フットボール・クレイジー
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2024年08月27日 16:34
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【ブンデスリーガ第1節】グラードバッハ 2-3 レバークーゼン
■ 2024年8月23日(金) 22:30キックオフ
■ Borussia-Park
リーグ戦が開幕、ホームに昨季のチャンピオンであるレバークーゼンを迎えた。ポカールでは3部のアウエに先制を許しながらも逆転で完勝を収めており、難しい相手ではあるが勝ってシーズンをスタートしたいところだ。
ポカールでは負傷欠場していたエルヴェディが先発。移籍が取り沙汰されているコネはメンバー外となった。福田はベンチ入りせず。負傷で出遅れているハックがベンチ入り。
布陣
オムリン
スカリー 板倉 エルヴェディ ネッツ
ライツ ヴァイグル
オノラ シュテーガー プレア
クラインディーンスト
前半
互いにアグレッシブに前に出る景気のいい立ち上がり。グラードバッハはレバークーゼンのプレスをかいくぐりながら果敢にパスをつなぎ前線にボールを運ぼうとする。5分、ヴァイグルがエリア外から狙うが左に外れる。
グラードバッハが押し気味に試合を進めていたが、12分、左サイドからの敵のクロスをエルヴェディがクリアしたが、これがエリア外にこぼれたところを敵FWにダイレクトボレーで叩きこまれ失点、0-1と先制を許す。ちょっとどうしようもないというかシュートがヤバすぎた。
事故っぽい失点で先制されたものの試合内容自体は拮抗。15分にはライツが右サイドを突破して敵陣深いところからシュートを放ったが角度がなく敵GKにセーブされた。
その後も21分にクラインディーンストがエリア内の角度のないところから狙うが敵GKがセーブ。35分にはFKからの流れでオノラがシュートしたがブロックされ、こぼれ球を拾ったシュテーガーがクロスを入れたがクラインディーンストには合わず。
すると38分、左サイドからのクロスに中央で合わされオムリンがセーブしたが、こぼれ球を拾った敵FWに正確に決められ0-2と追加点を許す。こぼれ球に対する反応やシュートの正確さなど地力の違いを見せつけられた。
42分、FKからの流れでボールを持ったライツがシュート、これが敵GKにセーブされたこぼれ球をクラインディーンストが低い姿勢から頭で押しこみゴールかと思われたが、VARによるチェックの結果クラインディーンストのファウルを取られゴールは認められず。
結局そのまま0-2で前半を終了。拮抗した展開ながらもチャンスをしっかり決めてきたレバークーゼンに対し後手にまわる格好で0-2とビハインドを背負っての折り返しとなった。やはり相手が強い。
後半
後半に入るとレバークーゼンがギアを上げてくる。2点差あるのだからそんなに頑張らなくてもと思うがそういうわけには行かないのだろう。集中した守備でなんとか立ち上がりをしのぐ。
すると59分、シュテーガーのFKをファーの板倉が頭で折り返し、これを中央でエルヴェディが頭でシュート、GKに弾かれたボールをもう一度左足で押しこみゴール、1-2と1点を返す。
VARによるゴールチェックで板倉がオフサイドではないか確認されたが(リプレイ見る限りヤバいのではないかと思った)ゴールは認められた。
試合は次第にオープンになりつつ進んで行く。71分、ライツとプレアに代えてザンダーとチュヴァンチャラを投入。反撃を試みるが、アドバンテージのあるレバークーゼンからなかなか主導権を奪えない。
85分、シュテーガーが敵ゴール前でDFを背負ったクラインディーンストにボールを預けると、クラインディーンストが反転してシュート、これが決まって2-2の同点に。なにもないところから虚をついた形で追いついた。
これもVARでクラインディーンストがオフサイドではないか確認されたが(これもリプレイ見る限り認められないかもと覚悟はした)ゴールは認められた。
終盤に追いついたがVARの待ち時間もありアディショナルタイムは10分。90+5分、ネッツとオノラ、クラインディーンストに代えてキアロディア、ライナー、エングムを投入、逆転を狙いに行く。
しかし90+9分、板倉がエリア内で敵FWからボールを狩ったシーンがファウルの可能性ありとしてVARが介入、OFRの結果、当初板倉がボールをヒットしていたと見られていたプレーがボールに届いておらず、敵FWの足をけっていたとの判定になりPKに。
90+11分、敵FWのPKはオムリンがいったん止めたものの、こぼれ球をそのまま押しこまれて失点、2-3と土壇場で勝ち越されてしまう。試合はそのまま終了、勝ち点を取りきれない結果となった。
戦評
拮抗した立ち上がりからワンチャンを決められ2点のビハインドで前半を折り返し。あきらめることなく後半2点をもぎ取り終盤に一度は追いついたが、アディショナルタイムに痛恨のPKを与え、悔しくも黒星でのシーズンスタートになってしまった。
