2020年01月01日

この記事は、『バドミントン・メモ』というブログの紹介のためのものです。

 ここでは、初めてブログを訪れていただいた方のために、目的や概要を紹介します。

 1)基本的な理念について

 基本的な理念については、バドミントン・メモの理念みたいなものに書きました。

 要約すれば、「運動神経が全くなかった自分でも、それなりに上手くなることができましたので、その方法を公開したい」みたいなことです。

 また、才能のほかにも、環境が成果を決めるといった論議もありますけれど、自分は十分な指導者がいない環境でも成長することができましたし、最近は忙しいですが、短い練習の中でもうまくなっていることが実感できます。

 しかも自分の練習は、大抵一人練習ですから、チームメイトにもあまり依存していませんし、技術と知識で戦うバドミントンなので年齢をとっても戦えるように工夫しています。

 つまり、「才能がなくても、環境が悪くても、考え方次第でバドミントンの上達はできる」というのが自分の信念です。

 上達=勝利ではありませんが、バドミントンの魅力の1つは「自分の可能性を広げること」ですから、どんなに境遇が悪くてもあきらめないでほしいと願います。

 もう1つ書きたいことは自分は「上達ための論理」は提供しますが、具体的な方法は教えませんし、直接上手くしてあげることもできません。

 だから、上手くなるためには、このブログにある考え方を応用して、自分なりに実践しながら改善していってください。

 そして最後には「自分の力で、強くなった」と自信を持って言えるようになってください。

 2)見てほしい記事

 <目次>
 すべての記事は目次に、リンクがありますので、記事を探す参考にしてください。

 バドミントン・メモ 目次

 分割版もありますが、こちらはすべての記事を網羅していませんので、気を付けてください。

 バドミントン・メモ 目次(分割版)

 <おすすめの記事>
 自分が見てほしい記事というのは大抵見てもらえないので、ここで紹介します。

 ほとんど理論の話ですが、必ず役に立つと個人的には思っています。

 具体的な方法論の前に、まずは基本(理論)を押さえておくことは、かえって近道になります。

 (バドミントンのトレーニング理論)

レフトレーニング
レフトレーニングの実践
トレーニングの原理と原則
バドミントンのスタミナ
バドミントンの要素
バドミントンの練習方法
コート内練習の重要性
練習に条件を付ける
ミスは付き合うもの
練習の作り方

 (練習自体についての考え方)
選手の成長と環境
新しい技術を身に着ける(インナーゲーム)
究極の鍛錬
フィードバックを得る為に
限界への挑戦
練習で選手に考えてほしいこと
一度立ち止まって

 (やや難しい抽象的な上達論ー指導者向け)
知識と上達
知識と上達2
上部・下部構造と上達
フィードバックと上達
言語と上達
技術と上達
修正能力と上達
モチベーションと上達
トレーニングと上達
模倣と上達
心のあり方と上達
理想の練習について

 (心理戦の論理)
認知パターンとバドミントン
認知パターンの分類
認知パターンの応用
認知パターンの対策
認知の本質的弱点について 補足解説(および訂正)

 (配球論の前提)
バドミントンはどういう競技なのか
ストレートの特徴
クロスの特徴
センターの特徴
サービスについての持論
点数の考え方
点数の考え方補足
より高く、より速く、より前で
攻めるということ
起こりうることを整理する
起こりうることを整理する2
起こりうることを整理する3

 (フットワーク総論)
バドミントンのフットワーク
バドミントンのフットワーク2
バドミントンのフットワーク3

 (新しいトレーニングへ)
ゆっくり
東洋的トレーニングの時代
身体と意識について
身体と意識について2
站椿(立禅)
瞬間に生きる「マインドフルネス」
システマと動きの原則
高岡英夫のゆるウォーク―自然の力を呼び戻す
胴体トレーニング
コーチングとティーチング
問いかけと主体性
考えてはいけない

 (短期間で成果を出すためのマネジメント)
練習管理のためのワークフロー
アジャイルという考え方
アジャイルのプラクティス(個人でやること)
アジャイルのプラクティス(チームでやること)

 非常に多くなってしまいましたが、どれも練習を考えるうえで、とても重要な意味を持っていると思いましたので、時間があれば読んでいただけると嬉しいです。

 少なくとも興味のある分野については、読んでおくと理解が進むと感じます。

dexia2 at 15:18コメント(12)トラックバック(0)バドミントン・メモ 表紙 

2017年02月26日

考具 ―考えるための道具、持っていますか?
考具 ―考えるための道具、持っていますか?

