2018年03月28日

鶴竜,薄氷の優勝劇

相変わらず外野は騒がしかったが,土俵の上はそれほど悪い印象がなく,それなりに熱戦が多かったように思う。横綱欠場が常態化しており,にもかかわらず今ひとつ変革の様子が見えない幕内上位陣よりは,次の時代を見据えた戦国時代になりつつある中盤の方が見応えがあったかもしれない。優勝争いが混沌としているようで,あっけない終わり方をしたというのは今の幕内上位陣を象徴する光景であった。世代交代というのには今ひとつどころか,今二つくらい欠いているものがあるように思う。

半ば私事であるが,実は今場所全部AbemaTVで見て,休日だけ並行してNHKもつけるというスタイルで初めて視聴してみた。AbemaTVは話題になっているように,
・常にBGMが流れている,しかもヒップホップ
・仕切りの間にCMが流れる
・3日に2日ほどはビギナー枠のゲストが登場し,解説と実況が事細かに大相撲の基本を説明する
・押し力士には無駄にかっこいい紹介Vと謎のレーダーチャートや力士特有のエピソード集が表示され,格闘番組というか格ゲーじみた紹介をしている
といった特徴がある。通して見た感想として,まずBGMとCMは慣れると意外と気にならない。ビギナー枠のゲストは当たり外れが大きく,今後の改善点。他種目のアスリートだったり,頭の回転の早いアイドル・タレントだと大当たりで,特に自身の野球経験を元に語る稲村亜美は大当たりだった。解説は淡々としている人は向いていないが,比較的若い親方や元力士が来るとやはりおもしろい。最高なのは把瑠都の解説。素人目線の解説に慣れているし,適度に挟まれるギャグもおもしろく,解説が非常に的確で技術論が良いし,物言い後の判定等もほとんど予言が的中していた。最後に,紹介Vはよくできている。ちゃんとかっこいいし,特徴が出ている。一方,レーダーチャートとエピソード集はかなりまずく,作り直してほしい。レーダーチャートは基準がバラバラで根拠がなく,実態に即していない。エピソード集は面白いものもあるが,こちらも確証の無いあやしい情報がかなり含まれており,力士に失礼であろう。AbemaTV自体の使い勝手として,ログイン不要・録画しなくてもいい手軽さが最大の魅力で,十分な画質で蛇の目の砂等も十分にわかる。総合すると十分に及第点で,ゲストの様子を見ながら来場所以降も積極的に活用していこうと思う。


個別評。優勝した鶴竜は,よく優勝できたなというくらい悪い出来で,11日目の逸ノ城戦のように力を見せたところもあったが,12日目の栃ノ心戦のように真正面から当たって負けた日もあった。結果として,基本的には引きに引いての薄氷の勝利が多く,一歩間違っていたら13勝2敗どころか10勝5敗となっていた。これについては鶴竜自身に自覚があり,右手薬指のケガが治っておらず,まわしをつかむと強い痛みが出る状態であったから離れて取る相撲にならざるをえず,かといって突き放すのは得意ではないから必然的に引く相撲になったとのことである。相撲の神様が8場所も耐えに耐えた鶴竜に報いを与えたということかもしれないが,それにしてもこの状態の鶴竜を前にして優勝をかっさらえない大関二人が情けないという話もある。したがって,鶴竜が地力を強めたとか復調したという感触は全く無く,来場所以降は不安定飛行に戻りそうで,11勝4敗と予測しておく。

大関。高安は本当に惜しかった。立ち合いの当たりの強さ,当たった後の押していくか組むかの判断,押しと踏み切ったときの突進力も組んだ時の投げのキレもどれもよく,相撲が完成されてきた。一方,負けた3つはどれも不用意な負けで地力が発揮できていない。特に12日目の千代丸戦の敗戦は今場所の流れを完全に変えてしまった。あれを落としていなければ13勝2敗で千秋楽優勝決定戦であり,こうなると高安に分があっただろう。千載一遇のチャンスを逃したと言ってよい。ところで,北の富士氏が「2場所連続の12勝で準優勝であるから,来場所全勝優勝なら横綱昇進の審議にかけるべきでは」とコメントしていた。横綱昇進は「直近2場所が連続で優勝に準ずる成績」であり,また過去の慣例から「直近3場所で36勝」にも引っかかる。あとは優勝経験や過去1年ほどの成績の安定感が加味されるが,高安はケガでの休場を除けば関脇時代から十分に安定しており,来場所優勝なら優勝経験も解消される。したがって,来場所全勝どころか14勝で優勝なら十分に昇進水準であり,むしろ審議にかけられない方がおかしい。個人的には北の富士氏の意見に賛成であるが,世間的にはほとんど反応が無いのが残念である。

豪栄道はやっぱり地元で応援が加熱しすぎるとプレッシャーで力出ないよね,という擁護はできるか。そういえば今場所は首投げを見なかった。首投げが出る時は不調であるが,今場所が好調だったようにも見えず。どうしたのかな。

