2013年09月01日

夏コミ同人誌レビュー(3) 東方編

続き。今回は東方編。正直紹介するまでもない有名サークルが多めだけど,許してください。


くらっしゅはうす http://homepage3.nifty.com/clash/
・『ThreeFairies vol.2』:三妖精出会い編その2。事実上の半公式サイドストーリーなので,三妖精を買ってた方はそろえてもいいのではないだろうか。vol.3で完結予定らしい。
→ スターは髪型変わっているが,それによりさらにペドくなった感があるんだけど気のせいだろうか。ルナは相変わらず栗みたいな口をしている。

Strange Chameleon(ストカメ) http://type916.com/
・『HOPE』:こいここ,本編その後のお話。今回読んだ東方のお話系の中で一番良かった。まさに「こいここは希望」という格言(?)に値する。
→ なんというか,この同人誌も良いのだけれど,秦こころの設定を作って,こいしと絡ませてああいうストーリーを作っちゃった神主はやっぱりすごいなと改めて思わせられた。この同人誌のあとがきでは他の同人誌とのネタかぶりが心配されていたが,今回のコミケでは案外と見なかった。心綺楼の話はすごくいいので,単純に知られていないのならもったいない。ネタかぶりでも描きたくなった気持ちは非常によくわかるので。

蒼空市場 http://aozoramarket00.blog115.fc2.com/
・『けだし こころはその身の中に』:こいここでもこいフラでもない,こころとフランが出会う本。こいフラというと狂気を抱くもの同士のつながりになってしまうが,感情勉強中のこころにとってはイレギュラーすぎる存在であった。にもかかわらず,最後は全部あるキャラが持っていくあたり,蒼空市場の本である。あるキャラさんマジイケメン。

あなたを,廃人です。 http://www.pixiv.net/member.php?id=27343
・『1/66の純情な恋心』:今回のもう一冊のこいここ本。こちらは非常にド直球なこいここ。東方にまたひとつ,定番のカップリングが。

Carcharias http://carcharias.3rin.net/
・『蘇我屠自古は語らない 幸の章 前編』:三部作の予定が三作目が前後編になって終わらなかったというよくある光景である。という位置なだけあって,何を語ってもネタバレになる上に,完全につなぎに徹した巻なので何も語れないという。タイトルの通り,神霊廟主要キャラの,生前の話である。刀自古が尸解仙にならなかった理由や,史実と東方の設定のねじれに一つの解答を出しつつあると言っても過言ではない巨大シリーズで,サークル自らが副読本を用意するほど,設定が凝っていて非常に読み応えがある。読むなら最初から読むのを勧める。

EnHANCE HEART http://heart.sabax.jp/
・『CONTRAIL303』:総集編。ここ2年分のものが収録されている。全編フルカラーイラスト。こうして見ると安定して整った絵柄だよなぁと思う。

劇毒少女 http://www.pixiv.net/member.php?id=3104565
・『ICE FLOWER』:フルカラーイラスト本,一応R-18注意だが,エロいというよりは美しい。表紙のチルノからしてペドい感じだが,中身は案外そうでもなく魔理沙・霊夢・早苗・うどんげはむしろ大きめ。イラストはどれも超美麗で大変お勧めである。あえて一枚選ぶならリリー・ホワイト&ブラックだろう,いやほらなだらかなお腹が(以下自粛)

Eternal Phantasia http://capuralin.blog76.fc2.com/
・『INNOCENCE』:フルカラーイラスト。HPのサンプルの通り,割りとキラキラした塗りで華やかなのが売りだと思う。あえて一枚選ぶなら,表紙のフランかな。

ひとみしり http://yaplog.jp/mokomokok/
・『kagerou』:フルカラーイラスト。最近モバマスの漫画で商業でやってるので知名度が上がってるのかな。塗りが独特で好きか嫌いかすっぱり分かれやすいかも。

SWAY WIND http://xel.skr.jp/tokiame/
・『描 東方描き綴り vol.9』:フルカラーイラスト。表紙のレミリアが最高にかわいかった(小並感)

NEKO WORKi http://www.pixiv.net/member.php?id=61513
・『BLACK ALBUM 4th』:フルカラーイラスト。ここは線画からして独特であるが,とてもうまくてかわいいと思う。配色が工夫されていておもしろいので,注目して見てほしい。その観点から言って,お気に入りの1枚は衣玖さん。
→ ちなみに会場で買うと線画集付き。

えふえふえふ http://blog-fff.seesaa.net/
・『空に消えた詩』:普段は割りとギャグが多めのサークルだが,今回はシリアスな華扇・芳香本。幻想郷で再会した二人だが……という話。この二人は掘り下げがいあるよなぁ。とてもいい話でした。

まりおねっと装甲猟兵 http://www.geocities.jp/puterasu2000/main
・『それなりにかおあわせ』:タイトル通り,主役は今泉影狼。いつも通りのまりおねっと装甲猟兵でおっさんネタだらけであるが,モバマスと艦これネタが混じってるのでナウいですね(棒読み)

紅なまず団 http://www.pixiv.net/member.php?id=458884
・『紅式ドロップス』:総集編なので,これを気に追い始めてもいいのではないか。貴重な貴重な霊レミ押しの熱いサークルである。集え霊レミ好き。いつの間にかマイナーカプになっちまったなぁ。基本ツンツンな霊夢が,意外とよくデレるところに注目。

MeltdoWNCOmet http://i-am.fool.jp/melt-d.html
・『moon marguerite』:いつもはロリロリなエロ漫画ばっかりなサークルだが,今回はパッチェさんで巨乳であった。エロエロです。


久幸繙文 http://www.akyu.info/
・『東方コミュニティ白書2013』:これについては別個の記事で言及済。いつも本当にありがとうございます。
→ http://blog.livedoor.jp/dg_law/archives/52147061.html

かんたんのゆめ http://kantanbay.org/
・『東方を往く 黄昏作品編』:多分東方の聖地巡礼界隈で一番有名なサークル。興味があるならとりあえずここ買っておけ的なところはある。今回は黄昏作品編ということで,たとえば萃夢想なら大江山・伊吹山をはじめとして比叡山(大江山の前の住処)に国上山(酒天童子出身地伝説の一つ)まで行っているのだから徹底している。
→ ところで東方は,舞台探訪よりは「聖地巡礼」の言葉のほうが正しいという稀有な事例ではないだろうか。厳密に言うと「舞台」になってないしなぁ。

東方科学協会 http://blogs.yahoo.co.jp/inkikusaidai
・『幻想郷における服飾(上)』:既刊だが,この機会に紹介しておく。ちゃんと服飾史を調べており,というよりも前半は服飾史の紹介となっている。これが読んでみるとけっこうおもしろい。後半ではそこから幻想郷における服飾(というよりも神主のデザインだが)をなんとか合理的に解釈している。これもけっこうおもしろかった。空想科学読本の服飾版といったところだろう。東方のみならず,やってみるとおもしろいかも。下巻にも期待。

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