やまさんの日記(麺やまらぁ公式ブログ)

人形町「麺やまらぁ」に関する告知と食べ歩き日記。

カテゴリ: ラーメン・神奈川

訪問日2017年3月10日

3年半ほど前に亡くなった前職時代の戦友は鎌倉にある有名なお寺に眠っています。
それまで鎌倉ってちゃんと行ったことがなかったので、お墓参りの度に周辺を観光したりするようになったんだけど、江ノ電に乗って移動しているときに『お!こんなところにも大勝軒が!!』と思って行く機会を狙っておりました。

この日は七里ガ浜でお仕事だったので、ついにこちらでラーンチ♪


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めちゃくちゃピンボケしとりましてすんません。
お店は江ノ電が走る軌道の真ん前。


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すごく年季を感じるしぶーい看板ですけど、こちらはこの5月で6年目を迎えるという比較的新しい東池系です。

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一時期ラーメン店や居酒屋などでホーロー製の看板を壁面に貼ったりして昭和レトロを演出するのが流行ったけど、こちらは気品のある大正モダンな雰囲気の作りでとってもお洒落。
現在の東池本店はキレイになったけど、他の同系統のお店では見られないステキな空間で、鎌倉という地にマッチしとります。


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メニューのラインナップで特色あるとすれば塩があることかな。
でも当然オイラは”もりそば”800円。

おお、この盛り付けは美しいですね。
トッピングがつけ汁の中に投入されて出てくるパターンが多いけど、これだと自分の好きなタイミングでトッピングを楽しめる。

そしてスープが完全非乳化の美しい清湯。
乳化タイプが増えた今の東池系の中では異彩を放ってますね。
東池も日によってバラツキあるけどここまで透明度の高いスープは見たことない。

味もいいですね。動物系の底辺のうえに仄かに香る魚介。バランスの良い甘辛酸。

麺が秀逸!
最近は東池系でも麺をカタ茹でで出すお店が増えてきたなかで、ここではしっかり茹で切ってプリミティブな東池の方向性を守ってる。
欲を言えばもう少し密度が低くてぽくぽくしてると尚いいなぁ。


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スープ割りをお願いすると徳利で供されるシステム。
普段は東池系ではスープ割りせずにそのまま飲んじゃうことが多いけど、こちらのはそのまま飲むには塩分が尖っているのでお願いしました。
これだとそのまま出汁だけ味見できたりするから嬉しいよね。

二日連荘で新たに訪れた大勝軒はどちらも大当たり♪
まだまだ他にも知らない大勝軒がありそうだなぁ。探してみようっと!


<データ>
鎌倉 大勝軒
住所/神奈川県鎌倉市腰越3-17-3
電話番号/0467-33-3113
営業時間/11:00~15:00、18:00~20:00
定休日/第二、第四火曜日(祝日は営業) 

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先週に引き続き再び”小田原系”の味を求めて西へと移動。

地元船橋から小田原までの道のりもそこそこの距離なのだが、そこから更に伊豆半島の海岸沿いに国道135号を走るルートがしんどく感じたがなんとか開店時間をちょっと過ぎたくらいに到着できた。

因みにお店から徒歩1~2分のところに専用駐車場があるのでクルマで行かれる方はそちらを利用していただきたい。

先日の「鳥取」@小田原も小田原系の源流のひとつとされているが、こちらのお店は実質上の元祖となるお店のようで、創業してから80年ほどになるという。

店舗は確かに歴史を感じさせる建物だがこれが建った当時にはかなり近代的なものと目に映ったに違いない。

広い厨房に広いフロアーに加え、奥にはこれまた広い座敷があり全体では50ちかいキャパ。

そこを3人で切り盛りしている。


こちらでは”ワンタンメン”900円を頂いた。

「鳥取」と比べるとビジュアル的には大雑把な印象を受けるが、濃い色のスープや不揃いな麺、厚めのチャーシュー、もやし、小ネギなどパーツパーツはやはり同じ系統なのだなというのが分かる。

