2019年03月14日

「東方正教会と断絶」はしていないと思う

今年の受験世界史悪問・難問・奇問集は金曜日からの更新の予定です。


・肥前磁、タンザニアに痕跡 長崎大・野上教授が調査 17世紀後半の墓で発見例 [長崎県](西日本新聞)
>肥前磁器は長崎で交易を許された中国船により、台湾経由でフィリピン・マニラへ運ばれ、スペイン船で太平洋を横断した。
→ この頃に台湾にいたのは鄭氏台湾で,これは遷界令によって中国本土から陶磁器が供給されなくなったから。遷界令自体が鄭氏台湾の財源であった中国産品を持ち出す海上交易に打撃を与える目的で発布されたものであったところ,その代用品として日本の有田焼が注目された。日本の側も銀以外の輸出品が必要になっていたからまさに「渡りに船」であった。台湾からの中国船で長崎から持ち出されて台湾へ。そこからマニラへ運ばれて,マニラでアメリカ大陸産の銀と交換されていた。陶磁器はマニラから太平洋を横断,メキシコのアカプルコに運ばれ,さらにそこからアメリカ大陸中に広がった。いわゆるアカプルコ貿易というやつである。ここ試験に出ます(マジ)。だから「南米コロンビアの古い教会の装飾などに」肥前磁器が残っているのはこの名残で,高校世界史で知っていれば不思議ではないが,知らないと非常にインパクトの大きい話だろう。
→ 同様に長崎からはオランダ船によって陶磁器がインド洋・ヨーロッパに運ばれていて,ローカルでは記事中にある通り,ポルトガル人やムスリム商人が売買していた。だからインド洋沿岸部ならどこで見つかっていてもおかしくない……のだけれど,「東アフリカは、タンザニアとケニアで各1点の発見例しかない」というのはかえっておもしろい。東アフリカではそれほど人気が出なかったか,単に購買力が低下していたか,消耗品ではあるので割れて捨てられて偶然残っていないか。興味深い。


・ロシア正教会が東方正教会と断絶 ウクライナめぐり反発(朝日新聞)
→ 世界史があまり得意でない高校生にありがちな勘違いに「ロシア正教とギリシア正教は別物」というものがあるが,まさかのそれに信憑性が生まれる可能性が……?(ありません)
→ そもそも今記事を読み返してみると,ロシア正教会はコンスタンディヌーポリ総主教庁と関係を断絶しただけで,他の独立正教会との関係は維持されているから,記事名の「東方正教会と断絶」は誤った要約では? あるいは朝日新聞のこれを書いた記者か整理部の人が,コンスタンディヌーポリ総主教庁をローマ教皇庁と同じような立ち位置と勘違いしている可能性もある。
→ 日本ハリストス正教会は一応ロシア正教会系列の自治正教会であるから,何かしら影響があるのかもと調べてみたが,何も影響は無いらしい。というより正教会のHPを見てもニュースにすらなっていなかった。まあ系列なだけで実質的には独立しているし,ロシア正教会以外の多くの独立教会からは自治を認めてもらってないしな。
→ ついでに,全然知らなかったのだがクリメント北原さんが司祭職を解任されていた。何があったんや……


ランチタイムのライス多すぎない?(増田)
→  念。自分で無意識に増田に書いたかと思ったほど同意。社会人になって,ランチタイムをそこら辺の定食屋やチェーン店で済ませるようになってから,「サラリーマンになったら太る」ってよく言われるけどこんな食生活になったらそりゃそうだよなと。肉体労働がある人ならわかるが,事務作業しかないのにあんな量を食べても脂肪にしかならん。自分の胃が小さい自覚はあるが,それにしても皆昼からどこにあんな米が入るんだ。午後眠くならないのか。不思議でしょうがなかったのだが,自分以外に同じことを考えている人が少なくとも1人(匿名だけど)はいるのが確認されて安心した。
→ 糖質制限してるとかじゃないんだ。単純に入らんのだ。入ったとしても消費するあてがないから嫌なんだ。大盛り無料なんてサービスは要らんので,ご飯半分にしたら30円値引きしてくれ(たまにそういう店はある)。あと大盛り無料を断ったら怪訝な顔するのやめてくれ。  

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2019年02月28日

ニコ動の動画紹介 2018.3月上旬〜中旬



よくMMDでここまでやったというミリシタ再現度。そして実はミリシタサービス開始前の動画という。



2018年正月投稿の動画。この時点ですでに頭がおかしいが,伯方氏の動画はここからさらなる独自進化を遂げていく。





サガフロ2をやりこんだプレイヤーでも驚くほどの,斧の不遇っぷりがどんどん明らかになっていく縛りプレー。サガフロ2が(ラスボス以外)比較的ぬるいゲームとはいえ,この縛りは厳しかった。ロマサガ3の大剣とはまた違った厳しさが。



サブフレームリセットを活用しての全1勝クリア。TAS・RTA界に革命を起こしたサブフレームリセットの流行はおやつさんにも。




幕末志士はPUBGをやらせても面白い。なんでこうおもしろバグに遭遇するのかw




よくぞ粘土で作った。



原点回帰。  
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2019年02月24日

コンテンツも長生きする時代

・8歳少女、湖で1500年前の剣を発見 スウェーデン(BBC)
→ エクスカリバーの亜種ですね間違いない。湖で発見というのも1500年前というのも出来すぎている。おまけに少女の名前がサーガちゃんという。アーサー王はブリトン人だからそこは全然違うが。
→ このネタを英語で検索してみると世界中で同ネタで盛り上がっていて面白い。本人すらPeople on the internet are saying I am the queen of Sweden, because in the legend of King Arthur.ってコメント出しているの,最高では。なお,本人の実際の夢は獣医か女優だそうだ。


・バンクシー代表作、1.5億円で落札直後に自壊 仕掛けシュレッダーで(AFPBB)
・Banksy on Instagram: “. "The urge to destroy is also a creative urge" - Picasso”
→ 現代アートのネタとしては,文脈がわかりやすくて割と好き。これはデュシャンと同じ方向性を感じる。なお,シュレッダーが途中で止まってしまったのは本人としては想定外だったとのこと。そして「破壊への情熱もまた,創造への情熱である」という言葉はピカソではなくバクーニンのものというオチ付きで,手の込んだひねり方をしている。


・【コミケ特集】年間5000サークルと接する同人書店の統括が語る、同人市場の最前線「今人気の作品は”AKB48″の楽しみ方に似ている」(ニコニコニュース)
→ 2017年年末の記事だが,状況は変わっていないので。昔にゲーマーズの木谷元社長が「コンテンツの人気の寿命は3年」と言っていて,00年代は概ねそれで間違いなかったのだが,10年代は間違いなく風潮が変わった。東方もアイマスも型月も終わらないコンテンツになっているし,艦これも当初の勢いは無いにせよしぶとく生き残っている。二次創作の同人の場合,公式の供給が無かったら自然とジャンルも死に絶えていくものだが,公式がソシャゲ化等によって終わりが無くなったというのは大きかろう。漫画の連載やアニメ原作の場合,どうしてもアニメ放映期間が最高潮になって,その後も同人人気が持続する作品はさして多くない。ゲームの方が人気が持続しやすく,そのゲーム原作の二次創作が流行しているので,同人人気の寿命も伸びたと言えるだろうか。


・ドイツ「保守の牙城」で異変 与党、歴史的大敗の見通し(朝日新聞)
→ 極右のAfDに票が逃げないように過渡に右傾化すると,今度は穏健保守の移民寛容派の票が逃げていて,しかもそちらの方が大きいと。逃げた票が一つずれてSPDに行くかというとそうならず,同じ与党の道連れにSPDも支持を失い,緑の党まで流れ着いたというのは面白い(しかも左翼党までは流れず)。バイエルン州でこれで,全国の国政選挙になったらどうなるのか。まあ,次の国政選挙は2021年まで無いので,また情勢が変わっているかもしれない。なんにせよAfDの勢いが止まったのは良いことだ。  
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2019年02月18日

進振り制度の変更にも驚いた

・平成に生まれた料理(増田)
→ 生まれたのか流行したのかは区別しないこととして&平成極初期は私の記憶が無いのでここでは上げないとして。ナタデココの印象は強い。あとブコメを見てなるほど確かにと思ったのは,豚トロ,エビマヨ,ノンアルコールビール,アボカド(Wikipedia曰く1990年から平成の間に輸入量が10倍以上に),タイ米(1993年米騒動の時には考えられなかったくらい定着した),牛丼チェーンの豚丼(こっちはBSE騒動が契機),米粉パン,ドネルケバブ,アヒージョ。自分が食べないものとしてはつけめん(普通のラーメンの方が好き),食べるラー油(辛いので)。食も多様になったものだ。


・東大生はバラモンの夢をみるか?【インド哲学の教授に実態をきく】(UmeeT)
→ 東大は2年の上半期までの成績の上位者から順番に行ける学科・専攻が決まる進振り制度を採用しているところ,イン哲こと文学部思想文化学科インド哲学仏教学専修は定員割れの常連であり,というよりも定員10人のところ1〜3人しか進学せず,0人という年もある。結果としてイン哲在籍者は幻のような存在であり,記事中にある通り,東大生に散々ネタにされてきた研究室で,「卒業にはサンスクリット語とパーリ語のいずれかの学習が必修だが,東大生にしても過酷すぎて卒業が難しいとされる有数の研究室」だとか「卒業後は宗教界のエリートになれる」だとか「学生の多くはそもそも寺出身」等と真偽不明の噂だけが独り歩きしていた。こうして真実が確かめられるのは良いことである。
→ であるのだが,噂の大半が真実というのは驚いた。本当に学生の少なからずは寺出身だったし,卒業後は宗教界のエリートコースだったし,むしろ最近までサンスクリット語が必修だったのは噂よりも過酷だったのでは。卒業してなお恐怖を与えにくるイン哲,恐ろしい。
→ なお,これは今さっき調べて知ったのだが,2017年度から進振りにDAアルゴリズムが採用されたそうで,要するに志望順位よりも成績の方が強くなった+志望が無制限に書けるようになったと考えると理解しやすい。これにより進振りの状況がかなり変わって,特に文学部は研究室が細分化されすぎていて第三志望までしか書けない弊害によって定員割れが多かったのがかなり改善されたそうなので,イン哲も今後変わっていくかもしれない(しそのままかもしれない)。


・築105年、日本最古の学生自治寮「吉田寮」を大掃除してみた_PR(SPOT)
→ こっちは京大のネタ。メルカリやるやんけ。そして期待に違わぬものが発掘されるという。「屋井乾電池」とかは完全に博物館に寄贈レベル。「昭和7年の官報」もかなり強い。
→ 吉田寮退去問題についてはうかつなことが言えないけども,実際にこんな企画になるほど自主的に掃除ができていないようでは”自治”できているとは言いがたいのでは。  
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2019年02月06日

クッパ姫の話とか

・太平の江戸、忍者つらかった 甲賀の頭「秘術信用されない」(京都新聞)
→ 武家の剣術等は武士の習いで,たまに武道奨励の風潮も来たから良かったのだろうが,忍術となると……「秘術が信用されない」のもむべなるかな。江戸時代はたまにこういうところで現代のような顔を見せるから面白い。太平とはそういうことか。


・日本100名城を全制覇したので自慢させてください(デイリーポータルZ)
→ これはけっこうな偉業。技術的難易度がある百名山や数が無数にあるダムカードに比べればマシではあるが,日本全国にかなり散っていて,計画的に人生の旅行に織り込んでいかないと達成できない。しかもこの人,間に四国お遍路をサンチャゴ・デ・コンポステラ挟んでるのがすごい。 (元の意味での)聖地巡礼のプロか。
→ 私自身の話をすると,あんまりこだわりがないせいか,実は全然巡ってない(スタンプ帳も持ってない)。行ったところで数えてみたら24箇所であった。百名山に至ってはわずか5つ(富士山・瑞牆山・金峰山・雲取山・八幡平)。来年は,まずは筑波山・天城山ですかね……


・クッパ姫とは【ピクシブ百科事典】
→ 一世を風靡したクッパ姫。なぜヒットしたかと言えば理由は大きく2つ。1つは,二次創作では公式の発信から解釈可能であるという「免罪符」が意外と重要で,今回の場合はスーパークラウンによるピーチ姫化というアイテムの存在が非常に大きかった。解釈可能というところがミソで,こういうものが流行る時は,解釈として無理やりすぎず他人に説明しやすいが,公式にありうるわけではないという微妙なラインだと一番ヒットしやすい。だから公式に逆輸入されても,公式に否定されても割とすぐに冷めてしまう。
→ もう1つは,単純にデザインとして優れていること。全てのオタクと言うとあまりにも主語が大きいが,ある種のオタク受けするデザインになっている。これは最初にデザインした人がよくやったと言える。要するに,ある種のオタク,ツリ目でゴテゴテしたドレスにはめっぽう弱い。私もそうです。はい。二本の角も大柄で筋肉質なのも似合っている。唯一変化の証であるスーパークラウンだけがファンシーなのでかえって目立っているのも「免罪符」としての役割を強調している。
→ というような要素を見ていくと,派生して生まれたキングテレサ姫も同様にヒットしたのも理解できよう。唯一,こういうのは大体日本だけで流行しているイメージがあるが,発端が英語圏だったために世界的に流行していたのは今回に特有かもしれない。
→ 一方で,あっという間に廃れてしまったのだけど,そこは皆「文脈が小さすぎて発展性は低いので,これは定着するものというよりかは一種のお祭り騒ぎ」とわかっていて流行していたところはあると思われる。なお,pixiv百科事典からたどっていっても見つかるが,2019年になってから『New スーパーマリオブラザーズ U デラックス』の英語公式サイトにて,「スーパークラウンをかぶれるのはキノピコだけ」と書かれており,いずれにせよ公式に否定されるまでの命であった。

・クッパ姫×ピーチを「百合」と呼ぶオタクに百合クラスタから警告「ヘテロでジャンル侵略しないで」(Togetter)
→ 派生して。ピーチ姫が攻めな百合おいしいです……と眺めていたら,まだこういう議論をする元気がある人おったんか……という気分。「どこまでが女性同士か」という点での百合の定義は非常に細かく派生しすぎるので不可能,個々人で定義してください,という結論で決着していると思っていた。あるいは,ブコメで某人が書いている通り家族的類似の概念で処理するほかない。また,途中で的確なツッコミが入っているが「「それは百合じゃない!」って言ってしまうのは百合だと思ってる人への宣戦布告」である。Togetter内の序盤の会話はナイーブすぎる。いや,それこそここでケンカしてもしょうがないのでしませんが。
→ その上で言うと,クッパ姫に関する自分の意見はTogetter中盤に出てくるぬまがさワタリさんとほぼ同意見で,スーパークラウンによる性転換の威力についての解釈によって個々人で変わってくると思われ,私自身は「人格や自己認識など根本的な部分を「姫」に変える」ので,クッパ姫・ピーチは百合でOKという判定。  
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2019年02月01日

ニコ動の動画紹介 2018.3月上旬



検証動画。テントを張っていないので,テントを張ればもう少し暖かくなるだろうが……w




サガフロ2のクヴェル縛り。アニマはたくさん使えるし武器も強いが防御・耐性面が紙,序盤が辛いがアイテムが充実するに連れて楽になる,という特徴があり,マゾ度は低いが面白いプレイングだったと思う。



音楽技法を知らなくても,見た目でわかりやすく驚く話。



同作者による。お見事。




割と珍しい形でのラブライブとアイマスのコラボMAD。



のあさんがアイドルになる物語。ボイスつかないかなぁ。




こんなに合うなんて驚き。  
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2019年01月28日

最近読んだもの・買ったもの

発売が9ヶ月以上前のものばかりになってしまった。これから追いつきます。

・『火ノ丸相撲』20巻。対刃皇合宿編前編。
→ 本作の大相撲編はひとえに刃皇のキャラに依っているところが大きいが,その端緒となった巻。良いキャラに育ったものだ。経験豊富な横綱なだけあって,火ノ丸の「死にたがり」もすぐに見抜いているし,「相撲愛」に対する考えも首尾一貫している。刃皇のモチーフは朝青龍+白鵬だが,とにかく強いことを横綱とした朝青龍とも,とにかく勝つことが横綱とした白鵬ともまた違う,達観して人生を謳歌する横綱というオリジナリティがこの横綱には備わった。
→ 鬼丸が右腕で投げが打てないことを暴露。まあ,これは前に書いた通り,どこかで右四つに戻ると思われる。
→ 作中で「エレベーター力士」という言葉が出てきて,本当にこの言葉が人口に膾炙したんだなと。


・『ダンジョン飯』6巻。ハーピー化したファリンと戦闘,カブルー・シュロー一行の帰還,第6層へ,獣人イヅツミ合流。
→ 出てきた魔物はハーピー,幻術を使って他人に化けるシェイプシフター,夢魔(貝)。ダンジョンを潜ってモンスターを食べることについてはネタ切れ感が無くもなく。読者がライオス一行と一緒に麻痺し始めているので,ここでカブルー一行が魔物を食べるのを忌避するのは新鮮な反応。
→ ライオス一行の目的はファリンを救うために狂乱の魔術師を説得するまたは倒す,というものに変わった。これで最終目標に固定か。


・『アド・アストラ』13巻(完結)。ザマの戦い,講和とその後の二人。
→ ザマの戦いは象が避けられた時点でハンニバルが負けを悟っていたというような描き方になっていた。ハンニバル戦争を描く上でザマはギリギリまで拮抗していたという描き方と,本作のように序盤で負けを悟っていたという描き方があるが,どちらの方がハンニバルの天才性を描けるかというのは難しいところ。
→ ローマ側が終戦直後にはハンニバルの身柄を求めず,ハンニバルが高い地位に残ったのは謎が多い部分で,創作の腕の見せどころである。本作はスキピオが自身の判断で「師であるハンニバルを殺せなかった」とした。一応元老院の許可は得た決定ではあったはずであるが,そこはご愛嬌。ハンニバル戦争を「ハンニバルに憧れるスキピオの物語」として描いた本作の結末としては,これで正しい。
→ 「物語」としてのハンニバル戦争というと,終戦後から二人の英雄が「狡兎死して走狗烹らる」の典型例として亡くなるところまでで1セットであるが,本作は最終話の1話であっさりと締めた。漫画という媒体であることを踏まえると,確かに終戦後はスキピオとハンニバルが直接対決しないので「絵」にならず,まあ,だらだらと書いても微妙か。
→ 本作の総合的な感想として。ハンニバル戦争という描きやすいが意外と漫画化されていなかった題材を上手くまとめており,個人的な趣味で言えばやや創作が多かったかなと思うものの,ハンニバル戦争の史実を壊すような程度では全く無く,こんな物語じみた史実があったのだというのを紹介する上で勧めやすい。歴史漫画の歴史に残るような名作・大作にはなりえなかったものの,さらっと読んでハンニバル戦争を楽しむには十分な作品であろう。





