2006年03月10日

044 プロフィールパンフレット アイデア#7

<2-4.映画を紹介 #2>
誰でも何回かは観たことがある映画。音楽と同じくお2人のテイストや趣味が色濃く表われる内容だけに、プロフィールパンフレットで取り上げる内容にはぴったりです。好きな食べ物・スポーツ・音楽・作家に並んで“好きな映画”を紹介することもあるかと思います。ただゲストの皆さんがその映画を観たことがないと伝わらないこともあるので、例えば、“好きな映画:『タイタニック』(恋愛長編3時間超海洋冒険ラブロマンス身分の違う2人の恋の行方物語)”など説明じみたジャンルを自分なりに付け加えると面白いと思います。
或いは、“好きな映画:『タイタニック』(お尻が少々痛くなる3時間超えだけど見終えた後の満足感は100点)”など、その映画館に行った時の思い出を付け加えるのもいいかもしれません。
単なる映画批評や音楽批評ではわからない人にはわからない退屈なものになってしまうので、お2人にまつわる話を軸に映画を引き合いに紹介すると、読み物として楽しめるものが出来上がると思います。“好きな映画:『タイタニック』(ケンカしちゃった時はこの映画を思い出したり夜中に独りで見たりすると翌日素直にゴメンナサイを言えます)”のように。。。
さて、次回は2人の共通することの多いスポーツをテーマにお送りします。  

2006年02月10日

043 プロフィールパンフレット アイデア#6

w_item_ticket_sample1<2-3.映画を紹介>
次に多いのは今まで観てきた映画を紹介する“歴代鑑賞映画紹介”です。過去には、プロフィール年表を、誕生・小学校入学・高校卒業・就職などの時間軸ではなく、2人で観てきた歴代の映画を軸に簡単な映画批評やコメントを入れながら、結婚までの道のりを紹介したプロフィールパンフレットをお作りになったこともありました。映画好きのお2人にはぴったりの内容だと思います。私プロデューサーが個人的にオススメなのは、、、
1.[お互いに贈り合う“私から貴方への1本”] でお互いに愛を深め合い・・・
2.[お互いがそれぞれ“生涯で選ぶ1本”] でちょっと趣味の違いを見せつつも・・・
3.[2人で選んだ“私たちの珠玉の1本”] で2人のつながりを再認識する!
という映画にまつわる3段階でお2人を表現します。映画好きのお2人を紹介するにはこれ以上ない紹介方法だと思うのですかいかがでしょうか?読み物としても面白いですし、ゲストの皆さんが後日、レンタルで借りて観てくれてまたその話で盛り上がるといいなぁという思いも込めてご紹介しました。
さらに遊び心を取り入れて、
4.[ 観てはいけない、でもやっぱり一度は観てほしい1本!] 、、、とか
5.[ ワタシ的に“史上最高の最低B級映画” ] 、、、というのもぜひ紹介して欲しいところです。
今回は終始個人的な見解を述べてしまいましたが、お2人らしさを追求していくというのはこういう細かいツボもぜひ押さえつつ制作しながらお2人にも楽しんで欲しいと願っています。次回も映画を紹介しながらお2人らしさを表現するアイデアを引き続きお送りします。  

2006年02月03日

042 プロフィールパンフレット アイデア#5

w_item_ticket_sample2<2-2.映画をテーマに>
映画鑑賞が趣味な方は多いようで、これもテーマに選ばれることの多いもののひとつです。ひと言に映画といっても幅広いですが、まずは見た目のビジュアルでしょうか。映画のパンフレットに使われるようなメインビジュアルのパロディや、タイトルロゴで使われたフォントを真似てデザインする場合は多いです。細かい部分では、挙式当日の日付で「2007/06/24 ロードショー!」とか2007年6月24日公開!・封切り!などの表記にしたり、場所を明記する際、「1日限りのプレミアム上映会 at 000レストラン」とするなど遊び心を取り入れるのもいいと思います。
また、映画をテーマにということで、招待状と一緒に「挙式鑑賞チケット」なるものを制作するのも面白いと思います。ミシン目の半券部分を「引き出物引換券」にした「2次会招待チケット」を同封すればさらにゲストの方々の印象に残ると思います!
映画をモチーフするのは誰が見てもわかり易く気が付くことが多いのですが、お2人の選ぶ映画とその見せ方によってセンスが問われるところです。もちろんセンス良くまとまるように私どもでも様々なアイデアを出してお手伝いするのでご安心下さい。
次回は、映画は映画でもビジュアルをテーマにするのではなく、今まで観てきた映画を紹介する“趣味の紹介”として映画を取り上げる場合のアイデアをご紹介します。  

