2019年06月30日

2019年06月17日

慶應大は入試改革しないらしいよ

・2021年度 学部一般入学試験の新制度決定(上智大学)
→ これは私大文系入試にとってはかなり大きなニュースで,一言で言えば既存のマーク式・科目別の一般入試は全廃になる。新たな受験型は3パターン。
1.上智大が運営している英語4技能試験TEAPの成績と,筆記(論述)の科目別試験で決まるパターン。これは現行ですでに実施されている。
2.大学入学共通テストと民間英語4技能試験の結果,さらに総合型の記述試験の3つを使うパターン。
3.大学入学共通テストと民間英語4技能試験の結果だけで決まるパターン。
→ これが当ブログにどう影響するかといえば,例年大量の悪問・難問を排出してきた上智大の世界史が2020年を最後に事実上消滅するということになる。厳密に言えば上述1のパターンで科目別試験が残るが,あれは割と良質な論述問題が課されているので,大きな方向転換でも無い限り,あの企画に収録されることはないだろう。
→ 切り替わる年度は大学入学共通テストの初年度,つまり早稲田大の政経学部・国際教養学部と同タイミングである。世の中の方向性であるなぁ。しかし,早稲田大は9学部中2学部のみであるが,上智は全学部全日程であるから,規模が違う。何十年分かの伝統をすべて投げ捨てたのであるから,非常に大きな改革である。
→ そういうわけで早稲田大の政経学部・国際教養学部の時と全く同じコメントをしておくが,「ああいう質で続行するならこういう結末になるのも仕方がない」。今年度の例の企画で,粛々と最後の年度を見守ろうと思う。


・世界最古の水稲栽培文明を滅ぼした急激な寒冷化イベント(東京大学 大学院理学系研究科・理学部)
→ ちょうど良渚文化が滅亡した頃であるので,その滅亡要因が明かされつつあるのかもしれない。玉器の生産と豚の飼育で有名な文化であり,新石器時代最後の文化であるから,その空白の300年間に玉器や豚の飼育が拡散し,逆に青銅器が入ってきたとすると,なかなかの時代の変わり目である。


・【高山病】ロキソニンとかも頭痛に効くって書いてあるから試しに飲んで見たんだけどやっぱ意味ないの?(登山ちゃんねる)
→ 自分が富士山に登ったときの経験で言えば頬付からもらった解熱鎮痛剤がよく効いていたが,あれは高山病だったのか,劣悪な環境による睡眠不足だったのか,区別がつかない。その後なんともなかったことを考えると,睡眠不足だったように思う。今年登る際には,お守りとしてイブクイックデラックスを持参したい。


・【衝撃】炎上当事者が激白! エイベックスのまネコ騒動の裏側「毎日が地獄だった」(バズプラスニュース)
→ 非常に懐かしい話。無駄に盛大に燃えたのはかわいそうだと思うけど,いまだもって「ネットのキャラクターを盗作したわけでもない」から俺は悪くないと思っているのはすごい。法律的には盗作じゃなくても,キャラが誕生した経緯を考えると誰しもが盗作って考えるから燃えたんやで……そこまで考えて炎上させないのがビジネスなので,あれは失敗ビジネスだよ。  
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2019年06月16日

最近読んだもの・買ったもの

予定通り1月発売のものまではすべて消化できたので,一旦打ち止め。そのうち再開して,「最近」の記事名の通り発売一ヶ月後くらいのところまで追いつきたいところ。


・『火ノ丸相撲』24巻。大般若・鬼丸戦。序盤の星の取り合い状況,鬼丸・金鎧山戦。
→ 大般若は塩を大量に撒く模様。今なら照強がそうか。大般若は小兵ではないが,トリッキーな動きということで重ねたか。蹴返しの相打ちはあってもおかしくないが,現実の大相撲では不思議と見たことがない。塩のまきすぎで滑る現象は実際あるらしい。
→ 狩谷くんは相撲がとれなくなってアマチュア相撲から引退していた。小兵はケガが多くて短命になりがち,という火ノ丸には負えない役目を作中で負う形になったかなと。と同時に,小兵の技を使いだした火ノ丸とあわせて草薙には大きな心のダメージを与える形になった。この草薙の迷いは鬼丸戦を経て,場所の終盤まで回収されない長い長い伏線になるが,今はおいておこう。
→ 大典太,名勝負は製造するが自分は勝てないという。実際の大相撲でも若手が上位に来るとこうなりがちという典型的なパターンになっていて面白い。冴ノ山も長いこと三役にいるけどベテランと若手に挟まれて今ひとつイメージがわかない人感がリアル。その彼が今場所好調で大関とりになりそうというのもまた次の巻への伏線。
→ モンゴル人大関の金鎧山は,印象の良いモンゴル人と引き癖というところは鶴竜あたりがモデルか。豪栄道が大関在位ほぼ6年になる。名前だけなら「金開山」がいた。大関の地位に安住してしまって横綱になれない問題,現実の白鵬やこの世界の刃皇がいたらまあ仕方がないと思うし,ケガをしないように長くやるのもアスリートの一つの姿であるので否定できない姿勢かなと最近は思う。魁皇のレベルまでやると,(少なくとも私は)肯定できないが。


