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2024年11月03日 00:29
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■
【DFBポカール】フランクフルト 2-1 グラードバッハ
■ 2024年10月30日(水) 18:00キックオフ
■ Deutsche-Bank-Park (Frankfurt)
日本時間なら木曜日未明の試合。早く起きて出勤前に見ようかとも思ったがそこまでの気力も出てこず結局金曜日の夜にDAZNで見た。まあポカールの2回戦をDAZNで中継してくれるだけでもありがたい。
リーグ戦ではホームでハイデンハイムに勝ち、アウェイでもマインツから勝ち点1を奪った流れからのポカール。相手は今季すでにリーグ戦で1敗を喫しているフランクフルト。なんとか次のラウンドにコマを進めたいが厳しい戦いが予想される。
週央のカップ戦とあってマインツ戦から一部をターンオーバー。ウルリヒを左ウィングバックで先発起用したほか、ノイハウスがインサイドハーフで先発、ライナー、プレア、ハックがベンチスタートとなった。ヴァイグルをアンカーに置いた3バックの布陣に。
布陣
ニコラス
スカリー 板倉 フリードリヒ
ヴァイグル
オノラ ノイハウス シュテーガー ザンダー ウルリヒ
クラインディーンスト
前半
序盤はともに積極的にボールにアプローチし先制点をねらいに行くテンションの高い入りになる。1分、クラインディーンストからのクロスに中央でシュテーガーが頭で合わせたがクラインディーンストのファウルがあったとの判定。ボールはバーの上に。
15分、ウルリヒがボールを追って裏に抜け、切りかえしたところで倒れた敵DFが手でボールを扱い、ハンドの判定に。決定的な得点機の阻止として退場となる。早い時間帯にグラードバッハが一人多い状況となる。
17分、これで得たFKをヴァイグルがけるが壁に当たり、こぼれ球に詰めたがヒットせずGKにセーブされた。
その後は自陣でブロックを形成し守りを固めるフランクフルトに対してグラードバッハがボールを保持して攻撃をしかける展開になるが、フランクフルトの固い守備に対してこれをこじ開けるアイデアがなく時間が過ぎて行く。
31分、オノラが右サイドから上げたクロスにファーのクラインディーンストがフリーでヘディングするが枠をとらえきれず。枠に飛んでいれば1点モノだったが絶好機を逃す。35分にはウルリヒがエリア内からねらったがDFがブロック。43分にはCKからザンダー、ノイハウスがシュートを放ったがいずれもDFにブロックされた。
スコアレスで前半終了かと思われた45+2分、敵陣ペナルティエリアで失ったボールを素早く前線に展開されカウンターを食らう。敵FWにソロで持ちあがられ、フリードリヒが対応したが入れかわられてそのまま流しこまれ失点、0-1と先制を許してハーフタイムとなった。数的優位を生かせず逆にカウンターから失点しての折り返しに。
後半
立ち上がりの46分、オノラからのクロスを受けたウルリヒがダイレクトでねらったが敵DFがブロック。47分、これで得たCKをシュテーガーがけると、ゴール前で混戦となり、クラインディーンストが頭で落としたボールを板倉がダイレクトボレーでけりこんでゴール。週末のリーグ戦に続く板倉のゴールで1-1と同点に追いつく。
さらに49分にはオノラのカウンターはやりきれなかったが、ここからのボールを受けたノイハウスが放ったシュートはわずかにゴール右にはずれた。53分にはザンダーのミドルがGKにセーブされ、こぼれ球からウルリヒがループでゴールをねらったがこれもGKが指先でバーに逃れる。この局面で決めておきたかった。
その後も62分にはゴール前での混戦からオノラが角度のないところから狙ったが枠におさまらず。69分、ノイハウスとウルリヒに代えてハックとライナーを投入、スカリーを左SBにスライドしての4-2-3-1に変更したか。
しかし直後の70分、ゴール前に持ちこまれシュートを打たれる。一度はヴァイグルがブロックしたが、こぼれ球を拾った敵FWにゴール至近からけりこまれ失点、1-2と勝ち越しを許してしまった。狭い場所だったがキックフェイントでコースをつくられた。
数的優位を得ながら再び追う立場になったグラードバッハは引き続き前に出る。78分、ザンダーとオノラに代えてプレアとチュヴァンチャラを投入。80分にはプレアがミドルをねらったがGKにセーブされる。
86分、スカリーに代えてエングムを投入、ハックがウィングバックに下がったか。89分、エングムがミドルをねらうがわずかにバーの上。その後も最後までゴールをねらいに行ったが決めきれず、1-2で試合終了。2回戦敗退となった。
戦評
早い時間帯に数的優位を得てボールを持ち押しこんだが守りを固めるフランクフルトのゴールを攻略できず、前半にカウンターから先制を許す。後半開始早々にいったん追いついたが、終盤に突きはなされそのまま追いつけず、数的優位を生かせなかった。
シュート数19-14、CK6-2、ポゼッション60-40と数を恃んで押しこんだが、退場で数が少なくなったらこう戦うという教科書どおりにブロックを固めカウンターの機会をうかがったフランクフルトに戦略負けしたというべき。
マインツ戦、この試合と板倉の2ゴールしか得点がないのも情けないが、いずれにしても戦い方に工夫がなく、チャレンジは続けたがセットプレー崩れでしかゴールできないのでは勝機は薄い。この試合も結局一度もリードできなかったわけで、それではどうやっても勝ち抜けはできない。
ウルリヒやノイハウスなど起用された選手は期待に応える働きをしたと思うし、個々の選手は愚直にプレーしていると思うが、それを結果に向けてマネージして行く力の不足をあいかわらず感じずにはいられない試合だった。ウルリヒはネッツよりいいかもと思った。
早くもポカールが終戦となり、リーグ戦もまだ負けが先行している状態。週末のブレーメン戦でしっかり勝ち点3を積み上げ、星を五分に戻したうえで今後のことを考えたいが、率直にいえば監督替えてほしい。ていうかそもそもなんで今季セオアネ監督留任させたのかまだわかってない。
やりたいことはわからなくもないが、現実に試合に勝って勝ち点を積み上げて行くという仕事ができてない。ここから持ち直せばいいが、ポカールも敗退し、リーグ戦でもいつまでも借金街道を行くようなら早々に思いきりたい。
ゲラルド・セオアネ監督談話
「敗退はとても腹立たしい。我々自身たいへんがっかりしているし、現地まで来てくれたファン、家で見守ってくれたファンに申しわけない。2年続けて有利な状況を生かせなかったと考えている。レッドカードまではとてもうまく戦っていたし、試合をきちんとコントロールできていたと思う。相手を退場に追いこんだプレーも、プレスからの逃れ方として象徴的だった。レッドカードが出てからはゲームプランと方向づけが変わってしまった。我々が数的優位だった75分間、攻撃でも守備でもミスがあり、フランクフルトにそこをねらわれた。ボール保持のときにしっかり我慢できなかったことが悔やまれる。1-1になったあと、あまりに急いでリスクを取りに行ってしまい、幅をうまく使えなくなって決定機を見つけることができなかった」
この日も3rdの黒ユニ。ホームのフランクフルトがなんか白を着てたので、普通に2ndの緑でいいんじゃないかと思ったが今季は黒優先なのか。昨季はほとんど黒着てくれなかったのに。
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