フットボール・クレイジー
football crazy
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2024年03月30日 22:18
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【Jリーグ第5節】川崎 3-0 FC東京
■ 2024年3月30日(土) 15:00キックオフ
■ Uvanceとどろきスタジアム By Fujitsu
急に暑いくらいの天気になった3月末の土曜日。最寄り駅までヴェスパで行ったらiPhoneを忘れたことに気づき、取りに帰っているあいだに時間が厳しくなってしまったが、武蔵中原でニュータンタンメンを食ってから等々力まで歩いた。マジ暑かった。
代表ウィークをはさんで2週間ぶりのリーグ戦。前節はアウェイで福岡に快勝、この流れでしっかり勝ち点を確保したい。勝つと負けるとでその後に見えてくる景色がまったく違ってくる大事な試合。上位に食いこむためには連勝が必要だ。
勝ったメンバーはいじるなの鉄則どおり前節と同じ0トップの布陣。ベンチにはオリヴェイラが復帰、小柏もメンバー入り。一方で前節途中出場ながら途中交代となった東はケガで欠場。中盤のリザーブがだれもいない攻撃的なメンバー構成に。
波多野
長友 木本 森重 バングーナガンデ
小泉 高
仲川 松木 遠藤
荒木
序盤はほぼ互角の立ちあがり。どちらもボールを握って押し上げようとするが、川崎のプレスのかけ方が上手で押しこまれる時間が徐々に長くなる。サイド裏に出して遠藤や仲川を走らせる形にややチャンスの芽が見えるが数は多くない。
中盤での競り合いでボールが確保できず、セカンドボールも拾えない。自陣でのパスも窮屈で押し上げられず、チャンスは散発。23分、自陣でボールを持った荒木が、敵のGKが前に出ているのを見てロングシュートを放ったが枠に行かず。可能性はあった。
34分、右サイドから流しこまれたクロスを木本がニアでクリアしようとしたが、これがポストに当たりこぼれたところを押しこまれて失点、0-1と先制を許す。不運ではあったがそもそも押しこまれた状況で厳しかった。
その後も東京は前進を試みるが局面で勝てず、競り合いになったところから奪われて逆襲を受けるシーンが散見される。45+3分、荒木がCKをファーの戻りめにけり、松木がワントラップから狙ったがわずかにバーのうえ。結局0-1で前半を折り返した。
意図は見えるものの中盤でボールを持つことができず、縦に刺すことができないのでサイド裏をねらうしかない。ベクトルは前を向いているのでチャンスはあるはずで、交代で流れを変えたい。焦れずにじっくり戦いたい。
しかし後半になっても流れは変わらず。特に高と小泉が敵にしっかり消されてボールを持てないので攻撃のバリエーションが広がらない。ハーフチャンスしかなく決定機が作れていない。川崎の戦い方がうまいし球際も勝てていない。
59分、スルーパスから裏を取られゴールに流しこまれるがオフサイドの判定。まあそうだろうなとは思ったが簡単に抜け出されたのはヤバかった。
64分、遠藤、松木、荒木に代えてシルバ、小柏、オリヴェイラを投入。オリヴェイラと小柏を2トップにした4-4-2に近い形に変化したか。気温が高く、また週央に次の試合もあることから松木、荒木の消耗を懸念したか。
それでも状況は好転せず。70分、敵FWが完全に裏に抜け出す。波多野が飛びだして対応したがボールにプレーできず、敵FWを倒してしまい決定的な得点機会の阻止と判断されて退場となる。
VARで敵FWの抜け出しがオフサイドではなかったか検証されたがオフサイドはないとの判断。75分、やむなく仲川に代えて野澤を入れる。小柏を1トップにした4-4-1になったか。
それでも自陣からつないで攻撃をしかけようとしたが、83分、ショートカウンターから右サイド深いところに入られ、ゴール前に流しこまれたボールを押しこまれて失点、0-2となって試合はほぼ決まってしまう。
84分、木本に代えて中村を投入。木本は負傷か。土肥がベンチにいたが使わず、交代の準備をしていた中村をそのまま投入した。長友がCBに入り、高も最終ラインに落ちて守備をするがバランスが整わない。
90+2分、ショートカウンターからエリア手前で落としたボールをけりこまれ再び失点、0-3となって試合終了。終盤失点を重ねて完敗した。
試合を支配できず終始川崎に主導権を握られ、それでも最少失点で耐えていたが、波多野の退場でもちこたえられなくなった。地力の差を感じる敗戦になった。
シュート数5-20、CK4-5、ポゼッション47-53と、フィニッシュまでもちこめなかったことがはっきりわかる。ボールを持ってもやりきるまえに奪われることが多く、ボール保持で効果的に攻撃できなかった。シュート5本、枠内1本、無得点では勝ち点を取るのはむずかしい。
特に球際で競り負けるシーンが頻発。複数で奪い合っても最終的に川崎に持って行かれることが多く、身体の使い方なのか、ボールの隠し方なのか、気持ちや意識だけではない技術の差を感じた。強度というのは荒っぽさのことではなく、激しさのなかの技術なのだと思った。
狭い局面で勝てないためスペースを使うことができず、展開ができなかった。高が狭いスペースでも臆することなくボールを要求していたが、出す方が怖がってパスを通せず、無難なところにボールを逃がし続けた結果出口を失い、刈り取られるケースが多かった。
そこから一気に裏に出されるシーンも多く、波多野がリスクを冒さざるを得なかったのも敵FWの抜けだしを簡単に許したところから。彼を責めるのは酷だろう。野澤に代わってからも似たようなシーンがあって肝を冷やした。
やろうとしていること自体が間違っているわけではないが、そのためにはまだまだ足りないものがあり、川崎のようなベースのしっかりしているチーム相手だとそれがはっきり出てしまうということではないかと思った。
つきつめるべきものと捨てるべきものの取捨選択をしなければならないが、悔しい敗戦で高い授業料となった。日程に余裕はなく、中三日での三連戦となる。走りながら修正するしかないが、ベースになるものはできつつあり、それを信じて積み上げたい。
5試合を終えて1勝2敗2分で勝ち点5(1試合あたり1.00)で順位は15位に。ホーム二連戦で勝ち点が増えて行かないと厳しい状況になる。大事な試合を落とした対価は高くついたというほかない。
評点(評点は
ドイツ式
):
波多野(4) 失点、退場も責めるのは酷。よく守っていた。
長友(5) 守備に追われ前に行けず。仲川とも合わず。
