フットボール・クレイジー
football crazy
silverboy club
presents
2018年04月29日 20:36
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■
【ブンデスリーガ第32節】シャルケ 1-1 グラードバッハ
■2018年4月28日(土) 15:30キックオフ
■Veltins-Arena (Gelsenkirchen)
やっぱりこの時間の試合がいちばんいい。夜10時半からDAZN観戦。
ELの可能性も残ってはいるが残り3試合全部勝った上での話。何かもう目標を見失った消化試合状態がずっと続いている感があって盛り上がらない。ヘキング監督は来季もやんのかな…。
メンバーは前節と変わらず。まあ、その必要もないだろう。
ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
ホフマン クラマー ツァカリア アザール
シュティンドル ラファエル
互いにボールを動かしながら主導権を争う拮抗した立ち上がりとなった。8分、アザールが左サイドからゴールライン際をエリア内に切れこみ、ゴール前に横からボールを流しこむ。敵DFがクリアしようとしたボールをラファエルがシュートするが枠に収まらず。
その後も双方がガチで組み合い、中盤で激しくボールを奪い合う展開に。13分、敵DFがシュティンドルにタックル、その後のもみ合いのなかでシュティンドルの頭を殴って退場に。殴るというより軽く平手で触れた程度だったと思うが「手が出た」ということで判定としてはやむなしか。グラードバッハは数的優位に。
ここからは当然だがグラードバッハがボールを持ち、自陣でブロックを固めるシャルケを押しこむ展開に。しかしシャルケも奪ったボールの展開は素早く、カウンター・ディフェンスには苦労することになる。
21分、左サイドのラファエルから、右サイドを駆け上がったエルヴェディがフリーでパスを受けるがシュートはDFにブロックされる。
32分、左サイドからアザールが仕掛け、ゴール前にスルー・パスを入れるとシュティンドルがこれを追い、そこからフリーのラファエルにラスト・パス。ラファエルはガラ空きになったゴールに丁寧に流しこんでゴール、グラードバッハが1-0と先制する。こういうのがやりたかったんだろうなと思わせるゴール。
しかし35分、シュティンドルが敵DFと競った際に左足を捻挫したようでプレーできなくなる。やむなく38分、キュイザンスと交代する。ビデオで見ても痛そうな捻挫だった。おそらく今季はもうムリだろう。代表が気になる。ワールドカップに間に合うのか。
試合は前半の内にさらに動く。アディショナル・タイム、敵がクロスを入れようとしたところをクラマーがエリア内でブロック。試合はいったん流れたが、これがハンドの疑いでビデオ判定となり、中断ののち判定が覆ってPKに。これを決められて1-1の同点になってしまう。
まあ、ビデオで見ても体側から離れた腕でボールを迎えに行っているようにも見え、ハンドの判定は妥当だろう。
後半に入っても一人多いグラードバッハがボールを保持、パス回しからトリガーになる縦パスを入れて流動化しつつゴールに迫るが、割りきって守備をするシャルケに対してアイデアが足りずゴールをこじ開けることができない。
57分、押しこんだ状態で右サイドのホフマンが中央にクロスを送ると、アザールがダイレクト・ボレーを狙うがヒットしきれずGKがキャッチ。60分、既に1度警告を受けているツァカリアに代えてシュトロブルを投入。
その後もほぼ敵陣で試合を進めるがゴールが遠い。74分、ホフマンからボールを受けたエルヴェディが右サイドからクロスを入れるとこれがゴールに向かいバーをヒット。本人はクロスのつもりだったと思うが。
79分、ホフマンに代えてトラオレを投入。最後まで勝ち越しを狙いに行ったが得点できず、結局1-1の引き分けに終わった。
せっかくの数的優位を生かせず、リードを守れずに追いつかれての引き分けはもったいない。何度かチャンスは作ったものの、引いたシャルケに対してなかなか有効な打開策が出せなかった。
試合全体としても、ビデオ判定による微妙な退場、シュティンドルのケガ、ビデオ判定によるPKなど、試合に集中するのが難しく今ひとつパッとしなかった。メンバーはそれなりに戻ってきているはずなのに、勝つことへの執着が今ひとつ窺えなかった。目標を失ったチームという感じが強くした。
シュート数12-10、CK1-1、ポゼッション73-27と、数的優位で圧倒的にボールを持ったのに攻めきれなかったことが分かる。数が少なくなって割りきって守備をされるとなかなか崩れないというのはよくあることだが、それにしても攻撃をもう少し整理した方がいいのではないか。
シュティンドルのケガはショックだが、交代で出たキュイザンスが今ひとつ。才能があるんだろうということは分かるが、ムダにボールをコネて、いいところに出すこともあるがそれと同じくらい奪われる。ちょっとどこかで鍛え直してきた方がいい。
何かもう今季のグラードバッハに関してはやる気失った感ハンパないわ。ケガ人が多かったのは仕方ないけど(それにしてもフィジコは何やってんのって感じはするけど)、大事なところで華麗に連敗して上位戦線から自ら離脱してしまった。せっかく選手がそれなりに揃って連係のベースもあるのにこの程度とか、ヘキング監督の手腕が残念だってことなのでは。来季は監督代えて欲しいんだけど。
一応成績を見ておくと、グラードバッハは勝ち点44(1試合あたり1.38)で9位に後退。6位のライプツィヒが今日勝てば勝ち点差は6に広がり、間にいるフランクフルト(46)、VfB(45)も含めて残り2試合での逆転(この4クラブの中で最も上にいること)は不可能ではないが事実上極めて難しくなる。勝たなければならない試合に勝てなかったことで自ら状況を難しくした。
ディーター・ヘキング監督談話:
「早い時間にベンタレブにレッドカードが出たことで、予想したのとは違った試合になった。前半は数的優位を非常にうまく利用して試合を進めた。しかし残念ながらハーフタイムの直前にハンドのPKを取られ、そのために同点にされてしまった。後半は我々は試合を決めることを急ぎ過ぎ、最初の20分間はシャルケに何度かのカウンターのチャンスを作らせた。これはあってはならないことで、こんなことをやっていては最終的に負けてしまうことすらあり得る。そこで我々はシャルケを引き続き守備に忙殺されるようにしようとしたが、彼らが来季チャンピオンズリーグを戦うチームだということがよく分かる結果になった。彼らは素晴らしい守備をし、フィジカルも強く、非常によく組織されていて、それに加えて切り替えも速かった。そのため、我々はたくさんのはっきりしたゴールのチャンスを作ることができなかった。それでも我々は勝ち点1を持ち帰る、私はそれで取りあえず満足すべきだろう」
来季のプーマのユニという写真を見たけど、体操着みたいでアレだな…。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2018年04月28日 22:16
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【Jリーグ第11節】FC東京 3-2 名古屋
■2018年4月28日(土) 15:00キックオフ
■味の素スタジアム
気持ちのいい土曜日。現地観戦に向け気持ちは高まっていたが体調を崩し、行って行けない感じでもなかったが大事を取って自宅DAZN観戦に。もったいない。
東京は前節首位広島に勝ち2連勝。今節は名古屋をホームに迎える。名古屋は連敗中で最下位だが、前線にはインターナショナル・レベルの外国人FWもおり、捨て身で向かってくれば厄介な相手であることは間違いない。厳しい戦いになることが予想される。
長谷川監督はリーグ戦が続くことを考えてかターン・オーバーを実施。東に代えて田邉を、小川に代えて太田を先発に起用した。田邉は今季リーグ戦初先発。
林
室屋 森重 丸山 太田
大森 眷襦ゞ極棔‥
オリヴェイラ 永井
序盤は東京が鋭い出足で敵のボールを引っかけ割りきって裏を狙う。7分、眷襪らの縦パスを受けたオリヴェイラがターンしてシュートを放ったが枠に飛んだボールはGKにセーブされる。15分には太田のFKに橋本が頭で合わせるが枠外に。
18分、太田のFKに合わせようとしたオリヴェイラが敵DFに押し倒され、これがファウルとなってPKを獲得。20分、このPKをオリヴェイラが自ら決めて東京が1-0と先制する。前節同様、ぎりぎりまで敵GKの動きを見極め、タイミングをズラして蹴るPKだったが今日もうまく行った。
その後も東京は球際の戦いから奪ったボールを素早く展開する試合運びで主導権を握る。25分、太田のクロスが敵DFがクリア、このこぼれ球を拾った大森がシュートを放つが枠外に。さらに29分には太田のFKにニアの永井がヒールで引っかけるがGKにセーブされる。
すると32分、右寄りで与えたFKに頭で合わされ失点、1-1の同点となる。敵FWの飛びこみに丸山が着いていたが、打点の高いヘディングに対応しきれず。
この失点で微妙な流れになるが、38分、太田のスルー・パスを敵GKが飛び出してクリアしたこぼれ球を左サイドで拾った橋本が中央へラスト・パス。永井がこれを冷静に流しこんでゴール。2-1と再び勝ち越す。失点から短い時間で勝ち越せたのは大きかった。
44分には右サイドでオリヴェイラの落としを受けた大森が中央にボールを送ると、飛びこんだ田邉でダイレクトで合わせるがボールは枠に収まらず。2-1で前半を終えた。
後半開始早々の46分、眷襪らのパスを受けた永井がカウンターで左サイドを持ち上がる。深いところでクロスを送ると並走したオリヴェイラがつま先で押しこみゴール、3-1とリードを広げる。この追加点も重要だった。
その後はリスクを嫌って固く戦おうとする東京に対して2点のビハインドを背負った名古屋がボールを持つ流れになる。東京はリトリート早く対応し、最後のところは身体を張って守る。前節広島戦と似た展開に。
58分、敵のクリアボールのこぼれ球を拾った橋本がワントラップからボレー・シュートを放つがバーの上に。
すると、63分、右寄りの敵FKを裏に放りこまれ、これに頭で合わされて失点。3-2と1点差に詰め寄られる。これも森重が着いていたがヘディングを許してしまった。
67分、田邉に代えて東を投入。直後、太田のCKに森重が頭で合わせるが枠外に。70分、オリヴェイラに代えて前田を投入する。引き続き名古屋の攻撃を受ける時間が続くが、流れの中から崩されるシーンはほぼなく、集中して守れている。
83分、永井に代えて富樫を投入、試合をクローズしに行く。終盤、名古屋のパワー・プレーを受けるが敵のシュート・ミスにも救われ、何とか1点差を守って試合終了、3-2でリーグ戦3連勝となった。
前半に先行、後半開始早々にも追加点を挙げ、東京優位の試合となったが、セット・プレーから2失点、最後は押しこまれる時間が長くなった。失点はいずれも敵の個が上回ったイメージだが、試合を必要以上に難しくしてしまった。その中でも肝心のところはしっかり守りきったことで自信につながる試合だった。
