2015年10月30日

がっこうぐらし!:原作とアニメの差異について

『がっこうぐらし!』は,ユキの描写について原作とアニメの間に非常に大きな差異があるが,皆さんお気づきになられただろうか。以下ネタバレ全開。

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2015年10月28日

非ニコマス定期消化 第15回MMD杯

正直に言って盛り上がりに欠いたな,とは。はっきり言ってしまうと,前回の例のアレに対する対処を完璧に間違えたと思う。アレは悪ふざけの領域を完全に超えていて,法の穴を突いた単なる人権侵害でしかないので,何かしらの理由をつけて排除できたと思う。「ニコニコ自体が著作権侵害の塊だし,エア本とかあったわけで,今更w」というのは,今回に限って言えばちょっと通らない。仮にその理屈を通すとしても,この第15回で人が離れたこと自体が如実に実害であるわけで。

「総合部門はおまけ,審査員賞・特別賞が本番」というのはMMD杯の継続した視聴者なら常識ではあるから,総合がどれだけ荒らされようともさして影響はないし,どうせ工作が入って見かけ上は盛り上がってるように見えるだろ,と思ったが,工作の有無は横に置いといたとしても,予想以上にダメージが大きかったようだった。第16回はどうなるやら。




この夕立レベルが200くらいあるっぽい。



超巨大なオリジナル合作。主催は前回の軽トラバッドエンドの人。すごく盛大に何も始まらない。



アニメ1話のリメイクに近い条件で。アニメも「特I型が最新鋭の世界」を守ってくれれば不自然さが減ったのになぁと思う。



常連になってきた艦これへちょ。細かいネタがとても良い。



萃香と勇儀が桃太郎の両親役という出落ちからのツッコミが追いつかない展開。ベタながらけっこうおもしろい。



こいつらならゾンビ怖くないわ。というかお燐は反則でしょうw



MMD杯なのにほとんど動かないという大会に一つはある動画。コントの内容は最高におもしろい。しかし,4分も赤が続いてたらこんなコントでも切れるw



キングダムハーツを知らないのでストーリーがわからないが,映像美で言う個人的な優勝はこれ。




そして今回の最優秀ダンス動画はこれ。阿武隈がかっこかわいい。電流の演出や背景の変化もよい。

  
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2015年10月27日

10月に行った展覧会(東博ブルガリ展・春画展)

ブルガリ:ソートワール(プラチナ・サファイア・ダイヤ)東博のブルガリ展。東博の宝飾品の企画展というとカルティエ展が記憶に鮮烈に残っているが,あれももう6年前である。カルティエが19世紀の前半のフランススタートであるのに対し,ブルガリはギリシア出身の移民が19世紀末にローマで店を開いたものであるから,両者のスタートは大きく異なる。カルティエは当初シンプルであったところから,英仏の植民地帝国形成につれてカラフルで豪華なものに変貌していった。それに比較すると,ブルガリのデザインは最初から最後までシンプルだったように見えた。プラチナやダイヤを使っているのだから間違いなく豪華なのだが,「白しか色がない」だとか「プラチナとサファイアしか使っていない」だとかという。

そのシンプルさが売りで良いのだという意見はもっともだが,個人的な好みから言えばカルティエの方が好きだ。宝飾品は半貴石まで用いてカラフルであって欲しい。もっともそれは見る側の立場からの話であって,実際に身につける立場からするとシンプルに輝く作品の方がいいのかもしれない。まあ,私が身につけることはおそらく未来永劫ありえないので,考慮するだけ無駄だ。なお,リンクした東博のHPで紹介されているものは展示中でも比較的カラフルなものが選ばれており,ややミスリード感がある。

展示の最初ではブルガリがギリシアの伝統を引いているという紹介がされていたが,あれは無駄だったと思う。そもそも19世紀のギリシア出身でギリシアの伝統を引いていると言われても,それは古代ギリシアを言いたいのか,それともスラヴ化されたギリシアを言いたいのか不明瞭であった上に,そのような要素は展示から読み取れず,またキャプションでの詳しい説明もなかった。あの投げっぱなしはいただけない。


永青文庫の春画展。日本初の本格的な春画展である。貸してくれる会場がなかなか見つからず企画倒れが危ぶまれていたところ,細川護煕が二つ返事でOKを出して開催とあいなったそうだ。政治家としては功績がほとんどないが,今回に関してはよくやったとしか言えない。しかし,それでもあえて文句を言うのが許されるのならば,この建物は本企画展を実施するにはどうにも狭かった。サブカル的人気が得られたせいで,圧倒的なサブカルカップル率(女性の方は童殺服)の大混雑であったことも災いし,比喩抜きで「足の踏み場もない」会場での展覧会となってしまった。Twitterでそうつぶやいたところ「むしろ童殺服を観察に行くべきでは」という反応があり,そういう目的であっても原宿並みの成果を得られそうである。

さて,本展覧会に関連して「春画はアートかポルノか」という議論が盛んであったので,一言申し上げたい。言うまでもなく当時の人々のポルノであるが,現在の我々がこれで興奮するのは難しい(少なくとも私には童殺服の方がよほど目の保養である)。だからポルノかどうかは文脈で変わってくる。アートかどうかで言えば文脈を問わずにアートであるとは言い切れるので,「アートであってポルノではない」とか「アートであってかつポルノである」と言うのは可能だが,「アートかポルノか」と二分法で議論するのは馬鹿馬鹿しさしかない。ポルノであるならアートではない等という価値観は20世紀の遺物であろうから,さっさと埋葬させてほしい。

展覧会自体の感想としては,対象が猥雑なものになっただけで,良くも悪くも絵は絵でしかないのだなというのが率直な感想になる。もちろん非常に珍しい展示品の数々であったし,当時の人々もここまでやったんだという興味深さもあった。葛飾北斎による有名な蛸の絵もあった。

しかし,消費できるポルノとして見ない以上はやはり「美術作品」であり,物珍しさが失せると「よくできた風俗画」としてしか鑑賞できなくなってしまった。ただ,そういう自分自体が新しい発見ではあったし,これだけ大量の風俗画の浮世絵を鑑賞する機会も希有であり,満足度は高い。行ってよかったと思うし,今後の美術展示において,春画がより普通の存在として各美術館に展示されていくことを願いたい。サブカルカップルが飛びついている辺りから,深くは語らないが,避ける向きもありそうだが,偏見抜きで鑑賞に行くことを勧めたい。  
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2015年10月26日

9月に行った展覧会(芸大・サントリー美術館)

上村松園「焔」芸大美術館の幽霊展。夏の納涼としての企画展示なのだから8月中に行こうと思っていたのだが,気づいたら9月になっていた。しかし,ケガの功名か,芸大の文化祭の日に偶然行くことができ,ついでに芸大祭も楽しんだ。ひどい豪雨だったことだけが不運であった。周囲の観光客が「芸大美術館がこんなに混んでるのは初めて見た」と言っていたが,全くの同感である。しかし,人が多すぎたせいか,納涼のための展示が人の熱気で全然冷えなかった。展示は幽霊を描いた掛け軸が中心。円山応挙の伝説にも触れているが,円山応挙の作品自体は少なかった。この点はやや拍子抜けである。

代わって,ハイライトは展示の最後を飾っていた上村松園の「焔」。六条御息所の生き霊を描いた作品で,大変な美人画である。多くの幽霊はお岩さんに代表されるように,生前の事情か死体の腐敗によりグロテスクな容姿になってしまっているが,一方で美女であるがゆえに嫉妬深く,怨念を持った幽霊も存在する。六条御息所の生き霊はその典型例と言えよう。本作は作品自体がかなり巨大で,それだけに,インパクトのある恐怖に襲われる。上村松園自身は本作を「凄艶な」と形容したそうだが,確かに本作は色気と冷たさが不思議と同居している。ところで,こういう変わった企画展を採用したのは東京新聞である。どうしても資金力が弱い企画が目立ってしまうが,こういう工夫はとても良いと思う。


