2012年09月28日

非ニコマス定期消化 2012.6月上旬〜7月上旬

いたスト回。



まず,DS版で1ゲームで資産カンストTAS。これだけ手間かかってそうなのに,追記回数は約9000回程度で案外と少ない。



こちらはいたスト2(SFC版)から。2ターンキルとかできるもんなんだなと。いたストはランダム要素が低いのでTASしづらいかとおもいきや,逆に追記回数が少なくて済む模様。



同じくいたスト2のトーナメントゲームのTAS。まっとうなスピードランになっている。





業者はどうしてゆっくりを使おうと思ってしまったのか。しかも,これが聞きやすくて人気を得ているだけで,ニコニコ動画上にけっこう類例があった。ゆっくりを使おうと思った業者が何件かあることにもびっくりである。タダで使えるからとかそういうことなのか。



サッカーに詳しくない私にもわかりやすい,ひきつけとボールの動きの動画。シュートを打つ人の動の動きと,それを作り出すための周囲の動き,そして空間に放り込まれるパスと,見ててとても気持ちがいい。



とてもニコニコらしくて良いとおもいます。



にがもん式三姉妹でダンス。



この子はとてもかわいいし,ちゃんと踊れている。そしてこの曲で踊っている人はとても珍しい。なぜに伸びていないのか。


Fate/ZeroMAD2つ。



アゾット剣シリーズの続編。展開は完全に予想できるのだが,それだけにひどい。そしてラストは……



ζ*'ヮ')ζ<ゆえつ
  

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2012年09月27日

日馬富士横綱おめでとう

横綱誕生である。正直に言って失敗すると思っていたので,意外な展開であった。日馬富士の力量については先場所・今場所を見ていれば完璧ではないにせよ,認めざるをえない。ただし,あまり先場所の評価を変えるつもりはない。「好調であれば下がらず,下がらなければ圧倒的に強いが,下がればあっけなく負けるし不調時はずるずると下がる。そして好不調の波が激しい。」こう,2場所好調が続くとは思っていなかったが。ただし,やや太っており,その分重さに負けて吹き飛ぶシーンは少なくなり,前に出やすくなったというのは地力の強化と言ってよいだろう。その意味では,今場所は先場所よりも強かった。

一方で,相撲ぶり自体はなんら変わっておらず,今後成績が安定するともあまり思えない。まあ,朝青龍や白鵬のように圧倒的なばかりが横綱でもないので,その意味ではぽちぽち大関に負けて場所を盛り上げつつたまに優勝するという,久しぶりの横綱誕生と言えるかもしれない。直近二人の横綱が両方圧倒的過ぎて,横綱のハードルと責務が随分と上がってしまった感もあるので,彼の昇進はとても意義深い。嫌味抜きに肩の力を抜いてがんばってほしいところである。

で,やはり心配なのが「ドルジ2世」の呼び声高い立ち居振る舞いの面だが,これについては前回長々と語っているので,そちらにリンクを張るとともに短く引用しておく。”日馬富士の素行はダメ押しや私情の発露という点において朝青龍よりもなお悪く,大相撲という枠を越えてあれはまずい。””日馬富士がなんかやらかしたら,状況的に朝青龍のときとは比ではなくダメージが大きいわけで,今から杞憂ではあるだろう心配をするだけのことはあるのである。”

今場所全体の出来としては並ではあるのだが,先場所が平凡としていたのに比べるとてんでダメな相撲と見応えのある相撲の差が激しかったためなんだかんだ言って見飽きず,優勝争いもおもしろかったので中の上としておく。前半は誤審もあってどうなることやらと思っていたが,なんだかんだ言って持ち直した。

さて,むしろ今場所指摘しておくべきは,立ち会い制止の恣意性と誤審についてである。前者は今場所に限った話ではないが,悪い悪くない以前の問題として手つきの基準があまりにも曖昧すぎる。行司や審判によって止めたり止めなかったりがありすぎるので,見ててイライラする。「阿吽の呼吸で立つのだから」と明確な基準を作るのを嫌がっているようだが,現状が続くようならそれは単なる怠慢であるので,いっそのこと作ってしまえと言いたくなる。誤審はここ最近やや気になるものが場所に数番あった程度であったが,今場所は初日と3日目の把瑠都が絡む取組2番と,とうとう弁解できないものを出してしまった。さすがに4日目以降は気をつけるようになったが,今度は物言いが乱発され,進行がしばしば止まり,さすがに多すぎた。誤審で休場させられたに近い把瑠都にはなんらかの補償があってもよいし,審判団は内々でよいので処罰があってしかるべきである。なければ,また身内に甘いなどと言われても仕方がない。

なお,初日の誤審については鏡山審判長は「流れは魁聖で,把瑠都の体の半分が土俵から出ていたから物言いをつけなくとも問題ないと思った」と弁解していたが,どう見ても把瑠都の体は生きていた。また,この理屈が通るなら尚更逆パターンである三日目の把瑠都は勝ちである。誤審を認めず,このようなどうしようもない弁解をしたことは覚えておく。土俵を良くする前に,砂かぶりに座っている方々をなんとかしたほうがいいのではないか。