2006年01月27日

041 プロフィールパンフレット アイデア#4

pro_01前回の「1.花をモチーフに」に続いて多いのが、「2.お2人の趣味をテーマに」です。プロフィールパンフレットを制作される方の中には、具体的なテーマをお持ちの方が多いのも事実です。個人的な内容こそお2人らしさが出るわけで、そのテーマは実に多種多様です。
<2-1.音楽をテーマに>
例えば、表紙にはギターやピアノなどお2人の演奏される楽器をモチーフにデザインしたり、音楽好きなお2人には、表紙を好きなアーティストのジャケットを真似たデザインでお作りしたこともありました。こだわってセレクトした当日に流すBGM を曲ごとに「なぜこの曲を選んだのか」、「その曲にまつわる思い出」などのキャプション(説明)を付けて紹介するページを制作したこともありました。さらには、“人生で選ぶ5曲とその理由”、最後に結婚するにあたり“お互いに捧げる曲”を選曲するなど、音楽をテーマにデザインと構成を進める方は多いです。得てして聞き流してしまいがちのBGM を紹介する内容は、参列者の方々にも好評です。
また、吹奏楽部で知り合ったお2人の場合は、それぞれが担当される楽器をモチーフに音符を散りばめた表紙をデザイン。当日に演奏のプレゼントがあるパーティだったので、演奏される方々のプロフィールと曲目を紹介。意外と知られていな管楽器や弦楽器の由来や、曲の説明などパーティでは紹介しきれない内容を掲載し、ゲストの方々からは読み物として楽しめたとの感想を頂いたそうです。
またご両親からのお祝いとしてお2人にバンドを呼んでジャズの生演奏をプレゼントされた方から、曲紹介とお2人へのお祝いのメッセージを認(したた)めたカードの制作のご依頼など、実に様々なアイデアから唯一無二のアイテムを作るお手伝いをしてきました。次回は<2-2. 趣味をテーマに>にをお送りします。  

2006年01月20日

040 プロフィールパンフレット アイデア#3

w_item_pro_junさて、新郎新婦のひとりひとりの希望を聞いてから作り始めるデザインDKでは、様々なご要望をお受けすることになります。従って私どもには数多くの引き出しが蓄積されていくことなりました。そんな過去のご要望の中で最も多いのは、「1.花をモチーフに」というものです。当日のブーケに用いるお花を選ばれる方も多いのですが、特にこだわらずに新婦さんのお好きな花、ご結婚される月に咲く花など選ぶ理由は様々です。花をモチーフにデザインして欲しいけど特に花の種類を決めていないという方には、右上にも表示してあるスタイリッシュな花の「カラー」をオススメしています。スッと伸びた茎とシンプルで柔らかな花のカタチは多くの方にご好評を戴いています。
また、特にブーケなどにこだわらずお好きなお花の「すずらん」を選ばれたり、モダン和風なデザインを希望されていたので「蓮(はす)の花」を用いたデザインもありました。
また、花ではなく植物というカテゴリから「アイビー」を表紙に散りばめたり、季節に合わせて「すすき」や「もみじ」をレイアウトしたデザインというのもありました。特に花や植物ということにこだわらずクリスマスの結婚式なので、「冬景色にクリスマスらしいモチーフ」をというご要望に応じて制作したこともありました。
お2人のお好きなモチーフを用いてデザインをするということは、プロフィールパンフレットだけでなく招待状や席次表、席札、2次会招待ハガキなど様々なアイテムに活用できますので、統一したデザインでお作りになってみるのもいいと思います。
次回もデザインのテーマでご要望の多い具体例 vol.2 をご紹介します。
  