 最近は「考えるとはどういうことか」について考えることが多いので、そこで学んだ知見を紹介します。

 結論からいうと、「自分の頭で考える」ということは全く重要ではありません。

 これまでいろんな人が考えてきた知恵を利用すればいいのです。それでも、わからないことがあれば、初めて頭を使います。

 考えることには確かに意味がありますが、考えることを目的にしてはいけません。


<まずググる>

 練習をしているとわからないことはたくさん出てきます。どうすれば早いスマッシュが打てるのか、どうすればレシーブがよくなるかとか。

 そういうときに悩んだまま、放置する人が多いです。それで同じ課題を1週間くらい続けている。

 そういう行動は時間の無駄です。15分考えてわからなければ、人に聞いてください。

 何でも人に聞くのは問題ですが、15分以上考えてわからなければ多分自分で解決できない問題です。

 人に聞くなり、ネットで調べるなり、本読んだり、動画を見るなりして情報を調べてください。

 バドミントンを練習する人は自分で問題を解決しようとしすぎる傾向があります。

 上達すればなんでもいいのです。でも時間は有限です。だから、とにかく調べる癖をつけることから始めたらどうでしょうか。

 その上で調べ方という話がでてきます。

 例えば、フットワークはプロの動画を見るのが一番いいと思います。文字で見ても分かりづらいので。

 でもスマッシュなどは逆に動画を見ても分かりづらいので、解説を探します。バドミントンの情報は少ないので、テニスのサーブとかを参考にすると結構情報があります。

 あとは目的を明確に決めて、自分なりの仮説を立ててから調べると、比較的すぐに解決に至ります。

 調べ方については数をこなせばすぐにうまくなります。だから、大事なことはすぐに調べる癖をつけることだと思います。


<考えることを定型化しよう>

 反省をするときにフリーフォーマットで書くのはあまりお勧めしません。

 初めから、視点を決めておきましょう。

 例えば、KPTというフレームワークがあります。

 Keep(これから続けていきたい新しい習慣)
 Problem(発生した問題)
 Try(今後試したいこと)