日馬富士以外の個別評。白鵬は前半調子良さそうであったから,久々に全盛期並みの相撲が見られるかとおもいきや,十日目の栃煌山戦の敗戦を見るに,やはり長期的低落傾向の継続は否めない。日馬富士に取って代わられることはないだろうが,こんな感じで前半無敵・後半は運次第で優勝という場所が長期的に続きそうな気がする。しかし,13−2はなんら恥じるところのない成績で,相変わらず連続記録・通算記録系の記録が伸び続ける恐ろしい安定性である。今場所作った記録としては,幕内通算600勝の所要50場所は,これまでの最速北の湖53場所を抜いて最速とのことである。

大関陣。3人休んだが,上述の通り把瑠都は同情できる。琴奨菊は事故であり,これも同情の余地があるし,彼なららくらくカド番を乗り越えるであろう。琴欧洲は,もはや批判するよりも憐れむ段階に入っており,なんかもう陥落せずどこまで取れるのかを暖かく見守りたい。出場した2人のうち鶴竜は前半好調で,優勝争いにかかわらない程度に台風の目になるかなとおもいきや,白鵬・日馬富士にはあっさりと負けてしまい,アテが外れた。とはいえ11−4なら文句のつけようがなく,ややバタバタとした立ち会いが見られたものの,少しずつ緻密な相撲が戻りつつあるのではないか。稀勢の里は10−5で,負けた相手を見ると納得もするのだが,あまりにも存在感に欠いた。中日まで8連勝で11日目まで優勝戦線に残っていたはずなのだが,振り返ってみてもそんな記憶が全くない。


関脇・小結。関脇は珍しく二人とも勝ち越しである。新関脇妙義龍は勝ち越せると思っていなかっただけに驚いたが,確かに内容がよく,地力の成長が確実に見られる。「来場所も勝ち越せれば本物で,数年後には大関であろう。」と前回の評に書いているが,勝ち越しどころか10−5である。第二の稀勢の里にならなければ,数年どころか来年や再来年も十分ありうる。押しても取れるし組んでも取れ,体勢が良いのが技能賞の大きな理由となっているが,(妙義龍が)徹底して投げないのはやや気にかかる。この点は,私が以前は妙義龍の技能賞にイメージがわかなかった理由であろう。もう一人の関脇豪栄道も悪くはなかったが,正直印象はない。碧山は全廃しなかっただけマシ。「できれば来場所は論評できるような印象に残る相撲をとってほしい。」と書いていたが,残念ながら今場所も論評しがたい相撲であった。栃ノ心も特になし。

前頭上位陣。魁聖は負け越したが,7−8であり十分であろう。栃ノ心と右四つがっぷりに組んで勝った一番が印象的で,栃ノ心の左上手といえば上位でも脅威であるはずだが,正面から勝ったというのは魁聖も上位陣の仲間入りということだ。他にも豪栄道に投げ合いで勝つなど,上位で完全にまともな相撲がとれている。来場所に期待を継続して見ておく。松鳳山も7−8で見所はあった。潜って突き起こす相撲が威力を発揮していたが,一方普通に突くだけでは威力不足ではたき負けたり組まれたりして負けていた。これで潜るタイミングが読まれるようになると辛いが,来場所どうなるか。

阿覧はなんかもう逆にすごい。エレベーター道を行けるところまで突き進んでください。豊ノ島は,彼にしてはややもっさりした動きが多かった。まだ29歳だが,そろそろ年齢がきついか。豊真将と安美錦はフルで上位陣と当たっているのに勝ち越していた。なぜこれが三役のときにできないのか,もったいない。こんな番付で大勝しても上りエレベーターと変わらなくなってしまう。

前頭中位。舛ノ山は8−7という星ではあるが印象は良い。果敢に攻める押し相撲で,否が応にも面白い。肺が生まれつき小さく長期戦には限界があるという大きな弱点はあるものの,応援したい。逆に隠岐の海は11−4だが,この番付ならある程度当然という感じはあり,印象も薄い。三賞もなかったから,世間的にそう見られているのだろう。高安は前半はすこぶる良かったが後半崩れ,千秋楽勝って三賞も取り逃がしてしまった。技にキレがあったのだがどうもセンスと好調さだけでとっているところはあり,来場所続くとはあまり思えない。旭天鵬は「すわ今場所も優勝か」という前半戦であったが,後半は高安とともに崩れていった。そうそう良い星のめぐりはやってこない。若の里は旭天鵬に続いて通算800勝を達成した。これで幕内には800勝力士が二人いることになるが,今場所その二人が対決した。史上初とのことである。

前頭下位。天鎧鵬は調子の波が激しすぎる。腰の重さがあまりにも日によって違うのだが,あれはなんなのだろう。旭日松は塩まきでキャラが立ってきた。今場所,元水戸泉の前でまいていたときは笑ってしまった。相撲ぶりもまずまず悪くなく,突き押しはいいものを見せた。新入幕ながらひとまず前頭下位には定着できるのではないかと思う。高見盛が戻ってこれそうにないので,幕内下位の新名物になってほしい。隆の山陥落は残念だが,十両だとなぜか調子いいので,またすぐ戻ってくるだろう。


黒海が引退した。ヨーロッパ出身力士初の関取であった。押し相撲ながら独特のはたき方をする,今では見慣れたレスリング仕込みの技も,彼が最初にやった当時は目新しい技であった。押しに威力があり独特のはたきも食う人が多く,小結在位がたった2場所というのは印象からするとやや意外な戦績である。髭が濃く,ゲン担ぎのためしばしばそらなかったのも印象的であった。今後は母国サカルトヴェロに帰って後進の育成に励むそうで,栃ノ心・臥牙丸に続く力士を育てて欲しい。お疲れ様でした。
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2012年09月22日

