フットボール・クレイジー
football crazy
  silverboy club presents


2024年10月06日 11:57      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第33節】FC東京 1-1 鳥栖

■ 2024年10月5日(土) 15:00キックオフ
■ 味の素スタジアム

ひさしぶりの味スタ、ヴェスパで行こうと思っていたが雨になったので公共交通機関で現着。三連勝中で上がり調子ではあるが、相手は残留争いの渦中にありむずかしい戦いになる。細部にこだわって大事に戦いたい。

仲川がメンバー外となり変わって安斎が先発。先週に続き小泉の姿もなくなにが起こっているのかまたしてもわからない状態。小柏、山下、遠藤らがベンチに控える。鳥栖とはニューバランスのユニ同士の対戦となる。

布陣

野澤大
長友 木本 森重 岡
東 高
安斎 荒木 俵積田
オリヴェイラ


前半

互いに前がかりにプレスを敢行、交互に攻撃をしかける立ち上がりになる。東京は奪ったボールをテンポよく当てて落としながら前進しようとするのに対し、鳥栖は前線のFWに預けて個で打開しようとするコントラストが際だつ。

4分、荒木のFKからのこぼれ球を拾った俵積田がエリア外からミドルをねらうが敵DFがブロック。5分には俵積田の右サイド突破からのクロスがクリアされたボールに高がアウトで合わせたが枠外に。

9分、自陣でボールを持たれ、最後はクロスを中央で抜け出したFWに頭で押しこまれ失点かと思われたが、ゴールチェックの結果オフサイドの判定になった。ビハインドを覚悟したがVARに救われた。リプレイも見たが最後のクロスの時点で確かに出てた。

その後も鳥栖の攻撃を受ける時間が続くが野澤大の好セーブもあって失点は免れる。この局面を乗りきると、前半の半ばを過ぎたあたりから徐々に東京がボールを持てるようになり、敵陣で攻撃をしかけられるようになるがフィニッシュまで至らない。

30分、俵積田が自陣からドリブルで持ちあがる。敵DFをかわして長征、最後はエリアまで運んだが敵DFに囲まれてシュートを打てず。並走したオリヴェイラに出せば1点モノだったが判断できず、オリヴェイラは怒ってプレーを止めちょっと議論になったシーン。

36分、荒木からのフィードを受けた安斎が裏にぬけ、トラップからエリア手前でシュートを放ったが敵GKの正面に。37分には俵積田からのクロスにオリヴェイラが頭で合わせたがこれもGKにキャッチされる。

43分、エリア手前でボールを持った東慶が思いきってミドルをねらったがバーの上。前半はそのままスコアレスで終了した。我慢すべきところはなんとかもちこたえたが、決めるべきところが決められなかった。後半も厳しく戦いたい。

後半

立ち上がりの46分、スローインを受けたオリヴェイラがエリア手前からコントロールシュートをはなったがファーにはずれた。56分、俵積田が左サイド深いところをえぐり、エリアに入ったところで角度をつくってシュートをはなったが敵DFにブロックされる。

東京がボールをもって攻勢に出たが決めきれず。この時間帯に先制したかった。その後は鳥栖の攻撃を受けるシーンもあったが中央を固めてしのぐ。67分、右寄り30メートル弱ほどの位置でFKを得て荒木が直接狙ったが壁に当たり、こぼれ球を東慶がダイレクトでシュートしたがGK正面。

68分、オリヴェイラ、俵積田、東慶に代えて小柏、遠藤、原川を投入。先制をねらいに行くが、逆に73分、敵のシュートを森重がブロックしたこぼれ球に詰められ失点、0-1と先制を許す。ゴール前に流しこまれたボールをクリアしきれなかった。

78分、右サイドの岡からエリア内でパスを受けた小柏が鋭い切り返しからシュートを放ったが敵GKがセーブ。79分にはCKからの流れでファーの荒木からエリア内で横パスを受けた森重がフリーでダイレクトボレーをはなったがDFにブロックされる。

82分、原川の右CKからゴール前で混戦となる。押しこもうとする東京とクリアしようとする鳥栖でもみ合いとなるなか、後ろにこぼれたボールをひかえていた高がダイレクトでゴールに突き刺し1-1の同点に。

その後は追いついて勢いの出た東京が鳥栖陣内で逆転をねらって攻撃をしかけるが、敵の守備も分厚く決めきれない。40分には荒木、長友がたて続けにエリア内でシュートを放ったが敵DFにブロックされる。41分にも荒木が枠に飛ばしたがGKがセーブ。

87分、長友と安斎に代えて中村と野澤零を投入。7分のアディショナルタイムも最後までゴールをねらって敵陣で試合を進めたがゴールが遠く、結局1-1で試合終了、ホームで勝ち点1を得るにとどまった。

