フットボール・クレイジー
football crazy
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2022年08月28日 21:34
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【ブンデスリーガ第4節】バイエルン 1-1 グラードバッハ
■2022年8月27日(土) 18:30キックオフ
■Allianz-Arena (Munchen)
スカパーを録画して日曜日の朝早起きした。開幕から3戦負けなしで2位につけている状況での首位バイエルンとのアウェイ・マッチ。今季のバイエルンはここまで6-1、7-0とおとなげない試合を続けており恐怖しかない。
ベンゼバイニが体調不良で欠場、左SBにネッツが先発した他は前節と変わらない布陣に。フリードリヒを最終ラインに入れて板倉を一列上げるとかいらんことをしてくるのではないかと危惧していたが杞憂に終わってよかった。
ゾマー
スカリー 板倉 エルヴェディ ネッツ
コネ クラマー
ホフマン ノイハウス プレア
テュラム
試合は圧倒的にバイエルン・ペース。キックオフから3分ほどですでに2本クリティカルなシュートを打たれるなど不穏な空気が広がる。しかしバイエルンの再三のチャンスも身体を張っての守備とゾマーのセービングでなんとかしのぐ。
34分、左サイドからのクロスをファーで押しこまれゴールかと思われたがVARが介入。OFRの結果、ニアで敵FWがこのボールに触れておりそれがオフサイド・ポジションだったという判定となり、ノー・ゴールとなる。これは失点を覚悟しただけにまさに命拾いした心地だった。
すると43分、クラマーが半ばクリアで前線にけったボールを、高い位置を取っていた敵DFが後逸する。テュラムがこれをさらってカウンターで持ち上がり、敵DFにからまれながらもGKをかわしてシュートを流しこむ。これが決まってグラードバッハが1-0と先制する。
ずっと押しこまれながらもワンチャンを逃さず決めきった貴重な得点となったが、当然このまま終わるとはだれも思っていない。ある意味ここからが難しい戦いになる。前半は1-0で終了したが後半なにが待っているのか。
今季初めて先制を許しビハインドを背負ったバイエルンは後半開始からギアを上げてくる。グラードバッハはほぼ自陣に押しこまれる展開となるが、集中を切らせることなく献身的な守備を敢行、さらにゾマーがワールド級のセーブを連発してゴールを守る。
52分、プレアが傷みヴォルフと交代。ヴォルフはそのまま左ウィングに入る。バイエルンは試合の流れにフラストレーションをつのらせ、判定にクレームをつけるケースも多くなる。グラードバッハとしては悪くない展開。
77分、ノイハウスに代えてフリードリヒを投入。板倉を一列上げるのかと頭を抱えかけたが、最終ラインを3枚にして実質5バックで守備を固める意図だった。確かにハーフポジションや大外を使って波状攻撃を受けており、スペースを消す意味では合理的だったかも。
しかし83分、ついに落城する。左サイドから入れられたクロスに中央で合わされ失点、1-1の同点となる。これはさすがにゾマーも止められなかった。
85分、ホフマンとコネに代えてヘアマンとヤンチュケを投入。ヘアマンはそのまま右ウィングに入る。ヤンチュケは最終ラインに入れてこんどこそ板倉を上げるのかと思ったがヤンチュケがそのままボランチに。バイタルを消そうということか。
6分のアディショナル・タイムもなんとか守りきり、結局1-1の引き分けに。先制を追いつかれたのは残念だったが、アウェイでバイエルンから勝ち点1をもぎとり、昨季からの対バイエルン無敗を継続した。
本来のポゼッションはほぼ見せられなかったが、絶対王者のバイエルンに対して一歩も引かない戦いでワンチャンをモノにし、もう少しで勝ち点3を取れそうなところまでもちこめたのは大きな成果といっていいだろう。
数字を見ればシュート数5-33、CK1-14、ポゼッション31-69とまあ見たままだが、それを1-1で終わらせたのはある意味すごく、その立役者はゾマーだった。シーズン前には移籍の噂もあったが今のところ残留、この日も33本のシュートに対して19本をセーブした。
これで4試合を終え2勝2分で勝ち点8(1試合あたり2.00)、順位は6位に後退したものの、他のクラブが勝ち点を落とすバイエルン戦で勝ち点を伸ばすことができたのは大きなアドバンテージになった。まだシーズン序盤で順位に一喜一憂する段階ではないが、チャンピオンをバタつかせたのは痛快だった。
しかしこの試合でも層の薄さは気になったところで、交代も選択肢の少なさを感じさせた。あとシュティンドルはまだフィットしていないのだろうか。今日のような試合なら力を発揮するプレーヤーだと思ったのだが。
ダニエル・ファルケ監督談話:
「これは間違いなく我々にとっていい勝ち点だった。終了間際に追いつかれたらふつうはがっかりするだろう。しかし今日はだれも、バイエルンが勝ち点を得たことを妥当でないとは言わないだろう。我々は大きな情熱とチームスピリットをこの日に注ぎこみ、よく守り、立ち直りの速さを示した。我々はもっとボールを保持したかったが、前半はいくつかの局面ではっきりしない戦いをしてしまった。そうでなければ我々はもっと多くを作り出すことができたはずだった。後半に入るとバイエルンの圧力はさらに大きくなった。今日は我々には難しい日だった。しかし私のチームは大きな意志の力を見せてくれたし、そのことは賞賛したい。ヤン・ゾマーのパフォーマンスは今日はワールド・クラスだった。しかしバイエルンから勝ち点を得ようとするのならそれもまた必要だった。ヤンはマヌエル・ノイアーとともにブンデスリーガの最高のGKであり国際的にも間違いなくトップのGKだ。彼が我々の背番号1番であることを誇りに思う」
