フットボール・クレイジー
football crazy
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2024年05月31日 23:57
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【Jリーグ第17節】鳥栖 0-1 FC東京
■ 2024年5月31日(金) 19:00キックオフ
■ 駅前不動産スタジアム
自宅DAZN観戦。晩ごはんと風呂をすませてテレビの前で待機した。このところリーグ戦4試合勝ちがなく順位もジリ貧。アウェイだが勝ち点3を積んでカップ戦ウィークに入りたい。
仲川を右ウィングに置き、トップには荒木、トップ下に松木を配する布陣。長友がベンチ外となり安斎が右SBに入った。中村がベンチ入り。
野澤大
安斎 木本 トレヴィザン バングーナガンデ
高 小泉
仲川 松木 俵積田
荒木
試合は立ち上がりから東京がボールを支配、少ないタッチでボールを動かしながら鳥栖ゴールに迫る流れになる。4分、荒木からのパスを受けた俵積田がエリア外からねらうがGKにセーブされる。
6分には仲川がバングーナガンデからパスを受けエリアにつっかけてシュートを放ったがDFにブロックされる。積極的に攻撃をしかけてフィニッシュまでもちこめている。
11分、CKからのこぼれ球がエリア外に流れたところを高が頭でエリア内に押し戻すと、木本がこれを受け角度のないところからシュート。ボールはバーに当たってゴールに入ったが副審がフラグアップ。
VARチェックとなったがオフサイドではなかったとの判定になりゴールが認められた。東京が早い時間帯に1-0とリード。ここしかないというコースに決まったゴラッソだった。オンサイドの判定も妥当だったと思う。
その後も東京が主導権を握り攻撃をしかける。23分、自陣から出たフィードを俵積田が追うと、敵DFがこれを収めてGKにバックパス、ところが敵GKがこれを空振りし、ゴール前でルーズになったボールを松木がゴールに流しこんだ。
追加点かと思われたが俵積田がオフサイドポジションにいた可能性があるということでVARとなり、かなり長い時間をかけたあと、オフサイド判定では異例のOFRの結果オフサイドとの判定に。真横の画角の映像がなく、縦位置の映像での判定となったがやむなしか。
40分にも敵DFのミスからゴール前でボールをもった俵積田がシュートするがDFにブロック。43分にはエリア内でボールを拾った仲川が高に落とし高がダイレクトでシュートを放ったがGKがセーブ。
鳥栖の不安定な守備につけこんでチャンスをつくったが追加点は決めきれない。結局そのまま1-0で前半を終えた。やりたいことをしっかりやり続け、先制もできているが、リードは最小でこのまま終わる保証はない。矢印を前に向けて攻め続けたい。
後半に入っても東京が主導権を手ばなさずに試合を進めるが、やや膠着した流れとなり互いに大きなチャンスはつくれない。52分、左サイドから切れこんだ俵積田がシュートを放つがファーに外れる。
65分、仲川に代えて中村を投入。安斎が右ウィングに上がり中村は右SBに。東京は疲れも出たかミスが目立つようになるが、鳥栖も精度を欠きともに我慢の時間帯となる。74分、持ちあがった松木がシュートを放ったがゴール右にはずれる。
76分、俵積田と松木に代えてシルバとオリヴェイラを投入。78分、小泉からパスを受けた左サイドのバングーナガンデがクロスを入れるとオリヴェイラがダイレクトで合わせるが枠をはずしてしまう。決まっていればというシーンだった。
終盤はリスクを取って前がかりにしかける鳥栖の攻撃を東京が迎え撃つ時間帯に。85分、中村が右サイドから切れこみシュートを放ったがファーにはずれる。87分、安斎と荒木に代えて徳元と原川を投入、徳元が右ウィング、原川はトップ下に入る。
その後は5分のアディショナルタイムも時間を使ってしのぎきり、序盤のリードを守って1-0で勝ち点3を手にした。
序盤からボールを握り優位に試合を進めた。早い時間帯にセットプレーの流れから先制すると、その後のゴールはVARで認められなかったものの粘り強い守備でゴールを守りきり、リーグ戦5試合ぶりの勝利となった。
シュート数11-11、CK4-8、ポゼッション54-46と数字のうえではそこまで優位ではなかったが、ボールを握って試合をコントロールすることができていた。なんどかチャンスも作られたが、野澤大の好セーブもあってクリーンシートを守った。
意図の見える攻撃ができており、追加点のチャンスはありそこを決めきっていればもう少し楽に運べた試合。後半は互いに失速気味で、しょっぱい攻防になってしまったこともありなんとか無失点でしのげたが、必ずしも理想的な試合ではなかった。
オフサイドになった松木のゴールは難しい判定になった。僕自身の印象は俵積田が敵DFより前に出ていたように見え、オフサイドやむなしとは思うものの、ゴール時の判定はオンサイドであり、VARでも使える画像が限られ決定的な線引きができていたかは疑問。
主審がOFRで確認しなければならないような微妙なオフサイドをあの画角とあの解像度、インパクトの瞬間のコマ止めなどで見きわめられるのかは非常に疑わしい。画像でも確認しきれない(反証がない)のであればフィールドでの判定を尊重してオンサイドでもよかったのではないか。
制度の運用としては理解できるが、1秒未満のタイミングの違いでオンかオフかが変わってくる世界で、粗い解像度の画像に線を引くことや、人の目でインパクトの瞬間のコマを特定し、数センチ単位のオフサイドを判定することが本当に可能なのか。VARのオフサイド判定は基準を見直した方がいいと思う。
逆に木本のゴールのシーンはオフサイドの判定がVARで覆ったかっこうになったが、副審がボールのゴールインを見てからフラグをアップしたのは正しかった。これくらいのはっきりした事象がVARでのオフサイド判定の限界だと思う。
チームとしては今できることをやったという試合だが、まだまだ試合によって、相手によって、コンディションや選手の組み合わせによっても、できることとできないことに落差があり、コンスタントに意図通りのフットボールができている状態ではない。
できないケースの要因を検証してボトムラインを上げ、パフォーマンスの振れ幅を小さくして行くことが今の課題で、やろうとしていること自体はおかしくない。自陣からの構築も危ういシーンは散見されるものの、敵のプレスを外に吊りだして中にはたくなど、開幕当初から見ても進歩は窺える。勝った試合こそできなかったことにきちんとフォーカスして兜の緒を締めたい。
これで17試合を終了、7勝5敗5分となり勝ち点26(1試合あたり1.53)で暫定5位に浮上。。金曜日の試合であり他のクラブの結果待ちなので順位はわからないが、ここで勝ち点を上乗せしてカップ戦ウィークに入れるのは大きい。
中村が復帰、小柏も練習参加できているとの報があり、心配な選手はまだ何人か残っているもののケガ人は徐々に戻りつつあるようだ。カップ戦をうまく使いながら選手層の再構築を図り、6月中旬以降のシーズン中盤に備えたい。
この後の試合予定としては、水曜日(6月5日)と日曜日(9日)に広島とルヴァンカップを戦うほか、12日には天皇杯でヴィアティン三重と味スタで戦う。6月は味スタで5試合が予定されており、ここで勢いをつけたい。
評点(評点は
ドイツ式
):
野澤大(3.5) 好セーブでチームを救いクリーンシート。
安斎(4) 酷使されすぎだがそれにこたえる働き。
木本(3.5) CBとは思えないゴラッソで完全復活。
トレヴィザン(4) 中央を締めて敵の攻撃を遮断した。
バングーナガンデ(4) 攻撃時の視野が広がってきている。
小泉(3.5) ここでボールが収まるのが大きい。
高(3.5) もっと高に持たせて大丈夫。
仲川(3.5) 頭が下がるハードワークで手本を示す。
松木(4) チームの進むべき方向を示した。
俵積田(4) そろそろ切れこむヤツで一本決めたいね。
荒木(3.5) 1試合でコンディション戻してきた。
===
中村(3.5) アレが決まってたら劇的だったが。
オリヴェイラ(-) 時間短し。仕事は十分した。
シルバ(-) 時間短し。もう少し見たい。
原川(-) 時間短し。
徳元(-) 時間短し。
ベンチ入り9人制はよ。
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FC東京
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J1リーグ戦
2024年05月26日 22:15
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【Jリーグ第16節】FC東京 0-1 G大阪
■ 2024年5月26日(日) 15:00キックオフ
■ 味の素スタジアム
五月晴れの日曜日。気温もそこまで高くなく観戦日和となった。先週は里帰りしておりホーム観戦を今季初めて休んだので2週間ぶりの現地観戦となる。ヴェスパで味スタに乗りつけた。
このところリーグ戦は3戦勝てておらず(1敗2分)、水曜日のルヴァンカップも勝ち抜けたとはいうものの延長120分では引き分けで、勝てていない。これ以上の足踏みは許されず、しっかり勝ち点3を取るべきホームゲームとなる。
ルヴァンカップからはターンオーバー、リーグ戦仕様に戻した布陣に。前線はオリヴェイラと荒木のペア、それ以外は横浜戦と同じメンバーとなった。仲川、松木はベンチ・スタートに。白井はメンバー外で徳元がベンチ入り。
野澤大
長友 木本 トレヴィザン バングーナガンデ
高 小泉
安斎 荒木 俵積田
オリヴェイラ
ともにボールをもちながら押し上げるスタイルではあるが、序盤は大阪がボールを支配し東京陣内で攻撃をしかける時間が長くなる。中三日の東京に対しルヴァンカップのなかったG大阪の方が余裕のある試合の入りとなった。