戦評

鳥栖に差しこまれるシーンもあったがしのぎ、一方攻撃ではチャンスもつくったが決められないまま終盤勝負となった。先行されたが追いつき、逆転をねらったが1-1で勝ち点を分けあう結果に。

シュート数17-19、CK11-7、ポゼッション55-45と、ボールは保持したが内容的には拮抗した試合だったことが窺われる。交互にチャンスが訪れる展開で、勝てるチャンスは十分あったが、逆に負けていた可能性もあり、どちらに転んでもおかしくない試合。

そういう試合をこちらに引っ張りこむことがコンスタントにできればもっと安定して勝ち点を積み上げられるわけだが、攻撃は水もので思いどおりにいかないことも多い。内容的には引き分けが妥当な結果だと思うが、それだけに勝ちたかった。

連勝しているここ3試合と比べて、仲川の「熱」の不在は感じたもののそこまで見劣りする内容ではなく、結果がついてこなかったというだけのことのように思える。浦和戦のようにいただきもののゴールを守って勝ちきった試合もあり、結果だけから良し悪しを評価するのは難しい。結果は悔しいが続けて行こうというほかない。

俵積田が圧倒的なドリブルで敵を抜きながら持ちあがったものの、エリアに入ったところで失速してシュートを打てず、横にいたオリヴェイラがボールを要求して怒ったシーンは、結果的にいえば最後に横パス出せればよかったともいえるが、それで横パスをミスったらこんどは「なぜ自分で行かないのか」と批判されるわけで正解はない。

前節カウンターでの独走からそのままゴールを決めた実績のある俵積田にすればシュートをねらいに行って当然だし、フリーの自分にボールを出さなかったことでオリヴェイラが怒るのもそれはそれで当然。仮に俵積田がゴールを決めていれば批判もなかっただろうしオリヴェイラも一緒に祝福しただろう。

こういうコンフリクトは日常的にあるもので、判断の巧拙や技術的なものとともにチーム内で議論して消化して行くしかない。直後には、左サイドの俵積田が珍しくボールを持たずにワンタッチでクロスを入れたシーンなどもあった。オリヴェイラもいつまでもクサっていたわけではない。そういうものだ。

スピード感をもって少ないタッチで前に付けて行く、前から高い強度でハメてショートカウンターで持ちあがるなど、ねらいとする形には継続して取り組めており、この試合でも最低限の勝ち点は得た。中央を固められ外回りが増えた分攻めあぐねた部分はあったが、どんな敵にも主導権を握って戦いたいという意図は見えた。

次は2週間あいてアウェイでの神戸戦。優勝を争っているクラブとのむずかしい試合になると思うが、やろうとしていることをしっかり表現できれば勝ち筋はある。この流れを止めずに戦いたい。

これで33試合を終えて13勝11敗9分となり、勝ち点48(1試合あたり1.45)で暫定6位に浮上。1試合あたりの勝ち点が1.50となるシーズン勝ち点57までは残り5試合を3勝2敗ペース、全勝なら63まで伸ばせる。優勝や残留のかかった相手との試合が多く緊張感があるのはアドバンテージ。全部取りに行こう。

評点(評点はドイツ式

野澤大(3) 好セーブで勝ち点1を守った。
長友(4) 守備でいい対応多かった。
木本(3.5) 好調を維持、パス出しもよき。
森重(3.5) 敵FWに手を焼いたが安定感あり。
岡(4) 苦肉の起用で開眼した感あり。
東慶(4) 中央を刺せなかったのは残念。
高(3) こぼれ球担当として仕事した。
安斎(4.5) 本調子ではないように見えた。
荒木(3.5) ひらめきは随所に見せた。
俵積田(3.5) 打ちに行くならしっかり打て。
オリヴェイラ(4) プレーやめたのは印象悪い。
===
遠藤(3.5) ゴールなくても仕事はしている。
小柏(3.5) 可能性を見せた。先発希望。
原川(3.5) 終盤の攻撃をコントロール。
中村(-) 時間短し。
野澤零(-) 時間短し。

審判紹介のときにブーイングするの、だれもなにも得しないので本当にやめてほしい。同類だと思われたくない。

テディベアデイだったが今年も当たらなかった。2003年から欠かさず参加してるが当たったためしがない。本当に当たりは入っているのか。チャームばかりがたまって行く。



Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦


 
 
!!注意!! このブログは…
このブログはウェブ・サイト「Silverboy Club」内のコンテンツになっています。外部リンクから直接このブログに飛んできた場合、サイトのメニュー・バーが現れず、サイト内の他のコンテンツにリンクできません。その場合、このリンクでメニュー・バーを表示し、是非サイトの他のコンテンツもお楽しみください。
 
月別アーカイブ
最近のコメント




Copyright Reserved
2005-2006 Silverboy & Co.
e-Mail address : silverboy@silverboy.com