フットボール・クレイジー
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2024年11月03日 00:29
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【DFBポカール】フランクフルト 2-1 グラードバッハ
■ 2024年10月30日(水) 18:00キックオフ
■ Deutsche-Bank-Park (Frankfurt)
日本時間なら木曜日未明の試合。早く起きて出勤前に見ようかとも思ったがそこまでの気力も出てこず結局金曜日の夜にDAZNで見た。まあポカールの2回戦をDAZNで中継してくれるだけでもありがたい。
リーグ戦ではホームでハイデンハイムに勝ち、アウェイでもマインツから勝ち点1を奪った流れからのポカール。相手は今季すでにリーグ戦で1敗を喫しているフランクフルト。なんとか次のラウンドにコマを進めたいが厳しい戦いが予想される。
週央のカップ戦とあってマインツ戦から一部をターンオーバー。ウルリヒを左ウィングバックで先発起用したほか、ノイハウスがインサイドハーフで先発、ライナー、プレア、ハックがベンチスタートとなった。ヴァイグルをアンカーに置いた3バックの布陣に。
布陣
ニコラス
スカリー 板倉 フリードリヒ
ヴァイグル
オノラ ノイハウス シュテーガー ザンダー ウルリヒ
クラインディーンスト
前半
序盤はともに積極的にボールにアプローチし先制点をねらいに行くテンションの高い入りになる。1分、クラインディーンストからのクロスに中央でシュテーガーが頭で合わせたがクラインディーンストのファウルがあったとの判定。ボールはバーの上に。
15分、ウルリヒがボールを追って裏に抜け、切りかえしたところで倒れた敵DFが手でボールを扱い、ハンドの判定に。決定的な得点機の阻止として退場となる。早い時間帯にグラードバッハが一人多い状況となる。
17分、これで得たFKをヴァイグルがけるが壁に当たり、こぼれ球に詰めたがヒットせずGKにセーブされた。
その後は自陣でブロックを形成し守りを固めるフランクフルトに対してグラードバッハがボールを保持して攻撃をしかける展開になるが、フランクフルトの固い守備に対してこれをこじ開けるアイデアがなく時間が過ぎて行く。
31分、オノラが右サイドから上げたクロスにファーのクラインディーンストがフリーでヘディングするが枠をとらえきれず。枠に飛んでいれば1点モノだったが絶好機を逃す。35分にはウルリヒがエリア内からねらったがDFがブロック。43分にはCKからザンダー、ノイハウスがシュートを放ったがいずれもDFにブロックされた。
スコアレスで前半終了かと思われた45+2分、敵陣ペナルティエリアで失ったボールを素早く前線に展開されカウンターを食らう。敵FWにソロで持ちあがられ、フリードリヒが対応したが入れかわられてそのまま流しこまれ失点、0-1と先制を許してハーフタイムとなった。数的優位を生かせず逆にカウンターから失点しての折り返しに。
後半
立ち上がりの46分、オノラからのクロスを受けたウルリヒがダイレクトでねらったが敵DFがブロック。47分、これで得たCKをシュテーガーがけると、ゴール前で混戦となり、クラインディーンストが頭で落としたボールを板倉がダイレクトボレーでけりこんでゴール。週末のリーグ戦に続く板倉のゴールで1-1と同点に追いつく。
さらに49分にはオノラのカウンターはやりきれなかったが、ここからのボールを受けたノイハウスが放ったシュートはわずかにゴール右にはずれた。53分にはザンダーのミドルがGKにセーブされ、こぼれ球からウルリヒがループでゴールをねらったがこれもGKが指先でバーに逃れる。この局面で決めておきたかった。
その後も62分にはゴール前での混戦からオノラが角度のないところから狙ったが枠におさまらず。69分、ノイハウスとウルリヒに代えてハックとライナーを投入、スカリーを左SBにスライドしての4-2-3-1に変更したか。
しかし直後の70分、ゴール前に持ちこまれシュートを打たれる。一度はヴァイグルがブロックしたが、こぼれ球を拾った敵FWにゴール至近からけりこまれ失点、1-2と勝ち越しを許してしまった。狭い場所だったがキックフェイントでコースをつくられた。
数的優位を得ながら再び追う立場になったグラードバッハは引き続き前に出る。78分、ザンダーとオノラに代えてプレアとチュヴァンチャラを投入。80分にはプレアがミドルをねらったがGKにセーブされる。
86分、スカリーに代えてエングムを投入、ハックがウィングバックに下がったか。89分、エングムがミドルをねらうがわずかにバーの上。その後も最後までゴールをねらいに行ったが決めきれず、1-2で試合終了。2回戦敗退となった。
戦評
早い時間帯に数的優位を得てボールを持ち押しこんだが守りを固めるフランクフルトのゴールを攻略できず、前半にカウンターから先制を許す。後半開始早々にいったん追いついたが、終盤に突きはなされそのまま追いつけず、数的優位を生かせなかった。
シュート数19-14、CK6-2、ポゼッション60-40と数を恃んで押しこんだが、退場で数が少なくなったらこう戦うという教科書どおりにブロックを固めカウンターの機会をうかがったフランクフルトに戦略負けしたというべき。
マインツ戦、この試合と板倉の2ゴールしか得点がないのも情けないが、いずれにしても戦い方に工夫がなく、チャレンジは続けたがセットプレー崩れでしかゴールできないのでは勝機は薄い。この試合も結局一度もリードできなかったわけで、それではどうやっても勝ち抜けはできない。
ウルリヒやノイハウスなど起用された選手は期待に応える働きをしたと思うし、個々の選手は愚直にプレーしていると思うが、それを結果に向けてマネージして行く力の不足をあいかわらず感じずにはいられない試合だった。ウルリヒはネッツよりいいかもと思った。
早くもポカールが終戦となり、リーグ戦もまだ負けが先行している状態。週末のブレーメン戦でしっかり勝ち点3を積み上げ、星を五分に戻したうえで今後のことを考えたいが、率直にいえば監督替えてほしい。ていうかそもそもなんで今季セオアネ監督留任させたのかまだわかってない。
やりたいことはわからなくもないが、現実に試合に勝って勝ち点を積み上げて行くという仕事ができてない。ここから持ち直せばいいが、ポカールも敗退し、リーグ戦でもいつまでも借金街道を行くようなら早々に思いきりたい。
ゲラルド・セオアネ監督談話
「敗退はとても腹立たしい。我々自身たいへんがっかりしているし、現地まで来てくれたファン、家で見守ってくれたファンに申しわけない。2年続けて有利な状況を生かせなかったと考えている。レッドカードまではとてもうまく戦っていたし、試合をきちんとコントロールできていたと思う。相手を退場に追いこんだプレーも、プレスからの逃れ方として象徴的だった。レッドカードが出てからはゲームプランと方向づけが変わってしまった。我々が数的優位だった75分間、攻撃でも守備でもミスがあり、フランクフルトにそこをねらわれた。ボール保持のときにしっかり我慢できなかったことが悔やまれる。1-1になったあと、あまりに急いでリスクを取りに行ってしまい、幅をうまく使えなくなって決定機を見つけることができなかった」
この日も3rdの黒ユニ。ホームのフランクフルトがなんか白を着てたので、普通に2ndの緑でいいんじゃないかと思ったが今季は黒優先なのか。昨季はほとんど黒着てくれなかったのに。
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Borussia M'Gladbach
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DFBポカール
2024年03月15日 23:11
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【DFBポカール準々決勝】ザールブリュッケン 2-1 グラードバッハ
■ 2024年3月12日(火) 20:30キックオフ
■ Ludwigsparkstadion (Saarbrucken)
大雨かなんかで延期になったDFBポカール準々決勝。水曜日の未明4時半キックオフだったがさすがに起きられず(むしろその日は寝過ごした)、結局木曜日の夜にDAZNで見たが、その前に結果を知ってしまっていた。
週央の試合ということでメンバーは一部ターンオーバー、板倉、フリードリヒ、ハック、ライツが先発し、3バックでのスタートとなった。
ニコラス
エルヴェディ 板倉 フリードリヒ
オノラ ヴァイグル ネッツ
ライツ ノイハウス
ジーバチュ ハック
激しい雨のなかでのキックオフになった。試合が動いたのは早くも8分、オノラがノイハウスからのパスを受けて裏に抜け出し、深いところからエリア内にマイナスを折り返すと、走りこんだハックがこれをダイレクトでけりこんでゴール。グラードバッハが1-0と先制する。これは楽勝かと思わせるコンビネーションだった。
ところが直後の11分、エリア内で敵のスルーパスを板倉が引っかけたが、このこぼれ球が敵にわたりシュートを放たれる。これが決まりあっという間に1-1の同点になってしまう。試合は振りだしに戻った。
その後はグラードバッハが圧倒的にボールを支配、何度もチャンスを作るが決めきれない。14分にはライツが高い位置でボールを奪って単騎でエリアに持ちこむがDFに対応されシュートを打てず。
18分には持ちあがったノイハウスがそのままシュートを放つが敵GKがセーブ、こぼれ球をハックが落とし、オノラがダイレクトで狙うが戦場でクリアされる。21分にはオノラのクロスにふたたびハックが合わせるがバーの上に。
グラードバッハが主導権を握って敵陣で試合を進めるが、ザールブリュッケンのコンパクトな布陣をこじ開けるのに手を焼きゴールは遠い。1-1の同点のまま前半を終了。リードして折り返したかったが勝負は後半に。早い時間帯に勝ち越したい。
後半に入ってもグラードバッハの優位は動かず、ボールを握って攻撃をしかけるがゴール前を固めるザールブリュッケンを攻略できない。試合は次第に膠着する。
69分、ハックとライツに代えてエングムとコネを投入。これによって前線に動きが生れるが得点には至らない。延長、PK上等という戦略も窺える格下相手にむずかしい戦いを強いられている。
82分、エルヴェディとネッツに代えてスカリーとライナーを投入、ライナーを右SB、スカリーを左SBに配した4バックにフォーメーションを変更し、オノラを高い位置に置いて打開を試みるがしかけられるスペースがない。
するとアディショナルタイムに入った90+3分、ヴァイグルのパスをカットされ、そこから一気にカウンターを受ける。右サイドから流しこまれたクロスを処理しきれず、ファーに流れたところを押しこまれ失点、1-2と土壇場で逆転されてしまう。
この状況からの反撃はむずかしく、結局1-2で試合終了。DFBポカールは準々決勝敗退となった。
早々に先制したが直後に追いつかれ、そこからはチャンスを作るものの敵のDFに抑えられてゴールを決められない時間帯が続いた。延長も見え始めたタイミングでカウンターから決められたことは残念だが、チャンスを作りながら勝ち越せなかったことが敗因となった。
数字を見ればシュート数21-10、CK9-2、ポゼッション73-27と圧倒的に試合を優位に進めたことが表れているが、結果はそのとおりにならないこともある。攻め続けたが最後のワンチャンでやられた。
オノラのサイド突破を武器にしっかり動けたとは思うが、自陣でブロックを作る相手を攻略するのはむずかしい。どこで手数と時間をかけてこじ開けに行くかという意思統一がなされず、手なりで攻め続けて時間を使ってしまった感。同点のまま終盤に行けば1点で勝負が決まるのは当然だ。
これでポカールは準々決勝敗退となった。リードしながら勝ち点を確保できない今季の悪いクセはトーナメントでは致命的。これでリーグ戦に集中するしかないが、課題は大きいということがわかる試合だった。
ゲラルド・セオアネ監督談話:
「ポカールで負けたときがいつもそうであるように落胆は非常に大きい。決勝が近づけば近づくほど、敗退した時の落胆も大きくなる。この敗退は我々自身が受け止めなければならない。なぜなら開始から守備は一貫していたし、我々が作ったチャンスのときにはっきりと明確にプレーすることができていなかったからだ。我々のフィニッシュには必要な明確さが間違いなく欠けていた。後半に入ると、一対一でも、クロスでも、セットプレーでも深いブロックを突破することができなかった。もちろんファンもがっかりしているだろうが、我々自身もだ」
スイカユニだった。
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Borussia M'Gladbach
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DFBポカール
2023年12月09日 22:17
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【DFBポカール3回戦】グラードバッハ 1-0 ヴォルフスブルク
■ 2023年12月5日(火) 20:45キックオフ
■ Borussia-Park
平日の早朝5時前のキックオフなのでもうリアタイはあきらめて、仕事が終わって家に帰ってからDAZNで見た。日中はTwitter(現X)とかふつうに見てたけど、幸い試合結果を不用意に知ってしまうことなく夜まで過ごせたのはよかった。というかポカールの試合があたりまえのようにDAZNで見られること自体がかつては考えられなかった。
対戦相手はリーグ戦でも対戦したばかりのヴォルフスブルクで、そのときもホームで4-0と快勝している。直近のリーグ戦もホフェンハイムに2-1で競り勝っており、いいイメージで次のラウンド(準々決勝)にコマを進めたい。
週央の試合ということでいくつかのポジションでターン・オーバーを実施。リーグ戦をケガで欠場していたヴァイグル、チュヴァンチャラが先発、またキアロディアが公式戦初の先発出場となった。
ニコラス
スカリー エルヴェディ キアロディア
ヴァイグル
オノラ ライツ クラマー ネッツ
チュヴァンチャラ プレア
立ち上がりからグラードバッハがボールを握り攻撃をしかける流れになる。7分、スカリーの右サイドからのクロスがエリア内でDFに当たり、エリア前にこぼれたところをクラマーがダイレクトでミドルをねらうが枠をとらえきれず。
オノラを裏に走らせ右サイドから中央に放りこむ形でなんどかチャンスを作るものの、ヴォルフスブルクも中央はしっかり固めており決定機にはならない。一進一退の攻防となるが試合全体の主導権はグラードバッハが握っているように見える。
37分には左サイドのネッツからのボールが逆サイドのオノラにわたり、オノラが落としたボールにスカリーがミドル・シュートを放ったがこれも枠におさまらず。どちらも大きなリスクは冒さずスコアレスで前半を終えた。
後半立ち上がりにビッグ・チャンス。49分、オノラがCKからのサインプレーで後方のヴァイグルにボールを出したがヴァイグルのシュートは敵GKにセーブされる。こぼれ球をプレアが詰めるがこれもGKがさわり、ゴール前でキアロディアの前にこぼれる。流しこむだけだったが力が入りキアロディアのシュートはバーの上に。プレアがオフサイドだったので入っていてもノー・ゴールだったが。
その後は大きな見せ場がなく時計が進む。60分、傷んだ様子のチュヴァンチャラに代えてエングムを投入、そのままトップに入った。71分、オノラの右サイドからのクロスをファーで受けたクラマーが角度のないところからループ・シュートをねらうがGKがキャッチ。
81分、クラマーとライツに代えてハックとコネを投入。ネッツを左SBにした4-4-2にシフトしたように見えた。終盤、いくつかヴォルフスブルクに絶好機を作られるが、ニコラスの好セーブがあり失点を免れる。90分を戦ったが0-0のままで延長戦となった。
延長はヴォルフスブルクが攻勢となるがグラードバッハの守備は固く拮抗した展開に。97分、オノラとエルヴェディに代えてノイハウスとフリードリヒを投入。エルヴェディも傷んだ様子。101分、ネッツ、プレアとつないだボールをエリア内で受けたハックがシュートを放つが敵DFがブロック。ともにゴールはなく延長後半へ。
引き続きヴォルフスブルクが優位でグラードバッハは守備からのカウンターをねらう流れに。しかしチャンスは多くなく、起点が低いためなかなか自陣からボールを持ち出せない。
このままPK戦かと思われた120分、コネが中盤で敵のパスをカット、エングムの落としを受けたノイハウスがゴールライン際からエリアに入りこみ、ファーへ浮かせたラスト・パス。これをコネが頭で押しこんでゴール。土壇場で劇的な決勝点を挙げ、1-0でグラードバッハがヴォルフスブルクに競り勝った。
序盤はグラードバッハが主導権を握ったがその後試合は拮抗した展開となり、数少ない好機にも決めきれず。終盤から延長はヴォルフスブルクの攻撃を受けたがしのぎ、最後の最後にカウンターをやりきってなんとか勝ち抜けた。消耗戦だった。
何人か選手を入れ替えながらの試合となったが、オノラ、プレア、ライツらリーグ戦でも中心になっている選手らがチームを支えた。一発勝負のトーナメントなので慎重になった部分も互いにあり、固い試合になってしまったが、守備に破綻をきたすことなく粘り強く戦えたことは収穫だった。
シュート数11-14、CK9-8、ポゼッション50-50とどちらに転んでもおかしくない試合だったが、そういう試合に勝てたことが大きい。週央に120分を戦いコンディション的にはキツいが、リーグ戦にもポジティブに影響するのではないかと思う。