話が長い。
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ブンデスリーガ
2022年08月28日 01:16
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【Jリーグ第27節】柏 3-6 FC東京
■2022年8月27日(土) 19:00キックオフ
■三協フロンテア柏スタジアム
この夏最後の暑さとなった土曜日。台風でセレッソ大阪戦が延期になり、3週間ぶりの試合に。常磐線に乗って柏まで駆けつけた。ここはアウェイでは最も好きなスタジアム。なんか久しぶりのような気がしたので確認してみると、2021年はチケットが取れず、2020年は無観客だったため、実に3年ぶりの日立台だったのだ。メインスタンドで柏サポに紛れての観戦となった。
塚川が移籍後初スタメン。レアンドロは前節清水戦での平手打ちを指摘されたことで謹慎となったかメンバー外に。怪我から復帰した中村がベンチ入りした。
スウォビィク
長友 木本 森重 バングーナガンデ
塚川 東 松木
紺野 オリヴェイラ 渡邊
例によって東京がボールを握る。塚川が入った効果か、あるいは柏のプレッシャーが弱いのか、ボールを出し入れしながら最後に裏に通すようなビルドアップが何度か見られチャンスを作る。渡邊、紺野が積極的にボールを受け松木、オリヴェイラがからむが、最終ラインを5枚にして守る柏の守備も固くフィニッシュまではなかなかたどり着けない。
一方で柏は中盤でポイントを作りつつ攻撃を組み立て、ボールの失い方によってはクリティカルなチャンスを作られる。互いに前を向いて攻めるが、どちらかといえば東京の方が試合を優位に進めている印象。
27分、敵のFKにゴール前で競った塚川が敵DFと接触し傷む。頭どうしが当たったようで塚川はまもなく立ち上がったが、敵DFは脳しんとうの疑いで交代。
40分、紺野のスルーパスを受けてオリヴェイラが右サイドを縦に抜ける。オリヴェイラがここからクロスを入れると、ファーに飛びこんだ松木がスライディングで押しこみゴール。東京が1-0と先制する。紺野のパス、オリヴェイラのボール・コントロールからのクロス、松木の押しこみときれいにハマったゴールだった。
さらに45分、塚川からのパスを受けた紺野が右サイド裏に抜け出し、切れこんで中央の渡邊にパス、渡邊がこれをさらにファーに流すと、大外から走りこんだバングーナガンデが左足でニアのギリギリを抜くシュートをダイレクトで放ちゴール。2-0とリードを広げる。バングーナガンデはプロ初ゴール。いいシュートがここしかないというコースに飛んだ。
アディショナルタイムには中央を抜け出した渡邊がトリッピングを受けて倒れる。決定的な得点機会の阻止で敵DFが退場かと思われたが警告となり、森重がFKをけったがゴール右に外れる。前半の最後に東京が立て続けにゴールを奪い、2-0で前半を終えた。
ビルドアップが機能しており、時間はかかったものの前半のうちに松木、バングーナガンデといった若手のゴールが決まりリードを得た。動けているし戦えている。後半ふわっとすることのないよう、厳しく戦いたい。
しかし柏は後半から3人を交代、ギアを上げて押しこんでくる。最初の10分をしのげれば流れは再びこちらにくると思っていたが、54分、左サイドから上げられたクロスのセカンド・ボールから強烈なシュートを許し失点、2-1と1点差に詰め寄られる。押しこまれて受けに回ってしまった。
55分、塚川と紺野に代えて安部とアダイウトンを投入。アダイウトンは左ウィングに入り、渡邊が右にスライド。安部はそのままインサイド・ハーフに入った。
すると直後の57分、右サイドで松木のパスを受けた長友が深いところから折り返すと、ファーのアダイウトンがヘディング・シュートを放つ。これは惜しくもバーに当たってはね返ったが、安部が頭で押しこみゴール。東京がすかさず1点を追加し3-1と突き放す。
58分、オリヴェイラが敵との接触で傷みフェリッピと交代。フェリッピはそのままトップへ。
62分、東京の右サイドからのクロスにファーで飛びこんできたFWに頭で押しこまれ失点、3-2と再び1点差に。バンギーナガンデがついていたが格の違いを感じさせる身体の強さで強引に決められた。せっかく追加点を挙げたがなかなか流れをしっかり取り戻すことできない。
68分、松木が奪ったボールをフェリッピに展開、フェリッピが並走するアダイウトンにパスを出すと、アダイウトンはそのままドリブルで持ち上がり、敵DFを抜いてシュートを決めゴール。4-2と再び突き放す。交互にチャンスが訪れる展開に。よくゴールの決まる試合。
74分、右サイドから放りこまれたクロスにファーで合わされシュートを放たれる。これもバングーナガンデが対応したが股を抜かれ失点。4-3と三たび迫られる。しつこい。
78分、バングーナガンデと渡邊に代えて中村と木村を投入。最終ラインを中央に森重を置いた3バックに変更。右ウィングバックに長友、左に中村を置き、中盤は東と松木のダブル・ボランチ、安部を右ウィングに押し出した3-4-3の布陣となったように見えた。
81分、センターサークルで敵を背負ってパスを受けたアダイウトンが反転しようとしたところを敵DFに止められる。これが敵のファウルとなり、2度目の警告で退場となる。東京は1人多い状態に。これでようやく試合の趨勢が見えた感じがした。
