2015年03月27日

最近読んだもの・買ったもの

・『U.Q.HOLDER』5巻。麻帆良学園編,というより三太編の始まり。麻帆良学園が出てくるのは『ネギま!』に接近しすぎるのでどうかなと思ったが,三太編自体はそれほどつながりがなかった。もっとも,7巻の内容になるが学園祭の格闘大会が出てくるので,結局接近するのだけれど。
→ 魔法は表だって存在しなかったが異能者は盛りだくさんで,ある意味毎日が祝祭で,多様性の宝庫……という『ネギま!』時代の学園を知っていると,魔法による格差社会になってしまった今の学園はかなりの寂しさを呼び起こさせる舞台装置である。これほど時間の流れを感じさせるものもないかも。


・『冴えない彼女の育て方』6巻。微妙なバランスで保ってきたサークルの和が,ある無理によってとうとうヒビが入っていく。この辺は『White Album2』後の丸戸史明であって,それ以前の丸戸ではない感じが強い……というか『WA2IC』の文化祭直前の話と丸々同じですよねこれ。熱を出して倒れた英梨々に倫也が作った雑炊が,“ボンゴレ”がなくて仕方なくナポリタンというあたり,自覚的なセルフパロディだろう(風邪を引いたかずさに春希が雪菜に電話で聞きながら作ったのがボンゴレソースの雑炊)。展開自体で完全に気づくところにあえて“ボンゴレ”を持ってくるのは地味ながら明示的。
→ 本作自体がエロゲーの独特な構造のメタネタであって,5巻が濃厚なエロゲー論をした後に来たのは,自分の作品のパロディだったというのは強烈にメタい。読者としても『WA2』で作った古傷をえぐられるようで,辛い巻だった。ある意味7巻よりも辛かったかも。7巻は覚悟完了で読めたので。(もっとも7巻は7巻で予想外の展開だったけど)


・『狼の口』1〜6巻。先日から読み始めてやっと追いついた。1313−14年のスイスを舞台とした,対ハプスブルク家の独立戦争を描いた作品。1314年というとモルガルテンの戦いだが,単行本になっているのはその前史である。タイトルの通り,「狼の口」と呼ばれたザンクト・ゴットハルト峠の関所をめぐる攻防が1〜6巻の主軸だ。6巻で関所の砦が陥落し,いよいよモルガルテンの戦いに話が移っていくので,ちょうど第1部完といったタイミングである。
→ 作中で説明はされるものの,これだけだと紹介にならないので,スイス独立前史に簡単に触れておく。11世紀頃から中世ヨーロッパでは商業が盛んになり,全欧的な交通網が形成され始めた。その中で,アルプス山脈が商業発展を阻害していた。そこでアルプス山中に住んでいたスイス人たちは,ザンクト・ゴットハルト峠を切り開き,安全な交通路を確保して,その交通料収入で富裕となった。しかし,その富みに目をつけたハプスブルク家は,スイスの領有権を手に入れるとザンクト・ゴットハルト峠の関所を占有し,交通料収入を独占してしまう。そこでスイス人たちは関所の奪還を目指して「盟約者団」を結成,結果的にこの関所奪還運動がスイスの自治権の獲得運動・独立運動につながっていく。1314年に起きたザンクト・ゴットハルト峠関所の陥落と,討伐に来たハプスブルク軍を返り討ちにしたモルガルテンの戦いは,スイス独立運動の端緒となった。
→ 本作の第1部の前半(1〜3巻)では,スイス盟約者団が「狼の口」をかいくぐってイタリア在住の協力者と独立の準備を始める。「狼の口」は名前の通り厳しい関所であり,代官のヴォルフラムは悪魔的なセンスで盟約者団の正体を見破り,処刑していく。このスプラッタ描写がむごく,あまりにも無残にスイス人たちが処刑されていく。しかしスプラッタ描写はめくらましで,その陰ではスイス人たちが執念で目的自体を達成していく。魂の連係プレーなのである。そうして独立戦争の準備が整っていく。
→ 第1部の後半(4〜6巻)では,いよいよ関所落としの戦いが切って落とされる。これまで積み重なってきた多大な犠牲の上での努力により,難攻不落の関所がひっくり返されていくのは,相当にカタルシスがあってよい。攻防戦では様々な兵器が登場するが,歴史考証で言うとギリギリセーフなラインを突いてくるので,兵器の歴史や技術史をちょっと知ってるとその意味でも楽しめる。


狼の口 ヴォルフスムント 1巻 (BEAM COMIX)
久慈光久
エンターブレイン
2010-02-15


Amazonを貼っといてなんだが,読めてないレビュー多すぎでは。  

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2015年03月23日

テルルさまさま

マスコミが不用意に白鵬を追い回した結果として不穏な雰囲気が漂う中で開幕し,案の定2場所連続15日間満員大入りの客席に反して,内容は低調な滑り出しであった。しかも前半から上位陣がぼろぼろと星を落とし,あやうく13日目に優勝が決まりかけたが,そこを救ったのが照ノ富士であった。上位陣がそろって毎場所好調ということは考えていないし,全員不調という場所もたまにはあろう。その谷間に照ノ富士が頭角を現し,優勝争いを多少なりとも延命させたのは幸運だったかもしれない。もっと言えば先場所は上位陣がそろって好調で星の潰し合い状態であったため,今場所はそろって不調だったのだろう。

今場所を総括すると,沈黙の白鵬・伊勢ヶ濱部屋の活躍・ケガの頻発の三点だろう。白鵬の沈黙については,そろそろマスコミの方も触れないでおくべきだ。審判批判については私自身こう書いているし,デーモン閣下でさえも「あれは擁護できない」と言っていた通り,どうしようもない。その他,これまで批判されてきたような素行は別段改善もしていない。しかし,今のマスコミの追い回し方は事態を改善させるとは全く思えず,白鵬を悪役に仕立て上げて遊んでいるようにしか見えない。功労者に対する仕打ちではなく,害悪である。そもそも自分の記事にも書いたが,これはそれほど揉めるような事件ではなかったはずである。おおごとにする権利がマスコミにあったのかを問いたい。なお,本日の一夜明けでは白鵬本人から「親方を通じて北の湖理事長と話した上で,終わったことなので」とした上で「今場所,相撲に集中した結果が,誰が見ても分かる相撲内容。」と述べた。実際,今場所の相撲内容は良かった。