・『がっこうぐらし!』11巻。ランダル本社ビルからの逃亡劇へ。椎子さんが発症して脱落。
→ これも12巻完結が予告されている。確かに本巻は10巻からの展開をたたみにかかっている感じ。
→ くるみに打たれたのは特効薬ではなく抗生物質と栄養剤であることが明かされた。元から抵抗があったのでは,という結論に。鍵が学園の生活環境にあるなら,そこまで戻るのが物語としても綺麗である。
→ 最後のページに出てきたドローンは言い方といい学園生活部の名前を知っていることといい,残り数少ない生存者を考えても大学のトーコさんか。


・『U.Q.HOLDER』19巻。夏凜と雪姫の過去編と夏凜との仮契約,そしてキリエとの仮契約。
→ 夏凜と雪姫の過去編,エヴァちゃんが暴れ回っていてけっこう楽しかった。なんというか,『ネギま!』はこうじゃないとという感じがする。
→ 三太との仮契約までやっているのには笑ってしまった。夏凜の言う通り「さすがは21世紀,男女の垣根が低い」。
→ キスができないキリエとの仮契約は「お腹に浮き上がった紋をくっつけあって3時間」だった。何を言っているのか全くわからないこの感じ,赤松健は死んでなかったな。安心した。


・『るろうに剣心 北海道編』2巻。相楽左之助登場・合流。田本写真館訪問,函館山の戦いの回想,凍座と剣心の会話,樺戸監獄(集治監)襲撃。
→ 自分が見慣れただけなのかもしれないが,絵柄が昔のものにちょっと戻ってきているような。
→ おまけコーナーで作者自身が触れている通り,田本研造氏は実在。作者の言う「今後出すかわからない大きな身体的特徴」とは,右足を凍傷で切断しているらしいので,作中現在では義足なのだろう。土方歳三の写真を撮ったのも本当にこの人らしい。こういう史実の人物がサブキャラで登場するのは良い。
→ 三島栄次も軍人として再登場。今回はメインキャラらしい。斎藤一は湯の川温泉で療養中とのこと。湯の川温泉は明治16年時点では存在は知られていたものの,明治18年に大規模な温泉が見つかってからの本格的な開業だそうなので,療養はともかく,剣心一行が娯楽に行っても湯量が足りないかも。
→ 剣客兵器の目的は日清・日露戦争を見据えた自分たちの実戦経験だそうで……あまり大規模だとそのために日本の国力が落ちてしまって戦争に尾を引くのでは,とかまじめに考えだすと負けになりそうなのでやめておこう。樺戸には悠久山安慈がいたっぽいので,再登場は間違いない。
→ 樺戸は『ゴールデンカムイ』にも出てきた。あちらは本作の約25年後だが。そこで剣術師範をしていた人間といえば杉村義衛こと永倉新八。『ゴールデンカムイ』から見れば若かりし頃の姿が見られそう。彼が樺戸にいたのは明治15〜19年だそうなので,タイミングは完璧。  
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2019年06月09日

最近読んだもの・買ったもの

・『ゴールデンカムイ』16巻。根室の土方一行視点で人斬り用一郎編。樺太に戻って杉元一行のサーカス編。さらにアシㇼパ一行視点でウィルタ民族との接触,トナカイ狩。
→ 人斬り用一郎のモデルは普通に岡田以蔵か。幕末は詳しくないのでざっと調べたところの話でしかないが,司馬遼太郎の書いた岡田以蔵の影響下にあるのではないかという指摘はあった。それが正しいとすると,人斬り仕事をやっていて後に消された創作上の先輩というと志々雄真実がいる。本作ではむしろ土方が独立国を作ろうとしているが。
→ サーカス一行もまんまヤマダサーカスという元ネタがある模様。ただし,ロシアに渡航していたのは1910年なので日露戦争後である。ハラキリショーも実際にやっていて,「海外でやったときなんか観客が本当に私が死んだと思って警察が乗り込んできた」のは事実らしい。さらに紅子先輩の元ネタらしき人までいて,しかも彼女の手記がヤマダサーカスの一級品史料になっている。実際のヤマダサーカスはそのままロシアに居残って現地で解散,紅子先輩の元ネタの方はそのままロシアで別のサーカス団に入ったが,バクーに滞在中にロシア革命が勃発し……というところで,気になる方は以下リンク先へ。本当によく調べて描かれている漫画やでぇ……
→ ウィルタはツングース系だそうで,少数ながら南樺太にも住んでいて,戦後北海道に移住した人々も極少数ながらいたようだ。生業は作中の通りトナカイ牧畜と狩猟・漁労。


