フットボール・クレイジー
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2020年06月28日 15:06
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【ブンデスリーガ第34節】グラードバッハ 2-1 ヘルタ
■2020年6月27日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park
新型コロナウィルス感染症による中断があり、どうなるかと思われたリーグ戦も無観客ではあるものの何とか再開しようやく最終節までこぎ着けた。既に優勝はバイエルンに決まっているが、我々にはまだ4位以内に入ってCLの出場権を獲得するという目標がある。
グラードバッハは前節パダボーンに勝って4位に浮上、5位のレバークーゼンとは勝ち点差2という状況。グラードバッハが負け、レバークーゼンが勝てば当然逆転されるが、それ以外の結果ではほぼグラードバッハが勝ち点か得失点差でレバークーゼンを上回る計算になる。負けなければいい訳だが、実際にはこういう皮算用は気休めにしかならないのは経験的にみんなよく分かっているはず。最終節はホームでしっかり勝ちきりたい。
出場停止明けのエルヴェディがCBに復帰(ヤンチュケはベンチに)した他は前節と同じ先発。今季限りで契約を延長しないことが発表されているラファエルがベンチ入りした。プレアもベンチに入ったがテュラムはメンバー外。大きなギプスをしている様子が画面でも確認できた。
ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
ノイハウス クラマー
ヘアマン シュティンドル ホフマン
エンボロ
試合は立ち上がりからグラードバッハがボールを支配、ヘルタを自陣に押しこみ試合の主導権を握る。
早くも7分、クラマーからフィードを受けたエンボロが敵エリアでDFにしつこく寄せられながらも踏ん張ってボールをコントロール。ファー・サイドで空いていたホフマンに横パスを出すと、ホフマンがこれをきれいに押しこんでボール。1-0とグラードバッハが先制する。
前節はここから慎重になり、守りに入って受けに回ってしまったが、この試合ではその後もボールを支配し主導権を握り続ける。追加点のチャンスも再三あったものの、シュートをGKにセーブされるシーンが続き1-0のままで前半を終了した。画面上では前半シュート数13-0と圧倒。
レバークーゼンも1-0とリードして前半を終了しており、このリードは大事にしたい。お粗末な失点だけは避けたいが、攻めながらもゴールの生まれない状況はちょっとイヤな感じ。早めに追加点が欲しい。
ヘルタは後半から3人を交代、立て直して前に出てくる。60分、ヘアマンがシュートの際に足首を痛めて退場、トラオレが右ウィングに。自陣でヘルタの攻撃を受けるシーンも少しずつ増えてくるが決定機は作らせない。
78分、ショート・コーナーからホフマンがゴール前にグラウンダーのクロスを流しこむと、ファーのエンボロがこれを押しこんで待望の追加点。2-0とリードを広げ、CLがグッと現実的になる。
その後はボールをキープしながら時計を進め、88分にはエンボロに代えてベネシュを投入、たぶんシュティンドルがトップに上がった。
アディショナル・タイム、クロスに合わせられて失点、2-1となる。これはいらん失点だた。
その後はライナーに代えてヤンチュケ、そしてシュティンドルに代えて今季限りでチームを去るラファエルを投入。ラファエルは敵ゴール前でフリーでボールを持つ絶好機を得たが、敵GKが空気を読まずシュートをセーブ。惜しくも最後のゴールとはならなかった。ラファエルが交代で入るとき、シュティンドルと固くハグし合っていたのが泣けた。
結局試合は2-1で終了。グラードバッハが3連勝でシーズンを締めくくり、CL出場権を手にした。
シュート数23-5、ポゼッション56-44とヘルタを圧倒。既に残留・降格とも、ELとも関係がなく覇気を欠くヘルタと、この試合に懸かるものの重要性の違いが出たと言うべきだろう。レバークーゼンは結局1-0でマインツに勝ったので、結果論的に言えば負ける訳に行かなかった試合。早い時間に先制したことで落ち着いて試合を進められた。
シーズンの振り返りは改めてやりたいが、新監督の下、シーズン前半途中まで首位を走るなど躍進、途中ちょっと息切れし、中断明けも波に乗れなかったところから、最後の最後で、プレア、テュラム、ツァカリアを欠きながらも残ったメンバーの奮起がありCL圏内という結果を出した。
この日、ライプツィヒが一時アウグスブルクと同点になっており、このまま行けば3位もありかという状況だったがそこまで甘くなかった。まあ、4位で十分満足すべき結果だと思う。
アザールを放出、監督も交代しての新チームだったが、テュラム、ライナー、ベンゼバイニ、エンボロなどいつもながら補強も的確、半分放出しかかっていたヘアマンの奮起とかもあり、ええ感じで新旧メンバーが融合した。