84分、敵陣でルーズになったボールをアダイウトンが拾い、そのままフェリッピにパス。これを受けたフェリッピは敵DFにからまれながらも右足でニアを抜く強烈なシュートを決め5-3に。フェリッピの移籍後初ゴールで試合をほぼ決める。こういう仕事をする人なんだな。
さらに89分、左サイドでパスを受けたアダイウトンがドリブルで持ち上がり、安部とのワンツーから裏に抜けてシュートを決め6-3に。これでほぼ試合は決まり、残り時間は東京が危なげなくボールを動かしてそのまま勝利した。
全部で9ゴールが決まる乱戦になったが、常に先手を取った東京が最後は突きはなして勝ち点3を逃さなかった。前半と後半で様子が変わったが、結局は前半の2ゴールの貯金が効いた格好となった。
前半はシュートこそ少なかったものの、東、塚川を起点に右外に張る紺野と左外のバングーナガンデ、内側の長友、渡邊らが動きながらパスをつなぎ、松木、オリヴェイラがゴール前に入るなどビルド・アップが形になっていた。広島戦あたりから攻撃面の連係の底上げは見え始めており、この試合の前半はそれを表現しながら2つのゴールにつなげたという点で見るべきものがあった。
後半は乱打戦になった。柏が後半から3人を入れかえてギアを上げてきたのに押されて受けに回り、最初の10分をもちこたえることができずに失点したことで試合の流れを神経質なものにしてしまった。その後も突きはなそうとするたびに追いすがられ、最後は敵DFの退場もあって力ずくでねじ伏せたものの、前半のリードが1点だとヤバかった。
後半のゴールはどれも見事だったがアダイウトンの個人技に負うところが大きく、夏休みの終わりの派手な打ち合いは楽しくはあったものの、内容的には前半の方が今後につながる戦いだった。敵の勢いに押しこまれて流れを手ばなし、ヤバい時間帯も結構あった。もうちょっと踏ん張ってうまく試合を運びたかったが自ら試合を難しくした感もあり、リスク管理に課題を残した。
塚川がインサイド・ハーフとアンカーの中間的な動きで時間を作ったのがこれまでとは異なるところで、安部の前からガツガツ行くスタイルとの併用に可能性を感じた。攻撃の組み立てには進歩が見られ、いよいよアルベル東京2.0が形になり始めたかという期待がふくらむ。この試合では渡邊、紺野の巧さが目立った。
バングーナガンデ、フェリッピの初ゴールも嬉しい。特にフェリッピはこれで一気にチームになじんだのではないかと思う。簡単なシュートではなかったと思うが、これを決める力があるCFがチームにいるのは大きい。うまく使いたい。
数字を見ればシュート数11-11、CK3-3、ポゼッション61-39と、ポゼッション以外は互角。後半のゲーム・マネジメントが難しかった。
これで東京は25試合を終了、11勝9敗5分で勝ち点を38(1試合あたり1.52)に伸ばし暫定ながら7位に浮上。消化試合数に跛行があるため現在地の把握が難しいが、残り試合すべてに勝った場合に到達できる最大の勝ち点では横浜、川崎、広島、C大阪に次ぎ、鹿島と並んで5位。まだACL圏内を狙える位置にある。今季残り9試合、やれるだけやってなにが起こるか、やってみるだけの価値はある。
次節は首位横浜をホームに迎える。泡を吹かせる準備はできているか。
評点(評点は
ドイツ式
):
スウォビィク(4) いいセーブもあったが3失点はキツい。
長友(3.5) 守備でも地味に手堅い対応。スキル高い。
木本(4) 落ち着いてさばいたが後半はかきまわされた。
森重(4) 難しい展開になった。3失点は課題が残った。
バングーナガンデ(4) 成果と課題の両面で大きな意味のあった試合。
塚川(3.5) 時間を作り決定的なパスを出した。
東(3.5) アンカーの動きが板についてきた。
松木(3) ゴールだけでなくハードワークでよく顔を出した。
紺野(3) 再三ゴール前に危険なボールを送った。
オリヴェイラ(3.5) 状態は悪くない。価値あるアシストも。
渡邊(3.5) このスタイルのキーになる選手。
===
アダイウトン(2) 2ゴール1アシストに加え1人退場させた。
安部(3.5) ゴールはよく押しこんだ。競争相手ができた。
フェリッピ(3.5) ナイス・ゴール。使い方がわかってきた。
中村(-) 時間短し。動きはよかった。
木村(-) 時間短し。無難に守った。
アウェイだったが青赤のファースト・キットだったのが嬉しかった。試合開始前の場内を暗くしてサイリウムを振る演出が今イチグダグダだったのが柏の負けフラグだったのではないか。
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FC東京
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J1リーグ戦
2022年08月20日 22:32
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【ブンデスリーガ第3節】グラードバッハ 1-0 ヘルタ
■2022年8月19日(金) 20:30キックオフ
■Borussia-Park
スカパーを録画して土曜日に早起き。開幕から1勝1分といいスタートを切っており、ホームでこの流れを確実なものにしたい。布陣は前節と同じ。DFBポカールで負傷し離脱していたシュティンドルがベンチ入り。
ゾマー
スカリー 板倉 エルヴェディ ベンゼバイニ
クラマー コネ
ホフマン ノイハウス プレア
テュラム
試合は例によってグラードバッハがボールを保持し後ろからビルドアップする流れ。ヘルタのハイ・プレスに対し裏を狙うボールも使いながら柔軟に組み立てようとするが、敵陣に入ったところではブロックも固くフィニッシュまではなかなかもちこめない。