・『乙女戦争』11巻。シャールカのボヘミア帰還,「華麗なる騎行」の実態,最後の成功となったバルト海遠征。
→ 12巻での完結が予告されており,雑誌連載ではすでに完結している。年号を見ても本当に終わりが見えてきた。特に12巻は史実から言ってあとはフス派が解体する一方なので,ここがフス派の,というよりもターボル・オレープ派の最後の輝きと言える。
→ 中世のレベルとはいえ一国まるごとの経済封鎖となると,やっぱり効くんだなと。食糧難から略奪しか道がなくなり,遠征に出かけると軍事力はあるから大勝するが,当然周辺地域からの反感は激しくなり,抵抗も次第に強くなるという悪循環で,ワゴンブルク戦術は完成されてはいるが,ヤン・ジシュカも死んでいるから革新もなく,典型的なジリ貧になっている様子が描かれる。こうなると和平を考えざるをえないというところで,次巻に。


・『乙嫁語り』11巻。スミス視点でトルコ滞在,タラスと再会,再び中央アジアに向けて出発。
→ 何も考えずに読むと「タラスさんがとにかくかわいかった」だけで終わってしまう巻。だがそれがいい。
→ カルルク・アミルのご一家がどこにあるのか問題,長らく様々な推測がなされてきたが,この巻で「ブハラ近郊」としれっと正解が出てきた。さらっと流されすぎていて一読では気づかなかったぞ……作者としてやっと地理的な設定が固まったのかもしれない。時代も前巻でやっと1860年代で固まったし(多少の矛盾はあれど)。
→ 1860年代のカメラが登場。知ってはいたけどめちゃくちゃ大変である。そりゃこんなもの持って,女性連れて紛争が起きるかもしれない場所に戻ろうというのだから正気の沙汰ではない。動揺しないどころかやり方を覚えてしまうアリさんがさすがに見聞が広い。
→ アンカラに滞在しているホーキンズさんは軍属でクリミア戦争からずっといる人だった。スミスとはパブリックスクールからの付き合いだそうだが,さすがにそれがどこかまでは設定されてなさそう。
→ ホーキンズの手伝いをしているニコロフスキはクリミア戦争従軍時にホーキンズの舞台の案内をしていて,命を助け合った仲だった。あまりトルコ人っぽくない名前に聞こえたが,「ニコロフスキ」でぐぐっても『乙嫁語り』と作曲家しか出てこず。「Nikolovski」でググってみるとマケドニアに多い姓だそうで,なんとなく納得した。この人もまだまだ広げられるストーリーがありそう。「マケドニア出身」「すでに娘はすべて嫁いでいて,妻は親戚が多く不自由しない」「クリミア戦争時には通訳・案内としてイギリス軍に従軍」「テヘランの辺りまでなら友人がいる」……何者なんでしょうねこの人。  
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2019年06月02日

最近読んだもの・買ったもの(Trinity Field他)

・『ブラックラグーン』11巻。
→ ロックがフォンに指摘されて,「他人の物語に介入して,自分の納得する形に流す自由」に快楽,人生の目的を見出していることを自覚し,さっそくフォンの物語に決着をつける回。9巻ではロベルタ御一行にそれを悪党と言われて凹んでいたが,フォンに指摘されて振り切れたようだ。
→ 売春宿,まさかのインターネットが通じていない。そう,ここは2010年代のタイではなく,1990年代のタイなのである。10巻の感想で「IT環境の遅れに妙なノスタルジーがある」なんて書いていたが,まさか本当に作中のギミックとして重要な要素だったとは。アフリカとかニューギニアに逃亡しろと言われたジェーンが「嫌よそんな場所! ネットどころか電気もないじゃない!」と言っているのも面白い。こう30年近く前と比較すると,世界は発展している。
→ エダが豪快なホームラン(ただし球は人)を決めながらつぶやいていたトニー・グウィンは実在のメジャーリーガーで,サンディエゴ・パドレスに所属し1990年代なかばに首位打者4回の大活躍をしていた。