2006年01月13日

039 プロフィールパンフレット アイデア#2

yuko_01_hyoshi第2回目は、デザインのテーマの決め方です。
いきなりご要望は?と聞かれてすぐに思い付く方と、なかなか思い浮かばない方といます。もし特に具体的なイメージが湧かないけどお任せで・・・ということでしたら、“紺色をベースにスタイリッシュに“とか、“コゲ茶系の落ち着いた雰囲気でシンプルに”、或いは“和風テイストでモダンなデザインで”など漠然としたイメージをお伝え頂くだけでも大丈夫です。
意外と思いつかないだけで考えてみると、昔から見慣れているもので・・・「あっ!私は和柄の折り紙のデザインとか好きだったなぁ」とか、普段、身に着けたり持っている・・・「ポール・スミスのストライプはいいよなぁ」とか、雑貨やカバンなどで見かける・・・「昔の航空会社のロゴとか色使いはカワイイかも」など、予想外にあなたのお好みのテイストは日常に溢れているものなのです!もちろんそれらをモチーフに参考にしながら、ウェディングにもおかしくないデザインをご提案しますのでご安心下さい。
そういったわけで、私どもではお申込時にお好きな雑誌、CDジャケット、音楽、書籍、映画、インテリア、ご趣味などをお聞きしています。デザインに特に関係なくとも、好きな音楽のジャンルや好きな作家さんなどからもお2人のお好みのイメージを膨らましてゆきます。
せっかくオリジナルで作るのですから、お2人の好きなモチーフなりテイストなりを盛り込んで一生の記念に残るものをお作りすることをオススメします。
次回は、デザインのテーマでご要望の多い具体例をご紹介します。  

2005年12月09日

038 プロフィールパンフレット アイデア#1

m_profile_omoteさて、今回からは何百アイテムと制作してきた、デザインDKオリジナルのアイデアをご紹介したいと思います。ぜひ、これからプロフィールパンフレットの制作を検討している皆様の参考になればと思っています。
まず第1回目は、“表紙”の活用法です。制作途中で、「表紙には文字を入れない方がいいのですか?」と質問を受けることがあります。もちろん、お名前をローマ字で入れたり日付を入れることは多いのですが、ご挨拶文などテキスト関連を入れるのは2〜3割の方々です。それもプロフィールパンフレットのページの仕様によるのですが、“8ページ仕様”でしたら表紙・裏表紙は冊子としての意味合いを持たせて、テキスト情報を載せないパターンが多いです。“4ページ仕様”の場合は、限られたスペースにお写真やプロフィールを掲載したいという方が多いので、ご挨拶を表紙に持って来る方も多いです。また、表紙にご挨拶文を載せたくないけれど、ご挨拶を省きたくはないので・・・という場合は、引き出物・引き菓子・ドラジェなどのお返しとともに添える、サンクスカードにご挨拶を掲載する方もいます。
ご挨拶文ひとつとっても、それぞれの考え方や感謝の気持ちが伝わる大切な要素であることがわかって頂けたかと思います。実際に会場で述べるお礼も、こうしてぺーパーアイテムで残るかたちで伝えるメッセージにしても最も大切なことは、“自分たちの言葉で表現する”ことだと思います。通り一辺倒な形式美のご挨拶もその場が引き締まり、また必要な場合も多々あると思います。でも、本当に心に響く感謝の気持ちが表われるのは、その2人ならではの言葉が発せられた時です。感謝の気持ちが溢れて思わずその場で出てきた言葉が、参列者の胸に届くものとなるでしょう。せっかく作るプロフィールパンフレットやサンクスカードなら、定型文は参考程度に自分たちの気持ちが込められた文章で綴られたものを作りましょう。自分が受け取る立場で考えると、定型文よりは2人の気持ちが込められたメッセージの方がもらってうれしい、という感じはイメージできますよね。
次回はオジナルで・・・と言われてもそれほど具体的なイメージが湧かないんだけど・・・という方へ送る、表紙を含めたテーマの決め方です。  

