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2023年08月27日 20:05      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第2節】グラードバッハ 0-3 レバークーゼン

■ 2023年8月26日(土) 18:30キックオフ
■ Borussia-Park

日曜日の朝早めに起きて録画を見ようとしたが、朝のTwitter(現X)チェックで結果を知ってしまった。うかつだった。前節アウェイで開幕戦を引き分けて迎えるホーム初戦。厳しい相手だが勝ち点3をもぎとりたい。

ネッツが練習で負傷した模様で出場を回避、フリードリヒを先発させ3バックにしたようにも見えたが、スカリーが落ちてフリードリヒが右に張った4バックにも見え、攻守に応じてフレキシブルに対応していたかもしれない。

オムリン
フリードリヒ 板倉 ヴェバー
オノラ ヴァイグル ノイハウス スカリー
エングム チュヴァンチャラ プレア

試合は序盤からレバークーゼンがボールを支配、グラードバッハ陣内で試合を進める。グラードバッハは守備に追われ攻撃はカウンター狙いとなるがなかなかチャンスを作れない。シュートも打たれるが身体を張ったブロックでなんとかゴールは守る。

18分、エリア内に送られたボールを頭でゴール前に流しこまれ、これをさらにヘディングで押しこまれて失点、0-1と先制する。まあ、どちらかといえばよくここまで耐えたというくらいの感じで、いずれは入る運命にあったゴールかもしれない。

その後もレバークーゼンの圧力を受けて守備に追われる時間が続く。攻撃は散発でなかなかフィニッシュにもちこめない。27分にはフリードリヒがオノラとのワンツーから自ら持ち上がってシュートを放つが枠外に。

41分にはカウンターで右サイドを上がったオノラからのクロスに並走したチュヴァンチャラが中央で合わせようとするがヒットしきれず。当たっていればチャンスだったが惜しかった。

なんとか最小得点差で折り返せるかと思ったアディショナル・タイム、エリアに放りこまれたボールを丁寧に折り返され、これをボレーでけりこまれ再び失点、0-2となって前半を終了。正直な実感は「よく2点ですんだな」だが、せっかく耐えたのに前半終了間際の失点でさらに形勢が厳しくなったのは確か。果たして反撃は可能なのか。

後半からグラードバッハはシンプルな4-4-2にシフトしたか。立ち上がりの50分、オノラからボールを受けたフリードリヒがシュートを放つがサイドネット。51分にはチュヴァンチャラがターンから狙うがミートしきれず枠外に。ハーフ・チャンスは作れても決めきる迫力を欠く。

すると53分、敵FWがフィードを追ってゴール前に抜け出す。フリードリヒが追い、オムリンが飛びだすがどちらも対応しきれず、ギリでシュートを打たれボールはゴールに。後半開始間もない時間に追加点を献上し0-3となる。試合の流れはほぼ決まった。

その後はリスクを取る必要のなくなったレバークーゼンに対してグラードバッハがある程度ボールを持てるようになるが、ボールを失うと速い攻撃を受けるので気は抜けない。61分にはプレアがエリア外から鋭いミドル・シュートを放つが枠をとらえきれず。

67分、ノイハウスとエングムに代えてライツとハックを投入、ライツはボランチに、ハックは左SHまたは左ウィングの位置に入ったように見えた。68分には板倉がCKに頭で合わせ鋭いシュートが枠に飛んだが敵GKのセーブに遭う。

79分にはチュヴァンチャラとオノラに代えてラノスとボルゲス・サンチェスを投入するが局面は好転せず、さらに88分には板倉に代えてウルリヒを投入、ブンデスリーガ初出場となるウルリヒは左SBに入り、スカリーが右へ。

しかし3分のアディショナル・タイムもゴールは遠く、結局着実に加点したレバークーゼンに対し0-3での完敗となった。

序盤からかなり一方的に押しこまれ、防戦一方となるなかで身体を張ってしのいでいたがもちこたえきれず失点、前半アディショナル・タイム、後半開始早々と取られちゃダメな時間帯に着々と差を広げられた。終盤チャンスもあったが決めきれず、ノーゴールではどうやっても勝ちようがなかった。

数字を見ればシュート数12-24、CK5-8、ポゼッション40-60とレバークーゼンに試合を支配されており、最後まで彼らの背中を追いつづけた苦しい試合だったことがわかる。

局面によっては、ダイレクト・プレーでボールを動かし前線のコンビネーションで仕留める狙いが表現できていたが、前節同様主導権が握れないなかでカウンター中心の戦いにならざるを得ず、チャンスの数自体が限られて取りきれなかった。

一方で守備では数がそろっていても止めきれておらず、敵が強いというのはもちろんあるが、2試合で7点取られるのは問題があり、取れないなら取られるなという意味でもちょっと受け入れがたい。

結局CBとGK、せいぜいヴァイグルあたりにまかせきりの守備になっており、組織的な対応ができていないのではないかと感じる。守備の約束ごとをしっかり整理すべきだと思うし、攻撃もカウンター・フットボールが本意ではないはずだが、まあ次節がバイエルン戦なので修正はその後になるのか。

いずれにしてもまだまだ課題が多いことを見せられた試合だった。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「我々は今日は自分たちのパフォーマンスを発揮することができなかった。圧力を受けてもスペースを消し状況を把握するということがうまく行かなかった。最後にレバークーゼンがやや自由にやらせてくれるようになって初めて力を出すことができた。前半はボール・ロストが多すぎた。相手はしばしばゲーゲンプレスからチャンスを作っていた。チームはリードされてもなにがしかを試み、多くを投入してくれたし、サポーターはそれを評価してくれた。彼らが最後までそのような支援をしてくれたことには感謝したい」

板倉のヘディング・シュートは惜しかった。2試合連続になるところだった。あと自陣ゴール前での鬼ヘディング・クリアもよかった。



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2023年08月27日 01:41      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第25節】FC東京 2-2 神戸

■ 2023年8月26日(土) 19:00キックオフ
■ 国立競技場

むし暑さは残るものの気温はそこまで高くなく、どことなく秋の気配も感じられる週末。今季2試合目となる国立競技場でのホームゲームである。先週腰を痛め、行くかどうかやや迷ったが、状態が改善しつつあるのでリハビリ兼ねて行くことにした。

前節横浜に惜しいところで競り負けたが、今節も上位との対戦。国立がとか神戸がとかいうより、今やろうとしているフットボールをしっかりやりきって勝ちたい。今やれる最大限を出しきりたいし、それができれば相手がどこであれ勝機はある。それを逃さずつかみたい。

前節負傷欠場した松木が先発に復帰しボランチに。小泉が右SBに落ちて白井がベンチ・スタートとなった。また出場停止明けのトレヴィザンも先発、木村がベンチとなり徳元、木本はメンバー外に。なにげに競争が厳しくなっている。

野澤
小泉 森重 トレヴィザン 長友
東 松木
仲川 渡邊 俵積田
オリヴェイラ

ボールを保持し当てて落としながら前進を図る東京に対し、神戸は前線に長いボールを当て個の強さをアドバンテージにゴールを狙う展開に。東京は中盤で神戸のパスを引っかけてショート・カウンターのような形で攻め上がるシーンが多くなる。