『火ノ丸相撲』23巻。鬼丸・刃皇戦とその後。
→ 死にたがりでは刃皇に届かず,道を誤っていることがはっきり示された回。比古清十郎も緋村剣心に同じこと言ってた。ジャンプの伝統である。死ぬ気でがんばるつもりで,実際には大事なことから目をそむける口実になってしまっていた。力士生命が短命になりがちな身体だからせめてその短い期間でもきらめきを,というつもりがかえって力士生命を縮めてもいいという口実になってしまっていたので,なるほど死にたがりである。
→ レイナさんとの首投げ未遂後,「何かが解決したわけじゃないが,心が少し軽くなった気がした」と独白しているが,実際何かが解決したわけではないので,この辺は24巻以降に。しかしまあ,レイナさんはいつ首投げできるのか……pixiv等の二次創作ではすでにあるがw。


・「Trinity Field」。
→ 私的アイマスソングランキング1位を塗り替えた名曲(これまで1位だったのは「細氷」)。これぞトラプリという曲で,センターは加蓮ながら,曲も歌詞も仰々しくて実に「蒼い」。というかTrancing Pulseよりもさらに蒼い。さすがは皆大好きElements Garden。渋谷凛の蒼歴史がまた一つ増えたともいう。そもそも設定上,凛が作詞作曲に携わったという設定で,実際コミュで加蓮に「青くなりそう」って言われてて笑った。
→ 一番好きな箇所は1サビが終わった後,2メロが始まるまでの間奏の展開。「え,まだここに重ねるの?」と思わせる無意味なまでの仰々しさといったら。歌詞通り,どこまでも上っていく雰囲気がする。
→ こうなるとセンターが奈緒の曲もほしいところだけど,さすがにしばらく後だろう。また歌詞に過去・現在・未来って出てきそう。


・『ダンスインザヴァンパイアバンド ASO』1巻。
→ Age of Scarlet Orderの略。不思議な打ち切られ方をしたと思ったら復活した。不思議な打ち切られ方だったのでリカバリーが大変そうで,この巻はほぼそれに当てられ,空白期間の状況説明に当てられた感じ。バンドは男の真祖に破壊されて洪水により崩壊。ヴァンパイアの跳梁によりアメリカは狂乱の反吸血鬼国家へ。それをだらだらと説明するのではなく,アメリカの吸血鬼の脱出・救出劇として具体的なエピソードに仕上げたのは上手いところ。
→ ミナ様とアキラは再び南米,クレイドルと呼ばれる遺跡・地下都市へ。ミナは明晰夢の中で先祖たち(と偽ミナことケティ・モーリス)に会い,アキラはケティを探して疾駆,現れる新たな謎の敵,というところで次巻へ。  
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2019年05月31日

ニコ動の動画紹介 2018.5月中旬〜7月上旬



半年前から仕込んでいたというw。こんなん気づくわけないやろ……



イギリスは全然三枚舌してなかったけど,日本が三枚舌してた。視聴者が騙されてたって意味では正しい。MVPはコネシマ。久々にドイツのグルちゃんが大暴れするのが見れて楽しかった。



Poly Bridge,普通に難しいので普通にすごい。さすがの発想力。



『よりもい』でMADを一つ選ぶなら,これだろうか。




神風P久々の投稿。いい感じに動き回るカメラワークは健在。



待つ氏も久々の投稿だった。玲音はまだ活躍してほしい人材。このMMDモデルの出来も良いよなぁ。



手描きMAD。杏奈さんかわいい。



上半期20選選出。終身名誉そなたがとうとうやってくれた。「祈りの花」は晴れ舞台だったからなぁ。



上半期20選ノミネート。確かに昔の歌番組,歌の前にこういうどうでもいい紹介があったような気がする。



上半期20選ノミネート。eiteiさん。最後は心中と考えると切ない。  
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2019年05月30日

最近読んだもの・買ったもの

怒涛の勢いで書いたおかげで,なんとか2018年11月発売のものまで消化できた。2019年1月発売くらいのところまでは消化してしまいたい。


・『ご注文はうさぎですか?』7巻。リゼは高校卒業,チマメ隊は中学卒業,主要キャラ全員で卒業旅行へ。
→ 作中の時間がちょっとずつ進む作品であるのでいつかは卒業を描くのだろうとは思っていたけど,なんとなくサザエさん時空のイメージがあったので,不思議と驚いている。しかし,作者もここまで長期連載になることは見越していなかったと思われ,チマメ隊のロリっぷりは高校生となると若干不自然に。ただでさえ「中学生じゃなくて小学校高学年に見える」とは前から言われていたのに。一応作中で体が大きくなっている描写はあるので,作者も気にしてはいそう。成長期の子の少しずつ身長が変わるのを連載漫画で描写するのが難しいのは当然であり,適当に何ヶ月か省略してそこで描写を変える作品があるのもわかる。
→ 次は卒業旅行編ということで,珍しくも舞台がコルマールとストラスブールを元にした街ではなくなる。どこがモチーフになっているのか,今から楽しみ。作中で出ている情報からするとヴェネツィアっぽさはある。