サントリー美術館の藤田美術館展。藤田美術館は大阪にある,旧藤田財閥によるコレクションを収めた美術館である。藤田財閥は現在のDOWAホールディングス(同和鉱業)が直系の後継組織だが,分裂してできた企業として日産自動車や日立グループがあり,日本の鉱工業の勃興に大きく貢献した財閥であった。実は椿山荘の経営母体も藤田財閥出身である。実質的な創業者の傳三郎とその長男平三郎による美術品収集熱が熱く,戦後の財閥解体後に美術館となった。目玉は何と言っても世界に三点しかない曜変天目茶碗のうちの1つが収蔵されていることで,今回の展示にも来ていた。

曜変天目茶碗というと三点の中でも最も有名なのは静嘉堂文庫の持つ稲葉天目であり,藤田美術館のものは知名度的に劣る。私の見た感想としても,すごいはすごいのだが稲葉天目の凄みにはちょっと勝てないというのが正直なところであった。少しくすんでいて,どこまでも透明で宇宙的な奥行きがある稲葉天目にはスケール的に勝てない。写真で見ると稲葉天目とほとんど変わりが無いように見えるので,やはり実物を実見するのは大事だ。

今回の展示でより重要だったのは仏教美術かもしれない。藤田傳三郎は廃仏毀釈で破壊される仏像を「文化財」と捉える先駆的な目をしており,私財によって仏教美術を廃仏毀釈から救う運動をしていた。そのコレクションが相当に豪華であり,平安末や鎌倉期のものはもちろんのこと,奈良時代のものまであるのだからすごい。トータルのコレクションとしては茶道具よりもこちらの方が貴重で重要度が高いのでは。サントリー美術館での展示は終わってしまったが,11/23までは福岡市美術館で開催中である。  
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2015年10月24日

『Banished』覚書

充実したWikiがあるので,ここではゲームの簡単な紹介と,各ポイントにおける私的なコメントを書いておく。


【『Banished』とは?】
"Banished"は「追放者たち」という意味。何らかの事情で追放され,住処を失った人々の指導者となって,森林を開拓し,新たな集落を形成するのが目的のゲーム。入手方法はいくつかあるが,Steamで購入するのが最も手軽であろう。レートにもよるが,2000円前後で購入できる。値段の安さや,ゲーム製作者がたったの二人という点からも想像できる通り,正直に申告してシンプルなゲームであり,簡単にコツがつかめる。しかし,美麗なグラフィックと音楽により中世ヨーロッパの農村の雰囲気を手軽に楽しめるという経営系SLGという点で本作は突出しており,年間継続してプレイする人は少なかろうとも,多くの人が1周間ほどは寝食を忘れるというゲームになっている。


【Banished惑星の特徴】
Banishedは基本的に中世ヨーロッパの雰囲気が漂う世界観ではあり,おそらくモチーフは東方植民であろう。しかし,いくつか地球とは違った特徴を持つ。
・公転周期が地球の約4倍。四季があるのは同じなので,おおよそ季節が一つ過ぎるたびに人間たちが1つ歳をとっていくことになる。言い換えると,Banished惑星の1年は地球の4年にあたる。本作は1年はyear,人間の年齢はageで表示するので,1year=4ageである。これを頭に入れておかないと意外と混乱する。
・気候はゲーム開始時に三種類から選べる。Mild,Nomal,Harsh。MildとNormalはそれほど違いを感じないが,Harshは目に見えて秋が短く,冷えるのが早い。結果的にHarshでは農業の生産効率が悪い。
・地形も開始時に山がち(Mountain)か谷底(Valley)か選択できる。谷底マップの方が平地が広く,水場も多い。本作の山は鉱山以外に一切利用価値がなく,標高の高い山は村人が通れない。したがって,はっきり言うと本作の山はあるだけ邪魔な存在である。普通にプレイしたければ谷底マップを,マゾプレイをしたければ気候をHarshにした上で山マップにするとよい。
・地球とは別の惑星なので,いかに中世ヨーロッパの雰囲気が出ていようとも,ジャガイモが普通に存在する。中世ファンタジー警察はお引取りを。


【Banished人の特徴】
これもいくつか地球人と異なった特徴を持つ。
・極めて勤勉で,ほとんどさぼらない。ゲーム終盤以降に発生するNEET(事実上の失業者)になると別であるが。
・身体が極めて頑丈。中世ヨーロッパレベルの医療水準であると推測され,医薬品は森林で採取できる薬草のみであるが,人口の9割が天寿を全うして老衰死する。残りの1割はゲーム序盤の餓死・凍死と,女性の産褥死であり,ゲームシステム上は病死が存在しているものの,薬草の収集さえ怠っていなければインフルエンザが流行ろうがチフスが流行ろうが,ほとんど死なない。平均寿命は80歳くらいあるのではないだろうか。Banished惑星の公転周期から言って20年くらいは生存を見込める。しかも老衰死する直前まで現役で働き,生産効率も下がらない。15歳くらいから80歳くらいまでが生産人口として見込める。しかも,妊娠中の女性も一切生産効率が下がらないし,産休も育休も取らない。
・頭脳も全員明晰。トロピコのように村人一人一人に能力値を設定したり適性を設定したりすると煩雑になるから避けたものと思われるが,10歳から学校で5年ほど学習すると,あらゆる分野のエキスパートになれる。
・そこそこ高い文明度にもかかわらず,貨幣というものの存在を知らない。交易はすべて物々交換であるが,薪や毛織物が事実上の通貨として流通することが多い。


【難易度】
本作はゲーム開始時に,前述した地形と気候,そして村人の初期状態が設定できる。初期状態は3種類から選択でき,EasyとNormalとHardがある。Easyは本当にぬるいので,トロピコに代表される他の集落経営SLGをやったことがある人は,いきなりNormalで全く問題ない。また,EasyとNormalは最初から納屋(物置小屋)が建っており,農業も可能。Hardは本当に着の身着のまま追放されたという状態でスタートするので,そこそこ難易度が高い。しかし,他の集落経営SLGの熟練者ならいきなりHardで始めたくらいの方が楽しいかもしれない。その程度には全般的な難易度は高くないゲームと言える。

【参考動画】


ゆっくり実況に抵抗がないなら,この動画が参考になると思う。


【序盤のコツ】
衣食住の確保と考えて,森林を切り開いて木材を確保したら,まずは家族数分の家(wooden house)を建てる……というのは本作最大の罠。本作の「家」は厳密に言うと住処ではなく,繁殖施設である。夫婦が夜の営みをして子供を生み,人口が増やす。Banished人は恥ずかしがりなので,青姦は決してしない。一方,家を建てると集落の食糧状態を一切考慮せず,本能のままにやりまくる。この点は地球人よりも理性が無い。結果として,序盤に野宿生活者をゼロにすべく家を家族数分建てると,2・3年には子供=非生産人口が爆発的に増加し,食糧の需給バランスがあっという間に崩壊し,集落は全滅に追い込まれる。おそらく,本作の全滅エンドの最大の要因がこれであろう。

とはいえ,家を建てないと暖が取れず,冬が越せないんじゃ……と思われるだろうが,実はBanished人は寒さに耐えられなくなると他人の家にずかずかと上がり込んで暖を取るので,序盤は暖房用の家が1軒だけあれば全く問題ない。私は最初これに気づかず,「なんで序盤はこんなに食糧が足りなくなるんだ……難易度がシビアなゲームだなぁ」とか考えていた。チュートリアルで「ゲームを開始したら,家は家族分建ててあげましょう」と誘導されるんだから,完全に罠である。

