2020年01月01日

この記事は、『バドミントン・メモ』というブログの紹介のためのものです。

 ここでは、初めてブログを訪れていただいた方のために、目的や概要を紹介します。

 1)基本的な理念について

 基本的な理念については、バドミントン・メモの理念みたいなものに書きました。

 要約すれば、「運動神経が全くなかった自分でも、それなりに上手くなることができましたので、その方法を公開したい」みたいなことです。

 また、才能のほかにも、環境が成果を決めるといった論議もありますけれど、自分は十分な指導者がいない環境でも成長することができましたし、最近は忙しいですが、短い練習の中でもうまくなっていることが実感できます。

 しかも自分の練習は、大抵一人練習ですから、チームメイトにもあまり依存していませんし、技術と知識で戦うバドミントンなので年齢をとっても戦えるように工夫しています。

 つまり、「才能がなくても、環境が悪くても、考え方次第でバドミントンの上達はできる」というのが自分の信念です。

 上達=勝利ではありませんが、バドミントンの魅力の1つは「自分の可能性を広げること」ですから、どんなに境遇が悪くてもあきらめないでほしいと願います。

 もう1つ書きたいことは自分は「上達ための論理」は提供しますが、具体的な方法は教えませんし、直接上手くしてあげることもできません。

 だから、上手くなるためには、このブログにある考え方を応用して、自分なりに実践しながら改善していってください。

 そして最後には「自分の力で、強くなった」と自信を持って言えるようになってください。

 2)見てほしい記事

 <目次>
 すべての記事は目次に、リンクがありますので、記事を探す参考にしてください。

 バドミントン・メモ 目次

 分割版もありますが、こちらはすべての記事を網羅していませんので、気を付けてください。

 バドミントン・メモ 目次(分割版)

 <おすすめの記事>
 自分が見てほしい記事というのは大抵見てもらえないので、ここで紹介します。

 ほとんど理論の話ですが、必ず役に立つと個人的には思っています。

 具体的な方法論の前に、まずは基本(理論)を押さえておくことは、かえって近道になります。

 (バドミントンのトレーニング理論)

レフトレーニング
レフトレーニングの実践
トレーニングの原理と原則
バドミントンのスタミナ
バドミントンの要素
バドミントンの練習方法
コート内練習の重要性
練習に条件を付ける
ミスは付き合うもの
練習の作り方

 (練習自体についての考え方)
選手の成長と環境
新しい技術を身に着ける(インナーゲーム)
究極の鍛錬
フィードバックを得る為に
限界への挑戦
練習で選手に考えてほしいこと
一度立ち止まって

 (やや難しい抽象的な上達論ー指導者向け)
知識と上達
知識と上達2
上部・下部構造と上達
フィードバックと上達
言語と上達
技術と上達
修正能力と上達
モチベーションと上達
トレーニングと上達
模倣と上達
心のあり方と上達
理想の練習について

 (心理戦の論理)
認知パターンとバドミントン
認知パターンの分類
認知パターンの応用
認知パターンの対策
認知の本質的弱点について 補足解説(および訂正)

 (配球論の前提)
バドミントンはどういう競技なのか
ストレートの特徴
クロスの特徴
センターの特徴
サービスについての持論
点数の考え方
点数の考え方補足
より高く、より速く、より前で
攻めるということ
起こりうることを整理する
起こりうることを整理する2
起こりうることを整理する3

 (フットワーク総論)
バドミントンのフットワーク
バドミントンのフットワーク2
バドミントンのフットワーク3

 (新しいトレーニングへ)
ゆっくり
東洋的トレーニングの時代
身体と意識について
身体と意識について2
站椿(立禅)
瞬間に生きる「マインドフルネス」
システマと動きの原則
高岡英夫のゆるウォーク―自然の力を呼び戻す
胴体トレーニング
コーチングとティーチング
問いかけと主体性
考えてはいけない

 (短期間で成果を出すためのマネジメント)
練習管理のためのワークフロー
アジャイルという考え方
アジャイルのプラクティス(個人でやること)
アジャイルのプラクティス(チームでやること)