・『東方外來韋編』vol.6(2018秋)。
→ 特集はまず『秘封ナイトメアダイアリー』。「インスタ映えのピークは過ぎただろうから,次は幻想入りだなと思って作った」そうだが,意外と長生きしている。Instagramが廃れるのはいつのことだろうか。TikTokを念頭に動画も撮れるシステムにしたかったが,ゲームとして複雑になりすぎるので無理だったとのこと。『秘封ナイトメアダイアリー2』が出たら今度は動画撮影になるのかもしれない。
→ 過去作紹介は『東方緋想天』と『東方非想天則』。そういえばいつものクロスレビューがなかった。
→ 『東方香霖堂』は『ナイトメアダイアリー』の頃の幻想郷。なんだかんだでけっこう心配している霊夢と魔理沙がかわいい。そしてドレミーを無理やり幻想郷に連れ出してくる霊夢さんがしれっといつも通りの規格外。


・『東方三月精 Visionary Fairies in Shrine』2巻。
→ 霊夢が七夕祭りや大寒祭りを開いて一儲けしようとしているが,三月精霊夢が金儲けを企むのは珍しい気がする。しかもきっちり成功しているのが茨歌仙霊夢と違う。
→ 東方天空璋の頃の妖精たちの様子が描かれていた。日焼けしたチルノとエタニティラルバを(同人誌同様に)ノリノリで描いている比良坂先生の様子が目に浮かぶ。ヘカーティアも再登場して「地獄内部の権力闘争」がどうのこうの言っていたが,『東方鬼形獣』と話がつながるか?


・『NEW GAME!』7巻。『PECO』マスターアップ後の小休止と,新作の始動。
→ つなぎの巻なので特に何も書くことがない。感想はさっさと8巻へ。

・『NEW GAME!』8巻。新作のキャラコンペ。
→ キャラコンペ編は面白かった。我を出さないと面白み・魅力が無いが,選ぶ人を見た微調整は必要で,それができるだけの実力がまだ青葉にはない。そこが八神コウとの違いだった。そして毎回挑んでは天才に打ち返されるゆん。努力はアートディレクター抜擢という形で報われた。しかし,紅葉のキャラデザもゆんの抜擢もつまるところはじめの好みと相性であって,実力で勝ち取ったとは必ずしも言えないところが組織の難しいところ。やっぱり良いお仕事漫画ですわ。
→ そしてライバルでは(一旦)なくなった途端に素直な後輩になる紅葉。すばらしいギャップである。突然大役に抜擢されて戸惑う過去の自分を思い出しながら後輩を励まして,自力で立ち直ってきたところに,八神コウからの電話。ちょっと成長した自分に胸を張って,調子の良いことを言いながらも聞きたかった声と励ましを聞いて泣いてしまう。上手いなぁ。
→ 軽い用事で部下を他部署に派遣したら余分な追加の発注を受けてしまい,「スケジュールを考えてものを言ってんのかぶっ殺すぞ?」ってなって結局上司が後から撤回させに行く展開,どこの業界にもあるんやなってなって笑い転げた。
→ ほたるさん,就職で再びパリへ。八神コウと偶然会う。ここの場所が気になって探してみたが,建物はパレ・ロワイヤル宮殿が似ているが中庭が狭すぎた。テュイルリー庭園かもしれない。助けてパリ市民の『NEW GAME!』ガチ勢。  
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2019年05月27日

アメリカ合衆国大統領杯は毎年夏場所に授与だそうで

令和の最初からひどく荒れた場所となった。見ている方はまずまず楽しかったが,関係者はいろいろと気が気でない状況が続いたことだろう。

今場所の焦点はどうしたって13日目の栃ノ心・朝乃山戦である。正直に言って誤審にしか見えないのだが,何よりもまずかったのはビデオ判定でもわからないような不明瞭なら行司の判断を優先すべきであって,しかも死に体と蛇の目の砂のような争いならまだしも審判の判断が入る余地があるが,今回は純粋に栃ノ心のかかとが出ていれば栃ノ心の負け,そうでなければ栃ノ心の勝ちという物理的な接触の有無以外に争点がない(ゆえに同体取り直しも理屈の上でありえないので,審判団は白黒つける羽目になった)。一番近い位置の審判の意見は当然優先して採用されるべきであるが,その審判の意見だけで決めてしまうには今回の蛇の目の砂はあまりにも不明瞭すぎた。それでも今までの誤審疑惑よりもましなのは,今回の場合朝乃山が攻めていたのは間違いなく,疑わしいなら攻めている側に有利な判定を下すのは大相撲の不文律から言って理解されるからである。

