2011年12月30日

C81 チェックリスト(三日目)

三日目にちゃんと参加するのは,実は久しぶりなような。

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2011年12月29日

C81 チェックリスト(二日目)

台湾旅行のおかげで時間がとれず,遅れに遅れてしまった。参考にしていた方がおられたら申し訳ない。
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2011年12月28日

2011年自薦記事

昨年の自薦記事にて,「良くも悪くも一つの記事に対する気力は増したが,その分更新頻度は随分と下がったもんだと思う。」とか書いていたが,今年はその傾向がさらに強い。まあ,なんだかんだ言って隔日更新はおおよそ守れているので,来年もこのペースで。

昨年からの形式継承として10までは絞ったが,候補に入っていたものはそれぞれ次点としてリンクだけはっておくことにした。続編は1つでカウントしているので,記事としては全部で20ほど挙げていることになると思う。時間がないので紹介文は短めに。かわりといってはなんだが,けっこう印象的なブコメがついたことが多いので,それを紹介しながら。


1.大相撲八百長騒動について(2/16)
いろいろな義憤に駆られて書いた記事,と言える。少々言葉が汚かったり感情的だったりするのはそのせいで,今後気が向いたら書き換えると思う。別記事で後述したが,この記事に対して入った指摘として「最大の被害者であるはずのピュア層が魁皇に手拍子を送ることによって「互助」を支えていた。ピュア層には被害者面するなと言いたい。」は目から鱗であったことは,改めて強調しておきたい。
相撲関連では,次点として魁皇引退によせても挙げておく。べた褒めで締める記事が多い中,ここまで批判方向に踏み込んだものはおそらくあまりないと思う。


2.ピレンヌ・テーゼ考(3/15)
今年の歴史系長編というとこれだけ。もうちょっと書いたかなと思っていたがそうでもない。わりかし仕事が忙しかったところでエロゲに集中していた,とか言い訳しておく。


3.キリエ・エレイソン −キリスト教的に解釈するまどか☆マギカ(4/23)
キリエ・エレイソン(2) −魔法少女まどか☆マギカの私的解釈・感想(4/27)
これを自薦しないでどうするんだ的な。(1)については絵解きの要素を説に組み込めたのが,自分の特徴がでて良かったかなと。杏子とさやかの鏡合わせについては,本当にぶっさんに聞いてみたいところだ。偶然だとするなら奇跡的としか言いようがない。ブコメにあった「まどマギ=コード」については,本当にその通りだと思う。こじつけ具合的に。
(2)については,ネ右の書いてくれたブラスレイターとの関連記事で,ようやく締まったのかなと。一番重要な部分はブコメでハイキャンさんが見事に引用してくれているのだが,”確かに魔獣がいる世界での魔法少女は「理想をだいて溺死しろ」的であることに違いないのだが,まどかがやったことというのはむしろ「それを溺死だなんて間違ってる,貴女のことは私が弔ってあげる」でありまして。”というあたりで,これは世にあるまどマギ批判に一定の解答を出せているのではないかなと思う。


4.穢翼のユースティア レビュー(5/15)
今年はやたらとエロゲレビューに力を入れていたのだが,中でもがんばって書いたなと思えるのはやはリユースティアである。「素晴らしき日々」や,けなしてはいるけれども「仏蘭西少女」「G線上の魔王」も他のレビューではあまり見ないことを書けているんじゃないかなと思う。
特に「すば日々」は本来書くつもりのなかった倫理的観点からの文章は,リンク先と含めてよくまとまっているのではないかと思う。ただし,それぞれ異様な長文化傾向が見られるので,もっとすっきりした文章にしたい……


5.島耕作雑感(5/20)その後編
漫画批評を書き慣れてない中,それなりにまとまったのかなと。マンガ読みに褒めていただいたのが一番嬉しかった。


6.カオスラウンジ周辺諸問題について(7/31)
自薦せずにどうする的なその2。センター試験に潜む変態をかわして,我がブログトップの稼ぎ頭となった。いまだに「カオスラウンジ」の検索で飛んでくる人が多い。また,この年末になって玄米茶氏が復活し,全くおなじことをつぶやいていたのを見て,まあ普通はこういう風に分析するわなと,再確認した。「3.今後どうなるか」もおおよそ当たっていたようで,安心している。
これも,見事に1行で要約してくれたブコメがついてるので引用しておこう。「つまるところ現代アートの問題では全くなく、pixivの運営姿勢とカオスラウンジの力量不足、そしてなにより両者に誠実さが足りなかったことが問題」。これがわからずに,まったく見当外れな反論や主張も見ないではなかったが。


7.南北アメリカの歴史的相違点(8/6)
今年書いた記事で,伸ばす気もなく伸びてしまったものの筆頭。セルクマもしてない宣伝する気のなさである。「ブラックラグーン」に食いつく人が誰もいなかったのが,不思議と言えば不思議。ブコメにあった「アメリカ連合国が生き残っていたら」の場合の太平洋戦争は想像もつかないなぁ。


8.現代邦楽に関する議論について(9/1)
予想以上に伸びてくれて,またたくさんのお褒めをいただき,素直にとても喜んだ記事。しかし,kurukiraさんのまとめがなければこの記事はなかった。あらためて感謝するとともに,全てのtogetterはこれをお手本にすべきであると述べておく。


9.東方projectに関する一推察 特異点・転換点としての永夜抄(9/7)
これに関しては,その後の様々なインタビュー(特にフェブリの)を読むに,やはりこのようなことを考えていたということが確認された。こっそりほくほくしている。東方関連の次点としては,東方茨歌仙の要点がある。