開始早々の2分、オリヴェイラが敵との接触で倒れる。頭を押さえているように見え、メディカルが入ってピッチ内で治療。最終的には復帰したが結構時間がかかってひやひやした。

8分、敵陣でルーズになったボールを拾った松木がエリア手前中央から左足で狙うが枠に飛んだボールは敵GKがセーブする。これが東京のファースト・シュートに。15分にはオリヴェイラが右寄りでのキープから狙うがこれもDFにブロックされる。

18分、敵GKが出したパスを仲川がカット、エリア内でオリヴェイラにパスすると、オリヴェイラはワントラップして置き直したボールをシュート。これがゴール右上隅に決まり東京がいい時間帯に1-0と先制する。なにもないところからのいただきものだがよく決めた。

その後も東京が試合をコントロール、何度かチャンスを作るが追加点は決めきれない。一方、神戸も前線にボールが入ると圧力の高い攻撃をしかけてくる。押していてもパス1本で形成が変わる怖さがあるが、森重、トレヴィザンのところで対応している。

一進一退の攻防となるが互いにチャンスをモノにできない。43分には松木のけった右CKに森重が頭で合わせるが枠外に。最小得点差のまま前半を終えた。流れは手ばなしていないが追加点が取れなかったのは痛く、このまま終わるとは思えない。リードは忘れ後半も前を向いて戦いたい。

後半に入っても攻守拮抗した戦いに。立ち上がりの48分にクロスからのヘディング・シュートを枠に飛ばされるが野澤が横っ飛びでセーブ。東京は積極的な守備からハーフ・チャンスを作るがフィニッシュまではもちこめない。

64分、自陣でボールを奪った長友が仲川とのワンツーからそのまま右サイドに流れて敵エリアまでドリブルで持ちあがる。クロスは敵DFにブロックされ、そのままプレー・オンとなったがVARが介入。OFRの結果ハンドがあったとの判定となりPKをもらう。検証映像が大型画面に何度も繰り返し映し出されゴール裏が盛り上がった。

判定を待つあいだの68分、東、俵積田、オリヴェイラに代えて原川、シルバ、アダイウトンを投入。PK前の選手交代は珍しいのではないかと思った。オリヴェイラは座りこんでおり傷んだか。

69分、オリヴェイラが退いたため松木がこのPKをけったが、枠に飛んだボールを敵GKがセーブ。追加点を挙げられない。キックが素直すぎ、おそらくデータで読まれていた。

69分、これで得たCKにアダイウトンが頭で合わせるがバーの上。70分にはアダイウトンが持ち上がり渡邊にラスト・パスを出したが渡邊のシュートは敵DFにブロックされる。71分にもCKにトレヴィザンが頭で合わせるが枠の右に。原川のキックがいい。

その後も東京は中盤でボールを奪って攻撃をしかけるが攻めきれない。82分には仲川に代えて木村を投入、木村を中央に置いた3バックに移行し、守備時には実質的に5バックに。

87分、敵FWが前線でボールを収めたところに木村と野澤が対応、ボールを奪う。敵FWが倒れたままでプレーオンとなったが、VARが介入、OFRの結果、野澤が敵FWを倒したと判断されてPKを取られる。アディショナル・タイムにこれを決められ土壇場で1-1の同点に。

アディショナル・タイムは13分。90+10分、左サイドでパスを受けたアダイウトンがDFにからまれながらもドリブルで前進、中央へ切れこんで右足でシュートを放つとこれがファーに決まり2-1に。アダイウトンらしいゴールで再び流れを引き寄せる。

しかし90+14分、東京ゴール前で密集に。高く上がったボールの落ち際をボレーでシュートされ、これを決められて失点、最後の最後に再び2-2の同点にされてしまう。VARによるゴール・チェックでオフサイドの可能性が検証されたが結局ゴールは認められ、そのまま2-2の引き分けとなった。

いただきもののゴールで先制し、後半にはPKも得たが追加点を挙げることに失敗、アディショナル・タイムにPKで追いつかれ、さらに突きはなしたが再び同点とされて勝ちきれなかった。勝機は十分あっただけに、PKの失敗、アディショナル・タイムの攻防が悔やまれる試合となった。

シュート数15-11、CK6-4、ポゼッション52-48と数字的にも神戸を上回り、試合そのものの流れは終始我が方にあったと思うが、PK失敗あたりから空気が微妙になり、5バックに移行してからPKを献上するなど試合運びが拙かった。やろうとしたこと自体が間違っていたというよりは、意図を持ちながらそれを完遂できなかったというべき試合。

出足のよい守備から再三神戸の攻撃をインターラプトし素早くボールを動かしながら敵ゴールに迫ったシーンも少なくなく、クラモフスキー監督のもとでやろうとしているフットボールが表現できていた。

しかし序盤のいただきもののゴール以降追加点がなかったのは課題で、最小得点差のまま終盤に突入したことで自らゲーム・マネジメントを窮屈にしてしまった。PK献上のシーンは木村と野澤の若さが出た感があったし、2失点めもギリギリの局面で自陣でのカバーが甘かったといわれれば仕方ない。

全体として悪くない戦いができていただけに、それを勝ちきれなかったことは悔しく、今日落とした勝ち点2は先週に続く授業料として必ず元を取らなければならない。今日の試合で得た勝ち点1がどれだけの意味を持つかは次の試合で決まる。

ただ、クラモフスキー監督の戦い方はやや一本調子な面はあるものの形になり始めていて、それは結果は出なかったものの上位との二連戦で実感できている。課題はもちろんあり、細かいチューン・アップはまだまだ必要だが、器用さを求めるのはもう少し先でもよく、ほぼ降格もなくなった今季は、殴り合って勝つか負けるかというスタイルでどこまで行けるか試していいと思う。

これで25試合を終えて9勝10敗6分となり、勝ち点33(1試合あたり1.32)で順位は10位と
変わらず。最低でも順位表の上半分でシーズンを終えたいし、そのためには1試合あたりの勝ち点が1.50となるシーズン勝ち点51がとりあえずの目線となる。

残り9試合を6勝3敗で乗りきれればちょうどこのラインに到達することとなるが、9試合のうちホームが5試合、アウェイ4試合もそのうち3試合は川崎、横浜FC、湘南と隣県での試合であり、日程には恵まれている。ここからどこまで上を目指せるか、まだシーズンは終わっていない。

評点(評点はドイツ式):
野澤(3) 委縮する必要はないが課題も大きい。
小泉(3.5) ときおり左サイドまでカバーしていて驚いた。
森重(3.5) 最後の最後にチームをまとめきれず。
トレヴィザン(4) スリル満点の突貫守備だが貢献大きい。
長友(4) 敵FWを封殺。2失点めの対応は悔やまれる。
東(4) リスク管理できていた。好調を維持。
松木(4) PK失敗はしかたないが練習しよう。
仲川(3.5) もっと仲川を走らせたい。ボール出そう。
渡邊(4) そろそろまた一本決めておきたい。
俵積田(4) 臆せずしかけ続けよう。ゴールほしい。
オリヴェイラ(3) ゴールはさすがだがケガ怖い。
===
アダイウトン(3) 引き分けでも価値の高いゴール。
シルバ(4) 片鱗は見せたがゴールはおあずけ。
原川(3.5) CKに可能性を感じた。先発で見たい。
木村(-) 時間短し。高い授業料を払った。

