やまさんの日記(麺やまらぁ公式ブログ)

人形町「麺やまらぁ」に関する告知と食べ歩き日記。

2009年06月

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かつては雑司ヶ谷にあった創業35年の老舗。
つい先月南池袋に移転したとのことで、店舗は真新しくなっている。

店頭にはこのお店がテレビでたびたび取り上げられている爆盛りつけ麺の最上級である”クレーター盛り”のサンプルが飾られているが、とても人間の食べ物とは思えない。
完全にヒトのお腹よりも大きい。
なんでも25玉分だというからあの大食い女王の菅原さんでも厳しいのでは?

さて、僕のお目当てはそのような爆盛りのつけ麺ではない。
ただでさえダイエットで小さくなった胃にはどんなに頑張っても”地球盛り”の3玉が限界であろう。


で、狙いは古くからこちらのお店の人気メニューだったという”ねぎ豚らーめん”850円。

麺が底に沈んでいる部分まで見えるすっきり清湯スープで、これは丼が白磁だったらさぞかし美しいビジュアルだったに違いない。

麺の上にはメニュー名の通りにゴロリと存在感のあるチャーシューと白髪ネギがこんもりと小さな山を作っている。

この澄んだスープは鶏を強めに感じ、コンブやカツオなどの魚介の旨味もじんわりと口の中に染み渡っていって美味しい。

ラードの甘みが加わってより優しい感じに仕上がっている。

麺は中細の縮れ麺で加水は低め。熟成もほとんど進んでおらずフレッシュな風味だ。
コシもしっかりしていて存在感バッチリ。

ネギはシャキシャキとしてやはりフレッシュで甘みもある。

チャーシューは厚みもあるが柔らかく仕上げてあり食感がよい。


つけ麺は一度は”クレーター盛り”を実際に食べるヒトがいたら是非ともそれを観戦してみたい。



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<データ>
梅もと
最寄駅:池袋(JR山手線ほか)
住所:東京都豊島区南池袋2-12-5
定休日:無休
営業時間:11:00~21:30、土曜・日曜11:00~17:00

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言わずと知れた千葉を代表する超人気店で昨年には同じ松戸市内に「東池袋大勝軒ROZEO」@北小金をオープンさせやはり人気となっている。

ここへ訪れたのはもう随分前になる。

”つけそば”を食べてあまりのインパクトに次回は”中華そば”をと心に誓ったものの、再訪するたびにとんでもない行列を見て踵を返すということを繰り返していた。

この日は名古屋から訪れていた某ラーメン店店主が向学の為に是非ともこちらへ行きたいと仰るのでもう一人の名古屋在住の麺友とともに3人で長時間の並びを覚悟のうえに訪れた。

到着したのは開店時間の1時間半ほど前だったろうか。

それでも既に10人くらいは並んでおり、オープン時には60人を超えた。


オーダーは勿論”中華そば”700円を少なめで。

運ばれてきた途端にビックリ。

見るからにスープはドロドロでもう半固形と言ってもいいくらいだ。

以前”つけそば”を食べてから随分と時間が経っているのでそのときのコトを覚えてないというのもあるのだが、それにしてもこんなにドロドロだっただろうか。

飲んでみてもやはりスゴイ。

主体は動物系だが魚介もかなり強く感じるものでズッシリとお腹に響いてくる。

このブリックスの高さは恐らく東日本では一番ではなかろうか。

「無鉄砲」@京都に匹敵するくらいの粘度の高さと感じた。

麺はラーメンで食べてもその秀逸さが存分に楽しめた。

つるつるもちもちでしなやかなのがいい。

流行の濃厚魚介トンコツのつけ麺はゴワっとした食感の麺を使うことが多いが、ここは東池系の流れを汲んでいることもあって強さの中にも優しさの見える麺。


少なめだったにも関わらず満腹感は一般的なラーメン一杯を超えていた。

改めて連日このとんでもない行列を作るほどの人気ぶりが頷けると感じた一杯だった。



<データ>
中華蕎麦 とみ田
最寄駅:松戸(JR常磐線ほか)
住所:千葉県松戸市松戸1339
定休日:水曜
営業時間:11:00~16:00頃

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「見晴亭」に続いて訪れたのは「珍達そば」。

創業がいかほどの昔なのかは分からないが相当な老舗であることは店内に一歩足を踏み入れれば分かる。

店外には『関東甲信越で有名な』という幟が立てられているがこの味がそれほど広く知られている、あるいは広まっている味なのかどうかは不明だが、とりあえず秩父市に隣接する横瀬町には「横瀬店」として存在する。