リーグ戦が続く中で厳しい試合となったが、最後に結果を手にしたのは大きかった。守備面での課題は残ったものの、流れの中ではバイタル・エリアを空けることなくしっかり守れており、悲観することはない。失点が多いのは事実で対応は必要だが、結果が出ているので試合が続く中でも少しずつ修正は図れると思う。
この試合では東に代わってターン・オーバーで先発した田邉が起用に応える動きを見せたほか、太田もプレース・キックで存在感を見せ、守備でも身体を張ってアピールした。連戦の中でこうした競争が結果として選手層の厚みに結びつきつつあるのは心強い。
攻撃面ではオリヴェイラと永井のコンビネーションがこの試合でも機能し、そこにパスを出す眷襦橋本や、サイドで時間を作る田邉、大森とのイメージもかなり共有できて来たと思う。昨季下がり気味だった眷襪本領を発揮してクリティカルなパスをバシバシ出しているのも効いているし、その分バランサーに徹している橋本も成長している。
数字を見ればシュート数10-12、CK4-3、ポゼッション52-48と、リードしてから守勢に回ったのが表れているが、我慢すべきところを耐えきった試合ということか。守る時間帯にやや引きすぎの感はあり、特に今日のように個の強さのある相手だと、本当はもう少しゴールより遠いところで時間を使いたかった。
9節から13節はリーグ戦が続くのでターン・オーバーにも限界があり連戦の中でもヤマ。疲労の蓄積も大きい。ナイトゲームの次節はともかく、2時キックオフの川崎戦がポイントになるかも。事情はどこのクラブも同じだけど踏ん張りどころになる。
これで11試合を終え7勝3敗1分で勝ち点22、ついに1試合あたりの勝ち点を2.00とした。首位広島が勝ったため勝ち点差は6と変わらないが2位をキープ。3位川崎との勝ち点差は1、4位札幌との勝ち点差は3となり、下位との差は少しずつ広がってきた。
シーズンも約3分の1が終わったが、ここまで望外の好成績。特に徐々に歯車が噛み合いながら調子を上げてきた感があり心強い。連戦はあと3週間続くが、好調だけに試合が続いた方が有難い。疲労の蓄積による燃え尽きや、ケガだけは気をつけたいが、行けるときに行けるとこまで行っときたい。
評点(評点は
ドイツ式
):
林(3.5) 失点はいずれもノー・チャンスか。それ以外は集中してゴールを守った。
室屋(3.5) 中央からの攻撃が多く守備に力を割いた形に。好調は維持している。
森重(3.5) 最後まで集中したがセット・プレーの守備で個の強さにヤられた。
丸山(3.5) はっきりした守備ができたが失点関与は残念、しっかり学びたい。
太田(3.5) 流れの中でのクロスは少なかったがプレースキックで存在感見せた。
大森(3.5) 苦しい時間帯にもしっかりボールをキープして時間を作った。
眷(3) 抜群のパスセンスを披露、昨季は眷襪了箸なが分かってなかった。
橋本(3) 中盤の底でボールを散らす役割で成長著しい。アシストも立派。
田邉(3.5) 攻撃でアピールしたかったが求められた役割はしっかり果たした。
オリヴェイラ(2) あのPKひやひやするわ。次はバシッと蹴りこんで欲しい。
永井(2.5) やはり永井はサイドではなくトップに置くべき選手だった。
===
東(3.5) 苦しい時間帯に献身的に動いて逃げきりに貢献した。
前田(3.5) 今季まだノー・ゴール。形はどうであれまず1点欲しい。
富樫(-) 時間短し。
見に行きたかった。
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FC東京
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J1リーグ戦
2018年04月26日 00:18
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【Jリーグ第10節】FC東京 3-1 広島
■2018年4月25日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム
またしても水曜日夜の試合。「お先に失礼します」にも限度がある。ワールドカップがあるとはいえ3週続けての水曜日ホーム開催はほんと何とかして欲しい。朝からの雨は昼ごろに上がり、生温かい天気に。例によって6時前に職場を出て電車に飛び乗ったが味スタに着いたのはキックオフ間際。キックオフ時間の30分繰り下げも真面目に考えて欲しい。
リーグ戦ここ6試合5勝1敗で2位と好調の東京。今季ここまで負けなしで首位を独走する広島との対戦だ。勝ち点差は9あるが、ここで負けるとさらなる独走を許してしまうことになる。互いに相手の電池切れを待つ我慢の試合になることが見込まれ、焦れて腰が浮いた方が負ける。スコアレスドロー覚悟で固く戦いたい。
前節負傷交代となったチャンがメンバー外となり、丸山がCBで先発。それ以外は前節と同じ先発となった。
林
室屋 森重 丸山 小川
大森 眷襦ゞ極棔‥
オリヴェイラ 永井
この試合もまたいきなり動いた。4分、眷襪らのスルー・パスを受けて前線に飛び出したオリヴェイラが敵エリアに入ったところで敵DFに足払いを食らい倒される。5分、これで得たPKをオリヴェイラがGKの動きを見極めて冷静に流しこみ東京が1-0と先制。眷襪離僖垢皀┘阿ったが、これをPKに結びつけ、それを自ら決めたオリヴェイラも素晴らしかった。
さらに9分、東が敵陣でパスをカットしダイレクトで前線にボールを送ると、前に走ったオリヴェイラがエリア内でこれを受ける。切り返したがシュート・コースをふさがれたため、キープして後ろから走りこんだ永井に落とすと、永井がこれを蹴りこんでゴール、2-0と序盤でリードを広げる。
その後は東京がリスクをマネージしながら奪ったボールは素早い展開から追加点を狙うカウンターにつなげる展開。広島は前線に得点能力の高いFWがおり気は抜けないが、森重、丸山がしっかり対応して決定機を阻止している。集中した戦いが続く。
19分、カウンターを仕掛ける。大森が敵のしつこいマークを受けながら粘って右サイドの室屋に展開、ビッグ・チャンスになるかと思われたが大森に対するファウルの笛が吹かれプレーが止まる。アドバンテージを見て欲しいところだった。スタンドからは「流せ」コールが。
25分、室屋が右サイドから入れたクロスがファーに流れたところに大森がダイレクトで合わせるが枠外に。30分過ぎからは広島にボールを握られ立て続けにシュートを浴びるが林の好セーブもあり何とかしのぐ。
アディショナル・タイムには敵陣深いところ、ゴールライン際を室屋がすり抜けてエリアに入りこみ、角度のないところから流しこもうとしたが敵DFがブロック。結局2-0で前半を終えた。
思いの外早く先制できて、追加点も取れたことからグッと戦いやすくなった。とはいえ敵にチャンスも作られており気を抜くことはできない。規律を持って戦えているので、このまま試合をオープンにせず、リスクをしっかり管理したい。連戦の疲れもあり、気温も微妙に高いので電池切れが怖い。交代がキモになる。
後半も開始早々から動く。48分、永井が右前線でキープしたボールをつなぎ、最後は眷襪中央からミドル・シュートを放ったがボールはGK正面へ。51分、眷襪らのスルー・パスを受けたオリヴェイラが右寄りに駆け上がりGKと一対一になったところでシュート。これがGKの逆を突いてファー・ポストに当たりゴール。3-0と東京が大きな追加点を挙げる。
55分、永井に代えて前田を投入。しかし、この辺りから3点のビハインドを背負って捨て身の攻撃に出る広島に対し、守勢に回る時間が長くなる。
60分、前線に出されたボールに敵FWが反応、裏を取られる。シュートは林がセーブ、こぼれ球を同じFWに詰められるがこれも丸山がブロックしたが、さらにこぼれたボールを後ろから走りこんだ敵FWに蹴りこまれ失点、3-1となる。
その後も広島の攻撃を受けてしのぐ時間帯に。61分、カウンターからオリヴェイラが裏に抜け出す。前田も並走したがオリヴェイラは自らシュート、敵GKにセーブされる。
65分、大森に代えて田邉を投入。田邉はリーグ戦今季初出場。田邉が左SHに入り、東は右にスライドする。押しこまれて苦しい守備が続くが何とかゴールは死守する。コンパクトなブロックは崩れず、最後のところでは身体を張って守ることができている。
78分、オリヴェイラに代えて富樫を投入。引き続きしのぐ時間。奪ったボールは素早く前線に展開するがつながらず。広島の攻撃に耐え、何とかゴールを守る。アディショナル・タイムは5分あったが何とか守りきり、苦しい流れだったが反撃を1点に抑えて3-1で大きな勝ち点3を得た。
序盤のリードを守り、後半開始早々にも加点、失点はしたもののここから崩れることなく、無敗だった首位広島に初めて土をつけた。後半は押しこまれ苦しい時間帯が続いたが、集中を切らさずしのぎきった。
攻撃面ではオリヴェイラの2ゴール1アシストと強さが光ったが、東、大森の労を惜しまぬ運動量、眷襪寮簗なパス出し、永井のスピードを生かした攻撃など、全体が連動してこそオリヴェイラが生きたということ。フィニッシャーを得て連係が形になりつつあるように思う。この流れをつないで行きたい。
試合運びとしては、後半さすがに持たれすぎた感はあったものの、苦しい時間帯にもコンパクトな陣形を保ち、規律を守って戦い続けることができた。失点は余計だったが、そこでしっかりもちこたえたのは大きかった。チームとしての成長を感じる。後半、余計な色気を出さず守備を優先し、そこからワンチャンでの追加点狙いは正しかった。
今までなら2点差あるのにムダに追加点を狙いに行き、逆に裏をヤられてあっという間に追いつかれるパターンを何度も見せられてきただけに、そうした意思統一の拙さを克服できたのは大きな進歩だと思う。
守備は森重、丸山の整理された動きが効いていたが、押しこまれたギリギリの局面でも混乱は最小限で、全員が身体を投げ出せていたのは印象的だった。クリーン・シートはならなかったが、守備の勝利と言っていいのではないか。
東京は2位を維持、勝ち点を19(1試合あたり1.90)に伸ばし、首位広島との勝ち点差を6に詰めた。今の時期はまだ順位に一喜一憂する必要はなく、実際5位との勝ち点差は1だが、とにかく勝ち点を積み上げて行くことに専念したい。幸い結果が出ているので、課題を修正しながら進むことができるはず。いい流れを切らせることなく上位に足場を作りたい。
怖いのは連戦の疲労蓄積とケガ人。リーグ戦が続くとターン・オーバーも難しい。早めにオリヴェイラを引っこめたのもそのあたりのマネジメントか。田邉は次節先発もあるのではないか。カップ戦ほどではないにせよ、少しずつメンバーを入れ替えてチームの底上げを図る必要はある。
土曜日には早くも次の試合がある。ここをどう乗りきるか、試合は続いて行く。
評点(評点は
ドイツ式
):
林(3) 失点シーンは防ぎようなし。それ以外では好セーブを連発した。
