2017_08_20_unnamed_unnamed_test_output_03
ショートヘアの女の子に無理やりお口で処理してもらうみたいな感じです。


数週間前までショートカットキー操作担当の左手がひどい痛みで、左手というか左肩から先…肘周辺・前腕・親指の付け根・人差し指の付け根…などがなかなか痛くて、絵を描くペースがひどいことになってました(キャンバスの回転やブラシの持ち替えなど、様々なことにショートカットを使うので、ショートカットが使えないのは影響が大きい)。

痛みがひどくなった去年10月末頃から色々試していたところ、キーボードに左手を構え続けるのが大きなダメージになっている感じでした。
ではキーボード以外の入力方法を探ろう…ということで色々試して、2ヶ月ほど前からXbox360コントローラ(有線モデル)に落ち着いています。
360コントローラをPCに繋ぐだけではキー入力はできないので、AutoHotkeyスクリプトを書いて使用しています(JoyToKeyを使わせていただくという手もありますが、色々と挙動を制御したいので)。

バーゼラルドぶっかけを描いた後に360コントローラを使い始めたのですが、スティックや方向キーの各方向(上下左右)をボタンに見立てて、それらボタンの単独およびLトリガーなどとの複数同時押しに機能を割り振るとしても、流石に割り当てられる機能の数が少なすぎる感じでした。
ということで、使用頻度の低い機能については特定のボタン(現在はBACKボタン)を押すとマウスカーソルの位置にGUIメニューが開くようにして、そこから選択するようにしてみました(あと、現在のスクリプトではGUIメニュー表示中にスティック入力で別のGUIメニューに変化します)。
gui
この機能を搭載した状態で私服スティレット触手エッチを描いたのですが、スティックや方向キーの単独入力およびLバンパーやLトリガーとの同時押しだけでは、使用頻度の高い操作(ブラシの持ち替えやレイヤー操作系など)を割り当てきれないというのと、同時押しを多用するとそれはそれで腕や手が緊張状態を続けてしまうようで、左肩から先を割と痛める問題がありました。

なんとか割り当てられる機能の数を増やさねば…ということで、Blenderのパイメニュー(Blenderに組み込まれているスクリプティング環境のPythonのPyではなく、お菓子や料理のパイ=pieが由来)っぽいものを作ってみました。
特定のボタン(現在は方向キーの各方向)を押すとマウスカーソルの位置を中心にメニューが表示され、ペン(マウスカーソル)をいずれかの方向に動かしてからボタンを離すとその機能が発動します(キー入力をSendしているだけです)。
誤爆防止用に、マウスカーソルの移動距離が短すぎる場合は何も起きません。
piemenu
慣れれば、ペンをスッと動かしながらパイメニュー表示ボタンを一瞬押すだけでその機能を発動できるので、1つのボタンにたくさんの機能(現在は8等分のパイメニューなので8つ)が割り当てられていい感じです。
ボタンと方向の組み合わせを覚えるまでは割と誤爆するので、慣れが必要ですが…。
方向キーの4方向(上下左右)だけで8個x4方向=32個の機能を割り当てられるようになるため、ボタンの同時押しをする必要がほぼなくなって、左肩から先の調子もいい感じです。この調子が続けばよいのですが…。


そんな感じで、唐突に現在の環境紹介でした。

自分用に作ったスクリプトなので色々とめちゃくちゃで、キーアサインも人によって違うのでそのままでは全く使い物にならないですが、AutoHotkeyでこういうこともできるよということで参考用にUPしました(サポートはしません。使う人がいらっしゃれば、キーアサインの変更方法などは文書化しようと思いますが…)。
入力手段を増やすということで、「PlusInput」という名前にしています。
ライセンスはGNU GPL v2です。
plus_input_v2017_08_22.zip

※ウィンドウグループを使用して動作対象アプリケーションを限定しており、SAI2, CLIP STUDIO PAINT, Blenderがアクティブな時のみ動作します(他のアプリケーションで誤爆しないようにするため)。
 また、Blender向けの設定は全然詰めてないので、方向キーを押してもパイメニューが出ません。


360コントローラは少し大きいというのと、これは有線モデルということもあって取り回しが少し微妙なので、今年の冬に出るという新型TABMATEが少し気になってます。
旧Tab-Mate Controller(白モデル)はボタンが硬くて(押下するために必要な力が大きい)これはこれで指を痛めたのと、ほとんど使っていないのにボタンのクリック感がなくなったりする耐久性の低さが改善されてるとよいですが…。


以下、拍手コメントへの返信になります。
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