照ノ富士の台頭は予測の範囲内であったが,自称腹痛の中で13勝まで伸びたのはやはり伊勢ヶ濱部屋の団結力によるところが大きかろう。元々日馬富士が伸びたのも彼の猛稽古する気質によるところが大きいのはよく知られている。宝富士が次第に力をつけてきたのも含めて,日馬富士の影響は大きかろう。このところ彼自身は右肘のケガが重くぱっとしないが,後進への良い影響は好印象だ。

八百長が減った反動がいよいよ表に出てきたか,ケガによる途中休場が目立った。隠岐の海,遠藤,安美錦そして千秋楽の千代鳳あたりは重傷そうで心配である。特に遠藤はキャリアに大きく影響するのではないか。これで幕内に二度と戻ってこないということはないだろうが,古傷に終始悩まされるようなことがあれば,若の里コースになるかもしれない。遠藤・大砂嵐・逸ノ城・照ノ富士の時代がすぐに来ると思っていたが,少なくとも向こう1年ほどは席が一つ空きそうである。代わって入る若者というと千代鳳かと思っていたが,その彼も千秋楽にああなってしまった。ケガは事故のようなもので,最大限気をつけるべきだが,気をつけてもどうしようもなくもらってしまうものでもある。そのような運不運が大きく影響するのは相撲のスポーツとしての欠点だと思うが(同じ格闘技でもこんなにケガしやすい種目は他にないかと),かなりやるせない。

ついでに言うと全員膝である。巨大化は限界まで来ており,膝のことを考えても全体的に痩せた方が良い(この点は舞の海に賛成)。今不安なのは逸ノ城と大砂嵐がツートップ。最悪の未来を想定すると,ポスト白鵬は戦国時代ではなく照ノ富士の単独天下になる。


個別評。優勝34回目の白鵬。初日・二日目は気が抜けてて大丈夫か今場所と思ったが,優勝後のNHKのインタビューで「初日・二日目は目標を見失っていて,気合が乗らなかった」と本人が言っていた。三日目からは危機感を覚えたか元に戻ったが,つまるところ彼にとっては前半8日全部勝つのが常態化しており,大きな精神的なゆらぎがあろうともその辺りまでは関係ないのだろう。三日目以降は見るからに好調で,ここ2年に限れば昨年の九月場所に次いで内容があった。

日馬富士は本当に右肘が。突き刺さるような立ち会いは健在ながら,その後が続かない。引くと今度は膝の古傷が痛む。以前であれば膝に負担をかけないよう突き刺さった勢いでそのまま前進し流れでなんとかしてしまうところが大きかったが,右肘の痛みからか流れでなんとかならない。肘か膝のどちらかをじっくり治すか,相撲振りを変える転機に来ているのかもしれない。稀勢の里は前々から書いてるが,いい加減加齢の影響が大きそう。相手の弱点や傾向を考えずに前進する攻撃力が彼の魅力だったのに,最近がむしゃらに寄っても相手が倒れないのである。どうしたものか。琴奨菊と豪栄道は可も不可もない。豪栄道は応援で固くなってたように見えるので,もう手拍子やめてあげては。これは勢にも言えることだが。

三役。照ノ富士は抱えてからの極め出しが威力抜群であった,と今場所の総評で誰しもが書きそうなことをとりあえず挙げておこう。普通抱えて極めるのはもろ差しに入られて苦し紛れに出すものだが,照ノ富士の場合は完全に一つの戦術になっている。あえて脇を空けて浅いもろ差しで入らせてから極めているようにさえ見え,とんだブービートラップと化している。膂力ももちろんすごいのだが,極めてから相手の寄りや投げを上方に逃したり,相手の腹を自分の腹に乗せて腰を浮かせるなど,安美錦から教えてもらったのかというような小技の数々が組み合わさってあの戦術が生きている。攻略するのは相当困難で,もろ差しを得意とする力士が多いだけにこれ一本で白鵬以外は倒せてしまうのでは。栃煌山と豪栄道をこの戦術で倒したのには驚いた。あとは離れて取った時の対処がまだ未熟である点と,立ち会い直後は鈍い点がしいて言うと弱点か。極めてどうでもいいが,キセノンに続いてテルルというあだ名を付けた人はすごい。元素記号の系譜ができている。しかしなぜどっちも放射性物質関連。妙義龍はやっと相撲が戻ってきた感じ。しかし,まだ前の好調時に比べると組む前に前のめりに倒れることが多い気も。


前頭上位。栃煌山は上位で10勝だが,3場所続かないのがこの人の欠点。あと,新天敵照ノ富士への対処が永遠の課題になりそう。逸ノ城もこんなもんでしょう。そうそう,照ノ富士とは2場所連続で水入り,4分超えの相撲を取ったことをここにも記録しておく。ついでに言うと去年の九州場所も2分半かかっていて水入りしかけていた。二人の相撲はなるべく千秋楽に置いてはどうか。遠藤はケガが本当に惜しい。今場所は課題だった「立ち会いの圧力不足」「それを解決しようとして前のめりに立つとはたかれる」という二大欠点がかなり克服されていたように見えた。しかし,パワー不足解消のための稽古により,ケガしやすくなっていたのかもしれない。本当にやるせない。

前頭中盤。安美錦……やっぱり技能賞あげてよかったのでは。中日まで全部決まり手が異なるなんてなかなかない。魁聖は今場所はもっさりモードであった。北の富士が「魁聖はどうもよくわからない」と言っていたが,場所ごとかつ日ごとに動きの早さが違いすぎる。安定して照ノ富士を倒したときくらいの機敏さがあれば三役に定着できるのに。北太樹は速攻が効いていたが,長引くとはたく癖と,左差しが入らないと速攻が決まらない癖は直っていないようなので,上位に行くと対処されよう。嘉風はアスリートの魂を見たので応援していたが,奮戦むなしくという様子である。やはり膝で,踏ん張れないものはどうしようもない。

