フットボール・クレイジー
football crazy
silverboy club
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2021年05月30日 21:13
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【Jリーグ第17節】FC東京 0-0 広島
■2021年5月30日(日) 14:00キックオフ
■味の素スタジアム
初夏の暑い日差し。しかし午後ににわか雨があるという予報だったのでヴェスパで行くのは諦め、折り畳み傘を仕込んで出かけた。
2連勝のあと、水曜日に清水に0-3で完敗、再び流れを取り戻すか、このままズルズルとまた沼にハマるかの分かれ道となる試合。中三日での試合で、森重、青木、眷襪箸い辰織瓮鵐弌爾離僖侫ーマンスが気になる。
前節負傷退場となった内田が欠場、右SBには中村拓が入った。アダイウトンに代わって永井が左SHで先発。またウヴィニがベンチに入った。
波多野
中村拓 渡辺剛 森重 小川
田川 青木 安部 永井
オリヴェイラ 眷
序盤から広島がボールを支配、東京は自陣で守備に追われる時間が長くなる。柏戦で快勝してからでも毎試合こういう局面があったが、この試合では立ち上がりから劣勢を強いられ苦しい展開に。
何度かゴール前でシュートを打たれるが、幸い波多野の正面に飛ぶボールが多くしっかりと抑えられている。一方東京の攻撃は単発、ボールを奪っても自陣を出る前に引っかけてしまい波状攻撃を受ける悪い流れが断ち切れない。
22分、左CKを小川が蹴ると中央で森重が頭で合わせるが枠に飛ばず。これが前半唯一のシュートとなる。眷襦▲リヴェイラが厳しく対応され、パスもズレがちで前線にいい形でボールが入らない。押されっぱなしだったが何とかスコアレスで前半を終えた。
前半終了間際から急に激しい雨が降り出し難しいコンディションに。やはり前節ベテランを引っ張ったのが効いているのか特に眷襪離廛譟爾ハマらずボール・ロストを繰り返した。無失点で終えることができたのはラッキーで、後半はワンチャンを決めたい。
後半立ち上がりから東京は猛然と前に出る。46分、眷襪陵遒箸靴らDFラインの裏にボールがこぼれ、ここに詰めた永井が角度のないところからシュートを放つがクロス・バーを直撃。これが決まっていればというシーン。
その後も東京は前半より積極的にボールにアプローチ、中盤での強度を取り戻し、敵陣で攻撃を組み立てる時間が長くなるが、フィニッシュまでは持ちこめない。60分、眷襪紡紊┐禿譴鯏蠧。永井をトップに上げるかと思いきや東がそのままトップ下に。
これで前線にボールの落ち着きどころができたか、主導権は徐々に東京に傾き、前半とは異なって一進一退の中盤での打ち合いになる。飲水タイム明けの72分、永井とオリヴェイラに代えて三田とアダイウトンを投入。三田が右SHに入り田川をトップに上げる。アダイウトンはそのまま左SHへ。
81分、エリア内で横にドリブルした三田がコースを見てシュートを放つがGK正面に。これも悪くはないシュートだったが飛んだコースが甘かった。その後も東京は主にカウンターからゴールを窺うがなかなかやりきれず。
アディショナル・タイムには青木に代えて品田を投入するが奏功せず、結局0-0で引き分けに終わった。
柏戦、G大阪戦とやっていたことがそれほど違う訳ではないが、立ち上がりに先制できなかったことで押しこまれる時間帯が早く来てしまい、前半はほぼ一方的に攻め込まれる展開になった。ここを何とかしのぎ後半は立ち上がりから盛り返したが、この流れから先制できず、結局最後までゴールが遠かった。
しかし、ゴールが出ないなら出ないなりにしっかり守備で身体を張り、とにかく無失点で試合を終えられたことは大きな収穫。失点しなければ少なくとも負けることはない。得点は水物で取れないときも少なくないが、守備はある程度計算できなければならない。
結果論だが、水曜日の試合でターン・オーバーを行いベテランを休ませていれば、水曜日もむしろいい試合ができていたのではないかと思うし、その分今日の試合にフレッシュなメンバーで臨むことができたのではなかったか。
せっかく調子の出てきたメンバーをいじりたくないのは分かるし、ケガ人が多くターン・オーバーもままならないも確かにあるが、その結果水曜日は3失点で完敗、今節もパフォーマンスが落ちて苦しい戦いを強いられる結果になった。
ボールが動き出せば、前に、縦にとボールを付けて行く意識自体は垣間見られ、特に後半はやりたいことが表現できていたように思う。一方でプレスがかからず自陣深いところでブロックを作っての防衛戦になってしまう時間帯がどうしても出てくるのは何とかしたい。エンジンかかるの遅すぎだし、前半に先制されたら終わってた試合でもあった。
数字的にはシュート数3-14、CK4-9、ポゼッション49-51となっており、押しこまれた結果フィニッシュまで行けてないことがはっきりしている。序盤に押しこめなければ敵の攻撃を受けて耐え、疲れてスペースが空くのを待つという戦いが続くのはしんどい。
とはいえ当面強度を高める方向にしか答えはないのは分かっていて、やっていること自体がおかしい訳ではないので、自信を持ってやり続けるしかない。その意味で踏み台にはできる勝ち点1だが、勝てない試合ではなかっただけにチャンスは決めたかったしそもそもさすがにもうちょっとチャンスを作りたかった。
これで東京は17試合を終えて6勝7敗4分で勝ち点22(1試合あたり1.29)で12位。引き続き順位表の下半分から浮上できず、降格圏である17位仙台との勝ち点差は8、ACL圏である3位横浜との勝ち点差は12で、ACLより降格が近いの実情だ。
6月前半はルヴァンカップのプレーオフと天皇杯で、次のリーグ戦は6月19日(横浜FC(A))までない。この期間をどう使い、ルヴァンカップでも結果を出しつつシーズン後半に向けて態勢を立て直すのか、今季の着地点が決まる大事な時期になる。
評点(評点は
ドイツ式
):
波多野(3.5) しっかりシュート・ストップして完封に貢献した。
中村拓(4.5) バランス取らずに成長して欲しいんやけどなあ。
渡辺(4) パフォーマンス戻ってきた。自信も出てきた感。
森重(3.5) また研ぎ澄まされてきている。レベル高い。
小川(4) 守備も大ハズシはしなくなってきた。
田川(4) よく動けている。ゴール欲しい。
青木(3.5) この働きを期待していた。
安部(3.5) 彼のボールへのチャレンジの強度を手本にしたい。
永井(4) この位置からだと特徴出しにくい。
オリヴェイラ(4) ボールが足に付かず。疲れもあるか。
眷(4.5) プレーがズレ続けた。休ませたい。
===
東(3.5) 高めの位置の方がよさが出る感じした。
三田(3.5) シュート決まってればヒーローだったが。
アダイウトン(3.5) 預ければ何かやってくれる感あり。
品田(-) 時間短し。
結局前半の終わり方からハーフタイム挟んで後半頭まで激しい雨が降り、その後やんで帰るときには晴れてた。
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FC東京
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J1リーグ戦
2021年05月26日 23:21
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【Jリーグ第16節】清水 3-0 FC東京
■2021年5月26日(水) 19:00キックオフ
■IAIスタジアム日本平
キックオフまでに何とか家に帰り着きDAZN観戦。リーグ戦5連敗のあと2連勝と波に乗りつつあるが、中三日のアウェイ・ゲームでその流れを確かなものにできるか。この復調が本物かはまだまだ問われている局面で勝ち点が必要な試合。
中三日ということでメンバーをいじるかともおもったが、前節からの変更は一人だけ、安部に代えて東をボランチで器用。森重、青木、高萩とベテランがいる中で、強度の担い手である若い安部だけを入れ替える意味がちょっとよく分からない。
波多野
内田 渡辺剛 森重 小川
田川 青木 東 アダイウトン
オリヴェイラ 眷
東京は序盤からボールを支配し清水陣内で攻撃を組み立てるが、清水の4-4-2のブロックが固く攻めあぐねる。一方で清水は奪ったボールをシンプルに展開、東京が持たされ清水が堅守から速攻を狙う流れに。
14分、自陣での守備となったところでエリア外左寄りからシュートを放たれる。森重にお当たって軌道の変わったボールは波多野が何とか防ぐがこぼれ球がゴール前でルーズになり、これを押しこまれて失点。0-1と早い時間帯に先制を許す。
ここ2試合は先制できており、この試合も早い時間帯の先制点がひとつのゲーム・プランだったと思うが、逆に失点して微妙な雰囲気に。ここで踏ん張れるか、変事対応力が問われる展開となる。
しかし25分、内田が右サイドで敵との接触から倒れ、起き上がることができない。左肩の脱臼と思われ、そのまま担架でピッチ・アウト。29分、代わって中村拓が右SBに入る。想定外の事態でますますエマージェンシー感が高まる。内田が心配。
