2006年09月

2006年09月03日

好みの問題

花の降る午後

 先週の月曜から、倉敷やら直島やら香川やらに旅行に行って、なんとも素晴らしい学生らしい休みの過ごし方をした。その殆どの時間を美術作品鑑賞に費やした訳だけれど、夜や朝は暇があるだろうと思って、海でも見ながら読めるようにと、先日の実家の引っ越しで発見した宮本輝の『花の降る午後』を持って行って読んでいた。
 別にこれといって面白くも無いのだが、好みの問題で言えば好きで、つまり文中に登場するものの多くが「僕の好きなもの」という結構分かりやすいステレオタイプ的な描写のされ方で出てきて、そこが良いとおもっているわけなんだけれど、逆にそれ以上の意味は無いと言えば無い。とは言え、三島の『永すぎた春』のような、そんな楽しみ方ができる本で、それはそれで、たまには何の刺激も無く、フェティッシュな感じで楽しめるものもあって良いかもしれないと思わされたりもした。でも、宮本輝に芥川賞をやったのに、村上春樹にやらん、というのは納得がいかないけれど。
 まぁそんなキッカケで、一昨日ぐらいから僕のフェティッシュな妄想がエライことになっているんだけれど、そんな気分に椎名林檎の「ポルターガイスト」がベシッと嵌ってしまって、傍から見たら非常にキモイ感じになっているのだろうと思う。