室屋(3.5) 前半最後のチャンスは惜しかった。攻撃参加の見極めがよくなった。
森重(3) ギリギリの戦いを強いられたが集中を切らさず勝利を引き寄せた。
丸山(3.5) センスの光る守備。割りきる判断がよくなり安心できるようになった。
小川(3.5) 試合経験で自信をつけ、東との連係もよくなってきた。期待できる。
大森(3) 使われ方が周囲と合ってきた。彼が動くことで布陣が流動化する。
眷(3) 受け手を得て決定機につながるパス出しが生きるようになってきた。
橋本(3.5) 敢えて地味な働きに徹しているが判断、技術ともに長足の進歩。
東(3) 今やハードワーカーの代名詞に。試合ごとに価値を高めている。
永井(3) スピードを生かして敵の脅威になっている。得点は嬉しかった。
オリヴェイラ(2) 得点はもちろんだが、彼の「強さ」が何よりチームに重要。
===
前田(3.5) 前線で身体を張り、少しでも時間を作ろうとした。貴重な存在。
田邉(3.5) 泥臭さを出すことができた。今後必要になってくる選手のはず。
富樫(-) 時間短し。
そういえば永井が敵のバックパスをさらったらオフサイドっていうナゾ判定あったな(14分)。副審はボールの出どころがDFの選手なの見えてなかったのかもだけど、主審すぐそばにいただろ。
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FC東京
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J1リーグ戦
2018年04月22日 21:44
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【ブンデスリーガ第31節】グラードバッハ 3-0 ヴォルフスブルク
■2018年4月20日(金) 20:30キックオフ
■Borussia-Park
金曜日夜の試合なので土曜日に早起きして時差で見ればよかったんだけど全然ノーマークで、試合が終わってることに気づいたのが土曜日の夜、試合日程チェックして「あれ、もしかしてもう終わってる?」てなった。ので土曜日の夜11時ごろからDAZNで見た。それまで結果を知らずにいられたのがすごい。
もはや中位確定であまりやる気が出ないのは仕方ないが、一応EL圏内くらいはまだ数字上可能であり、まあ、その辺を目指してできる限りのことはやろう的な。前節バイエルンに大敗して何かもう投げやり。残留争い渦中のヴォルフスブルクが相手なので難しい試合になると思うがまあ頑張ろう。はいはい。
グラードバッハは前節出場停止だったシュティンドルが先発に復帰、またベンチにはケガ明けのベネシュ、トラオレが入った。トラオレの元気な姿は有難い。やっぱりオーソドックスな4-4-2が安心できるね。
ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
ホフマン クラマー ツァカリア アザール
シュティンドル ラファエル
試合は早々に動いた。8分、敵DFの触ったボールが裏にこぼれ、これを拾ったシュティンドルがそのまま右寄りでGKと一対一になってニアを抜くシュート。これが決まって1-0とグラードバッハが先制する。
シュティンドルは完全にオフサイドポジションだったが、敵の受け渡しミスのボールがたまたま裏にこぼれたのでオフサイドにならず。ラッキー・ゴールとはいえ、角度の厳しいところでGKも出てきているのにネットに突き刺したシュティンドルの技術が高かった。
早い時間帯のリードで余裕のできたグラードバッハは、ボールを動かしながら試合を主導して行く。ヴォルフスブルクは攻撃に迫力がなく、脅威を感じるシーンはほぼなし。危なげなくグラードバッハが時計を進める。
35分、ホフマンがエリア内にボールを持ちこみシュートを放つが敵GKがセーブ。しかし、このこぼれ球を拾ったラファエルがコースを見極めてシュートを放つとこれがネットに突き刺さり2-0とリードを広げる。これも敵DFが重なっている隙間を抜くシュートで決して簡単なものではなかった。
44分、ペナルティ・エリアの前で得たFKをクラマーが意表を突いてシュート、これが決まって3-0とほぼ試合を決める。敵がまだ壁を作っている途中だったが、審判がプレーを止めなかったのでゴールが認められた。ヴォルフスブルクがうかつだった。
後半になると安全圏のリードを得たグラードバッハがペースを落とし、ヴォルフスブルクの攻撃を受け止めてカウンターで追加点を狙う展開に。しかしヴォルフスブルクは引き続き攻撃にアイデアがなく、ピンチと言えるほどのピンチもない。
グラードバッハは何度かカウンターやセット・プレーから追加点のチャンスを作るがゴールに至らず。80分、ツァカリアに代えてベネシュを、ホフマンに代えてトラオレを投入、慣らし運転をする余裕。
85分には前節にケガから復帰のシュトロブルをクラマーに代えて投入、問題なく試合をクローズし、アディショナル・タイムなしで試合は終了(先週はこれをやられた)した。
よその心配をしている場合ではないが、ヴォルフスブルクは残留争いをしているとは思えないくらい淡白で気迫のない戦いぶり。いや、だからこそ残留争いをしているのか。こんなんで勝たせてもらってええんかなという試合だった。
序盤こそなかなかパスがつながらないシーンもあったが、シュティンドルが献身的に上下動を繰り返し、ラファエルもつなぎに参加したことで次第にボールを動かせるようになり、リズムをつかんだ。
テンポのいいパス回しから縦に入れるスタイルの中で、アザール、ホフマンらがドリブルで突っかけて敵の陣形を崩す狙いが久しぶりに形になっていたのではないかと思う。自信を持って戦えたことは次節以降に大きな希望を与えた。
シュート数16-7、CK8-5、ポゼッション58-42という数字通りの試合で、バイエルン戦の大敗からの自信回復には有難いゲームだった。
これで31試合を終えて勝ち点は43(1試合あたり1.39)、順位は8位で変わらず。6位のライプツィヒとの勝ち点差は4であり、残り3試合で逆転は可能だが、そのためにはまず全小が前提で、直接対決も残っていないのでライプツィヒがコケてくれる必要がある。
目標が残っていることに感謝しなければならないが、実際にはなかなか厳しい状況。ともかく勝つだけ勝って何が起こるかを見てみるしかない。
ディーター・ヘキング監督談話:
「我々はいい試合を見せられた。チームは今日はとてもうまくやってくれた。我々は早くから相手を切羽詰まった状況にしてやろうと思っていた。それがうまく行った。早い時間帯に得点ができ、その後はいろいろな面で正しい戦いができた。それを考えればこの勝利は高く妥当なものだ。私としては、イブラヒマ・トラオレ、ラシュロ・ベネシュ、トビアス・シュトロブルらを短い時間使ってみることができてよかったと思っている。我々はシャルケに乗りこむのを楽しみにいている。彼らとはまだまだ決着がついていない。それ故我々は勝ちたい」
来季もヘキング監督てマジか。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2018年04月21日 22:55
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【Jリーグ第9節】清水 0-1 FC東京
■2018年4月21日(土) 13:00キックオフ
■IAIスタジアム日本平
遠征圏外なのでおとなしく自宅DAZN観戦。昼ごはん食べてPCをテレビにつないでキックオフを待った。4月だがところによっては真夏日となる陽気。日本平もよく晴れ、気温も上がっているようだ。
東京は前節セレッソ大阪にミスから失点、これを取り返せず惜敗を喫している。水曜日のルヴァンカップでも2点を先制しながら後半に追いつかれての引き分けと、締まりのない試合が続いており、固い試合でいいから失点をなくしてしっかり勝ち点3を積み上げ、流れを引き戻したい試合だ。
ケガで戦列を離れていた森重が先発に復帰した他は前節と同じメンバー。ベンチには岡崎、田邉らが入った。
林
室屋 チャン 森重 小川
大森 眷襦ゞ極棔‥
永井 オリヴェイラ
序盤は清水がボールを支配、プレスもかかりきらず圧力を受ける展開に。セット・プレーからチャンスを作られるなど苦しい時間帯になったが、敵の拙攻もあって何とかしのぐ。東京はボールを奪っても距離感が悪く攻撃がつながらない。
13分、オリヴェイラからのスルー・パスを受けた永井がシュートを放つがバーの上に。その後は次第に東京もボールを持つことができるようになるが、組み立てにズレが目立ちフィニッシュまで持ちこめない。
清水には何度かシュートを打たれるが、エリア外からのミドルが多く精度も高くない。守備ブロックと最終ラインは持ちこたえることができており、林の好セーブもあって何とかゴールを守る。スコアレスのまま前半を終えた。
東京は前半シュート1本のみ。粘り強く戦っているが、暑さもありペース配分の難しいゲームになっている。前半0-0は悪くないのでオーバーペースにならないようじっくり守りながら、効率よく得点したい。先に電池が切れた方がヤられる試合だ。
後半に入ると東京が距離感を修正したか、パスがつながりシュートまで持ちこめるようになる。52分、中盤でボールを持った眷襪エリア外からミドル・シュートを放つが枠外に。
55分にはエリア内でボールを受けたオリヴェイラが敵DFを切り返してシュートを放つがGKがセーブ、こぼれ球に永井が反応し頭で押しこもうとするが横に外れる。この辺からゴールの匂いがし始めるが、ここで取れないと苦しくなる。
58分、チャンが腿裏を押さえて交代を求めるサイン。特に接触などはなかったシーンで、肉離れなど筋肉系の故障か。やむなくチャンを下げ丸山を投入する。
すると直後の59分、サイドからのボールを中央で受けた大森がワンタッチで縦にボールを送る。これを追って裏に抜け出した永井がシュートすると、ボールは対応に出た敵GKを越えてコロコロとゴールへ。
勢いがなくこれを追った敵DFにクリアされるかと思ったがそのままゴールに入り1-0と先制。ファイン・シュートではなかったがしぶとく足を出した永井の粘りが得点を呼びこんだ。
その後はリスクをリスクをコントロールしながら機を見て追加点を狙う展開に。71分、東のFKに丸山が頭で合わせるがGK正面。73分、永井に代えて前田を投入、前線で時間を作り試合をクローズしに行く狙いか。
76分、カウンターから大森が東にパス、東はミドル・シュートを放つがバーの上に外れる。85分、足のつった東に代えて岡崎を投入、岡崎はボランチに入り、眷襪右SHへ、大森が左SHに回る。ここは田邉ではないかと思ったが、まあ、より守備的にという意味合いでの岡崎か…。
その後も気の抜けない展開が続くが何とかしのぎ、今季リーグ戦2つ目の無失点試合で1-0とアウェイでの勝ち点3を得た。
厳しい暑さの中で体力を削られる苦しい戦いとなったが、オープンにすることなく、1点を大事にして試合を締めた。これまで失点が多かっただけに、途中でCBが負傷交代するアクシデントを乗り越えてクリーン・シートを守ったことをまずは高く評価するべき。
