GUAM Smokin Wheels 2012

2012年05月26日

GUAM Smokin Wheels 2012 〜掲載紙面のお知らせ〜

 本日発売の

 ランドクルーザーマガジン 7月号

 にGUAM Smokin Wheels 2012 の記事を載せて頂きました。

 写真が多く、非常に見やすい記事に仕上がっています。

 この様な素敵な誌面を作って頂いて非常に有難く、また嬉しく思っています。 

 是非皆さんも本屋さんへ足を運んで誌面に目を通してみて下さいね。


dewkeiko at 18:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年05月12日

ピットが恋しい 〜その5〜

 何とかドライバー・車両共に3時間もたせてピットへ戻ると、無言で車両を誘導するスタッフ。

 昨年は 「お疲れ様 」 や拍手をもって迎えてくれたのに、それさえもなく無言のまま。

 “もしかして足を曲げた (車両を壊した) 事を怒っているのかなぁ… 。いや、でも自分からは何も言っていないしなぁ… 。”

 非常に観察力の鋭いメカニックですので、自分が車両損傷に関して何も言わなくてもその挙動により車両の異変を察したのかも… とも思いました。

 しかし一向にお互い言葉を発さない状況が続きましたので、

 「ドライバーも車両もボロボロです。

 と、報告。

 その後、キャメルバック先端の紛失から始まった事の顛末を報告し、メカニックはざっと車両状況の確認に。

 今回は後半ややペースを落とさざるを得なかったですので、自分自身も不甲斐ないというかやや不完全燃焼の3時間耐久レースでした。

 
 そしてスタッフからは

 「水分摂れればパフォーマンス良く走れたかもね。

 と言われる始末です。

 いえいえ、レースに “タラレバ” はありませんし、自分自身色々悩んだ挙げ句の判断です。

 結果的に車両は壊しましたが脱水で倒れる事はなかったですし、きちんとノーピットインで完走出来ましたので、次回への課題を残しつつもこれはこれでBest な判断をしたのではと思っています。

 このキャメルバック、ファラオでは使わないですので実用例が少なく、2回も似た様な失敗を繰り返してしまいました。 

 もし次の機会がある様でしたら、今度こそ、今度こそこそキャメルバックトラブルを起こさずにレース参戦出来る様に備えたいと思います。

 最後になりましたが、今回のGUAM Smokin Wheels 参戦に際しお世話になった日本ATV 協会の会長さん、ATV協会のスタッフの皆様、現地で楽しい時間を共有して頂いた皆さん、一緒に走って頂いたエントラントの皆さん、関係各社様、スタッフ、本当に有難う御座いました。 

 今回の経験は必ずフィードバックして次に繋げていきたいと思います。


dewkeiko at 21:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年05月11日

ピットが恋しい 〜その4〜

 ただでさえ車内は蒸し蒸ししているにも関わらず、更に水分摂取不能の状況。

 しっかりとレースに集中しているつもりでしたがやはり次第に注意力散漫になっていったのでしょう、同じコースを周回し続ける事で “前と同じライン取りで大丈夫” と漫然とした走りになっていたのだと思います。

 路面の凹凸に気付かずに “前と同じライン取り” を通った事によって穴ぼこにタイヤを入れてしまい、物凄い衝撃を与えてしまったのです。

 ふとハンドルの向きに注意をしてみるとハンドルが曲がっている事に気付きました。 “気のせい” と思いたい気持ちもあって直線路で再度確かめてみましたが、やはりハンドルは曲がっていました。

 そして、明らかに加速しないMy FJ 君。

 “このままでは完走出来ない… 何とか最後まで車両をもたせなければ… ”

 漫然と走っていた自分を反省し、とにかくペースを落としてでもコースを回り続けよう… 完走ペースにもっていこう… と思いました。最後の1時間は周回数を重ねる毎に路面状況が変化していて更なる注意が必要だったのです。

 実は今回無線機を投入し、ドライバーとピットの間でコンタクトが取れる状態になっていました。

 調子の悪いFJ 君の状態をピットに報告しようかとも思いましたが、 「足が曲がった」 と言ったところで現場で応急処置が可能な状況でない事は明らかでした。

 また、残り1時間の時点で 「ドライバーも車両も少し状態が良くないですがこのまま最後まで行きます」 と報告しようかとも思いました。

 しかし、この様な事を一方的に言ってもピットスタッフに不安を与えるだけですし、スタッフもその様な事を言われても困ると思いました。

 何よりも無線のスイッチを入れる事自体で体力を消耗し、話す事自体体力を消耗する状態でした。




 “もう何もしたくない” (-_-) 




