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2020年05月31日 10:44
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【ブンデスリーガ第28節】ブレーメン 0-0 グラードバッハ
■2020年5月26日(火) 20:30キックオフ
■Wohninvest Weserstadion
日本時間では水曜日未明3時半キックオフの試合。例によって5時ごろ起き、出勤前にスカパーで追っかけ観戦した。こうやってみる試合で芳しい結果が出ないとマジ1日しんどいのでしっかり勝って欲しい。
グラードバッハは前節、CL圏争いの直接の相手であるレバークーゼンにホームで負けており、もはや後がない。アウェイとはいえ勝ち点3を持ち帰ることが前提になる。ていうか無観客環境ではもうホームもアウェイもないんじゃないかという気もするし。
シュトロブル、エンボロがケガで離脱、ベンゼバイニ、ホフマンもベンチ・スタートとなり、3バックのブレーメンに対して、前節途中から試して機能した3バック・システムでスタートすることになった。ヤンチュケ、ヴェント、クラマー、シュティンドルが先発。
ゾマー
ヤンチュケ ギンター エルヴェディ
ライナー クラマー ノイハウス ヴェント
シュティンドル
プレア テュラム
立ち上がりこそグラードバッハが積極的な前プレとパスワークから主導権を握るかに見えたが、高いモラルで果敢に前に出てくるブレーメンに押し返され拮抗した戦いになる。中盤での激しいボールの奪い合いから素早く前線に展開しようとするが早いつぶしに遭い思い通りにボールを運べない。
ブレーメンも中盤での競り合いからショート・カウンターを狙っており、何度かクリティカルなシーンを作られゾマーがしのぐ局面が散見される。中ではノイハウスが積極的にゴールを狙い、遠目からも狙って行くが決めきれない。38分にはドリブルで持ち上がりそのままシュートするが敵GKにセーブされる。スコアレスのまま前半を終了。
後半に入ってもブレーメンが優勢。グラードバッハは決定的な破綻はないものの中盤で主導権を握れず、果敢に縦を通してくるブレーメンに対して受けに回る局面が多い。攻撃面では前線にいい形でパスが入らずフィニッシュまで持ちこめない。後半勝負のロー・スコア・ゲームとなるがどちらも決定力を欠く展開に。
71分、シュティンドル、ヤンチュケに代えてホフマン、ベンゼバイニを投入、特に前線の停滞を打開したいところだが、ブレーメンの守備が集中しており連係が機能しない感じ。何か見てても得点できる気がしない感じ。78分にはやはりノイハウスがミドルを放つがわずかにゴール右に外れる。
82分、テュラム、クラマーに代えてヘアマン、ベネシュを投入するが状況は変わらず。ブレーメンの攻撃はサンキュー・ゾマーでしのぎ、結局何とかスコアレスのまま試合を終えることでよしとするしかなかった。
調子の出ないブレーメンを相手に、アウェイで勝ち点3行くぞとすこしばかりナメた感じで試合に入ったのがよくなかったか。いや、チームはナメてなかったのかもしれないが僕はナメてた。その分、うまく行かないときのあれれ感がキツかった。ブレーメンが予想外によかったと言うべき試合だった。
数字を見てもポゼッション55-45はともかくとして(これも意外だった。全然持ててない印象だった)、シュート数9-12、CK5-8とブレーメンに持って行かれた試合。最後のところでブレーメンが精度を欠き、ゾマーの踏ん張りで勝ち点1を拾ったのがむしろ僥倖だったと言った方がいい。
前節のレバークーゼン戦から、それなりにボールを動かしているようには見えるがクリティカルなコースを切られパスを引っかけられるシーンも多く、そこを打開する「お、そっちか!!」的な視野の広さとか切り替えみたいなものがちょっとなくなっている感がある。地味にケガ人も増えており、特にツァカリアの不在が大きい。
バイエルン戦を含め残り6試合、せっかくリーグ戦を再開しここまで来てるんだからやはりCLは取りたいし、ここをどう踏ん張るかでローゼ監督とチームの積み上げの価値が問われる。概ね悪くない戦いでここまで上位にいるのは大きな成果だと思うけど、ここ一番でやはり地力の不足が出てジリ貧傾向にあるのは否定できない。
レバークーゼンがヴォルフスブルクに負け、ライプツィヒもヘルタと引き分けたおかげで決定的に置いて行かれる状況は避けられた(3位ライプツィヒと勝ち点差2、5位レバークーゼンとは勝ち点差なしの4位)が、カツカツの戦いを続ける中で、首位バイエルン、2位BVBとの差は開きつつある。
