フットボール・クレイジー
football crazy
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2022年10月31日 22:55
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【ブンデスリーガ第12節】ウニオン 2-1 グラードバッハ
■2022年10月30日(日) 15:30キックオフ
■Stadion An der Alten Forsterei (Berlin)
ドイツのサマータイムが終わってしまった。時差が7時間から8時間にもどり、15:30キックオフの試合は日本時間ではこれまでの夜10時半ではなく11時半スタートに。最後まで見ると夜中の1時半近くになる。ずっとサマータイムをやっててほしいが。
このところ勝てておらず、アウェイではあるがこのへんで勝ち点3を持ち帰りたい。相手は現在首位のウニオンと手ごわいが、これ以上悪い地合いになるわけには行かず、
正念場の一線となる。
この試合ではコネが警告累積のために欠場。ポカールでケガをしたゾマーとホフマンは今節も欠場となり、他に板倉、ノイハウスらも引き続き不在。この試合ではエングムがリーグ戦初先発、クラマーを本来のボランチで起用した。
ジペル
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ベンゼバイニ
ヴァイグル クラマー
エングム シュティンドル プレア
テュラム
試合は序盤からウニオンのペース。ハイ・プレスから一気にゴールを狙う強度の高いフットボールで主導権を握る。グラードバッハは後追いになりなかなか前線にボールをつなげない。自陣で守備に追われる時間が長くチャンスは散発。
24分には中央20メートル強で得たFKをプレアが直接狙い、鋭いボールが枠に飛んだが敵GKの好セーブに阻まれた。プレアこんなFKけれるんやというボールだった。
29分、ゴール前の密集からクリアしたボールを拾われエリア外正面からシュートを打たれる。ゴール前の敵FWに当たって軌道が変わりネットに突き刺さったが、VARの結果FWのヒジあたりに当たっていたとの判断となりノー・ゴールに。
腕が大きく身体から離れていたわけではないが、FWが身体をよじってボールを流しこんでおり、その際に折りたたんだ腕に当たったように見え、ハンドの判定は妥当なものだったと思う。一瞬やられたと思ったが胸をなでおろした。
すると直後の33分、シュティンドルがけった右CKに中央のエルヴェディが頭で合わせゴール、グラードバッハが1-0と先制する。エルヴェディが巧みにマークを外してフリーでシュートした。
さらに35分にはベンゼバイニのパスを追って裏に抜けたテュラムが、あと足のかかとでボールを浮かせてGKをかわし、角度のないところから頭で流しこもうとしたがボールは枠に収まらず。先制したグラードバッハがやや押し戻して1-0で前半を終えた。
後半に入るとアドバンテージのあるグラードバッハがボールを握って時間を使い、守備では自陣でブロックを形成してウニオンにスペースを与えない。膠着したまま時計が進む。74分、エングムとプレアに代えてヘアマンとネッツを投入、両ウィングを入れかえる。
79分、右サイドからゴール前に放りこまれたアーリー・クロスに敵FWがファーで飛びこみ頭で合わされる。ジペルが飛び出しパンチングで処理しようとしたが届かず、シュートを決められて1-1の同点とされてしまう。ジペルは敵FWの横ツラを思いきりグーパンした格好で警告を受けた。
85分、シュティンドルに代えてボルゲス・サンチェスを投入。終盤はアウェイでの勝ち点を守ろうとするグラードバッハに対してウニオンが逆転をねらいしかける展開になる。
87分、再び右サイドからのクロスにファーの敵FWが頭で合わせゴールかと思われたがチェックの結果オフサイドと判定されノー・ゴールに。ジペルが完全にニアを抜かれて決められヤバかったがVARに救われた。
アディショナル・タイムにはベンゼバイニが傷みヤンチュケと交代。このまま引き分けかと思われた90+7分、ラスト・プレーのショート・コーナーから中央で合わされ失点。これはVARも介入のしようのないゴールで最後の最後に1-2と逆転されそのまま試合は終了した。
前半にセット・プレーからリードを奪い、後半は敵の攻撃を受けながらもしっかり守れていたが、早い時間帯に交代枠をすべて使って反撃に出てきた相手を止めきれず、終盤に追いつかれ、さらに土壇場で逆転を許した。
数字的にもシュート数7-13、CK5-6、ポゼッション45-55とウニオンの方が優勢で、交代の選手も乏しい現状では、試合運びだけでセット・プレーの1点を守りきれる勝負強さはなかったということか。
エングムが先発でそこそこやれていたのは収穫だと思うが、よく訓練されたウニオンに対して自分たちのやりたいことをなかなかやらせてもらえず、しんどい試合を強いられた感じがした。VARに助けられたとはいえ実質4失点に近い内容で、ケガ人に早く戻ってきてほしすぎる。若手をもっと積極的に使ってもいいのではないかと思った。
これで戦績は4勝4敗4分となり勝ち点は16(1試合あたり1.33)で順位は11位に下がった。6位から11位まで勝ち点差3という混戦ではあるが、上位とは確実に差をつけられつつある。これ以上の後退は許されず、年内の残り試合で結果を出す必要がある。
ダニエル・ファルケ監督談話:
「フットボールではちょうどここアルテン・フェルステライで起こったようになんでも起こり得ると思っていなければならない。ウニオンはもともと終盤のゴールが多い。我々は最後のプレーでしっかり目を開いていることができていなかった。これはがっかりする結果であり受け入れることがとても難しい敗戦だ。前半は非常に固く敵にチャンスを作らせなかった。我々がリードしたのは妥当だったし、そのうえそれに続いてあとひとつかふたつ生かすべき明らかなチャンスもあった。しかし我々はそれを逃してしまった。その後はウニオンの圧力がどんどん強くなって行った。正直言えばチャンスは作らせていなかったと思うが、手前からのクロスで同点にされてしまった。ゴールはなにもないところから生まれたものだった。だがそうなるとウニオンがスタジアムのあと押しを得て急に確信を強め、我々にとってはとてもやりにくい状況になった。2点目の失点ではマークがうまく行っていなかった。選手たちは今日は授業料を支払った。本来ならもっと手にできたはずで非常に厳しい」
結果がほしい。夜中まで起きててこれかよと思った。
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Borussia M'Gladbach
2022年10月30日 20:58
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【Jリーグ第33節】名古屋 2-1 FC東京
■2022年10月29日(土) 15:00キックオフ
■豊田スタジアム
名古屋はアウェイ遠征圏外だが今季最後のアウェイ・ゲームとあってムダに気が大きくなり新幹線で日帰り遠征することにした。しかし豊田スタジアムは名古屋から遠く、駅からも遠い。もうちょっと近くにならないか。天気がよかったのが救い。
3週間ぶりの試合。シーズン残り5、6試合くらいから今季の修了試験のつもりで見ているが、ここまでもちろん課題はありつつも、初年としての成長を感じさせる及第点の出来だと思う。あと2試合、アウェイとホームで今季の到達点を厳しく問われる試合になる。
オリヴェイラがケガの治療のためブラジルに帰国してしまったのでフェリッピがトップで先発。ウィングは右に渡邊、左にレアンドロ。
スウォビィク
長友 木本 森重 バングーナガンデ
塚川 東 松木
渡邊 フェリッピ レアンドロ
立ち上がりからボールを保持して敵のプレスをかわしながら押し上げたい東京に対して、奪ったボールを素早く前線に展開し自陣ではしっかりブロックを形成する名古屋がガッチリ組み合う流れに。3分、クロスからのシュートを枠に飛ばされるがスウォビィクがセーブ。名古屋の方がストレートにゴールに向かってくる分怖さがある。
10分、右サイドの深いところでFKを与える。距離の短いCKのような位置からゴール前に放りこまれたボールを正面でヘディングされ失点、早い時間帯に0-1と先制を許す。難しい相手に対して難しい試合展開になってしまう。
その後も東京はボールは持つものの名古屋の固いブロックを打開できず、逆に引っかけられたボールでチャンスを作られる流れに。セカンド・ボールも名古屋が回収するケースが多く、局面で競り負けている感が強い。
それでも時間の経過とともにボールを持って敵陣に攻めこむシーンが増える。24分、松木からの縦パスを受けたレアンドロがドリブルで持ちこんでシュートを放つがDFにブロックされる。26分、正面30メートルのFKをフェリッピが直接狙うがDFに当たる。
28分にはカウンターからゴール前でボールを受けた渡邊が敵DFにからまれながらも反転してシュートを放つがDFにブロックされる。チャンスは増えるが名古屋の守備も厚くなかなか決めきることができない。