新型コロナウィルスの影響が今後どうなるかは分からないが、通常のスケジュールでは来季の開幕までそれほど時間もなく、正常化した状態で来季を迎えられるか未知数。ラファエルの他、シュトロブル、ジョンソンもチームを去ると発表されており、CLを迎えるには補強も必要。戦いはすぐまた始まる。
マルコ・ローゼ監督談話:
「我々はチャンピオンズ・リーグの出場権を得た。これはこのクラブにとっても例外的な瞬間だ。私は選手たちとクラブを非常に誇りに思うし、このクラブに心を捧げてくれるすべての人を祝福したい。この成功をファンと一緒に祝うことができないのはもちろん大変残念だ。もし彼らが今日スタジアムにいたとすれば、ボルッシア・パークは爆発していただろう。我々が今日成し遂げたことは、すべてファンのためのものだ。私は、彼らが、どこにいようと大いに祝ってくれることを望む」
無観客は残念だったが、段ボール人形がほぼスタンドを埋め尽くしていたのは壮観だった。来季のユニの披露あるかと思ったがなかった。
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ブンデスリーガ
2020年06月21日 18:09
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【ブンデスリーガ第33節】パダボーン 1-3 グラードバッハ
■2020年6月20日(土) 15:30キックオフ
■Benteler-Arena (Paderborn)
いよいよブンデスリーガも残り2節。新型コロナウィルス感染症の影響で長期の中断を余儀なくされたが、ようやくここまで来た。最終2節は全試合が同時刻にキックオフ。スカパーでリアルタイム観戦した。
グラードバッハは4位レバークーゼンと勝ち点1差の5位。万一この試合に負け、レバークーゼンが勝つと5位が確定してしまう。CL圏内である4位以上でシーズンをフィニッシュするためには是が非でも勝たなければならない試合だ。パダボーンは既に降格が決まっているが、その分試合に集中してくる可能性もあるし油断はできない。
エルヴェディが警告累積で出場停止となり最終ラインにはヤンチュケが先発、一方で左SBには出場停止明けのベンゼバイニが前節のヴェントに代わり先発復帰した。また右ウィングにはトラオレに代わってヘアマンが起用された。テュラム、プレア、ラファエルはいずれもベンチ外。
ゾマー
ライナー ギンター ヤンチュケ ベンゼバイニ
クラマー ノイハウス
ヘアマン シュティンドル ホフマン
エンボロ
序盤はグラードバッハが一方的に押しこむ。5分、シュティンドルからのパスを受けたエンボロが裏に抜け出しGKとの一対一からシュート、これはGKのセーブに遭うが、右サイドに流れたこぼれ球を追ったヘアマンが角度のないところからゴールに流しこみ先制。早くも1-0とリードを奪った。
リードを得たグラードバッハはやや慎重になり、その後はパダボーンがボールを支配する時間が長くなる。意図的にボールを持たせて隙を見てのカウンター戦術を取ったのか、リスクを恐れて引き気味になってしまったのか分かりにくかったが、敵のシュート精度の低さに救われたもののヤバいシーンも少なくなかった。
15分にはホフマンが中央からのFKを直接枠に飛ばすが敵GKのファイン・セーブに遭う。その後も何度かチャンスを作るものの決めきれず。敵のペースにつき合わされる形でムダにバタバタすることが多く、なかなかパスで流れを作れない。拮抗した一進一退の攻防のまま1-0で前半を終えた。
後半に入るとグラードバッハが再び攻勢に出る。立ち上がり47分にヘアマンのシュートがポストをかすめるなど立て続けにチャンスを作るが敵GKの好守もありゴールできない。この時間帯に追加点を取りたかった。
こういう展開ではうかつなミスからの事故のような失点が怖いと思っていたら、55分、中央DFラインの手前でボールを受けた敵FWの反転を許し、DFが寄せきれないままシュートを打たれる。これがゴール隅に決まり1-1の同点に。
だが、失点のキックオフから前線に送られたボールを追ってシュティンドルが敵ペナルティ・エリアに入ったところでDFに後ろから引っかけられ転倒、PKを獲得する。56分、シュティンドルが自らこのPKを決め、2-1と再びリードを奪う。この得点は試合の流れを強引に取り戻すうえで非常に大きかった。
66分、中央でボールを受けたエンボロがターンして敵ゴールに向かおうとしたところで敵DFのタックルを受ける。エンボロは倒れかけたものの体勢を立て直してボールを拾い、ドリブルで持ち上がってシュート。これは敵GKがセーブしたものの、その手前の敵のタックルが警告となり、このDFは2度目の警告で退場に。グラードバッハが数的優位を得る。
73分、右寄りに開いたギンターが自陣から左前線のベンゼバイニに大きく対角線を描くフィードを送ると、これを収めたベンゼバイニがゴール前にクロス。ニアに入ったノイハウスには合わなかったがファーに飛びこんだシュティンドルが押しこみボールはゴールに。