・『冴えない彼女の育てかた』Memorial。短編集と作者へのインタビュー。
→ 「この後にもう1冊短編集が出て本当に終わりになるようなので,まとまった感想はそれが出てから」と書いていたが,またしても書いている時間が無いので劇場版の後に回したい。
→ 作者へのインタビューで面白かったのは丸戸が1巻が出たときに相当叩かれたのを知っていて,やはり「地の文が書けなくて苦労した」と述べていたこと。ノベルゲーの場合,立ち絵や背景,1枚絵で表現できてしまうから文章は会話に集中できるのに対し,ラノベは文章の比重が大きい。そこへの適応が課題だろうというのは1・2巻でわかっていたが,「状況説明だけで,自分の色のない地の文が,なんとなく気恥ずかしくて書けなかった」というレベルで忌避感があったとなると,よほどスタートには苦労したのが読み取れる。むしろよくラノベ作家デビューしたし,その後軌道修正して成功したものだ。ただ,1巻がつまらなかったのはあまりにもストーリーがありきたりで,あの丸戸が出してきたのがこれ,というショックがあったのも確かで,地の文が書けなかったというのは理由の一端でしかなく。ヒロインが複数出てきてその相互のつながりで物語が豊かになっていく構造,それもまたエロゲライターらしい癖だったと言えるかもしれず,キャラ紹介に時間がかかってスタートダッシュが決められないラノベという媒体はその意味でも丸戸には向いてなかった。ほんと,よく成功したねこのシリーズ。  
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2019年01月18日

やっと白菊ほたるさんに声がついて私は満足です

・ブリヂストン美術館、「アーティゾン美術館」に館名変更
→ 母体がわかりづらいので,ブリヂストン美術館のままで良かった気も。
→ それはそれとして,「展示面積は旧美術館の約2倍に拡張され」とのことで,かなり広くなる。これを所蔵品で埋めるのだから,常設展示の広い美術館としては東京でも随一になるかも。


・ドイツ人から日本人へ「次はイタリア抜きでやろうぜ」……ってジョーク、ホントに言われてる?(Togetter)
→  都市伝説じゃないかって疑われて,案外そうでもなく証言や古い出典が登場するのは珍しいパターンかも。イタリアからもドイツからも「次は二カ国で」と言われるというのは面白い。独伊間で「次は日本抜きで」とは,いろんな意味でならないのだろう。日本だとそういういろいろなものが薄れていて,結果的に「世界を敵に回して戦った愚か者」というマイノリティ的親近感だけが残っているから,こういうジョークを飛ばしやすいのかもしれない。
→ 言うまでもないが,互いが「そもそも”次”なんてねーよw」という了解を持っていて初めて成り立つジョークだと思っている。次が現実的なようなら,このジョークは成り立たない。


・アイマスにおける格差について(いはらいふ)
→ これはゲーム・企画としての設計思想の違いで,ミリオンライブははじめから絞ったキャラを50人作って一団として扱っていく方針だから,そこからさして新キャラが増えたりしないし,楽曲等もかなり平等に作られている。一方,デレマスは,特に初期はとりあえず濃いキャラを作っては放り込みを繰り返して200人近い膨大な人数を抱えさせて競争,人気が出たキャラは客の反応を見ながら後付で設定を作り込んでいくという戦略なので,どうしてもこういうジニ係数を出すととんでもない数値になる。また,デレマスはそれなりに人気があるキャラでも声をつけるのにかなり慎重な様子が見える。
→ 出てきた当初は「そりゃデレマスの方がコンテンツとしては成長しやすいだろう」と多くの人が思っていたし,実際にデレマスの方が先に巨大なコンテンツになったが,ミリシタになって以降のミリオンライブの成長を見るに,毛色の違う二本立てのコンテンツを作ってきっちり両立させたバンナムの戦略は結果的に上手くいったというところだろうか。


・娯楽がないと人間でいられない(NHK)
→ 人類とはやはりホモ・ルーデンスである。
→ 避難所生活は案外暇という話,実際に東日本大震災以降ではよく聞く。特に子供はそうだろう。記事中にある通り,ボードゲームが多様に存在していたら心強かろうが,誰でも持っていることと持ち運びのコンパクトさと遊びの多様さを考えると,やはりトランプが最強だろうか。  
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2019年01月03日

ニコ動の動画紹介 2018.2月下旬〜2018.3月上旬




ロマサガ3縛りプレーの隠れた傑作。火星の砂や精霊石の威力と精霊石の入手の難しさを考えるとほとんど正気の沙汰ではないが,見事に真・破壊するものまで完走した。縛りの厳しさとプレーの特異さで言えばもっと伸びていい動画。




全体技は絶対に最初にしかつながらないと思っていた。タイムツイスターなんて使わんしな……



シドタイマーの報告動画。この時はまだお遊び用のバグに過ぎないと見なされていたが,その後他のタイマーが続々と発見されて大変なことに。Yahooニュース入りするわ坂口博信が見に来るわと大変話題になった動画。



all items(キノコ・フラワー・スター・1UPキノコ)という珍しいレギュレーション。3面でall coinsをやると,次のワールドの1面1UPキノコが出現する仕様,恥ずかしながらこの動画で知った。その関係で,各ワールドの3面のみall coinsも事実上のレギュレーションになっている。マリオブラザーズ1だとall itemsでもそんなに回り道をさせられておらず,普通のSpeedrunからそんなに遅れないタイムになっている。





またこの人達は変なルールの麻雀をw。セブンブリッジとの差異はどうするのかと思ったら,ジョーカーとドラの組み合わせは確かに面白い。




こんな曲あったんやなという発掘。



ピアノ強めのリミックスでかっこいい。  
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2019年01月02日

2019 賀正

あけましておめでとうございます。昨年はこのブログをご贔屓にして頂き大変ありがとうございました。今年もご愛顧の程をお願いします。

例年に従って,今年の目標を書き並べておく。(ここまでコピペ)


エロゲ・ギャルゲ:昨年は目標8本で,結果は2本であった。うっかりドラクエ11の二周目を始めてしまったことが最大の敗因。今年の目標は5本。

美術館:例年の目標である20であるところ,今年は18。仕事が忙しく金曜日の退勤後にあまり行けなかった。今年も20で。

旅行:昨年は3月に箱根,GWに万座温泉,夏に富士山登山、12月に石川県を旅行した。しかし,実は前年の目標で立てた関西の東方の聖地(弘川寺や信貴山等),未踏県の青森・秋田・山形にはまたしても行きそびれているので,今年こそはこの2つに行きたい。

登山:昨年までに登った百名山は八幡平,瑞牆山,金峰山,雲取山,富士山。今年はもう2・3個増やしたい。さしあたって筑波山(ナイトハイク),大菩薩嶺,丹沢,天城山,甲武信岳,霧ヶ峰辺りが候補地か。あと富士山へのリトライと,実は飯能にまだ行ってないので天覧山には行く。  
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2018年12月24日

レジティミストとかカルリスタとか(以下略

・世間がもし30人の基地だったら
→ 南極地域観測隊に参加していた人による,よりもいの視聴記。実感がこもっているのがすばらしい。氷上ソフトボールは実在する!


・「宇宙よりも遠い場所」感想(めぐりあいクロニクル)
→ 私はよりもいを後追いで8月頃に見たのだけど,感想はこの記事と全く同じで(めぐっちゃんのあのエピソードが何となく苦手なところも含めて),自分で書く機会も逸しているのでこれを貼ってお茶を濁しておく。ほんと名作でしたね。12話のラストを筆頭に名シーン揃いで。これと『ゆるキャン△』と『りゅうおうのおしごと』が同時にやっていた2018年の冬アニメ,何かがおかしいのでは。


・現代に生きるジャコバイト、対立教皇(Togetter)
→ 世界史オタク,ジャコバイトとかボナパルティストとかに弱すぎる説(実証するまでもない)。こんなのテンション上がらないほうが嘘でしょ。まさか薔薇戦争までさかのぼって独自の王位を主張する一派までいるとは。日本の場合,南朝の天皇の末裔自称者は対立教皇と同じ枠になってしまって,今ひとつこういうのが無いのでちょっとうらやましい。しいて言えば徳川家はまだ宗家が生き残っていて,徳川家達が首相候補になった時に一族会議で全力で反対されたエピソードは面白い。


・仏像で「満杯」 地域の博物館、あふれる寄贈の文化財(朝日新聞)
→ 学芸員さんの「いまは価値がないように見えても、将来は重要になるものもある。一度断れば市民が次の寄贈をためらわないか心配」 というコメントが全てで,しかもその価値がローカルな地域にとっての重要性だったりすることもあるから,海外に売れば保存してもらえるというものでもないのが非常に頭の痛いところ。このレベルの文化財になると「国が金を出すべき」とも安易には言えないし,地方自治体が金を出せなくなったらそこで打ち切りではあるのかなと……。


・山のリスクをITで減らせるか―― 「行方不明」を防ぐ最新技術(Yahoo!ニュース)
→ 自分も,そこまで難易度の高い山には登ってないものの,次のスマホからは何か導入したほうがいいなとは思っている。携帯電話の普及・発展は確実に遭難からの救助を楽にしているはずで,こういう技術に頼らなくても,かなりの山間部でも意外と4G回線が来ていることに驚くことが多い。前に陣馬山から高尾山まで縦走したときは登山道の9割で電波が途絶えなくて,さすがだと思った。登山中に割とTwitterをしていて登山届もつぶやいているが,あれは結構安否確認も兼ねていたりする。


・6666AAPがMMD杯から離れた理由(6666AAPのブログ)
・MMD杯をよく知っている人の意見表明のまとめ(彬兄のブロマガ)
→ この辺りを読んで,今更ながら思ったことでも。
→ まず,MMD杯創設の目的がMMDの普及であり,MMDの良さと言えば,無料で素人が3Dモデルを動かす入り口として適していたことと,プロ級の人が動かせばとんでもない作品も作れることが両立していたことであったと思う。MMD杯にはその特徴をうまく活かしていて,優勝は技術的にすごいものがかっさらっていくものの,アイデア勝負のものもいいところまでいって審査員賞を持っていくという塩梅がよく噛み合っていた。ただ,技術力勝負については,第3回辺りから第12回までの進化はすごかったものの,「そこまで凝るとかえってMMDに見えない」となってしまって進化が止まった感があり,結果的に勝負を分けるのはジャンル人気になってしまった。その技術的な意味でも第12・13回辺りがMMD杯の曲がり角だったから,ルールを再整備すべきであったと今振り返ると思う。6666APの挙げている,タグでジャンル別の競争にするというのは良案だったと思うのだが。
→ 次に,一視聴者からの意見として。私がMMD杯を見ていた理由は,一言でまとめれば「面白い動画を探す」ことにあり,マイリスト数の多寡は探すのに便利だった。もちろん工作はあったが,工作で上位に来ていてもサムネでわかるか5秒ほど損するかくらいで,特に問題はなかったというのが正直なところである。「私が」としたが,視聴者層の少なからずは同じ心情だろう。その意味で,やはり例のアレの混入とそれに伴う工作の激化が事実上の検索妨害となって,MMD杯から視聴者を離れさせたのは疑い得ないと思っている。例のアレがダメなのは動画の質の問題ではなくて倫理的な事情であり,さすがに譲れない最後の一線として避けている人は多い。そこを見極めれず,いつものネットの流行物と考えて排除に踏み切れなかった運営の罪は重い。結局その重みにつぶされたのが15回以降の最後の6回だったと思う。
→ この問題を考えるのであれば,以前に取り上げた第15回の工作参加者の意見が参考になるので,その時の自分の記事ごと再掲しておく。  
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2018年12月22日

バジパイ元首相の訃報記事に関連していろいろ

バジパイ元首相が死去、93歳 インドの核保有を主導(CNN)
→ 現在のインドの政権与党であるインド人民党の創設者にして,1998年核実験の実行者。今のインドに多大な影響を残したのだが,不思議と知名度が低く,高校世界史でも未登場である。私自身,それほど大きな印象が無い。これは「インド人民党」の側に大きな意味があって,誰が党首であってもそれほど変わりはないという歴史的評価なのかもしれない。

インド人民党自体については,国民会議派の腐敗を掣肘したという点で歴史的意義があるものの,それがなぜああしたヒンドゥー至上主義という形で現れてしまったのかは興味深い。独立運動においてある程度大同団結を訴えざるを得なかった国民会議派に比して,堂々と多数派の支持を訴えやすかったという構図はあろうか。

ところで,考えてみると,独立運動の指導者層がいた政治組織が,独立後に(独裁期間を経つつも)現在の議会制民主主義の有力政党に軟着陸した事例というのが世界史上意外と少なく,自分でちょっと驚いた。台湾の国民党やメキシコの制度的革命党,本邦の自民党は近いところがあるが「独立」ではないし,ベトナム共産党やシンガポールの人民行動党のように一党独裁になった事例は論外。インドネシア国民党のようにスハルト独裁時代に埋もれてしまったところが多く,ビルマのタキン党やパキスタンのムスリム連盟,エジプトのワフド党もこのパターン……と消していくとインド以外でぱっと思いついたのはマレーシア,トルコ,イスラエル,ボツワナ,南ア(アフリカ民族会議)くらいであった。アフリカは正直に言って全く詳しくないので,探せばまだあるかもしれない。野党への転落経験は健全な民主主義として当然としても,泡沫政党化や消滅というのはあまりにも寂しい。


ところで(2つめ),記事中の「インドの核保有に道を開いた指導者」には違和感がある。確かにインドが正式に核保有を認めたのはこのタイミングだが,実際には1974年に事実上の核保有を達成している。これを1998年が正式と見なしてしまうのは著しくインド政府に寄った見解となり,よろしくない。気になって他の日本語メディアの訃報記事を読んでみたが,朝日新聞と産経新聞は「24年ぶりの核実験」,日経新聞とAFPは「核保有宣言」とちゃんと持って回った言い回しになっており,こんならしからぬチョンボをしているのは概ねCNNだけであった。最近英語力に全く自信がないので英語記事を比較するのは他人に任せたいところだが,とりあえずBBCはきっちりと24年ぶりと触れていた。CNNの英語版の記事もリンクしておく。どうもこちらでもストレートな物言いになっているような気が。自明だから削ったようにも……うーん。

ちなみに,世界史の入試でもこのインドの核保有年による悪問があり,『絶対に解けない受験世界史2』のp.185(2016年の明治大)に収録されているので気になる人は是非(宣伝)。  
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2018年12月11日

南スーダンとコソヴォは自分も気をつけないと

・掲載地図の誤りにみる『防衛白書』の資料的価値と防衛省の地理的知識―『平成29 年版 日本の防衛―防衛白書―』を中心に―(近藤暁夫,『愛大史学』27巻)
・ 掲載地図と本文の矛盾からみた日本国『外交青書』の資料的価値 ―― 『外交青書2017』を中心に ―(近藤暁夫,『愛知大学文學論叢』155巻)
→ 出版物や社会の地理的誤りを指摘する近藤暁夫先生の新作2件。まず『防衛白書』,これ読むと防衛省は尖閣諸島も竹島もどうでもよさそう。特に鼻水吹いたのはp.24。ミサイルの射程距離を示す図なのに正距方位図法が間違っているのは神経を疑う。北朝鮮のミサイル実験時に民放のテレビが正距方位図法ではない地図を使ってしまってネットで批判されていたが,よほどこちらの方がまずかろう。南スーダン・東ティモール・モンテネグロ・コソヴォが独立していないのも,やってしまいがちではあるが,こうした文書ではアウト中のアウトだろう。
→ ただし,本論文にも一点批判を加えておくと,p.32。サッカー戦争はサッカーの試合結果が引き金だっただけで実際には移民に関わる根深い社会問題が原因であるので,このような揶揄には使うべきではない。「国家安康」についても同様で,あれが実際には重要な論点だったわけではないことは,2016年大河ドラマ真田丸に関連して割と論じられたテーマであり,これも些細な理由で勃発した戦争の事例としては正しくない。
→ 『外交青書』についてもほぼ完全にミスのポイントが同じだが,南スーダン・東ティモール・モンテネグロ・コソヴォのミスは地図を使いまわしているからなのだろう。北方領土をロシア領の色で塗っているのは,文書の性格を考えると再発行レベルのミスでは。たとえばこれが外務省の内部資料とか,外務省以外が作っているとかならまだしも妥協しうると思うが,よりによって『外交青書』でこれはちょっと。ゴラン高原がイスラエル領になっているのも洒落になってない気が。


・かちかち山は現代風にアレンジされているのか、ばばあ汁の味(ネットロアをめぐる冒険)
→ 力作。確かに絵本は近年になって全体的に表現がマイルドになったイメージがあるが,少なくとも「かちかち山」は戦後直後すでにそれが始まっているという。しかし,とすると今度は「かちかち山と言えばたぬきは最後に溺死する」というイメージが多くの年代で共有されていると思われることとのズレが面白い。あるいは,実は「最後に溺死する」というイメージが共有されていない可能性もある。さすがに自分で調べるだけの気力と興味関心までは無いが,一つの感想としてここに述べておく。


・立小便対策のエコ便器がパリ市民に不評、景観損なうとの声(ロイター)
→ タイトル見ていいことじゃないかと思わせてからの画像で納得した。これはダメですわ。というよりも,パリ市当局はなぜ個室にしなくて大丈夫と考えたのか,全くわからない。景観だけで言えば立小便とほとんど変わらないと思うのだが。
→ ところで,「パリと言えば野糞と立ちション」という話は聞くものの,生涯に二度ほどパリに行って累計10日ほどパリの中心部を観光した経験で言うと,夜間含めて全くそういう光景にあわなかった自分からするとそういうイメージは無い。ましてや行ったことある人の共通認識のように言われると,自分が行ったのは別の世界線のパリだったのかと思ってしまう。パリの悪さは治安の悪さと夜間の暗さにあって(後者は日本が明るすぎるのだが),汚物と匂いではないと思っている。  
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2018年12月08日

