塚口美容室竣工写真です。


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お店の正面です。


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レセプションです。


店内入ってすぐ右手に裏表のセットブースがあります。
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奥のアーチ型扉はトイレの引戸です。


店内奥のセットブースです。
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右側には手前からシャンプーブース・スタッフルームとあります。
 

格子付きの窓からシャンプーブースみるとこんな感じです。
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両開き扉のエントランスです


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壁にはステンシルで制作したメニューがあります。


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アーチ型のトイレ扉をご要望頂きましたが、動線を考慮して引戸にしています。


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セットブースには出来る限りの窓を設けましたが、外からの目線には配慮して、一部をチェッカーガラスにしています。


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窓に出来ない部分は収納を設置しています。



引き渡し後のお話

 
さて、前回お伝えしていました外壁モルタルの問題ですが、建物の予想以上の揺れにより、モルタルの割れが発生し、表面からは分からない建物の元からの塗装の劣化により、雨水がその塗装の下を通っており、その水が今回施工した壁から染み出てくるという現象が引き渡し後すぐに発生しました。
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ひび割れのとシミの写真です。


工事をする際に既存の壁を壊して一から作りなおせばいいのですが、予算との兼ね合いからそうすることが出来ない場合も多いです。
また、モルタル以外の仕上げにして、割れが発生する可能性を下げることも出来ましたが、雰囲気のある白壁にしようと思うとやはり漆喰やモルタルが適しています。
施工前には工務店としっかりこの様なリスクを話し合った上で、施工方法や仕上げを決めるのですが、今回は読みきれませんでした。

ですので、今回は施主様がご納得頂ける形で補修工事をさせて頂きました。


まず。上階外壁の塗装下からこれ以上水が降りてこないように1階と2階の間に水切りを差し込みました。
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そしてモルタルの割れは何度か補修してみましたが、繰り返されたので、モルタルの雰囲気は無くなりますが、確実に割れが発生しない施工方法として、ケイカル板を上から貼り付けて塗装しなおしました。
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照明器具も一度すべて取り外し、ステンシルなどもやり直しました。
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離れて見るとモルタルとの違いはほとんど分からなくなる位に仕上がり、
お施主様にもご納得頂きました。


施工後にこのようなことが起こらないのが本当は良いのですが、既存物件を改装していく案件では特に外装に手を加える場合に経験しないとわからないことがあります。

また、限られた予算のなかで出来るだけ良く仕上がる様に予算を配分しながら設計しています。
起こったことだけを見れば最初からケイカルを貼って仕上げていればよかったのですが、モルタルで割れが発生しなければ、数年後の味わいと言う部分では違いが出てくるのも事実です。
協力頂いている工務店もこの様なリスクを引き受けながら色々なことにチャレンジして頂いていますので、今後もベストなデザインをご提案していきながら起こった結果にはしっかり責任を果たしていこうと思います。


最後に。。


新美容出版から発売された「はじめての美容室デザイン」にご掲載いただきました。
INTERIORDESIGN

INTERIORDESIGNp94-95
 お店も繁盛しているようで、一安心です。
JR塚口駅前にあるお店です。
オーナーさんは気さくに相談できる非常に良い方ですので、お近くにお住まいの方は是非ご利用下さい。 

fino フィーノ

 
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