自己紹介ver.3.0

前の自己紹介がかなり古くなってきたので更新することにした。

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2012年09月21日

輪ゴムで西瓜は割れる

・ドイツで450年前の借用書見つかる、返済額は108億円にも (ロイター)
→ 複利怖い,という話で終わらせてはつまらないネタ。むしろベルリン市は400ギルダーを古銭で集めてきて返還すれば粋。それもけっこう金がかかるような気はするが。
→ なお,見つかったMittenwarldeはドイツ東部というより,ベルリン南方orブランデンブルク州南部といったほうがわかりやすい。当時であれば同じブランデンブルク辺境伯領内であろう。


・選手会の不参加決定で考えられるWBC代表メンバーwwwwww(僕自身なんJをまとめる喜びはあった)
→ い,いけるやん?
→ 意外と本当に戦えそうなのがすごいのか何なのか。要するにメジャー組が主力になるわけだが。
→ そしてどんでん返しの選手会参加へ。その間の紆余曲折で若干日本が(経済的に)有利になったのは知っているので,なんだったのかとは言わないけど釈然とせず。まあ,始まってさえしまえば三連覇目指して応援はするのだろうけど。


・腸が長いのは気のせいです(とらねこ日誌)
→ 別に日本人の腸は長くもないし和食(というか米食)はもちろん関係ない,という話。
→ 確かに聞いたことのある話だった。日本人短足の理由と付随して出てくるような。
→ 真偽にも驚きなのだけれど,それ以上に,これにさえ裏にそういう思想があって流布していたということのほうが驚きである。なんか,陰謀論が本当だったときのような変な感覚がした。


・500本の輪ゴムを使うとスイカは割れるのか検証…木端微塵に爆発した(動画)(らばQ)
→ けっこうすごい割れ方をする。一見くらいの価値はある。
→ 西瓜が意外と柔らかいなーとか。あと,案外割れるのに時間がかかるなーとか。この割れ方なら退避の時間が十分にある。
→ 輪ゴムも500本あれば破壊力が違う,塵も積もればなんとやら。


・イタリアでG.G.佐藤に会ってきた! イタリア野球観戦記 前編(マリンブルーの風)
イタリアでG.G.佐藤に会ってきた! イタリア野球観戦記 後編(マリンブルーの風)
→ なかなかおもしろい話だったのだけれど,この後にGG佐藤がクビになっているのでなんとも言えない気分に。
→ こういう風景はマイナースポーツなら珍しくもなんともないが,日本では人気のある野球なだけに奇妙な風景に見える。
→ 文化的事情やら経済的事情やらがあって,なかなかサッカーに並べない野球だけど,ヨーロッパでは広まる素地がないわけではないのかなと思う。


・イタリアでモナ・リザの遺体発見(The Voice of Russia)
→ モナ・リザのモデルこと,リザ・デル・ジョコンドの遺体発見の報。
→ 他のネット記事でもあったが,はてブが盛り上がってたのがなぜかThe voice of Russiaという。こういうときのはてブの付き方はよくわからないというか,第一発見者次第なのだろう。
→ うさんくさい話な上に続報がなく,たとえ本人であったとしても,モデルであったかどうかとモナ・リザ通りの顔に復元されるかどうかは今ひとつ相関関係が薄く,結局文献頼りなのではないかと思う。考古学は強力だが,なんでも考古学で解決すると思ったら大間違いだ。

  
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2012年09月19日

イクター制ややこしい

・中東と源平(Togetter)
→ このたとえは細部違いつつわかりやすいから使ってしまう。天皇と将軍,カリフとスルタンの関係は,やはり近いものがあると思う。
→ ただし,ブワイフ朝はシーア派で,スンナ派のアッバース朝カリフからしてみれば完全な武力抑圧であったので,同じ武家政権でもセルジューク朝の到来を期待していた点。これに比べると源平の争乱は同じ武家の棟梁同士の争いでしかない。
→ また,ブワイフ朝は文化的に成熟していたとはいいがたく,統治制度としても,イクター制という半ば封建制をイスラーム世界に導入してしまい,これで中東の農業が荒廃して後世大きく尾を引いた点は指摘しておく必要がある。イクター制が世襲ではなく,初期には行政権もなく,本当に単純な「給料分だけ徴税する権限」だったのはその通り。ただし,そのせいでより極端な収奪が進んでしまった点と(ブワイフ朝期),改善のため行政権を含んだ結果封建制に近くなり(セルジューク朝期),封建制から脱していく西欧とは逆の歴史を経てしまった点を鑑みるに,良い制度だったとは言えないだろう。
→ オスマン,サファヴィー朝など近世の諸帝国では縮小,消滅したのも当然か。逆説的に言って,だからこそ近世の諸帝国が出現したとも。


・殴り慣れ(増田)
→ 自分もこの流れは苦手。現場にいたら殴らずに済ませると思う。もっとも,こういう流れに遭遇したこと自体が滅多にないが。


・「着物はこうあるべき」という世間の目が和装文化をじわじわ殺している。(Togetter)
→ 言われてみるとそうだな,と思う。何事も伝統と革新のバランスが大事だが,自分を含めた世間の風潮は伝統の側によりすぎていたかもしれない。
→ でも画像見ると,これが「着物」とは思えんなー。「着物」と「着物風」は違う,というのは大事なことかな。デザインや意匠が着物由来のものが日常的に入り込む分には抵抗がないけど,それを正真正銘着物と言われてしまうと抵抗がある”部外者”は,かなり多いと思う。
→ なお,tweet自体は1年前のもの。