交互に攻撃のターンがめぐってくるような流れになるがどちらもなかなかフィニッシュまでもちこめない。9分、オリヴェイラが右サイドでボールを奪い、中央に流したところに俵積田が入りこんでシュートを放ったが敵GKがセーブ。
19分、荒木からのパスを受けたオリヴェイラがエリア外からねらうがこれも敵GKがセーブ。チャンスは散発、偶発的で数も少なく決めきれない。大阪のプレスがしつこく東京は自分の間合いでボールをもつことができない。
大阪がボールをもつ時間が長いが中央を固めてシュートは打たせない。一方で東京も左サイドの俵積田を生かそうとするが、セットされてからのしかけはしっかり対応されており個での打開もむずかしい。
41分にはエリア外にこぼれたボールを長友が直接シュートするがDFのブロックされる。結局どちらも大きなチャンスのないままスコアレスで前半を終えた。無失点は悪くないが球際で負けているのが気になる。ベンチにカードはあり前を向いて戦いたい。
後半に入ると、53分、57分と、俵積田がドリブルでエリア内に入りこむがシュートは敵GKにセーブされる。全体的な印象は前半と変わらず、ポゼッションは大阪に譲っており奪ったボールからカウンター気味にしかけるかたちになっているがチャンスは多くはない。
63分、俵積田と荒木に代えて遠藤と仲川を投入。攻撃をしかけ合うが互いに決定力を欠き賭けのレートだけが吊り上げられて行く一点勝負の様相が強まってくる。東京からは大阪の攻撃を自陣でしのぐ時間が長く感じられる。
78分、オリヴェイラとバングーナガンデに代えて松木とシルバを投入。安斎を左SBに落ち、遠藤が右ウィングにスライド、シルバは左ウィングに。松木はトップ下に入りトップの仲川と組む形に。しかしその後も試合の流れは大きくは変わらない。
終盤になって試合が動いた。85分、右サイドで遠藤がボールを奪われ、これを逆サイドの深いところに展開される。これをゴール正面に戻され、ここからシュートを許して失点、0-1と先制を許す。
遠藤がボールを奪われたシーンがファウルではないか、またそのあとの展開がオフサイドではないかということでチェックが行われたがゴールはそのまま認められた。リプレイを見る限り大阪のボール奪取がファウルではないかと疑われ、せめてOFRすべきだったのではと思うがVARオンリーレビューでノーファウルとされた。オフサイドはなかったと思う。
土壇場でリードを許した東京はリスクを取って圧を高める。6分のアディショナルタイムも終わりそうだった90+7分、松木のCKが敵DFにクリアされたボールを高が拾い、トレヴィザンに送ると、これを受けたトレヴィザンがゴールに流しこんだが副審がフラグアップ。
VARによる確認となったが、敵DFがCKを処理する際、オフサイドポジションにいたトレヴィザンが背後からチャレンジしてプレーに干渉しており、オフサイドの判定が支持された。試合はそのまま終了、土壇場の失点で苦い敗戦となった。
失点が多いとの指摘を意識してか、あるいは中三日のコンディションもあってかセットして守る時間が長くなり、失点は許さないが攻撃も停滞してスコアレスのまま終盤を迎えたが、最後のところでワンチャンを決められ、ホームで勝ち点を失う試合に。
シュート数11-11、CK4-5、ポゼッション42-58と、シュートこそ互角に打ち合ったがポゼッションは大阪に譲り、終始主導権を握れない試合だった。リスクを取って前に出る割りきりができず、少ないチャンスも決めきれず、苦しい流れを打開できなかった。
後ろを重くすると攻撃も機能不全になるということがわかった試合で、得点と失点はセットになっている説が裏づけられた。オリヴェイラと荒木のペアが機能せず、特に荒木は球離れが悪いうえにパスミスも多いなど、悪いときはこんな感じかと思わせる出来だった。
失点対策は、引いて構えることよりは、前でアグレッシブに敵をつかまえることの方が優先順位は高いはず。守備を意識するあまり、前と後ろが分断され、中盤で高と小泉の負担が高まっただけに見えた。
また俵積田はそろそろいろいろバレて対策されており、二人で対応されてボールを失うシーンが散見された。縦に行かず切れこむパターンが多いのも読まれており、おそらくはクロスよりシュートに行けと言われているのではと思うが封じこめられていた。
勝てていた時期に機能していたものがまだまだオートマティズムといえるまで落としこまれていないことが露呈しており、あらためて何を定着させ何を深化させるか、取捨選択と訓練が必要であることを思い知らされた。
やりたいこと、やるべきことははっきりしているが、定着度がまだ低いのでうまく行くときとそうでないときのバラつきがあり、うまく行かなかったときになにがダメだったのかを検証しながら修正し、定着させて行く局面と認識している。
シーズン通して結果を求めるなかでの試行錯誤なので苦しくはあるが、幸いリーグは混戦で連勝できれば上に行けるチャンスはまだある。敗因には厳しく手当てをするべきだが一喜一憂する必要はなく、やろうとしていることの練度、強度を上げることを考えたい。
あと、大阪のゴールの起点になった遠藤からのボール奪取の際の大阪のDFのチャレンジは後方からボールではなく人に行っており明らかにファウルだと思うが、OFRもなくノーファウルとされたのはどういう判断か。VARと主審のコミュニケーションが気になる。ゴールに直結しただけに疑問の残る対応だった。そのあとの敵FWがオンサイドとの判断は正しかった。
また、トレヴィザンがオフサイドと判定されたシーンは、判定自体は正しいと思うものの、副審がその後のプレーを見ずその場でフラグアップしているのも違和感があった。実際その後にボールがゴールインしており、得点の可能性はあったのだから、ディレイで流れを見るべきだったと思う。主審が笛を吹かなかったのは正しかった。
これで16試合を終え、6勝5敗5分で勝ち点は23のまま、1試合あたりでは1.44と1.50を割りこみ、9位に順位を下げた。首位との勝ち点差は12に拡大、一方で降格圏とは9差と下の方が近い。ここで踏ん張らないとヤバい。
評点(評点は
ドイツ式
):
野澤大(3) 彼のセーブがなければあと2、3点取られてた。
長友(5) 攻撃時のポジショニングが面白かった。
木本(5) 展開力は高いが生かされず。
トレヴィザン(4.5) 最後のヤツが残念だった。
バングーナガンデ(5) 周囲と合わなかった。
高(4.5) 全体が重く押し上げられなかった。
小泉(4.5) 守備でも貢献は高かった。
安斎(5) 左SBまで披露。そろそろゴールほしい。
荒木(5) よくなかった。前半で替えるべきだった。
俵積田(5) サブとして終盤出した方が多分効く。
オリヴェイラ(4.5) 削られ続けて気の毒。お疲れ。
===
遠藤(5) 決定的な働きできなかった。
仲川(4.5) 仲川は最初から出したい。
松木(-) 時間短し。最初から出したい。
シルバ(-) 時間短し。悪くなかった。
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FC東京
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J1リーグ戦
2024年05月23日 19:48
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【ブンデスリーガ第34節】VfB 4-0 グラードバッハ
■ 2024年5月18日(土) 15:30キックオフ
■ MHP-Arena (Stuttgart)
今季最終戦。スカパーでリアタイ観戦した。前節の時点で残留は決まっており、アウェイでの最終戦でもあって気合いは入らないが、惨憺たる結果だった今季をなんとかポジティブに締めくくる意味でも勝ちたい。VfBはワンチャン2位がかかっている。
エルヴェディをベンチに置き、ネッツとライナーを左右に配した4バックに。前線はジーバチュを1トップに、プレアとエングムをウィングにした4-3-3となった。福田がベンチ入り。オノラとハックは負傷でベンチ外。
オムリン
ライナー フリードリヒ 板倉 ネッツ
ライツ ヴァイグル コネ
エングム ジーバチュ プレア
どちらも立ち上がりから積極的にしかける。5分には敵のパスミスを引っかけたエングムがエリアまで持ちあがりシュートを放ったが敵DFがブロック。6分にはプレアが左サイドの角度のないところからねらうが敵GKがセーブ。
この局面でしかけられなかったあとは、徐々にVfBが主導権を握る流れになる。VfBがボールを握って攻撃する一方で、グラードバッハはカウンターをねらう形に。起点が低く決定機はなかなかつくれない。
23分、エリア内からゴール前に上げられた高いクロスに頭で合わされて失点。0-1と先制を許す。さらに31分、エリア内への持ちこみを許し流しこまれたボールがポストに当たってゴールへ。0-2とリードを広げられる。試合の流れが大きくVfBに傾く。
40分にはエングムが右サイドから切れこんでプレアにラストパスを出すが合わず。こぼれたボールをコネが拾いヴァイグルに落とすと、ヴァイグルがシュートを放ったが敵GKがセーブ、さらにこぼれ球にエングムが詰めるが敵GKにセーブされる。入っていればというシーンだったが決めきれず。0-2で前半を終えた。
後半に入ってグラードバッハがたて続けにチャンスを迎える。47分、ヴァイグルのスルーパスを追ってプレアがエリア内に入るがシュートはGKに処理される。49分にはジーバチュの落としからヴァイグルがエリア外からねらったがGKがキャッチ。
67分、プレアとエングムに代えてウルリヒとチュヴァンチャラを投入。75分、左サイドから入れられたクロスをファーで合わされる。これが決まり0-3に。チャンスを生かしきれずにいるうちにダメ押しされた。
79分、コネ、ジーバチュ、ネッツに代えて福田、キアロディア、ヘアマンを投入。しかし83分にはハーフウェイからドリブルでの持ち上がりを許し、最後はそのまま角度のないところから決められ失点。0-4と試合を決められる。
