やまさんの日記(麺やまらぁ公式ブログ)

人形町「麺やまらぁ」に関する告知と食べ歩き日記。

訪問日2015年9月8日(火)

秋田赴任でいきなり休日出勤があり、平日だというのに代休にて秋田市へ。
仙台「五福星」の早坂氏から、『飯田商店御一行が秋田に来て宴会やるのでご一緒にどう?』とお誘いを頂いたのだが、そりゃあ万難を排してでも行かねばなのよ。
湯沢から秋田市は100kmを超える道のりなれど、田舎の100kmは近いw

合流までの時間潰しに、ネット情報ではあるけれど秋田市で一番人気のお店ってことで脚光を浴びるお店に伺った。
果たして到着してみますれば、大きなキャパはお客さんで埋まっており、平日にしてこれはやはりスゴイ人気店だなと。


萬亀
 
萬亀_券売機
 
このメニュー構成を見るに、スープは二本立てなのであろうことが分かる。
まずは”あっさり 正油” 580円をチョイス。


萬亀_ラーメン
 
どんぶりの半分を埋めるチャーシューがインパクト大!

秋田市では流行系のお店ですが、意外とビジュアルはプリミティブですねぇ。

しかしこのスープ、魚介系の出汁が美しく、且つ獰猛にガツーンとくるところがスゴイですね。
油分は殆ど感じないのだけど、旨味という点では濃厚だと言えます。

自家製だという麺は、敢えて少し熟成をかけているような仕上がりに感じましたが、やや縮れていて中細な感じも相まって強気なスープをしっかりと持ち上げてくれる。

総じて人気の程が頷ける一杯でござんした。


<データ>
らーめん 萬亀
住所/秋田県秋田市山王新町4-1
電話番号/非公開
営業時間/11:00~15:00 
定休日/水曜日 

訪問日2015年9月6日(日)

2013年にオープンし、秋田県県南エリアのラーメン店の中でもトップレベルの人気を誇るお店、というのはネット上で知り得た情報。で、下宿先から至近ということもありそれ以上の情報は持たずに出かけてみた。

湯沢市で最も賑わいを見せるべき商店街は閑散とし、全国に広がるシャッター商店街のひとつとなってしまっている。 
とにかく人影をみることが稀な場所である。

しかし!

この何の変哲もない四角い箱の、暖簾も看板もないこの四角い箱の敷地には多くの人だかりが出来ているのだ。
画像は映りこむ人物に加工を施すのが面倒なのでw ほかの日の列の出来ない時間帯に撮影したもの。


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これ、ただの倉庫かなんかにしか見えないですよね。
たまたま通りがかりで来客するのは、行列を見てつられて並んでしまう人くらいでしょう。

中は小ぎれいなバーカウンターみたいな感じで、右手にはガラス張りの製麺室。
厨房には男性が一人。

客席スペースには長椅子があり、そこにも中待ちがあるのでそこから厨房の様子を見ていた。
完全なワンオペ。

『ん??』
ここの店主さん、どっかで見た事あるぞ、つーか知ってるよなぁ、話ししたことあるよなぁ。。。
いくら考えても答えが出てこないのだが、知っている事は間違いない。

やがて順が巡って来てカウンターに座り食券を出す。

しばらくして目の前に出てきたのがコレ。


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『ああ!分かった!!』
と、このラーメンのビジュアルを見て思い出したw

『あのう、以前、東京で修業なさってましたよね?』とオイラ。
『やまさん、お久しぶりです!』と彼。

そう、これは「ど♪みそ」さんのビジュアルの派生形。
人形町に「げんまん」さんが あったとき、そこで働いていたことのある阿部くんだったのだ。
「やまらぁ」にもよく食べに来てくれていて、将来どうすんの?なんて聞いた時に、地元でラーメン屋やりたいです。なんて言ってたよね、そういえばw