首位バイエルンとは既に勝ち点差が11あって(いつの間にこんなに開いたんだ?!)、直接対決を残しているとはいえタイトルは正直難しいかもしれないが、CL圏、何なら2位はまだ十分可能性がある。異例なシーズンだが、だからこそ悔いなく戦いたいじゃないか。
マルコ・ローゼ監督談話:
「もちろん我々は勝ち点1より多くを持ち帰りたかったが、ブレーメンからすればこの引き分けは妥当なものだろう。彼らは大変いい試合をした。我々はもっといい試合をしたかったのだが、とにかく勝ち点を持ち帰ることはできた。我々はブレーメンの集中した試合運びにしっかりと対応した。ブレーメンは、試合前から分かっていたことだが、生命のかかった状況にいる。攻撃的に挑んで来る相手に対しては、ボールも自分たちもしっかりと動かなければならない。いくつかの局面ではこれがうまくできなかったし、そのせいで意図したようにスペースを使うことができなかった」
この日もゾマーは白のフィールド・ユニ。今季のアウェイはこれで行くのか。
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ブンデスリーガ
2020年05月24日 12:46
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【ブンデスリーガ第27節】グラードバッハ 1-3 レバークーゼン
■2020年5月23日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park
ブンデスリーガ再開後第2戦、初めてのホームゲームだ。CLを争う勝ち点差2の5位レバークーゼンとの直接対決であり、所謂6ポイント・マッチ。来季へのプランを大きく左右する重要な試合だ。
前節フランクフルト戦と同じ先発。ベンゼバイニはラマダン中で出場回避との予想もあったが問題なく先発した。
ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
ノイハウス シュトロブル
ホフマン エンボロ テュラム
プレア
試合は序盤から主導権を争う激しい戦いに。互いに前プレからボールを奪い自分たちのペースで動かそうとするガチマッチだがレバークーゼンの方がよりアグレッシブにボールを囲いに来る。レバークーゼンが3-4-3の布陣のためギャップができ、それを使われている感。
早くも7分、下がりながらの守備でスルー・パスを通され、これをワンタッチで決められて失点、0-1とビハインドを背負う。実力が拮抗するゲームで先制を許したのは、敵に戦術の選択権を与えたということ。痛い。安い失点だった。
12分、トップ下に入っていたエンボロがケガで続行不能に。負傷退場となりシュティンドルが代わりにトップ下に入る。その後も激しいつばぜり合いとなるがグラードバッハはレバークーゼンの早いアプローチになかなかパスがつなげず、セカンドも拾えない時間が続く。
41分、ノイハウスのミドル・シュートを敵GKが止めたもののボールを確保できずにいるところにベンゼバイニが詰めるが押しこみきれず。直後には自陣ゴール前でバー直撃のシュートを浴びるがこれもしのぎきり、結局0-1で前半を折り返した。
後半に入るとグラードバッハも3バックに布陣を変更しミラー・ゲームとなる。52分、左寄りでボールを受けたプレアがファーにボールを送ると、テュラムがダイレクトでシュート、これが決まり1-1の同点となる。
直後の54分、プレアのパスを受けて前線に抜け出したテュラムが敵DFに寄せられながらもシュートを放つが敵GKにセーブされる。敵DFの手が明らかにテュラムを抱えこんでおりグラードバッハはPKを要求するが認められず。
その流れからの55分、逆襲を受け、裏抜けした敵FWがシュートを放つがボールはファーに外れる。しかしここにエルヴェディがレイト・ヒットをかましてしまいPKに。VARのオンフィールド・モニタでも検証されたが判定は覆らず。57分、このPKを決められ1-2と再びリードを許す。ゾマーは触ったが止めきれず。
追いついた勢いをすぐに削がれたグラードバッハは、試合がオープンになるに連れ前半よりはボールを動かせるようになったもののゴールが遠い。76分、シュトロブルに代えてベネシュを、78分にはテュラムに代えてヴェントを投入。
しかし81分、深い位置からのFKをゴール前に放りこまれ、中央でヘディング・シュートを決められて1-3に。これでほぼ試合は決まり、残り時間も必死の抵抗を続けたものの大事なホームゲームを落とすこととなった。