10.ゆるゆり考察(10/20)
やたらと濃くてきもい語りである。しかしそれだけに,論考として読み応えがあると思いたい。今読んでてますます,やはり補足として「マリみて」の解説記事が必要だろうと思った。考えてみると極めて対照的かもしれない。新年に気合いがあればがんばろう。
  
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2011年12月27日

台湾紀行:故宮博物院

翠玉白菜というわけで,別記事で分けた故宮博物院である。無論のことながらすごかったし,満足したのだが,その満足の仕方は行く前と大きく異なっていた。私は言うまでもなく陶磁器と書画が大好きで,それを目的に行ったところが大きく,そもそも故宮の比重が大きくなければこの台湾家族旅行自体への参加をどうするかというのを悩んでいたと思う。しかし,ぶっちゃけて言えば陶磁器と書画についてはそこまで感動しなかった。すごかったのは,玉器と珍玩の類である。ああ,中国の真髄は玉石の文化なんだな,というのが今回の端的な感想である。

無論,陶磁器と書画のコレクションは素晴らしいものであった。古代から清代までの陶磁器がずらりと,質量ともに十分に陳列されていて,それはそれで十分に満足したのだが,何かショックを受けるほどのものであったかと言われると,はっきり言ってそうでもなかった。なぜなら,陶磁器については日本で質の高いものを十分に見られてしまうからだ。見慣れているから感動が少ないという至極当然の帰結であった。逆に言えば,普段からいいものを見させてもらっているんだな,と。

書画についてもおおよそ同様なのだが,質の面の話ではなく,歴史的価値の高いものという意味では,書画はまだ感動する所があった。李思訓に始まり巨然,荊浩,范寛,夏珪,元末四大家,董其昌,仇英,文徴明,清初の四王呉┐ずらりと並ばれていては,大口をあんぐりと開けてじっくりと見るしかあるまい。特に五代・北宋の大様式が大好きなので,巨然や荊浩が見られたのは嬉しかった。本当は郭煕の「早春図」が見たかったというのが本音なのだが,あれは展示期間が短くなかなか表にでてこないので,今回見られなかったのは仕方あるまい。書はあまり興味もなかったが,これも一つの機会なので今回はじっくりと見た。顔真卿,趙孟頫,蘇軾らがあった。家族に「これなんて読むん?」と聞かれて「ちょうもうふ」と答えられただけ,美術史を勉強してきたかいがあったのかもしれない。

金属器も書画と同じ評価である。見るだけなら東京でも,東博や根津美術館で見られるので目の保養にはならなかったが,歴史的な遺産が見れたという点では大きな成果であった。毛公鼎が見られたのは良かった。


さて,やはり特筆すべきは玉器,珍玩の類である。玉石と宝石の違いは,一言で言って透明か否かである,と説明していた。しかし,よくよく考えれば一般に宝石と言われるものでも透明度の低いものはあるので(トルコ石など),そう違いにこだわるものではないのだろう。トルコ石のほか,翡翠や瑪瑙も玉石の範疇に入ると思う。中心は翡翠,その中でも軟玉である。その歴史は古く,いわゆる「4千年前」からなのであるから,伝統の本道と言えるだろう。なぜ日本や朝鮮,ベトナムなどの周辺地域には伝播しなかったのかというと,やはり単純に取れなかったからなのだろうなと思う。日本で取れる翡翠は硬玉であり,加工には向かない。その至高の品で,故宮は世界に誇る珍品こそどう見ても白菜にしか見えない玉器「翠玉白菜」である(トップ画像だが一応リンクも貼る)。これを見るのには行列が発生するほどだ。ちなみに,近くのレストランで食事するとこの白菜をかたどったメニューが食べられる。

白菜



珍玩とは読んで字のごとくではあるのだが,材質が象牙や奇岩のものが多いことを考えると,広く「石の加工」こそが中国の伝統と言える。いや,どう見ても豚の角煮しか見えない肉形石のように加工していないものもあり,前出の翠玉白菜にしても人間の手による加工だけでできるものではないということを踏まえるに,広域の支配領域が早くから完成し,地方の珍品が中央に集められて代々伝えられていくシステムが古くから続いてきたからこそ,こうした玉器・珍玩が文化として成立しているのだろうなということを改めて考えさせられた。人間の手になるものなど,その時点で一段落ちるのだ……と言いつつ,象牙の加工品などは透かし彫りの超絶技巧なのだから恐ろしい。画像だとわかりづらいが,この容器は非常に薄い厚みしか持っておらず,透かし彫りから反対側の空間が見えるほどだ。


という感じで故宮の紹介を終えたいのだが,故宮博物院は意外と広くなかった,ということは述べておこうと思う。丸一日使っておいてなんだが,ルーヴルや大英・エルミタージュは一週間必要なのに比べると,丸一日で十分端から端までじっくりと見られてしまったような気がする。たとえば上野だって,東博の常設展だけでもじっくり見れば半日以上はかかるし,西美の常設展も加えれば,質量ともに割りと負けていないのではないか。故宮の場合,所蔵品自体は約70万点と非常に多いのだが,展示スペースがあれだけしかないせいで,なかなか表に出ない所蔵品もあるという。ポテンシャルをつぶしてしまっていて,非常にもったいないことだと思う。何やら今必死に拡張・分散しようとしているようで,2013年に完成予定らしいのだが,ぜひがんばってほしい。

  
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2011年12月26日

台湾紀行

12月中旬,仕事を一週間程休んで家族で台湾へ旅行に行ってきた。短期間である上にツアーであり,自由時間はそれなりにあったものの故宮博物院にほとんどの時間を使ってしまったため,ほとんど台北から動いていない。桃園空港から台北へ直行して,帰る日も台北から桃園空港へ直行したような形である。ゆえに,九份をはじめとしたメジャーな観光地にはあまり行っていない。ゆえに,この紀行文も主に台湾そのものの感触についてと,故宮博物院についてがメインになる。どうまとめたものかと考えていたが,時系列順にまとめるよりも特徴ごとにまとめたほうがよいという結論に至った。故宮については別記事にて。