DFBポカールの準々決勝は1月末から2月、8クラブのうち一部リーグ所属はグラードバッハのほかレバークーゼン、VfBと三つだけ。どこと当たるかはまだわからないが、今季のポカールは波乱含みでなにか面白いことが起こるかもしれない。
ちなみに他の5クラブはカイザースラウテルン、デュッセルドルフ、ザンクト・パウリ、ザールブリュッケン、ヘルタ。デュッセルドルフとのダービーも面白いかもしれない。組合せ抽選は週末に行われる。
ゲラルド・セオアネ監督談話:
「この勝利は嬉しすぎる。非常に戦術的な試合で、我々は深く守り素早く切り替えることを何度も試みた。長い時間我々はよく守ったが、合計120分のなかではもちろんいくつか明らかなゴールのチャンスを作られた。ヴォルフスブルクはいいゴールのチャンスを作っており、そのことに異論はない。それでも私は私のチームに大きく称賛したい。彼らがフィールドでどれだけハートを見せたか、どれだけの情熱でプレーしたか。そして今日も観客も称賛したい。我々とともに耐え、ここぞというときに支えてくれた」
ホームゲームだったがポカールということもあってか白黒のサード・ユニを着てくれたのは嬉しかった。
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Borussia M'Gladbach
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DFBポカール
2023年11月03日 19:49
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【DFBポカール2回戦】グラードバッハ 3-1 ハイデンハイム
■ 2023年10月31日(火) 20:45キックオフ
■ Borussia-Park
同じ相手と中二日で対戦することとなったDFBポカール2回戦。板倉のおかげでDAZN中継があるが肝心の本人は足首の手術ということで離脱中。もしかしたら年内は出られないかもしれない。まあ、しっかり治してほしい。水曜日の夜に時差視聴。
直前のリーグ戦からは一部のメンバーをターンオーバー、リーグ戦では出場停止中のコネや移籍後初先発となるハックらを先発起用した。代わってプレア、オノラがベンチ・スタートに。
ニコラス
スカリー エルヴェディ ヴェバー ネッツ
ヴァイグル
ライツ コネ
エングム ヨーダン ハック
試合は立ち上がりから動いた。積極的に試合に入ったグラードバッハは、3分、ハックの右CKに中央でヨーダンが左足で合わせ、これが敵DFにも当たって微妙にコースも変わりゴールに。幸先のいいゴールで早くも1-0と先制した。
さらに9分、コネからのパスを受けて右サイドの深いところまで入りこんだエングムが、敵DFを巧みにかわしてゴールライン際からゴール前にマイナスのラスト・パスを入れると、ヨーダンがこれにダイレクトで合わせてゴール。2-0とリードを広げる。
ヨーダンの2ゴールで流れをつかんだグラードバッハはリスクを負うことなく、やや下がりめでハイデンハイムの攻撃をいなしつつ機会があればカウンター気味に追加点を狙いに行く展開となる。ハイデンハイムは精度を欠き大きなチャンスを作れない。
すると44分、左サイドでボールを持ったネッツがゴール前にクロス・ボールを放りこむと、ニアでハックがヘディング、これがファーに決まって3-0に。前半終了間際に大きな追加点を得て試合の流れを固いものにした。
ハイデンハイムは後半から4人を交替し反撃に出ようとしたが試合の流れは変わらず。ポゼッションはハイデンハイムに譲りながらもゴール前はしっかり固め、奪ったボールはヨーダンに当てて押し上げるスタイルでグラードバッハが引き続き主導権を握る。
とはいえグラードバッハの決定機も多くはなく、個の力では上回るもののダメ押しのゴールは決められない。65分、ヴァイグル、ライツ、ヨーダンに代えてクラマー、ノイハウス、チュヴァンチャラを投入。それぞれそのままポジションを引き継ぐ形に。
さらに76分にはヴェバー、エングムにかえてキアロディア、プレアを投入。しかし直後の78分、敵のショート・コーナーから角度を変えて放りこまれたボールに頭で合わされ失点、3-1と2点差にされる。大外で敵FWをフリーにしてしまった。
しかしその後もハイデンハイムにボールは持たせながらも試合の流れは手ばなさず、しっかり試合を殺してリードを守りきり、3-1でリーグ戦に続いて同じ相手に二連勝となった。
立ち上がりにたて続けにゴールを奪ったことから試合運びに余裕ができ、前半終了間際の追加点もあって危なげのなく時計を進めた。終盤にセット・プレーから1点を返されたが、あわてることなく試合をクローズ、ポカール3回戦にコマを進めることができた。
シュート数14-5、CK6-4、ポゼッション48-52とボール保持はハイデンハイム優位だが実質的に試合を支配したのがグラードバッハだったことがわかる。もう少しハイデンハイムのポゼッションが高いかと思ったがそうでもなかった。
ハック、エングム、キアロディアといった出場機会を求めている選手にチャンスを与える一方で、出ずっぱりとなっているヴァイグル、ヴェバー、オノラといったレギュラーや毎試合負荷のかかっているプレアらには配慮した起用。
なんといっても序盤のヨーダンの2ゴールが効いて、あとは地力の差で勝ちきった試合という印象。この公式戦2連勝で得たいい流れを手ばなさず、リーグ戦でのパフォーマンスを上向きにして行きたいところだが。
早くにリードを奪ったこともあってかこの試合もカウンター主体の攻撃が多く、セオアネ監督がどういう攻撃のビジョンを持っているのかいまだにちょっとわからない感じ。開幕前はもう少しダイナミックな押し上げが見られた気がしたが。
いずれにしても失点が多いのは間違いなく、この試合も本来ならクリーン・シートで終りたかった。どちらかといえば相手との力の差に助けられた部分が大きく、課題も残り、チーム戦術への落としこみは道半ばで手ばなしでは喜べない勝利。
ポカールの3回戦は12月上旬に行われる。残っている16クラブのうち、一部のクラブは6つだけ。我々も足元をすくわれないように気をつけなければ。
ゲラルド・セオアネ監督談話:
「もちろん試合をうまく始められたことで非常に有利になった。二つの早い時間帯のゴールが大きな自信の上乗せとなった。観客もいい奮起をつくってくれて、それがチームにも大きなエネルギーを与えた。前半は非常にいい気分でやれた。3-0でハーフタイムに入れば、後半が前半とまったく同じようにならないのは明らかだ。そのために我々は少しばかり気をつけた。しかし重要なのはポカールで次のラウンドに進んだということだ」
この日はホームだがサード・ユニだったのがよかった。あとノイハウスの髪が伸びていた。
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Borussia M'Gladbach
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DFBポカール
2023年08月12日 14:05
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【DFBポカール1回戦】ベルゼンブリュック 0-7 グラードバッハ
■ 2023年8月11日(金) 18:00キックオフ
■ Bremer Brucke (Osnabruck)
2023/24シーズン最初の公式戦となるDFBポカールの1回戦は、五部に相当するオーバーリーガ・ニーダーザクセンに属するTuSベルゼンブリュックと敵地での対戦。板倉がいるおかげでポカール1回戦でもDAZNで中継があるのがありがたい。土曜日に早起きして追っかけ視聴した。
グラードバッハはシュティンドル、テュラム、ベンゼバイニに加え残留を見こんでいたホフマンまでが移籍、またファルケ監督を一シーズン限りで解任し後任にセオアネ監督が就任した。一方でチェコ代表のチュヴァンチャラ、オーストリア代表のヴェバー、アルメニア代表のラノスらのほか、オノラ、ハック、キアロディアらの即戦力を獲得、プレシーズン・マッチでは無敗とまずまずの仕上がりを見せている。
この試合では新戦力を積極的に起用した他、板倉はコネ、クラマーら負傷者が相次いだ関係でボランチで先発、負傷明けのノイハウス(今季から背番号を10に変更)、移籍の報があるエルヴェディはベンチ・スタートとなった。
オムリン
スカリー フリードリヒ ヴェバー ネッツ
ヴァイグル 板倉
オノラ プレア エングム
チュヴァンチャラ
ベルゼンブリュックは立ち上がりからモラル高くハイプレスを敢行、グラードバッハの中盤から最終ラインに時間を与えずボールを奪いきりショート・カウンターからゴールを陥れようとする。2分、エリアに侵入され、落としから鋭いシュートを打たれるがオムリンがセーブ、こぼれ球に詰められたがこれもブロックして難を逃れる。
その後も前がかりにアプローチしてくるベルゼンブリュックに対し、グラードバッハは徐々にボールを動かせるようになり、プレスをかいくぐって前線にパスが出始める。9分、オノラが右サイドを裏に抜け、中央に丁寧な戻しを入れるがフリーのプレアがダイレクトで放ったシュートは枠の左に外れる。
15分過ぎからはベルゼンブリュックのプレスがややマイルドになり、地力の差がはっきりしてくる。22分、右サイドで奪ったボールを持ちあがったプレアが中央のチュヴァンチャラに落とすと、さらにこれを左サイドから侵入したオノラに渡し、オノラがダイレクトでシュートを放つ。これが敵DFに当たってゴールに入りグラードバッハが1-0と先制する。シュートは枠に飛んでいたためオノラの得点となった。
26分にはFKからヴェバーがシュートを放つがポストをヒット、こぼれ球にチュヴァンチャラが詰めるが枠に飛ばず追加点のチャンスを逃す。
しかし27分、プレアからパスを受けたエングムが左サイドから切れこんでシュート。これが決まり2-0とリードを広げる。32分にはスルー・パスを受けて左サイドを縦に抜けたエングムが深いところから中央に戻したボールをチュヴァンチャラがニアで引っかけゴール、3-0とした。
3分後の35分、右サイドを上がったオノラから中央でパスを受けたチュヴァンチャラがチップ・キックでループ・シュートを放ち、GKの頭を越えてゴールに。15分足らずのあいだにたて続けのゴールで4-0となり、試合はほぼ決まった感があった。
その後もエングム、チュヴァンチャラがチャンスを作ったが取り疲れで集中力を欠いたか決めきれず、4-0で前半を終えた。
後半から板倉に代えてノイハウスをボランチに投入。すでにほぼ試合を決め、ムリをする必要のないグラードバッハに対してベルゼンブリュックは前がかりに攻めるが守備も集中しておりゴールは許さない。
56分、ロング・ボールを前線で収めたオノラがGKとの一対一を冷静に流しこみゴール。5-0とリードを広げる。その後はやや動意を欠く展開となり互いに大きなチャンスもなく時計が進む。
72分、エングム、チュヴァンチャラ、オノラ、フリードリヒに代えてラノス、ハック、キアロディア、ヤンチュケを投入。ラノスとプレアを2トップにし、左SHにキアロディア、右SHにハックを置いた4-4-2に移行したか。
すると77分、ラノスからパスを受けたハックが左サイドの角度のないところからループ・シュートを流しこみゴール、6-0とする。その後もフレッシュな交代選手を中心にチャンスを作る。89分にはラノスが決めて7-0に。試合はアディショナル・タイムを取らず時間通りに終わり、グラードバッハが圧勝で2回戦進出を決めた。
立ち上がりこそ想定以上のベルゼンブリュックの出足に押されたが、時間の経過とともにあるべきところに落ち着いた。前半で息ぎれせず、後半にも追加点を取りながらクリーン・シートを達成した。数字的にもシュート数23-7、CK6-4、ポゼッション59-41とベルゼンブリュックを圧倒した。すごく頑張ったのに自分ではゴールを決められなかったプレアがかわいそうだった。
格下相手のカップ戦であり、この試合だけでなにかが言えるわけではないが、チュヴァンチャラ、オノラといった新戦力がしっかり機能したのは頼もしく、リーグ戦にも期待のもてる結果だった。
板倉については後半最終ラインで試すなどもしてほしかったが、前半は敵のボールをしっかり狩りとって的確なところに供給し存在感は大きかった。最終ラインにはヴェバーが入っており、エルヴェディが移籍したとしてもフリードリヒを交えた競争になる。ボランチもノイハウスに加えケガのコネ、クラマーが戻ると競争は激しくなることが目に見えており、今季の使われ方は気になる。
10番を背負ったノイハウスは後半だけのプレーだったがフィニッシュの意識もあって好印象。中盤の核となることを期待したい。ヴァイグルが相変わらず素晴らしいので、その隣りをめぐってのポジション争いになるのではないか。
リーグ戦は来週の土曜日、アウェイでのアウグスブルク戦で開幕する。
ゲラルド・セオアネ監督談話:
「今日はまさにフットボールのお祭りだった。満員のスタジアム、素晴らしい雰囲気、たくさんのゴール前でのプレーとたくさんのゴール。我々は自分たちの戦い方をつかむまでに少し時間がかかったがそこからはしっかり危険なチームになった。我々はウィングをうなく使うことができたし、そこから最終ラインにたどり着いたと思う。敵に力の足りない部分があり、我々はスペースがあった。ゴール前でいくつもシーンがあり、そのうちのいくつかは非常にうまく生かすことができたが、そうできなかったものもあった。相手に対しては、取り組みだけではなく今日見せてくれたプレーの質にも賞賛を贈りたい。彼らは勇気をもって戦い、いくつかの局面では我々は十分捕まえきれなかった。我々にはまだまだたくさんやらねばならないことがある」
注文している今季のユニがまだ届かない。
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Borussia M'Gladbach
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DFBポカール
2022年10月20日 00:45
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【DFBポカール2回戦】ダルムシュタット 2-1 グラードバッハ
■2022年10月18日(火) 20:45キックオフ
■Merck-Stadion am Bollenfalltor (Darmstadt)
日本時間では水曜日未明の試合。早起きして出勤前に見ようかとも思ったけど起きられず、仕事を終えて家に帰ってからDAZNで見たが、昼の間にツイッターで結果を知ってしまった。やはりがんばって朝イチで見ないとダメだな。
ポカール2回戦の相手は二部首位のダルムシュタット。シュティンドルとベンゼバイニに代えてエングムとネッツを起用した他は週末のヴォルフスブルク戦と同じ布陣となった。
ゾマー
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ネッツ
ヴァイグル コネ
エングム ホフマン プレア
テュラム
試合は立ち上がりからダルムシュタットが優位に。グラードバッハは自陣からパスをつないで押し上げようとするが、強度の高いダルムシュタットのプレスに遭い、ハーフウェイまででつぶされるケースが散見される。
4分、ゴール前でのハイボールをフリーでキャッチしたゾマーが左足を捻挫、治療を受けていったんはプレーを続けたが、13分、再びジャンプした際にそのまま座りこみ、プレー続行不可となってジペルと交代する。想定外の事態となる。
その後もグラードバッハは球際で勝てず、組み立てがしっかり整理されたダルムシュタットに押しこまれる時間が続く。23分、中央から左サイドに出されたボールから再び中央に折り返され、それをファーで流しこまれ失点、0-1と先制を許す。ゾマーなら、は言うたらあかん。
25分、ホフマンが敵との競り合いで肩から落ち治療を受ける。プレーは継続するが落ちたときの様子が悪く懸念が残る。その後はダルムシュタットがリードを得たことでグラードバッハのターンとなるが攻めきれず。
37分、プレアとのコンビネーションで裏に抜けたテュラムがGKと一対一になりこれをかわして流しこもうとするが時間がかかってしまい敵DFにギリでクリアされる。40分にはエングムが右サイドでフリーになりシュートを放つが敵GKがセーブ。
41分にはプレアがエリア手前からミドル・シュートを放つがこれも敵GKにセーブされる。0-1とビハインドを背負って前半を終えた。
後半からホフマンに代えてシュティンドルを投入、そのままトップ下に入る。48分、プレアからのパスを受けたネッツが左サイドから切れこんでシュート、これがファーに決まって1-1と同点に。
52分にはテュラムがエリア内で敵DFからユニを引っ張られて倒れるが笛は鳴らず。VARはないのであった。その後はオープンな展開になり互いにしかけ合うがどちらも決定力を欠く。本来ならこのへんから地力の差が出始めるのだが主導権を取りきれない。
79分、ジペルのゴール・キックを自陣でカットされ、そのまま敵FWにパスを出される。エルヴェディが競ったが止めきれず、ポストに当たって入るシュートを許し1-2と勝ち越される。ジペルを責めるのは酷だが残念な失点。
82分、ネッツとエングムに代えてベンゼバイニとボルゲス・サンチェスを投入、それぞれそのままの位置に入る。さらに84分にはスカリーに代えてヘアマンを投入。おそらくは3バックにしてヘアマンは右のウィング・バック的な位置に入ったか。左はだれだ?