三役。御嶽海はとうとう関脇を陥落した。7−8ではあるが,出直しに近い。突進力が効く日と効かない日の差が激しく,極めて連相撲の傾向が強い。本当にあの連敗癖はなんとかならないものか。地力は間違いなくあるが,このメンタルでは大関とりはおぼつかない。栃ノ心は相撲ぶり自体は先場所とほぼ変わらず。にもかかわらず10勝で終わったのは運もあるが,かなり対策が立てられてきたというのも大きい。10勝に乗せて大関とりの声もあるが,11勝にならなかったのは厳しい。来場所は大の苦手の白鵬が戻ってくるであろうし,どうか。逆に来場所11勝するようなら本物で,むしろ来場所12勝以上を挙げるようなら,先場所の前頭3枚めでの14勝も加味していきなり大関とりを審議してもよいと思う。逸ノ城は復活したようなしてないような。相変わらず相手を見てやる気を出すかどうか判断している癖はあるが,勝てそうと見なす水準がかなり上がっているようで,やる気のある相撲が多かった。千代大龍はまあ,下りエレベーター。

前頭上位。遠藤はやっと来場所小結である。長かった。人気はあるのに,どうも運がない。相撲ぶり自体は特に変わりがなく,論評しようがない。玉鷲は本当に衰えんなぁ。正代はこんなところで負け越しとは。もろ差しにこだわって自滅する傾向が強かった先場所までに対して,今場所はもろ差しにこだわらなかった相撲が多く,それは良いのだが動きがかえってぎくしゃくしていた。フォームチェンジ中の負け越しだとすると仕方ないのかもしれない。

前頭中盤。魁聖は12勝で立派。負けたのが全部上位陣なのは良いのか悪いのか。それよりは阿炎の10勝の方がインパクトが大きく,動きが激しく見ごたえのある突き押し相撲を取る。本人のビッグマウスやキャラの明るさもあって,あっという間に人気力士の仲間入りしそう。阿炎ほどではないが,大栄翔も突き押しの良さが目立ち,9勝という勝ち星以上に印象があった。千代の国は動きは良かったが,動きが良すぎるというか無駄な動きが多く,あれで体力を消耗するから動きの良さの割に勝てないのでは,と今場所観察していて思った。

前頭下位。栃煌山はいよいよここでも大きく負け越しで,進退が極まりつつある。まだもう少し華麗なもろ差しが見たいし,衰え方が急速すぎるので心配である。勢は豪栄道とは逆に声援をパワーに変えて上りエレベーター。大奄美は10勝していたが,いつの間にか大勝していた感覚で,正直印象がほとんどない。


最後に。大砂嵐が引退した。エジプト出身で,アフリカ大陸初・中東初でムスリム初という初づくめの入門であり,しかも関取になった。2012年3月での初土俵から所要8場所で新十両,2013年7月に所要10場所で新入幕と史上最速ペースで出世し,将来を嘱望された。稀に見るとんでもない膂力の持ち主で,立ち合いのかち上げまたは諸手突きからそのまま突き押していくか,組んでから強烈に引き付けて寄っていく取り口であった。反面,器用さは無く引けばはたきは不格好で,寄りの形はまずくないものの投げ等の工夫がなく,攻めが単調だったために幕内では上手く通用しなかった。身体が非常に固く,無理な体勢でこらえるため膝のケガが頻発し,2015年の上半期あたりで早くも限界が見え始めた。2016年は十両と幕内を行ったり来たりしていたが,2017年には十両に定着してしまっていた。その矢先,2018年年初に無免許で交通事故を起こした。しかも協会に即座に報告せず,警察の取り調べに対しても「妻が運転していた」と虚偽の説明をしていたことが発覚した。協会はそもそも力士の運転を禁止しているので,加えて無免許運転・事故・報告の遅れ・虚偽の説明と汚点が積み重なってしまい,一発解雇という厳罰が処された。

比較的早期に日本語を覚える外国人力士に比して大砂嵐は日本語があまり達者でなく,Skypeで母国の友人とよく話して母語アラビア語の感覚を維持し,場所中でもきっちりとラマダーンを行った。facebookやtwitterを使いこなし,角界では極めて珍しい今どきの国際人な若者であった。とはいえ角界になじめなかったというわけではなく,千代丸をはじめとして友人は多く,社交的な性格はここでも通用していた。不祥事が不祥事なので擁護できないが,実に惜しい若者が角界を去ってしまった。
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2018年03月24日

情熱のでどころ

・【東方】茨木華扇会発表会(2ch東方スレ観測所)
→ 華扇流という日本舞踊の流派があるとのこと。その茨木市での発表会ということだろう,確かに大阪を中心とした流派のようである。なんという偶然の一致。
→ ちなみに記事中にもあるが,画像検索してみると華扇流はセーフ,茨木華扇流だとアウトだった。まあそうなるよな。


・バナナみたいな珍魚『クララ(ウォーキングキャットフィッシュ)』を捕って食べる(デイリーポータルZ)
→ 肉の色までカラフルというのも珍しければ,味が良いというのも驚きである。平坂さんのレポート等で読む限り,こういうカラフルな魚はまずいのが相場なので。うなぎに近い味わいで養殖技術が確立されているなら,マジで代用できるのでは。


・非モテ男子のもとに人外美少女がやって来る物語は江戸の頃から「箱入娘面屋人魚」のマンガがかわいい(Togetter)
→ 作者は誰かと思ったら山東京伝である。天下の黄表紙作家はこんなものまで書いていた。高校日本史では『江戸生艶気樺焼』がよく出題されるが,こちらの方が現代的なインパクトは強い。
→ Togetter内にもリンクが張られているが,原作の絵面がこれまた強烈なインパクト。