1.台湾の中の日本

何よりも,恐ろしく日本化している。はっきり言って旅行中に海外を感じたことは少なかった。無論,台北市内中心だし日本人に接する機会が多いであろう場所中心に活動したからというのはあるが,それにしても。観光地では日本語が普通に通じる。無論つたないが,我々の英語と比較するにその差は歴然であり,明らかに観光客向けに勉強している。経済的にも,日本の資本が恐ろしく入り込んでいる。空港の自販機(CocaCola)からして「日本(で)大好評」と題してこれである。

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みずがめ座ってところが大変良く,思わず写真を撮ってしまった。市内では何よりもセブンイレブンが多い。街角ごとにあり,ガイドさんに聞くと「台北市内の土地面積あたりの店舗数は日本全体の平均よりも高い」そうだ。セブンイレブンよりは数が少ないがファミリーマートも進出していた。また,セブンイレブンは日本と名前が変わっていないが,ファミリーマートは「全家」と並記されていた。コンビニ以外では,台湾はバイク社会であるせいかHONDAとYAMAHAの看板はいたるところにある。あれは正確に言えば部品だけ輸入して現地で組み立てているそうで,輸入した部品がYAMAHAの物,という表示らしい。ハンバーガーは(日本資本ではないが)マック,モス,バーガーキングがあった。他もろもろ含めて,街並みを眺めているだけでも楽しいのは旅の楽しみの一つと言える。あ,そういえば本屋で灼眼のシャナ中国語版が普通に売ってたのが一番笑った。なぜそれだけ。それとは別に吉川英治の『三国志』中国語版が売られていたが,一種の逆輸入と言えるのだろうか。


2.気候

言うまでもなく台北は亜熱帯なので冬でも暖かかった……と言いたかったのだが寒かった。台湾のテレビを見ていた限り何やら行ったタイミングからクリスマスにかけて大寒波が来ていたようで,普段は12月でも日中の気温が15度以上はあるのに,その週は9度程度しかなかったという。おかげで日本と同じ格好をしていた。


3.食事

母親の趣味でフカヒレスープやアワビも食べたが,前から知ってたが高いだけで別にさしておいしい食べ物ではない。そもそも中華料理なだけなので,日本でも食べられるとまでは言わないが台湾でなくとも食べられると言えるだろう。小籠包は本当にうまかった。ちゃんと本場の鼎泰豊で食べた。

そんなことより甘味と果物である。台湾でメジャーな甘味として,豆腐(に近いもの)を用いた豆花(トーファー)がある。

豆花


食感は完全に豆腐だし豆花本体に味はほとんどないのだが,スープのほうが甘い。そして豆腐以外にタピオカやピーナッツを煮たものなどが入っている。この店のメニューには白キクラゲ入りも売っていたが,あれはおいしいのだろうか……。ひとまず,ピーナッツとタロイモはかなりメジャーな食べ物として認識されているようだが,食事なのかおやつなのかはあまり区別されていないようだった。朝ごはんにはピーナッツミルクが登場した。あれはあれでうまかったのだが,オレンジジュースや味噌汁から考えると,いずれからもえらい違いである。どうしてこれが定着したのかはやや気になるところだ。

果物も絶品で,どれを食べてもうまい。南国の果物はやはり持ってくる間に鮮度が悪くなるのかなと。やたらといろんなところで食わされるパイナップルとパパイヤとマンゴー。特にパイナップルはいたるところでパイナップルケーキとして売っており,試食を繰り返した挙句,結局職場はじめお土産のほとんどはパイナップルケーキとなった。パパイヤはパパイヤグラタンなる謎の料理を食べたが,「温めた果物はバナナにしろ意外とおいしい」の法則に乗っかりこちらもおいしかった。グァバ,パッションフルーツ,クコの実,蓮の実あたりも割とよく目にしたし,スーパーで売っているものもあった。スーパーのバナナは日本以上に投げ売り状態。


4.台湾の交通

台湾人と話すと「本土の連中の民度」をやたらと貶めす。これは私が話した台湾人が全員独立派だったということも大いにあると思うが,実際台湾人のいろいろなマナーは先進国に近く治安も良く,不快に感じるところはほとんどなかった。唯一の例外が交通で,交通マナーだけは名古屋とか大阪とかそういうレベルではなく中国・東南アジアに近い。ベトナム・タイに旅行したことがある母親が「あれよりはマシだけどあれに近い」と言っていた。バイクが多すぎて四輪車が少ないのが根本的な原因だとは思うが,信号は余裕で無視するわ車線はそもそも見てないわ,どでかいバスが無茶なところで曲がるわとやりたい放題で,よくもまあこれで事故が多発しないもんだと。

ちなみに,四輪車よりもバイクが多い理由についてガイドさんいわく「まだ経済的に完全に先進国なわけではなく,貧富の差も大きいから,中流以下はバイクしか買わない」んだそうで。
  