一方でボールを奪われたところから縦に速い攻撃を受けて自陣に戻されるシーンも散見され、チャンスは五分かむしろヘルタの方が効率的に攻められているイメージの序盤となる。敵のFWにボールが入るとフィニッシュまで行かれることが多い。
7分、テュラムのパスを受けて左サイドの裏に抜けたプレアが角度のないところからシュートを放つがボールはファー・ポストを直撃して外れる。17分にはCKから敵ゴール前で混戦となるがテュラムのシュートは敵GKに止められる。
33分、右サイドのホフマンがエリア外からクロスを入れたところ、これが敵DFの手に当たりハンドの判定に。34分、これで得たPKをプレアが冷静に決めてグラードバッハが今季初めて先制する。1-0とリードを得る。
リードを得たことでグラードバッハはやや余裕が出たか、やや慎重に試合を進めるようになりヘルタの攻撃を自陣で受ける時間が長くなる。引きすぎかとも思われたが1-0のまま前半を終えた。
後半に入っても流れは大きくは変わらず。グラードバッハがボールを支配するものの、積極的に攻撃をしかけるのはヘルタ。何度かチャンスは作ったが追加点は決められず、拮抗した展開で試合が進む。
69分、VARによって敵エリア内でCKを競った際に敵DFの手にボールが当たった可能性ありと判断され、OFRの結果この試合2本目のPKを獲得する。70分、これをホフマンがけったが敵GKにセーブされ追加点とはならず。ベンゼバイニがけりたそうにしていたがホフマンが譲らなかった。
このハンドで敵DFは2度目の警告となり退場。グラードバッハが数的優位を得る。敵DFの一度目の警告は前半のPKの際にエリア内に入って遅延ないしは妨害を図ったため受けたものであり自爆してくれたようなもの。
その後はひとり少ないヘルタを相手に優位に試合を進める。アディショナル・タイムにはホフマンに代えてヴォルフを、さらにプレアに代えてヘアマンを、最後にはノイハウスにかえてフリードリヒを投入したがいずれもわずかな時間の出場にとどまった。そのまま試合をクローズ、今季初めての完封勝利となった。
意図ははっきりした戦いであったが流れからはゴールは生まれず、前半にPKで得たゴールを守りきってのホーム2連勝。敵にもチャンスはあったがゾマーの好セーブなどで粘り強くしのいで勝ち点3を手にした。失点していてもおかしくはなく、前節に続き課題はまだまだあること印象を受けた。
数字を見ればシュート数11-17、CK5-5、ポゼッション64-36と、ボールは保持しながら必ずしも試合自体をコントロールできていたわけではないことがわかる。
とはいえ、前節もアディショナル・タイムにPKで被弾するまでは逆転勝ちの流れで、開幕から結果は出ており、この試合も自信をもって戦うことはできていたと思う。結果を出しながら引いた相手への対応、カウンターの守備など課題をクリアして行かなければならない。
この試合もヴォルフとヘアマン、フリードリヒをアディショナル・タイムに投入しただけで実質的に先発メンバーで試合を戦った。控えが手薄といっても主力のケガも怖く、もう少し交代をうまく使えないかと思う。
シュティンドルが戻ったのでメンバー構成にも動きが出ることを期待する。今の主力に不満があるわけではないが、主力と控えの扱いに大きな差がありすぎるのはリスクを感じる。
あと、板倉が想像以上になじんでおり、最終ラインの第一選択として定着しつつあると感じる。守備時のリスク管理や対人がしっかりしているうえ、ボール扱いが確実でビルドアップもできる。昨季のギンターと比べてもむしろ戦力は上がったのではないかと思うくらい。前節の三度追いからのブロック、雄叫びでサポのハートもつかんだ。
これで開幕から3試合を2勝1分とし、勝ち点7(1試合あたり2.33)で暫定首位。次節はバイエルンとの対戦だがこの勢いで勝ち点を持ち帰りたい。
ダニエル・ファルケ監督談話:
「我々の状況では勝ち点ひとつが金の価値があり、その意味で1-0での勝利には満足している。前半は非常にいいゲーゲンプレスを見せ、コンパクトなベルリンに対して非常に多くのチャンスを作ることができた。後半は敵をしばしばプレスで押しこんだが、いくつか技術的に不正確な点があって攻撃の面では十分な力を出せなかった。我々はしっかり準備してきたいくつかのアクションをもっと実行しなければならなかった。しかしながら我々は最終ラインでしっかり守備し、ベルリンにほとんどチャンスを作らせなかった」
ちょっと認識が違うような気もするがまあヨシ。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2022年08月14日 14:28
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【ブンデスリーガ第2節】シャルケ 2-2 グラードバッハ
■2022年8月13日(土) 18:30キックオフ
■Veltins-Arena (Gelsenkirchen)
グラードバッハにもシャルケにも日本人選手がいるのでスカパーも日本語実況・解説付きの最大級の扱い。日曜日に早起きして録画を見た。グラードバッハは開幕戦で逆転勝ち、勢いを駆っての今季初アウェイである。前節と同じ布陣でのキックオフとなった。
ゾマー
スカリー 板倉 エルヴェディ ベンゼバイニ
コネ クラマー
ホフマン ノイハウス プレア
テュラム