木本(5) ラインコントロールに苦労。負傷が心配。
森重(5) 敵FWに手を焼いた。裏を取られすぎた。
バングーナガンデ(5) マイボールを収めきれず守備に追われた。
高(4.5) 敵に消されいい形でボールを持てなかった。
小泉(4.5) 低い位置での仕事が多く黒子に徹した。
仲川(5) いい形で勝負させてもらえなかった。
松木(5) 中央でボールを持てず決定機を作れなかった。
遠藤(4.5) 裏抜けに唯一希望を感じたが中が薄かった。
荒木(5) ボールを保持できなかった。
===
シルバ(5) スペースなく持ち味出せなかった。
オリヴェイラ(5) サポートなくフラーストレーションつのった。
小柏(4.5) 動きは悪くなかった。先発で見たい。
野澤(4.5) 重心が前に行ってからの失点はやむなしか。
中村(-) 時間短し。先発で見たい。
武蔵中原のニュータンタンメンはトッピングのニラが少なかった。
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FC東京
2024年03月19日 22:31
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【ブンデスリーガ第26節】ハイデンハイム 1-1 グラードバッハ
■ 2024年3月16日(土) 15:30キックオフ
■ Voith-Arena (Heidenheim)
スカパーでリアタイ観戦。週央のDFBポカールでザールブリュッケンに屈辱の逆転負け、リーグ戦は3試合負けなしとはいうものの1勝のあと2分と勝てているわけでもない。アウェイだがここでしっかり勝ち点3を積み上げて残留の足場を固めたい試合。
最終ラインはエルヴェディとヴェバーをCBにした4バック、SBは右にライナー、左にスカリーとなった。板倉はベンチスタート、福田はメンバー外。
ニコラス
ライナー エルヴェディ ヴェバー スカリー
ライツ ヴァイグル ノイハウス
オノラ ジーバチュ ハック
序盤はグラードバッハがボールを握り積極的に攻撃をしかける。右サイドのオノラを走らせて中央でしとめる得意のパターンでチャンスを作る。
9分、自陣でボールを奪ったライツがオノラにパス。オノラは右サイドをドリブルで上がり、エリア手前でクロスを入れる。中央に入ったジーバチュがわずかにさわり、ファーのハックがダイレクトで左下隅に流しこんでゴール。早い時間帯にグラードバッハが1-0とリードを奪う。
しかしその後はリスクを嫌って守備的になったグラードバッハに対してハイデンハイムが攻勢に。グラードバッハは奪ったボールを素早く前線に展開してカウンターをねらうが決めきれない。40分、左サイドを持ちあがったスカリーが深いところから戻しのクロスを入れると、走りこんだノイハウスがダイレクトでシュートしたがバーの上。
45+1分、エルヴェディがエリア内でクリアしようとしたがボールにさわれずPKの判定を受ける。しかしVARの検証でその前にオフサイドがあったとされファウルはなかったことに。胸をなでおろす。そのまま1-0で前半を終了した。
後半に入るとハイデンハイムが3人を交替、フォーメーションも変えて立て直してくる。グラードバッハは引き続き受け身の展開となる。グラードバッハはカウンターから追加点の機会を窺うがなかなか形にならない。
すると66分、当てて落とすビルドアップでゴール前に持ちこまれ、ボールに寄せられないままけりこまれて失点。1-1と追いつかれてしまう。ニコラスが一歩も動けずだれもボールに行けなかった。
71分、ジーバチュとノイハウスに代えてエングムと板倉を投入。3バックにするかと思ったが板倉はヴァイグルとダブルボランチを組んだように見えた。76分にはさらにライナーとオノラに代えてフリードリヒとネッツを投入、スカリーを右にまわしてこんどこそ3バックに。
終盤はオープンな展開になり、グラードバッハも勝ちこしをねらって前に出る。83分、ライツに代えてコネを投入、ボールを握るようになるがゴールのチャンスは多くない。結局互いに決め手を欠いたまま時間切れ。1-1の引き分けとなった。
先制しながらまたしてもリードを守れず、勝ち点1を持ち帰るのにとどまった。4試合負けなしだがその間に稼いだ勝ち点は6。間にポカールでの敗戦もはさまっており、今季の詰めの甘さがはっきり表れている。
守備の約束ごとが甘いのか、守るとなると急にドン引きしか選択肢がなくなるし、それでもスルスルと入りこまれて失点するケースも多い。それなりに得点は挙げているのに失点が多くて勝ち点を逃し二桁順位に低迷しているのはやはり戦術に問題があるというほかない。
この試合も早い時間帯にリードを奪ったところまではよかったが、終わってみればシュート数7-19、CK4-10、ポゼッション47-53と、負けなくてよかったという結果に。ゲームマネジメントが拙いのではないか。
シーズンもここまできているのでまずは残留して次を考えるしかないが、悪くない監督を呼んできているはずなのにチームが毎年リセットされて一向に積み上げがなされないのはほんとうにもどかしい。
26試合を終えて6勝10敗10分で勝ち点は28(1試合あたり1.08)で順位は12位と変わらず。残り8試合で降格圏の16位との勝ち点差は9と余裕はない。負けずに踏みとどまってはいるが、勝ち点が1ずつしか増えて行かないのではケツについた火は消えない。
残り試合をどう戦うかは来季もセオアネ監督で行くかを判断する大きな材料になるだろう。チームとしてのまとまりを失えば選手の流出も懸念される。しぶとく勝ち点を積み上げて行きたいが…。
ゲラルド・セオアネ監督談話:
「ポカールで負けたわずか3日後ということでむずかしい試合になるのはわかっていた。前半はうまく前を向いて連係できた局面もあり、そこからいくつかのチャンスを作ることもできていた。後半は、70分まで、あまりに深いところまで敵を引き入れてしまっていた。ハイデンハイムはなによりまずセットプレーで何度も危険な状況を作った。最後の15分は我々は再びボールを握って試合を支配した。若いチームだが、何日間か批判を受けた後、敢然と、連係し、まとまって戦ってくれたと思う」
白黒のサードユニを着てくれたのはうれしかった。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2024年03月18日 21:42
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【Jリーグ第4節】福岡 1-3 FC東京
■ 2024年3月16日(土) 13:00キックオフ