結果的に栃ノ心は翌日鶴竜に勝って10勝到達で丸く収まったように見える。しかし,栃ノ心が13日目で10勝に到達していれば翌日の鶴竜戦は真っ向勝負になっていたと思われ,この場合は合口が良い鶴竜が勝っていた可能性が非常に高い。すると千秋楽は鶴竜と朝乃山の12勝3敗の相星決戦の優勝決定戦という運びになり,鶴竜が賜杯を得ていたと思われる。あの判定で一番割りを食ったのは鶴竜ではないかと言っていた人がtwitterにいたが,確かに。時事通信が「千秋楽に優勝決定戦をやりたくなかったから判定をひっくり返したのではないかと勘ぐりたくなる」と書いていたが,さすがにそれはなかろうが(あの時点では結びの一番の鶴竜の勝敗がわかっていないので),そう邪推したくなる気持ちはわからんでもない。言うまでもなく阿武松審判長の説明はひどかった。前述の通り,今回の判定は軍配差し違えとするならそれなりに細やかな説明が必要であったのに,審判長の説明は全く要を得なかった。前から意味不明で批判も多かったのに,いまだに審判長をやっているのは解せない。審判長から退いてもらうべきであろう。トランプ大統領の観戦をめぐる話もひどかった。枡席にソファというのは大掛かりすぎ,普通に貴賓席に案内すべきであったし,あんな最後の5番だけ見せられてもわけがわからないうちに終わったという感じであろう。

その千秋楽は厳重な手荷物検査の影響で幕内の取り組みが始まるまでに客が入りきらなかったという話もあるし,今回は本当に運営面での不手際が目立った。普段の世論では協会が過剰に批判される傾向にあるのでなるべく擁護することにしているが,今場所の審判も含めた運営は擁護できない。猛省してほしい。


個別評。鶴竜は前述の通り,本来とっていたはずの賜杯が不運な形で滑り落ちてしまった被害者であるが,そもそもそれ以外で3敗していること自体が優勝に不適格である。他はともかく11日目の妙義龍戦,不用意に引いて呼び込む悪癖が出たのはもったいない敗戦で,それで相撲の神様が朝乃山を選んだのかもしれない。豪栄道は,豪栄道にはありがちだが日によって強さが違いすぎ,弱い方の豪栄道が14日目・千秋楽と出てしまったのでどうしようもなかった。高安は可も不可もなく。貴景勝は非常に不運な休場で,何を考えて再出場できると考えたのかという一点だけが批判される材料。来場所は軽くカド番脱出してほしいところ。

関脇・小結。栃ノ心は中盤まで好調だったが,右膝に水が溜まって痛みで動かなくなったので水を抜いたらかえって力が入らなくなり,ふんばりが効かなくなったとのこと。動かないほど痛いか力が入らないかならまだ後者の方がましであるが,厄介な故障の仕方をしている。10勝による特例復帰は史上5人目とのこと。逸ノ城は貴景勝と違って再出場に成功した。しかし,先場所の評で「今場所の成績をもって逸ノ城覚醒と見なすには尚早と考えており」と書いた通りで,身体の大きさ・強さで相手の当たりを受け止めてさっとはたくという前頭中盤では通じた必勝戦法が上位にはほとんど通用しなかった。碧山は特になにもない。御嶽海は,やっぱり大関候補だし好調が続けば優勝する地力はあるよなと再確認した。大関が4枠埋まってしまったのでかなり厳しいが……

前頭上位。大栄翔は負け越したが,先場所同様,突き押しの威力が上がってきていて印象は良い。四つ相撲の力士と当たってもなかなか捕まらないが,離れて取る展開になっても意外と押し負けたりいなされたりして勝てない(ので7勝止まりになる)のは好材料なのか欠点なのか。千代大龍は立ち合いの当たりがとにかく強烈だが,なかなか二の矢が出ない。玉鷲は高安・鶴竜・朝乃山に勝っておきながら10勝止まりで優勝戦線には出てこなかった。完全にかき回す役を務めた今場所影の主役。阿炎は先場所に「動きに無駄が多いように見え,もっとスマートに動けたらよいのにとは思う」と書いたが,今場所は無駄な突きやはたきが多少なりとも減っていて,比較的スマートな動きをしていた。その結果が10勝敢闘賞だったか。思っていたよりもかなり早く上位に定着しそう。

前頭中盤。まず朝乃山から。恵まれた体格の右四つの本格派で将来が嘱望されるとは以前から言われていたが,以前よりも多少攻めが早くなっており,右四つを作るのが早くなった。14日目,豪栄道に対して自分の方が早く右四つの形をつくった相撲などは見事なもので,あれは自分に優勝の価値があると見せつけたと言ってよい。ただし,幕内上位定着が可能なほど覚醒したかは疑問なところで,本人に悪いところは全くないにせよ,類まれなる幸運に恵まれたのは否めない。これが彼の相撲人生の足がかりになるとよいのだが。なお,朝乃山の優勝は入幕11場所目での優勝で史上8位,初土俵からは所要20場所目で史上3位のスピード記録。三役経験のない力士の優勝は58年ぶり,富山県出身としては103年ぶり(年6場所制としては初)。