東京は引き続きボールを握りながら攻めるが決め手を欠く。安部、内田といない選手の穴がどうしても気になってしまうのは仕方ない。後半勝負かと思った前半アディショナル・タイム、右CKからファーで合わされこれがゴール隅に決まって失点。前半終了間際にセット・プレーから追加点を奪われ0-2で前半を終了。最悪の流れになる。
長谷川監督は後半から眷襪魏爾欧道暗弔鯏蠧、三田は右SHに入り、オリヴェイラと田川の2トップになる。ところが49分、敵の左CKをサインプレーでエリア手前に流しこまれる。虚を突かれここからのシュートを許す。これが決まって0-3。何かチ〜ンという感じになってしまった。
その後も東京はオリヴェイラ、アダイウトンを起点に田川、三田、小川らも絡んで押し上げようとするが、清水のブロックが固くこれを破ることができない。62分、東とアダイウトンに代えて永井と安部を投入。永井はトップに入り田川が右SHに戻る。
しかし、基本こちらがボールを持って引いた敵相手に仕掛ける展開となり、スペースがなく永井、田川のスピードが生きない。3点差あるため早くまずは1点が欲しいが時間が過ぎ、連戦の疲れもあってか身体が重そう。
結局最後までゴールが遠く、0-3で試合終了。連勝は2でストップとなった。
入りが悪かった訳ではなく、局面だけを見れば惜しいシーンもなくはなかったが、早い時間の失点と内田の負傷退場で「マジか…」となり、その後はセット・プレーから効果的に加点されて守りきられた。敵の術中にハマったというしかない残念な試合。
先制していればまったく違った景色になっていたのではないかと思うが、思い通りにならないときにピッチ内で修正、調整して何とか辻褄を合わせるところまでの力は今の我々にはないということがよく分かった試合。
中三日の厳しいスケジュールを考えれば、思いきって若手主体にしてターン・オーバーし、この試合は何とか勝ち点1をもぎ取る戦いをするべきだったではないかと思う。週末にまた次の試合があることを考えれば、ベテランは休ませる選択肢もあったと思うが、負けたうえに森重、青木はフルで、高萩も45分使ってしまった。
やろうとしていることはおかしくないと思うので、自信を持って続けて欲しいと思うが、わざわざダイナモをベンチ・スタートにする采配や逆境を跳ね返す力のないチームにはまだまだだなあと思う。
こういう時こそ切り換えて次行きたいが、次節さらに身体が重くなってるとしんどいな。今日の敗戦で次が難しくなってしまった。
評点(評点は
ドイツ式
):
波多野(4.5) 声はデカいが何をコーチしているのか。
内田(-) 時間短し。いなくなると今最も困る選手の一人。
渡辺剛(5) 流れからの失点は最小限に抑えたが。
森重(5) 持たされてフィードの威力も半減だった。
小川(5) 攻撃にはしっかり絡んだがこじ開けられず。
田川(4.5) 得点のにおいはする。早く一本欲しい。
青木(3.5) だから青木を使えって前から言ってたじゃん。
東(5) 東のところでテンポが落ちることが多い。
アダイウトン(4) 相手にしたら絶対嫌な選手のはず。
オリヴェイラ(4) 降りてくることが多くシュートは0本。
高萩(4.5) 前半のみで交代。使いどころを考えないと。
===
中村拓(5) 面白プレーも周囲と息が合ってこそ。
三田(4.5) ボールには積極的にアプローチできた。
永井(4.5) 彼のよさが生きる展開ではなかった。
安部(4) 最初から使いたかった。
アウェイでファースト・ユニを着てくれたのはよかった。
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FC東京
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J1リーグ戦
2021年05月24日 22:45
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【ブンデスリーガ第34節】ブレーメン 2-4 グラードバッハ
■2021年5月22日(土) 15:30キックオフ
■Wohninvest Weserstadion (Bremen)
コンファレンス・リーグへの参加を懸けた最終節。勝ち点1差のウニオンを抜いて7位でシーズンをフィニッシュする必要がある。この試合に勝った上で、ウニオンが足踏みすることを期待するしかない。ローゼ監督の最終戦となる。ブレーメンは残留がかかった試合。
ツァカリア、ヴォルフ、ラツァロを先発起用。クラマー、ホフマン、プレアがベンチ・スタートとなった。この試合がグラードバッハで最後となるヴェントもベンチ。
ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
ツァカリア ノイハウス
ヴォルフ シュティンドル ラツァロ
テュラム
試合は開始早々に動く。3分、右サイドを縦に抜けたライナーからの戻しのパスを受けた中央のシュティンドルがダイレクトでシュートを放つとボールはゴール右下隅に入り先制。グラードバッハが早い時間帯に1-0とリードを奪う。
その後は拮抗した攻防となるが先制したグラードバッハの方が余裕のある戦いに。33分、テュラムがスルー・パスから裏抜けしてネットを揺らすがオフサイドに。大きな見せ場のないまま1-0で前半を終えた。
後半開始間もない52分、ヴォルフのパスを受けてテュラムがハーフウェイからカウンターで独走、ドリブルからそのまま放ったシュートが決まり2-0とグラードバッハがリードを広げる。
さらに58分、シュティンドルのFKにベンゼバイニが頭で合わせると、高く上がったボールがそのままゴールへ。絶対狙った訳ではないと思うがラッキーなゴールで3-0に。これで試合はほぼ決まった。
67分にはギンターのクロスに合わせたシュティンドルのシュートが敵にブロックされたこぼれ球をノイハウスが押しこんでさらに1点を追加、4-0となる。74分にはラツァロ、シュティンドル、テュラムに代えてヴェント、ホフマン、プレアを投入する。
ところが81分、裏への抜け出しを許しゾマーとの一対一から流しこまれて失点、4-1に。副審はオフサイドの旗を上げたが、VARの結果ゴールが認められた。さらに83分、エリア内で敵FWに反転を許しシュートを叩きこまれる。これで4-2に。立て続けの失点でブレーメンがやや勢いづくがさすがに4点差は大きく残り時間も少ない。
84分、ヴォルフとベンゼバイニに代えてヘアマンとヤンチュケを投入、試合をクローズしに行く、このころまではウニオン×ライプツィヒは1-1であり、このままグラードバッハが勝てばコンファレンス・リーグへの出場権を得ることになる。
その後はブレーメンの反撃を断ち切り、4-2で完勝したものの、ウニオンが土壇場でライプツィヒに勝ち越し、2-1と勝利してしまったため、グラードバッハは惜しくもコンファレンス・リーグの出場を逃し、来季は国内の試合のみということになった。
残留のかかったセンシティブな状況にあるブレーメンに対し、序盤早い時間帯に先制したことで終始優位に試合を進めた。終盤の2失点はいただけないが、まあブレーメンの意地ということだろう。シュティンドル、テュラムら取るべき人が取ってシーズン有終の美を飾った。
ヨーロッパの舞台に進出できなかったことは残念だが、まあ1試合あたりの勝ち点1.44でインターナショナルに打って出ようという方があつかましい。34試合を終えて13勝11敗10分の勝ち点49の成績は端的に言って期待外れだった。順位表の上半分にいるだけでも僥倖だ。
特に監督交代を発表してから勝てなくなった時期が本当にもったいなかった。要因はそれだけではないかもしれないが、それが大きな原因であることは間違いない。監督がいい待遇やビッグ・クラブからの誘いで移籍することは別に普通なのでそれをどうこう言うつもりはないが、シーズン途中でスキャンダラスに報じられたことでチームがバラバラになってしまったのは恨みが深い。
特にローゼ監督についてはグラードバッハに近代的なフットボールを持ちこみ、ここから彼との共同作業でクラブが大きく飛躍するという矢先、プロセスの途中での辞任でありもうちょっとチームを作ってから行って欲しかった。多くの人が彼にネガティブな感情を抱いたのも無理からぬことであった。
今季はせいぜいラツァロくらいしか補強がなかったが、既にチームのコアができていたので昨季から継続性を持って戦うことができた。できることなら来季監督が替わってもこのチームのメンバーで戦うグラードバッハが見たいと思う。既にクラブを去ることが発表されているヴェントの他にも何人かが移籍する可能性もある(ラツァロ、トラオレも移籍のようだ)が、骨格は崩したくない。
残念なシーズンだったが、それでもこの順位にいるということは相応の地力がついている証左でもある。来季の躍進を期待したい。
マルコ・ローゼ監督談話:
「今日、ブレーメンには敗者しかいない。我々も試合には勝ったがその一人だ。全体として我々は大変いい試合をした。最後の方では我々はたぶん少しばかりベルリンのことを考えてしまったために2つの失点を喫してしまった。しかし終わってみれば我々にとってがっかりする結末だった。我々はもう少しで、コンファレンス・リーグのプレー・オフへの予選につながる7位になるところだった。クラブにとって来年再び3つの大会に出るということは財政的にも非常に重要なことであった。しかしこの目標を我々は達することができず、そのことは大変残念だ。私はボルッシア・メンヘングラードバッハでの素晴らしい2年間に大変感謝している。私はこのクラブに非常にうまく溶けこむことができた。最初に1年半は非常に素晴らしく、うまく行った。しかし私がBVBに移籍すると発表してからは、クラブの内でも外でも雰囲気が激しく変わってしまった。そして我々はあまりに多くの試合に負けてしまった。こうした雰囲気は再びいい結果を出すことでしかひっくり返すことができない。選手たちはここ何週間、何か月の間、とてつもない重荷を背負うことになった。全体とすれば我々は非常に期待外れのシーズン後半を過ごし、本来たどり着きたかったところにたどり着けなかった。しかし私はここで過ごした時間と想像以上の素晴らしい思い出に感謝したい。ボルッシアが来季再びロケット・スタートできることを祈っている」
長いわ。あとブレーメンが緑のユニだったせいか、グラードバッハはあの冴えない薄緑色のユニではなく黒のサード・ユニにしてくれて嬉しかった。まあ、普通にファーストでよかった気もするが。
まずはユーロ2020、そして選手の去就を見守ることになる。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2021年05月23日 16:31
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【Jリーグ第15節】FC東京 1-0 G大阪
■2021年5月22日(土) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム
せっかくの土曜日なんだからもうちょっと早い時間でもよかった。昼間は雨が降ったりやんだりの天気だったが、夜は雨も上がったのでヴェスパで味スタへ。
前節、柏に勝ってリーグ戦の連敗を5で止めたが、それが単なる僥倖だったのか、それとも何かの手がかり、足がかりになるような実体のあるものだったのか、それがこの試合で問われることになる。水曜日のルヴァンカップではメンバーが違うとはいえ粘り強く戦い、とりわけ二種登録を含む若手が清新なプレーで光を見せてくれただけに、この試合では何としてもホームで勝ち点3を積み上げ、いい流れを確かなものにしたい。
先発は前節と同じ。レアンドロがメンバー外に。品田がベンチ入りしたがルヴァンカップでいいパフォーマンスを見せた蓮川が入ってないのは納得行かない。オマリより蓮川だろ。あとウヴィニはどうしちゃったのか。
波多野
内田 渡辺剛 森重 小川
田川 青木 安部 アダイウトン
オリヴェイラ 眷
開始早々、右サイドを上がった内田が敵DFをかわしてゴール・ライン際から切れこんでクロス、ゴール前のオリヴェイラがこれを難なく頭で押しこんで先制。時計を見たら0分50秒だったがその後の記事などによれば46秒だったらしい。まさに電光石火のゴールで東京が1-0とリードする。
3分には、小川が左サイドからアーリー・クロスを入れると、ファーに飛びこんだアダイウトンが頭で合わせるがボールはわずかにゴール右に外れる。さらに9分、やはり小川が左からファーに浮いたクロス・ボールを入れると、ファーの田川が直接ボレーで合わせるが惜しくもバーを直撃し外へ。この2本のどちらかが入っていればもう少し楽に試合を運べたが追加点は挙げられなかった。
その後も東京は追加点を狙って高い位置からのプレスと早い切り換えて主導権を握るが、時間とともにプレスをかいくぐられるケースが目につき始め、自陣でブロックを形成して大阪の攻撃を受ける流れに変わって行く。先制したことで逆に「リードを守る」意識が出てしまっているのか。
18分、小川からのパスをエリア前で受けたアダイウトンが反転からシュートを放つが敵GKがセーブ。これを最後に東京はフィニッシュまで持ちこめなくなる。一進一退の攻防となるが大阪の方がゴールに近い感触。しかし東京は最後の局面でしっかり身体を張り、また大阪のシュート精度も高くなく何とか前半を1-0で終える。この時間帯をしのぎきったのは大きかった。
開始早々のゴールでリードは奪ったものの、次第に大阪に押しこまれる展開に。もう少し主戦場を押し上げて敵のゴールに近いところで競り合いたい。ワンチャンで追加点が奪えればいいが、それができないなら守りきらなければならない。交代も含め意思統一が重要になる。ふわっとしてるとやられる。
後半に入ると再び高い位置でチャレンジできるようになりチャンスを作る。47分、安部が左サイドから入れたクロスに田川が合わせるがGKがセーブ、さらにオリヴェイラが詰めるがDFにブロックされる。
49分にはオリヴェイラの落としを拾ったアダイウトンがエリア外からコントロール・シュートで狙うが枠に入らず。52分、田川からパスを受けた安部がミドルを狙うがこれも枠外に。押しこんだ時間帯に追加点を取りたかったが決めきれなかった。
その後は互いにチャンスを作りながらも攻めきれない拮抗した展開に。大阪は目に見えて強度が落ち、前半のように押しこまれる時間帯はさほぼない。75分、田川に代えて三田を投入。運動量を維持しながらワンチャンを狙う姿勢は崩さない。
80分、アダイウトンと眷襪紡紊┐禿譴髪憤罎鯏蠧、永井とオリヴェイラの2トップに。大阪は単純な放りこみが増え、東京は余裕を持って跳ね返しながら時間を使えるようになる。90分、オリヴェイラに代えて品田を投入、安部を前線に上げてボールをキープさせながら4分のアディショナル・タイムも使いきり、結局立ち上がりのゴールを守りきって1-0でリーグ戦2連勝となった。
立ち上がりに前から圧をかけて先制、その後は追加点が取れずに苦しんだが、後半に入ると大阪の攻撃もいなせるようになり、最後は敵の焦りにも乗じて突き放せないなりに我慢強く試合をクローズすることができた。
数字的に見ればシュート数9-8、CK3-4、ポゼッション47-53とどちらに転んでもおかしくない試合だったし、押しこまれた時間帯もあったが、アドバンテージを生かしながら要所を押さえて完封できたのは大きい。勝ったことはもちろんだが、2試合続けてのクリーン・シートは次につながる大きな足がかりになる。
しっかり前からボールに行く、取りきる、そこから得点につなげるという意識がある時間帯はチャンスが作れていた。一方でプレスがかかりきらずズルズル下がって自陣での守備戦となってしまう時間帯も引き続きあり、このギャップがどこから来ているのか、切り替えのスイッチはどこかが気になる。
この試合では右SBに入って唯一の得点をアシストした内田の動きが光っており、何度もピンチの芽を未然に摘むとともに、前へとボールを運ぶ推進力にもなっていた。また安部のボールへの執着はプレスの強度を上げラインを高く保つ支えになった。
もちろんこの2連勝で連敗中の課題がすべて雲散霧消した訳ではないし、実際まだまだ足りないところ、相手が相手なら無傷では済まないシーンも多見されるが、結果を出したことでそうした課題にも取り組む時間的な余裕ができた。
リーグ戦はあと2試合を短いスパンで戦った後、そこから3週間のブレイクとなっており、まずはこの勢いで2試合を戦いきって、ブレイクの間にカップ戦(ルヴァンカップ、天皇杯)を戦いながら整理したい。
しばらく順位表を見ていなかったが、あらためて見てみると、東京は15試合を終え6勝6敗3分で勝ち点21(1試合あたり1.40)で11位。5連敗は痛かったと言う外ないが、7位までの勝ち点差は3であり、タイトルは別としてまだまだ何も決まっていないし終わっていない状況。
シーズンの3分の1を過ぎ、そろそろ上下がふるい分けられる時期で、どのクラブも一度や二度は不振に陥る時期があるのだとすれば、この時期までにそれを経験し脱しつつあるのはむしろアドバンテージでもある。
このシーズン中盤を踏ん張ればある程度先が見えてくるので、まずは次の2試合(清水(A)、広島(H))に勝ち、勝ち点ベースで1試合あたり1.50以上、順位表の上半分を目指したい。すべての話はその先にしかない。
評点(評点は
ドイツ式
):
波多野(3.5) 止めるべきところをしっかり止めて完封。
内田(2.5) 内田という男の意味が分かってきた。MOT。
渡辺(3.5) コンディション上げてきた感。地道に行けばよい。
森重(3.5) 軽いプレーもあったが守備を統率し完封を主導。
小川(3.5) 質の高いアーリー・クロスを次々に供給した。
田川(3.5) 惜しいヤツ2本あった。やり続ければ次は決まる。
青木(3) ようやくこの男のスゴみが見えてきた。
安部(3) いい時期の動きが出るようになってきた。
アダイウトン(3.5) 決まらなくてもいるだけで相手は絶対イヤ。
高萩(3.5) 彼の代えがきかないことが最大のリスク。