帰りは副都心線の北参道駅まで歩いた。腰は大丈夫だったようだ。



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2023年08月22日 17:44      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第1節】アウグスブルク 4-4 グラードバッハ

■ 2023年8月19日(土) 15:30キックオフ
■ WWK-Arena (Augsburg)

いよいよブンデスリーガ2023/24シーズンが開幕。すでに前週のDFBポカール1回戦で格下相手とはいえ新加入戦力が機能し7-0と大勝、セオアネ監督の手腕に期待がかかる。帰省していたのでリアタイでは見られずあとから時差視聴した。

ノイハウスが中盤で先発し板倉はCBに。フリードリヒがベンチ・スタートとなった。それ以外はポカールと同じ布陣。移籍が噂されるエルヴェディはベンチ入りしなかった。

オムリン
スカリー 板倉 ヴェバー ネッツ
ヴァイグル ノイハウス
オノラ プレア エングム
チュヴァンチャラ

試合は立ち上がりから強度の高いぶつかり合いになる。特にアウグスブルクはシュートの意識が高く主導権を握る。これに対しグラードバッハは奪ったボールをすばやく前線に当てて押し上げる目論見でカウンターに近い戦い方になった。

13分、右CKをオノラがけるとファーの板倉が頭で合わせてゴール、1-0と先制する。グラードバッハの今季最初のゴールを板倉が決めたのは素直に嬉しい。さらに15分には敵GKがクリアしようとしたボールがチュヴァンチャラに当たり無人のゴールに転がり2点めかと思われたが敵DFが線上でクリアした。

その後もアウグスブルクのポゼッションに対してグラードバッハがカウンターを狙う流れは変わらず。27分、ヴァイグルが裏に通したパスを受けたチュヴァンチャラがGKとの一対一を冷静に流しこんでゴール、2-0とリードを広げる。チュヴァンチャラはブンデスリーガ初得点。

しかし直後の29分、エリア外からのミドルを突き刺されて失点、あっという間に2-1と再び1点差に。このへんで「なんかおかしいぞ」と思うべきだった。

次は37分、オムリンのフィードを追ったエングムが敵DFにからまれながらも裏に抜け、中央に入りこんでシュートを決めて3-1と再び点差を広げる。昨季今イチよくわからなかったエングムのスゴみというか「こういう選手なんだね」というのがよくわかるファイン・ゴールだった。

これで勝ったと思ったが、41分、左サイドから放りこまれたボールをファーで折り返され、これを至近から押しこまれて3-2に。この試合は簡単には勝てないのではないかとようやく思い始める。

さらに前半アディショナル・タイム、敵FWをネッツがエリア内で倒したとしてVARが介入、OFRの結果PKとなる。たしかにネッツの足が敵FWに触れているようには見えるが、敵FWはその前にすでに体勢を崩しており、また接触もわずかでプレーに影響したかは微妙だがファウルの判定に。これを決められて3-3となり前半を終える。

絵に描いたようなバカ展開となったが、アウグスブルクが想像以上にいいフットボールをしており、受けに回ってつきあわされている印象。点は取れているがシュートはゴールになった3本のみで、敵の攻撃を抑えきれておらず、後半は主導権を奪還したい。

後半も互いにアグレッシブに前に出るが最後のところの正確性を欠き勝ち越し点を奪えない。一進一退の攻防が続く。48分、カウンターで持ち上がったプレアが左サイドを並走したエングムにパス、エングムが切れこんでシュートを放つが敵GKがセーブ。

67分、こぼれ球にノイハウスが強烈なシュートを放つが敵GKがセーブ。ノイハウスはやはりいいシュートを持ってる。

75分、板倉とプレアに代えてフリードリヒとハックを投入。板倉は足をつっており交代やむなしか。しかしその直後の76分、ゴール前で起点を作られ、落とされたボールを左からけりこまれて3-4とついに逆転を許す。「こういう展開か〜」と頭を抱える。

80分にもクリティカルなミドルを打たれるがこれはオムリンがセーブ。アウグスブルクの思いきりのいいシュートは見るべきものがあった。

追いこまれたグラードバッハは86分、ネッツとエングムに代えてボルゲス・サンチェスとラノスを投入、リスクを取ってゴールを狙いに行く。ボルゲス・サンチェスはおそらく左SBに入って上がりめのポジションを取ったと思う。

さらに90分、ノイハウスに代えてライツを投入。なかなか攻撃の糸口がつかめなかったが、6分のアディショナル・タイムも終わりに近づいた90+6分、エリア内で浮き球をトラップしようとしたボルゲス・サンチェスが敵DFと接触し倒れる。これがファウルと判定されPKに。これも接触は強くはなかったがネッツのやらかしよりはよほどPKだったと思う。

90+7分、チュヴァンチャラがこれを落ち着いて決め4-4としたところで試合終了。バカ試合は結局痛み分けに終わった。

一時は3-1としながら前半のうちに追いつかれ、終盤に逆転を許したが、最後にPKでなんとか帳尻を合わせ、シーズン黒星スタートだけは免れた試合。終りよければすべてよしではないが、合計8つもゴールシーンがあって見る側としては面白くはあった。あとアウグスブルクが強かった。

まだ初戦なのでなんとも言えないし、やろうとしていること自体は期待をもって見守りたいが、いいところとダメなところというか、できていることとまだできていないことがどちらもはっきり出た試合。課題はまだまだ多いと感じた。

この試合での奪ったボールを早めに前線に供給してポストから一気に押し上げる疑似カウンターのようなスタイルが目指すところなのか、アウグスブルクがボールを保持してきたので対抗上そうなったのか、セオアネ監督の基本的な戦い方はもう少し試合を見て行きたい。

数字的にはシュート数10-20、CK7-8、ポゼッション44-56とアウグスブルクの積極的なスタイルに押されたが、効率よくゴールを決めて4点取ったのは評価できる。得点シーンはどれもケチのつけようのないもので、狙いがはっきり出た再現性のあるゴールだったと思う。

次節はホームにレバークーゼンを迎える。厳しい相手だが引き分けの後でもあり、ホーム開幕戦で勝ち点3を取りたい。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「最後の最後に勝ち点1を持って帰ることができたので、終わってみればポジティブな気持が強い。モラルを示した選手たちを称賛したい。彼らは追いつくべく最後まで挑戦を続けた。交代で入った選手も試合をかきまわしもう一度動きを作りだしてくれた。全体としていろいろなことのある試合だった。一方ではいい守備ができていた局面もあったが、他方ではあまりにミスが多く、ディフェンディング・サードでボールに対してプレスが弱すぎた。アウェイで4点も決められたら監督としては満足するわけには行かない。この試合を克服するためには長い取り組みが必要だ」

この試合ではアウグスブルクが白基調のユニだったこともあり、緑色のセカンド・ユニ(通称スイカ・ユニ)を着用。



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2023年08月21日 22:21      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第24節】横浜FM 2-1 FC東京

