やまさんの日記(麺やまらぁ公式ブログ)

人形町「麺やまらぁ」に関する告知と食べ歩き日記。

カテゴリ: ラーメン・東海(岐阜・静岡・愛知・三重)

訪問日2017年3月10日・11日

住所は熱海市なんですけど最寄駅は湯河原。
温泉街を山奥へ進んでいくと谷の中腹に店はあります。

湯河原には年に数回行くんだけど、ほぼほぼ「飯田商店」さんが目的なのであまり他の店に行くことはなくて。
でも「飯田商店」ファンの中で俄かに『王ちゃんという店がスゴイ!』と話題になっていて、オイラも突撃してみた。



20170310_180043


20170310_180053
 
到着してみるとまずこの外観にやられた!
これはオイラの大好物なやーつー。
何で今まで来なかったの?と自分を責めますよ。


20170310_180216

店内はカウンター6席と小あがり席1卓。
厨房には齢90に近いんじゃないかしら?という老夫婦。
これでまたオイラのテンションはMAXに!w

一日目は”チャシューワンタンメン”1100円を。


20170310_181134
 
うっほほーい ! なんてステキなビジュアル!!
「大西」さんに代表される小田原系なビジュアルですよ♪
でも湯河原の住人にして飯田商店応援団長のE氏曰く、「大西」さんとは何の関係もないんだそうな。

調理師免許を見ると交付されたのが昭和37年12月とあるので、1962年か63年くらいの創業なのかな?
E氏のブログの5年前の記事に創業40年とあったのでこの推測はハズレっぽいw

出汁は豚骨と野菜と思われ、化学調味料は使われてない印象。
これで「大西」さんとは無関係というのが裏打ちされるってくらいに味の方向性は全くの別物。

麺に惚れた!!
細平打ちの、多加水熟成麺がスープをしっかり持ち上げて、ぷるぷるふわふわな唇の女の子とKISSしてるような感触に思わず恍惚w
室伏製麺の麺を引き延ばして細くしてるんだって。(E氏談)

味のしっかり沁みたチャーシューはしっとりとした仕上がり。

ス・バ・ラ・スィ!


そしてそして翌日、またもやこちらに出没。
して、今度は”カツカレー”1000円を。


20170311_151801

凄いんですよ、ここのおじいちゃん(ワンちゃんとみんなに呼ばれてる)の動きが。
かなりのご高齢なのにめちゃくちゃ素早い動きをしていて無駄がない。
たくさんのメニューがあるけれど、幾星霜のときを経てカラダに沁みついたんでしょうね。
それはまさしく職人芸。

きちんと注文が入ってから生玉子をかき混ぜ豚肉を浸しパン粉をまぶす。
それを揚げている間にカレーソースを温め、スープやサラダが供される。
迷いのない包丁捌きでカツが切られ、盛り付けをする。
これらが寸分の淀みもなく目の前で繰り広げられていく。

カレーソースの味は実に深みがあり、相当な旨味の厚さ。
こりゃぁこのカレー一本で神保町に店を一軒出せるレベルですわ。ウマイ。実にウマイ!!

オイラは決めましたよ。ここのメニュー、端から端まで全部制覇するってw


<データ>
王ちゃん
住所/静岡県熱海市泉39
電話番号/0465-62-7293
営業時間/11:00~18:30
定休日/水曜日
 

2427e950.jpg

2954af07.jpg

つい二週間前に大型遠征を行った際、このお店と同系統の「竹乃や」へは立ち寄ったが、こちらはその系統の元祖で1919年の創業という老舗。

店舗は大きめで新しいので創業当時の建物ではなかろう。

オープンは8時半からで僕はその30分前には到着していたがその後すぐに次のお客さんがやってきて結局開店時には10人以上の待ちとなっていた。

店内は座敷も含めて36席あるが、その全てが4人がけテーブルで構成されているため一人客は相席を求められる。


藤枝系の始祖であるこちらのお店は当然のことながらこの系統の最大の特徴である温麺と冷やしが用意されている。
早くから訪れているお客さんの殆どが両方をオーダーしている。

僕も”中華そば並”450円と”冷やし並”550円を頂いた。


まず”中華そば”だが酸味が強くキリッとしたカツオ出汁のスープは油分が少なく日本蕎麦のつゆに近い印象。
かなりうどんに近い食感の中太麺はしなやかでコシがとても強い。
丼が小さいせいもあるがギッシリと詰まっていて量が多く感じる。

メンマは濃い味付けだがチャーシューは薄味だ。

一方の”冷やし”は”中華そば”に対して甘みが加えられたようなスープになる。
水で〆た麺は更に歯ごたえが強くなるが決して硬くはない。

海苔の上にはわさびが添えられているがこれを溶いてみると完全に冷やしうどんという感覚のものになる。


どちらも他所では見られない特徴的なラーメンで、この地方の方たちにとってのソウルフードになっているのだと思う。
日常的に食べても飽きのこないもので、他所の人が初めてこれを口にしても拒絶されることはないだろうと思うほどに日本人の口に合っていると思う。