ウィキペディア「地方病(日本住血吸虫症)」主筆者・小野渉さん /山梨(毎日新聞)
→ あの地方病(日本住血吸虫症)や,八丈小島のマレー糸状虫症等,山梨県を中心とする熱の入った秀逸な郷土史の記事を書いているWikipedianのさかおり氏がインタビューを受けていた。こういうインターネットの人が本名と顔を明かしてインタビューを受けるのは極めて珍しい。ネットとリアルが接近している一事例と言えよう。
→ このご時世,郷土史は担い手もアイデンティティも確保が難しいが,Wikipediaは案外相性が良いのかもしれない。資格不要で格式張らずに書けるし,秀逸であれば多くの人の目にも触れやすい。自分自身も「受験世界史悪問・難問・奇問集」という企画をやっているが,こうしたライフワークはその業界に貢献したい(そしてそれが回り回って社会全体に貢献する)という熱意がなければ,いかに収入があろうと絶対に続かないという感覚は前からあって,その意味で郷土史をやる人の思いはなんとなくわかるようになってきた自分がいる。


・追跡:「古事記ビジネス」に騙り継がれるトインビー「民族の神話」の系譜(ヤシロぶ)
→ チャーチルのアレとか,ゼークトのアレと並んで時々見る。よく調べたものだ。
→ 1959年までさかのぼれるとは案外古い捏造であるな,というのが率直な感想。こういうのは概ね90年代くらいにインターネットの普及とともに出回ったイメージがある。トインビーが亡くなったのは1975年だから,生前だったりする。 よく捏造する度胸があったものだ。
→ もっとも,根本的な話としてトインビーも引用されるような歴史家ではなくなってきていると思う。流行が去ったというか,史学史の検証に耐えられなくなったというか,どちらもあるか。ああいう文明論はもう流行らんだろう。  
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2018年03月23日

クルトン・ミルトン・ブルトン・ダルトン……

・「野外で排泄」5億人 インド、トイレ設置が進まぬ理由(朝日新聞)
→ 「近代なるもの」と現地の伝統社会・文化が衝突したときの判断は難しいものがあるが,これは明確に近代が優先されるべきものであろう。とはいえ,現実的に言えば下水道の普及が伴わないと限界があるというのも一理あり,人口大国のインフラは大変だ。


・太陽光発電で麻薬原料の収穫率向上 アフガン過去最大に(朝日新聞)
→ タイトルのなにか良いことが起きた感からの内容のギャップ。ケシ自体に罪はないし,地球温暖化への抵抗という一点だけ取れば良いことなのかもしれないが。もっとまともで換金性も低くない農作物があればいいのだろうが,アフガニスタンの地理的環境が良くないので難しい。逆にアフガニスタンの気候は太陽光発電との相性は良さそうだし,灌漑施設のエネルギーにしようという発想も良いのだが,ケシ栽培に結びついてしまったことだけが残念である。


・◯ルトンのすべて(増田)
→ 企画の発想の勝利で,けっこうおもしろかった。こういう風にそろうカタカナ4文字は他にもありそう。こうして見ると,地名と韓国語に助けられているところが強い。確かに韓国語は「トン」で終わるイメージがある。
→  けっこうわからないものが多かったが,クルトンとミルトンとブルトンが読む前からわかったので満足した。フルトンは蒸気船の発明者もある……と書いたら拾ってくれていた。ただし「クラーモント(Clermont)号」が正しい。その他複数あるものではミルトンは『失楽園』の作者,メルトンはFFの魔法,ダルトンはクロノトリガーの登場人物,ブルトンはシュールレアリスム宣言のイメージが強い。


・アイマスが好きすぎて、気付けば世界一周 “舞台探訪”にハマったPのリアル課金ストーリー(マネ会)
→ アイマスのためによく行くなぁと思うけど,この人は艦これの聖地巡礼もすごくて,ソロモン諸島・ガダルカナル島・鉄底海峡に行ったり,トラック諸島・パラオに行ったり,樺太に行ったりウラジヴォストークに行ったりしている。アイマスの舞台探訪はまだ有名な観光地や都会が多いが,ソロモン諸島になると追加で根性と勇気が必要になる。でもやっぱり楽しそうなんだよな。


・パーム油燃やすバイオマス発電の異常(Yahoo!ニュース)
→ バイオエタノールが普及したときも「それでサトウキビやとうもろこしのプランテーションが拡大するなら無意味では」と散々批判されていたが,同じことが本邦がかかわる形でバイオマス発電で広がっているらしい。アブラヤシから作られるパーム油は食用・工業用・燃料用のどれにも利用できるスーパー農作物で,存在自体は以前から知られていたにもかかわらず,不思議とその有用性・生産性の高さに着目されて生産が急拡大したのは20世紀末以降という珍しい植物である。特にマレーシアは天然ゴムの生産地を一気にアブラヤシに変えている。ここテストに出ます。
→ ちなみに,世界の天然ゴム生産はタイ・インドネシア・マレーシアと習った方は要注意で,その情報は00年頃までしか通用しない。タイとインドネシアは変わっていないが,残りの生産地は多様化している。一方,パーム油は以前ならそもそも習わなかったはずで,何それおいしいの?(注:おいしいです)という社会人の方も多かろう。1990年代に入ってから生産量が急増していて,その主要国はマレーシアとインドネシアである。マレーシアの方は天然ゴムからの作物転換が多いが,両国とも熱帯雨林の破壊が問題になっている。
→ 話を戻すに,記事中で指摘されている通り,他の用途ならともかく日本のバイオマス発電のためにインドネシアの熱帯雨林を破壊するのは完全な本末転倒で,地球トータルだと完全にマイナスである。このような環境問題を海外に輸出するような政策は即座に止めるべきだろう。  
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2018年03月22日