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2011年12月13日

味噌の国とは言うけれど

・【知る人ぞ知る】剣道経験者にしかわからないこと(BIPブログ)
→ 剣道部員あるあるスレ。「籠手を外した時の異臭」「足裏の皮が異常に厚くなる」「冬場は床が死ぬほど冷たい」「地稽古の時はわざと鍔迫り合いに持ってって朝飯の話」(=要するにさぼりである),「外部の指導者が来たときの絶望感(やる気のある部員はいいんだろうけど)」「試合中両目に汗が入ったときは死を覚悟した」などなど。
→ なかでもまさか「偶数だときつい」が出てるとは思わなかった。説明すると,部活動における剣道の練習は,原理的に一対一でしか練習できない剣道において練習相手の固定化を避けるため,二列横隊を作って適宜列を回転させながら進められる。ゆえに,部員数が奇数の場合,横隊から外れて休憩できる奴が出てくる。が,偶数の場合は休憩時間が存在しない。
→ 小手は下手な奴ほど後に残る痛さ。達人は一瞬超痛いけど残らない,が真理だと思う。
→ 「他のスポーツと違って運動神経が無くても意外に出来るけどセンスが無い奴は何年やっても初心者のまま 俺です」俺もです。「なぜかオタ率高い 硬派系のはずなのに」ですよねー。


・獅子は千尋の谷に落ちた子供を救助することが判明(GIGAZINE)
→ 無論,獅子とライオンは厳密には別物で,ライオンが子を助けるのは不思議ではない。それはそれとしても,この画像はおもしろかった。まず崖から落ちるってあんまりないだろう。
→ 他の人のブコメにあったが,母親同士連携してるのがおもしろい。2枚目の母ライオンの焦っているような表情がすばらしい。所詮ライオンもネコ科。かわいい。


・度胸とハッタリだけで15匹のライオンから堂々と肉を盗む3人の男性(GIGAZINE)
→ 同じくギガジンから。ドロボー族ってすごいなw。日本語との偶然の一致にブコメが湧いていた。
→ おっさんの自信満々の表情がかっこよすぎる。


・東方神霊廟キャラ人気投票順位予想(2ch東方スレ観測所)
→ けっこうキャラ人気では苦戦しそうな神霊廟勢。みみこが20位以内には入らなそうな雰囲気がする。どころか布都に勝てるのか?
→ とじこは案外とがんばれそうな。あとにゃんにゃんもまあ30位前後にはいそう。マミさん,よしか,ぎゃーてさんはしんどそう。
→ あー,お前のような1ボスがいるかさんは普通に10位前後でしょうね。新キャラが彼女に勝つのは想像できない。


・うどん県へようこそ
→ 香川県のいじられすぎて吹っ切れた感。群馬も吹っ切れてたしね。公式サイトの本気具合がやばい。
→ 後日のニュースで知ったが,宛名が「うどん県」でも届くようになったらしい。GoogleIMEも「うどん県」で一つの単語として認識するようになってしまった。なんかもういろいろひどい。


・ロシア文学のような口調で雑談しませんかね?へ、へ!(ワラガブログ VIP)
→ ロシア文学というよりはドストエフスキーという気がするが,雰囲気はよく出ている。
→ とりあえず進歩派・西欧派と保守派が対立している的な。新思想は嘲笑される。「へっへっ」「もううんざりだ!」「ああ、こりゃ参ったな。」「これまた神に誓って言いますがね・・・」「ここだけの話ですがね・・・」「役人どもは好き勝手言いますがね」etc。
→ 「カメヤマー・ペートロビッチ」w


・Google Ngram Viewerが決める史上最強の哲学者はプラトンだった…と思ったら (読書猿Classic: between / beyond readers )
→ これはおもしろい。それぞれのお国柄が出てる。というか出過ぎ。ドイツならカントとヘーゲル,フランスならデカルト。これは自分の国の哲学者が好きということか,それとも自国の言語は読みやすいという単純な理由か。
→ 記事主も書いているが,こんな0.01%以下でも綺麗に有意な差が出るもんなんだなぁ。


・数学教師「バカ正直に計算して合ってたのはお前だけだ」(Twipic)
→ 確率の問題をゴリ押しで解いていた俺でもさすがにこれはないわ……と思わずコメントしてしまったが,考えてみると3の倍数だからこれくらい計算できる気もする。
→ これは途中で計算ミスってるらしいが,「それでもちゃんと答えが出るところに対数による計算簡略化の可能性を見る」というコメントに目から鱗。確かにその通りだ。この対数の問題だって結局小数点5桁以下は切り捨ててるわけで。
→ 確率は樹形図書いて数えますよね!他の問題は速攻で解いて時間余らせるのが定石。確率苦手な子は大体において計算問題は得意である。両方苦手な子は……数学自体が苦手ってことで諦めて。
→ ちなみに,私は東大の二次も確率問題は(1)だけ解いて(2)は白紙で出した。終わった後予備校の解答を見たが,(2)は解き方すらわからなかった。それでも計算問題ができれば東大は受かります。


・東方の小悪魔は何故パチュリーの使用人みたいなイメージなのか(2ch東方スレ観測所)
→ 小悪魔かわいいよ小悪魔。
→ 司書イメージは完全に服装のせい。そしてドット絵のせい。二次では完全に優等生扱いか,変態・淫魔扱いのいずれか。あるいはその両方か。
→ 無論ねちょ的ご都合もあるものの,パチェがいじりやすい性格をしている影響というのも多大にある。結果的に小悪魔が攻めになりやすく,名前の通りの働きに回帰していることもしばしば見受けられる。
→ 三次創作ここぁまでいくともはやわけがわからん。神主に認識されているキャラなので(東方麻雀的に),そこまでぶっ飛んだ架空キャラでもないのがまたややこしい。
→ あと,小悪魔はロングスカート派です。ロングのほうがかわいい。  
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2011年12月11日

群青の空を越えて レビュー

本作に対する私の評価を一言で言えば,V字型の盛り上がりであった。より正確に言えば,最初の若菜・加奈子ルートはおもしろく,最後のグランドルートもある程度持ち直したが,間の3ルートがどうにも評価しづらい,という。