シュート数14-25、CK2-4、ポゼッション42-58と地力の差は否めない部分もあったが、試合展開としては持てるものを出しきり、昨季のチャンピオンと渡り合った。ゴールは必ずしも流れから崩しきったものではないが、規律をもって攻め続けた結果生まれたものであることは間違いない。
新加入のクラインディーンスト、シュテーガーが仕事をし、ライツ、ネッツらの若手も好調を維持、チームバランスは悪くない。一方でノイハウス、エングムらが十分なチャンスをもらえていないのは気になる。
この戦力でどこまでを目指せるかはわからないが、ヨーロッパを目指して昨季からの上積みを見せてほしい。希望をつなぐことのできる試合ではあったが勝ち点だけが足りなかった。
ゲラルド・セオアネ監督談話
「試合が終わった直後だけに敗戦は苦々しい。それでもいくつか誇らしく思えることはいくつかあった。客席からの後押しは信じられないくらいだった。フットボールの内容としては夏の間になにがしかの取り組みをして、進歩があったと思っている。しかし最終的に勝ち点を得ることができなかったのは残念だ。しかし昨季よりうまくやれるということを見せようとしたのはわかってもらえるのではないか。新加入の選手らもうまくチームに溶けこんでいる。これを元からいる選手らにも少しばかり広げて行きたい」
シーズン初勝利が待たれる。次節が問われる。
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2024年08月27日 16:32
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【Jリーグ第28節】京都 3-0 FC東京
■ 2024年8月24日(土) 19:00キックオフ
■ サンガスタジアム by KYOCERA
里帰りを兼ねて京都まで遠征。駅前に投宿しスタジアムへ。ここ4試合勝利がなく停滞が続いている。アウェイとはいえチーム戦術をもう一度整理し、今できることを出しきってほしい。
前節負傷退場となった森重がベンチ外となり岡が先発。また白井に代わって中村が右SBで先発。新加入のガウディーノが初めてベンチに入った。
布陣
野澤大
中村 土肥 岡 長友
高 小泉
仲川 荒木 遠藤
オリヴェイラ
前半
試合はいきなり動いた。2分、左サイドからのCKに中央でヘディングシュートを打たれ失点。0-1とビハインドを背負う。ゾーンで守っていたが敵FWに十分競ることができなかったように見えた。
その後も出足よくハイプレスをかけてくる京都に対し、東京は自陣でバタつき、ボールは持つものの攻撃につなげられず、前に運ぶことができない。一方の京都は奪ったボールをシンプルに前線につけシュートチャンスをつくる。
15分を過ぎたあたりから徐々に京都のプレスをいなして前進できるシーンが見られるようになり、19分、左サイドのゴールライン際で得たFKを荒木がけり、敵DFに当たって後ろにこぼれたボールをオリヴェイラがエリア内からダイレクトでシュートするが敵DFにブロックされる。これが東京のファーストシュート。
32分、荒木からのパスを受けた仲川がワントラップから反転してエリア内からシュートを放つが目の前の敵DFにブロックされる。ワンタッチで前にボールを出すことができるようになってきているが、ビハインドを背負っていることもあり主導権は京都に握られている印象。
36分、再び左サイドからのCKに中央でヘディングシュートを決められ失点、0-2とリードを広げられる。これもゾーンとマンマークのミックスの中で競り合う対象が曖昧になったように見えた。
その後もボールは保持するもののチャンスを作れないまま0-2で前半を終了。しっかり事前に研究し対策を作ってきた京都に対し、その答え合わせをされている。2点差はギリでなんとかできる。後半まずは1点返したい。
後半
東京は後半から長友に代えて安斎を左SBに起用。しかし立ち上がりの50分、自陣で奪われたボールをすばやく前線につけられ、スルーパスからの裏抜けで野澤大のニアを抜かれるシュートを決められ失点、0-3と重たい追加点を決められる。前半同様立ち上がりの時間帯にやられた。
54分、安斎が敵MFとタッチライン際で交錯、その場に倒れこむ。高めのボールに安斎が頭で行こうとしたところに、敵MFが足を上げた形。安斎はそのまま担架で運ばれて退場、代わって東がボランチに入り、小泉が左SBにスライドする。
68分、右サイドを縦に抜けた中村がクロスを入れると、中央でオリヴェイラがダイレクトで合わせたがミートしきれず敵DFがブロック、さらにこぼれ球を仲川がオーバーヘッドでシュートしボールはゴールに入ったがオフサイドとなった。
69分、仲川と荒木に代えてガウディーノと小柏を投入。ガウディーノが右ウィングに、小柏とオリヴェイラの2トップになる。
75分、左サイドからガウディーノが入れたクロスに高が頭で合わせるが惜しくもバーに当たる。はね返ってきたボールを再び高がダイレクトボレーで合わせたがバーの上。絶好機だったが決めきれず。