最近読んだもの・買ったもの(『咲』関係)

新刊が出る前に。


・『怜-Toki-』2巻。
→ 怜さんは未来予知の前兆が。まだ病弱ではないなので,ひょっとしてあの未来予知は病気で生死の境をさまよった結果身についたものではなく,未来予知が病気を引き起こしたということなのかも。
→ そして竜華さんは複雑なご家庭の事情が。父親が出てこない・母親はずっと外で働いていて豪邸に竜華が一人暮らし(近所に祖母が住んでいてこっちが実質的な保護者)。これ明らかに父親が死んで精神に異常をきたしたパターンですやん……
→ そして敵として二条泉が登場。高校で知り合ったものだと思っていた。ちょっと世界が狭くなってしまった気はするなぁ。


・『シノハユ』8巻。市大会が終わって県大会の開催まで。
→ シノリチャの距離感がちょっと開いて,かえって自然な家族になった感じ。デートという叔父のギャグをちょっとだけ冷静じゃなく「正気ですか」と返す距離感,良いと思います。
→ 坂根先生に賛成です。部活は適当に休憩を入れましょう。本当はこうやって部活の顧問が率先してこれを言うべきなんだよね,と現実世界のことを思い返しつつ。
→ まだ明確な能力・オカルトが存在しているのかどうかプロですら曖昧な時代に,だからこそ慕の都合よくイーソーが手に入る特性が光っていた時代に,とうとう明確な能力者として椋千尋が登場。まだ麻雀を打つシーンは描かれていない。9巻を待とう。


・『咲-Saki-』17巻。宮永姉妹一瞬の邂逅,宮永照の回想:高1編,現在に戻って5決の次鋒戦決着から副将戦の開始まで。
→ 毎回書いている気がするが,単行本になってまとめて読むと一番おもしろいのはやっぱり本編である。なんなんでしょうね。各話の切れ目とリズムが良いんですかね。
→ 「親切な人」弘世菫と,異常者宮永照の出会いの物語。まだ明確にはわからないが,明らかに過去の事件で歪んでしまった照を,懐の深い菫が表に引っ張り出した。尊いですね。そして意外と重要な役回りだったルネ先輩。彼女が「もともとそういう負けがつきもんじゃねーのか,麻雀もいろんなことも」と言い出さなければ,今の宮永照は無かった。そして菫は当然,長野県大会での宮永咲を捕捉していた。個人戦のプラマイゼロがここで生きてくるとは。
→ まあそれはそれとしてルネ先輩は良い。お嬢様学校っぽい白糸台に明らかにあってないヤンキー風の風貌に三白眼というギャップよ。当然ルネしおというカップリングで見ても,この回想だけでいなくなるのはもったいない完成度。
→ 中堅戦は夢の南北大阪のエース対決。洋榎ちゃんはいつでも楽しそうでいい。自分の打ち筋をよくわかっててそれを行使することに喜びを見出しているし,それできっちりと勝ち切るから自信に満ちあふれている。まさに打たされている人ではなく打っている人。  
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2018年03月21日

非ニコマス系動画紹介 2017.8月中旬〜2017.9月上旬



通称「おまじない」,人力状況再現構築の様子を公開。やり方が地道で発想と忍耐力がすごい。



オメガウェポン戦。やはりコマンド入力なしで倒すのは厳しい模様。



FF8の人が別のゲームやってると思ったらすごいTASだった。平等ってすばらしい(約1名を除く)



連載中。ゲームが本格的にHoI2からHoI4へ。グラが綺麗だなぁ。そしてグル氏は変わらず強い。



上手い展開,良い落ち。



完全にこのまま伏見稲荷のCMに使えるやつ。めちゃくちゃ綺麗。



殺陣の人の動画。タイトルを読んで何のことやらと首を傾げ,最後まで見ると理由がわかるという。作者としては気になってたポイントだったんだな。



やっぱりこの人達上手いなぁ。  
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2018年03月19日

2018受験世界史悪問・難問・奇問集 その3(国立大)・おまけ(プチ日本史編)

国立大と,おまけで日本史編を少しだけ作ってみた。どうでしょうか。国立大については,千葉大と東京外大を未入手なので今回は検討していない。

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2018年03月18日

2018受験世界史悪問・難問・奇問集 その2(早稲田大)

引き続き,早稲田大。ワーストは国際教養学部か社会科学部か悩むところ。

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2018年03月17日

2018受験世界史悪問・難問・奇問集 その1(上智大・慶應大)

昨年に2巻を発売して一区切りつき,本業も計画的に仕事を進めた結果,それなりに余裕ができたので,本年は全編公開とすることができた(追加で少し日本史までできた)。協力してくれている校正者の皆さんにも感謝したい。


・収録の基準と分類
基準は例年とほぼ同じである。

出題ミス:どこをどうあがいても言い訳できない問題。解答不能,もしくは複数正解が認められるもの。
悪問:厳格に言えば出題ミスとみなしうる,国語的にしか解答が出せない問題。
→ 歴史的知識及び一般常識から「明確に」判断を下せず,作題者の心情を読み取らせるものは,世界史の問題ではない上に現代文の試験としても悪問である。
奇問:出題の意図が見えない,ないし意図は見えるが空回りしている問題。主に,歴史的知識及び一般常識から解答が導き出せないもの。
難問:一応歴史の問題ではあるが,受験世界史の範囲を大きく逸脱し,一般の受験生には根拠ある解答がまったく不可能な問題。本記事で言及する「受験世界史の範囲」は,「山川の『用語集』に頻度,任發いいらとりあえず記載があるもの」とした。


