やまさんの日記(麺やまらぁ公式ブログ)

人形町「麺やまらぁ」に関する告知と食べ歩き日記。

2008年04月

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市川市のローカルケーブルテレビの番組による企画の限定メニューがお目見えした。

”味噌つけ麺 油そバージョン”750円。
こちらでは地元市川の食材にこだわったとのこと。

つけ汁に使われた味噌は市川にある蔵元で作られた西京味噌100%。
ベースのスープにもたっぷりと旨みが潜んでいるのでとてもコクが深く西京味噌の甘味は甘すぎず弱すぎず、適度な塩梅に効かしてある。
『そこに入ってるのはコレ』と茶目っけたっぷりに三田氏が見せてくれたのはクルトンとエコナ(油)のパッケージ。
それぞれ商品名の上に紙が貼ってあって、”コルトン”、”テコナ”と改造してあった(笑)
”コルトン”については本八幡駅近くにある「ニッケコルトンプラザ」という商業施設のことだと分かったが、”テコナ”は分からなかった。
三田氏によれば市川に実在したと伝えられる「手児奈姫」のことだそうで、万葉集に登場しているらしい。
ウィキペディアに詳細な説明があったのでご興味がある方はそちらをご覧いただきたい。

麺は「麺屋青山」の多加水の平打ち太麺。
これには行徳海苔とピーナッツオイルがまぶしてある。
美しい緑に海苔を纏った麺はそのまま油そばとして食べても十分に美味しい。
海苔の香りと、ピーナッツ油の甘味が効いている。
麺の上にのせられたもやしはシャキシャキした食感を楽しめるように軽く湯通しした程度。

麺をつけ汁につけて食べるとなんともふくよかで多層的な味わいに。
スープも絶妙に絡んでくるので、文句なしに旨い。

基本的に杯数制限はないが、稀に売り切れてしまうこともあるとのこと。
提供は5月31日まで。


<データ>
宗家一条流がんこ十一代目
最寄駅:行徳(地下鉄東西線)
住所:千葉県市川市行徳駅前2-21-22-1007
定休日:日曜、月曜
営業時間:18:30~25:00

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CHIBA WALKER誌では、これまでも度々誌上企画でテーマを決めて千葉県内の複数のラーメン店による競作を行ったりしている。
この度のテーマは今の季節にちなんで『新緑』。

参加店のうち、いつもの月限定でもその高いオリジナリティで毎回楽しませてもらっている「ra2」へこの企画の限定を求めて行ってみた。
こちらの限定メニューは”初夏爽麺~富津産あさりと大山鶏の旨味あふれるスープ~”950円である。

ビジュアルは”新緑”というテーマに相応しく、とても爽やかな顔をしている。
ハマグリかと思うような大きなアサリが中央に鎮座し、緑色に彩られた白髪ネギが映えている。
ユニークなのはソルティードッグのように丼の縁に塩がのせてあること。
これは麺に付けたり、スープに溶いたりして楽しむものだとの説明を受けた。

徹底的に千葉の食材に拘ったこのメニュー、丼の縁につけられた塩から、浅利、緑茶、その他諸々にいたるまで千葉県産。

浅利や牡蠣の煮干などという珍しい食材から取ったスープは無化調でほんの少しだけ塩味がつけてある。

貝を使ったラーメンはそこそこあるが、貝好きな僕でもラーメンに使って美味しいと感じるものには残念ながら今まで出会うことはなかった。
貝は経時とともにかったるい味になってしまうようで、それが自分的には美味しいとは感じなく、ラーメンのスープで貝というのはないのかも知れないと思っていた。

でもこのスープは見事にその先入観を払拭してくれた。
フレッシュな浅利の旨みたっぷりなスープ。これぞ僕の求めていた貝を使った美味しいスープだった。
塩分控えめだったことも手伝って、思う存分に浅利の旨みが堪能できて非常に満足。

全粒粉の特製麺はパッツンパッツンの中細麺で、これまた出色の出来。
麺そのものは1分くらいしか茹でずに、浅利出汁のスープと中華なべで合わせるという手法だとのこと。
しっかりと麺にも旨みが移っているし、何よりしっかりとした歯ごたえがなんとも言えずによかった。

大きな浅利や小さな浅利はトッピングの具材としても使用。
チャーシューの代わりとしての存在感もバッチリであった。

白髪ネギには新茶やオイルを敢えてあって、とても爽やか。

特筆すべきは前述したように丼の縁に付けられた塩だ。
麺に少しづつつけて食べてみると、直接塩が舌にのってくるのに、全く角がたっておらず甘味すら感じる。
このような塩は僕の中での経験では初めてのことで感動をおぼえた。
店長の川崎氏に聞いたハナシでは、漁師さんがほとんど趣味で海洋深層水を汲み上げては作っている塩だとのことで、とても高価なものだという。