特に、チャンに代わって急遽途中出場した丸山の落ち着いた守備がよかった。敵に裏を取らせず、森重とともにしっかりラインをコントロールした結果、浴びたシュートは少なくなかったが多くはミドルで、流れから守備を崩されるシーンはほぼなかった。
攻撃は永井の1ゴールにとどまり、それも必ずしも「美しい」得点ではなかったが、泥臭くしぶとくゴールを奪し、それを守りきっての勝利は価値あるもの。こういう試合にこういう勝ち方ができることを「強い」と表現するのだということを思い出させる試合だった。
シュート数は7本と少なかったが、得点シーン以外にもチャンスは作れており、オリヴェイラと永井のコンビネーションは引き続き機能している。特にここにきて永井が存在感を見せているのが嬉しい。チームとしても永井の特徴を生かした攻撃を意識しており、眷襪簑膺垢らのパス、オリヴェイラが踏ん張った後のフォローなど形にハマってきた。
とはいえチャンスはもう少したくさん作りたかったし、守備面も清水の拙攻や林のセーブに救われたもののヤバいシーンは何度かあった。修正すべき点はまだまだ多いが、結果が出ていることで修正の機会は作って行けるはず。
これで9試合消化で5勝3敗1分の勝ち点16(1試合あたり1.78)となり2位に浮上。とはいえ首位広島とは勝ち点差9もあるのに対し、8位との勝ち点差はわずか2。厳しい混戦の中におり、連敗が命取りとなる状況。結果を出し続けて上位戦線に勝ち残りたい。
次節、水曜日にはホーム味スタで首位広島と対戦する。この先の足がかりを作る意味でも広島は叩いておきたいところ。今季無敗の広島に土をつけることができるか、1位と2位の対決になる。
評点(評点は
ドイツ式
):
林(3) ビッグ・セーブだけでなくポジショニングも秀逸、前節をリカバーした。
室屋(3.5) リードしてからは攻撃参加を自重。好調は維持できているようだ。
チャン(3.5) 森重とともにしっかりラインコントロールしていたが。ケガが心配。
森重(3) 復帰戦だったがブランクを感じさせない集中した守備を披露した。
小川(4) 守備戦となったが、左サイドでの攻撃参加はスムーズになってきた。
大森(3) 室屋とのコンビネーションができてきた。アシストの縦パスはすごかった。
眷(3.5) 配球役として大きな存在感。東京の心臓部として信頼厚い。
橋本(3.5) バランスを取りながらリスク管理の要に。センスが生かされている。
東(3.5) スペースを埋め、カバーし、攻撃にも参加。輝きどころを見つけた。
永井(3) 価値の高いゴールだが、それも無尽蔵のムダ走りがあればこそ。
オリヴェイラ(3.5) 彼の踏ん張りが攻撃の核に。それでこそ永井も生きる。
===
丸山(3) 交代で出たが森重としっかりDFラインをコントロール、準備できてた。
前田(-) 時間短し。役割は果たした。
岡崎(-) 時間短し。
フィッカデンティ監督のとき以来の渋い勝ち方。繰り返すが、こういう試合にこういう勝ち方のできるチームが強いチーム。
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FC東京
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J1リーグ戦
2018年04月19日 00:02
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【ルヴァンカップ第4節】FC東京 2-2 横浜
■2018年4月18日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム
平日のナイト・ゲーム。朝から結構激しい雨が降っていたが昼頃にはやみ、夕方には薄日も射す天気。少し肌寒い感じもするがもう4月なので何とかしのげる。味スタに着いたのはほぼ7時。バックスタンド上層に座席を確保するとほぼ同時に試合が始まった。
東京はルヴァンカップAグループここまで1勝2敗。グループリーグ勝ち抜けのためにはホームで勝利が必要だ。
過密日程の中、東京は大胆なターン・オーバーを実施。週末のリーグ戦から続けて先発したのはFWの富樫のみ。品田が初のスタメン。右SBにはU18の高橋が先発した。梶山をトップに起用。田邉も今季公式戦初先発となった。
大久保
高橋 吉本 山田 太田
久保 米本 品田 田邉
富樫 梶山
試合はいきなり動く。1分、山田が裏に蹴ったフィードを敵DFとGKが処理にしに行ったところぶつかり合ってボールが裏にこぼれる。絡みに行った富樫がこれを拾って無人のゴールに流しこみ先制。1-0とリードを奪う。13秒のことだったが、週末のリーグ戦を思い出されるようなゴールだった。
その後は横浜がボールを保持、東京は自陣でブロックを形成してこれに対応する時間が続く。受け渡しのミスなどもあってピンチもあるが何とかしのいでいる。不慣れなメンバーということもあってか不安定さは否めない。
29分、中盤でカットしたボールを梶山が前線にパスすると、富樫がこれを持ちこみ切り返しでDFをかわしてシュートを放ったがサイドネット。
38分、田邉のパスから左前線に抜け出した太田がクロスを入れると、ニアに走りこんだ梶山が右足で合わせてゴール。2-0とリードを広げる。押しこまれる時間が長かっただけに効果的な加点だった。結局、2-0で前半を終了。
後半になっても横浜がボールを保持し、東京が守備からカウンターを狙う展開は変わらない。守勢の時間が続くが、大久保の好セーブもあり何とかしのいでいる。64分、梶山に代えて原を投入。
67分、横浜に押しこまれ、中央で落とされたボールに鋭く合わされ失点。2-1と1点差になる。70分、高橋に代えてヴェローゾを投入、米本が右SBに下がり、田邉がボランチに、ヴェローゾは右SHに入る。米本のSBは初めて見る。
79分、左サイドでFKを得る。これを太田が蹴ると、吉本がファーで合わせゴールかと思われたがオフサイドの判定でノー・ゴールに。
すると84分、左サイドから入れられたグラウンダーのクロスがゴール前を横切ってファーに抜け、ここで詰められて失点、2-2と同点に追いつかれてしまう。
86分、富樫に代えて矢島を投入、勝ち越しを狙いに行く。矢島は公式戦初出場。アディショナル・タイム、品田のスルー・パスを受けて裏に抜け出した原がGKと一対一になりシュートを放つがファーに外れる。試合はこのまま終了、2-2の引き分けとなった。
不慣れなメンバーということもあってかどちらもミスの多い締まりのない試合。出場した選手はそれぞれに持ち場で特徴を出そうとしたが、連係不足でボール・ロストも頻発、得点シーン以外はほぼ自陣に押しこまれる時間が続いた。
攻撃でも何度かのチャンスはあり、そのうち2回を決めたところまではよかったが、絶好機で決めきれないシーンもあり、後半は人がいるのに圧力を受けて押しこまれる形での2失点。
ピリッとしない試合だけにせめて結果を出さなければならなかったが、先制して手にしていた勝ち点2を取りこぼしてしまったのは残念。ただのピリッとしない試合でしかなくなってしまった。勝って初めてできるはずの評価もできなくなった。
苦しい日程だが、誰が出ても同じクオリティで戦えるという底上げの好機。こうしてサブ、若手をテストする中で台頭する選手が出てくるのを待ちたいが、まだまだ「同じクオリティ」とはとても言えないことが分かった。
個々の選手を見ればそれぞれは必死に頑張っているのだが、意図の通じないところ、うかつなミスが多すぎた。これをどうトップに還元して次節のアウェイ戦に臨むかが重要だ。品田は及第点、高橋はちょっとキツかった。
ルヴァンカップAグループでは、4試合を終えて横浜が勝ち点8、2位の仙台が5、我々は新潟と同じく勝ち点4で3位。グループリーグ突破の可能性は十分あるが、そのためには残り2試合を勝たなければならぬ。テスト・フェイズは終わったかもしれない。
評点(評点は
ドイツ式
):
大久保(4.5) 好セーブでチームを救った。もっと取られててもおかしくなかった。
高橋(5) 思いきりのいい攻撃参加もあったが守備では対応にもたつくことも。
吉本(5) 厳しいところのミスでピンチを招くことも。引っ張る立場だったが…。
山田(5) 集中はしていたが2失点は最終ラインとしては厳しい結果。
太田(4.5) クロス、プレース・キックで存在感。このままでは終われない。
久保(4.5) ボールを持てば勝負を仕掛けたが敵につぶされるシーンも多かった。
米本(4.5) ボール奪取で魅せた。右SBは初めて見たが意外にやれていた。
品田(5) 落ち着いてプレーできた。いいボールも出せたがまだまだこれから。
田邉(5) 最後までチームのためにやりきった。リーグ戦でも見たい。
富樫(4) ゴールはラッキーもあったがポストに身体張って形を作った。
梶山(4.5) ゴールは価値があったがうかつなミス、軽いプレーも多かった。
===
原(5) 最後の一対一は枠に飛ばしたかった。
ヴェローゾ(5) 価値のあるプレーは少なかった。
矢島(-) 時間短し。
毎回しつこいようだが、平日夜の試合は7時半キックオフにして欲しい。6時前に会社を出てきたが、本当にギリギリだった。別にそんな僻地で働いている訳ではなく、普通に都心のオフィス街である。8時キックオフにしているクラブもあり、できないはずはないと思う。この30分の違いが決定的に大きいのだ。
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FC東京
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ナビスコカップ/ルヴァンカップ
2018年04月15日 10:39
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【ブンデスリーガ第30節】バイエルン 5-1 グラードバッハ
■2018年4月14日(土) 18:30キックオフ
■Allianz-Arena (München)
夜中の1時半からの試合なので日曜日に早起きしてDAZNで時差視聴にした。このパターンだと情報遮断も容易。
中位がほぼ確定ということで、あまり気持ちの乗らない試合。まあ、勝ち点積めるだけ積んで、ヨーロッパに届くかどうか見てみるってことだと思うけど、ケガ人が戻りつつある割りにピリッとしないのはなぜなんだろう。今季は何かもう気力も萎えた。バイエルンはいつの間にか優勝していたらしい。
シュティンドルが警告の累積で出場停止のためドルミッチがトップで先発。ヘアマンが新たにケガ人に加わった他、キュイザンスがベンチ・スタートとなり、アザールとホフマンが先発。
ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスターガード ヴェント
ホフマン ツァカリア クラマー アザール
ラファエル ドルミッチ