 非常に多くなってしまいましたが、どれも練習を考えるうえで、とても重要な意味を持っていると思いましたので、時間があれば読んでいただけると嬉しいです。

 少なくとも興味のある分野については、読んでおくと理解が進むと感じます。

dexia2 at 15:18コメント(12)トラックバック(0)バドミントン・メモ 表紙 

2018年04月14日

バドミントン (勝てる!強くなる!強豪校の部活練習メニュー)
バドミントン (勝てる!強くなる!強豪校の部活練習メニュー)

 バドミントンのストローク練習というと、狙ったところにピンポイントに打つ練習をしているイメージがあります。

 特にクリア、スマッシュ、カット、サービス、クロスネットあたりはそういうイメージがあります。

 サイドラインぎりぎり、あるいはバックラインぎりぎりに飛ばすことが上達だという風潮があります。

 ただ、最近思うのはそんなにピンポイントに狙う必要があるのか?というところです。

 シンプルに結論を書くと、決め球にするつもりがあるならある、つなぐつもりしかないならそこまでではないです。

 決め球といえるショットはシングルスで言えばスマッシュ、クロス系のカット、クロスネット、あたりでしょうか。

 ここら辺のショットはサイドラインから30cm以上中に入るとほぼ確実に返球されるというくらい精度が大事です。

 アウトにするくらいなら内側にという気持ちはわからなくはないですが、少しでも姿勢で入ったなら確実に打てる技術がなければシングルスで戦うのは厳しいです。

 ヘアピンやロブ、クリア、ドライブに関していうと、 サイドラインから30cmずれたところでそんなに大勢に影響はありません。

 もちろん、ネットの近くで触ったときは意味があるときはありますが、そうでないときはそこまでサイドラインを気にするほどではありません。

 レシーブもそうで、平均的なレシーブであればサイドラインぎりぎりを狙う意味は特にありません。

 つまり、きっちりつなぎたいのなら多少内側にいれていくほうが得策だと思います。それはレシーブでも、クリアでも変わりません。

 しいて言えば置いて込まれてからきれいなコースに打てると相手がアウトと思って見逃してくれることがありますが、強い人はそういうのをきちんと打ってくるのであんましですね。

 ここまでサイドの話をしてきましたが、バドミントンで絶対間違えてはいけないのは高さです。

 浮いたヘアピン、ドライブ、カットはストロークの意味をなさないのがわかりやすいと思います。スマッシュは浮いた系統の球種もあるので難しいですが、角度をつけて下で触らせる効果は大きいです。

 クリア系も高さを間違えると一瞬で終わります。こちらは深さの問題もありますが、バドミントンで一番得点につながるのは飛びつかれたスマッシュ、次点でカットです。

 なので、少し高すぎるのはまだいいので、ロブやクリアは気持ち高めに打っておくのが無難だと思います。

 アタックロブのようなものもレベルが上がるとそんなに使わないですね。リスクが高い割に、相手にとって時間があるので結局返ってくるので。(女子はそうでもないかもしれないです)

 前後の精度は難しいですね。

 ヘアピンは長めに打ってネットに切らせないようにしたりしますし、スマッシュも長め短め両方意図があります。

 ロブとクリアはバックアウトが多いほうが甘いよりもいい傾向だとは思います。

 ショートサービスなども多少強く打つ人と、ぎりぎりの短さで打つ人の両方がいますが、これも意図の問題なのでどちらがいいとは言えないです。

 まとめるとこうです。

 ・決め球はサイドラインへピンポイントへ狙うことが必要
 ・つなぎ球は別にサイドラインからずれても問題ない
 ・バドミントンはストロークの高さを間違ってはいけない
 ・ロブ・クリアは高め・深めに打つことが重要
 ・前後は意図に応じて、精度と狙いをはっきりさせて使う

 個人的につなぎ球はミスしないようにちょっと内側に打ってもいいというのは気持ち的に楽になりました。

 高さは改めて考えると重要で、そこまで意識していなかったのでこれからどうすべきか考えてみたいです。

 というところで、今どの精度でコントロールが求められているのかというのを一度、見直してみるとどうでしょうか。




dexia2 at 21:59コメント(3)バドミントン一般 

2018年04月08日

[プロ野球でわかる! ]はじめての統計学
[プロ野球でわかる! ]はじめての統計学

 前回は女子シングルスの数字をとって遊びましたが、今回は男子シングルスを見てみます。

 試合はYonex Japan Open2015の決勝、Lin Dan選手とViktor Axelsen選手が戦ったものを取り上げます。今回も時間の都合で1ゲーム目だけを取り上げます。

