覚悟はしていましたが、
休暇が明けて、多忙な日々が始まりました。
PCに触る暇もありません・・・・・。

奥飛騨の記憶のひとコマも、なんだか遠い昔のことのように思えてしまいます。
今となっては、夢だったような・・・・。
さて、忘れてしまわないうちに・・・・・。






福地山を下りて、歩いて2、3分のところに泊まるお宿がありました。
草円息も絶え絶えのまま、
チェックイン。

ここは、
渓流沿いにひっそりと佇む、
静かなお宿でした。

囲炉裏端で、お茶とお菓子をいただきながら、
3時のチェックインのあとは、
いそいでお風呂支度。

福地温泉オリジナルの制度、「もらい湯」に行くためです。
他所のお宿の温泉に入りに行けるのです。

実は、あまりにもフラフラな二人を見かねて、
スタッフのかたが、
「歩いて出かけるのが辛かったら、無理しないで内湯でゆっくりしてくださいね・・・」
よほど、くたばって見えたのね・・・(恥)


もらい湯もらい湯手形
いえいえ、せっかくの機会ですから〜。

ちいさなこの温泉地、
端から端まで歩いても、10分ほどの距離なのです。

そして、こうしてお風呂グッズをいれたカゴをさげて、
(なかなかカワイイのです!)

もらい湯手形を持って、
お目当てのお宿へ向かいます。

ワタシたちが訪れたのはここ。
長座
福地温泉でも代表的な、
格式ありそうな老舗旅館。

重厚な梁と、囲炉裏がお出迎えしてくれます。

長座 内湯そして、
こちらの内湯がまた、クラシック。
山小屋風の、
木の湯船。
木の柱。

とても歴史を感じさせるのですが、
だからといって、とても清潔感があるのです。

なんだか、
ここだけのハナシ、
あれだけ山歩きで汗をかいて、
そのままもらい湯で汗を流す、って申し訳ないような・・・・。(苦笑)




もらい湯2
でもね、
この福地温泉のもらい湯制度、
とても素敵だな〜、と思うのです。
こうして、浴衣に下駄で、そぞろ歩くご夫婦や、親子連れ、
いかにも夕暮れの温泉地に似合うのですよね。

ワタクシたちも
肩を寄せ合って、浴衣に丹前で・・・・と、
いい雰囲気のはずだったのですが〜〜〜〜〜!

た、たぶん、
棒のような足を引きずって、
かなりヨタヨタの、
惨めな姿でしかありませんでした・・・・。あはは。


さて、夕食の前には、
宿の貸し切り風呂も堪能して、
夕食網焼き
そして、囲炉裏付きのお食事どころ。
アマゴの塩焼きや、岩魚のお刺身!
キノコ汁や、飛騨牛の網焼きなど、

それはそれは、お酒がすすんだのは言うまでもなく・・・・。
山の幸を堪能しました。



でも、ここのお宿でいちばんお気に入りとなったのは、やっぱりお風呂。
これ、半露天の内湯です。もちろん、どのお風呂も源泉掛け流しです。
内湯

お宿のすぐ横を渓流が流れているので、
半露天の切り取った景色は、川原なのです。

そしてこのお風呂とはべつに、川へと下りていくと・・・。
せせらぎ小径
こんな散策のできる小径があり、
(お部屋からもこの小径と渓流が眺められました)


そしてこれがお宿のもうひとつのお風呂。森の湯。
森の湯
あの奥に見えるちいさな小屋が、この時間、女湯の脱衣室。
(途中で左手に男湯へ別れます)

ここは洗い場もなく石けんも使えませんが、
脱衣小屋から川のほうへ出ると釜風呂が・・・。
釜の湯

もうそこは川面。という臨場感があります。
ちいさな釜風呂を独り占め。
朝日を浴びて、
のんびりせせらぎの音を聞き、
五感が目覚める、ってこういうことね。



ワタシはどうやら、「開放感」がツボなんだな。
この内湯の半露天といい、
極めつけの森の湯、といい、

壁に閉ざされていない、
見晴らしのいい、
そんな場所に身を委ねるのが、
いちばん心地よい、と感じるのですね。


ほんとうに、素敵なお宿、ここちよい福地温泉でした。



そうそう、もうひとつ、
天然水
このお宿、館内のあちこちに、
わき水の飲めるしつらい。
これは内湯を出たところにて。
冷たい天然水と、
そして温泉も飲めます。

この天然水が、
と〜ても美味しいのでした。



それから朝ごはんのとき!
餅つき毎朝、お餅つきをしているんですって。
そして、朝ごはんに、そのお餅を、
おろし餅と、エゴマ和え餅で振る舞って頂けます。(もちろん完食!)

昨年も新平湯のお宿でも思ったのですが、
今年のこのお宿も、
前日もらい湯したお宿も、

このあたり、とっても若いスタッフが多いのです。
どこへ行っても、
キビキビと、気持ちよい応対で、
若い子が働いていて、
それは男の子も、女の子も。

「昔の旅館の仲居さん」がどこにもいなくて、
不思議な感じです。

お餅つきも若い男の子。
お給仕も、若い女の子。

最後に判ったのですが、
その中のひとりが女将さんでした。


若い人が支える街っていいなぁ、と
気持ちよく福地温泉をあとにしました。