■ ベスト電器スタジアム
いい天気の土曜日。福岡でのアウェイとあって今季初めてDAZN観戦に。開幕から1敗2分とまだ勝ちがなく、後がない。福岡は苦手としている相手だがなんであれ勝ち点3をもぎとらなければならない。厳しい試合になる。
この試合ではオリヴェイラ、前節東京デビューを果たした小柏がベンチ外。一方で今季新潟から移籍加入した高が初めてメンバーに入り先発。トレヴィザンが前節退場となったためこの試合は出場停止で、木本が今季初先発となった。
波多野
長友 木本 森重 バングーナガンデ
高 小泉
仲川 松木 遠藤
荒木
立ち上がりから東京がボールを握って敵陣で攻撃をしかける流れに。福岡は奪ったボールからサイドを経由して縦に速い。互いに前を向いてプレーするがはっきりしたチャンスはなかなか作れない。
16分、エリアすぐ外で得たFKを松木が直接ねらったがゴール前でDFにクリアされ、このこぼれ球に森重が詰めたがボールはバーの上に。さらに17分には右サイドでボールを持った仲川が深いところからクロスを入れると、ファーの松木が頭で合わせたが体勢が十分でなく枠に飛ばず。
東京は今季初出場の高がしっかりボールを受けることで丁寧にパスをつなげている。オリヴェイラがいないこともあって長いボールを収めるよりは地上でボールを動かしながら前進するイメージが共有できている。これまでにない戦い方になっている。
28分、左サイドからの攻撃で遠藤が大外のバングーナガンデに落とすと、バングーナガンデはダイレクトでゴール前に流しこむ。中央に入りこんだ長友がワントラップからゴールにけりこんでゴール。1-0と東京が前節に続き先制する。長友は代表招集に花を添えるゴールとなった。
直後には枠内に強烈なシュートを浴びたが波多野がこれをセーブ、すると32分にはロングボールを遠藤が前線で収め、このボールを駆け上がった荒木にパス。荒木は厳しい角度からのシュートをファーネットに決めて東京が2-0とリードを広げた。荒木の決定力が際だった。
その後も東京が主導権を握り、福岡に決定機を作らせないまま2-0で前半を終了。選手間の距離やパスの受け渡しにこれまでにない意識が見られ、それがゴールにつながっている。福岡は後半から修正してくることが予想され、このまま終わるとは思えない。立ち上がりに注意したい。
後半に入ると福岡がフォーメーションを変更して圧力を高めてくるが、東京は自陣ではしっかりとブロックを形成しゴールを許さない。51分、52分には松木が遠めからねらうが枠に収まらず。拮抗した攻防となるがリードしている分東京に余裕がある。
57分、右サイドの長友がクロスを入れるとGKにクリアされるがこのボールがファーにこぼれ、ここに走りこんだバングーナガンデがダイレクトボレーでゴールにたたきこんだ。東京はこれで3-0とリードを広げる。バングーナガンデの見事なシュートで東京が試合の流れをグッと引き戻す。
65分にはバングーナガンデからのクロスに荒木が合わせたがポストに嫌われる。71分、長友と遠藤に代えて中村と俵積田を投入、それぞれそのままのポジションに入る。リスクを取る必要のない東京は無理にしかけず時間を使いながら追加点のチャンスを窺う展開に。
80分、仲川と荒木に代えてシルバと東を投入。東がトップ下に入り松木を一列押し上げたか。しかし直後の82分、ゴール前の密集から押しこまれてしまい失点、3-1と2点差に。
その後は一進一退の展開。東京はボールを保持し時計を進める。90分、東に代えて安斎を投入。東にトラブルがあるようには見えず、松木を下げてもよかったかと思うが不可解な交代。安斎を右ウィングに入れてシルバをトップにスライドしたか、安斎をそのままトップ下に入れたかよくわからず。
90+5分、松木からのパスを受けた俵積田がドリブルで持ちあがり、角度の厳しいところからシュートを放ったがサイドネットに。結局試合は3-1のまま終了となり、東京は今季初勝利を挙げた。
立ち上がりは五分だったがボールを握って徐々に流れを引き寄せ、たて続けに得点して主導権を握ると、後半にも加点し、その後は敵の時間帯もしっかり守って、1点は与えたものの勝ちきった。これまでの3試合が何だったのかと思うくらい全体が連動し意図のはっきりしたプレーを繰り返した。
数字を見ればシュート数11-15、CK2-5、ポゼッション56-44と、ボールこそ握りながら福岡にもチャンスがあったことが窺われるが、前半のうちに2点リードしたことで試合展開としては東京が先手を取って危なげなくクローズした試合という印象。
特に高が入ることで中盤でボールが収まり、ロングボールに頼ることなく再現性のある攻撃の形をつくることができた。ウィングとSBの位置関係が整理され、距離感が調整されて受け渡しがうまく行った結果、相手のプレスをかいくぐって前進できたのだろう。
開幕からこれができなかったかという疑問はあるものの、順ぐりに新加入選手を試すなかで高がハマり、ゼロトップとの相性もよくひとつの形を見つけることができたのはこの試合の大きな収穫。この試合メンバー外となったオリヴェイラや小柏、原川らをここにどうからませるのか、試行錯誤は続くが、ひとつの解をこの試合は示した。
インターナショナル・マッチデイがあるため次のリーグ戦は2週間後。ここでしっかりチーム戦術を固め、浸透させることが必要だ。川崎、浦和、鹿島と手ごわい相手との3連戦となるが、ここをどういう成績で乗りきるかが今季の行方を占う試金石。その足がかりとなる勝利だった。
これで4試合を終えて1勝1敗2分、勝ち点5(1試合あたり1.25)で10位。まだ星勘定を云々する時期ではないが、ここで連勝して足場をしっかり固めなければならない。
評点(評点は
ドイツ式
:
波多野(2.5) ビッグセーブでチームの窮地を救った。
長友(2.5) 魂のゴール。中央に寄せる動きも洗練された。
木本(4) 危なげない守備。縦ズバもっと見たかった。
森重(3.5) 読みと技術で敵のトップを自由にさせず。
バングーナガンデ(3) 見違える躍動感。ゴールも見事だった。
高(3) 彼がゲームを作った。東京の核になる存在。
小泉(3.5) 高が躍動できたのは小泉がいたから。
仲川(4) このフォーメーションなら生きる。
松木(3.5) 広い範囲をカバー、攻守のダイナモになった。
遠藤(4) プレーの平均値が高い。先発向き。
荒木(3) シュートは決して簡単なものではなかった。
===
中村(4) 片鱗は見せたが先発で見たい。
俵積田(4) ここでアピールしたい。
東(-) 時間短し。ケガなら心配。
シルバ(-) 時間短し。
安斎(-) 時間短し。