副審がフラグ・アップしいったんはオフサイドの判定となったが、VARの結果オフサイドはなかったとの判定になりゴールが認められた。これで3-1となりほぼ試合が決まった。
77分、シュティンドルとヘアマンに代えてベネシュとトラオレを、84分にはベンゼバイニに代えてヴェントを投入。試合をクローズしに行く。
87分、ヴェントのクロスを中央に飛びこんだベネシュがダイレクトで決めるがオフサイドの判定。リプレイではオフサイドはないように見えたがVARでも判定は覆らず。90分にはエンボロに代えてブンデスリーガ・デビューとなるミューゼルを顔見せ起用する余裕もかまし、最後は危なげなく3-1で勝ちきった。
早い時間に先制したことで逆に戦い方が曖昧になり、押しこまれる時間帯もありお粗末な失点を喫して一度は追いつかれたものの、直後にPKで突き放して息を吹き返し、追加点も挙げて地力の違いを見せ勝ちきった試合。
とはいえ敵のペースにつきあって集中を欠いた時間帯が長く、試合をコントロールするのに苦労した。シュート数は22-11と圧倒したものの、ポゼッションは51-49、CKは5-3と互角の数字。最終節に向けて課題が残ったと思う。
幻の4点目はオフサイドではなかったと思うし、細かい競り合いの分け方も今イチで、なかなか流れに乗って行けない難しい試合だった。それが敵の狙いだったのだとすればちょっと律義につきあい過ぎた。失点の直後のPKがなければどうなっていたか分からなかった。
とはいえ最終的にはがっちり勝ちきり、勝ち点を62(1試合あたり1.88)に伸ばし、ヘルタに負けたレバークーゼンを抜いて4位に浮上した。また3位のライプツィヒがBVBに負けたため、3位との勝ち点差は1となった。
CL圏内を懸けた戦いはこれで一気に形勢が逆転し、グラードバッハは次節ホームでのヘルタ戦に勝てばもちろん文句なし、引き分けでもレバークーゼンがアウェイでマインツに9点差以上で勝たない限り得失点差で4位を確保できる。
仮にヘルタに負けた場合でもレバークーゼンが引き分けでは届かず、結局レバークーゼンは自ら勝った上でグラードバッハがヘルタに負けるのを期待するしかないことになる。もちろんそれは普通に起こり得ることであり、何も安心材料にはならないが、少なくとも自力でCLが取れる位置につけたのは重要だ。ヘルタは難敵だが勝機は十分ある。勝ってCLを取りたい。
マルコ・ローゼ監督談話:
「我々は大事な試合に3-1で勝った。我々は素早く先制し、たくさんのチャンスを作り出した。パダボーンが危険になり得ることは分かっていたし、いくつかの局面では主導権をとられてしまった。このことは少しばかり責められても仕方ないところだ。しかし全体としてはそれに耐え、1-1に追いつかれた後は主体的に対応し、カウンターから2-1にした。我々はこれで勝ち点を62とし、上位に食らいつきそこに留まることを示せたと思う。何人かの選手が欠けているが、それは今週もう一度改めて充電しなければならないというだけのことであり、次の土曜日にはそれを叩きつける。我々は自力でCL圏内に入るチャンスを手にしている」
アウェイだったが敵が青ユニだったこともあってかファースト・ユニでやってくれたのが嬉しかった。いよいよ次節、ホームでのヘルタ戦で決着がつく。
シーズン途中まで首位だったことを考えると後半の失速は残念だが、中断もありカギになる選手の負傷離脱もある中でここまで持ってこられたのはひとつの達成だと言っていいだろう。有終の美を飾りたい。
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ブンデスリーガ
2020年06月19日 23:06
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【ブンデスリーガ第32節】グラードバッハ 3-0 ヴォルフスブルク
■2020年6月16日(火) 18:30キックオフ
■Borussia-Park
やってもうた。英国週刊まったくノーマークで、水曜日の朝何気に見たウェブで試合を知り、何ならついでに結果も見てしもた。仕方なく再放送を録画して水曜日の夜に見た。
残り3試合で4位のレバークーゼンと勝ち点1差の5位。レバークーゼンとの直接対決はもはやなく、自力でCL圏内の4位に上がる目はない。3試合全勝してレバークーゼンがコケてくれるのを待つしかない。全部勝ってそれでもあかんかったら仕方ない。
警告累積で出場停止のベンゼバイニに代えてヴェントが先発、前線では前節負傷で途中退場となったテュラムが欠場、エンボロがトップでスタート。また左サイドでは過密日程を考えてかヘアマンに代えてトラオレが今季初先発。前節前半だけで退いたエルヴェディは問題なく出場した。
ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ヴェント