総評
早慶上智の総数は2017年の29個より少し増えて36個となった。2016年度までと比べると,昨年から継続して極端な悪問・奇問は少なめで,このまま無くなってもらうに越したことはない。一方で前年同様,「用語集の片隅に載っているからセーフ」「マイナーな教科書にちらっと書いてあるからセーフ」という巧妙な“かわし方”があからさまに増えていて,こちらとしては難問として収録すべきかどうかの判断に随分と悩まされた。昨年の総評にも書いたが,同じ難問でもどこの教科書・用語集にも載っていないレベルのものだとかいうよりはマシなのだけれど,最終目標としてあるべき適正な入試問題からは程遠い姿であり,これを改善というのははばかられるところ。また,悪問・難問がいくつかの学部・日程に集中しており,改善の意識があるところと,吹っ切れてしまったところに分かれているような印象もある。

今年は阪大と京大の出題ミスが一年越しに発覚したことに加えて,センター試験地理Bのムーミン騒動もあり,やたらと出題ミスが騒がれた受験シーズンであった。その明らかな影響として今年は出題ミスを指摘された大学がさっさと認めて公表する傾向が強く,特に上智大が世界史の出題ミスをはっきりと認めたという極めて珍しい現象も起きた。ミスは出ないに越したことはないが,隠蔽されるよりは公表してもらったほうが受験生にとって有益であるし,学問に対する姿勢としても正しかろうと思う。

以下,上智大と慶應大。

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2018年03月16日

最近読んだもの・買ったもの

・『ご注文はうさぎですか?』6巻。ハロウィン,皆の受験勉強,クリスマス会。
→ けっこう劇場版はこの巻から話をとってきてたんだなと今更ながら。劇場版を見てから読んだので,順番が逆になってしまった。
→ アンティークともフリーマーケットとも言わずにブロカントという言葉を使う本作の気取り具合よ。メリーゴーラウンドと言わずにカルーセルって言うしな。宝探しをシストって言っているだけじゃなかった。
→ 社会人百合が好きな私としては,本作で凛・翠が一番熱いかもしれない。もっと出番。
→ 本作が意外にもドラえもん時空ではなくちゃんと時間が流れているのは前からだが,こうチマメ隊が高校進学とかリゼが進路に悩む話とか出てくると,途端にリアリティが。この夢のような木組の街でも時間は流れるからこそ,変わらないものは変わらないという理想郷の姿が強調されるのかもしれない。


・『狼と羊皮紙』3巻。新大陸を目指す羊の商人編。
→ 近世欧州の幕開けというとルネサンス・宗教改革・大航海時代であるが,その大航海時代ネタをとうとう入れてきたか。本作は完全に現実世界を模しているというわけではないので,「新大陸」がこの世界に存在しているのかどうか自体も怪しかったけれども,そこを逆手にとって読者の予想を外してきた。この世界にも「新大陸」は存在するし,現実世界と同じように――政治的・宗教的亡命者の受け入れ先として機能する未来もまた予期されるのであった。しかしそこはファンタジー世界,現実世界との差分である“人ならざるものたち”がまさに政治的・宗教的亡命者の筆頭なのである。しかもプレスター・ジョン伝説のごとく,彼らには“月を狩る熊”という「新大陸」に赴くには十分な追加の目的もあるということが明かされた。本巻は新大陸の話題が出てきただけで実際の航海には全く手がかかっていないので,今後もこの話題は出てくるのであろう。
→ 2巻の感想に「本巻の展開だけでも,コルくんは十分にウィンフィール王国史に名前出てくるじゃろ」と書いたら,本編でも「薄明の枢機卿」とかいう大仰なあだ名がついていた。やっぱりそういうポジションになっちゃってるよねコルくん……
→ コルとミューリの関係は,雨降って地固まる的に進展した。ご両親のように,とまでは言わないがずいぶんと落ち着いてしまった。次に彼らがいさかいを起こすのは,物語上重要なポイントになるのかもしれない。


・『U.Q.HOLDER』15巻。京都のネギのアトリエでカモさんと会い,1巻まるごと使って『ネギま』最終巻でカットされた部分の詳述。
→ 本来1世界に1人しかいないはずの明日菜さんを,タイムマシンで未来から連れてきて2人に増やし,諸々の事情を完全解決というのが『ネギま』でカットされた部分の話であった。タイムマシンを使って2人に増やしたのは『ネギま』の最終巻にある通りだが,その後のバトルを見るとなるほど確かに裏技というかチート技というか。
→ 別所ですでに明かされていた話ではあるが,ネギが最終的に選んだのは千雨というのが本編でもとうとう明かされた。改めて意外。ますますもって『U.Q.HOLDER』世界線の彼女は一体どうなっているのか。  
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2018年03月12日

最近読んだもの・買ったもの

・『プリニウス』6巻。宮廷に出入りするユダヤ人宝石商,ドムス・アウレアの建築フラグ,プリニウス一行のアフリカ到着,ウェスパシアヌス登場,一行エジプトへ,そしてローマ大火。
→ プリニウス一行の旅と,ローマでの史劇が並行して進む。一行についてきた不思議な少年はフェニキア人,出身はテュロス(ティルス)であった。最終的に一行はシリアを目指すらしい。ウェスパシアヌスのキャラは予想通りで,確かにこんなイメージ。
→ 「どこに海路でなく陸路でカルタゴからアレクサンドリアを目指すバカがいるってんですか」というフェリクスさん,ごもっともである。しかし,本作のプリニウスはバカなので……
→ 巻末でローマ大火。いよいよ来るべきものが来たという感じ。しかし,本作の史劇パート,完全にネロの宮廷を追っているが,ラストはネロの死ではなく,ウェスパシアヌスの死ですらなく,その先のティトゥスの治世である。ネロの時代がやけに長いのはちょっと気になってきた。