■ 2023年8月19日(土) 19:00キックオフ
■ 日産スタジアム

むし暑い土曜日の夜、所用で関西に出かけておりDAZNで時差視聴となった。前節京都に完勝、今節は首位横浜とのアウェイでの対戦となる。クラモフスキー監督や仲川がかつて所属したクラブであり、我々の取組がどこまで通用するか知るための重要な一戦になる。

トレヴィザンが警告累積で出場停止、松木が前節の負傷でベンチ外となり、最終ラインでは木村が先発、また仲川が右ウィングで先発し渡邊がトップ下に、東がボランチにスライドした。

野澤大
白井 森重 木村 長友
小泉 東
仲川 渡邊 俵積田
オリヴェイラ

立ち上がりは横浜がボールを握り東京陣内に押しこむ展開となった。東京は高い位置でプレスを試みるが、ここをかいくぐられると自陣でブロックを構築、練度の高い横浜の攻撃に対応する。

一方東京は奪ったボールからのカウンター主体の攻撃となる。11分、白井のクロスに渡邊が頭で合わせるが枠外に。これが東京のファースト・シュート。

コンパクトな守備で敵の攻撃をしのいでいたが、12分、背後にパスを放りこまれ、至近距離から強烈なシュートを放たれるが野澤大がセーブ、さらにこぼれ球にも詰められたがこれも野澤大がセーブする。

しかしこの時点で野澤大はエリアいっぱいまでつり出されており、このこぼれ球にループで合わされて対応できず、これがゴールに入り0-1と先制を許す。3本打たれては野澤大がさすがにちょっと気の毒だった。

その後も横浜がボールを保持するが、東京はアグレッシブな守備から奪ったボールを少ないタッチで前線に展開、何度かチャンスの形を作る。

23分、仲川が中盤でキープしたボールを左サイドに出すと、これを受けた俵積田がドリブルで持ちあがりゴール前に流しこむ。ニアサイドに走りこんだオリヴェイラがこれをトラップしてシュート、ゴール・インする。オリヴェイラのハンドの可能性ということでVARによるゴールチェックがあったがゴールが認められ1-1と同点になる。

その後は交互にボールを持ち攻撃をしかける拮抗した展開に。横浜がやや優位ではあるが東京の守備も堅く決定機は作らせない。36分、オリヴェイラからパスを受けた俵積田がシュートを放つが敵GKにセーブされる。にらみ合ったまま1-1で前半を終えた。

横浜にボールを支配されながらもアグレッシブな守備でしのいでいたが、たたみかける攻撃に先制を許した。しかし前半のうちにカウンターから追いつき、その後は膠着状態に持ちこんでいる。後半勝負となるが気を許せない。

後半に入ってもガチのぶつかり合いといった展開でハーフ・チャンスの応酬となる。58分、オリヴェイラが左もも裏を痛めた様子で治療を受ける。一方、60分には渡邊が敵DFと接触し、敵DFが傷んで試合が止まる。

プレー再開となり、64分、オリヴェイラ、俵積田、東に代えてアダイウトン、シルバ、原川を投入。アダイウトンがトップに、シルバは左ウィングに、原川はボランチに入る。原川は東京での初出場。

66分、左サイドでボールを受けたアダイウトンがドリブルで持ちあがりシュートを放つがDFにブロックされる。さらにこの流れからシルバもシュートを放つが枠外に。交代選手がチャンスを迎えるが決めきれず。

77分、アダイウトンのキープからパスを受けた渡邊がシュートを放つがGKがセーブ。さらに79分には渡邊のクロスにアダイウトンが頭で合わせるがこれもGKにセーブされる。80分、仲川に代えて塚川を投入、渡邊が右ウィングにスライドして塚川がトップ下に入ったか。

84分、左CKを原川がけるとアダイウトンが頭で合わせるがバーをヒット。惜しかった。さらに85分、渡邊が右サイドから左足で巻いてゴールを狙ったがこれもバーをヒットしてゴールならず。最も勝利に近づいた時間帯だったが…。

90分、渡邊に代えて徳元を投入、どういう布陣になったのかちょっとよくわからなかった。試合がアディショナル・タイムに入ったところで敵の攻撃を受け、エリア手前からゴール右下隅に決められてしまい土壇場で失点、1-2と勝ち越しを許す。

残り少ない時間で反撃を試みたが結局そのまま試合終了、上位クラブをギリギリまで追いつめ、逆転の可能性も十分あったが最後の最後に決めきる力の差を見せられた。

スタイルの似たチーム同士のガチ対決となったが、やはり横浜は蓄積の差を感じさせ素直に強かった。判断のスピードやポジショニング、戦術共有など時間をかけて構築されたチームとしての共通理解の深みを感じたし、個の能力も高かった。

一方東京もマンマーク気味にプレスを敢行して横浜の攻撃を封じ、試合終盤にはたて続けにチャンスを迎えるなど「現在地を確認」以上の戦いをしたと思うが、こうした試合をこっちに引きこむことができないところにまだまだ詰めの甘さがあるというほかないか。

数字的にはシュート数9-12、CK1-4、ポゼッション47-53と劣勢ではあるものの、局面によっては互角に組み合える時間もあった。結果はついてこなかったが下を向くような試合ではなかったし、やろうとしていることがおかしくないことは最低限確かめられた。

ただ、一方で勝機はあっただけに勝ちきりたかった試合でもあり、試合終了目前で最低限の勝ち点すら持ち去られたのは悔しい。どこに差があったのか、これからなにを積み上げなければならないのか、この試合で支払った勝ち点3の授業料の元は取り返さなければならない。

個別に見ればシルバはこの試合でも枠に強烈なシュートを飛ばしており早くケチャップのふたを外したい。また、その効果かどうかわからないがアダイウトンも調子を上げているように思える。ペロッチ、熊田に出番がないのは寂しいが、交代選手に対する期待値は高まっている。

原川は東京でのデビュー戦となったがマメなカバーリングとプレース・キックで好印象。小泉と若干かぶる部分もある気はするが、先発で見たい。松木の状態が気になるが、東が好調を維持しており、塚川も交えて中盤の層が厚くなったのは嬉しい。

これで24試合を終了、9勝10敗5分と再び負けが先行し勝ち点32(1試合あたり1.33)で順位は10位と変わらず。まずは1試合あたりの勝ち点を1.5以上にしたいが、そのためには勝ったり負けたりではなく連勝が必要。次節も神戸との対戦で上位との戦いが続くが、国立でのホーム・ゲームであり景気よく勝ちたい。

評点(評点はドイツ式):
野澤大(3) 前に前に出た1失点めの判断自体は評価したい。
白井(4.5) いいクロスを披露、戦術にもなじんできた。
森重(4) 夏の到来とともに本来の調子を取り戻してきた。
木村(4.5) 木本を置いて先発。落ち着いて仕事はした。
長友(4.5) ベテランらしくねばり強くチームを助けた。
小泉(4) カバーリング素晴らしすぎてあと3人ほしい。
東(4.5) 小泉がいるのでアグレッシブに動けた。
仲川(4) 戦い方を知っている。もっと仲川にボールを。
渡邊(4) シュート惜しかった。ほぼフル出場。
俵積田(4) オリヴェイラとの息が合ってきた。
オリヴェイラ(3.5) あれ決めるのなにげにスゴい。
===
アダイウトン(4) 調子を上げている。ゴールほしい。
シルバ(4) とにかくまずはゴールを。あと少し。
原川(4.5) 先発で見たい。
塚川(-) 時間短し。
徳元(-) 時間短し。使われ方が今イチわからん。