立ち上がりからグラードバッハが圧倒的にボールを支配、シャルケのハイプレスをかいくぐってパスをつなごうとするが、引っかけられてカウンターを食らうことも少なくなく、ビルドアップに苦労する時間が長い。チャンスはむしろシャルケの方に多い印象。
20分を過ぎたあたりからようやくグラードバッハもフィニッシュまでもちこめるようになる。22分にはきれいに裏抜けしたテュラムが角度のないところからシュートを放つがファーに外れる。初めてのチャンスらしいチャンスだった。
ところが29分、敵陣でのボール・ロストから前線に素早くボールを展開され、エリア外からミドルを決められて失点、0-1と先制を許す。前節に続いてボールを持ちながらワンチャンで決められ先制される展開に泣ける。
その後もグラードバッハはボールを保持したもののビルドアップに苦しみ、主導権を握れないままビハインドを背負って前半を終了した。中央を打開しようとしてどんづまるケースが多く、スカリー、ベンゼバイニの攻撃参加を有効に使えていないように見える。
後半に入っても流れは大きくは変わらず。時間の経過とともにシャルケのハイプレスが弱まり、ボールを持てる位置がやや高くなって攻撃の機会は多くなるが決定機はなかなか作れない。打開するための工夫が見られず時間を費やした。
72分、自陣から素早く展開したボールを前線でテュラムがキープ、ヒールでホフマンに落とすと、これを受けてGKと一対一になったホフマンが冷静にファーに流しこんでゴール。ようやく1-1と同点に追いつく。前節に続き逆転に期待が高まる。
すると78分、ホフマンのCKのクリア・ボールがゴール前で高く上がり、これを確保しようとした敵GKが味方と交錯してボールをこぼしてしまう。これをテュラムが見逃さず素早くけりこんでゴール。敵失の絡んだラッキーな得点で2-1と逆転する。
その後は同点を狙いにリスクを取るシャルケに対しボールを動かしながら時間を使うグラードバッハという展開になる。88分、ホフマンとコネに代えてヘアマンとフリードリヒを投入。板倉が一列上がってボランチに。
アディショナル・タイム、左サイドからの敵のFKに対し、ニアのヘアマンがヘディングでクリアしたように見えたがVARが介入、これが手に当たっていたとの判定となりシャルケのPKに。映像では先に頭に当たってから手に当たったようにも見え、微妙な判定ではあったがハンドといわれればハンドか。
このPKを難なく決められ2-2となり試合終了。一度は逆転したもののもったいないPKで勝ち点2を落とした試合となった。
逆転まで持ちこんだものの、しっかりとブロックを形成する相手に対しビルドアップに苦労し、ボールを持ちながらチャンスを作れず逆にカウンターから失点したのは前節と同じで、今季はこういうパターンで苦労する試合が増える予感がする。
シュート数14-12、CK7-2、ポゼッション68-32と数字はグラードバッハだが、実感は最後の20分以外ずっと苦労したという印象だった。
テュラム、プレア、ホフマンらは前で収めることができ、敵のラインが高い間は裏に長いボールを通すことも試みる価値があると思った。またサイドからの攻撃の形がなく、ベンゼバイニ、スカリーが大外から上がったときに中の動きが整理されていないようにも見えた。
最後のPKは不運な部分もあったが、試合のクローズのしかたに課題を残したのも確かで、全体に動きが重くボールが足に付かないシーンが多かったように思う。戦術の共有が道半ばで、出し手と受け手の意図が合わずパスが通せなかったということか。
あと、この試合も交代は2人だけ。ライナー、ネッツ、ヴォルフら潤沢ではないにせよコマはあり、もう少しバリエーションを見てみたい。試合として悪くはなかったが、一度は逆転まで行っただけにしっかり勝ちきりたかった。
ダニエル・ファルケ監督談話:
「最後の最後に同点にされてしまったのは残念だが、フットボールというのはそういうものだ。結果を形にすることはできず、できるのはパフォーマンスを上げることだけだ。そしてそれにも関わらずチームには完全に満足している。我々は全体として長い時間試合を支配したし、先制されたものを熱狂的な空気のなかで逆転することができたのもまったく妥当だった。最後に非常に不運な状況で同点にされてしまっただけだ。それ以外は選手たちは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」
この試合で今季のセカンド・キットが初めて披露されたが、スイカを思わせるグリーンの濃淡の太い縦じま。まあファースト買っててよかったかも。この色はピッチにとけこみやすくて見にくいのと、この試合ではシャルケと同系の濃色どうしてわかりにくかった。サード・キットとどう使いわけるんだろうな。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2022年08月08日 22:48
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【ブンデスリーガ第1節】グラードバッハ 3-1 ホフェンハイム
■2022年8月6日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park
ブンデスリーガ2022/23シーズンが開幕。秋にワールドカップがあるため変則日程となる。新しくダニエル・ファルケを監督に迎え、日本代表の板倉もメンバーに加わったが、チームそのものは主力がほぼ残留。昨季が想定外の不甲斐なさだっただけに出直し感がある割りに、連係はこれまでの積み上げもあって雰囲気はむしろ悪くない。
ポカールを欠場したゾマーが先発、一方でシュティンドルが負傷欠場となった。板倉はバイアー、ヤンチュケを抑えてCBで先発。ケガでプレ・シーズンに出られていなかったコネが先発を果たした。
