やまさんの日記(麺やまらぁ公式ブログ)

人形町「麺やまらぁ」に関する告知と食べ歩き日記。

2009年08月

幸楊_トーフラーメン


我が地元の千葉には竹岡式や勝浦式などの独特な特徴をもつ地ラーメンが存在するがお隣の埼玉にはあまり地ラーメンなるものがあるというハナシを聞かない。

しかし岩槻には”トーフラーメン”なる独特なラーメンを出すお店が何軒かあるという。

その”トーフラーメン”を考案した方が営まれているお店がJR武蔵野線にし浦和駅近くにある「幸楊」。

昭和45年に考案したというからもう40年近く続くラーメンということになる。


訪問したのがお昼時ということもあってか、店内は満席で少々外で待たされるコトになった。
地元では人気のお店のようだ。

やがて丁寧な接客で席へ案内され”トーフラーメン”600円を注文する。

ご主人は慣れた手つきで鍋をふるうが、そこへ投入された豆腐は半丁分。

麻婆豆腐のようなものを鍋で作り、麺とスープを投入した丼へそれをかけて出来上がり。


してその麻婆豆腐のようなものは豆腐やひき肉を主体とした餡かけで、辛味は極端に少なく殆ど刺激がなく優しい仕上がりだ。

熱々の餡の下に張られたスープは動物系素材の旨味がしっかり出たものでチカラがある。

茹でノビを勘案してかやや固めにあげられた麺は中細の縮れ。

プリプリとしていて餡かけの絡みもよく美味しくいただける。


餡かけが熱々なので辛味は少なくても結構汗をかいた。


それほど特徴的なものとも感じなかったがかと言ってこういう仕上がりの餡かけラーメンもほかにはない感じで楽しめた。

つけ麺も人気のようなので機会があれば是非試してみたい。

幸楊<データ>
トーフラーメン 幸楊

最寄駅:西浦和(JR武蔵野線)
住所:埼玉県さいたま市桜区田島1-21-18
定休日:木曜
営業時間:11:30~20:50

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三郷と言っても松戸三郷有料道路(現在は無料開放)を三郷側に渡ってすぐのところにあり、公共交通機関を使って行くのは難しいエリア。

クルマならば店の前に専用駐車場が完備されているので便利である。


都会的な雰囲気を演出する店舗は大きめながら席数を23に抑えゆったりとした空間になっているのもよい。

テーブル席もあるのでベビーカーなどで訪店しても店内での移動も楽であろう。


不勉強で申し訳ないがこちらが自家製麺なのかどうかが定かではないのだがウリのつけめんに関しては大盛りが無料、ラーメンに関しては替え玉が1玉無料というサービスを行っている。

僕は”つけめん”700円を並盛りで。


『器、お熱いのでお気をつけください』と供された器は確かに熱い。殺人的と言ってもいいくらいに熱い。

ビジュアルは流行りの豚骨魚介と見えるのだが、飲んでみるととてもオリジナリティのあるものに仕上がっているのが分かる。

白濁度や粘度はさほどでもないのだが豚骨を主体とした旨味が強く、魚介も強い。
魚介は魚粉も使っているがさほどイヤミには感じず恐らくはスープの出汁にも使われていてキレをもたらしている。

動物系、魚介系それぞれの素材感を際立たせながらもその二つが殺しあうことなくバランスよく楽しめるところにこのお店の非凡さを感じた。

アブラはやや多め、酸味を効かせてあり胡椒がデフォで投入されている。
砂糖などの甘味は感じなかったが、こうした調味料でプラスアルファの刺激を加えるところは東池系式という感じ。

麺は厚みのある平打ちの太麺で縮れの強くついたもの。

ツルツルモチモチとしてはいるがやや加水が低いのかスープの持ち上げはとてもよい。

個人的にはもう少しヤワメのほうが楽しめたかも知れないが、フレッシュな風味もあって美味しい。



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<データ>
つけめん眞司(まきし)
住所:埼玉県三郷市高州1-318-1
定休日:火曜
営業時間:11:00~15:00、17:00~21:00

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元祖ラーメン店として有名な明治時代創業で今は無き「來々軒」@浅草のラーメンを現代風にアレンジしたという触れ込みのラーメンを出す店で、「來々軒」の三代目に師事した「進来軒」@穴川とも関わりのあるお店がこちら。

郡山は喜多方、白河、会津の三つのご当地ラーメン処を擁する福島で、ご当地ラーメンと呼ばれるものはないものの数多くのラーメン店がありとても活気づいている。
かつては東池系のお店に立ち寄ったこともあったが、大変な行列が出来ていて住民のラーメン熱も高いと感じた。


こちらのお店も30以上のキャパがあり大きな店舗ながら専用の駐車場は満車状態でしばらく空きを待たねばならないほどだった。

店内では優しい接客で迎えられる。

メニューは醤油と味噌の二本立てでこれらにそれぞれトッピング違いでバリエーションがつけられているが、こちらのウリは醤油なので醤油ベースの”ワンタンメン”950円をオーダー。