前頭下位。大砂嵐は良い出来。膝の調子が良さそうであった。来場所に期待しよう。千代鳳も良く,大砂嵐と並んで下位の相撲を盛り上げていた。押しも引きもよく効いていた。それだけに千秋楽のケガが心配である。臥牙丸も好調で,体重の乗った押しができていたと思う。はたきを伴わないし突きも出ないため,同じ押し相撲でも対照的。阿夢露は負け越しが残念。欧州系の力士としては珍しくパワーが強いわけではなく,レスリング的な要素も薄く,珍しい。経歴を見るとボクシングをやっていたようだが,突き押しに特化しているわけでもなく,純粋に相撲をとっている風である。死ぬほど苦労人なのは知っているので,芽が出て欲しい。解決策は……やっぱりパワーをつけるしかないんかな……


ところで,
「天」風
「照」ノ富士
「大」砂嵐
と後一人で「天照大神」という濃厚な『咲-Saki-』ネタ新進気鋭の四天王を思いついた
ので,誰か「神」候補を考えてください。「牌に愛された子」ならぬ「土俵に愛された子」ですねわかります。横綱=神で,神殺しを担う連中なのだから不在でよいという考えもできるけど。
というか3年連続どころではないチャンピオンがいるし,有力なグルジア人選手もいるし,これはもう大相撲も実質『咲-Saki-』なのでは。  続きを読む
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2015年03月22日

非ニコマス定期消化 2014.12月下旬〜2015.1月中旬



2014年の年納め動画その1。野々村議員と艦これとごちうさのインパクトが強い年だった。



2014年の年納め動画その2。上に落ちる変態ブームと,任意コード実行が昨年のトレンドだったかなと。後者による更新ラッシュはすごかった。下半期は全体的にやや元気がなかったが,今年は新ハード(PS2等)でのTASの盛り上がりに期待したい。



で,今期待して見てるシリーズがこれ。任意コード実行やバグを多用できない,乱数も完璧には調整できないTASを久々に見てる感じで,ある種の懐かしさが。



大賞のビビオペは2013年にもなってどうしてこんなゲームが作られてしまったんだ……という絶望感がすごい。他の作品もそうだが,なぜこのご時世になって処理落ちが存在するのか。



いろいろあったけど,狸も鹿も取れてよかった(狸は「取った」と言っていいか微妙だが)。次回作もお待ちしております。



極限低歩数の人の新シリーズ。現在連載中。RTAや通常のタイムアタックのような実時間ではなく,ゲーム内で計測されている時間での最小値を目指したもの。そのために飛空艇バグを最大限活用しているため,実時間としては異常なまでに時間がかかっていると思わえる。あっさりプレーしているあたり「やはり狂人であったか」のコメントが似合う。




自分にbanishedという名作を教えてくれた動画。VicRのゆっくり実況もそうだったが,この人の実況はゲーム中の喜怒哀楽が共感しやすくておもしろい。



正直,公式は本当にこのモデルで良かったのかと。9歳にしては腰回りが色っぽすぎてロリババア的な何かにしか見えず。



こんなんおるんやな……  
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2015年03月21日

そしていまだもって返ってこない例の仏像

・キューバと国交正常化交渉、米大統領が開始発表
→ 成功したら歴史的快挙。まあキューバとしても突っぱねる理由がなくなってきている。
→ この仲介,ローマ教皇がやったらしい。相変わらずアグレッシブな教皇である。南米出身だからやりやすかっただろうし,本人の関心も高かったところだろう。


・【入場者数レポート】 2014年後半の主な展覧会の話題から(Art Annual online)
→ リストに挙がってるのは大体全部行ってた。行ってないのは現代アート系と京都と奈良。これらを除くと,どうしても興味のわかなかったチューリヒ美術館展だけ行っていない。
→ ついでにブクマし損ねていた前期を見ると,こちらはけっこう行ってなかった。クリーヴランド美術館展も大浮世絵展もウォーホル展も行っていないので。
→  「「台北 國立故宮博物院」には合わせて65万人以上が入場。(中略)入場まで数時間待ちとの情報に、「この待ち時間で台湾に行ける」とのぼやきがネット上に流れた。」実際,それで台湾に行った奴が友人に。


・仏像盗の韓国人、経典も盗み出す「港で捨てた」(読売新聞)
→ 美術品・文化財の盗難ってこれが怖いんだよな。足がつきそうになったりすると簡単に捨てられたり破損させたりされてしまう。


・2014年 年代別カラオケ年間ランキング(JOYSOUND.com)
→ 昨年と見比べるに,『Let It Go』がランクインしてる以外は全体的に変化がない。ゆえに感想も昨年と全く同じになる。「母体のバイアス考えても,10代から50代までの一致具合がすごい。逆に,50代と60代のその断絶は何。」
→ カラオケの定番曲なんてそうそう変動しない,ということか。逆に言って『Let It Go』は今後の定番曲として定着していくのかも。
→ 我が身を振り返っても,確かに歌う曲が突然大きく入れ替わるなんてことはしない。レパートリーは小規模なカスタマイズを経て変わっていく。


・都良香(Wikipedia)
→  まさかの永夜抄組との接点。>「『富士山記』には富士山頂上の実情に近い風景描写がある。これは、良香本人が登頂、または実際に登頂した者に取材しなければ知り得ない記述であり」
→ まじめな話,この辺を掘り下げた東方考察系同人誌は今までにあったのだろうか。とりあえず,同時代だと誰がいたっけ? このネタ,そのうち神主が使ってくれないかなぁ。
→ それで思い出したのだが,『山家集』にも富士山への言及がある。妖々夢にもつながる。さすが富士山。桜と並んで日本を代表するシンボルなだけはある。  
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2015年03月20日