・皇居ランナー 平日夕方4000人 過密状態、歩行者ひやり(産経新聞)
→皇居でジョギング,ランニングする人が増えて問題になっているという話題。皇居の東御苑周辺は自分もときどき行くが(近美などの用事で),確かに多い。しかもランニングのスピードが早いので避けようがなく,けっこう怖い。規制もやむなしであろう。
→ 景色はいいし距離も測りやすく,仲間がたくさんいるので流行するのもわかるのだが,排ガスくさいので健康に気を使うなら別の場所で……とは思う,他人事ながら。


・「PSYREN-サイレン-」って漫画面白いな(ジャンプまとめ速報)
→ サイレンはずば抜けておもしろかったとは言えないが,まずまずだったと思う。当時それなりに楽しんで読んでた漫画。連載が終わってまだ二年経ってないのはちょっと意外であった。
→ 当時ガンツのぱくりだと叩かれまくっていたのはちょっとかわいそうであった。
→ 雨宮さんは屈指のヤンデレヒロインで間違い無く可愛かった。話題になりきらなかったのは(ならなかったわけではない),時代を先取りしすぎたからか。


・個人のサイトやブログに反応があるという事は、管理人にとって大きな喜びであるということ - karimikarimi
→ これは完全に同意で。
→ うちはPVに対する固定読者の割合は大きそうで,嬉しい限り。はてブの威力の一つはこれで,固定読者の存在とそのリアクションが可視化される。間違いなくモチベーションの一つになっている。
→ というわけで,定期的にコメント・ブクマしてくれる方々。ありがたいことです。
  
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2012年09月15日

刺さり方は雑だった

・「見えざる手」をめぐって (Togetter)
→ これはおもしろい。日本語訳にいつ「神」がついたのか,についての文献学。明治・大正期では「見えざる手」に「神」がついていなかった。どうやら戦後のことのようで。
→ そして,普通に需要と供給の均衡で「神の見えざる手」と習ったが,あれは誤解だったらしいこと。もっと巨視的な,個々の利益の追求が経済全体にとっても利益(公益)となっている点を指すものであったらしい。
→ これには驚いた。どこで入れ替わったのか。高校政経が原因説は自分としてもしっくり来る。これはちゃんと調べたら論文になるレベルのような気がする。


・これが本当のインターネット、世界中に張り巡らされた海底ケーブルを地図上に表すとこうなる(GIGAZINE)
リアルインターネット。こういうの見ると,インターネットも現実の世界だなぁと思わせられる。


・雑誌「小学一年生」の広告が秀逸すぎる(twipic)
第60回 朝日広告賞 一般公募の部(朝日新聞)
→ twitterで話題になっていた,朝日新聞社の広告賞,一般公募の部。入選にある,小学館のものが秀逸である。
→ しかし,風刺が強すぎて実際には使えないのが残念だ。「上手に社会と遊んでいる感じが、コンペならではという感じがした」というコメントの通り,今回のようなコンペに特化した広告ではあるだろう。
→ あと岩波書店のものがおもしろかったのだが,今見ると消えている。なぜに。


・中国オタク「なんで家康が主人公のゲームって無いの?」(「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む)
→ ちょっと古い記事。
→ 「あれだろ。劉備や曹操を主人公にするのはいいけど、司馬懿を主人公にするのはダメってことじゃないか?」
まあそういうことじゃないか。キャラも能力も十分だけど立ち位置が悪い。

・うまそうだろ。でもこれ全部岩なんだぜ。(カラパイア)
→ 石の偉大さを感じる。
→ 台湾の対抗馬もいるので,これらもどこかで展示してほしいところ。


・【Fate/Zero】夢の陣営対決結果発表! 面白いことになってるなww(ひまねっと)
→ 切嗣とアーチャーは案外あいそうな。ギル様がおもしろがってくれる限り,切嗣は邁進できる。切嗣の歪み方はギル様の観測対象になるには十分すぎるし,逆に使いこなすだけの度量が切嗣にはあろう。(セイバーとは相性が悪すぎた上に,あの扱いでもセイバーが怒らないというのを見透かされていたところがある。)
→ 時臣とセイバーは鉄板だけど,どちらも搦め手に弱いので,勝ち残れそうにないなwしかも,時臣は別に自分が策略を弄しないわけではないので,セイバーにばれたら仲間割れしそうで。


・アーサー王伝説「石に刺さった剣」の刺し方が思ってたのと違ってた件(現在位置を確認します。)
→ なかなか気の抜ける画像。うむ,ださい。改変したマロリーよくやったとしかいいようがない。
→ アーサー王伝説いろいろ変わりすぎカオスでおもしろい。伝言ゲームの成果だわなぁ。
  
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2012年09月13日

三英傑以外での天下統一?