36分、再び中央でFKを得る。今度は25メートルほどの距離でレアンドロがけったがボールは敵GKの正面に飛んでしまう。名古屋のプレスをかいくぐってボールを前に運ぶところまではできているが、最後を決められないまま0-1で前半を終えた。
序盤、試合の入りが重いところで名古屋に主導権を握られセット・プレーから失点。その後徐々に盛り返したものの追いつけていない。流れは取り返しつつありこのままやり続けたい。
後半開始から間もない49分、左サイドで松木とのコンビネーションから裏に抜けたバングーナガンデがクロスを上げる。いったん敵DFにクリアされたが、このボールを右サイドから上がった木本が拾い、エリア手前からシュートを放つとゴール右隅に決まり1-1の同点に。ここまで上がってコンパクトな振りから強烈なシュートを決めた木本をほめるしかない。
その後はややオープンな展開になりつつも、追いついて流れを引き寄せた東京がボールを支配し敵陣で波状攻撃をしかける。セカンド・ボールをことごとく拾い、ボールを動かして一気に逆転を狙いに行くが、名古屋も必死でブロックを組んで抗戦、バチバチのやり合いになる。この時間帯に決めておきたかった。
62分、レアンドロに代えて紺野を投入。紺野は右ウィングに入り渡邊が左にスライドした。このタイミングでアダイウトンかと思ったが交代意図はどうだったのだろうか。アダイウトンに頼らずに打開を試みたということか。
69分、自陣でFKを与えると、名古屋がこれをクイック・リスタート。スルー・パスを深い位置に通され、そこからのクロスはスウォビィクが触れたがファーで押しこまれ失点、1-2と再び勝ち越しを許す。気が抜けていたわけではないが対応が後手に回った。
75分、塚川と渡邊に代えて安部とアダイウトンを投入。それぞれそのままの位置に入る。その後は東京がボールを握り、紺野が何度か単騎でエリアにしかけるなど反撃したが名古屋の守備網を突破できない。87分、松木と長友に代えて三田と中村を投入したもののそのまま試合終了、今季最後のアウェイ戦は1-2での敗戦となった。
序盤にセット・プレーから失点、その後なんとか試合の流れを取り戻し後半開始早々にはいったん追いついたが、その後の押せ押せの局面で一気に逆転することができず、またしてもセット・プレーから勝ち越されて悔しくも勝ち点を持ち帰れなかった。
シュート数11-10、CK6-4、ポゼッション67-33と数字的には東京が支配していた試合だったが、名古屋にうまく守られ効率よく得点を挙げられた。
手も足も出なかったわけではないし、ガタガタに崩されたわけでもない。先制はされたがゲームプランが機能しなくなったわけでもなかった。1点は取り、チャンスは作りシュートも放ったが、セット・プレーから2点やられた。
こういう試合をどうやってこちらの試合にするかは、戦術とはまた別の話として考えなければならないし、上位を狙うのであれば必要なことだ。この試合は内容的にそこまで悪くなかったが、それを結果につなげられなかったという点で、修了試験として大きな課題を残した。
個別に見れば、レアンドロがワンタッチでボールをさばいた結果、敵に簡単にボールを渡してしまうシーンが何度もあった。そこから一気に状況が打開できることもある一方、ボールをプレゼントして失点に直結することもあるわけで、これをどう考えるかは難しいと思った。
一方でフェリッピが敵を背負いながらボールを受けてしっかりキープし味方に渡してくれるいいポストを再三披露し、ゴールはなかったもののチームにフィットしてきていることを感じさせた。来季は残ってくれるのだろうか。
33試合を終了して14勝12敗7分、勝ち点49(1試合あたり1.48)で順位は6位に落ちた。またACLの可能性のある3位には届かないことが確定した。
次節は開幕戦で負けた川崎とのホーム・ゲーム。川崎は優勝の可能性を残しているが、そのためには勝つ必要があり、我々が川崎に勝てば目の前で優勝を決められることはない。我々の成長を図る絶好の試合であり、優勝の可能性を残して味スタに来てくれるのは歓迎だ。最高の修了試験になるだろう。
すでに最終節の味スタは完売。川崎には悪いが味スタでシャーレを掲げるのはあきらめてもらおう。
評点(評点は
ドイツ式
):
スウォビィク(3.5) 厳しいシュートも止めた。失点はノー・チャンスか。
長友(4) 長友から東にボールが付けられるといいのだが。
木本(3) シュートは能力の高さを示した。今季の東京のMVP。
森重(3.5) 最終ラインでボールを預かり攻撃を組み立てた。
バングーナガンデ(4) 裏へのしかけが生きた。成長が見える。
塚川(3.5) 気の利いた動きで必要な場所にいつもいた。
東(3.5) 中盤のリスク管理の要。いいパスも出した。
松木(3.5) よくボールにさわったが微妙なロストも。
渡邊(4) 窮屈ななかでも存在感は見せたが決定機にはからめず。
フェリッピ(3.5) いいポストで流れを作った。フィットしてきている。
レアンドロ(4) 簡単にボールを失うことも多かった。
===
紺野(4) しかけはしたがやりきれず。
アダイウトン(4) この日は不発。かなり警戒されている。
安部(4) フレッシュさはあったが効果は限定的。
中村(-) 時間短し。
三田(-) 時間短し。
豊田スタは見えてからが遠い。あと巨大建築すぎて高所恐怖症的にちょっと怖い。三階席のいちばん前で手すりがじゃまだったのが残念。
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FC東京
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J1リーグ戦
2022年10月25日 21:15
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【ブンデスリーガ第11節】グラードバッハ 1-3 フランクフルト
■2022年10月22日(土) 18:30キックオフ
■Borussia-Park
週末に実家に里帰りしていたのでタイムリーに見ることができず、日曜日の午後、東京に戻る新幹線のなかで見ようとしたが新幹線のWi-Fiが不安定で前半だけ見て残りを断念、家に帰ってから後半を見た。
前節アウェイで引き分け、火曜日のポカールで二部のダルムシュタットに競り負けと今イチ調子が上がらず、さらにはゾマーとホフマンがケガで欠場という逆境だが、なんとかホームで勝ち点3を挙げていいトラックに戻したい。
ゾマーに代わってジペルが今季初先発、ホフマンの代わって負傷明けのクラマーがトップ下で先発、シュティンドルが右ウィングに入った。
ジペル
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ベンゼバイニ
ヴァイグル コネ
シュティンドル クラマー プレア
テュラム
試合は早い時間に動く。6分、左サイドに開いた敵FWにドリブルでの持ち上がりを許す。コネ、エルヴェディが対応したが止められず、最後は中央に切れこまれシュートを決められて早くも失点。0-1とビハインドを背負う。止めたはずのボールが裏にこぼれ押しこまれてしまった。
10分、自陣からのフィードを受けたテュラムがハーフウェイ付近で敵DFをかわしドリブルで独走、最後はGKとの一対一からシュートを放ったがセーブされてしまう。シュートがややイージーだったが敵GKをほめるべきか。
さらに22分には左サイドのプレアから中央のクラマーを経由して右サイドでボールを受けたシュティンドルがフリーでボレー・シュートを枠に飛ばしたがこれもGKがセーブ。どちらかでも入っていれば流れは変わったと思われたがこの局面で追いつけなかった。
すると29分、敵CKから中央でヘディング・シュートを決められ失点、0-2と追加点を与えてしまう。その後もボールを握って中央から打開しようとするグラードバッハに対して、フランクフルトが奪ったボールを素早く前線に展開しトップのコンビネーションでゴールを狙う展開が続く。
45分、敵陣でボールを失いカウンターを許す。ジペルが飛び出したが止められず、最後は流しこまれて0-3に。効率よく加点され流れを持って行かれたまま前半を終えた。
後半はリードを得て守りを固めるフランクフルトに対して、ボールを持ったグラードバッハが反撃をしかけるがアイデアがなくゴールが遠い。前がかりになっている分、うかつなボールの失い方をするとカウンターを食らうリスクもあり攻めきれない。
70分、シュティンドルに代えてエングムを、71分、コネに代えてネッツを投入。ネッツが左SBに入りベンゼバイニがボランチに上がったように見えたがベンゼバイニのボランチは初めて見たかも。
72分、敵陣でプレアが敵のパスをカット、これをすかさずテュラムに通すと裏に抜けたプレアが今度はGKに当てながらも流しこんでゴール。1-3とようやく1点を返す。
少しだけ光が見えたところだったが、その直後、4本のケーブルでピッチの上空に吊られたスパイダーカムのワイヤーが切れてピッチに垂れ下がり試合が中断する。カメラ自体は落下しなかったもののカメラを撤去するため5分以上が試合が中断した。