一般入試の信頼性を損ねた影響は大きいと思う

・ゆるキャン△聖地な「夜叉神ヒュッテ」(旧 夜叉神の森)に泊まってくつろいできた話(I AM A DOG)
→ 夜叉神ゲート単体だと聖地巡礼地として微妙だけど,ヒュッテへの宿泊・夜叉神峠へのハイキングも兼ねてなら1泊2日まるっと楽しめそう。今夏は行きそびれてしまったが,来夏にはぜひとも行きたいところ。
→ なお,鳳凰三山の出発点としても紹介されているが,その鳳凰三山(最高点標高2841m)のグレーディングは山梨県基準で6B。テント不要ならチャレンジしてもいいが……と思って調べてみたら標準タイムが行き8時間・帰り6時間だったので,これ6Bじゃなくて7Bでは? という顔になった。アタックするなら,泊まるのはもっと奥の山小屋になろう。体力レベルが6なのに技術レベルがBということは,おそらく富士山レベルに整備されているか,傾斜がある程度緩いことが予想される。さすがは百名山。山クエの評価はレベル75。グレーディング6Bと比較すると過大評価に見えるが,実際はどうか。


・「百年戦争―中世末期の英仏関係 (刀水歴史全書)」城戸 毅 著 (Call of History ー歴史の呼び声ー)
→ 当該書籍は読んでいないという前提で,高校世界史側からの感想。高校世界史では個々の歴史事象には深入りできず,「嘘は教えられないが,完全な嘘にならない範囲での省略は可」というのが基本的な方針になる。だからこそ配慮で省略した部分を暴いて正誤判定問題を作ってしまう一部の入試は大問題だと思うのだが,ここでは本題ではないので割愛。
→ その視点で言えば,開戦の口実であったことと,ヘンリ5世以降の展開を考えるに,百年戦争の前半は王位継承戦争の性格が薄かったという点を無視して「百年戦争はフランス王位継承戦争であった」と言い切ってしまうのは教育上の配慮として問題がないと今のところは考える。この点,用語集の説明は王位継承を省いている点が過剰配慮で,教科書や資料集等の他の教材との摩擦が生じてしまうし,事情を説明できるほど百年戦争に詳しい高校の教員はそういないことを考えても,この説明の不一致はかえって問題である。
→ 終点の1453年について。上記のような教え方をしている都合上は,やはりイギリスの実質的な退場をもって百年戦争の終結と言ってよく,特にアキテーヌ公領の主権獲得がイギリスの主要目的であったのならこれをフランスに恒久的に奪還された時点で終戦と見なさないのはかえって矛盾するのではないかという疑問は拭えない。アキテーヌ公領の問題を軽んじる高校世界史をその視点で批判しておいて,それは無いだろうとも思うので余計に。確かにブルゴーニュ・ブルターニュ両公国は生き残っているし,正式な和平が結ばれているわけでもないのだが,これらは「フランスの絶対王政化と戦後処理」として百年戦争とは別個に処理した方が綺麗であり,少なくとも高校世界史上で百年戦争に組み込む必要性が見えてこない。
→ 以上を踏まえると,百年戦争に関する最新の研究の成果は,高校世界史に下ろすには時期尚早なのだなというのが,本書未読時点での感想。あとは,読んでから感想が変わるかどうか。 


・大学受験だけは裏切らないと信じていた(くじら糖)
→ 東京医科大の女子・多浪生差別事件で一番同意した記事がこれ。大人になってからは,以前から差別はあると言われていたことや,実際に合格率が明らかにおかしい大学があることは知っていたが,受験生だった当時は,まさに「大学受験だけは裏切らないと信じていた」。公平に戦える戦場で力を発揮したかったから,大学受験の一般入試(筆記試験)は格好の場所であった(推薦やAOや面接があるものはまた少し別)。自分は男性で現役という立場だったので不利益を被った直接の経験は無いが,この方のような女性はもっとその思いが強かっただろうと心中お察しする。こうした人々の心を後から折りにいく形になったという意味で,点数操作による不公正は裏口入学よりも社会の風潮に対する悪影響が大きいと思う。単に女性差別というだけにとどまらない,とんでもない所業を白日の下に晒してしまったという自覚は当事者にあるのだろうか(無論のことながら晒されないほうが良かったというわけではないし,女性差別だけで十分社会にとって害悪である)。  
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2018年12月03日

「世界三大東方旅行記」,何を選出します?

・ジャンヌ・ダルクの肖像画・絵画まとめ(Call of History ー歴史の呼び声ー)
→ 近世の頃にはオルレアン以外だと割と忘れられていたイメージだったので,フィリップ・ド・シャンパーニュはともかくルーベンスが描いていたのは驚いた。17世紀前半まではまだ覚えられていたのね。近代のものはこうして並べて見てみるとやはりアングルのものが傑出していて,近代のジャンヌ・ダルク図像の決定版扱いされるのも頷ける。この頃になるとマリアンヌに近い扱いだったのだろう。なお,最後の史上最高にかわいいジャンヌ・ダルクには同意せざるを得ない。


・18世紀のロケット弾、井戸から1000発以上見つかる インド南部(AFPBB)
→ マイソール戦争の時のもの。マイソール王国はインドの南端近くで栄えた強国で,イギリス軍と幾度となく戦って最初に敗れた強国でもある。
→ このロケット弾がイギリス側でなくマイソール側というのは意外に思われるかもしれないが,近世イスラームの強国の多くはすでに銃火器で武装していて,特にオスマン帝国・サファヴィー朝・ムガル帝国は火薬帝国(gunpowder empires)と呼ばれる。これには批判的見解もあるが,むしろ明・清や日本の織豊政権辺りを含めて,近世ユーラシアを語る上で便利な概念であると思う。というようなことを考えながらこの記事を読んでいた。


・9世紀の旅行記に記録、国清寺の遺構か 中国で見つかる(朝日新聞)
→ 9世紀の旅行記は本邦から唐に旅行した円仁の『入唐求法巡礼行記』のこと(一発変換できたGoogle日本語入力さんは褒めてあげるべきだろうか)。会昌の廃仏を含む唐代後期の混乱期を描いた旅行記として当時の東アジア史の重要史料であり,もとより信憑性は高いとされているが,『入唐求法巡礼行記』の記録通りの遺構が発見された事例としては初めてということなのだろう。なお,高校日本史では頻出であるが,高校世界史だと著者の円仁が用語集頻度 淵灰薀狹ではよく見かける)。
→ ところで「「巡礼行記」は、マルコ・ポーロの「東方見聞録」、玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)の「大唐西域記(だいとうさいいきき)」と並ぶ世界三大東方旅行記の一つとされる。」という超胡散臭いことが書いてあるが,これは平凡社の『世界大百科事典』にも同じ記述があり,一定程度通用する”三大”である。これは『入唐求法巡礼行記』の価値を再発見し,英訳したアメリカ人ライシャワー(発見の1955年当時駐日アメリカ大使)がそう述べたらしいことが出自のようだ。しかし,イブン・バットゥータの『三大陸周遊記』や義浄の『南海寄帰内法伝』を上回る旅行記かと言われると,行動範囲が狭すぎて無理があろう。自分でも朝日新聞さんも適当なこと書きやがってと思って調べ始めてすぐに出自が見つかって,意外と歴史が長い三大認定だったことに驚いた。  
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2018年12月01日

ニコ動の動画紹介 2018.2月上旬〜2018.2月中旬

アイマス動画をマイリストに入れることが少なくなってきたので,アイマスとそれ以外で分ける必要がなくなった。今回からは混ぜ混ぜで。





仲間キャラを仲間にして装備をかっぱぐ,通称追い剥ぎ行為だけでアイテムを収集してラスボスまで倒す。主人公は交代技を使ってミューズ。武器も防具もひどいが,どちらかというと防具の方がひどい。謎のバグでフェイタルミラーを無傷でやり過ごす戦法の発見は地味にすごい。



完結。メカがいるパーティは強い。アセルス編はしんどそうだった。しかし,全体的にTAKE数が少なめで,意外と何とかなってしまうようだ。




結果的に旧MMD杯が生んだ最後の傑作ということになりそう。けもフレはキャラが多くてこういうMMDは楽しい。



もう1本,けもフレでニコ動の伝統に則ったMMD動画。やっぱり影絵悪林檎があるとニコ動コンテンツという感じがする。




こんな妖艶なアーニャもまたよい。



下半期20選選出。二宮飛鳥は今日も自由を叫ぶ。  
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2018年11月25日

ニコ動のマイナー動画発掘:2011-17年編

前にやったのが2011年までらしいので。ざっと7年分。2018年のものは近すぎるので除外。基準は1万再生未満または500マイリスト未満,かつ今見てもおもしろいもの。全部で10個程度になるようにかなり厳選した。


【アイマス以外】


時期に注意。2011年2月,まだ完結前である。マミさん洗礼者ヨハネ説を唱えていた人,自分以外にもいて驚いた記憶が。



「この発想はあった」系ではめちゃくちゃ爆笑したやつ。



特定難易度が高いやつではなく,行けるには行けるけど敷居が高い聖地の中では,一番すごいと思った巡礼動画。自分としては,今なら『ゾンビランドサガ』の聖地巡礼にくっつけて行きたいところ。



スリップ永続を使わないなら,これが最低レベル・最小限手という極限攻略。FF5の動画でわかりやすい内容なのに意外にも伸びていない。


【アイマス】


サビのダンスがきびきびしていて可愛い。なんで2015年上半期20選に自分は入れていないのか振り返ってみたら,20枠使い切っていた。当時はまだ使い切れていたんだなぁ。



こちらはその2015年上半期20選選出。当時のコメントで「こういうわかむらPフォロワー的な映像作りも,すでに二昔か三昔前になってしまって,貴重も貴重。」と書いているが,今見てもわかむらPが確立したこの作風は美しい。一つの文化として完全に確立して残ったなという感慨が湧く。



2016年下半期20選選出漏れ。間に合ってたら確実に入れていた。かよーP作ということが気づかれていないのではないだろうか,という伸びなさ。白坂小梅公式曲PVの傑作。



2017年下半期20選選出。これもしょじょんP作というのが知られていない気が。あまり人のことは言えないが,2016-17年頃はまだデレステ・ミリシタの動画だけでなく,本家のMADPVが普通に作られていたのだが,けっこう埋もれている。2018年になると,とうとうかなり途絶えてしまったように思える(しょじょんPはまだ作ってくれてるけど)。



2017年下半期20選選出漏れ。ゆっぴP。意味不明なまでにオシャレ。短くまとまってて,全盛期には確かにこういうのも多かったなと思わせられる。
  
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2018年11月13日

ノートの提出はかったるかった

・在仏の日本人ワイン農家夫婦に退去命令 「恥ずべき決定」に抗議の署名殺到(AFP)
・在仏の日本人ワイン農家夫妻に滞在延長許可、退去反対の署名5万人超(AFP)
→ 結果的に滞在延長が認められていてよかったのだが,どちらかというと「夫妻の地元では他のワイン醸造家も「政府の助成を受けていてさえ平均月収は1000ユーロ(約13万円)未満だ」と指摘」の方が衝撃が大きい。今度その筋の友人に詳細を聞いてみようと思う。ちなみに,御本人のインスタグラムがこちら


・W杯フランス代表キリアン・ムバッペを「エムバペ」と表記してはいけない理由
→ エンクルマも最近の世界史の用語集は「ンクルマ」を併記している。同様の事情であろう。しりとりで有名なチャドの首都「ンジャメナ」は最初から割と「ンジャメナ」で,「ウンジャメナ」と主張する人は少なかったように思うが,この違いは何に由来するのだろうか。


・ジャンヌ・ダルクの愛剣「フィエルボワの剣」を求めて(Call of History ー歴史の呼び声ー)
→ 折れたのではなく紛失したとすると,その方が情けないので紛失した場所をジャンヌは曖昧にしておきたかったのかも。折れた説は1429年のパリ包囲時に,サン・ドニ駐留中に剣が折れてしまっていることを指していると思われるが,おそらくこれはその後サン・ドニの教会に甲冑とともに奉納されたものであるから別物であろう。ジャンヌ本人が「その剣ではなかった」と言っている。残っていれば大変な聖剣として様々な着想の源になったであろうに,もったいない。


・世界各都市の道路が向いている方角が可視化されたグラフを比べてみると何がわかるのか?(GIGAZINE)
→ これは地理学としてはめちゃくちゃおもしろいネタで,このネタがいつセンター試験の地理で取り上げられてもおかしくない。古い街ならぐちゃぐちゃで新しい都市なら十字型になるというわけでもなく,デリーなんてもっと複雑なイメージがあったが,意外と綺麗な十字型になっていて驚いた。香港はイギリスがきれいに作ったはずだが,島だから結果的にはこうなったということだろうか。マドリードとドバイの中途半端さはどういうことなのだろう。疑問は尽きない。


・嫌われていたいい先生の話(糸魚川ロングブログ)
→ 本当に いい先生のいい話だった。I君にギャザの大会の出場を許可したところが白眉。
→ 元優等生の視点からこの話を見ると,中学までは「勉学の習慣化」が教育の目的の1つだから,ノート提出や授業中の発言が評価項目であること自体は理解できる。問題は”優等生”に見透かされていて,この記事で言う加持祈祷と化している点で。テストで満点近く取れていた身からすると,努力点が評価値であることは理解しているのでしぶしぶノートを提出したり授業で発言しようとしたりするが,実際のところこれらはうざったく,「テストの結果だけで評価してくれよ」と思っていた。その意味では,純粋な結果だけが求められるようになった高校の授業は気が楽であった。
→ なお,人を見ずに行動だけ見て,優等生だろうが女子だろうがまずかったら平等に叱る先生はうちの中学にもいたが,普通に人気の先生だった。この辺は校風の差や,先生のキャラクターの差も出てくるところだろう。  
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2018年11月09日

非ニコマス系動画紹介 2018.1月中旬〜2018.2月上旬




破壊するものは闇の翼が来る前に倒せるんだなぁ。真・破壊するものはやっぱり凶悪に強い。4万まで回復するタイミングで味方の行動がカットされるという特性がこんなところに影響するとは。




こちらは真・四魔貴族を1ターン撃破。おともレベルの上昇を避ける必要が出てくるため,他の極限まで鍛える縛りとは異なった趣になったのが面白かった。あと殿下ロイドがめちゃくちゃ面白い(別の意味で)。




このシーンにも,こんな元ネタがあったやな。




なぜかVtuberの動画でどんどん作られていったダンスロボットダンスのシロさん版。ロボットとVirtual要素が合うということなのだろう。



四天王が全員揃った版。キズナアイが出てくるところで不覚にもちょっとうるっと来た。やっぱ親分が親分ですわ。4月くらいのコメントで見たほうがよいかも。



突如として始まったRTA。こういう人たちに愛されている辺りがシロさんであり,こういう人たちがいるのがシロ組さんなのだよなぁ。



その発想はあった。キャラと曲の組み合わせがマッチしすぎていてヤバイ。



シロさんが私がハマっていたI am Breadをプレイしていた。この後は全くやっていないのが残念。シュールな世界観が合うと思うのだが。  
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2018年10月29日

小技の効いた外交,良い

・難問数独専門 | The room of sudoku hard
→ 仮置きさせないという理念も更新頻度もすばらしい。しかし,画面上で解くのがどうにもなれないので,時間がとれないこともあり結局私は全然やっていない。数独好きな人にお勧めはしておきます。


・HD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4ED Limited DC WRで梅雨明けの霧ヶ峰を撮る:ゆるハイク&レンズインプレッション(I AM A DOG)
→ どちらも山に行く話なのに,意外と『ヤマノススメ』と『ゆるキャン△』の聖地が重ならない中,貴重な事例なのが霧ヶ峰だったりする。行きたかったけど,なんとなくタイミングを逃してしまった。来年の夏かなー。また参加者募集すると思います。


・「潜伏キリシタン」世界遺産へ…日本人がしがちな誤解を解いておこう(堀井 憲一郎)(現代ビジネス)
→ 言われてみると。大日本帝国憲法の成立をもって認められたと解釈すべきなのだろう。
→ しかし,それはそれとしてお雇い外国人を通じての布教は明治の初期からそれなりに進んでいて,高校日本史でも登場するレベル(その最も有名な例が内村鑑三と新渡戸稲造)なのだから,明治政府としては知識人層にキリスト教が広まる分には近代化のため仕方がないが,一般庶民に広まるのは社会不安の種になるから避けたいくらいの感覚だったのだろう。そう考えると,キリスト教に対する態度は鎖国期の江戸時代と変わらないというよりかは,鎖国前の江戸時代や豊臣政権と変わらないジレンマを持っていたと言ったほうが適切になりそう。


・日本の「凡庸な漢籍」ゲットで習近平が大喜びの理由 文化財流出ではなく粋な対中外交だった細川コレクション寄贈(JBpress)
→ 二束三文というほど価値が無いわけでもないが,習近平のご機嫌が買えると思えば高くもないという絶妙なラインの典籍を,日本の元首相の管理下にあった,といういろいろな幸運が重なってできた外交の小技というところか。小技なだけに,冊数の水増し・習近平が喜ぶ理由等も含めて背景事情が非常に面白い話だった。それを活かした関係者はすばらしい。
→ 一覧を見ると,『五経正義』だったり『説文解字注』に『資治通鑑』,焦点の『群書治要』だったりと自分でも知っているレベルの典籍がごろごろとあり,確かに冊数がありそうと素人目にも納得できるものばかりで,記事中にある通り印刷されたタイミングが全体的に随分と新しい。なるほど,見事なカモフラージュである。文化財流出と叩かれたところはちょっと予想外だったかもしれないが。  
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2018年10月26日

どうやってそれでインド独立を教えるの……

・刺殺された岡本さん、「Hagex」の名でブログ(朝日新聞)
・Hagexに王様はいなかった(やまもといちろう 公式ブログ)
→ これはさすがに動揺した。さすがにはてな村で殺人事件が起きるとは思ってもみなかった。逆にはてな村以外のネットユーザーには,これがなぜ重大事件かすぐに理解できるものではないだろう。知っている人は知っている通り,まず,Hagex氏は別に殺人犯と深いかかわりがあったわけではなく,単に顔が割れてて犯人の近くに来ていたからというだけで殺された。悲しいのは当然のこととして,事件のその無差別性にやりきれない思いが強い。
→ これまた知っている人は知っていることだが,今回の犯人はネット上での暴言が非常に多く(こんなんばっかり),それを周囲に散々に咎められ,逆ギレとしての犯行である。その咎め方に犯人を馬鹿にした言い方が無かったとは言わないが,圧倒的に発端の暴言の方がひどかった。情状酌量の余地はなく,これがまたやるせなさを増幅させる。こうしたことは多少なりともネット上で目立つ活動をしていれば起きうる。ネットと現実の方と接続させて活動させることと,ネット上の悪事を咎めることの両立はかくも難しいのかということを各人に重くのしかからせた事件であった。
→ 追悼エントリがいくつかあがっていたが,ここではやまもといちろう氏のものを挙げておく。