30497b50.jpg
<データ>
マルナカ
最寄駅:藤枝(JR東海道本線)
住所:静岡県藤枝市志太3-1-24
定休日:日曜、祝日、第二第四土曜
営業時間:8:30~13:30(早い時間に売り切れる場合あり)

5554baa3.jpg


ラーメン専門店ではなくいわゆる中華料理屋さんではあるが他にはない独特なラーメンを提供しており地元で人気を集めている。
店舗前には駐車スペースも確保され、キャパも31席と大きめなお店。
ご夫婦(?)で切り盛りされている。

メニュー表には様々なメニューが名を連ね、その多さには目移りしてしまいひとつに決めるのが難しい。
僕はその中から”黒い手打ち”700円なるメニューをチョイスした。

ほどなく供されたそれは真っ黒なスープに大振りのチャーシュー、水菜、半切りの半熟味玉がのっていて単純に700円という価格以上に豪華な印象。

その真っ黒なスープは醤油味のスープがベースでイヤミのない甲殻類の味がする。
表面を覆う黒いスープの正体は黒ゴマが主体だが、これの甘味も加わって見た目どおりに深いコクがありしっかりとしたスープに仕上がっている。

手打ちだという太く縮れた麺は熟成が進んだ多加水の麺。
これがピロピロもちもちで実に旨い。

大振りのチャーシューも食べた感じは焼肉っぽくむっちりしていてこれまた旨い。
半熟の味玉も然り。

一瞬奇を衒ったもののように見えて一杯のラーメンとしての完成度は高く大変に満足した。

数あるメニューにもそれぞれ期待を抱かせる結果となり、近場であれば通いつめて全てを試してみたくなった。


23652069.jpg
<データ>
中華料理 練翠
最寄駅:片浜(JR東海道本線)
住所:静岡県沼津市西椎路94-2
定休日:月曜
営業時間:11:30~14:00、17:30~22:00


8e5288a1.jpg

f0daaf04.jpg


無知な自分は静岡という場所はラーメン処という認識がなかったというのが正直なところ。

ところが静岡にも「藤枝系」なる独特の特徴をもった系統が発達していることを知った。

その独特な特徴とは早朝から営業しているということと、温麺と冷やしの二枚看板で多くの常連さんがその両方を食べていくというスタイル。

この日はこれらの特徴を踏襲している焼津市の「竹乃や」を訪問。
早い時間に訪問したものの、23席ある店内はご家族連れやカップルなどでほぼ満席状態だった。

メニューは”らあめん”、”冷やし”、”チャーシュウ”の三種。
僕は”らあめん”450円(並)を、同行者は”冷やし”をオーダーした。

かなり小ぶりな丼で供されたがスープはなみなみ、麺もぎっしりと入っている。
レンゲはないので丼に口をつけて啜る。
それはかなり甘めでカツオ出汁の効いた和風のスープ。
ラーメンというよりはうどんを想起させるものだった。

麺も殆ど無カンスイに近い印象で、にゅうめんを食べているような感覚。
平打ち中細のストレートでかなり柔くとても胃腸にも優しそう。

チャーシューやメンマの存在を除いてしまえばかなりうどんに寄った印象だが、やはりうどんとも違う。
これはこれで独特の文化で、個人的にとても楽しめた。
早朝に朝ごはんとして食べられる優しいラーメンだ。

一方の”冷やし”は同行者がオーダーしたものを少し味見させてもらったが麺を冷たく〆ている分、食感がしっかりとしている。
甘めの味は温麺と変わらないが、口当たりが涼しいので食欲の減退する暑い時期には嬉しいラーメンだと思う。


79ba7f33.jpg
<データ>
竹乃や
住所:静岡県焼津市一色637-1
定休日:木曜
営業時間:8:00~12:50

f5b83d44.jpg


創業50年を超える老舗だそうで、屋号に「分店」とあるものの「本店」というのは今は存在していないらしい。

飾り気のない質素な店内は小あがり席も含めて22席。
おばちゃんがフロアーを切り盛りしていたがご近所の方々が次々に訪れては餃子を持ち帰っていく。
こちらでは餃子も人気のようだ。

メニュー構成はシンプルに”中華そば”と”餃子”が大小あるのみ。
餃子も大変気になるところではあったがお腹のキャパに余裕がないので”中華そば”550円だけ頂いた。

茶半濁のスープはトンコツが主体で魚介出汁も加わる。
かえしは恐らくはチャーシューの煮汁ではなかろうか。
コクが深くて不足感はまったくないのだがどことなくホッと出来る味わいだ。

中細の縮れ麺は柔くも硬くもなく丁度いい按配。
縮れがあるのでスープの持ち上げもよい。

強さもありながら毎日食べても飽きが来ない一杯に仕上がっていてとても好印象。
ときたま食べたくなる味だ。
大人気の餃子も食べてみたいし機会あらば再度訪れてみたい。


dea359a6.jpg
<データ>
浅草軒分店
最寄駅:弁天島(JR東海道本線)
住所:静岡県浜松市西区舞阪町舞阪1901-1
定休日:水曜
営業時間:11:00~19:00

このページのトップヘ