訪問日2017年4月22日

実は4回目の訪問。
最初の訪問はいつだったか忘れたけど、そんなに古いハナシじゃぁない。
『うわぁ、まだ房総にはこんな強烈な個性のノスがあるのねぇ』と、房総の奥深さを再認識したので何人かお連れしたのだけど、この日も山本達人をお連れした。


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アリランの「八平」さんほどの秘境という秘境でもないけど、 およそこんなところに。。。というロケーションではある。
突如として道端に現れるこの看板には大いにそそられる。


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この看板で、

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この暖簾。

わくわくするよねぇ♪


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この屋号は店主さまのお名前。
不愛想なんて自ら書いてるけどいやいや心地いい雰囲気ですよ。
御年は60くらいですかね。同い年くらいのおじさんと一緒に厨房を切り盛りされてます。


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何と言ってもこのお品書きからして個性炸裂。
来るたびに少しづつメニューが削られていくのが寂しいけど、一度もありつけてない黄色いお品書きがめっちゃ気になる。。。w

かつてやはり千葉県にあった「ガンジーラーメン」さんを彷彿とさせますが、アレは例えば”ミトコンドリアラーメン”とかは何となくそのラーメンとの関連性が見えるのだけど、ここのメニュー名からどんなラーメンかを想像するのはほぼ無理www

オイラが絶対にこのお店で食べてほしいと思う筆頭は”実谷ラーメン”750円
これはこのエリアの地名を冠しているのでまぁ真っ当なメニュー名ですが、以前は”実濃ラーメン”と表記してました。


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見た目は竹岡式マイナス玉ねぎって感じですけど、実際にスープの味の大部分を占めるのはチャーシューの煮汁。
しかし、立ち上る香りは「梅乃家」さんに代表されるようなあの香ばしい熱した醤油の香りではなく、魚介の香り。しかもザ・サバ!という香りなのだ。
房総広しと言えど、海に囲まれた土地柄なのに海産物を出汁に使うラーメンは少ない。
なのでこれだけでもかなりの個性派ラーメンなのだ。

実際にスープを啜るとまずチャーダレの豚に支えられたサバがどーんと来て、イワシの煮干しが後から鼻腔を駆け抜けていくという感じ。
中太な縮れ麺の茹で加減もいい案配でスープとの親和性が高く、しっとりとしたバラロールチャーシューの仕上がりも相まって実に完成度の高い一杯。

「強烈な個性」 と 「ハイレベルな完成度」

これがここのお店の大きな魅力のひとつ。
あきらかにここにしかない唯一無二の味。


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こちらは”百姓一揆”750円
勝浦タンタンメンの流れでこのお店に辿り着いた人はまずこれを食べるのだと思う。
実際オイラも最初の訪問ではこれを真っ先にいただいた。

確かにゴマの要素のないラー油系タンタンメンという括りではあるけれども、辛味は唐辛子を直接的に使っているような辛味ということと、玉ねぎが使用されていないという点で勝タンの括りではないと個人的には捉えている。

調味料が味噌であるということもその因のひとつだけど、中華鍋で煽ったニラ、もやし、豚挽きのパンチに加え、揚げニンニクが実に絶妙にマッチングしている。
そしてその辛味はかなり鮮烈でそして爽やか。
旨味も厚くクドいラーメンのように感じるけど、あっさりと口の中から辛味などが引いていく様は殆どマジックである。

これもまた、「強烈な個性」 と 「ハイレベルな完成度」
なのである。

房総半島に於けるラーメンの特異性を更に深くしているお店のひとつ。
房総巡りの上級編かな。一通り竹岡、勝浦、アリランなどを経験してから行くとよいでしょう。


<データ>
 お食事処 順子
住所/千葉県夷隅郡御宿町 221
電話/0470-68-4020 
営業時間/11:30~14:00、17:00~22:00
定休日/火曜日・水曜日