・「鎌倉を読み解く―中世都市の内と外」秋山哲雄 著(Call of History)
>「三方を山に囲まれた天然の要害ゆえに頼朝は鎌倉を本拠地とした」という通説が近年否定されてきている
→ ついこの間まで天然の要害説が正しいと思ってましたわ。言われて高校日本史の山川の教科書を見たら,まだ天然の要害説だった。一方で浜島の資料集は両論併記。


・ガンジーもタージマハルも… インドで進む歴史書き換え(朝日新聞)
→ 最近のインドのヒンドゥー至上主義の高揚は本当にまずいと思う。ガンディー,ネルーの扱いが薄くなるなんて考えられなかったことだ。日本史の南京虐殺や従軍慰安婦を消すどころの話ではなく(無論のことながらそれらが軽いと言っているわけではない),もっとラディカルな,それこそ日中戦争や太平洋戦争全体を正当化するような荒業に感じる。タージ=マハルの否定はさしずめ廃仏毀釈の流れが現代まで残ってしまって法隆寺や東大寺の偉業を否定しているようなものと考えると恐ろしい話だ。


・ドイツ代表どころか国も揺るがす"エジルとギュンドアン"の禍根(footballista)
→ エジルは結局この後ドイツ代表を引退することになってしまった。右派からは所詮移民と言われ,左派からはエルドアンを支持するなんて,と言われて居場所がなくなってしまったのは不幸である。根本的には右派が悪いのはそうだが,エルドアン支持を明言しないと居心地が悪くなるのであれば,在ドイツのトルコ人コミュニティにも相当に問題があると思われ,いずれにしてもエジルとギュンドアンは,しいて言えば政治的に幼く不用意だったというくらいしか本人に落ち度はなかろう。少なくとも自発的に代表を辞めることになるような落ち度ではなかった。
→ この件,メキシコ系移民がアメリカに来ると最初は民主党を支持するが,カトリックの篤い信徒なので根の部分ではWASPの宗教右派に信条が近く,次第に保守化して民主党支持層ではなくなっていく現象と無関係ではないと思う。差別にさらされるので余計に故郷の伝統にアイデンティティを求めて保守化し,地位が確立すると現地のリベラルからは離れていく。発端としての現地の右派が最大にして根本的な原因というのは異論がなかろうが,現実的な解としての「多文化共生の理念を理解してもらった上で移民に来てもらう」というのも非常に難しかろうし,どうしたものか。  
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2018年10月21日

ローカルチェーン店あれこれ

・【遂に完成】「47都道府県のローカルチェーン店まとめ」が出来たので見て欲しい【疲労困憊】(みんなのごはん)
→ 大変な労作ではあるのだが,それでも異論が出ているところがローカルフードの難しいところで。

たとえば愛知県,これでは「尾張県」状態であり三河の人間は納得しまい,というか私からして3つとも全く愛着がない。代案を考えるに,すでに散々突っ込まれているが少なくともあんかけパスタ枠は間違いなくチャオに変更だが,そもそもあんかけパスタ枠必要なのかという疑問もなくはない。スガキヤは店舗を調べてみると最西端が兵庫,最東端が静岡だったので,言うほど全国区でもなく,これは間違いなく入れる。残り1つはコメダ珈琲も風来坊も山ちゃんも矢場とんも結局尾張のものなので個人的には微妙な感じがするが,強いて言うならコメダじゃないか。難しいのは台湾ラーメンにせよ小倉トーストにせよ「この店」という絶対的なチェーン店がなく,それを出している店が複数あるので,こういう店舗単位の区分けだと愛知県は絶対に揉めると思う。個人的に推薦したいのは若鯱家のカレーうどんだが,他の愛知県民を説得できる自信は無い。ちなみに,誰も押してないし私も押す気が無いが,ブロンコビリーは名古屋本店で店舗の多くは愛知県にあるローカルチェーン店です。関東にも店舗があるのでそんな雰囲気は無いけど。ローカルチェーン店縛りというのを外せば各ご家庭にある「つけてみそかけてみそ」が完全解になりそう。

他の県についての雑感。
〔茨城〕ばんどう太郎は茨城に本社があることをこの記事で知った。栃木県民や千葉県民も地元フードだと思っているらしいので茨城限定にしていいのかは難しいところ。フライングガーデンが群馬か栃木かの心配をするならこっちの心配をした方がいい。
〔栃木〕フライングガーデンについては長くなったので後述。ステーキ宮って言うほど全国区なんだっけ? と店舗一覧を調べてめちゃくちゃ多くて驚いた。栃木ローカルだと思ってました。それでも「宮のたれ」は栃木県民のソウルフードらしいので,入れてあげてもよかったのかも。
〔東京〕個人的には異論なし。ただ,ねぎしは最西端が吉祥寺で残りはほぼ全て都区内にしか店舗がない(例外:神奈川県)ので,西東京の人に怒られそうな気も。
〔静岡〕五味八珍,実は三河にもあるので,静岡のローカルフードというイメージが個人的には無いのであった。微妙にはみ出しているのがさわやかと違うところ。

さて,「爆弾ハンバーグは、「さわやか」のハンバーグネタがネットでバズる度に北関東民が「フライングガーデンも美味しいのに!」ってブチ切れてるところをよく見ます。」はマジである。私自身,ついこの間までさわやかしか知らなかった。なぜかバズるのはさわやかという。それで調べてみて驚いたのだが,創業はどちらも1976年で同じ。げんこつハンバーグ・爆弾ハンバーグの誕生もどちらも1990年頃。偶然なんですかね。どっちが先にあの方式を確立したのか大変気になります(死人が出る発言)。
  
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2018年10月09日

ひなたが素直になれるので登山はいいぞ

3連休でがっつりドラクエをやってブログも書く予定が,出勤になった上に風邪を引いて(治った)全部つぶれたぞい。


・増補改訂版☆「漆は英語でjapan」は本当か(Togetter)
→ 内容が錯綜しているが,要するにこういうことらしい。勉強になった。
◯japanが「(日本製の)漆器」を意味したことが歴史上存在しているものの,基本的に17〜19世紀の英語でのみの用法。現代では用いられない。また,OED等に記載があり,これは完全な和製英語というわけではない。
◯現代で漆器と言うならJapanese lacquer wareまたはUrushi ware辺り。
◯逆に漆や漆器の一般的な訳語がjapanだったことは古今東西で存在しない。
◯japanningは西洋で用いられた漆風塗料のことで,これもまた漆器とは別物。要するにイミテーション。
◯上述のようなにもかかわらず,主要な英和辞典を引くと未だにjapanを漆器,漆の意味で載せている。どころか,japanningを「漆を塗る」という意味合いで載せている辞書もある。
→ japanに漆器という意味が全く無いかのような議論になっていたTogetterの最初の方は少々勇み足であったか。japanningという用語の存在を鑑みても全く無関係ということはあるまいし,chinaが中国製の磁器を意味した経緯を鑑みてもJapanese lacquerがjapanに縮むのはありうる変化であるように思う。ともかく,主要な英和辞典は早急に古語という注釈を載せ,japanningについては完全な誤りなので修正するべきであろう。



・5ch冒険家×カメ五郎が語る「僕らがサバイバルの世界に足を踏み入れたワケ」(best-times)
・【第2回】動物を「愛おしむ」ことと「食べる」こと。その間にあるもの
・【第3回】5ch冒険家×カメ五郎の共通点。大胆な行動の裏にある「ネガティブ思考」
→ お二人とものファンではあるが,縁遠いように思えたので対談していて驚いた。3回分をあわせても短いのが残念。お二人とも無茶無謀な冒険を繰り返しているが,カメ五郎は装備不十分・完全に孤独なかわりに国内,春間氏はコミュ力を生かして協力を得まくる代わりに海外という活動範囲の違いは対話によく出ていて面白かった。春間氏は普通の服だと普通の人に見えるが,カメちゃんはそれでも普通の人に見えないのも,そうした活動範囲の違いを垣間見せてくれているようなw。カメちゃんの海外編はおもしろそうだが,実際本当に死にそうである。二人で国内サバイバルの企画とか立てる会社,無いだろうか。
→ 記事中に紹介はあるが,実際それぞれの動画と著書を読んだほうがよいと思う。春間氏の著書は,21世紀にこんなドラクエらしさしかない旅行,やろうと思えばできるんだなという新鮮な驚きがあるので,本当にお勧め。





・のぞみぞ概念(新・怖いくらいに青い空)
→ こんなのぞみぞ概念が流行したその年の内に(記事中に言及がある通り)『よりもい』があって(別記事が立っているように)『ヤマノススメ』のサードシーズンがあったわけですが,2018年の百合業界何があった。視聴者の精神はもうボロボロ。人によっては斉藤恵那概念という自爆によりダメージは加速した。
→ とはいえ,そのすれ違いが才能の問題に直結するのぞみぞが話としては一番重い。『よりもい』はめぐっちゃんに(ネタバレ注意)「絶交しに来た」と言ってみたり,自分は正反対の北極に行くような強さがあったし,『ヤマノススメ』のひなたは自分の執着をちゃんとあおいに吐露でき,あおいがそれを察して促すような関係性と環境があった。ひるがえってのぞみぞは三つの中では解決の先延ばし感が最も強く,先の不透明感はSNS上で多くの妄想を生み出すことになった。なんとも応用が効き,しかも強度のある概念である……  
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2018年10月05日

最近読んだもの・買ったもの

・『東方外來韋編』vo.5(2018春)。季刊化したようで,番号の付け方が変わった。
→ 特集は東方憑依華。タッグ戦は見ている側は楽しかったけど,やはり作業はシステム面でもテキスト面でもしんどかったようだ。海原海豚氏が「完全にこれまでの空中バトルの締めとしてやろうという意味もあって」と言っているが,似たようなことを『東方深秘録』の時にも聞いたようなw。
→ インタビューは,まず博麗神社例大祭社務所の代表。意外と当たり障りのない内容でちょっと残念。第5回の大惨事などにも突っ込んでほしかったところ。神主には儚月抄について聞けたんだからいけるいける。もう一つはまらしぃさん。今回のCDはこの方のアレンジ。3つめで火鳥さん。ドラクエ5,『ラブひな』,侍魂,永新参とどう見ても同世代であった。
→ 過去作品紹介は地霊殿と星蓮船。地霊殿では,霊夢のさとり評の「−1点」,さとりの自己評価「11点」が話題に。さとり様は自分に限らず地霊殿の登場人物全員に甘く,心を読めるからこそ身内に甘いということで,こんなところでほろりとさせられる。あるいは地霊殿のボスとしての威厳か。特にパルスィに対するコメント「みんなが思っている子よりもずっと優しい子よ」は最高では。完全にさとパルが始まるレベル。他のインパクトであまり話題になっていないが。あと,界隈で話題になっていたのは魔理沙のこいし評で8点&「組んでみると素直で扱いやすい奴」か。こいマリおいしいです。神主へのインタビューでは,嫌われ者の象徴として核を最後に持ってきたと言っていたのが今更ながらなるほどと。これ,2008年だから2011年の前の作品なのだ。あと,洞窟のモデルは秋芳洞だそうで。聖地が増えた。
→ 星蓮船では,神主がインタビューに対して「地霊殿は設定先行型,星蓮船はストーリー先行型」「ストーリー先行型の方がキャラクターのパッケージ感が出て,受けがいい」「最近はストーリー先行型ばっかり作ってる」と言っていたのが印象深い。また,ストーリー先行型は主人公が傍観者になりがちで,特に星蓮船は主人公側にほぼ動機がないので1つの作品としては完成していないのが反省点だそうだ。言われてみると星蓮船ほど主人公側が実はあまり何もしていない作品は無いかも。神霊廟もこれに近い。しかし,輝針城は一応正邪の野望を阻止しているし,紺珠伝は主人公勢ががっちりとストーリーに組み込まれているし,天空璋は設定先行型であるので,神主が自分で言うほど最近の作品に普遍的な欠点ではなくて,星蓮船と神霊廟に固有の問題と言ってもいいかもしれない。
→ 新企画で「幻想郷ジオグラフィ」。公式作品に則って幻想郷の地理を考察・妄想するというもの。企画としては悪くないものの,同人考察界隈では人気のネタで,すでに考察され尽くしている感があるのだが……半公式の解答を高みの見物である。
→ 漫画はALISON航空が増えてて驚いた。出世した(?)なぁ。


・『U.Q.HOLDER』16巻。刀太たちが京都にいる間のアジトにカトラス襲撃,宍戸甚兵衛と真壁源五郎による対処,軌道ステーション爆発事件。
→ 真壁源五郎の不死は残機制。相手の能力をデジタルなステータスで分析できる,武器が異空間から取り出せる,復活直後から3秒は無敵といった能力も含めて完全に「ゲームにありがちな設定」で,非常によく出来てる。工夫次第ではセーブ制と並んで面白く活用できそうな不死。
→ 軌道ステーション爆発事件は完結が次巻なので現時点ではなんとも。


・『ゴールデンカムイ』13巻。都丹庵士編終幕,網走監獄潜入編。
→ アイヌ料理はど本命の鮭料理。和人のメンバーが増えて,その中ではアイヌ料理を知っている方の杉元がお料理紹介で最近若干調子に乗っているのが面白い。そして和泉守兼定でチタタプする土方。
→ 杉元・土方組が土方一派と杉元組で仲間割れ状態になる中,駆逐艦で網走川をさかのぼって第七師団が乱入,というところで次の巻へ。『ゴールデンカムイ』は1囚人ごとの話が短く,割と単行本単位で区切れていることが多いが,さすがにそれがのっぺらぼうだと長い。  
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2018年10月03日

モリカケ問題はもう盛り上がらなさそうで……

ドラクエ11の2周めをやっているので諸事に時間が足りない。ブログは2周めがクリアできたら一気に書く予定です(積み上がっていく草稿)。目標10月末。

・森友に「収賄的関与ない」=安倍首相、説明を修正−ごみ撤去費、1.5億円増(時事通信)
→ いわゆるモリカケ問題はいろいろあったけども,野党が一気呵成に攻め立てたのは「私や妻が関係していたとなれば、首相も国会議員もやめる」発言からであって,今更「そういう意味での関わりはあった」としつつも「お金のやりとりがあって、頼まれて行政に働き掛けをした、という意味での関わり合いはしていない」というのはさすがに筋が通らない。他はどうあれ,この発言修正だけは認めてはいけなかった。しかし,実際には野党もこう言われては詰めきれず,事実この後モリカケ問題に対する野党の関心は薄れていったように思う。
→ それはそれとするなら,安倍首相のこういう発言の修正は日常茶飯事であり,結果的に当該発言が闘牛の赤いマントの役割を果たしたところがあり,長引かせるだけ長引かせてからの体よくあしらわれた。そもそも野党がこの発言を追いかけることに注力しすぎていたのも問題の初期からの疑問であり,安倍首相の首を取ったところで衆院選で勝たない限りは自民党政権が続き,すなわち政権の体質は変わらないとすれば,安倍首相の首にどれほどの価値があろうか(個人的にはアベやめろというフレーズに関する違和感もこれに起因する)。結局,本問題の核心であるところの政権による官僚への過干渉(その逆方向としての忖度),改ざんすら発覚した杜撰な公文書管理といったところの再発防止策については,与党のやるやる詐欺が非難に当たるのは当然のこととして,野党に安倍首相の首ほどの関心があったのかは疑問であり,結果的にそれも進まず世論の支持にもつながらず(むしろ立憲民主党は支持率が下がっている)という結果に至ったのは残念至極である。


新潟の山で遭難した親子が道をまちがえた場所、やばすぎる(登山ちゃんねる)
→ これで気になって調べみたら,この山は新潟県の定めるグレーディングで3Bになっているので,難易度は決して低くない。詳しくは今度書く予定の『ヤマノススメ』聖地巡礼記事で紹介しようと考えているが,日本の都道府県が共同で定めているグレーディングは技術レベルと体力レベルに分けられる。技術レベルはA〜Eの5段階で,登山経験が皆無な人でも安全に登れる山(高尾山レベル)はAだけ。Bになると如実に道が険しくなり,岩場が確実に存在する(雲取山や富士山がB)。Cから上はかなり慣れた登山者向けという感じ。体力レベルは1〜8の8段階で,概ね2〜2.5を掛けた数字が往復にかかる時間になる(高尾山は雲取山は5,富士山は5〜6)。この山の場合は3だから6〜8時間程度は往復にかかる。しかもこれは登山に適した季節でのグレーディングであり,雪渓が残る季節だと技術レベルも体力レベルも1ランクずつ上がる感じ。スレ内で指摘されている通り,雪渓は道がわかりにくくなり,滑りやすくなる。なお,このグレーディングからもわかる通り,標高の低さは全く当てにならない。低くても危険なところは危険。
→ 総じて考えると,スレ内で言われているような「町の近くのザコ山 」では決してなく,むしろ慣れた登山者であっても残雪期に親子連れで行くような山ではない。そもそも登山計画が無謀だったのではないか。登る時はグレーディングの確認はしっかりとしたいところ。


・ヲタサーの花嫁警報(増田)
→ ブコメの「これ老人ホームでもよく見るやつだ」と「なんかそれ「子供が生まれました!」ってなっても囲ってる奴らは素直に祝福しそうだな…ご祝儀すら用意しそうだ…」というのがおそらくすごく本質を突いていて,女性の絶対数が少ないと不思議とこういう空間は割とどこにでも普遍的に誕生するし,その際の男女の年齢層はさして関係ないというのがここまでの人生経験で見えてきた。「オタサーの姫」現象という語ではあるがオタサーに限らない,というのは前にもブログ上で書いたことがあるような気がするが,いよいよもって単純に「姫」現象と呼べばよいような気がしている。  
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2018年09月26日

非ニコマス系動画紹介 2018.1月上旬〜2018.1月中旬




基本的に反撃とアイテムだけで攻略していく。装備や技術,パーティー人数等は自由なので難易度はそこまで高くない縛りだが,それでもこんなに楽になるのかという工夫の数々がおもしろかった。ロマサガ3の反撃技はやはり強い。ボストンカウンターは中でも強い。




こちらは正当防衛の縛りに加えてほぼ一人旅で即死技・アイテムの使用もなし。かなり厳しい縛り方だったが,それでもクリアできてしまった。ロマサガ3の柔軟性とプレイヤーの努力は偉大。