その後試合は再開、アクシデントのため9分のアディショナル・タイムとなる。90+2分にスカリーに代えてヘアマンを投入、最後までゴールを狙いに行ったがフランクフルトの守備が堅く、ゴールがこじ開けられないまま1-3で試合終了となった。
早い時間に失点、その後いくつかチャンスもあったものの決められず、効果的に追加点を許して試合の流れを手ばなした。後半、敵失を拾って1点を返したものの、すでに試合そのものは決まった感も濃く、ひっくり返すまでの力はなかった。
数字を見ても、シュート数7-15、CK3-2、ポゼッション60-40と、特に後半ボールを支配したものの効果的に攻撃を進めたのはフランクフルトの方だったことが窺われる。要所でしっかり決めきったフランクフルトにねじ伏せられた試合だった。
ジペルには申し訳ないがゾマーの不在を強く感じたし、控えメンバーの心細さもハンパなく、ネッツとエングムがそこそこやってくれたのはともかくとして、ケガ人早く帰ってきてくれと言うほかない。
やろうとしていることは間違ってないと思うし、それなりに形にもなっているが、失点が安く先制されて追いかける展開で余裕のない試合運びを強いられ、本来やれることもやれなくなっている感がある。
この失点の安さは昨季と似たものを感じており、板倉にカツを入れてほしい。あるいはある程度点の取り合いになることは含んだうえで、先に点を取ろうとしているがそれができてなくゲーム・プランが遂行できていないということなのか。
これで11試合を終えて4勝3敗4分で勝ち点16(1試合あたり1.45)と足踏み、順位は9位に落ち、4位のフランクフルトと勝ち点4差となってしまった。10月に入って公式戦5試合で1勝3敗1分と明らかに調子を落としており、ワールドカップ前の今年残り4試合でしっかり立て直さなければならない。
次節はアウェイで首位ウニオンとの対戦だが、これ以上足場を切り崩されるわけには行かず、今季前半の踏ん張りどころとなる。次節はコネが警告累積で出場停止となっており、働ける人間でなんとかしたい。エングムを出してクラマーがボランチかな。
ダニエル・ファルケ監督談話:
「フランクフルトは最後のサードのところを今日は非常に効率的に攻めて、妥当な勝利を得たと思う。私が見たところ両チームの間にそこまでの差はなく、前半を終えて0-3というのはちょっと非現実的だと感じられた。違いはチャンスを決められるかどうか。フランクフルトは局面をうまく生かし、我々は残念ながらそうではなかった。彼らは冷静であり、シンプルに効率的だった。我々はあまりにガツガツしており、パスの狙いも楽観的すぎた。そしてフランクフルトはカウンターも強かったということだ」
コメントが短くてよかった。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2022年10月20日 00:45
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【DFBポカール2回戦】ダルムシュタット 2-1 グラードバッハ
■2022年10月18日(火) 20:45キックオフ
■Merck-Stadion am Bollenfalltor (Darmstadt)
日本時間では水曜日未明の試合。早起きして出勤前に見ようかとも思ったけど起きられず、仕事を終えて家に帰ってからDAZNで見たが、昼の間にツイッターで結果を知ってしまった。やはりがんばって朝イチで見ないとダメだな。
ポカール2回戦の相手は二部首位のダルムシュタット。シュティンドルとベンゼバイニに代えてエングムとネッツを起用した他は週末のヴォルフスブルク戦と同じ布陣となった。
ゾマー
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ネッツ
ヴァイグル コネ
エングム ホフマン プレア
テュラム
試合は立ち上がりからダルムシュタットが優位に。グラードバッハは自陣からパスをつないで押し上げようとするが、強度の高いダルムシュタットのプレスに遭い、ハーフウェイまででつぶされるケースが散見される。
4分、ゴール前でのハイボールをフリーでキャッチしたゾマーが左足を捻挫、治療を受けていったんはプレーを続けたが、13分、再びジャンプした際にそのまま座りこみ、プレー続行不可となってジペルと交代する。想定外の事態となる。
その後もグラードバッハは球際で勝てず、組み立てがしっかり整理されたダルムシュタットに押しこまれる時間が続く。23分、中央から左サイドに出されたボールから再び中央に折り返され、それをファーで流しこまれ失点、0-1と先制を許す。ゾマーなら、は言うたらあかん。
25分、ホフマンが敵との競り合いで肩から落ち治療を受ける。プレーは継続するが落ちたときの様子が悪く懸念が残る。その後はダルムシュタットがリードを得たことでグラードバッハのターンとなるが攻めきれず。
37分、プレアとのコンビネーションで裏に抜けたテュラムがGKと一対一になりこれをかわして流しこもうとするが時間がかかってしまい敵DFにギリでクリアされる。40分にはエングムが右サイドでフリーになりシュートを放つが敵GKがセーブ。
41分にはプレアがエリア手前からミドル・シュートを放つがこれも敵GKにセーブされる。0-1とビハインドを背負って前半を終えた。
後半からホフマンに代えてシュティンドルを投入、そのままトップ下に入る。48分、プレアからのパスを受けたネッツが左サイドから切れこんでシュート、これがファーに決まって1-1と同点に。
52分にはテュラムがエリア内で敵DFからユニを引っ張られて倒れるが笛は鳴らず。VARはないのであった。その後はオープンな展開になり互いにしかけ合うがどちらも決定力を欠く。本来ならこのへんから地力の差が出始めるのだが主導権を取りきれない。
79分、ジペルのゴール・キックを自陣でカットされ、そのまま敵FWにパスを出される。エルヴェディが競ったが止めきれず、ポストに当たって入るシュートを許し1-2と勝ち越される。ジペルを責めるのは酷だが残念な失点。
82分、ネッツとエングムに代えてベンゼバイニとボルゲス・サンチェスを投入、それぞれそのままの位置に入る。さらに84分にはスカリーに代えてヘアマンを投入。おそらくは3バックにしてヘアマンは右のウィング・バック的な位置に入ったか。左はだれだ?
90分、プレアからのパスをヘアマンが右の裏で受け、ワントラップからゴールに鋭いシュートを放ったが敵GKがセーブ。大きなチャンスだったが決めきれず。最大のチャンスだったが。
結局4分のアディショナル・タイムでも追いつけず、1-2で今季のポカールは2回戦敗退となった。
キックオフからダルムシュタットの整理されたプレスと攻撃に押され主導権を握れないまま時間が流れて行った印象だった。シュート数9-15、CK5-6、ポゼッション57-43と、時間帯によってはボールは支配したものの、試合全体としてはシュート数が示す通り押し負けた印象だった。
ダルムシュタットは攻守によく整理されており、またグラードバッハの攻撃の型をかなりしっかりスカウティングしたことが窺われた。地力ではグラードバッハが上回っていたと思うが、ダルムシュタットも二部で首位だけあって、そこまで圧倒的な差があったわけでもなかったと思う。
ポカールで2回戦敗退となったのみならず、ゾマー、ホフマンというキー・プレイヤーが負傷退場というショッキングな試合でダメージは大きい。ホフマンについてはまずは欠場だがワールドカップには問題ないという監督コメントが出ているが、ゾマーも心配だし、残念な結果になった試合だった。
収穫はエングムが何度かいい動きを見せたことで、時間を与えればこれくらいのことはできるというのがわかった。試合で使うことで伸びるのではないかと思うし、リーグ戦でも先発で見てみたいと思った。ネッツも悪くなかった。
すぐにまた週末のリーグ戦があるので切りかえて行くしかない。早起きしなくてよかったかもしれない。
ダニエル・ファルケ監督談話:
「非常に落胆している。どうしても次のラウンドに進みたかったができなかった。最初の20分間、ダルムシュタットは攻撃時非常にアグレッシブで我々は切り替えが遅く、あまりにもたくさん守備時の競り合いで後れをとった。そのため彼らは流れを彼らの側に引っ張りこみ、この局面で妥当な先制点を挙げた。それに対する私のチームの反応についてはまったく異論はない。彼らは自らを見失わず、いくつものいいチャンスを作りだした。ハーフタイムのあとも我々は引き続き我慢づよさを失わず、同点にすることができた。そのあと、我々には最後のところがやりきれないシーンが5つか6つあった。こうしたシーンでしっかりリードできなくてもなんとか試合に勝ちたいのであれば、守備でミスをしないことが必須だが、それがうまく行かなかった。ダルムシュタットは我々のリスタートのミスを見逃さず2-1にし、それが最終的に試合を決めた。我々は終盤再びすべてを試みたが、相手は気合いの入った守備でリードを最後まで守り通した。この敗戦は受け入れなければならない」
コメントが長い。ダルムシュタットはかつて一回行ったことがあるが何もない街だったな。
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Borussia M'Gladbach