しかし最後にアレ決められるのマジキツいな。



Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦


2023年08月13日 00:51      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第23節】FC東京 2-0 京都

■ 2023年8月12日(土) 19:00キックオフ
■ 味の素スタジアム

ほぼ1か月ぶりの味スタ。暑い一日だったが日が暮れてやや気温も下がった。いつもバイクをとめるバクスタ側の駐輪場が使えず時間をロスしたが、買って行ったヒレカツ丼弁当も無事に食べ終えてキックオフを待った。

前節はアウェイでC大阪になんとか勝ったものの内容的にはしんどかった。ホームで勝ち点3を積み上げて、団子状態になっている中位グループから脱落しないように食らいついて行きたい。

スウォビィクがベンチ入りしたものの前節好パフォーマンスを見せた野澤大が引き続き先発。また前節負傷退場して状態が懸念されたオリヴェイラ、小泉はともに先発した。負傷離脱していた仲川がベンチ入り。

野澤大
白井 森重 トレヴィザン 長友
小泉 松木
渡邊 東 俵積田
オリヴェイラ

東京が強度の高い守備からボールを握り、当てて落としながら前進する切りかえの速い組み立てで主導権を握る。5分、敵陣左よりで得たFKを松木がけり、トレヴィザンが頭で合わせるが枠に飛ばず。東京のファースト・シュートとなる。

8分にはオリヴェイラが松木とのワンツーからエリアに侵入、そのままシュートを放つがこれも枠外に。10分には俵積田がシュートを放つがGKにセーブされる。チャンスは作るが決めきれない。

一方の京都は前線への長いボールを多用するが、トレヴィザンの対人の強さと森重の読みのいいカバーリングで危なげなく守り大きなチャンスは作らせない。21分、渡邊がエリア内からシュートを放つが枠をとらえられない。

35分、オリヴェイラが俵積田からワンツーの戻しを受けてエリア内正面から枠に強いシュートを飛ばすがGKにセーブされる。

36分、白井が右サイドを縦に突破し、深いところからクロスを入れる。一度は敵に触られたが、ゴール前でこぼれを拾った東が落とすと渡邊が至近距離からけりこんでゴール。東京が1-0と先制する。

38分、長友のパスを受けて左サイドを裏に抜けた俵積田が切れこんでシュートを放つがGKにセーブされる。オフサイドの判定。

43分には渡邊のFKにトレヴィザンが頭で合わせたがシュートはバーの上に。チャンスは多く作ったが1-0の最小リードで前半を折り返した。このまま終われるとは思えず、押しているだけに後半早い時間帯に追加点がほしい。

後半に入っても東京がボールを持つ時間が長く攻撃の主導権は渡さない。58分、CKからの流れで後ろにこぼれたボールを長友が拾いエリア右に送ると、ここにいたトレヴィザンが頭でつなぎ、これを受けた東が胸でワントラップしてからそのままボレーシュートを放つ。これが決まって2-0と東京がリードを広げる。

その後はリスクを負う必要がなくなった東京に対し京都が反撃に出ようとするが、中盤から最終ラインではしっかりブロックを作って守りフィニッシュまでもちこませない。67分、渡邊と俵積田に代えて仲川とアダイウトンを投入、仲川が右、アダイウトンが左のウィングに入る。

75分、松木が自陣ゴール前で傷む。交代を要求するサインが出され、松木と東に代えて塚川とシルバを投入。塚川はボランチに入り、シルバがトップ下に入ったように見えた。松木はもも裏を押さえているように見えた。

76分、右サイドで白井からのパスを受けたシルバがシュートを放つがボールは惜しくもファーにはずれる。シルバとアダイウトンのコンビネーションがよく、パスを交換しながらエリアに侵入する機会をうかがうなど可能性を感じさせる。

82分、オリヴェイラに代えて木本を投入、木本を中央にした3バックにシフトし、シルバをトップにした3-4-3で逃げきり態勢に入った。83分、シルバが左サイドから切れこんで鋭いシュートを枠に飛ばしたがGKにセーブされる。

88分には仲川がカウンターで中央を突破、左を並走した長友にパスを出すと、長友が中央にクロス、走りこんだシルバがダイレクトでシュートを放つがこれも敵GKがセーブ。さらにアディショナル・タイムには塚川のパスを受けて裏に抜けたアダイウトンがループ・シュートを放つがわずかにゴール右に外れる。

結局ダメ押しはできなかったが敵陣でボールを動かして試合を進め、そのまま2-0で2連勝となるホームでの勝利を手にした。

前プレを受けたり狭いところでの密集になったりしても果敢に前にボールを出すことが意識的にできており、そこから一気に裏に抜けてショート・カウンターからのチャンスになるシーンが多かった。クラモフスキー監督の狙いが当たるとこうなるという試合だったと思う。

数字的にはシュート数13-7、CK3-2、ポゼッション52-48とそこまでボールを支配していたわけではないが、終始主導権を握り、敵の攻撃を散発に抑えてしっかりチャンスから決めきった。

この試合では森重、長友、東らベテランのプレーがしっかり整理されていてチームの意志を表現できておりスゴみを感じた。またゴールこそなかったがオリヴェイラが何度もポストから反転で前にボールを運んでおり貢献は大きかった。

また2試合めの出場となるシルバが再三にわたってクリティカルなシュートを放ち、敵GKのファイン・セーブがなければ2点くらい取れていてもおかしくなかった。まだ強みがバレてないからというのもあるだろうが、使い方次第では大きな戦力になるのではないかと思わせた。

スウォビィクをベンチにおいて先発した野澤大は試されるシーンもそれほど多くなかったが、ギリのヤバい飛び出しや敵へのパスなど思わず声の出る危険なプレーが複数あり、ハイラインに当然つきもののリスクとはいえ、今後使い続けるのかスウォビィクに戻すのか微妙だと思った。ハイラインの裏のケアはスウォビィクだともっと怖いかもしれないし。

今日の試合でできたこと、うまく行かなかったことの仕分けをしなければならないが、結果が出ただけに評価のむずかしい部分もある。次節はアウェイでの2位横浜FMとの対戦だが、クラモフスキー監督になった以上は相手がどこであれベスメンでドーンと行く以外にプランはない。意外に行けそうな気もするが、松木のケガ含めしっかりケアして準備したい。あと原川はなぜベンチ外だったのか。

東京はこれで9勝9敗5分とようやく星取りを五分に戻し、勝ち点32(1試合あたり1.39)で暫定ながら9位に浮上。8位から13位まで6クラブが勝ち点4の差でひしめいており、ここから上に抜け出したいが、地道に勝ち点を積み上げるしかない。横浜FM(A)、神戸(H)と上位との対戦が続く。