序盤はグラードバッハがボールを支配し積極的に仕掛ける展開に。9分、ホフマンからのパスを受けたドルミッチが右サイドから中央に切れこみシュートを放つとこれがファーに決まり1-0と先制。最初の15分はポゼッション55-45、シュート数4-0と笑ってしまうアグレッシブな戦いになった。
しかし、その後は次第にバイエルンがボールを持ち始め、グラードバッハは自陣で守備に回る時間が長くなる。37分、左から入れられたクロスに中央で合わされて失点、1-1の同点に追いつかれる。これで流れは決定的に変わり、グラードバッハは防戦一方に。
さらに41分、やはりクロスを頭で合わされて失点、1-2と逆転を許す。この時点で試合は終わったと思う。結局ビハインドを背負って前半を終えた。
後半になると気分をよくしたバイエルンにほぼ一方的に押しこまれ、グラードバッハはボールを奪ってもフィニッシュまで持ちこめない。51分、左寄りからのシュートをゾマーがセーブ、こぼれ球に詰められたシュートも防ぐが、もう一度押しこまれて失点、1-3となる。
バイエルン相手に自陣での防衛戦となればいつかは決壊するのは自明。65分、ホフマンとドルミッチを下げてグリフォとキュイザンスを投入して挽回しに行くがたぶんもう遅い。
67分、右サイドから切れこんだ敵FWにミドルを叩きこまれ1-4。ゾマーは一歩も動けず。その後も自陣でしのぐ時間が続き、持ち上がったボールも球離れが悪くロストする繰り返し。
81分、ツァカリアに代えてシュトロブルを投入。シュトロブルはケガによる戦線離脱から復帰。試合をどうこうしようというよりテストとしての起用かもしれぬ。
82分、ゴール至近からのシュートを流しこまれ1-5。他にもヤバいシーンはいくつかあったがこの辺で勘弁してくださいという感じでアディショナル・タイムもなく試合は終了。非常にアレな試合になってしまったのが残念。
ここ何年かバイエルンには善戦しており、今季もホームでは勝っているのだが、そういうときってとにかく死ぬ気でハイプレスをかけ、一歩も引かない勢いでガチぶつかり合う戦いを貫徹できている。この試合も序盤先制したところまではその気概が見えたが、失点したあたりから目に見えて戦いが消極的というか受け身になり、これではダメだという感じになってしまった。
いったんそうなるとせっかく奪ったボールも功を焦るあまりムリめな持ち上がりでムダにロストするシーンが散見されるようになる。シンプルにやりきるのと何が何でも自分で行くのとは別。アザール、グリフォ、ドルミッチ、キュイザンスは反省して欲しい。
ラファエルはシュティンドルがいない分その役割を肩代わりして、中盤に下がってボールを受けることが多く、自分がフィニッシュに絡む機会を減らしてしまった。
シュティンドルはいなかったとはいえメンバーはほぼ揃っていて、最初の入りは悪くなかったのに、なぜか勇気を持った戦いが継続できなかったのが寂しい。今季はもうこんな感じなのか。オフには監督を更迭して攻守を組み立て直した方がいいと思うが、今季もまだ4試合残っており、行けるところまでは行きたい。
相手がバイエルンだったので極端な結果になったが、このところの意図の噛み合わなさ、チームとしてのバラバラさがはっきり出た試合だったと思う。降格はほぼないが、ELも残り4試合で勝ち点差6と苦しくなった。ここから何を目指しどう戦うか、それがはっきりしないのが最も苦しいところかも。
ディーター・ヘキング監督談話:
「ミュンヘンで負けることはあり得ることだが、後半の戦いには納得できない。今日の我々のように1-3となったあとあんな戦いぶりをするのは受け入れられない。我々はこの失点の後ひどい守備になり、バイエルンに好きに試合をさせた。こうなると、本来我々が欲しかったプレーする喜びを持って行かれた。本当なら我々はもっとしっかり反撃しなければならなかった。あまりにも何もできず、話し合うべきことがたくさんある」
コメント短いな。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2018年04月14日 19:16
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【Jリーグ第8節】C大阪 1-0 FC東京
■2018年4月14日(土) 15:00キックオフ
■ヤンマースタジアム長居
大阪は雨らしい。試合に合わせての里帰りも考えたが他の予定が合わず、おとなしく自宅でDAZN観戦にした。
東京はリーグ戦4連勝、水曜日に鹿島に勝った余勢を駆って中二日でセレッソとアウェイで対戦する。3位と4位の対戦ということで締まった、厳しい試合が予想される。局面での判断の速さ、プレー強度、正確さが勝負を分ける。まずは守備から、スコアレス上等。その上で追加の勝ち点2を積み増す。
富樫が先発しオリヴェイラはベンチ・スタート。連戦を考えてのターン・オーバーということか。それ以外は前節と同じ先発となった。
林
室屋 チャン 丸山 小川
大森 橋本 眷襦‥
富樫 永井
予想通り序盤から堅い展開に。互いにコンパクトな守備ブロックを形成し、こまめなスライドでバイタル・エリアへの侵入を阻止する。おもに東京がボールを支配し、パス交換からチャンスを窺うが、前田もオリヴェイラもいないため攻め手が永井への裏ポンに限られタメが作れない。
一方で大阪も息の合ったパスワークから攻撃を繰り出してくるが、東京の守備も集中しており議にっ首まで持ちこませずに対応できている。ここ何試合かのハイプレスは見られず、ボールの取りどころを慎重に見極めてチャレンジする感じか。互いに連戦を考慮してかテンポはそれほど上がらない。
25分、左サイドで小川からのパスを受けた東がクロスを送るとニアに走りこんだ永井が流しこもうとするが敵DFがブロック。27分には右サイドを上がった室屋からのクロスに東が合わせようとするがこれも敵DFがブロック。立て続けにチャンスを作るが決めきれず。厳しい試合だけにワンチャンを生かしたいが。
ゴール・シーンどころかゴール前のシーンすら乏しい試合だが、互いに集中しよく引き締まった試合。どちらも守備が固く結局スコアレスのまま前半を終えた。中二日ということもあってかペースは比較的ゆっくりしているが、集中はできており好ゲーム。ガツガツするだけが守備ではない。
リスクをつぶして慎重に試合を運んでいるが、前半スコアレスは悪くない。このままスコアレス・ドローをベースに、ワンチャンで勝ち点2を積み増す考え方は変わらない。オリヴェイラ、久保、前田とカードはある。一方で体力ももちろんだが頭が疲れて判断力が鈍ると間違いなくヤられる。集中が勝負になる。
東京は後半から富樫に代えてオリヴェイラを投入。東京はオリヴェイラの前線での動きを生かしながら押し上げてチャンスを作れるようになる。
48分、永井が右サイドを突破しクロスを入れるが中央に飛びこんだオリヴェイラはわずかに合わず。58分、オリヴェイラがカウンターから左サイドを上がり、切り返してシュートを放つが敵GKの正面に。セカンド・ボールも拾え東京が攻撃の主導権を握る。この時間帯に先制したい。
65分、室屋のクロスに永井が合わせようとするが敵DFがクリア。攻撃を仕掛けてあとは最後のところという形までは作れているが合わせられない。
すると74分、敵のフィードを処理しようとしたチャンと飛び出した林がお見合い。互いに躊躇があったかチャンのクリアは空振り、林もボールを確保しきれず、ボールを裏にこぼしてしまう。このボールを敵FWに無人のゴールに流しこまれて失点、明らかなミスから0-1と先制を許す。
直後の75分、小川に代えて太田を投入、さらに78分には東に代えて久保を投入して同点を狙いに行く。先制して流れに乗った大阪が主導権を握ってボールを動かす時間が長くなるが、東京は果敢にゴールを狙いに行く。
84分、久保が左サイドからドリブルでペナルティ・エリアに突っかけ、深いところをえぐってゴール至近から中央にラスト・パスを送るが敵DFにブロックされる。89分には右サイドの室屋からのクロスにオリヴェイラが頭で合わせるがバーの上。結局終盤のミスによる失点が重く、0-1と1カ月以上ぶりのリーグ戦での敗戦となった。
コンディションに合わせてうまくリスクをコントロールしながら優勢に試合を進め、後半にはオリヴェイラの投入でゴールの気配もあったが、痛恨のミスからの失点で勝ち点を逃した。内容的には少なくとも勝ち点1に値する試合だったが、もったいないとしか言いようのない連係ミス。あの場所であのミスするとそりゃ負けるわという試合だった。
シュート数8-12、CK3-3、ポゼッション54-46と数字を見てもどちらに転んでもおかしくない拮抗した戦い。とはいえ、連勝もいつかは止まるもので、水曜日にはホームでルヴァンカップ(横浜)、次の週末にはアウェイでリーグ戦(清水)と試合は続く厳しい日程の中、何を修正し何を継続するのか、チームとしての成長を示さなければならない。
ここでズルズルと身を持ち崩すのであればこれまでと何も変わらない。ルヴァンカップではターン・オーバーで主力を休ませつつチームの底上げを図り、週末のリーグ戦に向けて調整するべきだと思う。
調子のいいチームはすぐに研究され、対策される。チームは常に進化し続けなければならず、勝ち続けて戦術が固定化しドグマ化することにもリスクがある。負けることで顕在化したうまく行ってない部分にしっかり光を当て、対策をするためにはある意味重要な敗戦。というかこの敗戦をそのように生かさなければこの勝ち点1は捨てガネになる。
簡単に忘れたり切り替えたりするのではなく、この敗戦、このミスを味がしなくなるまで噛みしめる必要がある。チャンや林という個人を責めるのではなく、同じようなことは他の誰に起こってもおかしくなかったのだという視点で検証しなければならない。
評点(評点は
ドイツ式
):
林(4.5) 致命的な処理ミスはあったがそれ以外に2、3点は救っているのも重要。
室屋(3.5) 引き続き好調を維持。普通のプレーの精度がもうちょっと上がれば…。
チャン(4.5) 致命的な処理ミスはあったが誇り高い東京の主将なのは間違いない。
丸山(3.5) 落ち着いた対応で守備を締めている。自信持ってやっていい。
小川(4) 試合ごとに自信をつけている。太田と刺激し合って成長している。
大森(3.5) 今日はむしろ守備での危機察知能力を高く評価したい。
眷(3) すべては眷襪ら始まる、という感じの活躍。余人をもって代え難し。
橋本(3.5) ボール奪取、我慢しながら大事な位置でボールを動かした。
東(3) 今の東を見てたら羽生を思い出した。ずっと東推しで間違ってなかった。
富樫(4) 期待された役割は果たした。交通事故はしっかり反省してくれ。
永井(3.5) いやあ、永井は使いであるわ。使い減りしないのもいい。値打ちモノ。
===
オリヴェイラ(3.5) 彼が入るとモードが変わる。水曜日は休養でいい。
太田(-) 時間短し。
久保(-) 時間短し。違いは見せた。
受け入れ難い…。
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FC東京
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J1リーグ戦