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DFBポカール
2022年10月17日 00:56
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【ブンデスリーガ第10節】ヴォルフスブルク 2-2 グラードバッハ
■2022年10月15日(土) 15:30キックオフ
■Volkswagen-Arena (Wolfsburg)
スカパー観戦。グラードバッハは前節ホームでケルンに5-2と大勝、今季まだ勝利のないアウェイで勝ち点3を狙う。前節負傷交代したクラマーがメンバー外となり、代わってプレアが左のウィングで先発、シュティンドルがトップ下となった。
ゾマー
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ベンゼバイニ
ヴァイグル コネ
ホフマン シュティンドル プレア
テュラム
序盤はグラードバッハの方が出足がよくボールを支配する。ともに似たようなスタイルで前プレから奪ったボールをつないで展開する組み立てだが、中盤が極端にコンパクトなので狭いエリアでの競り合いとなり一進一退の攻防に。
13分、自陣でボールを奪取するとカウンターに。プレアがドリブルで持ち上がり、左サイドのテュラムに預けると、テュラムはエリア内に切れこんでコースを作り右足でシュート。これが決まって1-0と先制する。早い時間のリードでアドバンテージを得た。
しかし時間の経過とともに流れは徐々にヴォルフスブルクに。プレスがかからずボールを持たれ、セカンド・ボールも拾えなくなって自陣で守備に追われる時間が長くなる。特に30分を過ぎたあたりからはほぼ一方的に押しこまれ前に出られなくなる。
36分、カウンターからテュラムがドリブルで持ち上がり、右サイドからクロスを入れる。これが敵DFにクリアされたところにコネが後ろから走りこんでシュートするがバーを大きく越える。
43分、右サイドを破られ深いところから折り返したボールに中央で合わされ失点。1-1と追いつかれてしまう。人は揃っていたが敵のテンポのいい攻撃について行けず中央で敵FWをフリーにしてしまった。同点で前半を折り返す。
後半開始早々の47分、ホフマンの右CKにテュラムが頭で合わせると、これは目の前の敵DFにブロックされるが、戻ったボールを再びテュラムがダイレクト・ボレーでけりこんでゴール、2-1と勝ち越す。
しかしその後もグラードバッハは試合の主導権を握れず、ヴォルフスブルクの速い攻撃の前に後手を踏む展開となる。敵のシュート・ミスもありなんとかしのいでいたが、69分、DFラインを背負った敵FWにボールを収められ、反転からシュートを許し失点、2-2と再び同点に。これも人はそろっていたが、敵の素早いシュート・モーションをほめるべきか。
77分、プレアに代えてエングムを投入、そのまま左ウィングに入る。82分、エリア手前ほぼ正面の絶好の位置でFKを獲得、ベンゼバイニがこれをけると鋭いシュートが壁をすり抜けゴールに向かったが、敵GKのファイン・セーブに阻まれる。
さらにこのこぼれ球を追ったテュラムが敵DFにゴールライン際で倒されたように見えたが笛は鳴らず、VARの介入もなかった。リプレイを見たが微妙で、PKであってもおかしくはなかったように思う。
その後は大きなチャンスは作れず。89分にはシュティンドルに代えてヘアマンを投入、ヘアマンは右ウィングに入りホフマンがトップ下にスライド。残り時間をなんとかしのぎ結局2-2での引き分けとなった。
二度先行したものの都度追いつかれ、全体としてはヴォルフスブルクに押される時間帯の長かった試合で主導権を握れなかったことを考えれば、アウェイでの勝ち点1は受け入れるべき結果。どこが足りなかったかは考えなければならないが、アウェイでなかなか自分たちの戦いができないという課題は残った。
テュラムが少ないチャンスを決めきって勢いに乗っていることは好材料だが、入れ替わりでケガ人が出て苦しい人繰りを強いられている。この日もコネは明らかに本調子ではなかったし、スカリーもケガを抱えていることが伝えられている。シュティンドル、プレアは欠場から戻ったばかりだが、彼らに代わる有力な選択肢が乏しいのが厳しい。
ライナー、ヘアマン、ヤンチュケあたりはともかくとして、特に前めのポジションで昨季のエンボロに代わる「この時間帯に出てくるとヤだな〜」と敵に思わせる選手がいない。エングムはどこまでやれるのかまだ全然わからないし、サンチェスも未知数。
テュラム、プレア、シュティンドル、ホフマンにノイハウスやクラマーを組み合わせて使うやり方でしのいできたが、ノイハウスとクラマーの離脱で代えがいない状態に。コネを前めで使うのはありかもしれないが彼とて今はフル・フィットではないだろう。
若手の台頭は見たいが今の使われ方では実戦で伸びる余地は少ない。結果を出しながら経験も積ませるのは確かに難しいが、まずはチームの土台作り優先なのかなぁ。板倉も早く帰ってきてほしいが現実的にはワールドカップ明け、来年からの復帰になりそうだ。
グラードバッハはこれで4勝2敗4分となり勝ち点16(1試合あたり1.60)で6位。勝っていれば3位だったがそれはまあ仕方ないし、まだ順位を見て一喜一憂するステージではないが、アウェイでしっかり勝ち点が稼げないとこれより上は望めない。このへんから差がついて行く時期だ。
ダニエル・ファルケ監督談話:
「今日は二つの強いチームによる本当にいいフットボールの試合を見ることができたと思っている。これはブンデスリーガのいいアピールになっただろう。二度もリードしたチームの監督としては試合にも勝つことができればもちろん完全に満足だったと思う。しかし私としては結果はまったく妥当なもので、そうあるべき引き分けだったと思っている。我々は非常にいい序盤の戦いをして、素晴らしいアクションからリードを奪った。その後も我々は試合をコントロールしほとんど好きにさせなかった。しかしその後はボールを持っていても少しばかり受け身になってしまった。この消極性はその後ボールを持っていないときにまで広がってしまった。ヴォルフスブルクはそこで前に出てきてしかるべく同点にした。ハーフタイムのあと、我々はこの日最も多くシュートを放ち、再びリードを奪うことができた。しかし最終的には我々はパスの正確さを欠いた。そこからマームシュがワールド・クラスのプレーで2-2にした。ヴォルフスブルクは本当にいいチームだし、高い強度でプレーしてきた。どちらのチームも最後まで勝利を目指していたし実際その可能性はあった。我々にとっては本当にいいチームからアウェイで本当に価値のある勝ち点を挙げることができたと思う」
今週はDFBポカールのダルムシュタット戦がある。板倉のおかげでDAZNで中継があるようだが板倉はさすがにムリだろう。
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ブンデスリーガ
2022年10月13日 20:38
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【Jリーグ第25節】FC東京 4-0 C大阪
■2022年10月12日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム
急に雨模様になり心配したが傘なしで味スタにたどり着き、試合中も降らなかった。なんとか職場をぬけだして味スタに向かうのも今季はこれが最後。
台風の影響で延期になった第25節の調整日程。前節はホームで湘南に不覚を喫したが、今節は勝ち点差4で追う直上のセレッソ大阪との直接対決であり、わずかながら可能性の残るACLのためにも連敗は許されない。
中三日での連戦とあって、安部に代わって前節途中出場だった松木が、また左ウィングにはレアンドロに変わってアダイウトンが先発した。右SBの長友もベンチ・スタートとなり、中村が先発した。
スウォビィク
中村 木本 森重 バングーナガンデ
塚川 東 松木
渡邊 オリヴェイラ アダイウトン
立ち上がりにいきなりピンチを迎える。6分、左サイドを縦に通されそこからクロスを入れられるとファーに走りこんだ敵FWがフリーでシュート。枠を外れたが決定的な形で命拾いした。
そこからは東京がボールを握りコンビネーションから敵陣に攻め上がる展開に。東京のプレー強度が高く、出足のいいプレスで敵のボールを奪取、セカンド・ボールもしっかり収めながら主導権を握る。
攻撃の形は作りながらもなかなかフィニッシュまで持ちこめない時間が続くなか、27分、松木が中盤から前線中央へ縦パスを通すと、オリヴェイラがこれをスルー、ファーの渡邉が左足で流しこもうとしたが惜しくも左ポストをヒット。さらにこぼれ球にアダイウトンが詰めたがこれも同様に左ポストをヒットする。決定機だった。
さらに41分、左サイドからバングーナガンデがクロスを入れると中央にアダイウトンが飛びこみ頭で合わせるが枠外に。さらに44分、アダイウトンが左サイドからドリブルで切れこみシュートを放つがこれも枠を外れる。スコアレスのまま前半を終了。