 個人的にKPTは少し足りないかなとは思いますが、KPTを使うことで効率よくアイデアを出せるとは思います。

 考えるというのは本質的に難しいのです。だから、一から考えるより枠組みを作って考える習慣が大事だと思います。

 バドミントンの戦略、戦術も試合中に一から組み立てている人はいません。大体、基本形をみんな持っています。

 だからやけに考えている時間が長いなと思ったら危険信号です。基本形がないということです。

 考えるという作業を減らして、思考を自動化できないか検討してみてください。


<体に聞く>

 上の話に近いのですが、自分は練習パターン100みたいなものを持っています。

 とりあえずバドミントンに使うかなーという技術やシチュエーションを思いつくままに、かき集めたものです。

 本当にバドミントンに悩んだときはこれを一から全部やってみます。

 そうすると、どこかで解決のヒントに技術や考え方が落ちているので、それを拾うと悩みが解決したりします。

 結局、考えていないのです。体で感じたことを拾っているだけです。こういう問題解決の方法だってあります。

 頭を使わない方法もあるということです。


<何も考えずに練習を始める>

 どうしても練習に気が乗らない日というのはあります。そういうときに「練習をやるべきか?」と考えてはいけません。

 そういうときは大抵やりません。

 だから、考える前に練習を始めるような仕組みを用意しておいたほうがいいです。

 家に帰った瞬間トレーニングを始めたり、遊び道具を全部片づけておくとか、環境を全部そうするように仕向けておきます。

 あるいは、家に帰らず外で練習してくるとか。

 とにかく考えずに行動する仕組みを作っておくと、トレーニングとかが継続しやすいです。


<文武両道を目指そう>

 社会人であれば仕事、学生であれば勉強を頑張ってください。

 頑張るというのはPDCAを回すということであり、集中力を100%上げるための仕組みを作るということであり、成果を出すためにできることは全部やるということです。

 バドミントンだけ頑張っていると、もろいです。

 最近思うのは、仕事がバドミントンのセーフティネットになっているということです。

 どういうことかというと、最近は仕事の改善に精を出していて、そこから色々なことを学びました。

 その知見とか、改善する習慣は当然バドミントンにも生きてきます。

 だから、バドミントンが上手くいかなくても、仕事がうまくいけばそこからバドミントンもいい状態に戻せます。

 2つは両輪だと思います。だから、同じように考えて、同じように本気で取り組むべきだと思います。


<すべてはつながっている>

 自分の専門は経営学、英語、ITです。

 今感じていることはその全部はバドミントンにつながっているということです。

 経営学の知見からチーム作り、知識の管理方法を学び、英語の情報を広い、ITからシステム化の方法を学びました。

 最近はバドミントンを数学的、幾何学的な記号で処理できないかとか、もっと物理学的に運動を解釈できないか考える日が続いています。

 考えるということはこれまでの経験を全部つなげることだと思っています。

 経営戦略を学んでいるのなら、どうすれば相手(選手)に勝つかという思考につなげて、英語を学んでいるのならバドミントンの英語のサイトを見に行ってみればどうでしょう?

 学門は自分の問題を解決するためにあるのだと思います。だから、自分の全部をバドミントンに活かせないか考えてはどうでしょうか。


<運動と言語>

 運動は言語だけで考えていてもだめだと思います。

 本来運動とは言語を介さないもので、どちらかといえば幾何学的なイメージのほうが近いと思います。

 難しい言い方をしましたが、どちらかといえば立体的なイメージによって身体は動くので、3次元的な思考が正しいです。

 なにを言いたいかといえば、頭でどうすればいいのかと考えるだけではダメということです。

 左脳というより右脳でイメージをとらえて、そのなかで考えるということが重要だと思います。

 運動選手は頭が悪いという人がいますが、それは運動選手が右脳で考えていて、それを非難する人は左脳で考えているからでないかと思います。

 立体的に考えれば、運動選手は高度な脳の使い方をしています。ただ、それを言語化する習慣がないだけです。

 要するに正しく運動をとらえるときは言語以外の記号も使ったほうがいいということです。

 具体的に言えば、できるだけバドミントンを図や表、絵で表現してみたらどうでしょう?

 言葉で反省するのではなく、たくさんの絵、グラフ、図、記号、動画などを使ってみたらどうでしょう。

 そうすればまだ、バドミントンという運動に近くなります。

 あるいはイメージ。鞭みたいに打つ、水みたいに動くとか。

 擬音語でもいいですよね。ピタッと止まる。パシっとうつ。びゅんと振る。

 コーチはあらゆる技術を言語化できなくてはいけないとはよく言いますが、運動とは本来言語的なものではなく、視覚的で立体的で五感を使うものではないでしょうか。

 昔の人は頭ではなく「腹で考える」といいました。

 本当に自分の体に寄り添った考え方だと思います。

 考えるということについて考えるのであれば、言語だけではなくもっと立体的なものの見方をしたほうがいいのではないでしょうか。


<まとめ>

 とりとめのなく書いていきましたが、結論としては「自分で考えるということは重要ではない」ということです。

 どちらかといえばいろんな人や情報をつなげる力、再構成する力が重要だと思います。

 自分の問題について考えることではなく、解決すること。そのための手段を持っていることが大事です。

 なかなか抽象的な話になりましたが、こういうことについて考えるのもたまにはいいんじゃないでしょうか。

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dexia2 at 11:12コメント(0)トラックバック(0)小ネタ 

2017年02月25日

鬼速PDCA
鬼速PDCA

 前回、バドミントンの上達に必要なのは理論ではなく、システムだという話を冒頭でしました。

 あれからずっと上達のためのシステムを考えていて、いまだに試行錯誤中ではあるのですが80点くらいのできにはなったかなと思います。

 そして、アプリやWebサービスにできたらいいなーと思いながら、そちらは全然進んでいませんし、別にIT化しなくても実践はできるのでその理論的背景を紹介したいと思います。