評点(評点はドイツ式):
野澤大(4) クリーンシートは立派だがヤバいヤツもあった。
白井(3.5) サイドを駆け上がって質の高いクロスを供給した。
森重(3) 読みのいい守備でピンチを事前にしのいだ。
トレヴィザン(4) 突進守備がいい方に出た。空中戦強い。
長友(3) 流れの見極めに経験値の違いを感じる。
松木(3.5) ボランチだがかなり自由に動いた。ケガが心配。
小泉(3.5) カバーリングで価値を見せた。復帰できてよかった。
渡邊(3) あれだけ近いとさすがにシュートも決まる。
東(3) ゴールだけではなくトップ下として強み出せた。
俵積田(4) 最後のところをどう仕上げるかがテーマ。
オリヴェイラ(3) ゴールはなかったが代えの効かない働き。
===
アダイウトン(3.5) シルバとのからみで復調を感じさせた。
仲川(3.5) 今の戦い方には合うはず。
シルバ(3) バレる前にまずゴールほしい。
塚川(4) リンクマンに徹し試合をクローズした。
木本(-) 時間短し。仕事はした。

WINNER当たったけど4.6倍では…。




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2023年08月12日 14:05      [posted by der_ball_ist_rund]

【DFBポカール1回戦】ベルゼンブリュック 0-7 グラードバッハ

■ 2023年8月11日(金) 18:00キックオフ
■ Bremer Brucke (Osnabruck)

2023/24シーズン最初の公式戦となるDFBポカールの1回戦は、五部に相当するオーバーリーガ・ニーダーザクセンに属するTuSベルゼンブリュックと敵地での対戦。板倉がいるおかげでポカール1回戦でもDAZNで中継があるのがありがたい。土曜日に早起きして追っかけ視聴した。

グラードバッハはシュティンドル、テュラム、ベンゼバイニに加え残留を見こんでいたホフマンまでが移籍、またファルケ監督を一シーズン限りで解任し後任にセオアネ監督が就任した。一方でチェコ代表のチュヴァンチャラ、オーストリア代表のヴェバー、アルメニア代表のラノスらのほか、オノラ、ハック、キアロディアらの即戦力を獲得、プレシーズン・マッチでは無敗とまずまずの仕上がりを見せている。

この試合では新戦力を積極的に起用した他、板倉はコネ、クラマーら負傷者が相次いだ関係でボランチで先発、負傷明けのノイハウス(今季から背番号を10に変更)、移籍の報があるエルヴェディはベンチ・スタートとなった。

オムリン
スカリー フリードリヒ ヴェバー ネッツ
ヴァイグル 板倉
オノラ プレア エングム
チュヴァンチャラ

ベルゼンブリュックは立ち上がりからモラル高くハイプレスを敢行、グラードバッハの中盤から最終ラインに時間を与えずボールを奪いきりショート・カウンターからゴールを陥れようとする。2分、エリアに侵入され、落としから鋭いシュートを打たれるがオムリンがセーブ、こぼれ球に詰められたがこれもブロックして難を逃れる。

その後も前がかりにアプローチしてくるベルゼンブリュックに対し、グラードバッハは徐々にボールを動かせるようになり、プレスをかいくぐって前線にパスが出始める。9分、オノラが右サイドを裏に抜け、中央に丁寧な戻しを入れるがフリーのプレアがダイレクトで放ったシュートは枠の左に外れる。

15分過ぎからはベルゼンブリュックのプレスがややマイルドになり、地力の差がはっきりしてくる。22分、右サイドで奪ったボールを持ちあがったプレアが中央のチュヴァンチャラに落とすと、さらにこれを左サイドから侵入したオノラに渡し、オノラがダイレクトでシュートを放つ。これが敵DFに当たってゴールに入りグラードバッハが1-0と先制する。シュートは枠に飛んでいたためオノラの得点となった。

26分にはFKからヴェバーがシュートを放つがポストをヒット、こぼれ球にチュヴァンチャラが詰めるが枠に飛ばず追加点のチャンスを逃す。

しかし27分、プレアからパスを受けたエングムが左サイドから切れこんでシュート。これが決まり2-0とリードを広げる。32分にはスルー・パスを受けて左サイドを縦に抜けたエングムが深いところから中央に戻したボールをチュヴァンチャラがニアで引っかけゴール、3-0とした。

3分後の35分、右サイドを上がったオノラから中央でパスを受けたチュヴァンチャラがチップ・キックでループ・シュートを放ち、GKの頭を越えてゴールに。15分足らずのあいだにたて続けのゴールで4-0となり、試合はほぼ決まった感があった。

その後もエングム、チュヴァンチャラがチャンスを作ったが取り疲れで集中力を欠いたか決めきれず、4-0で前半を終えた。

後半から板倉に代えてノイハウスをボランチに投入。すでにほぼ試合を決め、ムリをする必要のないグラードバッハに対してベルゼンブリュックは前がかりに攻めるが守備も集中しておりゴールは許さない。

56分、ロング・ボールを前線で収めたオノラがGKとの一対一を冷静に流しこみゴール。5-0とリードを広げる。その後はやや動意を欠く展開となり互いに大きなチャンスもなく時計が進む。

72分、エングム、チュヴァンチャラ、オノラ、フリードリヒに代えてラノス、ハック、キアロディア、ヤンチュケを投入。ラノスとプレアを2トップにし、左SHにキアロディア、右SHにハックを置いた4-4-2に移行したか。

すると77分、ラノスからパスを受けたハックが左サイドの角度のないところからループ・シュートを流しこみゴール、6-0とする。その後もフレッシュな交代選手を中心にチャンスを作る。89分にはラノスが決めて7-0に。試合はアディショナル・タイムを取らず時間通りに終わり、グラードバッハが圧勝で2回戦進出を決めた。

立ち上がりこそ想定以上のベルゼンブリュックの出足に押されたが、時間の経過とともにあるべきところに落ち着いた。前半で息ぎれせず、後半にも追加点を取りながらクリーン・シートを達成した。数字的にもシュート数23-7、CK6-4、ポゼッション59-41とベルゼンブリュックを圧倒した。すごく頑張ったのに自分ではゴールを決められなかったプレアがかわいそうだった。

格下相手のカップ戦であり、この試合だけでなにかが言えるわけではないが、チュヴァンチャラ、オノラといった新戦力がしっかり機能したのは頼もしく、リーグ戦にも期待のもてる結果だった。

板倉については後半最終ラインで試すなどもしてほしかったが、前半は敵のボールをしっかり狩りとって的確なところに供給し存在感は大きかった。最終ラインにはヴェバーが入っており、エルヴェディが移籍したとしてもフリードリヒを交えた競争になる。ボランチもノイハウスに加えケガのコネ、クラマーが戻ると競争は激しくなることが目に見えており、今季の使われ方は気になる。

10番を背負ったノイハウスは後半だけのプレーだったがフィニッシュの意識もあって好印象。中盤の核となることを期待したい。ヴァイグルが相変わらず素晴らしいので、その隣りをめぐってのポジション争いになるのではないか。

リーグ戦は来週の土曜日、アウェイでのアウグスブルク戦で開幕する。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「今日はまさにフットボールのお祭りだった。満員のスタジアム、素晴らしい雰囲気、たくさんのゴール前でのプレーとたくさんのゴール。我々は自分たちの戦い方をつかむまでに少し時間がかかったがそこからはしっかり危険なチームになった。我々はウィングをうなく使うことができたし、そこから最終ラインにたどり着いたと思う。敵に力の足りない部分があり、我々はスペースがあった。ゴール前でいくつもシーンがあり、そのうちのいくつかは非常にうまく生かすことができたが、そうできなかったものもあった。相手に対しては、取り組みだけではなく今日見せてくれたプレーの質にも賞賛を贈りたい。彼らは勇気をもって戦い、いくつかの局面では我々は十分捕まえきれなかった。我々にはまだまだたくさんやらねばならないことがある」