2005年12月04日

037 プロフィールパンフレット 制作 疑似体験 #10 完成

sample_pro_02_03.epsさて、最後に印刷前に全体をもう一度見直してもらいながら原稿のチェックをして頂きます。念のため内容だけでなく、誤字・脱字も見落としのないよう最終確認をお願いしています。最終確認でOKのご連絡を頂きましたらいよいよ印刷開始となります。
同時に最終的な印刷部数、発送先を確認させて頂きます。出席できなかった地方の親戚・出張中の同僚・海外の友人・恩師、お祝いだけ戴いた上司や親類、親しい近所の方々に渡すなど色々な用途があるので、部数は少し多めにご注文されると後々活用できることが多いと思います。発送先は、原稿を仕上げるのに時間が掛かってしまいギリギリになった場合は、直接会場に送ることも可能です。その際には、事前に担当者の方に伝えて頂くようお願いします。
さて、出来上がったデザインは、招待状、プロフィールパンフレット、席次表、席札、2次会招待ハガキ、結婚報告はがきとトータルで統一されたデザインになっており、受け取った方々もお2人のペーパーアイテムは印象深いものになることと思います。
今回まで「プロフィールパンフレット制作の疑似体験」を#1〜#10まで10回に渡ってお送りしてきました。なかなかフルオーダーのオリジナルで、と言われてすぐに自分の望むイメージを抱ける人は多くないと思いますが、そのぼんやりとしたイメージをカタチにするのが私どもデザインDKの役割りです。お2人の趣味や好きなモノが、目に見えるカタチとなって具現化されている過程を見るのは、想像以上にエキサイティングで楽しいものです。最初は「原稿を書くのが面倒かも・・・」とか、「自分はそんなにこだわってないよ」と考えている方も多いと思います。でも、プロのデザインとプロデュースで自分だけのオリジナルデザインが作れる楽しさをぜび一度体験してみて下さい。オリジナルで作るにせよ作らないにせよ、きっと自分のやりたかったウェディングの方向性が見えてくると思います。デザイン案は2案まで作成無料ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。
次回からは、過去にプロフィールパンフレットを作成されたお客さまと私どもデザインDKで一緒に作り上げたアイデアをご紹介していきたいと思います。  

2005年11月30日

036 プロフィールパンフレット 制作 疑似体験 #9 中面

sample_pro_02さて、「030」で写真掲載部分のページを雑誌風のレイアウトでご提案していましたが、そこに厳選して頂いたお写真を配置しました。こちらで切抜きをして上下左右をバランスよく配置します。現像した紙焼き写真をお送り頂いた場合はスキャン料が1点:300円になります。スキャナーをお持ちの場合は、解像度350dpi 以上の高解像度で取り込んだ後にメールでお送り頂いても結構です。或いは、デジタルカメラで撮影したデータをお持ちの場合も同様です。なお、お借りしたお写真は使用後ご返送いたしますのでご安心下さい。
お写真は原則そのまま利用しますが、写真の露出が足りなく顔などの写りが暗くなってしまったけれど、どうしてもその写真を使用したい、という場合はこちらでできる範囲での画像補正を行うこともできますのでご相談下さい。なお補正作業は元の写真にもより限界がありますので予めご了承下さい。また、セピア加工モノクロ加工などの簡単な写真加工も可能ですのでご要望の際はお申し付け下さい。
写真の説明書きであるキャプションも戴いた原稿を流し込み調整しました。お2人の年表同様に、人のお名前の漢字や写真の日付などこちらでは間違いの有無が判断しかねる内容のものがあるので、出来上がりを出力するなどして原稿再チェック、誤字・脱字などの確認をして頂きます。