90分、プレアからのパスをヘアマンが右の裏で受け、ワントラップからゴールに鋭いシュートを放ったが敵GKがセーブ。大きなチャンスだったが決めきれず。最大のチャンスだったが。
結局4分のアディショナル・タイムでも追いつけず、1-2で今季のポカールは2回戦敗退となった。
キックオフからダルムシュタットの整理されたプレスと攻撃に押され主導権を握れないまま時間が流れて行った印象だった。シュート数9-15、CK5-6、ポゼッション57-43と、時間帯によってはボールは支配したものの、試合全体としてはシュート数が示す通り押し負けた印象だった。
ダルムシュタットは攻守によく整理されており、またグラードバッハの攻撃の型をかなりしっかりスカウティングしたことが窺われた。地力ではグラードバッハが上回っていたと思うが、ダルムシュタットも二部で首位だけあって、そこまで圧倒的な差があったわけでもなかったと思う。
ポカールで2回戦敗退となったのみならず、ゾマー、ホフマンというキー・プレイヤーが負傷退場というショッキングな試合でダメージは大きい。ホフマンについてはまずは欠場だがワールドカップには問題ないという監督コメントが出ているが、ゾマーも心配だし、残念な結果になった試合だった。
収穫はエングムが何度かいい動きを見せたことで、時間を与えればこれくらいのことはできるというのがわかった。試合で使うことで伸びるのではないかと思うし、リーグ戦でも先発で見てみたいと思った。ネッツも悪くなかった。
すぐにまた週末のリーグ戦があるので切りかえて行くしかない。早起きしなくてよかったかもしれない。
ダニエル・ファルケ監督談話:
「非常に落胆している。どうしても次のラウンドに進みたかったができなかった。最初の20分間、ダルムシュタットは攻撃時非常にアグレッシブで我々は切り替えが遅く、あまりにもたくさん守備時の競り合いで後れをとった。そのため彼らは流れを彼らの側に引っ張りこみ、この局面で妥当な先制点を挙げた。それに対する私のチームの反応についてはまったく異論はない。彼らは自らを見失わず、いくつものいいチャンスを作りだした。ハーフタイムのあとも我々は引き続き我慢づよさを失わず、同点にすることができた。そのあと、我々には最後のところがやりきれないシーンが5つか6つあった。こうしたシーンでしっかりリードできなくてもなんとか試合に勝ちたいのであれば、守備でミスをしないことが必須だが、それがうまく行かなかった。ダルムシュタットは我々のリスタートのミスを見逃さず2-1にし、それが最終的に試合を決めた。我々は終盤再びすべてを試みたが、相手は気合いの入った守備でリードを最後まで守り通した。この敗戦は受け入れなければならない」
コメントが長い。ダルムシュタットはかつて一回行ったことがあるが何もない街だったな。
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DFBポカール
2022年08月01日 22:11
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【DFBポカール1回戦】オーバーアヘルン 1-9 グラードバッハ
■2022年7月31日(日) 15:30キックオフ
■Dreisamstadion (Freiburg)
今季最初の公式戦。先週はテストマッチということでレアル・ソシエダと対戦したが、今週はDFBポカールの1回戦でオーバーリーガ(5部相当)のオーバーアヘルンとの試合。
ゾマーが足に問題あって欠場、ジペルもコロナということでニコラスがゴールを守る。板倉はテストマッチと同様CBで先発、その他のメンバーは概ね昨季と同じ感じになった。
ニコラス
スカリー 板倉 エルヴェディ ベンゼバイニ
クラマー ノイハウス
ホフマン シュティンドル プレア
テュラム
明らかに力の差があるチームとの戦いになる。2分、プレアからのパスをシュティンドルがワンタッチで前線にフリック、これを受けたテュラムがGKの股を抜くシュートを決めて早くも1-0と先制。ああ、今日はそういうゲームになるんだなあという先制点。
オーバーアヘルンもカウンターからチャンスを作ったが散発に終わる。22分、スカリーが右サイドで縦に出したボールを受けたホフマンが中央にクロスを入れるとテュラムが合わせてゴール。2-0とリードを広げる。
さらに36分、シュティンドルのスルー・パスを受けて裏に抜けたテュラムがGKをかわして丁寧にゴールにボールを持ちこみ3-0に。テュラムはこの時点でハットトリック達成となる。もうこの辺で試合自体は決まっている。
直後の37分には敵陣でパスを引っかけたシュティンドルが中央のホフマンにパス、ホフマンがこれを冷静に決めて4-0に。やはり実力の差がはっきり出ている。特に守備の強度、フィジカルの強さに違いを感じる。
45分、右サイドからのクロスに中央でベンゼバイニが合わせてゴール、5-0となる。急にボールが来た系だったがしっかり合わせたのがエラかった。前半アディショナル・タイムにはホフマンがプレアとのワンツーからゴール前でフリーとなり難なく流しこんで6-0に。前半を終えた。
後半立ち上がりの47分にはプレアのシュートを敵GKがはじいたところに詰めたシュティンドルが押しこんで7-0に。さらに59分にはプレアからパスを受けたスカリーが右裏に抜けてこれを受けダイレクトで放ったシュートが決まり8-0となる。
60分、足を傷めたシュティンドルに代えてヘアマンを投入、ヘアマンが右ウィングに入りホフマンがトップ下にスライドしたか。直後の61分、カウンターから敵にうまく収められて失点を喫する。これは画竜点睛を欠いた。8-1に。
75分、スカリーに代えてライナーを、76分にはベンゼバイニとホフマンに代えてネッツとライツを投入。78分には左サイドから持ち上がったテュラムからノイハウスが中央でパスを受け、敵DFにからまれながらもシュートを決めて9-1に。
82分にはプレアに代えてサンチェスを投入したが試合は結局そのまま終了、グラードバッハが9-1と大差でオーバーアヘルンをしりぞけた。
まあ、実力差が素直に出た試合で、リーグ戦開幕前のテストとしては先週のレアル・ソシエダ戦の方が緊張感もあって試された。取るべき人がチャンと取り、あとはプレアにゴールを決めさせてやりたかったが評価はちゃんと受けているだろう。
数字を見てもシュート数25-8、CK5-2、ポゼッション71-29と、に東京が終始押しこんだことがわかる。地力の違いがはっきり出た試合だった。
板倉はギンターの穴を適確に埋めることができていていい働き。エルヴェディとのコンビで中央をしっかり守ったほしいし、縦にいいパスも出ていた。
全体としてはギンターとエンボロがいなくなったのはあるものの、結局メンバーの大部分が残留してお、りどんな戦術でやるにせよ選手間の意思疎通はできそうだ。ゾマーが出遅れているのが気になるが、同じメンバーでやれるアドバンテージはある。
リーグ戦は次の週末にホフェンハイムとのホーム・ゲームで開幕する。パッとしなかった昨季よりはいい成績を望みたい。
ダニエル・ファルケ監督談話:
「ポカールで次のラウンドに進むことができてラッキーだ。もちろんこの試合では我々の方が有利と見られていたと思うが、しかし1回戦というのはいつでも難しくやりにくい課題だし、それは他の試合の結果を見るだけでわかるだろう。相手にすれば前評判の高いクラブとの今年一番の試合だし、モラルも高くこの試合に向けてずっと意識も高めてきたと思う。我々は本当にいいパフォーマンスを見せることができた。運動量が豊富で球際にも強いチームがすべてを投入してくるなかで、我々は前半に大きな勢いで6つのいいゴールを決めることができた。後半も我々はこの貪欲さを保ち、全体としては本当にいいパフォーマンスをここで見せることができた。それでもSVオーバーアヘルンには大きな賞賛があってしかるべきだ。このクラブは非常に勇気をもって試合に入り、力強く戦い、素晴らしいゴールを決めた。今日はすべての参加者にとってうまく行った日だったと思う」
インタビュー長いよ。
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DFBポカール
2022年01月20日 22:41
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【DFBポカール3回戦】ハノーファー 3-0 グラードバッハ
■2022年1月19日(水) 18:30キックオフ
■HDI Arena (Hannover)
ちょうど木曜日が在宅勤務だったので、6時半ごろに起きてDAZNで見逃し配信を見た。在宅勤務で通勤がないからその分試合を見ていられるのがいい。なによりポカールの試合が日本できちんと見られるのがありがたいが。
せっかくバイエルンに勝ってコマを進めた3回戦、しっかり突破してタイトルを狙いに行きたい。相手は二部のハノーファー。週末のレバークーゼン戦から一部のメンバーをターン・オーバーした。
ゾマー
ギンター エルヴェディ フリードリヒ
ライナー ノイハウス コネ スカリー
シュティンドル
プレア テュラム
互いに積極的に前に出る立ち上がりになったが、4分、いきなり試合が動いた。最終ラインに入った敵FWに入れられたパスを裏に落とされ、ここに走りこんだ敵FWがこれをダイレクトで振りぬきゴール。いきなり0-1とビハインドを背負う。
その後も積極的なプレッシングから手数をかけずゴールを狙いに来るハノーファーに対し、グラードバッハはボールを持たされる形で崩しを試みることとなる。12分にはテュラムの落としを拾って裏に抜けたノイハウスがシュートを放つが敵GKがセーブ。
30分過ぎ、主審が試合を止める。直前のプレーでハンドがあったかどうかのVARとなる。敵FWが放ったシュートがフリードリヒのヒジに当たったということで、OFRの結果ハンドとなりPKに。これを敵FWが決め0-2とビハインドが広がる。
確かにヒジに当たっており、身体から離れてもいたが、至近距離からのボールであり意図的に身体を大きく見せた訳でもないので敢えてハンドを取るまでもないと思ったが仕方ない。0-2で前半を終えた。
後半からテュラムとプレアに代えてエンボロとツァカリアを投入。ノイハウスが一列上がってトップ下か右のワイド・アタッカーになったと思う。
しかしまたしても立ち上がりの51分、敵陣に攻め上がったところから一気に裏へパスを出される。オフサイドかと思われた一瞬の判断の遅れもあったか敵FWの独走を許し、さすがのゾマーも止めきれず流しこまれて0-3に。リプレイで見たがギリでオフサイドではなかったか。当然VARでも検証しているのだろうから仕方ないが敗色濃厚に。
グラードバッハも前がかりに攻撃をしかけ、何度か好機を迎えるがことごとく敵GKにセーブされてゴールが奪えない。67分にはスカリーとライナーに代えてネッツとヘアマンを投入、両ウィング・バックを入れ替えて試合を活性化しようとする。
しかしその後も敵のシュートがポストをヒットするなどピンチもあり、攻めては好機を決めきれず、結局そのまま0-3で格下に完敗、ポカール敗退となった。
シュート数17-18、CK8-5、ポゼッション62-38と、ボールは支配したが得点につなぐことができなかった。内容的にそこまでひどかったとは思わないが、早い時間帯での失点で敵を流れに乗せ、さらにPKで「イケるかも」と思わせて自ら負けトラックに乗ってしまった。敵GKが当たっていたとはいえ、せめて0-2の間に1点返しておきたかった。
kickerも「ヒュッター監督は追いこまれた」と見出しにしているし、ちょっと具合の悪い試合に具合の悪い負け方をしたと思う。大金はたいて連れてきた監督だし、やってること自体が間違ってる訳ではないので今季は任せたいが、状況が許してくれるか。週末のホームでのウニオン戦は結構重要な試合になるかもしれない。
アディ・ヒュッター監督談話:
「ここにやってきたときを思えば失望は非常に大きい。全然違う展開を思い描いていた。試合の入り方はもちろん我々がまったく想定しなかったものだった。わずか開始4分、ハノーファーの最初の攻撃だったにもかかわらず我々は早くもビハインドを背負ってしまった。2-0になる前にフロリアン・ノイハウスに同点にする絶好のチャンスがあったが、その後、仕方ないとも思えるハンドでのPKを与えてしまった。その後は我々は選手交代でできることはすべてした。しかし、ハノーファーも同じようにうまくやったのであまり効果はなかった。我々はあまりにも間違ったタイミングで間違った判断をし、多くの競り合いに負け、しばしばあまりにもスローにしかプレーできなかった。それがひとつのゴールを決めることさえ上手く行かなかった理由だ。それが非常に腹立たしい」
今季のポカールは有力なクラブが軒並み負けていてタイトルのチャンスとかよけいなことを考えたのがよくなかった。
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DFBポカール
2021年10月28日 23:50
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【DFBポカール2回戦】グラードバッハ 5-0 バイエルン
■2021年10月27日(水) 20:45キックオフ
■Borussia-Park
眠いし迷ったけど前の日11時に寝て5時前に置き、DAZNで時差観戦した。ポカール2回戦はいきなりバイエルンとのぶつかり合い。週央にバイエルンとやって週末にまたリーグ戦があるというのはしんどいが、意外に相性はいいというのを信じたい。
ギンターが先発復帰、ベンゼバイニを左WBに出してバイアーが3バックの左にネッツがベンチ・スタートとなった。ケガから復帰のテュラムがベンチに入った。
ゾマー
ギンター エルヴェディ バイアー
スカリー ツァカリア コネ ベンゼバイニ
ホフマン エンボロ シュティンドル
DAZNを開いたときに、スライドバーの2分あたりにゴールシーンを示す丸じるしが付いていて、まさか開始早々失点ではとゲッソリしながら見始めた。しかし試合はグラードバッハが強度の高いプレスから敵のミスを誘い前にボールを運ぶ悪くない立ち上がり。
そして運命の2分、エリア内でエンボロが運んだボールをコネが奪うようにシュート。これがゴール右隅に決まりグラードバッハが1-0と先制する。まさかこちらが立ち上がりにいきなりゴールを決めるとは。しかし早すぎるゴールは試合を難しくする。良し悪しかもなと思った。相手がバイエルンだけにまだまだ素直には喜べない。
その後もグラードバッハは前プレを敢行し、間延びしたバイエルンは思うようにボールをつなげない。グラードバッハが何度かシュート・チャンスを作る。
15分、右サイドの深いところまでボールを運んだホフマンが戻しのクロスを入れると、ボールはファーに走りこんだベンゼバイニにぴったりと合い、これを流しこんでゴール。グラードバッハが2-0とリードを広げる。まだ全然安心できない。
さらに19分、エリア左でエンボロが敵DFに倒されてPKを得る。最初はDFの高く上げた足が顔に入ったかと思ったが触れてなく、やや厳しい判定のようにも思われたがもらえるものはもちろんもらっておく。このところPK運のないシュティンドルに代わってベンゼバイニが緩いボールを中央に流しこんで3-0に。まだまだ油断はできない。
案の定、バイエルンがギアを上げてきて自陣で守備に回る時間も長くはなるが、その分バイエルンは間延びしてスペースができ、時折仕掛けるカウンターが効果的にハマるようになる。バイエルンの攻撃も一貫性を欠いて決めきれず、3-0のまま前半を終えた。
後半に入るとバイエルンがギアを上げて攻撃を仕掛けてくるが、シュート精度が高くなく、枠に入ったシュートはことごとくゾマーがセーブして失点せず。逆に51分、エルヴェディからのロング・フィードを敵DFがクリアできず、エンボロがDFの間でボールをコントロールして敵GKの股を抜きゴール。4-0とかなり決定的なゴールを決める。
54分、バイアーに代えてネッツを投入、ベンゼバイニが3バックの左にスライドする。さらに57分、敵のパスをカットしたネッツが前線のエンボロに斜めのパスを出すと、オフサイドいっぱいで裏に抜けたエンボロがダイレクトでファー・ポストに当てるシュート。これが決まって5-0となる。さすがにこれは勝っただろうと思った。
バイエルンは個々では質の高い攻撃もあるが続かず、逆にボールを奪ったグラードバッハにカウンターのチャンスが。69分、スカリーとシュティンドルに代えてヘアマンとプレアを投入。ホフマンがトップ下的な位置に入りプレアとエンボロの2トップになったか。
その後もバイエルンの攻撃をしのぎながらカウンターからのチャンスを窺う。73分、ホフマンとエンボロに代えてノイハウスとテュラムを投入。ノイハウスがトップ下に入り、テュラムとプレアが2トップに。
前半から飛ばしたので終盤は疲れも出たが前線を入れ替えてフレッシュさはキープ。終盤は守りに回ったが残り時間も得点を許さず守り、試合はアディショナル・タイムに入ることなく90分きっかりで終了。結局終わってみれば5-0でグラードバッハがバイエルンに大勝した歴史的な試合になった。
数字を見ればシュート数13-15、CK2-9、ポゼッション38-62とバイエルンが優勢だが、内容的には効果的に加点したグラードバッハの圧勝。早起きして本当によかった。
コネがよかったのとベンゼバイニが完全に復調、あとテュラムも試せた。スカリーは果敢に戦ったが、このレベルではまだできることとできないことがあるイメージだった。3バックで結果が出てしまったので、しばらくこれをベースにやるのだろうか。4バックに戻して欲しいんだけど。
リーグ戦でもこういう戦いをして欲しいが、これは相手がバイエルンでこそできることなのかもしれない。こういう殴り合いに応じてくれない相手には、攻めても崩せずワンチャン決められる悪いパターンにハマることが多いように思う。テュラムも戻って選択肢は増えるし、サクッと先行して敵を引き出しながら戦うパターンに持ちこみたい。
すぐにまた週末にボッフムとの試合がある。この試合でかなり消耗していると思うが、この勢いは失いたくない。
アディ・ヒュッター監督談話:
「ちょっとあまりないような一日だ。バイエルンにポカールで勝った最初のボルッシアになれたのは素晴らしい。私のチームには最大の賛辞を贈らねばならない。彼らの決めたゴールはワールドクラスだった。そしてバイエルンを相手に長い時間守備をしても自由にさせなかったこともまた大変なことだ。この歴史的な勝利はとてつもなく嬉しい」
バイエルンは監督がCOVID-19陽性でベンチにいなかったらしいわ。
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DFBポカール
2021年08月11日 00:32
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【DFBポカール1回戦】ラウテルン 0-1 グラードバッハ
■2021年8月9日(月) 20:45キックオフ
■Fritz-Walter-Stadion (Kaiserslautern)
ブンデスリーガ2021/2022シーズンの開幕に先立って、DFBポカールの1回戦が今季最初の公式戦となった。火曜日の朝早く起きて見ようかと思ったが眠かったので仕事から帰ってからDAZNの見逃し配信で見た。結果情報は問題なく遮断できた。
対戦相手はかつて1部リーグで優勝したこともあるカイザースラウテルン。現在は3部に所属しているがカップ戦では何が起こるか分からない。既にシーズンが始まっている3部に比べ、新チームで最初の真剣勝負となるディスアドバンテージもある。
グラードバッハはほぼ昨季と変わらないメンバーだが、左SBのベンゼバイニが負傷欠場となっており、昨季途中でアメリカのニューヨークから移籍した18歳のアメリカ人スカリーが先発した。テュラム、ツァカリアはメンバー外。
ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ スカリー
クラマー ノイハウス
ヘアマン ベネシュ ヴォルフ
シュティンドル
試合はグラードバッハが主導権を握り少ないタッチ数でボールを動かしながら縦に速く敵陣に侵入する流れ。一方のラウテルンも果敢に前に出てボールにチャレンジ、奪ったボールは前線に展開する強度の高いフットボールを敢行し、中盤でのぶつかり合いから双方がチャンスを作る。
11分、中央のシュティンドルが右サイドに捌いたボールをヘアマンがセンタリング、ファー・サイドでこれに飛びこんだシュティンドルが頭で合わせゴール。グラードバッハが1-0と先制する。スカリーも入って来ていて重なる形になったがシュティンドルが前でボールをヒットした。