小柏がもっと見たい。
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FC東京
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J1リーグ戦
2024年03月15日 23:11
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【DFBポカール準々決勝】ザールブリュッケン 2-1 グラードバッハ
■ 2024年3月12日(火) 20:30キックオフ
■ Ludwigsparkstadion (Saarbrucken)
大雨かなんかで延期になったDFBポカール準々決勝。水曜日の未明4時半キックオフだったがさすがに起きられず(むしろその日は寝過ごした)、結局木曜日の夜にDAZNで見たが、その前に結果を知ってしまっていた。
週央の試合ということでメンバーは一部ターンオーバー、板倉、フリードリヒ、ハック、ライツが先発し、3バックでのスタートとなった。
ニコラス
エルヴェディ 板倉 フリードリヒ
オノラ ヴァイグル ネッツ
ライツ ノイハウス
ジーバチュ ハック
激しい雨のなかでのキックオフになった。試合が動いたのは早くも8分、オノラがノイハウスからのパスを受けて裏に抜け出し、深いところからエリア内にマイナスを折り返すと、走りこんだハックがこれをダイレクトでけりこんでゴール。グラードバッハが1-0と先制する。これは楽勝かと思わせるコンビネーションだった。
ところが直後の11分、エリア内で敵のスルーパスを板倉が引っかけたが、このこぼれ球が敵にわたりシュートを放たれる。これが決まりあっという間に1-1の同点になってしまう。試合は振りだしに戻った。
その後はグラードバッハが圧倒的にボールを支配、何度もチャンスを作るが決めきれない。14分にはライツが高い位置でボールを奪って単騎でエリアに持ちこむがDFに対応されシュートを打てず。
18分には持ちあがったノイハウスがそのままシュートを放つが敵GKがセーブ、こぼれ球をハックが落とし、オノラがダイレクトで狙うが戦場でクリアされる。21分にはオノラのクロスにふたたびハックが合わせるがバーの上に。
グラードバッハが主導権を握って敵陣で試合を進めるが、ザールブリュッケンのコンパクトな布陣をこじ開けるのに手を焼きゴールは遠い。1-1の同点のまま前半を終了。リードして折り返したかったが勝負は後半に。早い時間帯に勝ち越したい。
後半に入ってもグラードバッハの優位は動かず、ボールを握って攻撃をしかけるがゴール前を固めるザールブリュッケンを攻略できない。試合は次第に膠着する。
69分、ハックとライツに代えてエングムとコネを投入。これによって前線に動きが生れるが得点には至らない。延長、PK上等という戦略も窺える格下相手にむずかしい戦いを強いられている。
82分、エルヴェディとネッツに代えてスカリーとライナーを投入、ライナーを右SB、スカリーを左SBに配した4バックにフォーメーションを変更し、オノラを高い位置に置いて打開を試みるがしかけられるスペースがない。
するとアディショナルタイムに入った90+3分、ヴァイグルのパスをカットされ、そこから一気にカウンターを受ける。右サイドから流しこまれたクロスを処理しきれず、ファーに流れたところを押しこまれ失点、1-2と土壇場で逆転されてしまう。
この状況からの反撃はむずかしく、結局1-2で試合終了。DFBポカールは準々決勝敗退となった。
早々に先制したが直後に追いつかれ、そこからはチャンスを作るものの敵のDFに抑えられてゴールを決められない時間帯が続いた。延長も見え始めたタイミングでカウンターから決められたことは残念だが、チャンスを作りながら勝ち越せなかったことが敗因となった。
数字を見ればシュート数21-10、CK9-2、ポゼッション73-27と圧倒的に試合を優位に進めたことが表れているが、結果はそのとおりにならないこともある。攻め続けたが最後のワンチャンでやられた。
オノラのサイド突破を武器にしっかり動けたとは思うが、自陣でブロックを作る相手を攻略するのはむずかしい。どこで手数と時間をかけてこじ開けに行くかという意思統一がなされず、手なりで攻め続けて時間を使ってしまった感。同点のまま終盤に行けば1点で勝負が決まるのは当然だ。
これでポカールは準々決勝敗退となった。リードしながら勝ち点を確保できない今季の悪いクセはトーナメントでは致命的。これでリーグ戦に集中するしかないが、課題は大きいということがわかる試合だった。
ゲラルド・セオアネ監督談話:
「ポカールで負けたときがいつもそうであるように落胆は非常に大きい。決勝が近づけば近づくほど、敗退した時の落胆も大きくなる。この敗退は我々自身が受け止めなければならない。なぜなら開始から守備は一貫していたし、我々が作ったチャンスのときにはっきりと明確にプレーすることができていなかったからだ。我々のフィニッシュには必要な明確さが間違いなく欠けていた。後半に入ると、一対一でも、クロスでも、セットプレーでも深いブロックを突破することができなかった。もちろんファンもがっかりしているだろうが、我々自身もだ」
スイカユニだった。
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Borussia M'Gladbach
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DFBポカール
2024年03月11日 23:01
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【ブンデスリーガ第25節】グラードバッハ 3-3 ケルン
■ 2024年3月9日(土) 15:30キックオフ
■ Borussia-Park
日本時間夜11時半のキックオフ。スカパーでリアタイ観戦した。早くサマータイムになればいいのに。前節、アウェイでのドローで勝ち点1を確保したが、それが生きるかどうかはこの試合次第。ホームで勝ちきらなければならないゲームになる。
板倉がベンチスタートととなり、ネッツが先発して4バックとなった。右SBにはスカリーが先発、ライナーはベンチとなった。
ニコラス
スカリー エルヴェディ ヴェバー ネッツ
コネ ヴァイグル ノイハウス
オノラ ジーバチュ エングム
序盤は拮抗した立ち上がりだったが早い時間に試合は動いた。7分、左サイドのポケットを取られ、角度のないところからシュートを放たれると、これがニコラスの左腕に当たってゴールへ。直接ではほぼ入らない角度だったが図らずもボールを呼びこんでしまった。0-1と先制を許し多難な試合を予感させる。
