2006年01月08日
145 願いを込めて
何やら空を仰ぐように掲げた手が印象的なさくらの図。さくら:「おぉ、母なる空よ。ここのところ曇りがちなので、青く澄んだ空と太陽さんが顔をのぞかせて散歩日和にしておくれ」。と願をかけているようにも見えるし、、、さくら:「ねぇ、肉球見て!相変わらずプニプニだから触ってみて!」と自慢の肉球を見せているようにも見える。どちらにしても普段は丸まっていることの多いさくらだけど、ピンッと伸びきった手はやっぱりなんだか見慣れない。でもなんだかキュートでもあるのでご紹介。
2006年01月01日
144 じゃれるさくら #3
猫じゃらしならぬ耳掻きにつられて横たわると、だんだんと本気モードになってきた。じゃれている途中で呼びかけてもさくらはこっちを向いてはくれない。元々、猫は呼んでも顔はそっぽを向いたままだったり、ましてや呼びかけに応じて歩み寄ってくる動物ではないと思っている人も多いと思う。僕もその一人だった。さくらは常に抱き抱えて甘えん坊に育てたせいか、呼ぶとすぐに振り向くしこちらに歩いてくることも多い。無論、犬ほどではないけれど。。。
2005年11月22日
143 じゃれるさくら #2
というわけで、猫じゃらしの代わりに持ってきたものは“耳掻き”だった。それも白いフサフサ付きのものだ。見るからにさくらのお気に入りになりそうなフワフワの毛玉部分をちらつかせると、興味津々で見入っていた。近づけると寝っ転がってじゃれる体勢に入った。猫の性質なのか左右に毛玉を振りながら目の前に持っていくと、両手で挟もうと狙いをすませている。やる気のなさそうに横たわっているさくらだけど、その見た目とは裏腹にすごい集中力でフサフサを掴もうとしている。。。とは言いつつも、やはり写真からはじゃれている仔猫さくらのほのぼのとした様子が窺える。#3に続く
2005年11月18日
142 じゃれるさくら #1
実際に料理が運ばれてきても、それほど食いしん坊でないさくらは興味を示さずソファに移動してのんびりでしている。正確にはソファに移動させられたんだけど。。。友人宅には同居する動物はいないため物珍しいようで、ひっきりなしに遊んでくれるのでこっちは楽でいい。見た目にはだんだん大きくなってきたものの、まださくらも遊び盛りの仔猫なので遊ぼうとちょっかいを出すと飽きずにジャレてくる。そこで友人が持ちだして来たものは、猫じゃらしの代わりにと・・・。#2に続く
2005年11月14日
141 監視猫
テーブルの上で伸びている物体がさくらである。遊び疲れると落ちつける場所を探し始めて、ここだ!というスペースを見つけるとなかなかそこからは動かない。これから食事が出てくるのを知っているのか、ダイニングテーブルの上に鎮座してまるで食べ物を待ち構えているかのようだ。それともキッチンで忙しなく動き回る人たちを見渡せるのがこの場所だったのだろうか。さくらの監視の中、着々と料理の準備が進められていた。
2005年11月10日
140 猫らしく
さて、久々のドライブを終えて友人宅に着いてお邪魔すると早速、家の中を探検し始めた。普段は猫らしく勝手気ままなさくらだけど、きちんとトイレは覚えているしそこら辺で爪とぎなどもしない意外と行儀のいい仔猫なのだ。それでも初めて訪れる家では少々、不安なためさくらの行くところどころを追いかけて見張りをすることになる。ひと通り探索を終えると、猫にしては甘えん坊なさくらは人が集まる場所に寄って来る。そこで、抱きかかえると甘噛みをしながら肉球を押し付けるさくらであった。
2005年11月07日
139 ドライブさくら #3
ハンドルの内側から覗き込むようにさくらにレンズを向けてみた。まだこちらに気が付いていないようで、相変わらず外の世界の様子をじっくりと見ている。横顔などカメラ目線ではない写真を撮ることが多いため、シャッター音を消しているのでたいていは気づかれない。そこで、今回は呼んでみた。「さくらっ!」
こちらを振り向いた瞬間にシャッターを押した。121「アメショー立ち去る #2」で見せた振り向きざまのさくら以来のカメラ目線のさくらだ。最近はカメラにもだいぶ慣れてきて無視されることも多いので、実はカメラ目線のさくらを撮るのもそう容易くはないのであった。。。