オリヴェイラ(2.5) あれをきっちり流しこめるのがエース。
===
三田(3.5) 好機に絡みながら時間も上手く使った。
東(-) 時間短し。
永井(-) 時間短し。
品田(-) 時間短し。
蓮川をリーグ戦で見たい。あと森重はやっぱりCBがいい。
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FC東京
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J1リーグ戦
2021年05月20日 01:18
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【ルヴァンカップ第6節】FC東京 1-1 大分
■2021年5月19日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム
昼間降った雨もやみ、涼しい夜に。仕事を早めに終わらせて味スタに向かった。既にグループ首位通過を決めており消化試合となるが、不調のリーグ戦で土曜日にようやく6試合ぶりの勝利を挙げたことを考えれば、この試合もしっかり結果を出しいい流れを確かなものにしたい。
週末のリーグ戦から先発全員を入れ替え。野澤大が公式戦初出場となった他、岡崎、蓮川、バングーナガンデ、品田ら、若いメンバーを起用し、ベンチには森田、梶浦、安田、野澤零の4人の2種登録選手が入った。中村拓は右SHで先発。
野澤大
岡崎 蓮川 オマリ バングーナガンデ
中村拓 シルバ 品田 東
三田 永井
既にグループステージ勝ち抜けが決まっている東京に対し、大分はこの試合に勝てば通過の可能性がある。東京は高い位置からプレスをかけ、ミスを誘って先手を取ろうとするが、大きなチャンスはなかなか訪れない。
一方で連係の乱れからボールの受け渡しがルーズになりボールを奪われるケースが続出。ボールを持てば前に当てる意識はあるものの、判断が遅れてコースがなくなり後ろでボールを動かす時間も長い。
32分、オマリのボール・ロストから完全に裏に抜け出され後追いに。敵FWがシュートしたところに戻った蓮川がギリで間に合いタックル、何とか難を逃れる。前半の大きな見せ場のひとつだった。
そのままスコアレスで前半終了かと思われたアディショナル・タイム、敵陣でのボール・ロストから逆襲を受ける。敵のクロスをいったんはバングーナガンデがクリアするが短く、エリア手前にこぼれたところを敵FWがシュート。これがバングーナガンデに当たってコースが変わり、野澤大は逆を突かれる形になり防げずゴール。0-1とビハインドを背負って前半を終了した。
ミスは多いが思いきってやれる貴重な試合であり、向こう傷を怖れる必要はないのだから顔を上げて前へ前へとボールを動かしていきたい。アリバイのような「抜かれない守備」ではなく「その場で取りきるボールへのアプローチ」をやりたい。
長谷川監督は後半開始から岡崎に代えて2種登録の安田を投入。中村拓が右SBに下がり、東が右SHにスライド、安田は左SHに入る。後半立ち上がりは大分のペースで進み、チャンスを作られるが野澤大の好セーブもありゴールは守る。
63分、品田の縦パスから永井がいったん収めるがコントロールできず、そのボールを何とか東が触り永井にリターン。すると永井はエリア内左寄りからファーを狙ったコントロール・シュート。これが決まり1-1と振り出しに戻る。
66分、三田、永井、バングーナガンデに代えて梶浦、野澤零、大森を投入。バングーナガンデは負傷でピッチ・アウトしており心配。中村拓が左SBに回り、大森が右に入った。
野澤大
大森 蓮川 オマリ 中村拓
東 シルバ 品田 安田
梶浦 野澤零
さらに74分、東に代えて森田を投入。おそらくこのタイミングで3バックに布陣を変更、3-4-3になったと思う。
野澤大
大森 蓮川 オマリ
森田 シルバ 品田 中村拓
梶浦 野澤零 安田
ここからは一進一退。東京はフレッシュなユースの選手らがのびのびと走り回りチャンスを作るが、連係の甘さもあっていい形でフィニッシュまで持ちこむことができない。一方で大分の攻撃も何とかしのぎ、結局1-1の引き分けとなった。
引き分けには終わったものの、2種登録のユースの選手を含め全員が果敢に前を向いて戦おうとした試合であり、不運な失点から追いついての引き分けは価値がある。ミスが多くほめられた内容ではなかったが、オーバーエイジ的に入った永井がきちんとゴールを決めたのも大きかった。
負けてもいい試合だっただけに欲を言えばもっとガツガツ行って何が起こるか見てみたかった。特に前半は慎重にボールを後ろで動かす時間が長かったし、ボールホルダーへのアプローチも顔を見に行く感じのヤツが中心で全然取りきれてなかった。
東京は無敗(3勝3分)でグループ・ステージを突破、次はラウンド16にあたるプレーオフ・ステージで、東京は6月に湘南とホーム&アウェイの2試合を戦う。ホームは駒沢で予定されているようだ。なぜか1位通過の東京が第1戦ホームになっているが…。
その前に、週末のリーグ戦(G大阪戦)でしっかり勝ち点3を積み上げることが必要だ。勝てた試合ではあったが、今日は最低限そこに向けて流れをつなぐ試合にはなったと思う。
評点(評点は
ドイツ式
):
野澤大(5) 好セーブもあったもののまだまだ課題山積。
岡崎(5) DFとして「任せておけば大丈夫」という信頼感がない。
蓮川(3.5) チームを救うタックル。レギュラーでよい。
オマリ(5) Jリーグのスタイルには合わないタイプでは。
バングーナガンデ(4) ボールにはよく触ったがミスも多かった。
中村拓(4) SH起用も思ったほど面白くなかった。
シルバ(4) 軽いミスはいただけないが最後まで走ってくれた。
品田(3.5) もっとバンバンヤバいパス出して欲しかった。
東(3.5) 年長者としてつなぐ役割を果たした。
三田(4) 要求したがボール来ず。手本は示した。
永井(3.5) ゴールと声出しでチームを引っ張った。
===
安田(4) もっとエゴ出してよかった。
大森(4) 選択肢になり得ることを改めて示した。
野澤零(-) 時間短し。
梶浦(-) 時間短し。
森田(-) 時間短し。
週末のリーグ戦が勝負だ。
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FC東京
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ナビスコカップ/ルヴァンカップ
2021年05月16日 12:59
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【ブンデスリーガ第33節】グラードバッハ 1-2 VfB
■2021年5月15日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park
今季ホーム最終戦。最終2節は全試合同時キックオフということで現地15:30キックオフ(但し今季は2試合が翌日となったようだ)。スカパーで生観戦。
グラードバッハは前節バイエルンに0-6と完敗、ELの可能性はゼロではないものの6位レバークーゼンとの勝ち点差が5となり、現実的にはかなり難しくなった。残り2試合に勝ち、あとは何が起こるか見てみるしかない。
シュティンドルが先発に復帰、クラマー、プレアが先発し、ツァカリア、エンボロ、ラツァロがベンチ・スタートとなった。
ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
クラマー ノイハウス
ホフマン シュティンドル テュラム
プレア
試合は互いに積極的にボールにアプローチし素早く敵ゴールに迫ろうとする緊張感のある展開に。グラードバッハがボールを支配し、VfBがそれにチャレンジしてカウンターを狙う形になるが、ともに守備も集中しており一進一退の攻防となる。
グラードバッハはテュラムの単騎サイド突破などからいくつかチャンスを作るものの決めきれず、一方VfBのカウンターは敵のシュート精度の低さにも助けられてしのぐ。33分にはスルー・パスを受けて裏にでたテュラムが決めるがオフサイド。
スコアレスで前半終了かと思われた45分、エリア内でボールを持ったクラマーが縦に持ち出しゴール・ラインいっぱいのところから中央に浮き球で折り返す。これをファーのシュティンドルが蹴りこんでゴール。いい時間帯に1-0と先制する。
後半になっても互いにチャレンジを続けるがゴールは決まらず。51分、CKにエルヴェディが頭で合わせるが敵GKにセーブされる。65分、ホフマンに代えてラツァロを投入、そのままウィングに入る。
72分、エリア手前で収められ、ここからターンしてのシュートを許す。これが人の間を縫って枠に飛び、ゾマーの手も届かずゴール。1-1と同点に追いつかれる。DFは揃っていたが打って来られるとは思ってなかったタイミングか。試合は振り出しに。
さらに77分、やはりエリア手前からシュートを打たれ、これが密集に当たってコースが変わりゴールへ。5分の間に1-2と逆転を許す。やはりシュートは打たねば入らないし、打てば何かが起こることもあると納得する2ゴールでビハインドに。