エロゲ批評空間では「オールクリアに価値あり」POVに投票が入っているが,個人的には正反対で,前半と後半があまりにも別ゲーすぎ,つながっている雰囲気が感じられなかった。おそらく『かにしの』程度には別ゲーに感じた。本作はいわゆる架空戦記ではあるのだが,6ルートあるうち,前半と後半で大きく毛色が異なる。前半3ルートは軍事メインの話が続き,これらをクリアしたところで新たに2ルートが解放され,最後にグランドルートが解放される。後半3ルートは政治中心の話になる。この舞台としての軍事と政治に衝突があったのではないか。

どうしてこうなったのか,大きく原因を2つ挙げてみる。まず,本作のメインテーマは「人の生き方と社会・政治のかかわり」であり,主人公はそれぞれのルートにおいて周囲からの影響を受け,戦争観や人生観・死生観を変えていく。これがスムーズに変わっていけばよかったのだが,なかなかそうは感じられなかった。これは,単純に特定の個別ルートの失敗に原因があるのではないか,というのが1つ目になる。本来であれば,主人公が戦争の大義について葛藤する様子を描く間の3ルート(美樹・夕紀・圭子)が,軍事ルートから政治ルートへの橋渡しになる予定だったのだろうが,これが今ひとつ機能しなかったのではないか。短すぎて不十分だったのではないか。

もう一つは,基礎設定についてである。メインテーマとは別に本作の主要部分にあたり,おそらくライターが最もやりたかったと思われるところは「関東と関西が対立していて,かつ関東が劣勢で,主人公は関東側の人間」という設定であろう。この設定を立てるための理論付けとしてならば,「円経済圏理論」は十分に有効であった。この引き起こしたい目標の現象そのものについてはぶっ飛んでるとしか言いようがないが,これを実現するために持ち込んだ円経済圏理論やそれに付随する歴史改変は非常によくねられており,少なくとも前半3ルート=軍事パートを遊ぶ上では破綻が見えなかった(もしくは,気にならなかった)。

しかし,政治ルートに入ると軍事ルートでは目立たなかった基礎設定の無理がどうにも浮上してくる,というのが2つ目の原因である。一つ具体的な例を挙げると,政治的分裂に全く執着のない中国なんてものは相当大きな歴史改変を行わないと不自然であるが,本作では枝葉末節として流されている。これで思いっきり矛盾でもしていればおもいっきり批判できるところなのだが,比較的幸いなことに「円経済圏理論」そのものはかなりしっくり組み上げられているがために,そこまで悪くもないのである。結果として,無理してる感・不自然感は終始漂っているものの,ルート一つ一つが短く物語が急速に動くため,具体的・抽象的な有象無象の疑問がなんとなく頭の中にひっかかったまま流されてしまった。そして,物語に乗れないままグランドルートまで行き着き,そのグランドルートにもそのまま突っ切られてしまったため,不完全燃焼で後半3ルートが終わってしまった。

無論,メインテーマである「人の生き方と政治・社会のかかわり」を描くために後半3ルートが必要で,つまり軍事から政治への舞台の転換が必要だったことは理解されうる。しかし,ではその橋渡しのための真ん中3ルートほどの描き方が十分だったかという点と,円経済圏理論がそれだけの説得力を持ち得たかという2つの根本的原因に戻ってきてしまう。そもそも,このメインテーマと,明らかに軍事趣味的事情で設定された「関東劣勢」の特殊な日本分裂舞台設定がマッチしていたか,という点で,本作は疑問である。このことをtwitterでつぶやいたら「あの作品は筑波でグリペン飛ばしたかっただけじゃね?」という揶揄が入ったが,それはそれで円経済圏理論なんて壮大な設定を組む必要性があったのかという別種の問題が浮上する。


とかまあ文句はつけてしまったが,若菜・加奈子ルートはおもしろかったし,グランドルートもそれなりに持ちなおしてくれたし,総合的な印象としては悪くない。及第点的に75点くらいはあげられるだろう。なお,専門知識や歴史知識が必要なエロゲーに挙げられているが,むしろ必要なのは史実が改変されている箇所についての知識で,たとえば史実よりも大和朝廷による統一が遅れ,結果史実よりも弥生人と縄文人の違いがくっきりできてしまったこと。最終的に日本の統一は江戸幕府までかかり,よって明治政府は史実よりも「日本人」意識を作るのに苦労していること等々。逆に言って,「本作を不自然なく成立させるためには,本作で語られていない部分については,史実とどのような違いがなければならないか」という妄想をするのは,それなりに楽しい。これも一つ本作の楽しみとして上げてよかろう。

以下ネタバレ。
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2011年12月10日

大相撲:2011年のまとめと来年の展望

を書いておく。

組織としては2010年,2011年と激震が続き,本場所中止やら表彰自体やら技能審査場所(笑)などが続き,いよいよ来年は平穏にいきたいところだが,不安材料はまだまだ残っていたりする。まずは何より年寄名跡問題である。一応は売買の禁止を徹底させ,かつ現在の保有者が定年退職時に協会が功労金・退職金という形で買い取るという形での決着を目指すようだ。しかし,購入直後のものがいて完全な解決が30年後に持ち越される,また公益財団法人には「(特定の)関係者に対し特別の利益を与えない」という規定があるため,買取り案はこれに引っかかるのではないかという意見がある。

加えて,年寄名跡買取で協会が用意できる資金は頭4〜5千万円程度だが,名跡の売買は場合と状況により大きな開きがあり,親族や明確な後継者であればもっと安く取引もされるだろうが,逆に高き時は億単位の値段がつく。以前裁判になったときは1億7500万円と査定された。買取金額は一律になるであろうが,場合によっては予算不足,もしくは買取のために協会が破産するという本末転倒な事態も予測されうる。そもそも定員105名という固定がおかしく,「十両と幕内通算20場所以上」で獲得資格が得られるため,どうしても獲得資格があっても購入できずにあぶれるものがいる。あぶれればどれだけ実績があっても協会を追い出されるしかないから,朝青龍や曙のような例も出てくる。ゆえに高騰するのは必然であろう。