2018年04月13日 00:26
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【ブンデスリーガ第29節】グラードバッハ 2-1 ヘルタ
■2018年4月7日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park
ドイツではサマータイムが始まったので時差は7時間。夜10時半からの中継だと余裕をもって見られる。
グラードバッハは今何位だっけ? 何かもう興味薄れる感じ。この試合ではツァカリアが先発に復帰、アザールがベンチ・スタートとなった。布陣は3バック。
ゾマー
ギンター フェスタガード エルヴェディ
キュイザンス
ヘアマン クラマー ツァカリア ヴェント
ラファエル シュティンドル
前半は互いに攻撃を仕掛けるが決定力を欠く展開に。グラードバッハもラファエル、シュティンドルらがチャンスを迎えるが散発に。
40分、カウンターからゴール前に放りこまれたボールに対応したフェスタガードがクリアしきれず、裏にこぼれたボールを流しこまれて失点、0-1と先制を許す。ギリギリのところだったが、ゾマーも前に出てしまい、ゴールが無人になってしまった。
ラファエルも復帰しメンバー的には揃っているはずがちぐはぐな前半。果たして3バックが正解なのか疑問が募ると思っていたら、後半からツァカリアに代えてアザールを投入、夫人も4-4-2に変更した。こんな感じ。
ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
ヘアマン キュイザンス クラマー アザール
シュティンドル ラファエル
54分、スルー・パスを受けて右サイドの裏に抜け出したアザールがマイナスのラスト・パスを送り、走りこんだヘアマンがシュート。ボールは敵DFに当たって跳ね、そのままゴールへ。同点かと思われたがビデオ判定となり、アザールの抜け出しがオフサイドと判定されてノー・ゴールに。
69分、キュイザンスに代えてドルミッチを投入。おそらくシュティンドルをボランチに下げたと思う。
75分、ドルミッチがつないだボールを左サイドで受けたアザールがダイレクトでシュートを放つとこれが決まって1-1に。
77分、エルヴェディがエリア内でスライディングを受けて倒されるが笛は鳴らずプレーは続行。しかしプレーが切れたところでビデオ判定となり、一転してPKの判定に。79分、これをアザールが冷静に決めて2-1とグラードバッハが逆転に成功する。
80分、ヘアマンに代えてホフマンを投入、ヘルタの反撃をしのいで試合をクローズし、2-1の勝利を収めた。
2度もビデオ判定の助けを借りるなどピリッとしない試合運営で、逆転勝ちはしたものの、スタンドからはブーイングが浴びせられ、選手とサポーターとの間でやり合いがあったとか。試合内容もさることながら、現状に不満を持つサポの気持ちは分かる気がする。
この試合では途中出場のアザールの意地の活躍もあり結果は出たが、アイデア不足で攻めきれないシーンが目立ち、ラファエルも一時のキレを欠く状態。コマは揃っていても噛み合わせが悪く思いきりのいい攻撃ができていないところにもどかしさは否めない。あまりにパックパス、最終ラインでのあまり意味のないパス回しが多かった。
3バックはハマっているとは思えず、シンプルな4-4-2が最もハマっているのではないかと感じるが、そういったあたりも含めてヘキング監督の指揮に疑問が残る。今季はおそらく中位確定で、ポテンシャル対比ではまったく満足できない成績だ。
残り5試合、次節はバイエルン戦だが、何とも力の入らないシーズン終盤となった。来季につながるモラルを見せて欲しい。
ディーター・ヘキング監督談話:
「逆転できたことは喜ばしい。今、チームが自信にみちあふれている訳ではないことはもちろん見れば分かる。前半はとても弱々しい戦いだった。私の眼からは、ヘルタが実際にいいプレーをしていたことが原因だったと思う。彼らは早いタイミングで攻撃を仕掛け、我々が試合を組み立てるのに問題をもたらした。我々はあまりにゆっくり、のんびりしており、後ろの方でしかプレーできていなかった。チームが今、非常に難しい状況を克服しなければならないことを分かったうえでも、前半が終わった時のブーイングは理解できるものだ。後半から我々は布陣を変更し、トーガン・アザールと投入して、よりヘルタのペナルティ・エリアに向かってプレーできるようにしようとした。ヘルタは後半、3つか4つの大きなチャンスを生かせなかった。我々は大きなモラルと特徴を生かして試合をひっくり返した。幸運に恵まれた勝利だが、我々には非常に大きなものだ」
何かリーグの優勝決まったぽい。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2018年04月11日 23:54
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【Jリーグ第7節】FC東京 2-1 鹿島
■2018年4月11日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム
平日夜の試合。例によって何とか仕事を切り上げ、新宿から京王線の特急に飛び乗った。気温はそれほど低くないはずなんだけど風が強くて冷える感じ。ギリギリにたどり着いたが、何かいつもと景色が違うなと思ったらピッチの立て看板はすべて撤去されてた。
東京はリーグ戦3連勝中。相手はかねてから苦手にしている鹿島だが、ここ3回の対戦では2勝1分と負けなし。驕り、侮りは禁物だが、現在の順位も我々の方が上だし、ホームで誇りと自信をもって戦いたい。固いゲームになることが予想されるが焦れたら負け。まずは守備から、我慢強く戦いたい。
日曜日の試合で負傷し途中交代となった森重はベンチ外。代わって丸山がCBで先発した他は日曜日と同じ布陣。
林
室屋 チャン 丸山 小川
大森 眷襦ゞ極棔‥
オリヴェイラ 永井
予想通り互いにタイトな守備からチャンスを窺う固い展開に。鹿島にボールを持たれ、押しこまれる時間もあるものの集中した守備でボールが奪えている。一方東京の攻撃はそこからオリヴェイラに当てるか永井を裏に走らせるか。序盤としては攻守ともにムダなリスクを取らないシンプルな戦術。
17分、敵のバックパスを追ってオリヴェイラが敵GKに詰めると、GKの蹴ったボールがオリヴェイラに当たりゴール方向に跳ねる。そのままゴールに入るかと思われたがGKが何とかセーブ。いただきものとは言えビッグ・チャンスだった。
29分、鹿島に攻めこまれ、ゴール前での守備となる。敵のクロスに対応したがクリアが中途半端になったところを敵FWに蹴りこまれ失点、0-1と先制を許してしまう。FWの前にボールがこぼれる不運はあったが、自陣での守備で図らずもリスクを取る形になってしまった。
東京は同点を狙ってやや前に出る格好に。39分、右サイドでボールを持った室屋が、敵DFを振り切る形で裏に抜ける。ゴールライン際から中央に切れこみ、鋭いラスト・パスをゴール前に送ると、これが敵DFに当たってゴール、1-1と同点に追いつく。オウン・ゴールだが突破から敵DFとしても当たるしかない早いクロスを入れた室屋の得点と言ってもいい。試合は振り出しに。
その後は互いに勝ち越しを狙う厳しい展開となる。アディショナル・タイム、右サイドのディエゴが送ったクロスがファーに流れたところを東がダイレクト・ボレーで狙うが敵DFにブロックされる。1-1で前半を終えた。
失点はもったいなかったが、引き締まった試合ができている。前半のうちに追いつけたのが大きい。ワンチャン勝負でいいので、後半もしっかりした守備から入りたい。焦りが出て浮足立ったらヤられる。
51分、右サイドに展開した永井からのクロスに東が中央ゴール至近でヘディング・シュートを放つが敵GKのセーブに遭う。ゴールにはならなかったがこのところの好調を印象づけるシュート。
55分、右サイドでボールを持った永井がヒールで落としたボールを室屋が拾い、そのままドリブルで持ち上がる。敵DFに対応されたがそのままスピードを落とさず、エリアに入ったところで右足を一閃するとボールはニアを抜いてゴールへ。室屋の今季初得点で2-1と東京が逆転する。
ここからは鹿島にボールを持たせながら時間を使い、奪ったボールからカウンターを仕掛ける流れに。チャンスを作られるが林の好セーブもありゴールは守る。69分、永井に代えて富樫を投入、富樫はそのままトップに。
74分、チャンからパスを受けた眷襪右サイドから中央へクロスを送ると、ファーのオリヴェイラがダイレクトで合わせるが敵GKがセーブ、こぼれがバーに当たるがゴールには入らず。これも決定的なシーン。
80分、眷襪紡紊┐栃橡椶鯏蠧、試合をクローズしに行く。さらに86分、大森に代えて前田を投入、前線で時間を作る意図か。富樫が右SHに落ちたように見えた。終盤は鹿島が捨て身の攻撃を仕掛けたがフィニッシュまで持ちこませず、手堅く試合を殺し2-1で東京が逆転勝ちを収めた。
もったいない失点はあったが、前半の内に追いつき、後半早々に逆転して、その後を守りきった。得点は室屋のほぼ2ゴールだが、しつこく、しぶとく戦ったチームの勝利と言っていい。0-1からあっさり負け、またはせいぜい同点でいっぱいいっぱいというのを履いて捨てるほど見て来た歴史からすれば、ビハインドを背負ってからの戦いに成長を見た。目論見通りに行かない時のマネジメントが変わりつつあるのか。
室屋はリーグ戦で一度メンバー外の屈辱も味わったが、ルヴァンカップで存在感を見せて先発を奪還、前節でも印象的な動きを見せたが、今日は持ち味の思いきりのよさが開花した。縦に抜いてから45度ターンを二度やってエリアに横から入ってくるのとかカッコええ。
敵GKの好セーブに阻まれたが、ゴールシーン以外にもチャンスは作れており、あと2点は入っていてもおかしくなかった。なかなかクリーン・シートで勝てず、林の好セーブに救われたシーンもあり、最後のところの穴をふさぐチャレンジは必要だ。
シュート数7-7、CK5-7、ポゼッション43-57と数字の上では劣勢であり、実際鹿島にボールを持たれて押しこまれる時間も長かったが、いいところで得点でき、苦しい時間帯をしっかり我慢できたことで勝ち点3を手にすることができた。
東京はこれで4連勝。勢いがついている今は連戦がむしろいい方に作用しているかもしれない。ただ、疲労の蓄積によるケガが何より怖い。ターン・オーバーもうまく使って結果を出しながら、戦術の微修正、チームの底上げを図って行きたい。
戦績は7試合を戦って勝ち点13(1試合あたり1.86)となり3位に浮上。首位広島とは勝ち点差6あるものの、この混戦の中で勝ち点を伸ばせたことが大きい。とにかく勝ち点を積み上げて、足場を固めて行くことが重要だ。浮かれることなく、勝てば勝つほど厳しく戦うメンタリティを作り上げたい。
評点(評点は
ドイツ式
):
林(3) 1点モノのシュートを防いだセーブあり。失点シーンはやむなし。