・3傑以外で天下を取れた可能性が高い武将は?(哲学ニュースnwk)

ifの条件や「天下」の定義がもうちょっと明確でないとなんとも。下で出てるように,三好長慶はある意味天下とってたわけで。織田信長とそれ以外の大名の大きな違いは”天下布武”の在不在で,究極的な話,織豊政権が無かった場合日本は再統一されないまま近代を迎えていた可能性すらある。その場合は植民地コース一直線だろう。

ifとして「織田家は桶狭間の戦いを起こせず今川義元により滅亡」,かつ「惣無事令の実行=天下統一という定義」で考えてみよう。私的には,毛利が近かったかなと思う。京に近く,内紛も少なく,領土も大きい。織田がいたから播磨で止まったが,信長がいなければ1570年代末までに畿内進出は容易だろう。毛利も元就の時点では中国地方に地方政権を築くのが目標であったが,ここまで来れば彼らが天下統一の野心を抱くかもしれない。問題はその先で,伊勢・越前以東に進出できるかは別問題である。1600年までの天下統一は難しそうだ。

当の今川家は上洛後のビジョンが無いし,そもそも織田家滅亡後すぐに上京したかも不明である。一時期の頼朝同様尾張まで行けてもそこで止まりそうで,美濃・伊勢・伊賀を抜いても,そこで毛利と衝突する。義元が生きている間はいいが,死ねば史実同様に瓦解するのではないか。彼が戦死なので,寿命がどの程度であったかでまた変わってくると思う。

武田は仮に織田家がおらずとも東海道に下ってからの上京となり,以下今川と同じ。信玄死後の展開は義元死後の今川家よりはマシであろうが,マシというレベルではあると思う。上杉も同様の問題を抱えており,拡大しきる前に謙信が死んで史実通りの展開になる気がする。この辺は全部家督争いか,後継者を支える体制の問題を共通して抱えている。

後北条氏も,そもそも史実であまり織田家とかかわりがないので展開はほぼ変わるまい。ただし,1580年代後半になっても東進してくる大勢力がなさそうではあるし,体制もしっかりしているのでそうそう倒れまい。関東一円支配を達成し,そのまま毛利幕政まで生き残り,徳川家康のようなポジションを確立しそうである。毛利幕政が崩壊すれば,超長期的にはあるいは。

天下統一が史実よりも遅いとなると若干有利なのは伊達政宗だが,後北条氏が倒せそうにないので,結局南東北統一で止まり詰んでる。上杉が弱ってれば越後進出の芽もないわけではないが,その場合最上義光とどう決着をつけるかという問題が。史実よりはやや広い領土で終わるのではないか。長宗我部も間に合わないだろうし,島津もいいとこ九州統一だろうなぁ。どっちも毛利が壁になって本州に上陸できない。中部に武田か今川の大勢力ができて,かつ島津に遠距離外交をするだけの外交力があれば挟み撃ちもできるが,とてつもなく非現実的であろう。

  
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2012年09月11日

第216回『アホ大学のバカ学生』石渡嶺司・山内太地著,光文社新書

著者の一人,石渡嶺司は第137回『就活のバカヤロー』の著者でもある。だからこそ本書を手にとって読んだというところが大きい。

内容はタイトルの通りで,なっちゃいない大学経営やそれに甘んじるダメな学生のダメっぷりを赤裸々に暴露してdisりまくる本。タイトルからして喧嘩売りまくりな感じの新書だが,読んでみると案外と褒めてられている大学が多い,といった印象で,バランスはとれているように思う。叩くだけの本ではなく,大学や学生のあるべき姿を提示している……というと持ち上げすぎではあるのだが,少なくとも叩くだけではないという姿勢は十分に示せていると思う。著者のがんばっている大学や学生への比較的素直な愛情を感じ取ることはできるし,ダメな大学や学生への歪んだ愛情も同時に感じ取れなくはない。


具体的にそれぞれの章の内容を挙げておく。第1章がバカ学生の具体像。この章は「上場企業ってなんですか?」やネットリテラシーの甘い子など,よくある事例の紹介が多い。第2章は逆に,本気で学生を集める気があるのか疑わしい大学の事例。こちらのほうが(私を含め)多くの読者には新鮮な情報が多かろう。私も「情報コミュニケーション学部」と「情報科学部」の違いはわからない。なんとかしてほしい。欄外の小コラムで珍名大学・学部を紹介しているので,これを読んでいるだけでもけっこう笑える。本当は笑っちゃいけないのだろうが,笑えるような学部名をつけるほうがどうかしている,とは本気で思う。

第3章は第2章の引き続きで,学生を集めないパンフレットの作り方。これがけっこうあるあるで,苦笑いしかできない。「表紙がぱっと見で大学パンフレットとわからない」とか「1ページ目に学園沿革と理事長挨拶」とか,どうしてこうなった。第4章のテーマは『就活のバカヤロー』にやや近い,就活をめぐるあれこれだが,内容は大きく違う。なぜ一見不まじめな学生のほうが,まじめな学生よりも内定を取りやすいかの考察がなされていて,なかなかしっくり来るのだが,どうせならインターネットミームでいうところの「まじめ系クズ」という単語を使ってくれればもっとすっきり説明ができたのではないかと思う。一方,詐欺的な就活セミナーや名ばかりインターンシップを批判しているのもこの章である。もはや懐かしい感覚さえする,就活デモの批判もこの章でしている。

第5章は大学側の対策について。どこもかしこも一年生対策・面倒見のよさが売りになりつつあるのはなぜか,という話。様々な対策を紹介しており,比較的遠くない昔に(受験生だった&)入学したはずの自分から見ても,だいぶ変わってるんだなという印象を受ける。第6章は「日本バカ学生史」と題し,ちょっと珍しい明治・大正の就活模様を紹介している。バカ学生史とは言うが,どちらかというとあまりにも変わらない就活事情に無常感を感じる章である。