 相変わらず3年前の試合で、最近の試合では全然変わっているかもしれないですが、傾向値を見るだけでも参考にはなるでしょう。

 Lin Dan選手とViktor Axelsen選手は両方とも有名なので説明はいらないですかね。新旧のナンバーワンです。

 試合の動画は以下になります。



 1ゲーム目は21-19でLin Dan選手が取っています。そこまで点差が開いていないので、精度的には前よりは出そうな気がします。

<1ラリー当たりの平均ストローク数>
14.33(559/39)

 なんとなく女子のほうがパワーがないのでストローク数が長いイメージがありましたが、そんなことはなかったです(女子は9.78)。

 ほぼ1.5倍の差があるということは求められている体力も大きく違うということですね。

 正直試合をしていて、15ストロークはかなり長いと思います。自分はレシーブが得意なのでラリーは長いと思っていましたが、それでも10前後ですね。求められる体力レベルはかなり高いと思います。

<1ラリー当たりの最大ストローク数>
53(次点は43、35)

 女子の最高は25でしたが、それを超えるラリーは8回ありました。

 男子は平均だけ見ると15近くですが、実際はかなり短いラリーが平均を落としていて、実際は20以上のラリーも多いです。

 そうなると、すべてのストロークについて大体95%は確実に入れないといけない計算になり、求められる精度・体力ともに相当です。

 こんなに長いラリーだと配球が単調になりそうですが、最後はフェイントや配球のひっかけで得点していたりと、パフォーマンスが落ちていませんでした。

 バドミントンのシングルス観が変わりそうな数字です。

<アンフォーストエラー>

 アンフォーストエラーは相手に仕掛けられたわけではない簡単なミスを指します。
Lin Dan選手 7球(ネット3、サイドアウト2、バックアウト2)
Viktor Axelsen選手 11球(ネット5、サイドアウト2、バックアウト3、見逃し1)

 女子と比べるとだいぶ多い気はしますが、どちらかというと男子は決定打をもはや意図的に作りにくくなっていて、かなり精度が上げた結果というような気はします。

 といいながら、Viktor Axelsen選手のミスは余計なものが多いので、これがゲームの展開を決めた気は少しします。

<エース>
Lin Dan選手 6球
 ・フォア奥へのロングサービス 1球
 ・ラウンドのクロススマッシュ 1球
 ・ラウンドのストレートスマッシュ 2球
 ・フォアのクロススマッシュ 1球
 ・センター前からボディへのプッシュ 1球

Viktor Axelsen選手 9球
 ・バック奥からクロススマッシュ 1球
 ・バック奥からストレートスマッシュ 2球
 ・フォア奥からクロススマッシュ 1球
 ・フォア奥からクロスカット 1球
 ・バック横からクロスロブ 1球
 ・バック前からのクロスヘアピン 1球
 ・フォア前からのクロスヘアピン 1球
 ・センター前からバック前へのヘアピン 1球

 男子のレベルだとカットで得点というのはほとんどなくなりましたね。

 傾向的にみるとスマッシュが目立ちますが、打数もそれなりに多いのでチャンスで早いタイミングで打たない限りスマッシュを打っても決まっていません。

 特徴的にはやはりクロス系統がエースを取りやすいというのと、Viktor Axelsenのクロスヘアピンのうまさが目立っていると思います。

 まぁ、これも打数の問題があって、どちらの選手はクロススマッシュをストレートの半分も打っていないので、それで効果的な使い方をしているとも言えます。

<ハイバックでの処理>
Lin Dan選手 4/60
Viktor Axelsen選手 2/17

 Viktor Axelsenはハイバックというより低い球をバックで触っただけで、純粋なハイバックはありません。

 Lin Dan選手も1球はハイバックでのフェイント気味のスマッシュで、本当に追い込まれたのは3球です。

 女子の山口選手は無理やりラウンドで処理していましたが、男子はむしろ自然にハイバックを使っていないような印象でした。

 つまりハイバックを使わなくても問題ないほどフットワークが優れているという感じです。

 どちらにせよシングルスにおけるハイバックの重要性は思ったより高くないというのが、男女の試合を見ての結論です。

<サーブのコース>
Lin Dan選手
 ロングサービス 3球(すべてフォア側)
 ショートサービス 17球(大体センター。うち2球はフォア側にずらしている)