湯沢市というのは人口密度が低いのにラーメンを出す店はとても多い。
しかも味噌率が高い。

その味噌ラーメンが売れる土地柄で、「ど♪みそ」さんでの修業を経て、味噌ラーメン専門店として先進の味噌を出す。しかもコッテリ好きが多い。ウケないわけがない、というパッケージである。
阿部くん、スゴイわ。明確なビジョンがあったんだねぇ。

そのスープは如実に修業先の遺伝子を感じるけど、ケミカル素材が少ないためか実に後味スッキリで食べやすい。
しかもこの系列としては珍しい自家製麺である。自前のスープに合うように作られた麺もばっちりハマっている。
デフォで大きな角煮はのるなど、若者にしっかりと楔を打ち込むパッケージ。

これはハードリピ生むよね。

オイラも結局湯沢滞在中一番通ったもの、行列キツいけど。

そして阿部くんとは湯沢市内で呑んで遊んで、コラボイベントもやることになったのでした。


<データ>
トラガス
住所/秋田県湯沢市西新町2-36
電話番号/非公開
営業時間/11:30~14:30、17:30~19:30
定休日/水曜日 

訪問日2017年1月23日(月)

食べ歩きの初期から二郎さんにはお世話になっており、そこそこ周ってはいるけど、二郎遠征というのはしたことがなく。
遠方の二郎さんは、何かのついででチャーンス!って思って行くパターンかな。
なのでまだまだコンプには程遠いんですが。。。って、コンプする気もありませんがw

本日チャーンス!だった二郎さんは複数あったけど、二郎 マニアなラ友の情報で、まずは府中ってことに。

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二郎さんを探す時は行列を探せばいいってのがオイラの中ではセオリーだったけど、ここはめちゃくちゃ分かりづらい場所なうえ、行った時間の関係なのか行列どころか半分くらいの入り。
かなり意外な場所なので面食らった。

ヘタレなオイラは勿論”小”700円。


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風邪っぽかったのでコールは『ニンニクマシ』。
それにしてはヤサイの量が多いですねぇ。キャベツ比率も高くシャキシャキな茹で。

スープは非乳化系でノーマルでもかえし強め。油は普通な感じ。

度肝を抜かれたのは 麺!


これは二郎界の吉田うどんだ!!

まず太い。
これほどの太さの麺はオイラの経験した二郎さんの中では最強。
そして硬い。
どこぞの某人気二郎さんは茹でが足りずに硬いのだが、ここはしっかり茹で切っているのに硬いのだ。

ひと噛みで、『これ、吉田うどんじゃーん』
しかも吉田うどんの中でも最強クラスの「とだ」さん@甲府善光寺前のそれに近い。
サクラ肉にすりだねがあればもうwww

こりゃぁ面白い。

直系二郎さんもそれぞれ特色あるけれど、このインパクトはスゴイです。

ブタはホロホロな感じでどっちかっていうとパサ系だけどウマイです。
食べやすい量なのも助かる。

ヤサイの量にちと苦戦したけど、麺量はさほどでもないのでオイラみたいなヘタレでも大丈夫。
因みに現在の松戸店では麺半分でもキツイw

<データ>
ラーメン二郎 府中店
住所/東京都府中市宮西町1-15-5
電話番号/非公開
営業時間/16:00~23:00 
定休日/日曜・祝日 

訪問日2017年1月21日(土)

らんちばさんとDr.keiさんらの嗅覚がすげぇなぁと真に思ったのはココ。
大通りから細い路地に入ったところにあって、クルマで流してて”ラーメン”の提灯を見つけるのは困難かと。
つくづく『よくこんなところ見つけたなぁ』って思った。
しかももんじゃ屋ですよ、ここw
 

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駄菓子の並んだ棚に、ゲーム機。
駄菓子やドリンクのほか、その場で揚げて出してくれるチキンやらハムカツを食べながら子供たちが遊んでる光景は、自分らが小学生時代に経験してたそれと同じ。
もんじゃを出す駄菓子屋って昔はいっぱいあったよね。
ベビースターをお湯に入れて出してくれるなんてパターンはあったけど、こういう雰囲気の中で食べられる本格的なラーメンというのもそうはないっしょw