スープはややこってり目で、甘みも感じる醤油味で濃い目の味付け。
豚の味やカツオなどの出汁を強めに感じるものでパンチがあり旨い。

麺は見た目通りにピロピロモチモチな食感が楽しい熟成多加水麺でこれも旨い。

ワンタンは皮がはちきれんばかりに餡が詰まっており、どちらかというと水餃子のような印象のもでボリューム感たっぷり。

チャーシューは香ばしく厚みもあるため食べでがある。

麺量も多目な気がするし、これにチャーシューとワンタンでかなりお腹がいっぱいになった。

900円という価格は老舗にしては一見高く感じるかも知れないが内容的に値段以上の満足が得られる。


小田原系、まだ二軒しか経験していないが個人的にかなりツボな系統だ。

同系統のほかのお店も試してみたい。
またこの「味の大西」も何軒かの支店があり、それぞれ味わいも違うとのことなのでそちらにも興味が沸く。



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<データ>
味の大西
最寄駅:湯河原(JR東海道本線)
住所:神奈川県足柄下郡湯河原町土肥1-9-14
定休日:月曜
営業時間:11:00~19:30

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昨年夏で一応全都道府県を制覇したものの、まだまだ取りこぼしているご当地ラーメンがある。
そのうちのひとつが”小田原系”。

湯河原駅近くにある「味の大西」がこの系統の元祖と言われているが、そのスタイルを踏襲したラーメンを出すお店が神奈川県西部に集中している。

この日はそのうちの一軒で「鳥取」というお店へ訪れた。

店舗入り口までの前庭には植木や鉢植えがトコロ狭しと置かれていて雑多な印象だがこれもまた味があっていい。

店内もまた色々なものが雑然と置かれていて実にアットホームな雰囲気。

出迎えてくれたおじちゃんおばちゃんがかなりのご高齢なのだがとっても元気で楽しい気分にさせられる。

こちらは創業して50年くらい経つそうだ。

テーブル席も2卓あるが長く並ぶカウンター席で一番奥に陣取っているおじさんの近くに腰を下ろし、”チャーシューメン”800円を厨房のおばちゃんに告げる。
おじちゃんは現在は足腰がよろしくないそうで厨房には立てないとのこと。
日がなこうしてお客さんの相手をなされているのだろう。


ラーメンが出来上がるまでのあいだおじちゃんと世間話で盛り上がり楽しいいとときを。

その間にも『あれ、お兄さん注文なんだっけ?』と厨房のおばちゃんに二回も聞かれたのはご愛嬌。


やがて供されたそれは大きめの丼でチャーシュー、もやし、小ネギ、メンマが美しいレイアウトで盛り付けられておりおばちゃんの”技”を見た。

濃い目の色の清湯は昆布が強めに効いた旨味のしっかりしたスープでわずかに甘みを感じるも結構しょっぱめでガツンとくる。

平打ちの手打ち麺はピロピロとした低加水の熟成麺でややカタメの茹で。
コシが強く旨い麺だ。

バラ肉のチャーシューは厚みもあるがやわらかく仕上がっていて食感も味もとてもよい。

シャキっとしたもやしはいい箸休めに。


お歳をめされたおばちゃんが作るラーメンなのにしょっぱめで麺もカタメでとても硬派な印象の一杯だった。

どこにでもありそうでしかしここにしかないオリジナリティがあり個人的にとても気に入った。

結果的に益々色々な小田原系ラーメンを食べたくなった一杯に出会えてよかった。

因みに屋号の「鳥取」はこちらのご主人の苗字なんだそう。



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<データ>
手打ちラーメン 鳥取
住所:神奈川県小田原市城山4-23-20
定休日:月曜
営業時間:11:30~18:30

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創業40年ちかくになる老舗で、路地裏に面して建つ店舗は昔ながらの中華料理屋さんといった風情。