その後もバーをたたかれるシュートを放たれるなどピンチもあったが、まあもうどちらでもいいかという感じで、シーズン最終戦も終ってみれば結局0-4の完敗となった。見てる方がお疲れさまという試合だった。
立ち上がりこそチャンスをつくったが、VfBに先制を許すとその後も着実に加点され、チャンスはあったものの決めきれずに失地が拡大、今季を象徴するような「なんかよくわからんけどうまく行かん」試合で勝ち点なしに終わった。
シュート数14-21、CK4-8、ポゼッション40-60ということで全体にVfBのゲームだったのはそのとおりだが、それ以上にもがいても沈んで行く感のある試合で、ため息をつきながら見る感じになってしまった。
今季はホフマン、シュティンドル、テュラムらひとつの時代を築いた選手がクラブを去り、心機一転で巻き直しを図ったが終わってみれば降格圏の16位と勝ち点1差の14位。完全な失敗シーズンだった。
シーズンを終了し7勝14敗13分、勝ち点34(1試合あたり1.00)で14位というのが今季の成績だが、1試合あたりの勝ち点1.00というのは降格していても全然おかしくない数字。実際残留を決めたのはギリ33節だった。
選手の顔ぶれはそこそこそろっており、戦術もハマったときにはいい形で点が取れるのだが、それがコンスタントに出せず試合のなかでも時間帯によってムラが大きく、また安い失点が多くていくらゴールを取っても追いつかない。
リードしながら追いつかれることが度重なり、結局は攻撃以外の部分の構築が甘いうえにゲームマネジメントができていないことのように思われ、監督の資質に疑問をもたざるを得ないがシーズン最後までセオアネ監督を引っ張り、残留争いに巻きこまれた。
この戦力でこの結果は明らかにマネジメントの責任だが、ボンホフが早くもセオアネ監督の留任についてコメントしているのが頭が痛い。この成績で留任なら、アディ・ヒュッターやダニエル・ファルケを1年で更迭したのはなんだったのか。
今季の迷走は長い低落局面の始まりではないかという悪い予感を拭い去れない。選手が足りないのではなく、試合をコントロールできず課題を解決できない指導者の力量不足だと思うがどうなのか。
ゲラルド・セオアネ監督談話:
「我々が思っていたようなシーズンの締めくくりにはならなかったし、がっかりしている。今季なんどもそうであったように守備の一貫性があまりにもなかったし、ヨナス・オムリンのなんどかの好セーブに感謝しなければならない。攻撃の部分ではいくらか見せることができた。しかし効率が悪く、はっきりせず、決定力も足りなかった。1点か2点は取れていたはずだったが。我々は素晴しいシーズンになると最初に言っていた。我々は今、それを具体的に、批判的に分析し、正しい対策ができるよう試みなければならない。厳しく働くことで来季は改善できる」
まあ、お疲れさまだが、守備の戦術があいまいで約束ごとの落としこみができていなかったのがすべてではないか。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2024年05月23日 14:51
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【ルヴァンカップ3回戦】鳥栖 1-1(PK 4-5) FC東京
■ 2024年5月22日(水) 19:00キックオフ
■ 駅前不動産スタジアム
平日夜の試合、ルヴァンカップのレギュレーションで昨季下位だったクラブに主催権がありアウェイゲームとなった。自宅でスカパー観戦。在宅勤務だったのでメシフロ済ませて待機。
中二日でのカップ戦ということで大きくターンオーバーを実施。岡が最終ラインで初先発となったほか、原川、徳元、シルバらが先発。ケガで離脱していた遠藤がベンチ入りした。オリヴェイラ、バングーナガンデ、長友らは帯同せず。
野澤大
白井 森重 岡 徳元
小泉 原川
シルバ 松木 俵積田
仲川
序盤は東京がボールをもち優位に試合に入ったように見えたが、徐々に拮抗した競り合いに。フィニッシュまで行けているのは鳥栖のほうで、東京は前向きにボールを動かすが決定的な形を作れない。
19分、俵積田が縦にもちこみ深いところから戻しのクロスを入れると、中央に入りこんだ仲川がダイレクトで合わせたがバーの上に。22分にはシルバが右サイドから中央へ持ち出し落としたボールに松木が合わせたが敵GKがセーブ。
その後も互いに攻撃をしかけるが、トーナメントとあって失点は避けたい意識が強いのか、慎重な試合運びになる。37分、白井のクロスに逆サイドから入りこんだ俵積田がシュートを放つがサイドネットに。
42分には森重からフィードを受けた白井がシュートを放つがバーの上に。決め手を欠くままスコアレスで前半を終了した。後半、どこかでリスクを取ってしかけ先制したい。ベンチにカードはあり勝ち筋は十分見込める。
後半から仲川に代えて荒木を投入。51分、左CKを原川がけると、シルバが頭で合わせたが枠外に。56分、今度は原川の右CKに、森重がニアでスラしてゴール。東京が後半の早い時間帯に1-0と先制する。
60分、俵積田、シルバに代えて遠藤、安斎を投入。リーグ戦出場の少ないシルバはもう少し引っ張ってもいいように思ったが、守備を優先して勝ちに行くというサインか。遠藤は4月21日の町田戦以来1カ月ぶりの実戦復帰。
62分、原川の左CKに再び森重が頭で合わせたがこれは右にはずれる。75分、白井のシュートが敵GKにセーブされ、このこぼれ球に松木が詰めたが左にはずれる。このあたりを確実に決めておきたかった。
終盤、リスクを取って前に出てくる鳥栖に対し受けにまわる時間が長くなる。87分、松木に代えて東を投入。東は3月16日の福岡戦以来2カ月ぶりの実践復帰。遠藤、
東も試し、このままクローズできるかと思ったが、90+1分、裏に放りこまれたボールを敵FWに収められ、野澤大が飛びだしてかわされ、そのままゴールに流しこまれて失点、土壇場で1-1と追いつかれてしまう。野澤大のポジショニングがつたなかった。
この失点は後方から来たボールを敵FWが収めるときに広げた右手でコントロールしているように見え、本来ならハンドになるべきところだと思うが、この試合ではVARがなくそのままゴールが認められた。試合は延長戦に。
延長に入ると東京は疲れもあってか精彩を欠き、鳥栖にボールをもたれ押しこまれる展開に。97分、敵MFがこの試合二度目の警告で退場となり、数的に優位となったがなかなか押しこむだけの力がしぼりだせない。
102分、白井に代えて野澤零を投入、安斎を右SBに下げ、遠藤を右ウィングに配して野澤零は左ウィングに。105+2分、敵FWが中盤でボールをもち前を向いたところを原川がホールド、これが警告対象となり、原川は二度目の警告で退場に。10人対10人となる。
延長後半は同数になった鳥栖が再び押しこむ展開に。東京は自陣で守備に追われるが、中央を固め最後のところは身体を張ってクリア、鳥栖にゴールを許さない。120+2分、傷んだ安斎に代えて高を投入したところで試合終了、PK戦となった。
PKは東京が先攻となり、森重、荒木、遠藤、徳元、小泉の順でけって全員が成功。一方の鳥栖も4人めまでは成功したが、最後の一人を野澤大が右に飛んでセーブ、5-4で東京が競り勝ち、なんとかプレーオフラウンドへの進出を決めた。
パッとしない試合だったが後半開始早々に森重のゴールでリードを奪い、なんとか逃げきれる流れだった。ところが敵のゴール時のハンドを見逃されて残業となり、延長は押しこまれて青息吐息、PKまでなだれこんでようやく次のステップへのチケットを手にした。
シュート数10-27、CK8-12、ポゼッション48-52と、特に終盤から延長にかけて鳥栖に押しこまれたのが数字にも表れたか。内容的には中盤での組み立てに工夫が足りず、主導権を握れなかった。高が特別な選手だということを思い知らされた試合。
中二日で選手も入れかえつつ戦ったが、フルセットをこなしてしまったうえにまた中三日で次のリーグ戦が控えている。オリヴェイラ、バングーナガンデ、長友、高、トレヴィザンらを休ませられたのはよかったが、小泉、松木、白井らは酷使してしまった。安斎の状態も心配だ。
初先発で120分戦いきった岡は見込みが立った。土肥がおそらくケガで欠場が続いており、岡が計算できると人繰りが大きく変わってくる。東、遠藤が戻ってきており、あとは中村、小柏、寺山あたりが復帰できればグッと層が厚くなる。
あと、敵のゴールの前のハンドはさすがにしっかり見てほしかった。VARがないので見逃がされたら終わり。主審は後ろから追う形で難しかったかもしれないが、副審が見ることはできなかったか。VARの価値をあらためて感じた。
ルヴァンカップはホーム&アウェイのプレーオフラウンドとなり、対戦相手はすでに広島に決まっている。6月上旬に試合が組まれており、ここを勝ち抜ければ8クラブによるプライムラウンドとなる。
評点(評点は
ドイツ式
):
野澤大(5) 失点シーン以外にも危ういプレーあり。
白井(4) 長い時間使ってしまったが次は大丈夫か。
森重(3.5) 汚名を雪ぐゴール。PKも決めた。
岡(4) 十分合格点。リーグ戦で使ってみていい。
徳元(4.5) 前への意識がもう少しあればよかった。
原川(4.5) 中盤を支えたがムラがあった。退場は残念。
小泉(4) ちょっと酷使しすぎでは。
シルバ(4.5) もう少し長い時間見たかった。
松木(4) 矢印を前に向け続けた。
俵積田(4.5) 縦にしかけたのが効いた。
仲川(4.5) 予定の交代か。決めたいシュートあった。
===
荒木(4.5) 結果的に長く使ってしまった。
遠藤(4.5) 復帰はうれしいが右サイドは窮屈そう。
安斎(4) ケガが心配。
東(4.5) 彼の復帰は大きい。
野澤零(4.5) 求められる役割は果たしたか。
高(-) 時間短し。
鳥栖とは9日後に同じスタジアムでまた対戦する。
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FC東京