これでグラードバッハは余裕をもって試合を進められるようになるが、ラウテルンも引き続き積極的に攻撃を仕掛けるので拮抗した展開に。危ういシーンもあるがゾマーのセーブもあってゴールは許さない。グラードバッハは前半の終わりに立て続けに追加点のチャンスを作るが決めきれず、1-0で前半を終えた。
後半に入っても同点を狙いに来るラウテルンに対してワンチャンから追加点を目論むグラードバッハのぶつかり合いに。ともにチャンスは作るが押しこみきれず1-0のまま試合が進む。
73分、ベネシュに代えてプレアを投入。プレアはトップに入りシュティンドルがトップ下的な位置に。さらに80分にはヘアマンに代えてベネッツを投入。ベネッツは昨季イプスウィッチにレンタルしていた22歳のFW。
追加点は取れないものの何とかゴールは死守し試合は終盤へ。アディショナル・タイムには、ユーロに呼ばれながらケガで出場できなかったホフマンがシュティンドルに代わって短い時間だがプレー、結局序盤のリードを守りきって1-0でラウテルンに競り勝ち、2回戦にコマを進めた。
アディ・ヒュッター監督の初戦となったが、戦い方そのものは昨季と大きな変更はなく、前プレからのショート・カウンター、早いトランジション、強度の高い守備など、近代的なフットボールを目指す方向性は同じと見ていいだろう。
いずれ細部にヒュッター監督の色が出てくるのかもしれないが、もともと同じRB系の人材だしそこを狙って招いているのだから、昨季のフットボールをさらに突き詰め、進化させた戦いが見られると期待している。
選手の顔ぶれも少しずつ入れ替わってはいるものの、主力はほぼ残留しており安定感はある。今日出場機会を得たスカリー、ベネッツに加え、ネッツ、ノスらの若手の成長も期待したい。
週末にはいよいよリーグ戦が開幕、初戦の相手はバイエルンだ。互いにまだ手探りの部分も少なくない時期に当たるのは悪くない。2001/02シーズンの開幕戦、やはりバイエルンと対戦し、2部から昇格したばかりのグラードバッハがファン・レントのゴールで1-0と快勝したのを思い出す。この試合で右SBを務めていたのがマックス・エバールだった。
アディ・ヒュッター監督談話:
「DFBポカールでは何よりもまず次のラウンドに進むことが重要だが、それをやりとげることができた。我々が最初の課題をしっかりやりきったこと、しかも完封できたことは喜ばしい。しかし、FCKがいいパフォーマンスを披露し、我々に全力で対応することを強いたFCKも称賛に値する。ただ、カイザースラウテルンにはひとつはっきりしたゴールのチャンスがあったが、我々には6つか7つあった。それを考えれば我々の勝利は結果として妥当なものだ」
この試合はファーストの白ユニだったが、今季はアウェイの緑ユニがなかなかいい(買った)。
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DFBポカール
2021年03月04日 22:12
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【DFBポカール準々決勝】グラードバッハ 0-1 BVB
■2021年3月2日(火) 20:45キックオフ
■Borussia-Park
ブンデスリーガはスカパーだがDFBポカールはDAZN。水曜日を在宅勤務にしたので、6時ごろに起きてディレイで見た。これから前日深夜に試合があるときは翌日を在宅勤務にしよう。この方が余裕持って見られる。
リーグ戦がもうダメなので、一発勝負のカップ戦を思いきって戦い、何とか失速中のチーム状態を上向かせるきっかけにしたい。
ローゼ監督はターン・オーバーを実施、ゾマーに代えてジペルをGKとして先発させた他、週末のライプツィヒ戦でベンチ・スタートとしたノイハウス、クラマー、ベンゼバイニ、シュティンドルらを先発させた。たぶんこっちがベスメン。
ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
クラマー ノイハウス
ホフマン シュティンドル テュラム
プレア
試合は立ち上がりからグラードバッハがかなりハードに前プレを敢行、奪ったボールを前へ前へと付けて迫力を持って敵ゴール前に迫る展開に。2分、右サイドからホフマンがゴール前に入れたクロスにテュラムが合わせようとするが枠に流しこめず。
その後もグラードバッハが主導権を握り、早い切り換えから攻撃を仕掛ける流れは変わらず。BVBも次第にグラードバッハのスピードに慣れ、調整して合わせてきたため中盤でのつばぜり合いになり、強度の高い攻防になるが互いにゴールは遠い。
前半アディショナル・タイム、スルー・パスを受けてテュラムが裏に抜け出し、DFをかわしてシュートを決めるが、抜け出しがオフサイドだったとの判定になりノー・ゴールに。スコアレスで前半を終えた。
ここまで、意外にもグラードバッハが一歩も引かない覚悟でアグレッシブに戦っている。チャンスも着実に作っているが決めきれず。この勢いがどこまで続くか、早い時間帯にリードを奪ってモードを切り換えたい。
後半に入っても流れは変わらず。さすがに前プレのポイントはやや下がった感はあるものの、グラードバッハがアグレッシブに先制を狙いに行く。
53分、左サイドを縦に走られ、クロスから中央で決められるが、敵FWがボールを受ける前に並走したベンゼバイニと交錯して倒したとしてVARに。オンフィールド・レビューの結果ファウルが認められゴールは認められず。
試合は次第に拮抗した攻防となる。59分には右サイドの深いところをえぐったライナーからの戻しのパスに合わせたベンゼバイニがエリア外からミドルを枠に飛ばすが、敵GKのファイン・セーブに遭う。
すると66分、敵陣でのパスミスを奪われ、そこからカウンターを展開される。パスをつながれてフリーでシュートを決められ、0-1で先制を許す。縦に出したパスがオフサイドではないかとも思われたがリプレイで見るとオフサイドではなく、ゴールが認められた。
グラードバッハは68分、ホフマンに代えてラツァロを投入、さらに76分にはテュラム、シュティンドル、クラマーに代えて、エンボロ、ヴォルフ、ツァカリアを一気に投入して逆転を狙いに行く。カップ戦なのでやるかやられるか。まずは追いつかねばならない。
その後も一進一退の中で88分には右サイドのライナーの戻しを受けたツァカリアが右寄りからフリーでシュートを放つが大きく枠を外す。
アディショナル・タイムには敵MFがベンゼバイニとの接触で故意に倒したとして二度目の警告を受け退場に。ベンゼバイニがアディショナル・タイムとは思えないすごいスプリントで敵に迫りに行ったのを両方の選手らが慌てて止めるシーンでベンゼバイニも警告を受けた。
最後にはエリア内での競り合いからのこぼれ球に走りこんだライナーがフリーでシュートを放つシーンもあったがこれもわずかにバーを越え、ゴールを奪えないまま試合終了。0-1で惜敗した。
結果は残念だったが、この試合では久しぶりにガシガシ前プレをかけ、少々アレでも前にボール飛ばしてフィニッシュまでやりきる「これだよ」ってフットボールを見た気がする。本来そういう戦い方のはずが、最近はプレスもどこかアリバイ的というか形式的になっていて、奪いきる迫力がなかったと思う。
数字を見ても、BVB相手にシュート数16-13、CK9-4、ポゼッション54-46と一歩も引かず主導権を握りに行った戦い方は正しかったと思うし、一筋の光明は見えた気がする。チャンスを決めきれたかどうかの差が結果に出てしまったが、試合自体は結果に関わらず見るに値するものだったと思う。
この戦いがカップ戦だからこそのものなのか、チーム内でしっかりとモードの切り替えが行われたのかは週末のレバークーゼン戦を見てみないと分からないが、強度高くアグレッシブに戦うということ、リスクを取って前に出るということの必要性を確認できた試合だったと思う。
これでDFBポカールは準々決勝敗退となったが、リーグ戦ではEL圏内を懸けた厳しい戦いが続くし、CLのマンチェスター・シティ戦のセカンド・レグも残っている。この試合を立て直しのカギにできるか、我々の覚悟が問われている。
マルコ・ローゼ監督談話:
「我々はとてもうまく試合に入ることができたし、全体として前半は非常によく戦ったと思う。我々はドルトムントにほとんど展開をさせなかった。一度だけボールがアーリング・ハーランドのところに落ち着いて大きなチャンスを作られた。しかし我々は何度かいいボール奪取からいい攻撃を作り、何度もボックスの周りや近くで危険なプレーを繰り出した。ハーフタイムの後はBVBがよりうまく試合に入って来て、より多くのスペースを見つけるようになった。しかし、我々はそれに上手くもちこたえていた。ラミー・ベンゼバイニによる大きな先生のチャンスがあったが、マーヴィン・ヒッツがこのボールをビッグ・セーブした。その後、カウンターを受けて失点してしまった。これは非常に厳しかった。その後選手たちはすべてを試み、すべてを投入した。総合的に見れば私のチームは多大な戦いをしたし、不運な敗戦だったと言う外はない。我々はポカールで次のステップに進みたかった。我々のムードのためにはそれは重要だったのだが」
まずは目先のリーグ戦に集中しよう。
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DFBポカール
2021年02月04日 21:59
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【DFBポカール3回戦】VfB 1-2 グラードバッハ
■2021年2月3日(水) 20:45キックオフ
■Mercedes-Benz-Arena (Stuttgart)
日本時間では木曜日の未明4:45キックオフ、ふだんなら出勤までにギリ終わらなくて泣く泣く家を出る時間だが、この日は在宅勤務だったので仕事を始める前に試合終了まで見ることができた。これからも在宅勤務をうまく使おう。
DFBポカール3回戦はいよいよ同じ一部のVfBとの試合。例年早いラウンドでの敗退が続いているが、今季はバイエルンが既に敗退していることもあって現実的にタイトルを狙えるチャンスあり。CLもあるので日程はキツいがしっかり勝ち進みたい。
この試合ではジペルをGKに起用(ゾマーはベンチ)した他、週末のウニオン戦ではベンチ・スタートだったノイハウスとシュティンドルが先発に復帰した。ツァカリアとヴォルフがベンチに。
ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
クラマー ノイハウス
テュラム シュティンドル ホフマン
プレア
試合をいきなり動いた。2分、CKからのこぼれ球を拾われてロング・カウンターを許す。エリアまで行ったところでいったん捕まえたかと思ったが、切れこんでシュートを打たれ0-1と先制されてしまう。早い時間帯の失点本当に情けない。
その後はグラードバッハがボールを支配して同点を狙うが、VfBの守備が固く大きなチャンスは作ることができない。先制したVfBはトーナメントということもあってかリスクを取らず、慎重に試合を運んでいる。
アディショナル・タイム、テュラムが右サイドから中に切れこんでファーにコントロール・シュートを決め、前半終了直前に1-1の同点とする。このタイミングで追いつけたのは大きかったと思う。
後半開始すぐの50分、ライナーのスルー・パスを受けてプレアが右サイドを縦に抜ける。プレアはGKをさらに縦にかわし、角度はなくなったもののここから流しこんでゴール。グラードバッハが2-1と逆転する。
プレアの抜け出しはオフサイドぽく、リプレイでも出ていたように見えたし、実際VARになったが、ギリで出ていなかったという判定になったらしくゴールは認められた。たまにはこういうこともあっていい。
その後はビハインドを背負ったVfBが前に出るのを受ける展開に。何度かチャンスを作られるが敵のシュート・ミスなどもあり失点は免れる。63分、プレアに代えてエンボロを投入、エンボロはそのまま1トップに。
さらに71分にはテュラムに代えてヴェントを投入、エルヴェディを中央に、左にベンゼバイニ、右にギンターを置いた3バックになり、シュティンドルが右にスライドして3-4-3の布陣に。守備時にはヴェントとライナーが両翼に落ちて5バックとなり、逃げ切りを狙うというメッセージか。
終盤も固い展開のまま、VfBは前線にボールを放りこむシーンが多くなる。84分、シュティンドルとホフマンに代えてヴォルフとツァカリアを投入、試合をクローズしに行く。アディショナル・タイムは3分あったが危なげなく抑えきり、そのまま2-1で準々決勝進出
先制を許しながらも前半のうちに追いつき、後半開始早々に逆転してそのまま逃げきった試合。テュラムとプレアの決定力に救われた。シュート数11-15、CK9-2、ポゼッション52-48と数字的には微妙な内容だが、先制されても慌てずに戦ったことが奏功した。
やはりシュティンドルの存在が大きいと感じた試合で、あの位置で気の利いた配球をしてくれる有難さはハンパない。この後またすぐ土曜日に試合があるが、ターン・オーバーは行うのか。CBが手薄な気はするが…。
マルコ・ローゼ監督談話:
「厳しい試合だったがこうなることは試合前から分かっていた。シュトゥットガルトは非常に才能があって若いチームで、高い質とスピードのあるフットボールをしてくる。こうしたチームを相手にしては、特にこんなに早くリードを奪われる状況の中では上手くやるのは難しい。ジラス・ヴァマンギトゥカのプレーの質の高さは知っていたが、それでも我々は我々のうまく行かなかったCKのあとにカウンターを受けてしまった。試合は開始直後からその場に集中しなければならず、我々はそれをあまりうまく実行することができなかったが、我々はそれを修正することができた。ブンデスリーガでバイエルンを抜くことはもはや難しく、チャンピオンズ・リーグでもチャンスを探るもののチャンスは小さいが、ポカールではバイエルンやレバークーゼンといったトップ・チームが既に敗退しており、勝ち抜くごとにゴールが近づいてくる。我々はここでできるだけ長く生き延びていたい。チームが素晴らしいポカールの戦いをしてくれたことには満足している。我々は次のラウンドに進むことができたし、今は次の課題に集中したい」
この日は白ユニのVfBに対して薄緑ではなく黒のサードだった。
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DFBポカール
2020年12月24日 01:14
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【DFBポカール2回戦】エルファースベルク 0-5 グラードバッハ
■2020年12月22日(火) 20:45キックオフ
■Ursapharm-Arena an der Kaiserlinde (Elversberg)
今年最後の公式戦はDFBポカール2回戦。相手はレギオナルリーガ南西地区のエルファースベルク。有難いことにDAZNで中継があったので、水曜日早朝に起きて出勤前に見た。
直近のリーグ戦から中二日とあってメンバーはターン・オーバー。ゾマーに代わってジペルが先発した他、ケガから復帰のホフマンが先発、ホフェンハイム戦で相手選手にツバを吐きかけ退場になったテュラムはメンバーから外れた。
ジペル
ライナー ギンター エルヴェディ ヴェント
クラマー ベネシュ
ヴォルフ シュティンドル ホフマン
エンボロ
立ち上がりからグラードバッハが主導権を握る。早くも5分、自陣で奪ったボールをクラマーが前線にスルー・パス、これを受けたヴォルフがGKの股を抜いてシュートを決め1-0と先制する。
リードを奪ったグラードバッハはムリに攻め急がずボールを動かしながら機会を窺う。21分、右に開いたホフマンのシュートが敵DFに当たり敵エリア前中央でルーズになったところに走りこんだベネシュが左足でシュート。これが決まって2-0とリードを広げた。
31分には敵MFがこの試合二度目の警告を受け退場、グラードバッハは一人多い状況に。
35分、CKからの流れでいったん後ろにこぼれたボールをクラマーがゴール前に放りこみ、エルヴェディが落としたところにシュティンドルが詰めて3-0となる。この時点で試合はほぼ決まったと言っていい。前半はそのまま終了。
ローゼ監督は後半からライナーとホフマンに代えてラングとトラオレを投入。ラングは何か久しぶりに見た感じ。グラードバッハは3点のリードと数的優位を得て余裕の試合運び。大きな破綻なく時計を進める。
64分、エンボロとシュティンドルに代えてヘアマンとノイハウスを投入。ノイハウスはトップ下に入り、ヘアマンが右に、ヴォルフがトップに入ったと思う。
69分、左サイドからトラオレが入れたクロスにヘアマンがニアで頭を振ってゴール、4-0となる。75分にはノイハウスのシュートをGKがセーブしたこぼれ球に反応したヘアマンが角度のないところからゴールに流しこむがこれはオフサイドとなった。
78分、クラマーに代えてヴィリャルバを投入。ノイハウスがボランチに落ち、ヴィリャルバとヴォルフの2トップになった感じか。79分、スルー・パスを通され完全に裏を取られたが敵FWのシュートはジペルがセーブ。
82分、ヘアマンがドリブルでエリア内に突っかけたところで倒されPKを得る。これをヴィリャルバが決めて5-0。グラードバッハがこのまま順当に勝ちきった。
さすがにカテゴリーの違いを見せつけた試合。神経質な展開になりがちなところだが早い時間帯に先制したことで力の差がそのまま結果に表れた。リーグ戦で波に乗れず、特に年内の最終戦を後味の悪い敗戦で終えているだけに、この試合で救われた気がする。
こういうフットボールをやりたいというひとつのプロトタイプを確認した試合で、これが年明け後すぐに始まるリーグ戦、そしてCLで表現できるよう年末年始をうまく使いたい。
ヴィリャルバは2017年9月以来の公式戦出場。今季、オーストリアのアルタッハへのレンタルから復帰して初の起用となった。PKまで蹴らせてもらえてラッキーだった。優しい先輩ばかりでよかった。
ポカールは次がラウンド16となり、2月2日、3日の開催となる。対戦相手は未定。このあたりからは1部同士の対戦の可能性が高くなる。日程はキツいが確実に勝ち上がりたい。このところDFBポカールは毎年早いステージで負けてるような気がする。
マルコ・ローゼ監督談話:
「まずはSVエルファースベルクがいいフットボールをしていたことを称賛したい。30分過ぎたところで2枚目のイエローカードによる退場があった後では当然とても難しい状況になってしまっただろう。それまでは彼らは我々を非常に追いこんでいた。我々はここで何が起こるか分かっていた。特に数が少なくなったときに敵は強く守備をするだろうということだ。この勝利は我々にとって重要なものだ。というのもこのおかげで次のラウンドに進むことができるのに加え、ここ数週間あまり成功体験を積むことができなかったからだ。我々はいい雰囲気で短いクリスマス休暇にはいることができる」
この試合では敵の白ユニに対してグラードバッハは薄緑のシャツに黒パンツという出で立ち。普通に黒ユニにして欲しかった。これで今年の公式戦はすべて終わった。
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DFBポカール
2020年09月13日 19:36
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【DFBポカール1回戦】オーバーノイランド 0-8 グラードバッハ
■2020年9月12日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park
来週のブンデスリーガ2020/2021シーズン開幕に先立って、DFBポカールの1回戦が行われた。今季の編成で臨む初めての公式戦、相手はレギオナルリーガ所属のオーバーノイランド。ブレーメンの方のクラブらしい。
この試合はDAZNの中継がなかったため、ウェブのTickerで経過だけを追い、終了後にグラードバッハの動画配信サービスで試合を見た。本来は下位カテゴリーであるオーバーノイランドが主催権を持つが、感染症対策として厳しい運営を強いられるため開催権を返上、ボルッシア・パークでの開催となった(入場は300人限定)。
今季は主力が概ね残留する一方目立った補強もほぼなく、昨季のメンバーをベースにしたチームとなる。この試合では今季唯一のめぼしい補強であるFWのヴォルフ(ライプツィヒからレンタル)が先発、ブレーメンからのレンタル・バックとなるラングがベンチに入った。
マルコ・ローゼ監督はポカールで出場停止を食らっているらしく(覚えてない)、この試合はコーチのアレクサンダー・ツィクラーが現場指揮を執る。ていうかツィクラーいつからうちのコーチやったんや…。