83分、遠藤に代えて俵積田を投入。84分、俵積田が左サイドから切れこんでシュートを放つがGKにセーブされバーをヒット、ゴールには入らない。直後には右サイドからガウディーノが同様に切れこんでシュートするが大きくファーに外れる。
その後も最後の抵抗を試みるがゴールが遠い。90+7分には敵のシュートがゴールに入るがVARによるゴールチェックの結果、攻撃側のハンドがあったとしてノーゴールに。結局そのまま試合終了、0-3の完敗となった。
戦評
立ち上がりにいきなりCKから失点、京都主導で試合が進み、前半のうちに再びCKから追加点を与えた。後半立ち上がりにも失点、安斎をケガで失うなど流れをつかめず、惜しいシーンもあったものの無得点で勝ち点を得られなかった。
シュート数9-20、CK6-8、ポゼッション60-40とボールを持たされた格好で、シュートチャンスもあったものの決めきれず、しっかり準備してきたと思われる京都相手にしてやられた試合となった。
前後半ともに立ち上がりの時間をねらわれ、終始京都に主導権を握られた。若いCBコンビが自陣の深いところでプレスを受けてバタつき、それをサポートすることができなかった。森重不在はやむないが、木本がいるのだから木本と岡、土肥のいずれかを組ませるのが穏当だったと思う。
自陣からのビルドアップでは、サイドにつけたボールが出口を作れず捨てパスになったり戻して狩られたりしたのもキツかった。敵が前プレで来るのは逆にワンタッチではがして一気に裏をとるチャンスなのだがそれができなかった。
白井、徳元、バングーナガンデのようにボランチに打ち返したり足元でいなしてはがすという動きが乏しかった。長友を前半で交代させたのは正しかったと思うが、徳元が移籍したのは痛い。
いい形でボールが来ないため前線が孤立、オリヴェイラに当ててもサポートしきれないケースが多かった。一方でワンタッチでボールを動かし裏をとるシーンも何度かつくれており、ねらい自体は見えている。そこに至る組み立てと、フィニッシュの形をもう一度整理したい。
的はずれなことをやっているわけではなく、クラモフスキー監督更迭の局面ではないと思うが、足元結果が出ていないのは事実。細部が曖昧になり、強度も落ちて後手に回っている印象がある。自信をもって主導権を握るフットボールをするためには何が必要か、弱気にならずここで問い直さなければならない。
これで28試合を終えて10勝10敗8分と勝敗が五分に。勝ち点は38(1試合あたり1.36)で順位は暫定9位に。シーズン残り10試合、足踏みもそろそろ限界だ。
評点
(評点は
ドイツ式
)
野澤大(3.5) それでも3点くらいは防いだのだが。
中村(5) いいクロスもあるにはあったが。
土肥(5.5) もっと自信持ってやっていい。
岡(5.5) まだまだやれる。
長友(5.5) ハイプレスをいなせず。
高(4.5) 彼をもっと活かしたい。
小泉(4.5) 左SBもできたんだ。
仲川(5) あと二人くらいほしい。
荒木(5) 完全移籍早く固めたい。
遠藤(5) 不振脱出のキーマンになるはず。
オリヴェイラ(5) 前線で身体を張り続けたが。
===
安斎(-) 時間短し。ケガが心配。
東(5) 動き悪くなかった。
ガウディーノ(5) 引き続き見てみたい。
小柏(5) リズムつくれてる。
俵積田(-) 時間短し。存在感は見せた。
ここで投げ出してたら何年たっても何も変わらない。
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FC東京
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J1リーグ戦
2024年08月23日 11:13
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【DFBポカール1回戦】アウエ 1-3 グラードバッハ
■ 2024年8月17日(土) 13:30キックオフ
■ Erzgebirgsstadion (Aue-Bad Schlema)
今季最初の公式戦はDFBポカールの1回戦、3部のアウエとの対戦となった。所用でリアルタイム視聴ができず、結果情報を封印したまま週明けにDAZNで時差観戦した。それにしてもDFBポカールの1回戦が日本で見られるなんて、いい時代になった。
今季から新たに加わったシュテーガーとクラインディーンストが先発、それ以外は昨季と大きくは変わらない陣容に。他にも新加入のザンダーがベンチ入り。コネ、ノイハウスはベンチスタートとなった。
オムリン
スカリー 板倉 キアロディア ネッツ
ライツ ヴァイグル
オノラ シュテーガー プレア
クラインディーンスト
互いに攻撃をしかけ合う立ち上がりから、早々に試合が動いた。8分、右サイドを縦に抜かれ、クロスを放りこまれると、ファーに走りこんだ敵FWがダイレクトボレーで合わせこれがゴールに。早い時間帯に0-1と先制を許す。大外を完全にフリーにしてしまった。
グラードバッハは当然ギアを上げゴールをねらいに行く。14分、プレアが左サイドからサイドチェンジ、これを受けたオノラが上げたクロスにクラインディーンストが頭で合わせるが角度がなくバーの上に。その後は時間の経過とともに地力の差が出始めた印象。