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ナビスコカップ/ルヴァンカップ
2024年05月20日 00:46
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【Jリーグ第15節】FC東京 1-1 横浜
■ 2024年5月19日(日) 15:00キックオフ
■ 味の素スタジアム
所用で味スタに行けず、やむなく自宅でDAZN時差観戦となった。ここ2試合、引き分け、負けと足踏みが続いており、ホームでしっかり勝ち点3を積み上げたいが、相手はACL決勝を控えた横浜。難しい試合にはなるが勝ち筋はある。
前節失点関与の森重がメンバーから外れ、最終ラインは木本とトレヴィザンがコンビを組んだ。また、オリヴェイラ、仲川をベンチに置き、松木、荒木が先発。さらに右SBには長友が先発し、白井はベンチスタートとなった。波多野はこの試合まで出場停止。
野澤大
長友 木本 トレヴィザン バングーナガンデ
高 小泉
安斎 松木 俵積田
荒木
互いに前に出る拮抗した立ち上がりに。4分、荒木のFKからトレヴィザンがつないだボールをバングーナガンデがシュートしたがDFにブロックされる。しかし時間の経過とともに横浜がボールを支配、自陣で守備に追われる時間が長くなる。
東京は発射台が低いため全体の押し上げがむずかしく、俵積田の単騎突破が中心になるが切れこんでもシュートがミートせず大きな脅威になっていない。15分には俵積田のクロスに中央で松木が合わせたがシュートは敵GKがセーブ。
すると25分、バイタルエリアでボールを動かされ、最後はエリア外からコントロールショットを決められ0-1と先制を許す。人は揃っていたがエリア外にボールが出たところでしっかりした寄せができなかった。この試合もまたビハインドからのスタートとなった。
その後も東京は守勢にまわる時間が長く、攻撃は散発。37分、裏に出されたボールを追って松木が走ると、これと競った敵のCBどうしが頭を強打するアクシデント。一人はそのまま退場となり、ここから潮目が変わったように思った。
45分、俵積田が左サイドから切れこんで枠内にシュートを放つが敵DFがブロック。45+1分には長友のクロスに木本が頭で合わせるがポストに嫌われたうえオフサイドに。45+5分には松木がエリア内からシュートを放つがこれも敵DFがブロック。
45+6分、45+7分には安斎が立て続けにシュートチャンスを迎えたが、いずれも枠に収まらず。東京が攻勢となったが決めきれず、0-1とビハインドを背負って前半を折り返した。例によって失点が先行しているが、流れはこちらに来つつある。ベンチにカードはあり後半勝負だ。
後半に入ると東京が前への圧力を高めチャンスを作る。53分、俵積田が切れこんで(以下略)。55分、俵積田が持ちこんでクロスを放りこむと、一度はクリアされるが、こぼれ球を松木が中央に流すと、走りこんだ長友がダイレクトでこれをけりこみゴール。1-1の同点に追いつく。
その後は勢いを得た東京が優位に試合を進めるが、決め手を欠きゴールは奪えない。61分にはエリア手前で得たFKを松木が直接ねらったが力が入ったかボールはバーの上に。66分、俵積田に代えて仲川を投入、仲川は右ウィングに入り、安斎が左ウィングにスライド。
68分、長友のクロスにファーから入りこんだバングーナガンデがダイレクトで合わせたが敵GKにセーブされる。76分、荒木と安斎に代えてオリヴェイラとシルバを投入。横浜がフォーメーションを修正し終盤は横浜が再び勢いを取り戻す流れになる。
88分、高と松木に代えて原川と白井を投入、白井は右ウィングに入りオリヴェイラと仲川の2トップに。90+5分、右サイドの小泉からクロスを受けた仲川がダイレクトでねらうが枠におさまらず、試合はそのまま終了となり、1-1の引き分けとなった。
前半は横浜に主導権を握られ先制を許したが、相手の負傷交代で流れが変わると後半は東京が優位となり、開始早々に追いついた。この流れで一気に逆転まで行きたかったが決めきれず、終盤は再び押しこまれて結局痛み分けに。勝てた試合だったが勝ち点1を得るにとどまった。
シュート数13-15、CK4-6、ポゼッション40-60と数字上は劣勢だが、時間帯によって主導権の推移がはっきりした試合。似たスタイルで打ち合ったが、以前のような怖さはなく、ただやはり細部で戦術の熟成度の違いが出たのは否めないか。
ボールをもったときに少ないタッチ数でボールを動かして敵のプレスをはがしながら前進し、素早くフィニッシュまでもちこむ戦い方の練度や連動、約束ごとの落としこみは、昨季や開幕当初より確実に進んでおり、この試合でもシュート13本、枠内に5本は悪くない数字。
しかし一方で人がそろっていながら失点してしまう詰めの甘さ、そこから試合が始まるために追いつくことでエネルギーを消耗してしまう非効率性など、みずから試合を苦しくしている悪癖はあいかわらずで、ここを改善しない限り勝ち点のとりこぼしは今後も出るだろう。
今季ここまで15試合のうち10試合で先制を許したが、うち7試合では追いつき、さらにそのうち2試合では逆転して勝っているが、先制されても戦えていることを前向きにとらえるのか、先制できればもっと勝ち点が上積みできるはずと見るのかはむずかしい。
ある程度守備のリスクを負っているからこそ点が取れていて、守備に注意を払うと前が停滞するという可能性もあり、単に守備が悪いとだけいうわけではないが、今日のように人がそろっていてもヤられるシーンはあり、改善の余地はあるのではないか。
あと、オリヴェイラをトップにして、トップ下に松木、右ウィングに仲川、左ウィングに荒木を配し、実際にはこの4人がヴァリアブルにポジションを交換しながら攻めるオールスターキャストはできないのか。
俵積田は最近切れこんでシュートのパターンが多くなっており、対策もされていてやや行き詰まりを感じる。サブでベンチに置き、敵が疲労してきたところに投入する旨みはあるのではないかと思う。
ここ3試合を1敗2分と勝てておらず、15試合を終えて6勝4敗5分で勝ち点23(1試合あたり1.53)となり順位は8位に下がった。水曜日のルヴァンカップをはさんで週末のホームでのG大阪戦と厳しい日程での戦いが続く。
上位とは差が広がりつつあり、これ以上の足踏みは許されない。ルヴァンカップをどんなメンバーでどう戦い、リーグ戦につなげるのか、ここは踏ん張りどころになる。
評点(評点は
ドイツ式
):
野澤大(4) 好セーブあったが危なっかしいプレーも。
長友(3.5) 魂のゴールで勝ち点1をもたらした。
木本(4) キック精度も戦術理解も高く頼りになる。
トレヴィザン(4.5) 強さはあったがリスクはあいかわらず。
バングーナガンデ(4.5) 惜しいシュートあり。
高(4) 彼が仕事をできれば形は整う。
小泉(4) 必要なときに必ずそこにいる。
安斎(4.5) 惜しいシュートもあった。
松木(4) 仕事はしたが決めきれず。
俵積田(4.5) やや単調かつシュートが弱い。
荒木(4) ボールさばきが鮮やかで魅せた。
===
仲川(4) 最後のあのあれが決まっていれば。
オリヴェイラ(-) 時間短し。
シルバ(-) 時間短し。なにげに調子上がっている。
原川(-) 時間短し。
白井(-) 時間短し。
今季初のホーム欠席だった。残りは全部行きたい。
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FC東京
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J1リーグ戦
2024年05月16日 00:07
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【Jリーグ第14節】名古屋 3-1 FC東京
■ 2024年5月5日(水) 19:00キックオフ
■ 豊田スタジアム
自宅DAZN観戦。前節、勝ち試合を引き分けに持ちこまれ勝ち点2を落としたあとの大事な試合で、アウェイではあるがここでしっかり勝ち点3を取り返すことが必要。雨のなかでの試合となった。
前節退場となった波多野に代わり野澤大が先発、また出場停止明けの小泉がボランチで先発し、松木はベンチスタートに。荒木もベンチ入り。
野澤大
白井 木本 森重 バングーナガンデ
高 小泉
安斎 仲川 俵積田
オリヴェイラ
拮抗した立ち上がり。中盤で主導権を争い、奪ったボールは手数をかけずにゴール前まで運ぼうとする。
4分、白井のマイナスのクロスに逆サイドから中央に入りこんだ俵積田がダイレクトで合わせたが枠に飛ばず。8分にはオリヴェイラがエリア手前からミドルシュートを放つがGKがセーブ。
その後は互いに大きなチャンスなくつぶし合いとなる。東京は左サイドを中心に組み立てようとするが、俵積田の突破が抑えこまれて突破の糸口がつかめない。にらみ合いの時間が続く。
30分、エリア内で森重が敵FWを倒したとの判定でPKを与える。森重がもっていたボールにチャレンジされ、取られそうになったところを倒してしまったか。ふつうにボールを守っただけにも見え、厳しい判定と感じたがVARの介入もなかった。このPKを中央に決められて0-1と先制される。むずかしい相手にリードを与えてしまった。
45+5分、FKを与え、ゴール前に放りこまれたボールに頭で合わされてきれいに決められたが、VARによるゴールチェックでオフサイドと判定されノーゴールに。ギリで救われたが、画像を見る限り本当に微妙だった。ゾーンで守っていたが競れていなかった。
前半はそのまま0-1で終了。PKで先制されたがVARのおかげで追加点は回避できた。あせらずしかけるしかない。交代のカードはある。後半の早い時間帯に追いつきたい。
後半に入っても流れは大きく変わらず。東京はオリヴェイラ、仲川を中心に攻撃を組み立てようとするが名古屋の守りも固い。50分にはオリヴェイラがエリア手前からシュートを放ったが敵GKがセーブ。
