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2020年03月14日 22:00
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【ブンデスリーガ第21節】グラードバッハ 2-1 ケルン
■2020年3月11日(水) 18:30キックオフ
■Borussia-Park
嵐のため延期となっていた試合。これでグラードバッハは日程の消化が他のクラブに追いつくことになる。木曜日早起きして出勤前にスカパーで追っかけ視聴した。
週末にホームでBVBに苦杯を喫しており、上位にしっかり食らいついて行くためには是が非でも勝ち点3が必要。ドイツでも新型コロナウィルスの感染者が出ていることから無観客試合となった。
週央の試合ということで前節から5人をターン・オーバー。ベンゼバイニに代えてヴェントを左SBで先発させた他、ケガのツァカリア、警告累積で出場停止のノイハウスに代えてシュトロブル、エンボロが先発した。前線ではホフマンとシュティンドルもベンチ・スタートとなり、テュラム、ヘアマンが先発。
ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ヴェント
クラマー シュトロブル
エンボロ
ヘアマン プレア テュラム
立ち上がりからケルンが前プレを敢行、これをかいくぐってボールをつなごうとするグラードバッハと中盤で激しい主導権争いとなる。ダービーとあって士気の高いケルンが積極的に仕掛けるが、正確さを欠き流れをつかめない。
時間の経過とともにグラードバッハのペースとなるが、双方とも決め手を欠き得点機は訪れない。14分にプレアがエリア外からミドル・シュートを放ち、鋭いボールが枠に飛んだがGKにセーブされる。
32分、左サイドでパスを受けたヴェントが中央にボールを送ると、中央でこれを受けたヘアマンがワントラップから右に開いたフリーのエンボロへ素早くパス、エンボロがこれをダイレクトでシュートし、巻いたボールがファー・ネットにかかるゴール。グラードバッハが1-0と先制する。
エンボロに出したヘアマンの判断がよかったが、エンボロのシュートも技術が高かった。コンビネーションで崩したというよりは一発モノのゴールだが、これでグラードバッハが流れをグッと引き寄せる。ここからは危なげなくリードを保って前半を終了した。
後半に入っても流れは大きく変わらず。51分、右サイドでヘアマンがプレアとのワンツーからGKと一対一になるが、シュートはGKに当ててしまう。そこからのCKではエルヴェディが頭で合わせるがシュートは枠に飛ばず。
70分、右サイドのエンボロがゴール前にクロスを送ると、ニアの敵DFがこれをクリアしようとしてオウン・ゴール。グラードバッハが2-0とリードを広げる。ファーにはプレアが入ってきており、DFとしてはどのみち触らない訳に行かないボールだった。
76分、ヘアマンに代えてホフマンを投入、試合をクローズしに行く。しかし80分にアクシデント。ゾマーが自陣の味方にボールを渡そうとして滑りミス・キック。これを敵に奪われシュートを打たれて失点、2-1と1点差に詰め寄られる。というか
82分、エンボロに代えてシュティンドルを投入、87分にはプレアからの難しいクロスにテュラムが頭で合わせて枠を捉えるがGKにセーブされる。終盤はケルンがパワー・プレーに出て押しこまれるが何とかしのぎきり、グラードバッハが辛勝した。
内容的にはグラードバッハの試合だったと思うが、シュート数12-15といい形でフィニッシュまで行けず苦労した。オウン・ゴールでの得点と、ミスからの失点を相殺すれば、ワンチャンで得た1ゴールをしっかり守った試合だったと言うべきだろう。
これでグラードバッハは25試合を消化、勝ち点を49(1試合あたり1.96)に伸ばし4位となった。3位ライプツィヒとの勝ち点差は1、首位バイエルンとは6差となっている。逆に5位のレバークーゼンとは勝ち点差2しかなく、上位戦線に踏みとどまるためには厳しい戦いが続く。