ボールを握り前を向いて戦う姿勢ははっきりしており、実際にチャンスも作れているが決めきれなかった。前半のうちにリードしておくべき展開だったが、後半修正してくる敵に対して後手に回らず主導権を握ったまま戦いたい。
後半開始早々の48分、アダイウトンの落としを受けたバングーナガンデがアーリー・クロスを放りこむ。ファーでこれを受けた渡邊がワン・トラップで置き直し、そのまま左足でファーへ巻いたシュートを狙うとこれが決まって1-0と先制。きれいなゴールだった。
その後はポゼッションをややC大阪に譲ったものの主導権は渡さない。一進一退の攻防となるがアドバンテージを得て東京が優位に試合を進める。
75分、オリヴェイラとアダイウトンに代えてフェリッピと紺野を投入。フェリッピはトップに、紺野は右ウィングに入って渡邊が左にまわった。
76分、右サイドの中村がファーにクロスを上げると、渡邊が右足のダイレクト・ボレーで合わせる。これがワン・バウンドしてGKのニアを抜きゴール。渡邊のこの日2得点目で東京がリードを2-0と広げる。
さらに77分、右サイドで紺野がキープしたボールを塚川に預けると、塚川がワンタッチで柔らかいクロスをゴール前に上げる。中央の渡邊が頭で合わせるとこれも決まり3-0に。ほぼ試合の趨勢は決してしまった。
81分、塚川、渡邊に代えて安部、レアンドロを投入。すると83分、安部が右サイドで紺野とのワンツーから裏に抜け、深いところから中央へクロスを送ると、ニアに走りこんだフェリッピが軽くひっかけてそのままゴールに。4-0となり試合は決まったといっていいだろう。
85分、東に代えて木村を投入、森重を中央に置いた3バックに移行し、3-4-3のフォーメーションとなる。89分、レアンドロからパスを受けた松木が持ち出してミドル・シュートを放つが敵GKにセーブされる。
アディショナル・タイムには安部のスルー・パスから裏に抜け出したフェリッピが持ち上がり、最後は並走したレアンドロに横パスしてGKをかわし、レアンドロが流しこんだがオフサイドの判定。フェリッピは自陣からスタートしたようにも見え、オフサイドの判定は微妙だったがVARチェックの結果ゴールは認められなかった。あとフェリッピからレアンドロへのパスもオフサイドあったかも。
終了間際にはバングーナガンデのクロスにファーの紺野がダイレクトで合わせようとするが空振り、こぼれに松木がバイシクルで合わせたがミートしきれずボールは敵GKがキャッチ。結局終盤まで押しこんだ東京が4-0でC大阪に快勝した。
前半はボールを支配して攻撃的にしかけたが、シュートが2本続けてポストに嫌われるなど決めきれず。勝ち筋を逃してしまう懸念もあったが、後半立ち上がりに渡邊のゴールで先制すると、我慢の時間もありつつ終盤立て続けに追加点を挙げて一気に試合を決め、上位進出に希望を残す重要な勝ち点3を得た。
シュート数17-6、CK1-1、ポゼッション54-46と、ボールを支配しながら主導権を握って試合を進めたことが数字からも窺える。この試合ではプレスされても怖れることなくパスをつなぎ、敵の守備網をかいくぐって前進することができていたし、敵ボールにも果敢にチャレンジして取りきるプレッシングが機能しチャンスに直結していた。
ボールを保持することを攻撃からゴールにつなげる意識が明確で、ミスやボール・ロストもあるがやるべきことの方向感がはっきりしているうえに、それがチームで共有されているので、いるべきところに人がいてボールが動くという今季目指すものにかなり近づいた感があった。
前節、敵の強度の高い前プレと強固なブロックに特徴を出せず、まだまだ課題が多いこともあらためて思い知ったわけだが、その4日後にこれだけ強度の高いプレーで課題への取り組みを見せられたことは今のチームの状態や監督の戦術の浸透を見るようで頼もしかった。
SB、インサイド・ハーフ、ウィング、トップのそれぞれに質の高い競争があり、選択肢があることも大きいし、CBも木村のレンタル・バックで形が整った。アンカーは青木の状況がわからないが、東の充実は嬉しいし今のチームを支えていると思う。
まだまだ完成にはほど遠いが、シーズンの修了試験だと勝手に考えている残り6試合をここまで3勝1敗。課題を明らかにしながらも進歩を見せ、やりたいフットボールを表現しつつそれなりの結果を出せているのは地力がついてきた証拠と見てもよいのではないか。
この試合では渡邊が素晴らしかったのはいうまでもないが、森重、東といったベテランが鬼気迫るパフォーマンスを見せてチームを引っ張った。渡邊は試合によっても、また試合のなかでもいいプレーとクレバーさと技術が空回りするプレーのムラがあると思っているが、この試合では高い集中力でしっかり答えを出した。
渡邊を81分で交代させたのはサポから祝福を受ける機会を作るためのアルベル監督の配慮だと思うが、僕がいたバックスタンド上層では立ち上がって拍手する人が少なく残念だった。決勝点を含むハットトリックを決めた選手なのだから満場のスタンディング・オベーションで花道を送り出したかった。
東京はこれで戦績を14勝11敗7分とし、勝ち点を49(1試合あたり1.53)に伸ばして5位に浮上。上位の試合数がそろったので比較がわかりやすくなったが、3位の広島との勝ち点差が5、4位のC大阪との勝ち点差が1。ここまで来たら勝ち点55が目標だし、そのときに他がどうなっているかはそのときに見てみるしかない。
今節にも優勝が決まる可能性があった首位横浜が磐田に負け、2位の川崎が勝った結果、両者の勝ち点差が2に縮まり、次節の結果次第では、最終節の味スタでの川崎戦に優勝がかかる可能性がある。優勝を目指す川崎と満員の味スタで戦って勝ちたい。
評点(評点は
ドイツ式
):
スウォビィク(3) フェイントで敵のプレスをかわしたのにはシビれた。
中村(3.5) 読みと出足のよさで敵のパスを何度もカットした。
木本(3) 森重の好パフォーマンスの陰には木本のカバーあり。
森重(2.5) スゴみのある守備とはこのこと。敵FWに仕事させず。
バングーナガンデ(3) すごい勢いで成長している。アシストを記録。
塚川(3.5) 彼が加入してチーム全体のレベルが上がった。
東(2) まさに攻守の要。すべてのボールが東に集まった。
松木(3) 最若手ながら「ここまでやる」の手本になっている。
渡邊(1.5) 積極的なプレーが生きた。文句なしの活躍。
オリヴェイラ(3.5) ボールを収め続けた彼には感謝しかない。
アダイウトン(3.5) ポスト直撃の惜しいヤツあり。得点王狙える。
===
フェリッピ(3) 残り2試合、ディエゴ不在は彼が埋める。
紺野(3.5) 痛恨の空振り。役割は十分果たした。
レアンドロ(3.5) 幻のゴールは残念。結構マメに走った。
安部(3) ナイス・ランで4点目を呼びこむアシスト。
木村(-) 時間短し。安定感あった。
電車と歩きだったので久しぶりにスタジアムでビールを飲んだがスーパードライだったのが残念。売り子をしっかり見わけなければだった。
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FC東京
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J1リーグ戦
2022年10月10日 14:47
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【ブンデスリーガ第9節】グラードバッハ 5-2 ケルン
■2022年10月9日(日) 15:30キックオフ
■Borussia-Park
日本時間で日曜日の夜10時半キックオフ。スカパー観戦した。11月になるとサマータイムが終わり同じ時間帯の試合でも11時半キックオフになっちゃうのがキツい。前節、ブレーメンに大敗し捲土重来を期す試合。メンバーはイジってこなかった。
ゾマー
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ベンゼバイニ
ヴァイグル コネ
ホフマン クラマー シュティンドル
テュラム
インドネシアでの試合後に観客がピッチになだれこみ多くの死傷者が出た事件に対して黙祷をささげた。コイン・トスでは勝ったケルンがボールを取り、シュティンドルは陣地の入れ替えを選択。
ボールを保持して中央から攻め上がろうとするグラードバッハに対して、ハイプレスからサイドを経由して攻略しようとするケルンのぶつかり合いに。10分、テュラムがドリブルで持ち上がり敵DFを抜いてエリアに侵入、シュートを放つが敵GKにセーブされる。
その後も一進一退の攻防となるがボールはグラードバッハが握る。27分、ホフマンの右CKに中央でフリードリヒが頭で合わせゴール。1-0と先制する。kickerではシュート部位は「肩」となっている。いい時間帯だ。
しかし直後の29分、自陣エリア内でクリアしようとしたホフマンがボールをヒットできず敵FWの足首をけってしまう。しばらくそのままプレー・オンとなったが、VARが介入、OFRの結果PKとなる。31分、これを決められ1-1の同点となる。