ノイハウス クラマー
シュティンドル
トラオレ エンボロ ホフマン
神経質な立ち上がり。どちらもリスクを嫌い、慎重なパス回しから機会を窺う。必然的にミスが命取りになる展開に。
10分、自陣深くで奪ったボールをシュティンドルがエンボロに展開、エンボロはタメを作って上りを待ち、絶妙のタイミングでホフマンにスルー・パスを出す。巧みなランニングで敵DFをかわしながらボールを拾ったホフマンがシュート、これが決まってグラードバッハが早い時間帯に1-0と先制する。
リードを得たグラードバッハがボールを支配、次の得点を狙う。守備も手堅く、ヴォルフスブルクにつけ入る隙を与えない。30分、シュティンドルが頭で落としたボールを、前線に攻め残っていたギンターが外へ流すと、これを拾ったホフマンがゴールに流しこんでこの日2つめのゴール。グラードバッハが2-0とリードを広げる。
その後もヴォルフスブルクの攻撃が精彩を欠き、2点のリードを背負って余裕のできたグラードバッハが優位に試合を進める。2-0で前半を終了した。
後半に入っても流れは変わらず。48分、トラオレからのパスを受けたホフマンがシュートを放つが敵DFに当たり枠の外に。その後も57分にホフマン、64分にはエンボロがシュートを放つがいずれも枠に収まらず。
65分、敵陣でボールを奪ったトラオレが右サイドから中央にボールを送ると、走りこんだシュティンドルがこれをきれいに流しこんでゴール。3-0とリードを広げる。この時点で試合の大勢は決したと言っていいだろう。
72分、トラオレに代えてヘアマンを投入。試合をクローズしに行く。81分、エンボロに代えてベネシュを投入、シュティンドルが一列上がってトップに。さらに90分にはノイハウスとシュティンドルに代えてドゥクレとベネッツを投入。ベネッツはこれがブンデスリーガ・デビューとなる。
グラードバッハはそのまま試合をクローズ、3-0でヴォルフスブルクに完勝した。
いい時間帯に先制、その後もチャンスを逃さず加点してきれいに逃げきった。プレア、テュラム、さらにはラファエルもいない中で3点をもぎ取って勝てたのは大きかった。残り2試合に希望を残す勝ち点3を獲得した。
この試合で印象に残ったのは守備の強度。散漫なヴォルフスブルクにつきあうことなく最後まで高い集中力でコンパクトに敵とボールを追い続けた。チャンスを作らせなかったことで危なげなくリードを守りきった。
シュート数11-12、CK5-3、ポゼッション51-48と数字ではそこまでの大きな差はなかったように見えるが、実際にはグラードバッハがホームで試合をコントロールし、最後まで主導権を手放さなかった。ここへきてシーズンの最終目標を前に、基本的な約束ごとを再確認した重要な試合になった。
グラードバッハはこれで勝ち点を59(1試合あたり1.84)に伸ばしたが、レバークーゼンも勝ったため勝ち点差1での5位は変わらず。数字上は3位のライプツィヒ(勝ち点63)までが射程だが、現実的にはレバークーゼンと4位を争うことになると見た方がいいだろう。
グラードバッハがパダボーンとのアウェイ、ヘルタとのホームを残しているのに対し、レバークーゼンはヘルタとのアウェイ、マインツとのホームが残る。よその試合はコントロールできないので、残り2試合勝つことに全力を傾けるしかないが、何としてもCLは取りたい。
パダボーンは既に降格が決定、ヘルタは降格にもELにも関係がなく、ともにモラルを維持しにくいクラブとの対戦であり、2連勝は十分視野に入る。既に5位以上は確定しておりELは決まっている。逆に次節我々が負けてレバークーゼンが勝てばCLは消える。手綱を緩めることなく最後まで戦い抜けたい。
マルコ・ローゼ監督談話:
「今日は文句を言うことはあまりたくさんない。チームは強く、野心的なパフォーマンスを見せてくれた。彼らは非常に集中し、焦点を絞っていたし、試合前に私が求めた通り、勝ち点3にこだわって戦い、それによって3つの素晴らしいゴールも決めることができた。選手たちは大量の勇気と大きな意志と闘争心を天秤に乗せてくれたし、それがしっかり報われたということだ。我々は今日は何人もの大事な選手を欠いていたが、フィールドに立った選手が信頼に完璧に応えてくれた。我々はひとつのチームであり、全員でともに戦うことによってだけ目標を達成できるのだ」
カッコええな。結果を知らずに見たかったわ。
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ブンデスリーガ
2020年06月14日 13:44
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【ブンデスリーガ第31節】バイエルン 2-1 グラードバッハ
■2020年6月13日(土) 18:30キックオフ
■Alianz-Arena (Munchen)
録画して日曜日の朝早起き。先週は土曜日の早朝からひどいものを見せられたが今週は大丈夫か?!