マルコ・ローゼ監督談話:
「選手たちは仕事に打ちこみ、最後にはいいパフォーマンスが報われた。観客のいないスタジアムでは多くのことを自らの力でやらねばならないということ、一人一人の選手が自分や自分の隣にいる選手をひとつにしようとしなければ誰かがすぐにそこから外れてしまうだろうということは、もちろん事前に話し合った。それはうまくやることができた。我々は試合に勝つことができた、そのことは嬉しいことだ。しかし、ファンのいないフットボールは我々みんなの願うフットボールではないという事実は変えられない。我々はプロフェッショナルとして行動したが、にもかかわらず我々全員がこのスポーツにとってファンがどれだけ大事かということをこれまで以上に知ることになった。すぐに再びスタジアムにファンが戻って来られることをただ希望するだけだ」
しかし、ブンデスリーガは新型コロナウィルス感染の広がりのため、26節を延期することになった。再開の目途は立っていない。仕方ないこととはいえ残念だ。
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ブンデスリーガ
2020年03月08日 13:53
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【ブンデスリーガ第25節】グラードバッハ 1-2 BVB
■2020年3月7日(土) 18:30キックオフ
■Borussia-Park
上位の直接対戦であり少なくとも勝ち点1は必須の試合。最近あまり勝てた記憶のない相手だが、ここでどんな結果を出すかは今季残りの戦いの上で大きな意味を持つだけに負けられない。
今節はシュトロブルに代わってクラマーが先発、またテュラムがベンチ・スタートとなり前節動きのよかったプレアが先発した。
ゾマー
ギンター ツァカリア エルヴェディ
ライナー クラマー ノイハウス ベンゼバイニ
ホフマン プレア シュティンドル
グラードバッハが立ち上がりから強度の高い前プレを敢行、高い位置でボールをさらっては何度かチャンスを作る。BVBがペースを作れずにいるのにつけこんで主導権を握る。7分には逆サイドからのボールを受けたライナーがフリーでシュートを放つが敵GKにセーブされる。
しかし、8分、自陣でのビルドアップのパスにミスが出てボールを奪われると、敵FWにエリア内で切り返されてシュートを決められる。ミス起点に敵の個人技が加わり、流れとは逆方向の先制点。難敵だけに重い失点で0-1とビハインドを背負う。
その後もグラードバッハは積極的な姿勢を変えず果敢に攻め続け、シュート・チャンスも作るが最後のところで決めきれない。
30分、敵のフィードの処理でゾマーとツァカリアが交錯、ツァカリアが傷む。ツァカリアは治療したがそのまま退場、36分、ヤンチュケが入り3バックの右に入った。
45分にはホフマンがエリア内でボールを追って倒されるがファウルにならず。敵DFはボールにプレーせず人に行ったように見えたがVARは介入しなかった。0-1のまま前半を終了した。
後半開始間もない50分、左からのCKをホフマンが蹴ると、ファーのプレアがフリーで受け、ゴール前に流しこむとシュティンドルがこれを押しこんでゴール。1-1と同点に追いつく。
これでグラードバッハが流れを引き寄せるかと思われたが、その後は同点になり前に出てきたBVBの時間帯となる。自陣で守備に追われる時間が続くが、ゾマーの好セーブもあって何とかしのぐ。一方、序盤からの前プレでさすがに疲れが出たか攻撃の精度が下がり始め、奪ったボールをフィニッシュまで持ちこめない。消耗戦が続く。
65分、ホフマンに変えてテュラムを投入、逆転を狙いに行く。しかし71分、DFラインにギャップができオフサイド・トラップをかけきれず左サイドの裏を取られる。敵FWとゾマーとの一対一になったが、ゾマーがコースを切りに行くときに足を滑らせ、対応が一瞬遅れた隙に股を抜かれてシュートを決められる。痛い失点で1-2と再びビハインドを背負う。