他の力士について,正代は10勝したがその印象が無い。敢闘賞から外れているのは納得できるところ。明生も10勝。序盤の三日間はひどかったのに,4日目で突如として復調した。右四つになりたがっていたが,離れて取った方が白星を稼げているように思う。友風は途中まで絶対に負け越すと思っていたのに終わってみたら8勝で勝ち越しである。何かの運命力でも持っているのか。相撲は特に印象に残らず,全く評するところがない。

前頭下位。新入幕志摩の海は序盤はひどかったが,見事に修正して10勝にのせ,敢闘賞にかなう働きをした。小兵と言えるほど小さくもないが比較的小柄な部類であり,その割に馬力がある。それゆえ本物の小兵に強く,低く入らせない相撲で炎鵬・石浦・照強の全員から白星を勝ち取った。押し相撲も取れるし右四つになっても力を発揮するが,どちらも中途半端ではあるかもしれない。今後に期待したい。炎鵬は身体の動きのキレが明らかに周囲と一段違い,小兵ゆえというところもあろうが,加えて頭の回転も早そうである。とにかく相手の嫌がる方に動き,技を素早く出す相撲は見応えがあった。ただ,こらえるときの膝の角度に危ういものを感じていたら,案の定右太ももを傷めて終盤失速し,負け越したのが残念である。なかなかそういうわけにいかないだろうが,諦めるときはすぱっと諦めてほしい。照強も石浦も負け越しており,潜る相撲がある程度対策されるようになってきている。小兵力士が増えてきたがゆえに対策もとりやすくなっていると思われ,全員工夫が必要だろう。
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2019年05月24日

最近読んだもの・買ったもの(『りゅうおうのおしごと!』6〜9巻)

・『りゅうおうのおしごと!』6・7・8・9巻。
→ 5巻までの感想を描いた時点で読み終わってはいたのだけれども,テレビアニメ版の感想も描きたかったのと,物語的に第一部完結の感が強い5巻で区切るべきだろうと考えてそうした。
→ 5巻までは,作者自身がここで打ち切りになってもいいようにと考えていたように,基本的に八一が名人との竜王防衛戦に勝つまでの大きな物語が主軸にあって,その厚みを増すべく他の登場人物の物語が添えられている形になっている。それに対して6巻以降は明確に焦点が動いていて,6巻は姉弟子(正確に言うと6巻以降のフラグ立てのためにいろいろあったが姉弟子が最後に全部持っていった巻),7巻は清滝師匠他のおっさんたち(渋い巻であった),8巻は短編集の消化なのでちょっと例外だが,やはり供御飯さんの物語だったと言うべきか。そして9巻は夜叉神天衣の物語。初めて壁にぶつかった彼女が,初めて他人に手を伸ばす物語として美しかった。当ブログは八一争奪戦は天衣ちゃんを応援しています。6〜9巻の間のベストバウトを選ぶなら9巻の女王戦第三局になる。奇しくも5巻までのベストバウトと同じく千日手が成立しているが,そこも含めて似たもの師弟と思わせる上手い作りである。ここに来て,誰も見たこともない才能という点で共通する雛鶴あいと,棋風が似ていてダイレクトに八一の技術を継承していく夜叉神天衣という差異が見えてきたのもまた面白い。天衣は一度振り切れたらあらゆる奇襲を使ってでも勝ちに行く勝負師なところも八一とよく似ている。ちょっと先走るが,10巻であいが暴力的な演算能力で窮地を打開したのも八一が通った道ではあり。
→ いずれの巻も面白かったし,熱い勝負ではあったのだけど,そろそろ八一の勝負が見たい気も。ちょっと毛色が違うので外したけど10巻も言ってしまえば雛鶴あいとJS研の物語なのであるし。もちろんこの間も八一も打っているのだけど,それぞれが本筋への布石としての勝負に過ぎないので。竜王戦以外のタイトル戦とかどうですかね。りゅうおう仕事しろ,いやしてるけど。
→ ところで,6巻で椚創太が「頭の中に将棋盤はなく,符丁で考えている」と言っているが,現実での藤井聡太も「脳内に将棋盤は不要」と言っていた。なにそれこわい。

りゅうおうのおしごと! 9 (GA文庫)
白鳥 士郎
SBクリエイティブ
2018-08-09


  
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2019年05月19日

最近読んだもの・買ったもの『映画大好きポンポさん』2巻他)