ゾマー
スカリー 板倉 エルヴェディ ベンゼバイニ
クラマー コネ
ホフマン ノイハウス プレア
テュラム
試合は立ち上がりからグラードバッハがボールを保持、これに対してホフェンハイムが守勢から裏返して一気にゴールを狙う目論見か。19分、敵DFがベンゼバイニを削ってこの試合2度めの警告を受け退場に。この選手は15分にもノイハウスの足をがっつり踏んで警告を受けていた。グラードバッハが数的優位を得た。
しかし直後の25分、左サイドからしかけられ、ベンゼバイニがチャレンジしたが華麗にかわされてエリアに入りこまれる。ここから戻したボールをつながれて最後はシュートを決められ0-1と先制を許した。数的優位になるかと思っていたが読みが甘かったのかもしれない。
その後はリードを得て自陣でブロックを形成するホフェンハイム相手に、これをこじ開けようとする展開となる。32分、エルヴェディからの縦パスを受けたプレアが反転してエリア外から放ったシュートは惜しくもファーに外れた。
42分、右CKをホフマンがけると、ファーの板倉が頭で折り返し、ゴール前にいたベンゼバイニがバイシクル・シュートでこれを決め、前半のうちに1-1と同点に追いつく。板倉がいきなりアシストしていてビビる。
前半はそのまま同点で終了。後半に入ると一人少ないホフェンハイムが勝ち点1を持ち帰ろうと自陣でブロックを構築するのに対し、グラードバッハがボールを保持して攻めるがなかなか崩しきれない展開となる。
49分、ホフマンからパスを受けたスカリーが右サイドからシュートを放つが敵GKがわずかにさわりバーをヒット。62分にはエリア外左でルーズボールを拾ったプレアが切れこんでシュートを放つがわずかにファーにはずれる。押しこんでチャンスは作るものの決めきれない。
71分、プレアのスルーパスを受けたテュラムが縦に抜けGKとの一対一からワンタッチで決めてついに逆転。2-1と試合をひっくり返した。さらに78分、右CKをショート・コーナーでスタート、エリア外のプレアがゴール前に放りこむと、エルヴェディがこれをワントラップからけりこんでゴール、3-1と試合を決めた。
84分にはスカリーに代えてライナーを、89分にはホフマンに代えてヘアマンを投入、アディショナル・タイムにはヴォルフとヤンチュケが交代を待ったが試合が途切れず、結局3-1の逆転勝利で開幕戦白星スタートとなった。
早い時間帯に数的優位を手に入れながら先制を許し、ビハインドを背負ったが、前半のうちに追いつき、後半苦労したものの2ゴールを挙げて逆転、内容に見合った結果を得た。
シュート数18-2、CK5-1、ポゼッション62-38とグラードバッハがホームで完全に押しこんだ試合。ボールを大切にしてコンビネーションから崩しを狙う戦術が、一人少なく引いた相手にも通用したことは自信になる。
開幕戦であり一人多かったこともあるので公平に評価するのは難しいが、状況に応じてしっかり戦い幸先のいい勝ち点3を手にしたこと自体は間違いのない成功体験だ。最終ラインで起点になった板倉、中盤でボールを散らしたコネ、前線でチャンスを演出したプレアらが特によかった。
プレアは自分ではゴールはなかったが、テュラムとエルヴェディのゴールをアシスト、契約を延長したばかりで気合いが入っていたか。いい働きだった。
今季の展望を開く大事な勝利。ヴォルフも見たかったがまた来週。
ダニエル・ファルケ監督談話:
「開幕前のいい準備とDFBポカールでのいい試合の後、ブンデスリーガでも最初の勝ち点3を取ることができたのには大変満足している。立ち上がりは我々らしくもなくやや神経質に試合に入ってしまったと思う。最終的にはほぼ90パーセントのパス成功率になったが、最初の15分は、非常にうまく調整し経験もあるホフェンハイムに対し無用のボール・ロストが多すぎた。2枚目のイエローカードで敵が退場になったのは本来なら我々に有利に働くはずだったが、ホフェンハイムがより深く自陣を守る結果になってしまった。前半は我々はやや我慢が足りなかった。我々はいくつかのミドル・シュートやセット・プレーがあったが、ゴールが間違いないというほど決定的ではなかった。我々はそこからしっかり話し合い非常にいい後半を戦うことができたし、それで2本のゴール、1本をバーに当て、それ以外にもオリヴァー・バウマンが2本か3本ワールド・クラスのセーブを見せた。これは常に非常にコンパクトに守っていた相手に対して本当にいい戦いだったと思う。全体として我々はこの試合に満足しているし、最終的には我々にとって妥当な勝利でありいい開幕だと思っている」
話が長いよ。
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ブンデスリーガ
2022年08月07日 23:46
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■
【Jリーグ第24節】FC東京 0-2 清水
■2022年8月7日(日) 18:00キックオフ
■味の素スタジアム
暑くはあるがそれほど不快ではない真夏の日曜日。前節広島にアウェイで勝ち、ACL圏内くらいなら狙えるんじゃないのかという野望を胸に臨む久しぶりのホーム・ゲーム。2連勝中の勢いが本物かどうか問われる。
スウォビィクが先発に復帰、レアンドロもベンチ入り。一方で渡邊は引き続きメンバー外となった。どこのクラブもコロナ感染者が多く人繰りに苦労しているなか、なんとかベスメンに近い顔ぶれを揃えることはできた。
スウォビィク
長友 木本 森重 バングーナガンデ