シュート数では17-14、CKは6-3とレバークーゼンを上回ったものの、ポゼッションは45-55とレバークーゼンに主導権を握られた。短い時間のうちに与えられたPKと与えられなかったPKが明暗を分けたが、内容的にも完敗と言うべき試合だった。
やはり上位相手のガチの試合では最終的な実力が試されるし、その中でチャンスを逃さず、一度は追いつかれながらも効率的に加点して突き放したレバークーゼンに格で負けた感があった。痛い敗戦だがまだまだ精進が必要だと思いを新たにする外ない。
この試合ではフォーメーションのギャップからなかなかペースが作れず、ダイナミックな攻撃ができなかった。加えてテュラムが敵DFに抑えられるなど個の撃ち合いでも劣勢に立ち、前線でボールが収まらなかった。
グラードバッハは27試合を終了して勝ち点52(1試合あたり1.93)、レバークーゼンに抜かれ暫定4位に落ちたが、今節未消化のライプツィヒがマインツに勝てばCL圏外の5位に落ちる。このレベルでは一つの負けが大きな後退となる訳で、その意味でも悔やまれる敗戦だった。
マルコ・ローゼ監督談話:
「しっかりと準備をしてきただけにこの敗戦はたいへん苦々しい。前半はレバークーゼンの方が総合的にしっかり試合に入っていた。彼らはより試合をグリップし、シンプルなプレーを心がけ、前線ではスピードで我々を悩ませ、一対一でもセカンドボールでも我々に勝った。しかしそれにも関わらず我々は最終的にはそれほど多くのチャンスを作らせなかった。しかし攻撃においては我々自身あまりにわずかな圧力しかかけられず、シュートも少なすぎ、レバークーゼンを苦しめることができなかった。後半からは前線により存在感を出したかったし、SBに前を向いて守備をするときの負担を軽くしたかったのでフォーメーションを変えた。それで後半は非常にうまく入ることができた。うまく流れに乗れて同点にできた時には2-1にできるチャンスもあった。テュラムが敵に邪魔され、そこからの直接の流れでPKを取られてしまった。あれがこの試合の分かれ目だった」
ですよね〜。
かねてファンから送られた写真データをボードに貼り付けてスタンドに並べるプロジェクトをやっているが、実際にテレビで見ると結構スタンドに人が入っているように見え、これはなかなかいいかもしれないと思ったので参加できないか確認してみる。
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ブンデスリーガ
2020年05月17日 17:44
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【ブンデスリーガ第26節】フランクフルト 1-3 グラードバッハ
新型コロナウィルス感染症の影響で中断していたブンデスリーガがいよいよ再開。無観客かつ試合の実施要領にも厳しい規制はかかっているものの、ゲーム自体は残り日程の完全消化を目指して通常のルールで行う(但し交代は5人までOK)。まだ感染拡大のリスクが消えた訳ではないが、ウィルスと共存し日常を取り戻す試みだと考えていいだろう。
中断前(25節終了時点)の順位表ではグラードバッハは首位バイエルンと勝ち点6差の4位。2位のBVBとは勝ち点2差、5位のレバークーゼンとも2差という混戦の上位争いの真っただ中にいる。バイエルンとは直接対決を残しており、残り9試合何とか上位に食らいついて行けばタイトルの可能性も残る。少なくとも来季のCLは確実に手に入れたい。
3月11日のケルン戦(延期になった試合の振替日程)以来2か月ぶりの公式戦、再開の決定が2週間前ということで、どれだけ準備ができているか不安もあるが、それは相手も同じことだ。選手層はジョンソンとツァカリアがケガで離脱している以外はほぼ揃っている。布陣は中断前と変わらない4-2-3-1になった。
ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
ノイハウス シュトロブル
ホフマン エンボロ テュラム
プレア
試合はいきなり動いた。
キックオフからのファースト・プレイでボールを前線に蹴り出すと、プレアがこれを受けてボールをいったんホフマンに預け、リターンを受けて裏に抜け出す。プレアが体勢を崩しながらもシュートを放つとボールは敵GKの手をかすめてファーに決まりゴール。2か月の中断を1分もかからず(35秒)巻き戻す重要な得点で1-0と先制する。