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トッピングの甘夏は後半でスープに絞ってみると確かに爽やかにはなるのだが、個人的には蛇足と感じた。
限定メニューであるということを加味しても、スープや麺、白髪ネギに集中させてもよかったのではないかというのが正直な感想。

ラーメンを食べ終わる頃には、三芳産甘夏を使ったという甘夏ゼリーが供された。
甘夏の皮を使って半月型に作られたそれは見た目にも味的にも楽しめた。

因みにこちら、1日15杯、5月11日(日)までの期間限定での提供とのこと。






<データ>
千葉拉麺倶楽部 ra2
住所:千葉県八千代市神久保75-14
定休日:火曜
営業時間:10:00~22:00

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東松山から自宅へ帰る途中で一軒未開拓のお店をと思い考えを巡らせていると、先日ラー友が埼玉ではここが好き!と熱っぽく語っていた「岡ちゃんラーメン」がアタマをよぎった。
早速データを調べてみると富士見市の川越街道沿いにあるという。
その場所なら少々遠周りにはなるが帰路に立ち寄ってもしんどくはないと思い、実家を後にした。

検索した住所に到着してみると、『なんだ、このお店か~!』という場所。
高校時代は東松山から新座まで通っていたのだが、このあたりには同級生も多く住んでいたし、高3のときに免許を取得してからは幾度となく通っている場所。
かれこれ20年以上も前のハナシになるが、その当時からこの場所にラーメン屋さんがあるということだけは知っていた。
なので初訪なのにとても懐かしい感じがした。

その場所は川越街道を池袋方面から川越方面へと向かっていると二股に分岐する三角州になっており、その場所に古びた小さな建物がたっていて、屋根のところに大きく”ラーメン”と書いてある。
到着した時間は開店時間の10分ほど前。
お店は開け放たれおり、すでに暖簾も出ていたので早くに開けているのかな?とお店を覗くと『今まだお湯が沸いてないからちょっと待っててね~』とご主人。
豪放磊落という言葉がぴったりとくるガッチリした体格のご主人と、ヤンキー上がりかと思われるような奥さんが(失礼)二人で切り盛りされていた。

メニューは”とんこつ”をベースにしながらトッピングの違いや醤油、塩、味噌、カレーなどといった味付けの違いで20種ものバリエーションがあった。
僕は基本の”とんこつラーメン(醤油)”600円をオーダーした。
因みに麺の量はデフォで200gと書いてある。

出てきたものは一見すると背脂ラーメン。
白湯トンコツスープの上にはびっしりと背脂が浮き、大ぶりのバラロールチャーシューがどーんと鎮座している。
ベースのトンコツは流行りの粘度・濃度バリバリという方向性ではないが、しっかりとゲンコツの旨み甘味を引き出しており、そこに果物由来の甘味がプラスされてなかなか立体的でとても旨い。
パッと見こってりしていそうな背脂だが、液状の油が少ないせいか意外にもあっさりとしている。
もうこの歳になると正直背脂たっぷりラーメンは敬遠したくなるのだが、コレに関してはまったくイヤミなく食べることが出来る。
クサミ消しに使っていると思われる生姜の味がほんのり効いていたのも、すっきりさせる効果があった。

麺は縮れた太麺で、硬くもなく柔らかくもなくの絶妙な加減。
ぷりぷりしててコシもあって旨い。
正直200gを食べきるのに後半キツかったが、美味しく食べきらせるだけのチカラはあった。

大ぶりのチャーシューも薄味付けで肉の旨みを活かしており、好印象であった。
ただチャーシュー増しは少々キツそうだ。


店主ご夫妻のキャラクター、郷愁を誘う雰囲気の店舗、そしてしっかりと旨いラーメンと、永い期間人気を保ってきたことが頷けるお店。
昔このお店を見かけたときにフラリと寄ってみたならば、きっと一発でハマってしまったことだろう。
ここも何度来てもいいくらいの魅力たっぷりのお店だった。
深夜まで営業していることもポイントのひとつ。


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<データ>
岡ちゃんラーメン
最寄駅:ふじみ野(東武東上線)
住所:埼玉県富士見市勝瀬1581
定休日:木曜
営業時間:12:00~15:00、18:00~3:00

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実家のある東松山から気軽に行けそうなラーメン屋さんを検索していたら行田市と隣り合わせの群馬県側に、「群馬大勝軒」があるのを発見。
東池系ファンの自分としては是非行っておかねばと思い早速バイクで向かう。
到着してみれば開店時間の5分前。
店舗は一軒家のような建物で、ちょっと洋食屋さんぽい雰囲気。
大きな紺色の暖簾がちょっとミスマッチだった。

