やまさんの日記(麺やまらぁ公式ブログ)

人形町「麺やまらぁ」に関する告知と食べ歩き日記。

カテゴリ: ラーメン・関西(滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山)

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初めて”ラーメン”という言葉を使い、札幌ラーメンの元祖とも言われている「竹家食堂」(現存せず)の末裔のお店とのこと。
末裔とは言ってもこちらも三代続く老舗だそうだ。
店内にはそれを裏付けるように札幌ラーメンと「竹家」の歴史を綴った貼紙がある。
コの字のカウンターには13席が並び、ほぼ満席。
厨房のご主人とヘルプのおばちゃんも優しい笑顔で接客をされていて気持ちがいい。

”しょうゆラーメン”や”ヤキメシ”もあるが、一番人気の”みそラーメン”600円を。

出てきたものは一見するとお味噌汁のようだが、実際に飲んでみるとキリリとした味噌がしっかりと効いている。
それでいてほんのりとした甘味も感じるタイプの味噌ダレ。
それだけでなく、動物系の出汁感もしっかり感じられてとてもいい感じの味噌スープだった。
札幌の味噌ラーメンというと油でコッテリというイメージだが、こちらはあまり油は多くない。

熟成の進んだ多加水の中太縮れ麺はヤワメで量がかなり多い。
連食ということもあるが食べきるのに少々難儀した。

もやしはさらりと炒めてあって食感もよし。
しっかりチャーシューやメンマものっている。

この内容でこのボリューム感で600円とは安い。

何より大正時代にまで遡る歴史あるお店の空気に触れられたような気分になれたのが嬉しかった。


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<データ>
竹家ラーメン
最寄駅:大石(阪神電鉄本線)
住所:兵庫県神戸市灘区下河原通3-1-10
定休日:日曜・第三月曜
営業時間:11:00~21:55

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いわゆるニューウェイブ系のお店で、店内の造作もオシャレにまとめている。
円形のカウンターが特徴的で可愛らしい印象もあり、若い女性客の比率も高い。

麺メニューは期間限定のものもあったが基本的には”潮らあめん”700円一本。
チャーシューの枚数によって価格を変えているという構成。
ご飯物もある。

ビジュアルはなかなか独創的だ。
美しくまとまってはいるが、白髪ネギの上の乾燥海老や、生ワカメの存在がユニーク。
メニュー名の通り、海の幸がテーマなのだろう。

無化調というスープは塩分がかなり抑えられており、それだけに素材の輪郭がはっきりとしている。
動物系素材を柱に昆布や節系の素材の旨みがじわじわと口の中に広がっていく。
塩は沖縄産のぬちマースのみということで、少し硬さを感じるが、基本的には寸胴の素材の旨みで食べさせるという方向性のスープだ。

麺は中太の多加水縮れを熟成させたものでぷりぷりのもっちり。
存在感の強い麺なのだがこの上品なスープが不思議とその麺に負けていないというのが凄いと思った。

チャーシューは1cm近くの厚みがあるが、薄味で肉の旨みを引き出していて秀逸。

とてもハイレベルなだけでなく、塩分控えめということもありカラダに良さそうなイメージの一杯。
これは女性に人気が出るのも頷ける。


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<データ>
麺道しゅはり
最寄駅:新在家(阪神電鉄本線)
住所:兵庫県神戸市灘区桜口町5-1-1
定休日:月曜
営業時間:11:30~14:00、18:00~23:00

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兵庫県の地ラーメンに”播州ラーメン”と呼ばれているものがある。
この系統の元祖と言われているのは「紫川ラーメン」@加東市で、老舗&元祖好きな僕としてはそちらを訪問したかったのだが生憎この日は定休日に当っていた。
それでも播州ラーメンというのがいかなるものなのかという興味は押えきれず、他にこの系統のお店を探していたらこちらのお店が浮上。迷わず訪問。

店舗は比較的大きく、敷地内に広めの駐車場も完備されている。
店内もとても広く、席数などは把握できなかった。

メニューは味的には一本で、トッピングの違いでバリエーションをつけている。
家族連れでのお客さんも多いのか、子供向けと思われる”半ラーメン”340円も用意されていたので、一応スタッフの人にオーダーが可能かどうかを確認してOKとのことだったのでそれを注文。

濃い目の茶色をした清湯はキレイな油が浮いていて見た目に食欲をそそる。
見た目どおりに濃い目の醤油味のそれは動物系素材の旨みが主体で、独特の甘味がある。
この甘味が播州ラーメンの特徴となっているようだ。
油は多めだが、それほどしつこくはなくちょうどいい按配にコクを与えている。