さらに7分、左サイドでフィードを受けたベンゼバイニが巧みに敵DFをかわしてゴールライン際から中央にボールを送ると、走りこんだテュラムがこれを押しこんでゴール。10分も経たないうちにグラードバッハが2-0とリードを奪う。
その後はホームのフランクフルトも徐々に態勢を立て直すが、グラードバッハはリードを得てムリをする必要がなくなり、自陣で奪ったボールからカウンターを狙う形に。21分にはプレアが敵ゴール前でフリーでシュートを放つが敵GK正面。何度かチャンスは作られたもののゴールは許さず2-0で前半を終えた。
後半に入っても流れは変わらず。グラードバッハは我慢強い守備でフランクフルトに決定機を作らせず。66分、テュラムに代えてヘアマンを投入。ホフマンがたぶん左に回った。68分、左寄りでボールを持ったプレアがコントロール・シュートでゴール右隅を狙うが惜しくもバーに嫌われる。
72分、エンボロが敵エリア内でボールを追ったところを敵DFに倒されPKを得る。頼むからベンゼバイニが蹴ってくれと思ったらその通りになり、シュートは敵GKに読まれたもののその手を弾いてゴール、3-0となりほぼ試合が決まる。
78分、エンボロとベンゼバイニに代わりシュティンドルとヴェントを投入、試合をクローズしに行くが、81分、左サイドにパスを通されシュートを決められて失点、3-1と再び2点差に。PK決めといてよかった。イージーな失点で残念だった。
84分にはノイハウスからフィードを受けたヘアマンがカウンターで持ち上がり、GKを引きつけ並走したヘアマンにラストパスを出したが、ホフマンのシュートはライン上で敵DFにブロックされる。決めておきたかった。
90分にはノイハウスとプレアに代えてベネシュとヤンチュケを投入、そのまま試合をクローズし、序盤のリードを守ったグラードバッハが危なげなく3-1でアウェイ・ゲームを制した。
開始早々の2得点でグッと流れを引き寄せ、その後はクレバーに試合を運んで後半にはPKで追加点、1点は返されたものの逃げきった試合。とはいえやはり試合勘の戻っていない連係のズレや、特に終盤、疲れのせいか無観客のせいか集中が難しい局面なども見られ、序盤の得点がなければどうなっていたか分からない試合だったと思う。
実際、シュート数では15-12とフランクフルトを上回ったものの、ポゼッションは47-53、CKは1-5と、リードを奪った後はフランクフルトの攻撃を受ける形になったことを示している。意図的にやっていた部分ももちろんあるが、本調子とは言い難かったのも事実。
それだけに立ち上がりにしっかり得点できたことは大きかったし、結果として勝ち点3を持ち帰れることがこの先の戦いに大きなプラスになる。連係や集中はこの先環境に慣れて行くことで調整できるし、そこに集中するためには今日勝ったということが何より重要だ。
コロナ環境下での試合は運営上難しいことも多いし、無観客で交代5人とか練習試合感もあってやりにくそうだけど、何であれその点の条件はどのクラブも同じであり、まずは曲がりなりにも再開にこぎ着けたことを喜びたいし、その中で今季どこまでやりきれるか、シーズンあと残り4分の1をしっかり注目して行く。
3位のライプツィヒがフライブルクと引き分けたため、勝ち点を52(1試合あたり2.00)に伸ばしたグラードバッハは3位に浮上。次節は5位レバークーゼンとの直接対決であり、上位にとどまれるかどうかの重要な試合になる。中断明け後最初のホーム・ゲームでもあり楽しみだ。
マルコ・ローゼ監督談話:
「勝つことができて嬉しい。こうした条件の下でチームのいいパフォーマンスを出せたと思う。もう少し大差で勝てる可能性もあったはずだ。最後には失点の後少しばかりヒヤッとしなければならなかったが。しかし全体としては我々はたくさん走り、満足のできるフットボールをしたと思う。我々は自分たちのゲームをピッチでやりたいと思っていたし、それは局面によってはうまく行っていた。我々は、このような条件の下ではそれほど大きな喜びは望めないにしても、できる限り普通どおりにやろうとした。しかし重要なのは我々が、たとえファンがいない中でやらなければならないとしても、フットボールをやろうという強い気持ちを持っていることだ」
フランクフルトが黒ユニだったので我々はファーストでいいんじゃないかと思ったが水色のセカンド・ユニだった。逆にゾマーがフィールドのファースト着てたのがレアだった。ていうかフィールドのファーストで背番号1のキットて存在したんや…。
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