ジペル
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
クラマー ノイハウス
ヴォルフ シュティンドル ホフマン
ヘアマン
はっきりとした実力差がある試合で、グラードバッハが終始ボールを支配、ほぼ敵陣のみで試合が進んで行く。
序盤はそれでもオーバーノイランドがモラル高くゴールを守っていたが、13分、ライナーが右サイドで踏ん張ってボールをキープ、そこからクロスを入れると、中央に飛びこんだヘアマンがこれを押しこんでゴール、1-0と先制する。
直後の14分、敵のキックオフから奪ったボールをノイハウスが前線に展開、ヘアマンがこれを裏で受け、そのまま蹴りこんでゴール。2-0とリードを広げる。前の得点のリプレイを流している間の得点だった。
19分、敵ゴール前でヘアマンが落としたボールをノイハウスが左に流し、これをホフマンが決めて3-0.いい連携だった。
25分にはゴール前での混戦から後ろにこぼれたボールをベンゼバイニが右足でシュート。。エリア外からのミドルがゴール右隅に決まり4-0となる。
さらに35分、右サイドで得たFKをホフマンが蹴ると、ファーのエルヴェディが頭で押しこみゴール。5-0として前半を終えた。
後半開始から、ライナーとエルヴェディに代えてラングとヤンチュケを投入。引き続き敵陣内を中心に試合が進んで行く。
52分、シュティンドルのスルー・パスを追って右サイドの奥に流れたヘアマンがそこから戻しをラスト・パスを入れると、後ろのノイハウスがこれをダイレクトで決めて6-0に。
61分、ヴォルフとヘアマンに代えてテュラムとトラオレを投入。テュラムが中央、トラオレが右に。73分にはベンゼバイニに代えてヴェントを投入。
76分、トラオレがシュティンドルとのワンツーで裏に抜けドリブルからそのままシュート、これが決まって7-0に。
さらに84分、右サイドに開いたテュラムがゴールライン際から中央にクロスを入れると、ノイハウスがこれを決めて8-0に。試合はそのまま終了し、グラードバッハがCL出場の貫録を見せて格下の相手に大勝した。
ポゼッション80-20、シュート数39-3、CK14-0と数字の上でも圧倒的で、あんまり参考になりそうもないが、仕上がりは順調と考えていいのか。ボールの出し入れとフィニッシュへのアイデアの共有はしっかりできているように見えた。これが格下相手の余裕なのか、連係の向上として本物なのかは来週の開幕戦(アウェイでBVBと)で分かることだろう。
アレクサンダー・ツィクラー・コーチ談話:
「我々にとっては、今日という日の最初の瞬間から真面目に取り組み、この試合に真剣に臨むということが重要だった。チームは我々がやろうとした具体的な課題をしっかりと実行してくれた。彼らはボールと敵を動かし、敵に試合をさせなかった。我々は敵が切り替えの瞬間に危険になろうとするのではないかと考えていた。しかし選手たちは常にしっかりと連係し、戦術の深みも見せ、そして素晴らしいゴールを挙げるなど非常によくやってくれた。後半の最初の何分かはあまりに単純なミスが多く不満が残った。オーバーノイランドはこの局面でうまく切り換えしてきた。しかし全体としては我々の勝利は妥当なものだったと思う」
この試合では、今季のリーグ戦ユニに、CLで胸に付ける「DEGIRO」のロゴで臨んだ(リーグ戦では「flatex」が胸ロゴ。DEGIROはflatex傘下の証券会社)。カップ戦はこのコンビネーションで行くのか。いずれにしても昨季までのポストバンクのダサいロゴ(特にあの黄色い帯状の枠が最悪だった)よりはよっぽどいい。ユニを注文した(背番号は18にした)。
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DFBポカール
2019年08月10日 14:10
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【DFBポカール】ザンドハウゼン 0-1 グラードバッハ
■2019年8月9日(金) 21:30キックオフ
■BWT-Stadion am Hardtwald (Sandhausen)
ブンデスリーガ2019/20シーズンの開幕に先立って、まずはDFBポカールの1回戦が行われた。相手は2部のザンドハウゼン。もう少しカテゴリーが下の相手と戦いたかった感もあるが、まあリーグの開幕前の最後の試合としてはこれくらいの真剣勝負の方がいいのか。
DFBポカールの日本での放映権はDAZNにあるようだが、この試合は中継がなく、まあ、土曜日の昼間にFohlen.TVで時差試聴した。結果は残念ながら先に見てしまった…。
グラードバッハは先週のチェルシーとのテスト・マッチと同じ。今季新加入のライナーとテュラムが先発したが、全体としては昨季と大きな変更はなく、シュトロブルをアンカーに置き、中盤をダイヤモンドにした4-4-2のシステム。
ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ヴェント
ツァカリア シュトロブル ホフマン
ノイハウス
テュラム プレア
試合は雷雨のため当初の20:45の予定から45分遅れてのキックオフ。
中盤で激しい競り合いとなるが、激しい雨の中の試合でグラウンドも悪く、互いにミスの多い難しい展開に。グラードバッハは少ない手数でボールを動かそうとするが、パスがズレてなかなか前にボールを運べない。ザンドハウゼンに押しこまれる時間が長い。
しかし15分を過ぎたあたりから徐々にパスがつながるようになり、19分、右寄りのシュトロブルが中盤から斜めに送ったクロスに、テュラムがフリーでヘディング、これが決まりグラードバッハが1-0と先制する。フランス2部のギャンガンから加入したテュラムは移籍後最初の公式戦でいきなりのゴールとなった。
その後はグラードバッハが優勢に試合を進めるものの、ザンドハウゼンの強い当たりにしばしば試合が中断。双方ともにヒートアップするシーンが増える。30分過ぎからは続けざまにザンドハウゼンの攻撃を受けるがゾマーの安定したセービングもあってこれをしのぎ、1-0のまま前半を終えた。
前半の終了間際にタックルを受けたホフマンがそのまま退き、シャルケから獲得したエンボロを後半開始から投入。エンボロをトップ下に入れ、ノイハウスを左のインサイド・ハーフに回したか。ザンドハウゼンが攻勢に出てグラードバッハはこれを受ける展開に。何度かチャンスを作られる。
グラードバッハはやはり連係が未完成の感が強く、なかなかチャンスを作れない。63分、テュラムに代えてジョンソンを投入。おそらくエンボロが一列上がり、ジョンソンを左インサイド・ハーフに入れて、ノイハウスを再びトップ下に上げたように見えた。
その後もファウルの多い試合となり殺伐とした雰囲気に。ファウルの基準も今ひとつはっきりせず、試合の進行がなかなかスムーズに行かない。81分、ノイハウスがエリア内の角度のないところからゴール前にボールを流しこんだが敵GKがセーブ。
終盤ややオープンになり、持ち上がるチャンスも増えたものの、その分もめごとも増える。ケガ人が心配になる展開だったが、アディショナル・タイムにはツァカリアに代えてべネスを投入して時間を使い、何とか1-0で試合をクローズした。
ポゼッションは50-50だが、シュート数7-18と守勢に回る時間帯が長かったことが示唆されている。すでにリーグ戦が開幕し2試合を終えているザンドハウゼンと、これから開幕を迎えるグラードバッハとの仕上がりの差に加え、敵が格上を倒そうとモラルを上げてくることもあって手を焼いた試合。
グラードバッハは早い切り換えから手早く前線にボールを運ぼうとする意志を見せたものの、ローゼ新監督の戦術はそこまではっきりとはしなかった感あり。メンバーの大半が昨季のままでもあり、昨季と大きく変わった印象はなく、特徴を出して行くのはこれからか。
テュラム、ライナーは可能性を感じさせた。これからリーグ戦とヨーロッパ・リーグを並行して戦う中で層の厚さは必要になるが、ケガの選手もおり、この試合でもホフマンが途中退場(右ひざにアイシングしていた)となるなど不安材料もあるが、まずはシーズンがスタートした。
リーグ戦の開幕はホームでシャルケと。ここでしっかり勢いをつけたい。
マルコ・ローゼ監督談話:
「初めての公式戦に勝つことができたのは非常にラッキーだった。非常に厳しい仕事だったことは誰もが認めるのではないかと思う。敵はフィジカル面でとてつもなく多くを投じてきたし、その上、コンディションも難しかった。しかし選手たちはこの戦いを正面から受け止めていて、そのことは斟酌すべきだと思う。もちろん我々はまだいくつか調整すべき問題を抱えているし、戦力というテーマにも課題はある。しかし最終的には次のラウンドに進めたことはポジティブに受け止められるだろう。来週またたくさんの仕事が我々を待っていることは分かっている」
この試合では今季のセカンドである水色のユニを着用。どうしても見慣れず、ザンドハウゼンが白だったこともあって、ついつい白を目で追ってしまう。これならEL用の緑ユニを着て欲しい。水色ほんま今イチ。
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DFBポカール
2018年11月02日 22:20
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【DFBポカール2回戦】グラードバッハ 0-5 レバークーゼン
■2018年10月31日(水) 20:45キックオフ
■Borussia-Park
日本時間では木曜日未明から早朝の試合。木曜日の夜にFohlen.TVで見たがその時にはもう結果は知っていた…。
リーグ戦ではアウェイでフライブルクに完敗してのポカール。ホーム・ゲームだが対戦相手はレバークーゼンでありガチの勝ち抜き戦。
アンカーにはシュトロブルに代えてクラマーを起用、インサイド・ハーフにはツァカリアに代えてノイハウスを、ワイド・アタッカーにはケガのプレアに代えてヘアマンを起用した。ラファエルがケガから復帰してベンチ入り。
ゾマー
ラング ギンター エルヴェディ ヴェント
ノイハウス クラマー ホフマン
ヘアマン シュティンドル アザール
フライブルク戦では開始から1分も経たないうちにPKを与えてしまったが、この試合も開始早々の5分、自陣左サイドでこぼれ球の処理を誤り、ファーに出されたボールからシュートを打たれ失点。0-1と早い時間帯にビハインドを背負う。
その後は立て直しグラードバッハがボールを持ちながら敵陣中心に試合を進めるが、レバークーゼンの強固なブロックの前に打開するアイデアがない。逆にカウンターからピンチに陥るシーンもあり、24分にはポストに当たるシュートを放たれる。
前半アディショナル・タイム、中央でのFKをクイック・リスタートされ、ノー・ケアだった中央のスペースにパスを出される。これを受けた敵のシュートはゾマーがセーブしたものの、こぼれ球を押しこまれて0-2と痛い追加点を奪われる。リプレイで見ても何が起こったかよく分からないシーンだった。
グラードバッハは後半からヘアマンに代えてトラオレを投入。後半もボールを保持しながら攻撃を試みるが、チャンスは作るものの運がなく敵ゴールをこじ開けることができない。
63分、ノイハウスに代えてキュイザンスを投入。しかし67分、カウンターからファーでフリーになった敵にシュートを決められ0-3に。これでほぼ試合は決まった感あり。
74分にもカウンターから裏に抜けられる。対応したヴェント、ゾマーをかわされて流しこまれ0-4に。75分にはホフマンに代えてツァカリアを投入するが、80分にも裏へのフィードから失点して0-5に。結局試合はそのまま終わりDFBポカールは2回戦で敗退となった。
最後の2失点は前がかりに攻めた中でカウンターを決められたものである程度覚悟の失点だが、圧倒的にボールを保持して攻めながらも決めきれず、逆にもうちょっと何とかならなかったのかと思わせる失点を重ねて、結果としてはひどいスコアになってしまった。
別に圧倒的な力の差があったとかそういう試合ではなく、我々のゲーム・マネジメントのマズさとか集中の欠如とか守備の約束ごとの緩みとかの問題。修正できるし修正しなければならない。
ボールを持ちながら、ブロックを固める相手を打開できず、カウンターから失点を重ねるのは最近ではグラードバッハに限らず見慣れた光景で、もう本当にポゼッションはやめたい。今日は早い時間に失点してボールを持たされた。
数字を見てもシュート数18-10、CK10-0、ポゼッション62-38と、何でこれで0-5で負けてんのという試合。レバークーゼンにハメられた試合だったな。
ポカールのこの段階でこういう負け方をしてしまうのは情けないが、今季はヨーロッパもないのであとはリーグ戦に集中するしかない。公式戦2連敗となったが、週末のデュッセルドルフ戦に勝って悪い流れを払拭したい。
ディーター・ヘキング監督談話:
「違った結果を想定していた。試合にはもう少し違う入り方をしたかった。ボールを十分はっきりクリアできていない競り合いがいくつかあった。0-1の後、我々の戦い方そのものはよかったし、いいポジショニングができていた。フロリアン・ノイハウスの大きなチャンスもあった。同点にできていれば再びしっかり試合に入ることができていただろう。0-2は私から見ればまったく避けることのできた失点だった。ユリアン・ブラントがパスを出した時、我々はみんな居眠りしていた。0-3まではあり得る試合だったが、私が受け入れられないのは4点目と5点目の失点だ。チームとしてフィールドの上でスペースをオープンにしてはいけないと気づかなければならない。0-5は二重の傷みであり、批判的に分析しなければならない」
ラファエルは試合には出ず。週末に見たい。
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DFBポカール
2018年08月21日 00:21
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【DFBポカール1回戦】ヘシュテッド 1-11 グラードバッハ
■2018年8月19日(日) 18:30キックオフ
■Weserstadion Platz 11 (Bremen)
ブンデスリーガの開幕に先立ってDFBポカールの1回戦。相手は5部のヘシュテッド。ブレーメンのクラブらしい。月曜日の夜にFohlen.tvでフルタイムを見た(結果は先に見てしまっていた)。
グラードバッハはユースから昇格のバイヤー、新加入のノイハウス、プレアらが先発した。シュトロブルをアンカーに置いた4-3-3のシステム。
ジペル
バイヤー ギンター ヤンチュケ ヴェント
ノイハウス シュトロブル ホフマン
ラファエル プレア アザール
試合は終始グラードバッハの一方的なペース。1分、ノイハウスがドリブルでエリアに入ったところでGKに倒されPKを得る。2分、アザールがこのPKをGKの動きを見て流しこみ1-0とグラードバッハが早くも先制する。
8分には右サイドのアザールからパスを受けたプレアが反転して敵DFをかわしシュートを決め2-0に。
15分には右に流れたホフマンからのロビングのクロスをラファエルが頭で押しこみ3-0。
31分、左サイドを上がったヴェントの戻しをラファエルが流しこんで4-0。
39分、右CKをホフマンがサイン・プレーで中央へ戻し、ノイハウスが狙いを定めたミドルを決めて5-0とする。
さらに42分、中央30メートルほどのFKをアザールが直接決め、6-0で前半を折り返した。ハシュテッドにはほぼチャンスはなくシュートも打たせていない。
後半に入っても流れは変わらず。50分、ヤンチュケからのフィードを追って裏に抜け出したプレアがGKとの一対一を冷静に流しこんで7-0。
56分、エリア手前でルーズになったボールをホフマンが拾ってシュートを決め8-0に。58分、ヴェントに代えて新加入のプールセンを投入、そのまま左SBに入る。
66分、プレア、ノイハウスとつないだボールをラファエルが右寄りで受け、エリア外からミドル・シュートを決めて9-0。69分、ラファエルに代えてヘアマンを投入し、右サイドの攻撃的な位置に入る。
73分にはノイハウスに代えてキュイザンスを投入、そのままインサイド・ハーフに入ったか。78分、シュトロブルのパスからヘアマンが裏に抜け、戻しをプレアが決めて10-0。
さらに84分にはホフマンからのパスを裏で受けたアザールが敵DFを切り返してニアを抜くシュートを決め11-0に。
88分にはカウンターから1点を失ったが、地力に勝るグラードバッハが圧勝、危なげなく2回戦にコマを進めた。シュート数33-1、CK10-0、ポゼッション73-27と数字も圧倒的。
正直、実力差のはっきりした試合であまり参考にならないが、ラファエル、アザールらが元気なのを確認できたことと、プレアがしっかり機能していること、バイヤー、ノイハウスらが計算できそうなことを見られたので価値はあった。
シュティンドル、エルヴェディ、トラオレらがケガで出遅れているが、ベンチにはクラマー、ジョンソン、ツァカリアを使い残しており、まずはこのメンバーで十分戦える印象を持った。
ブンデスリーガはこの週末に開幕、グラードバッハはホームにレバークーゼンを迎える。その直前に真剣勝負のポカールを戦えたのはよかった。フェスタガードの抜けたCBがやや不安で、オクスフォードも返してしまったが、今日はヤンチュケがカバー。とはいえこの試合ではほぼノー・ストレスの状態であり、リーグ戦で綻びがないかを確かめて行くことになる。
昨季はケガ人が多く今ひとつ波に乗りきれないシーズンで、ヘキング監督の留任はどうかとも思うが、まずはどこまでやれるか見てみよう。
ディーター・ヘキング監督談話:
「私のチームは90分間最高の戦いをし、素晴らしい印象を残した。非常に高いモチベーションで向かってくる5部のクラブであり、簡単な試合ではなかった。他のクラブがカテゴリーが下のクラブを相手に苦戦している例もある。しかしすばらしいゴールがあり、それ以外にもさらにチャンスもたくさん作った。FWにとってはゴールを決めるのがいつも重要なこと。それだけに、アザール、ラファエル、プレアがそれぞれ3本ずつ決めたことは非常に嬉しいことだ。このチームでは競争はとても激しい。土曜日の試合で先発の選択肢になる選手たちが今日はベンチに控えていた」
今日はアウェイながら敵がブルーのユニだったので、グラードバッハは白のファースト・ユニでプレイ。体操着みたいであまりパッとせず、ホームではセカンドの黒を着て欲しい。
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DFBポカール
2017年12月25日 19:00
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【DFBポカール3回戦】グラードバッハ 0-1 レバークーゼン
■2017年12月20日(水) 18:30キックオフ
■Borussia-Park
水曜日の朝に早起きしたら試合は翌日だったのでもう一度寝た。木曜日の朝改めて早起き、出勤前にDAZNで時差視聴した。結果情報はもちろんシャット・アウト。
既にリーグ戦の年内の日程は終わっており、この試合が今年最後の公式戦。気持ちよく勝って準々決勝にコマを進め、上がり調子の流れで一年を締めくくりたいところだが、もちろん簡単な試合ではない。
ラファエルが負傷で戦列を離れたため、キュイザンスをFW起用し、ボランチはツァカリアとオクスフォードのコンビに。厳しい人繰りの中での窮余の策ではあるが見る方としてはなかなか面白い。
ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
ヘアマン オクスフォード ツァカリア アザール
キュイザンス シュティンドル
試合は互いに前に出るテンポの速い展開に。中盤で争ったボールを素早く前線に運び、スピードに乗ってフィニッシュまで持ちこむ流れで双方がチャンスを作る。グラードバッハがやや優勢にボールを持っていた感じもしたが、交互に打ち合うオフェンシヴなゲームになる。
7分、ヴェントからのパスを受けたシュティンドルが強烈なミドルを放つがGKにセーブされる。18分にはアザールがドリブルで持ち上がりシュートしたがこれはゴール右に外れる。
さらに21分には右サイドに開いたシュティンドルからのクロスに中央でヘアマンが合わせるがGK正面。40分にはヘアマンからのクロスにエルヴェディが頭で合わせるがバーの上に。結局スコアレスのままで前半を終えた。
後半に入ってもグラードバッハが優位に試合を進めるが、チャンスを決めきれずレバークーゼンの逆襲を食らうシーンも散見されてオープンな展開に。51分、アザールがソロで持ち上がってシュートを放つがGKがセーブ。