安部 東 松木
アダイウトン オリヴェイラ 三田
立ち上がりから拮抗した展開に。ボールを保持しながら押し上げたい東京に対し、清水は奪ったボールを素早く運ぼうとする。中盤で激しく主導権を争い、どちらにもチャンスが生まれる予断を許さない流れになる。
東京は前節から続いてリスクを取ってでも当てて落として前に走るという繰り返しの意識が見え、テンポよく前にボールを運べるシーンもあるものの、それをトリガーに敵のゴール前になだれこめるところまでは構築できていない。
39分、三田の左CKに森重が頭で合わせる。これは敵DFにブロックされるが、エリア内でこぼれたボールをアダイウトンがけりこみゴール。東京がいい時間帯に先制かと思われたが、アダイウトンのシュートの際に東がGKの前に立っており、これがオフサイドの判定となってノー・ゴールに。
東はボールに触れていないのはもちろん、GKの視界をさえぎってもおらず、プレーに関与したかどうかという点では異論もあり得ると思うが、結果としてこの試合の流れを決めたクリティカルな判定になった。アディショナル・タイムには足裏を見せて敵をタックルした東が警告を受けたが退場相当ではとの議論もあり。
五分のしのぎ合いだがねばり強く戦い流れは渡していない。こういう試合でしっかり勝ち点を取りたい。フェリッピ、レアンドロ、紺野とベンチに人はおり、交代メンバーに期待。
しかし後半開始間もない58分、左サイドで松木が振りきられクロスを上げられる。これをファーから入りこんだ敵FWが頭で沈め清水が先制、0-1となる。
60分、三田と東に代えてレアンドロと塚川を投入。塚川と松木のダブル・ボランチで、レアンドロがトップ下、アダイウトンが左、安部を右のSHに押し出した4-2-3-1にシフトしたようにも見えた。
レアンドロにボールを預けて打開を図るが、先制点を得て自陣で守りを固めるようになった清水のブロックはなかなか崩せない。ボールは保持しているものの、バイタルでの試行錯誤ではなかなかゴールに迫れていない。
77分、安部とアダイウトンに代えてフェリッピと紺野を投入。紺野が右SH、オリヴェイラが左SHに入り、フェリッピが1トップか。東京がポゼッションを得て敵陣で試合を進め、たて続けにシュートを放つが決めきれない。
81分、紺野が右サイドから中に持ちこんでゴール前にクロスを上げると、ファーから走りこんだバングーナガンデが合わせるが枠に飛ばず。タイミング的には合っており絶好機だったが難しい形になってしまった。
すると85分、敵CKからの流れで一度はボールを確保したが自陣で裏返され、左サイドからクロスを入れら得る。これをゴール前で頭で合わされ失点、0-2となる。この時点でほぼ試合は決まった感があった。
86分、バングーナガンデに代えて鈴木を投入。鈴木は右SBに入り長友が左へ。89分には左寄り30メートルほどの位置でFKを得てレアンドロが直接狙ったがバーの上に。5分間のアディショナル・タイムも攻め続けたがゴールが遠く、結局0-2での完敗となった。
圧倒的な力の差があったわけではなく、どちらが勝ってもおかしくない試合だったが、決定機をモノにした方が勝ち点を手にする結果となった。数字的に見てもシュート数9-11、CK4-6、ポゼッション51-49とほぼ互角で、こうした試合で勝ち点を得られるかどうかは戦術とはまた少し違った話。この試合はそれができなかった。
ボールの運び方、ひとりひとりの位置どりと役割、プレー選択など組織的に前進するための方法論は確実に進化しつつあり、ただそれだけでオートマティックに勝てるほど完成しているわけでもないので、実戦のなかで形を作りながらも最低限の結果をどう積み上げるかという難しい課題に直面している。
今季はひとつひとつの勝敗に一喜一憂せず、内容本意で我慢強くつきあうしかないとシーズンの最初に覚悟を決めているはずで、今日の敗戦もその中では重要なレッスンであったと思う。やり続けて行く中で勝ちも負けもあり、重要なのはそのなかで続けるべきことと直すべきことをしっかり仕分けすることだ。
その意味で今日の試合は、徹底できていなかったこと、やろうとしたが力が及ばなかったことがまたいくつか拾えたと評価できるのではないか。あと、塚川が中盤の底で自信をもってボールをさばいていたのは頼もしかった。フェリッピはまだちょっとわからない。鈴木のスーッと伸びて行くアーリー・クロスには希望を見た気がした。
これで24試合を終了、10勝9敗5分で勝ち点は35のまま、1試合あたりでは1.46となったが、暫定7位は維持。勝てば上が見えた試合だったがここで詰めきれないのが今季の実力かもしれない。やり続けよう。
評点(評点は
ドイツ式
):
スウォビィク(4.5) ハイボールは手堅く処理したが2失点は残念。
長友(4.5) 攻撃で何度かいい持ち上がりがあった。
木本(4) 安定感あり。最後は傷んでいたか。気になる。
森重(4.5) ボールが足につかず、リスクある対応もあった。
バングーナガンデ(5) 姿勢は買う。臆せずやり続けよう。
安部(5) 精度に問題を残した。
東(4.5) 一発退場のリスクあるプレーあった。オフサイド残念。
松木(4) 奪いに行く判断が鋭い。
三田(4.5) 好調だが最後のところがなかなか合わない。
オリヴェイラ(4) 彼が削られて得たチャンスは生かさないと。
アダイウトン(4) ゴールだと思ったが。
===
レアンドロ(4.5) 球離れの悪さが目立った。
塚川(4) 落ち着いてボールを受けた。
紺野(-) 時間短し。いいクロスはあった。
フェリッピ(-) 時間短し。シュート打てたのはよし。
鈴木(-) 時間短し。オレは推す。