<ワークフローという考え方>

 ワークフローというのは、そのまま仕事の流れという意味です。勉強でいえば、予習=>授業=>復習などが典型的なワークフローです。

 ワークフローを分析することで自分がしていることが見えやすくなります。バドミントンの分析でも、長いラリーの場合は図式化したほうが全体像がわかりやすくなりますよね。

 今回はバドミントンに関するワークフローを分析して、できる限り効果的なワークフローを設計するという視点で考えました。

<基本的なアイデア>

 # 見える化

 皆さんの学校にあるかはわかりませんが、母校の体育館の壁にはたくさんの紙が張ってあります。

 目標とか、練習で意識すべきこととか。あるいは今日の練習内容、試合結果などです。

 こうやって見える化することによって、反省や分析ができます。今日は何を意識しようか、今日は何をすべきか、このままで試合に間に合うのかなどです。

 だから、練習に関する情報はすべていつでも簡単に見えるようにすべきです。

 ワークフローを実践したいという人は頭の中で終わらないでください。とにかく、何かに書いて見えるようにしてください。PCを開かないと見えないというのではだめです。

 # PDCAを回す

 PDCAは

 ・Plan(予定)
 ・Do(行動)
 ・Check(反省)
 ・Act(改善)

 の略です。どれか一つでも抜ければダメなのですが、とにかくこの流れをひたすら回してください。

 毎日PDCAを回しつつ、週のPDCA、月のPDCAも回します。

 ほぼ断言していいのですが、バドミントンを上達するための唯一の方法はPDCAを回すことです。
 
 上達しない人は計画が甘く、行動をせず、反省が浅く、行動に移していません。

 練習の内容、技術、練習計画、ワークフロー。そのすべてがPDCAの対象です。改善し続けることが、上達にとって重要だということは強調してもしすぎることはありません。

<ワークフローの流れ>

ワークフローの全体像は以下の通りです。

1. 目標を作成
2. 計画を策定
3. テーマを作成
4. テーマ解決のための解決案(技術)を定義
5. 1週間の練習計画を作成
6. 今日の練習計画を作成
7. 練習を実施
8. 練習の実績を記録
9. 練習の反省
10. 技術・テーマ・目標の見直し
11. 定期的な振り返り

 見ての通り、特別なことはなにもしていませんが、PDCAを徹底しているのがわかると思います。

 また、抜け漏れがないというのが重要です。ワークフローのうち一つでもやるべきことが抜ければ、価値は半減といってもいいと思います。

 好きなところだけやるというのでは全く意味がないです。全体で1つのシステムをなしています。

1. 目標を作成

 目標がないという人もいるかもしれませんが、それでもこういうプレイをしてみたい、こういう選手になりたいとかでもいいので決めておくことを勧めます。

 仮でもいいので目標があれば、やるきを出しやすくなります。

 目標作成のポイントは以下の通りです。

1) 開始時期と期限を設定
2) 目標に対して定量的な目標を作成
3) できる限り現実的なストーリーを作成

 まず、期限が重要です。30年後までにというのと、半年後に結果を出さないといけないというのでは全く緊迫感が違います。

 ここで期限を考えないと計画も立てれず、ワークフローが崩れます。

 同様にできれば、目標は定量的なものが望ましいです。

 目標の大会でベスト4とか、上手くなりたいのであれば平均ラリー回数が10回以上とか、ですね。(ラリー数が多い=上手ではないですが……)

 ここで定量的な目標を立ておけると、反省がしやすいです。
 
 あとは目標を達成した後のストーリーをイメージして、文章にしておくとモチベーションが上がりやすいです。これは任意でいいです。

2. 計画を策定

ここでは、目標に必要なタスクをブレイクダウンします。タスクに対して、それぞれに対して日程とテーマを作成します。

 期間としては、1年分の計画を立てて、四半期で大きめのタスク、1か月ごとに細かいタスクを設定するのがよいと思います。

 例えば、

 1月〜3月 レシーブを強化する
  1月 サイドライン際のスマッシュレシーブの返球率を90%にする
  2月 ボディのレシーブの返球率を90%にする
  3月 レシーブの打ち分けの種類を4種類に増やしつつ、返球率を維持する