ちなみに、左ページ下部のご挨拶文では文頭の1文字目を大きくし、ここでも雑誌でよく使われる手法を取り入れました。今までの経験上、ご挨拶の文面も文例集から選んで頂くのではなく、お2人で考えた素直な言葉の方が感謝のお気持ちがより伝わると思いますので、なるべくご自分で考えて頂くようにオススメしています。
よく「招待状」は“上司や会社社長、恩師なども列席するので正式なものを・・・”という言葉を耳にしますが、「プロフィールパンフレット」には“正式なもの”という型は存在しません。なぜなら、それぞれの人たちが2人で作り上げていくものだからです。2人のことを知ってもらうことこそが最大の目的であるので、“形式”よりもお2人の“伝えたいこと”を大切にしながら作って頂きたいとデザインDKでは考えています。ひいては、そうした想いを込めて作り上げたプロフィールパンフレットは、参列者の皆さんに読んでもらうためのものでもあり、また2人の軌跡とこれからの未来が書き込まれた記念にもなりうるのです。  

2005年11月25日

035 プロフィールパンフレット 制作 疑似体験 #8 中面

sample_pro_04_05さて表紙と裏面が完成し、中面にも写真と原稿を入れました。年表の縦の流れに合わせるようにお借りした写真をトリミングし切り取り、縦に長く使うことでバランスを取りました。写真にスペースがあるので、デザインDKからのご提案でお互いにインタビュー形式のQ&Aを入れることになりました。お互いの第一印象は?相手はどんな人?将来の展望は?など基本的なことだけど、それだけにお互いのことを知ってもらうのには最適な内容なのでご提案しました。もちろん中面にも全体で使用しているモチーフであるユリを、うるさくならないようにさり気なく背面に入れました。やはりこのページでも使用している色は、落ち着いたモスグリーン系の色でまとめてアクセントに赤系の色をおいて、スタイリッシュな印象に仕上げました。
なお、Q&Aの内容はもちろんご自分で考えたものを掲載することも可能です。音楽が趣味のお2人なら、スタンダードに「最初に買ったレコードは?or CDは?」とか、もう少しひねって「相手を曲に喩えると?」などお2人ならではの質問内容も面白いと思います。ちなみに、「相手のイヤなところは?」などの質問を選んで、本気で答えるとケンカの火種にもなりかねないので(!?)避けましょう!せめて「相手に直して欲しいところは?」くらいに留めて、その返答例として「結婚したらお酒を飲み過ぎないで早く帰って来て欲しい」と微笑ましい回答にするか、或いは「結婚したらイッキ飲みは卒業して欲しい」と笑いを誘う回答などがいいと思います。
さて、これでプロフィール年表部分も完成です。  

2005年11月21日

034 プロフィールパンフレット 制作 疑似体験 #7 裏面

sample_pro_01_08さて、裏面の活用法に関しては「020〜026」で7回に渡って色々とアイデアをご紹介してきましたが、今回は「Special thanks」/「新居の地図」を入れることになりました。「Special thanks」は、当日お世話になった友人の受付けと司会者、演奏を披露してくれた新郎も所属するバンドメンバー、ウェルカムボード制作者、そして半年以上前から色々とワガママを聞いてくれたウェディングプランナーの方のお名前を掲載したいというご要望でした。中には、“今まで付き合ってくれてありがとう”という意味を込めて、親友の方のお名前のみを掲載される方もいます。こんな機会だからこそお礼を言いたいという新郎新婦の思いが伝えられるのが「Special thanks」です。
デザインDKでは、「新居の地図」は各デザインに合わせて毎回、地図を起こします。まず住所から地図データを元にデザインを起こします。同時に新郎新婦には、手書きで目印を入れた簡単な地図をFAXなどで送ってもらいます。どうしても地図データからだけでは抽出できない、そこに住む地元の方でないとわからない目印があるのでお手伝いをして頂きました。背面には、表面で使用したユリのモチーフを「塗り」と「線」の色を反転させて乗せました。背面を白にすることによりスッキリとした印象に仕上げました。全体的にも余白を多めに取り、色数を減らしスタイリッシュなデザインを目指しました。これで表紙と裏面は完成しました。
  

