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2024年02月21日 21:03      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2024年シーズン・プレビュー(4) 開幕を控えて

開幕まで1週間を切り、ユニも年チケも届いた。開幕戦は大阪でのアウェイだが、帰省を兼ねて現地観戦することに決め、チケットも手配した。今年もフットボールのある週末が始まる。

継続的な取り組みを

クラモフスキー監督の留任を前提に相応の補強を敢行した今季は、想定外のもたつきから監督交代、二桁順位でのフィニッシュとなった昨季の足踏みを取り返すシーズンにしなければならない。

もちろんそれが簡単にうまく行くとは思っていない。ここ数年顕著だが、カネをかけて強化することと、きちんとした戦略、戦術をもって現代的なフットボールを落としこむことの両方に、きちんと時間をかけて継続的に取り組まないことには結果は出せなくなっている。

それを実行できているクラブとそうでないクラブの地力の差は歴然としつつあるが、一方でそれを少しでもサボるとあっという間に蓄積は失われてしまう。サバイバルゲームのような厳しいリーグを我々は戦っており、そのなかでは昨年の足踏みは痛いビハインドになってしまった。

フットボールこそすべて

経営母体が東京ガスからMIXIに替わって三年め、こうした分析は当然クラブ内でも行われているだろう。国立での開催やエンブレムの刷新などパブリシティには積極的に取り組んでおり、コンテンツとしてのクラブの価値を上げようとする努力は多としたい。

しかし、フットボールクラブである以上結局はリーグ戦での成績がすべてであり、この部分が置き去りではどんなにパブリシティを高めたところで価値の向上には限界がある。常にタイトル争いにからむクラブにならなければならないし、それが最優先課題であるはずだ。

結果を出さなければならないシーズンだが、まずは自分たちがやろうとしているフットボールを信じて、目先の出来不出来に一喜一憂することなくできることを増やして行くしかない。強度を高め局面で負けないこと、怖れないことをベースに、前を向いて戦い続けることが基本だ。今季も主導権を握る戦いを目指したい。

苦しいときこそ支えたい

クラモフスキー監督の戦い方は強度一辺倒で戦術がないとか、バリエーションがなくプランAがダメならそれで試合終了とか言われることもあるが、それはまずやろうとしていることをやれるところまでやったうえでの話。昨季の我々はそれが理由で低迷したのではなく、まだまだ意図を表現すらできていないレベルで自滅していたにすぎない。

半年の助走を経て、選手層も整えて迎えるクラモフスキー体制二年めのシーズン。やろうとしていること自体は現代的で強靭なフットボールであり、仮にそれを追い求める過程で壁にあたること、足踏みしたり手戻りしたりすることがあっても、信じるべきもの、信じるに足るものだ。

開幕から連戦戦勝独走で優勝とか思っているわけではないが、高みは目指せるし目指さなければならない。なにがやりたいかがはっきりわかるフットボールが見たい。迷いが出ること、努力が信じられなくなることが最大の敵。必然的にめぐってくる苦しいときこそチームを、クラブを支えることのできるサポでありたい。

いよいよだ。



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