61分、オリヴェイラと仲川に代えて松木と荒木を投入、そのまま二人で前線中央に入る。しかし66分、ショートカウンターから敵FWに決められて失点、0-2とリードを広げられる。並走したがボールを受けてシュートするところまでやらせてしまった。
さらに71分、CKからの流れでゴール前に放りこまれたクロスに頭で合わされ、これが野澤大の頭を越えてゴールに入り0-3に。これもだれも身体を当てられずフリーで打たれた。これで試合はほぼ決まった感があった。
72分、安斎と俵積田に代えて長友とシルバを投入、白井を一列上げて攻撃のスイッチを入れようとする。78分、高のスルーパスを受けた長友が右サイドの深いところまで運び、ここからの折り返しに荒木がダイレクトボレーで合わせようやくゴール。1-3と2点差に。
85分には高に代えて原川を投入。86分には左サイドのバングーナガンデのクロスが敵DFに当たりゴールに向かったが線上でクリアさせる。他力ながら入っていればというシーンだった。
90+2分には白井にクロスにバングーナガンデが頭で合わせるがこれも敵DFに線上でクリアされる。90+5分には長友の落としを受けた松木がGKと一対一になるがシュートはGKがセーブ、こぼれ球にシルバが詰めるが押しこみきれず。
終盤は東京が押しこんでチャンスをつくったがゴールを割ることができず、結局1-3で試合終了。前半のPKが響き、名古屋のペースに乗せられた感の強い敗戦となった。
守備が固くメリハリのしっかりした相手に先制を許すとこうなるという試合。PKでの失点がすべてだった。CBとGKに負荷がかかるのは織り込み済みなのでしかたのない部分はあるが、サブが軒並み負傷欠場で、連戦をベテランに頼らざるを得ず、周囲のサポートもなかった。
シュート数12-8、CK3-3、ポゼッション59-41と、終盤の攻勢もあって数字のうえでは東京が優位だったようにも見えるが、実際は名古屋に確実に加点されて力を削がれ、最後まで主導権の握れない試合だった。
PKを与えたシーンはしっかりボールに突っかけてきた敵FWをほめるべき。あのエリアで簡単にクリアせず、勇気を持ってあくまでマイボールを放棄しないという約束ごとなら、起きてもしかたのない事故だと思った。
ここまで結果は出してきたが、どの試合も後半は押しこまれる時間が長く、決して余裕をもって勝ち続けてきたわけではない。やっていることは今日も含めて大きく違いがあるわけではなく、失点も毎試合のもの。結果が裏目に出る試合もあるということだ。
危うさが今日は現実になってしまったということで、それでも3点差から1点返したこと、終盤押しこんでたて続けにチャンスをつくったことはチームとしての進歩だ。悔しく、痛い敗戦だがやろうとしていること自体が間違っているわけではなく、修正すべき点と続けるべき点を明確にして進むしかない。
大事なのはこの連戦のなかで連敗しないことで、引き分け、負けときたこの流れを次の試合で止められるかどうか。次節、ホームでの横浜戦は、厳しい相手だが今季の行く末を占う大事な試合になる。
これで14試合を終えて6勝4敗4分、勝ち点22(1試合あたり1.57)で暫定5位に。首位との勝ち点差は7に開いてしまったが、4位から12位が勝ち点差5の間にひしめいており、勝ち点の取りこぼしはこのかたまりからの脱落を意味する。踏ん張りどころだ。
評点(評点は
ドイツ式
):
野澤大(5) 2点め、3点めはなんとかならなかったか。
白井(4.5) 走って存在感見せたが安斎とのからみ少なかった。
森重(5.5) 余裕のないプレーが多く複数の失点に関与。
木本(5) 個々の局面では戦えていたが3失点。
バングーナガンデ(5) 攻撃はよかったが守備で貢献できず。
高(4.5) チーム全体が彼の使い方をわかってきた。
小泉(4.5) 高がボールを受けられるのは小泉がいるから。
安斎(5) 走り続けたが好機にからめなかった。
仲川(4.5) 彼の基準にチームがついて来始めている。
俵積田(5) 完全に対策され封じこめられた。
オリヴェイラ(5) 5試合連続ゴールはならなかった。
===
松木(4) 次節はどう使うか。サブはもったいない。
荒木(4) 次節はどう使うか。サブはもったいない。
シルバ(5) このへんでそろそろゴールほしい。
長友(4.5) 魂のアシストで流れは呼びこんだが。
原川(-) 時間短し。
前半最後の名古屋のオフサイド、救われた側ではあるが、あの解像度の画像で、ボールのインパクトの瞬間の決定も画面上の目視で、それで線引いて2Dだろうが3Dだろうがあの微妙なオフサイドが本当に正しく判定できているのか極めてあやしいと思うのだが。
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FC東京
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J1リーグ戦
2024年05月12日 22:49
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【ブンデスリーガ第33節】グラードバッハ 1-1 フランクフルト
■ 2024年5月11日(土) 15:30キックオフ
■ Borussia-Park
スカパーでリアタイ観戦。いつのまにかもうホーム最終戦。まったく期待外れとなったセオアネ体制だが、この試合に勝てば残留が決まる。というか残留を気にしている時点で失敗シーズンだったことがわかる。最終節に可能性を持ちこしたくない。
ニコラスに代わってオムリンが先発した他は前節と同じ布陣。今季限りでの引退を表明しているヘアマンとヤンチュケがともにベンチスタート。福田はメンバー外に。
オムリン
フリードリヒ 板倉 エルヴェディ
オノラ ライツ ヴァイグル コネ スカリー
プレア ハック
序盤はグラードバッハが積極的に攻撃をしかける流れに。4分、プレアの落としを受けたコネがエリア外からシュートを放つがGKがセーブ。
9分、オムリンからのフィードを受けたスカリーが左サイドを深くえぐり、マイナスのパスを入れると、ここに走りこんだハックがダイレクトで流しこんでゴール、グラードバッハが早い時間帯に1-0と先制する。ニアを抜くむずかしいシュートを決めた。
その後はヨーロッパリーグへの出場がかかるフランクフルトが前に出る展開となる。なんどかチャンスをつくられるが、グラードバッハは中央をかためゴールは許さない。33分、ハックが奪ったボールを自ら持ちあがりシュートを放ったが敵GKがキャッチ。
すると35分、自陣でのパスをカットされ、ここからの攻撃でシュートを決められ1-1の同点に。今季いったいなんどリードをふいにすれば気が済むのかという既視感のあるシーンで試合はふりだしに戻った。
その後は互いににらみあう時間帯となり大きな見せ場がないまま1-1で前半を終了。後半勝負になるがゴール以降チャンスもほとんどつくれていないのが気になる。勝って残留を決めたいが攻め手がみつからない。
後半は互いに失点を気にして神経質な展開に。フランクフルトがやや優位だがグラードバッハは中央を固めて身体を張る。57分、プレアとオノラに代えてチュヴァンチャラとネッツを投入、スカリーが右ウィングバックにスライド。
59分、チュヴァンチャラが奪ったボールを自らドリブルで持ちあがりシュートを放つが枠におさまらず。絶好のショートカウンターだったが決めきれなかった。チュヴァンチャラのこの日いちばんの見せ場だったがアピールできず。
ともに勝ち点3はほしいが失点はしたくなく、膠着したまま時計が進んで行く。85分、エルヴェディに代えてヤンチュケを投入。さらに88分にはハックとライツに代えてノイハウスとヘアマンを投入。
その後も互いに攻撃をしかけたが大きな見せ場はつくれず。最後は勝ち点を分けあうかたちで試合終了、ホーム最終戦を1-1で終え、グラードバッハは3試合連続の引き分けとなった。
序盤に先制したのはよかったがあとが続かず、前半のうちに追いつかれると、後半はリスクを嫌った試合展開となり勝ち点1を得るにとどまったが、残留争いのウニオンがケルンに負けたため勝ち点差が4となり、グラードバッハの残留が決まった。
シュート数6-17、CK2-8、ポゼッション44-56と主導権を握っていたとは言いがたく、全体としてはあまり盛り上がりのない淡々とした試合だった印象。パッとしないまま緩やかな下り坂を歩き、気がつくとずいぶん底に近いところにいた今季を象徴するような試合。
個々にはもちろん頑張っているし、意図の見える攻撃もあるにはあるが、全体を統合するモメントが弱いというか、手なりで戦ってダメなら仕方ないというか、進歩とか成長というものが感じられないシーズンだったし、この試合もそうだったと思う。
まだ来週アウェイでのVfB戦が残ってはいるものの、残留を決めてひと息つくようなシーズンになってしまったのは本当に残念。メンバーはそれなりにそろっていると思うが、セオアネ監督という選択が正しかったのか疑問だ。なにも残らなかったシーズンというほかない。
33試合を終えて7勝13敗13分で勝ち点34、1試合あたりの勝ち点が1.03で降格を免れたのはラッキーでしかない。33試合して7勝しかできず、勝ち点30台でシーズンを終えるとかちょっと思っていたのとかなり違う。課題ははっきりしていたのに改善できなかったのはマネジメントの責任だ。
このオフにどう立て直すのか、これならまだダニエル・ファルケを留任させた方がマシだった。エバールが去ってひとつの時代が終ったことを実感、それに代わるビジョンが見えないのがつらい。
ゲラルド・セオアネ監督談話:
「我々はたくさんのエネルギーを注ぎこんで試合に入った。先制のゴールはうまく行ったし、自信を与えてくれた。しかし遅くとも同点にされるころまでには、あまりに受け身になり守備に追われてしまった。パトリック・ヘアマンとトニ・ヤンチュケは模範的なキャリアを歩み、ボルッシアにたいへん多くの貢献をしてくれた。それにふさわしいお別れができたのはそれに値することだった」