それで,親方一人にかかる責任は以前よりも増しているのだから矛盾している。ほっといても人が育つ時代ではない。時代が変わったのだ。名跡廃止を実行するのであれば,協会買い切りなら一律の金額で行い,かつ一斉に行うべきであろうし,同時に「幕内在位20場所」を最低ラインにするなどの獲得資格の引き上げと,そのかわりに定員の撤廃を行なって「廃業・解雇以外の引退後は名跡なしに,自動的に親方になれる」よう制度を改革していくべきだ。

その他,まだ反社会的組織と完全に手を切ったのか怪しいと思うし,そろそろ監視の目を光らせないと十両互助会が復活しそうな雰囲気もある。2012年の年内には理事選があるので,理事選の制度も変えないとひどく非民主主義で閉鎖的なのは間違いない(場合によっては一門の実質的解体も視野に入るだろう)。土俵上の話をすれば,「待った」と立ち会い不成立のひどさがしゃれにならない状態のまま慢性化しており,改善は急務である。というようにむしろ問題は山積しており,今から戦々恐々としている。もう場所中止とかやめて欲しい。


以下は個々人について。

・横綱・大関陣
白鵬:
5場所中優勝4回と圧倒的ではあるものの,昨年・一昨年の86勝4敗(勝率.956)から見ると今年は66勝9敗(.880)と負けが込んでいる。内容としても昨年よりは明らかに下がった。初場所は14−1ではあるが内容が悪く,5月は13−2,7月は優勝を逃し,9月も13−2で,良かったのはせいぜい最後の九州場所くらいである。本人も「優勝争いに悪い意味で慣れてしまっている」と言っており,九州場所では稽古も足りていなかったようで,先行きは不安である。しかし,白鵬が不調だからこそ新横綱が誕生する可能性もあるわけで,多くの好角家の心情は複雑であろう。
把瑠都:伸び悩んだ,というか伸びがなかった。雑な相撲が多いのが最大の敗因であり,「大関にしていまだ相撲を覚えていない」のは偉大とさえ言えるかもしれない。まだ若いし,来年にこそ期待したい。なんだかんだ言って,今の大関陣で横綱になる希望が持てるのは把瑠都と稀勢の里の2人しかいまい。
日馬富士:年に1回優勝し,優勝争いに絡まずともたまに白鵬を倒して場をかき乱すのが彼の役割であろう。膝の爆弾が治らず引けないという弱点は,魁皇の腰同様引退までごまかしてやっていくしかない。勝ち星が安定しないのなら,内容で魅せて欲しい。
琴欧洲:来年は一回くらい優勝しようね。安美錦が上位にいないタイミングにでも。直近6場所の成績は40−38−12。在位35場所の大関通算勝率は.599と6割を割ったが,これは引退時の千代大海の勝率と同じであり,36場所で引退した朝潮の.592にも近い。これより低い勝率は短命大関にしかなく,データ面だけ見て考えると状況は非常にまずい。
琴奨菊:年初に書いた今年の展望では「大関取り予想7人中6位」などど書いてしまい申し訳有りませんでした。でも「もはやがぶり寄り一本でどこまで勝てるのかにチャレンジしていただきたい。」というのがそう判断した理由であって,上がれた理由はがぶり寄り以外の技がうてるようになったからだと思う。優勝は無理でも60−30くらいで年間過ごせるんじゃないかな。
稀勢の里:正直未知数。長年稀勢の里のことは観察しているが,来年の稀勢の里のことは本当にわからない。早期に陥落しないことだけは祈りたい。

三役陣
……琴奨菊・稀勢の里昇進により,鶴竜以外の大関昇進可能性が激減してしまった感。
その意味で,ノリノリでこの項目を書けた今年の初場所中は希望があったんだなぁと。
鶴竜:後期に入ってようやく長期に渡るスランプを脱したかなと思ったところで琴奨菊・稀勢の里に連続で先を越され,大関取りが極めて困難な情勢に。この点は九州場所総括で書いた通り。鶴竜がその壁を破って大関取りを果たすか,はたまた琴欧洲か稀勢の里が陥落してその道が開けるか,もしくはやはり来年も上がれず若の里化してしまうのか。来年の台風の目である。相変わらず大関候補筆頭ではあるのだが,器用貧乏の欠点が直っておらず,実力的にあと一歩感が若干ぬぐえない。直近6場所成績では56−34で,平均値からいくと大関取りには足りない。
豪栄道:一応大関取り候補順に書いているのだが,絶望的すぎて2人目の選定に非常に悩んだ。のだが,彼を上げておこう。昨年はケガと賭博騒動のコンボで一度十両まで落ち,そこからの再起となったが,それは見事に果たしたといえよう。前頭5枚目以下なら10勝でき,小結でも5勝程度にはまとまるようになった。立ち会いの弱さと腋の甘さを解決できれば,押しも強く技もあるので一気に伸びる。
豊ノ島:今年1年ほぼ大勝大敗なく,番付運に恵まれたとはいえ小結〜前頭2枚目の3枚分の上下だけで過ごした安定感は高く評価できる。小結3場所は鶴竜に次ぐ成績。にもかかわらず大関取りの雰囲気が全くないのは年齢のせいで,来年には29歳。来年も小兵らしい活躍を期待したい。
栃煌山:昨年は関脇を2場所務めもろ差しを必殺技に活路を見出したが,今年は進化がまるで見られないままエレベーター化し,九州場所にケガをして休場した。うかうかしていると栃ノ心とともに栃乃若に抜き去られる可能性もある。
栃ノ心:今年の戦績は2枚目で惨敗→6枚目で大勝→小結で惨敗→4枚目で勝ち越し→2枚目で惨敗。非常にわかりやすいエレベーターであった。伸び悩んでるというか,研究されたせいで,以前は左上手を取れば上位でも通用したのに秋・九州あたりでは取れても勝てていない。大関とかいう話ではなくなってしまった雰囲気がある。まだ24歳なので,再来年以降にチャンスはある。
阿覧:栃ノ心と全く同じ問題を抱えているのが阿覧で,膂力十分以外の特徴がこれといってなく,寄り切りと立ち会いの変化以外に勝てる技がなく,研究されつくした感さえ漂う。敢闘賞2回に新関脇だった昨年に比べると小結1回で負け越し4回という寂しい成績。来年28歳,そろそろ限界か。