あまりにも出なさすぎていた1/4096のドロップアイテムの検証。状況再現ならちゃんとドロップするということで苦行は続く……



実況やVtuber界隈で突発的に流行したクソゲーこと壺のRTA。幾人もの苦戦を見ているので,極めるとこんなに軽やかになるという感動がある。




松ぼっくりって食えんのかよと思ったらジャム(というか飴?)だった。この黒さは松脂が出ているということだろうか。



カメ五郎のワイルドな料理もいいけど,丁寧に調理された亀や蛇もギャップが良い。  
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2018年09月19日

机が重くて掃除の人に嫌がられるやつ

・「公での罵倒は、多くの国で強い報復を呼ぶ」「日本人と韓国人が、フィリピンで多くこれで殺害される」(Togetter)
→ これはパワハラの典型と最近される風潮になってきたので,良いことだと思う。叱責されている場面に遭遇してしまうとこちらも気分を害するので,特に飯屋の厨房のような場所では避けてほしいと思う。
→ ただし,困ったことに第三者が「叱責は公開でやるのが普通」という風潮を持っていることがあって,たまに困惑する。意外とそういう人と一対一になれる場面って少なくて,どうしても原因となった事象から叱責のタイミングが遅れることがある。そういうこともあってか,そういう人は自分の目でその人が叱責されたことを確認したいようで,自分が叱る立場だった倍は「その件は後でちゃんと叱っておくから」とか「別に貴方が叱ってくれてもいいんですよ」とか言ってなんとかするのだけども,そういう厳しい人のほうが戦力ではあってその人の機嫌を損なわれても困るところがあり,まあ人間関係って難しいね。


・25歳にして総作画監督! 注目の女性アニメーター・矢野茜が“アニメのおしごと!”を志した理由(週プレNEWS)
・ルックスも話題の女性アニメーター・矢野茜は完全実力派!「贔屓されてやっていると思われたくない」
→ 確かに容姿がかわいくてびっくりしたのだけど,当人からすると「言われてイヤなことじゃないんですけど、贔屓されて作画監督とかキャラデザをやっていると思われたくない」だそうで,そりゃそうだよなぁと。クリエーターさんは特に。
→ と言いつつ,最近若さと容姿の良さで驚いたクリエーターさんは京アニの山田尚子監督と,イラストレーターの佃煮のりおさんです。それこそ全く知らずに「良いものを作るなぁ」と思って作品に触れていただけに。


・“FFT黒本”「小数点以下の確率で盗める」21年目にして驚愕の事実発覚か 「スクウェアが資料にうそを入れた」(ねとらぼ)
→ エルムドアの源氏装備はゲーム中の表示を見れば絶対に盗めないことが自明なので,検証すれば絶対に気づくものであるのは確かだ。しかし,常識的に考えれば公式から渡された資料は一切疑わないものであり,検証して気付けというのも実際には難しいところだろう。また,最終的な被害を受けるのは攻略本制作スタッフではなくユーザーである。公式監修の攻略本なら多くのユーザーもまた疑わないし,当時はネットも普及していなかったから,攻略本の検証情報も容易には共有されなかった。これらのことを踏まえれば,腹いせの代償にしてはユーザーへの不利益が大きすぎることになるのは自明であるはずで,傲慢さを感じる腹の立つイタズラである。
→ なお,私自身は当時の自分のプレイスタイルからそもそも盗む気が無かったので,直接の被害は受けていない。普通にエクスカリバーが10ギルで買えるのに特殊な防具とか要らんでしょ。


・重いかばん、どうにかして 「置き勉OK」じわり広がる(朝日新聞)
→ 私は転校で複数の小中学校を経験しているが,いずれにせよ全面的に置き勉していた記憶しかなく,怒られた記憶も特に無い。幸運だったのだろう。ただ,いくつかの学校で確かに持って帰るべき教材と置いていっていい教材の指定があった記憶はある。基本的な教科書類と宿題になる問題集はダメで,資料集等の副教材はOKだった。もっとも,私は無視してほとんど全部置き勉していたが。宿題は授業中に内職で済ませます。
→ ただ,鍵付きでないロッカーや机への置き勉はいじめへのリスクがあるのでは,という指摘がブコメにあって,それは一理ある。とはいえ今から全ての机やロッカーを鍵付きにするのも膨大な費用と時間がかかるだろう(し,それならどう考えてもクーラーの方が優先順位が高かろう)。それとは別に,小学校の低・中学年だと余計に整理できなくて机の中がカオスになる(よくある腐ったパンが出てくる現象)というリスクはあろうか。  
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2018年09月18日

国民民主党というネーミングだけは本当にやめてほしかった

・男性ホルモンの規定値を発表へ 国際陸連、女子の出場資格(産経新聞)
→ これに関連する話。本当にテストステロン値で制限を加えるとは思っていなかった。南ア陸連は抗議しているそうだが,当然だろう。


・「ズル林」の汚名返上なるか 群馬・館林アメダス移設へ(朝日新聞)
・館林の暑さは「ズル林?」温度計の周りがアスファルト、気象台は…(withnews)
→ これ,夏が概ね終わった現在から見て何がおもしろいって,移転した結果,本当に気温が下がってしまってwithnewsの観測通りになってしまったという……w。これをまとめているサイトが以下。
・館林新旧アメダスデータ・最高気温ランキング編(館林くらし)
→ 新設置場所の記録では,他の暑い都市のほとんどに勝てていない。やっぱりズル林だったんじゃねーかという今夏最高のオチでは。


・リニューアルして卒業させる勇気(林伸次|note)
→ 経営論としては門外漢の分野なので意見は特に無いので,あくまで実感の話としては確かに自分の中で Ν◆Νそれぞれの客になっている店がある。当然ながら最初はどの店も,ら始まり,普通の味で見どころがなかったらそこで終わり。△望些覆靴薪垢麓舁廛瓮縫紂爾鮹爾ら食べていって,尽きたら終わり。季節限定のメニューが増えたり,味が恋しくなったら復活することもある。はとびきり気に入ったメニューができたか,「飽きが来ない」店という感じ。△療垢砲覆襪海箸一番多い。定義上は△世韻匹盖╂畍堕螢瓮縫紂爾瞭れ替わりが激しく,結果的にJ造紡繁く通っている店もある。
→ 確かにまで行った店にリニューアルされると敬遠したくなるが,思い返すに半々くらいだろうか。結局気に入っているポイントが変わってしまったかそのままか,あるいは進化したかというのが一番大きく,自分の場合はそれがメニューであるので,気に入っていたメニューが消滅していない限りはよほど店の雰囲気等が変わっていてもにとどまっていることの方が多い。


・「朝ごはんは食べたか」→「ご飯は食べてません(パンは食べたけど)」のような、加藤厚労大臣のかわし方((上西充子) - 個人 - Yahoo!ニュース)
・「ご飯論法」は安倍政権に共通する感覚では(紙屋研究所)
→ 上の記事がご飯論法の発信源。そして下の記事の通り,安倍政権の答弁が全体としてこんな感じとは随分前から指摘され続けているが,とうとう命名された。読んでいて非常にイライラする答弁である。国会答弁とは多かれ少なかれこのようなものという意見もあり,確かに政府はごまかす志向があるものであるが,さすがにこれだけ人を馬鹿にしたような答弁はなかなか見ない。
→ とはいえ,国会がこれでも問題ないとなめられているのは国民であり,国会軽視はさしたる問題ではないと国民に思わせることに成功しているという点で,安倍政権は見事に議会制民主主義をハックしたなとは思う。一昔前なら政治不信を引き起こしていたようなものが,昨今では世論に対して何の影響も及ぼしていない。そのような風潮を作り上げたのである。第二次安倍政権は5年を超えて6年に近づきつつあるが,アベノミクスへの期待感と(旧)民主党へのアレルギーで最初の4年ほどを乗り越え,ここ1年半ほどはより緊張感を失っているように見える。


・新党名は「国民民主党」に決定 民進と希望の新党(朝日新聞)
→ じゃあ野党はというとこんなんである。いやこれ,本当に台湾に対して失礼では。民進党が約2年半で消滅するのも(一応改称の際に向こうの民進党からコメントをもらっていたはずである),その次が正反対な「国民党」というのも。仮に台湾人がそう思ってなくても無思慮すぎるネーミングであるには違いないので,避けてほしかった。これで好感を持てという方が無理。別に支持者というわけではないので,お前の意見なんて知らんと言われたらそれまでであるが。  
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2018年08月22日

紅白巫女と呼ばれるだけのことはあり

・東京駅の自販機で「売り切れ」続々発生も「頑張れ!」「もっとやれ」の声 背景にサントリーグループの残業代未払い問題(ねとらぼ)
→ 今のところ遭遇したことはないが,これが理由で自販機が売り切れになっていたなら,納得できるし応援したい。これについては,こういう話も。
・自販機大手求人、紹介中止を 都内職安に都労委が通報(東京新聞)
・「全問正解で有給チャンス」 サントリー子会社のジャパンビバレッジ、“有給取得クイズ”メールの存在認める(ねとらぼ)


・皮ごと食べられるバナナを発表(共同通信)
→ 味が気になるので,1回は試しに食べてみたい。食べた人によると「甘くない,剥いて食べた方がおいしい」とのこと。5本で4千円という値段を考えると,普及はしなさそうだが,一発ネタとしては生き残ってほしい。


・13歳少年が大手柄! 伝説的なデンマーク王ゆかりの品発掘 ドイツ(AFPBB)
→ ハーラル1世青歯王はデンマーク王国の統一とキリスト教化に功績があったデンマーク王で,実際には歯が青かったわけではないが,デンマーク語から英語に翻訳される過程で「浅黒い英雄」という意味の単語が誤ってBluetoothと訳されてしまい,そのまま定着した。原義で考えると「イルモーロ」が最も近いか。後世,こういう形でめちゃくちゃ有名になるとは,当時の人はおろか20世紀末の人間だって予想がつかなかった。
→ そういうわけなので,「北欧神話の戦トールにまつわる金づち」が発見されているのは,ちょうど移り変わりの時期らしさがあってよい。また,「見つかった硬貨のなかで最も古いものは、ウマイヤ朝時代のシリアで714年に作られたディルハム硬貨」というのも非常に気が長い話だが,当時の事情を考えれば,摩耗していなければ普通に使っていただろうと思う。当時としても骨董品だった可能性もあるが。


・科学史の定説をくつがえす−アラビア語写本の山をかきわけて−(広島大学)
→ 受験世界史の定番,近年最頻出テーマと言っても過言ではない12世紀ルネサンスに直接関係する研究で,高校世界史の基礎になっている研究を垣間見させてもらったという感想。955年没のマグリブで活躍し,アンダルスに広まった本なのであれば,おそらくイブン=ルシュドも読んだものだろう。12世紀ルネサンスだけでなく,イスラーム科学の西方地域の研究にも寄与する発見だ。
→ これで次はクレモナのゲラルドがなぜ原著者をマーシャーアッラーフと誤認したのかを調べる研究が始まるのだろうと思うと,書物の海の果てのなさに思いをはせることになる。


・「霊夢」中国で花の品種に。東方Projectの人気キャラから命名(huffingtonpost)
→ こういうのの裏を取りに行くのは大概ねとらぼかBuzzfeedのイメージだったので,ハフポスが取りに行ったのはやや意外。
→ どうやら名付けた本人は東方Projectを知らず,後輩が素知らぬ顔で「いい名前があるよ」と教えたということらしい。こういうのでありがちなパターンと言えばそうなるか。それにしても,誰もが納得するレベルで博麗霊夢を連想する造形。

  
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2018年08月19日

非ニコマス系動画紹介 2017.12月下旬〜2018.1月上旬





カタリナ主人公で最低戦闘回数25回に,真・四魔貴族の1体を加えた26回勝利戦闘だけで破壊するもの撃破を目指す。part8の「ロマサガ3一人旅の歴史」が熱いし,現在ではこの動画もその歴史の一部となっている。





こちらはTASによる25戦一人旅クリア。「ほぼ」になっているのは謀殺を禁止したためで,戦闘への影響はほとんど全く無く,完全な一人旅クリアと考えてよい。セレクトボタン禁止はメニューが開けなくなるので,装備の変更・技の変更・回復アイテムの使用ができなくなる。したがって全裸,技は閃いた順に7つまで,固定敵が複数いるマップは事実上の連戦となりWP・JPが回復できないといった制限が発生する。TASなので運ゲーは発生しないが,固定敵の倒す順番や7つしかない技は何を閃くか,そして比較的自由に習得できる術の選択といったチョイスが重要になる。TASさんなので当然即死技は重要になるが,それ以外は意外と予想がつかないかも。25戦クリアなので当然ラスボスは真・破壊するもの。しかし,意外にも最も苦戦したのは火術要塞のあのモンスターであった。



25戦一人旅のOPで使用されていたアレンジ。なんと投稿者本人による。なかなかかっこいい。




年末に現れて一世を風靡した動画。実際使い勝手が良い。それな。わかる。



こちらも年末に突如ブレイクしたVTuberのシロさん。こちらは公式動画。踊ってみた動画はこんなに普通にかわいいのにゲームの実況プレーはアレというギャップがポイントだろうか。



こっちがそのアレなゲーム実況集。「サイコパスを装うサイコパス」「戦闘用AI」とか言われてしまうはずである。PUBGのスモークが投げ込まれているのに雑談しだす・歌を歌い出すシーンが意味不明すぎて一番好き。



こちらはファンによるMMD動画。
  
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2018年08月17日

最近読んだもの・買ったもの

・『乙嫁語り』10巻。カルルクくん狩猟の修行編,鷹狩。スミスはアンカラに到着,タラスさんに再会。
→ 多分に森薫が鷹狩を描きたかっただけ感ある。
→ 革袋って凍って割れるんだな……さすがは中央アジア,寒さが違った。
→ 以前に乙嫁語りの年代は大雑把に言って19世紀半ば,どちらかというと前半寄りかと推測していたが,本巻でクリミア戦争後,ロシアの中央アジア侵略が本格化する前ということが判明した。これによりかなり狭く範囲が絞れ,具体的に言えば1860年代でほぼ確定する。意外と時間が経っていた。とすると4巻の「ペルシアだって黙ってやられはすまい」という発言はなんだったのか。とっくの昔にロシアにやられきってしまっているのだが……なお,作中でスミスが「ベヒストゥーン碑文が無ければ古代ペルシア語の解読は難しかった」と言っているが,ローリンソンによる解読は1850年の出来事であるので当時としてはタイムリーな話題。ローリンソンも存命である。
→ スミスがタラスと再会する展開は予想外だった。新婚旅行の振りをして探しに来てくれたタラスさんの旦那さん(仮),良い人すぎない……そして無名のまま去っていく。なんというかっこいいモブキャラ。


・『東方三月精 Visionary Fairies in Shrine』1巻。
→ 三月精としては第4期(比良坂版としては3期)になる。仕切り直してクラウンピース登場,今期は彼女が中心に話が動いていく様子。
→ クラピいわく,氷の妖精は「氷の世界は死の世界」だからレアらしい。競争相手が少なくて資源が少ないながら大きな力を独占できるのかも,という推測。チルノが特別力強い妖精という設定に,最近どんどん後付で理屈が備えられていっている感ある。
→ ヘカーティアがクラピの母親状態に。その片鱗は『東方文果真報』でもあったが,今回で確定したかな。元々二次創作ではこのネタが人気ではあったが,逆輸入というわけでもないだろう。
→ 久しぶりに公式絵の永琳を見たような気がする。比良坂版永琳かわいすぎない?
→ 映姫様も登場。映姫から見るとヘカーティアは「斜め上(別部署)の上司」であるので,呼称は様付ながら,「変わった人」という評価。東方に変わってない人っているんか……
→ 霊夢さんはクラピが神社の縁の下に住み着いたことでほうぼうの関係者に相談を持ちかけていたが,最終的に放置することに。「最近手に負えない事が起こりすぎて自信を失っていたのかもねぇ」との弁だが,確かに深秘録と紺珠伝はやけに話が重かった。昔自分でこんなことを書いていて,この論はいまでも有効だと考えているが,これに則るなら神主は宗教ネタを一通り片付けたので,儚月抄でも果たせなかった宿題を解消しようとしている&シリアス展開に再チャレンジしていたのがここ2015〜2017年頃の動きだったのかも。天空璋で少し落ち着いた感はあるが,今後の展開やいかに。


・『火ノ丸相撲』19巻。大相撲編本格始動。作品現在の各登場人物の現況,桐仁VS鬼丸,天下三名槍の登場,刃皇の「来場所優勝したら引退」宣言。
→ 桐仁が現実にいたらめちゃくちゃ人気が出そう。肺疾患による20秒限定力士の舛ノ山も人気があったが,それに遠藤のマスクと技巧があれば鬼に金棒。実際,川田先生の発想はこの組み合わせだったのでは。対鬼丸戦で最初に見せた技が逆とったり,続く技が網打ちというのも激渋。これは若い女性から玄人まで総じて受けますわ。
→ 復活後の鬼丸の戦法は主に突き押しであることも判明。おそらくどこかで四つ相撲も戻るとは思われ,それが本作のクライマックスになるであろう。
→ 169話で鬼丸が暴言を吐いた白狼を殴って叱責しているが,確かジャンプ連載当時にちょうど日馬富士の暴行事件が発覚して,大変にタイミングが悪いなと思った記憶が。そのしばらく後の回で鬼丸が「あれはダメだった」と反省しているが,現実の状況を反映したか。
  
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2018年08月14日

最近読んだもの・買ったもの(『けものみち』1〜3巻,『アルテ』8巻)

・『アルテ』8巻。アルテがヴェネツィアから帰還。アルテが女性肖像画家として歩みだす。
→ 組合のアロルド役員長とレオの会話でも,7巻でも語られていた「職人から芸術家へ」という話が出る。こうなると個性は武器となり,貴族出身で女性という個性の塊であるアルテは,師匠のレオよりも見込みがあるということに。アロルドもレオもアルテが望めば師匠を変えた方がよいという考えを持つが,本人はなかなか踏み切れないだろう。
→ 『アルテ』の5巻の書評の時に「『アルテ』の時代設定は1522年以降」という推測を立てたが,38話の情報でもこれが裏付けられる。ラファエロとレオナルド・ダ・ヴィンチが両方死んでいる。しかもそれがここ2・3年の話とのことである。ラファエロの享年は1520年,ダ・ヴィンチは1519年であるから,やはり本作は1522〜23年頃と確定できる。39話ではアルテがヴェロニカからエラスムスを借りているが,その書名がStultitae laus,すなわち『愚神礼賛』である。初版発行年は1511年。時代を考えれば流行の最先端に近い。そして40話ではローマの情景でシスティーナ礼拝堂天井画「天地創造」がちらっと出てくるが,その完成は1512年だから完成したてである。三大巨匠ではミケランジェロが唯一存命。そして彼は1564年まで生き続ける。本作はその頃まで描かれるであろうか。
→ この時代のヒエラルキーでは,宗教画(歴史画)を描かなければ一流の画家とは呼べなかった。しかし,アルテの強みは肖像画である。とりあえず今は肖像画に集中したいし,しばらくはレオの工房に居続けるということで先送りされたが,これらの葛藤はしばらく続きそう。
→ そして本巻のラストでは,新たな女性の登場人物がローマからフィレンツェへ。ここで出てくる話し相手の「ハドリアヌス様」は,当時のローマ教皇ハドリアヌス6世(在位1522〜23年)であろう。在位がわずか1年半,しかもメディチ家の教皇に挟まれている(先代が贖宥状で有名なレオ10世)ので大変に影が薄い。こんなところで名前を見るとは思わなかった。その教皇が「あなたのお兄様の頼みですから」と発言しているということは兄もまた重要人物っぽい。この女性はフィレンツェが国元ではないようなのでメディチ家ではないと思われるが,どこか有名な家系か。アルテのパトロンになるのかもしれない。次の展開が気になる。