 かなり適当ですが、こんな感じで1年分の計画を立てます。

 やはり定量的な目標を立てつつ、どれだけ正確に分解できるかが勝負です。

 はっきりいって予定通りに行くことはないです。

 大事なことは全体の計画が見えることです。これを基準に組み立てつつ、PDCAを回して行けばいいというだけのことです。

 後から修正すればいいので、おおざっぱでいいのできちんと計画を立てることが大事です。

3. テーマを作成

 テーマは1か月の目標をさらに分解したものといえるかもしれません。レシーブをよくするためには、こうしないといけないというのはできる限り細かくして、練習できる課題にまでしたものです。

 しいて言えば計画に沿うだけではなく、どうしても割り込んで練習をしないといけないこともあります。

 そういうのもテーマになるので、必ずしも目標の分解だけではないです。

 テーマも開始日時と目標期限を切ります。目標期限を超えやすいところではあるので、期限が超えたらすぐにわかるような仕組みを用意しておくといいでしょう。

 そうしないと、1か月同じテーマをやっていたということが起きます。

 定量目標を設定するのも、やはり同じです。

4. テーマ解決のための解決案(技術)を定義

 テーマと技術は別ものです。テーマはやりたいことで、技術は具体的な解決策です。

 テーマは例えば、「レシーブをサイドアウトしない」というレベルで、技術は「ラケットの面の出し方をまっすぐにする」というものです。

 そして、技術は大抵試してみないとわからない分野です。なので、技術はたくさんアイデアを出して、使えなければ捨てるという思いきりが大事だと思います。

 練習ではここで定義した技術を中心に練習しましょう。

5. 1週間の練習計画を作成

 練習計画は1週間レベルでも立てるのがいいと思います。

 毎日練習は考えないといけませんが、1週間に1回は試合を入れたいとか、体力系の練習は週に2回とかバランスがあるので、1週間でメニューを作るのは良い習慣だと思います。

 書くべきことは、

 ・定量的な目標
 ・行いたいテーマ
 ・練習メニュー
 ・行動目標

 トレーニングを毎日2時間やる!というのは正直つらいと思うので、個人的には週に5回とかそういう考え方のほうが好きですね。

 だから、行動目標は週に最低5回やればいいという風に立てておくのが気が楽ですかね。

 週に2回バドミントンの動画を見るとか、週に3回バドミントンの本を読むとか。そんな感じの計画であれば、融通がききます。 

6. 今日の練習計画を作成

 基本的には週の計画に従えばいいと思うのですが、毎日練習は修正すべきです。

 例えば、練習の負荷。腕立て伏せを今日が100回だとすれば、明日は110回にしたいです。

 そこらへんは感覚の問題もあり、週の計画通りに行かないことが多いです。

 それに練習中にいいアイディアがわけばその練習をいれればいいし、これはいらないと思えば抜けばいいです。

 そういう意味では、毎日修正を繰り返していくために練習計画を見直しましょう。

 あとは、メニューだけではなく、テーマに関して今日はこれをやりたい!というのを書いておくと反省しやすいです。

 定量的な目標もできれば書いておきます。

7. 練習を実施

 いざ、練習します。

 練習段階のワークフローについては、あんまり細かく書きません。

 ただ、練習の量(特にトレーニング)や定量的な数(レシーブ成功率、試合のスコア)、気づいたことなどがあれば、できる限りメモを取る習慣をつけておいたほうがいいと思います。

8. 練習の実績を記録

 実績を記入します。

 行った練習内容、負荷、できれば時間、練習場所あたりを書けばいいと思います。事実をそのまま書きます。

9. 練習の反省
 
 反省は以下の手順で行います。

 ・定量的な目標に対して、どれだけ成果を実現できたか確認
 ・新しく学んだことを確認
 ・問題があったか。あれば、それに対して解決策を考えて、計画に組み込む
 ・明日から始めたい習慣、止めるべき習慣を確認
 