室屋(2) 思いきりのよさでほぼ2得点。ニア抜いて天井に当てるシュートとか。
チャン(3) 今日もクリーン・シートは逃したものの最後まで集中して守った。
丸山(3.5) 手堅い守備で鹿島の攻撃をしのぎ続けた。安心して見ていられた。
小川(3.5) 今日は室屋に見せ場を譲ったが試合ごとに自信をつけている。
大森(3.5) チャンスには絡めなかったが、攻守に労を惜しまぬ活動を見せた。
眷(3) 彼のところから出てくるパスがトリガーになってチャンスを作った。
橋本(3.5) アンカー的に居残ることが増えているが手堅く役割を果たした。
東(3) 今日も好調を印象づける惜しいシュートあり。ついに覚醒の時が来た。
永井(3) たいていのボールには追いついてくれるので見ていて面白い。
オリヴェイラ(3) 4戦連続ゴールはならなかったが存在感、貢献は十分。
===
富樫(3.5) 限られた時間の中で前線からの守備に奔走、期待には応えた。
米本(-) 時間短し。仕事はした。
前田(-) 時間短し。仕事はした。
またすぐ試合がある。あと森重はどうなんだ。
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FC東京
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J1リーグ戦
2018年04月08日 20:23
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【Jリーグ第6節】長崎 2-5 FC東京
■2018年4月8日(日) 14:00キックオフ
■トランスコスモススタジアム長崎
天気のいい日曜日。午前中から所用で出かけていたがキックオフまでには帰宅、自宅でDAZN観戦に。
東京はリーグ戦2連勝中だが、水曜日にルヴァンカップで仙台に0-3と惨敗したばかり。イヤなイメージを払拭し、リーグ戦で足場を固めるためにも、アウェイとはいえ勝ち点3を積み上げなければならない。カップ戦からの修正が重要になる。
メンバーはほぼ前節と同じだが、ルヴァンカップでいい動きを見せた室屋が右SBで先発、岡崎はベンチ・スタートとなった。また田邉が今季初めてベンチ入りした。太田、久保がベンチ外に。
林
室屋 チャン 森重 小川
大森 眷襦ゞ極棔‥
オリヴェイラ 永井
試合はいきなり動く。4分、左サイドに開いた眷襪中央の大森にパスを入れると、大森がこれを縦に送る。これを受けたオリヴェイラが反転してシュートしゴール。東京が早くも1-0と先制する。
その後も東京がボールを支配、前線が流動的にボールを受けて得点機を窺う。すると15分、右サイドの大森が中央にクロス、永井が敵DFと競り、裏に上がったボールを東がバック・ヘッドで押しこんでゴール。東の2試合連続のゴールで東京は2-0とリードを広げる。
東京が優位に試合を進めたが、23分、敵CKに合わされて2-1と1点を返される。林の飛び出しが中途半端になり、敵FWと競った橋本ともかぶって防ぎきれなかった。前節と同じような展開にちょっと流れがよどむ。
ここからは長崎の時間帯に。思いきりよく前に出てくる長崎の攻撃を止められず、自陣で防戦一方となる。立て続けにシュートを浴びるが守備も何とか集中を切らさず、敵のシュート・ミスもあって決壊は免れている。
流れを変えたのは40分、大森が裏に上げたボールを東が頭で落とし、これを永井が流しこんでゴール。東京が3-1と突き放す。得点後すぐに1点を返され、流れが悪くなっていたところの追加点は大きい。永井の今季初ゴールも嬉しい。流れをこっちに引き戻して前半を終了する。
後半開始早々にも動きが。49分、永井からパスを受けた眷襪エリアに突っかけたところで敵DFに足をかけられて倒れる。これがファウルとなり、50分、オリヴェイラがこれで得たPKを冷静に決めて4-1に。キック前にタイミングを見てGKの動きと逆に転がす所謂コロコロに近いPK。
ところがその3分後、森重が自陣で芝に足を取られたか単純なパス・ミス。ルーズになったボールを敵に奪われ、一度は止めたもののこぼれを拾って決められ4-2に。点差はあるもののなかなか試合を自分たちのものにしきれない。
ようやく試合を決定づけたのは56分、右サイドでボールを受けた室屋からのクロスに中央でオリヴェイラがヘディング。これが決まって5-2と再び3点差に。
59分にも眷襪らのパスを左サイドで受けたオリヴェイラが中央にクロス、永井が頭で流しこんだがオフサイドの判定。61分、この日ハットトリックのオリヴェイラに代えて前田を投入。
66分、森重が足の痛みを訴えて退場、丸山と交代に。森重は前半ボールを蹴った際に軸足の左足をねんざした様子で、この箇所が思っていた以上に状態が悪かったか。心配だ。
セーフティ・リードを奪ってリスクを取る必要のない東京がボールを動かしながら時間を使う。70分、眷襪離好襦次Ε僖垢鳳憤罎反応しシュートを放つが敵GKがセーブ。78分には室屋が右サイドから上げたクロスに中央で永井がヘディングを試みるが枠を捉えられず。
80分、永井に代えて米本を投入。米本はボランチに入り、眷襪魄賣鷯紊欧謄肇奪弉偲な位置に。84分には小川のクロスに前田が頭で合わせるがゴール右へ。東京はボールを支配、敵陣で時間を使ってそのまま試合終了、5-2で完勝した。
長崎のプレスが緩く守備が不安定だったこともあって得点を重ねた。終わってみれば5-2と圧勝だが、得点直後に失点するシーンが2度繰り返されたのは大きな課題として受け止めるべき。攻撃面ではオリヴェイラのハットトリック、東の2試合連続、永井の今季初ゴールと、取るべき人が取り、ようやく攻撃の連係の一端が窺えるようになった。
今日の試合では失点後にズルズル行かず、前節は一度追いつかられたが今日は1点で止めることができた。悪い流れのときにしっかり守って我慢できたことが大きかったし、それを生かして前半終了間際の追加点、後半もダメ押しの5点目が取れるなど試合の進め方も結果としてうまく行った。交代も意図が見えて分かりやすかった。
失点の仕方が甘く、2試合続けての2失点は厳しく反省しなければならない。1失点目の林の中途半端なチャレンジ、2失点目につながった森重のイージーなパス・ミスなど改善点ははっきりしている(森重のミスは故障によるものか)。全体にしっかりリスク管理できていただけに、時間は短いが修正を図りたい。
シュート数11-13、CK8-4、ポゼッション50-50と、数字的にはそこまで圧倒している訳ではないが、チャンスを高いレートで決めきったところが勝敗を決したということなんだろう。
この試合では大森が印象的だった。自身のゴールこそないものの、気の利いたキープから切れこんでのパス出しなどフットボール偏差値の高いところを見せた。また、今季好調の東は羽生の後を継ぐような労を惜しまぬ攻守での運動量でチームを牽引した。3連勝と好調の東京を支えるダイナモだ。
また、リーグ戦復帰となった室屋も素晴らしかった。何度も縦にしかけ、敵を振りきってクロスを挙げたことでチャンスを作り得点も得た。
これで東京は勝ち点を10(1試合あたり1.67)に伸ばし4位に。開幕ダッシュには失敗したが、ここへ来て3連勝と結果を積み上げてきた。とはいえ、首位との勝ち点差は6、一方で15位との勝ち点差が3と、2位から15位まで14チームが勝ち点差5の中でひしめく混戦の中でやや上にいるに過ぎない。ここから落伍しないことが必須だ。
課題はまだまだ山積だが、結果が出ていることで、連戦の中でもポジティブなチャレンジが継続できる。中二日でリーグ戦のホーム・ゲームで鹿島と対戦するが、ムダにテンションを上げすぎることなく、最少得点差でいいから勝ちたい。
評点(評点は
ドイツ式
):
林(4) 1点目の失点ははっきりクリアしたかった。チャンと交錯していたか。
室屋(3) レギュラーを外された鬱憤を晴らすかのような圧巻の裏抜けを再三披露。
チャン(3.5) 2失点は痛いが敵が優勢の時間帯をよく持ちこたえ勝利を引き寄せた。
森重(4) 2失点目の原因になったパスミスはひどかった。ケガの具合が心配だ。
小川(3.5) 得点にはつながらなかったがプレース・キックで存在感見せた。
大森(3) 臨機応変に動きまわってチャンスメイク。室屋とのコンビもよかった。
眷(3) 再三決定的なパスを出して好機を演出。のびのびとプレーできた。
橋本(3.5) 攻撃参加は限定的だったが中盤での地道な働きで試合を支えた。
東(2.5) 2試合連続ゴールはもちろん、労を惜しまず動き続け勝利に貢献した。
永井(3) 我々はようやく永井の使い方を発見した。今季初ゴール嬉しい。
オリヴェイラ(2) ハットトリックだけでないチームへの貢献。早く買い取りを。
===
前田(3.5) シュートは決めたかった。まずは最初の1点が欲しい。
丸山(3.5) 急な起用にも冷静に対応。攻守に手堅く特徴見せた。
米本(-) 時間短し。
水曜日は鹿島との試合。この結果に浮かれていると足許をすくわれる。勝つしかない。
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FC東京
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J1リーグ戦
2018年04月06日 22:22
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■
【ブンデスリーガ第28節】マインツ 0-0 グラードバッハ
■2018年4月1日(日) 18:00キックオフ
■Opel-Arena (Mainz)
月曜日の朝に早起きして出勤前に見ようと思っていたが目覚ましをセットし損ね、やむなく日中ずっと結果情報を遮断して、家に帰ってからDAZNの見逃し配信を見た。
何かもう中位確定ぽい感じで勝ち点とか順位とかの興味も失われつつある感じではあるが、できる限り勝ち点を積み上げるしかないので頑張って欲しい。前の試合は勝ったんだっけ、負けたんだっけ? 中断明けだがケガ人も戻りつつあり、そろそろ本気出して欲しい試合。
ヴェントが戻ってきたのに続いて、フェスタガード、クラマー、ラファエルが戦列に復帰、布陣は3-5-2という感じか。
ゾマー
ギンター フェスタガード エルヴェディ
ヘアマン クラマー ヴェント
キュイザンス シュティンドル
アザール ラファエル
グラードバッハは序盤から積極的に前に出ようとするがマインツのハイプレスに手を焼き、パスがズレて中盤でボールを失うことが多くリズムが作れない。一方、マインツも最後の精度を欠いて決定的なシーンは作れない。
10分、フェスタガードのフィードを受けたヘアマンが右サイドからクロスを入れると、中央でこれを受けたラファエルがシュートを放つがゴール左に外れる。これがグラードバッハのファースト・シュート。
その後は中盤でボールが行き来するものの互いに決定機のない我慢の展開に。マインツが優位に試合を進めるが大きな見せ場のないまま時計が進む。42分、ラファエルからパスを受けたシュティンドルがシュートを放つがDFにブロックされ、こぼれ球に詰めようとしたところを倒されるが笛は鳴らず。互いに決め手のないままスコアレスで前半を折り返した。