というわけで,まずは食糧,次に薪,その次に道具と衣服。それぞれの生産手段はチュートリアルをやるなり,Wikiを見ればわかるので割愛する。そしていよいよ最後に2軒目家……とは,実はならない。生産が安定したら,住居よりも優先して真っ先に学校が建てられるべき。本作における教育は極めて重要な要素で,詳細な数字はWikiに譲るが,教育されないまま成人すると,各種の生産能力が2〜3割落ちる。これはかなりの死活問題で,non-educatedな村人だらけの集落は全くの別ゲーのごとく難易度が跳ね上がる。そういう縛りプレーをしているわけでもなければ,学校は何よりも真っ先に建てるべきだ。暖房用以外の家は,それぞれの資材が安定して,学校も建て終わり,労働力不足を感じるようになってからで十分だ。


【中盤のコツ】
人口が100人を超えた辺りから物資があまり始めるので,交易所を建てるとよい。余った物資をつっこんでおくと,一定周期(1年に1度)で商人が来訪し,物々交換を申し出てくる。村人の健康度・幸福度は,多種類の食糧が確保されると上昇するシステムになっているので,自分の村で収穫できない農産物を輸入するとよい。また,本作の鉱山はめちゃくちゃ生産効率が悪いので,鉱物資源は完全に輸入に頼った方がよい。

人口が100人くらいの頃だと余りやすいのは薪。木材を輸入して薪に加工して輸出する,加工貿易はかなり効率よく稼げる。商人が羊を持ってきたら何に代えてでも2頭買うこと。後述するが,羊は本作で最強の経済動物である。羊を飼って羊毛を生産し,衣服に仕立てて輸出すると莫大な資産が手に入る。やってみるとわかるが,正直本作の羊はバランスブレイカーなので,ぬるすぎると感じたら全頭屠殺して封印してもよいかもしれない。そのくらい羊を飼い始めるとヌルゲーになるので。なお,全ての家畜は2匹以上でなければ繁殖が進まない。Banished人は牧場からはみ出た家畜のみ屠殺するので,最初に2匹以上を牧場に入れないと,食料生産施設としては無意味なことになる。


【各食糧生産職業の特徴】 ※ 村人一人は年間100の食糧を消費。つまり年間400の食糧を生産する村人は,自分以外に3人養える計算になる。
・漁師(漁業):すべては漁港の配置にかかっている。漁港から一定距離の円の中にある水面積が大きいほど,漁獲高が上がる。最大だと漁師一人で魚が600ほど生産可能だが,そのような漁業になるには川が鋭角に蛇行しているか,ハート型の湖でも存在していなければ無理で,そんな都合の良いマップは谷底マップでもそんなに無い。普通のマップだと,一人頭400出ていればまずまずと言ったところだろう。漁師一人の生産力は高くない。ただし,水辺は漁港と交易所以外に設置できるものがないため,単位面積(陸地)あたりの生産力なら極めて高い。
・猟師(狩猟):こちらは狩猟小屋から一定距離の円の中にある人の“少なさ”によって収穫量が決まる。森林である必要はないものの,人が少ない場所を選ぶと自然と集落の中心から大きく離れた原生林の真ん中とかに狩猟小屋を置くことになる。猟師以外誰もいないような僻地だと,一人頭年間400の肉がとれ,加えて鹿革が取れる。鹿革は衣服に加工できる。狩猟の目的は肉生産よりも,皮革生産にあると言える。また狩猟小屋の要求する円はかなり巨大で,狩猟の単位面積辺りの生産力は全職業で最低と思われる。
・採集家(採集):こちらは一定距離の円の中にある木の本数に依存するので,森林のど真ん中に採集小屋を建てることになる。もっとも,前述の事情から結果的に狩猟小屋と隣接することが多い。円がちゃんと森林のど真ん中にあれば一人あたりのGDPは安定して600〜700。ただし,狩猟と同様,膨大な土地を,しかも森林として要求されるので,単位面積あたりの生産力は低い。
・農家(畑作):普通のこういうゲームだと農業は狩猟・採集に比べて食料生産が安定するのだが,本作は全くの逆である。一人あたりのGDPは最大で最大で400しか出ない。しかも,収穫期に早めの冬が来ると凶作となり,簡単に200くらいまで下がる。じゃあ農業の利点は無いのかというと2つ。まず,畑はかなり狭い土地でも可能であり,単位面積あたりの生産力はかなり高いこと。次に,毎年作付の変更が可能であり,多種多様な食糧が一つの土地から生産できること。本作の村人はグルメなので,多種類の食材が手に入ると健康度・幸福度が上昇する。
・農家(果樹園):生産効率・メリット・デメリットはおおよそ畑作農家と同じ。ただし,こちらは最初に植樹してから3年ほどは全く収穫できないので,短期的な収穫量はかなり低い。
・畜産家(鶏):鶏肉と卵が手に入る。必要な土地は農業と同程度だが,牧畜は農業よりも労働集約性が低いので,農家なら3人必要になるような土地でも一人で管理できる。一人あたりのGDPは卵が400,鶏肉が150ほどで合計550くらいだが,肉類は交易に出すと他の食糧の3倍の値段で売れるので,市場価格換算なら850くらいになる。かなり効率の良い食料生産施設で,しかも家畜は気候に左右されないので,Harshでは重宝する。
・畜産家(羊):本作のバランスブレイカー。一人が管理する牧場で,年間に羊肉を800前後,40〜50ほどの羊毛を生産する。食糧として見れば一人あたりのGDPは800となり,これでも十分高いのだが,前述の通り肉は市場価格だと3倍となり,羊毛は1単位あたり食糧5個分で売れる。つまり畜産家(羊)の市場価格換算での一人あたりのGDPは2500を超える。また,羊毛はそのまま輸出すると食糧5個分でしかないが,衣服に加工して売ると15個分になる。仕立屋は年間100着ほどの衣服を加工できるので,牧場3つに仕立屋を1つ建てると効率が良い。仕立屋の一人あたりのGDPもまた(15−5)×100で1000前後となり,かなり高い。
・畜産家(牛):本作で育てられる最大の家畜。一人が管理する牧場で,年間に牛肉を600前後,皮革を20前後生産する。市場価格換算で2000には届かない程度。十分高いものの,羊に比べると地味。


【Banished人の味覚】
Banished人は基本的にベジタリアンかつグルメであり,生産に余裕が出てくると,かなり選り好みして食材を選ぶようになる。Wikiの情報に私の実感を重ねた結果,

穀物・芋(小麦・ジャガイモ等)>野菜(パンプキン等)>果樹(リンゴ等)・ナッツ類>採集物(きのこ・玉ねぎなど)>>>>(越えられない壁)>>>魚肉>>>肉類

という印象。結果的に不人気な食糧として肉類・魚類は大量余る。値段を鑑みても,肉類は輸出アイテムとして誘導されているとしか思えない。  
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2015年10月20日

東方コミュニティ白書2015覚書

昨年の。今年は多忙につき,ちょっと遅くなってしまった。人気投票の感想自体も書いてなかったので,まとめて。毎年ながら,良質かつ膨大なデータを提供してくれる久幸繙文氏に感謝を捧げつつ。


pp.16-17
>>人気投票の投票者の年齢分布
二極化の進行(老化と若年層の流入が同時に起きる)という極めて興味深い現象が見られた。代わりにこれまでボリュームゾーンであった20代前半が下がっていて,年齢的には以前よりも圧倒的になだらかになりつつある。10代後半から20代前半に誰しもがはまるもの,というよりは,ある特定層が長く続ける趣味にシフトしつつあるようだ。私の実感としてもそういうところがある。私の同年齢で東方を追っている人の数が減っている一方で,長く続けている人は書籍も買ってべったりという感じであるし,若年層のリヴァイヴァルが起きているのは今年の例大祭で感じた通りだ。