厨房を隔てた壁面にカウンター席5席、テーブル席と小あがりとあり、個人でもグループでも楽しめる。

メニューにはラーメンや味噌ラーメンもそろっているが僕は”珍達そば”700円をオーダーし、カウンター席に腰をおろした。

厨房でのオペレーションが面白かった。

まず両手鍋にゴマ油をひき、そこに大量のネギと豚のバラ肉を投入しあおる。
青いホーロー製の寸胴からスープをすくってその鍋の中に入れる。
大きな中華鍋に麺を入れ1分ほどでザルであげ、それをさきの両手鍋へ入れてさっと麺をなじませ、丼に盛り付けという工程。

寸胴からすくったスープにはかなり濃い色がついていたのでもしかしたら高山ラーメンのように寸胴で味も決めてしまっているのかも知れない。


運ばれてきた丼からはゴマ油の香ばしい香りがもうもうと立ち上る。

アツアツのスープはゴマ油の味に支配されているため元スープの出汁は読み取れなかったがすっきりとしていながら旨味の十分なもの。

麺は低加水の細ストレートで、思いのほかボリュームがある。

ネギがシャキシャキに仕上がっていて甘味もありとても旨い。
豚バラ肉もかなりの量で満足度は高い。


ここも他では見られない独特な一杯を出しており、とても楽しめた今回の秩父行脚だった。

この日まわった二軒が存在するだけでも秩父はユニークなラーメン処だと思った。



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<データ>
珍達(ちんたつ)そば
最寄駅:御花畑(秩父鉄道本線)
住所:埼玉県秩父市東町23-4
定休日:無休
営業時間:10:30~20:30


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世田谷に生まれその後埼玉の東松山で育った僕は秩父はお気軽に行ける観光地だった。
その秩父がラーメン処でもあると知ったのは最近のことで、今回二度目となる秩父でのラーメン紀行。

前回は比較的新しいお店ばかりを巡ったが今回は元来好きな老舗を巡る目的で。

まず一軒目は「見晴亭」。

半世紀以上の歴史のある老舗で元々は食堂としてスタートしているためチャーハンやカレーなども楽しめる。
因みに今回訪れた店舗のほかに秩父駅の至近にも姉妹店がある。


6人がけのテーブルが6卓並ぶテーブルのひとつは地元の常連さんと思しき男性がお店のおばあちゃんと談笑を交わしている。

こういった光景も老舗ならではのもので微笑ましい。


いただいたのは”支那そば”600円。

カツオ出汁がバシっと効いた醤油味のスープはすっきりしていてキレがある。
とても美味しい。

麺は加水低めの細ストレート。
やわめな茹で加減ながらしっかりとした歯ごたえで食べていて楽しい。

トッピングに柔らかめに茹でたもやしとキャベツが乗るのがユニーク。


昔ながらの…という表現だけでは表せない、このお店独自のオリジナリティもあってとても満足だった。



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<データ>
見晴亭
住所:埼玉県秩父市阿保町12-7
定休日:無休
営業時間:11:00~14:00、17:00~19:00

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このほど初めて”新宿ゴールデン街”なる場所に足を踏み入れたのだが、細い路地が縦横にあり、そこに面して小さな飲食店がひしめきあっている様子はぷらぷら目的なしに歩いていても風情があって楽しめる。

この街の一角にこのお店はある。

渋谷のお店には何度か足を運んでいるがこの店舗は渋谷での本営業の前に仮営業をしていた場所だとのこと。

店舗は小さな建物の二階にあり、急な勾配で上り下りのすれ違いも出来ないような階段を上っていかねばならない。

店内はただでさえ窮屈なのに色んなモノが置かれて雑然としているのだが、ここで強烈なインパクトのラーメンを食べることができる。


煮干を前面に出したラーメンがウリで、今回は”特製煮干ラーメン”900円をいただいた。


スープは動物系の濃度がしっかりと出た土台の上に強烈な煮干を効かせているという印象。
旨味の濃度が十二分な動物系だけでも相当に旨いと思うが、それをもってしても煮干が強烈に襲ってくるスープは物凄いインパクトだ。

それだけのインパクトでありながらも決してイロモノでは終わらない仕上がりにまとめあげているところに思わず唸り声をあげてしまいそうになる。

自家製という麺もこの強烈なスープに埋没しない存在感があり食べていて実に楽しめる。
風味も食感も申し分ない。

”いったんも麺”と名づけられた幅数cmの麺は麺というよりもワンタンを想起させる。
ゆえにトッピングとして楽しめる感じだ。

チャーシューも味玉もしっかりとした仕上がりで不満に思うトコロなし。


あまりのインパクトに年齢的にキツいのでそう高い頻度で通えるものでもないが、偶に無性に食べたくなりそうな惹きのある一杯だった。



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<データ>
新宿煮干ラーメン 凪
最寄駅:新宿三丁目(地下鉄各線)
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-1-10
定休日:無休
営業時間:11:30~15:00、18:00~5:00、日曜・祝日18:00~2:00

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