後半に入っても見どころの乏しい展開に。グラードバッハはカウンターからチャンスは作るもののフィニッシュまで持ちこめず。63分、ラファエルに代えてドルミッチを投入。
66分、敵CKに中央至近距離で合わされるがゾマーが腕一本でセーブ、ボールはバーに当たり下に落ちるが何とかゾマーがこれを確保。ゴールラインは超えていなかった。72分、エルヴェディが傷んでマイヤーを投入。マイヤーはブンデスリーガデビューに。
直後、シュティンドルからのパスを受けたアザールが深いところまで持ちこんでシュートを放つがGKがセーブ、こぼれ球にシュティンドルが反応するがこれもGKにセーブされる。75分、キュイザンスが右サイドのヘアマンに展開、ここからファーに振ったボールを受けたヴェントがシュートを放つがDFにブロックされる。
86分、キュイザンスに代えてホフマンを投入、何とかゴールを狙いに行く。アディショナル・タイム、シュティンドルからのパスを受けたヘアマンがシュートを放つがGKがセーブ。終了間際には敵のGKへのバック・パスがルーズになったところをドルミッチが追ったが飛び出したGKに当ててしまい逸機。結局スコアレス・ドローに終わった。
チャンスは散発で枠に飛ぶシュートも少なく、今イチのチーム同士が戦った今イチの試合という感じ。ラファエルの存在感があまりなく、まだフィットしきれていないのではないかと感じた。シュート数11-14、CK6-7、ポゼッション55-45だが、拮抗した凡戦という他ない。
そうなるとシュティンドル、アザールも一人相撲に。アウェイで最低限の勝ち点は得たというものの、ちぐはぐ感の強い試合だった。ケガ人が絶えない中で何とか人繰りしながら戦っているが、そろそろヘキング監督の手腕自体に疑問が出てもおかしくない。
この試合ではシュトロブル、ベネシュがベンチ入りする一方、ジョンソンがメンバー外に。いったい誰と誰がどういうケガだったのかもはや把握不可能だ。まあ、今季はもうこれで行くんだろうけど、何か勝負どころで踏ん張れてないよな。
上位を窺う時期もあったが大事なところでぽろぽろ勝ち点を落としたのが残念。グラードバッハは勝ち点を37(1試合あたり1.32)に伸ばしたが順位は9位で変わらず。6位のフランクフルトとは勝ち点8差でありヨーロッパ・リーグも難しくなった。降格圏とは11差とまず懸念はないと見ていいが、残り6試合、モラルの維持も難しい。
kickerによれば、次のヘルタ戦、主要な選手でケガなのはオクスフォード、ボバディジャのみとなっており、ヤンチュケ、ジョンソン、トラオレもメンバー候補に出ている。彼らのカムバックくらいしかもう楽しみがない。
ディーター・ヘキング監督談話:
「総合すれば妥当な引き分けだった。予想した通りの激しい試合になった。前半は非常にしっかり試合に入り、全体にコントロールして2つのいいカウンターのチャンスがあったが残念ながら最後までやりきれなかった。後半はマインツが押し気味で我々をやりにくくさせた。リードを許さなかったのはヤン・ゾマーのおかげと言っていいだろう。終盤にかけて我々は再び試合をよりしっかりグリップし、勝っていてもおかしくなかった。しかし目標に対する貪欲さが欠けていた。今季はそういう状況が長く続いている」
情報遮断して楽しみに帰ってくるほどの試合じゃなかった。あと、中断期間の間にドイツではサマータイムが始まったので日本との時差は7時間になってる。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2018年04月04日 23:43
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■
【ルヴァンカップ第3節】仙台 3-0 FC東京
■2018年4月4日(水) 19:00キックオフ
■ユアテックスタジアム仙台
アウェイなので自宅スカパー観戦。仕事を早く切り上げてリアルタイムで見ようと思ったがキックオフに間に合わず、追っかけ再生となった。ルヴァンカップはDAZNが放送権を持っていないのでスカパーでの中継。このためにセットに加入した。
ルヴァンカップのグループ・リーグはここまで1勝1敗。公式戦3連勝の勢いで勝ちを先行させたいところだ。仙台とは今季リーグ戦で既に対戦しており、ホームで0-1と負けている。アウェイだが同じチームに続けて負ける訳には行かない。
東京は例によってターン・オーバーを実施、リーグ戦から林と眷襪鮟く9人を入れ替え。前線は前田と富樫のコンビになった。久保、内田が両翼で先発。フレッシュなメンバーで公式戦4連勝を狙う。
林
室屋 吉本 丸山 太田
久保 眷襦(橡棔‘眦
前田 富樫
序盤は東京が積極的にボールを動かし主導権を握る。2分、右寄りでFKを得て太田がこれを蹴る。ニアで伸ばしたボールを富樫がヘディング・シュートするがボールは枠に収まらず。東京のファースト・シュートとなる。
東京はおもに左サイドを起点にチャンスを作ろうとするが仙台の守備も固く、なかなかバイタルに入って行くことができない。一方で仙台のカウンターも鋭く、中盤でなかなかプレスがかからない。次第に拮抗した流れになって行く。
29分、押しこまれてエリア外左寄りからシュートを放たれる。これは林がセーブ、こぼれたボールに敵FWが詰めるがこれも林がセーブする。だがこれでこぼれたボールをみたび詰められゴールを決められる。0-1と先制を許す。対応が後手になり3度も続けざまにシュートを放たれ、さすがの林も止めきれなかった。守備の集中を問われるシーン。
失点したことで主導権は仙台に。東京はボールがつながらず、守備でもなかなか仙台の攻撃を止められなくなる。何とかしのいでいたが42分、再び押しこまれた状態からスルー・パスで裏を取られ、角度の難しいところからシュートを放たれる。これが決まり0-2と前半の間に2点のビハインドを背負うことに。
東京は後半から吉本に代えて岡崎を、眷襪紡紊┐洞極椶鯏蠧する。後半は右サイドで室屋が久保とのコンビネーションで裏を狙うシーンが多くなる。57分、裏に抜け出した室屋がクロスを送ると前田が頭で合わせるが枠に飛ばず。
62分、内田に代えて東を投入、得点を狙いに行く。65分、久保が単騎で突っかけエリア内に侵入するがシュートはジャスト・ミートせずゴール右に外れる。攻撃の時間は長くなるが守備を固める仙台の前になかなか打開できない。
すると68分、自陣に押しこまれてのクリア・ボールをダイレクト・ボレーで決められ再び失点。0-3とほぼ試合が決まってしまう。
それでも東京は71分、久保の縦パスを富樫が落とし、マイナスのクロスを前田に送るがダイレクトのシュートは大きく枠を逸れる。73分には室屋が敵をかわして裏に抜けクロスを送る。これに東が合わせるがこれも枠外に。76分、久保が東とのワンツーからシュートを放つがこれもバーの上。決めきれず時間が過ぎて行く。
アディショナル・タイムには敵のクリア・ボールを拾った富樫が持ちこんでシュートを放つがGKがセーブ。珍しく枠に飛んだシュートだったが結局無得点のまま試合は終了、0-3の完敗となった。
アグレッシブに試合に入ったが攻めきれないうちに失点、そこからは懸命に修正を試みたが逆に失点を重ね、最後まで攻撃がちぐはぐなまま守備の綻びを繕えなかった。前線、中盤でのプレスをかいくぐられた時に最終ラインで止めることができず、後手を踏んでしとめられた感じ。
せっかくボールを奪ってもマイ・ボールにしきれないまま敵に奪い返され、そこからのショート・カウンターで守備が瓦解するシーンも多かった。開幕直後を思い出すような情けない試合で、東、大森の不在も大きかった。
太田や室屋に思いきりのいい攻撃参加が見られ、久保がフル出場で特に後半再三好機を作るなど悪いことばかりではなかったが、連係がバラバラで攻撃はつながらず、仕掛けも意図の共有が不十分でフィニッシュまでも持ちこめなかった。
シュート数は8-16だがほぼ枠に飛ばず、7本あったコーナー・キックも生かすことができなかった。得点できないなら失点を許してはならなかったが、押しこまれてバタバタし、守備の統制を失って自滅。最悪のタイミングで失点し続けた。
公式戦3連勝の熱を冷まし、リーグ戦に向けて改めて態勢を整えるためにはある意味いいタイミングでの完敗。ここまでで何ができ、何ができていないのか、時間はあまりないがポイントを整理するくらいのことはできるだろうし、それを戦術以前の細かな戦い方の規律に落としこむことはできるのではないか。逆に言えば今日の試合はそれが感じられないまま漫然と90分戦って負けたということだ。
この敗戦から何を学び、次のリーグ戦までに何を変えることができるか。その意味では重要な敗戦であり、貴重な経験だ。一本調子によくなるばかりではなく停滞、沈滞もあるのは当然だが、その時期をどう乗り越えるかが地力につながる。思い通りに行かない時の危機マネジメントが問われる。
これでルヴァンカップは3試合を消化して1勝2敗、勝ち点3で4クラブ中3位。まだ3試合残っており挽回は可能だが、イングリッシュ・ウィークの中に入りこんでくる形になるので、どうターン・オーバーしながら戦うのかが重要。「誰が出ても同じように…」というのはなかなか難しいことを実感した試合だった。
評点(評点は
ドイツ式
):
林(4.5) 失点はいずれもやむなしか。とはいえ3失点では高い評価は難しい。
室屋(4.5) 後半彼らしい突破や裏からの回りこみなどが見られたのはよかった。
吉本(5.5) ここで踏ん張らないでいつ踏ん張るのか。迂闊なボール・ロストあり。
丸山(5) 彼一人のせいではないにしても違いを見せるべき選手としては落第点。
太田(4.5) プレース・キック、クロスでクオリティは見せたが守備が残念だった。
久保(4) 今日の試合のほぼ唯一の好材料。特に後半は何かやる気配を漂わせた。
眷(4.5) リスクを取ったパスが味方と共有できないことも。前半で交代。
米本(5) 今日は存在価値を見せたかったが難しい試合になった。気合いは買う。
内田(5) 片鱗は見せたがまだまだこれから。できなかったことをしっかり整理。
前田(4.5) 彼らしい働きはしたが、苦しい局面でゴールが欲しかった。
富樫(5) 枠にシュート打ったの富樫だけじゃないのか。そろそろゴール欲しい。
===
橋本(5) 流れを変えることはできなかった。眷襪梁紊錣蠅呂泙戚海泙蕕覆ぁ
岡崎(4.5) CBでの出場だがむしろ攻撃の起点としての仕事が目についた。
東(4.5) 彼が果たしている役割の大きさが改めて分かった。
週末もアウェイか。何か日程が極端やな。
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FC東京
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ナビスコカップ/ルヴァンカップ
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