入れ子構造ゆえの複雑さ

・米海軍が1発100円のレーザー砲発射実験を公開、強力な破壊力もプレステ感覚で操作可能(GIGAZINE)
→ 出力が伸びたらすごいことになるな。さすがに未来感ある。


・【総選挙2014】沖縄から基地がなくならない本当の理由:沖縄選挙区で投票する前に考えたいこと(樋口耕太郎)(ポリタス)
→ こうして見ると綺麗な植民地型の経済であることが突きつけられて,現代日本人としては何も言えなくなる。結局低開発地域が低開発な理由ってどこまで言っても国際分業構造なのだよなぁと。
→ しかもそれは入れ子構造であって,沖縄も世界的に見れば豊かな日本の一部であり,「中心」に入るわけで。
→ これに比べると北海道は幾分マシというか,農耕地帯ではあるし東京資本の進出も激しいだろうが,それは他の地方都市でも言えることで,突出して植民地型の経済であるようには見えない。実際はどうなんでしょう。また違うとしたら,沖縄との差異が生まれた理由は何か。沖縄が南国だったからか,それともアメリカの占領統治を経たからか。


・維新・橋下代表「完敗です」 1時間以上にわたり会見(朝日新聞)
→ 2014衆院選にはあまり言及してこなかったのだけれども,あまり何も言えることがない順当な結果だったからである。その中で維新の党が思ったよりも減らなかったのはやや特筆してもよい事項だと思う。なので,橋下さんの認識では「完敗」というのは少し驚いた。次世代の党と一緒に沈没すると思っていたのだが。現状維持は善戦なのでは。
→ 何が期待されているのだろう。地方分権の政党で,かつ第三の選択肢としては一応他よりもマシと認識されているということだろうか。実際に(共産党を第四の選択肢として省くなら)生活の党や次世代の党よりはマシ,というのは私自身認めざるを得ないところだ。その意味で,みんなの党からかなり票が流れたのではないか。次世代の党と袂を分かったのは延命として正解だったのでは。


・Twitterのアカウント作成時に電話番号の登録が必須に−電話番号によるアカウント検索が可能に(携帯総合研究所)
→ 三ヶ月ほど前にこうなるという記事を読んだのだけれども,今でもこうなんだろうか。三ヶ月前の時点では「現時点で全体に導入する予定はない」という回答だったようだが。
→ 私のスタンスとしては,電話番号は現実の方の生活と結びついており,ネット側の知り合いがリアルを垣間見るのはまだしも,逆は大変に困る。「リアルとネットは基本別人格」なので,何かしらの理由で今のアカウントが失われた場合,電話番号必須での再登録となると,twitter引退も視野に入らざるをえない。怖すぎるので,今のアカウントは慎重に運用するしかない。


・コメ帝国興亡史(Togetter)
→ こういう架空の歴史年表はけっこう見るが,これはネタの使い方がうまい。「ハーン」国にしやすいのと,西洋料理は「〜〜ア」としとくと国家名・地方名っぽく見えるのが功を奏しているか。
→ 私もちょろっと混ざっているが,「リゾット朝」は割と自分の中でヒットだった。  
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2015年03月19日

ろくろのポーズというネーミングはすごい

・経県(経県値&経県マップ)
→ 前から知ってたサイトだけど,改めてやってみたら142点だった(ブコメに139点とか書いたが結構見落としがあった)。割と高い方なのではないかと思う。関東・中部・関西は概ね3点か4点で,特に中部と関西はほぼ全部真っ赤なのは割と自慢できるかもしれない。四国は以前空白地帯だったが,三日で電車で四国一周旅行という無謀な旅を以前に敢行したことがあり,それで一気に埋まった。あの旅行で12点は稼げていると思う。あと茨城県に泊まったことがずっとなかったのだけど,大洗に泊まって達成した。けっこう就職してから国内旅行をしていて得点できている。
→ 逆に言って福島以外の東北,山陰,南九州が全部真っ白なのが手痛い。山陰も東北も南九州も,旅行の計画あるのだが(聖地巡礼的な意味で),実施に至っていない。今年の夏・秋で一カ所ずつは行きたいが,ドイツにも行きたいので休暇の取り方が難しい。
→ 150点を超えている人がちらほらいてすごい。相当な回数の国内旅行(ないし出張・転勤)を経ていないと辿り着かないのでは。単純に47都道府県全てで3点以上なので。


・【画像】7歳で高2レベルの数学に合格した男の子の大物オーラが半端ない件www(キニ速)
→ 言われてみると,7歳にして堂の入ったろくろのポーズを取っていた。あれは年齢によるものではないらしい。
→ やってしまう気持ちはわからんでもないんよな。他人に説明するときって手元が手持ち無沙汰になるので,身振り手振りを交えて口の手助けをしようとすると,どうしてもああいうポーズになりがちになる。興が乗ってる証拠。


・自民党滋賀県連が大阪成蹊学園に送付した文書(全文掲載)(荻上チキ・Session-22)
→ わざとやってんのかってくらい典型的な言論弾圧で,ちょっと驚いた。これが問題にならない自民党の内部を疑う。自民党はそういう雰囲気なんだろうなぁと疑われたら負けなのに。


・「ピサの斜塔は600年の間に階段もこんな変化を遂げた…」年月の力はすごいと驚かれていた写真(らばQ)
→ 観光地あるある。銅像の「触ると加護がある」部分や,そうでなくともさわりやすいところがやたらと光っている場合とか。海外旅行で,世界中どこでもやってることは変わらんなーと思う瞬間の一つ。
→ ピサの斜塔以外の事例も載っているが,やはりピサの斜塔が一番興味深い。ピサの斜塔レベルになるとすり減り方の格が違った。