こちらを振り向いた瞬間にシャッターを押した。121「アメショー立ち去る #2」で見せた振り向きざまのさくら以来のカメラ目線のさくらだ。最近はカメラにもだいぶ慣れてきて無視されることも多いので、実はカメラ目線のさくらを撮るのもそう容易くはないのであった。。。
2005年11月04日
138 ドライブさくら #2
ダッシュボードは滑りにくいということもあり、さくらにとっては快適な場所のようだ。小さい頃、電車に乗った時は先頭車両まで行って、運転席の後ろから見える迫り来る景色をじっと見ていた記憶がある。しかし、さくらはクルマが動き始めると正面よりも横や後ろを見ていることが多い。スピード感よりは目に留まる通行人や行き交うクルマなどの方が興味が湧くらしい。クルマの中に居座る犬はよく見かけるけれど、猫というのはあまり見かけないようで横断歩道の前で止まると人気者になるさくらだった。#3に続く
2005年11月01日
137 ドライブさくら #1
この日はクルマでお出掛けなのでさくらも同乗。初めて乗った時からダッシュボードに置いていたので、この位置がお気に入りらしい。いつもフロアを歩きながら上を見上げることの多いさくらには、目線の高い場所は見晴らしがよく色々と見えるので飽きないみたいだ。初めの頃はバイクがすぐ横を通り過ぎるとその音とスピードに驚いていたけれど、最近は慣れてきたようだ。それでも、忙しそうに首を振りながら通り過ぎるクルマやバイクなどをいちいち目で追っているさくらを見ると、こちらの方が疲れないのかなぁと心配になる。#2に続く
2005年10月01日
136 趣味 音楽鑑賞
さくらの好きなアコギと一緒に撮影。8月の記事「094 シーズー犬とご対面 #5」でも紹介した実家のシーズー犬ムクは、若かりし頃はピアノを弾いていると、それに合わせて甲高いオオカミの遠吠えのような鳴き声で歌っていた。特に高音域で16分音符の続くような早弾きをしていると激しく鳴く。いや鳴いているのではなく、確実にピアノの音を聴いてから吠えている。吠えていると言っても「ワンワンッ!」ではなく、「ワオォォォォォォォ〜ン」というかなり長い息の続く限り声を出している感じだ。当時、テープに録音したものが残っているので、機会があればHP上で聴けるようにして紹介したいと思う。さて、さくらはというと特に楽器の生演奏を聴いても鳴くこともなく、相変わらず弾き始めると膝の上に来るところをみると、音楽鑑賞はきらいではないらしい。。。
2005年09月23日
135 名残り惜しむ #2
先ほどの134 の写真をよく見てみると壁の上に猫らしき姿が見えるのがわかる。紛れもなく散歩中の猫だった。グリーンアイズに身体の毛の色が似ているけれど模様が少々違うようだ。どうやら別の猫らしい。それにアイツなら必ずと言っていいほどこの窓の前を通り過ぎて行くはずだ。彼・・・若しくは彼女はそのまま壁の上を悠々と歩きながらこちらを一瞥することなく去って行ってしまった。新参者だろうか、それとも新しい散歩道の偵察だろうか?猫の多い地域だけに散歩道が他の猫と被ることはそう珍しくはないことだけど、やはりテリトリー意識の強い生き物だけにばったりかち合った時が心配だ。というのも、しばしば夜中に猫同士の争う鳴き声が聞こえて来るので。。。
2005年09月22日
134 名残り惜しむ #1
それは日向ぼっこをした4時間後のことだった。窓の外に釘付けになるさくらに気が付いた。どうやら何か居るらしい。つい先日、網戸越しに対面したアメショーはいないみたいだし、グリーンアイズの姿もなさそうだ。でも確かにさくらは何かを見つけているようで、ある方向から目を離そうとしない。わずかな幅しかない網戸の桟に掛ける手は、がんばって踏ん張っているようでなんだかやけに愛らしい姿だ。#2に続く
2005年09月21日
133 久々の肉球
しばらく目をつむっていて寝ているかと思いきや、こちらが移動しようと少しでも物音を立てるすぐにむくっと起き上がった。さくらの肉球が目の前にあったので撮影してみた。薄いピンク色の肉球は生まれて間もない頃と変わらない。さくらだけにきれいな桜色をしている。肉球をふにふにと押しているとそれほど嫌がることもないけれど、あんまりしつこくやると足を引っ込めてしまう。はなの肉球は犬だけに外を散歩しているのでちょっとカタイんだけど、仔猫の肉球は格別に柔らかい。肉球についてはまたいくらでも語る機会はあると思うので今日はこの辺で。。。