2005年11月16日

033 プロフィールパンフレット 制作 疑似体験 #6 ゲスト紹介

sample_pro_06_07さて前回、制作過程を追ったゲスト紹介ですが、スペースの関係上8ページ仕様のプロフィールパンフレットでないと掲載するのは難しい場合が多いです。もちろん招待人数とテキスト量にもよってきますが、中にはご予算的な問題で“どうしても4ページ仕様でゲスト紹介をメインにしたい”という方もいます。また、「4ページではムリなんですか?」というご質問や、最初から無理だと思っていたというお客さまもいらっしゃいますが、4ページでもゲスト紹介を掲載することは可能です。
その場合、見開き両ページでゲスト紹介を掲載し、裏面1ページに少々簡単めの2人のプロフィールを入れるという構成になります。このレイアウトでは、メニュー・新居の地図・Special thanks などの要素を入れることは難しくなりますが、メニューを別紙のトレーシングペーパーで作り、テーブルセッティングの際に丸めてグラスに入れておいたり、丸めたものを紐で結んでお皿の上に置いておくなどアイデアを活かしたご提案をオススメしています。またご挨拶やメッセージなどは、表紙に持ってきてレイアウトします。
今回の制作では8ページ仕様で人数的にもうまく両開きの2ページに収まったので、あとは指定した文字数通りに原稿を書いて頂くだけでした。書き始めると文字数をオーバーしてしまう人と、何を書けばいいのか思いつかない・・・という人など様々だと思いますが、なるべく同じくらいの文字数を心掛けて原稿を完成させてください。  

2005年11月11日

032 プロフィールパンフレット 制作 疑似体験 #5 ゲスト紹介

sample_pro_06_07pre次に参列者の方々の紹介をするという、デザインDKだけがオススメする「ゲスト紹介」のページの制作です。まず、フォーマットは「お名前・新郎新婦とのご関係・ご紹介文」という3つの要素で構成される場合が多いです。
<ご関係>
ご関係については、新郎友人とひと括りにする場合と、新郎 高校友人/新郎 大学友人など分ける場合があります。肩書きではないので、ちょっとカジュアルに「信頼できる先輩」とか「頼りになる上司」、或いは「人生の師」「心の友」「酒の友」などマジメさと笑いを交えつつひと言加えるのもいいと思います。もちろん紹介文の中でもこういった内容で、読んでいる人たちにその人柄やお2人との関係の温度が伝わってくるような文章を心がけると楽しんでもらえるのではないでしょうか。
<ご紹介文>
さて内容ですが、まず招待客数や文字の大きさなどからレイアウトを組んでみて、こちらで文字数を指定します。それに沿って原稿を作成して頂きます。新郎新婦のお互いの招待客がだいたい半分ずつなら、それぞれの招待客ということで2つに区切ります。バラつきがある場合は男女で分けたり、五十音順にしたりとバランスを考えてこちらからもご提案します。席次表ではないのでそこまで気を使う必要はありません。ここではぜひ面と向かっては気恥ずかしくて言いにくいことなど、お2人の思いの丈や日頃の感謝を文字に認(したた)めて下さい。  

2005年11月07日

031 プロフィールパンフレット 制作 疑似体験 #4 プロフィール

sample_pro_04_05pre写真の掲載の次は、2人のプロフィールです。最も標準的なレイアウトとしては「誕生→小学校→中学校→高校/専門学校→大学/就職→入社/転職→出会い→思い出→プロポーズ→挙式」という時系列で追って行くものです。
他には、旅行好きの2人が出会ってからの訪れた場所を紹介したり、映画好きの2人は付き合ってから一緒に観た映画遍歴を年代順に映画評論コメント付きで紹介したり、音楽好きでイベント好きの2人は一緒に行ったライブや美術館、イベントを紹介するなど様々です。もし4ページ仕様などで「ゲスト紹介」のページがない場合には、年表の中に友達やお世話になった方々の名前を登場させるのもいいと思います。「この年、くされ縁で今の今まで付き合うことになる悪友と出会ってしまう。」或いは、「お酒が適量を超えるようになってしまったのは、この会社の同僚のせいです。」なんていう風に。。。
記憶の糸を辿るのはお2人の記念にもなりますし、参列者のみなさんの記念にも残るものとなるでしょう。ぜひ、お2人ならではの出来事を紹介して、参列された方々にも楽しんで頂ける“読んで楽しいプロフィールパンフレット”をお作り下さい。  