78分、プレアとノイハウスに代えてエンボロとツァカリアを投入、再逆転を狙いに行くがゴールを割ることはできない。84分、クラマーに代えてヴォルフを投入、バランスを崩しても前線に人を増やしパワープレー気味に圧をかけるが奏功せず、結局1-2で痛い逆転負けとなった。
この結果、6位レバークーゼンとの勝ち点差は6に広がり、残り1試合での逆転は不可能となったため来季のELは消滅した。勝っていれば勝ち点差は3となり、ELの目はワンチャン残っていたが自分が負けたのではどうしようもない。
なお、来季からヨーロッパ・カンファレンス・リーグというなんちゃってELみたいなヤツが始まるらしく、7位になればその出場権が得られるということらしい。この試合の敗戦でグラードバッハは8位に後退したため、最終節で7位のウニオンを抜き返す必要がある。
せっかく前半終了間際のいいタイミングで先制したのに、後半あっさり逆転されるところが今イチ噛み合わなかった今季を象徴するような試合だった。
あと1試合あるが、開幕から安い失点で勝ちきれない試合が続き出遅れた上、監督交代をめぐるわちゃわちゃで連敗の沼にハマり中位での戦いを余儀なくされた侘しいシーズンとなった。本当はもっと上にいるはずだった。残念だしもったいなかった。
マルコ・ローゼ監督談話:
「我々はここホームでVfBと対戦してヨーロッパに一歩近づきたかった。だからこの敗戦はもちろん苦々しい。選手たちは前半は全体として非常に規律のあるゲームをしてくれた。多くを投入ししっかり働いた。そしてリードを得たが、その後は再び今季しばしば陥った問題を再び抱えてしまった、このことははっきり言っておかなければならない。先制のゴールのあと、2点目を取るチャンスはあった。VfBはハーフタイムの後、整然と試合に入ってきたが、我々もそれをとてもしっかりグリップできていた。しかし70分を過ぎたところから我々はボックス周りの集中しなければならない状況であまりにも受け身になってしまった。我々は常に数で上回る状況を作っていたにもかかわらず、ボールホルダーをエリア近くでしっかりとプレスすることができず、そうした状況を作らないようにすることもできなかった。そうやってミドル・シュートのゴールと当たってコースの変わるゴールが生まれてしまった。最後に我々はもう一度すべてを試みたが、それにもかかわらず試合には負けてしまった。いい気分ではない。選手たちは非常に落胆している。ヨーロッパの舞台は我々自身の手の中にはない。今はもう一度すべての力を動員して、ブレーメンでの試合に勝ち、同時にベルリンでも我々の望む方向に進むことを望むしかない」
この試合では来季のファースト・ユニを着用。白基調で肩から背中に緑の帯がついている。まあ買うとは思うけどちょっと見慣れるのに時間かかりそう。今季はオシャレやったけど何か体操服路線に戻った感あり。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2021年05月15日 21:45
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【Jリーグ第14節】柏 0-4 FC東京
■2021年5月15日(土) 16:00キックオフ
■三協フロンテア柏スタジアム
現地でステルス応援したかったがチケット争奪戦に敗れ自宅DAZN観戦。気持ちのいい初夏の陽気だがとにかくリーグ戦5連敗中で何とか勝ち点を取らなければならない。形は何であれ結果が欲しい。前節守備を意識しすぎて自滅、もう後がない。
前節から大きくメンバーを変更、右SBに負傷離脱していた内田が先発、眷襪今季リーグ戦初先発となった。森重は前節に続いてCBでの出場。前線では永井がベンチ・スタートとなりアダイウトンが先発した。
波多野
内田 渡辺剛 森重 小川
田川 安部 青木 アダイウトン
オリヴェイラ 眷
東京は序盤からハイ・プレスを敢行、奪ったボールからのショート・カウンターを狙う。一進一退の押し合いとなるが、11分、安部からのスルー・パスを受けたアダイウトンが左サイドを縦に抜け、敵DFを振り切ってゴール・ライン際からエリアに侵入、ファーにラスト・パスを送るとオリヴェイラがこのボールを頭で押しこみゴール。早い時間帯に1-0と先制する。アダイウトンの個の力だが高い位置から仕掛けられたのが効いた。
さらに17分、柏のバック・パスが乱れたところを眷襪さらいそのままショート・カウンター。敵GKとDFを引きつけてから左を並走したアダイウトンにラスト・パス。ボールはやや流れたもののアダイウトンがスライディングしながらこれを押しこんでゴール。2-0と追加点を挙げリードを広げる。
その後も18分、左サイドのタッチ・ライン際で安部からのパスを眷襪フリックするとこれを受けたアダイウトンが裏に抜け出す。そのままエリアに侵入、角度は厳しいところだったがそのままシュートを放つとボールはバーの下をたたいてファーにネット・イン。あっという間に3-0となる。大勢はこの時点で決まったと言っていい。
その後は修正してポゼッションから反撃の機会を作ろうとする柏に対して東京が受けに回り、奪ったボールからシンプルに追加点を狙う展開に。自陣で守備に追われる時間が長くなるがゴールは許さない。45分、自陣での眷襪FK一発で裏に抜けたアダイウトンがシュートを放つが敵GKにセーブされる。3-0で前半を終えた。
序盤のチャンスを決めきったことで優位に立ったが内容的に必ずしも敵を圧倒している訳ではない。流れを持って行かれると苦しい展開になるので無失点のまま試合を進めたい。眷襪前線で自由に動き回りボールをつないでいるのが大きい。後半は試合運びの巧拙が問われる。
しかし後半立ち上がりから柏に押しこまれる状態に。ボールを持たれ、自陣で防戦一方に。前節を思い出すドン引きの状態を余儀なくされるが、ブロックは崩さず、最後のところは波多野のセーブもあり何とかゴールは死守する。
67分、アダイウトンとオリヴェイラを下げ、東と永井を投入、そのまま東が左SH、永井がトップに入る。ブロックをコンパクトに保ちながら最終ラインを押し上げる戦略か。今日の得点者をまとめて下げる采配に監督の覚悟を見る思い。
これにより主戦場が東京陣内から中央のサードに移動、東京は奪ったボールを前線に展開できるようになり始める。73分、内田からのパスを受けた永井がエリア内で敵DFを背負いながらキープ、走りこんだ内田にラスト・パスを出すが内田のシュートは惜しくもバーをヒット。決まっていればほぼ試合終了だったが。
83分、青木が右サイドで時間を作りゴール前にクロス。飛びこんだ永井が頭で合わせるが枠には飛ばず。86分、田川に代えて三田を投入。東京は敵陣でボールを動かしながら時計を進める。
アディショナル・タイム、三田からのパスを受けた永井がエリア内に持ちこみ、ファーを上がった三田にラスト・パス、三田がこれを流しこんでゴール。とどめを刺す形となり4-0に。このまま試合は終了、東京がようやく連敗を脱し4-0とリーグ戦では1か月以上ぶりとなる今季6勝目を挙げた。
前節までと比べてそこまで内容がよくなった訳ではないが、序盤に前プレからのショート・カウンターで勝負をかけに行ったのが奏功して3ゴールという望外のアドバンテージを得たことから、その後も踏ん張ることができたと思う。先制点やっぱり大事。
後半最初の15分から20分くらいは前プレが効かず下がっての守備一辺倒になって連敗中を思い出すイヤな感じもあったが、最後のところは身体を張って守れていたし、やはり3点のリードがあったことで固くなることなく粛々と耐えるべき時間帯を耐えることができたし、選手交代で押し返せたのも勝因。
攻撃面では前線でボールを動かした眷襪梁減澆やはり大きく、青木と安部のボランチ・コンビもしっかりボールを狩り、時間をかけずにつないでリズムを作った。最終ラインでは森重がここしかないというポイントでボールを奪う能力の高さを見せ、またフィードでもひとりレベルの違いを見せた。こうした後ろの踏ん張りがあってこそオリヴェイラとアダイウトンの個の強さが生きるということがよく分かった。
シュート数7-13、CK4-12、ポゼッション40-60と内容的には柏がボールを持ち仕掛けるゲームだったが、それを耐え、少ないチャンスを個の力も生かしながら決めきって勝つという東京のひとつの勝ち方を「思い出した」試合。この勝ち方に再現性があるかといえば難しいところで、それもあってこその4-3-3だったり森重アンカーだったりした訳だが、この試合では内容はどうであれ結果を出したことがまず重要。
修正のベースを作るにはまず一つ結果が必要だったところで、ようやく手がかりを得ることができた。次が大事。
評点(評点は
ドイツ式
):
波多野(3.5) 不安定なのもあったけどシュートストップ見せた。
内田(3) 復帰していきなりフル稼働。シュート惜しかった。
渡辺剛(3.5) 完封に貢献。意地を見せた。前節は何だったのか。
森重(2.5) 最終ラインからのキラー・フィードは涙出たな。