直後の9分、右サイドのオノラからのクロスにノイハウスが中央で合わせたがGKにセーブされポストに当たってこぼれる。ここにエングムがさらに詰めるが枠に飛ばず、同点機を逸する。11分にはオノラのCKが敵にクリアされたボールをノイハウスがダイレクトで狙ったがわずかにバーの上に。
その後はグラードバッハがボールを持って優位に試合を進めるがケルンの守備も固くチャンスは限定的に。30分、エングムが左サイドを突破して切れこみ、ジーバチュにラストパスを送ったがシュートはわずかに枠をはずれる。
すると直後の32分、敵のパスを中盤でカットしたヴァイグルがノイハウスにつなぐと、右サイドのオノラにスルーパス。これを追って裏に抜けたオノラが落ち着いてGKとの一対一を制しゴールに流しこみ1-1と試合は振りだしに。
その後もグラードバッハは主導権を手ばなさず前半を終了。先制は許したものの前半のうちに追いついて五分に戻した。試合そのものはコントロールできており後半勝負。早い時間帯に逆転したい。
50分、エングムのCKにエルヴェディが頭で合わせるが枠におさまらず。53分にはジーバチュとのワンツーでゴール前に入りこんだノイハウスが敵の位置を見てシュートを放ったがポストに嫌われる。いい動きだったが決めきれず。
62分、ネッツに代えてライナーを投入、スカリーが左SBにコンバートされる。ネッツの守備の軽さを危惧したか。しかしその直後の64分、左サイドで許したFKにファーで合わされ失点、1-2と再び勝ち越しを許してしまう。
69分、コネからのパスを受けたジーバチュがシュートを放つがGKにセーブされる。これで得たCKにはノイハウスが合わせるがDFにブロックされる。チャンスはつくれているが決められない。
70分、エングムとコネに代えてハックとライツを投入。すると71分、ライツからパスを受けたライナーが右サイドからクロスを入れたところにハックが頭で合わせゴール、グラードバッハが2-2と再び同点に追いつく。
72分、ヴェバーに代えて板倉を投入。ヴェバーはなにかのトラブルか。73分、オノラの右CKをファーの板倉が折り返すとスカリーがこれを落とし、ハックがけりこんでゴール。3-2と一気に逆転する。
しかし試合はこれで終らなかった。79分、スルーパスから裏に抜け出され、板倉が対応したがシュートを許してこれが決まってしまう。3-3と試合はまた同点に。その後も互いに攻撃を試み、90+4分にはハックのハットトリックになりそうなシュートもあったがこの日のゴールはここまでとなり、3-3で試合を終えた。
立ち上がりに失点したことから追いかける試合となったが、前半のうちに追いつき、後半に再び先行されたものの一時はハックの2ゴールで逆転までもちこんだ。最後の失点はよけいでありもったいなかったが、最後のところを締めて勝ち点1は確保した。
最初の失点は不幸な面もあり、またその後あきらめずに食らいついて3ゴールを奪ったことは評価されていいと思うが、3点取ったのに勝てないのは守備の問題であり、2点め、3点めは安い失点。シーズンのここにきても守備の落としこみができていないのは厳しい。
ホームで勝つべき試合を落としたのは痛い。ここ3試合1勝2分と負けていないとはいうものの、印象としては勝つべき試合に勝てていないという状況で特に今日落とした勝ち点2は痛い。一度は逆転しただけにしっかり勝ちきりたかった。
これで25試合を終え6勝10敗9分で勝ち点27(1試合あたり1.08)で順位は12位のまま。25試合やって6つしか勝てていないのは明らかに想定外であり、この詰めの甘さというかゲームマネジメントの下手くそさというのはなんなのか。
得点45はリーグ6位なのに、失点49はワースト3位。いくら取ってもそれ以上に取られるので勝ち点が積みあがらず、エルヴェディ、ヴェバー、板倉と守備の選手もそろっているはずなのに組織的な守備ができておらず失点が安い。今季も残り9試合となり、ここまで来た以上はまず残留を確かなものにしなければならないが、それなりの戦力をそろえつつこんな結果しか残せないことはしっかり総括する必要がある。
アディ・ヒュッター、ダニエル・ファルケと悪くない監督を連れてきたはずなのにいずれも一年で見限り、継続してチームの強化に取り組むことができていない。セオアネ監督の手腕をどう見るか、即効性を求めるのか、我慢して底上げを図るのか。残留してからの話だが今季のオフもむずかしい判断を迫られることになりそうだ。
ゲラルド・セオアネ監督談話:
「中身が詰まり見どころも多い、気持の入ったダービーだった。我々はたくさんの局面を作り出しそれを生かしたが、最後のところで精度を欠いてしまった。それに加え、我々は必要な局面で十分一貫して守ることができなかった。われわれはいくつかの場面でアクセルを踏んだためにコンパクトさをいくらか失くしていた。この試合のポジティブな場面のひとつはチームがあきらめることなく何度も試合に戻ってきたことで、二度もリードを追いつき、最後まで前を向いて攻め続けた。それにも関わらずファンにダービーでの勝利をプレゼントすることができず、最後に落胆することになった」
上位にも下位にも勝てないといったいどこに勝てるのか。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2024年03月09日 22:31
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■
【Jリーグ第3節】FC東京 1-2 神戸
■ 2024年3月9日(土) 16:00キックオフ
■ 味の素スタジアム
天気はいいが風が強く気温も低い。肌寒いなかでの試合となった。キックオフ時刻も16時と微妙。日没を考えればあと1時間か2時間早くてもよかった。ヴェスパで味スタに乗りつけた。
東京は開幕から2試合引き分けで迎える第3節。リーグは混戦で開幕2連勝できているクラブはなく、この試合に勝つと負けるとでは見えてくる景色がまったく異なる。ホームでもあり、ここ2試合の粘りを価値あるものにするためには勝利が必要だ。
原川に代えて小泉が今季初先発。また中村、小柏がベンチ入り。
波多野
長友 森重 トレヴィザン バングーナガンデ
小泉 松木
仲川 荒木 遠藤
オリヴェイラ
立ち上がりは神戸に主導権を握られる。長いボールも巧みに使った完成度の高い組み立てから自陣で攻撃を受ける時間が長い。5分、ドリブルでエリア内に切りこんだ敵FWのシュートを森重がブロックしたがVARが介入、OFRの結果ハンドの判定となりPKを与える。