70分、敵のゴールキックを中央で受けたオクスフォードが止めきれず後逸すると、これをさらわれてそのままショート・カウンターを浴びる。ゾマーとの一対一を落ち着いて決められ失点。ワンチャンをモノにされた格好で0-1と先制を許す。
グラードバッハは76分にオクスフォードに代えてグリフォを、80分にはヘアマンに代えてボバディジャを投入し反撃に出るが、レバークーゼンの守りが固く、フィニッシュにもアイデアを欠いてゴールが遠い。
87分にはエルヴェディに代えてドルミッチを投入、アディショナル・タイムまで反撃を試みたがチャンスを作っても決められず、結局0-1のまま試合は終了、今季のDFBポカールは3回戦で敗退ということになった。
レベルとしては拮抗した試合だったが、敵のGKが当たっていたこともあって決めきれず、逆にワンチャンでやられて持って行かれた試合。シュート数23-12、CK10-5、ポゼッション49-51という数字らしいゲームだった。
キュイザンスの前線とか、オクスフォードのボランチとかも悪くなかったし、こうやってチーム力の底上げを試みたことはシーズン後半に生きてくると思いたい。ツァカリアを含め、この辺の若手の活躍を見ると、BVBに売ったダフードとかチェルシーに返したクリステンセンらも含め、いい補強をしていると思う。エバールの手腕だろうか。
これで年内の公式戦はすべて終了、最後は敗戦となったが、全体としては悪くない1年だったのはないか。今季はヨーロッパもなく、カップ戦も敗退したことで、年明け以降はリーグ戦に集中することになる。
必ずしも絶好調という訳ではないが、混戦であることにも助けられて悪くない位置につけている。とにかくケガ人が一人でも多く復帰してくれることを祈るしかない。本当にこのケガ人の多さだけは何とかして欲しい。
ディーター・ヘキング監督談話:
「私の目から見れば、今日は明らかに優れていたチームが敗退してしまった。我々は序盤のレバークーゼンのそこそこのチャンス以外は彼らに何もやらせなかったし、試合を支配しいいテンポで勧めていた。我々はその果実を得るべきだったが、その点において残念ながら欠けるものがあった。違いは、我々はたくさんのいいチャンスからゴールを生みだすことができなかったのに対し、レバークーゼンにはベイリーがカウンターから冷静に決めたということだ。我々は似たようなシーンでトーガン・アザールが決めることができなかった。しかし、今日の試合では私のチームはすべてを投げ出していたし、それだけにこの敗戦にはがっかりした」
敵の監督のヘアリッヒがタッチを割ったボールを拾いに来たツァカリアと接触して大げさに転倒、もめるシーンがあった。それまで敵の監督がヘアリッヒだと気づかなかった。
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DFBポカール
2017年10月28日 17:39
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【DFBポカール3回戦】デュッセルドルフ 0-1 グラードバッハ
■2017年10月24日(火) 18:30キックオフ
■Esprit-Arena (Düsseldor)
週末に起こったことはなかったことにして早速火曜日のポカールである。DAZNでも中継がなく、FohlenTVで後追いで見ようかと思ったが紙芝居状態で視聴に耐えず、ダイジェストだけで結果を確認した。
対戦相手は2部首位のデュッセルドルフ。僕が7年間住んだ街のクラブである。僕が住んでた頃にデュッセルドルフがせめて2部にいれば、僕は今ごろグラードバッハではなくデュッセルドルフのファンだっただろう。
メンヘングラードバッハとはクルマで30分ほどの隣町でありライン・ダービーになる。スタジアムはデュッセルドルフのエスプリ・アレーナで、ここはまだ陸上競技場兼用のスタジアムだった頃に何度か行ったことがある。
グラードバッハはこのところ出ずっぱりのフェスタガードをターン・オーバーでベンチに置き、代わりにヤンチュケが先発、エルヴェディがCBに回った。また右SHではジョンソンに代わってトラオレが先発、フェスタガード、ジョンソンはベンチ・スタートとなった。
ゾマー
ヤンチュケ ギンター エルヴェディ ヴェント
トラオレ ツァカリア キュイザンス アザール
シュティンドル ラファエル
試合は格上のグラードバッハが主導権を握り、デュッセルドルフがやや引いて受ける展開に。しかしポカールのしかもダービーとあってデュッセルドルフも球際は厳しく、グラードバッハは決定機を作れない。
17分、FKのこぼれ球をヤンチュケが拾いシュティンドルにつなぐがシュティンドルのシュートは敵DFにブロックされる。アディショナル・タイムにはラファエルが敵エリア内で倒されるがノー・ファウルの判定。前半はスコアレス。
後半開始早々の47分にはツァカリアがカウンターで独走するがシュートを敵GKに当ててしまう。52分、アザールがエリア内でラファエルからのパスを受けて中に切れこみシュート。これが敵GKの手を弾いて決まり1-0とグラードバッハが先制する。
66分、キュイザンスに代えてホフマンを投入。試合をクローズしに行く。72分、敵FWがエリア内で倒れ、ヤンチュケのファウルでPKの判定。しかし敵のキックは右ポストに当たって外れ九死に一生を得る。kickerによればPKの判定は「正しかった」と。
76分、トラオレに代えてジョンソンを投入、90分にはアザールに代えてヘアマンを投入するなど試合をコントロールし、危なげなくリードを守りきって3回戦にコマを進めた。
格下相手とはいえ週末の大敗からリカバー、完封で勝ちきったことはいいサインだ。シュート数12-11、ポゼッション58-42、CK5-1と主導権を握ったことが窺える。このイメージを持っていたい。
ケガから復帰し半年ぶりの出場となったヤンチュケがkickerで3.5と悪くない評価を受けたことは嬉しい。ヤンチュケがいれば右SB、CBの選択肢が増える。フェスタガード抜きで完封できたのは示唆的。
また、レバークーゼン戦では後半ボールを失いまくって失点の端緒になっていたキュイザンスが先発、途中交代ながらこれもkickerでは3.5の評価を受けており心強い。臆することなくチャレンジを続けさせる逸材。ツァカリアとのコンビもいい。
早くも土曜日にはホフェンハイムとのリーグ戦が控えており、そちらに集中しなければならない。リーグ戦はレバークーゼンに大敗した後、ここからジリ貧になるか上位争いに踏みとどまるかクリティカルな局面。しっかり切り替えて臨みたい。
ディーター・ヘキング監督談話:
「クジでこの組合せが決まった時に言われた通り、拮抗した中身の濃いダービーになった。どちらのチームも、勝者として試合を終えるためにフィジカルも運動量もすべてを投入した。デュッセルドルフは危険で、攻撃的で、運動量が豊富だった。私のチームは守備が安定し敵にわずかなスペースしか与えなかった。後半、我々は前半よりもよく試合に入り、ポジショニングも改善した。そこからリードを奪うべくして奪ったが、追加点を挙げることができなかった。その代わりに議論の余地のないPKを与えてしまった。しかしこの局面では我々にはこういう試合では必要になる運があった。最終的には、私に言わせれば妥当な勝利だったと思う」
PK外してくれたところで試合は終わっていたのかもしれない。
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DFBポカール
2017年08月12日 23:53
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【DFBポカール1回戦】エッセン 1-2 グラードバッハ
■2017年8月11日(金) 20:45キックオフ
■Stadion Essen (Essen)
グラードバッハの今季最初の公式戦はDFBポカールの1回戦、レギオナルリーガのRWエッセンとの試合。さすがのDAZNもDFBポカールまではやってくれないようで、FohlenTVでの時差視聴にした。
チームの骨格は昨季と変わらないが、クリステンセン、ダフードの抜けた穴を埋めるべく、CBにはBVBから獲得したドイツ代表のギンター、ボランチにはベルンから移籍のスイス代表ツァカリアを配する布陣。なかなか豪華だ。
レディングから獲得したオクスフォードはケガのためベンチ外。他にもヤンチュケ、ドルミッチ、シュトロブル、コロジチャクらが故障で欠場している。シュトロブルは長引くかもしれない。
ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
トラオレ クラマー ツァカリア アザール
シュティンドル ラファエル
試合は序盤からグラードバッハがボールを支配、優勢に試合を進めるが、フィニッシュのアイデアがなくゴールに迫ることができない。少ないタッチ数でテンポよくボールをつなごうとするが、まだ息が合わないシーンも多い。トラオレがよくボールに触って積極的に動いているのが目につく。
29分、敵陣でのボール・ロストからカウンターを受け、左サイドからクロスを入れられる。中央から飛び出してきた敵MFをケアできず、勢いのあるヘディングを許して失点。0-1と先制される。人数は足りていたように見えたがクロスの出所にも中央でもつぶしきれなかった守備の甘さが悔やまれる。
その後もグラードバッハがボールを支配、積極的にゴールを狙いに行くがエッセンの守備も固く崩すことができない。結局0-1のままで前半を終了した。クラマー、ツァカリアのところでボールを落ち着かせ、アザール、トラオレ、ラファエルらが交互にボールを受けて攻撃を仕掛ける形は昨季から変わっていないようだ。
後半に入っても流れは変わらず。グラードバッハが立ち上がりからチャンスを作るがシュートが枠に行かず。割り切ってゴール前を固め、プレスから奪ったボールでカウンターを仕掛けるエッセンに対し苦戦する。67分、警告を受けたツァカリアに代えてホフマンを投入、ホフマンはそのままボランチに入ったようだ。
70分、CKに中央でフェスタガードが合わせ、敵に防がれたこぼれ球にシュティンドル、クラマーが詰めるがゴールを割れず。次第に残り時間が少なくなる中、79分に試合が動く。シュティンドルからのパスを受けたホフマンが裏に抜け出しゴール前からシュート。これは敵GKにセーブされるが、こぼれ球をそのまま押しこんでゴール。1-1と同点に追いつく。
さらに3分後の82分、左サイドでボールを持ったトラオレがフェイントで敵DFをかわしてファーにクロスを上げると、アザールがダイレクトで折り返し、ゴール前のラファエルがこれを蹴りこんでゴール。2-1と逆転する。
その後はグラードバッハが試合をコントロール。87分にはアザールに代えてヘアマンを、アディショナル・タイムにはトラオレに代えてジョンソンを投入して試合をクローズしに行く。裏に飛び出したヘアマンが敵GKと一対一でシュートを放つシーンもあったがGKにセーブされ、結局2-1でポカールの1回戦を突破した。
シーズン初戦かつポカールとあって難しい試合になったが、最後には地力の差を見せて逆転勝ち。まだまだ粗いところもあるが、監督も主力選手も昨季から大きな変更なく、戦術は浸透していると思う。新しく加わったギンター、ツァカリアも、形のできているところにハメこむ補強なのでまずは無難に入れているようだ。
試合内容としてはシュート数23-8、CK11-2、ポゼッション72-28と格下の敵を圧倒したが、先制を許すなど苦戦した点は修正が必要。故障者がDFに集中しているのが不安材料だが、来週にはリーグ戦も始まる。ヘキング監督の力が試されるとともに、ファヴレ、シュバートと連続性をもってオートマティズムを形成してきたチームの真価が問われるシーズンだ。
ディーター・ヘキング監督談話:
「ここでは一部リーグと同じような雰囲気と、我々に全力を出すことを要求してくる敵に直面することになると試合前から言っていた。我々は素晴らしい試合の入り方をし、いいテンポで最初の20分間はうまくボールを動かせた。しかしその後テンポが落ち、失点してしまった。ここでエッセンに、今日は何かが起こるかもと思わせてしまった。重要なのは、我々がしっかり我慢することができたこと、そしてテンポを再び上げることができたことだ。チームはできることをすべてトライしているのが分かった。1-1になる前に既にいいチャンスはあった。DFBポカールの特徴が出た試合だったと思う。我々を非常に苦しめたスヴェン・デマント監督と彼のチームに賛辞を贈りたい。我々は全力を求められ、大きなプレッシャーをかけられた。最終的には2-1の勝利となったが、この結果には満足していると誇りをもって言いたい」
初戦からコメント長いわ。
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DFBポカール
2017年04月29日 20:12
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【DFBポカール準決勝】グラードバッハ×フランクフルト
■2017年4月25日(火) 20:45キックオフ
■Borussia-Park
日本時間の水曜日未明3時45分キックオフということでリアル・タイムでの視聴は普通に諦めた。FohlenTVでハイライトのみ確認。
ポカールではあるが準決勝まで来たらタイトルに色気が出るのは当然。今季はリーグ戦でつまずいており、現実性のあるタイトルにはこだわりたいところ。
しかし引き続きラファエル、アザール、ヤンチュケ、クラマーが離脱中で、結局週末のBVB戦と同じ布陣でのスタートとなった。
ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ヴェント
トラオレ シュトロブル ダフード ホフマン
シュティンドル ハーン
試合はフランクフルト優位の展開に。立ち上がりから何度かチャンスを作られシュートを放たれるが、ゾマーの好守もあり難を逃れる。しかしその後も押しこまれる時間が続き、15分、左サイドからのクロスがファーに流れたところをダイレクト・ボレーで叩きこまれ失点、0-1と大きなビハインドを背負うことに。
グラードバッハはその後もなかなか攻撃の形を作ることができない。17分にはダフードがミドルを狙うがGKにセーブされる。34分にはトラオレが左サイドから切れこんでシュートを放つがこれも枠外に。それ以外には大きなチャンスも作れず。
41分、傷んだヴェントに代えてニコ・シュルツを投入、アクシデントでカードを1枚使ってしまう。43分、ゾマーからのフィードを受けたホフマンが前線に走りながらボールを受け、飛び出した敵GKの頭を越えてシュートを放ったがボールは惜しくも枠に収まらず。
前半のアディショナル・タイム、左サイドに開いたトラオレがクロスを入れると、ニアのハーンが頭でファーに伸ばし、ここに走りこんだホフマンがダイレクト・ボレーを決めてゴール。1-1と同点に追いつく。前半はこのまま終了。
グラードバッハは後半からシュティンドルを下がり目にしてハーンを1トップにした4-2-3-1に近い布陣に変更、トップ下に起点を作るが目覚ましいチャンスは作れず。ポカールらしく互いに譲らない厳しい試合になる。
80分、ダフードに代えてベネスを投入するが逆転はできず、試合は延長に入る。
延長開始からトラオレに代えてヘアマンを投入。リスクを取った攻撃から何度かチャンスは迎えるものの決めきれない。111分、ホフマンに代えてゾヴを投入するが、結局試合は動かず、PKでの勝負となる。
グラードバッハは先攻で、シュティンドル、ヘアマン、ハーン、シュトロブル、ベネスと5人が全員決めるが、フランクフルトも全員が決め、5-5でサドンデスになる。6人目のフェスタガードが決めるが敵も決めて6-6。7人目、クリステンセンのキックは敵GKがセーブ、万事休すかと思われたが敵のキックもゾマーがストップ、8人目へ。
8人目のゾヴがGKに止められ再び窮地に。ここでフランクフルトがきっちり決め、PK6-7で競り負け、決勝にコマを進めることができなかった。
ケガ人が多くターン・オーバーのできない中で、日程的に疲れもあったか。攻撃にアイデアを欠いた感は窺える。延長、PKまでよく戦ったが残念ながら準決勝での敗退に。PKになった時点で結果は水もの。せめて延長でゴールできなかったことを悔やむ他ない。ポカールなので内容を云々しても仕方なく、勝ち抜けられなかったことがすべて。
これで今季残りはリーグ戦4試合のみ。来季のCL出場を目指してできる限りのことをやるしかない。この試合で負傷のヴェントは骨折で今季絶望との報も。一方でラファエルは練習に復帰とも言われており、次節マインツ戦はどうなるか。
ディーター・ヘキング監督談話:
「前半はおそろしく神経質になり地に足が着いていなかった。我々はあり得ないくらい何度も簡単にボールを失ったが、これはやってはならないことだ。幸運にも前半終了間際に何とか追いつく頃ができた。ハーフタイムに我々は少し変更を行った。そこからは守備面ではほぼ何もやらせることなく、前を向いての戦いもずっとよくなった。しかしながら、非常に高いボール支配率にも関わらず、フランクフルトのゴール前で危険なシーンを作ることはできていなかった。そのために我々は2点目を挙げることができなかった。PKは我々にとっては不運な結果となった。選手たちはできることをすべてやったが、それでも届かなかった」
ニコ・シュルツ、ベネスがkickerでいい評点をもらっているのが嬉しい。
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DFBポカール
2017年03月03日 22:27
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【DFBポカール】HSV×グラードバッハ
■2017年3月1日(水) 18:30キックオフ
■Volksparkstadion (Hamburg)
ポカールの準々決勝はHSVとのアウェイ戦。中継はないので結果だけ確認、後でFohlenTVでダイジェスト見た。試合全部は週末に余裕あれば見よう。
ダフードとヘアマンが先発、シュトロブルとジョンソンがベンチ・スタートとなった。またラファエルも先発に復帰、ドルミッチがベンチに。
ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ヘアマン クラマー ダフード ホフマン
シュティンドル ラファエル
立ち上がりからHSVが積極的に仕掛け、グラードバッハは自陣で守備に回る展開に。しかし、ゾマーの好守もあってこの時間帯をしのぐと、その後は次第にグラードバッハが前に出始める。30分を過ぎたあたりからはチャンスも作るが決めきれず、スコアレスで前半を終えた。
後半に入るとグラードバッハが攻勢に。ロング・ボールを追ってエリア内に走りこんだヘアマンが足を刈られて倒されPKを得ると、53分、これをシュティンドルが冷静に右隅に決めて1-0に。このところPKがきちんと決まっているのが嬉しい。
さらにその5分後、シュティンドルのシュートがGKにセーブされたところでこれを拾ったホフマンが足を引っかけられて倒され再びPKに。61分、ラファエルが左上にこれを決めて2-0に。10分足らずの間にPK2本でアドバンテージを得た。
前がかりになるしかないHSVに対して2点のリードがあるグラードバッハが試合をコントロールするが、背後を突いての追加点は得られず。76分、ホフマンに代えてジョンソンを投入。その後も、82分、ダフードに代えてシュトロブルを、85分、ラファエルに代えてハーンを投入、試合をクローズしに行く。
アディショナル・タイム、GKからのロング・フィードを受けた敵FWに右寄りからシュートを決められ2-1と1点差に詰め寄られたものの、リードを守って勝ちきり、準決勝進出を決めた。
数字を見えればシュート10-15、CK2-7、ポゼッション52-48と必ずしも圧倒できていた訳でもなく、ゴールは2本ともPKだったが、まあ、クレバーに手堅く戦ったということか。カップ戦でありそれはそれでいい。
もう少し大胆にターン・オーバーしてもいいようにも思ったが、まあ、ラファエルが先発復帰してPKとはいえ1本決めてるし、準々決勝まで来たら色気も出るので仕方ないか。キツい日程の中だが、こうやって結果を出して行くことで連係が深まり内容も上向いて行くはずだ。
既に準決勝の組合せは抽選が終わっており、グラードバッハは4月25日か26日のいずれかに、ホームでフランクフルトと戦う。ロッテ(3部)とBVBの試合は積雪のため延期になっており、もうひとつの準決勝はその勝者がバイエルンと戦うことになる。