小川(3.5) 強さ見せたがお粗末なプレーもいくつかあった。
田川(4) 守備タスクをこなした分前線が遠くなった。
安部(3) 安部の守備の仕方はひとつのお手本になっている。
青木(3.5) 中盤でのポジショニングが素晴らしい。
アダイウトン(2) 2ゴール1アシスト。頑張りが報われた。
オリヴェイラ(2.5) もうほんとサンキューしかないわ。
眷(2.5) 小川に「下がんな」と怒鳴る姿に涙した。
===
東(3.5) 途中出場でゲーム締める役割が合っていた。
永井(3) 終盤の苦しい時間帯にチームを支えアシスト。
三田(-) 時間短し。決めきったのはエラい。
アウェイでファースト・ユニ着てくれた時点で既に胸アツだったわ。
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FC東京
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J1リーグ戦
2021年05月11日 20:23
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【ブンデスリーガ第32節】バイエルン 6-0 グラードバッハ
■2021年5月8日(土) 18:30キックオフ
■Allianz-Arena (München)
先に行われた試合でライプツィヒがBVBに負けたため、その時点でバイエルンの優勝が決まっているが、こっちはELがかかった真剣勝負。これも先に行われた試合で6位レバークーゼンが引き分けたので、この試合でバイエルンに勝てばレバークーゼンとの勝ち点差は2に縮まり、残り2試合での逆転は現実的にスコープに入って来る。
簡単ではない相手だが、ここ数年少なくとも勝敗だけを見れば五分の戦いをしており、既に優勝が決まっていることもあってゆるっと試合に入ってくれれば十分勝機はあるのではないかと甘い期待を抱いて日曜日の朝6時半に早起き、スカパーの録画を見た。
ホフマンがケガから復帰して先発。同様にケガ明けのシュティンドルはベンチ・スタートとなった。
ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
ラツァロ ツァカリア ノイハウス ホフマン
テュラム エンボロ
開始早々の2分、下がりながらの守備となり右サイドからファーに大きく振られたクロスにワントラップから決められて早くも失点。0-1と先制を許す。この時点で脳内でかすかに「チ〜ン」と音がしたような気はしたが聞かなかったことにした。大外とはいえ最も気をつけなければならないFWを軽くフリーにしてしまった。
その後ものびのびとプレーするバイエルンの圧に押されピンチの連続。一方的という訳ではなく奪ったボールは素早くつないでアタッキング・サードまで侵入はできているが最後のところで決められない。早い時間帯に追いついていれば結果は違っていたかもしれないが。
23分、左サイドをドリブルで持ち上がったベンゼバイニが敵のいないところで転倒したまま起き上がらずボールがルーズに。これを拾われて逆襲を受け、左サイドからファーに振ったボールを折り返され、ペナルティ・スポット付近からシュートを許す。これがツァカリアに当たってコースが変わり失点。0-2と追加点を許す。
ベンゼバイニはその後普通に立ち上がっておりあの座りこみは何だったのか。すぐに後追いしていればと思うが直後は足に違和感があったのかもしれない。仕方ない。かなりはっきり「チ〜ン」という音が聞こえたように思う。
さらに34分、中央から右サイドへ斜めに出されたパスをファーでダイレクト・サイド・ボレーで叩きこまれ0-3に。44分にはカウンターから左サイドに出されたラスト・パスからシュートを許し0-4。ワントラップから完全にフリーでシュートを打たれるザルぶりで完全に試合終了と思ったがまだ半分しか終わってなかった。
ローゼ監督は後半からテュラムとラツァロに代えてプレアとヴォルフを投入したが意図が不明。何もしない訳にも行かないという程度の交替。
後半に入っても優勝のプレッシャーから解き放たれ本来の力を思うがままに行使するバイエルンに対してグラードバッハは劣勢に。一矢報いるべくプレアとエンボロを使ってチャンスを作るがゴールは遠い。
65分、エリア内で敵のシュートをブロックしたノイハウスの腕がボールに触れているとして警告を受けPKを与える。最初はプレーが続けられたが、VARの介入により主審がOFRを行いハンドの判定となった。これを決められて0-5に。
75分、パスを受けて裏に抜け出そうとしたエンボロを止めようとしたということで敵DFが退場となる。これもVARの介入によるOFRでの判断となった。ファウルそのものはそこまでひどくなかったので決定的な得点機会の阻止との判断か。
84分、エンボロに代えてヘアマンを投入するが、86分にはカウンターからのラスト・パスをフリーで流しこまれ0-6に。前節ビーレフェルドに5-0で勝って稼いだ得失点差を全部吐き出したうえにお釣りまでもらっての完敗でELは果てしなく遠くなった。
この試合、シュート数14-22、CK3-5、ポゼッション42-58と、スコアほどの差はないが、ここというところで容赦なく決める力の差が出たと言う外ない。試合前に優勝が決まってしまっていたことも結果的にはバイエルンをリラックスさせた。この試合で優勝が決まるという状況だった方がもう少し緊張感のある試合になったかもしれない。
もうシーズンのこの時期にこの状況で内容云々しても仕方ないけど、流れ次第ではもっと締まった内容になるはずだったもったいない試合。我々も何もできなかった訳ではなかったが、得点機のうち一つでもなるべく早い時間帯に決めておきたかった。
これでグラードバッハは32試合を終了して12勝10敗10分、勝ち点46(1試合あたり1.44)で順位は7位と変わらないが、EL圏である6位のレバークーゼンとの勝ち点差は5に開いた。残り2試合、レバークーゼンが連敗しグラードバッハが連勝するしか勝ち上がることはできない。可能性がある限りそこを目指すのは当然だが、現実的には厳しい状況となった。
マルコ・ローゼ監督談話:
「0-6というのははっきりした結果で議論の余地はない。我々はたくさんのことを準備し、ここミュンヘンで何かを持ち帰ろうとすれば、守備も攻撃同様確信と強度がなければならないと事前に話し合ってもいた。強度に関しては我々は90分を通して続けることができなかったし、確信については失点を重ねるごとに失われてしまった。最初の30分は我々もいくつかいいカウンターの形を作り、ゴールも脅かした。しかしドタバタした2点めの後、いろんなことが一度に起こってしまった。バイエルンは真のチャンピオンでありゴールのたびにプレーする喜びが増えて行ったようだ。我々はその逆にどんどん受け身になって行った。そうやって最後にはこの明らかな結果になってしまった」
興味は徐々に来季のユニと選手の去就やな〜。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2021年05月10日 15:34
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【Jリーグ第13節】鹿島 3-0 FC東京
■2021年5月9日(日) 17:00キックオフ
■県立カシマサッカースタジアム
何か中途半端な時間からの試合。茨城県は首都圏ではないので遠征範囲外ということで自宅DAZN観戦。初夏の穏やかな陽気だ。
リーグ戦4連敗で迎えるアウェイ鹿島戦。水曜日のルヴァンカップ神戸戦で引き分けたとはいえ無失点と立て直しの糸口が見えた気がしている。監督も基本に立ち返る旨のコメントをしており、まずは失点を減らすことから始めたい。
渡辺剛がメンバー外となり森重が最終ラインに。布陣を4-4-2にして前線にオリヴェイラと永井を配する先祖返り的なフォーメーションとなった。ウヴィニがリーグ戦初めてベンチ入り。
波多野
蓮川 森重 オマリ 小川
三田 シルバ 青木 東
オリヴェイラ 永井
立ち上がりこそ拮抗した戦いに見えたが、徐々に鹿島がボールを握り東京陣内で波状的に攻撃を仕掛ける展開に。東京はラインの設定が低く跳ね返しに専念、拾ったボールも起点が低すぎて前につなげず、自陣から出られない状態が続く。
8分、敵のスルー・パスで裏に出たボールに波多野が反応しダイビングで確保しに行くが、このときに敵FWに顔を蹴られる形となり左目脇が赤く腫れる状態に。しかし治療してプレーは続行する。
22分、右CKに波多野が飛び出しパンチングしようとするがその手前に飛びこんだ敵FWに頭で合わされ失点。早い時間の失点は避けたいとガチ守備で臨んだはずがやはり0-1と先制を許してしまう。
こうなってからが勝負だと思ったが、その後も高い位置でのプレスが効かず、ズルズルと自陣深くに引きこもって鹿島の攻撃を受ける流れは変わらず。とにかくゴール前の狭いところに人が集まっているので単純な放りこみには対応できているがそこから出られない。