・『火ノ丸相撲』17巻。団体決勝,副将・部長VSダニエル,大将・火ノ丸VS久世。
→ 副将戦は短く終わったが面白かった。圧倒的なカリスマに惹かれてこの地位までやってきた者同士,後ろにいる人のためには負けられないという意地のぶつかり合い。それにしても部長の表情が連載当初と全く違うw
→ そして1巻丸々ほとんどが大将戦,第一部の大一番である。才能に相撲を取らされていた人間と,楽しくて相撲をとってきた才能のぶつかり合いという意味では,『咲-Saki-』の長野県決勝大将戦を彷彿とさせる展開であった。天才は孤独だ。しかし,別の天才と相まみえることによってその生は目覚める。衝突する才能,最後の決着を決めたのはくぐった死線の量であった。経験の差ではない。稽古量なら草薙にも同じようにあったはずであった。だが真剣勝負,それも本当に負けるかもしれないという経験なら,草薙は強すぎたがゆえに持てなかったのである。最後の最後で放たれたのは,体力不足で未完成となった百千夜叉堕からの原点,鬼車であった。第一部の終焉にふさわしい名勝負である。


・『乙女戦争』9巻。ジシュカの昔話とその死。ヴラスタの懐妊とヴィルヘルムとの戦い,そして死。シャールカが川に落ちて離脱。
→ 本作の山場の一つ,ジシュカの死は彼が自らの人生と戦術を振り返ることでまとめられた。中世最大の会戦タンネンベルクの戦い,フスの演説,コンスタンツ公会議とフスの火刑,そしてシャールカとの出会い。巻末の解説にある通り,ジシュカはタンネンベルクの戦いにボヘミア王からの義勇軍という形でポーランド側で参戦し,その後ボヘミア王の軍事顧問になっているから,軍才はこの頃すでに群を抜いていたのだろう。フスへの接触もこの頃と思われる。自らの皮膚で軍太鼓を作るよう遺言したという伝説は実際にあるらしい。これも巻末の解説にある通りだが,大衆の徴兵・野戦構築の活用(ワゴンブルク戦術)・銃火器の運用・厳格な軍規・信仰心による高い士気と一部を入れ替えればまさに国民国家の近代的な軍隊であり,これらを組み合わせてこの時代で最強の軍隊を作り上げたのは天才と言わざるを得ない。フス戦争の終焉とともに失われてしまい後世にあまり続かなかったのが惜しい。フスの宗教改革ともども,登場が100年早すぎた。
→ ヴラスタがここで退場するとは思っていなかった。ヴラスタは最後まで生き残りそうな気がしていたので。ヴラスタの戦法は大西先生が最近はまっている(というかスポンサーをやっている)中世ヨーロッパ武術の研究会の成果か。


・『冴えない彼女の育てかた』13巻(完結)。
→ とはいえ本巻は後日談のようなもので,本作は12巻とGS3で事実上完結しているので,特に感想がない巻。この後にもう1冊短編集が出て本当に終わりになるようなので,まとまった感想はそれが出てから書こうかと思う。
→ 英梨々と詩羽の敗戦処理。彼女たちの心の中,および恵との間では決着がついていたけど,その場に倫也はいなかった。英梨々は選択肢を間違えた幼馴染として。詩羽は憧れが恋愛に昇華しなかった相手として。
→ 一点だけ総まとめじみたことを書いておくと,本作の目標はあとがきにある通り,フラットな性格で目立たないメインヒロインを立てつつ彼女を一番人気にすることであった。このうち後者は成功したが,前者は次第にエゴの強い,とにかく主人公の側にいることに長けたヒロインに成長してしまった。まあやっぱり目立たないことと一番人気になることは相反する概念であって無理があり,むしろ双方を成り立たせようとしたらフラットさが死ぬということがわかったというのがこの実験的ラノベの成果だったりするのではなかろうか。キャラは作者の手から離れて動いたり成長したりするとは言うが,恵の場合は人気の出やすさという点に引っ張られて,作者の手がかなり入ってしまったのではないかと思う。その意味で第一部のラスト付近で,早くも本作はコンセプトを捨てていた感はある。  
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2018年03月06日

最近読んだもの・買ったもの(『明日ちゃんのセーラー服』他)

またしても四ヶ月くらいさぼっていたらしいぞ?