・ナスカの地上絵に落書き グリーンピースをペルー政府が処罰へ【画像】(huffingtonpost)
・グリーンピースが聖地に残した爪痕(ギズモード・ジャパン)
→ 完全にアウトな案件で,ペルー政府に対してさすがに全面的に土下座していた。
→ 「この活動は、考古学者の監督のもと4カ月の準備を経て進められました。当日も考古学者が同行し」が本当なら,その考古学者は重罪で,かなり重い罰が必要なのでは。
→ 大方の指摘通り,耳目を集めて「それでも遺跡より地球環境が大事」な人たちから資金を回収するための行為だとは思う。やはりその資金を罰金としてペルー政府が徴収するのが一番の痛手なのではないか。億単位で罰金を科せばよいと思う。
  
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2015年03月15日

受験世界史悪問・難問・奇問集 ver.2015 その3(国立大)&おまけ

その2から。ラスト。今年はやや短いので,おまけで予備校の解答速報の精度を比較してみた。おまけは書籍版が出ても掲載しない予定です。

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2015年03月13日

受験世界史悪問・難問・奇問集 ver.2015 その2(慶應大の続き・早稲田大)

その1から。先に言っておくと,今年はどこにも電話をかけていないし,論文の転用も見つからなかった(今のところ)。昨年ができすぎてたんや…… ※ 受験生にとっては良いことです

例年であれば,上智4日程+慶應5日程で,早稲田の9日程と同じくらいの分量か,それでも早稲田の方が多いくらいだった。今年は明らかに前者の方が多い。慶應が暴れてたのと,早稲田のいくつかの学部がおとなしかった影響かな。このまま早稲田が鎮静化するのを祈ります。

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2015年03月12日

受験世界史悪問・難問・奇問集 ver.2015 その1(上智大・慶應大の途中まで)

・序
昨年には本シリーズが出版されるという驚きの展開を迎えた。改めて読者の皆様にはお礼申し上げたい。今年の分も書き上がったので,お届けする。可能な範囲で今後も継続していく予定であるので,春の風物詩として,興味の続く限りお読みいただけると幸いである。


・収録の基準と分類
基準は昨年と全く同じであるので,リンクを張っておく。


総評
数こそ12番までいったが,例年と比較すると,今年の上智大はおとなしかったと言える。海岸線のない地図だとか,キリスト教系の知識ミスだとかいった上智特有の悪問は姿を消し,日本語が下手くそ系の悪問も少なかった。また,あの出題ミスをかたくなに認めてこなかった上智大が,今年は日本史で出題ミスを認める発表を行った(pdfファイルにつき注意)。驚くべき変革である。拙著の効果であるとはほとんど考えられないものの,上智大の内部で何かが起きているような気はしている。では改善されたかというとそうでもなく,上智大の慶應大学化が見られ,「教科書や用語集のどこかに載ってればいいんでしょ?」という開き直り的な問題が増加した。載っていないよりはマシではあるが,それで後述する新課程が乗り切れるのかは疑問である。

早稲田は例年通りか,それよりはおとなしかった印象。特に教育学部は収録ゼロ。毎年ひどい社学は今年も収録3つながら,収録されなかった問題を見るとかなり解きやすくなっており,全体としては適正化している。良い傾向。一方,例年は早稲田よりおとなしい慶應大が今年は経済学部以外の3つが満遍なくひどかった。経済学部は良問ぞろいで,一人気を吐いていた。

来年度からとうとう社会科も新課程へ移行する。これに伴い各社教科書・山川の用語集も大改訂が行われた。変更点をまとめると以下の2点。
・用語の説明が正確になり,最新の研究成果が大きく採用された。たとえば,ナポレオン3世に関する記述にサン=シモン主義の影響が記載され,評価が大きく向上した。その他にオゴタイ=ハン国の完全消滅,タイ人南下のモンゴル帝国起因説の消滅など。
・特に用語集の場合,収録された用語の数が20%減少した。約7000語から約5600語になった。それも難関私大が好む政治史の細かな用語が大幅にカットされた一方,社会経済史の用語は存置または微増している。これにより,たとえば今年のセンター試験すら新課程基準だと範囲外からの出題がある。(無論,今年度はまだ旧課程なのでそれ自体は全く悪くない。そのくらい用語が減少&重点が変わったということ。)
おそらく,難関私大は浪人生の存在を理由にして新課程の適用を一切無視するか,そもそも新課程への移行自体に(意図的ではなく怠惰により)気づかず,例年通りの出題をする,と予言しておく。後者由来の難問はともかく,前者由来の悪問や出題ミスが頻発しそうな。来年度の私の難問・悪問・出題ミス判定は新課程基準で行う予定である……数が膨大にならなければいいけど。

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2015年03月06日

わざとダサくしているわけではないはずで

・「同一労働・同一賃金」はどうして難しいのか? | 冷泉彰彦 (ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト)
→ 本当にその通り。出世を人質にした活力向上と無駄儀式への参加による忠誠心確認は限界に来ているのでは。非効率にも程があるので,と自分自身サラリーマンやりながらそう思う。
→ 厳密な同一賃金・同一労働が日本の社会になじむかどうかは別問題だが,女性の社会進出阻害など,様々な問題の原点になってしまっているのは確かだと思う。


・自民党からまた衝撃回答「性的少数者について人権問題として取り組まなくてよい」 (ゲイリーマンのカミングアウト的思考)
→ 自民党の「性同一性障害」と「同性愛」の扱いの違い,次世代の党の意外な寛容さは注目かも。保守政党は身内の問題になった途端にリベラルになる傾向はあるので。次世代の党は幹部クラスの本人または親族に性的マイノリティがいるのかもしれない。


・投票所にクマ来襲備え爆竹準備 岐阜・高山で32カ所(47NEWS)
→ すごい単純に,ある程度文明が発達してないと,これだけ大規模な民主主義とか無理だよなぁ,とか。安易なマルクス主義はダメだが,実際唯物史観で捉えるとしっくり来ることもある。


・続・「ダサピンク現象」について―だから、「ピンクが嫌い」って話じゃなくてさぁ…(yuhka-unoの日記)
→ 企業側だってちゃんと戦略練って商品作っているはずなのに,どうしてこうなっちゃうんだろう,という疑問はある。
→ ハンロンの剃刀と言われればそれまでだけど。悪意ではないものの,無能で説明できるのは間違いないので。