平幕以降は以下に。
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2011年12月07日

非ニコマス定期消化 2011.9月上旬〜10月上旬

特にイベントもなく,アイマスに忙しかった時期なのでこっちはそんなにマイリスしたものがない。




一人女々しくもなければビジュアル系でもない方が。



レミさんかとおもいきやそんなことはない。道交法に引っかからないように工夫がされているらしい。ちゃんとナンバープレートもついてるし速度も遅い。そりゃ皆写真撮りますよ。その場にいたら俺だって撮る。



本当に1分半でわかるから困る。むやみに楽しそうなところがポイント高い。



するよの人。霊レミおいしいです。



おぜうさまの優雅(笑)な午後の過ごし方。



カップリングが無数に作れるのが東方の良いところですよね。



同作者の。定番のゆかゆゆ出会い編(通称「はじめまして」)だが,fragileの歌詞にあわせてあるのが非常に良い。



ヒテッマン動画。バグドラクエ5こと,はるおの大冒険もとうとう完結。NTR,パパスの手紙,画面崩壊と最後の最後までひどい。結局,ビアンカとフローラ,どっちと結婚したのかは謎に包まれたままである。エンディングのスタッフロールの部分は,いつもの名場面集が流れる。



今まであまり見なかった,縛りプレーでも普通のプレーでもない,じっくりやり込み型のゆっくり実況。特にモンスターからのドロップアイテム制覇という項目のせいで,とんでもないことに。プレー時間が膨大にかかるため失踪が心配されているが,現在のところ定期的な投稿が進んでいる。プレーの内容だけでなく,しゃべりもおもしろい,楽しめる動画。
  
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2011年12月06日

啓蒙主義者としてのゴヤ

pic_01西美のゴヤ展に行ってきた。混んでるかなと思ったが意外と空いていた。目玉は《着衣のマハ》だが,残念ながら《裸のマハ》がないため若干片手落ちではある。しかし,両方貸し出すということをプラドは許さないであろうから,この点に文句をつけるのは禁句であろう。

ただ,それはそれとして,毎回西美の企画展では特に思うのだが(前回のレンブラント展もそうであった),素描・版画が多めなのであれば宣伝の時点ではっきりとそう書いて欲しいと思う。そうかどうかで期待値が大きく違うのである。今回の場合は圧倒的に版画であった。ただまあ,ゴヤの版画はカリカチュアが多いので,期待した方向とは別方向でそれなりに楽しめたとは言える。ゴヤのすごいところは《1808年5月3日》のようなド直球も描ければ,《戦争惨禍》に代表される皮肉や諧謔の効きまくったものも描けるという点にあると思う。もっとも,《戦争の惨禍》は大半が西美の所蔵品であり,ある程度常設展で見れてしまうので,今回の展覧会内部ではそこまでの価値を感じない。プラドから来ていたものとしては,魔女関係のものがおもしろかった。何やら一時期小二病に罹患していたようで,おならにやたらとこだわったらしき作品がいくつかあり,思わず笑ってしまった。

今回,啓蒙主義者としてのゴヤが非常に丁寧に説明されていたのがとても勉強になった。ゴヤという人は美術史学上の分類が難しい人で,まあ大体はロマン派に分類するのだけど,それだけでなく宮廷画家としては一昔前のロココ様式の要素を持ちあわせており,同時に現実への批判者としては後世の自然主義的な要素も持つ。これを思想的に見ると,確かに啓蒙思想から彼自身の性格とフランス革命を経て,現実社会への批判へ向かったというのはしっくり来る。一方で,非常に世渡りの上手な人であったことはよく知られており,でなければ宮廷画家をやりながら現実への風刺画を描くなんていうことはできまい。《着衣のマハ》・《裸のマハ》制作の廉でイエズス会に目を付けられたときも,革命後の政権に取り行ってやり過ごしている。その割に出世が遅かったのは芸術的革新性が高すぎたせい,とも言われている。

さて,その《着衣のマハ》である。有名ではあるが一応説明しておくと,《裸のマハ》はマネの《オランピア》の先駆けとして名高い。すなわち,本作は古典を題材にしていないまま,図像だけ伝統的な寝そべる美女を範にとっている。特に「裸」は古典によらないものは破廉恥とされていたため,当時の西洋美術の規則を完全に破った作品といえる。《裸のマハ》の数年後に,カモフラージュとして制作されたのが《着衣のマハ》とされているが,結局は両作品同時に明るみに出てしまった。また,カモフラージュというよりは「着衣」と「裸」を見比べることで,より両作品がエロティックに見えるから,という説もある。ただし,《オランピア》は娼婦ということを明示しており,かつサロンに出品したものだが,それに対し《マハ》は注文者の私的な部屋に隠されていたものが,ナポレオン戦争の煽り注文者が権力の中枢から失脚して発覚したものである。ゆえに,《オランピア》ほどの意義は認めがたいものの,50年時代が早いことや,フランスよりもスペインのほうが裸に対する御法度が厳しかったことを考えると,十分挑戦的とは言える。冒頭で,仕方ないながら今回の展示が「着衣」のみで片手落ち,としているのはこうした史的意味合いがある。文句ばかりつけてもしょうもないので,がんばって《裸のマハ》を脳内で再生しながら見たが,なんというかこう,本作のエロさは腰のクビレが命だなと感じた。基本に忠実とも言える。

