2018年03月01日

映画「シェイプ・オブ・ウォーター」感想

原題も「The Shape of Water」

大阪ではあまり…というか、ほとんど試写をやってくれなかった本作。私が把握している限りだとKTVだけで、案の定、当たらなかったので仕方なく、公開初日に見に行ってきました。

本っ当、KTVの試写は当たらない…当たる頻度順は、MBS>ABC&YTV>KTVですが、ABC&YTVと、KTVの間の隔たりが大き過ぎる…まぁ、KTVは会員になった人枠をとるので、そのせいかもしれませんが、それにしても当たらな過ぎて(このブログ、13年書いてますけど、その間KTVで当たったのって、1回位)、他の試写会の当選頻度に比べると、失礼ながら作為的なものを感じてしまうレベルというか。

まぁ、KTV試写会への愚痴はこれ位にして、本題です。1960年代(ウィキによると、62年だそうですが)のアメリカはボルチモア。政府の研究機関で掃除婦として働くイライザは、耳は聞こえるが話す事が出来ず、同僚のゼルダや絵描きの隣人ジャイルズといった友人はいるものの、孤独で単調な生活を送っていた。そんなある日、職場に謎の生物が運び込まれ…。

半魚人(?)と人間の女性が恋に落ちるという、ネタ自体は古今東西にありふれた「異類婚姻譚」な訳で、その手垢のついた題材をどう料理するかが、製作者達の腕のみせどころ。そこら辺、60年代という時代設定を活かして、上手く描いていたと思います。冷戦や人種差別問題をからめつつ、音楽、ファッションや車etcの小道具遣い、色彩は、ムーディでクラシカルでキュート(イライザが映画館の上に間借りしてるって設定もいいですよね) 登場人物達も、俳優達の熱演でもってして、各々キャラがたってる…魅力的でしたし。

ちなみにイライザ役のサリー・ホーキンスが157で、半魚人役の人が192らしいですね。35cm差のラブストーリー。

見終わって、IMDb見るまで全く気付かなかったんですが、ストリックランドってマイケル・シャノンだったんですね(最近、「ノクターナル・アニマルズ」で見たばかりなのに…) あと、ストリックランド夫人役が、CSIのシーズン9のライリー役の人だった事にも全然、気付きませんでした。

以下ネタバレ感想。

最後、「イライザは息を吹き返したけど、別にエラ呼吸が出来るようになった訳ではない」(=悲劇的結末)と思ってましたが、人様の感想によると、「例の傷痕がエラのような器官に変化し、水中で呼吸出来るようになった」(=ハッピーエンド)そうです。…そうなん?だとすると、大事な結末なんですから、もう少し分かり易く、描いて欲しかったような…と、自分の理解力の無さを棚に上げて非難(でも絶対、私と同じ誤解をした観客がいるはず)

同志が家を訪ねてきた時にはあんなに警戒してたボブ(ディミトリでしたっけ?)が、異動の際には不用心だったのが意外。まぁ、あそこで瀕死→まだ、ソ連がやったと思ってるストリックランドを、最期に「嗤う」為に、掃除婦(イライザ)達の仕業だと告げる…というお話の流れ上、ああなるしか、なかったんでしょうけど、普通もうちょっと警戒しないもんですかね(もしくは、アメリカ側に保護を求めて転がりこむとか)

ゼルダはあの旦那さんと離婚…ですかねぇ。子供はいないっぽいですし、彼女は自分で自分を養っていけるでしょうから、軽蔑に値してしまった旦那と、一緒に暮らし続ける意味がもう、無いかと。

Posted by dermorgenstern at 20:15│映画2018