”札幌ラーメン”を標榜する看板なので、昭和40年代に首都圏で流行した札幌ラーメンブームに乗ってオープンされたお店なのだろうか。

店内はコの字型のカウンターでその中で老夫婦がオペレーションを行っているがおばちゃんのほうが主に接客を担当されている。
小柄で優しいおばちゃんの接客にとても癒される。

メニューは味噌、醤油、塩と用意されているがこちらの名物メニューはなんと言っても”牛乳ラーメン”630円とのコトなので僕もそれを頂いた。

牛乳をスープの主体にしたラーメンは過去には「がんこ」の西早稲田時代に頂いた”ホワイトラーメン”以来二度目。


ほどなくサーブされたそれは白磁の丼に真っ白なスープで美しい。
上に乗せられたバターがスープに溶け出してそこだけほんのり黄色に染まっている。

スープを一口飲んでみて驚いた。
なんとニンニクがかなり効いていたのである。
牛乳にニンニクという組み合わせと言うとニンニク料理の後の口中や胃のクサミ消しに牛乳を飲むというパターンはあるが、これは意味合いがまるで違う。

牛乳のクサミがまるでなく、まろやかな旨味にニンニクが加わるコトによってとても強いインパクトを与えており、一発でクセになりそうな旨さだった。
またバターの塩分油分もとても効果的。

イロモノかと思いきやしっかりとした計算のうえに仕上がっていて意外や真っ当に美味しいスープだ。

麺は中太の縮れでやややわめ。
縮れがついていることによりスープをよく拾ってマッチングはバツグン。

くたくたのもやしやキャベツなどのトッピングもスープとよく馴染んでいて最後まで美味しく頂けた。


自宅からはかなり遠いが電車などで江ノ島に行く機会があったらまた立ち寄ってしまいそう。



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<データ>
こぐま
最寄駅:藤沢(JR東海道線)
住所:神奈川県藤沢市藤沢110
定休日:水曜
営業時間:11:00~22:00

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40年以上も続く老舗らしく、神奈川県西部にはここの支店をはじめ、直接的関係があるかなしかは不明だが「花水ラオシャン」というのも似たような味でやはり支店展開しており、かなりの拡がりが見られるようだ。

その建物は出来た当初はさぞ前衛的な印象であったろうが、今ではいい具合に老朽化して味が出ている。

窓は開け放たれており、コの字型のカウンターには22席が並びその中が厨房になっている。

メニューの札はわずかに三枚。
”湯麺”、”みそ麺”、”餃子”のみ。

僕は”湯麺(タンメン)”550円を頂いた。

タンメンとは言っても塩味のスープに炒めた野菜がたっぷり乗るというあのタンメンではない。

薄茶の清湯には真っ白な麺がスープ表面にまで達するほどたっぷりと入り刻み玉ねぎが散らしてある。
そして大量のワカメと端にちょこんとのせられたメンマ。

ビジュアルからしてどこでも体験したことのないものなのだがスープをすすって更に驚く。

かなり酸っぱいのだ。
鶏が主体であろうか、動物系のコクも感じるが殆どは酢に支配されているのだがこれが実に旨い。

表面にはキレイな鶏油?が浮いており、これも味わい深さに一役かっている。

スープをすすると一緒に口に流れ込むタマネギのシャキシャキ感やほのかな辛味も効果的。

中太のストレート麺は無カンスイではないかと思わせる食感。
かなりヤワメに茹でられているが歯を押し返す弾力があり本物のコシを味わえる。
風味もキレイで麺そのものもかなり旨い。

ワカメは個人的にラーメンにのせるのが好きではないのだが、これに関して言えばワカメも重要な要素。
クサミがなく肉厚でプリプリとしたワカメはむしろ食べていて楽しい。


実に面白いラーメンで、一発でお気に入りとなった。
これなら毎日でも食べられそう。


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<データ>
老郷(らおしゃん)本店
最寄駅:平塚(JR東海道本線)
住所:神奈川県平塚市紅谷町17-23
定休日:月曜
営業時間:11:00~23:00

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