2005年11月01日

030 プロフィールパンフレット 制作 疑似体験#3 デザイン&写真

sample_pro_02_03pre(3)「結婚式っぽくないもの」ということでしたので、ウェディングでよく目にする甘い感じのデザインではなく、目黒のインテリア系のショップや代官山のカフェ、青山のお花屋さんなどに置かれても様になるフライヤーのようなイメージで作成しました。幸いブーケに用いる百合もバラなどに比べるとスラッとしたカタチなので、思い描くイメージにぴったりはまりました。

(4)の挙式の写真を紹介したいということで、雑誌のレイアウトでよく使用される写真とキャプション(説明文)の配置を用いました。写真は写真だけでひとつの要素としてレイアウトして、その下に各写真ごとに番号を割り振った枠組みだけのイラストを縮小して載せます。その横に各番号に照らし合わせたキャプションをテキストで掲載します。一般的には、各写真の下にキャプションを掲載していく方法が最も多く直感的にわかりやすいので、ご年配の方がご列席される場合はオススメします。今回の場合はご友人の方が中心で、スタイリッシュなイメージを基本としていたので写真をスッキリみせるためにもこの手法を採用しました。
このレイアウトだと写真の枚数が多くてもそれほどゴチャゴチャとした印象はなくなります。掲載したい写真が多い場合にもオススメできます。もちろん写真の配置もうるさくならないように、上下左右の写真とのバランスもこちらで調整いたします。
  

2005年10月26日

029 プロフィールパンフレット 制作 疑似体験 #2 デザイン制作

sample_pro_01さて今回、制作過程を追っていくにあたりまずお2人から出たご要望をまとめてみます。
(1)シンプルなもの / スタイリッシュなもの / 洗練されたオトナな感じ
(2)百合のブーケをモチーフに
(3)結婚式っぽくないもの / 天使のマークやハートマークはNG
(4)軽井沢で挙式をして約1ヶ月後に代官山でウェディングパーティーを
開くので軽井沢ので挙式の様子を紹介したい
(5)参列してくれるゲスト全員を紹介するコメントを掲載したい

以上の要素を元にデザインDKではデザイン案を制作します。制作期間は通常でおよそ7日〜10日間ほどです。まずは第一案をメールでお送りしてご覧になって頂きます。上記の要素を盛り込むために8ページ仕様をご提案しました。席次表は別紙のトレーシングペーパー(@280円)で作成し、プロフィールパンフレットに挟んで受付けでお渡しすることになりました。

まず、(1)の「シンプルなものを」・・・ということですっきりとした余白を活かしたデザインを心がけました。「スタイリッシュなもの」から(2)の百合の写真ではなく線画のイラストを用いることにしました。写真よりもすっきりと見せることができます。最後の「洗練されたオトナな感じ」からは用いる色数を少なくし、使用するカラーは彩度の低い落ち着いた色合いのものを選びました。以上のことだけで右上のデザイン案が出来上がりました。(2)に続く  

2005年10月21日

028 プロフィールパンフレット 制作 疑似体験 #1デザインテーマ

w_top_item02さて、いよいよプロフィールパンフレットの実際に制作過程を追っていきたいと思います。まず、何のペーパーアイテムを作るにしても、デザインのテーマを決める必要があります。漠然としていても具体的なものであっても、誰でも好きなテイストやイメージがあると思います。それをお聞きしてからゼロからデザインを作り始めます。
細かいご要望がない場合は、デザインに合わせてこちらでフォントの種類や色合いなどを決めながら制作を進めていきます。もちろん第1案目のデザインが完成して確認して上で、フォントを変更したり色味を変更したりできます。その指示も具体的でなくても「もう少し明るめに・・・」とか、「もう少しオトナっぽく」とか、「もうちょっと色を淡いパステルな印象になるように」など大体の感じをお伝え頂くだけでも構いません。
具体的なイメージが浮かばない場合は、過去のサンプルからお好みのものを選んで頂きそのデザインに沿って進めていくことも可能です。また、お2人の趣味などからモチーフを持ってくるも良し、当日のブーケに用いる花をメインにするも良し、とにかくオリジナル作成なので自由に選べます。(※著作権上、使用が禁止されているものもありますのでその場合はご了承下さい)  