・レタス奴隷の川上村 現代日本の魔境(ガハろぐNewsヽ(・ω・)/ズコー )
→ 前から大問題になってるけど,本当に早く制度が改善・消滅しないもんかね。>外国人技能実習生制度
→ なんというか,現代日本の内陸部にクーリーを使ったプランテーションがあって,そこで生産しているのがレタスというのは非現実感しかないが,現実なのだよなぁ。


・【画像あり】暇だから絵画の美少女たちを貼って行く(暇人\(^o^)/速報)
→ 「今日のブーグロースレ」だと思ったら意外と多種多様で知らん絵もけっこうあった。まあでも,ブーグローは多かったと思う。
→ 19世紀の卓絶した技術はフランス・アカデミズムによらず素晴らしいと思います。
  
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2015年03月05日

最近読んだもの・買ったもの

・『ガールズ&パンツァー』アンソロジー:聖グロリアーナ編。何に苦労したって,この本探すのに苦労した。ガルパンの漫画なのに,メディアファクトリーじゃなくて一迅社というのは予想外である。そりゃ見つからないはずだ。反省してサンダース編は早めに確保した。
→ で,聖グロリアーナの面々……というよりもダージリンにスポットをあてたアンソロジーである。著者の面々もいつものアンソロジーとは全く違い,より二次創作的な色彩が強い。ただし,それがゆえに逆にダー様がおとなしかったように思えた。もっとラブラブであれだけ暴れてるからなぁ……


・『スカーレットオーダー』3巻。偽姫様再登場。ミナ姫と並び立つことが多くなったせいか,以前から少し顔が変わっていて,若干威厳を失い,より偽物らしくなった。
→ その偽姫様が赤子魂や公主家の真相を知っている模様。さて問題はその真相を教えた輩がいるはずで,その辺が第三勢力「影」がかかわっているのか否か。どっかで反吸血鬼勢力もまた出てくるだろうし,勢力の数が増えてきた。偽姫様の勢力は脱落が早そうに見えるが,どうなるか。


・『だがしかし』1巻。ちまたで話題なので読んでみた。本作を会話芸で表現するに「美少女が出てきて」「うん」「ハイテンションギャグで」「ほほう」「駄菓子の紹介をする」「ちょっと待てや」という完全ツッコミ待ち仕様の作品である。
→ 実際おもしろい。駄菓子について語るヒロインほたるさんのミスマッチ感がたまらなくかわいい。いやむしろほたるさんの駄菓子狂いっぷりと,二次元世界でも変な子御用達の,ちょっとロリータの入ったお嬢様服とが見事にマッチしているとも言える。この服にして正解。
→ 今現在はほとんど駄菓子を食べないが,小学生の時分には食べていたので,紹介されてくる駄菓子がなかなかに懐かしい。うまい棒はもちろん,ポテトフライもこざくら餅も好きでした,はい。こざくら餅の量は確かに減っていった記憶がある。今10個しか入ってないんやな……





・『咲-Saki-』13巻。主に準決勝の中堅戦。
→ 冒頭がいきなり霧島神境の海だが,作者の言を信じるなら異世界らしいので,すぐさま行けるのは納得した。
>霧島神境と神境の海と言われてる場所は鹿児島とかではないちょっと特別な場所です。世界中の色んな山から入れますが戻る時は同じ山に戻ります。 
→ 滝見春が「相変わらずの貸切状態」と言っていたが,そりゃ利用者少ないだろうな。むしろ多かったら霧島神社関係者どれだけ海好きやねんと。加えて霞さんが「海の家がない」と言っていたが,なくて当然である。さらに「宮守の子たちは今晩こっちに着く」と言っているが,移動には時間がかかるらしい。“山”じゃないとダメだとすると,高尾山あたりから移動するのだろうか。東京の都心から高尾山なら電車で1時間というところだが。ある程度高い山や霊峰じゃないとダメなのかも。あと,霧島神社の関係者がいなくても,宮守の面々だけで異世界に渡航可能なのか? それとも霞さんあたりが迎えに行くのか。謎は深まるばかりである。しかし,本気でファンタジーじみてきた。そりゃ麻雀も現実とは違いますわ。
→ 雀明華については別記事にて。第120局の登場シーンはメリー・ポピンズがモチーフだと思うのだが,これだけはどうしても南仏につながらなかった。元ネタがメリー・ポピンズではないか,関連はないけど一発ギャグで入れてきたか,いずれか。ただ,今思うとp.29で席決めで引いた牌が“南”だったのはヒントだったんだなと。これで南仏と気付けというのは無茶です立先生。
→ 最大のツッコミどころはやっぱり「欧州選手権では対局中に歌ってもよい」という謎の設定。向こうだとそれはスタンダードなのか。
→ p.153のたかみーがかわいすぎて死んでしまう。決勝の中堅戦,私は正気を保っていられるだろうか。
→ 最後に揺杏さん,個人で立体裁断とかしてあれだけの服を仕立てあげるのは相当すごいのでは。フィリア学院に進学しよう(提案)という,エロゲーマーにしか通じないオチをつけておく。


・『シノハユ』2巻。主に閑無編。あー,こういう無敵系の子おったなーと。幼少期は引っ越しを繰り返していたが,どこの小学校にも大体いた。中学入ったくらいまでは「基本無敵」な子がいたが,中二くらいからいなくなっていった気がする。その辺りで専門化が進むのだろうか。まあ,最初からインドアに特化した私には別世界であったが。閑無さんは高校になっても無敵そうだが,どうなっているのか大変気になる。……高校生編は何年後だろう……  
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2015年03月04日