Viktor Axelsen選手
 ロングサービス 5球(すべてバック側)
 ショートサービス 14球(すべてセンター気味)

 お互いにロングサービスをかなり混ぜていて、それを叩かれたケースはありません。

 むしろ打点を下げることに成功していて、有効にロングを混ぜていることがわかります。

 プロはロングサービスをそんなに使わないといって後輩に指導していたことがありましたが、男子シングルスに限って言えばそんなことはないのかもしれません。

 あとはロングサービスの狙いは対照的でした。地味にそういうところまで意識しているのが細かいなと思います。

 打ち方はすべてバックハンド、コースは大体内側で外側狙いはLin Dan選手がたまにやるくらいで、積極的にコースを変えたりはしていません。

<ショートサービスへのレシーブ>
Lin Dan 14球
 ・フォア前 2球
 ・センター前 2球
 ・バック中央 2球
 ・フォア奥 7球
 ・バック奥 1球

Viktor Axelsen 17球
 ・フォア前 5球
 ・バック前 2球
 ・フォア奥 4球
 ・バック奥 6球

 微妙にわかりづらいのですが、方向表記はすべて右利きからみた方向で書いています。

 なのでViktor Axelsenがフォア奥に打つと、左利きのLin Danはラウンドかハイバックで処理することになります。

 お互いに後ろが多め、たまに前という傾向は同じですが、Lin Dan選手のほうがプッシュを入れたり、フォア奥を狙っていたり独自の傾向も出ています。

 やはり適当に打つというよりはお互いの意図が結構見えるような傾向のような感じはします。

<フォア奥で追い込まれた時の対応> 
Lin Dan選手 27球
 ・フォア前 12球
 ・センター前 1球
 ・バック前 3球
 ・フォア中央 3球
 ・フォア奥 8球

Viktor Axelsen選手 27球
 ・フォア前 3球
 ・センター前 2球
 ・バック前 4球
 ・センター中央 1球
 ・バック中央 1球
 ・フォア奥 6球
 ・センター奥 1球
 ・バック奥 9球

 ここでのフォア奥は右利きとは関係なく、自分自身の利き手から打ったフォア奥です。複雑ですね。

 Lin Dan選手は半分くらいストレートカット、それでも追い込まれたらストレートクリア、多少余裕があればクロスカットかストレートドライブという感じです。

 Viktor Axelsenはストレートクリアが一番多いですが、クロスクリアやクロス系のカットもそれなりに多いです。

 つまり、Lin Dan選手はかなり慎重にストレート気味につなぎに行っている傾向がありますが、Viktor Axelsen選手は正直相手につかまってもいい、というようなリスクを許容した配球をしているということですね。

 どちらがいいということはないと思いますが、Viktor Axelsen選手のほうがレシーブへの自信をうかがわせるような配球です。

<レシーブのコース>
Lin Dan選手 41球
 ・ネット前 36球
 ・ ドライブ系 4球
 ・コート奥 1球

Viktor Axelsen選手 51球
 ・ネット前 33球
 ・ ドライブ系 12球
 ・コート奥 6球

 やはりLin Dan選手のほうが全体的に慎重な入り方をしていますね。確実にネットに切って、次に備えるという特徴があります。

 Viktor Axelsen選手はバックハンドでクロスドライブ、クロスロブを打ったりとかなり後ろ方向を意識した打ち方をしています。

 あとはLin Dan選手はつなぎでラウンドからストレートスマッシュを打つことが多いので、そういう意味でもレシーブから仕掛けないと崩しにくいというのもあると思います。