・『映画大好きポンポさん』2巻。
→ まさか続編が出るとは。あとがきにある通り,作者自身続編を書くつもりは当初は無かったようだが。実際,1巻で綺麗に完結しているのでどうするのかと思ったら,2巻もちゃんと成り立っていた。
→ 「報われない努力をしてきた人たちが,その道の天才たちに導かれて才能が開花する」という1巻のあらすじに対し,開花した才能を持て余してしまう主人公の葛藤が2巻のあらすじとまとめることができよう。突出した好きや才能は振り回した瞬間に責任が伴うので,振り回す範囲は考えないといけない。ジーンくんが大きなミスも挟んでそのことを学びつつも,結局のところ好きと才能がゆえに周囲に認められ,甘やかされてそれらをのびのびと発揮するところは,『ポンポさん』の優しい世界観である。
→ ポンポさんが撮る映画の主役のフランちゃんにクローズアップした漫画がpixivコミックで連載されているので,こちらも読んでおくとよいかも。ちょうど最近に本編の2巻に話がつながった。

映画大好きポンポさん2 (MFC ジーンピクシブシリーズ)
杉谷 庄吾【人間プラモ】
KADOKAWA / メディアファクトリー
2018-09-27




・『火ノ丸相撲』22巻。巡業終わり,九月場所開幕。初日の大典太戦。
→ 今場所に死に場所を求める鬼丸と,来場所以降も見据えた大典太という対比。この鬼丸の応援してあげたくてもしてあげられない感,読者と礼奈でシンクロしている感じ。決まり手が首投げというのがまた。首投げは完全に捨身技なので……
→ 巻末付録の国宝間の相互コメントが面白い。懐が広すぎて博愛主義な童子切,誰からも好かれる数珠丸,それに近いが大典太とだけはソリがあわない三日月,趣味があって考え方も比較的近い鬼丸以外とは全く馴れ合わない大典太とここまではわかりやすい。鬼丸は意外と三日月や数珠丸のように交友範囲が広いが,大包平とだけは確かに作中で全く接点がない。その大包平は悪いやつではないが環境のせいで交友範囲が狭くて数珠丸以外と接触がない。最後に草薙は……悪い人じゃないんだけども君友達不要なタイプだもんね,そうなるよね。


・『乙女戦争』10巻。
→ 1425年から1430年までジャンプ。シャールカは記憶喪失となり,その間は旅芸人として流浪し,フランスではジャンヌ・ダルクと会う。彼女の裁判に沿って話が展開するが,ジャンヌ視点での展開は同著者の短編集『ダンス・マカブル』に詳しい。むしろ今回がその外側視点と言える。フス派においけるジャンプされた5年間は基本的に「華麗なる騎行」の繰り返しになるので,すぱっと省略したのだろう。
→ 巻末の解説はまず「華麗なる騎行」についてだが,これは11巻に実際の様子が描かれている。ここでは省略した5年分の穴埋めの意味合いで載せたのだろう。あとは「中世の旅芸人」と「ジャンヌ・ダルク」について。


・『U.Q.HOLDER』17巻。軌道ステーション爆発事件解決。刀太出生の謎を解く過去編の始まり。
・『U.Q.HOLDER』18巻。過去編の終わり。パクティオーシステムの導入と九郎丸のパクティオー,夏凜の過去編。
→ 『U.Q.HOLDER』世界でのヨルダとの一度目の決戦(2025年)は完敗に終わり,仲間たちを吸収され千雨は殺害されていた(やっとこちらの世界での千雨がわかった)。傷心のネギは撤退後,エヴァンジェリンに癒やされて再び立ち上がり,ヨルダと再戦(2065年頃)。そこでナギを殺して自分がヨルダの依代になる。その後,ネギの残した遺伝情報を使ってフェイトはネギの完全クローンを研究。その第一号にして失敗作が刀太であった。またフェイトはその過程で生まれた他のクローンを傭兵として売り飛ばして計画の資金としていた(その一人がカトラス)。これを見てエヴァは袂を分かち,刀太を引き取って一人の人間として養育するのであった……というところで1巻に戻る。この過去編はこれまでの疑問点がほとんど回収されていて,かなり満足度が高い。
→ 夏凜の正体はイスカリオテのユダであった。FGO並の性転換である。なるほど不老不死の原因は「神の恩寵」。イスカリオテから引いて中世に名乗っていた名前がイシュト・カリン・オーテ,そこから現代日本では夏凜と。それはさすがにわからん。
→ 非常にどうでもいいが,パクティオーから「仮契約」が変換できるGoogle日本語入力さん……毒されすぎやぞ……  
Posted by dg_law at 04:15Comments(0)diary