8分、このPKを敵FWがけったが足もとがすべったかミスキックとなりシュートは大きく枠をはずれる。九死に一生を得てここからは互いに前に出る組み合いとなる。13分、CKからの流れで森重がこぼれ球に反応しシュートを放つが枠外に。
16分には遠藤が左サイドからドリブルで切れこみ、エリア手前からシュートを放ったが敵GKがセーブ。互いに攻撃の糸口はつくるがシュート・チャンスは少なく、一進一退の攻防となるが神戸の方がオートマティズムの練度が高くやや優位な展開。
ポゼッションは神戸に譲っているものの、奪ったボールを前線に展開する意識はここ2試合より高い。オリヴェイラのところでボールが収まっており、ここから荒木、仲川らがボールを拾ってサイドを使った攻め上がりができつつある印象。
結局ともにゴールは奪えずスコアレスで前半を終えた。やりたいことがやれているわけではないが、PKをしのいだことで踏みとどまり、その後は昨季のチャンピオンに対し押し負けずに手数は出せている。こういう試合をこちらに引きこみたい。後半勝負になる。
後半立ち上がりから試合が動いた。50分、バングーナガンデの右CKは敵GKにセーブされたが、ボールがファーにこぼれ、これに詰めた小泉がニアを抜く鋭いシュートでゴール、1-0と先制した。ふかしがちなシーンでしっかり枠に収めた。
しかし、ここから圧を上げてきた神戸に対して東京は受けにまわってしまう。57分、右サイドからのクロスにフリーでのヘディングを許し失点。1-1の同点に追いつかれた。もう少し長くリードを保っていたかった。試合は振りだしに。
62分、遠藤に代えてシルバを投入。遠藤は悪くなかったしシュートもあったがボールに触る機会が少なかった。シルバは積極的なしかけからアクセントになるが勝ち越しはできず。ただ彼のところにボールが行くとなにか起こるのではないかという期待はある。
70分、敵FWがカウンターで裏に抜け出そうとするのを抑えに行ったトレヴィザンがエリア手前でFWを倒したとしてファウルを取られ、決定的な得点機会の阻止ということで退場となる。VARのチェックも行われたがOFRもなく判定が支持された。
クラモフスキー監督はやむなくオリヴェイラを下げて木本を投入、トップを欠いた4-2-3の布陣となる。74分、このプレーで与えたエリアすぐ手前からのFKを直接決められ失点、1-2と逆転を許してしまう。
83分、仲川、荒木、長友に代えて俵積田、小柏、中村を投入。小柏はそのままトップとトップ下を兼任するような位置に入った。俵積田は左ウィングに入り、シルバが右にスライド。一人少ないことをものともせず積極的に前に出てゴールをねらいに行くが、敵GKが固くゴールをこじ開けられない。
アディショナルタイムは7分あったが、結局そのまま1-2で試合は終了。東京は今季初めての敗戦を喫した。
押され気味の立ち上がりからいきなりPKを与えてしまったが、味スタの芝のおかげでしのぎ、そこからは拮抗した戦いとなった。後半小泉のシュートで先制したもののすぐに追いつかれ、ここでしっかり踏んばれればよかったが、どこかワサワサしてしまった。
数字的にはシュート数13-14、CK7-4、ポゼッション44-56と神戸がやや優位だったことが表れているし、実際にもオートマティズムの質では昨季から取り組みつづけている神戸に一日の長があった。ここ2試合に比べれば内容的な改善はあったが、やりたいことがはっきりしていてそれをしっかり表現していたのは神戸で、最後まで主導権は握れなかった。
東京は今季初先発の小泉がしっかりスペースを埋めながら中盤でボールを持ち、空いたサイドにボールを出して行く配球係をマメにこなしていたことが安定感の要因だったと思う。しかし丁寧にボールを動かし、人が正しい位置に立ってつないで行くスタイルの完成度はまだまだで、前に向かう速度も遅かった。
終盤にトレヴィザンの退場から流れを手ばなしたが、トレヴィザンの突撃守備にはこれまでなんども救われており、裏目に出たケースだけを非難するのはむずかしい。退場の判断も妥当だったと思う。敵の強力な前線はトレヴィザンに加え、森重、長友らで抑えこんでいたが、最後のところでやられた。決勝点がFKだったのがもったいなく悔しい。
これで開幕から3試合1敗2分とまだ勝利がない。その状態から勝つか負けるか、序盤戦のポイントになる大事な試合を先制しながら落としたのは痛かった。相手がどこであれ、内容がどうであれ勝つべき試合を拾えず、この負債は軽くはないが地道に返済するしかない。
いきなり完成度の高い現代的なフットボールで快勝できると思っていたわけではないが、ボールを奪っても動きがなく押し上げができなかったり、縦ズバができる局面で悠長にサイドに出したり、自陣でフリーになる選手を使って敵をはがしたりという、このスタイルでやって行くならまず改善しなければならないところは依然として多い。
試行錯誤にかけることのできる時間は限られており、その間も最低限の結果は出さないと雑音が大きくなって、よけいなことにリソースを投入しなければならなくなる。次節はアウェイでの試合となるが、内容以前にまずひとつ勝たないことには話にならない。
評点(評点は
ドイツ式
):
波多野(3.5) ナイスセーブあったがキックミスも。
長友(4) さすがの対応力で敵にサイドを使わせず。
森重(4) 敵のFWを抑え続けたがFKでやられた。
トレヴィザン(5) ひどいファウルではなかったがDOGSOは確か。
バングーナガンデ(5) 終盤躍動したが自陣でのプレーに課題。
松木(4.5) 惜しいシュートもあったが決めたかった。
小泉(4) 中盤を安定させた。引き続き先発で見たい。
仲川(4.5) 骨惜しみせず働いたが決定機は少なかった。
荒木(4.5) 前線での心得た動きが効いている。
遠藤(4.5) 動きはいいがもっとボールにからみたい。
オリヴェイラ(4) 今日はしっかり収めてくれた。
===
シルバ(4) ボールを持つとなにかが起こる期待感。
木本(4) 安定感のある守備。次節は先発で見たい。
中村(-) 時間短し。祝復帰。動きはよかった。
俵積田(-) 時間短し。
小柏(-) 時間短し。東京デビュー。
あとは高を早く見たい。
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FC東京
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J1リーグ戦
2024年03月04日 23:02