ところで,今年のコミュニティ白書は平均年齢を算出していないが,やめてしまったのには何か理由があるのだろうか。まあ無くても大体わかるというか,平均年齢はほとんど動いていないのではないかと思う。分散が大きく上昇していそう。


pp.20-21
>>東方を知った時期
前回の人気投票で初めてポストニコニコ(ポスト風神録)世代が80%を超えたのだが,今回もほぼ同じ結果で大きな動きがない。東方を知った経路の質問では「動画サイト」という回答が47.5%と,こちらも半数近くに上った。

pp.22-23
>>匿名掲示板における東方コミュニティ
2chでの勢いが下がっているという話だが,これは完全に2ch自体が勢いを失っているというだけの話だろう。したらばとふたばは横ばいだしなぁ。

pp.24-25
>>イラストSNSにおける東方コミュニティ
pixivでもニコニコ静画でも東方は勢いが下がっている。世間的な人気とのズレは,受容する側は掛け持ちが可能だが,描き手は腕が2本しかないというところだろう。お船のゲームや刀のゲーム,札束で殴りあう格ゲーと競合しながら,むしろよく保っていると思う。そういう意味では,東方はバブルが一度弾けて数年経ち,再びおいしいジャンルになりつつあるのかも。これはpp.30-31にもある通り,例大祭の申し込み数自体は下がっていることからも,そう推測できる(第11回の約4300サークルに対し,第12回は約3800サークル・4000スペース)。

pp.28-29
>>ニコニコ動画での東方コミュニティ
一昨年の覚書で「仮に『投稿数を維持・増加したまま,伸びる動画は減っている』のであれば,それはアイドルマスターが通った道」と書き,昨年の覚書で「投稿数は如実に下がっているが,伸びる動画はさして減ってないから,アイマスと同じ道は歩んでいない」と書いたところ,今年は「投稿数やや増,伸びる動画の数はそのまま」という様相。本文中の分析通り,MMD活況だからなぁ。静画同様,こっちでもお船のゲームと上手く共存している印象。


pp.40-41
>>人気投票:キャラ部門
第11回人気投票最大の衝撃と言えば霊夢のトップ陥落とこいしの優勝であるが,こいしは予想され得た範囲内ではあった。東方心綺楼以降で大活躍なので。その他もまずまず予想の範囲内。チルノの順位が徐々に下がっているのは狭義のニコ新参の比重低下の結果だろうと考えるとなかなか感慨深い。紫様の順位もちょっとずつ下がっているが,さすがに最近露出が少なすぎではなかろうか。一方,萃香は茨歌仙に時々出てくるが下げ止まらない。あれは効果薄いか。鈴仙・妹紅を除く永夜抄組も同じく。鈴仙は新作効果があるので,次回の人気投票でも順位を大きく上げそう。妹紅も明らかに深秘録効果だが,これがそこそこ長続きしそうな気がしている。その意味では聖白蓮は下げている。マミゾウさんも上昇はしているが,まだまだ低い。この二人は次回に要注目。

pp.44-49
>>キャラ人気投票:投票層分析
これは新しい試み。キャラごとに男女別・年齢別・知った時期別で大別してある。男女でいうと,魔理沙・慧音・永琳・妹紅・パルスィ・豪族組・赤蛮奇あたりで女性人気が高いのは納得が行く。一方,八坂神奈子・一輪・ムラサ・豊姫あたりで有意に女性人気が高いのはやや意外な印象。何か理由が思いつく方,いるだろうか。

年齢層別では,未成年人気が高いのはチルノ・フラン・妖夢・妹紅・椛・こいしという面々。フラン・妹紅・こいしあたりは納得できるが,チルノは20歳代な印象,妖夢と椛はおっさんが好きなキャラという印象だったのでかなり意外。逆に30代以上の人気が高いのは小悪魔・大妖精・紫・永琳・秋姉妹・白蓮・マミゾウ・光の三妖精という。要するに30代の人気キャラはマイナーキャラと(見た目の)高年齢層という言葉で説明できてしまう。労働で疲れた心身をお姉さまに癒やされたいか。弾幕的には余計に消耗しそうな面々だ……なお,こいしは30代以上からの支持が薄く,30代以上限定の人気投票なら7位まで順位が下がる。全年齢層的に悪くなさそうなイメージだったので,これはこれで意外な結果だ。久幸繙文氏は「(30代以上は)第7回や第8回の頃を髣髴とさせる結果だ」とまとめており,言われてみると1位霊夢・2位アリス・3位早苗なのでその通りである。自分自身もそうだが,今のアラサー東方ファンはバブル期の盛り上がりを忘れられないところがあると思う。

知った時期別は年齢別と単純に一致しない。古参がマイナーキャラに投票する傾向は30代以上と重なるものの,こちらでは古参が必ずしも(見た目の)年齢層高めな方々に投票していないことがうかがえる。古参の投票率が有意に高いのは小悪魔・パチュリー・虹川三姉妹・リグル・雛・キスメ・はたて・マミゾウ・書籍組全般という様子。書籍組に思い入れがあるのは古参の方が多いか。逆に比較的新参な層だと人気キャラは魔理沙・チルノ・フラン・妖夢・妹紅・正邪という面々なので,こちらは正邪以外は年齢層別の未成年と大差ない。若い子なら新参とは言えるが,おっさんなら古参とは言えない,という結果かもしれない。


pp.70-71
>>成人向け作品率
pixivではゆるやかに上昇中も約8%,例大祭の参加サークルでは上がり止まって2割弱,書店委託の同人誌の割合も上がり止まって4割弱といった様相。昔は東方ジャンルというとエロ少なめな印象だったが,いつの間にかまずまずの数が出回るようになった。こうなるとお船のゲームやアイドルのゲームの成人向け作品率も知りたいところ。お船のゲームも少なそうな印象があるが,どうか。そういえばそういう同人誌が夏コミで出てたけど,買いそびれてしまったなぁ。
  
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2015年10月19日

試験・レポートはクローズドで良いと思うのです

ようやく仕事が繁忙期を抜けてまともな更新頻度に戻れそう。


・小学生向けの教材に読書感想文のテンプレが存在する…賛否分かれるTL(Togetter)
→ 発端の人は「読書感想文にテンプレがあること」の是非ではなく,そのテンプレが大学のレポートまで変化しないまま生きてしまっていることに驚愕しているのだが,そんなことはどっか飛んでいって早々にテンプレの是非に話題が転化している。これ自体が本件への注目度の高さを示しているとは言える。ただまあ,この2つの話題は,後述するようにつながっていなくはない。
→ 私的な意見として。元々の議題の方が生産的であって,読書感想文にテンプレがあるにせよないにせよ,そのまま変化せず大学のレポートになっていること自体が日本の中等教育の失敗ではあろう。もっとも,こんな一例で決めつけられるような簡単なテーマではないことは重々前置いた上で。
→ 幾人かの意見にあったように「やり方も指示されないまま『やれ』と言われていた自分たちの教育よりは進歩しているのでは」というのには賛成で,そもそも作文系の課題は「小中学生は文章を書くこと自体に消極的である」という批判から出てきたものであったはずで,その目的はこうしたテンプレが出てきた段階である程度達成されたといえるのではないか。次は脱小学生的テンプレの過程を中高生の教育課程で置かねばならない。
→ また同様の理屈で,高校生的小論文のやり方が今ひとつ指導されぬまま(または予備校や進学校の国語教員個人に丸投げして),AO入試や一般入試で小論文が問われるのだから,読書感想文・作文の指導法問題は重い。結果として大学生のレポートの文章が未熟という現象に帰着しているのだろう。
→ ちなみに,この意味合いで社会科の論述試験ってすごく良い訓練だと思うのだけどなぁ。大学生のレポートも,直接的な課題を与えた方がまだしも出来が良い,とはしばしば聞く話で。大学入試で有効活用しましょうよ。
→ ……ここまで書いて思ったのだが,論述試験の場合,オープンな課題よりクローズドな課題の方が解きやすいってどの程度世間的な共通認識なんだろう。オープンクエッションの方が解きやすいと思われているのならまず教員側からの教育から必要になるので,道は極めて険しくなる。