子供たちは女将さんの事を『ふーちゃん!』と呼んでいる。
どうやら女将さんの呼び名がそのまま屋号になっているようだ。
ふーちゃんは子供たちとおしゃべりしながらラーメンを作る。
実に微笑ましい光景だ。


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メニューに拠れば、「もんじゃ・鉄板焼き」を前面に推しており、おつまみやアルコール類もあるので、地元のおじさんおばさんが居酒屋使いするようなお店なのであろうことが想像できる。

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”ラーメン”500円

豚骨清湯に魚介出汁、それに野菜を加えたのであろうスープは甘味が強く優しい味で老若男女にウケそうなまとめ方。
市内の他店同様、ここならではのオリジナリティのある一杯ではあるが、最も馴染みの深いタイプに近い印象。
熟成の進んだ中細縮れ麺も、味が絶妙に沁みた豚モモのチャーシューも併せて、やはりバランスがよい。 

にわかには信じがたいそのクォリティに、最後にふーちゃんに尋ねてみた。
『このスープってご自身で作ってるの??チャーシューも???』
『はい、そうですよ!』とそんなの当たり前じゃん!的な感じでお応えw 失礼しましたw

いやはや、この土地の懐の深さはどこまでのものなんですかねぇ。
銚電犬吠駅のお土産コーナーのおばちゃんと話していると、深夜しかやっていない食堂のラーメンが旨いなんて情報も得たり、また屋台のラーメンも、などというハナシを聞いてしまったら、今度は夜に来ないとね。

まだまだ銚子熱は下がりそうにないっすわw

 <データ>
ふーちゃん
住所/千葉県銚子市本城町4-415-7
電話番号/0479-24-1211
営業時間/11:00~18:00
定休日/不定 

訪問日2017年1月21日(土)

ここもまた蕎麦屋さん。100年も続く老舗なんだとか。
何でも普通のラーメンと塩ラーメンでスープが違うというではないですか!
そりゃあ行くよね、勿論。


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小ぎれいな外観と店内。厨房も少し見えるけど、男性が作り手で女性二人が配膳などを担当されている。

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お蕎麦屋さんと言っても、丼ものやらなにやら色々なメニューが揃って町の食堂的な位置づけになっているのは銚子市内で周った他のお蕎麦屋さんと同じ。
まぁ、銚子に限らずこういうパターンのお店はそこかしこで見かけますけどね。

同行者と二人で、”ラーメン”550円と”塩ラーメン”650円をオーダー。


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 まずは”ラーメン”
昆布とカツオなどの節が主体のスープは恐らく蕎麦やうどんに使うものと同じだと推測されるんだけど微かに浮いた油は何に由来するのか。
ラーメンに仕立てるにあたって、ラードかなんかを足しているのか、はたまた塩ラーメン用に立てている出汁の油を足しているのか。
とにかくスッキリとしながらも出汁と醤油の旨みが見事に融合している。

出汁に使う食材のひとつの昆布が乗るビジュアルは、ご近所の「坂本」さんと同じ。

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そしてこちらが”塩ラーメン” 
キレイな顔してますけど、昆布と豚骨がドーンとしててこれまた蕎麦屋のサイドメニューとは思えないほどにしっかりとしている。
豚骨とラードの臭みを中和させる意図もあるかと思うけど、最初から胡椒が入っているのも特徴的。
実にウマイ!
多加水の熟成細縮れ麺がスープとの相性バッチリである。
豚モモのチャーシューは厚みがあり、しっかりとバランスの取れた一杯。

このバランスが取れたってところがミソなんですよ、ラーメンて。とオイラは強く思ってる。
新参のラーメン屋さんとかでもよく感じるんだけど、意外にバランスが滅茶苦茶でラーメンとしての完成度が低いなぁというのが多い。
そういうお店はその多くがラーメン界から消えていく。