時間が来て店内に招じ入れられると、やはり洋食屋さんか喫茶店かというような明るい雰囲気。
東池系に多い硬派なイメージはない。
メニューに目を通すとこの系統お決まりの”つけ麺”や”中華そば”のほか、”胡麻ダレつけ麺”や”味噌つけ麺”、”胡麻味噌つけ麺”などこのお店ならではのメニューもあった。
更にこれらのつけ麺には、”中辛”、”大辛”などのオプションが有料で設定されているところも珍しい。

僕は普通に”つけ麺”650円をオーダーしたのだが、メニュー表の表記には並でも350gの麺量とあったので”少なめ”-50円でお願いした。

出てきたのはおよそこの系統では見たこともないようなデザインの丼であった。
しかもメンマや味玉、チャーシュー、海苔など、普通はつけ汁の丼に入っているものが麺の上にのせられていた。
つけ汁には刻みネギが浮くのみである。

このつけ汁、出汁感もそこそこあるものの、甘辛酸の調味料が全て強めに効かせてあり、かなりのインパクトだ。
大概は酸味抑えめだとか甘味が強めだとか、調味料の強さに緩急をつけるパターンが多いが、こちらのは全てが均等に強いという印象。
これに麺を漬けていただいてみる。
麺そのものはこの系統では食感、味ともに標準的なもので、ストレートの多加水の太麺。
やや硬めの茹でで、少なめでも軽く250gくらいはありそうな量。
硬め茹でなのでつけ汁のノリは悪そうだが、つけ汁のインパクトが強いためにそのへんの不満はない。

硬茹で玉子が標準的なこの系統の中にあって、こちらは半熟の味付け。
メンマもごま油を絡めてある。
チャーシューもモモ肉のチャーシューではなく、薄切りの豚肉に下味をつけて油で焼いたという感覚のもので、、これら全てのパーツにオリジナリティがある。

辛さ増しやら胡麻味のものにも惹かれるし、また訪れてみたいという興味を持った大勝軒だった。


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<データ>
群馬大勝軒
最寄駅:東小泉(東武小泉線)
住所:群馬県邑楽郡大泉町朝日3-1-1
定休日:月曜
営業時間:11:00~14:00、土曜・日曜11:00~14:00、18:00~20:00

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東松山の実家へ帰省したついでに行ってみた。
以前も帰省のついででトライしたのだが、そのときは年末年始の休業にひっかかっていて振られていたのだ。

お店は関越道東松山ICから森林公園に向かう道の途中にある。
駐車場も完備されているのでクルマで行っても大丈夫、というよりクルマでないと最寄りの駅からはかなり歩かねばならない。
店内に足を踏み入れるとかなり大きな客席スペースで、ざっくり30席以上はありそうだ。
入ってすぐの場所にある券売機でまずは食券を買う。
メニューは”熊本”、”博多”、”和風塩”、”和風醤油”の4本柱で、それぞれにトッピングの違いでバリエーションがつけられている。
僕は”熊本ターローメン”890円の食券を買った。因みに基本の”熊本ラーメン”は530円と安価。

出てきた丼はなんとも豪華。
ナマのキャベツ、ターロー(太肉)、タマゴ、青ネギ、キクラゲが丼の表面を埋め尽くし、麺はおろかスープすらも見えない。
無理やりレンゲでトッピングを押し付けてスープをすくい飲んでみる。
ライトではあるがしっかりとトンコツの旨みが出た白湯スープは塩気が強めでガツンとくる。
マー油は単体で味見してみるとやや苦味が強いが、スープに対しての量が適度なので合わせて飲めば香ばしさを演出している程度という塩梅。
若い人を中心にウケが良さそうだ。

麺は中太のストレートだが、パツパツしていて歯ごたえもよく旨い。
最後まで全くダレてこないところも好印象。

ターローはとても柔らかく仕上げてあり、味付けも強すぎも弱すぎもせず絶妙。
これにはバターを絡めてあるのだろうか。
自信はないがそのように感じたのだが、コクと風味が加わっていてより旨みを増している。

パリパリのキャベツも全体的にコッテリなラーメンの中にあっていい箸休めになる。
キャベツ自体も甘味があって旨い。


全体的にとても満足のいくラーメンだった。
他のメニューにも期待が持てる。
このようなラーメンが食べられるお店が実家の近くにあるのは嬉しい。
またの帰省の際に再訪したい。


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<データ>
熊本ラーメン 育元
最寄駅:森林公園(東武東上線)
住所:埼玉県比企郡滑川町羽尾4340-1
定休日:水曜
営業時間:11:30~14:00、17:00~22:00

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