麺は低加水のストレートの細麺でややカタメの茹で。
なかなかこういうスープにこういうタイプの麺を合わせるというのは見たことがないが、これが不思議に相性が良かった。

トッピングのもやしとヤクミのネギは甘めで濃い味のスープによく合っていて楽しめた。

こちらで食べた限りでは播州ラーメンも好みのタイプ。
もう少しこの系統のラーメンを食べてみたくなった。


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<データ>
らんめん
最寄駅:小野(神戸電鉄粟生線)
住所:兵庫県小野市黒川町1802
定休日:月曜
営業時間:11:00~21:30

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かつては京都の岩倉で人気だった屋台が、滋賀県へ移転して開業したというお店。
地元に根付いた食堂風情の飾らないお店には、おばちゃんばかり3人が立ち働いている(と言ってもそのうち一人はお客さんの隣に座っておしゃべりに興じていたがw)。

その店内にはかなりキツイ獣臭が漂う。
何軒か経験した本場の京都ラーメンのお店でもここまでの匂いは経験したことがない。
和歌山ラーメンか博多ラーメンかというくらいのキツさだ。

メニューは”ラーメン”、”味噌ラーメン”、”やきめし”の三つで、それぞれに量の違いでバリエーションがある。
僕は”ラーメン(並)”(600円)をオーダー。
二人のおばちゃんのコンビネーションで一杯のラーメンが作られていく。

ほどなく目の前にラーメン到着。
一般的な京都ラーメンよりも色は薄いが、背脂が浮いて薄くスライスしたチャーシューが並んで九条ネギがこんもりと盛られているビジュアルはまさに京都ラーメンだ。

スープは鶏と豚を主体としていて、サラリとした飲み口だが旨みはしっかりと出ている。
しかしやはり味は薄めだ。
背脂はフレッシュで、多くの京都ラーメンに比べると少し粒が大きい。
これがスープにコクと甘味を加えている。

麺はお決まりのストレートの中細でヤワメ茹で。
並でもそこそこの量があるので、やきめしなどと一緒に食べたらかなり満腹になると思う。

正直他県からわざわざ行くほどのこともないが、地元の人が美味しい京都ラーメンをお気軽に食べたいと思えば重宝するだろう。


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<データ>
山さんラーメン
住所:滋賀県守山市古高町622-4
定休日:火曜
営業時間:11:00~21:45

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かつてTBSで放送された「ガチンコラーメン道3」出身の藤井氏は水口市にお店をかまえたが、大津市に二号店を出店。
今回はこの大津の「天下ご麺」を訪問した。

お店の外には大きく「ガチンコラーメン道」の文字が躍り、佐野氏の名前入りの暖簾が誇らしげに掛かっている。
店内は予想以上に広い空間で、これまた広い厨房を取り囲むコの字型をしたカウンターには20席が並ぶ。
濃い色の木調の内装で全体的に暗めに落とされた照明で、和調のバーカウンターのような雰囲気だ。
入り口付近にある券売機で食券を求め、女性スタッフの案内で空いている席につく。
15時少し前の到着で9割がたの席が埋まっている状態。人気は高いようだ。

今回チョイスしたメニューは、番組の決勝戦で出されたメニューだという”近江鶏塩麺”(650円)。
席に腰を下ろし食券を渡すと、いくらも待たずにラーメンが供された。

ビジュアルは一見して創作日本料理のような面持ちで、上品な雰囲気が漂っている。
透明度の高いキレイな清湯にストレートの細麺が泳ぎ、様々な食材が美しく盛られている。
なかでも海苔のような形状の昆布は、初めて目にするものだった。

スープを啜る。

   おおおお!

となって、

   ん??

となる。

まず旨みのインパクトに唸るのだが、今まで舌が経験したことのない味に、『これは何?』と首をかしげる。
恐らくは香味油によるものだと思うのだが、独特の香ばしさと甘味を感じる。
スープの表面には浅く焦げたネギの欠片が浮いているので、ネギ油なのだとは思うが、それに何かを加えているか、独特の製法を用いているのか。
とにかくここでしか味わえないスープに仕立てている。

スープの出汁の主体は鶏と昆布であろう。澄ました顔して攻撃的な旨みなので油断は禁物だ。
出汁なのか油なのかは分からないが、ホタテの香りも感じる。
但し、少し塩分濃度が高めなので、このあたりは評価が分かれるところかも知れない。
塩角はとれているのでひっかかりはないのはいいのだが、食後かなり喉が渇く。

麺はとてもしなやかでコシもある。
するすると喉を通っていく食感もよいし、風味もキレイだ。
このあたりには佐野イズムを感じる。

滋賀県というと特に地ラーメンのようなものはないと聞くが、これほどレベルの高いものが食べられるなら幸せだ。
しかもこの内容で650円という価格はビックリである。
接客もよいし、言うことなし。
他にも魅力的なメニューが多数あるので、機会を作って再訪を果たしたい。


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<データ>
大津 天下ご麺
最寄り駅:浜大津(京阪京津線)
住所:滋賀県大津市浜大津4-7-35
定休日:月曜
営業時間:11:30~25:00、日曜11:30~21:00

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