今季も残り10試合、進歩はしていると思うがここからなにか残したい。
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FC東京
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J1リーグ戦
2022年08月01日 22:11
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■
【DFBポカール1回戦】オーバーアヘルン 1-9 グラードバッハ
■2022年7月31日(日) 15:30キックオフ
■Dreisamstadion (Freiburg)
今季最初の公式戦。先週はテストマッチということでレアル・ソシエダと対戦したが、今週はDFBポカールの1回戦でオーバーリーガ(5部相当)のオーバーアヘルンとの試合。
ゾマーが足に問題あって欠場、ジペルもコロナということでニコラスがゴールを守る。板倉はテストマッチと同様CBで先発、その他のメンバーは概ね昨季と同じ感じになった。
ニコラス
スカリー 板倉 エルヴェディ ベンゼバイニ
クラマー ノイハウス
ホフマン シュティンドル プレア
テュラム
明らかに力の差があるチームとの戦いになる。2分、プレアからのパスをシュティンドルがワンタッチで前線にフリック、これを受けたテュラムがGKの股を抜くシュートを決めて早くも1-0と先制。ああ、今日はそういうゲームになるんだなあという先制点。
オーバーアヘルンもカウンターからチャンスを作ったが散発に終わる。22分、スカリーが右サイドで縦に出したボールを受けたホフマンが中央にクロスを入れるとテュラムが合わせてゴール。2-0とリードを広げる。
さらに36分、シュティンドルのスルー・パスを受けて裏に抜けたテュラムがGKをかわして丁寧にゴールにボールを持ちこみ3-0に。テュラムはこの時点でハットトリック達成となる。もうこの辺で試合自体は決まっている。
直後の37分には敵陣でパスを引っかけたシュティンドルが中央のホフマンにパス、ホフマンがこれを冷静に決めて4-0に。やはり実力の差がはっきり出ている。特に守備の強度、フィジカルの強さに違いを感じる。
45分、右サイドからのクロスに中央でベンゼバイニが合わせてゴール、5-0となる。急にボールが来た系だったがしっかり合わせたのがエラかった。前半アディショナル・タイムにはホフマンがプレアとのワンツーからゴール前でフリーとなり難なく流しこんで6-0に。前半を終えた。
後半立ち上がりの47分にはプレアのシュートを敵GKがはじいたところに詰めたシュティンドルが押しこんで7-0に。さらに59分にはプレアからパスを受けたスカリーが右裏に抜けてこれを受けダイレクトで放ったシュートが決まり8-0となる。
60分、足を傷めたシュティンドルに代えてヘアマンを投入、ヘアマンが右ウィングに入りホフマンがトップ下にスライドしたか。直後の61分、カウンターから敵にうまく収められて失点を喫する。これは画竜点睛を欠いた。8-1に。
75分、スカリーに代えてライナーを、76分にはベンゼバイニとホフマンに代えてネッツとライツを投入。78分には左サイドから持ち上がったテュラムからノイハウスが中央でパスを受け、敵DFにからまれながらもシュートを決めて9-1に。
82分にはプレアに代えてサンチェスを投入したが試合は結局そのまま終了、グラードバッハが9-1と大差でオーバーアヘルンをしりぞけた。
まあ、実力差が素直に出た試合で、リーグ戦開幕前のテストとしては先週のレアル・ソシエダ戦の方が緊張感もあって試された。取るべき人がチャンと取り、あとはプレアにゴールを決めさせてやりたかったが評価はちゃんと受けているだろう。
数字を見てもシュート数25-8、CK5-2、ポゼッション71-29と、に東京が終始押しこんだことがわかる。地力の違いがはっきり出た試合だった。
板倉はギンターの穴を適確に埋めることができていていい働き。エルヴェディとのコンビで中央をしっかり守ったほしいし、縦にいいパスも出ていた。
全体としてはギンターとエンボロがいなくなったのはあるものの、結局メンバーの大部分が残留してお、りどんな戦術でやるにせよ選手間の意思疎通はできそうだ。ゾマーが出遅れているのが気になるが、同じメンバーでやれるアドバンテージはある。
リーグ戦は次の週末にホフェンハイムとのホーム・ゲームで開幕する。パッとしなかった昨季よりはいい成績を望みたい。
ダニエル・ファルケ監督談話:
「ポカールで次のラウンドに進むことができてラッキーだ。もちろんこの試合では我々の方が有利と見られていたと思うが、しかし1回戦というのはいつでも難しくやりにくい課題だし、それは他の試合の結果を見るだけでわかるだろう。相手にすれば前評判の高いクラブとの今年一番の試合だし、モラルも高くこの試合に向けてずっと意識も高めてきたと思う。我々は本当にいいパフォーマンスを見せることができた。運動量が豊富で球際にも強いチームがすべてを投入してくるなかで、我々は前半に大きな勢いで6つのいいゴールを決めることができた。後半も我々はこの貪欲さを保ち、全体としては本当にいいパフォーマンスをここで見せることができた。それでもSVオーバーアヘルンには大きな賞賛があってしかるべきだ。このクラブは非常に勇気をもって試合に入り、力強く戦い、素晴らしいゴールを決めた。今日はすべての参加者にとってうまく行った日だったと思う」
インタビュー長いよ。
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