・『けものみち』1・2・3巻。
→ 何買いかと言われれば,まったくモー助の絵が好きなので,自分には珍しい完全な絵買いである。もっと言えばドラゴン娘の花子さんがかわいかった。それだけである。そういうわけで,花子さんが表紙の2巻を貼っておく。
→ ストーリーは異世界転生物……なのだが,勇者として召喚されたのはケモナーのプロレスラーという異色の設定。主人公はペット文化の無い異世界でペット文化を広めるべく,ペットショップを開いて孤軍奮闘するのだが,いかんせん主人公自身の動物への偏愛がひどく上手くいかない。この主人公は「人間にはない部位がある生物」に欲情するというタイプのケモナーなので,亜人種・魔物・動物すべてOKでありかなりストライクゾーンが広い。しかもきっちり”欲情してしまう”ので,広めようとしている割に本人がペット文化の普及に向いていない,というのがギャグの発生ポイントになっている。茶化しているとも読めなくもないので,ケモナー勢に怒られていないか心配である。
→ そもそも亜人種がいて動物と魔物と亜人の境界線が曖昧なこの世界でペット文化は成り立つのか否か自体が相当に怪しいのだが,基本的にお気楽な感じでストーリーが展開するので,亜人種が存在することで人間と動物の違いが云々といったシリアス展開には今のところなっていない。今後なるのかもわからない。一応3巻で魔王の影が見え隠れするようになり(主人公は元々魔王討伐の勇者として召喚されたがその使命を無視してペットショップを開いた),多少なりとも本筋が進んでいるのか。

けものみち(2) (角川コミックス・エース)
まったくモー助
KADOKAWA / 角川書店
2017-10-26


  
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2018年08月06日

『りゅうおうのおしごと!』1〜5巻

私は将棋は駒の動かし方しか知らないレベルであり(よく意外と言われる),結局ほとんどそこから向上しないまま読み続けているので,完璧には楽しめていないと思われる。ついでに言うと囲碁もわからないしチェスもわからない。そうしたパワーは幼少期から大体全部麻雀といただきストリートに吸い込まれてしまったので,今になって若干後悔している。

それでも本作が面白いのはきらめく才能のぶつかり合いとして極上の表現であるからだ。本作2巻に「才能とは輝きだ。その輝きが強ければ強いほど,激しければ激しいほど,人は引きつけられる。」とある通りで,本作の面白さは究極のところこのフレーズに尽きる。磨かれて残った玉同士がぶつかって,真の玉として残るのはいずれか。残れず「石」になってしまった側はどう振る舞うか。本作はそのどちらも面白い。そしてまた,本作の主要人物は勝負師として皆優しすぎるのが良い。象徴的なエピソードが3巻の,あいが桂香さん相手に中盤まで全力を出せなかったシーンと,4巻の勝っているはずの桂香さんが号泣しているシーン。特に後者は強烈で,5巻の竜王防衛戦4戦目を除けばこれがベストバウトかもしれない。桂香さんが名勝負製造機と言われる所以である。

とはいえやはり5巻までの本作の白眉は言わずもがなその竜王防衛戦4戦目で,こういう作品で一番熱い勝負を扱うなら,その競技の本質に迫るものを使うのが最善手になるし,その王道を丁寧に仕上げきった。意外にも私が一番胸打たれたのはゴッドコルドレンさんがニコ生の解説でめちゃくちゃなエールを叫んでいるところ。なんででしょうね。前後の天衣も鵠さんも清滝師匠も姉弟子も良いシーンであるが,一番は横に並ぶライバルというのは,少年漫画を読んで育ってきたからか。


さて,言うまでもなくアニメ組です。アニメの出来については,アニメから入った身としてはあまりdisりたくないところで,加えて原作で言うと2巻まではそこまで削った部分が大きくないと思う(当然ながら個人の感想であって人によっては耐え難い部分が削られたかもしれないが)。一方でその後,3・4巻についてはちょっとスリムになりすぎた感がぬぐえず。アニメはどうしたって12話か13話にまとめる必要があるし,1話ごとに区切る必要もあるから計算して削り落としているのは理解している。加えて1クールのアニメをやるなら終わりは5巻の竜王防衛戦までやりきるしかないのも理解しているが,削ぎ落とされたもののもったいなさを考えると承服しかねるかな。最大の犠牲者はたまよんか山刀伐さんか。

りゅうおうのおしごと! (GA文庫)
白鳥 士郎
SBクリエイティブ
2015-09-12


  
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2018年08月05日

予備校講師は残念一般書籍を出すのはやめよう

・もう3月末なのに「追加合格」って?(NHK)
→ 今年の私大の合格者は本当に絞られていて,大学側は入学者数の調整に大変そうであった。しかし同様に大変だったのが受験生の側で,予測されていたとはいえ,例年よりも要求される学力が跳ね上がってしまい,思っていたような成果が出ないことに苦しんでいた。私大文系なら,影響が薄かった早慶上智より下の,明治大や同志社大あたりからは例年よりかなり高い学力でないと受かっていない。昨年までいかに定員よりもかなり多く合格を出していたかわかるようなものだ。結果的に,滑り止めに行ったり浪人した人は多かったようだ。受験料の捻出が苦しかったり浪人できないようなご家庭が一番悲惨で,この影響で大学進学自体をあきらめることになった受験生も少なからずいたことだろう。
→ 一方,
記事中にある大学の担当者の「そこに入れなかったけれども優秀な学生がうちの大学に入ってくる可能性もある。そうなれば、学生の質も上がるし、ありがたい話だ」というのは正しい予測であり,文科省の本来の目的ではないものの,受験料・入学金ビジネスのどんぶり勘定の適正化という点では悪くない施策だった。受験料・入学金ビジネスが私大経営上の欠かせない収入源になっているのは,やはり不健全である。
→ さて,これが文科省の思惑通りに地方大学への学生の分散に効果があるかというと,おそらくほとんど全く無く,むしろ大都市圏の大学の偏差値がさらに上昇することになると思われる。元から地方の進学校の高校は大都会に行きたければ勉強しろというような方便を使うので,その説得方法がさらに大義名分を得てしまうだけなのではないか。


・「ポップ地政学」本の掲載地図批判-主に高校地理レベルでの内容の誤りについて
→ 愛大の人文地理学の教員による,世間の雑な地政学本批判。この先生は以前にも中学の教科書上の地理の誤りを指摘する等,教育課程や世間と地理のかかわりで積極的な情報発信をしている。そういえば,その割に今年のムーミンのアレの際には発言を聞かなかったが。以前に「通俗的な歴史本にも,専門家の批判はされるべき」と書いたので,地理でそれをやってくれるのは大変に心強い。やはり歴史家もやるべきであろう。
→ 本題であるが,私の立場から言えば,リストアップされた問題のある地政学本に少なからず世界史の予備校講師がいるのが大変に残念である。特に茂木誠は駿台の,荒巻豊志は東進の,それぞれの看板講師であり,押しも押されぬトップクラスの世界史の予備校講師である。後者は私も現役受験生の時にお世話になったので悲しい。「致命的な地図掲載数ワースト5」に限れば4冊が茂木・荒巻の著書で,特に3冊は茂木先生である。二人に共通して反共であるが,それが長じてこんなことになってしまったか。他に村山秀太郎はスタディサプリ・秀英予備校の講師であるが,私はこの人については詳しくない。予備校講師が櫻井よしこや倉山満と並んでこういうものを出版する時代になったか。
→ 指摘は概ね妥当であるが,ちと細かすぎる気も。たとえば,p.34のアフガニスタンのように枠外に重なるから国境線を省略しているやつは許してやってほしい。
→ 結語の「地図がゴミであることを冷静に周知させる• あとは放っておけば勝手に自滅するだろう」というのは甘くて,それで離れるような読者はそもそもこんな本を買っていない。


・3時間→10分に短縮! 吉野山の偉業にみる観光地の渋滞解消法(SankeiBiz)
→ JTBやるやんけ,からの3期では外されていて,しかも赤字化しているという……とても良い記事なんだけれども,その背景・理由が書かれていないので非常にもにょる。案外JTB側の負担が大きすぎて撤退したのかもしれない。それなら別の会社では上手くいかず赤字化したのは理解できる。


・広告業界と漫画村やAnitubeは完全にグル (アンテナ開発者ブログ)
→ 記事上段に出てくる広告依頼・受諾の流れが面白い。こんだけ入り組んでれば確かに罪悪感とリスクのロンダリングになるだろう。「そのサイト,悪質な著作権侵害サイトだよ」とか「デマサイトだよ」と言われても知らぬ存ぜぬで通せてしまう。これは,このネット広告に特有な構造を壊すしか無さそう。
  
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2018年07月31日

非ニコマス系動画紹介 2017.10月中旬〜12月下旬




またshelfallさんが発見した何の役にも立たないバグに,stayさんがのっかった形。学会が発展している。結論が「バグの存在がわかっただけで,何の役にも立たない」という。




こっちはカムバックしてきた人。プレイ内容を見ると9ヶ月止まっていた理由がわかる。呪いの爪集めは鬼門すぎやしませんかね……そして完結。




完結済。HoI2のエイリアンよりも苦戦せず。結果的に人類の内ゲバが目立つことに。




ヴァーチャルYouTuberシロさんのサイコパス実況伝説はここから始まるのであった。



リアル咲現象。ドラが乗ってなかったらもっとそれであったが。




EGOISTのヴォーカルによるメルト。何ともエモい。



こちらはやなぎやぎさんによる10周年記念。原点にして頂点感強い。


  
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2018年07月20日

ホレス・ウォルポールもいい言葉を残してくれた

・官僚の忖度、背景に内閣人事局 異を唱えれば「クビ…」(朝日新聞)
→ 官僚主導から政治主導へという意義は理解できるが,その結果がモリカケ問題を始めとする忖度の嵐だとするなら,さすがに弊害の方が大きいというのがこの短期間で証明された形である。官邸主導の体制は揺り戻しが必要であろうが,安倍政権である限り手を付けられなそう。上手くバランスが取れないものか。


・あれ?修復したら地味に? 鎌倉時代の十二神将像公開へ(朝日新聞)
→ 修復としてはかなり珍しい事例。原色で派手に塗ったのはいつ頃のことなのかが気になる。かなりよく残っているので,江戸・明治時代の修復ならこれはこれで貴重だったようにも。昭和の修復ならはがしちゃっていいだろうが。
→ 気になってお寺のHPを見てみたが,まだ写真が差し替わっていなかった。栃木県鹿沼市の真言宗の寺で,今回修復されたもの以外にもいろいろと持っている。金堂が茅葺なのは非常に珍しい。医王寺の建物は日光東照宮の写しだそうで,よく似ている。建物も綺麗な朱塗りで,おそらく近年に塗り直したものと思われるが,これならなおさら修復前の十二神将像の方があっていたような気も。


・山梨県の威信かけ高校教科書の用語削減案に「信玄の名消すな」の大合唱(産経新聞)
→ あの動きは高校の世界史・日本史に限ったものであり,小中学校の歴史から武田信玄が消えるわけではないので,日本人の常識や観光への打撃はほとんど考えられない。用語削減案への反対者がそれに気づいていないわけはなく,対話する気が無いのか何なのか。気づいていないなら議論以前の問題で頭が悪すぎる。なお,実際には「武田氏」ならば日本史用語に残留している(ちゃんと戦国時代に)のだが,それではダメなのだろうか。
→ それはそれとして言うなら,実は武田信玄は上杉謙信や伊達政宗と比べると多少なりとも擁護しうる。分国法の制定である。分国法は例のリストでも重要語として掲載があり,日本の戦国大名の内政の特徴を説明するために必要である。各勢力の分国法に共通する喧嘩両成敗や分割相続の禁止は後世の日本社会に影響を与えている。武田信玄の制定した「甲州法度」は,今川氏親の「今川仮名目録」や朝倉孝景の「朝倉孝景条々」と並ぶその代表例だが,武将本人の知名度の点でで武田信玄は優位であろう。現在のリストでは分国法の代表例や制定者が1つも入っていない。分国法の代表例というところから攻めていったほうが幾分有意義な議論になると思われる。


・美術史の1ページに『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を加えよう。「ウツシエ」に似た遊びが18世紀に存在した!? ゲーム画面からあふれでるロマン主義の“崇高”(電ファミニコゲーマー)
→ ゲームの紹介記事なのに,あまりにも完璧なロマン主義美術の説明がなされているのでびっくりした。なるほど執筆・監修者が専門。「読者の中にも近代美術史を勉強している学生がいるかもしれません。その学生は、絶対に『ゼルダの伝説 BotW』をプレイすべきです」とは言うが,むしろ近代美術史を勉強している学生は絶対にこの記事を読むべき。わかりやすい上に,自分の勉強しているものがどういう形で現代につながっているかという点でも良い説明となっている。
→ ロマン主義美術の説明,とりあえず「断崖、山岳(中略)サルヴァトール・ローザ!」を引用しとけば何とかなる感ある。大体最後のサルヴァトール・ローザしか覚えてなくて「なんとかかんとかからのサルヴァトール・ローザ!」になりがちなのは近代西洋美術史学徒の鉄板ネタだったりする。
  
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2018年07月18日

やっぱり孫子・クラウゼヴィッツが多い印象

全ガンダム大投票 40th | NHK
→ 見ている作品が虫食い&00以降は見ていない勢だけども,結果も出ていることだしコメントしておこう。好きな作品1〜3位は出来レース感あるが,3つとも30代の票の割合が高くないのがおもしろい現象。一番ガンダム見ている世代だろうから,どうしても票が分散したか。総投票数の内訳を見ると20・30・40代の投票数はほぼ同じなので,票が分散すれば存在感は薄まる。結果的にGガンやWあたりが8・9位に落ち着いている。2002年放映のSEEDはもはやGガンやWと同じ枠かと思っていたが,まだ20代の人気が高い模様。私は何に投票したか,全然覚えていないが,0083と0080に投票したような気がする。
→ モビルスーツも納得のランキングだが,無印ガンダムが10位ぎりぎりというのはちょっと意外かもしれない。6・7・8位が百式・キュベレイ・サザビーというのは因縁じみたものを感じる。グフ・カスタムが14位とは渋い。15位のケンプファーは作中での活躍具合を考えると過剰評価だが,かっこいいもんな。ゴッドガンダムは異様に低い。Wのガンダム勢と比べても低いのでちょっと驚いた。私はデンドロビウムとゲルググと,あと何に入れたんだっけかな。割と重武装MS(MA)好きですわ。あとGジェネで活躍したMSにはどうしても愛着が湧く。
→ キャラは古い作品からの投票がシャアとアムロに集中したか,作品やモビルスーツ,ソングに比べると上位にSEED以降の作品のキャラが多い。そして全体的に女性キャラが弱い印象。ハマーン様の9位が最上位。また,作品別にするとシャアは無印が最上位に来るが,アムロは逆シャアが最上位になるのはちょっと不思議であり,興味深い。
→ ソングスは森口博子が強かったが,納得の結果である。こちらも若いファンの票が分散したか,古い作品が上位に来ているか。フリージアが強いのはキャラ部門の3位と同じ匂いがする……その次が10位のUCのRE:I AMまで無い。


・『儲かる歴史学』関連ツイートまとめ(Togetter)
→ 一人の市井の歴史好きとして言えば,通俗的な歴史本への歴史学からの指摘は行われるべきだと思う。たとえば「塩野七生はああ書いているが,近年の古代ローマ研究から言えばこう」というような指摘はそれ自体非常に面白いコンテンツである。正しい最新の研究の成果は知りたいし,それをチョイスしなかった塩野七生の思考もトレースしうるので(彼女の場合は最新の研究を追っていないという単純なオチが多そうだが)。有象無象の物はともかく,司馬遼太郎・塩野七生レベルの小説家なら,文学研究として十分に成り立つのでは。作者が亡くなっていたり,刊行からかなり経っている今であっても。
→ より学術的な側面から言えば,市井に司馬史観や,より通俗的な俗説孫子の兵法・クラウゼヴィッツのようなもの,さらにひどく南京虐殺否定論のようなものが蔓延して後から困るのは学者の側と思われるので,蔓延して困るものは有象無象だからと放置せずに批判しておいた方が学者のためであると思う。それが業績たりえないから誰も手を付けないなら,それは学者の世界の側の問題ではないか。無論,それでも通俗的な理解の需要・供給は絶えないだろうが,形に残る公的な指摘があるかないかは大きな違いであるように思われる。
→ ついでに。何度もこのブログ上では書いているが,本来であれば大学入試世界史へのツッコミも市井の歴史好きに過ぎない私がやるべきものではなくて学者の皆さんが各々の専門分野で分業してやるべきものであってですね……その意味で,東南アジア史・海域アジア史で延々とそれをやっている桃木先生はやっぱりすごいと思いますよ。他も続いてよ。


・頬付氏/哮りのゆるキャン
→ 作中に他のカップリングもあるのに,なでリンに漂うガチ感は,やっぱりキャラ造形の影響だろうなぁ。なでしこは対人距離が近すぎるし,リンちゃんはイケメンすぎて彼氏面してるし(※独善的な解釈によるものです)。
→ ポスト「リズと青い鳥」時代にこの件を振り返ると,どうしたって斉藤恵那のポジションと傘木希美のポジションはだぶるわけで,剣崎後輩がもっと(なでしこ張りに)ぐいぐい来る子だったら……とか考え出すと心がかきむしられるのでこの話やめよっか。
  