注文している今季のユニがまだ届かない。



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2023年08月06日 23:02      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第22節】C大阪 0-1 FC東京

■ 2023年8月6日(日) 19:00キックオフ
■ ヨドコウ桜スタジアム

関西でのアウェイなのでおとなしく自宅DAZN観戦。現地は途中から激しい雨になったようだ。リーグ戦再開だが天皇杯で熊本に苦杯を喫しており、この試合ではあらためて中断期間中の積み上げが問われる。

スウォビィクが欠場し野澤大がリーグ戦初出場。右SBには京都から移籍した白井が天皇杯同様先発した。原川は期限付移籍の契約のため出場できず、新加入のシルバがベンチ入り。トップ下には塚川に代わって東が、CBは木本に代わって森重が先発した。

野澤大
白井 森重 トレヴィザン 長友
小泉 松木
渡邊 東 俵積田
オリヴェイラ

立ち上がりは互いに素早く前線にボールを展開しようとするぶつかり合いに。8分、長友がクイック・リスタートしたFKからのボールをオリヴェイラがエリア内でキープ、落としたところに走りこんだ松木が裏に抜けそのまま左足でファーにけりこんでゴール。東京が1-0と先制する。オリヴェイラが落としたと思ってたけどよく見たら敵DFが突ついてた。

リードを得た東京はその後もオリヴェイラのポストからチャンスを作る。17分、俵積田からのパスを受けた渡邊がワンタッチで裏に抜けアウトで流しこもうとするがファーに外れた。

18分、オリヴェイラが敵のけったボールに触れたときに足首をもっていかれた様子で傷む。治療のあとプレーに復帰したが続行できなくなり21分にペロッチと交代。これでゲーム・プランは大きく狂った。

これを境に東京は攻撃の構築がむずかしくなり、中盤で主導権を争う展開となる。オリヴェイラを失ったことで起点ができず攻撃は散発に。30分、こぼれ球に反応した松木がエリア外からミドルを狙うがバーを越える。

41分、敵ボールの間接FKのシーンで敵DFがキッカーにけって渡そうとしたボールをペロッチがカットし敵ゴールに流しこむが、まだインプレーになっておらず、遅延を取られたか警告を受ける。ゴールを認めないのはまだしも、警告は必要だったのか。

その後も大きなチャンスを作れないまま1-0で前半を終える。リードを奪ってからは意図の見える攻撃が少なく、受けに回る時間が次第に長くなった。我慢するべきところはして、ワンチャンから追加点がほしい。

後半開始早々にトラブル。小泉が特に接触のない場面で傷んで座りこみ、そのまま担架で退場する。イヤな傷み方でこの日二人目の負傷交代となる。50分、代わって塚川が入り、東がボランチに落ちた。

想定外の交代を強いられて攻撃はますます散漫に。自陣で大阪の攻撃を受ける時間が長い。最後のところは野澤大の好セーブと敵のシュート精度の低さで救われているが、たて続けにフィニッシュまでもちこまれ防戦一方となる。

61分、ペロッチが中央で敵と競り奪ったボールを松木が右サイドの渡邊に展開、渡邊が右足でファーに巻いたシュートを放つが惜しくもバーを直撃。このボールをファーで拾った俵積田が深いところからエリアに侵入しマイナスのパスを出すが、これに合わせた長友のシュートはGK正面に。さらに62分には渡邊のCKにペロッチが頭で合わせるが枠に収まらず。追加点を決めておきたい時間帯だったが取りきれず。

78分、東、ペロッチ、俵積田に代えて木本、シルバ、徳元を投入。木本を中央に置いた3バックにシフトし、実質5バックで逃げきりを図る。徳元は2列目の左に、シルバはトップに入った。

その後はパワー・プレーに出る大阪に対し割りきってクリアする時間となる。アディショナル・タイム、森重が大きくけり出したボールをシルバが右サイドで受け、敵DFをかわしてドリブルで持ちあがる。シュートはいったんセーブされるがこぼれ球を再び拾い、無人のゴールに流しこもうとしたところに敵DFが戻りブロック。惜しくも決められなかった。

結局試合はそのまま1-0で終了。先制後は苦しい時間帯が長かったが敵の拙攻にも助けられてリードを守りきり最小得点差でアウェイでの貴重な勝ち点3を手にした。

早い時間に先制したものの、オリヴェイラの負傷退場で推進力を失い、大阪の攻撃を受ける展開となった。決定機も作られたがリーグ戦初先発だった野澤大が何度も苦境を救い、むずかしい試合をなんとかモノにした。

安部の不在が大きく、獲得した原川も使えないなかで、とにかくしのいで次節のホーム・ゲームにつなぎたい試合だったし、内容的には負傷者も出てそれ以上に苦しい試合だったが、先制できたことで結果を手にすることができた。

数字的にはシュート数8-12、CK2-5、ポゼッション41-59と押しこまれたが、クリーン・シートは大きく、星勘定的にも次につながる勝利だが、内容的には見るべきものは乏しかった。松木の生きのいいシュートが見られたのがよかったのと、シルバがもう少しでデビュー戦ゴールだったのが惜しかった程度。守備が堅いのはいいが、攻撃の形は見えなかった。

一方で負傷退場したオリヴェイラと小泉が心配。中村、仲川、バングーナガンデらの復帰を待つなかで、ここで小泉が長期離脱となると痛い。重傷でないことを祈るがイヤな感じの座りこみ方だったし覚悟しておいた方がいいかもしれない。

これで東京は22試合を終え、8勝9敗5分で勝ち点29(1試合あたり1.32)、順位をひとつ上げて11位となった。リーグ戦ここ5試合では勝ち点10を稼いでいるが、戦術の落としこみが順調に進んでいるかは疑問。次節ホームでの京都戦までに整理し直したい。

評点(評点はドイツ式):
野澤大(2) 文句なく今日のMOM。
白井(4) 対面の敵FWに手を焼いたができは悪くなかった。
森重(4.5) 完封したものの野澤大に助けられたシーン多し。
トレヴィザン(4.5) 簡単に裏を取られるシーンあって怖かった。
長友(4.5) 苦しい時に要所を押さえてくれた。
小泉(4) 負傷退場が心配。長期離脱マジ怖い。
松木(3.5) 思いきりのいいシュートで決勝ゴール。
渡邊(4) むずかしいプレーが巧い。バー直撃残念。
東(4.5) 手堅かったが推進力になれなかった。
俵積田(4.5) きれこんでからが勝負やな。
オリヴェイラ(4) 負傷交代心配。替えが効かない。
===
ペロッチ(5) 途中出場途中交代は気の毒。
塚川(4.5) プレーの引き出しは多い。
徳元(-) 時間短し。
シルバ(-) 時間短し。決めたかった。
木本(-) 時間短し。仕事はした。