目指してるのが東京ラーメンとのことだが、スープはかなりコク深くてパンチあり。

動物系+魚介のそれぞれの持ち味が活かされているうえ、非常に深みのあるかえしの味が重なってすごく進化した東京ラーメンという感じのスープ。

それでいて衒いがなくてきちんと東京ラーメンの範疇に収まっており、すんなりと食べ進めていける。

麺は手打ちの麺で熟成させた多加水の太縮れ。

ヤワメ茹でだがぷりぷりしてて美味しい。

ワンタンがまたイイ。

極薄の皮を使っていて餡は少量しか入っていないタイプでつるつると絹のような滑らかさでこれも実に旨い。


まだまだ魅力的なお店がたくさんあるが、とりあえずココは強くオススメしたいお店と感じた。


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<データ>
手打ち中華 トクちゃんらーめん
住所:福島県郡山市桑野1-25-9
定休日:火曜(祝日の場合は翌日)
営業時間:11:00~19:00

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元来九州白湯豚骨が得意ではないのだが、それでも首都圏においては「だるま大使」@高崎市は好みで遠方ながら度々足を運んだ。

ラー友からの情報により、その高崎からそう遠くない前橋に強力な豚骨ラーメンのお店があるということを知り、早速足を運んでみた。

このお店は元々居酒屋だったお店が経営されているそうで、クルマで5分ほどの至近にも姉妹店がある。

店の軒先に提がる提灯には『九州とんこつ』と謳われているがスープの製法は呼び戻しというコトなので狭義では久留米ラーメンに分類されそう。

重厚な木製の扉の向こうは極端に暗い照明で、芋焼酎などの一升瓶が並んでおり、ほぼ居酒屋の雰囲気。

そんなわけでおつまみメニューも多く揃えるが、麺メニューは大きく4つの構成。
基本の”ひびきらぁめん”、関東豚骨醤油で背脂を使用した”ぶたそば”、豚骨醤油魚介の”こくうまひびきらぁめん”、支那そば”ひびき夜鳴きそば”。


この日は基本の”ひびきらぁめん”750円を。
勿論麺の硬さはお好みを指定出来るスタイルだが、僕は”普通”で。

縁の厚い丼で供されたそれは見るからに粘度の高いスープ。

メンマ、のり、白ゴマ、キクラゲ、小ネギのほかに、デフォでチャーシューが3枚、半割りの半熟味玉がのせられておりCPが高い。
これは以前「大砲」@久留米で食べた”昔ラーメン”のビジュアルに近い。

スープは見た目通りにドロリとした口当たりで、旨味的な濃度はかなり高い。
店内に入ったときには感じなかったが丼から立ち上る獣臭もあり、本格的な久留米ラーメンだが、僕の拙い経験では本場久留米で食べたものよりも更に濃厚だ。

これは確かに強力で、首都圏ではトップレベルに位置する白湯豚骨スープと言えそう。

麺は極細の低加水で若干刺激臭が残る。
”普通”で指定した硬さは実に絶妙な茹で加減がツボであった。
麺の量としては軽いので固形物は割りとあっさり食べきれてしまうが、スープはあまりにも濃厚なので全ては飲めなかった。


これは「だるま大使」に強力なライバル出現と言ったところだろうか。

なんだか群馬が熱くなってきた。



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<データ>
食彩麺酒房 響
最寄駅:中央前橋(上毛電鉄上毛線)
住所:群馬県前橋市下小出町1-1-20
定休日:水曜
営業時間:18:00~3:00

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かつて町田市にあった「勇次」が八王子に移転、リニューアルオープン。
屋号も改名されての再スタートだ。

八王子駅から徒歩でも気軽に行ける場所にあるため、公共機関を使って食べ歩く人にとっては以前よりも格段に交通の便は良くなったと言えよう。

真新しい外観の店舗は以前と違いカウンターのみ7席というキャパ。

メニューはシンプルに”煮干正油”、”豚骨煮干”の温麺とつけ麺という構成。


この日は”煮干正油らーめん”650円を頂いた。

ビジュアル的には王道の東京醤油ラーメンという出で立ちでとてもそそられる。

薄い茶色をした清湯は煮干しが前面に出たもの。
若干のエグミを感じるがそれほど暴力的な煮干しの使い方ではない。

それを鶏を主体にした動物系の旨味がしっかりと支えていてコクが深くとても無化調とは思えない強さがある。

油分はやはり多めだが、「勇次」時代のそれよりは随分と軽くなった印象。

自家製の中太ストレート麺は密度が非常に高く、表面にザラつきを持たせたもの。
コシが強く食感もよいし、風味もキレイだ。
スープとのパワーバランスもよくとれていて上手い組み立てなところは流石。

チャーシューも薄味で肉の旨味を大事にした仕上がりでとても美味しい。


次回があれば”豚骨煮干つけめん”で、もう一方のスープと、自家製麺の旨さをストレートに体感してみたい。



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<データ>
煮干鰮らーめん 圓
最寄駅:八王子(JR中央本線)
住所:東京都八王子市横山町21-21
定休日:不定
営業時間:11:00~15:00、17:00~21:00

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