31分、オノラの右CKに板倉が頭で合わせるが敵GKが指先でセーブ、こぼれ球にライツが詰めたがバーの上に。32分にはゴール前での密集となり最後はクラインディーンストが反転してシュートを放ったがDFにブロックされた。
35分、左サイドのネッツからのクロスにファーで構えたプレアがダイレクトボレーで合わせるが敵DFがブロック。こぼれ球を拾ったオノラが押しこもうとするがこれもDFにブロックされ、最後はこのこぼれ球をオノラがあらためてサイドボレーでけりこみようやくゴール、1-1と同点に追いついた。
グラードバッハはその後もチャンスをつくり一気に逆転をねらうが決めきれず。45+4分、FKのボールを追ってエリア内に入ったプレアが後ろから押される形で倒れPKの判定に。これをヴァイグルがけったがゴール左下隅に飛んだボールは敵GKにセーブされ逆転機を逃す。1-1の同点で前半を終えた。
後半は立ち上がりからグラードバッハが主導権を握る。50分、シュテーガーがクラインディーンストとのワンツーで正面にまわりエリア外からねらったが惜しくも左ポストをヒット、さらにこぼれ球にネッツが詰めたが敵GK正面に。
しかし直後の52分、ライツが中盤で奪ったボールをプレアにつなぎ、プレアはこのボールをさらにファーのネッツへ。これを受けたネッツがボールを置き直してシュートするとファーに決まり、2-1とグラードバッハが逆転に成功する。
その後もグラードバッハがボールを握って攻撃をしかける時間が続く。64分、負傷したキアロディアに代えてフリードリヒを投入。70分、中盤で奪ったボールをライツが左サイドのプレアにつなぐと、プレアは敵DFをかわしてゴール左隅に決めるシュート、3-1とリードを広げてほぼ試合を決めた。
72分にはライツとプレアに代えてザンダーとエングムを投入、ザンダーはそのままボランチに、エングムは左ウィングに入った。78分にはオノラからのラストパスにクラインディーンストが中央で合わせるが敵GKがセーブ。
86分、オノラとシュテーガーに代えてチュヴァンチャラとコネを投入、88分には右サイドに開いたチュヴァンチャラからのクロスに走りこんだコネが頭で合わせたがバーの上に。89分にもエングムの落としにザンダーが合わせたが枠外。試合はそのまま終了し、3-1での逆転勝ちで2回戦にコマを進めた。
序盤にいきなり失点しどうなることかと思ったが前半のうちに追いつき、逆転のPKは止められたものの後半つきはなして最終的には危なげなく勝ちきった。新戦力であるシュテーガーやクラインディーンストもしっかり働き、まずは順当にシーズンをスタートした。
シュート数25-13、CK8-9、ポゼッション56-44と印象どおりの数字。立ち上がりの探りあいの時間帯に失点したのはいただけないが、その後しっかり追いつき、隙を見せずに後半逆転したのはいいイメージでリーグ戦開幕に向かう発射台になった。
正直、補強は小規模で監督の続投もどうかとは思うものの、昨季からのベースがあるのはアドバンテージで、ヴェバー、ジーバチュを除けばコアになる選手は残ってくれた。今季はこのベースにどれだけ上積みできるかが勝負。リーグ戦でいいスタートを切りたい。
ゲラルド・セオアネ監督談話:
「次のラウンドに進めたことにまずは満足している。スタジアムは素晴らしい雰囲気で、相手のチームもアクティブでいいパフォーマンスを発揮し、最初の20分はそれに苦労した。しかしその後は主導権を握ってポゼッションも上がり、いい結果に終わることができた。全体としては多くのチャンスをつくり、守備では自由にさせなかった。このことからすれば我々が次のラウンドに進んだのは妥当だと思っている。しかし、試合開始からもっと存在を見せるべきだった」
リーグ開幕戦は昨季優勝のレバークーゼン。相手にとって不足はない。出しきりたい。
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Borussia M'Gladbach
2024年08月21日 22:08
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【Jリーグ第27節】FC東京 0-0 V東京
■ 2024年8月17日(土) 19:00キックオフ
■ 味の素スタジアム
ホームゲームだが所用のため行けず、当日夜にスカパー時差観戦となった。結果情報の遮断にはなんとか成功した。順位の近い相手との直接対決、このところ勝てておらずこのホームゲームでしっかり勝ち点3を上積みしたい。
最終ラインには森重が入り土肥とコンビを組んだ。また名古屋に期限付移籍した徳元に代わって長友が左SBに。荒木がトップ下で先発し、安斎がベンチスタート。新しく加わったガウディーノはメンバー入りせず。
野澤大
白井 土肥 森重 長友
高 小泉
仲川 荒木 遠藤
オリヴェイラ
試合は序盤から東京がボールを握りボールを最終ラインから丁寧に前線に運ぼうとするが、コンパクトなヴェルディの守備の前にゴール前までたどり着けない。ヴェルディの方が奪ったボールをつないできてチャンスをつくる。