試合後には二人に対するセレモニーがあったが、それだけに勝って終わりたかった。ホーム最終戦だったが来季のユニのお披露目はなかった。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2024年05月12日 01:02
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【Jリーグ第13節】FC東京 3-3 柏
■ 2024年5月11日(土) 17:00キックオフ
■ 味の素スタジアム
ヴェスパで味スタへ。五月晴れとなった土曜日だが、体感は見た目ほど暖かくない。17時キックオフということもあってだんだん涼しくなった。
首位とは勝ち点差4に迫っており、ここで勝ち点3をしっかり積み上げたいが、連勝中とはいえ内容的にはあまりいいとはいえず、また負傷者も多く楽観できる材料はむしろ少ない。勝ち筋は十分あるがラクに勝てる試合ではない。
小泉が警告累積で出場停止となる一方、U23アジアカップから凱旋した松木が戦列に復帰しボランチで先発。また前節ベンチスタートだった白井が右SBで先発、代わって長友が控えとなった。荒木、野澤大はベンチ入りせず。
波多野
白井 森重 トレヴィザン バングーナガンデ 高 松木
安斎 仲川 俵積田
オリヴェイラ
立ち上がりの2分、仲川が自陣でボールを受け、出しどころを探してドリブルしたところにプレスをかけられてボールを失うと、これをゴールにけりこまれていきなり失点。先制を許し0-1からのスタートとなる。ボールの逃がしどころを失って危ないエリアに運んでしまった。
しかし6分、右CKをショートでリリース、俵積田が運んでエリア内にクロスを入れるが敵DFがクリア、こぼれ球をトレヴィザンが頭で押しこもうとしたがGKにセーブされる。さらにこのボールを仲川が頭で決めようやくゴールに。1-1と同点に追いつく。仲川は自分のミスからの失点を自ら取り返した格好に。
その後は、追いついて息を吹きかえした東京がボールをもって攻撃をしかける流れとなるが、流れのなかからは大きなチャンスをつくれず一進一退の攻防に。すると30分、安斎がバングーナガンデのクロスに合わせようと右サイドからエリア内に進入したところで敵DFに倒されPKを得る。
このPKをオリヴェイラがいつものアレで冷静に決め、東京が2-1と逆転する。最近はかなり安心して見られるようになったがふつうに気持ちよく決めてくれないか。オリヴェイラは4試合連続のゴールとなる。
さらに37分、左CKをバングーナガンデがけると、いちどはDFにクリアされるが、このこぼれ球を松木がエリア外からダイレクトボレーでシュート、これがネットに突き刺さり東京が追加点を挙げる。3-1と2点差に。
これで勝ったと確信したが、アディショナルタイム、森重が自陣エリア前で敵FWのプレスを切り返してかわそうとしたところをつつかれボールを失う。波多野が猛然と飛びだしたがボールにプレーできず敵FWを倒してしまい決定的得点機会の阻止で退場に。
VARチェックも入ったが判定は覆らず、やむなく、仲川を下げて児玉を投入。前半はそのまま3-1で終えたが後半は10人で戦うことになる。波多野は今季二度目の退場で前回も同じようなプレーによるもの。後半は神経質な戦いになるが意思統一を図りたい。
しかし後半は立ち上がりから柏が圧力を高めてくる。46分、中央ら40メートル近くあると思われるロングシュートを決められ3-2と1点差に。一人少なくなったうえ、この立ち上がりの失点で動揺したことは否定できない。
敵をほめるべきシュートだが、前後半とも立ち上がりに失点しておりなんとかならないのかと思う。児玉が反応したが手が届かなかった。悔やまれる失点。その後も柏が傘にかかって攻撃をしかけ、東京は自陣で守備に追われる時間帯となる。
58分、エリア内からのシュートを児玉がセーブするが、このこぼれ球を至近からダイレクトで押しこまれ失点、3-3と同点になってしまう。一人少ないとはいえ跳ね返すだけの守備になり波状攻撃を浴びたなかで必然的に押し負けた。イヤな雰囲気になる。
その後も柏の攻撃を受ける時間が長く、攻撃は散発に。なんどかカウンターのチャンスはあるが攻撃に避ける人数が限られており決めきるのはむずかしい。
72分、俵積田とオリヴェイラに代えて長友と原川を投入、長友は右SBに入り白井が右SHに、安斎が左SHにスライドする。また原川はボランチに入り松木を1トップに。引き続き柏優位の時間が続くが、中央を固めて守る一方、柏の精度も高くなく救われる。
89分、トレヴィザンが敵との交錯で傷み担架で退場。トレヴィザンとバングーナガンデに代えてシルバと木本を投入する。白井が右SBに戻り長友が左SBに、安斎が右SHに戻りシルバが左SHに入る。トレヴィザンのケガが心配だ。
7分のアディショナルタイムもなんとかオープンにならずに守りきり3-3で試合終了。後半はほぼ守勢だったが前半の貯金で勝ち点1をギリ勝ちとった。
いきなり1点のビハインドからのスタートとなったがすぐに追いつき、前半のうちに3-1と逆転したまではよかったが、波多野の退場で暗転、後半も立ち上がりからたて続けに2点を献上して同点にされた。その後はなんとかしのぎきり引き分けで試合を終えたが、自滅で勝ち点2を失うことになった。
シュート数8-16、CK5-5、ポゼッション48-52となっているが、東京は後半シュートがなく、前半と後半でまったく違う試合になってしまった。一人少ないという意識が強すぎてそれに乗じる形で後半立ち上がりから柏に圧をかけられたように見えた。
前半の立ち上がりは仲川の自陣でのキープを奪われ、波多野の退場となったシーンも森重が自陣で切り返しをひっかけられたところからだったが、もともと簡単にボールをけらずに自陣から敵のプレスをはがしながら前進するコンセプトなのだから、裏目に出ればこういうことになるのは初めから織り込んでいるはず。
うまく行けば敵を後ろに置いて前にボールを運べ、そこで数的優位を作れるのだし、そのベネフィットも受けているのだから、たまたま裏目に出たときだけそれを批判するのは筋が違う。これまで森重が切り返してプレスをはがし、そこから見事なフィードで展開したことはなんどもあった。ひとつのミスはその対価にすぎない。
ベネフィットとリスクが見合わないというのならともかく、ベネフィットはいただきでミスだけを批判することにはあまり意味はなく、リスクが顕在化した時のカバーをどうするかを考えるべき。
この試合なら、仲川がもったボールをだれが受けるのか、森重が奪われたあとの波多野の飛び出しが妥当だったのか、そちらの方を問題にしなければならないだろう。
立ち上がりに先制されながらも、動じることなくすぐに追いつき、前半のうちに逆転できたことや、後半追いつかれたあとズルズル行かず踏みとどまって最低限の勝ち点1を死守したことは進歩であり成長だと思う。
しかし一方で、前後半とも立ち上がりの失点や、一人少なくなったあとナーバスになりすぎて後半たて続けに失点したことなどまだまだつたない部分も多く、勝ち点2という高い授業料を払った試合となった。
これで13試合を終え6勝3敗4分で勝ち点22(1試合あたり1.69)となり、順位は暫定で3位となっているが未消化の他クラブの結果次第ではわからない。今日の勝ち点1を意味あるものにするためには次のアウェイでの名古屋戦に勝たなければならない。
評点(評点は
ドイツ式
):
波多野(5.5) 飛び出しが不用意。今季二度目は言い訳できない。
白井(4.5) 後半は守備に追われ持ち味出せなかった。
森重(5) 痛恨のボールロスト。それ以外は手堅くかったが。
トレヴィザン(4.5) 積極的な守備で窮地をしのいだがケガが心配。
バングーナガンデ(4) 前半は思いきりのよさでチャンスにからんだ。
松木(4) 常に矢印を前に向けた。皇帝の帰還。
高(4) 東京の心臓部。預けて安心。
安斎(4.5) ポジションを変えながら身体張った。
仲川(4.5) ボールロストは責められない。交代残念。
俵積田(4.5) もう少し引っ張れなかったか。
オリヴェイラ(4) 好調を維持。PKで4試合連続ゴール。
===
児玉(4) 2失点は残念だがその後をしっかり守った。
原川(4.5) 守備に追われて持ち味出せず。
長友(4.5) 彼が入って攻守のバランスが改善。
シルバ(-) 時間短し。
木本(-) 時間短し。仕事はした。
荒木の復帰を待ちたいがどこで使うか。次の試合は水曜日、英国週間が続く。
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FC東京
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J1リーグ戦
2024年05月06日 21:41
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【Jリーグ第12節】札幌 1-2 FC東京
■ 2024年5月6日(月) 14:00キックオフ
■ 札幌ドーム
ゴールデンウィーク最終日。札幌でのアウェイということで自宅DAZN観戦に。外も曇りがちで、午後からずっとDAZNばかり見ていた。
2連勝で暫定ながら6位といい位置につけているが、内容的には決して主導権を握れているわけではなく、またケガ人も多く苦しい人繰りを強いられているなかでの中二日の連戦。ここを勝って乗りきれば一気に上位がねらえる。ポイントになる試合だ。
前節負傷退場した土肥がメンバー外となり、トレヴィザンが先発に復帰。またこのところ好調の白井が、連戦の披露も考慮してかベンチスタートとなり、長友が右SBで先発となった。木本がひさしぶりにベンチ入り。
波多野
長友 森重 トレヴィザン バングーナガンデ
高 小泉
安斎 仲川 俵積田
オリヴェイラ