前半終了間際の45分、自陣でボールを回され、エリアの左角あたりからシュートを打たれる。これがファー・ポストに当たってゴールになり0-2に。中は固めたがボール・ホルダーにアプローチできずフリーで打たせた。2点ビハインドで前半を終了。
守備の意識が引いてブロック作るところに集約されてしまい、前からのプレスとそれに連動した押し上げがないためにもうクリア一本やりみたいな状況になっていてサンドバッグ状態。相手の顔を見に行くような形式的な寄せになっていない寄せが多い。
長谷川監督は後半からオマリ、三田、東に代えてウヴィニ、安部、中村拓を投入、3バックにして巻き返しを狙う。中盤は青木をアンカーにした3枚に。
波多野
森重 ウヴィニ 蓮川
中村拓 シルバ 青木 安部 小川
オリヴェイラ 永井
これによって東京は戦場をやや前に押し上げることに成功し、中盤での押し合いになるが、いったん切れてしまった攻撃のラインは容易にはつながらない。鹿島からはオリヴェイラに入ったボールさえつぶせばいいのだから的は絞りやすいだろう。
それでもウヴィニを中心とした粘り強い守備で失点を防ぎ、2点差のままで反撃の糸口を窺う時間帯が続く。68分、永井に代えて田川を投入、田川はそのままトップに入る。
71分、少ないタッチでパスをつなぎ、左サイドでボールを持った小川が中央にクロスを送ると飛びこんだ田川がヘディング・シュートを試みるがヒットせずボールは枠外へ。この試合唯一のチャンスと言えるチャンスだった。
75分、シルバに代えてアダイウトンを投入。田川をワントップに、左右にアダイウトンとオリヴェイラを配し3-4-3ぽい感じになったかと思うがよく分からない。オリヴェイラ、アダイウトンとボールを収められる選手が増え、前を向けるシーンは増えたものの、逆にいうとそこしか起点がないのでハメやすい。フィニッシュまでは相変わらず持ちこめず。
87分、左サイドから中央にクロスを入れられると、ファーから入った敵FWに足許で合わせられる。対応した中村拓の足許にボールが落ちたがコントロールできないままボールもろともゴールに入ってしまい失点、0-3となりここで「チ〜ン」と脳内で音がした。
アディショナル・タイムにもシュートのこぼれ球を蹴りこまれ0-4かと思ったがこれはオフサイドとなり、結局0-3で試合終了。見てるだけでメンタルを削られるしんどい敗戦で東京はリーグ戦5連敗となった。
この試合、シュート数2-19,CK1-12、ポゼッション42-58とほぼ東京陣内だけで試合が進んでいたことを数字も裏づけており、あまりにブロックを固めの専守防衛に意識が行き過ぎて詰んだ感のある試合だった。
小川のコメントでは「前節のマリノス戦で、全員が食いつき過ぎてやられたという話になっていた」からこの試合では逆に下がり過ぎた、ということになっているが、前節食いついてた感はなく、むしろもっとガッついて前で取りきらないととこちらからは見えていただけにこのギャップは何なんだろうと思った。
結局、東京のプレスのかけ方が、少ないタッチ数でボールを止めずに人もボールも動き続けるモダン・フットボールに対して有効でなくなっているということで、自分たちはガッついてるつもりでも軽くいなされて運ばれるので、選手からは「食いつき過ぎてやられた」、見てる側からは「ボールにアプローチできてない」と見えているのではないか。
安部のような「ワンタッチで捌くこと自体を許さない」予測に基づく素早くしつこい寄せと絡みが必要で、ボールを追って寄せに行ってもワンタッチで捌かれて置いて行かれる、トラップでかわされて後追いでファウルになる、といったシーンが続出し、選手の意識とは逆に「プレスがかかってない」という評価になっているように思う。
だからといって早々に引きこもるとこの試合のような展開になり、さすがに90分ボールを持たれて自由にやられると、いくら真ん中を固めてもセット・プレーやミドルでヤられることになるし、攻撃の糸口すらつかめない。「守備意識を高めた」ことがきっちり裏目に出た試合となってしまった。
シュート数が多くてもゴールに結びつかなければ仕方ないが、それにしても2本とはちょっと何をしていたのかという世界だし、永井を前線においてもそこにボールが出てこないので何のために先発させたのか分からなかった。中盤に起死回生の一発モノのパスが出せる眷襪鮹屬韻覆ったのかとは思ってる。
あと、後半から出たウヴィニはよかったと思う。チームを鼓舞しながら責任を果たすというリーダーの役割を引き受けてくれていたと思う。パフォーマンスもしっかりしていたのではないか。新しく入った外国人選手にその役割を期待しなければならないのはなんでやねんというのは置いといて。
順位表はここ2、3週間見てないが、まずは目の前の試合に勝つことが何より必要なのでそれでええわ。
評点(評点は
ドイツ式
):
波多野(5) チームにとって価値あるコーチングできてるか。
蓮川(5) 粗はあっても使い続けたい。
森重(5) こういう時にピッチ内で声出すのが仕事だが。
オマリ(5.5) 空中戦以外のところがちょっとヤバい。
小川(5) 特徴が出せないまま守備に追われて1日が終わった。
三田(5) 幾分はマシなプレスができていた。
シルバ(5) いいプレーもあるがミスもあって評価難しい。
青木(5) 余裕持ってボール扱うシーンなし。
東(5) 彼がワンタッチで捌けると世界が変わるはず。
オリヴェイラ(4) 収めても収めてもサポートなし。
永井(5) まったく力を出せなかった。
===
安部(4) この人のプレスだけが見るに足りた。
ウヴィニ(4) この人を軸に考え直すか。さすがの出来。
中村拓(5) やっぱり守備より攻撃の人。
田川(4.5) あのシュートが決まってればなあ。
アダイウトン(4.5) アダに点取らせたいなあ。
監督は替えなくていいから優秀な参謀が欲しいなあ。
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FC東京
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J1リーグ戦
2021年05月05日 20:56
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【ルヴァンカップ第5節】神戸 0-0 FC東京
■2021年5月5日(水) 15:00キックオフ
■ノエビアスタジアム神戸
兵庫県も緊急事態宣言が出ているので無観客。スカパー観戦だが映像を見る限り屋根を閉めて行われたようだ。
東京は何か前節の引き分けでグループステージ突破が決まっていたようで、ある意味消化試合。リーグ戦がアレなだけに、この試合で何を試し、それをどうリーグ戦に還元するかが問われる試合になる。
前節に続いて直近のリーグ戦からはターン・オーバーを実施。ウヴィニ、岡崎、眷襦∪通據▲丱鵐亜璽淵ンデらが先発。眷襪鬟肇奪弉爾肪屬い4-4-2の布陣となった。
波多野
中村拓 ウヴィニ 岡崎 バングーナガンデ
三田 安部 青木 東
眷襦‥沈
中盤で主導権を争う展開になるが、神戸の方がポゼッションに優れ、東京は前プレからショート・カウンターを狙う形に。
序盤は神戸に押しこまれたが、11分、三田の蹴った左CKからのこぼれ球をファーの中村拓がシュート。角度の難しいところから枠に飛ばしたが敵GKがファイン・セーブ。
その後は一進一退の展開となるが、ボールを奪っても今ひとつ連係が合わずボールを前に運べない。自陣でバタつきシュートを打たれるシーンもあるが、波多野の好セーブもあってゴールは許さない。ブロックはしっかり作れている印象で、スコアレスで前半を終了。
後半から田川と東に代えてアダイウトンとシルバを投入。シルバはボランチに入り安部が左SHにスライド。
アダイウトンのところでボールを持てるようになって攻撃にタメができるのと、ボールへのアプローチが前半よりも整理されたこともあって形はよくなるがゴールは遠い。
56分、三田に代えて品田を投入、そのまま右SHに入る。神戸はベンチに置いていたリーグ戦レギュラーを投入、ポゼッションを高めてくるが、東京はブロックを固め、ボールへの意識も高く大きな隙は作らない。
アディショナル・タイムには中村拓に代えて大森を投入、押しこまれる時間も長かったが守りきり、スコアレス・ドローで終了となった。
ポゼッションを神戸に譲ったがしっかりとブロックを構築、特に後半はボールホルダーへのアプローチやセカンド・ボールへの意識も明確で無失点に抑えた。シュート数は9本で枠に飛んだものもあったがもう少し打たないとかな。攻撃は水ものなので。
ただ、前に付ける意識が見えるシーンもあり、攻守にチャレンジの意識は窺われ、特に守備の部分で曖昧にしてほわっとヤられるシーンは随分減らせていた。もともとスマートなフットボールで圧倒的に勝ってきた訳でもなく、ガッついてゴリゴリやることで敵を凌駕してきたチームなのだということをちょっと思い出した。
勝ちたかったが早い時間にサクッと失点して自滅する最近の傾向への対策か、まず守備の約束ごとを確認して失点を減らすところからというオーソドックスな戦い方でリーグ戦へのヒントある試合だったと思う。