77分、クラマーに変えてエンボロを投入、ギンターをボランチ(というかリベロ)に上げて4バックにし、前線を厚くして挽回を試みる。
しかし、ダイナモのベンゼバイニが足を攣るなど消耗が激しく、好機も生かしきれない。80分にはテュラムが右サイドを突破、中央のエンボロにラスト・パスを送り、エンボロがシュートしたが枠を捉えきれず。結局試合はそのまま1-2で終了した。
圧倒的に押していた前半にミスからビハインドを背負い、戦略的な中心であるツァカリアを前半のうちに負傷退場で失うなど、攻めながらも流れに乗りきれない難しい展開になってしまった。
後半開始早々に追いついたのはよかったし、BVBの猛攻をしのいではいたが、後半は有効な攻撃を繰り出せないまま充電が切れ始め、突き放されるともう一度追いつく力は残っていなかった。
難敵相手に果敢に戦い、展開次第では勝ち点3も十分可能性があったと思うが、いろいろうまく行かなかった試合。こういう試合はあるが、「悪くないのにうまく行かない」が続くと本当に内容も悪くなってくるので、ここでしっかり切り替えて次に行かなければならない。
上位争いの星勘定という意味でも厳しい敗戦だが、延期になったケルン戦が週央にあるので、これにきっちり結果を出して上位に食らいつくしかない。何かを反省するというよりはダメージをしっかり払拭したい。
グラードバッハは勝ち点46(1試合あたり1.92)のまま足踏みで1試合未消化の状態だが暫定5位に順位を落とした。首位バイエルンとは勝ち点差6、4位のレバークーゼンとは勝ち点差1。ケルン戦がポイントになる。
マルコ・ローゼ監督談話:
「とても拮抗した試合だった。ドルトムントが2つのゴールを決めた決定的な場面があった。我々も前半にいくつかのいいチャンスがあったし、後半にもあった。そして同点のゴールを決めることもできた。その後は少し多くを望みすぎ、少しばかり力も失ってしまった。その後のチャンスを生かすことができず、そのために負けてしまった。後から振り返ればそこからはとても荒れた試合になったが、大きな勇気を見せた選手たちを責めることはできない。もう少しいい結果を望んでいたが、それだけに非常に落胆している」
ルツィアン・ファヴレ監督(BVB)談話:
「我々が勝利できたのはラッキーだった。我々にとっては非常に厳しい試合だった。前半は悪くはなかったが、無用のボール・ロストがあまりに多かった。グラードバッハは常に危険だったが、にもかかわらず1-0で前半を終えることができた。同点にされたのは大きなミスだったが、その後は我々の力を見せることができた。1-1の後、我々は非常にいいリズムで前を向いて試合を進め、リードを奪うことができた。終盤はそれほど自由にさせることもなく、最後には勝ちきった」
内容的にはせめて引き分けが妥当だったな。
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ブンデスリーガ
2020年03月01日 20:22
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【ブンデスリーガ第24節】アウグスブルク 2-3 グラードバッハ
■2020年2月29日(土) 15:30キックオフ
■WWK-Arena (Augsburg)
1試合遅れで上位に追走する状況でのアウェイ・ゲーム。取りこぼせば決定的に置いて行かれるだけに勝ち点3が必須の試合が続く。
負傷明けのベンゼバイニがヴェントに代わって左SBで先発。前線ではプレアをベンチ・スタートにしてシュティンドルをFW起用、シュトロブルがボランチで先発した。
ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
シュトロブル ツァカリア
ホフマン ノイハウス テュラム
シュティンドル
シュトロブルをDFラインに落とした3バックを予想しているメディアもあったが始まってみるとノイハウスをトップ下に置いた4バック。
立ち上がり2分に左サイドからホフマンが蹴ったFKにベンゼバイニが頭で合わせるが、シュートはGK正面。