立ち上がりの3分、カウンターからドリブルで持ちあがった仲川が右を並走した安斎にスルーパス、安斎がシュートを放ったがGKにセーブされる。このところの東京の強みを生かしたいい攻撃だったがDFにも寄せられシュートコースが甘くなったか。
すると5分、左サイドに出されたボールを敵FWがダイレクトで折り返すと、これがそのままゴールに向かい、波多野が処理しきれず入ってしまう。事故っぽいゴールで0-1と開始早々に先制を許してしまった。絶対にクロスのつもりのミスキックだったと思う。
東京は連戦対策か、ポゼッションを札幌に譲り、自陣で4-4-2のタイトなブロックをつくり、引っかけたボールから縦に速く運ぶ戦術。しかし起点が低くなり奪ったように見えてもなかなかマイボールにしきれないシーンが多い。
21分、オリヴェイラが左サイドから俵積田とのワンツーで中央に切れこみシュートを放つが枠の外に。さらに23分にはハーフウェイでボールを持ったオリヴェイラが、敵のGKの位置を見て無人のゴールをロングシュートで狙うが枠に飛ばず。
だが26分、オリヴェイラの中盤からのスルーパスに右サイドで抜け出した高がクロスを入れると、ファーサイドに走りこんだ俵積田が左足でダイレクトで合わせゴール。1-1と同点に追いつく。高のクロスがやや雑にも見えたが俵積田がよく合わせた。
さらに29分、オリヴェイラがエリア手前からシュートを放ったがGKがセーブ。31分にはCKからの流れでゴール前の混戦となり、仲川がゴール至近からジャンピングボレーでねらうがGKがセーブ、こぼれ球に仲川再び反応するが詰めたボールもGKに再度セーブされる。
その後は再び札幌がボールを支配する流れとなり、東京は自陣で守備にまわる時間が長くなるが、決定的なシーンは作らせず、1-1の同点で前半を終えた。開始早々に事故っぽい失点で先制を許したが、前半のうちに追いついた。早い時間帯での逆転をねらいたい。
後半に入っても札幌がボールを持つ流れは変わらず。東京は自陣に押しこまれるが、固いブロックを崩さず、ラインの高さも小マメに調整し、最後のところはトレヴィザン、森重、波多野が果敢に対応してゴールは許さない。
すると65分、敵GKの味方へのパスがルーズになったところを安斎がカット、これをオリヴェイラにパスすると、オリヴェイラは仲川とのワンツーから裏に抜け、敵DFが寄せるより一瞬早くボールをつついてゴールに流しこんだ。東京が2-1と逆転する。
71分、仲川とバングーナガンデに代えて原川と白井を投入。白井は右SBに入り長友が左SBにスライド。原川はそのままトップ下に。その後はリスクを取って前に出てくる札幌にほぼ一方的に押しこまれる時間帯となるが、東京は終盤になってもブロックを崩さない。
83分、俵積田とオリヴェイラに代えて野澤零とシルバを投入。試合をクローズしに行くが、クローズするのがこの人選かという疑問は拭えず。徳元、木本がベンチにいるのだから活用してほしいが。
残り時間は自陣で札幌のしかけをはね返すシーンの連続となるが、札幌の決定力も高くはなく、東京は中央を固めて対応する。アディショナルタイムは7分だがそんなにいらない。90+4分、安斎に代えて徳元を投入、野澤零が敵との接触で傷んだため結局10分以上の追加タイムとなったがなんとかしのぎきり、東京が2-1で逆転勝利をおさめた。
序盤の失点から前半のうちに追いついたものの、内容的には札幌にボールを持たれ守備をする時間が長かった。後半、ワンチャンを決めきって逆転すると、その後も我慢して札幌の攻撃をしのぎ、なんとか勝ち点3を手ばなさなかった。
シュート数11-9、CK2-3、ポゼッション34-66と、ボールは完全に札幌に持たれたが、前半のうちに追いつき、後半ワンチャンをモノにするなど勝負どころで決めきり、敵をラッキーパンチのみに抑えたのは立派。
どこまでがゲームプランだったのかはわからないが、こういう試合でしっかり勝ち点3を取れたのは大きい。引いてブロックつくって引っかけてカウンターが我々の中心的な戦術ではなく、もっと主導権を取りに行くのが本来なのだと思っているが、連戦でターンオーバーもむずかしいなか、省エネで結果優先にしたと解釈しておくべきか。
敵にボールを持たれ自陣に貼りつく時間帯が長く、引っかけてもマイボールにしきれないのが気になっていて、結果が出ているあいだに、自分たちのベースになるフットボールとはどういったものか、どこに力をかけ、何を捨てるのか、あらためて確認したい。
オリヴェイラと仲川が中央を固めてくれることで、俵積田の個人技が生き、高と小泉が中盤を締めることで前を生かすことができていたが、相次ぐケガ人でバックアップはほぼ払底しており、それが押しこまれる時間帯の増加につながっているのではないかと懸念している。
松木、荒木がU23アジアカップを終えて戻ってくるのが救いで、その意味では、形はどうであれ今日の試合で勝ち点3を積み上げられたのは大きかった。ケガ人も順次戻ってくるはずで、発射台としてはいい位置を確保できた。まずは結果を評価すべき試合だ。
これで12試合を終え6勝3敗3分、勝ち点は21(1試合あたり1.75)となり4位に浮上した。首位との勝ち点差は4だが、リーグは混戦となっており、その分チャンスも大きい一方、取りこぼすとリカバーに大きな労力を要する戦国の様相だ。
シーズンの中盤にさしかかり、ここでどれだけ踏ん張れるかで景色がずいぶん変わってくる。5月は試合も多く、目の前の試合ひとつひとつに集中したいし、うまく行かないときにどうするかが問われてくる。
評点(評点は
ドイツ式
):
波多野(3.5) ハイボールの処理に安定感出てきた。
長友(4) 受けにまわるなかでもしっかり集中できていた。
森重(3.5) 敵のクロスをことごとくはね返し続けた。
トレヴィザン(3.5) リスクはあったが積極的に守った。
バングーナガンデ(4) 守備もかなり意識できていた。
高(3.5) サイドあがってクロス入れたのは驚いた。
小泉(3) 次節出場停止をどう乗りきるか。
安斎(3.5) 序盤のゴールを決めておきたかった。
仲川(3) 決勝点は仲川の踏ん張りが効いた。
俵積田(3.5) うれしい今季初ゴール。価値高かった。
オリヴェイラ(3) 彼が決めるとチームの空気が変わる。
===
白井(4) さすがに疲れもあったか。
原川(4) トップ下はどうなのか。
野澤零(-) 時間短し。ケガが心配。
シルバ(-) 時間短し。守備どうなの。
徳元(-) 時間短し。もっと使って。
勝てたのがすべて。この一週間大事だ。
│
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FC東京
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J1リーグ戦
2024年05月05日 22:27
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【ブンデスリーガ第32節】ブレーメン 2-2 グラードバッハ
■ 2024年5月4日(土) 15:30キックオフ
■ Wohninvest Weserstadion (Bremen)
日本ではゴールデンウィークのさなか、スカパーでリアタイ観戦。勝ち点を伸ばせず残留争いに巻きこまれている。ひとつ勝てばずいぶんラクになるになるはずだがズルズルと足場が悪くなっている。アウェイだが勝ち点3を積み上げて残留にメドをつけたい。
前節出場停止だったヴァイグルに加え、コネ、オノラが先発に復帰。オムリンもケガから復帰したがベンチスタートとなった。
ニコラス
フリードリヒ 板倉 エルヴェディ
オノラ ライツ ヴァイグル コネ スカリー
プレア ハック
序盤はグラードバッハが主導権を握る。8分、ライツから左サイドで長いパスを受けたハックが角度の難しいところからシュートを放つとこれがファーに決まり1-0とグラードバッハが先制する。オフサイドかとも思われたがゴールが認められた。
その後も11分、プレアからのスルーパスを追って裏に抜けたコネが左サイドからゴールライン際に切れこんでシュートを放つが角度がなくGKにセーブされる。12分にはオノラのCKに板倉が頭で合わせるがこれもGKに防がれる。グラードバッハが積極的に攻撃をしかけた。
しかしそこからはブレーメンがボールを持つ時間に。グラードバッハはほぼ自陣で守備に追われる展開となる。奪っても起点が低く、しっかりマイボールにできないで自陣から出られない時間が長い。
中央をしっかり締めて守備を固めるがブレーメンに再三チャンスをつくられる。43分、ヴァイグルがハックとのワンツーでシュートコースをつくるがフィニッシュは枠におさまらず。44分にはコネがしかけるがシュートはゴール左へ。
すると45分、左サイドでボールをまわされ、最後はゴール至近からニアを抜く形でシュートを決められ失点、1-1の同点となって前半を終えた。先制したまではよかったが、そこから押しこまれ、同点に追いつかれてしまった。
後半からプレアに代えてチュヴァンチャラを投入、立ち上がりはふたたび流動的にポジションを交換しながら攻撃的に流れを引きよせようとする。47分、チュヴァンチャラがコネに合わせようとするがパスの精度が足りず。
50分、ライツが自分で敵を抜いてドリブルで持ちあがり、最後はゴールライン際からゴールをねらったが、角度がないところからのシュートはそのままファーに抜けてしまう。
65分、CKからの流れで中央に放りこまれたボールに敵FWが中央で合わせゴール。1-2と逆転を許す。打点の高いヘディングを許してしまった。このCKになったプレーは、敵が触ったボールをライツがカバーしてそのままゴールラインを割ったものと見えたが、CKの判定となったもの。納得できない失点になった。
70分にはスカリーからのクロスボールにライツが合わせるが敵GKのセーブに阻まれる。その後はまたブレーメンがボールを保持する流れとなり、グラードバッハは自分たちの思うようなフットボールができない。
70分、フリードリヒ、オノラ、コネに代えてエングム、ノイハウス、ライナーを投入。最終ラインを3バックから4バックに変更し、リスクを取って前に出ようとする。さらに79分にはライツに代えてジーバチュを投入しゴールをねらいに行く。