残り4試合、前節フライブルクに不覚を喫しており、アウェイでのバイエルン戦とはいえせめて勝ち点1は持ち帰らないとCL圏争いが決定的に苦しくなってしまう。幸いバイエルンはDFBポカールから中2日かつケガ人も多くターンオーバー。しっかり戦いたい。
プレアが前節退場となり今節は出場停止なのは痛い。クラマーをボランチに入れホフマンを左ウィングに押し上げての4-3-3となるが果たして機能するのか。ラファエルがコンディション不良かベンチ外になったのも微妙に厳しい。
ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
クラマー ノイハウス
シュティンドル
ヘアマン テュラム ホフマン
序盤は様子見。互いにボール・ホルダーには高い位置からのプレスをかけに行くものの、そこまで執拗に追い回す訳でもなく中盤で主導権を争う感じ。
10分、その前のプレーで足を踏まれ治療してプレーを続行していたテュラムがムリになりエンボロと交代。プレアがいない中、テュラムを欠くこととなってゲーム・プランが大きく狂う。エンボロが復帰していて救われたが、攻撃の切り札を早々に切らされこれはちょっとキツいんじゃないかという気がしてくる。
16分、エンボロのスルー・パスを受けたホフマンが裏に抜け出しGKの横を抜くシュートを決めるが、VAR介入となりオフサイドの判定でノー・ゴールに。映像を見ると確かにフライングでスタートした感あり仕方のない判断かと思うが、これは何とか行けるんじゃないかという気になる。勝手なものだ。
25分にはエンボロがクロスに頭で合わせシュートは枠に。これは敵GKにセーブされたが至近でこぼれを拾ったエンボロが再び放ったシュートは枠外に。枠に収めていれば先制点のシーンだったが…。
直後の26分、ゾマーがDFラインに付けようとしたパスを敵FWに奪われ、無人のゴールにきれいに流しこまれて失点、0-1と先制を許す。テュラムの退場はありながらも何とか流れを呼びこもうと奮闘していたところだっただけにガックリ来る。
その後も互いに精度を欠き前線までボールを運べない拮抗した時間帯が続く。37分、右サイドの裏に出たヘアマンがクロスを入れると、中央に飛びこんだ敵DFがクリアし損ねボールはゴールへ。オウンゴールで1-1と同点に追いつく。ファーにはホフマンが入ってきており、敵DFとしては触らない訳に行かないボールだった。
その後も一進一退の攻防のまま1-1で前半を終了、後半勝負となる。
グラードバッハは後半からエルヴェディを下げヤンチュケを投入。前半大きなケガをしたようには見えなかったが、戦術的な交代なのか。既に交代枠を2つ使ってしまった。
後半は立ち上がりからまずグラードバッハが仕掛ける。48分、ベンゼバイニのクロスを敵GKが確保できずこぼれたボールにシュティンドルが詰めるがギリギリのところでクリアされる。53分にはヘアマンが裏に抜け出してGKと一対一になるが、ダイレクトで放ったシュートは敵GKの正面に。
これに対してバイエルンは温存していた主力を投入、バイエルンがボールを保持する時間が増え、グラードバッハは徐々に自陣での防衛線に追われる展開になってくる。
70分、ヘアマンに代えてヴェントを投入。ヴェントがベンゼバイニにメモを渡し、ギンターを中央に、右にヤンチュケ、左にベンゼバイニという3バックにシステム変更する。しかし戦況は必ずしも好転せず、引き続きバイエルンに主導権を握られる。やはり我慢比べになると地力の差が出てくる。
83分、前線で孤立気味だったエンボロに代えてベネシュを投入、勝ち点1を固めに行ったと僕には見えた。難しい判断だったと思うがとにかくベンチに攻撃の選手がおらず、シュティンドルをトップに上げながら守備重視にシフトしたか。
86分、左サイドから中央に送られたボールにニアで触られこれがそのまま枠に飛んで失点。1-2に。何とか引き分けることができるかとも思っていたが、残り5分がもたなかったという感じ。結局試合はそのまま1-2で終了、勝ち点を得ることはできなかった。
ベスメンではなく連係も今イチのバイエルンに対し、先制のチャンスもあったし、アクシデントでの失点の後にはオウン・ゴールで同点になるなど勝てない試合ではなかった。後半もバイエルンに主導権は握られつつも、、もしかしたら引き分けで握ってるんじゃないかと思うくらいバイエルンの攻撃も精彩を欠いた。