その後は、ボールを保持しパスをつなぎながらゴールに迫ろうとするグラードバッハに対し、プレスから引っかけたボールを前線に蹴るアウグスブルクという展開になるが、互いにリスクを取らず大きなチャンスを作れない。
36分、左サイドのホフマンから敵ゴール前で中央のノイハウスを経由して右でフリーになったシュティンドルにボールが渡りシュートを放つが敵GKがセーブ。
42分、テュラムからパスを受けたノイハウスが正面からシュートを放つがGKがセーブ、こぼれ球にホフマンがダイレクトで合わせるがミートせずボールは大きく枠を逸れる。結局スコアレスで前半を終えた。
ローゼ監督は後半からテュラムに代えてプレアを投入、ツァカリアを最終ラインに下げた3バックの布陣となる。
49分、右サイドを持ち上がったプレアが中央にクロスを入れると、シュティンドルがこれをトラップ、大きく上に上がったボールを落とし、このボールをベンゼバイニが敵DFの股を抜いて蹴りこみゴール。グラードバッハが1-0と先制する。ベンゼバイニはやはり持っている。
53分、再び右サイドでプレアがボールを持つと、プレアはタイミングを計って中央へグラウンダーのクロス。これをシュティンドルがきれいに流しこんで2-0となる。立て続けの得点で流れはグラードバッハに傾いたかに見えた。
しかし62分、左サイドからクロスを入れられ、ゴール正面でフリーでのヘディングを許し失点。2-1と1点差に。これで力を得たアウグスブルクは動きが見違えるようによくなり、ここからしばらくは防戦一方に。
75分、シュトロブルに代えてクラマーを投入。79分、ライナーからのクロスを受けたシュティンドルのトラップは再び頭上に上がるが、今度はこれを自ら蹴りこんでゴール。3-1と突き放す。今度こそこれで決まりと思われた。
しかし83分、スルー・パスから左サイドの裏を取られ、角度はなかったがシュートを決められ3-2と再び1点差に。なかなか試合をクローズさせてもらえない。86分、シュティンドルに代えてエンボロを投入。
88分にはエンボロからのスルー・パスを受けて裏に抜け出したホフマンがGKとの一対一からシュートを放つがGKにセーブされてしまう。ダメ押しのチャンスを決めきれず、最後はオープンな展開になるが、何とかこれをしのいで3-2で試合終了、終わってみれば辛勝という感じの強い試合となった。
先制、追加点まではよかったが、その後2度に亘って1点差に詰め寄られるなど、最後までドタバタ感が拭えず。得点が先行したから何とか逃げきれたけど、先に失点していたらどうなっていたか分からない試合だったと思う。
シュート数15-8、CK3-5、ポゼッション55-45と、内容的には主導権を握っていた試合だと思うが、それにしてはスコ〜ンとヤられるシーンが目につき、もう少し精密さとか決定力のあるチーム相手だとこうはうまく行かないだろうと思わせた。
グラードバッハは勝ち点を46(1試合あたり2.00)に伸ばし、順位は4位を維持。1試合少ないことを考えれば、今節で最大首位と勝ち点3差の2位までが可能圏。勝ち続けないとタイトルは転がりこんでこない。苦しいがこの戦いを続けて行くしかない。行けるところまで行こう。
マルコ・ローゼ監督談話:
「後半から我々は4バックから3バックに変更した。というのも4-2-3-1ではボールに対して思ったようなプレスがかかっていなかったからだ。我々はあまりうまく攻撃のためのスペースを使えていなかった。後半になってよりボールを奪うことができるようになり、アウグスブルクにあまりスペースを与えないようになった。それで我々は素晴らしいゴールを挙げることができたが、一方で2点を取られもした。このことについてはもう一度よく考えなければならない。しかし、ここアウグスブルクでやるのが難しいこともよく分かっていた。我々は主導権をなかなか握れない局面もあったが、そういうときはそれに対して諦めずに戦わねばならないし、その結果それが非常にうまく行った」
この日もユニは水色。セカンドはもうEL用の緑に変えて欲しい。
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