・『狼と羊皮紙』2巻。北方の異端信仰編。
→ 理論屋が厳しい現実に打ちのめされて己を省みるというよくある話ではあるが,本作のテーマが宗教改革である以上はどこかで主人公にこの体験をさせないと前に進まないので,2巻という早めのタイミングで持ってきたのは驚いたけど,良い通過儀礼だったのではないかと思う。読者としても,展開が完全にわかっていてもなかなか痛い強烈なパンチだった。
→ 本作はイギリス(っぽい島国)が聖書主義の宗教改革を国家主導で行ったら? という世界史的な動きを主軸にしつつ,数奇な運命を辿る神学者視点の物語で,コルの立ち位置は決して歴史の流れの周辺ではない。1巻もそうだったが,コルやミューリ当人たちにとってはその場の命がかかっていて窮地を脱するためだけの動きではあれ,それをパトロンのウィンフィール王族ハイランド視点にたまに戻してみると,ど真ん中で歴史を動かしている感が強く,この点意外と新鮮である。前作『狼と香辛料』同様,武力ではなくて口先と奇抜な発想で何とかしているだけに。本巻の展開だけでも,コルくんは十分にウィンフィール王国史に名前出てくるじゃろ。
→ ただ,この話の解決は現地の異端的信仰を無理やり一神教の奇跡に認定して文脈に組み込んでしまうという『狼と香辛料』でも見られたやり方であり,終章が異様に短いこともあってネタ切れ感はあった。まあ,本巻について言えばコルの人生経験が話の中核であって,落ちは大して重要ではないのだけれども。


・『狼と香辛料』19巻Spring Log2。本編後日談短編集の2巻。
→ 本編の時期の思い出話という形にすればどれだけでも旅の途中のエピソードが追加できるので,この方式は便利だ。
→ ホロさんがろくに牧羊犬の役目を果たせなかったり,文字を書くのが下手だったり,代わり映えのしない日々に倦んでいたり,ロレンスの死後のことを考えてしまったりと,珍しく彼女が多くの弱みを見せる巻。そして最後に書物は滅びないということでタイトルとサブタイトル回収。お見事。


・『クソゲーオンライン(仮)』3巻。
→ そうそう,こういうのでいいんだよこういうので,というトンデモ設定が飛び出てきた回。サブタイトルの「このクソゲーが現実だと私だけが知っている」が全て。VRMMORPGのPC同士で結婚して子供が産まれたら,その子はPCなのかNPCなのかを考えてみると,バグが無いゲームでも確かにこういうことになるのかもしれない。そしてクソゲーはクソゲーであるがゆえに,ユーザーの減少に耐えられず,終焉を迎える。その時,娘はどうなるのか。「サービス終了まであと7日」となっていたが,これ4巻で終わる感じですかね。


・『明日ちゃんのセーラー服』1・2巻。
→ 才色兼備の田舎っ子,明日(あけび)小路さんが,中学からお嬢様学校に通うことになる話……というメインストーリーは別にいいとして,身体部位と衣服に対するフェティシズムが変態的に強い漫画。特に脚とセーラー服に対するこわだりに狂気を感じる。アーティスティックな意味で美しいと思うか,基本的に女の子しか出てこないのに目線がヘテロ男性すぎて引くか。双方の要素が高レベルにまとまっているので,このなんとも言えない感情に襲われるのだと思う。私はまあそういうの好きなオタクなのであまり気にならないけど,合わない人は全く合わなさそう。




もうAmazonのレビューを見ても「ああ……ここには“わかってしまった”変態たちがわかってしまったことに後悔しながら集合している……」という状況で,一方で☆1のレビューで言われていることも理解でき,どうすればいいんでしょうねこの漫画。  
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2018年03月04日

咲関連の気になったもの(16年10月下旬〜18年2月中旬頃)

ひどく更新の間隔が空いてしまったが,以前ほど咲記事をブクマすることがなくなったので,以後は分けなくていいのかなと思う。どうですかね。

とりあえず実写版については,無印の方は一通り見た。嫌悪感も別段ないけど,これなら追わなくてもいいかな,くらいの感想。本当に良いとも悪いとも感想がなく,感想に困った挙句何も書かなかったという辺りで察してもらいたい。むしろ絶賛派と嫌悪派の論争がうざったくて関心が遠のいたところはある。怖近寄らんとこの世界になってる。阿知賀編については思ってたよりも評判が良いけど,この糞忙しい中,割って入れるほどの気力が湧かないので見ていない。評判が良かったなら何よりで,楽しんだ人が多いのは喜ばしいことじゃないかな,くらいの立ち位置です。

・連載12周年を迎えた咲-Saki-に対して感じていることを率直に(増田)
→ タイムリーにもこんな記事があったので言及しておくと, 銑イ呂曚箸鵑百袷瓦貌碓娶。Г肋綵劼陵由によりノーコメント,というのが今の自分の『咲-Saki-』作品群に対する感想になる。△砲弔い討昔自分が書いた記事と全く同じことを言っていて,お前は俺か状態。私もいまだ,阿知賀が1位通過で本当に良かったのかと言われるとちょっと悩む。その後,淡さんはいろいろと理屈付けがされてフォローされているけど,亦野さんはフォローも特になく。『シノハユ』は椋千尋という明らかな能力キャラが出てきて,俺の中ではさらに盛り上がっている。ただ,あれだけ強いと本編で出てきてない理由が気になる。
→ しかし,これだけの良い感想が「各SNSで言うと色々と差し支えがありそう」という理由で匿名の日記に書かれてしまうのは,なんだか寂しい。確かに『咲-Saki-』界隈,先述の実写論争もあって怖い界隈と思われている節はなくはない。
→ それにしても連載12年か。私は阿知賀編アニメくらいからの後追い組だが,それでも6年くらい経っていて長いと思うのに,本当に初期の初期から追っている人には感慨深かろう。