25分、仲川が中盤からドリブルで持ち上がり、右側を並走した遠藤にラストパスを出すと、遠藤がエリア外からねらうがサイドネットに。これが東京のファーストシュートになる。
33分には野澤大からのパスを白井が受け、右前線にスルーパスを出す。仲川がこれを追って裏に抜け、ドリブルで切れこんでエリア手前からシュートを放つが敵DFにブロックされ枠外に。
全体に拮抗したゲームになるが、プランに近い形でゲームを進めチャンスをつくっているのはヴェルディの印象。クリティカルなシュートを何本か放たれるが野澤大のファインセーブでなんとかしのぎ、スコアレスで前半を終了した。
意図が表現できているプレーもあるものの、総じてヴェルディの方が戦術をシンプルに徹底できておりそれにつきあわされている感が強い。強度の落ちる後半に交代をうまく使って先制したい。勝ち筋はあるが太くはない。我慢の展開になる。
後半に入っても東京がポゼッションを取るが効果的に攻撃できているのはヴェルディ。53分、右サイドの遠藤が中央に入れたボールを受けた荒木がエリア内からシュートを放つが敵DFにブロックされる。
54分にはCKからのこぼれ球を後ろで拾った長友がエリア手前まで持ちあがってシュートするが枠をはずれる。65分には荒木のCKに森重がニアでフリックを試みるが敵DFがブロック、されにこのこぼれ球を森重がもう一度シュートしたが角度なく枠外に。
70分、仲川、遠藤に代えて安斎、俵積田を投入、そのまま左右のウィングに入る。しかし形勢は改善せず、東京はフィニッシュまでもちこめない。一方でヴェルディの攻撃に対しては野澤大のセーブに加え、全員で身体を張ってもちこたえている。
77分、高、荒木に代えて原川、小柏を投入。荒木と小柏のコンビを期待したが入れ替わりになってしまった。オリヴェイラと小柏の2トップ的な立ち位置に微調整したか。その後も互いに先制点を狙って攻撃をしかけるがゴールが遠い。
80分、敵FWがエリア外から放ったシュートが森重の顔面を直撃、森重はそのまま倒れこみ試合が中断する。森重は意識を失ったまま担架で退場、83分、代わって岡が最終ラインに入る。脳震盪での交替となる。
中盤が間延びし始め次第にオープンな展開に。86分、右サイドの白井からのクロスに中央の小柏がダイレクトボレーで合わせたがゴール右にはずれる。直後、長友に代えて中村を投入、白井が左SBにスライドする。登録選手総出でなんとか勝ち点を取りに行く。
しかしその後も流れを呼びこむことができず、ヴェルディの攻撃をしのぐ時間が長い。それでもなんとかもちこたえ、結局スコアレスドローで勝ち点1を分けあう結果となった。シーズン前半のアウェイ戦と合わせ、ヴェルディとは2引き分け。
ボールは支配したものの攻めあぐね、規律のはっきりしているヴェルディに再三チャンスをつくられたが、野澤大の好セーブに助けられてなんとか無失点で試合を終えた。攻撃は少ないチャンスを生かしきれず、3試合連続無得点に終わった。
シュート数6-15、CK6-4、ポゼッション61-39と、ボールは握りながらフィニッシュまでもちこめなかったことが数字からもわかる。G大阪戦に続いて野澤大のセーブがギリで勝ち点1を稼いでくれたというほかない試合。
荒木や仲川、遠藤らの個別の動きは見られたが、そこにいい形でボールがなかなか入らず、組織として狙った形からの攻撃につなげられなかった。結果として攻撃は散発、個のアイデア頼みになり、意図をもって崩すシーンは少なかった。
守備は森重が入ったこともあってか身体を張れていたが、野澤大のセーブがなければ2、3点は取られていてもおかしくなく、内容的には勝ち点1をギリで死守したという試合になった。森重はその後Xで自ら大丈夫だったと発信しており胸をなでおろした。
このところ攻守ともにどっちつかずの展開で点が取れず勝てていない試合が続いている。シーズン前半、得点も失点も多い状況から、失点を減らそうとしたあたりから攻撃も機能しなくなり始め、今の進退窮まった状況に至っているように見える。
このあたりでチームとしてのベースをどこに置くのか、優先順位を決め、守るものと捨てるものの峻別をやり直して整理する必要があるのではないか。手戻りをおそれていては前に進めない。できていること、できていないことの検証をするべきだ。
今季すでにタイトルは厳しく、上位をねらうにも足踏みが続いている。シーズン残り三分の一、現実的になにを目指して戦うのか、クラブから明確なステートメントが必要だと感じている。進んでいる方向は間違っていないが、失速の瀬戸際にいる。
これで27試合を終え10勝9敗8分、勝ち点は38(1試合あたり1.41)となり順位は8位と変わらないが、せっかく上位がつぶし合っているにもかかわらず上位との差が縮まらないまま残り試合が減って行く。まずは5位との勝ち点8差を埋めに行かなければならない。
評点(評点は
ドイツ式
):
野澤大(2.5) 勝ち点1は彼のおかげ。
白井(5) らしい上がりは見せたが。
土肥(5) 身体張ってスコアレスに貢献。