 これでないといけないということはないのですが、これが一番網羅的だと思います。

 定量的な目標に対しての成果を見える化し、反省を行い、具体的な解決策までつなげるということが大事なわけで、それを全部いれるとこんな形になるのかなと思います。

 なんとなく思ったことを反省するというのは、あまりいい反省の仕方ではないと個人的には考えています。
 
10. 技術・テーマ・タスク・目標の見直し

 反省を踏まえて、技術・テーマ・目標を見直します。

 必要のないものを消したり、終わったものは印をつけて終わったことを明示します。

 あるいは予定日が達成できそうにない場合は変更したりします。

 大事なことは目に見えるようにすることです。予定日が変わったということは何かがうまくいったか、上手くいっていないということです。

 変更の都度、その理由と改善策が必要なら考えます。

11. 定期的な振り返り

 反省は毎日行いますが、2~3日に1回、週・月・4半期、半年、1年というタイミングでも行うといいと思います。

 毎日反省していると近視眼的になりがちなので、少しずつ広い視野でみるようにします。

 反省するのは下記あたりではないでしょうか

・テーマのスループット
・練習・行動目標に対する振り返り
・定量的な目標に対する振り返り
・成功した原因に対する振り返り

その他

 個人的には、あと2つ残しておいたほうがいい資料があります。

 ・課題管理表
 ・習慣管理表

 課題管理表は自分の課題を表にしてまとめたものです。「レシーブの返球率が低い」とか、「スマッシュのコースが甘い」とかですね。

 これを表にして、1つの課題に対して以下のことを書きます。

 ・課題
 ・状況
 ・原因
 ・解決策
 ・期限

 課題は忘れがちになるので、表にしておくと役に立ちます。場合によっては、テーマとして処理していきます。

 習慣管理表はワークフローの流れや「毎日朝1時間早くおきて練習する」というような習慣をとりあえず書きます。

 習慣を書いておくことで、習慣を実現しやすくなりますし、逆に改善も容易になります。


<ワークフローの実践>

 こんなアプリがあるよ!といえたらよかったんですけど、手軽にできるものは思いつく限りないです。

 デジタルの場合は、Excelで頑張ってやるという方法が現実的な気がします。

 でも、やはりいつでも見えるように体育館に張ったりしたいので、紙媒体がお勧めです。

 結構テーマや技術は捨てたり、増やしたりするので付箋を有効に使うと表現がしやすいのかなという気がします。

 毎日の反省なんかはノートで整理するとわかりやすいですね。

 つまり、紙+付箋+ホワイトボード+ノートが一番おすすめです。


<課題>

 問題解決のワークフロー、練習の中でのワークフロー、知識を整理するためのワークフローについては考え中です。

 バドミントン研究の手法もまだ固まっていません。

<まとめ>

 何か月か試しながらやったので結構いいものができたと思うのですが、どうでしょうか。

 このワークフローが絶対正しいというつもりはありませんが、ある程度一般的なビジネス手法を取り入れたので、少なからず妥当ではないかと思います。

 だから、とりあえず皆さんには使ってみてほしいです。その中でここがおかしい、ここが足りないというのがあれば直してもらえればいいです。

 大事なことは基準を設定することです。だから、今回は基準を提示したという位置付けです。

 なので、積極的にこれを使って、理想のワークフローについて考えてみてください。

 では。

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dexia2 at 12:27コメント(0)トラックバック(0)練習前に知っておきたいこと 

2016年12月03日

スポーツを10倍楽しむ統計学 (DOJIN選書)
スポーツを10倍楽しむ統計学 (DOJIN選書)

