シュートは相応に打っているが、GKに当てることが多く、シュートが打てる場所にいることのできる能力と、決めきる能力のギャップが大きい。
ここいちばんでラスト・パスを選択することも多く、気持ちは分かるが自分でガツガツ行く部分がもう少しあっていい。7〜8得点を毎季コンスタントに決められるようになれば本当に敵からは嫌がられると思う。そうなれば代表に呼ばれておかしくない選手。もっと評価されるべき選手だろう。
河野も今季、大きく飛躍した選手だった。城福監督の下では出たり出なかったり、準レギュラー的な扱いだったが、篠田監督になって右SHに定着、流動的な前線の中でボールを動かして流れを作る役割を担った。リーグ戦出場は29試合、うち先発21試合で5得点は立派な成績だろう。
ドリブラーでありボールを持つとまずドリブルするため、球離れの悪さが気になることもあるが、今季は持つところとはたくところの見極めもかなりすっきりしてきたと思うし、その分、逆にドリブルが生きることになった。もともと攻撃センスは高いのでワンタッチでも面白いところに出せる。
ファイン・ミドルも何本か決めており、ゲームの中でアクセントを作れる男。一方で、これまで指摘されてきたムラ気、時にまったく消えてしまう出来不出来の波みたいなものも今季はかなり改善され、守備においてもやることがはっきりしてよくなった。河野も大人になったんだなあと感慨深い。
今でもムダに敵に突っかかったりして「落ち着けカワノ」コールを受けることもあるが、彼がいる試合といない試合では攻撃の幅が明らかに異なるくらい、違いの出せる選手になった。来季は競争が激しくなると思うがヴェルディから敢えて東京に移籍してきた気概で活躍し続けて欲しい。
中島はシーズン終盤大きく飛躍した。城福監督の下ではほぼ出番がなく、J3での出場だったが、オリンピックに出場し、帰国後、篠田監督になってからは左SHでレギュラー・ポジションをつかみ、リーグ戦12試合に出場(うち先発8試合)、3得点を挙げた。
ボールを持てばまずゴールに向かい、遠目からでもコースが開けば積極的に狙って行く姿勢は、慎重にチャンスを窺いパスの選択が多い東京にあって異彩を放ち、重要な局面で大事なゴールを決めた。一直線にドリブルする中島の姿に鼓舞されることも多かった。左サイドから切れこんでのシュートは大きな魅力。貴重な選手に成長したと思う。
技術的にも、足許や競り合いでマイ・ボールにするところなどフットボール偏差値は高くメンタルも強い。海外志向はあるが間違いなく次代の東京を担う人材の一人であり、しっかり実戦経験を積ませながら育てたいところだ。
気になるのはプレーが一本調子かつシュート・パターンも読まれやすく、来季はおそらくどこのクラブも対策をしてくるだろうということ。また、彼が中に切れこんだ後は誰かがサイドをカバーしなければならず、時としてポジションに大きな穴を空けること。プレーの幅を広げ視野を広げて行くことが来季の課題になると思う。
難しいシーズンになったのは水沼だ。鳥栖から移籍し、当初は右SHのレギュラーと目されたが、使われ方は定まらず、途中出場、ベンチ、メンバー外と出たり入ったりを繰り返し、リーグ戦出場は17試合、うち先発は6試合にとどまった。得点も1点のみ。右サイドを駆け上がり思いきりのいいクロスを入れるプレーには華があったが本領は出せなかった。
真面目なプレーぶりと明るいキャラクターで、チームを盛りたてる声出しのできる選手。東京には必要なパーツだと思っていたが、城福監督にも、篠田監督にも第一選択としての信頼を受けることができなかったのは残念。正直使いこなせなかった感がありもっとやれるはずと思うがどこが合わなかったのか…。
来季はC大阪への移籍が報じられており、1年で見送ることになればもったいない。決してチーム戦術に合わなかった訳ではないと思うが…。
ユ・インスはおもにU23で試合経験を積んだが、篠田監督になってからJ1でも5試合に出場(いずれも途中出場)、デビュー戦となった8月の磐田戦では決勝点となるゴールを挙げた。野に放たれた子犬のように、とにかくボールを追って駆け回る姿は何か可愛らしく初々しい。
チーム戦術の中にうまくハマるかどうかなど、これから確かめて行くところだと思うし、まだまだポジション争いに割って入るだけの強烈なアピールはできていないと思うが、J3ではゴールも決めており、ごっつぁんゴールも含めて、「そこにいること」で価値を出せる選手。もう少し実戦の中で見てみたい。チャンスをしっかりモノにして欲しい。
最初に書いたように、このポジションはFW登録の選手とかぶる部分も多い。次回はFW編として、平山、ムリキ、バーンズ、前田、阿部らについて振り返りたい。
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