とにかく勝って次につないだという試合。



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2023年08月02日 22:25      [posted by der_ball_ist_rund]

【天皇杯ラウンド16】FC東京 0-2 熊本

■ 2023年8月2日(水) 19:00キックオフ
■ えがお健康スタジアム

7月16日の鹿島戦以来となる中断期間明けのカップ戦。熊本でのアウェイ戦となり自宅スカパー観戦。さいわい在宅勤務だったので、試合前に晩ごはん食べて風呂も入って万全の構えでテレビの前に陣取った。

移籍加入の選手も複数あり、クラモフスキー監督の戦略をどこまで落としこめたかが問われる再開初戦。週末のリーグ戦をひかえて現在地を確認するための大事なゲームになる。相手はJ2の熊本だが侮ることなく主導権を握って勝ちたい。

京都から移籍加入した白井を右SBに起用、これに伴って小泉が安部のいなくなったボランチに復帰した。スウォビィクが別メニュー調整との報がありメンバー外、GKは野澤大が先発した。原川は前所属のC大阪で今回の天皇杯に出場しているため東京では出場不可。

野澤大
白井 木本 トレヴィザン 長友
小泉 松木
渡邊 塚川 俵積田
オリヴェイラ

試合はいきなり動いた。3分、敵の前線へのフィードから裏に抜け出され、エリア内で野澤大が敵FWを倒してしまう。これがPKとなり、5分、これを決められて0-1といきなりビハインドを背負う。

その後もコンパクトに前プレを敢行してくる熊本に対し、東京はバタバタしてボールがつなげず、逆に奪われたボールを裏に放りこまれて対応に苦慮するシーンが多い。ボールを奪っても起点が低くいい形で展開できない。

21分、俵積田が左サイドから切れこんでシュートを放つがGKにセーブされる。東京はなかなかボールを運べず中盤での窮屈な小競り合いにつきあわされる。ハードワークする熊本に対して受ける試合運びになってしまっている。

42分、右サイドの白井が中央に送ったボールを敵GKがセーブ、ファーにこぼれたボールに俵積田がダイレクトで合わせるが惜しくもニアに外れる。前半最大の得点機だったが決めきれなかった。0-1で前半を終える。

コンパクトに守り前線に入れてくる熊本に苦戦、主導権を握れていない。敵もこのペースが続くとは思えず、選手交代しながらチャンスを待つしかないが、攻撃がちぐはぐでリズムが作れていない。焦れることなく戦いたい。

後半に入ると東京がギアを上げ、積極的に前に出る。51分、スルー・パスを受けて裏に抜けた渡邊がシュートを放ったがGKにセーブされる。後半の入り自体は悪くなかった。

しかし54分、敵FWに中盤からドリブルを許すとそのままスルスルと持ち上がられ、前に出られる。野澤大との一対一を決められ失点、0-2とリードを広げられる。前半に続き後半も早い時間帯に失点し展開が一気に苦しくなる。

56分、俵積田と塚川に代えてアダイウトンと野澤零を投入。野澤零は右ウィングに入り、渡邊がトップ下にスライドした。その後は自陣を固めてカウンターをねらいにくる熊本に対して、これを最低2回はこじ開けなければならない東京が攻撃を試みる流れになって行く。

61分、中央で得たFKを渡邊がけり、鋭いボールが直接枠に向ったが敵GKがセーブ。64分にはアダイウトンのパスを受けた野澤零が完全に裏に抜け出しGKとの一対一に。シュートを放つがニアに外れる。絶好機だったがここも決めきれず。66分には松木のCKに木本が頭で合わせるがバーの上に。

72分、小泉と長友に代えて東慶と徳元を投入。その後は東京がボールを持ち熊本陣内で波状攻撃をしかける流れになるが、ゴールを決めることができない。76分、オリヴェイラに代えてペロッチを投入。

残り15分はほぼハーフコート・マッチとなり、シュート数も増えて行くが、枠に飛ばないものが多く敵にしのがれている。86分、エリア内での混戦となり、中央でボールを拾った渡邊がシュートを放つが敵DFにブロックされてしまう。

アディショナル・タイムには中央でFKを得て渡邊がけるが枠におさまらず。最終的には熊本を上回るシュートを打ちながらゴールを奪うことができず、0-2での敗戦となり今季の天皇杯は終った。

立ち上がりに失点、その後もやることが整理されている熊本に対してちぐはぐな対応となり主導権を握れないまま前半を終えた。後半立ち上がりからギアを上げたもののカウンターから追加点を奪われ、終盤ようやく反撃したが結局ゴールが遠く完敗となった。

パターンにハマれば当てて落とすことを繰り返しながら前進することができるのだが、前半は特に前を向いて守備をすることができておらず、ボールの狩りどころが深い位置になってしまって後手にまわった感が強かった。

PKとなったシーンも放りこまれたボールへのCBの対応が拙かったように見えたし、追加点も不用意な対応で裏抜けを許した。次第に修正されたと思うが、受ける守備になって放りこまれ続けた結果、何度かはほころびが出てしまった。

後半途中からは敵陣でセカンド・ボールを回収しつつ波状攻撃をしかけたが、熊本が中央をしっかり固めてきたのと、ここ一番のシュート力のなさで最後までゴールを割ることができなかった。

シュート数15-13、CK7-4、ポゼッション57-43と数字的にはこちらのゲームに見えるが、先に2点取られてかっちり固められてからでは、構築途中のチームの一本調子の攻撃では崩すのはむずかしかったということだろう。

やりたいことはわからなくもないが、こちらのツボにはまらない時間のマネージのしかたに課題があると感じた。この先、負傷離脱している仲川や青木、バングーナガンデらの復帰と、新戦力である原川、ジャジャの加入を経て、戦略がもう少しこなれてくる必要がある。

世界がおわったわけではないが、格下に完敗する結果となり、また例によって主力をガッツリつかってしまったので、中三日で迎えるリーグ戦再開のアウェイ・C大阪戦に向けてどうやってチームを整えるか。難しい局面だが修正に期待したい。

評点(評点はドイツ式):
野澤(4) 2失点は悔しいが一方で3点くらい止めた。
白井(4.5) 面白い持ち上がりはあった。もうしばらく見たい。
木本(5) 前半の入りが悪く背走を強いられた。
トレヴィザン(5) よさが出せず思いきったプレーができなかった。
長友(5) チームを前に進めることができなかった。
松木(4.5) ボールにはよく触った。
小泉(4.5) あまり姿が見えなかった。
渡邊(5) 核にはなったがシュート決まらず。
塚川(5) 前半ほぼ消えていた。
俵積田(4.5) 決めときたかったなあ。
オリヴェイラ(4.5) ずっとポストしてくれてた分シュートなし。
===
アダイウトン(4.5) 野澤零にいいボールだしたが。
野澤零(5) 決めときたかったなあ。
徳元(5) もう少し見たかった。
東慶(4.5) 終盤の反撃の核になったが。
ペロッチ(-) 時間短し。結果ほしい。

東京の方がトーナメント表で上に位置するのでホーム扱いではないかと思うのだが、なぜ白の2ndユニだったのか。スタジアムが熊本のホームだったのでベンチともども譲ったのか。



Comments(0)FC東京 | 天皇杯


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