GUAM Smokin Wheels 2012-2 車もドライバーも一切の無駄なエネルギーは使わずに体力温存でいこう… そう思い、黙々と周回数を重ねました。

 少し体力が残っていてスピードアップしたいと思う事もありましたが、車両に強い衝撃を与えた事で今度は車両側に余力が残されていませんでした。

 よって車両が動く範囲での運転を余儀なくされました。

 こうして最後の30分、20分、10分、5分… と時計との睨めっこが続き、何とかチェッカーフラッグを受ける事が出来ました。

 〜次回へ続く〜


dewkeiko at 21:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年05月09日

ピットが恋しい 〜その3〜

 レース開始1時間半も経過しない前に発覚したキャメルバック先端の紛失ですが、暫く悩んだ挙げ句 “キャメルバックのトラブルだけでピットへ戻る事は意地でもしない と強く誓った後は自分自身との闘いです。

 “ゴールまで一切の水分補給が出来ない” というだけで気分的に具合が悪くなってきます。

 “脱水になったらどうしよう… 途中で意識を失ったらどうしよう… ”

 という不安もありました。ただ一方で極度の水分不足でも脱水により意識を失った事はありませんし、また、身体に過大な負荷が掛かってもそれに堪えられるだけの身体的余力がある事も分かっていました。多分大丈夫だろう… と。

 色々な想いが交錯しながらも残りの時間、水分無摂取で走りきると決めた後は路面に集中する事にしました。とにかくレースに集中していれば時間も早く過ぎ去るだろう  、早くゴール時間になるだろう   という密かな期待もありました。

 ところがなかなか時計が進まない… 。

 スタートから1時間はあっという間に時間が過ぎていきましたが、レースに対するマイナス要因が発覚した後には一気に時計の進みが遅くなりました。

 そして案の定、脱水による体調不良でしょうか。車酔いの様な吐き気の様な、いわゆる “具合の悪い” 状態になりました。

 体調不良でピットに戻る事も考えましたが一度ピットに戻るとなかなか再スタート出来ない… リタイアも同然… と思いましたので、やはりここは我慢です。何とか我慢でこの状況を乗り切る事にしました。

 ここからは更に具合の悪い自分との闘いです。

 “具合が悪い… 具合が悪い… ピットに戻りたい… ”

 そんな事が脳裏を過りながら何10周もして慣れたコースを漫然と走っていると…




 
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dewkeiko at 19:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年05月08日

ピットが恋しい 〜その2〜

 あれ程気にしていたキャメルバックの先端がないっ

 何重にもストッパーを設けていたのに、綺麗さっぱり自分の視界から消えているっ

 シートの左肩部分に最後の砦としてのストッパーがありましたので運転の合間にチラリとそちらへ視線を向けてみましたが、何とその最後の砦が跡形もなく無くなっているっ




 ガーーーン…。




GUAM Smokin Wheels 2012-3 ふと時計に目をやると、まだ1時間半も経過していない状況でした。

 身体自体が振動で上下していましたので、キャメルバックの先端も自分の身体が宙に浮く度にスルスルと抜け落ちていったのですよね。

 一般的に陽射しの強い炎天下、外から少量の外気が流入するとはいえ全身難燃性のレーシングスーツに身を包まれ、頭もギュウギュウヘルメットで覆われて、そんな中で1時間半以上も水分無補給で体がもつ訳がありません。

 いえ、もしかしたらもつかも知れませんが、レース本番の状況下では心理的に様々な不安が襲ってくるものです。




 “この先1時間半以上水分摂取が出来ない”




 というだけで気分的に具合が悪くなってくるというか脱水症状になった気分になるものです。

 その時点でピットに戻り昨年同様にキャメルバックの先端を再度固定し直す事も考えました。しかし、それでは昨年の二の舞、昨年と全く同じ事の繰り返しです。

 ピットに戻って

 「キャメルバックの先端が無くなった」

 なんて言おうものなら、後で何を言われるか分かりません。まぁ、実際には何も言わないと思いますが…。

 という訳で、暫くピットに戻ろうか否か考えながら周回数を重ねていましたが “車両トラブル以外の理由では意地でもピットに戻らない と固く心の中で決めました。

 車両トラブルでのピットインは致し方ないと思いますが、それ以外の理由でピットに戻る事は自分への負け & リタイアに繋がると思ったのですよね。

 よって、キャメルバックのトラブルだけでピットへ戻る事は意地でもしない と強く誓いました。

 〜次回へ続く〜


dewkeiko at 20:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年05月05日

ピットが恋しい 〜その1〜




 『ピットが恋しい』






 今回のGUAM Smokin Wheels の感想を一言で纏めるとこの言葉に尽きるでしょうか、はい。

 もう本当にピットが恋しかったです。 何度も何度もピットに戻りたいと思っていました。 いつピットに戻ろうか、次のタイミングでピットに戻ろうか… ずっとずっとそんな事を考えながらハンドルを握っていました。特に後半1時間半は…。