2005年09月20日
132 まぁいいや
さっきまで同情を誘うような瞳で外を見ていたと思ったら、何事もなかったかのように寝る体勢に入った。猫らしいといえばそれまでだがまだ割り切れない僕がいる。さくらの行動に一喜一憂して何を求めているのか、何を考えているのかを読み取ろうと試みる。そんな人の思いも知ってか知らぬかさくらは「寝たいから寝るよ、、、」と虚ろな目になってきた。僕が話しかけようとすると、「日向ぼっこであったまったから眠くなっちゃったよ、おやすみ。」と言い残してお昼寝タイムに突入。ま、日光浴をさせるというこちらのも目的も達成したから良しとするか。
2005年09月19日
131 未練
そんなわけで捕獲されて庭先から見る外の世界もひとまずおしまい。部屋に戻してソファに乗せると横になって網戸の方を見上げていた。「は〜あ、もう日向ぼっこは終わりか・・・。」とそれみよがしに外を見つめ続ける。「だって脱出しようとするじゃないか。」と切り返すと、「外に出るとつい興奮しちゃウンだよね。」と、言い訳するというよりはカラッとあきらめた感じで答えるさくら。ちょっと情に絆(ほだ)されて外に出してあげようかなぁ・・・と思うものの、ふと我に立ち返る。ほんの数分前に捕獲作戦を決行したことを思い出しつつ。。。
2005年09月18日
130 日向ぼっこ #6
さて、とうとうカメラを置いて・・・と書いたもののその先を追って撮影したくなる衝動に駆られ、ギリギリまで撮影を試みてしまった。もう今にも飛び降りようとする一歩手前のさくらを捉えることができた。さくらの頭の中では、「地面に着地して隣の家との間にある仕切りの下を潜り抜けて、そのまま塀まで直進して外の世界へ脱出・・・」という経路を思い描いているのだろうか。いや、猫とはあまり考えずにとにかく行き当たりばったりに走り抜けて、瞬時に判断しながら行動する動物だと聞くことが多い。確かに追いかけられた猫が木によじ登って降りられなくなる話はよく聞く。そう言えば、さくらも芝生の広場で走り出して百日紅(サルスベリ)に登って降りられなくなっていたことを思い出した。この後、カメラを置いて飛び降りる前になんとかさくら捕獲に成功し、さくらの脱走計画は失敗に終わったのだった。。。
2005年09月17日
129 日向ぼっこ #5
さて、降りる前の予防線として「こらっ!」と怒ると、何事もなかったかのように起き上がり猫らしく飄々(ひょうひょう)と歩き去ってしまった。さくらはたまに怒られると「自分じゃないよー」という感じで、誤魔化すように肉球を舐め始めたり毛づくろいをし始める。はなは怒られると一目散に逃げる、或いはしょんぼりイジケてしまう。この辺は、猫と犬の性格を表わしているようでおもしろい。さて、さくらが歩いて行ってしまったと言っても安心はできない。このまま行くとお隣さんのバルコニーに行ってしまうので、いよいよカメラを置いて捕獲作戦を決行する時が来た。その模様を撮影できないのが残念だけど事後報告ということで、、、#6に続く
2005年09月16日
128 日向ぼっこ #4
太陽の熱を吸って暖かくなった座布団が心地いいようで、日向ぼっこをすることにしたらしい、、、と思った矢先、早くも地面に興味が移る。明らかに飛び降りようかどうしようか迷っている風に見える。カメラを構えながらも、もしもの時に捕まえなくてはならないという2つの思いが交錯する。穏やかな陽だまりの写真からは想像もつかない心の葛藤があったんだけど、どうやら「降りる=怒られる」という図式のようなものがさくらにもインプットされているらしく、しばらくこのままじっとしていてくれた。但し、しばらくは・・・という時間限定なのだが。。。#5に続く
2005年09月15日
127 日向ぼっこ #3
「こらっ!」と怒るとくるっとこちらに向き直して座布団の上を歩き出した。下に降りてはいけないということを覚えてもらおうと試みるが、好き勝手に動き回っている感は否めない。はなのように言うことを素直に聞いてくれるようなタイプでないことは承知しているけど、家の中のように自由奔放に振舞うのを見過ごすわけにはいかないので(=脱出するので)、少々ダメだということも覚えてもらわないと日光浴もままならなくなってしまう。意外にも、外は勝っ手知ったる家の中とは違うということがさくらもわかっているようで、比較的大人しい。#4に続く