・明治大はなぜここまで急に評価を上げたのか(東洋経済)
→ 記事中に書いてあることをもう少し噛み砕いて書けば,明治は早慶の滑り止めと,ボリューム層の「チャレンジ」圏がちょうど重なってておいしいポジションを確立したのが最大の勝因だと思う。
→ ところで,同じMARCHでも,中央は山奥すぎて法学部以外は敬遠される傾向があり,青山はチャラいイメージが染み付いていて校風で回避する人がいる。法政は元から5大学で最も偏差値が低く「チャレンジ」圏としてのイメージは良くない。結果的に立教と明治が生き残ったところ,明治がさらに一歩抜きん出て,受験者数でトップ,偏差値でも早慶上智に近づいた。
→ じゃあそこで,なぜ明治が立教に勝ったのかと言えば,記事中にある通り,バンカラなイメージを消しつつチャラくなりすぎなかったブランドイメージの確立というのはやはり大きかろうと思う。国際日本学部の創設何かを見ても,実際にアピールは上手い。しかし,どうせなら立教大学他MARCHそれぞれとちゃんと比較した記事を読みたかった気も。
→ 明治は今後,偏差値が高くなりすぎて早慶に近づいてしまったため,ボリューム層の「チャレンジ」圏から外れてしまって人気が下がるジレンマにさいなまれるのではないかと思う。それが原因で偏差値が下がることは無かろうが,受験者数が下がろう。同じような偏差値帯に同志社があるが,あそこは立地を活かして「関西ではNo.1私大」というポジションを確保しているので問題ない。明治はむしろ「早慶とは違って手頃な大学だよ」アピールか,また何かしら別の手段が必要になってくるが,期待して待ってみたい。


・パリ、革命以来のパン不足 販売店が一斉バカンス 市民は制度廃止に恨み節(SankeiBiz)
→ 状況は全く違うものの,コメ不足のときの日本(1993年)を彷彿とさせる光景である。スーパーのパンはまずいから食べたくないとかいう辺りとか。記事の最後にもある通り,「ケーキ食っとけ」と「ブリオッシュ食っとけ」は多分誰しもが思いついたネタだろうが,約225年前と違って食糧自体が足りないのではなくて選り好みという……「ワガママ言うな,(相対的に)まずいパン食っとけ」という話であった。そういう意味では,根本的に米の種類が違ったタイ米の時よりパリ市民の反応は酷いのでは(輸入しといて捨てたわけではない点ではマシだが)。


・高騰する米国の教科書価格(Willyの脳内日記)
→ この話なんかも関連して思い出すところ。アメリカの大学教育,こと教科書の出版に関してはダメダメすぎるのでは。  
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2015年10月18日

最近読んだもの・買ったもの(咲関連)

『咲』14巻。主に準決勝副将戦。
→ ユキは意外にも中二病キャラだったわけだが,中二病が極まってキリスト教系の高校に進学し,聖書を暗記までした子となると,中二病キャラ広しといえどもかなり少数なのでは。なりきっているわけではないので厳密に言えば邪気眼には当たらないのだけれど,フェニキア文字を手の甲に浮かび上がらせたりそれで輝くツモを呼びこんだりするあたりは邪気眼を超越した何かですわ。「思いに牌が応える」世界観ならでは。こうなると正真正銘の邪気眼らしき対木もこがどういう麻雀を打ってくるのかが気になる。
→ 137局,洋榎さんはまた30円足りんのかというw。こういう天丼は美味しい。まあ30円は会話のきっかけで,メグから感じ取ったものを話しに来たのだろうけど。愛宕洋榎は無能力者に見られていたが,異様なまでに鉄壁な点や,他人の能力にこっそり気づいて警戒してたりする辺りからして,確実に何か持っている。そのうち明らかになるのか,ならないのか。
→ 和とユキは試合外で会っても普通に仲良く会話してそう。咲さんも含めて文学少女トークになるのでは。
→ 13・14巻まとめての感想として。有珠山高校は,最初からインターハイ目指してたわけじゃなくて,偶然超強いのが二人いたからインハイまで進んじゃったんだけど,「祭り」が楽しくて続けたくて本物の強者たちに食らいついていく。すごく“一夏の冒険”感が強い。私が好きなのはこれだ,というのをこの間発見した。名門校は当然背負ってるものがあるし,清澄も阿知賀も,本人たちの「全力で楽しむ」以外に何かしら背負ってるものがある。だからこそドラマがあるのだけれど。宮守はその辺薄いけど,監督の発言とか姉帯さんの生い立ちとか見てくと,やっぱり何も無いわけじゃない。そこへ行くと,有珠山は名門でもなければ背負っている特別なものもない,土地の神と主なる神に見守られて,憂いなく全力で一度きりの青春を戦っている。そういう純粋さが有珠山高校の魅力だろう。142局,爽の「地区代表になれた時点で出来すぎだったんだ。でもこうなると欲が出てくる。」「他の大将たちに勝てるとも思えないけど,ちょっと遊んでくる!」というセリフは象徴的。


・『咲日和』4巻。1年前のまこと部長による部員募集って,咲日和の方で消化していいネタなんかいw,というのをまずつっこまざるをえない。今巻で私的に一番おもしろかったのはこれ。
→ 池田の巻,マンションポエムを拾ってくるとはw。あれってそんなメジャーなネタだったんだなぁ。てっきり,はてな村・DPZ界隈だけで盛り上がってる小ネタだと。
→ 有珠山の巻,枠外の「ホワイトボード買い換えるより,調子が悪い麻雀卓の修理を優先させたほうがよかったのでは」のツッコミが厳しくて笑った。ごもっともですわ。


・『咲日和』OVA。『咲日和』4巻ではなく『咲』本編14巻の特典だったのは,何か意味があるのだろうか。本編のみの購読者から『咲日和』への誘導? 
→ 話のネタ自体は既存の『咲日和』から持ってこられたものなので目新しさはないが,見たいものをしっかり持ってきてくれた感じ。ハイライトはやはり「ころたんイェイ〜♪」の音程が判明したことだ。しかもまさかのフルバージョン付。私的にはけっこう意外な音程だった。「たん」で一度下がるんだ,という。


・『シノハユ』4巻。島根県小学生大会決勝が決着。決勝打が2翻70符の嶺上開花というのは非常に示唆的。嶺上牌が一索というところはいかにも慕だが。
→ 残りは全国大会までの各地の様子という感じ。慕が台風怖がってたのは少々意外……と思ったらリチャードソンお前も怖いんかい。一方,裸が見えて恥じらってたのは納得の反応という感じ。  
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2015年10月16日