・『咲―Saki―』第170局[菓子]のお菓子(さくやこのはな)
→ 咲界隈,伝奇ネタ考察勢や麻雀考察勢が多いのはわかるけど,舞台特定勢を筆頭にそれ以外の考察勢が異様に広いの,本当にわけがわからなくてすごい。よくこんなの特定したな……
→ 意外と白糸台から遠い。西武多摩川線で3駅の武蔵境で乗り換え,1駅の三鷹からさらに徒歩である。差し入れた子はよほどここのお菓子が好きなんだなとか,照や菫は全くそのことに気づいていないっぽいとか,妄想が広がる。
→ お菓子好きなので,あっちの方に行ったときにはぜひとも……と言いたいが,あっちの方に行く用事が全く無いのであった(おっさん一人で行ったらどう見ても不審者であるという点はもはや気にならない)。


・牌山を斜め前に出す行為について(凡人の私)
・牌山に切れ目を入れる行為について(凡人の私)
→ 相変わらず咲本編は細かいなという。これだけ長いこと連載されていて&考察されていて,ここまでこの点を考察した人を見かけなかったので,まだまだこういうネタはありそう。やはりそれをチェックできるほど全員の牌山が見やすいコマが少ないのが原因か。
→ 明確に切れ目を入れているキャラが鶴賀のかじゅモモだけってそれ尊すぎない? 原作の供給が乏しくて死にそうだったけど,こういう発掘から見えてくるものもある。モモが先で先輩に教えたのでは,というのも良い妄想だ。麻雀歴だと立場が逆なんだよな……
→ ちなみに,私は切れ目は必ず入れるが,斜め前に出すかどうかは状況を見てから考える。対面が遠そうだったら動かすし,余裕で届きそうならそのままにする。不器用なので,動かして山を崩してしまうリスクは減らしたいので。  
Posted by dg_law at 23:30Comments(0)

2018年03月03日

洋櫃は形状も美しいですよね

・童話や海賊の話に出てくる宝箱って何でフタが丸っこいんだろう、という疑問に回答集まる「なるほど!」(Togetter)
→ その半円同型の形状と漆器を組み合わせた「洋櫃」は安土桃山期の日本の重要輸出品だった。こんなのがたくさん残ってる。私自身は何度も見たことがある。東博等の東京の美術館の常設展ではあまり見かけないので,南蛮貿易の企画展に行くか,京博や九博に行くとよいのではないかと思う。
→ Togetter内に諸説挙げられているが,日本の漆器製の洋櫃が珍重された点から推測すると,耐久性という理由は強そうに見える。確かに蓋を丸くしておけば水や埃は積もりにくい。まあ単純にデザイン性が理由だったりする可能性はあるが。


・niconicoが高齢化 有料会員は年間28万人減(ITmedia NEWS)
→ けもフレ騒動はKADOKAWAさん完全にとばっちりで,サービスとしてのニコ動に至っては本当に無関係なので同情はする。しかし,きっかけというか口実に使われただけで,減ってしまった理由はすでに散々指摘されている通り,動画サービスとしての相対的な劣化にほかならない。で,この後に発表した新バージョンが改善を志向したものでもなかったので,さらに会員数が減るという負のスパイラルに入ってしまった。
→ それでも作り手が生き残っていて,面白い動画があるうちは機能を我慢して使えるが,まあ「例のアレ」が跳梁跋扈していたら逃れる制作者もいるだろう。この辺はMMD杯の衰退と重なる話で,「いかに自由で創作に向いた空間とはいえ,無法地帯ではかえって人が抜ける」というのが如実に現れたところかもしれない。
→ 自分がニコニコ動画のプレミアム会員を維持しているのは,すでに膨大になってしまったマイリストを放棄できないのと,スクエニ系の古いRPGの縛りプレー・TAS動画だと,なんだかんだでまだ圧倒的にニコ動に優位があるため,という2点だ。転載が進めば変わるだろうが,制作者本人以外の転載は見たくない。しかし,これら以外の理由でYouTubeに勝っている点が無い。コメントが流れるという基礎的な部分におもしろみを感じることはあるかな,とは思うがこれはプレミアムの機能が無くても見れる。自分も大概なニコ厨だとは思うけど,その自分にこう思われている時点でやっぱりかなり危ういと思う。
→ ただ,ここ1ヶ月ほどは体感的にかなり軽くなったような気がするのだが,何かやったんだろうか。少なくとも向こう1年ほどはまだプレミアム解約する気がないので,改善・延命は歓迎したい。


・「エロ本ではない、一般向けの本だ」と言うのは無理筋でむしろ危険(増田)
→ これは理解できるし,賛成できる意見。「業界的な自主規制によって安全です」と言っておいて,業界的にチキンレースを仕掛けるのは不誠実だ。しかも,成人向けマークをつけるかつけないかの基準が,著しく世間の求めているつけてほしい基準とはずれていて,これで自主規制していますというのは危険だろう。無論,記事中にもある通り公権力が判断基準に加われば検閲になってしまい憲法違反であるが,それに世間の理解を得られてしまうような状況に追い込まれる前に,我が身を振り返るべきではないか。これは漫画によらない話で,実写も同じというか,コンビニの本棚で見るとあっちの方がより基準がガバガバでは。


・エジプトのモスク襲撃事件、死者235人に 近年最悪の惨事 写真5枚 国際ニュース(AFPBB)
→ スーフィズムのモスクが狙われた模様。イスラームの過激派がなぜスーフィズム(神秘主義)を敵視するかは以前に書いたことがある。それにしても最終的な死者305人は多く,いたましい。本件についてはシシ大統領が勇ましいことを言っていた割に犯人グループは捕まっていないどころか正体も特定できていない。  
Posted by dg_law at 23:30Comments(3)