第7章は定員割れ大学について。なんらかの対策が功を奏して立ち直った大学もあれば,どうにもならない感じの大学も。がんばっていながら立ち直っていない大学の紹介が一番おもしろかった。そういう大学は応援したくなる。一方,どうにもならない感じの大学の「無気力地獄」は言い得て妙すぎてなんともコメントできない。第8章,ラストは今のキーワードとしての「グローバル人材」と「バカ学生」を掲げているが,実際には前者に偏った内容である。この話題にある程度詳しい人は予想がつくであろう,国際教養大学の名前はここで出てくる。本当に「猫も杓子も国際教養大」な状況であるが,あの成功は一つの希望ではあると思う。

タイトルの仰々しさに反して,昨今の大学・就活事情を探る上でまっとうに楽しめた一冊。


アホ大学のバカ学生 グローバル人材と就活迷子のあいだ (光文社新書)アホ大学のバカ学生 グローバル人材と就活迷子のあいだ (光文社新書)
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2012年09月08日

しかしだまし絵ではないような

・横須賀美術館「ラルクアンシエル展」を発端とする文化行政のあり方について(Togetter)
→ 正直に言って,どっちにも味方できない案件。文化行政は売上と来場者数だけで測っていいものではないが,一方で閉じられた,独善的な博物館経営にも賛同できない。美術館とて,文化行政である以前に箱物行政であり,「赤字が当然」ではあるのだが放置が許されるわけでもないのである。
→ 電通主導とはいえ,その解決策の一つとしてのラルク展は,それほど筋悪でもなかったと思うのだが,細かい事情には詳しくないのでこれ以上は言及を避けたい。
→ なお,これは文楽の一件とは同一視できない。あちらは芸術性が明確であり,芸術性以外からも擁護できるので。それに比べると,この横須賀美術館は非常に擁護しづらいし,私はする気もない。


・輝かしい星が見る夢 奈須きのこインタビュー(NETOKARU)
→ 奈須きのこインタビュー。メインは奈須きのこの物語論。
→ また,インタビュアー(坂上氏)と奈須きのことの,東方に関する食い違いが強烈でおもしろい。坂上氏の大きな物語志向は理解できなくはないんだが,それに反するものへのdisにおいて,全部一括り(ないし大雑把な括り)でやっちゃうところが理性的でない。
→ 型月のお二人は東方について,物語が無いと言いつつも「大きな物語に同化するよりも自分でも介入していじることのできる物語」として評しているのに,村上・坂上のお二人はミクややる夫と並べて,見飽きた大きな物語不在論に話を戻してしまっている。その大きな物語不在論については私も否定するつもりはないのだが,東方については神主の存在と,実のところ完全に物語が不在なわけではないのがひとつの特徴なわけで,きのこはその後ちゃんと「『東方』は少し毛色が違うようにも思います。ZUNさんは僕たちと同年代らしいですし、やりたいことは近いと思うんです。」と言っている。奈須きのこは東方が単純な大きな物語不在ではないことを押さえているのだ。
→ にもかかわらずこれをスルーして坂上氏は話を大きな物語の不在に戻した上で再度disり,突然『けいおん!』の名前を出してさらになじっている。その執念は何なんだろう……大きな物語批判をしたいのはいいとして,そこでニコニコ御三家ややる夫をくくる概念が存在しているのも事実だろうけど,議論の際にはちゃんとそれぞれの差異も掴んで切り分けないと,何時まで経っても次元の低いdisしか出来ないと思う。というよりも,聞き飽きたにも程があるので,そろそろ新鮮味のある言説が欲しい。
→ きのこから出ているイリヤルートの話は新鮮であった。
妄想考察「イリヤルートがどんな話だったのか妄想してみる」(Heretic Web site)
→ こちらのサイトでされていた考察はかなりいい線をついていたという結果に。イリヤルートは第3ルートで,本来桜は第4ルートだったというのはとてもしっくり来る。


・【究極のだまし絵】一体どうなってんの!? 何度数えても一人多くなっている不気味な絵画(ロケットニュース24)
→ 現象そのものに加えて絵柄自体も不気味である。何十年か前の宣伝なのだろうが,時代の流れを感じる。
→ 確かによく見ると,いろんなところからパーツもらってきて一人増やしている。やってみるとけっこうおもしろいので,是非。


・【学校が人を怪物にさせる】大津いじめ自殺事件についての内藤朝雄さんのコメント (Togetter)
→ その後の展開として,被害届をちゃんと警察が受理するようになったので,そこだけは良かったのかなと。
→ ただ,今回の件のように警察が受理しなかった場合や,警察の過度の介入が行われるようになった場合,どうしていくかというのは未解決で。
→ このtogetter以外にもいじめ関連ではいろいろな記事を読んだが,結局なんらかの手段によるいじめっ子といじめられっ子の隔離しか答えはないような気はする。人間関係,解決しないものもある。大人だってそうなのだから,子供なら尚更。隔離を自然に行うのも難しいところで,下手に露見すればそれ自体がまたいじめの温床にもなるだろうし,安易にはできんよな。  
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2012年09月07日