問題集から剽窃されると発見は困難ですね

・教員試験、市販の問題丸写し 熊本市(日経新聞)
→ こんなの当然絶対にやっちゃいけないわけだが,念のため市教委を擁護しておく。まず,試験問題の作成は慣れた人が作らないと,「試験」というものの性質がわかっていないので,悪問・超難問・出題ミスが乱発することになる。すなわち,事故になる可能性がとても高く,別の形で新聞で謝罪する羽目になる。その意味で外注は正解。内部で作成する能力がないとは情けない,というのはちょっとかわいそうな話で,試験を作り慣れている人なんて,実は世の中にそう多くない。「教員なら定期テスト作ってるんだから教採試験くらい作れるだろう」というのはおそらく通らない。よく言われる「教採試験は実はトンデモが多い」というのはこの辺にも原因があろうと思う。また,「担当者が不慣れで、多忙だった」という業者側の弁解は,とっさの言い訳ではなく真相である可能性が高い。担当者がスキルのない常習犯でいままで発見されてなかっただけか,担当者が新任で不慣れで多忙だったか。
→ 次に,市販の問題集を丸パクリされると,発見が非常に困難になる。世の中,教採用の問題なんてありふれているわけで,山のような市販問題集から全く同一の問題を探すとなると,これは試験を作り慣れている人以上に適性のある人は限られてくる。気づくことができる最大の候補者は受験生たちだろう。今回は違ったが同様の理屈で「別の教育委員会が実施した入試」からパクられると,さらに発見は困難になる。試験の作成は,作成者の良心に負うところが多いのだ。「発見できなかった」こと自体の責任を市教委に問うのはやや酷であると思う。その代わり,発注先の選定やそこに不正がなかったかという段階での責任なら問うてもよいだろう。
→ やはり試験をCBT-IRT(説明が難しいのでググってください)や論述問題のみで構成すると,作成側の不正行為は困難になる(それこそ今年の司法試験のような方向性でしか不正ができなくなる)。ただまあ,これらも万能ではないので,しばらくは剽窃に目を光らせる必要がありそうだ。(それはそれとして,世間のCBT-IRT万能論には一言書いておきたい気はするので,また何かの機会で。)


・オペちゃんの大洗巡礼記(Togetter)
・【ガルパン】オペちゃん、大洗を行く オペちゃんの大洗巡礼記( あんこうニュース)
→ オタク文化から日本語を学び,短期間で流暢な日本語を扱うようになったことで有名になったオペちゃんがコミケのサークル参加にあわせて来日し,大洗を楽しんでいったとのこと。堪能されたようで何よりです。躊躇なく刺身やウニに挑戦しているあたり,やはり好奇心は強いのだろう。ぜひとも冬コミの際にも立ち寄って,あんこう鍋をご賞味いただきたいところ。
→ 偶然杉山Pにも会ったようで,なんというか運命的な出会いである。
→ インタビューに出てくるズブロッカはウォッカの一種で,とても美味しい。意外なことに桜餅の味がする。
→ ポーランドは物価高いのか。ポーランドは今シェンゲン協定のせいで労働力の流出が社会の大問題になっているのだけれど(特に士業の)(ここ確実に今年のどっかの私大入試の地理で出ます),給料安いのに物価が高ければ流出は不可避だよなぁ。どうしてそんなねじれたことになっているのか。ユーロ圏でもないのに。


・コミックマーケット88の二次創作人気を調べてみた&pixivデータで次回予想も(ASCII1)
→ 今更夏コミの論評というのも遅すぎるのだけれども。
→ 東方が減ったのはよくわからない。例大祭は参加者増加で新作も発売され,明らかに復調気配なのに。サークルは新規というより出戻り・掛け持ちが多い印象。例大祭に出たからコミケは艦これ・ラブライブ・アイマスで,という人が多かったのかもしれない。例大祭の居心地がとても良いので,確かに東方で描くならそっちに出るのはわかる。それでコミケの申し込み数が減るというのは意外な副作用だ。
→ アイマスは思っていた以上の爆増。明らかにアニメの出来が良かったからだ。ラブライブは思ったほど伸びてない,というか横ばいだった。案外と東方と相性がいいのか,アイマスと客層がかぶってるのか,私の追っているところで描いている人が多い印象だが,世間的にはそこまでではないらしい。
→ 刀剣乱舞は次回が本番かなぁ。ジャンルコード創設されるし。その他の女性向けジャンルは大きな変動がない様子。


・福沢諭吉とジョージ・ワシントンの「子孫」等(Bureau de Saitoh, Avocat (弁護士 齊藤雅俊))
→ そんな真相だとは知らなかったので,とても勉強になった記事。
→ あまり意識されないけど,確かにアメリカ合衆国は世界史上初の“近代的”共和国なので,初期は相当な手探りであった。ワシントンが初代大統領に選出された理由の一つに,子がいなかったから=王朝になりえない,というのは,理由のうちでは小さいものではあろうが,要素としては確かにあったのだろう。
→ 「福沢諭吉のワシントンの「子孫」架空問答」はおもしろい。なるほど,南北戦争前夜のアメリカだ。場所によって問答も変わったであろう。


  
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2015年10月10日

そもそも美化ではない,とも

・慰安婦問題をめぐる自民党提言 最終案の要旨(産経新聞)
→ 百歩譲って戦後はそうだとしても,「戦前から一貫して人権を重んじ、平和を尊ぶ国として歩んできた」はあまりにひどすぎないか。
→ 前から書いているが,戦前の日本を多少なり美化しようとも,それで受けるのは国内の一部だけであり,国際的には全く受け入れられない。こと慰安婦問題については,その美化された内容であっても結局現在の価値観においては人権を軽視したものにしかなりえず,むしろ美化された内容について肯定的に語ることで,“現在の”日本社会の人権観を疑われる羽目になるという。
→ 左派の人にはむしろ否定されるかもしれないが,自民党がこの方向に極度に劣化したのはやはり民主党政権時代=野党時代で,中道右派の大衆政党から,完全な右派政党なのか大衆政党なのか区別のつかない状態になった。その内部の乖離が激しいまま再度政権を取った結果が現状であり,変にバランスが取れているとも言える。その乖離を個人に内包している安倍さんが総裁をしているのは象徴的かもしれない。大衆性を欠いた右派諸政党が没落しているので,逆説的に自民党に大衆性が見出されているとも言えよう。困ったことに,こういうひどい発言が相当に出ても,相対的な大衆性が自民党から失われるとは考えづらく,当分はまだ右派転回が続くと思う。
→ 左派が盛り返すには,英国労働党のようなちゃんとした中道左派政党が成立するしかなく,左派がまごまごしているうちは,自民党が相対的な大衆性を失うことはないだろう。候補は結局のところ民主党か共産党しかいないが,1.民主党が「反自民」というアイデンティティを捨てる。2.共産党が大衆性を獲得する。 という条件が必要になり,どちらの政党にしても内部改革が困難だ(後者は最近多少なり努力の様子が見られる)。先は残念ながら暗い。


・【東方】紫よ…お前は今どこで戦ってるんだ…?(2ch東方スレ観測所 )
→ 幻想郷は親離れを果たしたのだ……
→ いや,マジでどうしてるんでしょう。博麗大結界にかかわる異変だったり月にかかわる異変だったりしたのに出てこなかった。全然関係ない事件まで含めても,書籍でさえ最近全く姿を見ない。神主が忘れているということはないとしても,登場させるのが面倒になったのかもしれない。神主は後出しで設定の上書きをよくやるが,紫は幻想郷成立にかかわっているので,さすがに上書きできない。面倒になったら言及せずに登場させないしかないのかも。
→ または,真っ当に想像するなら,紫と菫子がなんらかのつながりがあって,紫は「出てこれない」のだろう。こちらだとすると,深秘録は続編で何かあるな。