いったんは振り出しに戻ったものの、45分、敵エリア内でクリア・ボールが高く上がったところに競ったホフマンが敵DFに倒される。敵のヒジが顔面に入っていたように見え妥当な判断。敵DFはこのプレーでこの試合二度めの明国を受け退場となった。
すでにアディショナル・タイムになっていたがこれで得たPKをベンゼバイニが落ち着いて決め2-1と再び勝ち越す。そのまま前半を終了した。PKによる失点はあったものの流れを手ばなさずリードを奪ってハーフ・タイムになったのは大きい。
後半は立ち上がりからグラードバッハが流れをつかむ。47分、ヴァイグルが敵陣で奪ったボールをスイッチして受けたシュティンドルがエリア外から躊躇なくシュート。これがファーに決まり3-1に。
52分、シュティンドルに代えてプレアを投入、プレアはそのまま左のウィングに。53分には右サイドのスカリーにパスが通り折り返したボールにテュラムが詰めるがシュートは枠外に。イージーなボールに見えたが合わせきれなかった。
57分にもコネから縦パスを受けたテュラムが反転してシュートを放つが敵DFにも当たりわずかに枠外に。一人多いグラードバッハが押せ押せの展開になるがテュラムはなかなかシュートが決まらない。
2点差と人数の違いもあって試合はやや一方的に傾く。グラードバッハがボールを持ちほぼケルン陣内で試合が進む。76分、プレアから右に開いたホフマンにパスが通り、ホフマンはこれをワンタッチで中央に折り返す。ファーから走りこんだベンゼバイニがこれを押しこみゴール。4-1とほぼ試合は決まった感じに。
78分、クラマーに代えてボルゲス・サンチェスを投入、サンチェスは右ウィングに入りホフマンがトップ下にスライドしたか。さらに83分にはスカリー、ベンゼバイニ、ホフマンに代えてライナー、ネッツ、ヘアマンを投入。おそらくヘアマンが左ウィングに入りプレアが中央にスライドしたと思う。
その直後、左スローインからゴール前にボールを放りこまれ、ライナーが対応したが巧みに身体を使われてゴール至近から浮いたボールをけりこまれて失点、4-2と2点差に。追加点があったおかげであわてなくて済んだ。
アディショナル・タイムには左サイドに開いたプレアからのクロスを、ニアに入ったテュラムが右足アウトでひっかけてゴール。なかなか決められなかったテュラムがついにゴール、5-2とリードを広げて試合終了。ブレーメンにやられた分をケルンにやり返した。
序盤こそケルンの強度の高い守備に苦しんだが、セット・プレーからのゴールで先制すると、いったん追いつかれながらも前半のうちに勝ち越したうえ一人多くなり、後半立ち上がりから追加点を決めて、あとは主導権を手ばなさずに試合をクローズした。
数字を見ればシュート数14-5、CK7-4、ポゼッション66-34と、敵の退場もあったにせよグラードバッハが試合をコントロールしたことがわかる。時間の流れとともに確実に勝ち点を引き寄せたナイス・ゲームだったと思う。
前節、自陣での致命的なミスからの失点関与とオウン・ゴールで散々だったベンゼバイニがこの試合では2得点の活躍。信じて使ったファルケ監督に采配が光った。プレアが途中出場ながらいい働きで存在感を示し、選手起用の選択肢も広がっている。
前節とやっていることがそれほど大きく変わったわけではなく、このやり方を信じて続けて行けばよいということを確認した試合になった。大敗のあとも同じメンバーで戦った監督がこの試合の最大の勝者だったと言っていいだろう。
テュラムがここ数試合絶好機に決められないシーンも多かったが、ようやく決めることができて本人も気をよくしていると思う。左から来るボールを反転して右足アウトで流しこむとか難しいシュートの方が決まるのかもしれない。
CBも板倉のいない間フリードリヒがアピールしておりいい競争ができそうだ。板倉はランニングを開始したとの報もあり、復帰が待たれるがムリはしないでほしい。ワールドカップは本人は行きたいだろうが、辞退して静養に当てた方がいいんじゃないか。
これで9試合を終了し4勝3敗3分で勝ち点は15(1試合あたり1.67)に。順位は6位に上がり、首位のウニオンとは勝ち点5差、2位のフライブルクとは3差とした。一方で12位のマインツとも3差と全体に混戦になっており、着実に勝ち点を積み上げて密集から上に抜けたい。
ダニエル・ファルケ監督談話:
「ブレーメンでの厳しい結果の後でホームに戻り、しばらく勝てていなかったダービーに勝てたことは非常に重要だ。前半はケルンがここ数カ月なかなか負けなかったことの理由がよくわかった。彼らは非常にプレスの強度が高く、中央は極端にコンパクトにしてきた。こういう状況では頭を使って戦略的にやる必要があるし、先制する前にやっていたように、攻撃のために我慢強く準備をしなければならない。同点にされたあと、我々は直ちにギアを上げた。数的優位を得て3-1にできたことも当然非常に重要だ。4-1にした局面では我々のボール保持がバタついていてあまり評価できないが、最後には極めて妥当な勝利を手にすることができた」
早く板倉が見たい。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2022年10月08日 22:34
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【Jリーグ第31節】FC東京 0-2 湘南
■2022年10月8日(土) 15:00キックオフ
■味の素スタジアム
久しぶりの味スタ。曇り空でやや肌寒い秋の気候となった。前節鹿島にアウェイで勝ち凱旋、リーグ戦3連勝を目指す。残留を争っている湘南は難しい相手になるが、こうした相手にも自分たちの戦いがしっかりできるか、今節も重要な修了試験になる。
出場停止の明けた森重が先発に復帰、中盤では松木をベンチに置き安部がインサイド・ハーフで先発。それ以外は前節と同じ布陣となった。中三日で水曜日にC大阪戦が控えているが大きなターンオーバーはなかった。
スウォビィク
長友 木本 森重 バングーナガンデ
安部 東 塚川
渡邊 オリヴェイラ レアンドロ
立ち上がりは湘南の出足のいいハイ・プレスに押され、ボールを支配できず自陣に押しこまれる展開に。シュートを打たれるが枠に収まらないものも多く難を逃れる。つなぎにミスが出て自陣でボールを失うことが多くバタバタした。
10分過ぎあたりから東京がボールを持つ局面が増えるが、中央をしっかり固められ、長いボールも使ってサイドの裏を狙いに行くがフィニッシュまでは持ちこめない。機会をうかがううちにボールを失いカウンターを受けるシーンも多い。
23分、レアンドロからパスを受けたバングーナガンデが左サイドで持ち上がり、戻しのクロスを入れるとオリヴェイラが中央で後ろに落とし、走りこんだレアンドロがダイレクトでシュートするが敵DFに当たり枠外に。
31分、森重からのフィードを右サイドから斜めに走りこんだ渡邊が裏で受け、クロスを入れるとファーに安部が飛びこんだがシュートは枠に入らず。渡邊の飛び出しがオフサイドの判定となる。
レアンドロ、オリヴェイラを核に、安部、バングーナガンデらがからみ裏を取ろうとするが湘南の守備も集中しておりブロックは固い。交互に攻撃をしかける時間帯が訪れる展開となるがチャンスは湘南の方が多い。どちらも決めきれないままスコアレスで前半を終えた。
湘南の3バックとフォーメーション的なかみ合わせが悪いのか敵を捕まえるのに苦労する一方でこちらの攻撃はふたをされている。それでもパスをつないでプレスをかいくぐり、前線での勝負に持ちこむ意図は見えるしチャンスは作った。どちらに転んでもおかしくない試合だが引かずに戦いたい。
後半に入っても展開は変わらず。47分、レアンドロが倒されて得た左サイドでのFKをレアンドロが自らけるとニアの渡邊が頭で合わせるが敵GKがセーブ。
52分にはカウンターで攻め上がりオリヴェイラからレアンドロにラスト・パス。レアンドロはシュート・コースを作ろうと切り返したが敵DFに対応される。54分、渡邊が敵陣でボールを収め切り返しからシュートを放つが敵DFがブロック。
55分、塚川のクロスにオリヴェイラが頭で合わせるが枠外に。さらに57分、レアンドロのCKに森重がヘディング・シュートを放つが枠外に。この時間帯は東京が立て続けにシュート・チャンスを作ったが決めきれず。
その後は拮抗した戦いとなる。67分、オリヴェイラが足をつったか担架で退場、フェリッピがイン。そのままトップに。
70分、突然VARのチェックが入る。塚川の敵へのチャレンジが退場の可能性ありということだったようだが結果は警告に。主審がポケットに手を入れた瞬間スタジアムに緊張が走ったが出したカードが黄色だったので露骨に「よかった〜」的な空気が流れる。
73分、レアンドロと塚川に代えてアダイウトンと松木を投入。78分、エリア正面手前の20メートル以上ある位置から強烈なミドル・シュートを打たれる。これがゴール隅に決まり先制を許す。0-1と重いビハインドを背負ってしまった。シュートがよすぎた。
さらに82分、前がかりになったところで連係のミスからボールを失い、左サイドを縦に持ち上がられる。ドリブルを止められずそのままエリアに入られ最後はスウォビィクとの一対一から冷静に流しこまれて失点、0-2と決定的な追加点を与えてしまう。これも敵FWの個の力でやられた。