何十年も続いているお店って、いずれも完成度が高い。
ぶっちゃけ単価の低いラーメンなんて売れなくたって蕎麦やうどんや丼モノが売れれば商売は成り立つと思うけど、ここまで完成度を上げているというそのチカラの入れようをどのお店でも感じられるのが銚子のラーメンの特徴のひとつかなと。


<データ>
 そば富
住所/千葉県銚子市橋本町1920
電話番号/0479-22-1363
営業時間/11:00~15:00
定休日/木曜日 

訪問日2017年1月21日(土)

二軒目は同行の山本達人とオイラの最高宿題店。
なんでも山本達人は2週間前の銚子行ではこちらに振られたとのことでリベンジマッチ。


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昔はご主人と御一緒に切り盛りされていたんでしょうね。
『今は、一人でやってますんで皆さんにご迷惑おかけしちゃって。。。』と恐縮する女将さん。
この日も開店時間の11時には他のお客様からの出前をなさっており、オープンしたのは12時頃。
ウチらのオーダーのオペレーションをしてる最中にも出前の電話がかかってくる。
出前までこなすワンオペである。
気軽に『頑張って!』などと野暮なことは言えない。


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「清泉庵」さんの全メニューをチェックするのを失念してしまったが、「長寿庵」さんとここでは”冷やむぎ”をメニューに加えている。
冷やむぎなんて家庭で食べる料理であって、こうしてお店で出しているというのはオイラ的には初めて見る光景。

その他、うどん、そば、丼もの、中華に、寿司まで揃える。

”ラーメン”450円と天ぷらをオーダー。


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美しいビジュアルだよねぇ。ウキウキする。
59年前の創業当時からラーメンを始めているとのこと。

昆布が下支えしたところに鶏がパーンと来る。表面に浮く油は鶏油で、黄金にキラキラと美しく輝く。
複数の節も使い実にふくよかな味わいだ。
これは間違いなくうどん、そば用のスープとは別立てであろう。
やや熟成の細縮れ麺がスープを良く持ち上げる。
中央に鎮座した海苔は、家系のそれとは真逆のぐずぐずと崩れるものだけど、香りと旨味が半端ない。
佐賀海苔に負けないくらいの旨みで、このぐずぐずと崩れるのが麺に絡まっていつまでもこの海苔の旨みを感じながら啜れるというのもポイントのひとつ。


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天ぷらは「清泉庵」と同じく、家庭的なもの。
特に天つゆは供されないので、必然的にラーメンのスープに浸して食べるというスタイルになるのだが、これがまた独特で楽しい。

こちらもまた日本蕎麦メインのお店が出す中華の域を超えている。
ワンオペですべての仕込みをするのは並大抵の労力ではない。
ただただ敬意を表すのみである。

<データ>
越後屋食堂
住所/千葉県銚子市橋本町1910
電話番号/0479-22-0139
営業時間/11:00~14:00(但し出前などで不在にすること多々あり)
定休日/火曜日 

訪問日2017年1月21日(土)

先週に引き続きの銚子行。
前回、『銚子に行きたい!!』と、FBの投稿でオイラに思わせた山本達人に 無理矢理(でもないけど)ご同行いただいたw

その山本達人もらんちばさんとDr.keiさんのブログから情報を得ていたという。 

らんちばさんは言います。『私たちのラーメンを巡る旅は、巷に溢れる流行りの情報を追いかけることではありません。自分たちの判断で吟味し、足で稼いで発見し、独自の視点と新たな発見を一番大切にしています。』

このお二人の探究心の強さは恐るべしである、というのを前回も今回も痛烈に思いましたねぇ。

今回の一軒目はこちら 

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ご立派な建物ではありますが、らんちばさんのブログに拠れば、ネット上に150年もの歴史があるとの記述があるとされている。
ということは「お蕎麦御殿」ということですかね。 