2005年10月17日

027 プロフィールパンフレット -内容紹介 #6- まとめ

w_ori_4プロフィールパンフレットが出来上がってくるその過程において、「準備が楽しくなってきた」という言葉を多く聞きます。だんだんと思い描いていたイメージがカタチになってくると、最初はなんとなく口を出していた新郎も俄然やる気になって、原稿作成など積極的に協力してくれるようになったというのはよくある話です。通常のプロフィールやQ&A、ゲスト紹介の原稿の準備に加えて手書きもやるというのは作業量からいってもあまりオススメできませんので、限られた時間の中でムリをしない内容で作ることが大切なことだと思います。
私どもでも出来る限りお2人のイメージに近づけるよう努力し、お互いにアイデアを出し合って後にも先にもひとつだけの、一生の記念に残るペーパーアイテムをお作りするお手伝いをしたいと考えています。
さて次回からは、いよいよ実際にペーパーアイテムを制作していく具体的な過程を追っていきたいと思います。ご期待ください。  

2005年10月12日

026 プロフィールパンフレット -内容紹介 #5- 裏表紙の活用法 (7)

pro_yuri_green01前回更新分で“手書き”で書いたメッセージをスキャンして掲載する方法を紹介しましたが、さらにこだわりを追求したものが空欄のようなスペースを作り、そこに「ひとりひとりに宛てて手書きでメッセージを書く」というものです。アナログだけどこれ以上ない感謝の思いが込められた表現方法であると思います。これにはかなりの時間と労力を必要とするので、3〜4ヶ月前頃から準備を始めないとなりません。というのも、式が近づくにつれ他の準備にも時間を取られてくるため、思いのほか進まないことに気が付きます。
サンクスカードのような小さい名刺サイズ程度のカードに書くひと言メッセージでも、予想以上に時間が掛かるものです。招待状と違ってプロフィールパンフレットやサンクスカードは直前までなかなか作業が進まないことが多いので、手書きは余裕を持ったスケジュールが組めそうな場合に作られることをオススメします。  

2005年10月07日

025 プロフィールパンフレット -内容紹介 #5- 裏表紙の活用法 (6)

pro_handwritting_message01色々と裏表紙の活用法を紹介してきましたが、掲載する内容は自由なので個々のご要望や私たちのアイデアで無限に広がります。他には、「ご両親からお2人へのメッセージ」「お2人からゲストの皆様へのご挨拶とメッセージ」、などやはり感謝の気持ちがこもったメッセージが多いようです。招待状に見られるホテルやレストランで用意されている定型のご挨拶文は、かしこまった文章で挙式も格調あるものとなり、それはそれで身が引き締まるものになると思います。でも、自分たちの言葉で表現したメッセージはいわゆる、お決まりの「ご挨拶」とは少し異なる印象を持ち得ています。新郎新婦のお2人が歩んできたそのプロセスには、支えられたり励まされたりお世話になったりと感謝をしたい人がたくさんいると思います。その方々へ向けて感謝の言葉や、これから自分たちが長い道のりをがんばっていく決意や目標、思い描く家庭像など、自分たちの言葉でしか語れないことがたくさんあります。ここはぜひ何の文章も参考にすることなく、お2人の思いの丈を飾ることなく綴ってみてはいかがでしょうか。きっとゲストの皆さんの心に響くメッセージが出来上がると思います。

右上の写真のプロフィールパンフレットでは、参列された皆さんへの感謝の言葉を“手書き”で書いたもので読んで頂きたいとのことで、スキャンをしたものを掲載しました。新郎新婦のお2人の皆さんに対する感謝の気持ちとこだわりが感じられるステキな「メッセージ」でした。(※クリックすると拡大します)