・【戦後70年】原爆投下はどう報じられたか 1945年8月7日はこんな日だった(Huffington-post)
>確実に我々は、神のような力を、不完全な人類の手で管理するという、重大な責任を背負うことになる。核エネルギー人類が、ともに仲良く暮らせる、明るい新世界をもたらすかもしれない。しかし爆弾とロケットの下で、地下に潜って暮らす世界をもたらすかもしれない。
→ てっきりお祭り騒ぎと思いきや,当時のニューヨーク・タイムズが慧眼すぎるだろう。


・中国経済成長率、実際は公式統計の半分以下か 英調査会社が試算(ロイター)
→ 中国の統計資料が信用できないものとしても,「2013年終盤以降、公式統計から大幅にかい離している。」というのはやや意外で,逆に言えば2013年以前はぼちぼち乖離していないのか。不景気になると乖離するということなのか。


・武雄市図書館にTSUTAYAの在庫が押しつけられる?(Togetter)
→ 言うまでもなくひどいのだけれど,これCCC側の思惑もよくわからない。短期的には在庫処分できていいだろうが,今後どんどん民間委託を受けようと思っているなら,こんなすぐにばれるような不正を働いていてはまずいのでは。それとも,短期的に儲けるつもりなのか。こういうのも考えると汚職の線もあるので,事業化するつもりはないとか?   
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2015年10月08日

非ニコマス定期消化 2015.7月中旬〜8月上旬



やっぱり京アニの絵は良いなぁと素直に。



加賀さんが突然歌うというギャップがかわいすぎた。そしてこのMMD,モデルのしばふっぷりがすごい。



どうしても歌いたい加賀さんかわいい。




当時はカレンデバイスとEDで泣いたなぁ。見事に完結。元々のゲームでも序盤が一番しんどくて,中盤のヤン無双,そして後半は主人公がスイッチを覚えたあたりからプレイヤー側がさくさくと進んでいくゲームではあるが,TASさんにかかるとボディ狙い撃ちでさらにひどい。



海外版FF6で発見された新たな手法。すでに発見されていた52回全滅バグと任意コード実行の合わせ技である。「52回全滅バグ」なので動画の画面としては大変に単調だが,最速を目指すTASとしては完璧。



おやつさんが「ひたすら楽して」シリーズの一環として日本語版で実行。TAS入りの最小勝利回数は2回に。



FF10訓練場制覇TAS完結。ブラキオレイドスの倒し方は必見。すべてを超えし者については,ここまで見てきた方ならお察し。ここだけ見た方でも納得するだろう倒し方。FF10は資本主義だった。総プレイ時間21時間超,追記回数も21万超。お疲れ様でした。



4年越しの完結。最後は手慣れたプレーヤー同士の大核戦争。現実よりはかなり手加減されている本作の核兵器ではあるし,手慣れたプレーヤーならリカバリーもできるが,手慣れたプレーヤー同士で10発単位で打てばさすがにグダるというのは,興味深い現象だった。ゲームの中でも核戦争はアカンね。



本当に叫んでるだけなのにどうしてこんなに笑えるのかw


次回は第15回MMD杯。
  
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2015年10月07日

かな文字が二種類あるのが変なのか

・「日本語ってすごい普通よ。すっごい普通。音も形態も統語もどれもすごくよくあるもので、「極端に単純」でも「極端に複雑」でもない、何というかとても没個性的な言語です」(Togetter)
・日本語特殊論絡みで少しだけ(思索の海)
→ 日本語は特殊だとなんとなく思っていた層なので,勉強になりました。これって要するに「印欧語族ではない」かつ「中国語と韓国語(朝鮮語)にも似つかない」から,出てきた発想と思われ,要するに古い日本人の世界観そのままではあるなぁと。何やら話者人口の多い言語の中で,漢字を使っているのはうちと中国語だけらしい,しかしその中国語とは全く文法が違うらしい……じゃあどこと似てるんだ,ひょっとしてうちが特殊で複雑なのでは,という疑問が生まれるという。
→ 漢字かな交じり(アルファベットも)だから書き言葉として難しいという話では,という意見が出てるが,ハングルとチュノム(ベトナム語)も昔は漢字交じり文だった(韓国語は漢字を止め,ベトナム語はそもそもアルファベット化した)。漢字が多すぎるという点は中国語も同じだし,そこに仮名文字が100字くらい増えたところで,という。近年アルファベット混じりになってきたのは非アルファベット圏共通ではないかと。その意味で,韓国語とベトナム語が漢字表記を捨てたのは,日本人の世界観への影響が大きいのではと思った。
→ そういえば,外国人の日本語学習者からは「カタカナが覚えられない」という話を頻繁に聞くが,あれはなぜだろう。むしろひらがなは比較的覚えられるのか。


・昭和天皇「蒋介石支持を」=国連代表権問題、佐藤首相に促す−日米文書で判明(時事通信)
→ 昭和天皇が,それも1970年代にこれだけはっきりと政治的意志を表明していたというのは衝撃的である。逆説的に「人間味」を感じる話だ。


・【閲覧注意】ワイのストロベリーごはん画像が火を吹くで・・・(暇人速報)
→ 発想が明らかにメシマズ。パスタに合うからって白米にあうとは限らんのやで……なおパスタに本当にあうかは(ry
→ しいて言えば,ご飯に牛乳系は工夫すればいける。リゾットというチーズご飯もあるわけで(給食は何の工夫もなく牛乳+ご飯だから忌避される)。いちごも練乳をかけて食べるわけだから,牛乳系をつなぎにすればなんとかなるのかもしれない。プロの料理人ががんばってみてください(なげやり)
→ これだけいちごパスタの画像があってローゼンメイデンの画像がないので時代の流れを感じる。雛苺の立場は橘ありすによって奪われてしまったのだ……昔ローゼンメイデンにはまっていた頃,ジャムを加えた甘口イチゴスパを自作するイベントをやった身としてはさびしい限りである。


・インドとバングラデシュが領土交換 162カ所の飛び地(朝日新聞)
→ これは本当によく解決できたなと。インドとバングラデシュの関係が良好で,かつ大した資源もなく,かつ面積的にはそう大きくなかったという条件が重なったからできた稀有な事例だろう。  
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2015年10月06日

最近読んだもの・買ったもの

・『火ノ丸相撲』5巻。監督辻桐仁の登場,猛特訓編の始まり。
→ 心で勝ってて技が互角なら体の差で負ける。心と体はこれ以上鍛えようがない。ではどうすればよいか,というところでやはり「技」にたどり着く。本作のタイトルにして大テーマ「史上最“小”の横綱相撲」火ノ丸相撲の爆誕である。その核心が「リスクを背負った必殺技」というあたり,一周回って少年ジャンプに戻ってきた感ある。
→ 五條の空手道場の話は良かった。単純なヤンキー更生物にするなどということをこの漫画はやらないと思っていたが,これほど「覆水盆に返らず」として突っぱねた漫画は過去にほとんどなかろう。
→ 潮本人は相撲部屋へ。最近はめっきり減ったけど,中卒でも制度上は入門できるわけだし,漫画中の描写から言って三段目以下の力士よりも高1の潮は強そうだから,それ以上の相手となると確かに大学相撲の強豪か,関取のいる相撲部屋しかなかろう。実際に作中で「三段目クラスでは歯が立たない」と説明されるが,そういう意味では少年漫画らしからぬリアリティである(もっとも,久世に至ってはすでに幕下上位級か十両級だろうが,元ネタの一人であろう貴乃花になぞらえるならこれも実は現実的とさえ言える)。
→ と同時に,後回しにしてきた大相撲の制度説明も出来て一石二鳥という。柴木山親方は,現実なら今の嘉風のような力士だったか。小兵で変化せず関脇って相当な変人だよなぁ。