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【ブンデスリーガ第24節】マインツ 1-1 グラードバッハ
■ 2024年3月2日(土) 15:30キックオフ
■ Mewa Arena (Mainz)
土曜日夜11時半のキックオフ。スカパーでリアタイ観戦。前節ホームでボッフムに勝ち、勢いを駆って乗りこんだ敵地。連勝して勝ち点を積み上げたいところ。
前節出場停止だった板倉とエルヴェディが先発に復帰、ヴェバーを左SBに押し出しての4バックとなった。また前節ベンチスタートだったオノラも先発。
ニコラス
ライナー エルヴェディ 板倉 ヴェバー
コネ ヴァイグル ノイハウス
オノラ ジーバチュ エングム
立ち上がりこそボールを支配して敵陣に攻めこんだが、10分を過ぎたあたりからマインツに主導権を握られ自陣に押しこまれる時間が長くなる。12分、エリア内でシュートを許しこれを決められて0-1と先制を許した。人は揃っていたがすきまをボールが抜けて行った。
その後もマインツがいい出足からボールを確保しグラードバッハ陣内で攻撃をしかける。グラードバッハはプレスが効かず、セカンドボールも拾えず自陣からなかなか出られない。それでもなんとか身体を張った守備とニコラスのセーブで追加点を許さない。
ほとんど攻撃できないまま前半を終了。マインツが効果的にボールを動かし、グラードバッハは後追いになって振りまわされた。最小得点差で前半を終えられたのはラッキーも大きく、後半は修正が必要。
セオアネ監督は後半からライナーに代えてネッツを投入、板倉を中央に置いた3バックにフォーメーションを変えた。ネッツとオノラがウィングバックの位置に入り、エングムはやや中に入ってジーバチュとの2トップになったか。
これでグラードバッハがボールを持てるようになる。55分、中盤で奪ったボールからのショートカウンターとなり、深いところでボールを持ったノイハウスがゴール前にクロスを放りこむと、中央でエングムがヘディングシュートを放つ。これが決まり1-1の同点に。
その後もグラードバッハが前半の恨みを晴らすかのように攻勢に出る。63分、エングムのクロスに中央のコネが頭で合わせたがGKがセーブ。65分にはオノラからのボールにノイハウスがダイレクトで合わせるがこれもGKにセーブされる。
78分、エングムとノイハウスに代えてハックとライツを投入、逆転をねらいに行く。83分、右CKがファーに流れたところを板倉が頭で押しこもうとしたが枠に入らず。84分、敵DFが主審への抗議でこの二度目の警告を受け退場に。グラードバッハが一人多くなる。
グラードバッハはこれを生かして逆転すべく圧力をかけたが決めきれない。90分、コネに代えてラノスを投入、90+2分にはオノラのクロスにラノスが合わせるがヒットしきれずボールは枠外に。これがラストチャンスとなり、試合はそのまま1-1のドローとなった。
前半は完全にマインツのゲームだったが、これを0-1で乗りきり、配置を変えたことで後半はグラードバッハが盛り返した。同点に追いつき、その後も逆転のチャンスを作ったうえ、最後は敵DFの退場もあって数的優位になったが生かしきれなかった。
特に終盤の押しこみ方からすれば勝てた試合であり、ここで決めきれないのが今季連勝できていない所以か。数字的にはシュート数14-19、CK6-12、ポゼッション56-44と前半の劣勢が影響しているが、前後半でまったく内容の違う試合になった。
敵地で追いついて勝ち点を持ち帰ったことはよかったが、アウェイとはいえ勝てた試合であり、逆転しきれなかったのは今の我々の力がこの程度だということだろう。落とした勝ち点2のことを考えるか、得た勝ち点1のことを考えるか、むずかしい試合だった。
ハーフタイムでの修正はよかったが、前半あと2、3点は取られていてもおかしくなく、もしそうであればハーフタイムは手遅れだっただろう。簡単に裏を取られ勝負をしかけられていた印象があり、特に前半の戦い方には危うさしか感じなかった。
24試合を終えて6勝10敗8分、勝ち点は26(1試合あたり1.08)で順位は12位と変わらず。連勝ができないと成績を安定させることはむずかしい。24試合して6つしか勝てていないというのが情けなく恥ずかしいし、さすがにこの成績では降格の可能性も念頭におかなければならない
残り10試合を全勝しても勝ち点は56。まずは残留を確実にしなければならないし、そのためには足踏みは一刻たりとも許されない。やはり後半流れが来たときに一気に逆転まで持って行けなかったのがこの試合のポイントだったかもしれない。
ゲラルド・セオアネ監督談話:
「我々は前半、守備であまりに好きにさせ過ぎたし、こちらはまったくゴールの脅威を与えられなかった。ハーフタイムまではまったくがっかりするパフォーマンスだった。試合の入り自体はまったく悪くなかったはずなのに、あっさりとつながりを見失ってしまった。決定的だったのはマインツのセットプレーが続いたことだ。我々は攻撃面のビルドアップでミスが多く、そこから抜け出すことができなかった。そのうえ、マインツは一対一でも競り勝っていた。後半は、システムも替え、まったく違ったエネルギーと攻撃性でピッチに向かった。後半は最低でも勝ち点1をホームに持ち帰るために十分なことをやった」
こういう試合に勝ちたい。スイカユニだった。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2024年03月02日 22:45
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■
【Jリーグ第2節】FC東京 1-1 広島
■ 2024年3月2日(土) 15:00キックオフ
■ 味の素スタジアム
ホーム開幕戦。曇りがちの、思っていたよりも寒い天気になった。昨年11月以来の味スタにヴェスパで乗りつけたが、グッズ売場とか様子もずいぶん変わっていた。今年もここにかよう週末が始まる。
前節、アウェイでの開幕戦で二度先行されながらもその都度追いついて2-2の引き分けで勝ち点1を持ち帰った。この勝ち点1を価値あるものにできるかどうかはこの試合の結果次第。相手は強敵だがホームでしっかり勝ち点3を積み上げなければならない。
前節CBで先発に抜擢された土肥がベンチ外となり森重が先発、また左ウィングは遠藤が先発し俵積田はベンチスタートとなった。木本がメンバー入り。少しずつメンバーを入れかえながらベストチョイスを探る意図は理解できる。
波多野
長友 森重 トレヴィザン バングーナガンデ
松木 原口
仲川 荒木 遠藤