考えてみればグラードバッハがポカールで準決勝とか行くのは今まであんまり記憶ない。決勝戦に進めばELが確定するらしく(詳しいレギュレーションは調べてない)、ここまで来たらしっかり勝って決勝にコマを進めたい。
リーグ戦は土曜日にシャルケをホームに迎える。さらに来週木曜日にはシャルケとELのファースト・レグ、週末にHSVとリーグ戦、次の木曜日にシャルケとELのセカンドレグと、HSVとシャルケしかない感じで試合が続く。そしてその後はバイエルン。集中が切れないように戦いたい。
ディーター・ハキング監督談話:
「ラース・シュティンドルは今や、ピッチの中で素晴らしい働きをしているだけではなく、その外でもチームを牽引している。彼が自信を持っていること、いつ何をすればいいかよく分かっていることに気づくだろう。彼は我々にとって非常に重要な選手だ。しかし私はチーム全体を高く評価しなければならない。私はボルッシアに着任した最初の日から、チームが自ら責任を担っていると感じていた。HSVは最初の25分間、本当にしっかりと圧力をかけてきた。我々はしっかり試合に入るという点で問題を抱えていた。我々は攻撃の組み立てで簡単にボールを奪われていた。30分過ぎてようやく、リラックスすることができた。ギリギリ遅い時間帯まで失点しなかったことも嬉しい。ポカールに参加する以上はベルリンに行きたいし、ポカールを手にしたい。我々はハンブルグ経由で次に一歩進めたことを嬉しく思う」
書いても書いてもマッチ・レビューが追いつかない感じだが、勝ってるのでそれでいい。
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DFBポカール
2017年02月11日 09:00
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【DFBポカール3回戦】フュルト×グラードバッハ
■2017年2月7日(火) 20:45キックオフ
■Sportpark Ronhof Thomas Sommer (Furth)
2部のグロイター・フュルトとの一戦となったDFBポカールの3回戦。日本時間で水曜日の未明4時45分からというムリな設定だし中継もないので、後からゆっくり動画で内容を確認した。
ラファエルが足に問題あるということで欠場、このためドルミッチが前線で先発。またフライブルク戦で先発したハーンがベンチ・スタート、代わってジョンソンが先発した。
ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
アザール クラマー ダフード ジョンソン
シュティンドル ドルミッチ
試合はグラードバッハがボールを支配、主導権を握って敵陣中心に攻撃を仕掛ける。8分、ヴェントが左から放ったシュートは惜しくもニア・ポストを叩いて外に。12分、ジョンソンからのパスを受けた左裏に抜け出したヴェントが再びシュートを放つと、これがGKの脇をかすめてゴール。グラードバッハが早くも1-0と先制する。
実力差があるので先制すると試合は一気に楽になる。18分、敵MFがクラマーに対する悪質なファウルで一発退場。スパイクの裏でモロにすねに行っており危険なプレー。幸いクラマーは大きなケガに至らず、そのままフル出場できたものの、一つ間違えれば骨折でもおかしくなかった。クラマーはその後も後ろからどつかれるなど気の毒だった。
数的優位を得たグラードバッハは大きなリスクもなく試合を支配。35分、ドリブルでエリア内に突っかけたアザールがDFに足を引っかけられて倒れPKを得る。これをアザール自身が落ち着いて決め2-0とリードを広げる。おそらくここでもう試合は決まった。前半はこのまま終了。
後半に入ってもグラードバッハが圧倒的にボールを支配する流れは変わらず。大きなリスクを取る必要のないグラードバッハはムリに攻撃を仕掛けず、敵陣中心にボールを回して時間を使う。フュルトはボールを奪っても自陣深くからの攻撃となり前までボールを運べない。見どころの少ない展開になる。
68分、ジョンソンに代えてヘアマンを投入。ヘアマンは右SHに入りアザールが左に回ったようだ。さらに72分にはドルミッチに代えてハーンを投入。ハーンはそのままトップに入ったと思う。何度かチャンスを作ったものの決めきれず、本来ならこの時間帯にしっかりダメ押しして試合を決めておきたかった。
さらに79分、ダフードに代わってベネシュがイン。ベネシュは公式戦初出場となる19歳のルーキー。終盤にはFKにヘアマンがフリーで頭で合わせるシーンもあったが枠外に。ヘアマンのヘディング・シュートは初めて見たかも。フュルトは終盤、捨て身の総攻撃をかけたが奏功せず、結局2-0でグラードバッハが危なげなく準々決勝にコマを進めた。
力の差が歴然とした試合で、前半に2点差となり、敵が一人退場したこともあって、後半は見せ場に乏しい展開になった。グラードバッハはウィンター・ブレイク以降の好調を維持、少ないタッチでボールを動かしながらスピードを殺さず敵陣に入りこむ攻撃ができていた。敵が引いてしまっていたのもあったが、後半に追加点が欲しかった。
シュート数12-6、CK5-1、ポゼッション61-39とはっきりしたグラードバッハのゲーム。ラファエルを欠いたがアザールが生き生きと動きまわっていたのが印象的だった。こうやって勝ちグセをつけ、勢いをつけてリーグ戦、ELに臨めるのは大きい。
ポカールは3月1日にHSVとアウェイで準々決勝を戦うことになったようだ。週末にはリーグ戦でブレーメン遠征、木曜日にはELでホームにフィオレンティーナを迎える。その後もELのセカンド・レグ、DFBポカールの準々決勝があり、4週連続の英国週間となる厳しいスケジュール。
一方でシュトロブルとエルヴェディが練習に合流したとのニュースもあり、行けるところまで行くしかない。
ディーター・ヘキング監督談話:
「退場はもちろん我々にとって有利だが、劣勢の方が観客を味方につけると10人を相手に戦うことも時として難しくなることがある。しかし我々はリードを背景に最後まで集中して戦うことができた。私のチームはしっかりした試合を見せてくれた。選手たちはよく連動し合い、よく話を聴いてたくさんのことを実行に移してくれた。今日も見たように、改善すべき細かなポイントがあるのはいつものことだ。リーグ戦3試合で勝ち点7を挙げたことに加えて、ポカールでも次のラウンドに進むことができたのはとても嬉しい。しかし、ここで一息つく訳に行かないことも分かっている。土曜日にブレーメンで次の難しい課題が我々を待っていることを考えると、早く疲れを回復することが重要だ」
次の試合ももうすぐだ。
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2016年10月27日 23:13
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【DFBポカール2回戦】グラードバッハ×VfB
■2016年10月25日(火) 20:45キックオフ
■Borussia-Park
この試合は完全に忘れてて、朝ツイッターを見て気づいた。まあ、事前に思い出したとしてもDAZNでも中継はなかったのでどうしようもなかったが。対戦相手は2部のVfB。
ヤンチュケ、ダフード、ヘアマンを先発起用、コープ、ヴェント、ホフマンがベンチ・スタートとなった。ラファエル、アザール、トラオレらは引き続きベンチ外。kickerによればシュトロブルをアンカーに置いた3バックだったようだ。
ゾマー
ヤンチュケ フェスタガード エルヴェディ
シュトロブル
ヘアマン クラマー ダフード ジョンソン
シュティンドル ハーン
試合はボールを支配して攻撃を仕掛けるグラードバッハに対し自陣深くでスペースを消すVfBという展開に。VfBの固い守備の前にグラードバッハはフィニッシュに持ちこめず、逆にVfBに何度かチャンスを作られるが、フェスタガードの守備などで救われる。
32分、自陣で奪ったボールを展開、ヘアマンからのパスを受けたハーンが、ダイアゴナルに走りこんだジョンソンにヒールで落とすと、これを受けたジョンソンが流しこんでゴール。グラードバッハが1-0と先制する。
グラードバッハはその後も追加点のチャンスがあったがハーンのシュートは敵GKにセーブされて得点できず。1-0で前半を終了した。
後半に入っても流れは変わらず。何度かハーンに決定機があったがGKにセーブされる。VfBは引き続き自陣でブロックを構築、グラードバッハは攻めきれず。しかし一方でVfBの攻撃も散発で失点の脅威は大きくない。
68分、クラマーに代えてコープを、70分にはシュトロブルに代えてヴェントを投入。
84分、フェスタガードからのフィードをハーンが受け、ジョンソンを経由して右寄りのシュティンドルへ。シュティンドルがエリア手前から放ったシュートはそのままネットを揺らしゴール。2-0と終盤に大きな追加点を得る。
87分にはシュティンドルに代えてソウを投入し試合をクローズ。結局2-0で完勝し、3回戦に進出を決めた。
我々とて万全でも何でもないし、ハーンはシュートをGKに当てまくってまったくゴールの予感もなかったが、ジョンソン、シュティンドルがチャンスを決めて何とか次にコマを進めることができた。引いて守るVfBの守備には手を焼いたが、先制した時点で負ける可能性はグッと低くなり、あとはゲーム・マネジメントの問題だったということか。
数字を見てもポゼッションは68-32と圧倒的だが、シュート数は9-12と劣勢、CKも2-6で、ボールは支配したが攻めあぐねたことが分かる。
ダイジェストしか見ていないが、危なっかしい場面も少なくなく、バタバタ感は拭えない。中2日、中3日での試合が続くが、ここが踏ん張りどころだ。リーグ戦、CLを含め何とか手のうちにあるものでしのぎつつ、ケガ人の復帰を待ちたい。
DFBポカール3回戦は来年2月、グロイター・フュルトとの対戦に決まったようだ。金曜日には早くも次のリーグ戦がありフランクフルトと対戦。さらに次の火曜日にはセルティック・グラスゴーとCLを戦う。ホームでの3連戦となっているのは救いだが、ここが真価を問われるところだ。初戦にきちんと勝てたのは大きい。
アンドレ・シュバート監督談話:
「とてもいいチームに勝つことができて非常に満足だ。VfBは非常によく組織だっていて、ここ数週間いい結果を残してきた。我々にとって簡単な仕事ではまったくなく、我慢が必要だということは明らかだった。敵は非常にうまく戦い、とてもコンパクトでスペースを狭くしてきた。自分たちのポジションを見つけ出すまでには少しばかり時間がかかったが、次第に修正してよりしっかりと試合に入って行くことができた。敵のはっきりしたチャンスはほとんどなかった。あと、1点、2点多く我々のチームが決めていたら嬉しかったが。試合前に、我々は何としても次に進みたいと話したが、そうすることができた。そのことはとても嬉しい」
ここからいい流れを作って行きたい。
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DFBポカール
2016年08月21日 21:35
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【DFBポカール1回戦】ドロヒターゼン×グラードバッハ
■2016年8月20日(土) 15:30キックオフ
■Kehdinger Stadion (Drochtersen)
DFBポカールの1回戦はレギオナルリーガのドロヒターゼンとのアウェイ・ゲーム。ドロヒターゼンはどうもハンブルグとかの方にある人口1万人今日の村らしい。
グラードバッハはCLプレーオフのベルン戦から大きくメンバーを変更、ケガで欠場のゾマーの他、エルヴェディ、クリステンセン、シュトロブル、シュティンドル、アザール、ラファエルらがスタメン落ち。それでもこの布陣になるのだから層は厚い。
ジペル
コープ ヤンチュケ フェスタガード ヴェント
クラマー ダフード
トラオレ ホフマン ヘアマン
ハーン
試合はグラードバッハがボールを支配、敵陣で攻撃を仕掛けるが、割り切って守備に徹するドロヒターゼンを崩せずなかなかフィニッシュに持ちこめない。格の違いのあるポカールの試合にはありがちな展開となりグラードバッハが攻めあぐねる。
右サイドのトラオレを起点に攻撃を仕掛けるものの、敵陣ゴール前はとにかく固く、最後のひとつかふたつ前で跳ね返される感じ。前半はシュート6本を放ったがゴールの予感はないままスコアレスでハーフタイムに。
後半開始早々に試合が動く。55分、左サイドでボールを持ったクラマーがドリブルからクロスを入れると、ファーから駆けこんできたコープがダイレクトで合わせゴール。後ろから入ってきたコープを捕まえきれていなかったように思う。
焦りが出る前に先制できたことでグラードバッハには余裕が生まれる。64分、ダフードとヘアマンに代えてラファエルとアザールを投入。ドロヒターゼンは反撃にも迫力を欠き1-0のまま終盤へ。
最後は89分にトラオレに代えてシュトロブルを投入して試合をクローズ。グラードバッハが貫録を見せて格下のクラブに対し1-0できっちり勝ちきった試合になった。
格下のクラブが自陣でブロックを形成し、敵のミス待ち、ワンチャン待ちの戦術を取った典型的な試合になり、その意図はある程度まで達成されていたが、後半開始早々にコープの活きのいい動きから敵の守備にギャップを作り何とかゴールをこじ開けた。
日程的にはCLプレーオフの谷間、格下のクラブ相手のアウェイ・ゲームということで戦いにくい状況だったと思うが、しっかりとターン・オーバーでメンバーも試せた。
シュート数14-4、ポゼッションは実に81-19と圧倒的な優勢だったが、ゴールは1点のみと攻めあぐねたのは事実。リーグ戦やCLではここまでの試合はないと思うが、こうした試合にきちんと結果を出せたのはよかった。
トラオレが元気だった一方、ヘアマンはあまり印象に残らず心配。この試合に出たメンバーの出来が今季のパフォーマンスを下支えすることになる訳で、ヘアマン、ホフマン、ダフード、コープあたりの出来には注目して行きたい。
アンドレ・シュバート監督談話:
「我々は試合開始から試合を支配し、集中して仕事に当たった。ドロヒターゼンはしかし全員で守備をし、文字通り献身的に戦っていた。前への動きは少なかったが、薄氷の勝利となってしまったのは理由のないことではなかった。彼らの守備のパフォーマンスは高買う評価されるべきだと思う。しかし我々は我慢強く戦い続け難しい状況をしっかり受け入れた。失点しなかったことは重要だ。難しくやり過ぎた面はあるが、結果的にはきちんと勝って次に進むことができた。ポカールというのはまさにこういうものだと思う」
オリンピックも終わってブンデスリーガも来週から始まるし、その前にCLプレーオフのセカンド・レグもある。赤kickerも届いたしいよいよ本格的に開幕だ。
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DFBポカール
2015年12月20日 15:16
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【DFBポカール3回戦】グラードバッハ×ブレーメン
■2015年12月15日(火) 19:00キックオフ
■Borussia-Park
ポカール3回戦。日本時間では水曜日の未明3時というムリな時間帯で当然スカパー中継もないので観戦は諦めた。
レバークーゼン戦からはドルミッチ、トラオレ、ヤンチュケに代わってラファエル、ジョンソン、アザールが先発。アザールの先発はすごく久しぶりだと思う。フォーメーションは4-4-2に戻したようだ。
ゾマー
コープ クリステンセン ノードファイト ヴェント
アザール ダフー シャカ ジョンソン
ラファエル シュティンドル
ボールを支配するグラードバッハに対し、固い守備からひとたびボールを奪うと素早い切り替えで押し上げるブレーメンという展開に。序盤のピンチをゾマーの好セーブでしのぐと、14分にはスルーパスを受けて裏に抜けたラファエルがシュートを放つがGKにセーブされる。ブレーメンにも何度かチャンスを作られ、拮抗した戦いになる。
32分、ダフーがキープして出したパスをアザールがワンタッチでシュティンドルに。シュティンドルがこれを冷静に蹴りこんで、グラードバッハが1-0と先制。そのままリードを保って前半を終える。
しかし、後半開始間もない52分、エリア外からシュートを決められ1-1の同点に。直後にラファエルのスルー・パスを受けて裏に抜けたアザールがシュートを放つがポストに嫌われる。
すると58分、敵のFKをゾマーが一度はセーブしたものの、こぼれたボールを押しこまれて1-2と逆転を許す。
しかしグラードバッハは下を向くことなく反撃、63分、ダフーに代えてエルゴタを投入、勝負をかけに行く。シュティンドルがボランチに下がったか。アザールが何度かチャンスを迎えてシュートを放つが決めきれずにいたところ、73分、敵のミスからボールを奪ったラファエルが前線にスルー・パス、これを受けたエルゴタがGKとの一対一を冷静に決めてゴール、2-2と同点に追いつく。
ところが直後の75分、左サイドから入れられたクロスにファーでフリーのヘディングを許し失点、2-3と再び勝ち越しを許す。さらに78分、敵のシュートがノードファイトに当たり軌道が変わってゴール。2-4とリードを広げられる。
グラードバッハは88分、コープとアザールに代えてエルヴェディとドルミッチを投入、アディショナル・タイムにはノードファイトのFKが敵DFに当たってこぼれたところをエルゴタが押しこみ3-4と1点差にしたものの時既に遅く、今年のDFBポカールは3回戦敗退となった。
このところのマンチェスター・シティ戦、レバークーゼン戦と比べればパフォーマンス自体は悪くなかったようだが、後半息切れして失点を重ねる悪いクセが出ていて、疲労が蓄積していることが窺われる。
守備が崩壊しているというよりは、ぎりぎりせき止めていたものがさすがにもたなくなってきたという感がある。過密日程の連戦に加えケガ人が多くロクにターン・オーバーもできないことでチームにムリが蓄積しており、これまでは勝っていたことが一種の麻薬のような役割を果たして何とか走って来られたが、さすがにそろそろひと休みして態勢を整えるべき時期に来ている。
特に、バイエルン戦に勝ってしまったことで燃え尽き感が出たのも何気に大きいような気がする。また、あの試合でうまく行った3バック、ハイ・プレス、中盤のマン・マークというムリめの戦術の成功体験を引きずってしまった感もあった。
シュバート監督としては、少しずつ独自色を出しながら持続可能な勝ちパターンをしっかり定着させることが必要だと思うが、連勝できていた時期はファヴレ前監督の遺産を整理してうまく機能させることができていたからこそいい形でチームが回っていた訳で、ここからどうチームとしての戦いを構築して行くか、新監督としての真価が問われる局面になってきたというべきだろう。
まだリーグ戦の前半最終節ダルムシュタット戦が残っている。形はともかくここでしっかり勝ち点を積み上げ、いいイメージを持ってウィンター・ブレイクに入りたい。
アンドレ・シュバート監督談話:
「敗退したことについては非常に落胆している。我々はあまりうまく試合に入ることができなかったが、それにも関わらずリードを奪ってハーフタイムを迎えた。後半にはあまりにたくさんのチャンスを作らせ、ミスもあって、その結果リードを許してしまった。それでも我々は前を向いて戦いそのおかげで一度は同点に追いつくこともできた。その後は落ち着いて試合を我々にとって正しい軌道に乗せ直すための時間が、本来なら十分あったはずだが、我々はあまりに雑に前がかりになってしまった。我々は非常に攻撃的な指向をもつチームであり、常に前につながる道を探している。しかしそれは非常に狭い稜線だ。失点を重ねた後でも選手たちは核心を持って最後まで戦ってくれたが、最後には3-4の敗戦となった。これはもちろん我々にとって非常に厳しい結果だ」
3試合で13失点はどうやっても言い訳できない。得点がそこそこ取れているだけに、この守備の力尽き感がヤバい。ウィンター・ブレイク中の立て直しが必要だ。
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DFBポカール
2015年10月31日 21:01
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【DFBポカール2回戦】シャルケ×グラードバッハ
■2015年10月28日(水) 20:30キックオフ
■Veltins-Arena (Gelsenkirchen)
リーグ戦で対戦したばかりのシャルケと中2日での再戦。日本時間では木曜日の未明4時半からの試合ということで、早起きして動画視聴という手もあったが、まあポカールだし、最近そういうムリな見方が続いているので素直に結果だけを確認することにした。