 今回 “も” キャメルバック (両手を使わずにチューブから水分摂取が可能な簡易水分補給キット) の先端を紛失してしまい、自ら苦しい状況を作ってしまいました。

 今回 “も” という事は前科があるという事です。

 昨年のグアムレースでもレース中にキャメルバックの先端を紛失してしまい、ピットインをしました。

 レース終了後、スタッフからは

 「あのピットインがなければ2位だったね。」

 と言われる始末です。

 実際にはピットインしなくても結果は変わらなかったと思っていますが…。

 そんな昨年の失敗がありましたので、今年はキャメルバック先端の固定を入念に行いました。

 万が一振動ですり抜けてもリカバー可能な様に、3重程のストッパーを付けて…。

GUAM Smokin Wheels 2012-1 そしてスタート後暫くの間はコース変化に注意をしつつもキャメルバックの先端にも注意をしていました。“先端… あるある… 。大丈夫… 。” と。

 何重にもストッパーを仕掛けたものの、それでもやはり安心出来ずにキャメルバックの先端をシートと右大腿の間に挟んだりもしました。ところが右脚はアクセルやブレーキを踏み替える度に一瞬宙に浮きますので、キャメルバックの固定には無意味でした。

 そこで先端を左脚の下に入れ込みました。

 “これでもう大丈夫でしょう   ”

 と。

 そうしながら喉が乾かない状況でもこまめに水分補給をしながら周回数を重ねました。

 ところが暫く運転に集中している状態からふと水を飲もうとキャメルバックの先端に意識をもっていったところ…







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dewkeiko at 19:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年05月01日

GUAM Smokin Wheels 2012 〜ATV協会公認ビデオ〜

 今年のGUAM Smokin Wheels の動画がyoutube にて閲覧可能です。

 お時間のある方は是非アクセスの上、現場の雰囲気をお楽しみ頂ければと思います。

 GUAM Smokin Wheels 2012 プロモーション風ビデオ


 

dewkeiko at 08:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年04月17日

GUAM Smokin Wheels 2012 〜帰国報告〜

 GUAM Smokin Wheels 2012 の全スケジュールを終えて本日午前中に帰国しました。

 帰宅と同時に腰を下ろす事なくそのまま荷物整理 & 洗濯 & レース用カートカバンの片付けを済ませ、お昼過ぎにはすっかり元の生活に戻しました。夕方からは通常勤務 (当直) に戻っています。

 はい、既にGuam 2012 は過去の思い出となって次の目標に向かって前進を始めています。

 何だかあっという間の5日間で、グアムを満喫したりその実感に浸る事なく終わってしまった気がします。といっても現地では充分楽しんできたのだと思いますが日常生活とのギャップがあり過ぎるせいでしょうか、何だか瞬間的に過ぎ去ってしまった気がします。

Guam 2012 参戦記作成にはもう暫く時間が掛かりますので、ますは1枚、レース中の写真を載せさせて頂きます。

 嵐の如く来て嵐の如く帰って行った弾丸Nishinaカメラマン、有難う御座いました。

 そして日本ATV 協会の会長さん、ATV協会のスタッフの皆様、現地で楽しい時間を共有して頂いた皆さん、一緒に走って頂いたエントラントの皆さん、本当に有難う御座いました。

 また国内外のイベントで会った際には宜しくお願い致します。

 Team Dr.Keiko 濱口 敬子



dewkeiko at 22:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年04月16日

GUAM Smokin Wheels 2012 〜表彰式〜

18時から昨日のレースの表彰式がありました。

今年は昨年に比べてエントラントのレベルが上がっていてコース内の随所で激しい走りを目の当たりにしていました。

自分の走りや他チームの様子から5番手位かと思っていましたが、予想外にも4WD unlimited の2nd prize で名前を呼んで頂きました。

今回は自分側の要因が引き金となってドライバー & 車両共に本当に過酷な状況になってしまい、自分の中で色々な駆け引きをしながらのレースになってしまいました。特に後半1時間半は…。相当精神的にシンドいレースでしたので、この結果には自分自身もビックリしています。

レース報告は帰国後の早い時期に改めてさせて頂きます。

改めまして今回のレース参戦をサポートして頂きました横浜タイヤ様、JAOS様、日清紡様、メカニック、関係者様には感謝しています。

本当に有難う御座いました。今回の経験は全て次のレースに繋げていきたいと思います。




dewkeiko at 20:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年04月15日

GUAM Smokin Wheels 2012 〜本戦終了〜

3時間耐久レースを終えてホテルに戻ってきました。ドライバーの要因が引き金となり結果的にドライバーも車両もボロボロになりましたが、何とかチェッカーを受ける事が出来ました。

表彰式は明日夜ですので、明日の夜にまたご報告をさせて頂きます。

まずは今回の参戦をサポートして頂いた横浜タイヤ様、JAOS 様、日清紡様、その他関係者の皆様、有難う御座いました。




dewkeiko at 20:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)