<まとめ>

 今回は若干短いですがまとめます。

 やはり男子シングルスは長期化傾向があるというのが一番大きいのではないかと思います。

 特にLin Dan選手なんかはリスクを取ったショットをほとんど打たずに、自分からきめに行くような配球をほとんどしていません。

 どちらの選手も決定打を打てる!という打数は1ゲームで数回程度で、つまり思うように相手に打たせないという意図の配球を延々とやっている感じです。

 コース的にも決めに行くスマッシュと攻撃的なカット以外はサイドラインを狙ってもいません。

 つまりあらゆるリスクを排除しながらチャンスを待ち、手数の多さと配球のだましあいに勝負をかけるというバドミントンをお互いしているような印象を受けました。

 逆にいうとレシーブ力という点ではかなり高いところに来ていると思います。簡単に決めるということがほぼなくなりました。

 こうやってみるともはや一般のバドミントンとは別物ではという気もしますが、もし相手がこういうバドミントンをしてきたときにどうするか考えるのは大事かもしれません。

 ストローク的には低い球は早いタッチで確実に決めること、質のいいロングサービスを打つこと、タイミングよく打つクロスネットあたりが効果的な感じがしました。

 ただ、こういうバドミントンになると肉体的・精神的なスタミナ、確実に入れ続けるストロークの安定性、レシーブ力への要求のほうが高い気がしますね。

 全部マネするのは難しそうですが、練習の中でトップ選手の感覚をなにか取り入れてみるといいかなと思います。 

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dexia2 at 21:19コメント(2)数値遊び 

2018年03月25日

バドミントン年間強化ドリル (身になる練習法)
バドミントン年間強化ドリル (身になる練習法)

 バドミントンという競技は技術的な要素が大きいスポーツだと思っています。

 求められる技術レベルがどんどん高くなってくるため、なんとなく練習してたどり着ける領域には限界があるんじゃないかというのが最近の問題意識です。

 どのようにして練習を設計して、どのようにレベルを上げていくのが最適なのでしょうか。

 その答えはいまだ持ち得ていませんが、今心がけていることについて書きます。

 大体、以前書いたことの重複ですが、少しだけシステマティックにできるようになってきました。

<目標・戦略・戦術を決める>

 ここらへんはずっと徹底して書いている話で、目標が決まらないと手段は決まりませんよね。

 県大会に出場と、全国大会に出場では取れる戦略は違います。具体的な目標でなくても、ダブルス・シングルスでこういうプレイがしたいというレベルのゴール設定は欲しいところです。

 目標が決まれば、戦略を決めるわけですが、この選び方も好みに近いところはあります。

 より高いレベルを目指すなら全体的な能力の底上げが必須かなぁという感じはします。逆に特定の相手に勝ちたいだけなら、その相手に特化すればいいだけで全体性はそこまでいらないはずです。

 また、勝つことが目標であれば今の能力でできるベストな戦略を選びますが、こんなバドミントンがしたいという希望があればそっちに寄せます。

 なので、やはり「どういう目標があって、それをどういう手段で実現したいか?」ははっきり決めておくべきじゃないかと思います。

 そこらへんがないと優先順位が決まらず、練習方針がぴたっと決まりません。バドミントンはなんとなく作っていくというよりはっきりイメージしながら作るものというのが自分の持論です。