シュバート暫定監督は3人をローテーション。ラファエルがインフルエンザということでドルミッチが先発した他、ジョンソンに代わってアザールが、ダフーに代わってノードファイトが先発した。
ゾマー
コープ クリステンセン ヤンチュケ ヴェント
トラオレ ノードファイト シャカ アザール
シュティンドル ドルミッチ
ホームのシャルケが序盤から攻勢に。グラードバッハは自陣に押しこまれシュートも放たれるが、ゾマーの堅守もあってゴールは割らせない。シュティンドルとドルミッチが前線からプレスを試みるが、しばしば長いボールで中盤を省略されて空回り。
シャルケが主導権を握ったまま試合が進み、セット・プレーも含めてピンチが続くが、ゾマーの踏ん張りでしのぐ。シャルケが得点機を生かせないシーンが続いていた42分、敵DFがボールをGKに戻そうとしたところでつまずき、ボールをロスト。これをシュティンドルがすかさず拾って裏に抜け出しGKと一対一に。
シュティンドルは冷静にボールを流しこんでゴール。グラードバッハが敵失から生まれた前半最初で唯一のチャンスを生かし1-0と先制。シャルケからすれば「チャンスを決めきれないでいると往々にしてこういう失点の仕方をする」という見本のような失点だっただろう。
シュバート暫定監督は後半からドルミッチに代えてジョンソンを投入、おそらくアザールが前線に上がったと思われる。
後半に入ってもシャルケ優位の展開となったが、52分、トラオレからのパスを受けて敵ペナルティ・エリアにドリブルで侵入したシュティンドルが飛び出した敵GKに引っかけられて転倒、PKを得る。微妙な判定ではあったが、GKが飛びこむ前にボールを出し、触れさせなかったシュティンドルの匠の技が光った。
53分、このPKをアザールが強烈に蹴りこんで2-0とグラードバッハがリードを広げる。その後もグラードバッハはトラオレ、アザールがシュートを放つが得点には至らず。64分、コープに代えてドミンゲスを投入。ヤンチュケが右SBにスライドしたのだろう。
その後はシャルケがパワー・プレー気味に前線の圧力を高めてくるが焦りが出てか大きなチャンスにならない。76分、アザールに代えてダフーを投入、どうスライドしたのかは不明。結局、効率よく得点を重ねたグラードバッハは危なげなく試合をクローズ、2-0でリーグ戦に続いてシャルケに完勝した。
シュート数10-22と、特に前半押しこまれたことが数字からも分かるが、敵失を見逃さず前半終了間際の効果的な時間帯に先制したことで敵の戦意を削ぎ、後半開始早々にもPKで追加点と、結果的に試合のツボを押さえたグラードバッハの試合運びがはまった。
この試合ではヤンチュケが試合終了間際に敵FWとの競り合いで肩を負傷、精密検査を受けるが週末のリーグ戦には欠場することになった。シャルケにはリーグ戦でもハーンが大ケガを負わされており、マジでやんのかこらという感じ。
負傷者が相次ぐ苦しい人繰りの中でポカールやCLも含めて週2試合のペースはキツいが、流れのいい時は少々しんどくても試合を続けて行くことでイメージが途切れないメリットもある。ここまでシュバート暫定監督になってからリーグ戦5連勝、公式戦8試合で6勝1敗1分と好調を維持しており、この流れを大事にしたいところだ。
DFBポカールは次が3回戦、ラウンド16となる。試合は12月中旬。リーグ戦は土曜日、ヘルタとアウェイで戦う。
アンドレ・シュバート暫定監督談話:
「次のラウンドに進めたことは大変嬉しい。しかし前半の内容には満足できない。我々はまったく試合に入ることができず、後ろからしっかりビルド・アップすることもできなかった。そして長いボールに頼り過ぎたが、前線でそれをしっかり受けることもできなかった。0-1、0-2、いや、0-3にすらなっていてもおかしくなかったのにそうならなかったのは大きな幸運だった。そして前半が終わった時には1-0で我々がリードしていた。フットボールではこういうことが往々にして起こるし、そうなったものは有難くいただくのが当然だろう。ハーフタイムに我々が話し合ったのは、もっと速くシンプルに後ろから組み立てること、そして敵陣深くまでしっかり走りこむことだ。これは後半はずっとうまく行くようになった。攻撃面でしっかり連係できるようになったし、その結果試合は我々の方に転がった」
内容のよくなかった試合をしっかり耐えて結果を得たのは大きい。ヤンチュケを失いカツカツの戦いだがリーグ戦では勝ち星を先行させたい。
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DFBポカール
2015年08月11日 13:02
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【DFBポカール1回戦】ザンクト・パウリ×グラードバッハ
■2015年8月10日(月) 20:30キックオフ
■Millerntor-Stadion (Hamburg)
今季最初の公式戦はDFBポカールの1回戦、2部のザンクト・パウリとのアウェイ・ゲームである。1回戦の大方の試合は土曜日と日曜日に行われたが、この試合は月曜日の夜、日本時間では火曜日未明3時半のキックオフということで何を考えているのか。夜が明けてからグラードバッハの有料動画サイトで時差視聴したが結果は先に見てしまった…。
グラードバッハはクラマー、クルーゼという昨季の中心選手を放出、相応の補強は行ったが、チャンピオンズ・リーグを戦うことも考えれば、この時点でどの程度チームが出来上がっているかを確認するために重要な試合である。
DFラインはシュトランツルとドミンゲスがともに欠場となりチェルシーからレンタルで獲得したクリステンセンと、トップでの公式戦デビューとなるシュルツがCBに。またボランチではハノーファーから獲得したシュティンドルがシャカとコンビを組んだ。前線ではレバークーゼンから獲得したドルミッチがラファエルと2トップ。
ゾマー
ヤンチュケ シュルツ クリステンセン ヴェント
トラオレ シュティンドル シャカ ジョンソン
ラファエル ドルミッチ
前半はアグレッシヴに仕掛けてくるパウリに対しグラードバッハが受けに回る展開。グラードバッハは奪ったボールをつないで攻め上がろうとするが、切り替え早くコンパクトにブロックを形成するパウリに対してなかなかフィニッシュまで持ちこめない。互いに狭い中盤を打開できない緊迫した試合となる。
33分、シャカの自陣での横パスをさらわれ、ゴール前に展開される。右サイドから中央に戻されたボールに後ろから走りこんだ敵MFがダイレクトで合わせると、ボールは鋭い軌道でゴールへ。ゾマーも反応したが届かず、0-1と先制を許す。エリア外からの見事なミドル・シュートだった。
ビハインドを背負ったグラードバッハは、後半開始から積極的に前に出る。54分、トラオレが右サイドを駆け上がり、中央に折り返し。これを受けたシュティンドルがダイレクトで合わせると、シュートは敵DFに当たって軌道が変わりそのままゴールへ。後半開始早々のいい時間帯に1-1と同点に追いつく。
さらに56分、再びトラオレが右サイドから仕掛ける。中央のシュティンドルに預け、シュティンドルが落としたボールをトラオレが左足でシュート。巻いたボールはファーに決まり2-1と逆転。トラオレの思いきりと技術が生きたファイン・シュート。
リードを奪った後は落ち着いた戦いぶりとなったが、67分、左サイドのヴェントからジョンソンを経由してボールを受けたラファエルがエリア内からシュート。これは敵GKにセーブされたが、正面にこぼれたボールをシュティンドルが蹴りこんでゴール。グラードバッハが3-1とリードを広げる。
77分、ドルミッチに代えてアザールを、84分にはトラオレに代えてヘアマンを投入。86分、ラファエルが中盤で受けたボールを、アザールが裏に抜け出すタイミングを計って前線にパス。これを受けたアザールがワン・トラップからシュートしゴール。敵DFに並走され角度的にも難しいところだったが、ニアを抜く技術の高いシュートだった。これで4-1とほぼ試合が決まる。
87分にはシャカに代えてダフーを投入して試合をクローズ、4-1でグラードバッハがパウリに完勝し、2回戦にコマを進めた。
前半は敵のコンパクトな守備とカップ戦独特の前がかりな攻撃に手を焼き先制を許したが、後半は格の違いを示して逆転勝ち。まずはリーグ戦開幕に向けて順調な滑り出しと評していいだろう。特にシュティンドルがしっかり攻撃に絡んで機能していたし、ドルミッチもゴールこそなかったものの前線で味方を生かす動きができていたと思う。
またトラオレ、ラファエル、アザールら、既存戦力も安定した力を発揮、チームの仕上がりは悪くない。少ないタッチでボールを動かしながら一本のクリティカルなパスから一気に前線を目指す攻撃やコンパクトな守備など、昨季躍進した基本的な戦略・戦術は不変であり、今季はそれにどこまで上積みできるかが勝負になる。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「前半はあまりよくなかった。スピードが欠けていたが、敵を最低限疲れさせることはできた。後半に入って我々はスピードを挙げ、サイドをしっかり使ってずっと多くのチャンスを作ることができた。カップ戦においては多くのクラブが初戦で困難に直面する。我々がアウェイで2部のクラブに4-1で勝つことができたのは悪くない結果。明日から、土曜日のドルトムントとの試合に備えて準備を始める前に、今は取り敢えず勝利を喜びたい」
リーグ開幕戦はアウェイでBVBと。スカパー中継もあるし力が入る。何としても勝ちたい。
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DFBポカール
2015年04月11日 12:43
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【DFBポカール準々決勝】ビーレフェルド×グラードバッハ
■2015年4月8日(水) 19:00キックオフ
■Schuco-Arena (Bielefeld)
DFBポカールの準々決勝は週央のゲーム。夜中の2時からということで動画を探すのも諦めて寝た。二部のビーレフェルドとアウェイでの対戦。ここまで来たらタイトルを狙いたいが、格下相手のカップ戦が難しいのは間違いのないところで、厳しい戦いが予想される。
週末のリーグ戦からはジョンソンとラファエルに代えてアザールとハーンを起用。ハーンがクルーゼとの2トップを組んだようだ。シュトランツルは引き続きベンチ入りせず。
ゾマー
ヤンチュケ ブラウアース ドミンゲス ヴェント
ヘアマン クラマー シャカ アザール
ハーン クルーゼ
試合はグラードバッハが主導権を握るが、しっかりとブロックを構築し球際でもアグレッシヴなビーレフェルドに対してチャンスは少ない。9分にクルーゼが放ったミドルがファースト・シュート。一方で、15分を過ぎた頃からビーレフェルドもロングボールを主体に攻撃を仕掛け始める。
グラードバッハは集中した守備で対応したが、26分、エリア内でキープされたボールを戻され、外から放たれたシュートが決まって0-1と先制を許す。
だが、31分、左サイドからのクルーゼのクロスが敵DFの手に当たったとしてハンドの判定。これで得たPKをクルーゼが冷静に右隅決めて1-1の同点に追いつく(32分)。失点直後の時間帯に試合を振り出しに戻したグラードバッハは落ち着きを取り戻すが、その後も決定的なチャンスはなかなか作れず。
後半に入っても、グラードバッハが明らかにボールを支配しながら、自陣をしっかり固めるビーレフェルドに対してバイタル・エリアに入りこめない展開が続く。逆にビーレフェルドがカウンターからチャンスを作るが、ゾマーの好セーブもあり得点は許さない。
69分にはヘアマンに代えてトラオレを、80分にはハーンに代えてラファエルを投入し、試合を決めに行くが、決定的なシーンを作ることはできず、試合は延長に。
延長前半はグラードバッハが攻勢。96分にはトラオレからのスルーパスを受けて裏に抜け出したラファエルが角度のないところからシュートを放つが枠に収まらず。99分、アザールに代えてジョンソンを投入。103分にはトラオレが右サイドから切れこんでシュートを放つがこれも枠を捉えきれず。
延長後半になるとビーレフェルドが捨て身の攻撃を試みるがグラードバッハがしのぎ、結局PK戦となる。
後攻のグラードバッハは0-1から1人目のラファエルが左に外す。その後は2人目のジョンソン、3人目のシャカ、4人目のブラウアースが決め、この時点で3-4。ビーレフェルドの5人目が決めれば終了となるところだったがここでゾマーが敵のPKを止め、グラードバッハの5人目クルーゼが決めて4-4となってサドンデスに。
しかし、ビーレフェルドの6人目が決めたあと、トラオレが右隅に蹴ったPKを敵GKがセーブ、4-5でPK戦に負け、グラードバッハは準決勝進出を逃した。
ポゼッションは77-23とグラードバッハが圧倒的にボールを支配したことを示しているが、シュート数は17-15とほぼ互角。120分で17本だから、ボールを持った割りにフィニッシュまで行けていないことが想像され、自陣を固めたビーレフェルドを崩せなかったという試合展開が数字からも示唆されている。
格下だけにそういった割りきった戦いが許されるというのもあるし、終盤になればなるほど負けられないグラードバッハにプレッシャーがかかるのも自明。PK戦での敗退は運に左右される部分もあるが、格下相手に90分で決めきれなかった時点でこの結果は受け入れるべきものだということだろう。
kickerの採点ではヘアマン、アザール、ハーンがともに4.5と低評価。前線が敵の厚い守りを打開できない窮屈な試合だったようだ。今季の実力であればタイトルを狙って準決勝に参入したいところだったが、これで残りはリーグ戦のみ。チャンピオンズ・リーグを巡る戦いに集中する他ない。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「準決勝進出のチャンスを逃したことには当然落胆している。どうしても次のラウンドに進みたかったが、それが簡単でないことは予め分かっていた。試合を組み立てようと試みたが、ビーレフェルドは極端に集中した守備をしていて、我々はほぼまったくはっきりしたチャンスを作ることができなかった。我々には少しばかり本来必要なスピードが欠けていたし、そもそもスペースを見つけることができなかった。全体として、勝つためには力が足りなかったということだ。PK戦で敗退したことはもちろん消化するのが難しいが、今となってはできるだけ早くこれにケリをつけてしまわねばならない」
リーグ戦次節BVBとの試合はスカパーで中継がある。シーズン前半のアウェイでは完敗しており、ホームでしっかり雪辱したい。
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DFBポカール
2015年03月06日 21:16
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【DFBポカール3回戦】オフェンバッハ×グラードバッハ
■2015年3月4日(水) 20:30キックオフ
■Sparda-Bank-Hessen-Stadion (Offenbach)
DFBポカール3回戦の相手はレギオナルリーガ(四部)のキッカーズ・オフェンバッハ。オフェンバッハといえば、1999年5月、我がヴァルドホフ・マンハイムと市街戦さながらの激しいフーリガン同士の衝突を起こし、機動隊の出動に至った僕個人的には因縁を感じるクラブ。YouTubeで「Mannheim Offenbach 1999」と検索すれば動画が出てくる。ドイツ・フットボール史上の汚点として名高い事件だ。
まあ、いずれにしても日本時間木曜日の未明4時半キックオフで、当然スカパーなどの中継もある訳はなく、リアルタイム観戦は早々に諦めて寝た。
グラードバッハはリーグ戦でパダボーンに快勝した余勢を駆って、格下相手に確実に勝ち上がりたいところ。カップ戦で格下と戦い順当に勝つのはいつでも簡単なことではないが、ここはしっかり力の差を見せなければならない。
英国週間が続くため、グラードバッハは再び6つのポジションをターン・オーバー。CBにはブラウアースが先発しヤンチュケが右SBにスライド、コープはベンチ・スタートに。また、ボランチにはノードファイトに代わってクラマーが先発、両翼はトラオレ、ジョンソンに代わって右にハーン、左にヘアマンが先発した。前線はエルゴタとラファエルに代えてアザールとクルーゼを起用。
ゾマー
ヤンチュケ シュトランツル ブラウアース ヴェント
ハーン シャカ クラマー ヘアマン
アザール クルーゼ
オフェンバッハは序盤から積極的に前に出てくる。グラードバッハは競り合いで勝てず、気合負けする立ち上がりに。
しかし、9分、ヴェントが左から入れたクロスをゴール前で敵DFがクリアしようとしたがヒットせずボールはポストを直撃、あわやオウン・ゴールで先制かというシーン。30分、ヴェントのクロスにアザールがダイレクトで合わせるがシュートはわずかにバーの上に。31分には敵のバック・パスをハーンがさらいかけたがゴールには至らず。
その後も次第にグラードバッハが主導権を握るが、オフェンバッハの守備も固く、スコアレスで前半を終える。
オフェンバッハは後半開始後も勇敢に前に出るが、身体の温まったグラードバッハとはやはり力の差が。50分、アザールのシュートは敵DFに当たって枠外へ。しかし、これで得たCKに対し敵DFがエリア内でハンド。52分、クルーゼがPKを冷静に右上に決めてグラードバッハが1-0と先制する。敵GKには読まれていたが、コースがよくボールも速かったのでしっかり決まった。
こうなると地力に勝るグラードバッハが圧倒的に有利に。グラードバッハはボールをコントロールし、オフェンバッハが攻撃に出るとカウンターを仕掛ける。74分、左サイドでヴェント、クルーゼ、アザールとつないだボールがファーのヘアマンに。ヘアマンがサイド・ボレーを試みるがバーの上。
74分、ハーンに代えてジョンソンを投入。時間の経過とともに焦りの出るオフェンバッハに対し、グラードバッハはカウンターのチャンスを狙う。82分、アザールがジョンソンの競ったこぼれ球を拾いループ・シュートを放つがGKがセーブ。だが、その直後の83分、クラマーの縦パスを受けて抜け出したヘアマンが角度のないところからこれを決めて2-0と試合を決める。
87分にはシャカに代えてノードファイトを投入。88分、ノードファイトのフィードを受けて右サイドを抜け出したヘアマンが中央にクロス、並走したアザールがダイレクトで合わせるがシュートはわずかに右に外れる。
アディショナル・タイムにはアザールに代えてエルゴタを投入して試合をクローズ、グラードバッハが2-0とオフェンバッハに完勝した。
この試合、ポゼッションは61-39と、試合の主導権はグラードバッハが握っていたことを窺わせる。シュートは14-12と拮抗していたようにも見えるが、kickerの記事でもオフェンバッハのチャンスやシュートに関する記載はほとんど見られず、前半はスコアレス、先制点はPKだったが、内容的にはグラードバッハがしっかりとやるべきことをやって手堅く勝ちきった試合だと言っていいだろう。
勝つことでリズムができ、チーム状態も上向いているようだ。ポカールは欲しいが、この好調さをまずはリーグ戦にうまく還元して欲しい。
ポカールの準々決勝の日程、対戦相手は来週の発表らしい。勝ち抜けたのは他にレバークーゼン、ホフェンハイム、フライブルク、BVB、ヴォルフスブルク、ビーレフェルド、バイエルンと、ビーレフェルドを除けば順当。どこと当たってもタフな戦いになるのは間違いない。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「オフェンバッハは予想通り、我々のチームに大きな課題をつきつけた。キッカーズは非常にうまく試合に入り、プレスで我々を早くから押し込んだ。理想的とは言い難い押し込まれた状況の中で、我々のフットボールをするのは難しかった。しかし我々はこれを広い範囲で賢く解決し、最後にはまったく妥当な勝利を得た。我々は何としても次のラウンドに進みたかったし、この目標を完璧に達成したことはとても嬉しい」
次の試合は土曜日にマインツと。スカパーで中継があるが、日本時間では日曜日未明2時半のキックオフなので、録画して日曜日早起きしよう。アウェイだがここでしっかり勝ち点3を積み上げられればチャンピオンズ・リーグへの大きな足がかりになる。
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