言い換えるなら「イマイチ萌えない現象」か

・残念な女性向け商品が作られてしまう「ダサピンク現象」について(yuhka-unoの日記)
→ 商品開発の際は,ちゃんと当事者の意見を聞こう,という話。「ピンク」自体は問題ではなく,「安直なピンク」が「ダサくなりがち」で,原因は「安直さ」にある,ということ。
→ 似たような事例で,「オタクって萌え絵が好きなんだろ?」と出てきたものが少なからずセンスに欠け,様式から言えば萌え絵の範疇だがちっとも萌えないというパターン。好みの差で片付けられないクオリティがそこにはある。地方自治体のや大手企業のキャラがそういうのだったりするときの残念さ。その意味で,「イマイチ萌えない娘」はダサピンク現象の空隙をよく突いていたと思われる。


・京王線の種類が多すぎて訳が分からないという悲鳴(Togetter)
→ 京王と京急はもうちょっと整理できんのか,とは思う。準特急あたりは存在意義がわからない。止まる駅が特急と大差なくないか。
→ スマホでジョルダン使えよ,というのは別問題の話である。


・私大の定員超過抑制へ 文科省検討、大都市で助成厳格化(朝日新聞デジタル)
→ 本義はどちらかというとこっちじゃないかと。
>「文科省が定員超過に厳しい態度をとるのは、教員数が定員数に基づき決まり、定員を超過するほど、教育の質の悪化につながりかねないからだ。」
→ とするとそう悪い政策ではない。少なくとも目的は正当で,批判するなら別の目的に使われそうだからとするべきだ。「地方の過疎化に歯止めをかけるのが狙い」を主眼とした朝日新聞の読解は根本的に間違いである。
→ それはそれとして,「地方(大学)の過疎化・人材の大都市流出」はどう対策したらいいだろうか。そもそも大都市圏の私大を狙う層は地方国立大を受験しない。受験型が違いすぎるためだ。地方国立を受ける子は東京の私大も受験できるが,逆はできない。私立専願なら大都市圏中心になるのは当然だ。それゆえに,記事への反応に見られる「国立の学費を下げれば自然に誘導できる」という批判も的外れだ。学費の問題ではないし,さらに言えば人気の私大は奨学金が充実したところが多い。彼らは彼らで,地方の旧帝大と熾烈な学生の奪い合いをしているのである。高額の学費+下宿の必要性を考えれば,奨学金の拡充は有力な一手だ。
→ 「地方の私大にまともなのがほとんどないのが問題」というのは割りと正しい。私大ではないが国際教養大はあんな辺境にあるのに成功していて,私大からの見学・研修の申請が絶えないというのは有名な話だ。偏差値的にも旧帝大・早慶と差がない。魅力さえあれば人は誘引できるが,その魅力の創出が一番難しいのである。


・【PC-98】Windows95で仕事ができるか実験してみた【フロッピー】(ツナガルコラム 〜ツナガルをもっと楽しく!〜)
→ そらそうなるよ,を地で行く強引さ,嫌いじゃない。
→  「「Tポイントカードの残高は確認できますよ!」「馬鹿かこいつ」」の流れが好きです。
→ あと,アスキーの人マジでお疲れ様でした。  
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2015年03月03日

非ニコマス定期消化 2014.11月下旬〜12月下旬




実況プレイとして超名作。ゲーム自体もすごくおもしろい。なんでも壊せてしまうレゴの世界にそれを当然と考えている世界観,オープンワールドらしいスケールの大きさ,ハリウッド映画のような雰囲気がよくマッチしている。様々な名作映画からのパロディがふんだんに盛り込まれており,何より『ショーシャンクの空に』のパロディで大爆笑した。ちょうどレゴムービーを見たことも会って,11・12月は自分の中でレゴブームでした。ただてるの実況センスも良い。本編は完結済だが,探索編は続行中。





VicRの傑作AAR。日本プレイで,縛りは文明国に宣戦布告禁止。目標はアジア諸国の自立。オランダを東南アジアから駆逐してからは平和なプレイになるはずだったのが,17話でのアメリカの大暴走から神展開に。こんなに盛り上がるVicRのAARもそうない。ゲームを知ってるなら必ず見るべし。現在は完結済で,総括回が進行中。



総括回のニコニコ市場に拙著貼った人,怒らないから出てきなさい。





まさかの新バグ発見でさかのぼって更新。それにしても,針の穴に糸を通すような作業の数々で,ルート構築が本当にすごい。完結おめでとうございます。




デスゲイズ戦。こんなバグあったんやな……初めて知った。沙悟浄の槍を持たせれば縛りプレーじゃなくてもけっこう有効なのでは,と思ったが,沙悟浄の槍だと必殺剣が指定できないか。源氏の小手を装備して右手を沙悟浄の槍にして,左手を刀にして必殺剣,とかだとどうだろうか。



なんだかんだ言って再現できちゃうのがすごい。



よくつなげたなぁ。作品順ではなく,ステージ順というのも良い。



英語にしてもかっこいい。without a nameのところが特にいい。  
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2015年03月02日

咲関連の気になったもの(14年7月下旬〜9月中旬頃)

・【アニメ記事】咲-Saki- 咲-Saki-全国編 回想が長い高校はどこだ(二回戦先鋒戦・次鋒戦編)(ニワカ王者)
・【アニメ記事】咲-Saki- 咲-Saki-全国編 回想が長い高校はどこだ(二回戦中堅戦・副将戦編)(ニワカ王者)
・【アニメ記事】咲-Saki- 咲-Saki-全国編 回想が長い高校はどこだ(二回戦大将戦編・最終結果)(ニワカ王者)
・【アニメ記事】咲-Saki- 咲-Saki-一期 回想が長い高校はどこだ(県決勝先鋒戦〜副将戦編)(ニワカ王者)
・【アニメ記事】咲-Saki- 咲-Saki-一期 回想が長い高校はどこだ(県決勝大将戦編・最終結果)(ニワカ王者)
→ 回想の長さと勝敗は,実際にはあまり関係が無いことを示した貴重なデータ集。よくぞ数えた。回想は負けフラグなんかじゃないぞ。
→ ただ,県決勝の場合,正直スポットライトの当たっていない中堅・副将の二人を抱えた風越が一番短いのは当然として除外すると,二番目に短かった清澄の勝ちあがりで,やはり「回想の長さが敗因」と言えてしまうのかも。
→ さらなる検証のために,次は誰かが原作のコマ数で(他力本願)