<階層性を認識する>

 スポーツを始めたばかりの人は腕立て伏せを10回できるかできないかです。

 それが練習すれば、50回でも100回でもできるようになります。いきなり、それだけの回数をこなせる人はいません。

 ここから言えることは運動は徐々に負荷を上げていけばどこまででも行ける、あるいはいきなり難しいことはできないということです。

 ウェイトトレーニングあたりだときちんと記録を取っている人は多いと思いますが、他のあらゆる運動について記録を取っていますか。

 上級生も下級生も部活だと同じ負荷でやっているところもありますが、これは全く漸進的ではなく、スポーツ上達の原則に反していると思います。

 腕立て伏せとかであれば、回数を増やす・足の位置を上げる、片手でやるなどの工夫がいくらでもできるわけですから、負荷を上げていくべきだと思います。

 もちろん素振りを50回出来たからと言って、100回にしろというわけではないです。ストレッチでも、限界まで柔軟性を伸ばせとは言いません。
 
 自分の場合、もう少し種類を増やしたり、色んな方向に動くように工夫したり、呼吸に合わせたりしています。負荷は自分で決めれるわけです。

 個人的には技術も同じだと思います。例えば、フットワークの動きは

 ・構え
 ・方向転換
 ・重心移動
 ・沈み込み
 ・ストップ

 の5つの動きでできていると思っていて、構えができないのに次の技術に行くとどこかで崩れます。

 別にこの分解が正しいと言っているわけではなく、確実に一つ一つの技術を積み上げることが最短の道じゃないかということです。

 ストロークだと、別の視点から見てこういう階層があると思っています。

 ・コースに打てる
 ・強く打てる
 ・バランスが崩れても打てる
 ・フェイントをかけて打てる
 ・早い打球を正確に処理できる

 現実的にはカット系の技術を入れ込んだり、打点の取り方、テイクバックの仕方、軸の作りかたとか色々ありますが、それは個性の領域なのでまぁいいでしょう。

 問題はやはり少しずつ難しくしていって、今どこにいるのか? 戻るとすればどこに戻ればいいのか?をきちんと認識することだと思います。

 どこかの本で1つの技術に費やす回数は10万回と見た気がします。

 これが正しいかはわかりませんが一つ一つのステップを体で覚えながら、少しずつ難しくしていって、たまに戻って確認するのがいい練習なのではないかと思います。

<網羅的に練習する>

 バドミントンのストロークは大きく分けて、

 ・オーバーヘッド
 ・スリークォーター
 ・サイドハンド
 ・アンダーハンド
 ・ボディ回り

 があって、それに対してフォア・バックがあります。さらにそれに対して、姿勢の高低、だったり、コートの6点のどこを狙うかという視点が入ります。

 レベルが上がるとどこか一つでも弱いところがあるとそれで終わりです。あっという間に付け込まれます。

 なので目標にもよりますが、階層性と同じように網羅性は重要だと思います。

 トレーニングも上半身、下半身、体幹の全部を鍛えつつ、上下・左右・前後・ひねり全部の動きに対応するようにしたほうがいいと思います。

 どれだけのパターンが現実的に存在していて、どれなら対応できていてどれは無理かというところは認識しておかないと、練習していないパターンに試合で当たったりするのでちゃんと考えておくといいでしょう。

<技術と戦術を分ける>

 素晴らしい技術を持っていることと素晴らしい戦術を持っていることは違います。

 試合ばかりしていると戦術面は発達します。なので、比較的短期間で強くなりやすいですが、技術が身についているわけではないので、どこかで頭打ちします。

 逆に技術練習が多すぎると、使い方を覚えれないので試合になかなか生きてこないということになります。

 技術練習の中に戦術を入れ込むとかそういう練習もありますが、それはどちらもある程度できているのが前提じゃないでしょうか。

 どちらの選手も見ているのでバランスが必要という答えしか出ませんが、自分に足りないものはなにかはきっちりと認識して練習の計画に組み込むべきだと思います。

<バドミントンは変化するか>

 比較的バドミントンは変化しないスポーツかなぁという認識です。

 細かい打ち方やグリップワーク、ラケットの入れ方とかは変わりますが、本質的な技術要素、体の使い方はそこまで大きく変わらないとみていいと思います。

 そこらへんがどんどん変わるようだと、計画を立てて段階的に練習しても無に帰す可能性がありますが、バドミントンは大体計画通りに行くスポーツという見方をしています。

 なので、きちんと戦略・戦術・技術・体力の全体像を設計して、確実にこなしていけば成果は比較的期待できると思います。

 まぁ、相手がいることなので、上達ができても勝てるとは限りませんけど。。

<まとめ>

 自分自身が思い付きで練習しているところがあって、かつ試合ばかりこなしているため、最近ちょっと停滞気味でこのシステムを導入しました。

 トレーニングは目標があったほうが管理がしやすく、技術もどこが狂っているのか多少把握しやすくなったのでよさげです。

 ただ、この方式はバドミントンに真っ向から向かい合っているため、ちょっと先が長いかなという気はしています。

 なので、試合が近い選手や目標がそこまで高くない場合にお勧めはできないかもしれません。

 どちらかというと、ここからどうやって進めばいいかわからないとか、長いスパンで指導している場合は意味があるのかなと思います。

 どちらにせよ何か考える契機になれば幸いです。

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dexia2 at 23:03コメント(2)コーチング 
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