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齢80くらいとお見受けするご主人が常連さんと談笑しながらお食事をされていているところが微笑ましい。
田舎のお食事処はこういうゆる~い感じが魅力の一つ。
聞けばラーメン類を始めたのは30年くらい前とのこと。

山本達人がこのお品書きを見てすかさず『シャーシューワンタンメン(笑)』と指摘。
チャーシューを”ちゃしゅう”とか書くお店があるけど、こちらは単純な誤植でしょう。これまたゆるいっすなw

らんちば&Dr.keiさんがすでに実証済みだったのでメニューにはないけど”天ぷらラーメン”550円+失念(汗)


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スープは昆布と鰹が前面に出たもので、油分はない。
温かいお蕎麦のつゆな印象で、これぞ蕎麦屋さんのラーメンといった風情である。 
自家製の麺は美しい白いお肌で、少し熟成をかけていて半透明の中細ストレート。
綺麗なお味で単純な蕎麦屋のラーメンで片付けられないオーラを持っている。
そう感じたのは、チャーシューがまた白眉の出来だったから。
肩ロースの厚切りなのだが、薄味付けで肉の旨みを存分に引き出しているところは単純に感心してしまう。

エビ天は身がぶりんとしていて食べ応えがあり、揚げたてだけどサクサクの食感がどーのとかではない田舎天ぷら。
この油分がスープに溶け出すと一気にラーメンらしさが出てくる。

先週の「長寿庵」さんにしてもそうなのだけど、各店各店の独自の工夫が必ず見えてくるところが実にいい。
ノスラー好きだけではなく、多くのフリークさんにも『面白い!』と思わせるモノを持ったお店が、銚子にはたくさんある。

<データ>
清泉庵
住所/千葉県銚子市清水町1431
電話番号/0479-22-0726
営業時間/11:00~15:00、17:00~19:30
定休日/水曜日
 

訪問日2017年1月19日(木)

千葉県に古くから根付くラーメンの多様性は特筆ものであるが、そういった意味ではこのお店もそのひとつに加えるべき貴重なラーメン文化だと言える、とオイラは勝手に思っている。

昔、松戸に住んでいた頃、夏休みともなると九十九里や幕張の人工海浜にはよく行っていた。
下道を使うと必ず通るのが国道464号線。
その国道沿いの新京成線北初富駅近くにこの店はあった。

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ここ半年くらいもよく使う道で、ずーっと気になっていながらも入ることはなかったお店。
何故ならいつ見てもお客さんの姿を見たことがなく、地雷を踏む勇気がなかったからw

そんなお店があるとき、半分以上席が埋まっているのを見かけた。
『を!』と思って反射的にクルマを駐車場に滑り込ませた。


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そのときには”醤油 ラーメン”400円をいただいた。

ご主人の手元を見ていて『ん?』と思って、ここのラーメンの構成はどうなっているのか仮説を立ててみた。
『これはとんでもない作り方をしているぞ』と。

そして二度目の訪問。”塩 チャーシューメン”600円をオーダーし、店主の前に陣取ってオペレーションを全て観察し、その仮説を検証した。

まず手鍋にティースプーン一杯の豚挽を入れもやしをひとつかみ投入する。
そこへ麺を茹でる釜から柄杓で茹で湯を掬い投入し火をかける。

どんぶりには塩を水で溶いたもの(恐らくいわゆる旨み成分の入った塩ダレではない) を入れ、おろし生姜を少々と化学調味料をティースプーンに軽く一杯入れる。
さらに茹で釜付近に置いて温めたディスペンサーに入ったラードを投入する 。

麺を茹で始め、茹で上がる少し前にじゅわーっと沸いた手鍋のスープを挽肉ともやしが入らないよう平ざるで押さえてどんぶりに入れホイッパーで軽く二まわしくらいかきまぜる。

茹で上がった麺を平ざるで上げてどんぶりに入れて箸でならし、トッピングをする。

そうして出てきたのがこれ。


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きくらげ、ワカメ、シナチクを並べ、手鍋に残った挽肉ともやしがのる。
チャーシューはエクストラトッピングである。

このオペレーション、独特だよね?