森重(4.5) 無事でよかった。
長友(5) ビルドアップの出口になれず。
高(5) 中盤が窮屈でやりにくかった。
小泉(5) 狭いところでもボールを動かした。
仲川(5) よさを生かしきれていない。
荒木(5) 技術の高さは見えたが。
遠藤(4.5) 今いちばん頼りになる男。
オリヴェイラ(5) いい形でボール呼びこめず。
===
安斎(5) 流れを変えられず。
俵積田(5) 流れを変えられず。
小柏(-) 時間短し。先発で見たい。
原川(-) 時間短し。ボール収めた。
岡(-) 時間短し。急な出場に応えた。
中村(-) 時間短し。
フラストレーションのたまる試合が続いている。アウェイ連戦だが気持ちよく勝って凱旋したい。
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FC東京
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J1リーグ戦
2024年08月12日 01:05
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【Jリーグ第26節】FC東京 0-3 川崎
■ 2024年8月11日(日) 19:00キックオフ
■ 味の素スタジアム
むし暑い日曜日。かつやでヒレカツ丼弁当を買ってヴェスパで味スタへ。冷えたジャスミン茶のペットボトルを2本用意したが、夜になってもあまり気温が下がらず最後には全部飲みほした暑さでヤバかった。
前節G大阪とアウェイで引き分けたあとの試合であり、ホームでしっかり勝ち点3を積み上げたい。敵はウチより下位だが地力はあるうえに復調しつつあり難しい相手。つけこむ隙を与えると間違いなく突いてくる。ゲームプランどおり行かないときの戦い方が問われる。
両SBを入れかえた他、前節ベンチ外で中東への移籍の情報もあるオリヴェイラが先発。長友、原川がベンチスタート、中村はベンチ外となった。あらたに加入が発表されたガウディーノはメンバーに入らず。
野澤大
白井 土肥 岡 徳元
高 小泉
安斎 仲川 遠藤
オリヴェイラ
序盤は互いに前を向いて主導権を争うガチの展開に。東京は右サイドの白井、安斎を起点にチャンスを作るが決めきれない。5分、右サイドを縦に抜けた高がタイミングを計ってクロスを入れファーの遠藤が頭で合わせるが惜しくもサイドネット。
11分、右サイドの安斎がゴール前に流しこんだボールに中央の仲川がスルー、ファーの遠藤が飛びこんだがこれもサイドネットに。12分には徳元が斜めにゴール前に流しこんだボールにオリヴェイラが反応し流しこもうとするが敵GKにセーブされる。
すると15分、右サイドからのクロスに中央で頭で合わされて失点、0-1と先制を許す。サイドでの駆け引きに負けてクロスを入れられた。押し気味でゴール前でのシーンも作れていた時間帯だけにワンチャンを決められてショックが大きかった。
さらに20分、今度は左サイドからのクロスに再びゴール前でのヘディングシュートを許し失点、0-2とあっという間にリードを広げられる。人は足りていたはずなのに競りきれなかった。流れを一気にもって行かれる。
その後も東京は前に出ようとするが川崎にボールを持たれ攻撃は単発。25分、敵陣で仲川が奪ったボールをオリヴェイラにつなぎシュートするが敵DFにブロックされる。これも決定的だった。
27分には徳元が自陣でのスローインをDFの裏にロングスローで投げ込むとこれを追って遠藤が抜け出しエリア手前から狙ったがわずかにゴール左にはずれる。チャンスはつくれているものの川崎の守備も固く最後の精度を欠く。
双方攻め合う形となるが川崎がボールを握り東京は後追いの苦しい展開に。0-2で前半を終えた。ベンチには荒木、小柏、俵積田とカードはある。前半払った入場料の分は取り返したい。やれる試合だ。
後半開始から安斎に代えて荒木を投入、仲川が右ウィングにスライドし荒木はトップ下に入った。立ち上がりの48分、徳元のクロスにオリヴェイラが合わせるが枠をとらえきれず。早い時間帯にまず1点がほしい。
リードを得てリスクを取る必要のない川崎がボールを動かして時計を進め、東京はボールを追う展開となり、暑いなか疲労も蓄積する。60分、小泉に代えて原川を投入、中盤で緩急をつける狙いか。原川はそのままボランチに。
さらに69分には仲川とオリヴェイラに代えて俵積田と小柏を投入、遠藤が右ウィングにスライドし俵積田が左ウィングに、小柏はトップに入った。だが、72分、右サイドで与えたFKにヘディングで合わされ失点、0-3と大きな追加点を許してしまう。
東京はリスクを取って前に出るが3点のアドバンテージがある川崎にボールを持たれ、なかなか攻撃の順番がまわってこない。荒木、小柏、遠藤らがパスをつなぎながら敵エリアに入りこもうとするが川崎の対応も早い。
84分荒木のパスを受けた遠藤がエリア外からシュートを放ったが敵GKがセーブ。直後、ピッチに座りこんだ土肥に代えて森重を投入。土肥は歩けていたので足がつったか。87分、遠藤のクロスを受けた小柏がダイビングヘッドで合わせるが惜しくもファーにはずれる。