しかし,スペインの奇才輩出はなんなんだろうか。ゴヤ→ピカソ→ダリと全員特徴的である。
  
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2011年12月05日

25周年記念展示

201112021823000ぼけっとブログを書くのをさぼっているうちに会期が終わってしまったが,twitter友達の森ビルのドラクエ展に行ってきた。仕事終わりに地下鉄の六本木駅で集合し,そこから森ビルへ。まぬさんが「六本木なんてアウェーはダメージ床みたいなもんだからトラマナも唱えられないしさっさと行きましょう」と言っていたが,残念ながら私的にはホームである。森ビルが一番行き慣れていない部類で,ミッドタウンも新美術館も通ってるからなぁ。森アートセンターの入り口をすいすい案内するとまぬさんが驚いていたが,まあそういうことです。

まずチケットを買うところで値段設定に疑問を持った。1800円自体はまあ美術館として飛び抜けて高いわけではないが,展望台と森美術館の別の企画展と強制的にセット販売であり,その結果として1800円なのである。観客の大半は,展望台はともかく森美術館は見てないと思う。ドラクエ展を除いた森美術館+展望台のお値段が1500円であることを考えるに,ドラクエ展は300円とは言わないが,森美術館を除いて展望台+ドラクエ展だけのチケットを作り,1200円くらいで販売したほうが観客としてありがたかった。まあ,終わってから文句をつけてもしょうがない。

52階(さしずめ天空への塔であるがあれでも52階はない)に上がって早速ドラクエ展へ。前半は実物大モンスターの模型と各作品のプレイ画面スクリーンショットの展示。SSはうまく選ばれている感じ。思い出の場面からあまり見ないけど有名な場面(「さくやはおたのしみでしたね」的な)まで。実物大モンスターも有名所がそろっていたが,実物大というにはゴーレムが小さすぎないかと。スライムナイトあたりと大きさが変わらず,あれではメルキドは守れん。実物大というからにはイメージ通りの大きさで作って欲しいと思うが,現実問題あまりにでかすぎると展示に支障があるし,肝心の竜王のインパクトがなくなっちゃうんだろうな。写真はドラキー。

このゾーンを抜けると竜王との決戦。案内係のテンションが高くておもしろかった。竜王との決戦は数十人ごとに区切られて行われ,そこから入り口で選んだ職業(戦士・武闘家・僧侶・魔法使い)ごとに一人ずつ選ばれてステージに上り,代表して竜王と戦うという形式。観衆のテンションが低いと単なる羞恥プレーだが,我々のときは自分ら含めてそれなりにノリノリで,まあそこそこ冷めないまま竜王との決戦を終わらせることが出来た。職業ごとにひとりずつ選ばれる時,僧侶が一番多く,魔法使いが一番少なかったところに日本人の性格が垣間見えたような気がしないでもない。皆堅実なプレーをするんだろう(私も僧侶を選んだ,まぬけづら氏は武闘家)。なお,最初の実物大モンスターに紛れてちらほらと紋章が隠れており,これを集めることで最後に「勇者の証」を貰える。次回来たときにこの証を見せると,この竜王との決戦時に第五の職業「勇者」としてステージに上がれる。会期の終わり際なだけあって,我々のときにはこの「勇者」がいた。名乗りでたときには会場から驚きの声が漏れた。


竜王を倒すとドラクエの歴史を眺める展示がずらりと並んでいる。すぎやまこういちの手書き楽譜,堀井雄二の最初期の設定の手書きの原稿や,その堀井の至極適当な絵を鳥山明が清書し,それがドット絵になる過程など。堀井の絵のひどさもさることながら,鳥山明の想像力がやはりすごい。そして各作品のポスターやパッケージも展示されていた。改めて見ると鳥山明の絵はかわいいなと。ムーンブルクの王女やドラクエ3の武闘家とか今見てもかわいいのは本当にすごい。5のところではまぬけづら氏といつものビアフロ論争が勃発しそうであったが,いいじゃんか息子と娘の髪が青くても。試遊コーナーもあったが当然全部埋まっていた。4はえらい低レベルでキングレオと戦ってぼこぼこに負けていたが,こういうとき引継ぎプレーは厳しい。

関連商品コーナーでは,その昔たまごっち全盛期にスクエニが血迷って販売していた「スライム歩くんです」が展示されていた。「実は持ってたんですよ」というとまぬさんに「DGさんモンスターズはやってないのにこっちは持ってたんですか」などと言われてしまったが,その通りすぎてぐうの音もでない。血迷って売ったスクエニもスクエニなら,血迷って買った私も私であろう。中1だったかな確か。バトエンも展示されていた。こっちは私がやっておらず,まぬけづら氏は当時やっていたそうだ。学校ごとに持ち込み禁止になったりしてたな。転勤族だったので,各地で実情が違ったのを思い出し懐かしくなった。

最後にドラクエ10の宣伝。どうせ9もやってないしWiiを持ってないので買う気はしなかったが,正直購買意欲をそそられる宣伝であった。客観的に見てオーガ族女が一番かわいいということで二人の意見は一致したが,「いやでもウェディの女も捨てがたい」と言うと,すかさずまぬさんに「髪青いですもんね」とつっこまれた。その通りすぎてぐうの音も(ry
  
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