オリヴェイラ
ボールを動かしながらゴールを目指す東京に対して、長いボールも使いながら一気に裏をねらいに行く広島という展開に。東京はつなぎでミスが出たりセカンドボールの確保でもたつきが出てなかなか敵ゴール前までボールを運べず、主導権を握れない。
9分、長友の右サイドからクロスを受けたバングーナガンデがシュートを放ったが大きくバーの上に。これが東京のファースト・シュートになる。ゴール前でのシーンも作られるが広島の攻撃も精度を欠き失点はまぬがれている。
26分、オリヴェイラが右サイドからドリブルで中央に切れこみシュートを放つがDFにブロックされる。34分には荒木がエリア手前からシュートを放つがバーの上に。なかなか枠におさまらない。
その後も拮抗した戦いとなるが広島の方がやりたいフットボールを表現できている印象で、東京はビルトアップに引っかかりが多く前にボールが運べていない。チャンスはなんどか作るが崩しきれておらずゴールをこじ開けられない。
結局スコアレスのまま前半を終了した。守備に労力を費やしてしまい攻撃にまでエネルギーをかけきれなかった。荒木、遠藤が前を向けているし、オリヴェイラも前節よりは収められている。チャンスはつくれており、焦れず、集中を切らさずやりきりたい。
後半に入っても流れは変わらず、拮抗した戦いではあるものの広島が優位に試合を進める。55分、バングーナガンデが左サイドからドリブルで切れこみエリア手前から思いきってシュートを放ったがバーの上に。切れこみ自体はよかった。
試合が動いたのは69分。敵CKをクリアしたかに見えたが、VARが介入、中央で競ったオリヴェイラの腕にボールが当たったとの判定で広島のPKとなる。これを冷静に決められ0-1と先制を許す。動画を見る限りPKはやむを得ない判断。
70分、オリヴェイラ、遠藤に代えて小泉、シルバを投入、松木をトップ下に上げ、荒木を偽CFにおいてゼロトップの布陣となる。すると71分、長友が右サイドのポケットを取り、深いところから折り返したボールを荒木が受ける。荒木はゴール至近の角度のないところからボールをコントロールしてコースを作りシュート。これが決まって1-1の同点に追いつく。
75分、エリア内にクロスを放りこまれたところに森重が敵FWと交錯しながら対応したかに見えたが、ここで再びVARが介入、これがファウルの可能性があるとしてOFRとなる。しかし検証の結果、敵FWがオフサイドだったとの判定となりファウルの有無は問われずPKとはならなかった。森重は敵FWの足をがっつりけっており、オフサイドでなければPKでおかしくなかった。
82分、原川と仲川に代えて東と俵積田を投入。俵積田は左ウィングに入り、シルバが右ウィングにスライド。
84分、左サイドのタッチライン際をドリブルで縦に上がった俵積田が内側に切れこんだところで敵のタックルに遭いエリア内に倒れこむ。主審はPKスポットを示したが、VARの検証の結果ファウルはエリア外との判定となりFKに。動画見てもギリだがやはり外だったか。このFKからはチャンスを作れず。
90+6分、長友が縦に抜け、深いところからゴール前にクロスを流しこんだが、ファーに飛びこんだ俵積田、荒木ともに合わせられず、これが最後のチャンスとなって1-1で試合終了。勝ち点1を分け合い、今季初勝利は果たせなかった。
チャンスの数では広島の方が多く、主導権を握れないなかで守備中心の試合となったが、広島の拙攻と波多野の好セーブでなんとかしのいだ。後半、PKからの失点はあったもののすぐに追いつき、終盤には逆転のチャンスもあったが結局引き分けとなった。
シュート数10-17、CK4-5、ポゼッション46-54と試合全般は劣勢。特に枠内シュートが荒木のゴール1本というのは課題。
広島に多くのチャンスを作られ負けていてもおかしくなかったが、ねばり強い守備でなんとか失点を防いだことが終盤勝負につながった。前節よりもベクトルを前に向けることができており、攻撃面では前節の課題を意識した進歩が見えた気はした。
また、初出場となった遠藤がボールを前に動かして特徴を見せ、交代で入った俵積田が持ち味を生かした切れこみを披露してもう少しでPKをもらいかけるなど競争が機能していることが垣間見えた。前節に続いて勝負どころでしっかり決めた荒木、前半の低調さから後半修正してきたバングーナガンデなど、チームとして進歩していることが窺えた。
一方で守備は危ういシーンも多く、特にバングーナガンデとトレヴィザンの左サイドは、ひとつ外されるとそのままピンチになるシーンが多く、波多野の好セーブがなければ大量失点もあり得た。白井、徳元らもおり、右には中村もいるので、SBは何らかの手を打った方がいいように思った。
オリヴェイラは前節よりボールを収められ、シュートもあったが、敵のマークも厳しくフラストレーションをためながらプレーしている状況。終盤トライした荒木のゼロトップも選択肢か。あるいは小柏は試せないのか。
中盤も、荒木のゼロトップ、松木のトップ下を試すなら、高と小泉のダブルボランチでどうか。高の奪取力と構築力は見てみたい。
開幕から二試合、必ずしも内容的に万全ではなく課題は抱えながらもなんとか勝ち点を取り続けている。リーグ全体で開幕二連勝しているクラブがなく、混戦が見こまれるなかではこの勝ち点は大きいが、これを生かすにはここで勝利が必要だ。次節、ホーム連戦となる神戸戦で今季最初の勝ち点3を挙げなければならない。
評点(評点は
ドイツ式
):
波多野(3) 確実に成長して帰ってきた。
長友(4) 走り続けいいクロス入れた。仲川と息が合う。
森重(4.5) 今季初出場。あわやPKとなる対応あり。
トレヴィザン(4.5) ハイリスク守備が裏目に出るシーンも。
バングーナガンデ(5) 守備に課題多く攻撃で埋めきれない。
松木(4.5) 矢印を前に向け続けたが決定的な働きなかった。
原川(5) スペースは埋めたが守備に追われた。
仲川(4.5) 自由に使えるスペースがもらえなかった。
荒木(3.5) ここ一番で決めきる力。勝ち点を稼ぎ出した。
遠藤(4) 彼が踏んばって俵積田も燃えた。
オリヴェイラ(4.5) しっかりポストしてくれたがマークもキツい。
===
小泉(4) 安定感ある。先発で使いたい。
シルバ(4) 今日も見せ場あり。ゴールがほしい。
東(-) 時間短し。
俵積田(3.5) 短い時間で意地を見せた。アレがPKなら…。
ホームの選手がピッチでつるつるすべっていたのはどうなのか。広島は交代がなかったな。
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