ツァカリア、プレア、ラファエルを欠き、テュラムが開始10分でリタイア、ケガ明けのエンボロに頼らざるを得なくなった時点で苦しい展開は予想されてはいたが、実際にはシュート数9-10、CK1-3、ポゼッション50:50と数字の上でも互角でチャンスはあっただけに、最後の最後に抜け目なくやられたのは余計悔しい。もったいなかった。
ここへきての2連敗で勝ち点は56(1試合あたり1.81)のまま足踏み。レバークーゼンが日曜日遅くの試合なので暫定4位だが、レバークーゼンがシャルケに勝つと勝ち点で3の差をつけられて5位になる。残り3試合、全部勝つしかないが自力でのCL出場はかなり微妙になった。
マルコ・ローゼ監督談話:
「我々は単純でアンラッキーなゴールを献上してしまった。一方で我々はもっとうまくチャンスを生かさなければならなかった。ここミュンヘンでは多くのチャンスをもらうことはできないが、我々はいくつかのチャンスを作ったのだから、それを冷静に生かすべきだった。それができなかったので、選手たちの献身的で攻撃的なパフォーマンスも報われなかった。それにも関わらず自らに厳しく言うとすれば、こうした試合に勝ちたいと思うなら、主導権と注意深さをもっと長い時間キープしなければならないということだ。我々は今日はアイデアを持ち、バイエルンに問題を抱えさせたかった。選手たちには勇気を持つことを求めたが、特に前半は非常によくやってくれたと思う。後半はそれが少なくなってしまった。我々には3試合が残されており、そこで結果を出さなければならない。我々はホームに帰り、傷を舐めたらまたアクセルを踏まねばならない」
アウェイだったが白のファースト・ユニで戦ってくれたのが嬉しかった。残り3試合、ヴォルフスブルク(H)、パダボーン(A)、ヘルタ(H)だ。
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ブンデスリーガ
2020年06月07日 19:02
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【ブンデスリーガ第30節】フライブルク 1-0 グラードバッハ
■2020年6月5日(金) 20:30キックオフ
■Schwarzwald-Stadion (Freiburg)
土曜日に早起きして時間差でスカパーの録画を見た。週末を楽しく過せるかどうかがかかっている試合。頼むで。
首位のバイエルンが抜けた感はあるが、CL圏内の5位までにBVB、ライプツィヒ、レバークーゼン、そしてグラードバッハがひしめいている状況。勝ち点を落とすことができない状態で、アウェイではあるが勝利を目線に戦わなければならない。
メンバーは前節から変更なし。
ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
ホフマン ノイハウス
シュティンドル
ヘアマン プレア テュラム
序盤からグラードバッハほぼ一方的に攻撃を仕掛ける展開に。自陣深くで守備をするフライブルクを相手にボールを支配、再三に亘ってチャンスを作るが、ゴール前はスペースがなく、敵GKの堅守もあってゴールを割ることができない。
26分、ノイハウスのループ・シュートはライン上でクリアされたが、これを拾ったヘアマンがシュートを放ちこれがネットを揺らす。しかしオフサイド・ポジションにいたノイハウスがボールに触れたとの判定でノー・ゴールに。たぶん触らなくても入ってた。
その後もグラードバッハが主導権を握って攻撃を仕掛けるがゴールが遠い。逆にフライブルクのカウンターに肝を冷やすシーンも見られ、これは今イチのパターンやなと多くの人が思ったところで前半終了。
後半に入ると勢いが鈍りフライブルクが前に出るシーンが増える。58分、左寄りで与えたFKをゴール前に放りこまれ、これに頭で合わせられて失点、0-1と先制を許す。多くのグラードバッハ・サポが「知ってた」てなった。
ここからはもう流れがおかしくなってしまった感じ。68分、プレアが敵MFの足を踏んづけてしまい警告を受ける。プレアは前半にも既に一度警告を受けており退場に。そこまでのひどいファウルでもなかったと思ったがもったいない。