懸命に攻撃をしかけるがブレーメンの守備も固く、なかなかこじ開けることができない。87分、敵陣で敵のミスから奪ったボールをハックがシュートするが枠に飛ばず。このまま試合終了かと思われた89分、チュヴァンチャラがけったボールがエリア内で相手DFの腕に当たる。
当初は腕を折りたたんでいたとの判断であったが、VARが介入、OFRの結果ハンドが認められPKに。90+1分、ノイハウスがこれを決め、土壇場で2-2の同点となり、試合はそのスコアのまま終了。最悪の結果はまぬがれ、勝ち点1を持ち帰る結果となった。
試合開始早々にハックのゴールで先制したものの、その後はブレーメンに押しこまれる展開となり前半に同点、後半には逆転を許した。最後は敵DFのハンドに救われPKでなんとか追いついたが、最初と最後以外はほぼ見るべきもののない試合だった。
シュート数17-18、CK2-7、ポゼッション44-56とブレーメンに主導権を握られ、自陣で守備に追われる時間が長すぎた。立ち上がりは動きながらボールを受けて攻撃を組み立てたが、最初の10分ほどでその局面は終わり、後半も入りはよかったが続かなかった。
時間帯によってパフォーマンスに極端にムラがあり、プレーの質が一定しないのはどういうことなのか。先制したのにリードを保てなかったのはもう数えきれないほどだし、最後にPKを得たのはラッキーだったが実質的には負け試合だった。
終盤投入したノイハウスが動きを持ちこみ、そこからやや持ち直したようにも見えたが、ノイハウスを最初から使わないのはコンディションの問題なのか。必要なところでボールを受け、緩急をつけつつ前に出せる存在は貴重だが冷遇されているのはなぜ。
いまから戦術を云々してもむなしいが、部分的に面白い攻撃ができるのにそれを90分間続けることができず、ここということで踏ん張ることができず失点を重ねるのは、やはりチーム作りやゲームマネジメントなどがつたないからではないか。
今日の試合を見れば、残り2試合、セオアネ監督を解任してコーチが暫定で指揮をとってもいいのではないかという気がした。
32試合を終えて7勝13敗12分で勝ち点33(1試合あたり1.03)で暫定順位は13位。16位のマインツとの勝ち点差は5だが、マインツは今季未消化で、このあとの試合でマインツが勝てば降格圏との勝ち点差は2に縮まる。
ボッフム、ウニオンが勝ち点30で今節直接対決することになっており、4クラブでがっつり残留争いになっている。まだなんともいえないが降格の現実的な可能性は結構あり、ちょっと予断を許さない状況だ。
次節最後のホームゲームであるフランクフルト戦で勝ち点3を積み上げなければ最終節まで胃の痛い思いをすることになるし最悪の事態もあり得る。なんでこんなシーズンになってしまったのか。この勝ち点1が最後に大きな意味をもつのだと信じたい。
ゲラルド・セオアネ監督談話:
「PKでアディショナルタイムに勝ち点1を手にすることができれば、もちろんラッキーな気持ちで家に帰ることができる。とはいえまたしてもリードを手ばなしてしまった。序盤は試合は我々にうまく行っていて、前に向かってプレーすることができていたし、自陣も守ることができていた。しかし我々はあまりにたくさんのボールロストを喫し、また個人的なミスもあって同点にされてしまった。後半は少し集中とグリップを失ってしまい、そのせいでプレーを前に向かって組み立てることができなくなった。2-1になってようやく我々はポゼッションを取り戻し、前を向いてすべてを投じようとした。それを最後に2-2にしてくれたチームにはよろこんでいる」
ブレーメンが緑ユニ・白パンツだったので、グラードバッハは白ユニ・黒パンツという変則の組み合わせになった。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2024年05月03日 21:24
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【Jリーグ第11節】FC東京 2-1 京都
■ 2024年5月3日(金) 15:00キックオフ
■ 味の素スタジアム
いい天気の連休初日、ヴェスパで味スタへ。前節アウェイで新潟に快勝、上位への足がかりをつかんだだけに、味スタでの今季初勝利を挙げたい。
前節先発したトレヴィザン、寺山がともにメンバー外となり、森重、オリヴェイラが先発。他にも遠藤、小柏、佐藤らの姿がないが、連戦を考慮したターンオーバーなのかケガなのかよくわからない。
波多野
白井 土肥 森重 バングーナガンデ
高 小泉
安斎 仲川 俵積田
オリヴェイラ
試合は早い時間に動いた。右サイドの安斎が仲川のスルーパスから裏に抜けゴール前にクロスを入れると、中央のオリヴェイラには合わずボールがそのままファーに流れる。京都のDFがルーズになる間にここに走りこんだバングーナガンデがエリア外からダイレクトで合わせゴール、東京が1-0と先制する。
その後も主導権を握った東京が攻撃をしかける。21分、左サイドの俵積田がドリブルでしかけ、敵DFをかわしてカットイン、クロスを上げると、オリヴェイラが中央でヘディング、これが決まって2-0とリードを広げる。
ここからはリスクを取る必要のなくなった東京が守勢にまわり、京都がボールを持つ時間が長くなる。なんどか京都にチャンスをつくられるが、敵のシュート精度の低さにも助けられてなんとかこの時間帯をしのぐ。
39分、安斎のFKに森重がダイレクトで右足で合わせボールはゴールに入るがオフサイドの判定となる。一瞬盛り上がったがかなりはっきりしたオフサイドだった。その後も京都の攻撃をしのぎ2-0で前半を終了。
積極的な攻撃から早い時間帯に2点を奪い優位に試合を進めたが、京都がボールを持つ時間も長かった。後半どう戦うかしっかり意思統一を図り、中途半端になることだけは避けたい。
前半負傷した土肥に代えて後半から岡を投入。岡はリーグ戦初出場となる。48分、オリヴェイラが落としたボールに小泉がエリア外からダイレクトでねらうがミートしきれず枠外に。後半も徐々に京都がポゼッションを高め、東京は自陣で守備に追われる時間に。
61分、小泉と仲川に代えて原川とシルバを投入。連戦を考慮しての交代か。東京は奪ったボールをオリヴェイラに当てて押し上げようとするが攻撃は散発に。一方で京都の攻撃も迫力を欠き、決定的なチャンスはつくらせていない。
72分、俵積田に代えて野澤零を投入、野澤零は右ウィングに入り安斎が左にまわった。76分、安斎がエリア外から狙うが枠におさまらず。79分、右CKに頭で合わされ失点、2-1と1点差に詰め寄られる。今日も完封できなかった。
80分、オリヴェイラに代えて長友を右SBに投入、野澤零をトップに上げ、安斎を再び右ウィングに、白井を左ウィングにスライドする。リスクを取って攻撃をしかける京都に対して東京は防戦一方に。自陣でクリアに追われる展開となる。
90+2分、ゴール正面からのシュートが森重の手に当たったとしてPKの判定。しかしVARによるチェックの結果、OFRとなり、森重の手が折りたたまれていたことが確認されPKは取り消しに。この時間を含め10分近いアディショナルタイムがあったがしのぎきり、なんとか2-1で逃げきった。
早々に2点をリードしたがその後は京都にポゼッションを譲り、カウンターからの追加点をねらったが奏功せず。後半も押しこまれる時間が長く、終盤に失点すると最後はPKのピンチとなったがVARに救われ、なんとか味スタ初勝利となった。
立ち上がりこそしっかりボールをつないで攻撃の形をつくりリードを奪ったが、結局この貯金をギリで守りきる試合になってしまった。球際は戦えていたと思うが、交代で質が上がらず、終盤はムダにバタバタして自ら試合をむずかしくした。
遠藤、小柏、佐藤、トレヴィザンら不在の選手が多く、コンディションの問題なのか連戦をにらんだターンオーバーなのかもよくわからない状態で、なんとか先発のコマをそろえたが、苦しいゲームマネジメントに。
仲川、小泉と中核を早い時間に引っ込めたことで中盤を支配できなくなり、京都に一方的に押しこまれる終盤となった。結果は出したが内容的には終盤の失点含め反省すべき点も多く、このままでは3日後のアウェイ札幌戦が懸念される
これで11試合を終了、5勝3敗3分となり勝ち点は18(1試合あたり1.64)に。首位との勝ち点差4は変わらないが、順位は暫定で6位に上がった。リーグは混戦となっており勝利の価値は大きい。台所は苦しいが結果を出しながら松木、荒木の帰りと離脱している選手の復帰を待ちたい。
評点(評点は
ドイツ式
):
波多野(4) よく守ったが最後に失点しクリーンシートならず。
白井(3.5) 積極的に攻撃参加したことで敵の脅威になった。
土肥(4) 身体を張っていたが前半で交代。ケガが心配。
森重(3.5) 出ればしっかり仕事を果たした。
バングーナガンデ(3.5) ゴールは見事だったが守備は相変わらず。
小泉(3) 彼が退いたことで明らかに中盤の支配力が落ちた。
高(3.5) 苦しい状況でもボールを受けてくれた。
安斎(4) アシストは見事。身体を張ってアップダウンした。
仲川(3) この位置での起用が当たっている。
俵積田(3.5) しかければ敵が下がってくれる。
オリヴェイラ(3.5) 連発。ポストでも踏ん張ってくれた。
===
岡(4.5) 初出場だが役割は果たした。
シルバ(4.5) 特長を出すチャンスがなかった。
原川(4.5) プレイスキックも精彩を欠いた。
野澤零(-) 時間短し。今日も決められず。
長友(-) 時間短し。
試合前の審判発表時にブーイングするのは恥ずかしいからやめてほしい。
│
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FC東京
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