そう、所謂スープというものを予め炊いていないのだ。

旨味の元となっているのは手鍋に入れた少量の豚挽ともやし、それと化学調味料、と(塩の旨味)だけである。

「梅乃家」さんや「大石家」さんはチャーシューの煮汁をお湯で割ったお湯割りスープでありながら予想を超えるウマサであるが、ここ「ひまわり」さんの、茹で湯で豚挽ともやしから注文ごとに出汁をとるというスタイルもオイラの経験上ではかなりのインパクトである。

醤油のラーメンはお酢が最初から効いているので正直微妙な感じだったけど、今回の塩のラーメンは驚くほどウマイ!! ビックリした!

麺はネット上で拾ってきた情報によれば「八千代食品」による製麺のようだが、加水高めのストレートの中太麺でこれまたウマイ。
しっかり茹で切られているのがまたいいのだ。

創業は昭和53年だそうで、今年で丸39年。寡黙なご主人は恐らく齢70を超えていると思われる。

このパッケージが広まって地ラーメンになることはないだろうが、実に面白いスタイルだと思うよ。

<データ>
ひまわりラーメン
住所/千葉県鎌ケ谷市初富374
電話番号/047-444-9163
営業時間/11:00~22:30
定休日/火曜日
 

訪問日2015年9月6日(日)

「満月」はラーメン処酒田で一大勢力を誇る”月系”の始祖。
昭和35年創業ということなので、訪問当時で55年。

長年の宿題でありました。

満月

堂々とした外観で多くの待ち客。
店内は広々なので割りと待ち時間は少なかったね。


満月_メニュー

月系はワンタンが語られることがおおいので”ワンタンメン(小)”600円。
”煮玉子”100円はおばちゃんのステキな接客でオススメされちゃったので頼んじゃったw


満月_ワンタンメン

スープはクリアな煮干しがパーンと来ます。
かなーり優しい味わいで、とにかくワンタンを主役にしてスープと麺は脇役という印象。
なのでここではワンタンオーダーは必須です。

このワンタンは素晴らしいですね~、皮がめちゃめちゃ薄くて殆ど透明ですよ。
ワンタンは漢字表記すると「雲呑」となるけど、まさに雲のような儚さが、他では味わえない感覚。

岐阜の「丸デブ」さんみたいに麺ナシの”ワンタン”があったらいいのになぁ。。。

<データ>
満月
住所/山形県酒田市東中の口町2-1
営業時間/11:00~16:30
定休日/不定 

訪問日2015年9月6日(日)

”ラーメンの鬼”と呼ばれたあの故・佐野実さんが、ここのラーメンを召し上がって自家製麺を始めることを決意したというのはラーメンフリークのあいだでは周知の事実。

自分もラーメンフリークの端くれとしては行っておかなければならなかったお店のひとつ。


味龍

味龍_メニュー


基本的にスープは一種類なのかなっていうメニュー構成と思ったので”ワンタンメン”880円を。

味龍_ラーメン

昭和63年創業ということは訪問時で26年選手だったことになるけれど、なんとなく今流なビジュアル。

こちらも結構すっきりした醤油清湯スープ。

ケンちゃんの麺もインパクトあるけど、こっちもスゴイですね~
熟成多加水強縮れ中太麺。熟成がかなり進んでる感じでぶりっぶりの歯ごたえは凶暴なくらい。
なるほど、このインパクトは佐野さんが召し上がった当時には強烈な印象を受けたでしょうね。
対するワンタンの皮はとぅるんとしてて滑らかで優しい。

ここは是非塩も味わってみたい。

<データ>
味龍
住所/秋田県酒田市錦町1-2-24
営業時間/11:00~15:00
定休日/水曜日(祝日の場合は営業) 

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