これに抗議したエバールSDも退場処分となる。プレアは以前にも退場となっておりちょっと気の毒。これでやる気を失ってしまわなければいいが…。次節のバイエルン戦はプレア抜きで戦うことが確定してしまった。
72分、ヘアマンに代えてヴェントを投入、ギンターを中央に置き、右にエルヴェディ、左にベンゼバイニの3バックにシステムを変更するが、一人少ない状況では流れからのチャンスは目に見えて減ってしまう。
81分、シュティンドル、エルヴェディ、ホフマンに代えてラファエル、トラオレ、ベネシュを投入し再び4バックにしたように見えたが機能せず。ラファエルはシュティンドルとセットで使いたかった。結局打開できないまま0-1でフライブルクに完敗。
シュート数18-15、CK10-3、ポゼッションに至っては65-35と圧倒しながら、自陣で分厚く守るフライブルクを崩せず、セット・プレーから先制を許し退場者を出して自滅した典型的なダメ試合。
もともとアウェイでのフライブルク戦はまったく勝ててないらしいが、不名誉な記録を更新してしまった。今季はそういうジンクスめいたものとは隔絶したチームを作れたと思っていたが、シーズンのこの段階でこの戦いぶりはちょっとナイーヴ過ぎる。
フィニッシュまでは行けていたものの、敵の自陣深い守備陣形とGKの好守にヤられた。残り4試合、もうひとつたりとも勝ち点を落とせない状況の中で、今日の敗戦をどう総括し対応できるのか、非常に重たくのしかかる試合だった。
重たくのしかかるのは内容だけではなく、4位以内を目指したシーズン終盤戦という点からも極めて厳しい状況。幸い、今節はレバークーゼンがバイエルンに負け、ライプツィヒがパダーボーンと引き分けたので何とか決定的に置いて行かれることだけは避けられた。
BVBが今節未消化だが、3位、4位をライプツィヒ、レバークーゼンと我々で争う感じになってきた。直接対決は残しておらず、残り4試合全部勝って何が起こるかを見るしかない。来週はバイエルン戦だが勝つしかないだろう。
マルコ・ローゼ監督談話:
「負け試合のあとはいつも腹立たしいものだ。そして、シーズンのラストスパートの中で、はっきりした目標を追いかけているときに負けてしまったことはもちろんより腹立たしい。前半は非常にしっかり戦ったが、後半にまったくひどいセット・プレーの守備をしてしまい、さらに2つめの警告での退場があって、その結果まったく必要のない敗戦になってしまった。我々はたくさんのことを求め、多くのものを投じ、フライブルクを圧倒した。フライブルクのセット・プレーが危険だということは分かっていたのだから、まずは失点になってしまったようなセット・プレーを与えるべきでなかった。選手たちは意気込みが大きかった分がっくりきている。まずはそれを乗り越え、月曜日からはミュンヘンでの次の試合に向けて準備を始めなければならない」
残りはバイエルン(A)、ヴォルフスブルク(H)、パダボーン(A)、ヘルタ(H)の4試合。まずはバイエルンにどこまで戦えるかだな。あと、ゾマーは白ユニじゃなかった。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2020年06月02日 00:10
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【ブンデスリーガ第29節】グラードバッハ 4-1 ウニオン
■2020年5月31日(日) 15:30キックオフ
■Borussia-Park
再開後今ひとつ波に乗り損ね、引き分けの後の重要なホーム・ゲーム。勝ち点3以外にやることはない。
グラードバッハは4バックに戻し3人をローテーション。ヴェント、クラマー、警告累積で欠場のヤンチュケに代えてベンゼバイニ、ホフマン、ヘアマンを先発させ、4-3-3の布陣となった。
ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
ホフマン ノイハウス
シュティンドル
ヘアマン プレア テュラム
グラードバッハは立ち上がりからボールを支配、ホフマン、ノイハウスを起点に前線に危険なボールを送る。17分、エリア手前でボールを受けたノイハウスがドリブルで持ち上がり、敵DFに絡まれながらもシュートを放つと、ボールはポストに当たってゴールの中へ。グラードバッハが勢いのある時間帯に1-0と先制する。