・衣「あれは…チャンピオンか?」(おかしくねーしSSまとめ)
短いけどこういうの好き。衣ちゃんってこういう役割なところあるし,本編であってもおかしくなかった光景かも。


・【考察】たかみスロットが7つだったのは本当に間違っているのか?(麻雀雑記あれこれ)
→ これにはたかみー好きのDGさんも納得。ということは,理屈の上ではたかみースロットゼロもありうる。魔物級3人で囲んでスロットが3つとかで南4局まで来てしまい涙目のたかみー,超見たい。



・【朗報】咲-Saki-13巻&シノハユ2巻の背景が発売3週間前なのに特定(近代麻雀漫画生活)
→ 特定班すごい(小並感)。いや,これは本当にすごい。先読みて何。場所が他の背景の近く,かつ坂や階段が使われやすいという傾向を踏まえた上という理屈を知るとなるほどとは思う。が,それにしても本当に当てちゃうのは驚異的な研究力と言わざるをえない。


・小林立先生のサイトの過去ログまとめ(気分次第。)
→ 後追い勢としても便利すぎるサイト。
→ ちょっと驚いたのは「アニメ8話で久とまこを強めてくるところなどは「新入生を待ってたことと悪待ちをからめてくるんだ…浦畑さんすごー」とひたすら感激しましたし」(09.09.01)って書いてあるってことは,あれは元々リッツの案ではなかったということか。
→ もう一つ驚いたのは,2010年にほとんど更新がなかったこと。この頃が一番切羽詰ってたのかも。1期のアニメが終わった後ではあるが。  
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2015年03月01日

雀明華の元ネタについて判明していることまとめ

以下,ほとんど自分で調べた要素がないので,自分がまとめるのも何かなーと思いつつ,誰もやらないままなのもネット上の損なのでやっておきます。

○様々な論拠から,雀明華の元ネタはエディット・ピアフ及び南仏に関連する事項と推測される。
・エディット・ピアフ(Wikipedia)

1.「らっさいらっさい」から推測される明華が歌っていたとされる曲は,エディット・ピアフが歌っていたもの。
「あっさいら,あっさいら」のつなぎがくっついてらっさいになっている模様。




2.エディット・ピアフは芸名だが,「ピアフ」は「雀」を意味するパリの俗語。
・参考:Moineau(フランス語版Wikipedia)の下段,Moineau dans la culture populaireに記載有り。雀明華の名字。また,無論のことながら麻雀の「雀」でもある。


3.明華の出身地ソフィア・アンティポリスと,エディット・ピアフの死没地グラースは同じアルプ=マリティーム県にある。
・参考:プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏(Wikipedia),およびアルプ=マリティーム県(英語版Wikipedia)
→ ついでに言うと,プロヴァンス地方というと強烈な“南風”であるミストラルが吹くことで有名。言うまでもなく明華の二つ名は「風神(ヴァントゥール)」で,麻雀では風牌を多く集める傾向がある。実は私はソフィア・アンティポリスの地名と彼女の打ち筋からこっちが先に引っかかったし,先行記事では指摘もされていた。
・参考:雀明華ちゃんについて(さくやこのはな),および風の山?救国の聖女? 雀明華仮説(アルカ茄子)
……が,そこから他のプロヴァンス要素と全く結びつかなくて放棄していた。シャンソンはさすがに知りません。


4.すっごい深読みすると岩館揺杏との関連性が出てくる。
有珠山高校についてはキリスト教モチーフが極めて多用されており,それぞれの名前にも反映されている。岩館揺杏の名前は「岩館」がおそらくペテロ,揺杏は「ゆあん」の読みからヨハネからと推測されている。今気づいたけどヨハネ・パウロだと前々教皇と同じ名前。残念ながらぺテロなのだが。
・参考:第114局[調整]◆撻優織丱譴△蝓曄覆気やこのはな),および岩館揺杏元ネタ探し(アルカ茄子)
→ 一方,エディット・ピアフの本名はエディット・ジョヴァンナ・ガション(Edith Giovanna Gassion)で,Giovannaはヨハネのイタリア語形(エディット・ピアフはイタリア系で,その意味でも伊仏国境にあたるプロヴァンス地方とは関連性がある)。前出の記事でさくやこのはなのあおいさんが指摘しているように,プロヴァンスと言えばマグダラのマリアが隠遁した土地としても名高い。
→ これがどう関連してくるかというと,
・聖書においてマグダラのマリアとペテロは対立構造にある。4つの福音書でマグダラのマリアに好意的なのがヨハネ福音書,逆に厳しいのがルカ福音書。最も顕著な例として,ルカ福音書は「ノリ・メ・タンゲレ」のエピソードをほぼカットした上で,「使徒たちには、それが愚かな話のように思われて、それを信じなかった。ペテロは立って墓へ走って行き、かがんで中を見ると、亜麻布だけがそこにあったので、事の次第を不思議に思いながら帰って行った。」(第24章11〜13行)と,イエスが復活したというマグダラのマリアの証言をペテロに疑わせるエピソードをわざわざさし挟んでいる。
・『ダ・ヴィンチ・コード』において「ダ・ヴィンチの《最後の晩餐》に描かれたヨハネは,実は女性でマグダラのマリア」とされ,これがマグダラのマリアがイエスの妻だった説の論拠とされている。さらに,マグダラのマリアの隣に座るペテロが彼女に敵意を向けた顔をしていると指摘。これ自体は珍説としか言いようがないが,史上最も有名な珍説であろう。
→ 以上から,ヨハネを挟んでペテロとマグダラのマリアが立つという構造が,『咲』における中堅戦の背景として存在すると考えることもできる。この考察は自分でしておいて正直深読みにすぎると思うのだが,ただ,「マグダラのマリアが麻雀でペテロ(とヨハネ)をぼこぼこにした」と考えるとその光景がめっちゃおもしろいので,それだけでも記述する価値があると判断したことを付記しておく。
  
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