88分、遠藤のスルーパスを追った白井がエリア右からシュートを放ったが枠外に。チャンスはつくったが余裕をもって守られている感もあってきめられず、結局0-3での完敗となった。
序盤はいい形をつくれていたが敵のファーストシュートを決められ、たて続けに追加点も許して流れを手ばなした。後半にも加点され、常に後追いの流れとなって最後まで主導権を握れずバタついてしまった。攻撃に精度が、守備に練度が足りなかった。
シュート数10-10、CK3-6、ポゼッション43-57と、チャンスはつくったものの試合の流れは川崎に持って行かれたことが数字にも表れている。前につける意識はあり、連係も悪くなかったが、ビハインドを背負った状況でシュートに気負いが出たか。
川崎のような技術と型をもったクラブと渡り合うには守備が素直すぎてきっちりそこを突かれたし、リードされてからは余裕をもってボールを動かされ、ああ、またいつものアレかみたいな試合になってしまったのが悔しい。先制できなかったのが痛かった。
結果論になるが、この試合こそ森重、木本を先発させていれば落ち着いた対応ができていたかもしれないと思ってしまう。若い2CBには荷の重い相手だったのではないか。結果として早い時間帯に複数得点を与え調子に乗せてしまった。
やろうとしていることはわかるし、表現できている部分もあるが、慣れが出ているのか細部がルーズになっている感はあるし、約束ごとももっとシンプルだったはずなのにあいまいになっている気がする。暑さもあるとは思うが強度も落ちており、これらを絶えず巻き直してフレッシュな状態で試合に臨むためのマネジメントができていないのではないか。
おりしも山形でクラモフスキー監督のヘッドコーチを務めていた鳥栖の川井監督が解任されており、戦術担当コーチとして招聘できないか。守備やビルドアップの約束ごとをもう一度整理することで戦い方がはっきりさせられるのではないかと思う。
東京はこれでここ3試合勝ちがなく、10勝9敗7分で勝ち点37のまま足踏み、1試合あたりの勝ち点も1.42に下がり順位はひとつ落として8位となった。シーズン終盤に向けこれ以上の後退は許されず、次節ホームでの連戦でなんとしても勝ち点3が必要。今季の正念場となる。
評点(評点は
ドイツ式
):
野澤大(4.5) 彼にだけ責任があるわけではないが。
白井(5) いい飛び出しはあり特徴は見せたが。
土肥(5.5) 難易度の高い試合で厳しい経験。
岡(5.5) 足りていないところが見えた試合。
徳元(5) やっぱり見ていて楽しい。個サポです。
高(4.5) プレーにアイデアとメッセージがある。
小泉(5) よく動いたがちょっとお疲れか。
安斎(5) 連戦の疲れかキレを欠いて交代。
仲川(4.5) 頭の下がる運動量で範を示した。
遠藤(4.5) 惜しいヤツいくつかあった。
オリヴェイラ(5) 決めたいヤツあった。
===
荒木(4.5) ちょくちょく消えてる。
原川(5) 動き重かった。
小柏(4.5) 荒木とのコンビ悪くない。
俵積田(5) 得意の形にならず。
森重(-) 時間短し。存在感大きかった。
スタジアムって熱中症への対応が脆弱。ヤバいと思っても駆けこめるエアコンの効いたスペースもないし、売店も自販機も長蛇の列、なんなら売り切れで水分補給もままならない(しかも市価より高い)。入場のときに冷水を一人1リットル配るとかできないか。今日は夜になっても気温が下がらず結構危険な状況だったと思う。
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FC東京
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J1リーグ戦
2024年08月08日 00:15
[posted by der_ball_ist_rund]
■
【Jリーグ第25節】G大阪 0-0 FC東京
■ 2024年8月7日(水) 19:00キックオフ
■ パナソニックスタジアム吹田
中断期間明け、7月20日の鹿島戦以来半月ぶりのリーグ戦である。アウェイでのG大阪戦ということでおとなしく自宅DAZN観戦に。
ここまで24試合で勝ち点36(1試合あたり1.50)の7位とまだまだなにかは狙える位置。シーズン終盤に向けアウェイながらも勝ち点を持ち帰りたい。中断期間中の積み上げが問われる試合になる。
パリ・オリンピックから戻った野澤大が先発、荒木はベンチスタートに。オリヴェイラがメンバー外となり、小柏がベンチ入りした。またケガから復帰した土肥がCBで先発、岡と若い二人でコンビを組んだ。
野澤大
中村 土肥 岡 長友
高 小泉
安斎 原川 遠藤
仲川
立ち上がりから大阪がボールを支配、東京陣内で攻撃をしかける流れとなる。ほぼハーフコートマッチとなり東京はボールを奪ってもつなげず、起点が低いため自陣から出て行けない。セカンドボールを回収されては波状攻撃を受けるがなんとかしのぐ。