非ニコマス定期消化 2012.5月上旬〜6月上旬



TASさんにして,かつBADEND狙いでもこれだけかかるFate/stay nightは長すぎると思う。




いつものK.M氏。ボーカル付きもあるので,みんなでうーにゃーしよう。



ちゃんと変形して動くからすごい。BGMの音量注意。



ちょっと動きがぎこちないが,モデルはとても良い。



おやつの人。「ヤリ逃げダイナミック」の変形。よくこんなネタ思いついたもんだ。「おやつが腐った」タグが秀逸。



ネタ抜きにすれば,先駆者がいたことが判明。さすがロマサガ3の世界は広い。



この霊夢さんかわいい……と思いきや魔理沙が異常にかわいいおまけが本編。



まさかのリアル夢想天生。もしくはリアルスキマ妖怪。さすがはTASさん,フェムト(笑)より小さい。
  
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2012年09月06日

第215回『西洋美学史』小田部胤久著,東京大学出版会

約一ヶ月間,仲間内でtwitter読書会をやっていた本である。togetterにまとめられているので,それらと参加者のブックレビューのリンクを張っておく。

初回:はじめに,1章(プラトン),2章(アリストテレス),3章(プロティノス)
2回目:4章(アウグスティヌス),5章(トマス=アクィナス)
3回目:6章(ライプニッツ),7章(ヴィーコ),8章(ヤング)
4回目:9章(ヒューム),10章(レッシング)
5回目:ドイツ観念論回:11章(カント),12章(シラー),13章(シュレーゲル)
6回目:ドイツ観念論回2:14章(シェリング),15章(ヘーゲル)
7回目:最終回:16章(ハンスリック),17章(ハイデガー),18章(ダントー)

tieckPの感想(読書メーター)
シノハラユウキさんのブックレビュー(logical cypher scape)
ja_bra_af_cuさんの読書会の補足と余談(Sound, Language, and Human)

読書会を離れた全般的な感想として。ヘーゲルから最後までの4章以外は,章立てこそ主題に立てられた哲学者の登場時代順となっているものの,比較的全時代を通じて通用するトピックが挙げられており,そのテーマに言及した哲学者は時代を問わずその章で扱われている。つまり,時代順のように見えて実はテーマ別という,やや不思議な構成をとっているのが本書であった。各章のテーマ設定については,参加者の一人シノハラユウキ(@sakstyle)さんのブックレビューにまとまっているので,そちらをご参照いただきたい。実はこうした構成をとっているがゆえに,多様な言及を行った哲学者は章を飛び越えて何度も登場する。カントとシュレーゲル,シェリング,そして何より自分の章を持っていないのにもかかわらずガーダマーがやたらと何度も登場するのはそのためである。また,逆に言ってヘーゲルから後ろ4章は「西洋的な芸術概念の終焉」がテーマとして通底している章であり,時系列的にしかまとめようがなかったのであろう。

個人的な好みで言えばテーマ別よりも完全時代順のほうが好きではあるが,今回読んでみて,美学はテーマが非常に多岐に渡るので,このような構成にしなければ逆に煩雑になるのだろうということはよくわかった。逆に言って,過去に登場したトピックがかなり時代を隔てて再登場するというのは他の学問でなかなか見ない,美学のおもしろい点だと思う。また,そのトピックの内容の変更点が,その哲学者(美学者)本人の性向によるものか,時代に伴う変化によるものか,というのを考えるのはとてもおもしろかった。美学というよりは哲学全体に言えることではあるのだが,そこに普遍性を求められても現代の目線から言うと例外があるので成り立たない理屈というのは割りと多かったように思えた。世界の広がりは,哲学の理論に大きな影響がある。

一方で,「それは本当に同一テーマか?」という強引な話題転換が多く,ちょっとついていきづらいところは多かった。より多くの美学者(とその理論)を出すため,概説書としての使命を果たすために仕方がなかったのだろうなという著者の苦労が透けて見えるところである。同様の現象として,章題の人物よりも別の美学者のほうがより多く紙面がとられていた章がいくつかあり,本書の構成の困難さをうかがわせた。ライプニッツの章はバウムガルテンに,ハイデガーの章はメルロ=ポンティにのっとられている。


西洋美学史西洋美学史
著者:小田部 胤久
販売元:東京大学出版会
(2009-05-27)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る



あとは,読書会を通じて得られた感想として。とりとめもなく。togetter見ながら読んでもらえるとよい。
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2012年09月04日

最近買ったもの(2012年夏頃)

最近買ったもの読んだもの……のはずが,ずるずると来て全然そうでもないことに。ついでに言えば,最近まとめ買いしたものというと『咲』だが,これは書くことがいっぱいあるので,後日別記事で。

・『へうげもの』15巻,関が原編。何やら14巻の感想を書き忘れていたようなのだが,あわせて関が原編ということでまとめて。本作における石田派の欠点は,すべてが中途半端だったことに尽きる。上杉が直江状で反数寄に振り切ったかと思えば石田派中核は数寄を使った調略を用いようとしたり,石田三成本人はそれでも数寄が嫌いだったり。島津義弘提案の夜襲を断っているが,一方で毛利輝元を味方につけるため虚偽の情報を流し,結果として毛利の参戦態度を消極的にしてしまった。対して家康は徹底的なマキャヴェリズムを貫いており,数寄に対しても表面上の好意を崩さなかったし,腹の中を見せるのは譜代に限った。そして勝ってからの怒涛の改易。このあたりの戦略の差をうまく描ききったのがこの2巻だったと思う。関が原を一日で終わらせたこと,そしてそれが地方の大名に与えた衝撃も含めて,とてもうまい。
→ 敗北してから数寄の重要性に気づくという点では明智光秀,石田三成に共通で,それゆえに死に追いやってから重要な人物を殺したことに気づくのも千利休,古田織部に共通である。この点,本作は完全に予型説をとっている。聖書のごとく。石田が見つけた数寄はシリアスな笑い的な方向であり,直線の美でもあった。そこもまた本作の石田らしいところであり,芸術ではなく数寄を最上とする本作らしくもある。
→ 徳川幕府が保守的になっていき,数寄者の側からすれば化けの皮がはがれていくのが,ここからの第三部か。最新話の展開にも言いたいことはあるが,16巻発売時にとっておく。