83分、安部と長友に代えて紺野と中村を投入、紺野は例によって右ウィングに入り渡邊がインサイド・ハーフに落ちたか。終盤はリスクを取って圧をかけたが湘南の守備が堅く寄せも早い。アディショナル・タイムは7分あったがゴールは遠く、結局0-2で完敗となった。
主導権を握りきれないなか、互いに自分たちのスタイルを表現した試合で、どちらが勝ってもおかしくはなかったし、試合自体はインテンシヴで面白かったが、終盤に一発モノのゴールを決めた湘南がダメ押しも決まってゲームを持って行った。
数字を見ればシュート数5-9、CK5-7、ポゼッション59-41と、東京がボールは持ったもののチャンスの数では湘南に上回られた試合だったことがわかる。それが結局ゴールの数に表れてしまったということだろう。
ボールを支配する時間を長くし、パスをつなぎながら前線で勝負する意図ははっきり表現できたが、湘南は湘南で自らのゲーム・プランをしっかりと実行してきて、そのぶつかり合いの中でできたこととまだできていないこと、フォーメーション的にかみ合わない部分などがあったということだろう。
気の抜けたプレーをしていたわけでもないし、目的ややるべきことを見失っていたわけでもない、意図をもって取り組んだが当然うまく行かない部分もあり、拮抗した渡り合いのなかでどちらに転ぶかわからない部分もあり、結果を敵に譲ってしまったということ。
出足がよくやることがはっきりしているチーム、特に3バックのチームには相性が悪いところがあり、我々のスタイル、フォーメーションを貫こうとするときにこれをどうするかは今季の大きな課題として残っている。
今日はそのなかでも終盤までガチでやり合いできており、最後はオープンになったところでやられはしたものの、シーズンを通じての成長は見ることができたと思う。修了試験としては合格とはいえないが、現在地を示すことはできた。
今日はレアンドロがせっかくパスを受けながら収めきれず簡単にボールを奪われるシーンが多く、研究されていると感じた。オリヴェイラもポストしたところを執拗に詰められていたし、さすがにこのへんは対策される前提で考えなければならないということか。
これで東京は31試合を終了、13勝11敗7分で勝ち点46のまま、1試合あたりの勝ち点は1.48となり暫定順位は7位に落ちた。残り3試合(ホーム2試合、アウェイ1試合)で勝ち点をどこまで伸ばせるか、修了試験は続く。
評点(評点は
ドイツ式
):
スウォビィク(3.5) 先制点は敵のシュートがよすぎた。
長友(4) 敵の寄せが早く前にボール運べず。
木本(4) 敵のハイ・プレスに手を焼いた。
森重(3.5) 貫録のフィード、シュート、対人を見せた。
バングーナガンデ(3.5) アラはあるが特長は出せている。
安部(4) 果敢に前に出たが前節の再現はならず。
東(3.5) ブロック固くなかなか縦に通せなかった。
塚川(3.5) 要所でリスクをつぶしたが警告受け交代。
渡邊(4) ムラが多く空回りもあった印象。
オリヴェイラ(4) ゴール決めさせてやりたい。
レアンドロ(4) 球離れの悪さが今日は悪い方に出た。
===
フェリッピ(4.5) なじみつつあるがまだ本領は出てない。
松木(3.5) ベンチ・スタートは水曜日に備えたか。
アダイウトン(4) 今日は無双を見せられず。
紺野(-) 時間短し。
中村(-) 時間短し。
端的にいえば湘南がよかった。我々もやることはやった。
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FC東京
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J1リーグ戦
2022年10月02日 21:39
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【ブンデスリーガ第8節】ブレーメン 5-1 グラードバッハ
■2022年10月1日(土) 18:30キックオフ
■Weserstadion (Bremen)
FC東京の試合を鹿島に見に行ってそのまま現地泊としたので、この試合は日曜日の出発前にスカパーの配信で前半を、家に帰って午後に後半を見た。ライプツィヒに快勝したあと2週間ぶりの試合となるが、このいい流れをアウェイでもしっかりつなぎたい。フォーメーションは前節と同じだが、ケガで離脱していたプレアがベンチ入り。
ゾマー
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ベンゼバイニ
ヴァイグル コネ
ホフマン クラマー シュティンドル
テュラム
試合はいきなり動いた。左サイドで裏を取られ、クロスボールに中央で合わされて失点、早くも0-1と先制点許す。下がりながらの守備となったが、クロスの出どころにもFWにも十分な圧をかけられなかった。
さらに8分、ハーフウェイで奪われたボールを前線に展開され、スルー・パスから裏抜けを許す。シュートはゾマーがセーブしたものの、こぼれ球を流しこまれ再び失点、0-2とリードを広げられる。
14分、今度は自陣でゾマーに頭でボールを戻そうとしたベンゼバイニのパスが中途半端になりこれをさらわれる。フリードリヒが対応したが、最後は並走した敵FWに出されたパスを決められ0-3に。試合開始から15分で3点のビハインドを背負ってしまう。完全なベンゼバイニのチョンボ。
やっていることはふだんと変わらないと思うが、ブレーメンの出足のいいハイ・プレスに押され、つなぎの精度が落ちたところをさらわれている。試合の序盤がこうしたハイ・エナジー・フェイズになることはよくあるが、強度で上回られシュートもしっかり決められて結果的に序盤で流れを完全に持って行かれた。
前に出るしかなくなったグラードバッハはそこからいくつかチャンスを作る。18分、CKからの流れで前線に放りこまれたボールにクラマーが抜け出し、GKと一対一のチャンスでダイレクト・ボレーを試みるがボールは枠に飛ばず。
直後の19分にはホフマンからのパスを追って前線に走りこんだスカリーが敵DFに競り勝ってシュートを放つが敵GKにセーブされた。この局面で1点でも返しておきたかったが決めきれない。
すると37分、右サイドからゴール前に放りこまれたクロスに、ベンゼバイニがクリアを試みるがこれがゴールに入ってしまいオウン・ゴールに。0-4とほぼ試合が決まってしまう。ベンゼバイニはジャンプしながら左足アウトサイドでCKに逃れようとしたが、いかにも軽いプレーでありゴール前でやることではなかった。
42分には右サイドを縦に抜けたスカリーがゴール前を横ぎるクロスを入れると、ファーに走りこんだシュティンドルがむずかしいバウンドに直接合わせるがこれも敵GKにセーブされる。0-4で前半を終了。アディショナル・タイムはなかった。
後半は安全圏のリードを得てリスクを取る必要のないブレーメンに対して、なんとかゴールを重ねたいグラードバッハがボールを持ってチャレンジする流れに。
48分、ヴァイグルが前線に送ったパスが敵DFの対応ミスで裏にこぼれ、これをさらったテュラムがシュートを放つが枠外に。その後は敵のシュートがポストをヒットするシーンなどもありつつグラードバッハがなんとかゴールをこじ開けに行く。
63分、中盤でポストしたシュティンドルが敵DFをかわして反転、前線にスルー・パスを送ると、これを受けたテュラムがGKをかわして流しこみようやくゴール。1-4と3点差になる。
しかし73分、左サイドから中央にクロスを入れられ、これを最後は中央に落とされて走りこんだ敵FWが流しこみゴール。1-5と再び4点差となり事実上試合終了。
77分、スカリーとシュティンドルに代えてライナーとヘアマンを投入。ヘアマンはそのまま左のウィングに。さらに83分にはクラマーに代えてエングムを投入、ホフマンが中央に入りエングムは右に開いたように見えた。
85分にはホフマンの右CKが敵GKのセーブに遭い後ろにこぼれたところ、ヘアマンがミドルシュートを放つが敵GKにセーブされる。強烈なシュートが枠に飛んだがやや正面だったか。このこぼれ球からのクロスにはフリードリヒが頭で合わせたがこれもGKにキャッチされる。
88分にはベンゼバイニとコネに代えてネッツとライツを投入。最後まであきらめずにゴールを狙いに行ったが結局テュラムの1ゴールにとどまり、1-5で大敗を喫した。
数字だけをみればシュート数13-14、CK5-4、ポゼッション52-48と互角。実際攻撃ではいつもどおり速いテンポでパスをつないで押し上げる戦術が機能しており、チャンスも作ったし1ゴールは決めることができた。
問題は守備の方で、序盤にハイ・プレスから裏返されての2失点に加え、ベンゼバイニの軽いプレーからさらに2失点と前半のうちに試合の流れを自ら手放した。強度と精度でチャンスを決めきってきたブレーメンが上手だったということか。
それでも最後まであきらめずしかけ続け、幾度となく得点機を作ったことは評価したいし、やっていること自体が間違っているわけではないのでやり続けるしかない。ゲーム・マネジメントという点で失敗はあったが、下を向く内容ではなかったと思う。