13分、左サイドの長友からのクロスを受けた安斎が頭で合わせたが大きく浮いてゴール上にはずれる。これが東京のファーストシュートとなる。その後も大阪がほぼ一方的に攻める時間が続くが、野澤大の好セーブもありゴールは許さない。
ようやく38分、原川からパスを受けた長友がエリア内の左サイドから巻いて狙うが敵DFにブロックされる。40分、長友からの横パスを受けた中村が左足でシュートするがバーの上に。シュートコースが開いた好機だったが枠に行けず。
押しこまれ防戦一方だったが身体を張ってゴールを守り、なんとかスコアレスで前半を終えた。攻撃の形はほぼ作れていないが、自陣ではブロックを構築して規律ある守備ができている。思い通りに行かないときにやるべきことができている。交代で流れを変えたい。
後半に入ると東京がやや前に出る。47分、右サイドで得たFKを原川がけると、ファーの安斎が頭でたたきつけるが敵GKにセーブされる。絶好機だったが決めきれず。さらに48分にはこれで得た原川のCKが敵DFにクリアされたボールを小泉が拾ってシュートするが枠の上。やるならこの時間帯だった。
その後は一進一退の攻防となるが大阪にボールを持たれる時間が長い。64分、原川と遠藤に代えて荒木と俵積田を投入。荒木が前線の起点となりボールが動き始めるが互いにゴールは遠い。
67分、仲川からボールを受けた俵積田が左サイドからドリブルで切れこみシュートするが敵DFがブロック。直後には小泉からパスを受けた高がエリア外から狙ったがゴール左にはずれた。攻撃は散発だがワンチャンスを決めきりたい。
71分、ポケットを取った荒木が右サイド角度のないところからねらうが敵DFがブロック。大阪の攻撃は野澤大を中心に全員が身体を張って守り先制は許さない。80分、仲川、安斎に代えて小柏、白井を投入。白井はそのまま右ウィングに入る。
終盤は交代で入った小柏、白井がアクセントとなり、敵陣でチャンスを作るシーンも。86分、小柏の落としを受けた白井がエリア外からシュートを放ったが敵DFにブロックされる。直後には俵積田も左サイドからの切れこみでシュートするがDFにブロックされる。
6分のアディショナルタイムは再び押しこまれたが身体を張ってしのぎ、結局試合はスコアレスのまま終了。勝ち点1を死守した。
前半は泣けるくらい一方的に押しこまれたが野澤大の好セーブもあって無失点でしのぎ、後半からギアを上げた。序盤などにチャンスはあったものの主導権は握れず、図らずも守備の強度を試す試合になったがなんとかスコアレスドローで中断明け初戦を終えた。
シュート数10-25、CK5-4、ポゼッション36-64と圧倒的に大阪に支配された試合だったが、若い2CBと野澤大が敵の攻撃を止め続け、最低限の結果を呼びこんだ。攻撃はほぼ見るべきものがなかったが上位相手のアウェイゲームとしては悪くない結果となった。
前半はほぼ守備特化だったので攻撃の形が見えなかったが、後半、交代で入った荒木、小柏には希望を感じた。特に小柏はボールを握って勝負できる技術とスピードがあり、荒木との相性も悪くないのではと思った。もっと見てみたい。
内容的には課題しかない試合だったが、もともと圧倒的な強さがあるわけではなく、リーグ戦が混戦となっているあいだに泥くさく勝ち点を積み上げることで上をめざすほかないという現在地を考えれば、この試合で勝ち点1を持ち帰れたのは大きい。
この試合で得た勝ち点1は、その上に戦略や戦術を積み上げられる礎石となるもの。ただ、この勝ち点は次の試合で勝ち点3を得てこそ意味のあるものでもあり、次節、ホームでの川崎戦が重要な試合になる。攻撃面もあらためての整理が必要だが、内容はあとからついてくる。
これで25試合を終了、10勝8敗7分となり勝ち点37(1試合あたり1.48)で順位は7位と変わらず。1試合あたり1.50をボトムラインとすれば、今季最低でもあと20は勝ち点を積み上げなければならず、残り13試合で7勝はマストということになる。
厳しい相手との対戦が続くが、勝利から逆算した戦い方を形にして行かなければならない。
評点(評点は
ドイツ式
):
野澤大(2.5) 再三の好セーブで勝ち点1をもたらした。
中村(5) チャレンジが荒っぽくて怖い。
土肥(4.5) スコアレスは誇ってよい。
岡(4.5) スコアレスは誇ってよい。
長友(5) ボールを前に勧められず。
高(4.5) 後半存在感を見せた。
小泉(4.5) スペースを埋めつづけた。
安斎(5) 一本惜しいシュートあった。
原川(5) 決定的な働き見せられず。
遠藤(5) ほぼ消えていた。
仲川(5) 走ったがボール来ず。
===
俵積田(5) シュートは放ったが。
荒木(4.5) ボール持てば流れ変えられる。
小柏(4.5) 可能性を感じた。先発で見たい。
白井(5) よさは垣間見せた。
上位争いに加わるためには1試合あたりの勝ち点1.80が目安とすれば、最終的に勝ち点69が必要で、残り13試合で32を稼がなくてはならない。10勝1敗2分が最低線だが、これくらいの具体的な数値目標をもって戦いたい。
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