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2018年07月17日

「イタリアっぽい絵画」という概念

・足りない数百票、勝手に白票扱い 甲賀市、衆院選で不正(朝日新聞)
→ 結果が変わらんとしてもこれは民主主義のルールから言えば最悪な事件で,これが技術的な事情(あえてこう言う)で本邦で起きたというのは衝撃的である。
→ こんなのまともな教育を受けてきていたら民主主義の制度破壊になるというのはわかるはずで,よほど隠蔽しきれる自信が無いとやらないはずである。それが,おそらく実行者の一人か近い人が情報提供して発覚したというのは,さすがに良心が痛んだか。何から何までひどすぎる一件だが,最後の最後で救われた。


・サイゼリヤ店内の絵画と、日本人が感じる「イタリアっぽさ」の関係(Buzzfeed)
→ イタリア・ルネサンスの二大潮流というとフィレンツェとヴェネツィアだが,なぜだか日本の美術教育ではフィレンツェだけが扱われる。その理由は記事中で書かれている通り。それがこうして「イタリアっぽい絵画」のチョイスという形で,全くイタリアと関係がない絵画を巻き込みつつ,サイゼリヤの壁面に現れるのはおもしろい現象。別に批判しているわけではないのだから,サイゼの広報の返事も知りたいところである。
→ なお,これは記事中にもある通り高校世界史も同じで,加えてバロック以降のイタリアは無かったことにされている。その不自然さについては拙著(1巻)でもコラム3で論じているので,お持ちの方はこの記事をあわせて読み直してもらえると幸いかもしれない。そして高校世界史の他分野でこういう偏向があると烈火の如く怒る人でもここには怒らない。知らないだけだと思うので,せめて自分で啓蒙していきたい。
→ それはそれとするなら,サイゼの壁の絵画のチョイスはけっこう好きで,その辺の私の感覚は世間的一般の日本人のセンスと多分それほどずれていないのだと思う。印象派も好きだし。ミーハーなのです,どこまで行っても。
→ ところで,聞かれている「美術史研究者のめりさん」は昔からのTwitterのフォロワー(片思い)で,近日単著も出たようで,その出世っぷりがちょっと嬉しい。昔のネタだとこれとかこれとかの作者。


・猫がわざわざ餌置き場の水入れから遠い場所の水を飲みにくるのはなぜか、というお話「これ不思議だった」(Togetter)
→ 我が家の猫もそうで,よく花瓶の水や洗面所の水を飲みに来ていた。飼い猫に普遍的な現象だったとは。長年疑問だったが,氷解した。なるほど。なお,水道から出たての水でもガブガブ飲んでいたので,カルキの味が嫌だったということは無いと思う。花瓶の水なんて時間が経ちすぎてかえって汚れていたので,汚れもおそらく関係なく。まあ,うちの猫に限った話かもしれないが。


・中国、国家主席の任期撤廃改憲案 習氏、長期政権狙う(朝日新聞)
→ 中国は小平(1979〜89/93年)・江沢民(1989/93〜2002年)・胡錦濤(2002〜12年)とおおよそ約10年で最高指導者が交代し,それぞれ退任後は(隠然たる影響力を発揮したにせよ)第一線から退いていた。無論のことながら中国の独裁体制は崩れるべきだと思っているが,終身で個人が独裁するよりは優れたシステムだと思っていた。ここでそれが崩されつつあるのは残念である。
→ もっとも,中国の最高指導者は必ずしも役職通りではないことに注意が必要。江沢民以後の3人は共産党総書記・国家主席・軍事委員会主席の3つを兼ねることで最高指導者として振る舞ってきたが,小平なんかは軍事委員会主席しか就任していない。この時期の党総書記は胡耀邦・趙紫陽だが,彼らは最高指導者とはみなされていない。そして党総書記と軍事委員会主席には元々任期なんて無い。そこら辺は権力闘争次第らしい。
→ 実際,習近平さんはいつまでやるつもりなのだろうか。個人崇拝を強めていることからして長くやりたがっているのは間違いなかろうが,前述の通りであるので国家主席の任期だけ撤廃してもあまり意味はなく,意外とあっさり降りる,あるいは降ろされる(生命を奪われない形で)可能性も。
  
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2018年07月07日

非ニコマス系動画紹介 2017.9月下旬〜2017.10月中旬




今更ながらに見た傑作縛りプレー。コマンダーの強さを再確認しつつ,その上での縛りの絶妙さを楽しめる。演出もすばらしい。Part8では「シャール効果」が命名された。part18が破壊するもの戦,その後にエンディングと真・破壊するもの戦がある。




超絶長いドラクエ11でもRTAで頑張れば13時間くらいで走れるんだなぁと。やっぱり自動でレベルアップするのがポイントであった。



『ヤマノススメ』で知ったけど,良い歌だよねこれ。



私も聖地巡礼したけども,本当にアニメの再現度は高かった。非常に巡礼しがいのある場所なので皆さんもどうぞ……と言いたいが気軽にできる巡礼ではない。



『花咲くいろは』は見ていないけど,ぼんぼり祭りは行ってみたいなと思えた。やっぱり経緯がおもしろすぎる。



原作者によるシルヴィお絵描き。この子は多分世界で一番頭を撫でられた二次元キャラではないだろうか。シルヴィにこんなドレスを着せることができて感無量なプレイヤーは多かろう。
  
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2018年06月17日

「ゆるふわアウトドア」とは

・ゆるキャン△に一つだけ言いたいこと(増田)
→ これはみんな思っているw。少なくとも志摩りんは完全にガチ勢ですやん。
→ しかし,「女の子だけのゆるふわアウトドア漫画」で売っている『ヤマノススメ』も大概なので,そんなもんなのかもしれない。ゆるふわ勢はいきなり三つ峠登ったりしないから……12本歯アイゼン装備して北アルプスとか行かないから……しかしまあ,主人公たちが本格的なトレイルランに取り組んだりせず,登山部インターハイを目指さなかったりするあたりでギリギリのゆるさを保っているのかも。
→ こういう日常系に見せかけて趣味をガチめに追求する系統の漫画・アニメはたまにあるけど,ジャンル名ってあるのだろうか。『けいおん!』はある種の走りであり,かつ本当にゆるいので純粋な日常系との中間か。


・行商人やキャラバンに憧れたからモロッコでロバと一緒に放浪の旅を始めたバカだけど
→ この「バカだけど旅人」シリーズは本当におもしろいので,時間はかかるが最初から最後まで読む価値がある。たとえばこのモロッコ編は,アラビア語を習得してモロッコで本当にロバを購入,さらに荷馬車を組み立てて,現地で稼いでモロッコを縦断するという偉業を成し遂げた。この他に,カメルーンまで行ってピグミー族の村落で生活してみたり,キルギスまで行って馬で旅行してみたりと,冒険心の塊である。ネットで読みたくないという方は,このモロッコ編だけ書籍化されているので,そちらへ。最近はメディア露出も増えてきて,これだけの偉業をなしたとなると5chが出自でも取り上げられるようになるんだなぁと。もっとも,この旅行記をブログでもTwitterでもFacebookでもなく5chでスレ立ててやり始めたのはよくわからないのだけれども。



・ゴディバの由来となった”ゴダイヴァ夫人の逸話”には色々な受け取られ方がある?「全裸上等!って感じの話かと思ってた」(Togetter)
→ これは絵画の影響力が強すぎた事例。私もけっこうな期間,絵のイメージの通りの話だと思っていた。ゴディバのチョコはたまに食べていたのにな。QUEENのdon't stop me nowもたまに聞いていたのにな。もっとも,いずれにせよ史実ではないので解釈なんてどっちでもいいよと言われればその通りである。

・なぜいちご大福はピリピリするのか?(デイリーポータルZ)
→ 確かにピリピリすることがあって不思議だった。一般的にそう思われていて共感を得られる話だったこと自体にもびっくりである。しかしまあ,正体はいちごが自ら出す炭酸ガスとは。
  
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2018年06月11日

最近読んだもの・買ったもの(『ハードボイルド彼女』他)

・『ハードボイルド彼女』1巻。
→ 艦これの同人で有名なdeco氏の商業デビュー作。3話までは無料で読める。設定・物語はリンク先の通りだが,ハードボイルド路線でやってきた漫画家のヒロインがラブコメ転向を目指し,幼馴染の男子に協力してもらって七転八倒する話。この主人公カップルの織りなす物語自体が王道ラブコメというメタ要素が作品の中核になっている。艦これの同人誌とは雰囲気がかなり違って,設定はありふれているものながら,シリアス成分ゼロのラブコメを書いてもこの人は上手いなと思う。ので続刊を待ってるんですが,待てど暮らせど9話が来ないし2巻が来ない。売れてないのかネタが詰まっているのか。とりあえず微力ながら宣伝はしておく。




・『へうげもの』25巻(完結)。大阪夏の陣の後始末。本阿弥光悦,古田重嗣,岩佐又兵衛,加藤景延,俵屋宗達,豊臣秀頼,それぞれの戦後。古田織部の切腹。さらにその後。
→ 史実では古田重嗣も切腹しているので,彼と豊臣秀頼のみフィクションであるが,残りは概ねこの通り。ひょうげものの精神は琳派等の狩野派に属さない文化潮流として生き残った。あるいは,秀忠を通じて幕府の文化政策自体にも生き残った,というのが本作の解釈かもしれない。
→ 岩佐又兵衛が黒田家で描いた屏風は「大阪夏の陣屏風」で,確かに岩佐又兵衛作者説がある。古田重嗣の隠居先として福島正則が指定した「日本橋の本誓寺」は,1615年時点では確かに日本橋にあったが,明暦の大火で焼失して現在の深川(清澄庭園のすぐそこ)に移った。したがって,聖地巡礼の際は日本橋に行ってもなにもないので要注意である。
→ 最後は1650年まで話が飛び,まだ生きている上田宗箇と岩佐又兵衛が古田織部の切腹の謎を追う旅に出て,琉球にまでたどり着く。その過程で登場する堺の南宗寺は,確かに元和3〜5年頃(1617〜20年頃)に沢庵宗彭によって再建されたものだが,庭園が特に織部好みであったという記録はないようだ。沢庵宗彭と古田織部に交友関係があったのは確かだが……あとは現地に行って確認するしかないが,ちょっと堺に行く用事が他に無いのよなぁ。最後,琉球で陶磁器の絵付け指導をしていたのは,落ち延びた豊臣秀頼で間違いなかろう。薩摩・琉球に落ち延びた説はよくある。
→ とりあえず25巻自体の感想はこんなものにしておくとして,『へうげもの』全体の感想は別記事にして(いつ書けるんだろう……なるべく早いうちに)。一言だけ書いておくと,主要人物の美学と政治哲学が重なっているというのが本作の世界観で,政権交代と文化潮流の変化が綺麗に消化されていったのが歴史物の漫画としてとても美しかった。また,歴史漫画として言えば,エピソードの拾い方と無理のない範囲での改変が上手かったと思う。


・『球詠』3巻。公式戦スタート。初戦:影森戦。
→ 影森高校は試合よりも練習が好き,さっさと帰りたいから試合はクイックモーションや初球打ちを活用して超ハイテンポで進めるという高校であった。意外と見ない設定である。個人的には気持ちがわかるというか,スポーツ自体の面白さと試合の面白さはまた別物で,前者に偏るチームがあってもいいのだろう。とはいえわざと負けるのも前者の面白さを毀損してしまうので,自然とハイテンポ戦術になる。しかし,対戦する方はたまったもんじゃないのは本作で描かれている通りで,違和感がすごそう。であれば相手のテンポに合わせてこちらもハイペースにするなり,相手の心理を動揺させる手段を取るなりという戦術がとられることになり,新越谷はその両方になる完全コピー投手を送り出す戦術をとった……というところで4巻に続く。
→ 白菊さん打撃開眼。道場の応援団が来てたのが『ガルパン』の華さんにだぶって笑ってしまった。そう言えばこの子,こんな設定がある割にご家族と現在進行系で揉めているわけではないのよなぁ。作者が野球を描きたくてやっている漫画なので,そういう外野の話は極力しないのかも。  
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2018年06月06日

非ニコマス系動画紹介 2017.9月中旬




術のみ縛り。ロマサガ3の術は使い勝手が良い一方で攻撃威力が低いので,パーティーバトルの場合は非常に有効だが,一人旅だと火力不足がついて回る。しかも技と違ってレベルが上がっても術は威力がそれほど上昇しないので,終盤ほど辛い。それでも何とか真フォルネウスも破壊するものも倒せた。一応,朱鳥術以外はクリア者がいて,朱鳥術も真フォルネウスまでは撃破しているので,術一人旅もできなくはないっぽい。999の自動回復さえ攻略できればなんとかなるということと,真フォルネウスは破壊するものと同じくらいハードルが高いということは,武器縛りと術のみ縛りでよくわかった。




shellfall氏の最小コマンド入力回数に対して更新案を提案したstay氏による更新動画。有言実行はえらい。



そのshelfall氏が発見した新たな仕様(バグ?)。大きな発見であったため,ねとらぼに取り上げられ,Yahooニュースにも載って大きな話題になった。確かに,こんなに簡単にオメガウェポンが倒せるとは思わない。



クロノトリガーの現行最速TAS。2012年だが,ゲームによってはこんなに昔からサブフレームリセットを活用したTASがあったのだ,ということに驚き。



ROMを解析してゲームのバグを修正する動画。企画が斬新。第2回は52回全滅バグについて。




定番ネタではあるが,全部上手い。すごい。  
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2018年05月30日

身延はもう一度行ってもいい

・アニメ「ゆるキャン△」で登場した 山梨県内のモデル地をご紹介!(富士の国やまなし観光ネット 山梨県公式観光情報)
→ 今はテレビ放映が終わっているので全てそろっているが,アニメ開始前から情報を整備していて「公式イラスト」から聖地巡礼のガイドを始めていたそうで。やまなし観光推進機構の気合の入れ方がすごい。本部が山梨県庁にある公益財団法人やぞ。実際,本作や『ヤマノススメ』は聖地巡礼向きの作品ではあるなと思う。風景の美しさを全面に押し出してくれているし,作品に過剰なセクシーさや倫理的にまずいところが無いので。
→ 自分でブログの記事を書いていないが,2ヶ月ほど前にほったらかし温泉に行っていて,同行者が記事を書いてくれているので紹介しておく。聖地巡礼と関係のない金時山とさやわかについては別途語れる機会があればそこで。ほったらかし温泉はかなり整備されており,むしろいたせりつくせりで完全に名前詐欺である。私たちが行った時点ですでに芋洗い状態だったのに,今行ったら大変な混み方になっているのでは。温玉上げは美味で,基本的にゆで卵だが塩味と衣が強いアクセントになっている。身延駅周辺は綺麗な町並みで,日蓮宗総本山久遠寺の門前町の起源を持つだけあって維持に気を使っているものと思われる。みのぶまんじゅうは特筆すべき特徴がないが,普通のまんじゅうとしては十分な及第点で,気づくとなでしこ張りに食ってること請け合い。聖地巡礼の際は必ず食すべきマストアイテムと言えよう。


・iPS細胞研の山中所長をめぐる記事に批判集中 共同通信は内容「差し替え」認める(BuzzFeed)
→ はてなブックマークを普段から使っていて,そこからニュースを引っ張ってきてブログを書く身からするとこれは深刻な問題で,これをやられるとSBMの意味が無くなってしまう。個人ブログやWikipediaなら書き換わるのもやむなしと思うし,ニュース自体が消えるのもまだ許せるが,内容の書き換えはブクマした側の信頼性にもかかわってくる。ネットニュースの弱点ではあるなぁ。


・中国考古学者バクトリア地域に古代「月氏族」の遺跡を発見(AFPBB)
→ 当時の大月氏の勢力圏(バクトリア)は概ね現在のアフガニスタンになるので,ウズベキスタン南部となるとやや北の方になる。記事中にもあり,一昨年の東博の企画展でもあった通り,前2〜後1世紀頃のバクトリアは多くの遊牧民が入り乱れていたので,歴史の解明が困難とされているから,これはかなり貴重な発見になるだろう。


・3千年前の神殿が破壊される、ここが貴重だった(ナショナルジオグラフィック)
→ 一方,こちらは壊された話。ISISではなくトルコ軍の所業という。ヒッタイトの遺跡であるのに。国境を超えたらどうでもよくなるということなのだろうが,あまりにも惜しい。しかしまあ,何のためのユネスコかと考えてみると,かの組織の無力感が。  
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2018年05月14日

非ニコマス系動画紹介 2017.9月上旬〜2017.9月中旬

今回は縛りプレー紹介しかいしていない。





弓縛りは分身技の連射があるものの,盾無し・回復技無し・反撃技無しでかなり苦労していた様子であった。ほとんどの縛りプレーではビューネイよりもフォルネウスの方がつらく,当然破壊するものが一番つらいが,この縛りだとビューネイが一番どうにもならないというのがおもしろい発見だった。それにしてもプレイヤーの根性と努力とセンスに左右される部分は大きいものの,分身技があればなんとかなるもんなんだなぁ。





棍棒縛り。しかもこの作者はあえてエレンの初期設定を得意武器なし・螢惑の星にして虚弱とした。棍棒は武器攻撃力が最高でも30と弱く高威力で乱発できる技も少なく分身技もない一方で,武器固有技(回復技・即死技・ステータスアップ技)が多く,一応反撃技もあり(発動率が他の反撃技より低い),1戦闘に1回しか使えない必殺技がある(居合抜き・抜刀燕返し)と,かなり特殊な武器であった。結果的に武器欄4つをどう使うか,また仕込み杖の抜きどころはいつかという他には無い工夫が必要になる点が見所。無敵振り逃げ戦法も使えば,真・破壊するものをMAXステータスでなくても撃破可能。棍棒の評価を上げざるを得ない。



大剣縛りは過去にトライして真フォルネウスで詰んだ動画があったが,最近になって新たなチャレンジャーが現れた。分身技がない,反撃技が弱い,盾が装備できないし回復技もないという一人旅武器縛りでは最悪の条件で,先行者が詰んだのもやむなしという評価であったが,この走者(期待の狂人)ならという期待も。この大剣縛りが成功すれば,装備縛り一人旅は体術含めた全武器で可能ということになる。頑張ってほしい。



こちらはFF8。ラスボス戦と言えばランダムに魔法が消滅させられる攻撃を受けるが,実はランダムではないことが実証された。通常のプレーだと力Jの魔法でも消されない限り苦戦することはなくなんてことはないが,縛りプレーだと厳しいこの攻撃,制御できれば大きな進歩である。実際にshelfall氏の最少コマンド入力縛りではこの工夫が必要であった。




こちらが実際のラスボス戦とエンディング。結局ほとんどのコマンド入力はDISC1のみ(理論上はDISC1のみにできる)というのがすごい。FF8のカウンターは強い。非常におもしろい縛りだった。他の作品でもできるのかな。  
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2018年05月10日