この試合展開であれば、後半もっと早い段階で他の選手を試してよかった。前半、0-3の間に1点でも返しておければまた展開は違っていただろうと悔やまれる。今季2敗めとなった。
グラードバッハは8試合を終了して3勝2敗3分で勝ち点12(1試合あたり1.50)。順位を9位に下げた。内容は悪くないが勝ちきれない試合が多く手ごたえの割りに勝ち点が伸びてこない。次節とホーム・ゲームとなるケルン戦では勝ち点3を積み上げなければならない。
ダニエル・ファルケ監督談話:
「今日のようなことはフットボールでは残念ながらたまに起こることだ。最初の20分はピッチで戦っていた感覚がまったくなく、われわれの守備がまったくうまく行っていなかったことからすでに試合に負けていた。われわれは序盤、パスを通すことができずすべての一対一で競り負けていた。0-3となったゴールはまさにその象徴だ。選手たちを混乱させたくなかったので、大きなビハインドを背負ったあともやり方を大きく変えることはなかった。その後は彼らはいい反応を見せてくれた。われわれは何度もチャンスを作り、試合の流れにしっかりと戻り、調子に乗っているブレーメンにそれ以上は好きなようにはさせなかった。しかし最終的にはまったく妥当な敗戦だというほかない」
旅先で前半見ただけでゲッソリきた。ブレーメンが緑と白のユニだったので、グラードバッハはサードの黒だった。板倉はワールドカップ行けるんじゃないかとか言ってるがムリだけはしないでほしい。
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Borussia M'Gladbach
2022年10月01日 23:00
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【Jリーグ第31節】鹿島 0-1 FC東京
■2022年10月1日(土) 15:00キックオフ
■県立カシマサッカースタジアム
秋晴れの土曜日。10月1日は東京ドロンパと僕の誕生日だ。今まで一度も行ったことのなかった鹿島サッカースタジアムに行ってみることにしてクルマを走らせた。交通の便の悪さがイヤで今まで敬遠していたのだが、鹿島サポにいい民間駐車場を教えてもらって無事にたどり着くことができた。
シーズン終盤、チームづくり途上の年とはいえできる限りの勝ち点は積み上げて上位を狙いたい。まずは1試合あたりの勝ち点が1.50となる勝ち点51を目指したいところで、そのために必要な勝ち点は残り5試合で11。アウェイとはいえ勝ち点を持ち帰りたい試合だ。
この試合では森重が警告累積で出場停止。そのため木村が初めての先発となった。インサイド・ハーフは塚川と松木の組み合わせ。代表から戻ったばかりの長友はベンチ・スタートとなった。
スウォビィク
中村 木本 木村 バングーナガンデ
塚川 東 松木
渡邊 オリヴェイラ レアンドロ
試合は序盤から東京がボールを握り、パスをつないでしかける流れに。鹿島は奪ったボールを前線に当てて組み立てようとするが、パスがずれることが多く、それを拾った東京が中盤のスペースを生かして押し上げるシーンが多い。
12分、右サイドでの組み立てが敵に引っかけられて中央にボールがこぼれるが、これをレアンドロが拾いエリア外正面からシュートを放つ。これが東京のファースト・シュートとなるが左に枠を外れる。
28分、木本のフィードを松木が敵DFラインの裏で受け、胸トラップから反転してシュートを放つがこれも枠外に。打ち急いでミートしきれなかったか。
31分には右サイドで渡邊からボールを受けたレアンドロが中央に持ちこみ、オリヴェイラとのワンツーからシュート・コースを作って正面からシュートを放ったが敵GK正面に。
その後も東京が果敢なプレスでボールを奪い、丁寧につなぎながら敵ゴールを脅かすが得点に至らない。一方鹿島もチャンスを作るものの東京の守備が集中しており散発にとどまる。意図を持った攻撃で形は作ったものの決めきれないままスコアレスで前半を終えた。
東京の方がいい形でボールを持てており、優位に試合を進めているように見えたが、その流れからゴールを決められなかったのが後半どう影響するか。鹿島のポジショニングが悪く、全体に間延びして中盤にスペースが空くのを生かしたかったが後半は鹿島も修正してくるはず。
後半に入ると鹿島がコンパクトに中盤を圧縮してきたため前半のようにボールを運ぶのが難しくなる。53分、エリア左で得たFKをレアンドロが直接狙うがバーの上に。さらに56分、バングーナガンデからのフィードを渡邊がエリア内で受けるがむずかしい体勢となり敵DFの寄せもあって打ちきれない。
59分にはレアンドロが左から切れこみ、オリヴェイラとのワンツーから中央に回りこんでミドル・シュートを放ったが惜しくも敵のGKにセーブされる。強烈なシュートが枠に飛んだがGKをほめるべきシーン。鹿島の攻撃が前半より精度を増し、締まった試合になっている。
65分、松木とオリヴェイラに代えて安部とアダイウトンを投入。アダイウトンは左ウィングに入りレアンドロがゼロ・トップ気味に中央へ。安部は右のインサイド・ハーフに入り塚川が左へ。
67分、渡邊からのパスを左サイドで受けたアダイウトンが切れこんでエリアに入ったところから右足で巻いたシュートを放つがわずかにファーに外れる。
73分、レアンドロに代えてフェリッピを投入。そのままトップへ。75分、渡邊からのスルー・パスを受けて裏に抜けたフェリッピがダイレクトでシュートを放つが角度がなくGKにコースを消される。フェリッピは81分にもアダイウトンからのパスを受けワントラップから素早くシュートを放ったがGKにキャッチされる。
84分、左サイドからバングーナガンデが放りこんだクロスは敵DFにクリアされるが、ファーにこぼれたボールをエリア外で安部が拾い、ワントラップからシュートを放つとこれがゴールに突き刺さり東京が終盤に1-0と先制する。
87分、塚川と渡邊に変えて長友と紺野を投入。最終ラインを木本を中心に右に中村、左に木村という3バックに変更し、右ウィングバックの長友、左のバングーナガンデを加えて実質的に5バックになる。最後は鹿島の反撃に遭ったが落ち着いて守り、4分のアディショナル・タイムもなんとかしのいで1-0で逃げきった。
前半主導権を握ったものの得点を奪えず、後半修正してきた鹿島と拮抗した競り合いになり勝ちを手放した試合に見えたが、最後に安部のファイン・ゴールで勝ちきった。勝ち点1で満足すべきかとも一瞬思ったが、チームはあきらめていなかった。こういう勝ち方ができたのは重要だ。
数字を見るとシュート数15-17、CK7-6、ポゼッション51-49と拮抗した結果だったが、やりたいことをしっかりやりきったのは東京の方だったように見えた。
プレスをかけられてもけって逃げず、はがしてはつなぐことを繰り返す結果、最後の1枚を抜くとそのあとは大きなスペースが開けているという意図のある攻撃が何度も見られ、その精度が上がったうえ、それでいけるという確信、自信も以前よりしっかりしてきた感がある。
まだまだ課題は山積しており今季の戦績もそれだけ見れば満足できるものではないが、シーズンをかけて取り組んできた戦い方の変革は確実に進化していて、来季に向けた足がかりは着実に構築しつつあると感じている。
前節に続き今季の修了試験として大事なアウェイ・ゲームだったが、この試合でも自分たちのフットボールを果敢に表現したうえで結果も出した。次はこうしたいい流れをどうコントロールし持続して行くかが問われることになる。
東京はこれで2連勝、30試合を消化して13勝10敗7分で勝ち点を46に伸ばし、1試合あたりの勝ち点が1.53と1.50を超えてきた。順位は暫定ながら6位に上がり、4位のC大阪との勝ち点差は3。まずは勝ち点51を目標にし、それにどれだけ上積みできるかというところまできている。
残り4試合のうちホーム・ゲームが3試合あるのはアドバンテージ。最終節の川崎戦、味スタを満員にして勝ちたい。
評点(
評点
はドイツ式):
スウォビィク(3) 手堅い守備で無失点。落ち着いていた。
中村(3.5) 読みのいい守備で敵のボールを何度も奪取。
木本(3) いいフィードを連発。最終ラインを統率した。
木村(3.5) チャンスにしっかりアピールできた。
バングーナガンデ(3.5) 強みを生かして結果に貢献した。
塚川(3) 攻守にキーマンとなってチームを動かした。
東(3.5) 中盤の底でリスクをコントロールした。
松木(3.5) 前半のあれはせめて枠に行きたかった。
渡邊(3.5) いい形でボール受けられたヤツ惜しかった。
オリヴェイラ(3.5) ゴールはなかったがよくなりつつある。
レアンドロ(3) ミドルが効いていた。惜しかった。
===
アダイウトン(3.5) 入らなくても十分脅威になっている。
安部(3) フカしがちなシュートをよく決めた。年イチか。
フェリッピ(3.5) 今日は可能性を感じさせた。順応中。
長友(-) 時間短し。貫禄を見せた。
紺野(-) 時間短し。
カシマスタジアムは見やすくてよかったが上層スタンドに上がる階段が怖すぎた。あとスタグルは魅力的だったが列長すぎて並ぶ気失せた。
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