・『アルテ』3巻。ウベルティーノからの発注の納品が終わり,宮殿のフレスコ画制作が始まる。
→ 布教のかいあって最近いろんな人が読んでくれているし,自分の布教とは関係なく評価もされているようで何よりである。女性であることによる社会的差別を主とした様々な困難を,自らの持ちうる武器と度胸と根性と清冽な人格で打ち破り,一歩一歩前進していく様は大変に痛快かつ清々しくてよい。引き続き表題通り「技術は嘘つかない」は本作を象徴する言葉であるだろう。
→ これも引き続きになるが,本作の時代考証についても言及しておく。画家ギルドが「聖ルカ組合」だったのは史実通り,というよりもどこの都市も大体,芸術家の守護聖人である聖ルカをギルド名に置く。登場人物たちがしきりに「最近のフィレンツェは不況が長続きしている」と語っているが,当時(16世紀初頭)のフィレンツェはメディチ家追放とサヴォナローラの奢侈禁止令,続くチェーザレ・ボルジアによるイタリア統一戦争(とその破綻),さらに続くイタリア戦争により,政治・社会・経済ともに動乱の真っ最中である。2巻の感想に「アルテの生家は下級都市貴族だが,よくこれらを乗り切ったなぁ」と書いた通り,繁栄を謳歌していたフィレンツェはどちらかというと「不況が長続き」どころの話ではないのである。
→ これまた前回の感想で書いた通り,正直に言ってなぜにフィレンツェが好況だった15世紀末ではなく,繁栄が陰った16世紀初頭に時代を設定したのか,不可解とまでは言わずともよくわからなかったのだが,陰りのあるフィレンツェだからこそ輝くアルテが活躍する余地があると考えると,むしろ練った時代設定なのかもしれない。
→ 時代考証といえば,巻末のおまけにあるようにパンが膨らんでいた。個人的には時代考証的に正しいつぶれたパンでもいいと思うが,そう思って読み返してみると本作の食事描写の多いこと。「絵が上手くなる秘訣は,まず肉を食うこと」という迷言を思い出すところである。






・『東方鈴奈庵』4巻。
→ 宮負定雄は平田篤胤門人の国学者だそうで,江戸後期・幕末の人物。本作では「やすお」とルビが振ってあるが,普通に「さだお」と読んでもいいようだ。『民家要術』は本来農本主義と人口増加を基盤とした富国策を農民向けに説いたものであるが,農業技術書『農業要集』も書いている。また,平田篤胤がオカルト研究にのめり込んでいったのと同様に,晩年の宮負定雄がオカルトにはまっていたのは事実であり,『幽冥界秘録集成』なんていう著書もある。相変わらずすごいところから拾ってくるな……
→ 霊夢さんが「幻想郷では里の人間が妖怪になることが一番の大罪」と述べていて,これが主に魔理沙クラスタの方向に衝撃を与えたのだけれど,神主さんは魔理沙が妖怪になるところまで東方projectを続ける気があるのかどうか。なさそうな気はするものの,妖怪になった魔理沙と霊夢の対決が弾幕勝負で決着(つまり,一番の大罪と言いつつお遊びで決着させる)というのは,案外東方projectの幕引きとしてふさわしい場面かもしれない。
→ ウィジャ盤で遊戯王を思い出した同世代は多いはず。
→ 幻想郷の技術水準は案外現代に近いことがわかっているのに,製本は江戸時代水準かい! という。胡瓜の栽培技術も遅れてるようだし,幻想郷の技術水準が歪すぎる。さすがは「幻想郷」。
  
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2015年10月04日

マッサマンカレー美味しいよね

・アレクサンドロス大王の父の墳墓を特定か(ナショナルジオグラフィック)
→ フィリッポス2世の墓が見つかったかもしれないという。
→ 『ヒストリエ』の8巻でフィリッポス2世がトラキア人に襲われて重傷を負うシーンがあるが,そのときに刺されていたのは右の太ももであった。この墓が本物であれば,どうやら左の脛が正解ということになるようだ。まあ描き直すってことはないだろうが。なお,9巻以降の『ヒストリエ』ではきっちりとフィリッポスが歩いていないし,馬にも乗っていない。
→ ところで,復元図の顔も,『ヒストリエ』でのフィリッポスに割りとよく似ている。連載開始よりも前に作られたものか? 史料からの想像による偶然の一致なら相当すごいが。


・国立博物館・美術館の常設展入場者数(月猫ツーリスト)
→ これはおもしろいデータ。東博は刀剣女子の影響で27年度の来館者数とんでもないことになってそう。西美の隔年現象は確かに謎。企画展の調子による,とかだろうか。
→ 奈良博は年々減っていて,がんばってほしいところ。とはいえ確かに最近話題がない。
→ ところで,東博と近美は,外国人観光客が年々増えている実感があるが,数字上はどうなんだろうか。特に近美は行くたびに,常設展で見かける外国人客増えたなーと思う。


・会田誠さん作品に改変要請 美術館、子ども向け企画展で(朝日新聞)
・東京都現代美術館の「子供展」における会田家の作品撤去問題について(会田誠)
→ 会田誠の作品は「自覚的に薄っぺらい」という特徴があるので(会田誠に関する拙文),その意味で「檄文という仰々しいタイトルからの,家庭の会話から出ていた全く他愛もない要求」というのは,おもしろいかつまらないかを横においておけば非常に会田誠らしい作品である。これに「小さい子供にふさわしくないのでは」という改変要求というのは意味がわからないというか,「檄文」というタイトルしか見ていないのでは。同時に,これを政治的な方向で回収している反応も少ないが見受けられ,ある意味クレームをつけた人との対照であり,残念ではあるなと。
→ 実際のところクレームは1件だけだったそうで,そんなもん突っぱねとけ,ニュースになるようなおおごとにするなという話では。
→ ところで,「これはただの檄文であって,どこがアートなの?」という指摘なら割りと有りだと思うのだが,不思議とその点を指摘している人は少ない。少なくとも私の認識ではこれは美術作品ではない。「美術館に展示されたものがアート」というアートワールド的な話なのかも。または,「抗議されたことで完成したアート」と言うこともできるが,これはこれで「21世紀にもなってそれですか」という。会田誠の反応を見るに,少なくとも本人がその筋の現代アートを狙っていた作品というわけではないだろう。この点は,会田誠がダサいセンスを持っていなかったという意味で安心した。
→ 結局継続して展示されることになったようだが,何とも不可解な事件であった。


・♪おぼえてい〜ます〜か 平成の米騒動を〜♪(Togetter)
→ 当時小学生ながらに日本人傲慢だなぁと思ったもんだが(親もそう言ってた),長じてみると尚更タイ人にごめんなさいとしか言えない出来事だったなぁと。あれのせいでタイ米の国際価格が高騰して東南アジアの貧困層がダメージを受けた一方,日本では国産米とセット販売され,タイ米が捨てられていたという……
→ なお,そう言っていた親ではあるものの,当時はタイ米を避けて国産米を高値で買って食べていた。一度だけタイ米を買ってきたことがあるが,「どうせだから一回くらい食べてみよう」ということで,ピラフにして食べたことがある。味はよく覚えていないが,多分食べ方が間違っていたのではないかと。
→ 当時に比べると今の日本はまだしも東南アジアに関する知識が増えているのかな,と前向きに捉えたくはある。辛いのが苦手な自分でもタイ料理は好きだ。  
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