最近読んだもの・買ったもの

・『だがしかし』9巻。
→ 駄菓子界最大の問題,きのこたけのこ戦争に切り込んだ野心作。ココノツがきのこ派,豆くんがたけのこ派であった。まあ,ほたるさんの出した結論は「全部おいしい」なんですけどね。パイの実にきのこのきりかぶまで登場していてアルフォートが登場しなかった件については絶対に許さない。
→ そしてその後に,うまい棒の妹キャラ「うまみちゃん」を出して,ほたるさんは萌キャラか否かという,この漫画のアイデンティティにかかわる重大な話を。最後が近いからってぶっこんできてるな? その他,ココノツとサヤ師のデート編など,終末が近いので,大きく話が動かない日常パートで入れられることは全部入れたというような巻。『だがしかし』は11巻で完結である。


・『火ノ丸相撲』18巻。第一部(高校生編)完結,第二部(大相撲編)開幕。
→ 優勝の瞬間の反応でキャラの性格を出すのはこういう物語のキーポイントだが,本作でボロ泣きしていたのはやはり桐仁と礼奈であった。この二人はこの団体戦にかかる想いが重すぎてな……部長も万感の思いはあれどそもそもよく泣くイメージ。客席ではこっそり邂逅していた互いの親族,環境・才能の全てに恵まれた草薙の母は,火ノ丸の両親がすでに他界していることを知り,こっそり退出する。勝負を分けたのが火ノ丸の敗戦の経験だっただけに,母が息子の成長を察したこのシーンは意外と重い。
→ 天王寺さん,実際に高校生が幕下十五枚目格付出でデビューしたらとんでもない騒ぎになりそうな。そして主人公は三段目百枚目格付出。11巻の感想でこんなことを書いていたので,なんだか感慨深い。作者は連載開始当初,どういう結末を想定していたのかちょっと気になる。ひょっとしてこの制度ができたから,安心して潮が負ける展開を描けるようになったので,天王寺というキャラを出したか。
→ 大太刀高校相撲部の送別相撲,毎度のことながら土俵作りを手伝ってくれる佑真の手下たち,最後まで付き合いよくて笑ってしまった。大相撲編でもモブで時々登場しそう。なお,五輪砕きは確かに幻中の幻技。狙う人もいないので本当に出ない印象。今の大相撲の決まり手にはないので,決まっても名目上は別の判断になるだろうが。
→ 栄華大学相撲部,佑真に大包平に金剛力とこれはこれで見たいメンバー。番外編でどうですか。
→ そして火ノ丸負傷で舞台は2年後へ。


・『ゴールデンカムイ』12巻。姉畑支遁編終幕,釧路到着,バッタの大量発生とラッコ騒動,都丹庵士登場。
→ 姉畑支遁の元ネタは言うまでもなくアーネスト・シートン。うん,解説するのも野暮だね。なんというか,そこまで似せなくてもいいのに感。そして連載当時にちょうど艦これで神威が登場したこともあって,ウコチャヌプコロが一瞬流行ったのがちょっとおもしろかった。
→ アイヌはウミガメもマンボウもラッコも食べるのか。この漫画見てると,本当に何でも食うなと感心する。ウミガメとラッコは美味そうだが,マンボウはイメージがわかない。どれも食ってみたい。
→ バッタの大量発生,明治期の北海道では何度も起こってたそうだ。これもそういうイメージが無かったので新鮮な話であった。ググるとこんな記事もあった。
→ ラッコ騒動は杉元・白石・谷垣のおもしろ珍道中に尾形が巻き込まれてたのがおもしろかった。尾形,お前はそういうのとは無縁なキャラだと思ってたよ。
→ キロランケとインカㇻマッというまさかの対立軸。そして尾形もここに来て何を考えてるかわからん。のっぺらぼうの正体は果たしてアシㇼパの父か否か。
→  都丹庵士の元ネタは名前から推測しやすく,トニー・アンソニー。『盲目のガンマン』というマカロニ・ウェスタン映画の主役を演じた俳優(兼脚本)だそうだ。風貌はあんまり似てない,かな。  
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2018年05月05日

あるいは紫様の検閲被害

・【東方】お姉ちゃんが普通に地上をうろついてる(2ch東方スレ観測所)
→ さとり様,普通に交友範囲が広かったという。少なくとも聖,華扇,紫様とは接触があるあたり,幻想郷の指導者層の付き合いということなのかもしれないし,実力者は心を読まれてもさして気にしなかったり,読むのを阻害できそうな能力・術を持っていたりするということかもしれない。
>阿求による風評被害がまたひとつ
→ ほんとそれw。
『求聞史紀』も『求聞口授』も阿求の主観で書かれているというのが特徴で,単なる設定資料集ではないところが東方らしさとは言われているが,こんなところでもねじ曲がっているとは。


・護良親王 首級確認 都留・石船神社で公開 /山梨(毎日新聞)
→ 写真付きなのは驚き。「漆や木片、木くずなどで肉付けされている」とはいえ,首級の形が残っているものなのだなぁ。鎌倉ではなく都留にある所以のエピソードも知らなかった。特に鎌倉時代末・南北朝時代に関心があるわけでもないのでこれ目当てに行くことはなかろうが,都留に行く用事があったら参拝しておきたい。


・台湾の「あの宮殿みたいなホテル」に泊まってきた (デイリーポータルZ)
→ 記事中にある通り,台湾(台北周辺)に旅行したことがある人なら必ず気になるあのホテル。案外普通に泊まれるんだなぁ,次に行く時はチャレンジしてみようかなと思って最後まで読むとしんみりした。ライターにとって良い旅行で,本当に良かった。


・激動の1968年から半世紀 夢と反乱、打ち砕かれた希望(AFPBB)
→ 冷戦期を二分するならどこかという議論でよく挙がるのは1968年だ(あるいはより広く取って1970年前後)。同様の理屈で,70年超と長くなってきた現代史を3つに区分するなら,1968年と1989年という年号がよく挙がる。確かに,ベトナム戦争のテト攻勢,アメリカ国内の騒擾,「プラハの春」,フランス5月危機,ビアフラ紛争と世界史的重要事件が目白押しで,アメリカ一国覇権の後退・冷戦の長期化と波及を象徴する事件ばかりである。その中ではフランス5月危機だけが少し性質が異なるか。記事中にある通り,大衆の運動という観点ではくくれるが。


・マケドニア名称論争 新国名で決着機運 国連仲介、ギリシャと協議(毎日新聞)
→ この件,さる有識者のお方に聞いたところ,「現地ではアレクサンドロス大王押しすぎて,同情心がしなしなに萎えていく」とおっしゃっていた。なるほど,記事中にある通り古代マケドニアの範囲と現代のマケドニアはほとんど重ならないので,歴史の簒奪であるなぁ……マケドニア人自身が名前に引きずられすぎていて,普通に「近代以降のこの土地はマケドニアと呼ばれていたのだから,マケドニアを自称して何が悪い」というまっとうな主張だけで押していくべきだったのでは。なんとも残念な戦略ミスである。  
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2018年05月03日

個人的には一橋大の採点講評・解答例が一番見たい

・平成29年度大阪大学一般入試(前期日程)等の理科(物理)における出題及び採点の誤りについて
→ 本件については物理の門外漢なので,気になった一点だけ書いておく。通常,予備校が解答速報をやっているようなレベルの大学は,国公立大・私大によらず,大学職員の入試課の人は基本的に予備校の解答速報はチェックしている場合が多い。東大と早稲田・上智は中の人から直接そういう話を聞いたことがあり,他大でもそうだろうと言っていた。出題ミスの発見には一番手っ取り早く,論述の採点基準の参考にもしているそうだ。
→ ということからすると,この2017年の阪大の物理は予備校間で解答が割れていたので(河合と代ゼミが受験生的な解法・駿台が物理学の本質的な解法とのこと),本来は直後に発覚していて然るべきであった。まず間違いなく,極めて高い確率で入試課の職員は気づいていたはずである。おそらく職員から報告はあったのに作題者がその場では突っぱね,問題解決が10ヶ月ほど遠のいたという構図だと思われる。この事件はだからこそ罪深く,ミスそのものはともかく,問題解決が遅れた点については情状酌量の余地が無い。
→ なお,そういう反省があってのことかはタイミング的に微妙だが,阪大は昨年度(平成29年度)の入試から採点講評の公開を始めた。30年度のものもすでに公開されている。今年度になってからは名大も採点講評(科目によっては公式解答例)を公開し始めた。これで旧帝大で採点講評または公式解答を発表しているのは北大・名大・阪大・九大となり(あとは東京外大も),旧帝大では非公開が少数派になってしまった。東大・京大・東北大は今後どうするのか。東大と京大は意地でも拒否しそうだが……


・告発 税理士試験が抱える10の問題(Markの資格Hack (税理士試験))
→ 国家試験でもこんなんだよ。筆記試験というものの非対称性について鈍感すぎる人が作題者側に紛れ込んでいるのは本当に不幸で,本当は作題者にも適性検査が必要なのだけれど,そもそも能力や意欲が先行して適性にまでは手が回らない(適性まで考え出すと作題者不足になる)ということなのだろう。
→ センター試験も作題者不足には悩まされていて,地理や世界史になると本当に能力・意欲・適性のある人いないために,大学入試センターは作題者に対して過保護になりがちというのが,かのムーミン事件が隠蔽された原因の一つとされている。人材不足というのはかくも悲しい現象を引き起こす。


・「張り手は問題なし」池坊保子氏が白鵬を擁護(文春オンライン)
→ 日本相撲協会は身内の価値観の浄化・適正化を図りたいなら,評議員会と横審の人選を一番何とかすべきだと思いますよマジで。おそらく,親方衆よりも外部の委員の方が浮世離れしていて,こういうところの見識がひどいので。「(モンゴル人は)狩猟民族だからね。勝ってもダメ押ししないと殺されちゃう。良い悪いは別にして、DNAかもしれないわ」なんて発言が人種差別・民族差別だと思わない人が「有識者」とは,という。


・行間には直筆のメモ 康熙帝が学んだ数学書『原論』満州文字版を公開(AFPBB)
>満州文字版は、古代ギリシャの数学者ユークリッドの著書を、清朝時代に中国で活動していたフランスのイエズス会士、ジョアシャン・ブーヴェと張城が編集・翻訳した。この数学書は当時の清朝皇帝、康熙帝が幾何学を学ぶために作成された書
→ これは受験世界史の定番ネタ,明末のイエズス会士の西洋学術伝播の最たる事例「マテオ=リッチによるユークリッド幾何学の紹介」と,それが清代初期でも続いていて,特に康熙帝には高名なイエズス会士のブーヴェが仕えていたこと,清の公式文書は必ず漢字と満州文字の2セットだった(当然皇帝は両方読めた)ことを組み合わせて考えると,タネがわかる感じかなと。清朝皇室は基本的に勉強熱心の家庭で,その中でも康熙帝と雍正帝は群を抜く勉強家であった。
→ 綺麗に受験世界史だけで説明できるネタは貴重。その意味では,この図版を挙げて「本書がブーヴェによって編集・翻訳された歴史的背景を200字で説明しなさい」なんて,阪大あたりが来年の入試で出してもおかしくなさそう。  
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2018年04月26日

京大受験生あるあるネタもありそう

・両陛下、植物特別展へ=博物館勤務の眞子さまが案内(時事通信)
→ 過去に何度か書いている通り,東大博物館は私のバイト先だったので,眞子様の先輩職員といっても過言ではない……というジョークは置いといて,
>その前で眞子さまが「父(秋篠宮さま)が食べるのが好きで」と紹介すると、陛下が「そうなの」と驚いた様子で答える場面も
→ そら驚くよ。はてブに調べた人がいて,ペルーで食った説が浮上。しかし,それでも「好き」とは意外である。よほどペルーで食って気に入ったのか。日本で食べる機会があるのか。調べてみるとペルー料理屋自体は都内に何店かあるので,言って店員に「モルモット食えるの?」って聞いてみるのが面白いかも。付き合ってくれる人がいるなら,私はやってもいい。


・史実や言語分布に基づいて作られた「もしアフリカがヨーロッパに植民地化されなかったら?」という地図が興味深い(Togetter)
→ 14世紀半ばのペストで史実以上にヨーロッパの人口が激減してレコンキスタも失敗した世界線(だからイベリア半島やシチリア島がイスラーム教徒によって再奪還されている)の西暦1844年(ヒジュラ暦1260年)が想定されているそうだ。ヨーロッパが滅んでいたら主権国家という発想自体が無いのでは,というのは禁句らしい。
→ アフリカ史に暗すぎてなんともコメントしがたい。しかし,その想定で行くとしても,北アフリカと西アフリカは疑問点が多い。1844年時点ならまだオスマン帝国が生きていて,しかもロシアやオーストリアとの戦いで消耗していないから,最低でもアフリカ北岸をモロッコと二分している線が濃厚だろう。むしろモロッコやスーダンを征服していてもおかしくはない。あるいは中東もペストでヨーロッパ並に死んだという設定なのかもしれないが,それはそれでマムルーク朝が生き残るはずで……
→ ソンガイ王国も,大航海時代の訪れでサハラ縦断貿易が衰退した影響はあるにせよ,直接滅ぼしたのはモロッコ王国であり1591年の出来事であるから,ヨーロッパ帝国主義が存在しない世界線であっても1844年時点で生き残っているのは違和感が。ソコトとカネム=ボルヌー,エチオピア辺りは納得の国境線かな。あとは本当にわからないのでノーコメントで。


・米バージニア州議会選、「くじ引き」で決着 313年前の法律発動(AFPBB)
→ ヴァージニア植民地時代の法律すごい。それだけにアメリカっぽさが無いというか,イギリスっぽさのある話。「このためにバージニア美術館から装飾用の鉢が貸し出された。」というのもおもしろい。なんだか楽しそう。


・東大入試には謎が多い!? 東大入試の3つの裏話 | 東大生が教えるずるいテスト術 (ダイヤモンド・オンライン)
→ 東大受験生あるあるネタ。謎1に出てくる1983年の日本史は有名な伝説のネタ問題。そこで例示された前年の受験生の解答は『赤本』と聞いたことがあるが,その年の『赤本』は持っていないので調べたこともない。しかし,あの「前年の受験生の解答」は典型的にやってしまいがちなダメ解答なので,マジで単純にああいう答案が多かったのではないかと思う。なお,似たようなことは直近で2010年・2011年の阪大の世界史であった。阪大は「出来が悪かったから,ちょっと形を変えてもう1回」をよくやるが,2010→2011のリメイクは問題文に「前年の出来が悪かったので」と書いてあって驚いた。
→ 謎2,世界史はまあまず間違いなく20点オール。諸事情により深くは言及しませんが。というか宗教戦争なので(第1問=30点は信仰を持った過激派が多い),近づきたくないし巻き込まれたくない。
→ 謎3の改行の謎はマジで謎。定説は「記号を書いても改行せず,2行なら59字,3行なら89字で解答を作る」。ただ,「改行しないで解答しないと減点」なんてことを本試ではやっていないと思われる。大学側から模範的な解答用紙使用例を出してほしい。  
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2018年04月18日

非ニコマス系動画紹介 2017.9月上旬




昔の『ロマサガ3』の縛りプレーを発掘して見始めた。まずはこの辺りから。体術,鍛えるのは大変だけども鍛えるとカウンター,相手の体力を下げる逆一本・ナイアガラバスター,こちらのステータスが上昇するタイガーブレイクと使える技が多くて戦略の幅が広い。最終盤,タイガーブレイクをうちまくるモニカ様が可愛く見えてくること請け合い。




こちらはカタリナの小剣縛り一人旅。分身技こそ無いものの,反撃技のマタドールと回復技のナースヒールが強く,盾が持てるのも長所。武器種類固定の一人旅の中では比較的楽だった部類か。これより楽そうだったのは槍くらいだった。槍は武器自体が種類豊富で強いし,反撃技の風車と分身技のラウンドスライサーがあるし,盾を持てないくらいしか欠点がない。少し辛そうだったのは斧で,分身技のヨーヨーがあり盾を持てるが,反撃技がないのが欠点。意外と片手剣縛りの動画が見当たらなかったが,あれは縛るまでもなく楽なので……残りの弓・大剣・棍棒は果たして(というところで次回の動画紹介にて)。



結婚式の余興の練習だそうで。こんなの流れたら素敵すぎる。





2017年下半期に突如としてブームを呼び起こしたジャガーマンシリーズの元凶。作ったやつも見つけたやつも広めたやつも頭おかしいよ(褒め言葉)。



サガフロンティアっぽい戦闘の動画。本当に二次創作で作るには版権的に公式からストップがかかりそうなレベルの完成度。
  
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2018年04月16日

ちなみに私は字幕派です

・ミュシャ、国宝、運慶が60万人超え。 2017年 美術展覧会入場者数 TOP10(美術手帖)
→ 恒例のランキング。トップ10で行ったのがバベルの塔とアルチンボルトだけであった。ミュシャは前の大回顧展に行っている&スラヴ叙事詩を評価しているのが気に食わなくて回避,国宝展も前に見たことあるものばかりで回避,運慶は仏像にそこまで興味がない&見たことがあるものが多くて回避,草間彌生は全く興味がなくて回避という様相。さすがに長年美術館に通っているだけあって,見た事ある(かつ二度目はいいかなという)ものが多くなってきている気はする。その分,今まで守備範囲外だったものや,自分の趣味に特化した展覧会に行けるようになったので,良いことではある。


・難病で寝たきりの小5、分身ロボで「登校」…遠隔操作で生徒会、かくれんぼも : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)
→ やっと21世紀感ある話が読めたと思った。僕らが待ってた21世紀ってこういうのでは。約50万円というのも意外と安いし,日本で,しかも東京ではなく大分でというのもすごい。これは実験的なものだと思うが,問題が見当たらなければすぐに広がってほしい。


・2020年GW『DOUJIN JAPAN 2020(仮)・コミックマーケット98』開催のお知らせ
→ 2020年のC98はお盆ではなくGWに開催されることに。他団体との連名での発表となっていて,同人誌即売会関連の問題はある程度片付いた模様。ただし,再三言われている通り東京五輪による国際展示場が使えなくなる問題の本丸はコミケではなく,そちらは全く解決策が聞こえてこないので気がかりである。本格的にどうなるんですかね。



→ このシリーズをまとめて見てしまった。有名なアニメネタを細かく上手く消化していて,見ていて気持ちが良い。とりあえずナルト走り腹筋崩壊するからやめろw  
Posted by dg_law at 02:00Comments(0)