リードを得たグラードバッハは慎重に守備をしつつも追加点のチャンスを狙う。ウニオンはカウンターから縦一発で打開を狙うが、最後のところでは精度を欠きそこまでの脅威は感じさせない。41分、左サイドから切れこんだプレアのクロスにファーで待ち構えたテュラムがフリーでヘディング、これが決まって2-0とリードを広げ前半を終えた。
後半に入っても流れは変わらなかったが、50分、左寄りからのFKをファーで折り返され、ゴール前にフリーで入りこんだ敵FWに頭で押しこまれて失点。2-1と1点差に詰め寄られる。後半立ち上がりに1点を返されたことで流れが微妙にウニオンに傾きかけた。
しかし59分、再びプレアが右サイドで縦に抜け、DFの裏に流しこんだボールをファーのテュラムが詰めこの日2つめのゴール。3-1と再び2点差に。このゴールで流れをグッとたぐり寄せ、試合にやや安心感が生まれる。
その後はウニオンにチャンスを作られる局面もあったもののゾマーの堅守もあってしのぐ。72分、ヘアマンに代えてクラマーを投入、ホフマンがサイドに流れたと思う。
81分、ベンゼバイニが左サイドからクロスを入れると、中央のプレアがダイレクト・ボレーでゴールに流しこみ4-1に。これでほぼ試合は決まった。
82分、シュティンドルとホフマンに代えてベネシュとトラオレを投入、ベネシュがボランチに、トラオレが右サイドに入った。
その後は危なげなくボールを支配、敵に攻撃の糸口を作らせないまま時間を進める。90分、ノイハウスとベンゼバイニに代えてドゥクレとヴェントを投入。ドゥクレはブンデスリーガ・デビューとなる。残り時間のないところだったが、ドゥクレがタッチ・ラインで交代を待っているのを見たトラオレがボールを蹴り出して試合を切るナイス・プレーで拍手を受けた。
試合はそのまま4-1で終了、グラードバッハが必須だった勝ち点3を得て上位争いに踏みとどまった。
やや実力差を感じる試合で、先制したところで流れはこっちに来たと言っていいだろう。数字を見てもシュート数15-12、CK4-3、ポゼッション58-42と穏当にグラードバッハが押していたゲームだった。失点はいただけないが、そこで崩れずすかさず追加点を取って流れを取り戻したのは大きかった。
このところ敵の前プレに手を焼き前への圧力をかけきれない試合が多かったが、この試合では前プレを受けながらもかいくぐったり時間を作ったりして攻撃につなげる力が窺えた。力の差はあったにせよ、この手ごたえ、勝利の感覚は重要なものになるのではないだろうか。
特にノイハウスが前節からエゴを出して自分でシュートに行くシーンが多くなっており、この試合ではそれが結果になった。ツァカリアのいない中で、彼のような若手が率先して切りこんでくれるのは大きな牽引力。彼の危機感はあてにしていいように思う。
再開後、ライナーが今ひとつ精彩を欠くような気がするのが心配。うかつなボール・ロストも少なくなく、完全にフィットしていないのではないかと心配してしまう。シーズン前半を引っ張った主力のひとりであり、今となってはかけがえのない右SBのダイナモ。ちょっとしたスランプですめばいいが。
ドゥクレはパリ・サンジェルマンから2016年に加入したが、ずっとケガで出場機会のなかった22歳のDF。ピッチ・インの瞬間にテュラムがハグで祝福していたのが印象的だった。短い時間だったがボランチの位置でプレー、今後の活躍を楽しみにしたい。
グラードバッハは勝ち点を56(1試合あたり1.93)とし4位。5位のレバークーゼンとは勝ち点差がなく得失点差で4上回るのみ。残り5試合、全部勝って何が起こるか見るしかない。
マルコ・ローゼ監督談話:
「我々は、試合前にこうしようと思っていたことを非常にうまく実行できた。チームは試合をとても上手にウニオン・ベルリンから奪い取った。彼らは守備の意識が高く、ファースト・ボール、セカンド・ボールにしっかり行けていた。いくつかの簡単なミスをやり過ぎた感はあったかもしれないが、ボールを保持している局面では優位に立てていた。その上素晴らしいゴールが4つもあったし、パフォーマンスにも結果にも非常に納得している」
上位がみんな勝った節に自分もきちんと勝つのは本当に重要だ。
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