これで東京はグループステージ首位通過を決めたらしい(対戦相手等は未定)。今日の試合から何を学び、それをリーグ戦に落としこんで行けるか。クラブとしての対応力が問われている。
評点(評点は
ドイツ式
):
波多野(3) シュート・ストップで存在感見せた。完封に貢献。
中村拓(4) ハイリスク・ハイリターンを地で行く男。
ウヴィニ(3.5) 守備に安定感。リーグ戦で使ってみる価値ある。
岡崎(4) ミスもあったが東京の成長には欠かせないピース。
バングーナガンデ(4) よさも見せたがまだまだ足りないところも。
三田(3.5) 骨惜しみしない働きで完封に貢献。
青木(4) ボールを動かしたがイージーミスあり。
安部(3.5) ボールへのガッつきは周囲のお手本になった。
東(3.5) 今日は前を向いて戦う姿勢が見えた。
眷(3.5) 随所に唸らせるプレー。リーグ戦で見たい。
田川(4) やや空回り。ゴールを狙いに行く姿勢はいい。
===
アダイウトン(3) ひとりでやれるがサポートは早く。
シルバ(3.5) 中盤で刈り取るディフェンスに真価。
品田(4) やはり中盤の底で使いたいタイプ。
大森(-) 時間短し。
この流れを生かすためにも今季の目標修正をしっかり考えて欲しい。
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FC東京
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ナビスコカップ/ルヴァンカップ
2021年05月01日 18:16
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【Jリーグ第12節】FC東京 0-3 横浜FM
■2021年5月1日(土) 14:00キックオフ
■味の素スタジアム
緊急事態宣言発出に伴う都知事からの要請で無観客試合に。既にチケットも買ってあったが払い戻しになるようだ。風が強く一時雨が降る曇り空の天気。
東京はリーグ戦3連敗中。水曜日のルヴァンカップでは1-1の引き分けだったがこの試合も先制を許しセットプレーからの得点で何とか追いついた流れで状態はよくない。無観客とはいえホームでもあり反転攻勢の足がかりとなる勝ち点を積み上げたい。
右SBには内田が先発。また前線では前節のアダイウトンに代わって田川が先発。永井はルヴァンカップのフル出場に続いての先発となる。
波多野
内田 渡辺 オマリ 小川
東 安部 森重 田川
オリヴェイラ 永井
開始早々にアクシデント。1分、右サイドから切れこもうとする敵FWと交錯する形で内田が倒れこむ。ピッチに入ったメディカルからすぐに続行不可のサインが出され、3分には蓮川を投入して内田はそのまま負傷退場。左肩を押さえており脱臼かもしれない。
互いにコンパクトな中盤で主導権を争うが、横浜がボールへのアプローチやポジショニングで上回り、セカンド・ボールを回収しながら優位に試合を進める。東京は内田が抜けたショックもあってか調整に時間がかかる。
8分、左サイドの裏を取られ、ゴール・ライン際からエリアへの侵入を許す。ここから中央に送られたボールにファーで合わされ失点。早い時間帯に先制を許し0-1とビハインドを背負う。小川が高い位置に置いて行かれ、オマリが釣り出されてファーががら空きになってしまってフリーでのシュート、打ち損じを打ち直す時間まで与えてしまった。
その後もボールの動かし方に迷いのない横浜に対して東京はバタバタした攻撃になるが、それでも10分には小川がFKから直接狙うなど積極的に仕掛けて行く。18分には左CKからのクリア・ボールを東がダイレクト・ボレーでシュートするがGK正面。
飲水タイム後は東京がセカンド・ボールを拾って前に向いて仕掛ける時間帯となるが決めきれず。40分、敵の執拗なファウルにいら立った森重が倒れた敵MFを蹴り両軍入り乱れる騒ぎに。結局警告で済んだが退場でもおかしくなかった。ヤバかった。
前半はスコアレスで終了。想定外の交替がありバタつく中で失点はしたものの、その後は主導権までは取れなくてもチャンスは作りフィニッシュまで持ちこめている。前半のうちに追いつきたかったが悲観する必要はない。
後半の立ち上がりは東京が果敢に前プレ。前半と異なり取りきる勢いでボールホルダーに強く行くようになりリズムが生まれる。しかしここに魔物が潜んでいた。
52分、左サイドで小川が敵FWに抜かれ裏に持ち出される。中央へ送られたボールを簡単に押しこまれて失点、0-2とリードを広げられる。左サイドに出されたパスがオフサイドに見えたがVARによるチェックの結果もゴールは認められた。
これで流れは大きく横浜に傾いた。55分、田川、東、オマリに代えてアダイウトン、三田、青木を投入。森重がCBに落ち、青木がアンカー、三田と安部がインサイド・ハーフになり、永井をトップにした4-3-3にシフトしたように見えた。
ところが61分、最終ラインからのパスをカットされ、右サイドにスルー・パスを通される。ダイレクトで打たれたシュートは波多野がセーブするが、ゴール前にこぼれたボールを敵FWに難なく押しこまれさらに失点。0-3となりここでほぼ試合は決まった感。
その後は個の奮闘も孤立感が強く全体が連動しない。75分、オリヴェイラに代えてレアンドロを投入したが士気は上がらず、42分、アダイウトンが左サイドのゴール・ライン際から角度を作ってシュートを打ったが敵DFがギリギリでブロック。
結局最後まで横浜ゴールを割ることができず、0-3での完敗となった。失点後も何とか踏ん張り、反撃の芽も見えたが前半のうちに同点にすることができず、後半も悪くない入りをしたが起点をつぶし損ねて追加点を許したところで流れを見失った。
川崎や横浜、鳥栖、名古屋のような個の強さとチームとしての戦術が規律や約束ごとで連動しているクラブと戦うと、東京の場合は個の強さはあるものの、戦術の幅がないのに加えて約束ごとが雑で連動性が甘いように見えてしまう。
いずれにしてもこの時期にこんなことを考えているようではシーズン目標のリーグ・タイトルはもうムリと言う外ない。もちろん可能性がある限りは目の前の試合をひとつひとつ全力で勝ちに行くしかないが、クラブとしてここから何をどう立て直し、どこに向かうかをはっきりコミットするべきだと思う。
やっていること自体はそこまでおかしい訳ではないが、リーグ全体が強度を高め切り替えの速いフットボールに向かおうとしている中で、ファスト・ブレイクを標榜していた東京の優位性は失われ、それを補完するものとして取り組んできたアンカー・システムによる後ろと前のリンクも、2シーズン目になっても確たる成果が得られていない。
前プレも簡単に外されてボールを運ばれるシーンが増えるなど、競合する他のクラブの研究や対策によって我々の戦術が陳腐化する以上のスピードでの進歩や成長がないことがどん詰まりの状況を生んでいるのではないか。
この試合も横浜のポジショニングや前プレの徹底などに比べて、東京はパス・スピードも動き直しも判断もどれもがひどくのんびりして見えた。実力が拮抗したリーグで勝ち上がるにはそうした細部のひとつひとつで敵を上回るしかないが、このところの試合ではそれがまったく窺えない。
個々の選手が手を抜いているとは思わないし、方法論がそこまで間違っている訳でもなく、ちょっとしたきっかけで歯車がいい方に回り始めるのは十分にあり得ることだが、そのためには内容はともかく結果を先行させるしかなく、守備の規律を徹底的に見直してロー・スコア・ゲーム上等で勝ち点を積み上げるのが手堅いし結局早いのではないか。
2019年の成功体験があるだけに、そこから抜け出して今の川崎や名古屋と伍して行くだけのスタイルを新しく構築するのは難しい。それをやるにはまず今やっていることの原点をもう一度確認する必要があるように思う。
評点(評点は
ドイツ式
):
波多野(4.5) シュート・ストップでよさは見せたが。
内田(-) 無念。
渡辺(5) この状況で伸びしろが試されている。
オマリ(5.5) 出て行き過ぎてゴール前が崩壊した。
小川(5.5) 肝心の守備で弱点になってしまった。
東(4.5) 今日は気合入ってたと思う。
安部(4.5) 強度は戻ったが周囲との連係今イチ。
森重(5) 中盤はもういい。やはりCBに置きたい。
田川(5) トップで勝負させてやりたい。
オリヴェイラ(4) 気持ちよくゴールさせてやりたい。
永井(4) 永井を起点にみんな連動するのでいい。
===
蓮川(5) オレは蓮川を支持するぞ。
青木(5) 青木も支持するぞ。
アダイウトン(4) 気持ちよくゴールさせてやりたい。
三田(4) よく動いたが流れは止められず。
レアンドロ(5.5) 今の彼は試合に出さない方がいい。
ところで「波多野」のイントネーションは「渋谷」なのか「恵比寿」なのか。おれは恵比寿派だが、今日の桑原アナは渋谷派のようで落ち着かなかった。
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FC東京
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