・『ゆるゆり』8・9巻。極めて平常営業なので特に書くことがない……相変わらず歳納京子は無駄な才能を発揮して無駄にすごいし,あかりちゃんは自然とフェードアウトしててネタにすらされない回がありその自然さが良い。結衣はイケメンで,ちなつは猪突猛進であった。
→ 結衣さんはそのままジゴロになればいいと思う。が,一方で京子も大概ジゴロなので,結京がいかに恐ろしいカップルかよくわかる。
→ 8巻。59話の実験的な漫画がときどき紛れ込んでいるが,これがまたおもしろい。もう一つとりあげるなら,60話。緩急のつけどころというか,普段からゆるくベタベタしてるからこそ,60話のような展開も生きてくる。結衣には強く執着する京子がかわいい。
→ 9巻は何よりアンケートハガキおかしいやろ……wというツッコミしか。

・『ゆりゆり』。同人誌で全部持っていたのだが,買ってしまった。加筆修正があるという話であったが,その後の方針転換で(割りと直前だったと思うが)同人誌のままということになった。前述の事情から,どうせなら加筆修正があったほうが嬉しかったが,致し方あるまい。
→ どれが一番良かったかというと「ゆりゆり1」で,アフター含めてのガチ具合が一番濃い。もうずっとベタベタしててください。2の不良少女の話もとても良かった。不良少女と普通の子の絡みは,一つの類型であろう。801でもそうなのかな。
→ 百合姫の表紙絵シリーズもそうだが,この方向で描くことにもたけてる人だと思うので,『ゆるゆり』完結後にはぜひ長期連載でやってみてほしい。すごく読んでみたい。


・モバマスCD第2弾。今回も全部揃えた。蘭子は最大の目当てであったが,期待通り。曲はデンカレといえばいいのかサンホラといえばいいのか,最近けっこうな頻度で聞いている。ドラマCDは腹筋がよじれる出来。内田真礼はよくやったと思う。
→ ほかだときらりは良い感じに電波を受信しててよかったと思う。うちで聞いて行った某人が「腹パンしたい度が高すぎる」と言っていたが,それにも割りと同意せざるをえないところはあるw。島村さんは,ちょっとインパクト薄かったかなー。まあ彼女はCDになったこと自体に意義があるので。今更突飛なキャラ付けされても困るしね。
  
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2012年09月01日

入りますん

・【厨二病】ペヤング湯切りで中がドバッてなっちゃった後に言うとカッコいい台詞【注意】(モモンガ速報)
→ 何気ない,いわゆる「クソスレ」であったのだが,>>61だけは天才だと思う。他はもうちょっとひねろう。


・本当は怖い魔法少女リリカルなのは(Togetter)
→ 「ミッドチルダ社会が魔法貴族主義のディストピア」で完全な警察国家ですもんねぇ。地球の扱いについてもTogetterの話し合いに同意する。
→ 一部の魔法能力に優れた人間が警察機構に集中し,かつその警察機構が事実上の政府機構になってしまっているという。しかも一部職員は世襲。一般人が強大な武力を持たないように実弾禁止であり,しかもそれを強制させるだけの武力を魔法が持っているので,たちが悪い。
→ まあこの辺の解釈はエロゲ時代の都築真紀を踏まえているかどうかでも違うのかもしれない。アニメから入った人はもっとポジティブにとるかも。


・「宗教上の割礼は重傷害に相当」、ドイツで画期的な司法判断(AFPBB News )
→ これが厄介なのは,どちらにもそれなりの理はあるのだが完全に大義名分が立つわけではなく,しかも正面衝突しているという。宗教はある種の愚行権ではあるのかもしれない。これを「画期的」と言ってしまうのは世俗主義の傲慢に見える。
→ かつ,理とは別の面で人種・民族差別問題が絡んでしまっている。スカーフ問題の亜種。多文化共生は私も良い理念だと思っているが,こういう正面衝突は解決しないなぁと。


・「殺し屋の本能を失った」イギリス首相官邸ネズミ捕獲長のラリー氏に批判の声(DNA)
→ かわいい……のはおいといて,とてもイギリスらしくていい話である。
→ 昼寝は猫の本能なので許してやってほしい。しかし,野生のかけらもない。「殺し屋の本能を失った」とあるが,実際仕事がなくて飼い慣らされているんだと思う。
→ 「ラリー氏がこうなってしまったのは、怠惰なイギリス首相であり飼い主のデーヴィッド・キャメロンに似たからではないか」とまあ,最後を言いたいがために猫にケチをつけるところが,さすがイギリスとしか。こういうセンスは日本のマスコミも取り入れて欲しい。


・法然「阿弥陀の数だけ強くなれるよwwwwww」(2chコピペ保存道場)
→ >>8のAAの「だいたいあってる」っぷりが秀逸。
→ レスで出てるが,臨済宗の「入りますん」とお茶がとても良い。こういう細かい気配りがAAの出来を左右する。


・日本は製塩に向いていません(Togetter)
→ 周りが海だから製塩業は発達してただろ,という発想はとても現代的で,前近代にはあてはまらないのだなと。割と目から鱗。
→ 天然ガスの話も興味深い。  
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