 これまで様々な記事を書いてきましたが、最近情報が先行しすぎている感じがしています。

 情報的にはある程度出揃ったのではないかとは思うのですが、これを実践に移してもらえているのかといわれると少し怪しいかなという気がします。

 かくいう自分も情報に飲まれていて、書いていることの半分くらいしか実践できていないように感じます。

 だから、これから必要なのは理論を実践に移すためのつなぎではないかと思います。

 つまり、誰でもわかりやすく、誰でも実践できるというような方法が求められているのかなと思います。

 そのために必要なものはシステムではないでしょうか。自分はプログラマーが本職なので、ここらへんは得意分野です。

 だから、これからは記事を無暗やたらに書くより、そこらへんのシステム作りにちょっと注力しようかなと思います。

 ちょうど見つけたブログにバドミントンデータ解析ブログさんというのがあって、こういう方たちに似たような方向性なのかなという気がします。

 バドミントンはまだまだシステム化が進んでいないと思うので、色々な人がそれぞれいろんなシステムを考えて進めて行けたらいい未来になるのではないでしょうか。

 とりあえず、しばらくはプログラミングとか設計のほうに注力したいので、ちょっとの期間更新は不定期になると思います。
 
<バドミントンと確率>

 別に狙ったわけではないのですが、今回のテーマは「バドミントンと確率」です。 先に紹介した方のように統計的にはやりません。感覚的なものです。

 確率に関する小話をできる限り、挙げていきます。

#確率的に高い選択を

 当たり前のことを書きますが、確率が低い選択と確率が高い選択があれば基本的に高いほうを選んでください。

 自明のことすぎるのですが、まずこれができていない選手は多いです。

 前提としてまず自分の打つストロークがどれくらいの確率で入るのか、どんなラリーをすればどれくらいの確率で点がとれるのかを把握しているでしょうか。

 これを理解していない選手は平気で自分のやりたいことを選択します。だから、あたりまえのことに見えてもできていない選手はいます。

 見ている限り4割くらいしか入っていない決め球にこだわる選手は中学生くらいだと結構います。

 また、8割得点できるストロークと2割得点できるストロークがあったらどうするかという問題があります。

 最初は常に8割のほうを選ぶでしょうが、なんとなく4回連続とかになれば別のストロークを選ばないでしょうか。

 もちろん駆け引きとしてそういった選択肢もあるのでしょうが、現実的には相手が対応しない限り確率が高いほうで押していけばいいと思っています。

 対応されたらすぐに別の選択肢を使えばいいだけです。常に保険をかける必要はありません。

#5割近くはミスしてもいい

 バドミントンは最終的に2点差リードすれば勝てるスポーツです。

 そう考えるとほぼ5割くらいはミスする計算になります。だからこそ、その5割のミスをどう考えていくかということが大事です。

 相手のスーパーショットやネットイン、ミスジャッジ。そういうもので点を取られるのは仕方ないです。だからこそ、それ以外でどうやってやりくりするかを考えます。

 基本的にサービスゲームは落とすことが多くなります。

 だからこそサービスゲームは積極的に挑戦したミスをしていきたいところです。コースの精度を上げたり、ヤマを張ったり、サービスで仕掛けをしていくようにします。

 逆にレシーブゲームはできるかぎり止めたいです。だから、積極的なチャレンジというよりは自分の有利を確実に守り切るようにします。

 最低でも2点で切りたいので、そのために一番確率の高いストロークを持っておくというのがいいかもしれません。

 サービスゲームでなくとも、序盤はある程度ミスを許容して様子見をしたり、いろんなことができるんだと見せてもいいかなと思います。
 
 逆に終盤は基本的に確率の高い選択が増えてきます。

 だから強い選手は序盤は様子見をして、終盤に一気に確率の高い選択で勝負するという形になりやすいです。

#確率は変動する

 終盤になると相手は慣れてくるので、打ったストロークでとれる確率は変わってきます。

 全体的に下がるのですが、逆に今まで打ったことがないストロークを混ぜてみると結構あっさり決まったりします。

 だから、確率の高い選択を常にしながらも、相手の反応と確率を常に観察し続けておく必要があります。

#レシーブと選択肢

 相手のストロークの確率は大体抑えておきましょう。

 ネット前は、ヘアピン何割、クロスネット何割、ロブ何割、ドライブ何割……という具合です。

 何でもかんでも守らなくてもすむので、取れる確率がずいぶん上がります。

 あとは、どうしても追い込まれたらこれとこれだけ返すと決めます。

 相手が甘いコースからスマッシュを打った時は、右か左か決めて走り出すくらいでもいいと思います。

 そうすれば、0%が5%くらいになったりします。だから、あきらめるくらいなら、少しでも確率を上げられるようにできることをやりましょう。

<まとめ>

 こういう確率のことを知っておくと競った時に有利になります。だから、少しでもいろんな確率を覚えておくようにしましょう。

 ただ、こうした小手先のことをやらずに21-0で勝つのが理想なので、あんまり真剣に取り組みすぎるものではないかなぁとも思います。

 覚えておいたら便利くらいで使ってもらえれば、いいと思います。

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dexia2 at 22:13コメント(0)トラックバック(0)バドミントン一般 
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